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日本大陸を考察・ネタスレ その153

1名無しさん:2019/08/02(金) 15:09:48 HOST:KD182251115244.au-net.ne.jp
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。

投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。


【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
 気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
 すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

79クー&ミー:2019/08/07(水) 10:08:21 HOST:sp49-98-53-96.mse.spmode.ne.jp
さて、ポルシェ博士がどんな戦車を考えたのか楽しみだ。

>>78
米海軍はミッチェル率いる米空軍に多数の艦艇を(予算の時点で)沈められたからね。
仕方ない。
空軍が保有する陸攻に期待しましょう。

80透過の人:2019/08/07(水) 14:07:02 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>78
>担当海域的に逆
アメリカ海軍「うちは基本沿岸海軍なんだからしょうがない」
>ネタ潰し
いえいえ、お気になさらずむしろ考えることは同じなんだと安心しました。
考えてみればカリブ海植民地への攻撃はフロリダ沿岸都市とルイジアナが割譲されてるので、
そこから下手に戦力引き抜けないしで、もしかしたら散発的な砲撃や爆撃だけなるかもしれません。
>>79
>戦車
一応、今考えてるのはポルシェティーガーを普通の駆動方式にして、砲をフランス製90mmに変えた重戦車でしょうか
もちろん、ポルシェ博士は不満たらたらで、マウスもどきの開発に手を出しますが

ちなみに相手はパンターと言う名のT-34とレーヴェという名のIS2(ともに砲はドイツ仕様)ですかね?
そういえば、ドイツ帝国の戦車を表す名称はLKでいいんでしたっけ?

81トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 18:51:08 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
これは…ディーゼルorガソリンエンジンvs電気駆動の戦いなのでは?

(厳密にいえばポルシェの電気モーターもガソリン燃やして動かしているのは内緒)

82クー&ミー:2019/08/07(水) 19:22:01 HOST:sp49-106-207-242.msf.spmode.ne.jp
倉崎翁「ポルシェ博士をうちの会社に引き抜いて良いかね?」
夢幻会「えっ」

83700:2019/08/07(水) 19:56:44 HOST:KD119105029058.ppp-bb.dion.ne.jp
>>81
というか変速機として電気モーターを使うか、機械式を使うかですね。
最近の艦船で導入され始めている統合電気推進の戦車版ですし。
#ポルシェティーガーは電力を扱いきれずに配線から火を噴きましたが。

84トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 20:01:25 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>83
こっちの世界のポルシェ戦車はあそこら辺上手くいっているのでしょうかねw

確か史実だとモーター自身も馬力不足だったり、耐え切れず壊れていたような。

85700:2019/08/07(水) 20:28:12 HOST:KD119105029058.ppp-bb.dion.ne.jp
>>84
必要とされる能力が当時のドイツの電気工業力の限界を越えた所にあったんでしょうね。
元々ポルシェ博士が電気駆動に拘ったのは機械式変速機の不具合対策にあったわけで、工業力的にはドイツが決して列強トップではないことが判ります。
#その点モータリゼーションを極め、戦艦にターボエレクトリック機関を搭載するアメリカの工業力は別格です。

また当時の反対意見の一つとしてモーターや配線による銅の使用量が多いことが問題視されていましたが、こちらのドイツもあまり事情は変わらないはずです。
#近場の銅鉱石埋蔵国ってポーランドぐらいではないかと。

86トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 20:49:59 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
近場の銅産出国ですとポーランド以外ならスペイン、ポルトガル、トルコ、スウェーデン。
そして大概何でもあるロシアなんかが銅産出の世界ランキングで30位以内に入っていますな。

仏墺ならば英国との関係も悪くないようなので、オーストラリア、カナダ、南アフリカなどから銅を輸入する手もあります。

87透過の人:2019/08/07(水) 21:30:40 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>86
日墨世界だと
ポーランド、スウェーデンは中立、
スペイン、ポルトガルは連合(スペインはプリモ・デ・リベーラ内閣時にフランスの援助を受けたため、ポルトガルは英葡永久同盟により)
ロシアはドイツの同盟国ですね。

88トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 21:41:57 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>87
そうなると連合側は主に英国陣営とスペイン、ポルトガルから。

同盟陣営はロシアから。

そしれ両陣営とも中立であるポーランドとスウェーデンからの輸入といった感じですかね。

89クー&ミー:2019/08/07(水) 23:24:34 HOST:sp49-106-207-242.msf.spmode.ne.jp
英仏陣営の方は、メキシコからの輸入も行けそうですね。
メキシコも北米西海岸の銅山を持っていますし。

ちなみに、日本大陸の神岡鉱山は世界最大規模の亜鉛鉱山となっている模様。
結果、埋蔵量も世界最大規模に。

90透過の人:2019/08/07(水) 23:50:51 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>88
ええ、そんな感じでしょうね。
>>89
なるほど、日墨からの輸入ですか


あと、多分日墨版トーチ作戦はなくなりそうです。
おそらく、独仏共にアフリカ植民地の維持を目的とするでしょうし
主戦場は欧州、大西洋、カリブ海あたりでしょうか

91トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 23:58:36 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
大西洋の戦闘は決戦以外は両陣営ともかなり慎重な戦いになりそうですね。特に通商破壊に関して。

なんせ下手に無差別攻撃すると日墨の参戦を呼び込みかねませんからねぇ。

92透過の人:2019/08/08(木) 00:15:02 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>91
ただ、書いていて思ったのですが、これだけ戦場が限定されて世界大戦と言えるのか?という疑問が…
まあ、そのうちアメリカンボーイズの死にすぎに耐えきれなくなったアメリカが暴走しそうですが

93名無しさん:2019/08/08(木) 00:19:30 HOST:i58-94-207-158.s42.a038.ap.plala.or.jp
そういやこの世界だとパナマ運河の代わりになってるテワンテペク運河だけどどれくらいの規模になってるんですかね?
19世紀末の技術で可能どうかわからないけど今のパナマ第3運河レベルのものを造れれば戦艦や空母の大きさをあまり気にしなくて済むけど

94トゥ!ヘァ!:2019/08/08(木) 00:26:02 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>92
一次大戦とて戦場はアジアとインド洋の一部以外は専ら北アフリカと欧州でしたし、問題ないのでは?

そういや日墨世界だとアジアとインド洋あたりってアメリカとドイツはどうしてましたっけ?
植民地や友好国への駐留部隊とかありましたっけ。

95透過の人:2019/08/08(木) 00:28:40 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>93
基本的な大きさは技術的限界もありますし、そう変わらないかと
ただ、拡張工事自体は1920年代にはしてると思います。

96クー&ミー:2019/08/08(木) 00:33:12 HOST:sp49-106-207-242.msf.spmode.ne.jp
まぁ、世界大戦から欧州大戦(?)に変えればセーフ…

97透過の人:2019/08/08(木) 00:34:08 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
途中送信してしまいました。
>>94
アジアに関しては中国沿岸が国際管理地域なので少しは駐屯してるでしょうが、すぐに降伏するでしょうね。
インド洋だと、独領東アフリカから艦隊出すぐらいしかないですね。

そういえば、リベリアもどうなってるんだろう?

98透過の人:2019/08/08(木) 00:35:15 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>96
WW1の時に第一次世界大戦って書いちゃったので…

99トゥ!ヘァ!:2019/08/08(木) 00:40:47 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>97
なら後はロシアが中国領土に向けて侵攻するかどうかくらいでしょうか。

まあ東アフリカ艦隊がインド洋で多少暴れる程度なら十分世界大戦かと。
(アジアは欧州基準で世界に含まれないのでノーカン)

100クー&ミー:2019/08/08(木) 00:49:22 HOST:sp49-106-207-242.msf.spmode.ne.jp
ちょっと資源(銅)の話題になったので

日本大陸が世界に誇れる(世界を経済的に泣かす)鉱山四天王を考えてみた。
自分の独断と偏見で決めたので異論は認める。

菱刈鉱山…金、銀
石見銀山…銀
豊羽鉱山…インジウム、亜鉛、銀、鉛
神岡鉱山…亜鉛、銀、鉛

四天王から五傑にした場合の候補
自分の(ry
佐渡金山……金、銀
市之川鉱山…アンチモン
喜和田鉱山…タングステン

銅山も資源量は豊富なものの、20世紀前半まではともかく現代の消費量を鑑みると若干厳しいか…。


てか、日本の金鉱山を調べていた流れで南アフリカの金鉱の情報を見たんだが、ウィットウォーターズランドの金鉱床は化け物か(汗)
49400tの金を産出して、未だ38000tの金が埋蔵されているとか…。

まぁ、だからこそ英国はボーア戦争を仕掛けたんだろうけど。

102透過の人:2019/08/08(木) 10:05:50 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート
1941年ドイツではヴィルヘルム2世が崩御し、ヴィルヘルム3世が新たな皇帝となった。
一方、アメリカではその前年の1940年にヒューイ・ロングが大統領となっていた。
この2国に対して警戒を強めていたイギリスではチャーチルが首相に就任した。
こうして、第二次世界大戦への準備は着々と進みつつあった。
当時の軍備状況としては海軍では20インチ搭載艦であるインコンパラブル級を擁するイギリスが日本と並び最強と考えていたが、
ドイツはこれに対抗するべく、空母6隻を主力とする機動部隊を編成したほか、エレクトロボートをはじめとする潜水艦戦力も侮れなかった。
アメリカでは少数の艦でイギリス海軍に対抗すべく重雷装艦の整備やロケット魚雷の開発が行われていた。
また、新型航空巡洋艦の名目で事実上の装甲空母の開発も進められていた。(注
陸ではアメリカ軍の強さは未知数だったが、なんと言ってもドイツ軍は脅威だった。
ドイツは自らの勢力圏であるロシアから人材を引き抜くと、それを自らの為に利用したのだった。
後にパンター、レーヴェと呼ばれる戦車がそれだった。アメリカではドイツ人技師からの指導により新型戦車が作られる事になる。
対する連合国側はフランスとオーストリアの共同開発で生まれた新戦車に加え、イギリスのmk-5巡航戦車カヴェナンター(注2)などもいた。
空では英独ともジェット機が初飛行していたが、実践化には程遠いと思われていた。(注4
そのため、主力はスピットファイアやホーカー・トーネード、フランスとオーストリアではドヴォアチンD550bis、
ドイツではハインケル博士が設計したアルバトロスD21(注4)や新進気鋭のフォッケウルフ社製の試作戦闘機、ロシアではカルトヴェリが設計したKrt-2(注4)など、レシプロ機が主力だった。

このような状況で各国は2度目の世界大戦を戦う事になる。

注1 巡洋艦名目で押し通すため魚雷発射管なども装備したためトップヘビーだった。
注2 史実のものとは違いネイピアライオンエンジンを搭載したクロムウェル相当。
注3 史実He-100相当
注4 史実P-43相当

103透過の人:2019/08/08(木) 10:07:02 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。誤投稿については削除要請出します。

104クー&ミー:2019/08/08(木) 12:24:58 HOST:sp49-98-66-202.mse.spmode.ne.jp
乙です。

105クー&ミー:2019/08/08(木) 12:37:12 HOST:sp49-98-66-202.mse.spmode.ne.jp
トップヘビーの空母…。
被弾場所次第だと一撃でやられそうなフラグが()
まぁ、開戦時には外せるものは外して軽くしないと…

He-100って生産性と整備性が微妙な高速機でしたっけ?

106名無しさん:2019/08/08(木) 13:25:25 HOST:i118-17-250-174.s42.a038.ap.plala.or.jp
まぁ空母の多くは程度の差こそあれトップヘビーだから…
ただ魚雷発射管はほんとにデッドウェイトにしかならないからまだ限定的ながら
対空射撃も可能な6〜8インチ級の主砲を積んだ方がいいんじゃないかな?

107ハニワ一号:2019/08/08(木) 13:31:56 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
各国とも戦争準備を整えていますなあ。
先に動くのはどの国になる事やら。

>>100
なぜ誕生したのかの理由づけができれば日本大陸にもウィットウォーターズランド並みの金鉱床が存在している可能性がありそう。

108700:2019/08/08(木) 13:50:44 HOST:KD119105029058.ppp-bb.dion.ne.jp
>>107
南アのダイアモンドと金鉱床は隕石の落下による地殻の溶解と攪拌が原因では無かったですか?
いわゆるフレデフォート・ドームです。
一方日本の菱刈鉱床は深所からのマグマの隆起であったかと。

109New:2019/08/08(木) 17:38:28 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙装甲空母(火薬庫)な感じだな(汗)

110ハニワ一号:2019/08/08(木) 17:49:40 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
>>108
流石に数十億年前の日本大陸に巨大隕石墜落は地球の自然環境の影響などの面でとんでもなくヤバい気がしますな・・・。

111トゥ!ヘァ!:2019/08/08(木) 18:36:44 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

両陣営とも着実に兵器の開発と製造が進んでいますね。

てかもうジェット機出てきているのかw

112クー&ミー:2019/08/08(木) 18:47:07 HOST:sp1-75-228-241.msc.spmode.ne.jp
>>110
まぁ、現時点の日本大陸でも全体で29000tの金が埋蔵されていますから贅沢は言えませんね(苦笑)
そのうち、約12000tが菱刈鉱山に埋蔵されています。

2年振りに改訂版を作るか。

113名無しさん:2019/08/08(木) 18:51:06 HOST:KD182250242066.au-net.ne.jp
大爆撃時代なら超巨大隕石の一つや二つ増えたところで条件は大して変わらないが…

114名無しさん:2019/08/08(木) 18:51:58 HOST:i118-17-251-83.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>111
史実でもドイツが1939年、イギリスが1941年にジェット機を初飛行させてますからね

115名無しさん:2019/08/08(木) 18:52:30 HOST:KD182250242066.au-net.ne.jp
用語間違えた、後期重爆撃時代だった

116トゥ!ヘァ!:2019/08/08(木) 18:55:57 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>114
なるほど。そう速いわけでもないのですな。

117クー&ミー:2019/08/08(木) 19:05:33 HOST:sp1-75-228-241.msc.spmode.ne.jp
石油資源考察は改訂版を作る為の資料が集まらなかったのでスルーで()

118名無しさん:2019/08/08(木) 19:33:39 HOST:p167182-ipngn2501yosida.nagano.ocn.ne.jp
なんか注釈みすりまくってね?

119透過の人:2019/08/08(木) 20:51:21 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>105
まあ、軽量化はするでしょうね。
He100は運動性能も残念な子ですね。D550の相手にはいいのかもしれませんが
>>106
魚雷発射管については史実フランスのベアルンが元ネタです。
まともな形をしつつ航空巡洋艦と言い張るには、と考えた結果何故か浮かんできまして
>>107
まあ、それは次回ですね。
>>109
太鳳とは別の理由で誘爆を恐れてそうですね。
>>111
114氏の言われている通りそこまで早いわけではないんですよね。
まあ、イギリスの飛行年代が早まったぐらいかな?
>>114
ちなみに日墨では史実He280が実戦投入されます。
>>118
見直して見るとひどいですね。
注釈は後から書いたのですが、最初の誤投稿のせいでテンパってたのが抜けてなかったみたいです。
改定版投下しますので、今回のやつは転載不可で。

120透過の人:2019/08/08(木) 21:16:04 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート 改訂版
1941年ドイツではヴィルヘルム2世が崩御し、ヴィルヘルム3世が新たな皇帝となった。
一方、アメリカではその前年の1940年に民主党のヒューイ・ロングが大統領となっていた。
この2国に対して警戒を強めていたイギリスではチャーチルが首相に就任した。
こうして、第二次世界大戦への準備は着々と進みつつあった。
当時の軍備状況としては海軍では20インチ搭載艦であるインコンパラブル級を擁するイギリスが日本と並び最強と考えられていたが、
ドイツはこれに対抗するべく、空母6隻を主力とする機動部隊を編成したほか、エレクトロボートをはじめとする潜水艦戦力も侮れなかった。
アメリカでは少数の艦でイギリス海軍に対抗すべく重雷装艦の整備やロケット魚雷の開発が行われていた。
また、新型航空巡洋艦の名目で事実上の装甲空母の開発も進められていた。(注1)
陸ではアメリカ軍の強さは未知数だったが、なんと言ってもドイツ軍は脅威だった。
ドイツは自らの勢力圏であるロシアから人材を引き抜くと、それを自らの為に利用したのだった。
後にパンター、レーヴェと呼ばれる戦車がそれだった。アメリカではドイツ人技師からの指導により新型戦車が作られる事になる。
対する連合国側はフランスとオーストリアの共同開発で生まれた新戦車に加え、イギリスのmk-5巡航戦車カヴェナンター(注2)などもいた。
空では英独ともジェット機が初飛行していたが、実用化にはまだ遠いと思われていた。(注3)
そのため、主力はスーパーマリン・スピットファイアやホーカー・トーネード、フランスとオーストリアではドヴォアチンD550bis(注4)、
ドイツではハインケル博士が設計したアルバトロスD11(注5)や新進気鋭のフォッケウルフ社製の試作戦闘機、ロシアではカルトヴェリが設計したKrt-2(注6)、アメリカではカーチス社のP- 60(注7)などレシプロ機が主力だった。

このような状況で各国は2度目の世界大戦を戦う事になる。

注1 巡洋艦名目で押し通すため魚雷発射管なども装備したためトップヘビーだった。
注2 史実のものとは違いネイピアライオンエンジンを搭載したクロムウェル相当。
注3 その頃日本では憂鬱疾風が零戦として飛んでいた。
注4 史実ドヴォアチンD550にマーリンエンジンを搭載下機体。
注5 史実He-100相当
注6 史実P-43相当
注7 史実より前倒しされている。

121透過の人:2019/08/08(木) 21:16:41 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
多分改定終了です。

122トゥ!ヘァ!:2019/08/08(木) 21:55:38 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
改定乙です

123クー&ミー:2019/08/08(木) 23:04:11 HOST:sp1-75-228-241.msc.spmode.ne.jp
改訂乙です。

124クー&ミー:2019/08/08(木) 23:09:49 HOST:sp1-75-228-241.msc.spmode.ne.jp
資源考察の改訂中だけど、あまり内容が変わらなかった件。

取り敢えず、鉱物資源考察は金鉱山の3つ追加による金埋蔵量の増加。
石油資源考察は八橋油田の累計生産量の増加のみ。

石油資源考察は来年辺りにしようかな…。

125透過の人:2019/08/09(金) 00:13:45 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
クー&ミー氏、資源地図楽しみにしています。

改訂だけだとつまらないのでもう1本投下します。

126透過の人:2019/08/09(金) 00:15:37 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート 第二次世界大戦1
第二次世界大戦が始まったきっかけは2つあると言われる。
1941年10月30日のバハマ諸島フリーポート沖での米装甲艦に対する雷撃事件と、1941年12月4日の欧州ノルウェー沖での英独駆逐艦の小競り合いだ。
この2つの事件をきっかけに米独の世論は沸騰し、イギリスでも前者は濡れ衣であり、後者もドイツ側の責任が大きいとの意見が多数であり独米に対する反発が強まった。
こうして、世論が盛り上がる中、中立国オランダ、アムステルダムで秘密裏に各国間で会議が行われた(注)。
第一次世界大戦の事例から考えるにもはや開戦を避ける事は不可能に近い、と考えた各国は次なる戦争をせめて制限戦争にしようと考えたのだった(注2)。
結果、カナダ、アフリカ、ロシアといった地域がまず戦域から除外された。これらの地域は第二次世界大戦中は資源供給地兼生産拠点として活用される事になる(注3)。
更に、化学兵器や核兵器などの使用も制限された。禁止ではなく制限なのは、まだ戦争は始まってもいない為、戦況次第では使用できる余地を残したかったからだ。
それが後の悲劇を招くことになるのだが、ともあれ、準備期間は終わり、遂に戦争が始まった。ドイツ海軍によるスカパフロー奇襲とフランスベルギー連合軍のドイツ本土侵攻という形で。

注 公式にはアムステルダム会議は存在しなかったという扱いである。が、それだけに陰謀論のネタとして使われることも多い。
注2 もちろん、こうした制限を求める背景には日墨のへの警戒心があったことは言うまでもない。
注3 これらの地域では戦中に産業が飛躍的に成長する事になる。

127透過の人:2019/08/09(金) 00:16:26 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
短いですが、終了です。

128ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:45:28 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>126
乙です。

ようやく第二次世界大戦が勃発しましたか。しかし、化学兵器や核兵器の使用を制限に止めたが故の悲劇って、いったい何がおきるのか。あまり考えたくないですね。

そしてアメリカ海軍の装甲艦に雷撃を加えたのは誰なのかも気になりますね。

話は変わりますが、日米ルートの新作ができましたので、投稿させていただきます。

129ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:48:13 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第35話

関東大震災後の極東

1923年に大日本帝国の帝都東京を中心に関東一帯に甚大な被害を与えた関東大震災は日本はもちろん1846年より友好国であったアメリカ合衆国でも新聞の一面を飾った。

この情報が知れるや否やアメリカ合衆国は日本への支援を表明し、救援物資を満載したアメリカアジア艦隊を日本に向かわせた。この未曾有の大災害の情報が知れ渡ると民間でもリメンバー・シビル・ウォーの合言葉の下、アメリカ全土で募金活動や慈善団体による支援活動がおきた。これ等の団体や募金、支援物資はアメリカ太平洋艦隊の艦艇と共に来日、震災でうちひしがれた日本人達に自らが孤独でないこと知らせ、日本人を勇気立たせた。

イギリスでもアメリカには負けるが支援物資を満載した東洋艦隊が救援に駆けつけてくれ、また義援金を送るなどの支援を行いなど、それまでの日本の対英不信を払拭させるさせるべく動いきだし、また、ドイツ帝国ではヴィルヘルム三世が餓えに苦しんでいた国民を救ってくれたお礼としてヴィルヘルム二世がほとんどの財産を持って亡命している状況でありながら少なくない寄付を行ってくれた。

こうした一連の出来事は日本に常駐していた外国人記者達の力無しにが出来なかった。彼らはこの震災の情報を多少装飾させたが、アメリカ本土などの諸外国に熱心に送り、遠い出来事だと考えていた各国の国民の心を大きく動かした。この力は震災後も日本に味方し、復興の際もアメリカ企業が自社のイメージアップも兼ねてこぞって復興国債を購入したことにより、帝都復興の大きな助けになった。この震災の復興計画により東京の大部分が近代的な都市として生まれ変わることになる。

この震災の結果、日本国民の対英対独感情は友好的に大きく上昇し、開国から続いていた日本の対英敵視や第一次世界大戦以降の対独警戒を大きく緩める結果となった。

1920年代、関東大震災の復興が進められつつある時にアメリカはロシア帝国に対しても莫大な投資を行う。1918年に極東に追い込まれたロシア帝国は広大な領土を有していたが、人口は少なく、主要な産業の第一次産業も人手不足から食料の自給すら出来ない状態であった。国民の殆どはロシア内戦から逃れてきたロシア人達で、内戦終結後もボルシェビキの迫害から逃れてきたロシア人達を受け入れたが、それでも人口の不足は補えなかった。

そこに投資先を求めていたアメリカが莫大なドルを投資したのだ。1924年にはルーブルとドルとの直接交換が可能になり、ロシア帝国でのドルの立場をより確固たるものにしたのだ。そして、アメリカが本腰を入れたことによりロシア帝国でのソ連の影響力を劇的に低下させたのだ。

130ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:49:33 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日本企業や満州企業もアメリカに遅れるなとロシア帝国に対しての投資を増加させる。これらの投資によって流れ込んだ資本は国土の開発を進める起爆剤となり、国土開発が急速に進む事になる。この国土開発の一端としてとして鉄道のゲージを日本が採用している標準軌に変更させられるなどのソ連の影響力をそぐ工作も行われた。また、ロシア帝国時代は極東最大の軍港であったウラジオストクは商業港として開発され、日米の商船を次々と受け入れていく。足りない食糧や国土開発の資材や機材はこの鉄道や商業港を通して満州や日本から無尽蔵に供給されていった。

この頃の極東ロシアでは農場にはトラクターが、荒れ地や原生林には蒸気シャベルやブルドーザー、道路にはトラックやダンプカーがよく見られるようになり、それらやそれらに使われる各種資材は事実上日米資本によって運営されるロシア極東鉄道によって、日本本土で造られた蒸気機関車によって運ばれてきていた。これらロシア極東鉄道の路線はシベリア出兵の頃から軍の補給を名文に日米の資金で複線工事が次々とおこなわれており、さらに満州各所の鉄道との接続されている事もあって、こうした光景が実現したのだ。

このロシア帝国の動きは、ソ連に対して非常に強い不快感をもたらした。当然である、ロシア帝国は彼らが否定した資本主義国であり、さらにロマノフ家を君主とした立憲君主制国家でもあるのだ。不快にならないはずがない。当然、警戒も強めたが、当時のソ連は欧州方面でポーランドと言う数年前まで戦争をしていた相手がいることや国家の基礎を固め切れておず、ユーラシアの東部に影響力を強める事が出来ておらず、さらに経済もボロボロであったため、彼らに出来ることは亡命者に共産主義者を紛れ混ます程度であった。

しかし、そうした共産主義社も連邦中央捜査局と帝国警視庁の支援を受けたロシア帝国中央捜査局特別捜査部(ロシア帝国秘密警察の後身)によって次々と逮捕されていき、結果として大した効果にならなかった

そして1928年に開かれるオリンピックの誘致に成功した日本では、テレビ放送を始めとした宣伝活動に力を入れていく。また、東京オリンピックにむけ、関東大震災で被災した帝都東京の復興も急速に進められ、震災前はいまだに江戸時代の町並みが多く見られた東京は現代的な大都市に生まれ変わっていた。

これ等の公共事業や欧州の荒廃による一時的ではあるが市場の拡大によって日本の景気は大戦景気を越え、GDPも年2%程の伸びを記録した。結果、日本国内の内需が拡大、車や家電など多くの優れた日本製品が輸出されずに国内で消費される事になった。もちろん国外への輸出も増加したが、それ以上に国内での消費が増大したのだ。

この日本の内需拡大による供給の圧迫は日米関係に思わぬ影響をあたえた。本来ならライバル関係になったであろう日米だが、パイの奪いあいにはならなかった為、日米の経済面での関係悪化を防いだのだ。日本も満州や満州連邦、ロシア帝国への輸出は増加したが、ヨーロッパに進出余裕がなく、欧州やその植民地は一時的にであるがアメリカ企業の市場化されたのだ。

こうして1920年代のアジア太平洋地域は復興で足踏みをしている欧州をおいて安定した発展の時代に一足先には入ったのであった。しかし、経済の発展で割を食った存在もあった。その代表が両国の軍部である。

131ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:52:31 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日本では陸海共に軍縮の傾向になり、陸軍は航空軍こそ二六式要擊戦闘機 飛燕(※1)や二四式戦闘爆撃機 閃電(※2)など最新鋭のジェット機や二三式長距離地対空ミサイル(※3)や二九式地対空ミサイル(※4)の配備が進んでいくものの、航空機の総数自体は減らされていく事になり、地上軍は第一次世界大戦時180個師団の大兵力を誇ったが今や50個師団しか存在しないと言う状況にまで減らされ、また、歩兵装備などの更新は進むものの、重装備の更新は予想より大幅に遅れることになった。

海軍では、二七式艦上戦闘機 紫電(※5)や二七式艦上攻撃機 紫電改(※6)、二八式早期警戒機 旭叡(※7)、二五式戦略爆撃機などの新型機の配備は早急に進められていった反面、ワシントン海軍軍縮条約ですら守り通した長門型戦艦と天城型巡洋戦艦あわせて16隻が予備役送りにされ、さらに、ジェット機の運用に耐えられる中期建造型蒼龍型航空母艦より古い空母や小さくジェット機の運用が難しい護衛空母群を次々と予備役もしくは退役させると言う事態がおきていた。

艦艇が削減され背景には新規装備であるジェット機の価格が従来の機体より高いことや、艦艇の調達・運用コストの増大、原子力潜水艦のコストの高さ、戦略爆撃機や大陸間弾道ミサイル、水爆をメインとする核兵器群といった戦略兵器の運用を一手に任された事がその原因であった。

日本の同盟国であるアメリカも同様に軍縮に対応するために軍の質を上げていく事になる。

陸軍航空軍および海軍航空隊は次期主力戦闘機としてカモミールとボーイング(1916年に創設されている)、さらに川崎の三社が協力して開発したXP-26の採用を決定する。この機体はMig-17をモデルに開発された機体であり、ジェット機としては比較的安いコストと高い格闘戦性能をその特徴としていた。しかし、本機はあくまでも陸上機であり、海軍向けには大幅な改修がなされることになった。

また、ジェット機の運用が難しい旧式空母の代用艦の建造も開始されるなど海軍でも艦艇の更新行われ始める。

爆撃機としてはB-91を開発したボーイングが開発したジェット戦略爆撃機 B-47がB-91の後継機として採用され、1924年より実戦配備が開始されていった。しかし、調達数は陸軍航空軍が望んだ数よりも少なく、完全にB-91を更新する事はできなかった。


欧州情勢
日米が軍縮と経済的な繁栄を味わっているなか、欧州でもようやく各国で政治的・経済的安定が再び訪れており、人々の生活にゆとりが生まれ、大衆文化が登場した。例外はあるものの、民主主義体制が優勢で、程度の差こそあれ議会政治が重んじられた。各国の協調外交のおかげでヨーロッパに平和が訪れていた。

総力戦を経験したことによって欧州では女性の地位が向上、イギリスやフランスなどでは女性にも参政権が与えられるようになった。

132ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:53:03 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
ドイツでは1920年に国民主権への変更の為の憲法改正に反対する右派政治家ヴォルフガング・カップとベルリン守備隊司令官であったヴァルター・フォン・リュトヴィッツを主犯としたカップの反乱が勃発、当初は陸軍兵務局局長(他国で言うと陸軍参謀総長)ゼークトが国軍相撃つことを嫌い出撃を拒否した事もあって、反乱軍にベルリンを占領され、新政府の樹立を宣言されるほどに事態は悪化するものの、この行動にヴィルヘルム三世が激怒し、軍部にただちに鎮圧を厳命したことでようやく鎮圧され事なきを得ると言う大事件がおきるなど政治の混乱は続いいていたが、1920年代後半になるとアメリカ投資による経済の復興が進んでいき、ようやく、ドイツ国内に安定が取り戻されていった。

余談であるが、カップの乱の首謀者であったヴォルフガング・カップとヴァルター・フォン・リュトヴィッツ、さらに軍の出動を拒否したハンス・フォン・ゼークトは国家反逆罪に問われ、裁判の後に銃殺され、ドイツ軍は文民統制の名の下に政府によって二重三重に縛り付けられる事になっていく。

ソ連では十月革命や日米の戦略爆撃、レーニンが主導した戦時共産主義によって崩壊した農業と工業の再建の為に五カ年計画と呼ばれる重工業優先の発展計画を開始する。しかし、帝政時代の国外資産の摂取に失敗したソ連は重工業化するための資金が極めて厳しく、史実よりより過激に各地ののうそんから食料を徴発、外貨獲得の為に国内で激しい飢餓が発生しても、食料の輸出を積極的に行っていった。これによって、史実ほどではないもののソ連の工業は発展していく事になる。

また、外交面では世界革命および永続革命を主張するトロツキー派を徹底的に弾圧することで、イギリスやフランスとの関係を再構築するための下地を作り、さらに大きく下手に出ることで、なんとか国交正常化を図ることに成功、少しずつだが、国際社会への復帰へと足を進めていった。


支那情勢
支那での国際情勢は基本的に日米英は歩調を合わせる事を心がけた。特にナショナリズム被れていた中華民国が満州連邦の取り込みを目指そうとすると満州連邦の建国から同国を支援し、経済的な植民地としていた日米が強く反発し、イギリスもそれを支持するという状態が続いていた。

また、日米は満州連邦軍への軍事指導を皮切りに、武器や資金の援助も実施して満州連邦の守りを固めさせるのと同時に、経済的な発展を支えていく。これによって、満州連邦では急速に経済を発展させていく。満州連邦内にいた漢民族も円やドルの前では従順であり、いくら中華民国が満州連邦内の漢民族を煽り、連邦内で革命をおこそうとしても、それらは空振りに終わってしまう。それほどまでに円やドルは偉大であった。

満州連邦では機械化農業が盛んに行われる一方で大慶油田や遼寧の鉄鉱などの資源開発も盛んに進められていき、これらを使って外貨を獲得、日米からの投資とあわせて国内のインフラの整備や工業化にも力を注いでいった。

こうした経済的な発展は中華民国内でも知れ渡るようになり、中華民国を見限った漢民族が続々と流民として流れ込み、その安価な労働力を使い満州経済はさらに発展するというサイクルが作られていく。また、極東ロシア帝国と言う盾によってソ連共産党勢力からの圧力が大きく減った事もこの経済の発展に無視できない影響を与えた。

133クー&ミー:2019/08/09(金) 00:53:36 HOST:sp1-75-228-241.msc.spmode.ne.jp
乙です。
遂に開戦となりましたか、

制限と悲劇…、これは両軍揃って使いまくるフラグになりそうですね。


>>125
改訂前のはまとめwikiに置いたままですので暇な時にでも…
一部は推測で書いている面も有るので正確ではないですけどね()

釜石鉱山と柵原鉱山は埋蔵量は兎も角、何処まで商業的に採掘できるかが未知数となっている模様。
(この2鉱山は鉄鉱石の品位や商業ベース的な問題から未採掘資源の方が圧倒的に多い)

日本の鉄鉱山の鉄鉱石の品位は世界と比較すると低いのがなぁ…。

134ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:53:38 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
こうした満州連邦の繁栄を良く思わない中華民国では日米満を敵対視して1924年に「国共合作」が行われる。これは日米と対立している共産主義勢力と手を結ぶことであり、それまで日米両国に少なからずいた国民党に同情的であった国民達も国民党に強い敵対視することになった。もっとも、この「国共合作」は成立からわずか3年後の1927年に国民党の実権を握った蒋介石が共産党排除のために起こした「上海クーデター」によって霧散することになり、結果として日米からの敵視しか残らなかったが。

国民党の情報はアメリカ戦略情報局や日本統合情報局、満州連邦対外情報庁によって絶えず収集され、定期的に三カ国の政府や軍部に報告されていった。

こうした報告によって日米満は蒋介石を全体主義的なナショナリストと判断、満州連邦も含めた中華統一を掲げている事から共存は不可能と判断、また、この情報の一部は財界にも流され、財界でも中華民国への進出を躊躇うようになっていく。

一方、蒋介石は妻であった宋 美齢の実家であり、浙江財閥の1つである宋財閥の力を借り、上海に強い足場を持つイギリスやフランスとの関係を強化していった。また、宋 美齢がアメリカでの留学経験があることを利用して日米を分断させ、アメリカを自国の味方とするためにアメリカでのロビー活動を実施していく。しかし、アメリカのテレビやラジオなどマスメディアに強い影響力を持っていた日本がカウンターを実施し、アメリカ全土にて中華民国のネガティブキャンペーンを展開した。

日本は蒋介石をアジアの征服を目論み、秘密警察や軍を利用して国民の自由を奪い、民意を無視して政治を行う独裁者としてアメリカ国内に広めていった。アメリカ政府や財界もこの動きを着かんではいたが、それを止めるどころか積極的に支援していった。蒋介石と組んでも短期的に利益は出せるだろうが、長期的には満州連邦を巡って衝突すると考えられたからだ。

欧州列強からの支援こそ得られたが、日米の分断には失敗し、さらに満州連邦での工作も上手く進まない事に苛立った蒋介石は軍事力の行使も検討したが、日米と言う二大列強を敵に回せるだけの軍事力は存在せず、また、自らの政権維持のために経済に力を注いでいる事からも当面は満州連邦に関しては棚上げすることを決定、ドイツや欧州列強の軍事支援や経済支援をもとに中国共産党は軍閥の征伐と国家の再編成を進めていき、来るべき日に備えることとした。

一部例外こそあるものの、世界は大戦後の混乱を乗り越え、平和と安定の時代を迎えていた。それがどれだけの薄氷の上のモノかを理解せずに。

そして、1929年10月24日、暗黒の木曜日として後の世に記録される日を発端としてついに世界恐慌が発生。時代は一気に動乱へと突き進む事になる。

135ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:54:23 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
二六式要擊戦闘機
倉崎航空が史実のF-106のコンセプトを基に開発した機体。しかし、史実とは違い格闘戦能力向上のために20mm6連装回転式機関砲を一門搭載し、開発期間とコスト削減、さらに整備性恒常のために電子管制システムの簡略化などがなされ、最終的にはF-106とは似ているだけの別の機体となった。

(※2)
二四式戦闘爆撃機
倉崎や三菱のせいで影が薄かった中島が自らの社運を賭けてジェット推進型戦闘爆撃機として開発した機体。機体は日本で初めて機体内に爆弾倉をもった戦闘爆撃機であり、その爆撃能力は軽爆撃機というジャンルを不要にしてしまうほどであった。しかし、戦闘機としての本質を失った訳ではなく、単発戦闘機としては大きなエンジン出力を誇り、それを生かして機動力と搭載量を両立させている。

その汎用性から航空機数の削減をしなければならなかった日本陸軍航空軍の上層部の目にとまり、実質的な主力戦闘機として大量に配備された。

正式採用は1927年だが、二七式要擊戦闘機との差別化の為に試作機が完成した1924年の数字を名前にしている。

(※3)
二三式長距離地対空ミサイル
三菱が防衛省高等技術研究開発局と共同で開発した地対空ミサイル。MIM-3をそのモデルとしており、主に大日本帝国の戦略上及び戦術上重要な軍事施設や都市を防衛するための最終防衛線として各地に発射サイトを設営し、配置された。

(※4)
二九式長距離地対空ミサイル
倉崎と防衛省高等技術研究開発局が共同で開発した長距離地対空ミサイル。戦略爆撃機を迎撃するために開発されたミサイルであり、射程は約400kmと極めて長い。特徴としては、液体燃料ロケットとラムジェットエンジンの二段階で構成されていることで、液体燃料ロケットのブースターによって超音速域まで加速し、十分に加速した時点でラムジェットエンジンに切り替えられて飛翔する。陸軍内では長SAMと呼ばれている。主に九州や四国などに重点的に配備された。

二九式中距離地対空ミサイル
三菱と防衛省高等技術研究開発局が共同で開発いした中距離地対空ミサイル。MIM-27ホークを基として開発されたミサイル。配備開始が世界恐慌勃発と同じ年であるために配備は遅々として進まなかったが、後に国際的な緊張の高まりによって陸軍の高射部隊はもちろん海軍海兵隊などにも配備された。正式名称では二九式長距離地対空ミサイルと紛らわしいために陸軍内で中SAMと呼ばれている。

(※5)
二七式艦上戦闘機 紫電
三菱が開発した日本初の艦上超音速制空戦闘機。当初は憂鬱版疾風として開発される予定であったが、航空機搭載用のレーダーなどの開発が予定より大幅に早く終了した事もあって史実F-8を基に開発が進むことになった。

(※6)
二五式艦上攻撃機 紫電改
二七式艦上戦闘機の試作機であった二五式試作艦上戦闘機を基として開発された全天候対応型亜音速攻撃機。本機は二七式艦上戦闘機と多くのパーツを共有している事から調達コストを押さえる事に成功しており、安く調達できると言う事からその採用が決定した。

採用は二七式艦上戦闘機と同様に1927年であるが、そうすると名前が二七式艦上戦闘機と紛らわしい事もあって試作機である二五式試作艦上戦闘機が完成した1925年から名前がとられた。

(※7)
二発プロペラ機にレーダーを搭載した大型機。E-2をモデルとしており、空母機動艦隊の目として運用される。

136ホワイトベアー:2019/08/09(金) 00:55:47 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。ようやくドイツ帝国の政治体制の構想をまとめられたのでこちらも近々第二次大戦に入れそうです。

wikiへの転載はOKです

137クー&ミー:2019/08/09(金) 00:58:56 HOST:sp1-75-228-241.msc.spmode.ne.jp
乙です。

割り込み失礼しました。
返信を推敲している20分のうちに、作品が投稿されているとは(汗)

138透過の人:2019/08/09(金) 01:09:18 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
ホワイトベアー氏乙です。
関東大震災の復興を通じて日米関係はますます深いものになりましたね。
オリンピックは1928年ですか…こっちはどうしようかなぁ。
そして、軍部…お前らそんな頭おかしい装備揃えてるのに何が不満なの…割を食ってそれとか舐めてるの?
1940年になって憂鬱疾風しか飛ばせない日墨日本軍が見たら泣きますよ?
ぜークトは銃殺ですか、史実でカップ一揆の断固鎮圧を主張したヴァルター・ラインハルトの評価が上がりそう。
中華相変わらずですね。そちらのWW2は英仏中ソvs日米独露ですか?
>>128
アメリカ装甲艦に関しては歴史の謎になりますね。
>>133
あまり、切羽詰まった状況にならなければ使わない…と思います(汗

139クー&ミー:2019/08/09(金) 01:25:03 HOST:sp1-75-228-241.msc.spmode.ne.jp
やはり、この日米に勝てるのは孤立世界しか無さそうだな…。
核開発時期もほぼ互角。

ゲートで繋がって日米枢軸VS孤立日本のシミュレーションゲームを作って遊んだら開戦早々から核の投げ合いになりそうだ()
孤立世界のプレイヤーは日米側のカナリア諸島を奪っての…衝号でアメリカの脱落を狙うな、うん。

140ホワイトベアー:2019/08/09(金) 02:12:30 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>138
史実ではオランダのアムステルダムで開かれましたが、こちらでは東京で開催されました。>>オリンピック

日本陸軍地上軍「航空軍ばかりいい装備貰ってるけど、うちは規模は1/3以下にされるわ、重装備の更新は拒否られるわで不満しかない」

日本陸軍航空軍「一時は運用航空機数6万機以上を誇りましたが、今や練習機や連絡機とかの補助機や不活性化処理が施された機体も込みで1万5千機ちょっとしか航空機がありません」

日本海軍「うちは海軍のはずなのになんで陸上基地で運用する戦略爆撃機や大陸間弾道ミサイルの為に艦艇を削るって言う本末転倒的な事をするはめになってんだよ。おかげで戦艦16隻、空母16隻、その他多くの艦艇をできてまだ10年もたってないのに退役する必要に迫られることに…」

アメリカ海軍「景気優先の予算編成の為に艦齢10年もたっていない戦艦を退役させるはめになりました」

>>ゼークト
さすがに皇帝から全権を委任されている政府の命令拒否は史実より重く見られるに十分でした。

史実では国家の中の国家と言われましたが、それができたのはしっかりとした国体がないからこそであり、皇帝と言う制度と権威が残っている時にやれば銃殺もやむなしです。

少しネタバレをすると日米とドイツは同じ陣営にはなりませんね。

>>139
衝号をおこされたら戦況は日米が一気に厳しくなりますね。だからそれを防ぐ為にゲート近海は激しい消耗戦が繰り広げられるんだろうな(白目)

141透過の人:2019/08/09(金) 08:34:55 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>140
やっぱり、日米軍はおかしい…

考えて見れば、左派的なエーベルトに尽くしたから、ラインハルトはぜークトたちからアカって言われてたけど、
ゼークトはドイツ帝国の呪縛に囚われていただけともいえるわけで、別にラインハルト自体は新しい共和国に忠誠を尽くそうとしても左派では無かったですから、
もしかしたら、日米世界ではラインハルトがドイツ軍部の主流になるかもしれませんね。

142ハニワ一号:2019/08/09(金) 09:04:20 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
透過の人さん乙です。
制限の範囲内でなら化学兵器や核兵器などを使いまくるフラグになりそう・・・。

ホワイトベアーさん乙です。
世界恐慌が発生しましたが日本の助言や支援によって史実よりは米国のダメージは抑えられて早期に立て直せそうかな。

143ハニワ一号:2019/08/09(金) 09:22:23 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
>>113,>>115
後期重爆撃時代なら超巨大隕石の一つや二つ増えたところで条件は大して変わらないのなら後期重爆撃時代に超巨大隕石が墜落して後々に日本大陸に南アレベルのダイアモンドと金鉱床を誕生させる元を仕込むことはできそうかな?

144クー&ミー:2019/08/09(金) 10:04:01 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
>>143
下手に金鉱床を増やしたら他の資源埋蔵量が変化しそうなのが心配なところですね。

145名無しさん:2019/08/09(金) 10:29:18 HOST:sp49-97-103-90.msc.spmode.ne.jp
まあ表層の可能採掘量など総埋蔵量に比べれば屁みたいなもんですし、地殻深層〜マントル層が攪拌されて出てきた資源とすれば問題はそれほどないかと。

#近代になるまで大規模採掘は困難だった、とかの条件をつけとかないと世界史への影響がしゃれにならなくなる可能性もありますが

146700:2019/08/09(金) 10:39:30 HOST:KD119105029058.ppp-bb.dion.ne.jp
>>143
後期重爆撃期の痕跡が今に残っていないので、そこまで昔だとそもそも現代に影響しない可能性も。
フレデフォート・ドームが今のところ存在が確認されている最古の隕石クレータの残骸で20億年前。
カナダのサドベリー隕石孔(周辺に鉱山地帯が存在)が18億5000万年前。
後になればなるほど生物相への影響も大きいだろうし、この時期に大きな隕石を期待するのが一番無難ではないかなと。

>>144
隕石による地殻の融解・攪拌だから他の重金属系も増えそうですしね。

147名無しさん:2019/08/09(金) 10:56:17 HOST:KD124215180046.ppp-bb.dion.ne.jp
>近代になるまで大規模採掘は困難だった
そこで海底からのマンガン団塊の採掘ですよ
金やタングステン、レアアースが多めで比較的浅瀬で発見出来ればワンチャン
大陸隆起で海底も上昇し採取し易くなったとか

148名無しさん:2019/08/09(金) 11:35:08 HOST:sp1-75-240-98.msb.spmode.ne.jp
>>89
イタイイタイ病も規模が大規模化か?

149クー&ミー:2019/08/09(金) 12:16:40 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
>>145
まぁ、石見銀山が大陸化によって埋蔵量が31.62倍となっている時点で大航海時代の銀相場はかなり変化しているでしょうね。

150New:2019/08/09(金) 12:39:51 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。上手いこと日米経済が回ってるけど各国ではようやく戦後復興という
形で息をついてる形だな。

151クー&ミー:2019/08/09(金) 12:44:19 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
>>148
夢幻会が対策を打たないと史実より悪化する可能性は有りますね。
何しろ、日本大陸の神岡鉱山は21世紀の今頃でも普通に現役で行ける規模ですし。

日本大陸神岡鉱山の埋蔵量ランキング
亜鉛…日本大陸1位(世界レベルの埋蔵量)
鉛……日本大陸2位
銀……日本大陸4位

152クー&ミー:2019/08/09(金) 12:59:21 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
なお、石炭は完全に自給出来ますね。
計算せずとも何となく分かる

153ハニワ一号:2019/08/09(金) 16:22:42 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
>>145
戦国時代に夢幻会がいたら元々の日本大陸の金銀に加え過去の巨大隕石によって誕生した金鉱床の金を元手に辻が大○の姫巫女見たく戦国時代に経済チートを発動して世界史を大混乱にさせそうですがw

>>146
フレデフォート・ドームやサドベリー隕石孔と同じ時期に巨大隕石を落とした方が良さそうか。

154トゥ!ヘァ!:2019/08/09(金) 20:29:13 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>126
透過の人さん乙です


遂に開戦しましたか。
ドイツが海軍による奇襲でフランスが陸軍による奇襲とは入れ違いになりましたねw

カナダ、アフリカ、ロシアが戦域から外されたとなると長期戦になりそうですなあ。

155トゥ!ヘァ!:2019/08/09(金) 21:34:28 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
ホワイトベアーさん乙です

日本で既にミサイルによる対空防御網が構築され始めているw

ドイツはようやっと徐々に安定と復興が進んできましたね。
しかしこの後に及んでアホな輩も未だ多いようで。


ソ連はまあ…そうなるな…

156クー&ミー:2019/08/09(金) 23:48:23 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
資源考察の改訂作業進捗状況

釜石鉱山と柵原鉱山の埋蔵量の計算をミスっていた事に気付く()
本来は鉱石に含まれる鉄の埋蔵量を表記する所を、埋蔵鉱量で記入していた模様。
道理で釜石鉱山と柵原鉱山の埋蔵量が異常に多くなったわけだ…。

なお、計算し直したら他の鉄鉱山の累計生産量(メイン資料)に記されていた数値の近似値を得られたので正確性は大きく上昇。
釜石鉱山は累計生産量+ネットで見つけた閉山時に残されていた推定埋蔵量を合わせて計算。
柵原鉱山はwikiにあった産出鉱量と未採掘に終わった鉱量をメイン資料にあった鉱石品位で推定埋蔵量を出して大陸版の埋蔵量を算出。


結果、日本大陸は鉄鉱石も現代に進むにつれて自給が困難となりそうです。

157トゥ!ヘァ!:2019/08/09(金) 23:52:21 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
そらまあ掘った分だけで量は減りますし、時代が進むにつれ消費量は上がっていきますしね。

158透過の人:2019/08/10(土) 00:05:19 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート 第二次世界大戦2
1942年4月2日未明、イギリス、スカパ・フローに奇襲を仕掛けたドイツ機動部隊は、インコンパラブル級2番艦インヴィンシブル大破、クイーン・エリザベス級エイジンコート、空母イーグルなどを撃沈するも自らの損害も決して小さなものではなかった。
イギリスがドイツが整備しつつあった空母機動部隊に対抗すべく開発した近接信管とレーダーによる早期警戒網により、攻撃隊の半数が未帰還となったのだった。
奇襲を受けたイギリス海軍はすぐにでも逃げるドイツ艦隊を追撃しようとしたのだが、そこで前大戦でも猛威を奮ったUボートの攻撃を受けた。
しかも、彼らのなかにはアメリカと共同開発したロケット魚雷を装備した艦もおり、予想を遥かに超える速度で迫る魚雷にイギリス海軍はなすすべもなかった。

一方、その日の午後にはドイツベルギー国境を超えたフランス、ベルギー連合軍がドイツ領内になだれ込んだ。
彼等は前大戦のドイツ人の逆を行なった。ただし、目標は首都ではなかった。パリとは違いベルリンまでは遠いからだ。彼らはルール工業地帯を狙ったのだ。
地上はフランス自慢の戦車部隊により踏みにじられると思われたが、ドイツ人はそれに備えていた。
地雷原や対戦車壕、対戦車砲陣地などから構成されるパックフロントがドイツ人の回答だった。フランス、ベルギー軍は尚も前進を続けようとするも、
まず、ドイツ製とロシア製の襲撃機の群れが彼らを襲い、それが過ぎ去ったあとには傾斜装甲を持つ独特のシルエットのドイツ戦車が出現した。ドイツ軍の反撃が始まったのだ。

体勢が整ったイギリス陸軍の助力もえてドイツ軍を押しとどめていた頃、連合軍内部ではベルリンに対する戦略爆撃が提案される。
今までほとんど出番のなかった空軍からの提案に、陸海軍側はいい気はしなかったが、現実に成果が上がっていなかったこともあり実行されることになった。
1942年5月6日、ヴィルヘルム3世の誕生日にアブロ・ランカスター、ハンドレページ・ハリファクス、ブロックMB162、ブレゲー482などの1000機の爆撃機による英仏の総力を上げた爆撃作戦であり、成功を確信していたのだがドイツ側の必死の防空によって阻止された。
彼らは既存の防空戦闘機のみならず、カルトヴェリKrt-3(注1)、アルバトロスD14(注2)ジェット戦闘機まで投入したのだった。

そうして、連合国の攻撃は空振りに終わり大戦はさらに激しさを増していくのだった。

注1 史実P-47
注2 史実He280

159透過の人:2019/08/10(土) 00:05:54 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。

160透過の人:2019/08/10(土) 00:08:41 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>142
まあ、それは後ほどですね。
>>154
おそらくそこまで長期戦にならないかと

161トゥ!ヘァ!:2019/08/10(土) 00:17:21 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

海では被害を受けながらもドイツが若干優勢。陸では予想を翻しドイツ優勢。
空では現状互角と言った感じですかね?

しかし開戦一月ほどでいきなり1000機爆撃がおこなわれているw

162クー&ミー:2019/08/10(土) 00:27:14 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
乙です。
海戦、陸戦共に互角の戦いをしていますね。
とは言え、開戦の方はロケット魚雷搭載のUボートは大活躍したドイツが若干有利な状況ですかね?

P-47とHe280に襲われたら、英仏の爆撃機もひとたまりもないですね。
P-47は独白国境での仏白戦車部隊襲撃にも活躍していそうです。

163クー&ミー:2019/08/10(土) 00:28:25 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
>>157
現代でも自給率を比較的維持できそうなのは金、銀、亜鉛、タングステン、アンチモン、インジウム辺りかなぁ…。
20世紀における採掘状況では鉛もワンチャン。
資源温存を考えると各々の産出量は抑えないといけませんが、史実よりは自給率を維持出来ると思われます。

164クー&ミー:2019/08/10(土) 00:30:29 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
考察のPDF化まで中々進まない。
明日も仕事なので土日での完成を目指します。

(一応、日曜から少しだけ盆休み)

165名無しさん:2019/08/10(土) 06:14:23 HOST:sp1-75-240-98.msb.spmode.ne.jp
>>156
全敵ルートはオーストラリア大陸制圧が必要か!

166New:2019/08/10(土) 07:56:50 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。どっちも緒戦から総力でぶつかってるな。

167ホワイトベアー:2019/08/10(土) 15:05:41 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
乙です。

爆撃機1,000機を一度の作戦に投入とは……さすがはかつては超大国であったイギリスとそのライバルであったフランスですね。そしてそれをしのぐドイツよ。本当に欧州は修羅場だぜ

>>155
ちゃっかり史実半自動式防空管制組織相当の防空指揮統制システムである半自動警戒管制組織や史実とほぼ同じ機能を持つ海軍戦術情報処理システムなんかも整備しております。

168クー&ミー:2019/08/10(土) 15:08:31 HOST:sp49-98-73-231.mse.spmode.ne.jp
>>165
>>全敵ルート
日本大陸にはボーキサイトも無いですし、オーストラリアは取らないといけないでしょうね。
アルミ自体は、明礬石を使っての生産が可能(採算度外視な模様)

169透過の人:2019/08/10(土) 16:18:11 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>161
ドイツ側も海では自分たちの辛勝と思って勝利宣言をしましたが、
攻撃隊の半数が、未帰還ということはそれだけ熟練搭乗員を多く失ったということなんですよね。
まあ、訓練自体はロシアでできますが
>>162>>164
アルバトロスD14はユモ004搭載なのでHe280V6相当ですね。

個人的に史実でP-47が対地攻撃に使用されたのはその搭載量もさることながら、
出来上がった時には迎撃すべき敵機がアメリカに飛んでくるような状況ではなかったからではないかと思っているので、
カルトヴェリ2 も当分は迎撃専門かと

あと、資源地図についてはあまり無理をなされませんように
>>166
まあ、お互いに絶対に攻撃されない安全地帯がありますから
>>167
ハリス「やはり1000機程度ではだめだったか…よし、次は2000機、いや3000機爆撃を」
英大蔵省「ヤメロー」

170ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:21:50 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第36話

1930年代の始まりはその先を表すかのように不安定な様相を見せていた。1929年10月24日にニューヨーク市場でおきた株価の大暴落はたちどころに世界各地に伝播していき、世界恐慌と呼ばれる大不況が訪れる。

これは1920年代の世界的な平穏と繁栄を破壊することになり、世界は暗黒の時代へと戻っていった。

幸い日本は関東大震災からの復興と東京オリンピックを契機に内需主導型景気がおきており、世界恐慌の被害を最小限に押さえる事ができた。これによって、少なくない被害を受けたとは言え、他国よりも大幅な余裕が生まれた日本はその余裕を活かし、今回の世界恐慌の震源地であり同盟国であるアメリカ合衆国への全面的な支援を開始、アメリカ合衆国は許容範囲ギリギリの経済的ダメージで被害を抑える事に成功した。

しかし、自国の経済を守るために日米両国はハワイにて関税協定を締結。それまでの自由貿易政策から保護貿易政策にいち早く転換し世界各国の恐慌を悪化させてしまう。

また、保護貿易政策を取ったフーヴァー大統領はそれまで信奉していた古典派経済学に則り自由放任政策や財政均衡政策を採ろうとしたが、側近達による説得や日本からの助言、さらに副大統領であったフランクリン・ルーズベルトの説得もあって金融政策・財政政策を組み合わせた政策パッケージをもって民間経済への介入を積極的におこなっていき、アメリカ経済の立て直しを進めていった。また、外交面では欧州諸国に3年間の債務支払猶予措置を与えるフーヴァーモラトリアムを実施した。

それでも職にあぶれる人間はいたが、そう言った人々はアメリカのネオ・フロンティアである朝鮮連邦や満州連邦、極東ロシア帝国へと一旗あげるために移民として旅たっていった。

イギリスではこの恐慌に対応するために当時与党であった労働党を中心に保守党と自由党も含んだマクドナルド挙国一致内閣が誕生、失業保険の削減など緊縮財政を敷くが、イギリスの投資家達が海外に資本を投資しつづけたことから、空前の金流出を止める事ができずに1932年8月にポンドと金の兌換を停止、金本位制を一時的にではあるが放棄した。また、各自治領とともに新たにイギリス連邦を形成、連邦外に資金が流れない様に、これを母体にブロック経済政策を推進していく。

一方、イギリスの血盟であるフランスではイギリスの金本位制の放棄までは恐慌の被害を避ける事に成功していたものの、イギリスが金本位制を放棄し、ポンドの平価切下げを実施して以降、フランスでも恐慌の恐慌の進行が急速に進行、株価や卸売物価、小売物価、さらには労働時間給が下がっていき、すべての指数が恐慌の進行を示した。これに対してフランスもイギリス都同様に植民地を使いブロック経済政策を推進していく。

また、速やかに平価切下げを実施するが、これは物価が安定しないうちに行ってしまったために物価のインフレを招く事になる。

これらの国は植民地や莫大な市場を抱えていることもあって何とか立て直す見通しがたったが、ドイツやイタリア、オーストリアなど持たざる国はそうはいかなかった。

ドイツでは日米の資本が恐慌によって一斉に撤退したこともあいまってドイツ経済はは一気にどん底に突き落とされた。これによって銀行や企業が規模に関わらず次々と倒産、ドイツ中の町に大量の失業者が溢れることになり、ドイツ経済は破綻の一歩手前まで来てしまう。

こうした状況はドイツの国民達に既存の政治家への不信感を抱いていき、1930年の選挙ではアドルフ・ヒトラー(※1)率いる国家社会主義ドイツ労働者党が歴史的な大勝利を飾りドイツ帝国議会の第一党を握り、彼自身も任期を満了したエーベルトの後任として帝国宰相と言う肩書きを得る。

171ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:23:07 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
こうして、実質的に行政権と立法権を握ったヒトラーは経済大臣兼ライヒスバンク総裁のヒャルマル・シャハトの協力の基に四ヶ年計画を実施、さらに「強制カルテル法」を制定し、新規企業設立の禁止、同業企業によるカルテル設立の強制などの産業界への統制を進めていき、さらに企業に対して租税減免措置や特定産業の保護育成策を行っていくことによって目覚ましい発展をおこすことに成功し、奇跡的と言われる程の勢いで国内経済を立て直していった。しかし、これらの政策はメフォ手形などの手形を利用して得た資金をその財源としており、後にこれらの手形はドイツの首を縛り付けていき、彼らの経済政策は次第に膨張政策に移っていった。

ドイツと同様に持たざる国であるイタリアは1922年にムッソリーニが政権を握って以降は共産主義者を徹底的に弾圧し、また、古代ローマ帝国の栄光を取り戻すことを目指し、内政を続けていくが、世界恐慌前から続く不況によって国内は荒廃し続け、他国への移民が止まらない状況であった。そんななかでファシスト政権は公共土木工事と産業統制による中小企業の整理統廃合に注力し、経済と産業の立て直しを行っていくが、それだけでは限界が来るのはだれの目にも明らかであり、次第に国外への膨張主義が生まれていく。

オーストリア・ハンガリー帝国でも世界恐慌影響は大きく出てしまい、クレディート・アンシュタルトが破綻しかかるが、こちらは日本の救済もあって何とか持ちこたえる事に成功する。しかし、それでも多くの失業者出すことになり、一時はオーストリア・ハンガリー帝国で革命がおき、共産化する可能性すら真剣に語られるほど経済にダメージを受けることになった。しかし、オーストリアは対外植民地は旧ドイツ禎子機植民地しかもたず、とてもではないがブロック経済の構成は不可能というおまけ付きであった。本来なら持たざる国としてそのまま革命がおき赤化するか、ファシズム染まるかの二卓しかなかったオーストリアであるが、最終的には日米の欧州の代理人として経済圏に組み込まれる事でそれらを避け、経済の再建を行っていく事になる。

世界各国に大きな影響を与えることになった世界恐慌であるが、一国だけ世界恐慌の影響を全く受けず非常に高い経済成長を続ける国があった。それは、世界で唯一の共産主義国家であったソビエト社会主義共和国連邦、通称ソ連である。

ソ連は飢餓輸出を実行していくことにより、多くの外貨を取得、それを元手に国内に投資することで高い成長率を維持し続けた。しかし、そのような事は当然、ソ連自慢の秘密のベールによって隠され、国際社会にはプロパガンダで構成された《事実》が流されていき、ソ連の《事実》を知った大恐慌下で救いを求める人々は共産主義に希望的な経済体制を夢見ることになり、特に欧州の上流階級で裏切りが続出、スパイになる人材が輩出されていく。

上記したように欧州では経済の立て直しが積極的に行われていくが、それと平行して軍備の拡張が行われる事になる。

その発端は1933年に就役したドイツ帝国の最新鋭装甲艦であるドイッチュラント級装甲艦(※2)の登場であった。

172ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:24:24 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
本級は、弩級戦艦に砲力で、巡洋艦に速力で劣る艦とドイツ帝国海軍内では酷評されることになったが、イギリスやフランスは巡洋艦に砲力で、戦艦に速力で勝る本級がディーゼル機関の特徴の1つである航続距離の長さを活かして本国と植民地との連絡線を攪すること非常に恐れた。そして、ドイッチュラント級に対応する為にイギリスでは廃艦の危機にさらされていた巡洋戦艦 フッドとレナウン級巡洋戦艦2隻の近代化改装が実施され、フランスでは新型高速戦艦としてダンケルク級戦艦の建造を開始する。

そしてイタリアはフランスのこのダンケルク級やオスマン帝国のスルタン・メフメト・レシャド級戦艦(※3)に練習艦任務に就いていたコンテ・ディ・カブール級J級戦艦とカイオ・ドゥイリオ級J級戦艦を当座の間に合わせとして近代化大改装を行い、次いで本命としてヴィットリオ・ヴェネト級超J級戦艦2隻の建造を開始する。さらにイタリアを仮想敵国とするオーストリアがこれに対抗する為に新型戦艦の建造を開始するなどプチ建艦競争をおこすことになった。

また、1935年にドイツがヴェルサイユ条約の軍事条項の破棄と再軍備を宣言すると海軍に留まらない軍拡競争一歩手前まで来てしまう。

なお、ドイツはこの再軍備宣言に先立って日米英と秘密裏に接触しており、彼らは現状のままだと軍事力の拡大を続けていくソ連赤軍に対抗できないとして軍備規制の緩和を求めていた。実際にこの頃のソ連赤軍はドイツによる軍事技術支援の結果、日米を除けば世界最大の機械化軍を有しており、現状のドイツでは有事の際に役に立たないのは自明の理であった。

その事から「ラッパオ秘密条約でソ連赤軍を近代化させ、赤軍の戦闘能力を格段に向上させた主犯が何を言っているんだ!!」と夢幻会は考えながらも、赤軍に対応するためにはと米英はドイツの再軍備に賛成する。唯一大粛清がおきる事を知っていた日本はこれを渋るが、しかし、自国の軍隊の屋台骨を自分達でへし折るなんてアメリカやイギリスなどは勿論、非夢幻会派政治家も信じるはずもなく、米英に押されて、ドイツの再軍備に賛成する事になる。

この時、ロンドンで結ばれた密約では以下の事が認められた。

・陸軍兵力の上限を従来の10万人から50万人まで上げる
・義務兵役制を復活を承認
・参謀本部の再設置を承認
・戦車を含めた装甲車両への制限を禁止の解除
・航空機への一部制限の解除
 (4発以上の機体の開発は依然として禁止)
・砲への制限の解除
・軍需物資の製造禁止の解除
・機関銃の禁止を解除
・海軍の上限を軍艦保有量をイギリスの 35% まで引き上げる。

この密約もあって、ドイツ軍は急速に軍備を拡大させていった。しかし、急激な拡大に伴う軍事費の高騰や軍需への労働人口集中は
ドイツ経済に重くのし掛かる事になり、各種手形と合わさり、緩やかにであるが、ドイツの首を締めていく。

一方、世界初のファシスト国家であるイタリアでは、世界恐慌以降、経済は一時的に落ち込んでいたが、その後はムッソリーニの経済政策もあって好景気とは言わないものの、通常の領域まで回復していた。

173ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:26:08 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
それを活かしてムッソリーニは他の列強が足踏みをしている間に勢力を拡大させようと、ファシスト大評議会においてエチオピアに対する積極策を選択、戦争に介入されないようになった英仏との関係を改善させていく。そんな中で、イタリア領植民地とエチオピアの国境地区であるワルワル(ウァルウァル)で小競り合いが発生する。この事件ではイタリア植民地軍に30数名の損害が出ることになり、イタリアの世論は対エチオピア強硬論で一色になり、この結果を受けたムッソリーニは1935年にエチオピアへ軍事侵攻を開始すること決定。さらにムッソリーニは念の為にフランスへの交渉や工作を実施し、1935年にはフランスがエチオピア問題へ介入わらない事、その対価としてドイツと開戦した場合にイタリアが連合国側で参戦する事を合意した。

しかし、フランスの同盟国であったイギリスは当初こそイタリアの味方をしていたものの、労働党や世論からの突き上げもあって1935年にエチオピアがイタリアの侵略を国際連盟に提訴すると手の平を覆し、公然とイタリアを非難。イギリス本土艦隊からアドミラル級巡洋戦艦《フッド》《ネルソン》、航空母艦《ハーミーズ》を中核にアリシューザ級軽巡洋艦1隻、D級駆逐艦3隻、F級駆逐艦5隻からなる艦隊をイタリアに圧力を加える目的で地中海に派遣する。さらに満州戦争以前よりエチオピアと友好関係にあった日本や、日本の同盟国であり、自称正義の味方でもあるアメリカ合衆国もイタリアを非難、日本に至っては瑞鶴級航空母艦《天鶴》、蒼龍型航空母艦《黒龍》、秩父型大型巡洋艦《雲取》《三輪》、改大淀型ミサイル巡洋艦2隻、秋月型ミサイル駆逐艦4隻、島風型艦隊型駆逐艦4隻、呂-二五四型攻撃型原子力潜水艦2隻を中核とした日本海軍地中海艦隊もイタリアに圧力を加えるべく動員が開始される。

こうした動きにイタリア国内では日英との戦争を恐れる声が高まっていく。特に日本はドデカネス危機での対立以降はイタリアにとっては宿敵と言える存在であり、現状の軍事力での開戦は二の足を踏むことになる。そうして、地中海では日英とイタリアの間で開戦の危機となるアビシニア危機が発生、この問題によって欧州各国の目は結果としてドイツから外れることになった。

この時、フランスはイタリアとの戦争に消極的であり、対ドイツの関係上イタリアの肩を持つが、イギリスと日本の間ではすでに有事の際に協力することが合意されており、フランスの協力など必要があまり存在しなかったために軍事圧力を加えていった。これを受けたイタリアはエリトリアとソマリランドの軍をエチオピア国境に集結させ始めながらも、フランス仲介を受けパリにおいて日英と交渉を行っていく。

また、国連でもこの問題が討議される事になり、日本、イギリス、フランス、オスマン帝国の国連理事国4カ国とポーランド、スペイン、オランダの三カ国による特別委員会が設置され、平和的解決の模索を開始する。

この特別委員会はエチオピアの独立を連盟が保障するかわりに指導下に置き、イタリアが望む国境線変更を行う代償として、英仏がイギリス領ソマリランドおよびフランス領ソマリランドから若干の領土をエチオピアに割譲するという調停案を作成、上記の調停をイタリアが受け入れない場合はイタリア船籍船およびイタリア国籍人の依頼の基に運行している船舶のスエズ運河の渡航を禁止する言う条文を日本の提案により付け加えて両国に提出する。

スエズ運河の渡航禁止を打ち出されたイタリアは、政界内部でも提案の受け入れを求める声が高まっていき、最終的にはムッソリーニもこれを受諾。エチオピアではあまりにイタリア寄りであると反発がおきるが、国連連盟側はエチオピアの意見を却下。戦争よりかはマシだと考えたエチオピアもこの調停案を受諾して戦争の危機は回避された。

しかし、ムッソリーニやイタリア国民はこれを連合国からの裏切りと判断。国際外交に反感を持っていたイタリア国民の間ではナショナリズムが高まっていき、国際連盟から脱退するなど、国際的な孤立を深めていく。また、連合国に対抗する為に再軍備宣言以降、連合国から(表向きは)敵対視されていたドイツと1938年に事実上の軍事同盟である鋼鉄協定を締結するなど急激にドイツに接近していった。

174ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:28:26 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
欧州でヴェルサイユ体制が音をたてて崩壊していく一方、アジアではドイツからの軍事顧問団の活躍と軍事支援受けていた蒋介石率いる中国国民党政府が軍閥や共産主義勢力を取り込むか壊滅させ、中華民国の統一に成功していた。しかし、いや当然と言うべきか彼が中国民国に敷いた体制は完全なる全体主義体制主義体制であり、蒋介石という独裁者を中心に、党、軍、秘密警察といったもので構成されていた。

これが原因で日本のチャイナバッシングに現実味を与えアメリカの世論は反中華民国で固まってしまう。それでも欧州からの指導と支援のもとで経済再建を実施したのだが、満州連邦と言う中華民国にとって必ず倒さなければならない敵に備える為にその成果の大半を軍備に費やす事になり、経済の立て直しはなかなか進まなかった。

そんな中、1932年にハプロ・中国間物資交換条約が締結され、国民政府は、ドイツ製品とその開発支援と交換に中国産の軍需資源の提供を約束、さらにドイツの支援の基で鉄道建設を大いに進めるなど軍事的・経済的なドイツとの結びつきを深めていく。

その集大成の1つが1936年から行われた軍事産業三ヵ年計画であろう。この計画は満州連邦に対抗できるだけの工業国となることを目的とし、タングステンとアンチモンの独占開発、湖北省、湖南省、四川省のような地方都市に中央製鉄所、機械工場、発電所、化学工場を建設することなどが骨子として、中国政府の国家資源委員会とハプロ・ドイツ軍によって推進された計画であった。

この計画はドイツ帝国の融資もあって順調に進み、1940年に入るまでに中華民国の工業力は5倍近くまで羽上がる事になり、これが理由で中華民国の輸入額の三割近くをドイツ帝国が占める事になる。

中華民国軍もドイツ軍事顧問団などのドイツの支援の下に近代化が進められていく。その一貫として、揚子江沿いにある既存の兵器廠群の設備が刷新され、これらの施設ではMG08機関銃やMG34汎用機関銃、8cm sGrW34迫撃砲、Gew88小銃、Kar98k小銃、15cm sFH 18榴弾砲、3.7 cm PaK 36対戦車砲、10 cm K 17カノン砲、7.5 cm leIG 18などの火器や砲類、ガスマスク、M35型シュタールヘルムなど装備品、果てにはSd Kfz 222などがライセンス生産され、中華民国軍に配備されていった。

それ以外にも、少数ながらⅢ号戦車やドイツ製の軍用機を購入するなどし、満州連邦と戦える軍備を整えていく。

また、中華民国はドイツの他に日米の負担を少しでも増やそうと動いていたソ連からも軍事援助を受けており、BT戦車やT-25軽戦車、I-15戦闘機、SB爆撃機なども配備していた。

こうした中華民国の驚異の拡大を受けた日米は満州連邦への軍事援助を増大させ、満州連邦自体もそれまでの軽軍備路線を変更して国防予算を増大、満州の経済成長にブレーキをかける事になる。

175ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:29:47 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
それまでは最大の装甲戦力が一三式装甲偵察車(※4)であったが、この路線変更により、初の無限軌道装甲車両として一四式軽戦車(※5)を導入、戦闘機もそれまでのP-35(※6)からP-11(※7)と一二式戦闘機(※8)に更新するなど、装備面でも満州連邦の軍拡の規模がわかるであろう。

余談であるが、このときに次期主力戦闘機として日本は一七式試作戦闘機(※9)を、アメリカはP-26 エアコブラ(※10)を採用しないかと満州連邦に打診したが、この両機のスペックを知らされた空軍省は仮想敵国の航空機(I-15もしくはHe51)に対して性能が高すぎて、逆に費用対効果が悪いと判断、これを謝辞した。そして、中古で安く購入することができるP-11と一二式戦闘機を選ぶことになった。

話を戻そう。こうして、満州連邦も軍備の増強に走っていき、中満国境では日に日に緊張が増していく事になり、満州連邦との緊張が高まれば高まるほど中華民国は日米からも警戒され、結果としてドイツに接近していくと言う悪循環に陥る事になる。

なぜイギリスやフランスではなくドイツかと言うと、イギリスやフランスは債権国である日米の目や恐慌でのダメージであまり投資をしてくれないからだ。

世界は大恐慌を契機としてイギリス、フランスを軸とする協商国、日本とアメリカを中心とした枢軸、ドイツ帝国、イタリア、中華民国を中心とした同盟、そしてソ連の4つに大まかに分断され、それぞれの勢力の国際的、経済的つながりは消えていった。

そして、1939年8月23にソ連とドイツ帝国が独ソ不可侵協定を締結、翌月の9月1日にソ連がポーランドからの先制攻撃を受けたとしてポーランドに対して宣戦を布告、ソ連赤軍が80万人もの兵力を擁してベラルーシとウクライナから二手に分かれ、ポーランド東部国境地帯に侵攻を開始。第二次世界大戦の幕が上がった。

176ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:30:23 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
(※1)
ドイツの怨敵であるオーストリア出身であったが受験の失敗と史実とは違い確りと受けた徴兵検査での不適格判定による兵役を免除を機に、オーストリア国籍の放棄とドイツ国籍を取得を行っており、さらに第一次世界大戦ではバイエルン陸軍に従軍していたと言う経歴もあって、選挙では対して問題視されなかった。

政治思想は第一次世界大戦での経験(同じ部隊に多くのユダヤ人がおり、彼らと戦場で寝食を共にしたこととオーストリアによる背後からの一刺)から史実のような反ユダヤ主義、凡ゲルマン主義は抱いておらず、ドイツ人とはなにかと言う質問に対して、「ドイツ帝国とドイツ皇室を愛し、自らの最低限の義務を果たしている全ての人々であり、そこに人種や身体的特徴による差はない」と記者達に公言するなど、人種的にはリベラルと言える政治家であった。

しかし、政治方針はガチガチの右派であり、ヴェルサイユ条約の破棄や再軍備の実行、失った東プロイセンの奪還、反共産主義を主張している。

(※2)
ドイッチュラント級装甲艦
スペック自体は史実と変わらないが、建造数は予算関係上2隻に減っている。

(※3)
オスマン帝国海軍がスルタン・オスマン1世の後継艦として日本に発注した戦艦。史実の長門型をモデルとして設計されており、41cm連装砲4基8門を主砲として有する強力な戦艦。全3隻が建造され、オスマン帝国海軍に引き渡された。

(※4) 史実 M8 グレイハウンド

(※5) 史実 M24

(※6) 史実九七式戦闘機

(※7) 史実四式戦闘機

(※8) 史実 P-51

(※9) 史実 F-86

(※10) 史実 Mig-17

日本海軍地中海艦隊構成艦
瑞鶴型航空母艦
排水量:45,000t、最大速力:33kt、兵装:8連装ミサイル発射基(六二式個艦防空ミサイル対応)4基、搭載機数:80-68機

秩父型大型巡洋艦 
排水量:31,400t、最大速力:33kt、兵装:50口径31cm三連装砲3基、50口径76mm連装砲8基、単装ミサイル発射基(五九式中距離艦対空ミサイル対応)4基、8連装ミサイル発射基(六二式個艦防空ミサイル対応)6基

改大淀型ミサイル巡洋艦
排水量:11,800t、最大速力:32kt、兵装:60口径15.5cm三連装砲2基、50口径76mm連装砲3基、連装ミサイル発射機1基

秋月型ミサイル駆逐艦
排水量:3,850t、最大速力:32.5kt、兵装:54口径127mm単装速射砲2基、単装ミサイル発射基1基、八連装対潜ミサイル発射基1基、3連装魚雷発射管2基

島風型艦隊型駆逐艦
排水量:2,750t、最大速力:40kt、兵装:54口径127mm単装速射砲3基、61cm五連装魚雷発射管3基、三連装対潜ロケット砲2基

呂-二五四型攻撃型原子力潜水艦
排水量:3,500トン、最大速力:29kt、兵装533mm水圧式魚雷発射管6門

イギリス本土艦隊派遣部隊構成艦
アドミラル級巡洋戦艦
排水量:41,125t、最大速力:28kt、武装:45口径40.6cm連装砲4基、50口径15.2cm連装速射砲6基、17.8cm20連装ロケット砲4基、4cm八連装ポンポン砲8基

航空母艦 ハーミーズ
排水量:25,700、最大速力:31kt、兵装:45口径11.4cm連装両用砲8基、、4cm八連装ポンポン砲4基、搭載機数:84機

その他は史実と同様

177ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:32:30 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。 wikiへの転載はOKです。

178New:2019/08/10(土) 16:39:16 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。アメリカが風邪引いたら世界中が軍備ハリネズミになるという
展開・・・伍長殿は人種的にリベラル化したけど東欧全体的に見ると
史実よりかはマシレベルな気がする・・




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