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番外編投下用スレ

100明神 ◆9EasXbvg42:2025/07/21(月) 20:07:43
「弟の扱いが雑過ぎるだろお姉ちゃん……」

姉弟ってこういうもんなの?うち男兄弟だからわかんねえわ。
とか言ってるうちにミドやんが崩壊し、中からマリーディアが吐き出された。

>「よし、出番だマスター」

エンバースが酒の瓶を二本放る。受け取ったマスターは既に栓抜きを用意していた。

「任せなさい」

マスターの体から黒い領域のようなものが生み出され、マリーディアを包みこんでいく。
それは結界のように滞留し、他者の侵入と窃視を防ぐ。

「暗転エフェクト……決まったッ!肛門裂傷デバフだ!マリーディアの野郎、明日から一回り太いウンチが出るぜッ!」

まぁ実際は単なる二日酔いデバフがつくまで酒を飲まされるだけの技だけども。
マリーディアがどんな愚痴吐くのかちょっと興味はあるが、わざわざ覗き見することもあるまい。

>「悪いがこっちはRTAの最中でな。湿っぽいムービーはスキップさせてくれ」

そういう感じだ。
で、マリーディアのお悩みを解決したところでクエスト終了とはいかないらしい。
そりゃそうだ。リバティウム編のボスはミドやんじゃない。
なんか急にちょっかいかけてきた奴がいたはずだ。つまり俺達は――

>「『まだこのチャプターのボスを倒せていない』んだ」

そういう感じだ(2回め)。
こんだけシナリオめちゃくちゃになってもちゃんと来るんだなアイツ……。

>「ミハエル・シュバルツァーが鍛え上げた堕天使と……それに何よりイブリースだ。
 アイツは『門』が使える。RTAをするならまず門の使い手を確保しないと話にならない。だろ?」

「それはマジでそう……機関車も馬車も余裕で一月とか使うもんなアレ」

オープンワールドじゃファストトラベルなんか標準実装されてるもんだが、『門』はそれらとも比較にならない利便性を持つ。
なんてったって、『行ったことない場所にもファストトラベルできる』のだ。
ゲームがぶっ壊れるぅ〜〜〜!!

>『――おい、ハイバラ。これ以上僕を待たせるな。苛つかせるな。失望させるな。
 あの日、世界大会に君は来なかった。あれから二年。
 やっと僕の前に姿を見せたかと思えば……そんな無様なナリでよくヘラヘラしていられるな」

「あっ?なになにミハエル君初登場時の記憶のまんまなの?」

じゃあまぁ……馴れ合っても良いことにするか……。
本編で色々やらかす前の、これはIFルートみてえなもんなんだろう。
今後の関わり方によっては人格をまっとうに育て直すこともできるかもしれん。
それはそうと、ローウェルが言うには本編終了後のミハエルはエンバースとなんかよろしくやってるらしい。

101明神 ◆9EasXbvg42:2025/07/21(月) 20:08:50
>「いや、朧げだけど思い出せるぞ。お前さあ、こっち来る時荷物になるからって
 マジでタブレットとパスポートと財布しか持ってこないのやめろってば。部屋着が無限に増えてるんだよ。
 なんでウチのゲーミングハウスにお前専用のクローゼットが設置されようとしてるんだよ。プレミア付けて売れないかなアレ」
>『部屋着が……?はっ、まるで僕が他人と生活スペースを共有しているかのような口ぶりだな。あり得ないね』

「……仲良すぎじゃない?月一パジャマパーティー開いてんの?二人だけで?野郎同士で?」
 部屋に私物置いてるのってもう匂わせだろそれ……誰に対してアピールしてんだよ」

男同士、密室、月一回……何も起きないはずはなく。
まぁ実際なんか起こってはいるんだろう。徹夜でスマブラ大会とかな。
ミハエルが月一で投稿するSNSにいつも同じ他人の部屋が写っていてあっちのファンは阿鼻叫喚かもしれない。

「……ん?ちょっと待って、『ゲーミングハウス』……?
 ゲーム部屋のこと気取ってゲーミングルームとか言うならわかるけど、ハウスってお前」

知らねえ文化だ……もしかしたら世界レベルのゲーマーはゲーム専用家屋を必要としているのか?
俺の問いに、首を傾げたのはミハエルだった。

「なんだその反応。ゲーミングハウスは日本では一般的じゃないのか?
 防音仕様の一軒家なしに、どうやってゲームで蓄積した怒りと向き合うんだ。
 隣人の迷惑を何だと思っているんだ……あり得ないだろ……」

「あり得ないのはお前の情緒だよ」

イライラゲージの開放用だったかぁ……。
ミハエルはそれ以上雑談に付き合うつもりはないらしく、スマホを手繰る。

>『――やってしまえ、イブリース!』

出てきたのはイブリースと堕天使が半々で混ざった感じのキメラだった。
まぁ予想の範囲内ではある。ぐちゃぐちゃになったイベントフラグはまだ治ってないらしい。
じゃあもうミハエルとイブリースも合体させていいんじゃね?

>「さておき、これで『門』は確保出来たな。ここからはRTAが加速するぞ。明神さん、次はどこ行く?
 スキップしたチャプターのステージとアクターを融合させられるなら、
 ある程度狙ってこのバグを起こしていくのも面白そうだけど――」

「んーキングヒルはぶっちゃけ行く必要ねえなあ。バロール居ねえし。クーデターもする相手居ねえし。
 となると順当に行きゃ次はアコライトだけど……なんかマホたんと帝龍が混ざりそうで怖くね?」

なんでも良いけどエンバースお前、せっかく来てくれたお友達スルーしっぱなしで良いのぉ?
俺はもうひと仕事終えた感があるので、インベントリからカップと熱々のコーヒーを取り出して注いだ。

>「――この僕を前にして!余裕ぶってるんじゃあないぞッ!」

「おーキレてるキレてる。大変だねあんたら」

完全に他人事なので俺は心穏やかにコーヒーを啜った。

>「いいだろう!そのくたびれたオッサンがやられた後でもその態度を保てるか試してみようじゃないか――――ッ!!』

「ぶぶーーっ!?」

特に理由のない暴力が俺を襲う――!

まったく予想だにしない方向からタゲが向いて俺はコーヒーを吹き出した。
なんでだよ!俺ほとんど会話に加わってなかったじゃん!
そこで俺は気付いた。エンバースの巧みなヘイトコントロールに――

102明神 ◆9EasXbvg42:2025/07/21(月) 20:09:19
>『ここからはRTAが加速するぞ。明神さん、次はどこ行く?』

この問いかけにより、ミハエルの中で俺の扱いが変わった。
『その辺にいるモブ』から『自分を差し置いてハイバラが喋りかけた相手』へ……!
なんで俺なんだよ!壁役なら適任がいるだろうが!

「じょ、ジョン!タンク!はやくしてやくめでしょ!!」

サっとジョンの影に隠れる。その横からカザハ君の鋭い突っ込みが入った。

>「日本語の豆知識を教えてあげよう。
 本人を前にした時はどれぐらい年上かに関わらずお兄さん、お姉さんと呼んだ方が無用な争いを防げるんだよ」

「ぼくまだおっさんって齢じゃないよ……?にじゅうごちゃい!」

いや自虐気味に自分のことおっさん呼ばわりしてたこともあったけども!
ミハエルの野郎、素で俺をおっさん扱いしやがって!

>「それと、スペック任せの雑な攻撃って敵役の専売特許やねん」
>「令和ファンタジーの代表格である葬〇のフリーレンは、せせこましい小細工をかましてくる敵達を
 主人公パーティー側が問答無用の高スペックで押し切るスタイル――!
 日本人のくせにそんなことも知らないのか!?」
>「はい語るに落ちた――ッ! めーっちゃ日本のアニメ語っとるやんけ――!」

「さっきから何の話してんだお前ら!?」

ミハエルが日本のアニメに詳しいのは……まぁ多分入れ知恵した馬鹿がいるんだろう。
ハイバラ君さぁ……パジャマパーティーで上映する作品ちょっと偏ってるんじゃない?

んー。
んーーーーーーー……。
よし!真面目に戦うの、やめよう!

「ミハエル君よぉ、ずっとお前に聞きたかったことがあんだけど」

適当に魔法無効の壁ユニットとか出して、その影から声を投げる。

「喋るなっ!noobと話していると僕のゲームIQが下がる!!」

その発言が既にIQ最低値なんだよなぁ……。

「フリードリヒ・ニーチェっているじゃん。お前の大好きなニーチェ大先生だよ。
 ――ソシャゲに実装されるとしたら、どんなキャラになると思う?」

イブメタ(仮)の苛烈な攻撃がピタリと止んだ。
あるいはそれは、もっと大火力の魔法を放つ溜めの瞬間なのかもしれなかった。

103明神 ◆9EasXbvg42:2025/07/21(月) 20:09:55
ミハエルもコアゲーマーである以上、この手の話題は一度は考えたことがあるはずだ。
織田信長とかジャンヌ・ダルクとか知ってるだけで2桁のソシャゲに出演してるし、
ニーチェくらいメジャーな偉人ならいつ実装されてもおかしくない。
一方で、ミハエルはリアルで語録を恥ずかしげもなく放つくらいの気合入ったニーチェ信者だ。
冒涜極まりない話題に、ノータイムで俺を殺しにかかる可能性もある。

乗るか、反るか。
伏せたカードの絵柄が今、捲られる――。

「……美少女化してか?しないでか?」

ミハエルはそう答えた。
乗った――!!

「実在の人物を好き放題するのは色々問題あるからな。俺達の世界と似たような歴史を辿った別の星って世界設定で、
 19世紀の"ドイツっぽい国"で活躍した、たまたまニーチェと同じ名前の哲学者(美少女)――ということにしよう。
 まず属性はどうする?やっぱ『神は死んだ』とか言ってるから闇属性か?」

「浅いんだよ読み込みが……!哲学エアプレイなのか……?僕の解釈では、『神の死』はむしろ前向きな啓蒙だ。
 神という超越者に導かれなくとも、人間は自分で道徳を規定し、よき人間であろうと努力することができる。
 『神は死んだ』は光属性のバフスキル――!味方全体に固有スタックの『力への意思』を付与する!」

「な、なるほど……じゃあ次は
「さらに!」
「はい……」

「さらに、敵一体へ『ルサンチマン』を付与し、これを攻撃することで味方が『超人』バフを獲得する!
永劫回帰の要素も入れたいな……同一の行動を繰り返すごとにスタックが溜まっていって、
 消費することでより強力なスキルが使えるようになるのはどうだろうか。
 想定コンテンツとしてはやはり大型レイドボス戦かな。おっと!だからって安易に神への特効キャラとするのは良くない!
 ニーチェが否定したのは『神への依存』であって神そのものではないからね……!」

「どんどん出てくるじゃん……」

おっと!じゃねンだわ。お前そんな早口でイキイキしゃべるタイプのキャラだったかなぁ……?
バトルの方はまぁエンバースが居りゃどうとでもなる。
どうせこの先ダラダラ馴れ合うことになるんだ。ミハエル君には存分にキャラを立てていただこう。


【ソシャゲ談義】

104ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2025/07/27(日) 02:04:15
「おぼぼぼぼ!!!」

一度巨大な津波に巻き込まれてしまってた人間には成すすべがない

>「……ったく。何遊んでんだよ、ジョン。カザハと連携するならもっと上手いやり方があるだろ?」

水に飲まれている僕にはその声は聞こえようがなかったが…長い付き合いになったせいか
どうせ相変わらず皮肉の利いたかっこいい言い回しをしているのだろう。

そんな事を溺れながら考えていた瞬間

「オボッ…うわぁぁぁぁあ!!!」
「にゃああああああああ!」

体が空中に舞い上がる…いやそんな優しい感じじゃない…上空に向かって放り投げられている…!
流石の部長も物凄い衝撃に僕と同時に吹っ飛ばされていく。

地面ならともかくここは何も捕まるところない空中だ…部長はその内体勢を立て直せるだろうが…僕は…つまり………死んだじゃないの〜?

>「カザハ、上手い事コントロールしてやれよ。でないとジョンは海の彼方だ」

「海の彼方どころか宇宙の塵になりそうな勢いなんだけど!!!」

>「そうだ! カケルが背中に乗せて突撃すればいいんじゃない!? 白馬に乗った王子様的な! マリーディアって女王様だし丁度いいじゃん!」

カザハが風をコントロールし、僕はカケルの背中へと乗せられるように着地する。
偶々目があったカケルの顔には明らかな困惑の表情が浮かんでいた。

>「弟の扱いが雑過ぎるだろお姉ちゃん……」

「いや僕の扱いも雑じゃないかこれ…?」

そしてエンバースの作戦通り僕達は急降下し…

「ま…でも気にしないで粉砕できるってのは…気が楽でいいね?」

上空から急降下した僕とカケルはミドガルズオルムを粉砕した。
やっぱり筋肉は全てを解決するってワケ

105ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2025/07/27(日) 02:04:32
当然急降下した僕達は敵を粉砕したが同時に海に落ちてしまった。
部長がいたので回収はされたが…みんな海に落ちた僕とカケルの事忘れてないよね…?大丈夫だよね…まさかね?

>「へへ、みんな正直に言おうぜ。忘れてただろ、コイツらの事。困るな。
 水属性の超レイド級、ミドガルズオルムは確かに重要なオブジェクトだが――」

なんかもう話が進んでる!本気で忘れたわけじゃないよね!?信じてるからね!?

>「ミハエル・シュバルツァーが鍛え上げた堕天使と……それに何よりイブリースだ。
 アイツは『門』が使える。RTAをするならまず門の使い手を確保しないと話にならない。だろ?」

ミハエル…聞き覚えがある。戦ったはずだ…いや僕が直接戦ったわけじゃないけど…
確か僕はその戦いで勇者の剣を…

「ウッ」

頭が一瞬痛くなる。

無理に思い出そうとすると頭が痛くなる。
イブリースの事は思い出せるのに…他の事は今の状況と関係がないと思い出せないのか?

>「オイオイオイオイ何してる、バカタレはお前だローウェル。
 なんでソイツの記憶を戻さなかった?今の俺とこの時点のソイツが勝負になるかよ」

>『うるせー!んなこた分かってるのです!けど記憶を戻したってお前らが仲良くデュエルして終わるだけに決まってるのです!
 そもそも最近じゃ月一で日本に遊びに行ってるアホタレがどのツラ下げてこのシナリオに敵役で出演しやがったのです!』

記憶があろうとなかろうと仲良くデュエルして終わりそうな気もするけど…
野暮な事は言うのはやめておくか、RTAするのに関係なさそうだし。

>『モス……?ふざけるなよ。マンガやアニメのお嬢様じゃないんだ。あんなジャンクフードを僕が口にするものか』

>「ホラもう比喩表現がちょっと日本寄りになってるじゃねーか」

逆に考えればしがらみが変にない分今のほうが仲良くなることができるんじゃないだろうか。
仲間の為とかそんなんじゃなく気に入らない奴をぶっ飛ばす…その方が仲良くなれる気がする。

>「んーキングヒルはぶっちゃけ行く必要ねえなあ。バロール居ねえし。クーデターもする相手居ねえし。
 となると順当に行きゃ次はアコライトだけど……なんかマホたんと帝龍が混ざりそうで怖くね?」

昔の漫画では殴り合ったら友達みたいな表現よくあったし。

>『ええい!もういい!これ以上君の戯言に付き合うつもりはない――』
>『――やってしまえ、イブリース!』

「エンバース…君も大変だね」

>『――この僕を前にして!余裕ぶってるんじゃあないぞッ!いいだろう!
 そのくたびれたオッサンがやられた後でもその態度を保てるか試してみようじゃないか――――ッ!!』

しかしエンバースの巧みな話術で怒りの矛先は明神に向かう!

>「じょ、ジョン!タンク!はやくしてやくめでしょ!!」

そしてその明神は僕の後ろに隠れる。
攻撃の矛先は最終的に僕に向かって飛んできた。

「…ふぅ〜〜〜…なんでそうなるんだッ!!!」

僕は攻撃を受け止めながら叫んだ。

106ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2025/07/27(日) 02:04:53
「イブリース…また喋れない…理性のない君と殴り合う事になるなんてな…」

雰囲気だけは似てるイブリースと名付けられたモンスターと殴りありながら…
僕はあの日…自分を代償に同胞全てを救おうとしたイブリースの姿が重なって見えた。

あの時と違う事があるとするなら…僕は今バニー姿で殴り合っており
純粋な暴力で殴り合ってる僕らは全くいないような振舞いで回りは大騒ぎしている。

>「貴様は何を言っているんだ。
令和ファンタジーの代表格である葬〇のフリーレンは、せせこましい小細工をかましてくる敵達を
主人公パーティー側が問答無用の高スペックで押し切るスタイル――!
日本人のくせにそんなことも知らないのか!?」

>「はい語るに落ちた――ッ! めーっちゃ日本のアニメ語っとるやんけ――!」

>「……美少女化してか?しないでか?」

>「実在の人物を好き放題するのは色々問題あるからな。俺達の世界と似たような歴史を辿った別の星って世界設定で、
 19世紀の"ドイツっぽい国"で活躍した、たまたまニーチェと同じ名前の哲学者(美少女)――ということにしよう。
 まず属性はどうする?やっぱ『神は死んだ』とか言ってるから闇属性か?」
>「浅いんだよ読み込みが……!哲学エアプレイなのか……?僕の解釈では、『神の死』はむしろ前向きな啓蒙だ。
 神という超越者に導かれなくとも、人間は自分で道徳を規定し、よき人間であろうと努力することができる。
 『神は死んだ』は光属性のバフスキル――!味方全体に固有スタックの『力への意思』を付与する!」

煽り続けるカザハ
何かだか僕にはよく分からない会話を続ける明神

そしてここからではよく見えないし聞こえないが
恐らくRTAの準備をしながらかっこいい言い回しとポーズを決めながらクックックと笑っているエンバース。

「ごめんイブリース…一旦ストップで」

見た目の変わったイブリースにそう伝えると意思が伝わったのかイブリースが動きを止める。

「ローウェル」

「?…ヒッ」

「僕の姿を戻すアイテム…だして?」

お前の権限ならできるよな?と圧力をかける

「断ったら…あぁ…そういえば物理的には無敵なんだったか?…だが精神面は無敵かどうか試してみるか?
バニー姿の大男が迫ってきたら気分悪いだろうなぁ?ん?渾身の腰フリダンスでも見せてやろうか?ん?」

「みんなの意識がこっちに向いてない内に僕の姿を早く戻したいんだ…答え…もちろん分かるよな?」

2m近い筋肉ムキムキバニー大男が真顔で迫ってきたら誰でも頷くだろう。

…そしてローウェルも例にもれず頷いた。

「これでよし…さて姿も戻ったことだし…殴り合いを再開しようか!…ん?いやまて!…おーいエンバース?これ以上僕達殴り合う必要あるのか?」

脅すのに必死で話が聞き取れなかったのでお伺いを立ててみた。
ローウェルは仲良くデュエルして終わりは嫌だと言っていたが…もう既に仲良く会話して解散の流れになってしまっている気がするんだよな

「バニー姿じゃなくなったし力を振るう事はやぶさかではないんだが」

そんな事を一人愚痴るのだった。

107embers ◆5WH73DXszU:2025/08/04(月) 05:56:33
『おっと!だからって安易に神への特効キャラとするのは良くない!
 ニーチェが否定したのは『神への依存』であって神そのものではないからね……!』
『どんどん出てくるじゃん……』

「ちょっと待て。確かニーチェが神を否定したのは栄養学とか医学への重要視の裏返しだって言ってたよな。
 だとすれば――それらの要素も組み込むべきじゃないか?バフの媒体、スキルの演出としてさ!
 分かるか?まだニーチェちゃんの得意料理が決まってないって話をしてるんだぜ?」

混ぜっ返すエンバース。
ちなみにニーチェ知識の出処は当然ミハエルだ。

『これでよし…さて姿も戻ったことだし…殴り合いを再開しようか!…ん?いやまて!…おーいエンバース?これ以上僕達殴り合う必要あるのか?』
『バニー姿じゃなくなったし力を振るう事はやぶさかではないんだが』

「ん?なに?殴り合う必要?ああ、勿論ないぜ――でも、ないけどあるんだ」

ジョンの問いかけ。
エンバースが振り返る。回りくどい回答――不敵な笑み。

「だって――ちゃんと、とことんバトった方がジョンが楽しいだろ?」

バトルマニア流のズレた気配り。
そしてエンバースはミハエルへと向き直る。

「なあ?そろそろ記憶は戻ったか?今週の戦績は58勝57敗3分。このバトルで勝ち越させてもらうぜ」

『――とぼけるなよ。58勝は僕の方だろう』

「あれ?そうだったっけ?まあ気にするなよ――」

ダインスレイブを鞘に収めるエンバース/ミハエルがグングニールを召喚。
双方が睨み合い――――同時に踏み込む。すれ違いざま瞬く剣閃。
そして――膝を突くミハエル・シュバルツァー。

『クソ……』

「――これで俺も58勝だ。今週は引き分けで終わりそうだな」

『は?RTAなんだろう?こんなクソシナリオさっさと終わらせてもう一戦すればいいじゃないか』

「いや……でも見てみたくないか?」

『何がだ、言ってみろ。それはこの僕とのデュエルより興味深いものなんだろうね』

「もうお前も気づいているだろうが、このイベントには融合バグが実装されている。
 で、俺達はこの後アコライト外郭に行くんだけど、マホたんと任意のユニットが融合されたらどうなると思う?
 例えば外郭防衛隊のオタク君と融合したとしよう――」

『なに?なんて?外郭防衛隊のオタク?本当に何の話――』

「もしかしたら――ユメミマホロ・陰キャオタクダウナースタイルが見られるかもしれない」

『――堕天使!イブリース!何をやっている!さっさとその筋肉ダルマを片付けろ!』

108embers ◆5WH73DXszU:2025/08/04(月) 05:56:49
 


――時系列を少し遡り、エンバースが
「だって――ちゃんと、とことんバトった方がジョンが楽しいだろ?」
とかカッコつけてた辺りの事。

イブリースがジョンの両手を鷲掴みにする。力比べの形。

『――おい。おい……!落ち着け。俺の話を聞け……!』

その最中――狂暴化していたかに見えたイブリースがジョンにそう囁いた。

『俺は正気だ。だがまともな神経でこの状況に混ざるのは危険過ぎる……!
 分かるだろう?ヤツらのおふざけには際限がない……巻き込まれればどうなるか予測不可能だ。
 突然、港湾都市にちなんで際どい水着でビーチフラッグ対決(ポロリは反則負け)が始まったって不思議じゃない……!』

既にかなりギャグ時空の侵食を受けているイブリースだが、
往々にしておかしくなってしまった張本人は自分のおかしさに気付けないものだ。

『だから理性を失ったふりをしていたのだ。お前もこのまま時間を稼げ……!
 ヤツらの話が落ち着いた頃合いで、丁度決着がついたような形に――』

『――堕天使!イブリース!何をやっている!さっさとその筋肉ダルマを片付けろ!』
「おーい、ジョン。そっちの調子はどうだ?」

『バオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!』

スマホのスピーカー程度では音割れしそうなレベルの咆哮、そして打撃音。
正気である事を隠そうと咄嗟に放った頭突きがジョンの顔面にクリーンヒットした。

『す、すまん……!だが向こうの話もきりが付いたようだ。このまま――』

『おっと、かなりイイのが入ったようだぞ。所詮は素人か。あの分ならすぐに終わりそうだな』
「けど、なんだか手ぬるいな。デモンズシードオーバードーズしてた時のイブリースはもっとヤバかったような」

『ジガアアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!』

タブレットのスピーカー程度では音割れしそうなレベルの咆哮、そして衝撃音。
正気である事を隠そうと咄嗟に放った投げによってジョンは強かに地面に叩きつけられた。

『クスクス……おや、まただ。決着の時は近そうだね?』
「ククク……いやあ、どうかな。なーんかイブリースの攻撃がまだ手ぬるい気がするけどなあ〜」

ちなみにエンバース/ミハエルはインベントリからビーチチェア(ハウジング用)とソーダとグラサンを召喚して観戦体勢を取っている。

「ほら、カザハと明神さんも使っていいぜ。折角だしどっちが勝つか賭けでもしないか?
 俺は……ジョンに賭けてやりたいけど既に二発もクリティカルヒットを貰ってるし、どうしようかな〜」

109embers ◆5WH73DXszU:2025/08/04(月) 06:03:27
 
 

「――で?そっちの話は終わったのか?」

ジョンとイブリースのバトルが終わった後、エンバースがマリーディアらの方を振り返る。

『――胸元を手で隠しちゃダメ!私達、もう隠し事はなしって決めたでしょ!』
『た、確かにそうは言ったが……しかしこの格好は、余りにも……!』

バニースーツ姿で恥じらうライフエイクと、それを水魔法によって写し取るマリーディア。
その様子を腕組みしながら眺めて深々と頷くマスターがいた。

『ミドガルズオルムの召喚に全ての力を使い果たした私はそのまま消える筈だった。
 けどあなたのあられもない姿を見た時、私の中から新たな力が湧いてくるのを感じたの!』

『私が言えた事ではないが、その力は間違いなくよくないものだ!呑まれてはいけない!』

「……マスターにメイド服でも預けて、次のチャプターに進むか?」




――茶番が一段落した後、ブレイブ一行は『門』を通ってアコライト外郭へ飛んだ。

「さーて、マホたんは誰と融合してるんだろうな。マホたんが融合ってなんか不穏なワードだけど。
 正直キングヒル、アコライト編からの選出だし候補は多くないんだよな。
 オタク君とか、煌帝龍とか……融合バグって事は登場したモンスターも候補に入るのかな」

エンバースは呑気にそんな事を言っている。
そうして相変わらずマホたん色にデコられた城郭の門を超えるとそこには――

アルメリア兵士と融合したソルジャーマホたんがいた。
『水晶の乙女』(キングヒル編のメイドさん)と融合したクリスタマホたんがいた。
リザードマンやバジリスク等(アコライト編、モブ敵)と融合したレプティマホたんがいっぱいいた。
陰キャオタクダウナースタイルっぽいマホたんがいた。
ロイヤルガード(煌帝龍の護衛)の面影を残したビキニアーマホたんがいた。
とにかくそこら中にマホたんがいて、歌って踊ってのパフォーマンスをしている。

「なんかいっぱ――――危なかった。危うくカザハや明神さんが得意とするガビーンって感じのリアクションを取るとこだった……。
 なるほど、確かにアコライト編じゃマホたんの幻影を量産したし、マホたん自身も二人目がいた。
 そして「マホたんは一人じゃない」事は確定していても「マホたんは三人以上いない」事は未確定……なら、こういう事も――」

『あ、ようこそいらっしゃい〜アルフヘイムのブレイブさ〜ん。お待ちしていましたよ〜』

ヒュドラと融合した15メートル級のメデューサマホたんが兵舎の上から顔を覗かせた。

「うおおでけえ――――――――――――――――――!!!!」

エンバースがガビーンって感じのリアクションをしていると、城塞の奥から誰かが歩いてきた。
ピンクゴールドのたてがみのようなロングヘア。絢爛華麗な王族めいた衣装。
女性的でありながらも屈強な戦士の風格を兼ね備えた体格。

『よう!お前らが援軍か!よく来てくれたな!』

アルメリアの国王、鬣(たてがみ)の王と融合したマホたんがそこにいた。

『話はもう聞いてるよな!?このアコライト外郭は今、深刻な問題を抱えている……それは戦力不足だ!』

「この状況で?煌帝龍がアジ・ダハーカと融合でもしてんのか?」

『ガハハ!だったら良かったんだけどな――まあ、見てみりゃ分かるさ。そろそろ正午だ。ヤツが来るぜ』

110embers ◆5WH73DXszU:2025/08/04(月) 06:05:13
その発言をフラグにして、城門の外からにわかに地響きめいた音が聞こえてくる。
聞き覚えのある音だ。煌帝龍が召喚した爬虫類族の軍勢の足音だ。
たてがみ以外のマホたん達が城壁に登っていく。エンバースもそれに倣う。
かくして城門の外には――

『たてがみのユメミマホロ――――――ッ!今日こそ我が伴侶となってもらうアルよ――――――――!』

ズタボロのカンフースーツに身を包んだ、傷だらけの煌帝龍が叫んでいた。

「あ……?誰だ、アイツ……煌帝龍か?」

『煌帝龍?初めて聞く名前だな。君が覚えているって事は見どころのあるプレイヤーなのか?』

「……それ、冗談で言ってるんだよな?あ、マジ……?アイツもぼちぼち出来る方ではあるんだけどな……」

流石にエンバースが煌帝龍を憐れんでいると、たてがみのマホたん――キングマホたんが城壁に登ってきた。
そのまま本編を思い出させるようなアクロバットで煌帝龍の前へと降り立つ。
そして――不敵で獰猛な笑みと共に手招きをした。

瞬間、何十体ものモンスターが一斉にキングマホたんへ飛びかかる。
キングマホたんの姿が見えなくなって――直後、大量の鮮血が爆ぜる。
だがエンバースには見えていた。飛び散る血肉をブラインドに、キングマホたんの懐へ飛び込む影が。

「キエエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ――――――――――――――――ッ!!!」

そして煌帝龍が叫ぶ――否、吼える。

「おお……?」

エンバースが思わず目を見張るスピードの徒手空拳。
だがキングマホたんはそれら全てを容易く手刀で捌いてのける。そして――

『ちったあ練り上げてきたなッ!だが――まだまだ脆弱いッ!!』

俊敏、かつ唸るような剛腕による【聖撃(ホーリー・スマイト)】。
その直撃を受けた煌帝龍が血を吐きながら吹っ飛んで地に転がる。
煌帝龍はどうにか立ち上がろうとするが――立ち上がれない。
キングマホたんが城壁上のブレイブ達を振り返る。

『な?見ての通りだ。戦力が足りてねえんだよ』

両腕を広げて、煌帝龍の有り様を見せつけるような仕草。
その直後――エンバースの後ろ襟を何かが後ろから掴んだ。
スキュラと融合したビッグメデューサマホたんだ。
他のメンバーも巨大な手と大蛇状の髪で体を拘束されている。
ジョンの力でも振りほどけない。「イベント」による強制力だ。
そして――全員揃って城郭の外へと放り投げられた。

「うおおおおおおおおおおおおお――――――――――――!?」

エンバースはなんとか煌帝龍の傍に着地。
一体何事かとキングマホたんを見やる。

111embers ◆5WH73DXszU:2025/08/04(月) 06:05:36
『ソイツは何度ブチのめしてもアタシに結婚してくれって挑んできやがる。
 それ自体はまあ、おもしれえからいいんだが――いかんせん弱くてなあ。
 ちょっと飽きてきちまった。アンタらかなりの腕利きだろ?一つ鍛えてやってくれよ』

キングマホたんはそう言うと城壁の向こうへ一足に飛び去ってしまった。

「……鍛えるって、俺達が、コイツを?」

荒野に取り残されたエンバースが呆然と呟く。

「おーい、そりゃ無茶だろ!コイツが俺達の話を大人しく聞く訳ない。
 はあ……まあいいさ。カザハが『幻影』持ってたよな?最悪コイツはふんじばって、
 俺があのムキムキマホたんを倒しちまえば手っ取り早くチャプタークリア出来るだろ……」

エンバースは愚痴りながらもとりあえずインベントリから手当たり次第にハウジングアイテムを放り出している。
その背後で煌帝龍が立ち上がった。

「いや、その前にコイツをいっぺんやっつけとくのが先か?
 マホたんカーニバルは名残惜しいが、チャプタークリアだけならその方が――」

エンバースがそちらへ振り返ると――煌帝龍は黙したまま深々と頭を下げていた。
さしものエンバースも言葉を失って、困ったように頭を掻いた。

「……ていうかお前、なんだよその格好。そもそもなんであのムキムキマホたんを名指しなんだ?
 素手ゴロなんかしないでアジ・ダハーカもアポリオンも使って攻め込めば選び放題だろ?」

煌帝龍は黙ったままだ。
彼の気性からしてこうして頭を下げただけでも相当な決心が必要だった事はエンバースにも分かる。
この上、根掘り葉掘り聞かれて素直に答えられるほど煌帝龍のプライドは安くないのだろう。
勿論、エンバースには「だんまりを決め込むなら頼むを聞く義理はない」と煌帝龍の頼みを突っぱねる事も出来る。
出来るが――

「――それで、どうする?みんな。このままチャプタークリアしても味気ないし……やってみるか?」

エンバースはこういう時、結局甘さを隠せないのだ。

112カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2025/08/12(火) 03:35:42
>「ほら、カザハと明神さんも使っていいぜ。折角だしどっちが勝つか賭けでもしないか?
 俺は……ジョンに賭けてやりたいけど既に二発もクリティカルヒットを貰ってるし、どうしようかな〜」

カザハ「瀕死からの一発逆転がジョン君のお家芸だから……。前この状況からどうやって勝ったっけ」

カケル「はいこれ」(歌詞ノートを見せる。しかし上位世界の大人の事情により記憶にブロックがかかっている!)

カザハ「こんなん歌うわけないじゃん!?」(その路線の呪歌、使用不可!!)

(なんだかんだでジョンVSイブリースのバトル(※八百長)終了)

>「――で?そっちの話は終わったのか?」

>『――胸元を手で隠しちゃダメ!私達、もう隠し事はなしって決めたでしょ!』
>『た、確かにそうは言ったが……しかしこの格好は、余りにも……!』

カザハ「マリーディアさん、最初は真面目にキレてたのにすっかりギャグ時空に適応しちゃった……!」
カケル「適応しないとやってられなかったんでしょう」

>「……マスターにメイド服でも預けて、次のチャプターに進むか?」

【アコライト外郭】

>「さーて、マホたんは誰と融合してるんだろうな。マホたんが融合ってなんか不穏なワードだけど。
 正直キングヒル、アコライト編からの選出だし候補は多くないんだよな。
 オタク君とか、煌帝龍とか……融合バグって事は登場したモンスターも候補に入るのかな」

>「なんかいっぱ――――危なかった。危うくカザハや明神さんが得意とするガビーンって感じのリアクションを取るとこだった……。

カケル「分かる分かる! ギャグ漫画だったらコマの端でめっちゃ口開けてるやつ――! ほらああいうふうに!」

(カケルの視線の先では、カザハがまさにそのリアクションをしていた!)

>「なるほど、確かにアコライト編じゃマホたんの幻影を量産したし、マホたん自身も二人目がいた。
 そして「マホたんは一人じゃない」事は確定していても「マホたんは三人以上いない」事は未確定……なら、こういう事も――」

カケル「よく見ると他キャラと融合してなさそうなプレーンマホたんもいますね」

プレーンマホたんの一人「あなたと合体したい!」

カザハ「えぇっ!? 合体したい!? じゃあこうかな!?」

(カザハがプレーンマホたんとフュージョンのポーズをとっている!)

カケル「……って何やってるんですか――ッ!!」

(ぽわっと謎の煙が発生し、カザハとマホたんが合成された!)

カザハマホたん「みんな――ッ! ノってる――!?」

カケル「そういえばカザハ、マホたんの曲、カバーしてましたもんね……」

野生のプレーンマホたん「隙あり!」カケル「アッー!」(謎の煙合成)

カケルマホたん「皆さん気を付けてください。
        この面では油断しているとこのようにあらゆるキャラがマホたんと融合してしまうようです……!」

113カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2025/08/12(火) 03:36:26
>『あ、ようこそいらっしゃい〜アルフヘイムのブレイブさ〜ん。お待ちしていましたよ〜』
>『よう!お前らが援軍か!よく来てくれたな!』

(何事もないかのように話は進む)

>『たてがみのユメミマホロ――――――ッ!今日こそ我が伴侶となってもらうアルよ――――――――!』

(キングマホたんにのされる煌帝龍)

カザハマホたん「あの人、自らカンフーアクションするようなキャラだったっけ……」

>『な?見ての通りだ。戦力が足りてねえんだよ』

カケルマホたん「戦力ってそっちの戦力!?」

>『ソイツは何度ブチのめしてもアタシに結婚してくれって挑んできやがる。
 それ自体はまあ、おもしれえからいいんだが――いかんせん弱くてなあ。
 ちょっと飽きてきちまった。アンタらかなりの腕利きだろ?一つ鍛えてやってくれよ』

カザハマホたん「そんな無茶な!」

(煌帝龍が頭を下げてきた!)

>「……ていうかお前、なんだよその格好。そもそもなんであのムキムキマホたんを名指しなんだ?
 素手ゴロなんかしないでアジ・ダハーカもアポリオンも使って攻め込めば選び放題だろ?」

カケルマホたん「マホたんならなんでもいいわけじゃなくムキムキマホたんじゃないと駄目ってことでしょうか……」

>「――それで、どうする?みんな。このままチャプタークリアしても味気ないし……やってみるか?」

(カザハマホたんとカケルマホたんが煌帝龍を挟んで左右にスタンバイ)

カザハマホたん「マホたんファンならぐーっと☆グッドスマイルはマスターしないと!」

(すぐに振付完璧でぐーっと☆グッドスマイルが歌えるようになった煌帝龍。
 ゲームにありがちな演出で過程が省略されたらしい!)

カザハマホたん「地獄の歌唱訓練合格! 次は明神さんによるレスバ特訓だよ!」

(なんの特訓してるんだっけ!)

114明神 ◆9EasXbvg42:2025/08/17(日) 22:22:08
ミハエルのニーチェ談義にいい加減ついていけなくなり始めた頃、エンバースがやおら口を挟んできた。

>「ちょっと待て。確かニーチェが神を否定したのは栄養学とか医学への重要視の裏返しだって言ってたよな。
 だとすれば――それらの要素も組み込むべきじゃないか?バフの媒体、スキルの演出としてさ!
 分かるか?まだニーチェちゃんの得意料理が決まってないって話をしてるんだぜ?」

「確かに……!!」

ミハエルは蒙を啓かれたのごとく手を打つ。

「おいやめろ馬鹿、追加の燃料投入すんな」

「ニーチェと言えば特にチョコレートを好んだというのが有名だね。
 その辺のコンビニで売ってるような菓子じゃないぞ。発酵させたカカオ豆を磨り潰して湯で練った飲料だ。
 これは本来、滋養強壮薬としてヨーロッパに伝来したと言われている。
 ニーチェもチョコレートの栄養効果に着目したに違いない」

「普通に味が好きだったんじゃねえの……?」

「つまり!ニーチェ(バレンタインVer)実装の伏線――!!
 学者の神経を研ぎ澄ませ、深い瞑想へと没入させる秘薬……それを求めてニーチェと共に冒険するイベントの完成だ。
 シナリオを完遂する頃にはユーザーの購買意欲も天を突いているだろうな!」

小賢しいなコイツ……。
なんかだんだん酒の席のオタクのしょうもない与太話になってる気がするぜ。
そんな感じでグダグダぐだ巻きながらジョンとイブリースのがっぷり四つを眺める。
知らん間にエンバースとミハエルはくつろぎセット用意して呑気に観戦モードだ。

>「ほら、カザハと明神さんも使っていいぜ。折角だしどっちが勝つか賭けでもしないか?
 俺は……ジョンに賭けてやりたいけど既に二発もクリティカルヒットを貰ってるし、どうしようかな〜」

「おやおや?最強ブレイブのハイバラ君ともあろう方が戦況見てベット決めるんですか??
 ギャンブルの楽しみ方ってもんがなっちゃいねえな。
 賭けた方が不利になったら……精一杯応援すんだよ。そういうもんだろ、なあカザハ君!」

>「瀕死からの一発逆転がジョン君のお家芸だから……。前この状況からどうやって勝ったっけ」

言うまでもなく俺はジョンに賭けている。
そして俺達には、応援をバフに変えてくれる勝利の女神がいる!
やっちまってくださいよカザハ先生!無敵のハイパーバフでよぉ!

>「こんなん歌うわけないじゃん!?」

カザハ先生!?お歌はどうした?やくめでしょ!!??
とまぁそんなこんなでイブリースとジョンは旧交を温め終わり、
バックグラウンドで進行していたマリーディアのお悩み相談も終わったっぽい。
知らん間にジョンはバニースーツを脱いで、何故か代わりにライフエイクがバニー姿になっていた。

「……えっジョンのやつそのまま着たの?それって間接……」

耳ざとく聞きつけたマリーディアの興奮ボルテージが一段階上がった。
なんだかとてつもない風評被害を招きそうだったので俺は考えるのをやめた。

 ◆ ◆ ◆

115明神 ◆9EasXbvg42:2025/08/17(日) 22:22:39
所変わってアコライト。
普通にキングヒル通過したけど特になんもなかったわ。
そして経験上、これまでなんもなかったってことはこれからなんか起こるってことで――

>「さーて、マホたんは誰と融合してるんだろうな。マホたんが融合ってなんか不穏なワードだけど。
 正直キングヒル、アコライト編からの選出だし候補は多くないんだよな。
 オタク君とか、煌帝龍とか……融合バグって事は登場したモンスターも候補に入るのかな」

「なんか融合すること前提みてーになってっけどバグってない可能性も普通にあるんだよな。
 そうだよな?これ以上カオスに飲み込まれたら俺はどうすりゃいいんだよ。
 ……いやしかし、仮に帝龍と融合してるとしたら、チャイナコスマホたんか。
 それは"アリ"だ」

などと意味不明な供述をしながら城門をくぐると、そこには。
大量の――いや、超大量のマホたんがいた。
しかもいろんな成分の混じった多岐にわたる種類のマホたんがいた。

>「なんかいっぱ――――危なかった。
 危うくカザハや明神さんが得意とするガビーンって感じのリアクションを取るとこだった……」

「ヘイヘイ日和ってんじゃねえよエンバース!仕方ねえ俺がちょっとだけガビーンって感じになるか。
 それでは皆さん、ご唱和ください。
 ――なんかいっぱいいるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!???」

>「なるほど、確かにアコライト編じゃマホたんの幻影を量産したし、マホたん自身も二人目がいた。
 そして「マホたんは一人じゃない」事は確定していても「マホたんは三人以上いない」事は未確定……なら、こういう事も――」

「クソっ、なんかこのRTA(バグVer)のレギュレーションが分かって来ちまったぞ。
 本編の描写を引用するなら何やったっていいってことじゃねえか!」

原作原理主義者が助走付けてぶん殴ってきそうな状況だ。
まぁこのRTA自体がアニメオリジナルエピソードみてえなもんだし多少はね……。
で、結局エンバースがガビーンって感じになったり、カザハ君がマホたんと融合したりして時間を潰してると、
今回のメインキャラが出てきた。

>『よう!お前らが援軍か!よく来てくれたな!』

鬣の王……本編じゃなんかしょぼくれたお年寄りって感じだったけど、
マホたんと融合したことで若さを手に入れたらしい。

>『話はもう聞いてるよな!?このアコライト外郭は今、深刻な問題を抱えている……それは戦力不足だ!』

キングマホたんは居並んだ俺達ウジ虫にそう呼びかける。
聞くところによれば、アコライトには毎日帝国に帝龍が攻めてきてるらしい。
この辺は原作通り……ってわけでもなかった。

>「ちったあ練り上げてきたなッ!だが――まだまだ脆弱いッ!!」

なぜかカンフー姿でスデゴロを挑む帝龍。それを迎え撃つキングマホたん。
ワンパンでのされた帝龍は吹っ飛んで転がっていった。

>『ソイツは何度ブチのめしてもアタシに結婚してくれって挑んできやがる。
 それ自体はまあ、おもしれえからいいんだが――いかんせん弱くてなあ。
 ちょっと飽きてきちまった。アンタらかなりの腕利きだろ?一つ鍛えてやってくれよ』

「なんなんだこの展開……キングヒルとアコライトのエピソードをどう混ぜたらこれが出力されるんだ」

116明神 ◆9EasXbvg42:2025/08/17(日) 22:23:55
ただ、ちょっとおもしろそうではある。
本編じゃ色々あったが、正直俺は帝龍のことは嫌いになれない。
こいつはニヴルヘイム側の将としてしっかり責務を果たしていた。
その上で、ガチ恋勢としてユメミマホロを手に入れるために力を尽くしていた。

アルフヘイムに肩入れした俺達と、ニヴルヘイムに加担した帝龍。そこに違いはそんなにない。
同じマホたんのファンとして、愛情表現に良いも悪いも言うつもりはない。
アコライトにおける戦争の終わりを一度経験した今、こいつの在り様を尊敬してすらいる。

>「――それで、どうする?みんな。このままチャプタークリアしても味気ないし……やってみるか?」

「俺はやるぜ。そこの色ボケCEOをキングに勝たせりゃ良いってこったろ。
 しかもガチンコ、正々堂々正面きってのスデゴロで。……クソ難易度コンテンツだ。最高だな。
 まぁ実際の格闘指導なんかはジョンアデル氏におまかせするとして」

>「マホたんファンならぐーっと☆グッドスマイルはマスターしないと!」

既にトレーナーを開始したカザハ君とカケル君が、帝龍に振り付けと歌唱を叩き込む。
帝龍はすんなりそれをマスターした。

「ぜってーコソ練してたろこいつ……わかるぜ。"グッスマ"はファンの必修科目だからな」

>「地獄の歌唱訓練合格! 次は明神さんによるレスバ特訓だよ!」

「レスバの練習ったってよぉ……好き好んでしょうもねえ口喧嘩鍛えようとする奴がいたらそれは間違いなくやべえ奴だぜ。
 まぁ一個だけアドバイスするなら、そうだな。相手の痛いとこ突くにはまず痛いとこ知らなきゃならん。
 的はずれなこと言ったってなんも響かねえし、反撃のチャンスをくれてやることになる」

俺がフォーラムにおいて蛇蝎のごとく嫌われていた最大の理由。
それは、元ガチ勢の反転アンチとして信者共の一番突かれたくない部分を熟知してたからだ。

「こんな平原のど真ん中で修行なんか100年やったってレスバは上手くならねえよ。
 敵を知り己を知ればなんとやらってな。これはレスバに限らずスデゴロバトルにも言えることだ。
 ガチでやるなら、まずはアコライトに潜り込もうぜ」

アコライトで無数のマホたん達と生活を共にし、キングの弱点を探る。
その過程でキング以外のマホたん達を味方につけられれば最上だ。
最終的にガチンコで戦うにしたって、応援はほしいもんな。
応援が比類なき力をもたらすってのは俺達のよく知るところだ。

「アコライトに潜入する。アテは……ある。
 俺達がここに着いて、シナリオが動いた。そろそろイベントが発生するはずだぜ」

城門の方からひとつの人影が飛んできた。そいつは当然のごとくマホたんだった。
見た目はプレーンなユメミマホロ。だが表情に覇気はなく、常に半眼で、うっすらと隈すらある。

「来ると思ってたぜ。絶対君主がバリバリ元気なら……こういう奴も、居ると思ってた」

ジト目マホたん(仮)は、芝居がかった仕草で応えた。

「ケヒヒッ、なんのことでございやしょう……あっしはただのケチな戦乙女でさぁ。
 そちらの帝龍のダンナをお迎えに上がりやした。アコライト外郭へお招きいたしやしょう」

――キングヒルで俺達がスキップしたイベントはみっつ。
ひとつは鬣の王との謁見。そしてバロールからの世界の真実の開陳。
最後のひとつは――

「……あの傲慢な王を、打倒していただく為にね」

――クーデターだ。

【三下マホたん出現】

117ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2025/08/24(日) 00:32:00
>「ん?なに?殴り合う必要?ああ、勿論ないぜ――でも、ないけどあるんだ」

エンバースがかっこいいポーズを取りながら振り返る――
大抵の場合…この雰囲気の時のエンバースの言う事は…禄でもない事だと…直感で分かった。

>「だって――ちゃんと、とことんバトった方がジョンが楽しいだろ?」

「いや…意識のないイブリースと殴り合ってどうしろと…?」

別に戦いは嫌いじゃない。だが…
自分の意志がない変異したイブリースと殴り合うのは…気分が乘らない。

「仕方ない一撃で…」
>『――おい。おい……!落ち着け。俺の話を聞け……!』

と僕が力を籠めようとしたその瞬間イブリースから声が聞こえた。

「お前」
>『俺は正気だ。だがまともな神経でこの状況に混ざるのは危険過ぎる……!
 分かるだろう?ヤツらのおふざけには際限がない……巻き込まれればどうなるか予測不可能だ。
 突然、港湾都市にちなんで際どい水着でビーチフラッグ対決(ポロリは反則負け)が始まったって不思議じゃない……!』

確かに。納得しそうな僕がいた。

>『――堕天使!イブリース!何をやっている!さっさとその筋肉ダルマを片付けろ!』
>「おーい、ジョン。そっちの調子はどうだ?」

外野をチラリとみる。確かに今僕が変に騒げばイブリースの懸念が現実になる可能性がある。

ならば僕の取るべき行動は…

>『バオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!』
「ぐ、ぐわ〜〜〜!」

イブリースの演技に付き合う事になった。

>「おやおや?最強ブレイブのハイバラ君ともあろう方が戦況見てベット決めるんですか??
 ギャンブルの楽しみ方ってもんがなっちゃいねえな。
 賭けた方が不利になったら……精一杯応援すんだよ。そういうもんだろ、なあカザハ君!」
>「瀕死からの一発逆転がジョン君のお家芸だから……。前この状況からどうやって勝ったっけ」

省略しているが僕とイブリースは手を抜いているとは言え僕達以外なら余裕で死ぬほどの戦いを繰り広げている。

>『クスクス……おや、まただ。決着の時は近そうだね?』
>「ククク……いやあ、どうかな。なーんかイブリースの攻撃がまだ手ぬるい気がするけどなあ〜」

>『ジガアアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!』
「う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

僕達は一体何をやってるんだろう…。
そして全身血まみれになった僕とイブリースはみんなが飽きたのを見計らって戦いをやめた。

118ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2025/08/24(日) 00:32:16
ハア…ハア…なんで僕だけこんなガチ勝負やらされてるんだ?」

>「……マスターにメイド服でも預けて、次のチャプターに進むか?」

「ちょっとまって…さっきまで戦ってて話きいてな…ねぇ!話!僕の話も聞いて〜〜〜!!!」

「俺の出番はこれで終わりか?…本当に良かった…!」

イブリースお前そんなキャラだったか?許さんぞまじで!
ところでさっきまで来てなかった奴がバニー服を着てる気がするんだけど…あれ僕のじゃないよね?


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というわけでアコライト外郭にやってきたわけなんだが…

「…で結局僕達は何するわけ?」

イブリースに殴られすぎたせいで記憶が飛んだのかもしれない。
とりあえずカザハに説明を受けていながら歩いていると…

>「なんかいっぱ――――危なかった。危うくカザハや明神さんが得意とするガビーンって感じのリアクションを取るとこだった……。
 なるほど、確かにアコライト編じゃマホたんの幻影を量産したし、マホたん自身も二人目がいた。
 そして「マホたんは一人じゃない」事は確定していても「マホたんは三人以上いない」事は未確定……なら、こういう事も――」

>「ヘイヘイ日和ってんじゃねえよエンバース!仕方ねえ俺がちょっとだけガビーンって感じになるか。
 それでは皆さん、ご唱和ください。
 ――なんかいっぱいいるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!???」

>「よく見ると他キャラと融合してなさそうなプレーンマホたんもいますね」

「…カザハ…君はなんでそんな平常運転なんだ…?」

さっきまでのメンツとは違ってユメミマホロは知っている仲間なので心の中で相当驚いたのだが…
周りがそれ以上に慌てているために僕は至って冷静にならざるを得なかった。

>『あ、ようこそいらっしゃい〜アルフヘイムのブレイブさ〜ん。お待ちしていましたよ〜』
>「うおおでけえ――――――――――――――――――!!!!」

…冷静じゃない人を見ると冷静になるっていうが本当だったんだな。

巨大マホたんを見ても我の心清流のようなり…なんか違うけどそういう感じだ。

>『話はもう聞いてるよな!?このアコライト外郭は今、深刻な問題を抱えている……それは戦力不足だ!』

「話のまとめ方が手っ取り早くて助かる〜」

いや実は僕も冷静じゃないのかもしれない。

119ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2025/08/24(日) 00:32:30
>『たてがみのユメミマホロ――――――ッ!今日こそ我が伴侶となってもらうアルよ――――――――!』

そしてそこに聞いた事のある声…なんとか龍帝…違うな…なんだっけか…
記憶にあるはずなのに覚えてない…改ざん…?いや…単に覚えてないだけのような気もする

>「あ……?誰だ、アイツ……煌帝龍か?」

「あぁ!そうそう煌帝龍だよ!」

>「……それ、冗談で言ってるんだよな?あ、マジ……?アイツもぼちぼち出来る方ではあるんだけどな……」

やっぱり忘れてただけだった。仕方ないじゃん名前難しいのがよくないよ

>「キエエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ――――――――――――――――ッ!!!」
>『ちったあ練り上げてきたなッ!だが――まだまだ脆弱いッ!!』

聖撃(ホーリー・スマイト)

僕もよく知るユメミマホロの技の一つ。しかも…僕が知る聖撃より…技のキレが進化しているッ!

>『な?見ての通りだ。戦力が足りてねえんだよ』

その瞬間パーカーのフード部分を掴まれる

「!?気配すら感じなかった!?」

>「うおおおおおおおおおおおおお――――――――――――!?」

僕達はスキュラマホたんにぶん投げられ地面にキスする。
不意を突かれた上に、僕が力で抵抗できないなんて…!

>『ソイツは何度ブチのめしてもアタシに結婚してくれって挑んできやがる。
 それ自体はまあ、おもしれえからいいんだが――いかんせん弱くてなあ。
 ちょっと飽きてきちまった。アンタらかなりの腕利きだろ?一つ鍛えてやってくれよ』

こっちの様子など何も気にしてなさそうなキングマホたんが話を進める。

マホたんとは思えないオーラに…僕達はただ頷く事しかできない

>「――それで、どうする?みんな。このままチャプタークリアしても味気ないし……やってみるか?」

「拒否権ないだろ…な」

威圧レベル100(暫定)を習得したマホたんに成すすべなく僕達は煌帝龍育成パートに入るのだった

120ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2025/08/24(日) 00:32:40
>カザハマホたん「地獄の歌唱訓練合格! 次は明神さんによるレスバ特訓だよ!」

「あれ!?なんか既に混ざってる!?」

元々ユメミマホロとの相性がいいのかカザハマホたんが完成していた。
そして歌唱力に表現力とアイドル力が加算されスーパーカザハになっていた。

>「こんな平原のど真ん中で修行なんか100年やったってレスバは上手くならねえよ。
 敵を知り己を知ればなんとやらってな。これはレスバに限らずスデゴロバトルにも言えることだ。
 ガチでやるなら、まずはアコライトに潜り込もうぜ」

>「アコライトに潜入する。アテは……ある。
 俺達がここに着いて、シナリオが動いた。そろそろイベントが発生するはずだぜ」

明神の言う通り気配を感じる。良かった〜即日で効く筋トレとかないからね。
僕に体を鍛える以外に教える事はできないし…だがさっきのマホたんとの闘いを見るに筋は悪くなさそうだ。

>「来ると思ってたぜ。絶対君主がバリバリ元気なら……こういう奴も、居ると思ってた」
>「ケヒヒッ、なんのことでございやしょう……あっしはただのケチな戦乙女でさぁ。
 そちらの帝龍のダンナをお迎えに上がりやした。アコライト外郭へお招きいたしやしょう」

「ふーむ…ユメミマホロのバーゲンセールだな」

手をスリスリと胡麻をする三下マホたんはケヒヒッっと摩訶不思議な笑い声を出しながら僕達を招待する

次のRTAの舞台に

>「……あの傲慢な王を、打倒していただく為にね」

煌帝龍を勝たせるんだっけ?…よく見ると本人はやる気があるみたいだが虚勢でしかない。
表面は取り繕っているし、技術も悪くない…だがその内面には…敗北者の魂を感じる。

その敗北の心は成功体験のなさが原因だろう。
負け続け、無意識の内に勝てないと悟っているのだ…先ほどの攻防を見るに、技術やセンスはある…足りないのは向上心と自尊心だ。

ならば…与えてやればいい…プライドなど命の奪いにはなんの価値もないが、ハッピーエンドには必要な条件のはずだ
それに…時間が無くて成功体験は与えられなくても…褒めて自尊心を取り戻す手伝いはできる。

「煌帝龍だっけ?君は筋がいい…才能を感じる…前の時は卑怯な手ばっか使ってた気がするけどなんてもったいないんだ!
磨けば輝く宝石になれる…!…1時間…いや10分僕に筋肉の動かし方をレクチャーさせてくれないか」

ズンズン
僕の気迫に煌帝龍は下がる事しかできない。

「素質があるのにそんな雑な筋肉の使い方じゃ筋肉が可愛そうだ…」

ズンズン

「キングマホたんは僕達にお前を鍛えてくれといった!才能を感じるからこそ!その才能磨いてくれと頼んだのだ!」

イブリースとの茶番劇のせいで僕の茶番のステータスが大幅に上昇したのかもしれない…何事も経験しておくものだな…と心の中でつぶやく。
恐らく負け犬根性で成長がストップしてるだけで才能はあるのは確かなので、何も全部嘘というわけではないのだが。

ズンズン

「君には才能がある…間違いない!もしかしたらあのアコライトにいる全部のマホたんを惚れさせる事も出来るかもしれない!!」

10分で教えられる事などたかが知れている…いや…何かしらの不意打ちなら教える事はできるだろうが…そんな陳腐な勝ち方じゃ満足してもらえないかもしれない…
となれば正攻法の技術の強化だが…せめて月単位の修行ならともかく、短時間では効果も見込めないだろう…だが、負け犬根性を治すには十分なはずだ。

「さぁ!では行こう帝龍!アコライトに!」


【帝龍を褒めちぎり口八丁で煌帝龍を鼓舞する】

121embers ◆5WH73DXszU:2025/09/02(火) 04:51:07
「『拒否権ないだろ…な』

「んなこたないけど……でも、多分やってみた方がジョンも楽しいぜ」

『俺はやるぜ。そこの色ボケCEOをキングに勝たせりゃ良いってこったろ。
 しかもガチンコ、正々堂々正面きってのスデゴロで。……クソ難易度コンテンツだ。最高だな。
 まぁ実際の格闘指導なんかはジョンアデル氏におまかせするとして』

「ほら見ろよ、明神さんなんか何事にも斜に構えて一言余計な事言わないと気が済まないくせに
 最終的にはノリノリで参加してくるんだぜ。ああいうのでいいんだよ、ああいうので」

『マホたんファンならぐーっと☆グッドスマイルはマスターしないと!』

「そうそう。そういうので……ああ?ちょっと待て。どうしてそうなる。
 確かにこの世界はゲームだがアイドル育成ゲームじゃないんだぞ」

練習が終わった!
煌帝龍のダンス力と歌唱力が上がった!
体力が減った!

「おいざけんなバロール。期間限定のミニゲームで仮組みのシステムを試そうとしてんじゃねえ。
 感触良かったら本実装するつもりか?そんなの……意外と面白そうだな。
 ジョンにカザハに明神さん、マル様。わりと駒も沢山あるし……」

『地獄の歌唱訓練合格! 次は明神さんによるレスバ特訓だよ!』

「……短いアイドル路線だったな。いや、独自要素としてアリなのか?SNSでオタクとレスバするアイドル育成ゲーム」

『レスバの練習ったってよぉ……好き好んでしょうもねえ口喧嘩鍛えようとする奴がいたらそれは間違いなくやべえ奴だぜ。
 まぁ一個だけアドバイスするなら、そうだな。相手の痛いとこ突くにはまず痛いとこ知らなきゃならん。
 的はずれなこと言ったってなんも響かねえし、反撃のチャンスをくれてやることになる』

「けど根も葉もない事をまるでホントみたいに言われるとムカつかないか?
 最近フォーラムに俺を野試合で三回はケチョンケチョンにボコったって言い張るヤツが
 頻出しててクッソムカつくんだよな。なんか知らないか?なあ明神さん」

『こんな平原のど真ん中で修行なんか100年やったってレスバは上手くならねえよ。
 敵を知り己を知ればなんとやらってな。これはレスバに限らずスデゴロバトルにも言えることだ。
 ガチでやるなら、まずはアコライトに潜り込もうぜ』

「潜り込む?簡単に言うけどあそこは一応城塞だぜ?」

『アコライトに潜入する。アテは……ある。
 俺達がここに着いて、シナリオが動いた。そろそろイベントが発生するはずだぜ』

明神が城壁の方を見やる。現れたのは――半目で覇気のないマホたん。

『来ると思ってたぜ。絶対君主がバリバリ元気なら……こういう奴も、居ると思ってた』

『ケヒヒッ、なんのことでございやしょう……あっしはただのケチな戦乙女でさぁ。
 そちらの帝龍のダンナをお迎えに上がりやした。アコライト外郭へお招きいたしやしょう』
『……あの傲慢な王を、打倒していただく為にね』

「なんだなんだ、急にダークソウルが始まったぞ。戦乙女の誘いに乗って敵の懐に飛び込めって?それって……かなり不吉じゃないか?」

エンバース=口ぶりとは裏腹に楽しげな笑み。

122embers ◆5WH73DXszU:2025/09/02(火) 04:51:20
『煌帝龍だっけ?君は筋がいい…才能を感じる…前の時は卑怯な手ばっか使ってた気がするけどなんてもったいないんだ!
 磨けば輝く宝石になれる…!…1時間…いや10分僕に筋肉の動かし方をレクチャーさせてくれないか』
『素質があるのにそんな雑な筋肉の使い方じゃ筋肉が可愛そうだ…』
『キングマホたんは僕達にお前を鍛えてくれといった!才能を感じるからこそ!その才能磨いてくれと頼んだのだ!』

「なんだなんだ、急に……何が始まったんだこれ?茶番か?茶番だな……。
 けど、ジョンがそこまで言うなんて珍しいぜ。試してみろよ、帝龍」

『君には才能がある…間違いない!もしかしたらあのアコライトにいる全部のマホたんを惚れさせる事も出来るかもしれない!!』

暫くジョンと煌帝龍による荒野の汗だくトレーニングをお楽しみ下さい。

『さぁ!では行こう帝龍!アコライトに!』

ジト目マホたんの案内に従って一行はアコライト外郭へ潜入した。
勿論特に変装とかはしていない。主人公はたとえ指名手配されたっていつもの格好を崩さないのだ。

ところでさっきから煌帝龍が全く喋っていないがお使いのモニターは正常である。
元が高慢なエリート気質だったが故に気安く会話に応じる事が出来ず、
さりとて現在進行形で世話になっている相手に平時の――横柄な態度を取る事も出来ない。
そこから導き出されたのが黙々と指示に従うというスタイルなのだ。察してやろう。

「とは言え、レスバの材料集めって何するんだよ。ていうか冷静に考えたらレスバに強くなってどうするんだよ……」

『――ねえ、ぶっちゃけ煌帝龍ってさ、どう思う?』

「お?」

相変わらずのマホたんカーニバルの中、気になる話題が聞こえた。
振り返ってみるとなんだかギャルっぽいマホたんが数人でたむろっている。

『正直ちょっとウザくない?』

「おいおいヤバいぞカメラ止めろ!マホたんのこんなとこ見られたら今度こそサ終ものの炎上――」

『――ホンットにそれ!何回挑んでも律儀に戦ってくれてる時点で脈アリだってフツー分かるじゃんね!?
 手段なんか選んでないでさっさとボコボコにしてあげなきゃレオたんいつまでも生殺しじゃん!』

「……流れ変わったな」

『やー、でもアレはレオたんも悪いよ。脆弱いとか飽きちまったとか言って好き避けしちゃってさ〜。
 ロンちゃんどー見たって戦乙女心とか分かるタイプじゃないし』

『てかそもそもウチら戦乙女なんだから負かしたらそのまま昇天れ帰っちゃえばよくない?
 最終的に負かして欲しいにしてもヴァルハラでやった方が効率的じゃん』

「……また流れ変わったな。帝龍お前ヤバいんじゃないか」

『えー?お臨終ち帰りは流石にちょっと重いよ〜。ヴァイキング時代じゃないんだからさ〜』

「……戦乙女心か。さっぱり分からん……そもそも心っていうか生態じゃないか?」

ぼやくエンバース――ふと視線を感じて振り向く。
ジト目マホたんがじっとり加減を強めた視線でブレイブ一行を見ていた。

『乙女の密談を盗み聞きたあなかなかいい趣味でいらっしゃる……お気が済みやしたらどうぞこちらへ』

更に案内された先は――外郭の隅にある屋外練兵場。
そこにはキングマホたんがいた。ぐーっと☆グッドスマイルを踊っている。
ただし両手に身の丈ほどもある戦斧を握りながら。

辞書のような分厚さの戦斧が踊り子のヴェールさながらに揺らめく。
踊りは緩急を付けながら、しかし次第に加速していく。
ただの舞踊が、次第に武術の型稽古めいた威容を帯びていく。

そして――――不意に強烈な薙ぎ払いを伴って、キングマホたんが振り返った。
斧を突きつけ睨む先には――咄嗟に物陰に身を隠したブレイブ一行。

「そこにいるんだろ。出てきな」

123embers ◆5WH73DXszU:2025/09/02(火) 04:52:06
観念したかのように物陰から歩み出る――ジト目マホたん。
後ろ手でしっしとブレイブ一行を追い払う仕草。

『ケヒヒッ、お気に障りましたならどうかご容赦を。あんまりにも見事な舞だもんだから、つい……』

『なんだ、手前か。別にいいぜ。盗み見くらい気にすんなよ……それより、丁度いいや。そっちの調子はどうだ?』

『……調子、ですかい?一体何の――』

『どうせまた裏でセコセコやってんだろ?頼むぜ、今度は楽しませてくれよ』

『……へ、へへ、一体何の事だか。すいやせんが、あっしはそろそろお暇させて頂きやさあ』





『クキィ〜〜〜〜〜! ご、ご覧になりやしたか!?お聞きになったでしょう!あの憎ったらしい……!
 「そっちの調子はどうだ」「今度は楽しませてくれよ」ですってよ!
 男一人意のままにも出来やしねえ戦乙女がなーにを偉そうに!』

ブレイブ一行と合流するや否や、ジト目マホたんは顔を真っ赤にして地団駄を踏んだ。
そうして明神に縋り付く。

『あ、あっしは、あっしは悔しいんですよ!
 あの王様気取りの唐変木の顔を真っ赤にさせて泣きを見せてやらねえと気が済まねえんです!
 頼んます、頼んますよ旦那方!どうかあの傲慢な王を――ケチョンケチョンに負かしてやって下せえ!』

エンバースが気まずそうに頭を掻く。

「……まあ、とりあえず次のトレーニングに進むか?とは言え……
 俺からお前に教えてやれる事なんてあんまりないんだよな。
 ホラ、俺達って天才だしさ……テクニックなんて今更共有するまでも……」

エンバースは暫く考え込むと――

「……まあ、結局ゲームが上手くなる方法なんて決まってるんだよな」

そう呟いた。

『やっとその結論に辿り着いたのかい?僕はもう待ちくたびれたよ。ホラ、さっさと行こう』

ミハエルがやれやれと伸びをして歩き出す。

『ム……その、ミ……ミハエル……この先は……』

向かう先は――先ほどの練兵場。
思わず煌帝龍も難色を示す。

『君……ヘイローだっけ?いつも正午に勝負を挑んでるんだろ?
 ならレオたんも明日に響くようなハードトレーニングはしない。
 とっくにいなくなってるよ。それくらい分かるだろ?』

有無を言わせぬミハエル――練兵場に到着。
キングマホたんはいない。

『効率よく上達するには座学やコーチングも大事だけどさ。結局のところゲームが上手くなるには――』

エンバースが不意に煌帝龍の背中を蹴飛ばした。
体勢を崩した煌帝龍は何歩か前につんのめって、それから急速に振り返った。
その表情には流石に怒りが見える。

『何を――!』

だが次の瞬間には言葉を失った。
喉元にダインスレイヴが突きつけられていた。

「――ゲームをやり込まないとな。新しく覚えたテクニックは実戦で噛み砕いて自分のモノにしないと意味がないぞ!ってな」

エンバースはそう言って不敵に笑うとダインスレイヴを収める。身を翻す。

「まっ、まずは俺の一勝と。それじゃ、次は誰が相手する?
 ジョン?明神さん?一旦カザハに自信付けさせてもらってもいいぜ?」

124カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2025/09/05(金) 23:37:45
 そちらの帝龍のダンナをお迎えに上がりやした。アコライト外郭へお招きいたしやしょう」
「……あの傲慢な王を、打倒していただく為にね」

(三下マホたんが現れた!)

カザハマホたん「マホたんも一枚岩じゃないってことか……」
カケルマホたん「だってこの章では私達もマホたんらしいですし……」

>「君には才能がある…間違いない!もしかしたらあのアコライトにいる全部のマホたんを惚れさせる事も出来るかもしれない!!」

カザハマホたん「なんかジョン君のスイッチが入ってる……」

(あっという間に10分経った! 帝龍の格闘技能がレベルアップした! さっきと同じ、ゲーム特有の描写スキップである!)

>「さぁ!では行こう帝龍!アコライトに!」

(帝龍の台詞がないのは、ゲームの容量節約のためとかいう大人の事情ではない。多分。
道中では、マホたんたちが甘酸っぱい、もとい物騒な会話をしていた!)

>『乙女の密談を盗み聞きたあなかなかいい趣味でいらっしゃる……お気が済みやしたらどうぞこちらへ』

(キングマホたんは戦斧をぶん回しながらぐーっと☆グッドスマイルを踊っていた!
ジト目マホたんとキングマホたんがいかにもな会話を繰り広げる)

>『クキィ〜〜〜〜〜! ご、ご覧になりやしたか!?お聞きになったでしょう!あの憎ったらしい……!
 「そっちの調子はどうだ」「今度は楽しませてくれよ」ですってよ!
 男一人意のままにも出来やしねえ戦乙女がなーにを偉そうに!』

(なんやかんやで練兵場で鍛錬することに)

>「まっ、まずは俺の一勝と。それじゃ、次は誰が相手する?
 ジョン?明神さん?一旦カザハに自信付けさせてもらってもいいぜ?」

(帝龍は、「えっ、そんなこというてもこいつBGM専門じゃないの?」という顔をしている!)

「いいからいいから。試しにきてみて」

ttps://dl.dropbox.com/s/45fllxu8mosnne5/Braver%EF%BC%88%E3%82%AB%E3%82%B6%E3%83%8F%EF%BC%89.mp3

(「Braver!!」を歌いながらロマン戦法で応戦するカザハ。絶妙にラブコメ要素を排除した選曲だ!)

(帝龍は「ブレモンってそんなことできるん!?」っていう顔をしている)

125カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2025/09/05(金) 23:38:44
カザハマホたん「シ〇フォギア戦法、もしくはプ〇ンセッションオーケストラ戦法っていうやつ!(適当)
        本編のマホたんは自分の歌は自分には効かない仕様……つまりこの戦法は取れなかったはず。
        でも、さっき戦斧ぶん回しながら歌ってたところ見るに……
        ここでは細かい設定は気にせず繰り出してくる可能性が高い!
        対抗するには君もこの戦法で応戦するしかない!
        キングマホたんへの思いの丈を歌にするんだ!」

(帝龍は「そんなこと言われてもワイ作曲作詞の技能ないし……」という顔をしている)

カザハマホたん「そういうことなら仕方がない……! ちょっとスマホ貸してね」

(カザハマホたんは帝龍のスマホにAI作曲アプリをダウンロードした! その名も「音響の魔術師」!)

バトルは恋のはじまり!

ttps://dl.dropbox.com/scl/fi/lcg3t82sipi3broe3055f/.mp3?rlkey=s971t0zxf384oloweuwr5fpi1&st=71hs7das&dl

「また来たの?」って君が笑うたび
胸のHPゴリゴリ削れてく
わざと勝負ふっかけるけど
ほんとはね…好きなんだよバカ!

勝ちたいだけじゃない 本気で負けてもいい
だけど君が誰かと 笑ってると悔しい!

恋はバトルだ! 好きすぎてまた挑む!
「しょうがないな」って受けてくれる君が
ずるいんだよ やさしすぎるんだよ
勝っても負けても また好きが増えてく

「しょうがないな」って受けてくれる君が
ずるいんだよ やさしすぎるんだよ
勝っても負けても また好きが増えてく

恋はバトルだ! 好きすぎてまた挑む!
「しょうがないな」って受けてくれる君が
ずるいんだよ やさしすぎるんだよ
勝っても負けても また好きが増えてく

(曲ができたので早速シ〇フォギア戦法を実践しようとする帝龍)

カザハマホたん「あっ、それは本番にとっておこう!
        いかにも「今即興で考えました!」ってていで歌えば完璧!」

(ベタベタラブコメソングを炸裂されるのを阻止した!)

カザハマホたん「ちなみに基本料金無料だけど有料会員になると曲の調整が出来るようになるみたい」

(作曲アプリの案件だった!)


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