[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
動哭の巡礼者と嘘つき道化
1
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 12:06:41 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
初めまして、でしょうか。神音 桜紗(カミネ サシャ)と申します。昔は水音紗月とか神奏琉音とかと名乗っておりました。
この小説は、昔から考えたりしていたお話です。2作目と考えて貰ってよろしいです。
それでは少し注意情報を少し。
††注意情報††
*荒らし、中傷、暴言等、私が不愉快になる言葉や見た人が不愉快になる言葉はおやめ下さい*
*今回の語り手は私ではなく、主人公の男の子にやって貰いますね、自分が語りで無いものを練習したいこともありますから*
*ハッキリ言って駄文です。誤字脱字ありまくります*
*これでも小説は結構読んでいますので、知識はありますが本当に駄文です。宜しくお願いします*
*文や題名、人名や人柄等、似ている小説(オリジナルも含む)があれば、お申し付けして貰っても構いませんが決して真似をする、と言う事はありません*
*文章中に、* * * * * と書く事もあり、その下から話が少し変わる事もあります。それはこの小説の謎を解き明かす"鍵"になると思います。終わる時も始まりと同じ風に終わります*
*和名も和名以外の名前も沢山出てきます。あとイタリア語、ドイツ語、英語など、色々出て来ると思います*
*感想やアドバイスはもちろんお待ちしております!!*
以上、ですね。少し分かり憎い所もあると思いますが、宜しくお願いします。
また、「巡礼者」は本当は「じゅんれいしゃ」と読みますが「パルミエーレ」と読んで、道化は「どうか」と読みますが「ピエロ」と読んで下さい。
それでは、宜しくお願いします
2
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 14:27:48 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
††追加注意††
*様々な文学作品(人間失格など...)が出て来ますが、それも鍵となる作品となります*
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
様々な土地を巡礼者のように歩き周り、自分は道化を演じる事が上手くなってきたような気がしました。
しかし、それと同時に"恥"という言葉が自分の心に宿りました。
自分は周りの人間と違い、可笑しい人間なのだ。そう言われないように周りの人間に合わせる事だけを考えて来たのです。
君は自分に言いました。君は優しい子だね、と。しかしそんな言葉、自分はちっとも、これっぽっちも嬉しくなかったのです。逆に死にたくなるような悲しみに襲われるのでした。
自分は昔から、そう言う体質にありました。
3
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 16:38:53 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
>>2
ミスりました>< 追加注意事項だけ見ておいて下さい。それといきなり題名変更です。「「「「神に臨まれし作家(ロマンシェ)」」」でお願い致します。それでは再スタートです!
______________________________________________________________________________
亡くなる前、琉音(ルオン)君は私に可愛いすみれ色のハートの形をした小さな小瓶をくれました。そして中には、サラサラとした綺麗な銀色の粉がキラリと光っていました。
……眠りの粉だよ、と琉音君は私の目をジッと見つめて言いました。
痛みも悲しみも絶望も無く、ゆっくりと眠ることが出来ると琉音君は説明しました。
私が飲んでも、他の人に飲ませても、それは私の自由だと。
小瓶に入った眠りの粉を、私は鍵付きの宝石箱に入れ、時折眺めるようにして取り出します。
この小瓶さえあれば、私の運命は変わるのでしょうか?
今、私の掌中にある、この心臓(ハート)は一体誰のものでしょうか?
私? あの人? カナちゃん?
ねぇ、カナちゃん。私には書きたい物語があるのよ。
それは大地をさ迷う民の上に降り注ぐ天の糧(マナ)のように白くて清らかで透明化なお話よ。
ねぇ、カナちゃん。いつかそんなお話を書いてみたいわね。
そうしたらカナちゃん。
私は告白すべき事を全て告白し、カナちゃんに許しを貰って勇気を持ち、狭き門をくぐる事が出来るでしょうか?
4
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 16:58:53 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
--プロローグ*自己紹介の代わりである回想・あの日、彼女が最後に願った事、呟いた事--
天才覆面美少女作家。そう呼ばれて引きこもり、高校生になっても過去を引きずる僕を見ても僕を信用し優しく微笑みかけてくれる人はいなかった。けれど、そんな僕を見てやっと、
「神様は人を一人にはさせないものよ」
と、姉のような口調でそう告げた人がいた。
黒髪で長い三つ編みを腰まで伸ばし、見た目は古風な"文学少女"。なのに強引で迷惑で放課後になると部活と時間だと呼びにくる。
そんな先輩が、僕は始め苦手だった。
だけど、どれだけ無視してもそっぽを向いても笑顔で話しかけてくる、嫌みを言っても次の日にはニコニコとした笑顔で向かえにくる。
「部活の時間よ、月葉くん!」
と教室に現れるのであった。
そんな強引迷惑少女の先輩が、木の上に登っている所を発見した。この聖夜学園(セイヤガクエン)には、木の枝に、誰にも見られずリボンを結ぶと願いが叶うと言う乙女チックな伝統を信じ、実践しているようだった。
制服のターコイズブルーのリボンを結ぼうとしたが、滑り落ちかけた瞬間、僕の顔を見て真っ赤になっていた。
「と、友達に頼まれてね、鳥の雛にご飯を上げていたのよ」
そんな子供っぽすぎる言い訳をして。
一体彼女は、あのターコイズブルーのリボンにどんな願いを込めようとしたのだろう。彼女は何者なのだろう。
原稿用紙に向かう僕の隣で、何時も優しく眼差しで微笑みを僕に向けながら、何を思っていたのだろう。
あの日、"文学少女"は何を願ったのだろう。
5
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 17:06:50 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
さようなら。ずっとずっと大好きだったあなた。
最愛の人に、そんな言葉で別れを告げた女性がいた。
愛しているのならば、何故一緒にいられなかったのだろうか?
握り締めた手を、あんな風に優しく振りほどかなければなかったのだろうか?
絶望の眼差しで見つめる彼に、背中を向けて、何故一人で狭き門へ進んで一旦のか。
広々とした明るい道を二人で手を握り合って、並んで歩んでいけなかったのだろうか。
十七歳の僕にとっては、彼女の言葉はかなり理不尽であり、哀しくって、納得出来なかった。
さようなら。
同じ頃、僕を導いてくれたあの人も、清らかな白い花びらの中、澄んだ瞳で僕をみつめていた。
さようなら。
思い返せるのは、夕暮れのオレンジ色の夕日の中に輝く暖かい微笑み。
さようなら。
あなたは私の、なにより大切な人でした。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板