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動哭の巡礼者と嘘つき道化
2
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 14:27:48 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
††追加注意††
*様々な文学作品(人間失格など...)が出て来ますが、それも鍵となる作品となります*
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
様々な土地を巡礼者のように歩き周り、自分は道化を演じる事が上手くなってきたような気がしました。
しかし、それと同時に"恥"という言葉が自分の心に宿りました。
自分は周りの人間と違い、可笑しい人間なのだ。そう言われないように周りの人間に合わせる事だけを考えて来たのです。
君は自分に言いました。君は優しい子だね、と。しかしそんな言葉、自分はちっとも、これっぽっちも嬉しくなかったのです。逆に死にたくなるような悲しみに襲われるのでした。
自分は昔から、そう言う体質にありました。
3
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 16:38:53 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
>>2
ミスりました>< 追加注意事項だけ見ておいて下さい。それといきなり題名変更です。「「「「神に臨まれし作家(ロマンシェ)」」」でお願い致します。それでは再スタートです!
______________________________________________________________________________
亡くなる前、琉音(ルオン)君は私に可愛いすみれ色のハートの形をした小さな小瓶をくれました。そして中には、サラサラとした綺麗な銀色の粉がキラリと光っていました。
……眠りの粉だよ、と琉音君は私の目をジッと見つめて言いました。
痛みも悲しみも絶望も無く、ゆっくりと眠ることが出来ると琉音君は説明しました。
私が飲んでも、他の人に飲ませても、それは私の自由だと。
小瓶に入った眠りの粉を、私は鍵付きの宝石箱に入れ、時折眺めるようにして取り出します。
この小瓶さえあれば、私の運命は変わるのでしょうか?
今、私の掌中にある、この心臓(ハート)は一体誰のものでしょうか?
私? あの人? カナちゃん?
ねぇ、カナちゃん。私には書きたい物語があるのよ。
それは大地をさ迷う民の上に降り注ぐ天の糧(マナ)のように白くて清らかで透明化なお話よ。
ねぇ、カナちゃん。いつかそんなお話を書いてみたいわね。
そうしたらカナちゃん。
私は告白すべき事を全て告白し、カナちゃんに許しを貰って勇気を持ち、狭き門をくぐる事が出来るでしょうか?
4
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 16:58:53 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
--プロローグ*自己紹介の代わりである回想・あの日、彼女が最後に願った事、呟いた事--
天才覆面美少女作家。そう呼ばれて引きこもり、高校生になっても過去を引きずる僕を見ても僕を信用し優しく微笑みかけてくれる人はいなかった。けれど、そんな僕を見てやっと、
「神様は人を一人にはさせないものよ」
と、姉のような口調でそう告げた人がいた。
黒髪で長い三つ編みを腰まで伸ばし、見た目は古風な"文学少女"。なのに強引で迷惑で放課後になると部活と時間だと呼びにくる。
そんな先輩が、僕は始め苦手だった。
だけど、どれだけ無視してもそっぽを向いても笑顔で話しかけてくる、嫌みを言っても次の日にはニコニコとした笑顔で向かえにくる。
「部活の時間よ、月葉くん!」
と教室に現れるのであった。
そんな強引迷惑少女の先輩が、木の上に登っている所を発見した。この聖夜学園(セイヤガクエン)には、木の枝に、誰にも見られずリボンを結ぶと願いが叶うと言う乙女チックな伝統を信じ、実践しているようだった。
制服のターコイズブルーのリボンを結ぼうとしたが、滑り落ちかけた瞬間、僕の顔を見て真っ赤になっていた。
「と、友達に頼まれてね、鳥の雛にご飯を上げていたのよ」
そんな子供っぽすぎる言い訳をして。
一体彼女は、あのターコイズブルーのリボンにどんな願いを込めようとしたのだろう。彼女は何者なのだろう。
原稿用紙に向かう僕の隣で、何時も優しく眼差しで微笑みを僕に向けながら、何を思っていたのだろう。
あの日、"文学少女"は何を願ったのだろう。
5
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神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/03(火) 17:06:50 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
さようなら。ずっとずっと大好きだったあなた。
最愛の人に、そんな言葉で別れを告げた女性がいた。
愛しているのならば、何故一緒にいられなかったのだろうか?
握り締めた手を、あんな風に優しく振りほどかなければなかったのだろうか?
絶望の眼差しで見つめる彼に、背中を向けて、何故一人で狭き門へ進んで一旦のか。
広々とした明るい道を二人で手を握り合って、並んで歩んでいけなかったのだろうか。
十七歳の僕にとっては、彼女の言葉はかなり理不尽であり、哀しくって、納得出来なかった。
さようなら。
同じ頃、僕を導いてくれたあの人も、清らかな白い花びらの中、澄んだ瞳で僕をみつめていた。
さようなら。
思い返せるのは、夕暮れのオレンジ色の夕日の中に輝く暖かい微笑み。
さようなら。
あなたは私の、なにより大切な人でした。
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