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人にやどる“悪魔”--七つの罪--
1
:
神奏 琉音
◆ptZpvaYoVY
:2011/04/05(火) 15:46:54 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
初めまして。もしくは今日は、今晩は。何時も似たような挨拶で登場してしまう、神奏 琉音(カミカナ ルオン)です。
今回は珍三作目、ですよね、多分((
いきなりアイディアが思い付いたので投稿させて頂きました。次からはアイディアが浮かんでもスレ立てはしないかも知れません。何せ更新しなきゃならない小説が一杯ありますし。
では始めに、ちょっと注意事項を。
※注意事項※
*グロ表現が苦手な方はUターンをオススメします。流血表現が何かと多いかと思います*
*現実では有り得ないような、魔術師、超能力者、吸血鬼、死神等、ありますのでそう言うもの(非現実的)なものが苦手な方もUターンをオススメします*
*更新は非常に遅いかと思われます。亀並みです。何せ僕にもテストとか受験勉強とか様々な事がありますのでご了承下さい*
*この小説の物語(ストーリー)は全てオリジナルです。他の小説等、それに他の作者様からは決してパクッたりはしておりません。似た作品があれば趣味、思考が同じだとお考え下さるよう、お願い致します*
*誤字脱字がかなり目立つと思います。僕も気付き次第訂正させて貰いますが、ご了承下さい*
*駄作であり駄文です。その辺りも宜しくお願い致します*
*中傷や暴言、チェンメ等の書き込みはやめて下さい*
*感想やアドバイスはどしどしお待ちしております!!*
以上、上記の注意事項を読んで、OK、と言う方は読んで頂けるとありがたいと心から思います。
では、駄文ですが宜しくお願い致します。
2
:
神奏 琉音
◆ptZpvaYoVY
:2011/04/05(火) 16:47:29 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
--序章・三つの国--
「アレン!!アレンはいるの?」
金髪を腰より5cm程度短くし、薄黒色の蝶の髪飾りを付け、両目明るい、ライトブルーの瞳をして、黒いリボンの付いた薄オレンジ色のドレスを見にまとった少女、エルシィ=ローマリィは人の名前を叫ぶ。
金髪と琥珀色の髪をした者が多いこの国、ルシフェーヌ、もしくは琥珀の国、の王女、その人こそがエルシィ=ローマリィなのである。
エルシィは辺りを見回して「アレン!! アレンはおらぬか!!」と叫ぶ。
そうしている内に、金髪をオレンジ色のリボンで後ろで一つにまとめていて、両目ライトブルー、もしくは普通の青、と言った曖昧な瞳をし、白いYシャツに白いネクタイ、上から黄色のジャケットを着込み、薄黄色のズボンをはいた、エルシィそっくりの少年がエルシィの前に現れる。この少年こそが、アレン=レスティールである。アレンは何事だ、と言うように首を傾げる。
「アレンっ!!どういう事なの!? 私の女王に就任するのは二十歳からよ!!今日は私の十五歳の誕生日パーティーよ!?」
エルシィはかなり怒っていた。もともと女王だったエルシィの亡き母、エルス=ローマリィも二十歳で女王に就任した。その事からエルシィ本人の希望で、エルシィも二十歳になるまでは“女王”ではなく“王女”として扱われているのだ。
アレンは戸惑ったような表情をして「エ、エルシィ様、落ち着いて下さい。エルシィ様のご希望も分かりかねますが……」と理由を淡々と説明して行こうとする。しかしエルシィにはそんな物通用しずに「今すぐ取り消しなさい。召使であろうものが、私の運命を勝手に決めるなど……有り得ない事だわ」とだけ言い残し、スタスタと自分の部屋へ入って行く。
この王宮には召使やメイドが大勢いる。しかし、いなくなる人数の方が多い。
王女に逆らった者、意見を申し出た者、怒らせた者等、王女が気に食わなかったら、すぐに処刑され、断頭台に立たされるのだ。
ルシフェーヌ国の食料問題はかなり大変である。食料は少なく国民達も大変な生活をしている。しかし王女だけは違う。王宮の食料倉庫に国民から奪った食料を蓄え、自分一人で食べているのだ。
そう言うせいか、自己中心的、自分の事しか考えていないエルシィ。
アレンは困ったたような表情でため息を付き、ゆっくりと歩いて行く。
向かう先は、王女が女王就任を決定した、クリスティ=ルチースノーの場所である。
ドアを静かに開ければ、琥珀色の髪を肩までのショートカットにしてライトグリーンの瞳をし、薄琥珀色のリボンに白いYシャツ、黄色のロングスカートをはいたクリスティが花を生けていた。
「クリスティ殿。王女様が……エルシィ様が女王就任に反対しました。このままじゃ、僕達は処刑ですよ!!」
焦っているアレンを見てため息を付き、やっぱり、と言うような表情をするクリスティ。アレンはどうしよう、という表情。
シン、と静まり返った部屋にバンッ、と勢い良くドアが開かれる。鮮やかな金髪とライトブルーの瞳を持った、王女、エルシィである。
「私は嫌よ!! お母様みたいに二十歳にならないと就任しないわ」
「っ、しかしエルシィ様。これでは国が……」
「クリスティ殿!!駄目です!! ………分かりました、エルシィ様。今回の件は女王就任しない、で宜しいですね?」
「ええ、良いわ。それで良いの」
満足そうにクスリと小さく笑い「……アレン、貴方に理解が早い人で良かったわね」と言った。
クリスティには色々と文句をいわれ、アレンはため息を付きながら自室ふ戻ろうとする。
「よ、アレン君。お疲れのようだね?」
薄紫色の髪を太ももまで伸ばし、軽くウェーブの掛かった髪。右目赤色、左目金色のオッドアイの瞳。黒い長袖ワンピースに薄灰色の丈の長いコートを着ている。アレン同様、エルシィに仕えている、アレンにとって同僚と言って良い少女、ルリシス=ロイッチェストである。
ルリシスは国民達に評判の魔術師、または魔法が使える、と言う感じだろうか。
「ルリシス……。ホントだよ。…、あ、クレイシスも元気?」
クレイシスと呼ばれた少女、クレイシス=エルリッチェ。澄んだ緑髪を首より6cm程度短い男子同様の髪型。エメラルドグリーンの瞳は鮮やかに輝いて見える。服装はルリシス同様だが、黒いワンピースは半袖、と言う事が特徴的である。クレイシスは何もしゃべらず、ただ静かにコクリと縦に頷くだけであった。
「そっれにしても、エルシィ王女も良くやるわよねぇ? あ、今日6時から使用人室集合だって」
伝言だけ残し、ヒラヒラと手を振る、ルリシス。クレイシスはただ無表情にアレンを見ていた。
3
:
神奏 琉音
◆ptZpvaYoVY
:2011/04/06(水) 13:34:41 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
七月七日。王女の誕生日パーティーが午後七時からスタートする。現在は、午後四時を少し過ぎた所だ。使用人集会もまだ先の時間である。
ルリシスとクレイシスは用事がある、と言う適当な理由を作って王宮を抜け出し、馬車を使い王宮の近くにある森、通称“迷いの森”を通っている。
ガタガタと言う音を立てながら馬車は迷いの森を抜け、ルシフェーヌの隣の国、隣国であるシェルニアに到着する。馬車を降りるルリシスとクレイシスを待っていたかのように鮮やかな赤髪を肩あたりで一つに結び、腰より5cm程度長くしていて、右目白色、左目黄色のオッドアイの瞳を持った少年、クリース=バクトリースが出迎えをする。ルリシスは疲れたようにため息を付いた後「アリスの所へ……シェルニアの首都、サイハテに連れて行って頂戴」と命令を下す。クリースが静かに頷けばゆっくりと歩き出す。
シェルニアの首都、サイハテには緑髪の人物が多く集まり、緑髪を持った者をルシェ人、その他の者をシェア人と言う。シェア人はルシェ人に差別をされ続けていると聞く。
シェルニアの王宮につけば、シェルニアの王であるベリザリオ=アルファーノがお出迎えをしている。緑髪を肩より5cm程度短くし、赤目をしていて王族用の服装をしているベリザリオ=アルファーノ。ベリザリオを小さくニコリと笑い「元気そうだね、ルリ、クレイ」と言う。ルリと言うのはルリシスの、クレイと言うのはクレイシスのあだ名である。どちらもベリザリオが勝手に付けた名である。ルリシスはにっこりとわざとらしく上品に微笑み「ベリザリオ=アルファーノ様もお元気そうで、残念ですわよ」とフン、と鼻で笑い言う。ベリザリオは苦笑し「まだ私は二十歳、死ねないさ。…どれだけルリとクレイの名が嫌なんだ」とかなーり深くため息を吐く。
ルリシスは興味ないとでも言いたそうな表情で「私達はルシフェーヌの使用人。シェルニアにはそんなに長く滞在したくないの。早くアリスを呼んで頂戴」と嘘っぽく笑い言う。
「あ!ルリシス様、クレイシス!!」
嬉しそうに笑顔を向ける少女、それがアリスと呼ばれた少女、アリス=クロッチェッシュである。澄んだ緑髪を高い位置でツインテールにして腰より3cm程度長くのばしている。両目ライトグリーンの瞳をし、緑ベースの使用人用の服を着ている。アリスはとびきり嬉しそうな顔をしてクレイシスに抱きついた。
4
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/02(月) 18:16:24 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
「ちょっ……と、アリス。邪魔」
静かな声でクレイシスは言うが、アリスは離れようとしない。ルリシスはため息を付いて「アリス、離れなさい。今日は用件があってきなのよ」と静かに言えば、アリスは渋々、と言ったようにクレイシスから離れた。
「それで、何?要件って」
「あのね……」
ルリシスとクレイシスはルシフェーヌの王宮へ戻っていった。
クレイシスとルリシスがいなくなってからも、アリスの耳にはルリシスの言った言葉が響いていた。
----もうすぐ、シェルニア、そしてルシフェーヌ、両国はきっと……崩壊するわ。
耳に響いたその言葉は、未だにアリスの嗜好を悩ませていた。
緑髪を揺らしながらシェルニアの王宮へと戻って行く。
大きなお城の東側には小さな塔が立っている。その塔には、ルシフェーヌにもシェルニアにも、もう一つの国、青髪が揃っている、マーシェン、全ての国に東側に塔が立っている。
シェルニアの塔には、食料品が備えられている。
その塔のドアを静かに開け、食料品を取り出して場所に詰めている人----、シェルニア王国の王子、ベリザリオはアリスを見つけるとニッコリと微笑み「やぁ、アリス。確か君は歌が上手だったね。今度一ヶ月に一度の披露宴があるんだが、一度歌ってみないかい?」とニコリと相変わらず笑みを浮かべながら言う。
「ええ、大好き、ですけれど……私のような使用人が……」
「良いんだよ、私が許可するからね」
「ベリザリオ様が宜しいのなら……」
アリスは微笑むと、ベリザリオは嬉しそうに笑い去って行った。荷物を積んだ場所は隣国のルシフェーヌ方面へ走って行っていた。
「エルシィ様。準備の方宜しいでしょうか?」
ルシフェーヌの王宮の王女専用室。アレンはドアのノックをして、部屋の中にいるエルシィに問いかけた。
「うむ。大丈夫」
そう言えばカチャリ、とドアが開きドレス姿のエルシィが現れる。
黄色とオレンジ基調の鮮やかなドレスであった
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