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人にやどる“悪魔”--七つの罪--
4
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/02(月) 18:16:24 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
「ちょっ……と、アリス。邪魔」
静かな声でクレイシスは言うが、アリスは離れようとしない。ルリシスはため息を付いて「アリス、離れなさい。今日は用件があってきなのよ」と静かに言えば、アリスは渋々、と言ったようにクレイシスから離れた。
「それで、何?要件って」
「あのね……」
ルリシスとクレイシスはルシフェーヌの王宮へ戻っていった。
クレイシスとルリシスがいなくなってからも、アリスの耳にはルリシスの言った言葉が響いていた。
----もうすぐ、シェルニア、そしてルシフェーヌ、両国はきっと……崩壊するわ。
耳に響いたその言葉は、未だにアリスの嗜好を悩ませていた。
緑髪を揺らしながらシェルニアの王宮へと戻って行く。
大きなお城の東側には小さな塔が立っている。その塔には、ルシフェーヌにもシェルニアにも、もう一つの国、青髪が揃っている、マーシェン、全ての国に東側に塔が立っている。
シェルニアの塔には、食料品が備えられている。
その塔のドアを静かに開け、食料品を取り出して場所に詰めている人----、シェルニア王国の王子、ベリザリオはアリスを見つけるとニッコリと微笑み「やぁ、アリス。確か君は歌が上手だったね。今度一ヶ月に一度の披露宴があるんだが、一度歌ってみないかい?」とニコリと相変わらず笑みを浮かべながら言う。
「ええ、大好き、ですけれど……私のような使用人が……」
「良いんだよ、私が許可するからね」
「ベリザリオ様が宜しいのなら……」
アリスは微笑むと、ベリザリオは嬉しそうに笑い去って行った。荷物を積んだ場所は隣国のルシフェーヌ方面へ走って行っていた。
「エルシィ様。準備の方宜しいでしょうか?」
ルシフェーヌの王宮の王女専用室。アレンはドアのノックをして、部屋の中にいるエルシィに問いかけた。
「うむ。大丈夫」
そう言えばカチャリ、とドアが開きドレス姿のエルシィが現れる。
黄色とオレンジ基調の鮮やかなドレスであった
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