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避難用作品投下スレ

769挺身:2007/03/25(日) 02:03:49 ID:8IppEzck0
「よくぞ生きていてくれました。会いたかったわ……名雪」
「私何回も殺されそうになったんだよ。怖かったよ。命からがらずっと逃げ回っていたんだよ」
「名雪、持ってなさい」
秋子は感慨に耽ることもなく、名雪に懐中電灯を渡すと銃口を向けたまま歩み寄る。
「おばさん、待ってください。僕の話を聞いてください……くっ、だめだ」
相手が名雪の親だけに言い訳は通用しない。
毒電波を用いたが秋子にはまったく効かなかった。

「ナイフを渡してもらいましょうか。もう威嚇用に弾は使いたくないので警告はしません」
秋子は笑みを浮かべたまま、しかし冷ややかな声で話しかける。
座り込んだまま拓也は仕方なく八徳ナイフを放り投げた。
「うぐっ」
次の瞬間、拓也は蹴倒され地べたに転がっていた。
「両手を伸ばしなさい」
「するから……赦してください! ゴホッ」
「光陰矢のごとしというでしょ。命乞いなんて聞いてたら、おばあさんになってしまいますよっと」
「うあっ、あぁぁぁぁぁぁっっ!」
右の掌にナイフが深々と刺さっていた。
「まったくもう、悪い子ですね。名雪が受けた苦しみをたっぷりと味あわせてあげましょう」
「あぁぁぁぁぁぁっっ! やめてくれぇ! 許してくれぇ!」
秋子はナイフを抜くとすかさず左の掌を貫通させた。
名倉有里の時と同様、苦痛を味あわせた上で殺すつもりである。

「男の子だから……そうだわ、クルミ割りをやってみましょうね、ウフフフ」
足先で拓也を仰向けに転がすと楽しむように股間を踏みつける。
──つま先が睾丸を捉えていた。
「おばさん! 頼むからやめ……ぎゃああああああっ!」
危うく潰れかけたところを拓也は渾身の力を振り絞り、身をよじって逃れた。


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