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没作品投下スレ

164 ◆2kGkudiwr6:2007/08/04(土) 18:15:42 ID:vp1hckrY

――スバルに限った話ならば。

「隠れるのはそっちだけの専売特許じゃない――クロスファイアー・シュートッ!」

響いたのは、新たな声。
伏兵が撃ち出したオレンジ色の魔弾が、アサシンの右腕に命中する。
アサシンを倒すには、遠く及ばない一撃。しかしそれでも……一瞬だけ、アサシンの動きは止まっていて。

「ありがと……作戦通りだね、ティア!」

スバルが相棒に言葉をかけながら、走っていた。
状況が変わった今、勝敗の行方も変わりつつある。
アサシンが宝具による呪いを完遂するより先に、スバルが距離を詰め、アサシンに一撃を叩き込む可能性も多いにあるだろう。

「キキ……キィ!」

それでも、蟲が鳴くような声で髑髏が笑う。
アサシンに慢心はない。なればこそ、今までスバルを痛めつけ、宝具を文字通りの必殺となそうとしていたのだ。
現に傷ついたスバルはティアナの援護を受けて尚、反応が遅れている。
故に、この程度で敗れはしないというのがアサシンの矜持であり。
皆と一緒なら勝てると言うのが、スバルの誇りだった。



目覚めた黒い聖杯。攫われたギンガ。そしてスカリエッティの真意。
それぞれの目的のため結託する間桐と英雄王。立ちはだかる最優のサーヴァント。
世界の全てを集めし最強の王と、それに拮抗する贋作者。
サーヴァントに対する新たなジョーカーと、立ちはだかる暗殺者。
従来のルールを尽く覆し破綻した聖杯戦争の中で、フェイトと凛は――



「――教えてあげるわ、金ぴか」
「確かに、私達一人じゃ背負いきれない。だから、皆で一緒に背負うんです!」


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