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日常から追い出された俺
1
:
名無しさん
:2011/06/28(火) 23:24:46 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
どうも〜。すばると申しますw
ここの掲示板に書くのは初めてです。
ここに今書いているのほかの掲示板で書いたものを貼ったものです^^;
まだまだ途中なのでゆっくり見て行ってください。
人ごみにまぎれながら俺はおもった。
なぜ俺は今倒れているんだろう。
さっきまでは確かに普通に歩いていたはずなのに・・・さっき俺は一人の女の子とぶつかった・・・
そのあと急にこうなってしまった・・・・
「って・・・なんでだよ!!」
叫んだ。人がいることなんか関係なく叫んだ。
この普通極まりない高校2年の進藤真(しんどう まこと)は叫んだ。
この時点で俺は普通ではなくなった。そしてこの一人の女の子と出会った。
「あ、えと・・・ごめんなさい!」
その俺を投げ飛ばした女の子が手を差し伸べてきた。
見た目はなんだかおっとりしたような感じ、髪は長く腰までありそうだ。身長は160cmあるかないかくらいだと思った。
差し伸べられた手をとり俺は立ち上がった。
「なんで投げ飛ばしたんだよ!!!」
耳が張り裂けるような声でまた俺は叫んだ。それを聞いた女の子は泣きそうな声で、
「ご、ごめんなさ〜い」などと言っている。
俺の身長は175cmくらいで髪なんかは茶色なんかに染めているから女の子からしたら結構いかついのであろう。
泣きそうなその女の子をみてあせった僕はとりあえずおちつかせることにした。
「ちょっ、泣くのはよそう!もう叫ばないから!な!だから泣くのはよそう!」
そういうことを何回もいっていると女の子はだんだんおちついてきてくれたのかわからいがだんだん声音も普通になってきたようだ。
「え、と・・・・・・」
「あぁ〜もういいから、大丈夫、叫んで悪かった」
そう言い俺はここから立ち去ろうとしたら、
「ま、待ってください!」
女の子が俺の制服の裾をつかんでいた。
「・・・・何?」
そっけなく言う俺。しかし女の子は何も言わず俺のことつかんだまま下を向いている。
何なんだ?いったいどうしたんだ?俺は自分の脳をフル回転させ考える。
よく見たら女の子の制服は俺と同じ第一桜南(おうなん)高校ということに気づいた。
だけどこんな女の子は俺は見たことがない。見た目は幼いがたぶん同じ学年だ。
「もしかして、転校生?」
そう言うと女の子は急に顔を上げて笑い、大きな声で
「はい!」
とさけんだ。
それからいっしょに登校することになり、とりあえず名前を聞いてみた。
「え〜と、そういや名前何て言うんだ?俺は進藤 真。以後よろしく」
「えと!はい!霧崎 栞です!」
「霧崎なわかった。俺のことは真でいいから」
「あ・・・はい!」
なんだか少し嬉しそうに見える・・・なんでだろうか?
「あと学年は?」
「はい、高校2年です。クラスはたしか・・・2組だったと思います・・・多分・・・」
「あ〜俺とは違うクラスか、俺は3組。暇だったらいつでもこいよ」
そう言って笑ってみせる俺。霧崎はすこし残念そうだった。
自己紹介をしている間に俺達二人は学校についた。今が本格的な夏じゃなくて本当によかったと思う。
この第一桜南高校は長い坂の上にある。これだけはいつかエスカレーターをつけるべきだな。まじで。
「んじゃ着いたから後は職員室にでも行って来い。俺は教室に行くから。じゃな」
これで立ち去ろうと思った・・・しかし!!・・・またつかまってしまった。
「・・・・・職員室までついていこうか?・・・・」
「!!はい!お願いします!」
その後霧崎から放してもらえたのは20分後だった・・・・・・
2
:
すばる
:2011/06/28(火) 23:25:33 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
霧崎から放してもらったあと俺は自分の教室へと向かった。
教室の近くまで来ると教室内からうるさい声がする。たぶんあいつがさわいでいるんだろう・・・
「だーかーらー!絶対違うって!!」
「いや、絶対あってる!!」
そんな声を聞きながら俺は教室の中に入っていった。
「うぃーす。おはよー」
「お!真〜、聞いてくれよ〜。ひかりのやつがさ〜・・・」
「はい!スト〜ップ!真に迷惑かけんな!!ばか悟!!」
まずこの教室の外から聞こえていた声の主は雨宮 悟(あまみや さとる)。
こいつとは長い付き合いで小学校からずっといっしょだ。とにかく人当たりが良く女子からも人気があるというこのうえなく羨ましいやつだ・・・
そしてもう一人、ひかりと呼ばれた女の子、藤堂 ひかり(とうどう ひかり)。
こいつは中学からの付き合いで、最初にしゃべりかけられた時の言葉はまさかの
「邪魔」
・・・・今考えるとすごいむかつく・・・まぁ、今となっては普通の友達である。
性格はすこし・・・ひねくれてはいるが別に気にはしない。
今の高校生活はこいつらとずっとつるんでいる。なかなか楽しい奴らだ。
「あ〜今日となりのクラスに転校生がきたぞ。」
「「「女子か!!??」」」
まさかの男子達のいっせい砲撃・・・まだ耳が痛い・・・
「そ、そうだよ。気になるなら今から職員室にでも行って来い!!」
そう言いまわりにいる奴らをけちらす俺。
・・・・・そして今一瞬廊下を見たら霧崎が走っていくように見えた・・・
「霧崎?・・・」
俺がそう呟くと、悟が同じく見たようで
「ん?転校生か?何走ってるんだ?」
「・・・俺気になるからちょっと見てくる」
「おぅ、いってら〜」
その言葉を聴いて俺は教室を飛び出した。
3
:
すばる
:2011/06/28(火) 23:26:07 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
霧崎が走っていったのは多分屋上だろう。
・・・何しに行ったんだ。といよりなぜ霧崎は屋上に?もうすぐチャイムがなる、・・・あと5分しかない。
屋上についた時、俺は絶句してしまった。
「な!!??」
目の前では霧崎は日本刀のような武器を手にし、そして・・・
「きっ・・・霧崎!!!」
「!?」
霧崎も俺がいることに気づいたらしい。その瞬間霧崎の体が宙に浮いた。
いや実際は吹き飛ばされたのだ。俺の目の前にいる一体の化け物に・・・
そいつの容姿はまるで伝説上のペガサスのようだ。だがペガサスのようにかっこいいものなどではない・・・
色は黒で目は真っ赤な真紅の色、そして角は二本あり耳のかわりについているようにみえる。
「霧崎っ!!」
霧崎はそのまま倒れこみ気をうしなっている。
・・・なんなんだよ、なんなんだよこれ!!
何も思いつかない俺。この状況すら今だに信じられない。
もし俺がまだファンタジーを信じていたらもっとすばやく動けたであろう。
だけど今の俺は成長してファンタジーのような世界はないと決め付けていた・・・
だからこの状況を信じられない。
『お前・・・人間か?』
「!?」
いきなり化け物がしゃべりかけてきた。ありえない。信じられない。怖い・・・・・
こんな感情が俺の体の中をかけめぐった。
『人間なんぞがなぜこの結界に・・・まぁ、いいか』
化け物がニタァと笑う・・・これだけで俺はもう倒れてしまいそうだった。
『そこの女といい・・・今日は変に結界が破られるな・・・』
女と聞いた瞬間、俺は我にかえった。・・・霧崎!
「霧崎!起きろ!」
俺は霧崎に走りより彼女の体をゆする。
「おい!霧崎!」
『さて・・・もう邪魔なだけのお前らは喰ってしまうか・・・』
4
:
すばる
:2011/06/28(火) 23:26:35 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
喰ってしまうと聞いた瞬間俺はすぐさま逃げようと思った。まだ俺だけなら逃げれる・・・
霧崎なんか放っておけ・・・心の中の黒い部分の俺が言ってきた。今ならまだ間に合うかもしれない。
でもそうはしなかった。俺には霧崎を見捨てることなんかできなかった。
「この化け物が!」
焦りと怖さをあらわしながら俺は言った。
『それだけか?』
笑いながら聞いてくる化け物。
俺はどうすれば助かる!?どうしたら霧崎を助けられる!?
頭ではこのことしか考えられなかった。
そして最後に行き着いたのは霧崎が持っていた刀だ。
あれなら・・・もしかしたら・・・
そう思い霧崎が握っていた刀にふれた・・・その時、刀が光り始めた。
「なっ、なんだ!!??」
『・・・・・』
化け物はただ黙り見ている、俺はぼうっとその光をながめていた。
光が消え現れたのは・・・・銃だった。
「刀が銃に変わった!?」
俺は驚きを隠せなかった。
その銃を手に俺は化け物に銃口をむけた。
5
:
すばる
:2011/06/28(火) 23:28:04 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
俺がかざした銃をよく見たら、この銃はイスラエル軍の制式拳銃のデザートイーグルであった。
俺も一応銃なんかに興味があったので少しは知識はあった。
だが俺はこの時焦った。たしかにデザートイーグルは殺傷能力は高いが俺のような訓練をしてない奴があつかえる物ではないからだ。
『・・・』
まだ化け物は黙って俺の手にある銃を見ている。
「おい!化け物とっととかかって来いや!」
挑発なんかしても俺には意味がないことはわかっていたが何もせずにはいられなかった。
『今日はまだ生かしておこう』
そんなこと口し、化け物はあのニタァとした笑みを浮かべ急に消えてしまった・・・
「た、助かったのか?」
「ん、・・・」
「霧崎!」
目が覚めた霧崎の第一声、・・・いや行為には死ぬかと思った。
いきなり俺から銃を奪ったと思いきや銃がまた刀に変わった。
そしてその刀をいきなり振り下ろしてきたのだ。
6
:
すばる
:2011/06/28(火) 23:28:42 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
「!?」
とっさの事で俺は動けなかった。これで俺は死んだ、とこの時おもった。
「っ!やっぱり駄目!」
そう叫んで彼女、霧崎は刀を振り下ろすのをやめた。
「き・・・霧崎・・・なんだったんだよ。あれは・・・」
息を荒くしながら俺は霧崎にたずねた。
「ごめんね。真くん・・・巻き込んじゃって・・・」
そう言う彼女の顔はとても申し訳なさそうな表情をしていた。
キーンコーンカーンコーン・・・・
チャイムがなった・・・今起きた事がたった5分内のことなんて信じられなかった。
「とりあえずチャイムがなったから教室行こっか」
「待てよ!その前にさっきのが何か説明をしろよ!」
「・・・ごめん。あとで嫌でも聞いてもらうから、・・・後で」
そう言い霧崎は走って俺の目の前から消えた。
俺は朝のHRの途中から教室に入り、みんなからの注目をあびた。
席に座ると隣にいた悟が
「どうしたんだよ?なんか顔、真っ青だぞ」
笑いながらそう言ってくる・・・
「・・・っさい」
「え?」
「うるさいんだよ!今はほっとけ!」
俺は悟に対してこの何も教えてくれない霧崎への怒りと何もできなかった俺への不満をぶつけてしまった・・・
教室がどよめく。ひかりが俺の方に視線をむけている。しかし悟は
「・・・何があったかしんねぇけど、いつでも相談しろよ」
・・・悟は怒るどころか俺に対しやさしく接してきた。
そうだ・・・これが悟のいいところなんだ。
「ありがとう、悟」
「いいってことよ」
そして俺は・・・
「悟・・・」
「ん?なんだ?」
「俺今から帰るわ」
「・・・・は?」
「じゃな!あ・・・後お前の自転車借りんな!」
「え・・・いや、ちょ、理由は!?」
その言葉を無視し俺はカバンを持ってまず2組・・・いや霧崎のもとへと走った。
7
:
すばる
:2011/06/28(火) 23:29:26 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
それからすぐ隣のクラスに入り霧崎を見つけた・・・
ち、近づけない!!
周りには2組のやつらがたむろっていた。
「ねぇ、霧崎さんてどこらへんにすんでんの?」
「今度いっしょに遊びに行かない?」
みんなそんなことばかり言っている。
俺はどうしようかと考える・・・その時目の前に男子があらわれた。
「何してんだ?真」
「つる!いいところにきた!」
2組の学級委員長の一坂 鶴人(いちさか つると)がいた。
「つる!後はまかせる!」
「は?」
そう言って俺は2組の教室に飛び込み、
「霧崎!!」
と大きな声を出し霧崎の名前をよんだ。
「!?」
2組の奴ら全員の視線が俺のほうにむけられる。
その一瞬を俺はつき霧崎のカバンと手を握り教室を飛び出した。
8
:
すばる
:2011/06/29(水) 17:56:46 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
「んで、さっきの屋上にいた化け物とか、刀とか、あれなんだったんだ?」
学校を出て悟の自転車をつかって町にくりだしていた。
「あ、あの・・・学校は?」
学校を出る時、ほかの奴らからすごい形相でにらまれていたのを覚えている。さらに今日初登校の霧崎を連れて行くとこまで見られた・・・
明日から学校どうしよう・・・
「そんなことより!なんなんだよあれは?」
「・・・」
また黙ってしまった・・・
「屋上でも教えるって言ったんだから早く言えって」
そう言いながら俺は自転車をこぎ続けた。
霧崎が黙ってる間に俺は目的地へとたどりついた。
「霧崎」
声をかけて彼女をついてこさせる。
着いた場所は一軒の家の前だった。インターホンを押し中から人が出てくるのを待つ。
9
:
すばる
:2011/06/29(水) 19:27:04 HOST:zaq3dc031db.zaq.ne.jp
そして中から人が出てくる。
「何だ〜?こんな時間から・・・こっちはまだ寝てるんだよ」
嫌そうな声をだしながら轟 凛奈(とどろき りんな)はでてきた。
「凛奈さん部屋借りますね」
「ちょ、ちょっと真!学校は?」
「さぼり」
「さぼりって・・・それで?後ろにいるかわいい子は誰なのかな?」
次はにやにやしながら聞いてくる。
「ま、真君・・・この人誰?」
霧崎がびくびくしながら聞いてくる。俺だって今日会ったばっかなんだが・・・
「この人は轟 凛奈さん」
「ども〜」
凛奈さんが緊張感のない声で言ってくる。
「凛奈さん、今からこの部屋貸してくんない?」
「・・・だ、大胆ね真は」
・・・?何を言ってるんだ、この人は。なんか霧崎まで顔が真っ赤だし。
「とりあえず部屋借りるから、出て行ってくれ」
「オッケー、オッケー♪」
すごい楽しそうだな。
「え、えと・・・いいんですか?私なんかで」
何がだ?
「んじゃ3時間ぐらいふらついてくる〜、ゆっくりね〜」
そう言って凛奈さんは家から出て行った。
「んじゃ、話のつづき・・・・何してんの?」
「え?」
霧崎はすこし服を脱ごうとしていた。
「おい・・・話のためにここ借りたんだぞ、とりあえず話してくれ」
そう言うと部屋が静まりかえったようだった・・・
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