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置きレスでロールをする人のためのスレ支部 5

29赤木剛憲 ◆uu7L.rG5vE:2023/03/09(木) 21:26:50
>>28
………む。
(少なくとも高校に入学する前には自分より身体の大きな女性を見たことが無く、)
(どこへ行っても「大きい」と言われるのが当たり前の日常を送って来た為、出会い頭のこの反応には慣れている。)
(何となく怖がっている様子を肌で感じるも自分としては普通に接しているつもりの為、これ以上どうすればいいのか分からない。)
(初対面だが恐らく高校生だろう。子供を相手にするように話すのはかえって失礼だと思った。)
(だが、「でっかぁ……」の後に続いたのが「……ぴえ…………。」言葉にすらなっていない。)
(両手を左右の腰に当て、「ふー……」とため息をついたその時、視界から金髪の頭頂部が消えたように見え、)
(視線をさらに下げてみれば相手が腰を折って頭を下げていた。)

ウサギ……?そんな名前の部員は在籍してねぇ。聞き間違いか、適当な事教えられたんじゃないのか?
事情は分かったがお前に邪魔するつもりが無くても、このままここに居られると部員が気を散らして練習に支障が出るんだ。
たった一人の部外者が見ているくらいでそうなる奴が居る事は部長として情けないところだがな。
(そう言いながら散々気を散らしていた4人をちらりと振り返ると、4人は慌てて練習を再開しだした。)
……もう一度言うが、うちにウサギという奴は居ねぇ。わかったら速やかに出て行っ―――
(相手の真剣な面持ちを見ればほんの僅か声のトーンを落とすも、厳しくそう言い返しかけた所で突如ポン!と肩を叩かれた。)

「まぁまぁ。ここは俺が話をしておくから赤木は3×3のフォローを頼むよ。」

(湘北バスケ部副部長、木暮公延だった。温厚な性格をしており自分を「剛」とするなら彼は「柔」。)
(癖の強い部員達をうまく纏めるムードメーカーとして、一歩引いた立場から部を支えてくれている。)

……わかった。
(その彼と彼女を交互に見遣り暫しの沈黙の後で頷くと、体育館内へと踵を返すがすぐに足を止めて「木暮」と声を掛ける。)
うちにはノーコンが居るからな。
(そう言い残しながら背を向けたまま左手人差し指を立てる仕草をして、奥のコートへと歩いて行った。)


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