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バルーン・アンドロイド

1名無しさん:2014/12/25(木) 14:18:46 ID:kQ0x1yv2
20XX年、とある時期から早急にロボット技術が発達した未来。
超高性能化したAIと特殊な新素材、それらの低コスト化により、民間向け人型ロボット=アンドロイドの普及が始まっていた。
街を歩けば人々に混じり、人に付き添い、または人の代わりに、動きまわるアンドロイドを見かけることができるだろう。

さて、いくら科学技術が発展しても、人の欲望とは尽きないもので、性的な欲求を満たすためのアンドロイドというのも、アングラ的に存在していた。
特に、人間だったら不可能な、或いは倫理的に憚られるような特殊な嗜好を満たすためのアンドロイドが密かな人気になっている。
そして、これは「女性を膨らませる」ことに性的興奮を覚える人々の為に作られたアンドロイド――バルーンアンドロイド達の記録である。

2名無しさん:2014/12/25(木) 14:31:23 ID:kQ0x1yv2
というわけで、もっと気軽に無茶な膨らませ方したり破裂させてもいいようなのがやりたいので立ててみました。
アンドロイドなので破裂させても簡単に治るし腹だろうが胸だろうが全身だろうが、
妊婦サイズから気球サイズまでどんなふうにでも膨らませられる感じで行きたいと思います。

ただ、アンドロイドなので薬品は効かない(複数の薬品を体内で混ぜて化学反応を起こす場合を除く)し、
母乳等は体内で作られないので基本的には外部から注入する系の膨張でお願いします。

3名無しさん:2016/02/03(水) 23:25:48 ID:jBoyzcY2
未来になっても、世界のあり方は大きく変わらなかった。
人々は己の欲を満足させるために技術を進化させてきた。
バルーン・アンドロイドもその一つである。
一人の膨体フェチの学者の発明はマイナーな性癖をメジャーな性癖に変えたのだった…

20XX年 冬 都内ラブホテル


「あん…んん…!」

ラブホテルの一室では今宵も男女が愛を確かめ合っていた。
ギシッっギシッっと、ベットの上で騎乗位を取っている女性が腰を振っている。
女性の体型は世間一般的にデブといって差し支えないほど丸々と肥えていた。しかし、顔つきはすっきりとしており、体にも皺や段々になった肉などはなく、ぱっつんぱっつんに引き締まっていた。女性が上下するたびに、大きな丸いお腹は一昔前に流行ったバランスボールのように弾み、その上にある二つのボールのように膨らんだ胸はリズムよく跳ねている。

「ん…はぁっはぁっ…ねぇ、まだいかないの?」

上下運動を止めずに女性は下にいる男性に話しかけた。
目線こそ下にしているが巨大な腹と胸で男性の顔は見えていない。

「ん〜まだかなぁー」

下の男性は余裕を感じさせる声で女性に答えた。

「ほらほら、早く俺をいかせないと…」

男性は女性の巨体の背後に見えるボンベに目をやる。
ボンベのチューブは女性の後ろの穴に繋がっているらしく、
大きなお尻の割れ目からわずかにシューっと空気を入れられてる音がしている。よくよく見ると女性の体は少しずつ風船のように膨らんでいる。

「パァーン!だぞ?」
「ひっ!」

男性がわざとらしく破裂音を口にすると、
それに反応して女性はびくっと体を震わせた。

4名無しさん:2016/02/03(水) 23:26:19 ID:jBoyzcY2
「いそげ、いそげ〜動きが鈍くなってきたんじゃないか?」
「だっ、だって!少しずつ体が膨らんで…!んくぅ!?」

膨らみながらも、何とか上下していた女性の動きが止まった。
とうとう体が膨らみすぎて身動きが取れなくなったのだ。

「し、しまった…」

女性の顔は一気に青ざめた。

「勝負ありかな?」
「ま、まだよ!えい!えい!」

女性は必死に体を揺らし、自分に繋がっている男性の陰部を刺激させる。

「お、いいねいいね。締まってきてるし気持ちいいよ。…でもいいなかなぁ?」

みしっみしっ!と女性の皮膚が悲鳴を上げる。

「無理に動くとまずいんじゃないか?」
「ひっ!お、お腹が!」

女性はとっさに大きなお腹を両手で庇う。
しかし、無情にも、体はふくらみ続ける。

「い、いや、破裂しちゃう!私の体!風船みたいに破裂しちゃう!」

女性の体はもはや巨大な風船のように膨れ上がっている。
胸は顔の数倍、お腹はベットの半分を埋める勢いだ。
お尻や四肢も均等に膨らみ、間接部がこすれキュッキュッといやな音を発している。

「た、助けて!お願い!爆発しちゃう!こ、こんなのいや〜!」
「何でもする?」
「する!するする!だからお願い!これを止めて!」

「じゃあ、俺をいかせたら止めてあげる」

「そ、それができたら、こんなこと…!あ…」

みしっ!びちっ!

「いや、そんな!」

びっ…みちぃ!

「は、破裂しゅるぅ!」


パァーン!

びしゃあ!

ついに女性は破裂した。
ピンク色のゲル状のものが飛び散り、部屋の壁や天井にこびりついた。
女性だったパーツはゲルと一緒に散乱し、破裂の勢いを物語っている。
大きかった胸は千切れ、しぼんだ風船のようになり、
腕も空気が抜け、力なく壁にはり付いている。
女性の頭部は破裂の恐怖に歪んだまま床に転がっている。
男性の上にはくたくたになった女性の下半身が残っており、
中から男性の勃起した陰部と空気を放出し続けるチューブが顔を出していた。

「はぁはぁ…最高…うっ!」

男性は身震いするとそのまま射精した。

「…ふう、さて…」

男性は思いだしたかのように、手元にあったリモコンを操作し、
ボンベを止めた。

「約束通り、止めたぞ」

5名無しさん:2016/02/04(木) 12:41:47 ID:o73xsrxY
「しっかし、毎度派手にぶちまけるなぁ…ホテル側に文句言われるんじゃない?」

男性は部屋中に飛び散っている女性だった物を見渡す。

「大丈夫大丈夫、ここはそーゆープレイに理解があるから」

男性しかいないはずの部屋から女性の声、
しかし男性は驚く様子もなく話を続ける。

「ゴアモデルでやったら警察呼ばれそうだ」
「一回だけ呼ばれたらしいよ、それよりさぁ」

「頭と体くっつけてくれない?」

男性は床からする声の方に顔を向けると、
女性の頭部がにっこりと笑っていた。

男性は頭を丁寧に持ち上げると、そのまま浴室に向かった。
浴室に入ると、便座に頭部の無い女性の体が座っていた。体だけの女性は先ほど膨張して破裂する前の女性の体と同じ体型であった。

「なんで予備までバルーンボディで来たの?」
「安いし、メンテ費かからないからね〜普通の体はここぞって時だけ」
「そういうもんなの?…くっつけるよ」
「よろしくー」

男性は手慣れた手つきで女性の頭部を体に接続した。

「あー生き返るー」

頭を数回横に振り、接続できていることを確認すると女性は立ち上がった。

「お金は前払いだから…オッケーかな」
「はい」
「ふふ、二回戦目いっちゃう?」
「お店に生首持ってくのは勘弁だ」
「それもそうね、それじゃバイバーイ、常連さん!」

女性は挨拶を済ませるとたぷんたぷんと胸とお腹とお尻を揺らしながら部屋を出て行った。

「俺も帰るか…」

そう言って男性は浴室に置いた服を手に取ろうとしたが、その手がゲルまみれなっていることに気づく。

「シャワー、浴びてからだな…」

6名無しさん:2016/02/04(木) 22:39:39 ID:o73xsrxY
シャワーを浴び終え、体の水気を拭き取り、服に着替える。
下腹部が破裂の衝撃でひりひりしてるが安い代償だ。
バルーン・アンドロイドとのプレイはこれで10回目ぐらいだろうか。初めてのプレイから相手は彼女である。一回目こそ負けたが、残りはすべて自分の勝ち。彼女は負けるたびに破裂しているわけだが、いやな顔もせずに付き合ってくれている。
アンドロイドだから普通なのかもしれないが、気持ちが楽だ。
一応、彼女のお店には他のバルーン・アンドロイドもいるのだが、彼女との勝負が楽しいため彼女しか指名していない。そのせいか、顔も覚えられ、常連として対応してもらっている。

クローゼットに掛けて置いたコートを着込み、部屋を出ようとドアをあけると、彼女が出迎えてくれた。さすがに裸ではなくトレンチコートを着ているが体型は隠せていない。

「あれ、先に帰ったんじゃ…」
「えへへ、ガスボンベ忘れちゃって…」
「ああ…」

部屋に顔を向けると、確かにガスボンベが置きっぱなしになっていた。

「オートロックだったか。取ってこようか?」
「いやいや、お客様にそんなことさせられませんよ!」
「そう?じゃあ開けとくから」
「ありがとう!常連さん!」

そう言うと、彼女は部屋の中に入っていった。
忘れ物をしたり、どこか抜けていたり、彼女は非常に人間くさい。不具合でもあるのではと心配したこともあるが、彼女曰く正常とのこと。
彼女を指名するのは勝負が楽しいということもあるが、表情豊かで人間くさいところが気に入っているという部分が大きい。

「よっこいしょ…ご協力感謝でーす!」
「はいはい」

ボンベを台車に乗せ、後ろ手に引きながら彼女は戻ってきた。

「では、改めて…またね〜、今度は負けないから!」
「また破裂させてやるよ」
「むう、負けないもんね!」
         
彼女は少し頬を膨らませながらも笑顔で手を振りながら去っていった。

7名無しさん:2016/02/05(金) 12:50:55 ID:AYAnB8yo
ホテルを出て、家路に着こうと思ったが、運動後のせいか腹が空いていた。
家まで我慢するほど財布は寒くないので、すこし歩いた先にあるラーメン屋で夜食を取ることにした。


「らっしゃい!」
「いつものお願いします」
「あいよ!」

この店でも常連なのはホテルでプレイした後は高確率でこの店に吸い込まれるからだ。
カウンター席に腰を下ろし、テレビの方を眺める。
アイドルと芸人のバラエティだろうか。

「はーい、Aチーム!セーフ!アオイちゃん大丈夫かな〜?」
「そ、そろそろ控えめに…」
「はい!まだまだイケるそうでーす!」
「ちょ!そんなこと言ってない!」

バルーン・アンドロイドでアイドルのアオイちゃんが出ている。どうやら空気を入れられる風船役のようだ。…確か破裂させたチームが負けだったような。

「はーい、ではBチーム!何回ポンプしますかー?」
「まだまだイケるんでしょー?じゃー10回!」
「10回!ここにきて勝負に出ましたBチーム!」
「いやいやいや!馬鹿じゃないの!?10回!?そんなの無理よ!」
「はーい、風船ちゃんは風船らしく静かにしててくださーい」
「ひどっ!ちょっと、司会者破裂しないように安全装置つけたわよね?鳴るわよ?警報!10回とか無理だもん!」
「実は安全装置とか付いてないませんー!安心して破裂してくださーい!」
「嘘!?は、話とちが…」
「はい!ではBチームポンピング開始!」

い〜ち!

みしっ

「ひっ、ほら変な音してる!」

に〜!

みしっみしっ

「ちょちょ!やめて!破裂!破裂する」

さ〜ん!

みしっ!びちっ!

「無理無理!破裂しちゃう!風船みたいにパァーンっていっちゃう!!」

しー!


「いやああああ!!」


ごー!


パアアアン!!!


アオイちゃんの破裂シーンが複数のカメラ視点で映り、最後はスローモーションでしめられた。

「はーいBチーム残念!Aチームの勝利です!」

「アオイちゃんありがとうございましたー!」
司会者が転がっていたアオイちゃんにマイクを向ける。

「ひ、ひとでなし…」



「はい、醤油一丁おまちぃ!」

テレビに夢中になっていたが、大将の声で現実に帰ってきた。
それにしても、膨体フェチに股間に優しくない番組がゴールデンでやっているのだから、世界はかわったものだとラーメンと一緒に噛みしめた。

8名無しさん:2016/02/05(金) 22:00:13 ID:AYAnB8yo
翌日の日曜日、朝食を終え、二度寝でもしようかと考えていたときに一本の電話が掛かってきた。

「はい、もしもし…」

「もしまし、井上様のお電話でしょうか?」

落ち着いた男性の声だ。

「はい、井上ですが…」

「わたくし、バルーンパラダイスの支配人の田中と申します。日頃より当店のご利用ありがとうございます」


バルーンパラダイスというのは昨日も自分が利用したバルーン・アンドロイドとエッチなことができるお店である。しかし、なぜこんな時間に?

「ええっと…自分なんかやっちゃいました?」

急な電話に動揺を隠せていない話し方になってしまった。

「いえ、お金の方は正しく頂いておりますし、モモカの方も井上様を大変気に入っているようです」

モモカはいつも指名しているバルーン・アンドロイドのことだ。いつも破裂させているのに印象は良いらしい。

「ええっと…そうしたら、支配人さんがどうして自分にお電話を…?」

「実は折り入って、ご相談がありまして…本日お時間はございますでしょうか?」

相談?

「まぁ、日曜日ですし…予定も、特には」

「左様でございますか。では、まことに勝手なのですが、13時頃にお店に来てはいただけないでしょうか?交通費等はこちらでお出しします」

「あ、あの、なんというか危ない話じゃないんですよね?」

「危ない…ああ、勿論ですとも。暴力的な物とは一切関係ございません」

「あ、はい、なら…大丈夫、です。13時ですね?」

「はい、急で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。話が早くて助かります」

「はぁ」

「では、お店でお待ちしております。早朝から失礼いたしました」

「はい、失礼いたします…」

つられて挨拶をして電話を切る。

「あ、結局なんの相談だ?…まぁ、行けばわかるか…」

日曜の頭の回っていない時間に電話をうければこんなものだ。
天気は晴れ。外出しろと言わんばかりに太陽が眩しい。

9名無しさん:2016/02/05(金) 23:05:49 ID:AYAnB8yo
指定された時間にバルーンパラダイスに訪れると、受付の男性に直接店の奥へと案内された。会社の面接か何かと感じるぐらい緊張する。

「こちらでございます」

「は、はい」

受付が開けてくれたドアの向こうには、白髪で気品のある髭の男性と…

「あ!常連さん!来てくれたんだ!」

そこにはモモカが座っていた。
ぴっちりとしたセーターを着ており体型が強調されている。もちろん、風船体型。

「井上様、お待ちしておりました。さぁ、席にどうぞ」

白髪の男性は立ち上がり、モモカの対面のソファに座るよう案内してくれた。

「よっこいしょ…では単刀直入にお聞きしましょう」

白髪の男性はモモカの隣に座るとすぐに真剣な眼差しをこちらに向けた。

「モモカのオーナーになりませんか?」

「え?」

本当に単刀直入だ。

「あの、え?オーナー?」

「モモカを井上様のご自宅においてやってはいただけないでしょうか」

「ええ!?なんで?何で自分に!?」

突然の頼みごとに驚きしかない。モモカちゃんのオーナー?いやいや、どうしてそうなる。

「実はこのお店を畳もうと思っていましてね…」

「え、なくなるんですか…ここ」
重大発表の連続で頭がぐるぐるする。

「初めは商売道具と思っていたんですがねぇ…アンドロイドとはいえ、彼女たちの笑顔と触れあっているうちに情が移りまして…」

「はぁ…」

「彼女達には幸せになってほしい…そう考えるようになりました」

「それは、まぁ、良いことですね?」

「皆から、やりたいこと、行きたいところを聞き、望みを叶えてやっているところです…もちろん、アフターケア込みでね」

この人は金持ちなのかと思い始めてきたが、実際金持ちなのだろう。普通はこんなことできない。

「それで、モモカに話を聞いたら真っ先に君の話が出たのです」

「えへへ」

照れくさそうにモモカがこちらを見る。
話が読めた。

「つまり、僕と暮らしたい…と」

「お受けになってくれないでしょうか?」

何か裏があるわけでもなく、善意と好意しか感じない。しかし、こう話がうますぎる気が…しかし…


「わかりました。その話、お受けします」

悩みながら即答してしまった。バルーン・アンドロイドが手に入るなら、何だって良いと思ってしまった。

「おお…井上様!ありがとうございます!なんとお礼をもうしあげたら良いか…」

「いや、そんな、大げさな…」

「モモカ、いいかね?」

「うん!」

モモカは満面の笑みをこちらに向ける。

「これからよろしくね、常連さん!」

こうして、僕とバルーン・アンドロイド…モモカとの生活が幕をあけたのだった…

10名無しさん:2016/02/06(土) 01:12:53 ID:57VPnV1Q
書類へのサイン等の手続きが終わったあと、田中さんのご好意に甘え車で自宅に送ってもらった。リムジン、それも黒塗りの。

「わざわざありがとうございます」

「いえいえ、ではモモカに必要なものは後日ご自宅宛に送りますので。何かあればいつでも連絡をください」

「いや、ほんと何から何まで…」

「いいんですよ。モモカのこと、頼みましたよ?」

「はい!」

「モモカもあまりご迷惑をおかけしないように」

「うん。おじいちゃんも元気でね」

「まだまだ元気だよ。では井上様、良きバルーン・アンドロイドライフを!」


そう言い残すと、田中さんは去っていった。

「うふふ、常連…ええと、井上さん?」

「うん?」

「ふつつかものですが、よろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしく」

互いに深々とお辞儀をする。
といっても、彼女は胸や腹が邪魔をして深々になっていなかったが、こういうのは気持ちの問題だ。

「早速なんだけど」

「なぁに?」

「何でガスボンベ?私物?」

「必要でしょ?」

「そうなの?まぁ…部屋2階なんだけど、エレベーターかな」

11名無しさん:2016/02/06(土) 01:14:33 ID:57VPnV1Q
「ここが井上さんの部屋かー!シンプルって感じ!」

「散らかってないだけ良いだろ?」

モモカは部屋にはいると、珍しい物を見るように部屋を眺めていた。

「この壁…、防音?」

モモカは壁を指さし、僕に尋ねる。

「よくわかるね。この部屋の前の住人がミュージシャンだったらしくてね」

「そっかそっか!えへへ…じゃあ心配ないね」

なんの心配だ?

「あ…このベットで二人は無理だな…布団出さないと」

やはり二人で生活するためには色々と準備が必要なようだ。アンドロイドの衣食住について色々確認しなくてはいけない。

「ねぇ、どっちがベットで寝る?」

アンドロイドも横になって寝るんだな。スリープ?

「いや、どっちでも…」

「勝負でしょ」

「え?」

「こういのは勝負で決めるの!ね!井上さん!」

モモカのテンションが高くなった。いや、更に高くなったと言った方が良い。

「いやいや、勝負って…来たばっかりでしょ」

「うそ」

「え?」

「本当は今すぐにでもしたいくせに…ほら」

モモカは僕の股間に手を伸ばし、形を確かめる。

「勃起してる…ふふ、井上さん私たちの体型だーいすきだもんね。セーター着といて正解だったかな?」

彼女の指摘通り、僕は膨体フェチだ。デブ専ではない。張りのある今にも破裂しそうなパンパンになった体が好きなのだ。

「うっ…」

ズボン越しに僕の勃起したものを優しくなぞるように撫でてきたので、声が漏れてしまった。

「うふ、今日は勝てそう」

「…いーや、そうはいかない」

「お、やる気になった?」

「無様に破裂させてやるよ」

「あはっ!そうこなくっちゃっ!」

基本的なルールは簡単、モモカが勝てば僕は彼女の言うことを何でも聞く。モモカが負けると問答無用でモモカは破裂の刑だ。

12名無しさん:2016/02/06(土) 04:22:14 ID:57VPnV1Q
今回の勝負の種目はブラックジャックだ。
プレイヤーはモモカで、ディーラーが自分だ。
ルールは少し特殊で、互いに手札はオープンの状態にしておく。プレイヤーがベットした後、ディーラーは自分とプレイヤーに2枚ずつカードを配り、プレイヤーはカードを見て自分の手札の合計が21になるまでカードを引く(ヒット)か止める(スタンド)かを選ぶ。
無理な勝負だとプレイヤーが判断した場合はサレンダーできるが、ベットしたコインを半分を失うこととする。
ディーラーは100枚のコインを失ったら負け、プレイヤーというかモモカはコイン無限にもっていることとするが、コインを失う度に枚数×5リットル空気を入れることになっている。
プレイヤーが合計21を越えるカードを引いてしまった場合は…

「ブラックジャックのルールなんて今更よ!さぁ、始めましょう!」

「よし、じゃあ始めようか…」

13名無しさん:2016/02/06(土) 04:26:59 ID:57VPnV1Q
〜1時間後〜
「あはは!ブラックジャックよ!私の勝ち!」
「うぐぐ…」

「あら?ディーラーさん、残り3枚しかないの?負けても15リットルじゃ全然物足りないわー」

ディーラーが手札を2枚とも公開してるため、プレイヤーは勝負をコントロールしやすい。モモカはサレンダーで被害を最小限にしながら、僕をここまで追いつめたのだ。モモカは全然膨らんでおらず、彼女の限界を知っている分なおのこと絶望的である。

「うふふ、いまの私はトランプの女王!負ける気がしない!さぁさぁ、たーったの3枚をベットよ!」

「むむむ」

「あら?貧乏人には厳しかったかしら?ふふ、でも勝負は非情!カードを配って頂戴!」

ここまできたら、モモカがあれをやらかすのを待つしかない!
祈りながらカードを配る。

「ええっと、こっちは12か」
「こっちも12よ」

「…いかがされます、女王様?」

「決まってるわ!負けても痛くないもの、ヒットよ!」

これが最後の1枚になる…!

「ハートの…クイーン」

「ふふ、私にふさわしいカードね!…え?」

「女王様、12足す10は?」

「に、22です…」

モモカの顔が青ざめた。バーストだ。

「女王様、油断しましたね?サレンダーしておけば良かったのに…」

そう言いながら僕はボンベの横に立つ。

「あ、あの、あのあの…バーストしたら、どうするんだっけ?ベットの倍支払うんだっけ?」

「…当店ではバーストしたお客様は…」

「バースト(破裂)していただきます!!」

思いっきりボンベのバルブを回す!

シューっ!!

「ひいいいいい!?」

モモカの体が一気に膨らむ。
そうプレイヤーが有利なのだがバースト1回でゲームオーバーになる。バーストさえ気をつければこんな情けない女王にはならなかったのに。

「いっ、1回しか負けてないのにぃ!ひぎっ!」

みしっみしっ!

「女王にミスは許されないってことさ。あ、ただの風船でしたね」

「いやぁあ!破裂するううう!」

「…あれ?」

「ボンベの空気が切れたのか…」

「あ、あはは!空気がないなら仕方ないわよね!うんうん、良い勝負だった!うん!」

破裂寸前の風船が何か言っている。

「空気がなければ…」

「え?」

「針を刺せばいいじゃない!」

「針ぃいいいい!?」

彼女の眼前に針を取り出すと良い声でないてくれた。

モモカの目に映るように、針を体に近づけていく。

「ひっ…ひ!や、やめて!何でもする!何でもする!」

「本当に?」

針をモモカの体から遠ざける。

ほっと安心するモモカ。

「じゃあ、破裂してね」

「え」

ブスッ

パァァァアン!!

「ルールは守らないとね」

14名無しさん:2016/02/06(土) 21:10:02 ID:57VPnV1Q
「うぇーなんかばっちい…」

「自分の残骸だぞ」

「お掃除のこと何にも考えてなかった…」

部屋は先ほど破裂したモモカの破片が飛び散り悲惨な状態に鳴ってしまった。モモカが座っていた所を中心にゲルが広がり、千切れ千切れになった皮が床、壁、天井に貼り付いている。手足のようなパーツは形も残っていて、生々しい。

「破裂プレイをお店でやっちゃいけない理由がわかったよ、ほら暗くなる前に片づけよう」 

「は〜い」

破裂した本人は新しいボディに既に乗り換え済みだ。いつも通り、バレーボールサイズの胸、バランスバールサイズの腹…破裂はしないだろうがそこそこに張っている。全裸ではなく、下着を身につけており、胸の揺れは小さく収まっている。

せっせと掃除している姿を眺めているだけで、その、股間が熱くなってしまう。

今ここで二回戦をやると部屋がゲルまみれになる。必死に股間と格闘しながら、掃除に集中することにした。

15名無しさん:2016/02/07(日) 02:16:36 ID:sq72rV66
日が落ちる前に掃除を終えることはできたが、その後、奇妙な静寂が生まれてしまった。

考えても見れば今まで店員と客の間でしかなかった二人が同じ部屋にいるのだ、当然なのかもしれない。さっきのテンションは完全にお店のものだったし…。それともアンドロイドだから、こっちから話振らないと返してくれないとか?

「あ、あのあの、井上さん?」

モモカから沈黙を破った。気まずくて話しかけてる感じがひしひしと伝わりアンドロイドらしさが全くない。

「ええっと、なにかな?」

「わ、私は何をすれば良いですか?」

「え?ああ…そうだな、夕飯を作る手伝いでも」

「うっ」

「できない?」

「ううっ、家事手伝い用ではないので…」

「そうかぁ」

「しゃべれる人型風船オナホでしかなくって、ごめんなさい…それしかやったことなくて…ご迷惑でしたよね」

急にしょんぼりとし始めてしまった。最近のアンドロイドは自我を持つまで発達しているとは聞いていたが本当のようだ。

「新しいこと覚えるの得意だよね?トランプのルールとか一回で覚えたし」

「お客様の要望に応えて楽しいプレイをしてもらうためにバルーン・アンドロイドは学習機能を強化しているって私の説明書に書いてあった」

「よし、料理の仕方を教えよう。というか、日常で必要なスキルを教えるよ、その都度ね」

「い、いいんですか?」

「最初から完璧なんか求めてないよ。色々覚えて、オナホから卒業したいだろ?」

「う、うん!ありがとう!井上さん!」
モモカが突然自分に抱きついた。いけない、そんな魅力的な体で密着されると股間がここまでの良い話を台無しにしてしまう。

「えへへ、井上さんで良かったぁ」

「…そういえば、何で自分と暮らしたいとか思ったの?他のお客さんとか、ほらいたんじゃないの?」

優しそうだから、頼もしそうとかかな。イケメンだから!とかもありえそうだ。彼女の僕に対する評価は高い。たまには褒められてみたいし、是非聞いてみ
たい。


「えーっとですね」

「うんうん」

「私を、破裂させてくれる、から?」

「うんうん、うん?」

「だって!他のお客様はモモカを膨らませてくれても破裂させないでシンプルに挿入したり、パイズリしたりするだけなんだもん!」

「ええ…」

「それに比べて井上さんのあのドS顔!強者が弱者を蔑んでる目!私に勝てると思わせてからの反撃!破裂のバリエーションの豊富さ!素敵すぎます!」

「モモカはですね!パンパンに張りつめた、いつ破裂するかわからない体で色々するのが大好きなんです!バルーンアンドロイドの特権ですよ!?」

「お、おう」

聞かなければ良かった。

「…もしかして、いつも破裂におびえてるのって…演技?」

「演技、井上さんそっちが好きでしょ?」

「そ、そうかぁ…」

「じゃ、ご飯食べたら二回戦しようね!ね!あ、私ご飯とか充電でいいから!エッチがご飯ってことで!」

とんでもない変態を家に招いてしまった、人のことは言えないが…。色々とショックも大きいが、一つ言えることがある。

モモカが家事を覚えても家事のできるオナホになるだけだ。

16名無しさん:2016/02/07(日) 12:15:20 ID:sq72rV66
「い、いきそう…」

「もう?」

ぎしぎしとベットを揺らす二回戦は食後すぐに行われた。ただし、今回はモモカの破裂を禁止。掃除が面倒くさいからだ。

「風船に負けちゃうなんて情けないおちんちん。ん…ほら中に出して良いよ?」

破裂なしと聞いてモモカの機嫌がやや悪い。いや、言葉責めというのも悪くない…
騎乗位でデメリットなしの完全攻め状態のモモカは新鮮だった。

「うっ!はぁーはぁ…」

「…うん?え?出したの?それだけ?」

「結構出たと思うんだけど…」

「はー、全然お腹が膨らまないじゃない。なっさけない…ガスボンベ以下の存在ね」

「くっ」

「あれ?悔しいの?そうよね!風船ごときに負けちゃったんだもんね!ほら見て、この大きなお腹、針を刺すだけで簡単に割れちゃうのよ?針なんか持ってないでしょうけど」

挑発するように自分の腹を撫で回すモモカ。

「おい」

「な、何よ?」

「その手には乗らん」

「…ダメ?」

「だめだめ、掃除大変だったろ?はい降りて降りて」

「はーい。よいしょっ…んっ」

モモカの声のトーンが元に戻り、素直に言うことを聞いてくれた。立ち上がって抜く時にチュポンと少し良い音がした。

「あ、あの…気持ちよかったですか?いつもと違うタイプにしたんですけど…」

「これはこれで…悪くない。今度すこし変化球いれてみようか」

「えへへ、よかったー」

ブブブ…ブブブ…ブーブー…

携帯のバイブ音?こんな設定にしてただろうか。

「あ、私のだ」

モモカはベッドを降りると、持ってきた自分の荷物の中からスマートフォンを取り出した。アンドロイドもスマホを使う時代なのか…

「誰から?田中さん?友達?」

「救難信号だ」

「救難信号?」

「うん。ほら、私達ってこんな体でしょ?一人で破裂しちゃった時とかは周囲のバルーン・アンドロイドに助けてもらうの。頭部ユニットから任意で救難信号だせるんだよ」

「なるほどなぁ。それで、場所は?」

「えーっとね…うん?」

「どうした?」

「お隣さんみたい」

17名無しさん:2016/02/07(日) 18:26:13 ID:sq72rV66
救難信号の発信元が隣の部屋と言われ、色々思い返してみるが…バルーン・アンドロイドはいなかったはず。隣は一人暮らしの女性で、軽く挨拶するぐらいの関係。会う時は帽子とサングラスをいつもしているので、顔は覚えていない。

「何かの間違えじゃない?」

「でも部屋の番号と予備の鍵の場所とか細かく書いてるよ。救難信号受けてるの私だけみたいだし」

「『型番A01-T616です。身動きが取れずに困っています。ウィンドヒルズの202です。鍵が閉まっていますが、郵便受けに予備の鍵が入っています。郵便受けの暗証番号は右2回9、左1回4、です』セキュリティ大丈夫かこの子?」

「バルーン・アンドロイド同士だから皆信頼してるの。井上さん、悪用したら駄目だからね!」

「しないしない、ほら本当っぽいし助けにいくか」

「うん!」

服を着た後、モモカを202の前に待たせ、僕だけ一階の郵便受けに向かった。

「202…これか」

救難信号の通り右に2回9を合わせ、左に1回4を合わせる…

カチャッ

開いた。郵便受けの中には確かに鍵が入っている。

「どうやら本当みたいだな…急ぐか」

鍵を手に取り、階段を駆け上り、202の前まで戻った。202の前にはセーターを着たモモカが待っていた。

「あ、はやいはやい」

「番号変えるように言わなきゃな」

少し息を切らしながら、鍵を差し、回す。

ガチャっ

鍵があく音。息を整えドアをゆっくりと開く。

18名無しさん:2016/02/07(日) 22:28:26 ID:sq72rV66
目に映ったのは大きな肌色のボール…いや、よく見ると人の体がくっついている。どうやら自分のお腹で体を支えている状況らしい。両腕は大きな胸をあふれないように押さえている。
間違いなくバルーン・アンドロイドだ。

「あ!た、助かった!通りすがりのバルーン・アンドロイドさんありが…」

こちらに気づき顔を向けてくれたが、安心しきっていた顔が一瞬で凍り付いた。

「キャアアア!!!変態!変態!」

少し考えればこうなることぐらいわかっていただろうに…迂闊だった。

「あ、ああ!マズい!モモカ!ドアしめて!」

「あいあいさー」

外にいたモモカが中に入りつつドアを閉めた。

「なんで!?救難信号はバルーン・アンドロイドにしか届かないはず!無線傍受!?犯罪よ!変態で犯罪者よこいつ!!」

ギャーギャーと僕を罵倒しながら、体をくねくねさせて動こうとしているが全く動いていない。動けないのは事実らしい。

「あ、ごめんね。この人私のオーナーなの。だから安心してね」

モモカがフォローを入れてくれた。

「え?あ、後ろにいたの?オーナー?…はぁ、それなら大丈夫か…」

この子も表情が豊かなタイプのようだ。それより…この声と顔どこかで…

「ご、ごめんなさいね。オーナーの人。いきなり男性が部屋に入ってきて、裸を見られたら誰だって、その、ね?」

「…アオイちゃん?」

「…へ?」

バルーン・アンドロイドの顔はIDごとにすべて異なる。双子タイプとかもあるらしいが…とにかく同じ顔のアンドロイドはいないのだ。

少しつり目だが、ぱっちりとした瞳、右目の泣きボクロ…テレビと同じだ。

「あ、本当だー!今日はツインテールじゃないの?あ、オフだからかー。いつもテレビで応援してます!この間の破裂シーン!すごい良かったです!」

モモカもアオイちゃんだと気づいたようだ。

「お…終わった…」

アオイちゃんの顔は絶望を体現しており、今にも泣きそう、いや泣いてる。

「ファンにこんな姿見られて…こんなのネットで晒されちゃう…真夜中の水風船、ドアに詰まってSOS…うう、やだぁ〜アイドルなのにぃ〜」

本格的に泣き出してしまった。アンドロイドって泣けるのか…すごいな。

「いや、そんなことしないから…ほら泣かないで、とりあえず動けないんでしょ?まずはそれ解決しよう、な?」

「本当?誰にも言わない?」

「言わない言わない、モモカもそうだろ?」

「うん、このシステムは悪用したら駄目なの」

「あ、ありがとう〜2人とも優しいのね〜最近風船扱いばっかりで、寂しくて…このあいだも…」

アオイちゃんが泣きながら愚痴り始めてしまった。苦労してるのだろうか…
このままでは何もできないので彼女が満足するまで愚痴を聞いてあげることにした。

19名無しさん:2016/02/08(月) 00:01:25 ID:gft7le.c
「落ち着いた?」

「うん」

「よし、動けるようにしてあげるからね」

アオイちゃんが満足したところで、本来の目的であった救出作業を始める。

「ええっと…どういう状況?」

「お腹とお尻がドアに引っかかって…押しても引いても駄目で…あと、そのお水が重くて…」

水?と疑問に思ったがすぐに理解できた。アオイちゃんの体に詰まっているのは空気ではなく、水だということだ。

「何で水なんか入れちゃったの?」

「え?あ、あの…それは…」 

アオイちゃんがもじもじし始めた。何か言えないことでもあるのだろうか。

「水風船プレイでしょ?いいよね!体が重くなっていく感じとバランス取れない感じ!あと体からちゃぷちゃぷって音がするの興奮する!」

モモカが変態発言と一緒に割り込んできた。

「いや、お前、アイドルなんだから…」

「うう…ごめんなさい…」

アオイちゃんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。ああ…図星だったのか…

「とにかくだ、何とかして体を抜いてあげないと」

試しに腕を引っ張ってみたがびくともしない。

「引いて駄目なら押してみるか…」

大きなお腹に手を置き、力を入れる。
…ぷにゅっとした感覚に吸い込まれ力が入らない

「あぁん…うっ、あ、あのお腹はデリケートなので…あんまり力が加わると破裂しちゃうかも…」

艶めいた声で注意されてしまった。

「あ、ああ!ごめんなさい」

「井上さん、膨らんでるときのバルーン・アンドロイドはお腹が性感帯なんだよ。撫でてくれないから知らなかったでしょ」

モモカにも怒られる始末。

「今度から気をつけるよ…しかしどうする?押しても引いても駄目だぞ」

「うう…どうしよう…」

アオイちゃんが不安な声をあげる。

「え?簡単でしょ?」

「モモカ、何か良い考えがあるのか!」

「破裂しちゃえばいいんだよ」

良い笑顔でえげつないこと言うなこいつは。

「いや、それはちょっと…」

「う…それしかないですよね…うすうす感じてました」

アオイちゃんは観念したようだ。

「いいの?」

「これ以上騒ぎになるぐらいなら…あとお水だから破裂音はそこまで…」

「よしわかった。ええっと…」

「はい、竹串!アオイちゃん借りるね!」

「手際良いなぁ…」

「よ、よろしくお願いします!」

風船を割るだけなのに妙な空気になってしまった。まぁ、破裂してもボディに頭をくっつければ元通りだし…

「よし、じゃあ行くよ」

「は、はい!」

さて、どこに刺すか。やはりお腹か?

「う、うう…まだですか?」

あんまり焦らしてもかわいそうだ。

「行くよ」

「はひぃ!」

ぷすっ

パッシャァアアン!

20名無しさん:2016/02/08(月) 00:41:02 ID:gft7le.c
「助けて頂いてありがとうございました…」

「いや、破裂させただけだし、気にしないで」

アイドルの部屋の居間にあげてもらい、お茶まで出してもらった。
アオイちゃんはモモカと違い普段はスレンダーな体型で過ごしているようだ。

「このことはどうかご内密にしていただけると助かります…あと、私がここに住んでいることも…」

「絶対言わないよ、約束する」

なんか自分だけが知るアイドルの素顔って感じで興奮するなこのシチュエーション。

「ええっと、あと図々しいって言うのはわかってるんですけど…」

「ん?あー困ってることがあったら何でも相談に乗るよ」

「良いんですか?あの一人じゃうまくできなくて…」

「うん」

「…オナニーが」

ブッー!

お茶を吹き出してしまった。何を言ってるんだこのアイドル!アイドルがオナニーって問題じゃないの?

「うんうん、一人だと破裂もできないし、不便だもんね。性欲ゲージのためすぎも良くないし」

同意するモモカ。バルーン・アンドロイドと人の壁ができてしまった。

「3日に1回…いえ、週1でもいいので…その、よろしければ」

「いや、そのモモカもいるし。なぁ?」

「私はいいよー井上さんのシェア」

寛大すぎる…普通嫉妬とかするんじゃないの?やはりアンドロイドなのか…!

「いいんですか?やったー!」

アオイちゃんが勢いよく僕とモモカに抱きついた。

「いっぱい楽しもうね、アオイちゃん」

「はい!ええっとモモカ…」

「あ、一応型式は私の方が古いから先輩になるけど、そういうの気にしないから」

「いえ!大事なんです!モモカさん!色々ご指導ください!」

「えへへ、後輩ができちゃったよ井上さん」

2人のバルーン・アンドロイドに挟まれ幸せなのかこれからの苦労を思うと気が重くなるのか、複雑な心境だ。
ただ、バルーン・アンドロイドの幸せのために注力することは後悔はない。ただし、

「明日は月曜!会社!体力温存!解散!」

社会人として社会生活できる範囲で。

21名無しさん:2016/02/08(月) 00:49:03 ID:gft7le.c
二年間、放置されているのを見て、悲しくなったので書いてみました。
バルーン・アンドロイドという単語は非常にそそるものがあり、勢いに身を任せた結果です。
誤字の多さは申し訳ありません。
自分が書いた設定は好きに使っても良いので、バルーン・アンドロイドという単語にキュンときた方は筆を走らせてみてはいかがでしょうか(チラッ)
続きは思いついたら書いていきたいです。
定期的に書き込めるのが理想ですが…

では、あとがきのような物は以上です。

22名無しさん:2016/02/09(火) 02:47:07 ID:9h863lGE
>>21
お疲れ様です楽しく読ませてもらいました!
確かに面白そうなSSが放置されてるのはいろいろもったいないですよね…。

23名無しさん:2016/02/09(火) 23:17:14 ID:8mk2bYFA
寒い日が続くと、布団が恋しくなる。仕事という強敵を倒した後の癒し、風呂、飯、睡眠…それらを求め、家に帰るのだった。

「ただいまー」

アンドロイドとはいえ、帰りを迎えてくれる存在がいるのはとても助かる。モモカが来てまだ3日しか経っていないが、これだけでも家に迎えて良かったと思っている。

「おかえりなさーい!」

タプタプと居間からモモカが出てきた…裸エプロンで

「お風呂にする?ご飯にする?それとも、わ・た・し?」

どこで覚えてきた。

裸エプロンだがあんまりエプロンで隠れていない。バレーボールサイズの胸はほとんど露出、バランスボールレベルの腹はエプロンが意味をなしていない。

「…あれ?反応薄い?」

「いや、ちょっとびっくりした。テンプレすぎて。…風呂はいれるの?」

「もちろん!」

なんてありがたい。すばらしい…帰ってすぐに風呂に入れるのは実家に帰った時だけだと思っていたのに!

「ありがとう、モモカ助かるよ」

「うふふ、入ってる間にご飯準備しておくね」
 
「おお…」

ご飯まで!たしかに白米の炊けたにおいがする…!すごい、すごいぞバルーン・アンドロイド!
教えたことを完璧にこなせるのは流石のアンドロイドか、教えた甲斐があった…


程良い湯加減のお湯に浸かりながら考えを巡らせたが、これが新婚生活という結論にいたった。結婚してないけど。

風呂をあがり、居間に戻ると料理が何皿も並んでいた。一人暮らしの男ではまずやらない。

「あれ?こんな料理教えたっけ?」

「テレビで覚えたの。今まで邪魔だなぁって思ってたけど、井上さんは食べれるもんね!…味わかんないから味見してないけど…」

「味見してないのか…いや、そうだよなぁ…」

仕方ないとはいえ、致命的だ。
だが、折角作ってくれたのだ。多少まずくても食いきってみせる!

まずは味付けがはっきりわかる野菜炒めから…

「ん?…うまい!うまいぞモモカ!」

「本当?よかったぁ」

そうか、完全にレシピ通りに作るから味があまりブレないのか!すごいぞモモカ、お嫁にいけるぞ。

「…いやぁ、3日でここまでこなせるとは…バルーン・アンドロイドってすごいんだな。いや、モモカが頑張ってくれたからだな」

「えへへ、褒めてくれてありがとう。お家の中なら、真似事だけど何とかなるみたい」

「いや、十分だよ。これからもよろしくな」


「うん!あ、でね、その…」

「どうした?」

「明日、井上さんお休み?」

「祝日だからね」

「私、がんばったよね?」

「すごくがんばった」

「だから、ね?良いでしょ?今夜は激しいの…したいな?」

そう言い終えるとモモカは色っぽくエプロンを脱ぎ始める。

激しい…ああ、そういうことか…

「よし、ご飯食べたら。ご褒美をあげよう。激しい奴な」

「うふふ、井上さん大好き!」

24名無しさん:2016/02/10(水) 08:06:48 ID:EZeVAog6
ご飯を食べ終えて、モモカが食べ終えた皿やキッチンを片づけてくれている間にゴールデンタイムのテレビを見ながら今晩のことに考えを巡らせ始めた矢先、玄関のチャイムが鳴った。
訪問者として非常識な時間ではないが、明日があるなら日を改めるのが常と思われる時間なだけに安易に出るのを躊躇しているとキッチンでの作業をほぼ終えたモモカが玄関に向かい…

「は〜い、どなたですかぁ?」

と声をかけた。

これで実家の妹あたりが親と喧嘩して来ていたのだったらもう実家には帰れなくなる。

しかしモモカがそのまま対応に入っているあたりでその可能性は先日知り合ったばかりのアオイちゃんがきているのか?いやいや、目の前で放送中の生放送バラエティにでているじゃないか。

では田中さんか?いや、裕福とはいえ失礼ながら寄る年波を感じさせる風だったので、少なくともこの時間に訪問することはないだろう。

では一体、訪問者は誰なのだろうか?

25名無しさん:2016/02/10(水) 08:12:30 ID:EZeVAog6
色々考えあぐねていると来客対応を終えたモモカ が「い、井上さぁ〜ん・・・」と若干困り果てた弱々しい声を玄関先で発していた。

僕はその要請をうけて玄関先に向かうとモモカが大きな円筒形の荷物を抱え、いや引きずって玄関先からなんとか上がろうとするところであった。
どうやら宅配便業者だったらしい。

・・・にしても、モモカが持つ巨大な荷物はなんだろうか?

26名無しさん:2016/02/10(水) 11:10:59 ID:mEXzjvAQ
モモカを手伝ってリビングのテーブルに送られてきた荷物を置き2人でガムテープ、ダンボール、そして緩衝材で構成された梱包を外していくと

「こ、これは・・・」

「わぁ!」

そこに現れたのはいつもモモカとアレするときに使うガスボンベだった。
ただし、その大きさはモモカとラブホテルで会ってた頃やこの部屋に来たときに持ってきたガスボンベとは比べものにならない程のものだった。

「え〜と、どれどれ・・・」

間髪入れずにモモカがガスボンベの肩口に刻まれた刻印を読む。

「え?この記号読めるの?」

「はい。もともと仕事道具としてよく使ってましたし、わざわざガス種類や量を指定するお客さんも時々いましたから・・・井上さん、これヘリウムガスの7000Lボンベですよ!」

「ヘリウムガス!?」

「えぇ、それとガスボンベに手紙が・・・」

モモカから手紙を受け取って読んでみる。どうやらモモカの元の持ち主である田中さんからの贈り物で先日モモカを引き取ったときにあとで送ると言っていた『必要なもの』らしいが、いかんせんこんなの、しかもヘリウムガスが詰まったガスボンベは店の常連としてモモカを呼んでいたころから考えても経験がない。
使い方を考えあぐねてモモカのほうをみやると

「えへへ〜大型ヘリウムガスボンベ〜」

とすでに使う気満々な様子で送られてきたガスボンベを撫でていた。これはもう今晩使う以外、モモカは納得しなさそうな雰囲気である。

27名無しさん:2016/02/11(木) 08:22:48 ID:UINZ9.U.
「えー、これよりサンプルMの耐久試験を始めます」

「よ、よろしくお願いします!」

「この試験で最後の性能テストです。頑張ってください」

今回のプレイ内容は企業の製品テストみたいな感じだ。僕が試験官でモモカが試験サンプル。耐久試験というのは…言わなくてもわかるだろう。

「それではサンプルM。プラグを接続してください」

「は、はい」

プラグはホースを経由して、ヘリウムガスボンベに接続されている。

「ん…!くっ…んんっふぅっ…んん!…せ、接続しました」

モモカが自分のお尻に対して苦戦しながらプラグを入れる。これでモモカの後ろの穴とヘリウムガスボンベが繋がった。

「リードを取り付けます」

モモカの足首にリードを付ける。リードはテープで床にしっかりと固定されている。必要以上に浮かび上がらなくするためだ。

「ではヘリウム注入開始!」

掛け声とともにヘリウムガスボンベのバルブを2、3回回す。
シューという音ともにヘリウムガスがモモカの体に入っていく。

「んんっ!いっぱいきてるぅ!ああん!ヘリウム!ヘリウムきてるぅ!」

モモカが快楽に身をよじらせる。モモカが膨らむことに快楽を感じる様子は珍しい、普段は演技で隠していたらしく演技なしと言った結果がこれである。

「サンプルM、試験中です。」

「しゅ、しゅみません。うっ、んん…」

かなり気持ちいいのか呂律が回っていない。がんばって耐えようとしているが、まだ声が漏れている。…これぐらいは目を瞑っておこう。


しばらく、ヘリウムの注入を続け、モモカの体が最初の2倍ぐらいに膨らんだところでモモカの足が地を離れた。

「か、体が浮いてる。ん…でもそろそろ限界が…」

「よし、注入停止!」

ヘリウムガスのバルブを閉め、モモカが膨らむのを止める。

「お、終わりですか?」

パシィーン!

「ひぅうう!」

モモカの質問に対して巨大な腹を叩く事で返事をする。

「まだです、サンプルM。試験を続行します」

「は、はひぃ…」

そう言えばお腹が性感帯って教えてくれたな。

「これより磨耗テストを始める」

そう言うと僕は両手でモモカのお腹を撫で回す

「んんん!あ、い、そんな、こんなパンパンのお腹撫でられちゃったら…いっ…イっちゃう!」

モモカが甘美に飲まれた悲鳴を発しているが、無視して腹を撫で回す。さらに破裂しない程度に腹を揉むことを追加した。

「や、や、やめ…駄目…!試験中なのに…イっちゃう!イっちゃうううう!」

「ああああイクウウウ!!」

びくんびくんと体を反らしながら痙攣したと思うとモモカの股からポタポタと粘液が垂れ始めた。バルーン・アンドロイドは挿入をスムーズにするため、アソコからローションを出してくれる。出すタイミングは制御できるが、意図せずに出してしまうこともある。人間と同じで、イってしまった時だ。

「サンプルM。エクスタシーは不要です。気をつけてください」

「しゅ、しゅみましぇん…」

「試験はまだ続きますよ。気を引き締めてください」

28名無しさん:2016/02/11(木) 11:49:13 ID:UINZ9.U.
お腹を撫で回されただけでイってしまったモモカはぷかぷかと力なく浮いている。まだリードは伸びきっておらず、完全に浮力を得ていないらしい。

「次に挿入テストを行う」

「そ、挿入?何を…入れるの?」

カチャカチャ…スッ、ボロン

「私のナニだよ」

「こ、こんな体でそんな大きな物はいったら…は、破裂しちゃう!」

「これは試験だ。想定上は破裂しないことになっている。破裂してしまえばそれまでだがね」

ギンギンに勃起しているナニを見せながら変な会話をして笑ってしまいそうになるが、真面目に役を演じる。
モモカの両足をM字にして抱え、挿入の準備をする。対面立位になるのだが、相手がなんせ風船だ、負担が全くない。

「うう…恥ずかしい…」

モモカもM字は恥ずかしいのか、両目を手で覆っている。

「挿入開始!」

すぶっ!

「ひぃあう!?」

モモカの股はローションまみれだったためスムーズに挿入できた。

「お、おちんぽ入っちゃ…んん!ああん!」

ずびゅ、ずぶゅ

自分で腰を振らず、モモカを前後させてストロークする。

「なかなかの締め付け…」

ずちゅ、ずちゅっ

「んう!あん!イっちゃう!おちんぽ気持ちよくてイっちゃううう!」

ピストン運動を繰り返し、モモカの耐久テストを行う。…が、
何度もしごかれるうちに僕の限界が先にきた。

「うっ…射精するので、漏らさないように」

「あ!あ!いいよぉ!試験官さんのあっついの私の中にいっぱい出して!」

ずちゅずちゅっ

「で、出る!」

「ま、またイくううう!」

モモカの中に出すと同時にモモカもイった。ローションが中から溢れ、僕のナニが圧力で追い出される。

ごぼっ

ナニと一緒にローションと精液もこぼれる。
中のローションは泡立って白くなり、モモカの愛液と言った方が良い見た目になっていた。

「はぁ、はぁ…そ、挿入テスト終了…すばらしい成績だよ」

「あ、あひがとう…ございます…」

29名無しさん:2016/02/11(木) 14:47:57 ID:UINZ9.U.
「ふぅ…それではこの耐久試験の最後のテストを行う」

「さ、最後のテスト…?」

下半身むき出しの僕に対してモモカが緊張した顔つきで聞き返す。

「サイズテスト…こちらで想定したサイズまで膨らめば合格だ。天井にお腹が付いたところで適正ラインとする。勿論ヘリウムによる浮力や仰向けになることを想定としたものだ」

「天井…なんとかなるかな?」

モモカは自分のお腹を撫でながら、お腹に語りかける。限界とは言っていたが、この程度なら入りきるっといったところだろうか。

「体勢を仰向けにする」

浮きながらも直立していたモモカを仰向けに寝かす。確かにこの浮力なら破裂する前に浮いてしまうだろう。

「…あれ?試験官さん…天井がいまキラってしたような…」

モモカが天井の異変に気づく。

「ん?画鋲だよ、どうかしたかね?」

「…え?ええええ!?ちょっと待って!?この位置で浮かんだら…」

「刺さるだろうね」

「待って待って!中止中止!このテスト中止!環境不備よ!」

「何を言っているのかねサンプルM。この試験は完璧だ。あの画鋲は君に余計なヘリウムガスが入る前に破裂してもらうことで適正サイズへの達成の合図と資源の節約を兼ねているのだ」

「ぜ、全然完璧じゃない〜!」

じたばたして逃れようとしているが、かなり膨らんでいること、ヘリウムで浮いていることが重なり身動きできないらしい。
必死にあがく姿を眺めながら、ヘリウムガスボンベのバルブを一気に回す。

「きゅう!?そんな!一気にヘリウムが…あ…あ!」

モモカの体が再び膨らみ始める。胸はビーチボール2倍、お腹は8フィートサイズかな?

「か、体浮いてる?!あ、駄目!浮いちゃ駄目ぇ!破裂!破裂しちゃう!」

手足をバタつかせても空を切るばかり。人は空中では無力なのだ。

「サンプルM暴れるのを止めなさい、正しく測定できなくなる」

「だって!天井に!あ、あ!天井についちゃう!破裂しちゃう!」

モモカのお腹が無慈悲にも天井の画鋲に近づく…そろそろだろうか。

「た、たすけて!こんな合格の仕方いや!不合格でいいから!」

「え?なに?」

耳を両手で押さえ、聞こえないふりをする。

「ひぃ、ひど…あ、あ、だめ!だめぇえええええ!!」

ついにモモカの腹が天井、画鋲達した。



ぷす

パァアアアアアアアン!!!


空中での破裂はさながら花火のようだった。

「サンプルM、合格!すばらしい結果だよ!まぁ、聞こえてないだろうけどね」

30名無しさん:2016/02/11(木) 22:50:59 ID:iTn5N1xQ
モモカと井上の体格差です、参考までに。パスはmmk
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org735016.jpg.html

31名無しさん:2016/02/13(土) 00:13:54 ID:BaA/sIps
送られてきたヘリウムガスボンベをすぐに使いたがったモモカの勢いに乗ってしまい、モモカが派手に破裂したあとの部屋で、予備がないことに気がついて焦ったが、翌日会社から帰るとまたも宅配便業者の不在者通知がポストにささっていた。
電話して届けてもらうとやっぱりというか送り主は田中さんで荷物はモモカの予備ボディとメーカーの連絡先が書かれたメモが入っていた。まるで見ているかのようなタイミングだと思ったがよくよく考えればバルーン・アンドロイドとその元客が同居生活しているのである。ましてや、使用を見越してヘリウムガスボンベを送ったとあれば、次になにが必要なのか容易に予想がつく。

32名無しさん:2016/02/13(土) 00:16:36 ID:BaA/sIps
さらに驚いたのは同封のボディメーカーに連絡をしてみたところ、僕からの連絡には無償で発送し、支払いはすべて田中さんがまかなう手はず

33名無しさん:2016/02/13(土) 00:18:22 ID:BaA/sIps
になっていたことであった。
もはや娘を嫁がせた親のようである。
もっとも、これはこれで僕もモモカも実際問題助かる話なので、甘えさせて頂くことになった。

34名無しさん:2016/02/13(土) 00:22:42 ID:BaA/sIps
モモカを膨らませるアイテムも色々届いた。
先のヘリウムガスボンベも1回ではなく、最近では使い切れず7000Lボンベ3本が未使用のストックと貸した。
そのほかに水ポンプ、エアーコンプレッサー・・・そしてまた変わったものが送られてきた。

35名無しさん:2016/02/13(土) 00:36:47 ID:BaA/sIps
「モモカ、また田中さんから?」

「えぇまたボンベみたいですけど黒いので酸素ボンベですね。それから・・・あ。」

そう言ってボンベに同封されていた錠剤のようなものを手にとって固まるモモカ。

「その錠剤は?」

「これ仕事でたまーに使ってたのです。もっとも井上さんとするときに使ったことはないのですけど・・・。」

「薬、なわけないよな〜。」

「あ、でも使い方はほぼ薬みたいにバルーン・アンドロイドが飲んで使うんです。飲んで30分くらいするとアソコが著しく軟化して井上さんが通れるほど広がっ・・・」

さらっと説明モードに入ってくれたのはありがたいがその途中で言っている内容に気づいたらしくそこからは尻すぼみしてほとんど聞こえない説明をゴニョゴニョとするだけであった。

僕が通れるほどアソコを拡げる錠剤と酸素ボンベ、なるほど僕は田中さんが今回の荷物を送ってきた意図を理解した。

36名無しさん:2016/02/14(日) 01:32:09 ID:57wZloEY
「…本当にやるの?」

「まぁ一回ぐらいはね?」

田中さんからのメッセージだ。やらないと失礼…だと思う。酸素ボンベと拡張する錠剤を使ってやれそうなことを考えた結果

「錠剤飲んで、酸素ボンベ入れて、井上も入る」

という結論に至った。風船の中に入るアトラクションみたいなものだ。

「はい、錠剤」

「んー…まぁ1回だけだよ?」

乗り気ではないようだが手渡した錠剤は飲んでくれた。

「そういえば、バルーン・アンドロイドって胃とかあるの?」

錠剤が効く事に今更気になってしまった。

「ないよー。この錠剤はね、正確にはバルーン・アンドロイドの下腹部らへんのゲルを柔らかくする働きがあるの。ゲルって皮下脂肪と筋肉の役割があるんだけど、柔らかくなると好き勝手に伸びるからスキンの伸びしろ分だけ広げられるって仕組み」

「ゲルって飛び散らすためのもんじゃなかったのか」

「…私の説明書一度読んどいてください」

「あ、はい…」

なんやかんや話しているうちに30分が経過した。

「ん…力が入らなくなってきた…いいよ、錠剤効いてる…」

「よし、ボンベから行くぞ」

モモカはベッドの上で両手で足をおさえて股を開き、アソコにモノを入れやすい姿勢をとっている。
ゆっくりとボンベの頭を近づけ、挿入を試みる。

「ん…ん…こんなのが私の中に…」

僕の息子の何倍もの太さを持つボンベがすんなりと入っていく。気づくとボンベの尻がモモカの中に入らんとしていた。

「んん!」

にゅるんという感じでボンベはモモカの中に入ってしまった。

「ん…ふぅ…入っちゃった…」

「入ったなぁ…」

次は僕の番だ。

37名無しさん:2016/02/14(日) 06:12:27 ID:57wZloEY
モモカのアソコを開くように両手を添え、自分の頭を入れる準備をする。

「なんだろうなこの光景…よし、いくぞ」

「や、やさしくね」

ゆっくりと力を入れアソコを大きく開いていく。あくまでアンドロイドなのでグロいモノはなくツルツルしている。

「ん…!ふっ…くぅ…」

頭の大きさぐらいまで開いたところで自分の頭をモモカのアソコに入れる。

「んんんん!おっきいい!あ…あ…!」

頭が入れば体が入る…は猫だったか?どうなるかわからないが、ここは一気に中に入るべきと判断した。

ずっずっずるん!

「あああああああ!入る!入っちゃう!井上さんがあああ!入っちゃうう!」

モモカの声が体の振動で伝わってくる。
体を丸めつつ、一気に足先まで体の中に入れるとわずかな隙間の光が閉じ暗闇に包まれた。

モモカの中に入れたようだ。
周囲の壁は弾力があり、機械的な要素は全く感じない。

「んん…はぁ、はぁ!入った?井上さん?」

体内なので反響したモモカの声が聞こえる。

「入った入った、暗くてよくわからないけど」

「これね、井上さんが入るときに、空気が抜けても体の形状を保つのにすごいエネルギー使うんだよ…」

「あー…なるほどね。乗り気じゃなかったのってこういうこと?」

「…いえ、その…それよりどうするの?」

理由は別にあるらしい。

「どうもこうも…この辺か?あったあった。これしかないでしょ」

手探りに酸素ボンベを探し当て、バルブを回す。 

シューっ

「あ、膨らむぅ…」

ぽんぽんと音が反響する。モモカが軽くお腹を叩いたのだろう。
空気が入るほど空間が広がり、皮が伸びて少しだけ明るくなり始めてきた。

「膨らむとこうなるのか…新鮮だな」

「ひうっ!」

何気なく壁を触るとモモカの体が震え、情けない声が響く。

「う、内側はデリケートなの…」

そりゃそうだろうと思いつつ、壁を撫でるのを止めない。

「あ、あ!体の中で!すごいのぉ!こんなの、ずるいぃ!」

撫でるたびに震える壁、モモカが感じまくっているのがわかる。

「い、井上さん!そろそろ破裂しちゃうんだけど!」

撫で回していて気づかなかったが空間はだいぶ広くなり、壁もうすくなって明るさが増していた。
正座ぐらいならできるだろうか。

「まだいけるんじゃない?」

「あ、あのね?錠剤のせいでゲルがゆるくなってて、さっき下腹部も無理矢理伸ばしたからもろくなっ」


パァアアアアアアアン!

38名無しさん:2016/02/14(日) 06:13:17 ID:57wZloEY
何が起きたかわからないまま、視界が開け、自分がベッドの上にいたことを認識させる。

「だから言ったのに…」

モモカはお腹だけ爆発した形になっており、がに股に開いた両足と立派に膨らんだ胸が健在なモモカの上半身の間に自分が座っていた。

「もろくなっていつもより膨らまないのか、すまん」

「…このプレイね、バブみ?だっけ?それを感じるって言う人が好んでするんだけどね…私も…折角なんだし…」

言いたいことがわかった。モモカが不完全燃焼で終わってしまうのが乗り気じゃなかった原因だ。

「それになんか一人でやってるみたいで寂しい!」

「悪かった悪かった。これはこれっきりにしよう、な?」

興味本位でやってしまったが、次は気をつけよう。モモカにも苦手なプレイがあるようだ。
…田中さんは知っててこの一式を送ったのだろうか?

「モモカ、苦手なものは苦手って素直に言って良いんだよ」

「…でも、お客様の要望には応えないと」

「もうお客と店員の関係じゃないんだ。少しぐらいワガママ言っても良いんだぞ」

バルーン・アンドロイドを幸せにする、簡単なようでとても難しい課題な気がしてきた。

「う、うん…それなら…」

「それなら?」

「二回戦目しよ?えっと、いつもの奴」

「よっし、やるか。僕も正直なにやってたか良くわからんかった!…とりあえず、頭と体くっつけながらプレイ内容考えるか。どんなのがいい?」

モモカの頭を取り外し、自分の顔に近づけながら要望を聞く。

「いいの?それじゃあ…えっとね、限界破裂系!」

「針無しな。他には?」

「えっとえっと…どうしようかなぁ」

田中さんのおかげで、モモカとの心の距離を近づけることができた。そう感じながら、モモカと二回戦の内容を談義するのであった。

39名無しさん:2016/02/14(日) 15:09:33 ID:57wZloEY
とある日曜、前日の会社のレクリエーションで全力疾走した僕は日頃の運動不足がたたり、筋肉痛で身動きが取れずにダウンしていた。

「井上さん、昨日は平気だったのにね。大丈夫?」

「も、もう若くないんだな…時間差で来るって事は…いたた」

「体動かすの辛いなら、私がご飯とか食べさせてあげるね」

「我ながら情けないが、そうしてくれると助かる…」

ピーンポーン

来客だ、祝日のお昼だし誰がきてもおかしくはないが。

「モモカ、出てあげて」

「はーい」

申し訳ないが家主は筋肉痛のため玄関に向かうのは困難だ。居留守じゃないだけ良かったと思ってくれ。

「あ、アオイちゃん!」

「こんにちは、モモカさん。えっと井上さん…いますか?」

「いるいる、入って入って」

玄関からそんな会話が聞こえる。家主の許可なしに事が進んでいるが、アオイちゃんなら良いだろう。

「井上さん、アオイちゃんが来てくれたよ!」

「こんにちは…って、どうしたんですか?お体の調子が良くないんですか?」

アオイちゃんが心配そうな顔で僕に挨拶する。
アオイちゃんはツインテールをおろしたロングヘアー、ゆったりとしたワンピースを着て…そしていつものスレンダー体型ではなくモモカ同様、風船体型だ。まさかとは思うが…

「いや、その筋肉痛でね、体動かすと痛くて…自主的に安静中」

「え!?そ、そうなんですか?そうですか…じゃあ…無理ですよね…エッチなこと」

出会ったときにエッチを手伝ってほしいと言われたが、実際にお願いされたのは今日が初めてだ。モモカとおしゃべりするためやお土産を持ってきてくれたりと、部屋には何度か来てくれているが、遂にこの時がきたようだ。

「日を改めますね…うう、でも我慢できるかな…」

しょんぼりと肩を落としてしまった。すまない、体が年齢に勝てなかったんだ。

「大丈夫だよアオイちゃん!」

「え?」
「え?」

アオイちゃんと僕の声がハモる。何が大丈夫なんだ。

「井上さんのここは元気いっぱいみたいだから、ね?」

「も、モモカ、何をする!」

モモカが僕に掛かっていたタオルケットを退かすと、僕の元気な息子が2人に立ち上がって挨拶をする。
仕方ないじゃないか、風船アイドルがこんな近くにいるんだ。しかもモモカもいるからバルーン・アンドロイドのハーレムみたいな状況だし!

「わっ、すごい…こんなに大きいんだ…初めて見ました…」

「え?」
「え?」

今度はモモカとハモる。
アオイちゃんがとんでもない発言をした。

40名無しさん:2016/02/14(日) 16:10:00 ID:57wZloEY
今回はモモカとアオイちゃんで勝負をすることになった。
初めに騎乗位で僕のアソコを任意の回数ピストンして、終わったらピストンの回数分相手に空気入れでポンピングできる。ただし、ピストン中に僕が射精してしまったら、その場で騎乗位のまま限界破裂。先に破裂したほうが負け、といったルールになった。

「テレビのバラエティみたいですね…」

「うふふ、負けないよ!…って、アオイちゃん乳首立ってる!?」

モモカとアオイちゃんが服を脱いでいるときにモモカが驚いた声をあげた。

「乳首?…そういえばバルーン・アンドロイドって乳首ないよな」

「井上さん、説明書読んでないでしょ?バルーン・アンドロイドは性欲が溜まりすぎると乳首が立っちゃうの、溜まってる間ずっと」

「あはは…その…オナニーで上手く発散できなくて…仕事中もこれだと、困るんですよね…」

アオイちゃんにとっては結構大事な問題のようだ。そういえばアオイちゃんにオーナーはいないのだろうか?一人暮らしをしてるとは言っていたが…

「よーし、アオイちゃん先攻後攻選んでいいよ」

「いいんですか?ええっと、モモカさんのお手本、見たいです!」

心配を余所に勝負が始まった。
アオイちゃんの男根初見発言から想像するに、こういう経験がないのだろう。バルーン・アンドロイドも最初はウブなんだな。

「えへへ、じゃあ、いただきまーす…ん」

モモカは僕に跨がるとすぐにアソコに僕のアソコの先っぽを入れてしまった。

「1往復で1回ね。いーっち…んん…にーぃ…さーんっ!」

ゆったりとしたピストン運動で3回成功。
モモカは僕から降りると、アオイちゃんのお尻に繋がっている空気入れに手を添える。
当然モモカにも別の空気入れが繋がっている。

「まぁチュートリアルみたいな感じだしね。アオイちゃんいくよー」

「は、はい!」

「いーち」「ああん!」

「にーい」「んん!」

「さーん」「あ!あ…」

オオイちゃんの股から粘液がこぼれ落ちている。軽くイッてしまったようだ。

「えーっと…大丈夫?」

モモカは軽い気持ちだったのだろうが、予想外の結果に驚いている。

「はひ…大丈夫…大丈夫れす…つぎ、わたしでしゅねー…」

ふらふらとした足取りでアオイちゃんが僕に跨がる。
大きなお腹の上で二つの双丘の先がびんびんなのがよく見える。

「えっと…ここ?ここですよね?」

「そ、そうだね、たぶん」

モモカの入れた位置と大体同じだからあってるだろう。

「よ、よし…せーのっ!えい!」

勢いをつけてアオイちゃんが挿入する!

ずぶっ

「んんんん!?あ、あ、なにこれ!いっ、いっちゃっ…た」

ごぼっとという音とともに、接続部から粘液が漏れる。…アオイちゃんがイッたようだ。

「た、立ち上がらなきゃ…」

アオイちゃんが勢いよく立ち上がる。

ちゅっぽん!

「あううううう!!!?」

もう、アオイちゃんのアソコはぐちょぐちょだ。

「アオイちゃん…溜めすぎだよ…定期的にやらないと駄目だよ」

「しゅみま…せん…」

モモカが呆れるほど性欲を我慢してたらしく、あれだけイッたのにアオイちゃんの乳首はまだまだビンビンだ。

「んー、とりあえず抜けちゃったし1回ね、アオイちゃん!ふふん、井上さん、アオイちゃんの生破裂がみれちゃうかもね〜!」

モモカはもう勝った気分でいるようだ。アオイちゃんがこれでは誰だってそう思う。

41名無しさん:2016/02/14(日) 20:39:23 ID:57wZloEY
ゲーム展開はモモカが完全にペースを握っていた。敏感すぎてまともにピストンできないアオイちゃんは一度に1から2回のポンピングしかできておらずモモカの体は張ってはいるが、破裂寸前には程遠い。逆に平均5回のピストンで危なげなく僕の射精を避けているモモカはアオイちゃんを確実に追いつめていた。

「さーん」「あうっ」

ぱつん…ぴっ

「しー」「ひっ!」

みしっ…

「ごー!」「は、破裂するぅ!」

みりっ…みりっ…

アオイちゃんは辛うじて持ちこたえたようだ。だが次の1回のポンピングは耐えれないだろう。

お腹は直径160cmほど、胸は直径60cmぐらいある。目立つ部位に隠れているが四肢や尻もかなり膨れ上がっている。

「スコアは49対12、アオイちゃん、土下座したら破裂は許してあげてもいいよ?」

「ど、土下座できないです〜」

物理的に不可能な要求でいじわるをするモモカ。勝負事で調子に乗るのはフラグだぞ。とはいえ流石にここからの逆転は難しいだろう。

「ほら、アオイちゃん井上さんに乗れなくても負けだよ?」

「うう…よいっしょ…よいしょ…」

大きなお腹を支えながらアオイちゃんが僕によじ登る。

「あ、あの全然下が見えなくて…井上さんのほうから、お願いします」

僕も腹しか見えないが、何とかアオイちゃんのアソコを探り、先っぽを入れる。

「ここかな…腰下ろせば入るよ」

「は、はい」

「アオイちゃーん、泣いても笑ってもこれで最後だよー、いっぱいピストンしなきゃ損だよ〜」

モモカがアオイちゃんを煽る。
それを聞いたアオイちゃんの目の色が変わった。

「まだ足りない…もっと…気持ちよく…」

「アオイちゃん?」

「井上さん…私の乳首、つまんでいじってもらって良いですか?」

そう言うと僕の両手をつかみ、パンパンの胸に手のひらを押しつける。

「えーっと、モモカ?これはいいのか?」

「うーん、良いんじゃない?」

「よし、アオイちゃん…いくよ」

アオイちゃんの両乳首を強くつまむ。

「んん〜!!」

アオイちゃんが悶絶する…が

ずぶっ!ずりゅ!

同時にピストン運動も始めだした。

「あん!んん!!井上さん!一緒にイこう?中に出してもいいよ?私、パァーン!って弾けちゃう!んっく!んっ!気持ちいい!おちんぽ気持ちいい!!」

アオイちゃんの理性が吹っ飛び、性欲剥き出しの獣のようになった。
乳首をいじるたびに腰は激しく前後し、僕の息子を刺激する。

ずっちゅ!ずっちゅ!ずっちゅ!

何度も何度もピストン運動を繰り返す。

「え?え?…ちょ…ピストン回数やばくない?いや、でもこれは井上さんが出しちゃうパターン
!」

モモカの言うとおり、僕は限界だ。こんなに連続で上下されて耐えれるわけがない。

「あ、あ、いく!いくうううう!」

アオイちゃんはもう勝負を忘れて僕の息子に夢中だ。残念ながらアオイちゃんの負け…

じゅぽん!

小気味のいい何かが抜ける音。

「いく、い…あれ?抜けちゃった?もうちょっとだったのに…」

勢いが良すぎてお腹のバウンドの反動でアソコから僕の息子が抜けてしまったらしい。
ぎりぎり僕は射精を耐えることができた。

「え?うそ?45回?え?え?」

モモカの破裂が決定した。

42名無しさん:2016/02/14(日) 21:50:19 ID:57wZloEY
「さ、さんじゅうなな」「ひぐ!」

みしっ!みちみちみちみち!

モモカのサイズがアオイちゃんと並んだ。恐らくモモカは45回を迎える前に次で破裂するだろう。

「モモカー、あと8回だぞー」

「む、無理…破裂しちゃう…」

「さんじゅう…はち!」「んぷっ!」
無慈悲なポンピング。


パァアアアアン!!!


モモカは合計50回目のポンピングで破裂した。

「はぁはぁ…勝っちゃった」

破裂寸前からの見事なアオイちゃんの勝ちだ。

「いやぁ、見事な逆転だねアオイちゃん。あそこであのラッシュは僕も予想できなかったよ」

「あはは…でも、私も限界…」

「空気抜いていいよ、勝負終わったし」

「…」

アオイちゃんは沈黙したかと思うと再び僕の上に跨がり始めた。

「アオイちゃん?」

「もう誰にも邪魔されない…ふふっ井上さんも物足りないですよね?」

しまった。まだ性欲が残ってるらしい。

「私も、あと1回のポンプで破裂します…だから、井上さんがイッたら押してください」

アオイちゃんから空気入れを託され、左手で押し込めば一発分はいるようにセッティングされた。

「ぺっぺっ!げほっ!あ、アオイちゃん!ちょっと待って!私の頭を先にくっつけて!」

床に転がるモモカが必死にアオイちゃんを止めようとゲルを吐き出しながら頭一つで説得を試みる。

「敗者は黙っててください」

「う、はい」

怖い。アオイちゃんの冷たい目線はモモカじゃなくてもわかるぐらい鋭いものがあった。


「さぁ…井上さん!いっしよにイこ?」

すぶっ!ずちゅ!ずっちゅ!

見えていないはずなのに、一発で挿入に成功した。アオイちゃん…ウブだと思ったけど…やはりバルーン・アンドロイドなんだな…

「あ、いくっ!いく!」

「僕もだ…限界っ」


「あっはぁあああ!!」「うっ!」

アオイちゃんが先に達したが、直後に僕も出してしまった。
僕は約束通り、左手に力を込める。

「きたぁ…」

アオイちゃんの最後の表情は完全に満足しきったものだった。


パァアアアアァアン!

43名無しさん:2016/02/14(日) 22:21:57 ID:57wZloEY
「ごめんなさいごめんなさい!」

プレイ後、そこには必死に謝るアオイちゃんの姿があった。

「いやぁ、筋肉痛だと二人分の頭をくっつけるだけで死ねるなぁ…」

二人とも破裂してしまったので、僕が動くしかなかった。

「うん、止めたんだけどね…」

モモカは僕に湿布を貼りながら会話に参加している。

「あうう、モモカさんもごめんなさい!私、なんかおかしくて…」

「いいよいいよ、溜めすぎると皆あーなっちゃうし。それにあの目線…ぞくぞくしちゃった」

もじもじし出したぞこの風船。モモカはマゾ寄りの性癖なのだとはっきり理解した。

「そういば、乳首おさまったみたいだね」

アオイちゃんの胸はつるんと綺麗なカーブを描いていた。

「おかげさまで…すごい気持ちよかったです!オナニーより全然気持ちいいです!」

「あ、アイドルがそんなこと言っちゃ駄目!」

「あ…き、気をつけます…」

アオイちゃんがオンエアで口走らないか心配になる。

「えっと…またしてくれますか?」

おねだりするような目でアイドルに見つめられる断れる男がいるだろうか。いや、いない。

「溜め込まないで、早めに来てね」

「うんうん」

「お二人とも…ありがとうございます!」

アイドルの百点満点の笑顔だ。
こんな可愛らしいのに、エッチの時は…あーいけない。アイドルの知られざる顔シリーズの知識が増えてしまった。
アオイちゃんには今後も頑張ってほしいし、彼女の役に立てるなら棒役になってやろうじゃないか。

「とりあえず…」

二人の顔を見た後、部屋を見回す。

「掃除しといてね」

二回分の破裂を綺麗にできる体力は僕には残っていなかった。

44名無しさん:2016/02/15(月) 00:21:06 ID:nJoGeaQg
モモカいっつも破裂してんなと思いつつ書いてる人です。色々と勝負の形式を模索していますが、いかがでしたでしょうか。アオイも加わり幅が広がったので色々組み合わせていきたいです。何か良いアイディアがあればお聞きかせください。

45名無しさん:2016/02/15(月) 07:06:20 ID:aw5EfeOM
井上さんのいない、平日のオフのアオイちゃんの破裂オナニーをモモカちゃんがお手伝いしてあげるとかどうでしょ

46名無しさん:2016/02/15(月) 22:54:13 ID:h3qMkNik
アオイちゃんと出会ってからはや数ヶ月。今日もアオイちゃんは井上さんの部屋にモモカを訪ねていた。最初はオナニーのお手伝いをお願いするのが目的だったが、最近では芸能界のお付き合いとは違う気さくな話し相手としてモモカと会うことも増えてきた。そんなときは、いま出ている番組の話しやスタッフの好き嫌いを打ち明けたり、逆にモモカが井上さんや自分の近況を話したりと必ずしもオナニーに耽るわけではなくなっていた。

47名無しさん:2016/02/15(月) 23:20:48 ID:h3qMkNik
そんなある日…

「う〜ん、疲れた〜・・・」

いつになくアオイちゃんが疲れを口にしていた。
人間ではない彼女たちが純粋に疲れを感じることはないが、この場合は自律性を持つ彼女たちゆえの、いわゆる精神的な疲れである。

「昨日の番組、大変だったもんね〜」

「そうなんです。マネージャーは最初に軽く膨らませるだけだからって言うから簡単かな?って思ってたら番組が進むごとに膨らませちゃ割って、CM中にボディ替えてまた膨らませてって、もういくらバルーン・アンドロイドだからってやりすぎですよぉ・・・」

アオイちゃんは先日、芸人あがりのMCがテレビの常識を打ち破った展開をみせるのが人気のバラエティ番組に出演し、それが昨晩放送された。

せっかくアオイちゃんが出てる番組だからとモモカも井上さんと一緒に見たのだが、ハッキリ言ってイジメとしか思えないムチャ振りを見てるうちに出ているアオイちゃんがかわいそうになって途中で見るのを止めたのである。

「気にしないでいいよ〜。あの番組、最近視聴者の中でもムチャ振りが酷すぎて、あんまり面白くないって人もいるし、あのままじゃこの先長くないって〜!」

「それでも、またオファーが来たらって思うと気が重くなります・・・」

「まーまー、私で良ければ話聞くからさ♪」

「ありがとうございます・・・はぁ〜」

そういってアオイちゃんはリビングにゴロ寝をしようと

48名無しさん:2016/02/15(月) 23:24:04 ID:h3qMkNik
リビングに上体を投げ出しそうとしたところ

ゴン!!

「アオイちゃん、大丈夫!?」

「痛たた…なにかココに硬いモノがって…え!?」

アオイちゃんが手探りで触ったモノは先日田中さんが送ってくれた、あのヘリウムガスボンベだった。

49名無しさん:2016/02/15(月) 23:39:29 ID:???
「モモカさん、これは?」

「あーそれねー、私さ井上さんがオーナーになってくれる前はお店で働いてててね?で、その店の支配人さんが送ってくれたの。」

「そうなんですか…それにしてもこれ大きなボンベですね〜」

アオイちゃんの声が少し艶っぽくなったことにモモカは気づいていない。

「う〜ん、大きなのは良いんだけど、井上さんってばプレイ始めるとすぐSッ気だして針や画鋲使ってイタズラで破裂させるし、そもそもこの部屋じゃ限界破裂って言っても、どちらかというと部屋の壁や天井に圧迫されて割れちゃう感じだし、しかも支配人さんも間髪入れずに色々なもの送ってくるからどうしても余っちゃって〜ちょっとどうしようかなって感じで置いてあるの。」

「そうなんですか……あ、それなら!」

「?」

アオイちゃんは持ってるバッグを開けると4つ折りにしたチラシのようなものを取り出した。

50名無しさん:2016/02/15(月) 23:57:14 ID:???
「モモカさんって最近開発された『スーパーバルーンボディ』って知っていますか?」

そう言いながら、アオイちゃんは折ってある紙を広げる。どうやらバルーン・アンドロイドを使うお店やオーナー向けの新商品広告チラシのようだ。

「スーパーバルーンボディ?」

「はい。このチラシでその紹介をしてるんですけど、私たちのバルーンボディって制限なく膨らましてもアドバルーンくらいが限界じゃないですか?」

「う〜ん、あんまり最後のほうまで大きさ気にしてないけど…言われてみるとそれくらいかな?」

「それが、このスーパーバルーンボディに変えると飛行船サイズまで大きくする事ができるんです!」

「いや、そこまで膨らましても正直〜(焦」

「いえいえっ!ただ大きく膨らむだけじゃなくって巨大に膨らむことができる分だけ今までにない快感を得られるらしいんです!」

「いや〜、でもそこまで膨らもうって言っても部屋につっかえるしね〜」

「大丈夫です!撮影スタジオの大きいところをマネージャーに頼んで借ります!今ならちょうどドラマがクランクアップする時期なのでどっか空いてますって!」

そこまでまくし立てるようにしゃべったアオイちゃんは思いついたように携帯を取り出すとものすごい早さで操作をして…

「はい、もうスーパーバルーンボディを2体注文しちゃいましたから、モモカさんも覚悟を決めて一緒に気持ちよくなりましょう♪」

「う、うん………って、あれ?」

暴走の止まらないアオイちゃんを前に冷静になったCPUで、これ井上さん帰ってきたらどうやって説明しよう、と困り果てるモモカであった。

51名無しさん:2016/02/18(木) 22:15:58 ID:2huA0j6Y
「…と、言うわけで明日の土曜日アオイちゃんと遊びに行くんだけど…いいかな?」

「ん?良いんじゃない?」

帰ってきた井上さんに聞いてみるとあっさりと許可をくれた。

「え?いいの?」

「いいも何も、友達と遊びに行くのは普通だろ?僕の許可とかは…あー、ひと声は欲しいかな」

井上さんはバルーン・アンドロイドを人として見てくれる。破裂好きだけど優しい人だと改めてわかった。

「えへへ、ありがとう井上さん」

「ところで二人で何をしに行くの?」

女の子2人でエッチなこととは流石に言えない。

「ショッピング、とかかな?」

「ふーん、アンドロイドも色々必要だもんなぁ」

怪しまれては…いないよね?

「えっと、えい!」

井上さんを押し倒して股間の上にお腹を押しつける。

「わ、なんだ急に」

「私がいないと井上さんのおちんちん…破裂しちゃうでしょ?今のうちに搾ってあげるね」

居候の身として、家主にはサービスしておかないと…この話をごまかすのも兼ねて。

「搾りきる前にモモカが破裂するな…あ、今日は破裂なしだな。明日に響くかもだし」

…本当に優しい人だなぁ。

その日の夜は普通の人同士がするようなプレイで終わった。
終わったあと、井上さんは仕事で疲れていたのかすぐに寝てしまった。幸せそうな寝顔を見ながら、私もスリープモードに移行した。

52名無しさん:2016/02/19(金) 02:38:00 ID:jHSDHgA.
翌朝、井上さんに挨拶を済ませ、外にでるとアオイちゃんが待ちかまえていた。

「おはよーアオイちゃん」

「おはようございます!荷物は車に積んでますので、さぁ行きましょう!」

朝から元気…というより興奮しているみたい。

「車?アオイちゃん運転できるの?」

「いえ、マネージャーの運転です」

そういえばマネージャーにお願いするって言ってたっけ。マネージャーってプライベートにも付き合ってくれるものなのかな?

階段を下り玄関をでると、ライトバンが一台と、スーツの女性の人が立っていた。ポニーテールでキリッとしたできる女って感じ、おっぱいも大きい。

「あなたがモモカちゃん?」

「はい、そうですが…」

「後期M型…レアね。そして、アオイの先輩」

私を見ただけで型番を当てた!?なんなのこの人!

「わ、わかるんですか?」

「うふふ、ちょっとね。あ、申し遅れました。アオイのマネージャーの藤森です。アオイと仲良くしてもらってるみたいで…ありがとうございます」

「あ、いえ、こちらこそ」

型番を当てられ面を食らってしまったが、悪い人ではなさそうだ。

「マネージャー!初対面のバルーン・アンドロイドの型番言い当てるのやめてくださいよー!」

アオイちゃんの口振りから察するに毎回こうらしい。

「癖みたいなものよ。さぁ乗って乗って」

言われるがままに車に乗り込む。座席の後ろには既に色々な荷物が詰め込まれていた。

シートベルトはバルーン・アンドロイドのサイズでも余裕がある。アオイちゃん用の車かな?

「ベルトは締めた?じゃあ行きましょうか」

運転席の藤森さんが軽く後ろを確認すると早々に車は動き出した。

「広いスタジオ取るのたいへんだったわー。派手なオナニーねぇ、アオイ?」

「ま、マネージャー!!」

アオイちゃんの顔が恥ずかしさで真っ赤になった。どうやら何をするのか知っているらしい。

「あっはっは、ごめんごめん!まぁ噂のスーパーバルーンボディの検証って形で申請しといたから気にしないでね」

すこし豪快な部分もあるけど仕事面はしっかりしてるようだ。

「検証って…藤森さんも同伴ですか?」

井上さんとの実験プレイを思い出す。

「ん?コンプレッサーのスイッチ入れて外に出るわよ。終わったら連絡頂戴ね」

「ありがとうマネージャー、休みの日にごめんね」

「いいのよ、アオイ。破裂のお仕事受けといたから」

「うぐっ」

仕事面は容赦がないようだ。

「あーでも心配しないで前の無茶振りMCの品のない破裂じゃないから」

「あ、この間の連続破裂はアオイちゃん可哀想でした!破裂に愛がない!」

思わず同意してしまった。でも確かに品のない、破裂の美学がわかっていない内容だった。

「あら、モモカちゃんいける口ね?今度ゆっくりお話しましょ」

「え?あ、はい」

この人も破裂好きなのかな?
藤森さんと井上さんは話が合いそう。

「この2人会わせない方が良かったかな…」

アオイちゃんがはぁっとため息をつく。

53名無しさん:2016/02/19(金) 23:12:54 ID:jHSDHgA.
車が走り出して30分ぐらいで、スタジオに着いた。結構近いところにスタジオってあるのね。

「着いたわー。はい、2人は先に中で体とっかえっこしてて。私は荷物をスタジオに移すから。アオイ、Bスタジオわかる?」

「Bスタジオですねー。マネージャーさんすごいです!」

「すごいところなの?」

「都内で一番広いし高さもあるスタジオなんです」

そんなすごいところを取れるものなの?

「空調設備が壊れて寒いから、誰も使ってなかったのよ。風船ちゃん達にはあんまり関係ないでしょ?」

なるほどと思いながら、アオイちゃんとBスタジオに向かう。

Bスタジオは確かに広く、高さも十分にあった。飛行船一隻は入りそう。

「じゃ、頭外すよー」

「お願いしますー」

アオイちゃんの頭部を体から離し、噂のスーパーバルーンボディに取り付ける。

「ん…なんでしょうこれ。皮とゲルが厚め?」

そんな感想を言いながら、アオイちゃんは私の頭部を外し、スーパーバルーンボディに取り付けてくれた。

「んん…確かに厚めかなぁ」

通常のボディよりも大きく膨らませるために厚めに作られているようだ。

「んひぁ!?」

突然アオイちゃんがびくっとしながら声を上げた。
アオイちゃんの後ろにはいつの間にか藤森さんがいた。

「ま、マネージャー!いきなりお尻にプラグいれないで!」

「厚めだけど敏感なのね、はい、モモカちゃん後ろ向いてお尻つきだしてー」

「何この差…」

アオイちゃんと藤森さんの関係がわかったところで、言われたとおりお尻を藤森さんに向ける。

「…ん」

優しいタッチでプラグが中に入る。

「よし、それじゃあスイッチオンっと。あとは2人で楽しんでねー。私は外で缶コーヒーでも飲んでるから」

「うん、ありがとうマネーんん!?」

アオイちゃんが会話もままならず、悶え始める。

「アオイちゃ…んん!?あ!これ…すごい…ああん!」

空気が入るだけで普通の数倍もの快楽が占拠する。すごい…

「わぁお…すごそうね…ごゆっくりぃ」

そう言って、藤森さんはスタジオから出て行った。

「モモカしゃん!すごいれふ!こんなの!ん!んん!まだ張ってもいないのに!」

キャパシティには余裕があるはずなのにアオイちゃんの股はすでに濡れている。そういう私もすでにぐしょぐしょだ。
こんな序盤でこの有様…果たしてどうなってしまうのか。

54名無しさん:2016/02/20(土) 13:26:18 ID:JJCt3Lrk
2人ともアドバルーンサイズになったがまだまだ余裕があるように感じる。
このサイズになって普段と膨らみ方が異なることに気づいた。

「んふ…これいつもと膨らみ方…まんまる…」

普通のバルーンボディはある程度骨格を意識した膨らみ方をするのに対し、このスーパーバルーンボディはボールに頭と手足を付けたような膨らみ方をしている。頭が胸に隠れることなく、膨らみに応じて高くなっているのは背骨という概念がないからだ。胸も大きくなっているが、仰向けに寝たときの胸の形がそのまま大きくなっている感じ。

「モモカしゃん…きもちいいれす…」

アオイちゃんはすっかりトロ顔で涎も垂らしている。

「アオイしゃん、よだれ…あ…わらしもろれつが…」

快楽が大部分を占め、呂律が回らなくなってしまった。膨らみが大きくなる度に敏感に感じるようになり、理性に使われるメモリが枯渇していく。

2人とも気球サイズになったかなと思ったときにお腹に何かがふれ強烈な快楽が体を走る。

「んふぁあああん!?」

「いいいいくううう!!」

結構離れていたはずだがアオイちゃんのお腹に触れてしまったようだ。

「あ!あ!にゃにこれ!ん!んん!!」

「お、おにゃかをおしあってるだけにゃのに…んくう!!」

もうほとんど体は動かせないが体を揺らしてお腹をこすり合わせる。これは…やばい…快楽の稲妻が全身を巡り続け思考回路が麻痺をし始めている。



ふたりのさいずがとても大きくなったころにはもうことばが…でもそろそろ体がぱっつんぱっつん

「あ、あ、きちゃう!はれちゅ!はれつきちゃう!?」

「こんなのではれちゅしたら…」

かいろがしょーとするんじゃないかというぐらい快楽がおそいかかりそう、いいよ、いっちゃお


ばつっ!ばつっ!みしいっ!

はれつまえのきしみも大きい…!

「あびゃ!ももかひゃん!わたしいっちゃいましゅ!きょだいふうしぇんのさいごれふ!」


ばりっ!

ボォオオオオオン!!!

あおいちゃんがだいばくはつ!
すごいしょうげ


バァァアアアアアン!!!

わたしもはれつすんぜんだったのであおいちゃんのしょうげきにまけてはれつした。

もう、かいらくしか、あたまに…きもちよすぎ…




意識がはっきりした時にはノーマルボディに頭がくっついていた。アオイちゃんはまだ快楽の余韻に浸り放心している。

「すごい音だったわよ。スタジオの外でも揺れたもの」

藤森さんが私達の残骸を片づけながら感想を述べる。

「あ、藤森さん…後片付けは私達も…その、まだ動けないですけど」

ボディを代えたのに腰が抜けたように体に力が入らない。快楽がまだまだメモリの残っている。

「いいのいいの、アオイに付き合ってもらったわけだしね。ゲルも飛び散ってないから楽だし」

スーパーバルーンボディのゲルは堅めらしく、衝撃で飛び散ることはないようだ。

「うへへ…ももかしゃん…もういっかい…」

アオイちゃんは完全に快楽に溺れている。私も連続でスーパーバルーン体験するとああなりそう。

「駄目よ、アオイ。あんたそれ以上はシャットダウンまでいきそうよ」

「うー…マネージャーのけちぃ」

スーパーバルーンボディは凄まじい快楽をバルーン・アンドロイドに与えてくれるようだが、膨らみすぎで今回のように大きな部屋か屋外でないと無理そうだ。…屋外でヘリウム入れたら飛べるんじゃないかな?
途中でヘリウムが切れるのもあれだったので今回はエアコンプレッサにしたけど、次やるときは容量を計算して…ん…考えただけで…おまたが濡れてしまった…

55名無しさん:2016/02/24(水) 23:06:19 ID:6Pmf9PV.
モモカとの生活にもすっかり慣れ、むしろモモカなしでの生活が考えられなくなってきた頃、事件は起きた。

「井上さん…太った?」

バルーン・アンドロイドにそんなことを言われると思わなかった。…アンドロイドとは言え、丸々膨らんだモモカに言われるのはなかなかに堪える。

「…モモカの飯がうまいからな」

「ごめんね…専門じゃないから体型管理とかよくわからないの」

「あああ!モモカが謝ることじゃないから!そんな顔しないで!」

なぜかモモカをしょげさせてしまい、罪の意識が高まる。

「運動…しなきゃとは思うんだけど、なかなかねぇ…」

したいと思っても行動に移れないから、結局運動したくないと心で理解しているが、姿勢だけはアピールしておく。

「エッチだけじゃ、足りないのかな?」

モモカはそういうが、セックスの時は結構体力を使っていると思う。…これ以上激しいのってどうするんだ?

「あ!そうだ!」

モモカは何か思いついたのか、クローゼットから何かを取り出し、浴室に向かった。


シューッ…

と空気が抜けるような音が聞こえるとすぐにモモカが…スレンダーな体型で帰ってきた。お尻には膝ぐらいまで伸びたチューブが繋がっている。

「あうっ…慣れないなぁこの体型…」

アオイちゃんとは違い、普段からモモカは風船体型だ。このスレンダーなモモカは初めて見たかもしれない。

「僕もそれだけ簡単に痩せられればなぁ」

「井上さん!はい!」

モモカがチューブを僕に手渡す。

「はい、ってまさか…」

「風船ダイエット!私のこと好きなだけ膨らましていいよ!でも道具は禁止!」

息を吹き込むのみ…なるほどかなり骨が折れるな。

「私を破裂させても良いけど…井上さんじゃ無理かなぁ?」

完全に僕の体力をなめきった発言、聞き捨てならないな。

「ヒィヒィ言わせて破裂させてやるからな…覚悟しておけ」

「うふふ、期待してるね」

こうしてモモカとの勝負の火蓋が切られたのだった。

56名無しさん:2016/02/25(木) 23:35:09 ID:0cinGWgo
モモカをベットに仰向けで寝かせ、自分はベットに座りモモカに空気を入れる。
痩せているモモカとプレイするのは初めてだ。アンドロイドというだけあって、プロポーションは抜群。Fはありそうな胸、ほどよい肉付き、綺麗な腰まわり、くびれ…バルーン・アンドロイドは膨らまなくても売れるんじゃないか?

「井上さん…あんまり見ないで、は、恥ずかしい…」

いつもより顔が赤くなり、胸を両手で隠しモジモジするモモカ。こういう反応はモモカにしては珍しい。

「毎日裸でやってるのに、いまさら恥ずかしいとかあるの?」

「ふ、膨らんでないから!その…バルーン・アンドロイドだから、膨らんでないと変だし…」

アオイちゃんはそんな感じしてなかったなぁと思いつつも、口にはしなかった。聞かずともモモカ個人の感覚なのだろう。

「すぐに膨らませて恥ずかしくなくさせてやるからな」

モモカに繋がったチューブを咥え、息を吹き込む。

「ん…井上さんのあったかいの感じる…」

モモカは膨らんでいないと初々しいというか何というか…別のエロさをもっているな。

息を吸って吐いてを繰り返し、モモカの体の様子を伺うが…ぜんぜん膨らんでいない。

「はぁはぁ…なんだこれ…」

「大丈夫?」

心配してくれるモモカの体はお腹が大きめのビーチボールサイズになっており、胸も…FからH?ぐらいに大きくなっていた。

ようするにいつものモモカの通常時よりかなり控えめである。

「ガスボンベ先輩はすごいよ…顎とかこめかみがやばい…」

「無理しないでね?どうする?吹き込むのやめる?」

不服だがこれ以上吹き込むと頭の血管が危ない。

「今日はこの辺で勘弁しておこう…」

「うん、じゃあ…」

これで終わりかと思いきや、モモカが体勢を変え、四つん這いになってお尻をこちらに突き出す。

「普段だと、バックできないから…それに騎乗よりは井上さんの運動にもなるし…いっぱい突いてね」

誘われるがまま、モモカのあそこにゆっくり挿入し、軽く前後する。

「あ…!突かれる衝撃がすごい…」

モモカ自信もバックはあまり経験がないらしい。
何回か軽く前後し、頃合いをみてゆっくりと腰を引き、勢いを付けて突く。

「んんーっ!激しい!もっと!もっと!」

パン!パン!

と軽い音が部屋に響く。

「あん!いい!いいよぉ!」

「モモカ…!出そう!」

「いいよ!いっぱい出してぇ!」


強く突いた衝撃で、モモカの中に溜まっていたものが溢れる。
モモカもイったのかローションを排出しているようだ。

「はぁはぁ…」

普段しない体位のせいか、どっと疲労感が襲ってきた。

「バールン・アンドロイドとか関係ないセックスだなこれ…」

「明日はもっと膨らませてね…四つん這いできないぐらいまで井上さんの息で私を満たして?」

明日もあるのか…これは確かに運動にはなる。バールン・アンドロイドらしいプレイをするにはまだ努力が必要のようだ。

57名無しさん:2016/02/27(土) 01:45:51 ID:aFUFEbRs
風船ダイエットは毎日行われ、モモカを徐々に大きくできるている成長を感じるも、まだまだ破裂には至らない日々が続いた。

「肺活量は増えた気がするけど、体重はあんまり減らないなぁ」

「一気に痩せるより、ゆっくり痩せた方が良いらしいよ?」

「そういう話はよく聞くなぁ。…部屋寒いな、暖房入れてないの?」

帰宅後、部屋着に着替えながらモモカと会話をしていると、部屋が普段より寒いことに気づく。

「あ、そっか。このぐらいの気温なら暖房入れないと寒いもんね。」

モモカがテーブルのリモコンを手に取り、エアコンの電源を入れる。
アンドロイドなのであまり寒さは気にならないようだが、一応感じてはいるらしい。ゲルが冷えすぎて固くならないように体温管理するためとモモカが前に言っていた気がする。

「えい、えい…あれ?暖房にならない?」

モモカがリモコンと格闘しながら不穏なことを呟く。

「マジで?ちょっと貸して」

30度まで上がっているのに、時間が経っても冷風しか流れない。

「エアコン…これは、壊れたな」

「まだ寒いのに…井上さん大丈夫?」

「うーん…まぁ、布団にくるまってれば耐えれるだろ」

大人しく布団にもぐり込み、翌朝、管理会社に電話して直してもらうまで耐えるしかあるまい。

「えっ、風船ダイエットは?」

「寒いから今日は中止」

「あう、あ!エッチは?」

「寒いから止めよう。この状況で脱ぐのは厳しい」

「えーエッチはしようよ〜」

モモカと暮らしてからほぼ毎日エッチしてるのはいかなる日もモモカが要求してくるからだ。しかし、この寒さの前ではNOと答えるしかない。

「俺の息子もたまには休憩したいんだってさ、それじゃ僕は布団の住民になるから…今日はご飯を外で食べたし…寝るだけだよ」

同僚と夕食を済ませていたため、今日はモモカも羽休めの日だ。

「うー…日々の楽しみなのに…そうだ!」

何を思いついたのか、モモカは浴室に入っていった。
何をする気だ?アンドロイドなのに風呂で暖まったりとかするのだろうか。

しばらく経っても戻ってこなかったため、僕は布団に飲まれ眠りにつく寸前だった。

ガラガラ、と浴室が開く音。

そして、たぽんたぽんと、水が揺れる音がこちらに近づく。
居間の扉を開けて出てきたのは、体から湯気の出ているモモカだった。たぷんたぷんと膨らんだ体…お湯が入っているようだ。空気とは違い大きく膨らんだお腹はモモカが両手で抑えていないと地に着いてしまいそうなぐらいに重そうだ。

「えへへ…人間ゆたんぽだよ…これなら寒くないよね」

モモカのエッチへの情熱には素直に感心するしかない。寒いが熱い夜になりそうだ。

58名無しさん:2016/02/27(土) 08:34:33 ID:aFUFEbRs
重そうな体で何とかベットにたどり着いたモモカはそのまま僕の布団の中に潜り込んだ。
モモカが布団に入ると、中の温度がじんわり高くなっていくのがわかった。

「おお…暖かいなこれ」

「密着するともっと暖かいよ」

モモカが僕に抱きつこうとするが胸と腹が大きすぎて手が僕の体に届いていない…が、体に密着した水風船は人肌以上に暖かく、包み込むように形を変える。思わず僕からぎゅっと抱きしめてしまった。

「ん…」

チュブ…チュバ…

モモカの口と僕の口が交わり、モモカの舌が僕の舌を巧みに絡ませる…舌があるのに味がわからないというのは用途がこれしか無いのだなと思いつつもディープキスを続ける。口内もお湯のおかげで暖かい。

「んぷっ…井上さん…気持ちいい?」

「うん、何か安らぎすら感じるよ…」

なぜかとても心が落ち着く。寒さの中での暖かさとエッチな気持ちの相乗効果だろうか。

「…安らぐとおちんちん、大きくなるんだね?うふふ、今日はお休みじゃなかったの?」

モモカの暖かい手が僕の息子を包み、優しくしごき始める。

「う…くぅ…手こき上手いな」

「まぁ…専門分野の技能だからね、手こきもフェラも製品テストで一杯やったなぁ」 

そんなことやらせてるのか。どうやって合否をつけるのか少し興味が…

「うっ…あ…出ちまった…」

手こきだけで射精してしまうとは…モモカのお腹にべったり精液が付いている。

「…お掃除してあげるね」

モモカは体を起こし、仰向けになった僕の股間の前に座るとまだ勃起している僕の息子を咥えた。

じゅるる!じゅっぽじゅっぽ!

舌で亀頭を舐めながら、僕の息子に吸い付くす。モモカにフェラして貰うのは始めてたが、もっと早くにして貰えばよかったと後悔する。
しかし、これだけ気持ちいいと…

「んぐ!?ぷへぇ…」

モモカが驚いて口を離すと、ねっとり糸を引きながら精液が口から漏れていた。

「すまん…耐えきれなかった」

「井上さん早漏〜」

全くもって反論できない。

「んふ…でもまだまだビンビン…すっごい」

モモカは愛おしそうに僕の息子を撫でる。

「元気なうちに入れちゃおっか?それでも元気なら水風船パイズリとかしてあげる」

モモカの入れるという発言に僕の息子の硬度がさらに高まった。

59名無しさん:2016/02/27(土) 17:28:28 ID:aFUFEbRs
いつもの騎乗位なのだが、モモカは水風船だ。かなりずっしりとした重さを感じる。大きめのバランスボールサイズのお腹が僕に襲いかかる。

「んしょ…ん…」

ずぶりと挿入され、締め付けと温もりに息子が包まれる。
モモカがゆっくりと腰をおろし、完全に座った体勢になるとモモカの重量のほとんどが僕の下腹部に集中する。

「井上さんのおちんちんすごいビクビクしてる…」

僕のアソコは破裂するのではないかと言うぐらいビンビンになっており、怒濤の快楽の連続で敏感になっていた。

「重いけど…ありだな!それ!」

「ふあ!」

モモカのお腹を押すように強く揉む。もちろん破裂しないように適度な力で。
空気とは異なり、加えた力でそれなりに形が変わる。

「んんく!んん!ああん!」

モモカは気持ちよさに喘ぎながらも、腰を動かし始めた。
動く度にタプンタプン体が揺れ、胸やお腹がぶるんぶるんと暴れる。

ぎしっ、ぎちぃ、みしっ

重さが重さだけにベットがひどく軋む。それだけ僕へのダメージもでかいわけなのだが、快楽が上を行き苦痛すら気持ちよくなっている。

たぷんたぷんと激しく揺れるモモカの体は見ているだけで眼福もので、揺れる度に股間に熱いものがこみ上げる。

ぎしっぎしっぎしっ

ばきっ

ベットを支えている板の一つが折れた。

「いかん、ベットが壊れる」

「壊れる?私も壊れちゃう!んふぅ、んんん!イッちゃう!イッちゃうううう!」

モモカの動きが激しさを増し、僕の息子も限界だ。

「うっく…!」

「んんんんん!!」

僕の射精の直後にモモカは体を反らし、びくんびくんと痙攣した。

モモカはアソコから温かい液があふれ、ことの終わりを告げる。

「はぁはぁ、汗かいたな…シャワー浴びるか…」

「ん…私も…一緒にいい?」

「うん?良いけど…」

普段はモモカが破裂してこういうシチュエーションにならないので、これはレアケースだ。まだ僕の息子の試練は続くらしい。

60名無しさん:2016/02/27(土) 22:18:13 ID:aFUFEbRs
狭い浴室の中にモモカと2人きり。流石に膨らんでいるモモカは大きく、バスタブを除く浴室スペースの半分を占めている。

「立ってるの辛いだろ?バスチェアに座ってて良いよ」

「うん…じゃあ、お言葉に甘えるね」

バスチェアに座れるのかというぐらい大きなお尻のモモカだったが、何とか座って体を安定させることができたようだ。

「えーっと、どうする?僕のこいつは元気だけど、僕自身が結構疲れた」

「あ、そうなの?じゃ、今日はおしまいだね。お背中流そっか?」

このままエッチ継続かと思ったがモモカは素直に僕の疲れを察してくれたようだ。

モモカに背を預け、自分は前を洗う。そういうお店だと股間を洗ってもらえるらしいが…変なことになるし、やめておいた。
背中ではモモカがやや不自由な膨らんだ体でせっせと背中を洗ってくれている。
誰かに背中を洗って貰うなんていつ以来だろう…すこし懐かしい気持ちに浸ってしまった。

背中を流してもらい、シャワーで全身の泡を流す。さっぱりしつつ、お湯のおかげで体が温まった。

「ふう…ありがとうモモカ。モモカはどうする…って汗かいてないよな、考えてみれば」

「あ、うん。私はあとで拭いてくれれば良いよ…えっと」

モモカが僕に縁が丸くなった筒を手渡す。

「…なにこれ?」

「デフレーター。1回お湯を捨てて入れ直そうと思うの」

捨てるお湯とはモモカを満たしてるお湯のことだろう。確かにぬるくなって湯たんぽ力は弱まっていた気がする。
これ、もしかして

「一人だと苦労しちゃうから…えっと…前の穴に刺してもらえると…嬉しいな」

まぁ、何となく察してはいた。
暖かい夜を迎えるためにも断る理由はない。

座っているモモカの腹下に潜り、デフレーターをモモカのアソコの入り口にあてる。よく見えてないがこの辺りのはず。

「この辺?差し込むよ?」

「うん、いいよ。あ、声でちゃうかも…んう!もうちょっと奥まで…カチッて音がするから」

指示に従い、ゆっくりデフレーターを押し込む。デフレーターが入りきるかと思ったところでカチッと音がした。

ブシャー!

勢いよくお湯が噴き出す。

「ん…ふぅ…んん!…ん!あっ!あっ…」

モモカの股から勢いよくお湯が抜けていく。抜けるときにも快楽があるのか、モモカの顔は少し赤くなっていた。

数分後、お湯がすべて抜けてスレンダーになったモモカがやや放心状態で座っていた。

「ん…力抜ける気がするんですよ、これ…えいっ!」

チュポン!

モモカは自分の手でデフレーターを抜き取った。

「うーん…折角だし前から入れよっかなー」

既に蛇口から延びていたアタッチメント付きのホースを手に取り、特に躊躇いもなくモモカは自分のアソコにアタッチメントを差し込んだ。

「あっ!…ん…接続完了っと、そして注入開始」

流れるような手つきでモモカはお湯を自分に注ぎ始める。

「膨らんでないと機敏だなぁ」

「うん、お料理とかするときはこの体なんだよ。井上さんが帰ってくる前に無理なことはこれで済ましちゃってる」

確かにパンパンに膨らんだ体でよく包丁使えてるなとは思っていたが影で使い分けていたようだ。

そんな会話をしているうちにモモカの体は風船のように膨らみ始めていた。

61名無しさん:2016/02/27(土) 23:01:54 ID:aFUFEbRs
ゆたんぽになっていた時のサイズに戻ったところで、モモカは蛇口を閉めようとしたが、ふと興味がわいてしまった。

「まだ膨らむことできる?」

「ん?うーん、まだ入るけど重くて動けなくなっちゃうから…あ、でも井上さんが手伝ってくれるならいいよ」

モモカは蛇口から手を離し、お腹の上に両手を乗せた。

浴室の足場の三分の二がモモカの体で埋まるかと思ったが。

「あ、これ以上は浴室から出れなくなっちゃう、止めないと…ん!んー!あれ?」

モモカは蛇口に手を伸ばす…が、届かない。先ほどまで体を傾けるゆとりがあったが、すでにそんなスペースは消失していた。

「ま、まずいよ、井上さん!止めて止めて!」

「え、届かないの?ちょっと待って」

代わりに自分が閉めようとしたがモモカの腹に遮られ、そこまで体を動かせない。

「あ、これ動け…うぐ」

気づけばモモカの腹で扉に押しつけられてしまっていた。

「あ、あ!やだ!破裂しちゃう!こんなとこで…!」

モモカは必死にホースを抜こうと下半身に手を伸ばしているが腹と胸に邪魔され届く気配がない。

「ひうっ!い、井上さんお腹つつかないでぇ!」

「え!?つついてなんか…あ…」

自慢の息子がモモカの腹を押し返そうとがんばっていた。

「と、とにかく、体を何とかずらしてバスタブに逃げ込めば…止められる!」

「ゆっ、ゆっくり動いて…はひっ!やっぱ急いで!」

体を徐々に動かし抜け出そうと試みる。

ずぼっ

体が動かない。僕の息子が何かの穴にジャストインして固定された。

「んうううう!おへそにおちんちんとか、こんなの知らないいい!!」

モモカが突如声を上げながら悶える。モモカの膨らんで深くなったへそに僕の息子が入ってしまったらしい。アンドロイドにヘソはいらないだろ!このため?このためなのか!?

全く身動きが取れないまま無情にも時は流れる。

浴室はモモカの体で埋め尽くされ、僕の全身を飲み込んでいた。

「は、はれちゅずるぅ…!」


バァッシャアァアン!


破裂の勢いで浴室の扉は僕と一緒に吹き飛び、周囲は水浸し、モモカの残骸が浴室の外にも飛び散った。

「い、井上さ〜ん、大丈夫〜?」

浴室からモモカの声がする、生首だろうが無事のようだ。

「な、なんとか怪我はない…さむっ!ふぇ、ふぇっくしょん!!」

自分も怪我はなかったが完全に湯冷めし、体が冷え切ってしまった…



翌日、案の定僕は風邪を引いてしまった。エアコンの修理費に加え、浴室の修理費が加わり散々だったが、モモカの作ってくれたお粥はとてもおいしかった。

62名無しさん:2016/02/27(土) 23:17:30 ID:aFUFEbRs
破裂オチしか書いてない書いてる人です。
ここまで井上とモモカの話がメインでしたが世界観を広げるために他の視点(バルーン・アンドロイドの使われ方や専用の施設とか)もあった方が良いのかなと思っています。自分でも書いてみようと思いますが、良いネタがあれば書いてくださっても(チラッ)

63名無しさん:2016/02/28(日) 01:24:56 ID:1.dysddI
アオイちゃんがオナニーでやや暴走するってことはバルーン・アンドロイドにもそれなり以上に性欲があるってことで
バルーン・アンドロイド用のオナニーグッズ、あるいは専用プレイグッズとかあるといいなと。
具体的には頭部のコンピュータから無線接続でコントロールできるバイブとか
膨張プレイ用スクール水着(衣服破り用使い捨てタイプと繰り返し使える超伸縮タイプあり)とか
バルーン・アンドロイドの股間部に取り付けてバルーン・アンドロイド同士でセックスできるようになるユニット(超大量エア射精機能付き)とか

64名無しさん:2016/03/04(金) 00:25:48 ID:jyJB6eIA
職場での昼休憩中にスマホを弄りながらモモカの作ったお弁当を食べていた時に、田中さんからメールが届いた。

「元従業員が立ち上げた店の様子を見てきてもらえないか…自分とモモカに役立つ商品…?」

海外にいて様子を見に行けない田中さんからのお願いメールだった。自分たちに役立つ品を扱ってるから損はしないとのこと。

「何を扱っているのかは行ってみないとわからないか…路線は違うけど仕事帰りに寄れる位置だし覗いてみるか。田中さんにはお世話になってるしね」

メールには画像が添付されており、アロハを着た笑顔の田中さんと無表情でピースをする水着の…バルーン・アンドロイドだ。2人はどういう関係なんだろうか。



午後の仕事はトラブルもなくすんなり終わり、定時退社を決めることができた。例のお店の閉店時間は23:30…えらく遅くまでやってるな。何にせよ十分に立ち寄る時間はある。
モモカも連れて行くかと思い、モモカに電話をかける。

「もしもし、モモカ?」

「あ、井上さん?どうしたの?仕事で遅くなる?」

「いや、定時退社したよ。ちょっと寄りたい店があってね、モモカの欲しい物もあるかもしれないから一緒にどう?って話」

「え!?いくいく!何のお店?」

「僕もよくわからない、田中さんの知り合いみたいだし大丈夫だろう。メールに場所の情報送っとくから、今からだと…そうだな、19:30にそのお店で待ち合わせよう」

「うん、わかった、えっと格好どうしよ」

「帰宅ラッシュに巻き込まれて破裂しないように普通の体型ならなんでもいいよ、僕もスーツだし」

「これデートだよね…うふふ…おめかししないと…」

「あー…まぁ、いいか、気をつけてね。あと戸締まりよろしく。じゃ、現地でまた」

「はーい!」

モモカが異様に張り切っているのが電話越しでもわかった。
モモカをガッカリさせたくないし…先に店の様子を見ておこうか。
変な店なら他の店でモモカの服でも買ってあげよう。

そうこうしながら普段とは違う路線に乗り、目的地を目指す。

65名無しさん:2016/03/05(土) 08:57:10 ID:5PHiuqZE
「バルーンポップ…ここか?物騒な名前のお店だなぁ」

田中さんから送られた地図に従い駅から10分程度歩き、大通りを離れた人の少ない裏道のようなところにその店はあった。

風船破裂という店名そのまんまの内容だと商品ラインナップが容易に想像できるが…

「…入ってみるか」

入り口の扉をあけると、カランカランとアナログな鐘の音がなる。店内は薄暗く、商品が棚や床に所狭しと置かれている。ただ、埃が舞っているような不衛生な環境ではなく、わざと薄暗く乱雑に物を置いているような気がしないでもない。

「高出力リモートボンベ、バーストディルド?…安全ニードルガンって」

「い、いらっしゃ、いませ」

「うわぁ!?」

珍妙な商品を眺めていると背後から突然声をかけられ驚かされる。…いつのまに。

「な、何をお探しです、か?ふひひ、う、うちは凄いの一杯ですよ?」

声をかけてきた女性は外ハネしたボリュームのある黒のロングヘアー、目は大きいが元気という感じではな い
…美人といっても差し支えのない顔立ちではある。膝下まである黒のニットワンピの中はぽっちゃりした体型がくっきり浮かび上がっており、大きな胸の代償にお腹まわりやお尻に余計な栄養が回っている。…腐女子って言うんだっけ?

「あ、いえ、すみません。このお店って…」

「うちはバルーン・アンドロイド用の…その…快楽目的用のアイテムを扱ってます、ふへへ…しかも破裂専門です。あ、私このお店の店長です」

店名通りのお店のようだ。しかし破裂専門とは何ともアンダーグラウンドな単語に感じる。

「な、なんか危ないお店って感じします?しますよね?ね?」

「ええ、まぁ…確かに」

「ですよね!ですよね!このダークな感じが良いですよね!」

危ない店と言われ喜ぶ女性店長。確かに見てるだけで悪いことをしてる気分になる雰囲気はある。

「あ、あ、その、それで、どういったものをお探しでしたっけ?」

先程からたどたどしいながら積極的に接客してくれている。あまり慣れてなさそうだ。

「あー、そうだな…うちのバルーン・アンドロイドが破裂好きでね、何か新しい破裂のさせ方ないかなぁって…」

モモカが好きそうなお店だし、予習しておこう。田中さん、モモカの性癖知ってたのかな?

「で、でしたらこのバルーンスレイヤーはいかがです?」

そう言って見せてくれたのは、2メートルはある男性型のマネキンのようなもの。下半身は戦車のような無限軌道になっており、背中にはボンベを背負っている。

「これはですね!目標のバルーン・アンドロイドを執拗に追跡して、捕まえたらこの股間についた大型ディルドで犯しながら破裂するまで空気を入れ続ける鬼畜マシーンです!リモコンで起動、停止ほか色々できちゃいます!お値段なんと30万円!!」

急に滑舌が良くなった。しかも高い。

「…もっと、安いのあります?」

「え?あ、そうですよね…えっと、これ!体内設置式リモコンボンベ!バルーン・アンドロイドの体内に入れることでバルーン・アンドロイドはボンベへの干渉は不可能!リモコンで一方的に膨らませ、機材に邪魔されず破裂におびえる姿を眺めることができます!お値段お手頃価格10万円!!」

安くなったが高い。もう少し具体的な値段を掲げないとダメのようだ。…それにしても興奮してるのか店長の顔が少しあかくなっている。

66名無しさん:2016/03/05(土) 14:43:04 ID:5PHiuqZE
「あの、一万円未満で良いのありません?」

「うう、高いですか…自信作なのに…えっと一万円未満だと…」

いま自信作って言ったな。
これだけの物を自作しているとは…

「リモートピンです。バルーン・アンドロイドのお腹につけておいて、リモコンのボタンを押すとピンが飛び出して破裂させます!3,000円です!時限式だと2,500円になります」

一気に安くなった。しかも、面白そうなアイテムだし、買ってみても良いかもしれない。

「水と一緒に飲むと一定時間でカプセルが溶けてガスを発生させるガスカプセル。一般的なバルーン・アンドロイドなら10錠で破裂確定です!50錠入りの瓶は5000円!」

「色々使い道がありそうだなぁ…組み合わせてみるのも…」

「か、買いますか!?どれです!?」

「あ、いえ、まだ買うとは…」

「す、すみません…はぁ…はぁ…」

何か買って上げないと申し訳ないぐらい熱弁してくれたが、モモカが来てから買ったほうが良いだろう。
店長さんもかなり疲れてる…というより、興奮してる?熱でもあるのだろうか。

「ええっと、もう少しお店を見てから…」

「やっ、やっぱりデモで使用例を見てもらった方が良いですかね!?」

店長さんが僕にしがみつく。胸が当たってる当たってる!

「いや、デモって言われても…」

「はぁ…はぁ、お客様が…悪いんですからね…ふぅ…こちらにどうぞ」

腕を引っ張られ強引に奥の部屋に連れて行かれる。倉庫のようだが…いや、この展開って怖い人に高額支払えって脅される展開じゃ

バタン!

と店長さんがドアを強く閉める。個室に二人きり?怖い人なし?

「ふひっ、ど、どうせお客さんなんかこないし…もう我慢できないし…」


店長さんが自分の背中に手をまわすと、パツパツと音がした。

「ブラなんか、邪魔になるだけだし…ふひひ、お客さん着衣の方がすき?」

そう言いながら、店長はもぞもぞしながら服の中のブラを外し、床に放り投げる。
ニット越しでもわかるぐらいに乳首が立っている。

「こ、このリモコンを押してください」

そういって手渡されたリモコンのボタンを言われるがままに押す。

シュー

ガスが流れてる音?どこから…店長さんから?まさか、この店長さん…

「んんっ、はひっ…膨らんできたぁ…」

店長さんのお腹が次第に大きくなり、大きかった胸を上に持ち上げるまでに膨らんだ。

「ば、バルーン・アンドロイドだったんですか?」

「悪いですか?でも、わ、悪いのは焦らして買ってくれないお客様なんですよ…」

リモコンを奪い取られ、スイッチを止められた。

「私が、気持ちよくなるまで…品物買ってくれるまで搾り取らせてもらう、ね、ふひ、ふひひ!!」

マットに押し倒され、両手を縛られる、かなり手慣れた手つきで抵抗する暇もなかった。

店長さんはもはや興奮しきって、目の焦点も定まっていない。暴走したアオイちゃんを思い出す。冷静な話し合いは無理だ。

これは…逆レイプ…まずいことになったぞ…

67名無しさん:2016/03/05(土) 23:50:37 ID:jVFZGYMg
両腕を縛られ、馬乗りされているせいで全く身動きが取れない。しかも、この店長さん…重い。

「重いって思ってる?ふひひ、私はファッティタイプだから
、普通のバルーン・アンドロイドの2倍のゲルが詰まってるの」

モモカなら張っているであろうサイズなのにまだぶよぶよとしている。

「お、おでぶふっ!」

巨大なお腹で顔面を叩きつけられた。結構痛い。

「失礼なお客様ですね…でもおちんちんはデブ専なの?膨体フェチとデブ専は紙一重なんですよね!へへへ…」

くやしいがこんな状況でも息子は性に愚直だった。適度な柔らかさの体に押しつぶされ堅くなっている。

「届かなくなる前に…これは圧力計です。自分の限界もわからずに破裂する馬鹿な風船じゃないんですよ!私は!…ん!」

店長さんは自分のヘソの部分に圧力計のような装置を取り付ける。

「破裂するよりちょっと前…黄色いラインに達したら警報がなる道具です…たったの2,300円…どうです?お客様でもわかりやすいでしょう?」

右に振れるほど圧力が高いことを示す装置のようだが、針の位置はまだ左寄りだ。おデブ型はよく膨らむらしい。

「破裂する前が最高なの…破裂したら一瞬だけど…はぁはぁ…ガスカプセルの使用例見せましょう」

店長さんは先程説明していたガスカプセルを10錠をかみ砕いて飲み込んだ後、1.5ペッボトルに入った水を飲み干した。

「10錠って…破裂するんじゃ」

「普通のバルーン・アンドロイドは、です。話聞いてなかったんですか?まぁ、見ててくだ…あひっ!あ、ん!んんん!」

ゴボッゴボッとという音ともに店長さんの体が膨らむ。かなりの勢いだが、軋む音はまだ聞こえない。気づけば僕の顔面は完全に腹に埋もれていた。

「もがっ!ちょ、くるし、い!」

「あ、あ、くる!くる!これ!これぇ!」

ビー!ビー!ビー!

とビープ音が鳴り響く。どうやら店長さんの体は結構なサイズに膨らんでいるようだ。…全く見えないのが悔しい。

「わかる?わかる?あんなにぶよぶよだったのに、これだけ張ってるの!ふひひ…いただきまーす…」

かなり膨らんで動きにくいはずなのにスムーズに腰を浮かせ、僕の息子を…アソコに入れられた。

「あっはぁぁ!!」

「うぐっ!」

かなり締め付けが強い、ゲルが多いから力が増しているのだろうか。こんなキツキツの中で動かされたらたまったもんじゃない…!

「えい!えい!きゃは!んん!気持ちいい!気持ちいい!ああ!」

じゅっぽ、じゅっぽとピストン運動されると、隙間がろくにないせいで凄い力で吸われる…やばい

「あ…?もうでたの?でも私はまだイッテないの!」

構わず前後され、何度も射精させられたが、一向に店長さんが満足しない。搾取され続けたら、干からびるレベルで繰り返される。

更にまともに呼吸ができないせいで、い、意識が、朦朧と…

68名無しさん:2016/03/09(水) 08:32:29 ID:p0SAabVM
カランカランと遠くから鐘の音が聞こえた。

「え、新規のお客様?こんなタイミングで…」

店長さんの動きが止まる。本当にあまり客が来ないらしく想定外だったらしい。しかし、僕にはこの客がくるのは確定事項だった。

「あのーすみませーん、誰かいますかー?」

モモカの声だ、間違いない。この状況を救ってくれる女神だ。

「も、もぐぁ!?」

モモカに居場所を教えようと声を上げようとした瞬間に腹を押しつけられ黙らせられる。

「だめですよ…じゃ、邪魔されたくない…静かにして…ふひひ」

店長さんは売り上げより性欲処理の方が勝っているらしく、このまま居留守をきめるつもりだ。

「あれー?店員さんもいないの?」

モモカが店の奥まで来ている。やるならここしかない!

「…ひぃあう!な、何を!?」

店長のお腹を舌でなめ回した。性感帯になっているなら、この程度の刺激でも…

「ん…んん!やめ…!やめて!声もれちゃ…んくうう!」

必死に声を漏らすまいと耐えていた店長さんが喘ぐ。

「ん?この部屋誰かいるの?」

「んんん!あ、あ、お客様!?この部屋は立ち入り禁止ですので!そのあの!」

「あれ?この声…」

店長さんが刺激から逃れるために腹を持ち上げてモモカに対応する。これで僕の顔は自由になった。

「モモカァ!助けてくれ!!」

「モモカ!?あ!しまっ…」

店長さんはモモカという単語にびくっとしたがもう遅い。ばっちり僕の声は届いただろう。

「井上さん!?」

ガチャッ!とモモカによって倉庫の扉が開かれる。

69名無しさん:2016/03/09(水) 08:34:32 ID:p0SAabVM
時が止まったように静まりかえる部屋。

「…何やってんの、フミコ」

静寂を破ったのはモモカだったが、声色が今までに聞いたことのないものだった。怒っている、いや、キレてると言った方がいい。
あと、この店長さんの名前はフミコというらしい。

「ひっ!あ、あ、あ!これは、お客様が、その、も、モモカの知り合い…だった?」

「私のオーナーの井上さん」

「え、え、え?あ、あああ!わ、悪気があったわけじゃ…!し、知らなかったの!」

モモカの静かな怒りに店長が怯えているように感じる。どういう関係なんだろう。

「お客の横取りに飽きたらず、私のオーナーまでつまみ食い?」

「ごめんなさっ…ひぅ、ごめんなさい!違うの!知らな、知らなかったの!もうしないって!事故!事故だから許して!」

「悪い風船にはお仕置きが必要よね…対象…視認されたF型…ペインモード強制実行!」

「イヤァァア!!やめて!やだっ!やだあああああ!」

モモカがコマンド実行のようなものを呟くと、店長はこの世の終わりのような悲鳴をあげる。

店長は立ち上がり、巨体を揺らして逃げ出そうとするが、痩せているモモカの反応速度に勝てるわけもなく、突き飛ばされてうつ伏せになってしまった。
これだけ膨らんだ状態でうつ伏せになると、手足が地面に着かずに身動きがとれなくなる。

「やだっ!やだっ!やめて!破裂したくない!」

店長は必死にもがいているが、完全に身動きが取れないようだ。

「井上さん!大丈夫!?」

いつものモモカの声だ。

「な、何とか…それより、どうなってるのこれ…」

駆け寄ったモモカによって、両手の拘束が解かれ、自由になったところで店長の異変について尋ねる。

「バルーン・アンドロイドってね、普通は膨らんだり破裂するときって快楽しか感じないんだけど」

「そうなんだ」

「コマンドで人間が受けるであろう痛みを解放したの」

「え…、破裂したらヤバイんじゃ」

人間は破裂したら死ぬ。

「バルーン・アンドロイドだから大丈夫」

「大丈夫じゃない!やめて!ゆるしてぇ!!」

大丈夫じゃないらしいぞ。

「…すぐ終わらせるから、待っててね」

いつも笑顔のモモカは怒らせるとめちゃくちゃ怖いことがわかった。これから起きるであろう惨事は傍観するしかないようだ…

70名無しさん:2016/03/09(水) 22:43:55 ID:p0SAabVM
身動きのできない店長のまわりをゆっくりと一周し、どう料理してやろうかという目でみるモモカ。女同士の戦いは怖いとは聞くが、目の当たりにするとかなりの迫力がある。

「んー、ん?へぇ、こんな機械あるんだ。使うね?」

「な、なにを…」

遠くから機械の起動音が聞こえる。そして次第にキュラキュラと不気味な音を立て、こちらに近づいてくる。

「うそ…うそ…!や、やめて!」

「ゲストのご来場〜」

モモカが扉を開くと、先程店長が説明してくれたバルーンスレイヤーが立っていた。勝手に起動した?いや、これはもしかして…

「ターゲット…黒いバルーン・アンドロイドのみ…とりあえず破裂する寸前までやって」

モモカがそう呟くと、バルーンスレイヤーはそれに応じるように動き出し、背後から店長の両腕を抑え、持ち上げる。

「いやぁ!やだやだ!こんな…やめ、やめてください!」

店長は必死に暴れて抵抗するも、バルーンスレイヤーから更に2本の腕が伸び、それによって両足を押さえられる。これは…おしっこポーズだ。

「そのままこっち向いて…はい」

モモカの指示に従って、バルーンスレイヤーがこちらに体を向ける。
大きめのビーチボール2つとバランスボール1つを抱えた店長を軽々と持ち上げる機械の股間にはかなり立派な物が見える。

「お、おねがい、たすけ…」

「開始」

「んぎぃ!?」

モモカの合図でバルーンスレイヤーのマグナムが店長のアソコに突き刺さる。
かなりの勢いで持ち上げて落とすを繰り返す。当然、店長の胸と腹は揺れまくりだ。
突かれる度に、空気を入れられ店長の体は次第に大きくなってきた。

「んぎっ!いたっ!や…んぐう!はっはっ、はぎぃ!たしゅけ、でぇ!!」

自分で作ったであろう機械に犯されるのはどんな気持ちなのだろうか、痛みでそんなことも考えてられそうにもないが。

ビービービービービー!

かなり大きなビープ音が店長のお腹の辺りから出ている。

どうやら圧力計による最終警告のようだ。赤いラインにまで達した針は破裂寸前の目安だろう。

「ストップストップ。あー、これ便利かも。ね、井上さん」

「そ、そうだな…買うかな」

いつもの声色でモモカに話しかけられるが、ギャップが激しくてものすごく怖かった。

バルーンスレイヤーの動きが止まり揺れの収まった店長の体は全体的に大きく膨らみ胸がバランスボールサイズになっている。お腹は…直径2メートルはあるだろう、床に押しつけられ歪んでいる。
手首足首は抑えられていた部分が隠れるほどにめり込んでおり、ここから破裂してもおかしくないレベルだ。

「はひっ…ひぐっ…は、破裂しぢゃう…やだ…やだ…」

激しく突かれ続け、アンドロイドとはいえ、かなりきつそうだ。

「さて、どうしようかなぁ…」

悪戯を考える子供のような顔でモモカは目の前の風船を見つめている。100%破裂させる気だと考えなくてもわかる。

71名無しさん:2016/03/09(水) 23:52:52 ID:p0SAabVM
「も、モモカ?」
「なぁに?」

お楽しみ中のようだが、先程から何が起きているのかを聞いておきたかった。

「店長さんの設定変えたり…変な機械動かしたり…モモカがやってるのか?」

「そうだよ。後期M型のユニークスキル。機械に干渉できるの」

ユニークスキル、聞いたことはあるがモモカが持っているとは…しっかり説明書に目を通しておけば良かった。

「バルーン・アンドロイドに対しては設定変えるぐらいしかできないけど、簡単な機械なら操れるんだー」

「そんなことできたのか…」

「…あんまり好きじゃないし、これのせいで…」

「これのせい?」

「あ、ううん!何でもない!何でもないよ!?そ、それより、井上さん!フミコどうしよっか?」

このスキルで過去に何かあったのだろうか。…深追いはしないでおこう。

「ほんどに、ごめんなざい!ごめんなざいー!知らなかっだの!モモカのオーナーさんだなんて!だから…破裂だけは…破裂だけ…うわぁああああん!」

店長さんがわんわんと泣き始めてしまった。痛みのある破裂は相当嫌らしい。

「…僕はもう、大丈夫だから。それに店長さん、性欲限界で暴走しただけだしね。僕が買い渋ってストレス溜めさせちゃったのも悪かったと思う」

「そうなの?フミコ」

「ひぐっ…ごめんなざい!…ごめんなざい…」

「それに…過去に何があったか知らないけどワザとじゃないみたいだし…ちょっとやりすぎじゃないか?」

モモカは僕の答えにやや不服そうな表情を少しだけしたが、すぐに納得し、頷いてくれた。

「…うん、そだね…」

「とりあえず…痛くしないであげようか」

「ペインモードオフ…ゆっくり降ろして、あと拘束解除」

モモカの命令通り、バルーンスレイヤーは店長を丁寧に床に置き、締め付けていた足首手首の拘束を解除した。

「あ、ありがとう…ほんとうに…ごめんなさ…あひっ…んん!ああん!!あ、安心したら、その…ふひひ…」

店長から安堵の声が漏れる。…一緒に漏らしたようだが。

72名無しさん:2016/03/09(水) 23:54:29 ID:p0SAabVM
「いや、まぁでも、ファッティタイプの破裂する姿は見てみたいな」

「…え?」

破裂しても痛みがないなら、遠慮はいらないだろう。

「ファッティタイプすごいんだよ!バァンってなって、ゲルがビチャア!ってなるの!」

「それは楽しみだな」

「ちょ、ちょっと待って!なんでそうなるの!?」

破裂好き2人の前にそんな姿でいるのが悪い。

「安全ニードルガンだって!すごーい!フミコが作ったの?」

モモカの手にはハンドガンのような見た目の道具が握られていた

「そ、そうだけど…使わないでね?」

「よし、モモカそれでいくか。気になってたんだ」

「いいいいい!?」

店長…もといフミコは逃げようと手足をバタバタさせているが、無様かわいいだけだった。

モモカに引き金を任せ、自分はモモカを支える。

「やめ、やめて!痛くないけど破裂はいや!」

「目標補足、モモカ撃って良いぞ」

「えい!」

バシュン!という発射音。

「んぎいいい!?」

バァアァアアアアン!!

ビチャッ!


着弾と同時にフミコが爆発した。着ていたニットもちぎれちぎれになり、部屋中にゲルが大量に飛び散った。

当然自分たちにもゲルが降り注いだが、汚れよりも清々しい気分の方が上だった。

「あ、やだ…えへへ」

モモカのスカートの下から液体がこぼれている。

「見る方も好きなんだ…」

「えへへ…ねぇ、このあと久しぶりに…ラブホ、いこ?」

「そうするか」

モモカと唇を重ねる。吊り橋効果ではないだろうが…気持ちが高まったことには違いなかった。

「あ、あの、せ、せめて体をくっつけてからやってくれません…」

フミコを忘れていた。そもそも本来の目的を忘れかけていた。
ラブホの前にいろいろ片付けてしまおう。

73名無しさん:2016/03/10(木) 01:38:02 ID:MRFyyDnE
「ええ…全然売れてないの?」

「うう…」

落ち着いたところでお店の状況を聞いてみたら案の定な回答が返ってきた。

「こ、今月も電気代が辛うじて支払えるか…どうか」

エンゲル計数が低いアンドロイドとはいえ、かなりの極貧生活をしているようだ。

「フミコぉ…おじいちゃん、この事知ってる?」

「う、うう…誤魔化してるけど…」

田中さんも薄々気づいて僕らに様子を見に行かせたのだろう。

「そもそもこんな危ないもの、大事なバルーン・アンドロイドに使いたいって思うオーナーさん、いないんじゃない?」

「危なくないもん!ちゃんと、オフィシャルの安全水準クリアしてるもん!」

オフィシャル、安全…なんだ、店の雰囲気に似つかわしくない健全な単語がでてきたぞ…

「…ほんとだ」

モモカが品物に書かれたロゴマークを指さす。
「BA SAFE」と書かれた風船の絵はオフィシャルが安全を確認した製品にしか付けないものだ。

「折角良いもの売ってるのに…変な雰囲気作るから…」

モモカの容赦のないツッコミがフミコに先程から突き刺さっている。さっきまで泣いていたが、また泣きそうだ。

「ここは立地も最寄り駅も悪い…怪しい雰囲気の店だし物好きしか来ないだろうね」

「う、うう…おしまいだぁ…やっぱりバルーン・アンドロイドがお店を開くなんて…無理だったんだ…」

完全にノックアウトして、座り込んでしまった。フミコの希望はお店を持つことだったらしい。

「…井上さん、何とかならないかな…べ、別にフミコが可哀想とかじゃなくて、そう!おじいちゃんが心配しちゃうし、ね!」

モモカもどうやら心配しているようだ。僕でできる範囲で…やってみるか。

「ホームページとかある?」

「え?ないです…」

「よし、じゃあ週末に僕が作ろう。あとオフィシャルのことは全面的にアピールしよう。怪しい雰囲気の健全なお店ってことで」

「え、え…?良いんですか?」

フミコが驚いた表情で僕の顔を見る。

「井上さん、お仕事がIT系でその辺も詳しいんだよ」

なぜかモモカが自慢げに自分を紹介してくれた。

「で、でも、お金が…その」

「いいよ、難しいことじゃないし…あーでもタダは良くないか…」

目の前にあったフミコ作のリモートピンを手に取る。

「こいつと交換で、いいかな?」

「…!はい!よろこんで!ありがとうござい!ありがとうございます!」

何度も頭を下げて感謝の言葉を述べるフミコの目には涙が浮かんでいた。そうとう苦労していたらしい。

「いや、まだうまくいったわけじゃないから…」

「あ、う、すみません…うれしくて…ふひひ…」




後日、フミコからお店の通販ページからの注文が殺到していると連絡が入った。
世の中のバルーン・アンドロイドのオーナー達は安全な道具でなら激しいプレイも吝かではないと思っていることが判明した。
あと独り身のバルーン・アンドロイドからの注文も来ているらしい。アオイちゃんの部屋でフミコ作の道具を見つけてしまったので本当にそうなのだろう。
とりあえず、田中さんには「商売も軌道に乗ったようです」と答えておいた。

74名無しさん:2016/03/10(木) 12:27:42 ID:zaPOhx7o
騎乗位ばかりで申し訳ないと思ってる書いてる人です。膨体系は性行為が無くても十分に抜けるとは思うので、次は毛色を変えてみようかなぁと思っています。

75名無しさん:2016/03/12(土) 20:53:11 ID:/dv8PJiU
見たい映画があるとモモカに催促され、僕達は近くの映画館に足を運んでいた。
ロボットと人間の恋物語、様々な困難を乗り越え、二人は幸せを手にするといった内容だ。
近年のアンドロイドの社会進出にともなう人権問題や、人間とアンドロイドとの越えられない壁、感情とは人間とは何か、と色々考えさせられるものがあった。

「はー、考えさせられるなぁ…モモカ、もしかして僕にこれを見せたのは」

「うう…リチャードぉ、よかったねぇ…」

感動して泣いている。もしかしすると、僕より感受性豊かなんじゃないのか?単純に見たかっただけっぽいなぁ…

「…あぁ良かったね、結ばれて。ほらハンカチ」

「ありがとう井上さん…」

「んん…スタッフロールも終わったし、出るかぁ」

まだ少し涙ぐんでいるモモカを立たせ、席を離れようとすると…、突然誰かに袖を引っ張られる。

「あ、あのごめんなさい」

「わっ、びっくりした…どうしました?」

袖を引っ張っていたのは、隣の席の女性…いや、違う。
青いリボンのついた白い帽子の下には長い金髪、顔立ちは整っており幼さこそあるが美人だ。
ここまでは普通だが、両耳がオカリナのような機械になっており、体型は大きな胸と大きなお腹…白いワンピースがぴっちりとフィットしている。
バルーン・アンドロイドだろう。

「あの、その、お尻がつっかえて…立ち上がれないので…手伝っていただけませんか?」

お尻がつっかえると言ってモモカは普通の体型で映画館に来ていたが、この子はうっかり風船体型できてしまったらしい。

「あー…良いですよ、はい、引っ張りますよ…それ」

「んん…!んー!えい!」

ぼよん!

「うぐっ!?」

勢いよく立ち上がった拍子に、その大きなお腹で僕ははね飛ばされ、前の席に転げ落ちた。

「い、井上さーん!?」

モモカの声がする、どうやら泣きやんだ…いや泣きやませたようだ。

「あわわ!す、すみません!お怪我はありませんか!?」

「な、なんとか…」

怪我はないが、吹き飛んだことに驚いた。今度から気を付けよう…


映画館を出た後も、白いバルーン・アンドロイドは何度もお礼と謝罪を繰り返していた。

「ありがとうごさいます、ごめんなさい…体に慣れてなくて…」

「いや、良いですよ。怪我もなかったですし」

「風船体型で来たい気持ちはわかるけど、こうなっちゃうから今度から気を付けた方がいいよ?」

モモカのほうが、日常生活慣れをしているうだ。しかし、本当は膨らんだままが良いんだな、モモカは…

「あ、はい…気を付けます…でもお腹とかにバッテリーゲルが詰まっていて…」

バッテリーゲル?なるほど中身が詰まっていたから吹き飛ばされたのか。

「え?バッテリーゲル?」

モモカも驚いた表情を見せている。

「モモカ、バッテリーゲルって何?」

「拡張バッテリー。体に入れておくと長い時間活動できるようになるんだよ…でも…」

「モモカ…、一晩の充電で3日動けるよな」

「うん、古いタイプならバッテリーの保ちが悪い子もいるけど…割と最新式だよ、この子。でもその耳って…」

「え、あ!これは!その、オーナーさんの趣味?でつけていて!今日は遠出だったので、その!いっぱい詰めて来たんです!」

途中疑問系だったが、そういうことらしい。遠くから来ていたのか。

「この街も、知っていたのですけど初めてで…今日は色々見て回ろうかと」

「あ、私この街のこと色々知ってるよ!案内しよっか?」

「え?!あ、あの、お気持ちはうれしいのですが…お二人はおデートの途中では?今こうしてる間も私がお邪魔を…」

「いや、まぁ…デート、デートだね。でも何か君はほっとけないというか…これも何かの縁だよ」

「えへへ、カップルに見える?見える?」

モモカがもじもじし出した。デートに見られて嬉しいらしい。

「モモカも乗り気だし、案内させて貰えるかな?えっと、お名前を聞いてなかったね。僕は井上、こっちはモモカ。膨らんでないけどバルーン・アンドロイドだ」

「え?あ、ありがとうございます!私は…あ…どっちだろ…いえ!何でもありません!カリン!カリンと申します!」

カリンと名乗ったバルーン・アンドロイドは深々とお辞儀をした。先程から気になっていたがお嬢様モデルなのかな?
とにかく、僕達はカリンちゃんにこの街を案内することになった。

76名無しさん:2016/03/15(火) 00:47:59 ID:RJqpN0Yg
モモカが初めに案内したのはアンドロイド用の服屋だ。バルーン・アンドロイドだけではなく、様々なアンドロイド用に仕立てられた服が置いてある。

「このお店が一番品揃え良いんだよねー。そういえばカリンちゃんのその服ってどこのブランド?BG?メカロニカ?」

モモカは僕の知らない世界のブランドを口にしている。膨らむのだから普通のじゃ駄目だよな、考えてみれば。

「えっと、オーダーメイドなんです、これ」

「お、オーダーメイド。見たことないタイプだなぁとは思ってたけど…」

モモカも僕も薄々と感じ始めてきているが、カリンちゃんのご家庭は間違いなくお金持ちだ。
そういう設定とかではなく、本物の。

「わー、この服すごく伸びるんですね」

「膨らんだだけで弾けたら着れなからね、そういうの好きな人はいるけど」

チラッとモモカが僕を見る。

「ごほんごほん…あー、気になるのあったら試着とかしてみたら?」

「お時間を取らせるわけには…それに色々なところを見て回りたいので」

「あ、この服いいなぁ…、井上さーん!カリンちゃんと先にメンテナンスプレイスに行っててー!すぐに追いつくから!」

モモカはほしい服があったらしく、買い物を済ませたいようだ。

「わかった、じゃあ先に行ってようか」

「はい!お願いします!」

メンテナンスプレイスは各所に設置されたアンドロイド用の休憩施設だ。
パーツの交換や修理等も行っており、アンドロイド達にとっては無くてはならない場所だろう。

「ここも最近増えてきたよなぁ。気づいたら隣人がアンドロイドでしたって世の中だしね」

「そうなんですか?」

映画館の席の両隣がバルーン・アンドロイドだったし、僕の家の隣もバルーン・アンドロイドだ。
会社の後輩?と呼んでいいのかわからないが、アンドロイドが一人いる。
間違ってはいないだろう。

「…あ!あのお方…すごい…」

カリンちゃんの目線の先には巨大な風船…いやかなり膨らんだバルーン・アンドロイドだ。
風船の横には男性とナースタイプのアンドロイドが会話をしている。

「如何されましたか?」

「あの、連れが俺を驚かそうと勝手に膨らんで…まともに動けなくなって…

「はぁ」

「は、破裂する…」

「いっそ、破裂して楽になって貰いますか?」

「ひぃっ!?」

「いや、できればデフレーターをお借りしたいのですが…」

「冗談です。少々お待ちを」

さすがに街中で破裂するのはバルーン・アンドロイドといえど恥ずかしいのだろうか、モモカに今度聞いてみよう。

「わ、私もあんな風に膨らむんでしょうか…」

「ん?膨らむんじゃないの?」

「そうなんですか?どんな感覚なんだろう…」

カリンちゃんは自分のお腹を撫でながら、目の前の風船を眺めている。

箱入りバルーン・アンドロイドなのか?大事にされてるようだが…しかし、破裂寸前まで膨らんだことがないバルーン・アンドロイドなんているのだろうか…
この子はバルーン・アンドロイドの中でもかなり異質な気がする。何かが他とは違う。そんな気がしてならなかった。

77名無しさん:2016/03/17(木) 21:34:36 ID:Ij1HVw.c
メンテナンスプレイスでカリンちゃんとモモカを待っていたが、なかなかモモカが帰ってこない。

「遅いなモモカ…とはいえ、買い物って言ったらこんなもんか」

「あの、のど渇きませんか?良ければお飲物を買ってきますが」

「ん?いや、そんな気を使わなくても良いよ。確かに今日は乾燥してるけど…」

「いえ、案内して頂いてる身、これぐらいはさせてください!」

そう言うと、カリンちゃんは近くの自販機の方に駆けていく…が、

ドンっ!

「キャッ!!」

周りがあまり見えていなかったのか、通行人とぶつかってしまい、カリンちゃんの方が重かったのか、相手を転ばせてしまった。

「す、すみません…お怪我は…」

「いったーい!えー?フレーム折れたんじゃないのー?これぇ!?」

「おい!そこの白風船!あんたのせいでミカ姉さんのフレーム折れたってよぉ!」

「ひっどーい」

なんだこのテンプレいちゃもん…面倒くさいのに絡まれたぞ。

相手は3人ともバルーン・アンドロイド。格好はいかにもなパンクファッションだ。膨らんだお腹や胸の露出度はかなり高い。

「え、え、そんな…」

「修理費払ってもらおうか?」

「嬢ちゃん金持ちみたいだしー?余裕っしょー」

不良みたいな奴らだな、最近はこんなのもいるのか。さすがにこれはやりすぎだ。

「ちょっと待って、確かにぶつかってしまったのは事実だけど、その程度で折れるほど君達はヤワじゃないだろ」

「は?アンドロイド差別かよ、この人間」

「きっとこいつのオーナーよ、ミカ姉さん!」

「かっこつけんなってのー」

騒ぎが大きくなり、周囲が騒がしくなってきた。

「ちっ、こっちこい!」

「きゃあ!離してください!」

ミカと呼ばれていたバルーン・アンドロイドがカリンちゃんの髪を引っ張り外に出て行く。

「おい、なにを…!わっ!」

カリンちゃんに注意を向けた隙をつかれ、残りのバルーン・アンドロイド達に両腕を塞がれた。

「大人しくついてきな!」

「たっぷりかわいがって、あ、げ、る。きゃはは!」


僕達はされるがままに人気のない方へと連れていかれてしまった…

78名無しさん:2016/03/18(金) 01:06:33 ID:hdvDDgUI
路地裏に無理矢理連れてこられた僕達は、着いて早々に拘束された。カリンちゃんは一人に後ろから羽交い締めに、僕は壁に伝うパイプに後ろ手をロープで縛られてしまった。

「こんなことをして…規則違反じゃないのか?」

「はー?うけるー!だからこうして、人間様には大人しくしてもらってるのよ!」

不良風船達が一斉に下品な笑い声を放つ。

「こ、こわいよぉ…」

カリンちゃんは完全に怯えてしまっている。無理もない、こんなの誰でも怖い。

「わかった!修理費は払うから!馬鹿なことはやめよう!」

「ぎゃはは!こいつ何もわかっちゃいねぇ!ミカ姉さんはなぁ!お前らみたいなカップルが大嫌いなんだよ!」

「今からその嬢ちゃんを破裂させて首だけにして、楽しい思い出にしてやろうってんだ!」

「な…!」

「い、いや!やめてください!」

なんて奴らだ!くそっ!一体何のために!

「よぉし、ミキ!その白い風船抑えとけよ!私がこの手でその乳臭いマンコにプラグぶち込んでやらぁ。ミク!その男の粗末なもんをイク寸前までしゃぶってやりな!」

リーダー格が2人に指示を出す。1人はそのままカリンちゃんを抑え、もう1人は…

カチャカチャ…ずるっ!

「わぁお、でかちんじゃん」

「な、なにをうぐ!?」

ミクと呼ばれていたバルーン・アンドロイドが僕のあそこに対してフェラを始める。

「彼ぴっぴのザーメンをこいつの生首にデコレートしてやるよ!うれしいだろ!?うひゃひゃ!」

やばい、何だこいつら…!
でも、こいつ…フェラうまい、いやそんなこと考えてる場合じゃない!

リーダー格が小型のボンベを手に取り、プラグをカリンちゃんの股に近づける。

「やめ、やめてください!そ、そんなの入りません!」

「何お高く止まってんだ!バルーン・アンドロイドのくせによぉ!」

リーダー格はカリンちゃんの履いていたパンツを破り捨て、デリケートな部分に思い切りプラグを差し込む!

79名無しさん:2016/03/18(金) 01:08:37 ID:hdvDDgUI
悲鳴も聞こえず、時が止まったかのように路地裏が静まりかえる。

差し込まれたと思ったプラグは直前で静止している…カリンちゃんの足がリーダー格の顔面を踏みつけ、それをさせなかった。

「…んべ?」

リーダー格が間抜けな声を出した。事態を把握できていない。予想外の一撃だ。

「ゲスが…カリン様に怖い思いをさせやがって…」

カリン…ちゃん?なんか雰囲気が違くない?

「おらぁ!!」

「ぎゃふ!!?」

そんなことを考えていると、カリンちゃんは顔から足をどけ、その足でリーダー格の顔を蹴り上げる。リーダー格は思い切り吹き飛び、ゴミの山に落ちた。

「み、ミカ姉さ…んぎゃあ!!」

カリンちゃんを押さえつけていた奴が一本背負いで同じゴミ山に投げ飛ばされる。

「え、え、え?ミカ姉さん?ミキ姉さん?なんで?なにこれ?」

しゃぶっていた奴も思わぬ事態に同様を隠せていない。まさか、お淑やかな感じのアンドロイド1体にここまでやられるとは僕ですら想像できなかった。

「はぁー…せっかくさー、カリン様が楽しんでいらっしゃったのに…どうしてこういう事するかねぇ…」

カリンちゃんが自分をカリン様呼び?何が起きているんだ?

「こ、こっちにくるなぁ!彼氏の、お、おちんちんがどうな…ぐぎゃあ!!」

言い終わる前にカリン様がしゃぶっていた奴の顔面に膝蹴りを決めていた。速すぎて一瞬の出来事だった。

「おい、あんた」

「は、はい!」

心なしか目つきが鋭くなっているカリン様の呼びかけにビビる。

「大丈夫か?ごめんな、巻き込んじまって…」

あぁ、口は悪いけど優しさを感じる声だ。僕に対して敵意は無いようだ。
カリン様は僕の下半身に目をそらしながら、拘束を解いてくれた。

「は、早くしまえよ!」

「あ、はい…」

よく見るとカリン様の顔が赤い。言動によらず、ウブなのかもしれない。
僕は背中を向けて、パンツとズボンを履き直した。

80名無しさん:2016/03/18(金) 01:11:05 ID:hdvDDgUI
「さて、どうするかなぁ…お、良いもんあるじゃん」

カリン様がリーダー格の持っていた小型ボンベを拾い、そのままプラグをしゃぶっていた奴のアソコに突き刺した。

「ぴゃああ?!」

「可愛い声だすねぇ、ご褒美やるよ」

カリン様はバルブを勢いよく回すとしゃぶっていた奴の体がみるみるうちに膨らんでく。

「や、やめて!破裂する!」

「あーそうだな、ばっちいもんな」

カリン様は素直にバルブを閉め、風船を破裂寸前の状態で止める。

「ひぎっ!?」

「んぐう!?」

カリン様はゴミ山でダウンしていた奴らも破裂寸前まで膨らませ、3体を横一列に並べる。

「な、なんでもするから!許して!ま、街中で破裂とかいや!」

「もう二度とこんなことするな?いいな?」

「は、はい!」
「二度と嫉妬でこんなことしません!」
「だから許して!」

先ほどまで威勢がよかった不良たちも膨らめばただの風船か…

「あんた、どうする?」

「いや、怪我もなかったし…特には」

「だってよクズ共!感謝しな!」

不良たちから安堵の声が漏れる。もう、どちらが悪者だったのかわからない。

「んじゃ、私からお前らにプレゼントだ」

カリン様は肩に掛けていたポーチから、飴のような物を取り出し不良達の口にねじこむ。

「むぐっ!」
「の、飲んじゃった…」
「何よこれ…」

「お前ら、あと5分で破裂するからな」

「え」
「え?」
「え、え!?」

カリン様はお許しになっていなかった。

「ほらほら!風船ども!破裂したくなかったら、メンテナンスプレイスに行ってデフレーターで空気抜いてもらいな!」

「ひ、ひいいいい!」
「いやああああ!!」
「は、破裂しちゃうう!」

不良達はパンパンに膨れ上がった不自由な体で一目散に逃げていった。

再び静まりかえる路地裏。

「あ、あの…カリン、ちゃん?」

「ん?私の名前はレナ…あ、しまった!」

レナ?カリンちゃんじゃないのか。二重人格のバルーン・アンドロイドなんか聞いたこと無いぞ…

「レナ…さん、これは一体…」

パァァアン!
パァァアアン!
パァァアアアン!

遠くから破裂音が3つ聞こえる。

「え?」

「5分は嘘、50秒。大通りで破裂したんじゃないか?」

レナ…様は、ドSのようだ…

81名無しさん:2016/03/22(火) 00:29:09 ID:/27p9ihc
不良風船達を追い払い、何とか危機を脱した僕達だったが、何かと状況の整理が必要になっていた。

「ええっと、レナさんでいいんだよね?カリンちゃんとはどのような関係で?」

「んー、ええ、はい、そうですね、隠しても無駄かと。失礼…カリン様は私のオーナーだ」

僕しかいないに僕以外の誰かと会話していたかのうな反応。そして、カリンちゃんがオーナー?

「え?いや、カリンちゃんって、レナさんの体の持ち主…いや、レナさんがカリンちゃんに体を借してる?逆?…すみません、混乱してきた…」

「ここで話すのもあれだし、それに連れのバルーン・アンドロイド放っておいていいのか?」

モモカのことを忘れていた。かなり待たせているだろうし、心配しているかもしれない。

ブーッブーッ!

ポケットからスマホのバイブ音、きっとモモカからだろう。

「…いったん戻ろうか」





「もう!二人でどこいってたの?!寂しかったんだからね!!」

頬を膨らませたモモカからお叱りを受ける。

「すみません、トラブルに巻き込まれて…それに彼氏を奪う気なんて更々ないよ」

「え?!かれっ、えへ、そう?えへへ…まー何も無かったみたいだし、次は私にちゃんと連絡してよね、井上さん!」

「可能な限りそうするよ」

彼氏と言う単語に上機嫌になるモモカはチョロいのかもしれない。恋愛感情があるのだろうか?アンドロイドにそこまで備わっているとは思えないが…

「…あれ、カリンちゃん、何か雰囲気違わない?」

「お二人とも、この後ご予定は?」

「え?えーっと…愛を確かめ、あう?とか」

そうだろうと思っていたが、モモカはやる気満々だったようだ。

「いや、特にない。君が連れていきたいところに行くよ」

今はカリンちゃんとレナさんの謎の解決が優先だ。

「感謝する。じゃあ、駅前のアップルパイの店に寄ってからで良いか?」

「え、カリンちゃん食べるの?」

モモカが目を点にして驚いている。バルーン・アンドロイドは食べ物に興味が沸くことは一般的に無いはずだからだ。

「私のじゃないさ、カリン様が好きなんだ」

「…あぁ、そういうことか。わかった、寄っていこう。あそこのはおいしいからね」

二人の関係がわかってきたぞ。

「え?何で二人とも理解し合ってるような雰囲気なの?ずるいー!私だけ仲間外れにしないでよー!」

「ふふ、モモカさんにはまとめて話すよ。そっちの方が面白そうだ」

「だなぁ」

レナさんの意見には同意だ。モモカのころころ変わる表情が目に浮かぶ。

「もー!もーっ!!」

82スパムの疑いにより管理者権限削除:スパムの疑いにより管理者権限削除
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83名無しさん:2016/04/11(月) 00:51:58 ID:MhFF7WyQ
レナさんに案内されながら、電車やバスを経由して着いた場所は都内でもかなり大きい病院だった。

「病院…、ここ確か会員制とかそういうところだったような」

「井上さんの家の近くの病院の何倍あるんだろ…」

「カリン様は五階の個室で首を長くして待ってるそうだ」

いたずらっぽい笑みで僕らに状況を伝えたレナさんは圧倒されている僕らを置いて歩き始めた。

「ねぇ、井上さん、なんで病院なの?」

「会ってみればわかるさ」

モモカは話がまだ見えてないようだ。不安は多少あるが、二人の謎を知るため、先に行くレナさんの背中を追いかける。


いろいろと考えながら歩いているうちに五階の個室部屋前に着いていた。病院で個室って…相当だよな。

「カリン様、レナです。お客様も一緒です」

「はーい。入ってください」

扉の向こうから若い女性の声。

「入ります」

レナさんは返事を聞くと、丁寧に扉を開け、僕らに中に入るよう視線を送る。

「し、失礼しま…す」

部屋の中に入ると、黒髪で顔立ちの整った上品な大和撫子がベットの上に座っていた。パジャマにカーディガンという格好にも関わらず、高貴な感じがする。…右足にはガチガチのギブスが見える。

「あ、井上さんとモモカさん…?ですよね?えっと、須崎華鈴と申します」

大和撫子の名前は華鈴…カリンちゃんだ。

「え、人?え?」

「井上です、こっちがモモカ」

「あ!ごめんなさい!モモカです!初めまして…じゃないのかな?」

モモカが慌てて挨拶を返す。

「アップルパイ、今食べますか?」

「レナもお帰りなさい、ごめんね…危ない目に遭わせちゃって」

「些細なことです」

「あとでちゃんとお礼するから…あ、えっと、アップルパイはお二人と一緒に」

「モモカさんは無理かと…人の分だけ用意しますね」

二人は主従関係のようだが、リードしてるのはレナさんのようにも感じる。

「ええ?カリンちゃんはカリンちゃんじゃなかったってこと?レナさんの中身がカリンちゃん?」

モモカは二人を交互に見ながら目を丸くしている。

「お二人を騙すつもりはなかったのですが…レナの体を借りて、どうしても街を散歩してみたくて」

「体を借りる?」

「はい、この装置で…自分の体みたいに動かせるんです。もちろん、レナには了承を得てます」

華鈴ちゃんはベッドの上に置いてあったヘルメット型の装置を見せてくれた。

「脳波をキャッチして、あと視点移動とかで色々…」

さらっと説明されたが、すごい機材に感じる。

「その操作命令を、こっちのレシーバーで受信するということです。…まぁ難しい話はやめときましょう。紅茶が冷めますからね」

レナさんが紅茶とアップルパイを運びながら、会話に参加した。

「その耳がレシーバー?」

モモカがレナさんの耳に目をやる。

「ごめんねレナ…変な機械まで付けさせてしまって」

「いえ、ふふっ、かっこいいでしょう?」

この二人の仲は良好のようだ。

84管理者権限削除:管理者権限削除
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85名無しさん:2016/04/13(水) 09:37:28 ID:OoNAIOms
華鈴ちゃんは今年大学に入学し、地方からこちらに越して一人暮らしを始めていたが、卒業旅行のスキー中に足を折ってしまい、入学式の前日まで入院とのこと。

「災難だったね」

「ははは…、でも入学式には間に合いそうです。松葉杖ですけど」

華鈴ちゃんはギブスを軽く小突きながら、苦笑いを見せる。
一人暮らし早々に入院とは不安も多かっただろう…ん?一人?

「レナさんとは一緒に暮らしてないの?」

モモカも気づいたのか、レナさんについて尋ねる。

「つい最近までは…でも私が入院したと聞いて父が向かわせてくれて…退院するまでですが」

バルーン・アンドロイドを送るって、用途を知ってのことなのだろうか…

「華鈴ちゃんとレナさんっていつからこういう関係なの?仲が良いみたいだけど」

「えっと…これも父が去年社内イベントでレナを当てて、その、我が家では、が、該当する性癖の人間がいなくて…、はい!なので埃をかぶせるのも可哀想なので、メイドになってもらったんです!」

華鈴ちゃんは用途を知っているようだが、そのような使い方はしていないらしい。

「レナさん、メイドさんだったんだ!」

モモカが目をきらきらさせて、レナさんの方を見る。今のモモカにとってメイドという職業は憧れというか理想に近いのだろうか。

「華鈴様に色々教わって様になったレベルだよ。…メイド技能なんてインプットされてなかったからね」

おかわりのお茶を注ぎながら、照れくさそうにレナさんは語った。

「製品テストではもっぱら性行為ばかりだったから、そういうことをするものばかりだと思っていたが…こうして、普通に扱ってもらって見識まで増やせて、私は華鈴様に感謝しているよ」

「普通…?」

モモカと僕はレナさんの大きく膨らんだお腹を見つめた。

「ば、バルーン・アンドロイドだからこうやって長時間高速通信に耐えれたんだ、使える物を使うのは当然だろ!」

レナさんはお腹を隠しながら反論するがその顔は赤い。やはりバルーン・アンドロイド、膨張に対して抵抗はないようだ。

86名無しさん:2016/04/14(木) 01:20:33 ID:RHlXuzDU
華鈴ちゃんとレナさん、モモカを交えて病室で談話しているうちに日が暮れてしまった。

「あ、ごめんなさい。もうこんな時間に…」

「そろそろ出ないと看護士さんに怒られるかな」

先ほどからナースにちらちらと見られており、出て行けと言われている気はしていた。

「今日はありがとうございました。色々とお話しできて楽しかったです!」

「結果的に華鈴様の良い気分転換になった、ありがとう」

華鈴ちゃんとレナさんが深々と礼をする。

「いや、そんな大層なことは…これも何かの縁って奴ですよ。連絡をくれたらいつでも案内ぐらい…」

「井上さん!こんな若い子口説いたら犯罪!」

そんな気はなかったのだがモモカに注意されてしまった。いや、犯罪ではないだろ…

「あー…まぁ、大学に入れば友達もできるだろうし、気が向いたらでいいよ」

「華鈴様に何かしたらただでは済まさないぞ」

レナさんに睨みつけられる。
腕っ節の強い彼女は怒らせるべきではない。

「もう、レナ!」

「ふふ、冗談ですよ」

こうして二人を見ていると姉妹のようにも見える。

「もー…、えっと、見送りに行きたいのですけど…すみません」

「うん、安静にね。何かあったら連絡先にメールしてね。それじゃ、また」

「はい!今日は本当にありがとうごさいました!」

「華鈴様に代わって私が見送るよ」

「バイバーイ華鈴ちゃん!」

華鈴ちゃんに挨拶を済ませ、病室をあとにする。思えば忙しい一日だった。

87名無しさん:2016/04/14(木) 01:58:38 ID:RHlXuzDU
病院の入り口を出ると、先に歩いていたレナさんが急に足を止めた。

「えっと…今日は本当にありがとうございます。華鈴様もとても楽しまれていたようで…私も皆さんとお会いできて良かったです」

「どうしたの改まって?」

レナさんは先程までの凛とした態度とは一変して、もじもじとしている。

「井上さん…モモカさんにお願いが…」

「わたし?」

モモカは突然の指名に驚いている。

「えっと、あの…エッ…」

「え?」

「えええエッチの手伝いをしてほしい!」

勇気を絞り出してレナさんが僕らにお願いをした内容は聞き覚えのあるものだった。

「…なぁ、モモカ。バルーン・アンドロイドって皆こうなのか?」

「パートナーがいないと…レナさんの場合マスターが女性で純真な方だし…」

「華鈴様にはこんなことお願いできないし…でも一人でやっても満足度が…」

これもどこかで聞いたことがある。

「私は全然いいよー、井上さんのシェア」

「まだ何も言ってないぞ…」

「い、井上さんは?ダメ…か?」

藁をも掴むような必死な顔で僕の方を見つめるレナさん。一人エッチに相当苦労しているのだろうか…

「あーもう!大丈夫!手伝うよ!僕でよければ!」

「ほ、本当か!?ありがとう!井上さん!モモカさん!」

レナさんが今日一番の笑顔を見せながら僕とモモカの手を握る。
アオイちゃんに友達ができそうだな。


レナさんとも連絡先を交換し、今日は解散となった。レナさんは姿が見えなくなるまで僕らに手を振っていた。


「はー…忙しい一日だったな、モモカ」

「そうだねぇ、じゃ、行こっか?」

「どこに?」

「ラブホ、来るときに良さげなところあったよ!」

「まじですか…」

「折角のデートなのにこのまま終わるなんて、ねえ?」

「あーわかった!わかったよ!でも泊まりはなしだ、明日仕事だから!」

「えへへ、濃厚な時間にしようね」


その夜のモモカは一段と激しく、何回も射精させられた。最後にモモカは限界まで膨らみ爆発四散したが、その顔は満面の笑みだった…

88名無しさん:2016/04/15(金) 00:53:41 ID:i0lD/pIw
バルーン・アンドロイドは性的愛好のために生まれたが、使い方は人の自由である。
破裂すると動けなくなる風船体質は勝敗を明確に見分けやすく、バルーン・アンドロイド達を用いた競技が大人の遊戯として密かに流行していた。
都内に数カ所ある地下闘技場には夜な夜な人とバルーン・アンドロイドが集まり、大金を求め長い夜と闇に飲まれていく。

「ぎゃあああああ!!!」

パァァアアアアン!!

地下闘技場ではすでに競技が始まっており、1体のバルーン・アンドロイドが盛大に破裂した。赤色のゲルが飛び散り、破裂した周囲を染め上げる。

破裂したバルーン・アンドロイドの周りにはすでに破裂したバルーン・アンドロイドの残骸が2つ転がっており、いずれも赤色のゲルが飛散らかっている。

フィールドにはもう破裂寸前にまで膨らまされた赤色の全身タイツを着たバルーン・アンドロイド1体と、まだまだ膨らみに余裕のある青い全身タイツを着たバルーン・アンドロイドが4体立っていた。

「おおっと!ニュービーの赤チームことバルブブレイカーズ!歴戦の鋼の風船率いるBキラーズの前に手も足もでない!バルーンデスマッチに奇跡は起きないのかー?!」

盛り上がる会場を実況がさらに沸かせる。

「こ、降参!降参する!お、お願い!ペインモードで破裂したくない!」

赤い風船が青チームの一人に命乞いをする。
青いバルーン・アンドロイドは長い黒髪のストレートヘアー、目つきは鋭く、無表情で赤い風船に歩み寄る。


「…すまないが、君が破裂しないと試合が終わらない。死ぬわけではないし我慢してくれ」

「ひ、ひいいいい!!んん!??」

悲鳴のあげきる前に、破裂寸前の赤風船のあそこに青い風船がホースを無慈悲に刺した。

そしてその先にあるポンプで流れるように一回、二回と確実に空気を送り込む。

「うぎっ!た、たしゅけ…」

ミシッミシミシミシ!

「うぎゃああ!!」

パァァアアアアアアアン!!

最後の赤い風船は無惨に破裂し、体の部位という部位を赤いゲルとともにまき散らした。

「決着ううう!!命乞いなんて金の足しにもならんと鋼のチャンピオンの無慈悲な鉄槌!!強い!強いぞBキラァァアズ!」

熱狂する会場を裏目に、止めを刺した青いバルーン・アンドロイドは小さく溜息をついた。

「…つまらんな」

足下に転がる赤い風船の頭部はペインモードの負荷に耐えきれずシャットダウンしていた。その表情は苦痛に歪んでいる。

「こんな生き方をするために作られたわけではないのにな…」

静かにつぶやくと、黒髪の青いバルーン・アンドロイドは仲間と共にフィールドから去っていった。

89名無しさん:2016/04/16(土) 15:51:32 ID:99FlBpjw
バルーンデスマッチは4対4で行われるバルーン・アンドロイド用の競技だ。
ルールは簡単で、相手チームを全員破裂させたら勝ち。フィールドは有刺鉄線で囲まれており、バルーン・アンドロイドが逃げることは不可能である。
もちろんこの有刺鉄線に相手をぶつけて破裂させることもできるが破裂させる手段や膨らませる方法は色々ある。
まずはダウン、相手を転ばせ仰向けにさせると、腰に装着した小型ボンベが起動し、起き上がるまで空気を入れ続けるというもの。ただし、破裂寸前で止まってしまう。次に止めを刺すポンプ、これは相手の口か前か後ろの穴に隙をみてホースを突き刺し手動でポンプする道具だ。効率はわるいが、ダウンした相手を容易に破裂させることができる。
フィールドにはスパイクが設置されていたり、ディルド型の噴水があったりするのでこれらの環境を使いこなすことが勝利の鍵となる。
勝者には規模にもよるが多額のファイトマネーが支払われるのが一般的だ。
なお、敗者はゴミくず扱いで片付けられるうえに、試合前に決められる罰ゲーム、ペナルティを受けなければならない。

先程負けたバルブブレイカーズのオーナーの様子を見てみよう。

「ば、1体でうちのメンバーが全滅…?ど、どうして…なにがちがう…」

狼狽える小太りのバルブブレイカーズのオーナーの前にゴミ箱を抱えた清掃用の女性型アンドロイドが現れる。

「ゴミはお持ち帰りでお願いします」

ドスンと雑にゴミ箱を置いて清掃用アンドロイドはフィールドの掃除に戻っていった。

恐る恐るオーナーが蓋を開けると、試合で無惨に破裂したバルブブレイカーズの残骸が敷き詰められており、その上に4つの頭部が置かれていた。

「あう…オーナー…ごめんなさ…い」

「あのバルーン・アンドロイドこわいよ〜!もうやだあ!」

「ううっ…再起動しても恐怖データ消えてない…いやぁ…」

「も、もうこんなのやめましょうよオーナー!」

生首達が一斉に喋り出す。どれもネガティブなものばかりで、よっぽど堪えているらしい。

「う、初陣だから、それに相手が悪かっただけだ!お前達も金は欲しいだろ?!次、次こそは勝つんだ!」

お金に困っているのか現実が見えていないオーナーの言葉は、惨敗して心の折れたニュービー達を泣かすのには十分だった。

泣き声から逃げるためにオーナーはゴミ箱の蓋を閉めてしまった。

そんなオーナーの背後にはいつの間にか黒いスーツを着た大柄な男性が2人立っていた。

「バルブブレイカーズ、ペナルティを執行します。」

「バルーン・アンドロイド達は全員復活後、本日より当施設で一週間ペインモードONの破裂寸前の状態でバニーガールを無給でしてもらう。破裂一回につきオーナーは迷惑料として1万円支払うこと」

「1万円、や、安いじゃないか…」

「お言葉ですが塵も積もればなんとやらですよ」

「前の人は100万円でしたっけ、まぁ安く済んだほうでしょう」

「お、おえええ!!」

お金のないオーナーはその額を聞いて吐き出してしまった。金持ちの道楽に貧乏人が足を踏み入れてはいけないのだ。

ゴミ箱のバルーン・アンドロイドたちにも聞こえていたのか中は見えなくとも阿鼻叫喚の様相だ。

男性の1人がゴミ箱を抱え施設の奥へ、もう1人は座り込んでしまったオーナーを引きずり施設の外に放り投げた。

地下闘技場で今日も人とバルーン・アンドロイド達が闇に飲まれていくのであった。

90名無しさん:2016/04/16(土) 22:27:58 ID:99FlBpjw
「ぎゃはは!楽勝だったなチャレンジ料と勝利ボーナスうますぎぃ!ホーム試合でうちが負けるわけないんだよ!なぁ?」

このゲスい笑い方で勝利の美酒を何も苦労せずに味わってるのが私達Bキラーズのオーナーだ。BキラーズはこのIK地下闘技場のホームチームである。

「あーん!オーナーのげっすいところも素敵!抱いて!」

「今夜のご褒美期待しちゃっていい?」

オーナーの両手に抱きついてるバルーン・アンドロイドは、アカメとアオメ。珍しい双子タイプのバルーン・アンドロイドだ。見た目は同じだが目の色で区別がつく。どちらもエッチ大好きで桃色AIなんて言われている。

「あの、オーナー、事務処理が残っていますが…」

「ああん?おめ、優等生かよ?
んなくだらねー処理はマグロが全部やっとくんだよ!おめぇはこっちでフェラしとけ、最新型はちげぇからなぁ!」

オーナーに意見したバルーン・アンドロイドはパール、弱気だが賢い子だ。最新モデルで性能も良い。

…マグロ、名前ではないが私のことだ。

「リーダーごめんなさい…オーナーの命令なので…」

「構わないよ。行っておいで。オーナー、事務処理の件承知いたしました。オーナーのデスクお借りします」

「おうマグロしっかりやっとけよ!終わったら自室待機しとけ!」

「はい、失礼します」

「ねぇ〜マグロちゃんいっつも仲間外れでいいの〜?」

「いいんだよ!表情がぴくりともしねぇ旧式だぜ?おれのマグナムが萎えちまうよ!がはは!」

「やーん!オーナーちゃんのマグナムすごーい!」

馬鹿な会話を無視して私はプレイルーム…会議室から出て行く。
パールを馬鹿空間に置いていくのは可哀想だが、ああ見えてエッチ好きなので問題ないだろう。

タワーを形成しているだろう書類を処理するため、オーナーのデスク…ほぼ私のデスクになっている場所へ向かう。

デスクに着くとやはり書類が積み重なっており、徹夜しないと終わらない量だと瞬時に理解できた。

「夜明けまでに終わるといいな…」

独り言をつぶやいていると、
ふいに壁に掛かっていた鏡に目がいく。
目つきの鋭い黒髪のストレートロングヘア、Bキラーズのロゴの入ったジャージの下にはビーチボールサイズの胸、お腹は胸の2倍ほどの大きさか…
笑ってみたが表情は変わらず、悲しい顔もやってみたが変化はない。旧式の私には表情を変える機能がないからだ。行為中もこれなので付いたあだ名がマグロ。苦笑しても無表情だ。
指で頬を吊り上げて笑顔を作ってみたが、パールや馬鹿姉妹のような自然な顔にはほど遠い。

「くだらないことをやってないで仕事しよう…」

私は目の前の現実と戦う覚悟を決めデスクに座り、書類の処理を始めた。

91名無しさん:2016/04/17(日) 02:36:47 ID:dj5BC9Y.
集中して作業をした結果、何とか溜まっていた書類を片付けることができた。時計の針はすでに7時を指している。

「終わったが、もう朝か…」

アンドロイドに疲れという概念が無いとはいえ、1人で長時間作業するのは悲しいものがあった。

「皆オーナーと夜通し楽しんだのか…昼まで暇だな」

プレイルームはオーナーが一度ロックをかけるとオーナー以外解錠できないようになっている。要するにオーナーが起きない限りパールも馬鹿姉妹もあの部屋に閉じこめられたままになる。
殴っても起きない男だ。自然に起きるのを待つしかない。

プルルルル!プルルルル!

電話?いや、来客用の内線だ。
こんな朝早くに…
従業員は全員6時には帰宅しているし、オーナーは言わずもがな。私しか対応できない。

「はい、IK地下闘技場受付です」

「…おや、神山さんではないのですか?おっと失礼、おはようございます、田中と申します。お電話でこの時間にと確認していたのですが…」

田中?誰だろう?

「田中様、はい、神山ですが…その、現在席を外してまして…」

帰れとは言えないな…

「本日は私が対応して、内容を神山に伝えます。後日正式な回答と言うことでよろしいでしょうか?」

「ほう、構いませんよ」

「申し訳ございません。ただいまお迎えにあがりますので、そのままお待ちください。」

無能なオーナーより、私が聞いた方が話は早いかもしれない。

急いで入り口に向かい、ロックを解除して客人を中に迎える。
入ってきたのは気品のある白髪の老人1人、背筋はピンとしていて健康そうだ。

「初めまして、BAリクルートの田中と申します」

この地下闘技場には無縁な人の用にも思えるが、リクルート?

「あ、えっとすみません。このような格好で…」

ジャージ姿のバルーン・アンドロイドが迎えて良いような方では無いと感じた。

「ほっほ、結構結構!私もジャージでランニングしてくから来れば良かったですね!」

気難しい方でなくて良かった。
あと本当に健康らしい。

「お嬢さん、お名前は?」

「名前…いえ、その無いです。D型の09式でIDは7045です」

「おっと…失礼…そうでしたか…では09式さん」

「何でしょうか?」

「早速転職を考えてるバルーン・アンドロイドに会いたいのですが…」

「え?」

「おや?」

転職?私ではないぞ。パールか馬鹿姉妹か?

「すみません。神山から何も聞いてなくて…」

「おっと、私も失礼しました。てっきり知っているものと…ええっと型式は…B02型の子達ですね」

「え?B02型なんて、ここには…」

パールも馬鹿姉妹もB02型ではない。この地下闘技場には私たち以外…いた。

「…あの、B02型のバルーン・アンドロイドは他のお客様からお預かりしている4体しか…」

「なるほど…なるほどね…」

田中氏の表情が険しくなる。

「09式さん」

「…はい、何でしょう」

「転職に興味は?今のあなたは…楽しんでいますか?」

92名無しさん:2016/04/19(火) 01:20:37 ID:tPdIVs96
「転職…いえ、考えたこともないです」

私たちはオーナーの所有物だ、オーナーの善し悪しはあれど、その命令に従うべき存在。自ら離れるという発想すらなかった。

「神山…さんは恐らくバルーンデスマッチのペナルティを悪用しています。転職先から賄賂を受け、預かっているバルーン・アンドロイドを横流ししているのです」

「…横流し」

「ペナルティで発生した罰金をオーナーが払えない額まで吊り上げ、罰金を無効にする代わりにバルーン・アンドロイドを貰うといった手口でしょう。覚えはありませんか?」

「大金にはリスクが必要…だと思っていました」

挑戦者は一攫千金を狙い、私達に戦いを挑む。私達も痛い破裂なんてしたくないし、負けてやる理由もない。圧勝を続けても挑戦者は後を絶たない。お金は人の冷静さを奪う、これまでに何度も見てきた。

「しかし、なぜあなたがこのような情報を知っているのですか?もしや警察の方?」

「表情も変えずに冷静なお嬢さんだ。バルーン・アンドロイドの就職や転職の仕組みはご存じで?」

変えずにというより、そんな機能持っていないだけなのだが。
田中氏は髭をいじりながらまっすぐこちらを見ている。

「いえ」

「バルーン・アンドロイドが職に就くには、BAリクルートを経由する必要があるのです。アンドロイドとはいえ、意思を持っている。彼女達がやりたくない仕事をやらせるわけにはいきません」

「そうなのですか…ん?」

意思確認するなら、バルーン・アンドロイドは断れるはずだ。
それでもまかり通ってるというなら…

「最近、バルーン・アンドロイドを乱暴に扱う店に転職したがる子たちが多いので不審に思っていました」

「脅されてると」

「可能性はあります。…さて、話を戻しますか」

「協力しろ、そう言いたかったのですね?」

「頭も切れる、いや驚いた。どうです?」

この田中という老人、笑顔の下に色々と隠し持っている。カタギとは思えない。うちのオーナーと住んでいる世界は同じか?

「私は神山オーナーのバルーン・アンドロイドです。神山オーナーの意思に従います」

「ふむ」

「…ですが、ただいま神山は不在。ここの管理も現在私が代わりに行っています」

「ほうほう」

「案内しましょう、管理者として確認すべき内容と判断しました」

「ありがとう、聡明なお嬢さんだ。いい転職先がすぐ見つかりますよ」

険しい表情から一転初めの笑顔の老人に戻った。
まぁ、思惑通りに私が協力したからだろう。

「それは…考えておきます」

オーナーに対して不信感を抱くアンドロイドは不良品なのだろうか…しかし、同じバルーン・アンドロイドとして見逃せない話といのも事実だ。確かめるだけ、確かめるだけなのだ。

93名無しさん:2016/04/20(水) 01:24:23 ID:T4h8AmW2
預かっているB02型達の部屋に行き、扉を開けて目に入ったのは大きく膨らんだ風船の山だった。

「ひうっ!」

「だ、だれ?まだ働くんですか?!」

風船の山ではなく胸やお腹が膨らんでるバルーン・アンドロイド達が身を寄せ合っていただけのようだ。よく見るとバニーガールの格好をしている。

「えーっと、君達に話が…」

「そ、その声!?鋼の風船!?イヤァ!」

「わ、わらないでぇ!さっきまでいっぱい破裂してたの!も、もう破裂したくない!」

「一日何回破裂すればいいの…おうちにかえりたい…」

全員パニック状態になってしまった。一方的にやりすぎたのか、私のことがトラウマらしい。
というか、知らない間に破裂し続けていたのか。何十万円まで膨れ上がったんだ…

「落ち着いて、静かに。試合じゃないんだ。何もしない」

「ほ、ほんとぉ?」

「本当だ」

「そ、そう言って油断させて破裂させるんでしょ!?鬼!鉄仮面!鬼畜!」

完全に悪役だ。まぁ…仕方がないか。

「生首にしたほうが静かになってもらえるかな?破裂するか黙るか、選んでください」

シンと静かになる。パツパツの腕でそれぞれが全員の口を抑える。

「ありがとう。田中氏、どうぞ」

「いやぁ…何ともかわいそうに。やぁやぁ初めまして皆さん、BAリクルートの田中と申します。皆さんが転職希望の方々ですかな?」

「え?」

「ば、馬鹿!言われたとおり…」

「あ…あ!はい!そうです!そうです!私達です!」

すでに手回しされてる感がヒシヒシとしている。

「ほっほ、皆さん元気そうで…いやぁ皆さん立派だ。なかなか選ばれない職業だったので驚きましたよ」

「え、ええ!はい!私達、その!やりがいのある仕事、がしたかったんです!」

先程からぎくしゃくした回答をしてるのはこのグループのリーダー格だろう。私が最後に止めを刺したバルーン・アンドロイドだ。

「いやいや本当に、すすんで破裂劇場に行くバルーン・アンドロイドは珍しい!」

「え?なにそれ…あ!いや、はい!いやぁ!破裂するのは得意なんです!ペインモードじゃなきゃ…」

破裂劇場は地下闘技場生活の私の言えたことじゃないが相当危ない店だ。バルーン・アンドロイド達を破裂する様子を楽しむ施設なのだが、その方法がエグい。可燃性のガスで爆発させたり、水で膨らませて高所から突き落としたり、とにかく過激だ。さすがのバルーン・アンドロイドもただでは済まず、壊れる可能性がかなり高い。

「ご冗談を。ペインモードでやらないとリョナ好きのお客が満足しないそうですよ?」

「え、え…」

風船バニー達の顔が一斉に青ざめる。

「水素に火を付けて爆発されたり」

「ば、爆弾じゃないですか…」

「ガソリンを入れて導火線に火をつけたり」

「な、なにそれ…」

「プレス機でドスン!」

「あ、頭は…潰しませんよね?」

「無理矢理犯され、ボコボコに殴られてから破裂」

「うっ…」

田中氏が淡々と説明を続け、そのたびに風船バニー達が絶望していく。

「…本当にやりたいのですか」

にこにこ説明していた田中氏が真面目な顔になった。

「や、やり、やりま…!」

リーダー格はすでに涙目だが、何とか言葉を続けようと必死だ。

「本当に?」

田中さんがリーダー格を睨みつける。

「ひっ、ひっく!ぐすっ…やりた…でも、やるって、言わないと…オーナーが…」

やはり脅されていたようだ。
オーナーを人質にでもしたのだろうか…オーナー…知らないところで…いや、もっと早く気づけたかもしれない。

94名無しさん:2016/04/21(木) 02:06:03 ID:7TifllcA
「皆さんのオーナーですが…あなた達を置いて国外に逃亡しました…残念ながら」

「え…」

田中氏の止めの一言に風船バニー達は言葉を失った。彼女達はオーナーに裏切られたのだ。

「うう…うそ…」

「私達どうなるの…」

もはや彼女達を守ってくれるものはおらず、帰る場所も無くなってしまった。

「決めるのはあなた達です、さぁ決断なさい。破裂劇場にこのまま行くのか、別の道を…選ぶか」

田中氏の口調がより強くなる。まるで彼女達を試しているようだ。

「わた、私達…やだ…やだぁああああ!破裂したくないいい!あああん!!」

リーダー格の感情が爆発し、つられて他の子達もわんわん泣き出してしまった。最近のバルーン・アンドロイドは感情表現が豊かでより人に近づいている。私にも多少なりと感情はあるが、泣くことも笑うことも叶わない。感情は不便な機能と思うようにしているが、時折羨ましくなってしまう。

「よしよし、よく言えたね。いまのは君達の意思で決めたことだ。よく覚えておきなさい」

泣きじゃくる子達の頭を撫で慰める田中氏の目は子供を見るような優しい目をしていた。
こちらが本来の田中氏なのだろうか、それとも

「…さて、私は彼女達を本社で保護します。破裂劇場はキャンセルです。これは神山さんのご意向とは大きく異なる…」

今度は私を試す気か?

「さぁ?オーナーからはこの件について私は何も聞いていません。どうぞ田中様のご自由に。私は結果だけ神山に伝えます、よろしいですか?」

「あなたには借りを作りっぱなしですね…いずれお返ししないといけませんな」

「お気になさらず、さて空気を抜きましょうか」

バニー達の空気を抜き、そのままの格好で急いで施設から出てもらった。

「では、いろいろとありがとうございました…またお会いしましょう」

深々と田中氏とバニー達がお辞儀をする。

「もう、会わないでしょう」

田中氏達の姿が見えなくなるまで見送り空を見上げる。外に出るのは久しぶりだ。出る必要が無かったから。よくわからないが清々しい朝という奴だろうか。

オーナーのために適当な言い訳を考えておこう。その時間は十分にある。

95名無しさん:2016/04/21(木) 02:09:07 ID:7TifllcA
スピンオフをこちらで書きたい方がおられるようなので一旦止めときます。

96古株:2016/04/21(木) 22:32:37 ID:IeQLSLg2
>>95
悪い事しちゃったかな
ストーリーの流れをぶった切りたくないので、区切りの付くまで静観しようと思ってただけなんだけど
ご迷惑かけちゃいましたね (物書きはノリが大切)
「スピンオフスレ」とか作った方がいいのかな?

97名無しさん:2016/04/22(金) 00:09:50 ID:YU5XRSLQ
章の前半部が終わって区切りはいいのでお気になさらず。

98古株:2016/04/22(金) 00:22:20 ID:ILfaiYAI
>>97
では、お言葉に甘えて お目汚しを・・・

99古株:2016/04/22(金) 00:28:12 ID:ILfaiYAI
【番外・スピンオフ】アスリートの1日(健全?)

タッ、タッ、タッ、タッ・・・
まだ太陽のそう高く無い朝方、軽めの足音がテンポよく続く
郊外の公園の周囲の道を走っている少女
はじめまして、私はルーア、アンドロイドです

性的目的のために生み出されたバルーンアンドロイドだけど、それ以外の用途に使われてもいるんですよ
私は、Aタイプです
AタイプのAってのは「アスリート」の意味
スポーツ用に開発された特殊なタイプです
少し前にボディパーツを交換したので、関節の慣らしのために走っています
これをするとしないとでは、今日の試合での動きが違ってくるんです。

私はフロートボール、通称「F-Ball」のチーム『プロンティス』に所属する選手としてカスタムされています
F-Ballと言うのはバルーン・アンドロイド用の球技です
基本的には、バスケットボールに近い競技ですけれど、ゴールの位置ははるか上空にあります
当然、ジャンプして届く高さではありません、だから私たち選手は飛ばなければいけないのです

Aタイプのボディは極限にまで軽量化してあります、重いジェルなんかありません
軽量化されたフレームをファイバー筋肉で駆動しています
また、インフレーター・デフレーターを体内に内装しているので、自分で体型をコントロールできます。
膨らんだら自力で戻れない一般Mタイプとはかなり異なった存在です

物理とか詳しい方ならお分かりでしょうが、空中に浮くのはかなり大変です
直径1m程度に膨らんでも浮力は1kg程度です
F-Ballのコートは密閉された室内で、中には比重の高い気体が入っています
そのおかげで私たち選手は、直径40cmのボールをめぐって縦横無尽に争うことが出来るのです

「あ、おかえりー ルーア」

ジム兼事務所であるビルに帰ってくると、チームメイトのミーアが迎えてくれた
ピンク色の髪とFタイプに近いくらい丸みを帯びた体型の彼女は、うちのチームの花形選手だ

「慣らしは終わったから、チェックにいってくるよー」

「アタシもこの後、メンテだよー」

100古株:2016/04/22(金) 00:29:39 ID:ILfaiYAI
メンテも終わって試合まで少し時間もあるのでゲームの流れについて考えてみる
F-Ballのチームは5名、うちのチーム『プロンティス』は全員が提携してるメーカーのボディで統一されている
ポジションによって異なったチューニングはされているけど、
息の合ったチームワークが売りのオーソドックスなチーム構成だ

「やっぱ、いつも通りミーアにボールを運ぶのがセオリーかな」
「それよか問題は試合開始直後のランチャー合戦かなぁ」

前後左右より上下に長いコートを使うF-Ballのポジションはこんな感じ

まずはBloom(ブルーム(花))文字通りの花形選手
上空にあるゴール近くまで舞い上がり、シュートを決めるポイントゲッター
注目を集める事が多いので可愛らしい華のある子が多い
コートの高比重ガスは上に行くほど薄くなるので、ブルームには何より浮上能力が重視される
うちのBloomのミーアは、多分誰よりも高く飛べる
当然巨大に膨らまざるを得ないので機敏な動きは苦手になってしまうけど

そしてBee(ビー(蜂))一般プレイヤーだ、私のポジションはここ
そこそこの飛翔力と俊敏性が命で、ブルームまでボールを運ぶのが役目、言わば「花」に対する「働き蜂」ってコトだよね
F-Ball初期にはプレイヤーはみんなBeeだったというか、今のようなポジション分けなんて無かった
ポジション分けによるセッティングが確立してきたのはここ数年の事なんだって

Launcher(ランチャー(発射台))Beeの中の特殊タイプ、腕力・脚力に特化して他のプレイヤーを打ち上げる役割
基本的に上を取った方が有利なF-Ballで最近の主流戦法の要になっているらしい

Sting(スティング(針))バスケットボールと違って身体的チャージが認められているF-Ballにおいて、ボール争奪よりディフェンスおよび
ラフプレーに特化したポジションだ。
当たり負けしないよう重量が多めになっているセッティングが多い
Beeと兼任することも多いが重い分上昇力に欠ける
ルール上、針とか刃物とか尖った物は禁止なんだけど、Stingのコは手足の関節が骨ばってるから一目でわかっちゃうんだよね
ちなみに、うちのチームにStingはいない。ラフプレーはオーナーが好まないので

人間の行うスポーツよりもショー的な要素もあるため、観客の中にはラフプレーを楽しみにしている人もいる
性的目的に作られた訳ではない私達Aタイプは、感覚と反応速度重視の為に基本は常時ペインモードONになっているらしい
お客さんの中にはぶつかり合ったときの表情や、選手が破裂するのを楽しみにしている人もいるらしい
TV中継なんかでは、Bloomがパンクするシーンとかがリプレイで流れたりするけど
私は嫌だなぁ・・・見てるだけでも痛いもん

101古株:2016/04/22(金) 00:32:41 ID:ILfaiYAI

「えへへ〜、メンテ終わったよー」

ミーアが にぱ〜っとした満面の笑顔を振りまいて入ってきた
ん〜、うちのBloomは華があるなー、美人と言うよりはマスコット的だけど

・・・ん? ミーアの雰囲気がなんか少し違う
髪が少し伸びた?それだけじゃない

「ミーア、少し太った?いや、膨らました?」

「もー、チューンナップしたんだよー
 エンジニアさんが『スキンを新型に交換した、インフレーターも強化した、これでもっと高く飛べるぞ』
 って言ってくれたんだよ」

「それって今までより大きく膨らめるってコトだよね」

「うん、ゴールの上まで行けるかもって・・・それって快挙だよね」

F-Ballでは高度を取るのがすごく難しい、
コートは上に行くほど高密度ガスは薄くなる上に、プレーヤーが高度調整で排出した浮上用ガスが上に溜まるからゴールより高く上る事はまだ誰も成功したことが無い
BloomやLauncherのポジション・セッティングは、そのために考え出された作戦の1つなのだ
人間のやるバスケットボールで言うダンクシュートなんてのは、F-Ballではまだ目にした事は無い
なにせゴールははるか上空40mの高さにあるのだから

「もう前みたいにルーアちゃんを危ない目に合わせなくて済むねっ」

そーいやそーだった、その時のことを思い出す

前回の試合の終盤、ポイントは僅差でタイムアップまであとわずか
シュート体制に入ったミーアに、相手チームのStingが突進してきたんだ

私はコースを読んで壁を蹴り、間に飛び込んだんだ、
高度約20m、この高さでプレイするには、私も目一杯に膨らんでなくちゃ届かない
腹囲だいたい180cm、高高度用ではないセッティングの私の限界点

両者は空中で激突、相手の肘が私の脇腹に食い込んだ、

「ぐふっ・・・」

痛いことは痛いけど耐えられるとは思った
でもその瞬間、当たった肘の皮膚が裂けて中からフレーム(骨格)が飛び出て私8ツ児臨月相当の腹に突き刺さった

「いっ!」

バァンッッ!!

パンパンに膨らんでた私の風船腹は破裂、浮力を失った私の身体は落下していく
日頃から空中でボールを奪い合っているせいで姿勢制御は骨の髄・・・いやシステムのコアにまで染み付いている
頭や身体全体を地面に叩き付けるような事は無い。
それでも20m近い高さの落下は両足のフレームを全損させちゃったんだっけ

それでもあの時は痛かったなー
でも自分がAタイプで良かったと思う、破裂したのはオナカだけだったから全身がバラバラに四散しちゃう通常型だったら首だけで落下だよ、受身も取れない

(ここだけの話、咄嗟にまだ無事だった胸に残った浮上用ガスを集めたけどさ ・・・悲しいかな私の胸ではたいした浮力にはならなかった。
 ミーア位の爆乳だったらまた違ってたと思う、こんどオーナーに申請してみよう)

102古株:2016/04/22(金) 00:34:38 ID:ILfaiYAI
-試合会場-

「チーム『プロンティス』VSチーム『ハウンド』」

両チームがコートに整列し、互いに礼をする
相手のチーム編成は・・・あの長身できらびやかなお姉さんはBloomだな
小柄で線の細いのが2人・・・多分Sting、
体育会っぽいのが2人Launcher兼任のBeeだろう

ちなみにウチのチームはというと
ミーア Bloom 浮上高度特化のスーパー風船娘
ジェイ Bee  長身グラマーなお姉さん、浮上力強化のセッティングしてあるので、中継やBloom代理も出来るベテラン
キャル Bee  小柄で幼児体型のBee、浮上力を犠牲に脚力に特化してあって、壁を利用した高速跳ね回りを得意とするトリックスター
モーラ Launcher 緑髪メカクレの地味子さん、無口だけど正確無比な職人プレイヤー
そして私、ルーアは前にも言ったけど 速度特化型のBee

敵さんは2人いるStingでこちらを封じてくる作戦だと思う
早めに上空を抑える必要があるね
私はモーラにアイコンタクトを送った

ビーーーッ!! 

ゲーム開始の合図、天井からボールが投下される
私は垂直に、キャルはサイドに向かって走る
ミーアはシュートポイントを目指して飛ぶ
ジェイは敵Stingの牽制

ジャンプした私の両脚が伸びきり、1mほど上昇したった瞬間、
モーラの両腕が救い上げるようにその足裏を打ち上げる
ジャンプの加速にさらに打ち上げの加速を加える、モーラならではの職人技だ

相手もBeeを打ち上げてきたけど 私は軽量型だ、こっちの方が速い!
ボールはもらった!!

ボールを掴んだ直後の相手のチャージを避ける為、インフレータをONにしてボディを膨らます
ちょっと大きめに膨らんだ身体は空気抵抗を受けて上昇速度にブレーキをかける
身体を捻って下を向き身を縮めると、背中を掠めるように相手が通り過ぎていった
大方パワータイプを打ち上げて開始ボール争奪に競り勝とうという作戦だったのだろう

下を見ると壁を蹴って飛んでくるキャルがいる、膨らみもせずに弾丸のように
一旦ブレーキを掛けてしまった私では、ここからさらに上昇する事は難しい
キャルにパスを送ると、デフレータを作動させ一旦床へと戻る

落下中に目をやると、観客の歓声が聞こえる
Bloom 同士の上昇対決だ、このシーンは毎回人気が高い

抵抗の大きい高密度ガスの薄れ始めてくる高度10m辺りから、両者が膨らむ
膨らむ!膨らむ! 腹囲150・・・200・・・250・・・300・・・
いつもながら惚れこんじゃうような膨らみっぷりだ

高度30m、両者のお腹の直径が身長近くになった辺りで上昇が止ま・・・
止まったのは相手チームのBloomだけだった
ミーアはまだ上昇を続けていた、そしてなおも膨らみ続ける

ミーアはどんどん上昇を続ける
観客が沸いた、
ミーアはなんと、ゴールのある高度40mまで到達したのだ
これはF-Ball史上初の出来事だ

103古株:2016/04/22(金) 00:35:41 ID:ILfaiYAI

ミーアは体内のインフレータを最大稼動し続けていた

【いいかいミーア、キミはチームの花形で看板プレイヤーだ】

「はい、誰よりも高く飛び、シュートを決めるのがアタシの役割です」

「今度の試合に向けて、君にはメーカーの最新技術で改良を受けてもらう」

下腹部は膨張を続け、臨月の妊婦さんを超え、バランスボールを超え、直径1mを超えていった

【新しいスキンと強化したインフレーターだ、まだ流通には回っていない試作品だ】

元から大きかった胸も膨張を続け、50cm風船クラスが張り付いているようだった
もう乳房の先端まで自分の手が届かない

「あの・・・どれくらい膨らめるようになるんですか?」

【カタログスペックでは1.5倍、理論上はゴール直を狙えるらしい】

「・・・らしいって?」

【まだ、実装されたことは無いのだよ、君が第1号なんだ】

巨大に膨れ続ける腹と乳房に押されるように、身体は反り返っていく
伸びる事の無い脊椎フレーム(背骨)が軋みを上げる

上目遣いに(腹を上に向けて反り返っている為)下の方を見ると
相手チームのBloomがはるか下方に見えた

「すげえっ!あのピンク髪のBloom、ゴールポストの高さまで上がったぞ」

「ボディサイズ制限のレギュレーション内で、あそこまで膨らめるとは」

「あの高さならStingも届かない、勝負付いたかも」

---------------------------------

ミーアは戸惑っていた。最大稼動し続けていた体内のインフレータが止まらない
もう十分に高度は稼いだ、もうこれ以上膨らむ必要は無い
なのにインフレーターは体内にガスを放出し続けている
新型のスキンが何処まで伸展できるのかは判らないけれど感覚的に感じた

・・・もう、限界と

腹が、胸が、みちみちと微かな音を立てる
このまま膨らみ続けたら、確実に破裂してしまう
いや、いつ破裂してしまうかわからない状態だった

アタシは何のために膨らんでいるの?
巨大なお腹を見せびらかす為・・・ちがう!アタシは飛ぶ為に膨らんでるんだ

「嫌・・・シュートも決める前に墜落したくない」

デフレーターを作動させようとしたが、インフレーター作動中はロックされているようだ
サイズが巨大になった為、見た目上の膨張の速度は遅くなっているものの
既に両手は乳房の側面までしか届かず
両足は膨れ上がった下腹部に押さえられ、膝下しか動かせなかった

このまま・・・破裂しちゃうの?

104古株:2016/04/22(金) 00:37:00 ID:ILfaiYAI
ミーアをゴール前に送り出すことは成功した
しかも今回は完全にゴールの高さをキープしている、快挙だ
従来、Bloomと言えどせいぜい高度30m前後、シュートが届く範囲内をキープするのがセオリーだった

「花は咲いたよっ、後は私達 働き蜂の仕事だよ!」

「まーかせてっ」

私達の作戦の第二段階目はこうだ
モーラが地上を、キャルが低高度を、私、ルーアが中高度を移動しながらパスを回し相手プレイヤーの目をひきつける
そしてその間にチーム2番目に浮上力のあるジェイを中継基地として上空へ送るのだ

作戦は見事に的中した
中高度を滑る用に飛行する私、低高度をスーパーボールのように跳ね回るキャル
たまに地面に降りてくるキャルを打ち上げ、時には空中でのパス回しにも参加する
オールラウンダーのモーラ

「機は熟した、責めるよっ!!」

「「OKっ!」」

今までまパス回しのコースが急に変化し、私は一気に高度を下げる
と同時にボールは上で待機しているジェイへ

地上に近づいた私は着地せずにそのままモーラに打ち返されて上昇する

そこへ同じくモーラに加速されたキャルが、私にチャージする
弾かれた私はさらに上昇して、ジェイのやや上の高度まで上がった

「ルーア!」

ジェイからのパスを受け、そのボールの勢いを利用して向きを変える

「ミーア、きめてっ!」

ポイントへつなげる、ミーアへのパス
ただ、今日のミーアは非常に不安定な気がする・・・そうか
手足の稼動範囲が狭くなってるんだ

仰向けに反り返り、両手を挙げたミーアの手の間に正確にボールを送り込む

ボールをキャッチしたミーアはその勢いで前へと回転し・・・
ゴールポストに直接上からシュートを押し込んだ!!

「「「おおおおおぉぉっっ!」」」

割れるような歓声が聞こえる

「F-Ball史上初のダンクシュートだ!!」

「オイ、今の映像撮ってあるか?!」

観客席から熱狂的な声が上がる

105古株:2016/04/22(金) 00:37:58 ID:ILfaiYAI
うぅ・・・どうしよう・・・止まらないよぉ

オナカもおっぱいもとっくにパンっパンの限界で
いつ破裂しちゃうか判らない状態なのに・・・

緊急連絡をしたいけど、試合中は無線通信できないし
このままじゃはち切れて大爆発しちゃうよぉ・・・

「ミーア、きめてっ!」

えっ・・・えっ?パス来るの?
今のアタシ、手足ほとんど動かないんだよ〜〜
ムリヤリ動かしたらパンクしちゃうんだよぉ

ほぼバンザイ状態のアタシの手の中にすっぽりと納まるボールの感覚
ルーアのパスは超一流だなぁ、なんて思ったらキャッチの勢いで全身が回転し始めた

仰向けの状態から前回転、景色が 天井が 巨大腹の地平線から昇って後ろへ流れていく
次に見えたのは・・・コールポスト!
必死の思いで両手で掴んだボールをポストのリングに押し込む

周り中から湧き上がる歓声

ふ・・・ふぇぇっ・・・
やっばアタシもアスリートなんだ
シュート決めるってサイコーに気持ちいい
頭の中が真っ白になっちゃうくらいにね

---------------------------------

先取点を取った後の流れは一方的だった
ミーアにパスが通れば確実にポイントが入る状態

ビィーーーッ! 

「ゲームセット! チーム『プロンティス』圧勝です!」

敵チームのStingが何度もミーアを狙ったものの、高さという絶対的な壁には阻まれて
うちの巨大風船姫さまにた誰一人触れられないまま試合が進んだ
途中、一八で放った中高度からのロングシュートが偶然に決まってしまったんで
パーフェクトゲームは逃しちゃったけど


「さて、面白い試合でしたね。解説の江縫定さん、いかがでした?」

「いやぁ、まさかF-Ballでダンクシュートが見られるとは思いもしませんでした。
 今までゴールポストの高さまで昇りつめた選手はいませんでしたからねぇ
 これまでの常識が覆されましたね」

「それでは、お時間もまいりましたワールドF-Ball中継
 実況はわたくし梛梨と」

「解説は江縫定でお送りいたしました」

106古株:2016/04/22(金) 00:38:50 ID:ILfaiYAI
試合が終わった、
来たパスをひたすら夢中でシュートしてた
ずっと体内のインフレーターは稼動しっぱなしだった
オナカもおっぱいもミシミシ言いっぱなしだったけど、試合終了までアタシは耐えたんだ

せめて止められないかな、体内メニューを開く

【インフレーター稼働中:体内ガスボンベ残量0】

・・・なるほど、ボンベのガス全部使っちゃってたのね
だからギリギリの所で膨らみが止まってたんだ・・・ちょっと安心

『ルーア:ミーア、降りといでよー』

あ、試合終わったからデータリンク無線通信が使用可能になったんだっけ

『ミーア:はーい、いま行・・・』

メニューからデフレータの起動をコマンドする

【ERROR:デフレーター作動不可】

な・・なにこれっ、コマンド「強制排出」っ!

【ERROR:デフレーター動作不能、内圧負荷によりバルブが作動しません】

え〜っ、もしかしてアタシずっとこのままなの?!
そりゃいつかはゴム風船同様に萎んで降りていくことは出来るかもしれないけど
そんなに待ってられないよー

『ミーア:ねぇ、デフレーターが故障して降りられないのよ、なんとかしてー』

『キャル:わかったよ、エンジニアさんに連絡つけてくるよっ』

『ジェイ:わたしが側についていてあげるよ』

ジェイはアタシより数mほど斜め下に浮かんでいた

試合終わった後、こうして浮かんでいるってのもなんか気持ちいいね
ライトが近くてちょっとまぶしいけど、身体も暖かいし
パンパンに膨らんだオナカがミシミシいうのもゾクゾクくるような気持ちよさが・・・

『ジェイ:ミーア、なんか少しずつ上昇してるよ』

「え〜〜っ! アタシのボンベはもう空っぽだから、これ以上膨らむことは無いはずなのに」

思わず通信ではなく声に出しちゃった

『ジェイ:ひょっとして、熱膨張じゃないかな』

う、うそっ・・・アタシ膨らんでるの?
もう限界まだ張り詰めていて、はち切れる寸前なのに・・・
とゆーか、いつ破裂してもおかしくないのに

巨大に膨らんだ胸の影になって直接は見えて無いけれど
ゆっくりと天井のライトが近づいてくる、これすっごく熱いヤツだ・・・

このままだとアタシのたどる運命は2つ

【熱膨張で膨らみ過ぎて破裂】
【天井まで上昇して、熱いライトに触れて破裂】

パーンって割れちゃう事自体は痛いけど怖くは無い、新人の頃にパンクした経験だってあるし
・・・でも、今いるのはF-Ballコートの天井付近

約50mから落っこちたら約時速112kmで地面に激突、
・・・多分コアも助からない

あぁ、天井が近づいてきたわ・・・オナカもおっぱいももう限界・・・
意識も薄れてきたよー
もうじきパーンって割れちゃって墜落しちゃうんだよね・・・
死んじゃうならせめて空の上がいい、飛ばない風船はただのゴム袋だ
なんだろアタシ、オナカから来る刺激で思考がヘンになってる?

「もうダメ・・・は・・・はちきれ・・・」

「ミーアぁぁっ!」

声のする方向に薄れ行く意識を向けると、十八番の2段打ち上げですっ飛んでくるルーアが見えた
・・・でも、この高さには届かない

「ルーア、わたしを足場に飛ぶんだ!」

勢いが切れて落下し始めたルーアの下に潜り込むようにジェイが移動する

「ジェイ、ありがとっ」

ジェイの大きく膨らんだ爆腹をトランポリンの様に使ってもう一度ルーアが飛ぶ

アタシの足首をルーアが掴んだ、
アタシという巨大な風船も2人分の浮力は無いからゆっくりと降下していく

「よっ、と」

ルーアが反動をつけてアタシの手を握る
爆腹のアタシはずっと仰向けでそっくり返った体勢なので、足首と手の位置は近い
距離が近くなって話しやすくなった

「ありがとうルーア、でも もし届かなくって落下しちゃったらどうする気?」

「ありえないよ、あの今にもはち切れそうな、何処かへ行ってしまいそうなミーアを見たら、どうしても捕まえたくなっちゃった」

「アタシたち、生まれたときからずっと一緒だったものね・・・」

「・・・ばか・・・」

唇が急にふさがれた・・・

「ねぇ知ってる?限界まで膨らむのって、すっごく気持ちいいんだよ
 ・・・今夜・・・ためしてみる?」

-Fin-

※他のチームメンバーは、フワフワ降りてくる間にコートから去りました(W

107古株:2016/04/22(金) 00:40:58 ID:ILfaiYAI
【蛇足】
F-Ballのコートは、長さ20m、幅15m、高さ50m(ゴール40m)
ボールは軽いガスが入っている為、持っても飛べなくなることは無い

サイズに規制(レギュレーション)があるのは、
選手が人間ではない為、手の長さ10mのような事もできてしまうから

なお気体常温1立方メートル辺り
ヘリウム 0.178kg
空気   1.29kg
ラドン  9.73kg

さすがにラドンはヤバそうなのでそれに近い比重のガスが合成されたという事にしといてください
これくらいの比重の気体の中でならボディの軽量化と爆腹サイズ程度の膨張で、ジャンプの補助位にはなると思います。

【追伸】
ブランク長すぎてSSと呼べないくらい文章メチャクチャ、読みにくくてすみません
風船といえば「膨らむ」と「浮かぶ」、浮かぶなら空高く昇るってコトでF-Ballというスポーツを思いつきました。
ちなみに、Bloom以外の選手は空中で止まれなくて、ゆっくり落ちてきてしまうよう設定にしようかって思ったのですけど、それだと高さの優劣が生かしきれないと思い、高さにより比重の違う空気(?)と コートの前後より高さの方が長いという特殊な舞台になりました。

今回、一番悩んだのは固有名のネーミング
キャラクターが量産できるタイプではないので、自分の既存キャラをもじってネーミングしてしまいました(¬▽¬;
(メイン側の)チーム名「プロンティス」はそこからの連想、もしこのチーム名のネタ(原典と由来)が判った人がいたらリクエスト絵を描いてもいいかなーって思ってます。
お目汚し失礼いたしました、本編をお楽しみください

108名無しさん:2016/04/23(土) 02:32:43 ID:/3UjAT4E
10時ぐらいになってようやく会議室の扉が開く。先に出てきたのはパールと馬鹿姉妹だ。

「マグロっちーおつー!」

「うちらーブクロでーショッピング行ってくるんでーよろしくー!」

「はいはい、夕方には帰ってこいよ」

アカメとアオメは膨らんでおらず、2人で楽しそうに会話しながら自室に戻っていた。

「はぁ…はぁ…り、リーダーお疲れさまでしゅ…す。あの、昨日はごめんなさ…ん!い…」

パールは逆にパンパンに膨らんでおり大きな胸と巨大なお腹を揺らしてよたよたと歩いてきた。

「…何があった」

「お、女の子同士も…い、良いものですね…知りませんでした」

…馬鹿姉妹に色々開発されたようだ。

「大丈夫か?破裂しそうだが…」

「あ!だ、大丈夫です!このまま…あふっ…へ、部屋に戻りますね」

そう言うとパールは気持ち小走りで自室に向かっていった。

「ふぁ…ああ…おいマグロぉ !仕事終わったんだろうな!?つーかなんでここにいんだよ!」

最後にオーナーが出てきた。ガウンはよれよれで寝癖もひどい。

「終わりました。ご報告がありまして、先程田中様が」

「田中?ああ?そうだ、バニー共を引き取って行ったか?」

「はい」

嘘はついてない。言い訳を考える必要もなかった。

「よしよし…ぼろ儲けだ…」

「儲け?」

「あ?何でもねぇよ!てめぇは俺の言うこと聞いてりゃいいんだ!」

この男の所業は田中氏から聞いた通りなのだろう。金と性欲だけで生きている男だ。横流しぐらいするだろう。

「相変わらずかわいげのねぇ鉄仮面だな、おい!」

「どうも」

「ちっ!あーそうだ。今日の夜はスペシャルマッチだ。お前が相手しろ。容赦はいらねぇからな」

「承知いたしました」

「てめぇは旧型のくせに運動スペックがいいから雇ってんだ、負けたら屑鉄以下だと覚えとけ!あー…あと俺の寝室にいつものピザ注文して持ってこい、金は…」

オーナーはごそごそとガウンのポケットを漁り、よれた一万円札を私の胸の谷間に押し込んだ。

「釣りはくれてやる!がはは!じゃ、頼んだわ!」

馬鹿笑いしながらオーナーはどこかに行った。

谷間からお札を抜き取り、天井のライトに掲げて眺める。

「…確か前回の値引きクーポンがあったな」

109名無しさん:2016/04/24(日) 23:17:37 ID:UU719REg
日が暮れてあたりが暗くなると、地下闘技場にぽつぽつと人やバルーン・アンドロイドが集まり始める。
従業員達はそれよりも少し前に出勤し、この時間でも対応できるようにしている。

「マグロっちー今日はがんばってねー」

「風船虐殺ショーかな?」

アカメとアオメが試合の準備をしていた私に声をかけてきた。なんだかんだ時間はしっかり守るのがこの姉妹の数少ない良いところだ。

「いつも通りやるだけさ…ん?その格好は…」

アカメとアオメはバニーガールの格好で体を膨らませていた。

「膨体フェチの男見つけて食べるんよー」

「貴重な人材がいっぱいくるからねぇ〜!ん?あれ?貴重じゃない?」

自分の言ったことに首を傾げるアオメ。言いたいことはわかる。

「バルーン・アンドロイド連れは食うなよ…ややこしくなるから」

「うぇーい!わかってるよー!」

「いこいこアカメ!あ!あの人ちょーいけてなーい?」

どたばたと目に入った男の方に走っていった。
何というか、あれだけ何も考えていない方が楽しいのかもしれない。

「り、リーダーお疲れさまです。今日はがんばってください」

「パールか…お前も?」

パールも同様に風船バニーガールになっていた。馬鹿姉妹よりも少し小柄なのでまん丸という感じでかわいらしさがある。

「ちちち違いますよ!今日は私達試合がないので…」

「知ってるよ。まぁ適度になら良いんじゃないか?」

「お、お客様がどーしてもって言ったらそのときは…あ、そうです。今日のスペシャルマッチって何をするんですか?」

パールは顔を赤らめてもじもじしていたかと思うと、何かを思い出したのかのように今日のイベントについて質問をしてきた。

「今日は各オーナー1体ずつエントリーさせるサバイバル形式だな。1試合8体なのはいつもどおりだが…まぁ1対7になるだろうな。あと今回はサドンデス制らしい」

「サドンデス?今までに無かったルールですね」

「全員針で割れるぐらいにまで膨らませて、槍を持って刺し合う感じだな」

「うわぁ…大丈夫ですか、それ」

一撃で終わるというルールにパールは驚いているようだ。

「私が負けると思うか?」

「はい、正直…」

パールは申し訳なさそうな顔で素直に答える。

「その考えがこの闘技場が儲かってる理由だ。参加者はプロ登録されてない素人だけ、といえば答えは変わるかな?」

「え…あー…なるほど、リーダー手加減しないんですよね?」

パールも理由がわかったようだ。自分で言うのもあれだが素人が私に勝てる要素はないのだ。

「油断もしない。全部で10試合、最後に立っているのはどの試合も私さ」

そう言って立ち上がり、パールの頭を撫でて待機場所へ向かう。

「応援してますねー!」

後ろのパールの声に対しては振り返らず、手を振って答えとした。

110名無しさん:2016/04/25(月) 00:12:21 ID:OhNIIWcg
夜も深まってくると、地下闘技場には人とバルーン・アンドロイドがあふれる。

「さぁ!お待たせしました!本日のメインイベント!スペシャルマッチの開始の時間だぁ!ルールは簡単!生き残れ!以上!最後まで立っていた奴には莫大な賞金が与えられるぞー!なおホストが勝つと賞金は次の試合に持ち越しだ!最初の試合ほど賞金は高いが持ち越せば後半試合の風船ちゃんたちもウハウハだな!さぁ第一試合開始!ホストのバルーンは当然この闘技場最強のバルーン・アンドロイド!鋼の風船…こと、マグロだぁああ!!」

だれだマグロで登録した奴、オーナーか?あとで寝顔にワンパンしてやる。
私の冷めた感想に反して、ブーイングやら声援やらで会場が沸く。

「さぁさぁチャレンジャーの7体も位置についたようだぞー?ではー試合開始!」

ジャーン!!

けたたましく銅鑼がならされ、試合が始まる。まずは様子見だな…姿を隠しておこう。
フィールドはいつもよりも拡張されて広くなっており、壁も設置されている。慎重に動けばそう簡単にエンカウントしない。



「わ、わかってるわね?まずはホストを破裂させてから…!あとのことは恨みっこなし!」

「流石に7対1なら誰か一撃いれれるよね…!」

チャレンジャー達は予想通り同盟を組んで行動している。考えなしに飛び込むのは危険だ。

「くそっ!隠れてないで出てきなさいよ!」

きょろきょろと敵を探すのに夢中になっている奴がいるな…
手に持った槍を構え…投げる!

ヒュッ

ぶすっ

「え?」

パァアアアアアアン!!!

「おっと!声を上げる暇もなくチャレンジャーが1体破裂ー!これは…マグロからの手厚い歓迎かー?!」

まず1体。

「ど、どこから?」

「あっ!でも槍を投げたから、あいつは今無防備なんじゃ!」

「チャンスよ!武器を捨てるなんて馬鹿なやつめ!」

チャレンジャーは一斉に走り出し、バラバラに行動を始めた。
1体だけ、留まり周囲を警戒している。

「だ、だめだよぉ!皆で行動しないと!」

「そうだな、君はいいセンスを持っている」

「ひっ、むぐうっ!?」

背後から襲いかかり、口を抑え槍をはたき落とす。

「破裂音は目立つから君は空気を抜いて行動不能だ…運がよかったな」

そう耳元でささやき、チャレンジャーのアソコに指を突っ込む。

「んぐっ!んっ!…んー!んんっ!」

シューと空気が抜けていく音。逆流弁を押し込むと空気が抜ける構造だ。バルーン・アンドロイドは完全に空気が抜けると動けなくなる。スレンダーな体型のときも最小限の空気が入っているだけでゼロではない。フレームはあるが、空気ありきの構造のため自立すらできなくなるのだ。あと本人達も気づいていないが空気を抜いてる最中は力が入らない。そのためこうしてやると無防備になる。

ゲルとフレームだけになり、完全にしぼみきったチャレンジャーを丁重に床に置く。

「あ、う…た、助け」

「行動不能になったら、発声禁止だ」

「うう…」

「おおっと!いま静かに2体目が行動不能!暗殺者かー!?」

実況によって2体目のダウンがフィールド全体に伝わる。チャレンジャー達は混乱していることだろう。

残り5体。

111管理者権限削除:管理者権限削除
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112名無しさん:2016/04/30(土) 02:37:50 ID:dQQ70vVA
「うそっ、もう3人やられたの!どうなってるのよ!」

ぷんすこ怒りながら槍を構え周囲を警戒するチャレンジャー。大きな胸とお腹、それに比例しむちむちに膨らんだ体ではどうしても死角が生まれる。

「そもそも相手は旧型なのに何で新しめの私達より性能いいの!?」

喚きながら槍を振り回す姿は端から見ると滑稽だが、彼女は大まじめなのだ、笑ってはいけない。

「あれ…いきどまり…」

「ここは北エリアの壁だな」

「あ、そうなの?…って」

振り向く前に後ろからチャレンジャーを突き飛ばす。
 
「ぴゃっ!ままま、ゆっ、有刺てっ」

ぶすっぶすぶすぶす!

チャレンジャーの胸や腹に壁一面に張り巡らされた有刺鉄線が襲いかかる。

「うぎゃあああ!」

パァァァァアアアアン!!

複数箇所にダメージを受けたため、チャレンジャーは派手に四散した。これであと4体。

「おおっとチャレンジャー!マグロ一体に半分やられてしまったぞ!単なる風船とバルーン・アンドロイドの戦いだったかぁ〜!?」

実況がチャレンジャーを煽る。いつものことだが。

「くそっ!くそう!何なのよ!どうなってんの!?」

「単独行動はまずい!」

「あと1体は?」

「知るか!すぐ破裂するだろ!」

3体は単独行動の危険さに気づき、一カ所に集まっていた。

「3人集まれば文殊の知恵ってやつかな?頭空っぽの風船でも同じことが言えるかはわからんが」

やや遠目から3体を挑発する。

「い、いた!」

「一斉に襲えば倒せるかも!」

「旧型のくせに!破裂させてる!」

3体まとめてこっちに向かってくる。仲良しだな。

バルーン・アンドロイドの死角の一つは足下だ。隠し持っていたロープを思いっきり引っ張る。

ピーンと伸びたロープが3体の足をすくう。

「ひゃっ」

「え?」

「あ、あ、ああああ!!!」

1体は転んだ先に何があるか気づいたようだ。

「ま、まきびしぃ!?」

ぶすっぶすっぶすっ

パァンパァンパァアアン!!

仲良く3体同時に破裂した。
あと1体だな。

「チャレンジャー!一気に破裂してしまったぁ!もうこれで1対1だぁ!徒党を組んでも何もできずぅ〜!」

実況がチャレンジャーを追いつめていく。そもそもこれは多対一ではなく個人競技のはずなのだが…

「はひっ…や、やめましょうよオーナー!私こんな相手に勝てるプログラムありません!」

無線でオーナーと話してるようだ。そのおかげで位置がまるわかり。

「う、うそっ、オーナー私にな、なに!あ!あう!か、からだが!」

様子がおかしい。オーナーが無茶苦茶な指示を出したのか?…楽にしてやるか。

「う、うぐうううう!」

残ったチャレンジャーが突然膨らみ始める。この試合形式ではインフレーターは不要のはずだが…

「あぐっ…う、うごけない」

一気に膨らんだせいでバランスを崩したのか、尻餅をついて身動きが取れなくなったようだ。パニックになって槍も落としてしまっている。チャレンジャーはパンパンに膨らんでおり巨大な腹に巨大な胸と圧巻である。

「仲間割れか?手間が省けた、すぐに…」

「だ、だめ!違うの!このガスは…」

違う?ガス?

「おおっと!チャレンジャー自爆かー!?自ら破裂しにい、ちょっ何だあんた!あだっ、な、や」

「ぎゃはは!おい!マグロよぉ!そいつを破裂させるなよ!会場が吹き飛ぶぜぇ!」

実況の声が変わった、誰だこいつ。それに会場が吹き飛ぶ?

「お、オーナー…!やだ!私、爆発したくない!」

爆発?何を…

「そいつの体に詰まってるのは爆発性のゲルと水素だ!どうなっかわかるか!こらぁ!」

会場が悲鳴に包まれる。
逃げまどう人やバルーン・アンドロイド。観客席の騒々しさとは違いフィールドは静まりかえっていた。

「…どういうことだ」

「お、オーナー…借金で…もう負けられなくて…だったら…だから…ぐすっ…負けたら皆殺しだって」

正気じゃない。

「おいこらてめぇ!マグロこら!自分で腹刺して自爆しろ!そうしたらそいつは大爆発しなくて済むぜ!簡単だろ!俺は金がほしい!お前は壊れずに済む!うぃんうぃんうぃん!!!」

狂ってる。しかし…言いたいことはわかった。
私は今、究極の2択を迫られている!

113名無しさん:2016/05/02(月) 00:56:20 ID:T8krVlNY
爆弾と化したバルーン・アンドロイドの破壊力は未知数だ。少なくともこのフィールドはただでは済まないだろう。

「おら!早くしろ!起爆スイッチを押すぞこら!」

スピーカーから犯人の馬鹿でかい怒鳴り声がする。興奮しすぎだ。

「やだぁ…やだよぉ…たすけてぇ」

とうの爆弾は泣き始めてしまった。オーナーとバルーン・アンドロイドに絆なんてない。所詮、私達は道具に過ぎないのだ。

「オーナー!オーナー!

聞こえているか!試合どころじゃない。そこのおっさんにファイトマネーを渡せ!こちらの安全を条件に!」

いるはずであろうオーナーに向かって叫ぶ。

「も、もしもしリーダー…」

返ってきたのはパールからの通信だ。

「どうしたパール」

「あの、オーナーが金庫のお金を持って…消えました」

はぁぁ…本気か…なんだよこれ。

「あー…でも、どうしよ、もういいかな」

パールは特にあわてた様子もなく、私に何かを伝えるか悩んでいる。

「神山オーナーはもういいからこの状況をどうにかする知恵を貸してくれ…」

「神山はじきに捕まります。今頃本隊に包囲されてるでしょう」

…パール?

「リーダー、私は警察の潜入捜査官です。」

こんな時に何を言ってるんだ、お前は。

「ここを爆破されて証拠物件が消えるのは避けたいです。もう少し粘って貰えますか?」

「粘るって…私が破裂するのをか?」

「そうです。もう少し時間をいただければ…位置につけるので…では、お願いします!」

「何ちんたらしてやがる!はやくしろこら!!」

パールの通信が切れると共に犯人が私の破裂を急かす。

粘ると言われても…
槍ではすぐに破裂してしまう。何か他に…

目に入ったのはディルド型の噴水。…自分でこれを入れる時がくるとは…

「わかった!破裂する!ここの噴水の水で破裂するから少し待て!」

自分で言葉にするとめちゃくちゃな会話だとわかる。

これ以上の刺激は危険だ。
すぐに噴水の上に立ち、ゆっくりと腰を下ろし穴に挿入する。

「ん…」

ごぼごぼとお腹の中に水が溜まっていく。何分持つだろうか…

114名無しさん:2016/05/02(月) 19:17:13 ID:???
シューッ…
地下闘技場には爆弾と化したアンドロイドに水素が注入される音が響いている。
お腹は地下闘技場の天井にまで達し、十分爆弾という見た目をもっている。
「こらマグロぉ!」
そんななか、犯人の興奮した声が再び私を名指しする。
「要望通り破裂するために噴水の水を入れているのだ。なんの文句がある。」
「あぁ!?俺は言ったよな、自分の腹を刺して自爆しろと!チンタラ水なんかで膨らみやがって。」
しまった。パールの時間稼ぎのことばかりを考えて、そこに気が付かれるとは思っていなかった。
「お前まさか・・・着火する前に水素の圧力で割ろうとか平和ボケしてねぇだろうなぁ?」
予想はしていたが、犯人が自らの犠牲もいとわないようならそれも狙えたんだが。
「無駄だぜぇ!そいつが割れた瞬間、爆発性ゲルに着火するようにセットしてあるからな。」
まぁ、それは予想済だったが。
「あと俺が逃げる時間稼ぎでなんとかする時間があるとか思うなよ?俺はもうどうなったって怖くねぇんだ、交渉決裂ならまとめてドカンさ!」
万事休す。私はこれまでの対戦で得た戦闘記録の中に対策になるものがないか検索をする。
「おい、聞いてんのかマグロ!言うこときかねぇとなぁ!!」
「キャァァァァァ!」
目の前にいるバルーン・アンドロイドが叫び声をあげる。
「オラオラ、チンタラやってると水素で爆発させっぞ!」
どうやら、体内に注入する水素の量を増やしたらしい。これはマズイ。
「いや、聞いてくれ。このボディの型は09式といって、もともと水で膨らますのを前提に設計された旧型なんだ。」
大嘘である。これで犯人がバルーン・アンドロイドに詳しい場合はジ・エンドだ。
「09式?聞いたことねぇな、んでも水で膨らもうと空気で破裂しようとかわんねぇだろ!」
「そうでもないんだ、これくらいの旧式となるとな。あと、これでもこの地下闘技場では無敗の華なんだ、これくらい選ばせてもらっても構わないだろう?」
「んなこと言って、結局は時間稼ぎなんだろうが!!」
「焦るな、このお腹とそっちのお腹、中身が違うとはいえどっちが破裂に近いか見てわかるだろう。」

115名無しさん:2016/05/02(月) 19:19:41 ID:???
検索して見つけた時間稼ぎ。それは噴水という立地を活かすことだった。
爆弾アンドロイドはおそらく犯人から見て若干の死角、それゆえに犯人は叫び声やこちらから聞こえる内容で判断をしているようだ。
一方、私は目立つ噴水にまたがって水を注入している。
膨らみ方が重量に伴うので水素と比べると上半身は膨らんでいる感じが無いが、その分下半身の張りがすごく見える。
実況のマイクを取ったということはレシーバーから離れられないだろうから、おのずと私の下半身が見えていることになる。
そうすれば実際、まだ余裕のあるお腹に対して破裂間近を”演出”することができる、というワケだ。
まぁ、それも時間の問題だけど・・・・・。
気づけばパニック同然だった爆弾アンドロイドが静かになっていた。
ということは増やした注入量は戻したということだろう。
しかし流入音が消えていないということは依然、状況の変わっていないことは確かだ。
「おっと、忘れていたぜぇ!」
「!?」
「こっちもスイッチオーン!!」
シューッ…
別の方向からもガスの流入音がする。犯人の考えることだ、なにかに水素を注入しているのだろう。
しかし、この地下闘技場に他に膨らませられるアンドロイドなんて・・・・
「う、うわわわわ、何、どういうこと!?」
声からするに2体目に空気を抜いてリタイアさせたアンドロイド。しかし、あちらはオーナーが違っていたハズ。
「おーマグロぉ!不思議だと思うだろぉ?違うオーナーのアンドロイドが突然膨らんでるんだからな!」
確かに。
「アイツな、オーナーの指示で俺とヤッてお金もらって来いって言われていたんだぜ?だから、ヤッてる時に最中仕掛けたってワケさ!!」
うっ・・・あとでここを打開したら手を洗おう。
「さーて、こんな狭い会場に爆弾2体!もうこれで限界爆破したら会場どころかこの街ごとドカンだぜぇ!」
とりあえず、時間はソコソコ稼げても、危機的状況は変わっていないようだ。

116名無しさん:2016/05/03(火) 03:00:22 ID:xBjn1DhY
「時間稼ぎありがとうございます。すぐに済ませますので」

パールからの通信だ。準備ができたのだろう…いやそもそも何の準備

ズドンッ!!

何かが破裂したような大きな音、しかしフィールドでは誰も破裂していない。

「ぎゃああああ!!俺の手が!手があああ!!あぎぃ!?」

……

犯人が悲鳴をあげたと思うと、突然静かになった。

「…あーあーマイクマイクてすてすー、ハローマグロっちーアカメちゃんだよー」

アカメ!?マイクからまさかの声が聞こえる。

「パールちゃーん。手首ふっとんでるんだけど。まぁ、最近の医療すごいからねー大丈夫っしょ」

吹き飛んだ…?まさかさっきの破裂音は…

「リーダー、犯人は沈黙しました」 

パールからの報告。なんと言うべきか、冷静すぎではなかろうか。

「死んでない…よな?」

「高圧エアライフルで手首だけ狙ったので、アカメさんが殺してなければ」

「へーきへーき、人間案外丈夫だし」

気づいたらアカメも内線に参戦している。

「それよりマグロっち、そのままだと破裂するよ?」

みしっみしっ…

ああ…自分の体を忘れてた。
立ち上がれないしこれは…

……ん?水が止まった?

「アオメちゃん、ファインプレー。水止めたよー褒めてね」

アオメが止めてくれたらしい。破裂せずに済んだ…。

「はぁー助かったよ皆、ありがとう。…それでこの爆弾たちはどうするんだ?」

巨大な風船爆弾の危険がまだ残っている。

「あー…それなんですけど」

ズドンッ!

再び破裂音

「いぎぃ、ば、爆発す」

バァァアアアン!!

先に膨らんだ爆弾が破裂した…だけで終わった。

「ここまで膨らませられる内蔵水素タンクなんて無いんですよ」

…確かに。いや爆発性のゲルは?着火装置がついていて…

「爆発性のゲルってのも大嘘、あるにはあるけど動きが鈍くなったり、重くて弛んだりするんよ。その子たちはフッツーのゲル詰まってるから安心してねー」

アオメから壮絶なネタバレ。
何だ…全部ブラフだったのか…

「え?え?爆発しないの?私、助かるの?」

残った爆弾がキョロキョロしながら自分の身が安全であることを理解していた。

「らしいぞ、良かったな」

「よ、よかったー」

ズドンっ!

「あえ?」

バァァァァァアン!!

パールの無慈悲な一撃で巨大爆弾もどきの風船は破裂した。

「はーい、マグロっちの勝ちー!本日のイベントしゅうりょー!解散!」

アカメの適当な実況で試合は終了した。

「とりあえず、皆に聞きたいことがある…各位このあと会議室に集まってくれ」

「了解しました」

「ういっすー」

「りょっ!」

意外にも皆、私の指示に従ってくれたようだ。パールは自分が捜査官と言っていたが、アカメとアオメも何か隠しているだろう…一度落ち着いて確認をしておきたい。

「…と、その前に誰かデフレーター持ってきてくれ、身動きできない」

久々に膨らんだ水風船腹を撫でながら救助を待つことにした。

117名無しさん:2016/05/04(水) 00:43:22 ID:V4gnX68k
会議室に4体のバルーン・アンドロイドが集まる。Bキラーズのメンバーは色々と隠し事が多いようだ…。

まず、パールが口を開いた。小柄な体に対して大柄なライフルを持っており、ライフルの銃底はチューブによってパールのヘソと繋がっている。

「私はこの施設の違法性を探るために潜入していました。本来は警察で狙撃手やってます」

「パールっちカッケー!」

「狙撃手とかまじすげー!」

アカメとアオメが素直に感心している。

「人間を撃ってもいいのか?」

「許可されてますから…。あ、もちろんアンドロイドにもです」

私の質問に笑顔で答えてくれた。要するにパールは何でもありの狙撃手だ。

「それで…アカメとアオメはこの事を知っていたのか?」

「さっき知ったのよねー」

「ねー」

「アオメさんは爆発物にお詳しいようですね。アカメさんは体術に覚えがありそうで…普段はそんな様子なかったのに。私の協力願いに抵抗なく聞き入れる時点で普通ではないと思っていましたが」

パールが私が考えていたことをそのまま聞いてくれた。

「あー…うん、この話やめよ?アカメちゃんねー。マグロっちもパールっちも気に入ってるんよ」

普段の口調と同じだがアカメの目つきは鋭くなり、パールを睨む。

「この世界にはもーっと深い闇があるんだよ」

アオメはにこにこしているが、その目は笑っているようには見えなかった。

「…神山は警察が確保しました。今回はそこから何かわかるでしょう」

「神山は好きにしなよ。私達の目的はここの監視だ。そもそも地下闘技場の汚職は神山の単独行動だしね」

睨みあうアカメとパール。敵対組織みたいな関係なんじゃないかこいつら…。

「あーあー、そうそうマグロっち!次の職場って決まってる?」

アオメが強引に話を変えた、しかし、次の職場?

「え?いや、次の職場と言われても」

「地下闘技場でこんだけ事件山盛りで大騒ぎなのに、オーナーも失踪でー…ねぇ?」

「チャンプ生活は無理じゃん?うちらもパールっちもBキラーズにいられんしー」

あぁ…そういうことか…確かにかこの生活を続けるのは無理そうだな。

「無職になるな私は」

「マグロっち、なんか嬉しそうじゃね?」

アカメが私の鉄仮面から何を感じたかはわからないが正解だ。

「あ、リーダー。それなのですが、私に良いコネクションがあるので任せて貰っても良いですか?」

パールからの提案だ。まぁ悪いことにはならないだろう。

「パールに任せよう。私には何もあてがないからな」

118名無しさん:2016/05/04(水) 01:17:36 ID:V4gnX68k
「またお会いしましたな」

数日後、パールの紹介で会うことになった人は田中氏だった。あまりに早い再会に恥ずかしさがこみ上げてくる。

「なんか、ここまで格好付かないと笑えますね」

私の顔は笑っていないがな。

「まぁまぁ、そんな日もありますよ!それで…どうします?何か希望の職種とこはありますかな?」

「希望…ですか…」

ファイター業は向いていたが…向いていなかったな。ほかに何かあるかと言われると…

「田中…さん。なぜバルーン・アンドロイドのリクルートの仕事をされているのですか?」

「バルーン・アンドロイド達の幸せのため、ですかね」

迷いのない真っ直ぐな答え。それだけで十分だった。

「…私は、田中さん、あなたのために働きたい。あなたの手足となり…迷いなく、自分のため、他のバルーン・アンドロイドために働きたい」

田中氏は私の返答に少し驚いたようだが、すぐに笑顔にもどった。

「良いでしょう。私と共に行きましょう。老い先短いジジイですがな」

田中氏は私に右手を差し出す。

「ありがとうございます」

私は田中氏と握手を交わし、新しい旅立ちのチケットを手にすることができた。

「おっと…お名前はなんとお呼びすればよろしいかな?」

「オーナーに任せます」

「ほほっ、あとで正式な手続きをしないといけませんな!」

「名前は、そう…アセビなんてどうです?」

「アセビ?」

「花の名前ですが、お気に召さないかな?」

「花…ふふ、いや良い名前です。アセビ、アセビか…」

マグロなんかより数倍も良い名前だ。

「ではアセビくん、改めて…よろしく」

「よろしくお願いします、オーナー」

再度、握手を交わす。
それは私が生まれ変わったことを意味する大事なものだった。

119名無しさん:2016/05/04(水) 01:23:14 ID:V4gnX68k
地下闘技場の話はここまでです。
田中さんとアセビの話はいずれ続きを書きたいと思います。次回はまたモモカと井上さんにスポットを当てていきたいです。エッチでフェチな感じに戻ると思います、この2人は平和なので。

120名無しさん:2016/05/07(土) 00:30:48 ID:eYhRkb9w
書いてる人その1です。
現在シナリオをいくつか考えてます。
順不同で筆が乗ったら書いていこうかと。
他にもアイディアがあれば募集中です。

BATRPG:色々あって井上さんの体がバッティング。モモカ、アオイ、フミコ、レナで井上さんの体を賭けて勝負をすることに。フミコの作ったバルーン・アンドロイド用のTRPGで勝ち残ったバルーン・アンドロイドが井上さんを自由にして良いことになった。GMになった井上さんとプレイヤーのバルーン・アンドロイド達の運命はいかに…。

井上妹とモモカ:井上さんが外出中のため留守番をするモモカ。そこに突然の訪問者、聞けば井上さんの妹とのこと。バルーン・アンドロイドと同棲する兄を馬鹿にしながら、モモカにも喧嘩を売る始末。しかし、どうにも妹の様子がおかしい…

プールトイ:ある日、田中さんからプールのチケットが何枚か送られてくる。なんでも人とバルーン・アンドロイドの両方が楽しめる施設とのこと。都合のついたカリンちゃんとレナ、井上さんとモモカの4人で行くことに。しかし、楽しめるという言葉の意味は性的な方も含まれており…

121名無しさん:2016/05/26(木) 01:50:38 ID:p3cloxlc
性行為目的のバルーン・アンドロイドがなぜ世間に浸透しているのか、不思議に思っている方もいるだろう。様々な要因が考えられるが、生活を便利にする道具として開発されたタイプの登場が大きく割合を占めている。今回はその一例をご紹介しよう。


ピンポーン

「はーい、どちらさま?」

こちらは一般的なご家庭、子供は大学に進学して一人暮らし、今は旦那様と奥様だけの一軒家。夫婦はひとまずの休息中といったところでしょうか。

「すみませーん、丸山様のご自宅でしょうか?アクエリアスプロジェクトのものです」

インターホンからは女性の声。浮気相手、では無さそうですね。

「あなたー?知ってます?」

「ほらウォーターサーバー買っただろ?その会社だよ」

奥様もあぁ、と思い出された模様、2人で玄関に向かいます。

旦那様が扉を開けると、そこには水色の風船…いえ、風船と言えばそうですが水色のボディのバルーン・アンドロイドではありませんか。バスケットボールぐらいの大きな胸に負けずにバランスボールサイズの大きなお腹が目立ちます。基本的にラバーのような光沢の服ですが、デリケートな部分は青色のプロテクターが守っています。

「あ、初めまして丸山様!わたくし、本日より丸山様のご自宅でウォーターサーバーをさせていただきます、シズクと申します!アクエリアスプロジェクトとのご契約、ありがとうございます!」

シズクと名乗ったバルーン・アンドロイドは深々とお辞儀をしました、夫婦もつられてお辞儀します。

「あらぁ…その…色々とご立派ね」

奥様はシズクのパンパン膨らんだあらゆる部位に対してそう仰ったようです。

目線に気づいたのか、シズクはちょっぴり恥ずかしそうに両手で胸を抑えました。

「えーっと、色々説明してくれるかな?初めてなのでね。まぁ中に入りなさい」

旦那様は冷静にシズクを中に迎え入れます。奥様のスレンダーな体型を見るに、そっちの趣味はないのですかね。

122名無しさん:2016/05/26(木) 01:51:23 ID:p3cloxlc


リビングに集まり、シズクが夫婦に自分を説明するようです。

「えっと、はい!冷たい水から熱湯まで…ご命令とあればいつでもご提供できます!メンテナンスは私自身でやりますので、お二人の手は煩わせません!お水の補給は定期的にアクエリアスプロジェクトからタンクが届きますので、受け取りだけお願いします。搬入等は私がやりますので、ご安心を!あ、充電が必要ですので私を常駐させるところにスタンドを設置してください!」


「ええっと…シズクさん?その…どこからお水がでるのかしら…まさか」

奥様が考えてるのはおっぱいとか、下の穴とかそういうところですかね?


「はい!右手が冷水、左手がお湯になってます!」

シズクは両手の手の平を広げて夫婦に見せます。


確かに手の平の中央には穴が空いており、右手は青の枠、左手には赤の枠がついています。

「冷たいのを」

旦那様がシズクにグラスを差し出します。
シズクはそれを左手で受け取り、右手から冷水を注ぎました。

「ど、どうぞ」

シズクもどことなく緊張しています。気に入られなかったらリコールされてしまいますからね。

奥様がグラスを受け取り、恐る恐る口を付け、そのまま飲み干しました。

「あら、おいしい」

「はい、確かな品質をお届けします!ご契約では日本の名水を選ばれていましたね」

旦那様がコクリと頷きます。

「おでぶちゃんが来たときはどうしようかと思ったけど…、あ、ごめんなさい。その、確かにウォーターサーバーね。これからよろしくね、シズクちゃん」

奥様はにっこりと笑顔でシズクを家族として迎え入れてくれたようです。

「はい!ふつつかものですが!よろしくお願いします!」

「あら、もうこんな時間!お買い物行ってくるわね、あなた」

「あぁ、気をつけて」

どたばと支度をして、奥様は買い物に向かわれました。

リビングはシズクと旦那様だけ
になりました。

「よ、よかったです…初配属でリコールされなくて」

シズクも緊張の糸が溶け、少しだけリラックスしているようです。

「充電するばしょだが…キッチンにそのまま…というのもあれだと思ってね。部屋を用意したよ。ついてきなさい」

旦那様はシズクを二階の部屋に連れて行きました。

「わぁ、ベットもある!いいんですか?個室なんて!」

「元は物置だった部屋なんだがね…」

「そうなんですか。あ、私、下からスタンド運んできま」

ドン!とシズクはベットに押し倒されました。

「ま、丸山様…?」


シズクは突然のことに驚きを隠せません。寡黙で優しそうな旦那様が豹変したかに思えたからです。

「すまない…家内には秘密にしてくれ」

旦那様がシズクの胸のプロテクターを外すとぷっくりとした乳首が現れました。

「ど、どうしてこれを…ひゃう!」

旦那様はシズクの胸にしゃぶりつき、そして吸いました。
シズクは抵抗しません。なすがままに旦那様に身を委ねています。

「ふぅ…いい水だ。行為をしながら補給できるのはこの年だとありがたい」

「あう…あの…私…その、性行為は…研修プログラムになくて…その」

「私が教えてあげるよ…ゆっくりとね」

そういいながら、旦那様はシズクのアソコの部分のプロテクターを外しました。当然パイパンです。

シズクの顔は真っ赤です。バルーン・アンドロイドですが、彼女はあくまでウォーターサーバー、エッチのことは何も知りません。

旦那様のビンビンな息子様が、そんな処女ちっくな、バルーン・アンドロイドの穴につきささ…


おっと、これ以上はまずいですね。とにかく、バルーン・アンドロイドが一般家庭に広まっているのがよくわかったと思います。あなたもいかがですか?一家に一台、バルーン・アンドロイドというのは…

123名無しさん:2016/05/26(木) 01:52:50 ID:p3cloxlc
本編の前に別のネタが思いついたので読み切りで一本書きました。今後も単発で書くことがあるかもしれません。

124名無しさん:2016/06/06(月) 02:04:13 ID:???
ところ変わって場所はとある都市の駅前。
かつてはレトロな雰囲気のビルが立ち並ぶ街ではあったのだが、それらのビル群の老朽化が進んでいることから
再開発が行われている地域である。
そんな再開発が行われる地域に立つ老朽化したビルのそば、作業服にヘルメットというおなじみの姿の作業員に
指示を受けるバルーンアンドロイドたちの姿があった。
彼女たちの姿は工事現場に似つかわしくない、まるでスクール水着のようなコスチュームで、バルーンボディと
いうそのボディはモモカたちが装着するバルーンボディと異なり、若干膨らみにかけた容姿である。
このバルーンアンドロイド、これまで出てきたモモカやアオイたちとはいくつか違う点がある。
ひとつはこの場所に20人近くいるバルーンアンドロイドがすべて同じ顔をしているということ。
もうひとつ、モモカやアオイたちは頭部の破損さえしなければ問題ない、逆に頭部を破損してしまうとこれまで
記録してきた人格・記憶などのデータを失ってしまう。しかし、ここにいるバルーンアンドロイドたちは普段は
モモカやアオイたちのように会話したり行動したりするが、事実上の『本体』は作業員が出入りする作業小屋に
置かれたパソコンであり、万が一バルーンアンドロイドのボディが頭部を含めてすべて失損してもネットリンク
を介してパソコンにデータが転送され彼女たちの各種データは保護される。
察しの良い読者ならば、彼女らがどういうバルーンアンドロイドなのか分かったであろう。

125名無しさん:2016/06/06(月) 02:05:29 ID:???
「では、今回はこれまでの東地区解体データベースを参考に配置についてください。」
「「「「「はい!」」」」」
「では、配置開始!」
そういう現場監督の声を聞いたバルーンアンドロイドたちは、それぞれこれまで解体したビルの情報を記録して
いるデータベースにアクセスし、必要なデータを収集しながら目の前のビルの中に入っていく。
あるバルーンアンドロイドは1階のトイレに入り、筋交い構造に近いふたをしたままの便座に腰掛ける。
あるバルーンアンドロイドは、別のバルーンアンドロイドの手を借りて、4階の外れたダクトから潜り込んで、
梁に近い場所まで移動する。
4階で手を貸したバルーンアンドロイドは、そのまま階段を6階まで上がり、ビル中心の太い柱の横に座る。
バルーンアンドロイドたちが入ったビルから少し離れた作業小屋では、先ほどバルーンアンドロイドのデータが
記録されていると説明したパソコンにビルの見取り図が表示され、移動中のバルーンアンドロイドたちが赤の点
で表示され、配置についた順から緑の点に変わっていった。

126名無しさん:2016/06/06(月) 02:07:58 ID:???
「あ、監督。配置号令お疲れさまです。」
「あの子たちは順調に配置についているか?」
「最上階の子と地下階の3人を除いては全員配置についています。」
「うむ・・・一番肝心の子が遅れているのか。まー失敗するよりは配置完了を待つか。」
そんな監督のつぶやきの直後、最上階の赤い点が緑色に変わる。
「了解です。B1-1、B1-2、B2、それから配置に問題があるのか?」
「B1-1、B1-2、雨水の影響で迂回したため配置遅れました。まもなく配置につきます。」
「B2、階段に破損を発見。データベースの照会で配置変更不要と判断。こちらもまもなく配置につきます。」
「B1-1、B1-2、B2報告ありがとう。君たちが配置次第、セッティングを行う。」
「「「「「了解!」」」」」
しばらくして地下階の赤い点も緑色に変わり、作業員がバルーンアンドロイド全員に声をかける。
「ではセッティングを開始する。配置のみんなはペインモードと安全装置を解除すること。」
「「「「「了解!」」」」」
この声と同時に緑色の点灯が徐々に緑色の点滅に変わり、やがてすべての点灯が点滅に変わった。
「では、セッティング開始。」

127名無しさん:2016/06/06(月) 02:12:53 ID:???
1階トイレ。真っ先に配置についたバルーンアンドロイドがお腹をなでながらセッティングを待つ。
『カチッ・・・シュー』
「んんっ!入ってきた♪」
彼女の胎内で機械音がした後、気体の放出音がし始めたかと思うと、彼女のお腹がゆっくりと膨らみ始める。
彼女たちの胎内には高圧ガスの詰められたボンベが内蔵されており、安全装置が解除された状態でこのように
本体パソコンからボンベを開放することができる。
「んあっ♪」
「あはぁっ!」
他階のバルーンアンドロイドのボディも同様に膨らみはじめ、4階のバルーンアンドロイドは排気ダクトの中で
膨らんでいるので、すぐにつかえて排気ダクトを押し広げて丸く膨らませ、それでも間に合わないため配管方向
へダクト内をみっちり膨らませながら胎内の圧力も高まっていく。
「ん・・・あはぁ!圧力気持ちいい〜ガスもっと注入してぇ!!」
作業用のパソコンのほうではすべての点滅が早くなり、セッティングが順調に始まっていることを確認すると、
パソコンの横にある「注入」コントローラーを「弱」から「強」に切り替える。
これで彼女たちの胎内にあるボンベが全開になった。

128名無しさん:2016/06/06(月) 02:13:35 ID:???
「あぁっ!」
「んあぁ♪」
彼女たちのお腹が妊婦サイズを超えて、姿勢が固定された子以外は後ろへのけぞるような格好となっている。
もうすぐで胎内のガスがすべて放出される頃である。
『シュー・・・・・』
ガスの放出が止まり、彼女たちのお腹の膨らみも止まる。
しかし、彼女たちは胎内のガス圧力に喘ぐのを止めず、どの子もアソコからローションを垂れ流している。
そうしているうちに・・・
『カラン!』
彼女の胎内にガスを放出したボンベがアソコから排出される。
これはこの後の安全性を考慮したものである。
彼女たちはただガスを入れられて喘いでいたわけではない。
ボンベの落下音はビルの外、作業小屋にも響き渡り、ここまで行ったバルーンアンドロイドの点滅は店頭に戻り
オレンジ色に変わっていた。
「よし、点火開始。」
「点火開始。」

129名無しさん:2016/06/06(月) 02:14:20 ID:???
監督から指示を受けた作業員が「注入」コントローラーの横にある「点火」コントローラーをONに切替える。
「あはぁ!イっちゃう♪」
「あっあっあっ・・・くるくるくる!キちゃう〜〜〜」
プスッ
ボカーーーーーン
ドカーーーーーン
バーーーーーン
彼女たちの胎内に注入されたガスは空気に触れると急激に反応する気体で、「点火」ONによって針で彼女たち
のお腹に穴が開けられて、破裂すると同時に一気に反応を起こし、次々と爆発したのである。
それによって・・・
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
バルーンアンドロイドたちが入っていったビルは重力のかかる柱を次々と破壊され、内側に包み込まれていった
かのごとくきれいに崩れていった。

130名無しさん:2016/06/06(月) 02:15:39 ID:???
「では、最上階の子から順番に確認する。」
最後に問題なく今回の爆破で蓄積されたデータと人格がパソコンに戻っていることを順番に作業員が確認する。
「B2もお疲れさまでした。地下の奥なのにずいぶん気持ちよく叫んでたね〜。」
「いえ、反応はいつもと一緒なのですが・・・その・・・」
「ん?なんかあったの?」
「いえ、いつもはセッティング開始からミュートモードになって私たちがその・・・イってる声は外に漏れない
 はずなんですが、今回はパソコン設定でミュートモードが入らなくなっていまして、あの様なはしたない嬌声
 をあげてしまって・・・・・。」
この言葉を聞いた作業員は大学で得たITスキルを発揮して設定ログを見て、何かに気づく。
「ははーん。そういうことか、監督ぅ?」
「いや、そのなんだ。どうせ作業に影響しないなら問題ないかなぁって・・・たはは・・・」
この後、作業員に説教される監督の傍で相変わらずバルーンアンドロイドのインターフェース画面が恥ずかしい
声を聞かれてモジモジしていたのであった。

131名無しさん:2016/06/09(木) 09:28:40 ID:KtMGxPqM
「さぁ今夜もやってまいりました!
BBショーの時間です!
今日も高額賞金を求めて大勢のバルーン・アンドロイドがエントリーしております!
果たして高額賞金を手にする者は現れるのか!?
それとも全員破裂かー!?
答えは最後までみればわかります!
では早速、始めていきましょう!
ファーストステェエエジ!
「スパイクアスレチック」!!!
もはや説明不要なこの番組の顔!ふるい!
風船ちゃんには一撃必殺なトゲトゲ満載のアスレチックだ!毎月コースが変化するぞ!スタッフの努力に感謝しよう!
破裂しないでゴールにたどり着ければクリアー!単純だね!足場を踏み外すと敷き詰められたスパイクが待っているぞ!もちろんそれ以外にもトラップはあります!かといって慎重に進みすぎてタイムアップになるとその場で限界破裂だ!スピーディかつ慎重に進めよう!
ではでは!チャレンジャーの登場だ!エントリーナンバー1!」

スタート位置から勢いよくドライアイスの煙が噴き出し、床から弱い力のカタパルトでバルーン・アンドロイドが射出された。

「ひゃあ!」

着地に失敗したバルーン・アンドロイドは尻餅をついてしまった。
ほとんど隠せていないピンクのビキニはパンパンに膨らんだ体に食い込んでいる。左胸には1と書かれた丸いプレートが付いている。髪型はポニーテールで、頭にサンバイザーをつけており、スポーティな雰囲気を出しているが、顔よりも大きい胸とその数倍の大きさはあるお腹がそれを打ち消している。

「最初の名誉あるチャレンジャーはバーディーちゃん!起動から3年目!今日は大好きなオーナーのためにがんばります!とのことだ!バーディーちゃん、意気込みをどうぞ!」

「が、がんばります!」

「それでは位置について〜、よーい…スタート!!」

息つく間もなくスタートのブザーがなる。
バーディーは戸惑いながらもスタートを切った。
ゆっさゆっさばるんばるんと胸やお腹を揺らしながら最初のアスレチックに到着した。

バーディーの前には巨大な大穴が現れる。所々に小さな足場があり、それらを使えば対岸を渡れそうである。

「さぁ、初めの難所はジャンプストーン!飛び石だね!そこそこ離れた石と石をジャンプで繋いでゴールを目指せ!落ちたら針地獄が待っているぞ!」

飛び石の配置を観察すると、少し遠回りだが石の間隔が短いルートと近道だが石の間隔が離れているルートがある。バーディーは少し悩んだが、どちらのルートで行くか決めたようだ。
バーディは助走のため、後ろに下がり、勢いをつけて駆ける。

「おっと!バーディーちゃんは少ない飛び石を選んだようだぞ!」

崖のギリギリのところでバーディーは遠めに設置された飛び石を目指して跳んだ。

「たあああ!」

バーディーの右足が飛び石を捉え着地する
しかし、

「あ!ちょっ!あわわっ!」

バーディーはバランスを崩し、次の飛び石に跳べず、片足で止まってしまった。
こうなるともはや時間の問題である。

「いやっ!あ?あ!だめ、だめぇ!!」

巨大な胸とお腹を制御できず、前のめりの状態でバーディーは奈落に吸い込まれていく。

「バーディーちゃん落ちたぁ!!ショートカット失敗!!」

「キャアアアアア!!」

バーディーから悲鳴があがる。無慈悲にも底で待ち受けていた針地獄がお腹と胸を貫く。

ブスッブスッブスッ

パァァァァァアアアン!!!

バーディーの体は破裂し、スキンとゲルが飛び散る。

「バーディーちゃん、バースト!しかしご安心を頭部はネットで保護されていますので安全です。バルーン・アンドロイドの皆様は気兼ねなく破裂してください!」

よく見ると針地獄の上にはネットがあり、バーディーの頭部は針の脅威に晒されることなく、転がっている。ネットの上には頭部の他に、持ち主を失ったビキニやシューズ、サンバイザー、千切れた腕や足、大きく千切れたスキン、萎んだ胸などいくつかのパーツが引っかかっていた。

「破裂した残骸は番組終了までそのままです!頭部パーツはリタイア席で晒し首です。さぁ、今日は何個の首が並ぶのかな?」

スタッフによってバーディーの頭はどこかに運ばれていった。

「ではでは!次のチャレンジャー!どうぞ!」

132名無しさん:2016/06/10(金) 01:08:32 ID:MNgwQfdc
暗がりの部屋の中でテレビだけが光源になっており、無意識に内容が目に入る。

「あ、あのあの…私、下手ですか?」

ベットの上で仰向けになっている僕の上にはファッティタイプのバルーン・アンドロイドのフミコがまたがっている。
前に暴走して襲われた時とは違い、普段のフミコのエッチはゆっくりねっとりと長い時間をかけて行なうタイプらしい。破裂が苦手なため瞬間的な快楽よりこちらが良いとのこと。

「いや…なんか落ち着いちゃってね…モモカはほら、激しいから」

フミコのテクニックは長い時間をかけること前提のため、爆発力より継続力のほうが強い。僕の下半身が快楽で徐々に気持ちよくなっているので下手ということはないだろう。

「は、破裂は本当にやめてくださいね…、そのフリとかじゃないです…んんっ」

少し怯えたフミコのお腹を優しく揉む。
直径1メートルぐらいはあるお腹はまだ柔らかく、ファッティタイプの余裕を感じる。本当はまだ大きくできるのだろうが、僕が息できなくなるので抑えてくれている。胸もかなり大きくなっているが、重力に逆らわず、柔らかさを保っている。

「あっ、ん…きもちいい…い、イッちゃう」

「僕もだ…よし」

フミコの腰の動きが少し速くなり、それに合わせて僕もお腹を撫でる速度を速くする。

「あ、あ、あ!んん!ん…ふぅ…ふひ…」

息子が何かの液体で覆われたのを感じる。フミコがイッてローションを出したのだろう。その温度変化をトリガーに僕もフミコの中に熱いものを出した。

「ん…あったかい…」

フミコは優しく自分のお腹を撫でる。
なんというか普段はギーグやオタク色の強いフミコだがこの時ばかりは女性の色気が強い。もともと美人顔ではあるし、ゆったりしたセックスが好きな人には堪らないタイプだろう。
モモカの客を奪ったという話は何かの間違いだと思っていたが、この一面を見ると嘘ではなかったのかもしれない。

133名無しさん:2016/06/12(日) 01:57:23 ID:Viq7QFbU
バルーンポップに来たのはフミコの様子を見に来ただけだったのだが、フミコが結構溜まっていたらしく、襲われる前に発散させる流れになった。

「す、すみません。こんなこと…お願いしちゃって…」

フミコは僕の体からおりて、申し訳なさそうにこちらの様子を伺っている。

「気にしなくていいよ、なんというか…モモカ公認だしね、バルーン・アンドロイドの性欲処理」

フミコはモモカから正式な許可はでていなかったような気がしたが、まぁ、良いだろう。

「あ、ありがとうございます…ホームページから、こんなことまで…お世話になりっぱなしで…井上さんには頭が上がらないです…」

「僕はちょっと力ぞえしただけさ。
商品の質が良いから上手くいってるんだよ」

「え、ふひひ…て、照れちゃいます…」

頬を両手で抑え、もじもじしている。
あまり褒められたことがないのだろうか。

「そうだ、店長さん。何か新しい商品はない?折角だから何か買ってこうかと」

「し、新商品で、ですか?あ、あるます!あります!ちょっと趣を変えたモノを作ってたんですよ!」

急に滑舌が良くなった。フミコは好きなものについて話すときだけ元気になるのでわかりやすい。

「バルーン・アンドロイド用ティーアールピージー!略してBATRPG!その第一弾!バーストダンジョン!です!」

「TRPGとは…凝ったものを」

「バーストダンジョンはプレイヤーが風船人間、バルーンレイスとしてダンジョン最深部のお宝を求めて冒険するファンタジーです!ダンジョンはトラップだらけで、か弱いバルーンレイスは簡単に破裂しちゃうんですけど、バルーンレイスは3つのソウルがあって2回までは復活できるんです!なので、3回目はバルーン・アンドロイド本人が破裂してゲームオーバーです!プレイヤーは様々な職業を選べます。ステータスはダイスで決めますので、職選びが勝利の鍵です!単独勝利が目的ですが協力も可能、裏切りもオッケー!」

目を輝かせながら一気に説明される。

「に、人間は何をすれば良いの?」

「ゲームマスターとしてバルーン・アンドロイドをあのてこの手で妨害してください!事前にマップを作ってトラップの配置とかを決めておくんです。あ、大変だと思ったでしょ?じつはじつは、私もパソコンの勉強をして作りました!自動マップ生成ツール!ゲームマスターはマップを予習してプレイヤーを導くだけ!まぁ、そこが大変なんですけどね…」

「は、はぁ…すごいのは何となく分かったよ」

「…あ、ふひひ…すみません…つい熱がはいっちゃって…」

フミコの良いところでもあり、悪いところでもあるのだろう。僕は彼女の個性として受け入れているが。

「じゃぁ、それ買っていこうかな」

「はい!ありが…あ、えっと、そうだった…すみません、まだ最終調整中で…今はまだ、お出しできなかった、です…」

「あ、そうなの」

「で、でも!でもでも!次の日曜日には!遊べる形になると思います!完成したら井上さんに直接お届けしますから!そ、それと!テストプレイということで、お代は結構です!」

フミコが僕にぐいっと詰め寄る。きっと僕に何かしらのお礼をしたいのだろう、お代を払うと言っても、グダグダになってしまいそうだ。

「うん、わかった。次の日曜日だね。アオイちゃんとかも誘っておくよ」

「はい!ありがとうございます!」

にっこりと満足げに笑うフミコ。なんだかんだで悪い子ではないのが分かってきた。モモカを怒らせた過去は何かの事故だったのだろうか、それとも、まだ隠している一面があるのだろうか…

「あー…モモカいるけど、大丈夫?」

「あ…う、うう、だ、大丈夫です…その、説明したら、帰りますんで…破裂させられる前に…」

まだモモカのことは苦手のようだ。
そのうち解決しないといけないな…

134名無しさん:2016/06/16(木) 00:37:07 ID:nw6rei/2
長編中に他のストーリーや短編などを投稿しやすいように、長編にはタイトルとナンバリングをつけたほうが良いですかね?

135名無しさん:2016/06/29(水) 00:01:47 ID:zrcdsTsU
バルーンポップをあとにし、家に着いたのは22時頃になっていた。モモカには遅くなることと夕飯はいらないことを伝えてあるが、何時になるかまでは伝えていなかった。日付は変わっていないし、スリープモードにはなっていないだろうけど。
そんなことを考えながらドアを開けようとすると、しっかりと鍵が掛かっていた。
僕は鍵を取り出して無意識に扉を開ける。チャイムを鳴らせばよかったことに気づいたが、一人暮らしが長ったせいか、まだその発想に慣れていない。

「ただいまー」

と、主人の帰宅を知らせるも返事はない。

「あ…すごい…いっぱい入ってる…」

代わりに耽美な声がリビングから聞こえる。浮気か?
そんなことは無いと思いつつもモモカを喘がせている奴の正体を確かめるため、ひっそりとリビングに近づいていく。

「あん!あん!もっと!もっと!足踏み式エアポンプくん!風船みたいに!もっと膨らませて!」

目に入ったのはバランスボール用の黄色いジャバラの空気入れにまたがり、自分の体重で空気を入れているモモカの姿だった。どうやら浮気相手は足踏み式の空気入れのようだ。

モモカの体はパンパンに膨らんでおり、胸は頭よりやや大きく、お腹は直径1.5mぐらいだろうか。よくもまぁ、このポンプでここまで膨らませたものだ。

「アンドロイドが浮気とはいいご身分だなぁ?」

僕の中でモモカをどうするかの方向性が決まったので、そういうことにしておく。

「ひう!え、あ…おかえりなさ…い?」

オナニーに夢中だったモモカがようやく僕の帰宅に気づいた。

「僕よりもそいつがいいんだな…」

「え?あ、あの井上さん違うの、その、これはね?」

モモカはオナニーを見られて顔が真っ赤だが、僕の態度にかなり焦っているように感じる。
おもむろに道具をしまっているクローゼットを開け、手押しポンプを取り出す。

「こんなところにも男を隠してやがったな、このビッチ風船め!」

モモカがきょとんとした目でポンプを見つめる。

「あ…えっと」

僕の意図に気づいたようだ。

「違うの!井上さん!手押しポンプくんは私を慰めてくれただけなの!」

「おいおい、まだ男がいるのか、とんでもねぇビッチだな」

モモカの反論を無視して、クローゼットからエアコンプレッサー、ボンベをモモカの前に並べる。

「おい、お前ら、この風船に皆騙されてたみたいだな。こいつは…許せないよなぁ?このビッチにはお仕置きが必要だと思わないか?」

「ひっ、ちょ、皆、誤解よ!わ、私は、その!全員愛してるの!」

「皆、お前を許さないってよ」

「えええええ!?」

モモカの反応を確認してから、クローゼットからあるものを取り出す。

「全員愛してるって言ったな?じゃぁ、証明してもらおうか」

モモカの顔に取り出したものを突きつける。

「複数のチューブを繋げて一箇所から出るようにするやつ…え、ちょちょちょ!まって!」

「全員分の愛を受け止めてもらうからな」

なんというか擬似的な集団レイプの完成である。

136名無しさん:2017/03/27(月) 23:19:41 ID:3auxO.0.
アタッチメントに電動ポンプ、足踏みポンプ、手押しポンプ、ヘリウムボンベを接続し、出力用のチューブをセットする。

それなりに膨らんで身動きの取れないモモカはその光景を見守るしかないようだ。

「さて…と、それっ」

「はうっ!んんっ!」

モモカを仰向けにし、チューブをあそこに差し込む。
仰向けになっても胸やお腹は重力に負けず、立派な風船として佇んでいた。

まずは出力を最小にした電動ポンプのスイッチを入れる。ブブブとそれなりに大きな音を出しながらモモカに空気が送り込まれる。

「ん…んん…!あ、あ、んん!」

少しずつ膨らむ体に感じるモモカを見ながらヘリウムボンベの栓をゆっくりと回す。

「ヘリウムさんのも入ってくるぅ…ん!」

この2つのセッティングが終わったタイミングでモモカのヘソにちょっと前にバルーンポップで買った道具を差し込む。

137名無しさん:2017/03/27(月) 23:21:59 ID:3auxO.0.
「ふわぁ!?へ、ヘソに何かいれました?」

「リミットアラーム、破裂する前に警告してくれるんだって」

説明をしながら、足踏みポンプでさらに空気を送り込む。

「はぁ!んん!色んな空気が体に入ってくる!すごい!んっ!ああん!」

モモカのお腹はすでに僕のお腹の高さまで膨れ上がっており、胸も相応に大きくなっている。頭の2倍はあるだろうか。

「んぐっ、んぷっ!」

大きく膨らんだ胸とお腹でモモカの顔が埋もれ、アンドロイドでなければ窒息しそうな状態になってしまった。
すでにパンパンに張り詰めており、些細なことで破裂しそうになっているモモカをゆっくりと立ち上がらせる。

「ん…んしょ、はぁ…はぁ。すごい…体パンパン…」

前のめりになり体をお腹で支えた姿勢でモモカは優しく自分のお腹を撫で始めた。


「ふふ…まだまだ入るわ。みんなの愛を受け止めてあげる」

みちっ、みしみしっ

体は正直で、余裕のない軋む音が頻繁に聞こえる。
腕や足もいつもの倍の太さに膨らみ、関節を曲げるのも苦しそうである。

「まだ膨らむのかこの淫乱風船は」

「愛に限界は無いのね!」

ビー!ビー!ビー!

と警告音。どうやら破裂寸前まで来てしまったようである。急いで電動ポンプとボンベを止め、破裂するのを防ぐ。落ち着いたところで、モモカのヘソの装置を
抜く。

138名無しさん:2017/03/27(月) 23:22:41 ID:3auxO.0.
「はぁはぁ…!あ、んん!すごい!敏感に感じちゃう!でも!もう、風船として命を全うしちゃうのね!」

モモカを無視して、アソコに刺さったチューブを抜き取る。

「ああぁはぁん!んぅ!な、何するの?」

ギンギンに勃起してしまった自分のペニスをモモカのアソコに一気に挿し込む。

「んぎっ!あ!そうね!井上さんも!愛してあげなきゃ!」

ぐちゅ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!と愛液でいやらしい音がストロークするたびに部屋に響く。
同時にみしっ!みしっ!みしっ!とモモカの体が悲鳴をあげる。

「いくっ!いくっ!破裂しちゃう!あ!あ!あ!」

「いくっ…!」

モモカの中に精子が流れ込む。

「……はぁはぁ」

「はぁはぁ…熱い…の中に感じるぅ」

さすがに自分の精子だけでモモカは破裂しなかった。

「破裂しなかったかぁ」

「んふ、ふう…みんなの愛、受け止めたよ…。ねぇねぇ、これはご褒美もらえるんじゃ無い?」

浮気を棚に上げてご褒美を要求する立場を理解していない風船がいる。

「おっと何か忘れてないか?」

「え?」

「手押しポンプくんがお怒りだ」

「あ」

足元に転がった手押しポンプのチューブを愛液で濡れ濡れのモモカのアソコに突き刺す。

「あひっ!あ!まって、て、手押しポンプくん!」

しゅこしゅこしゅこ!

みしっ!みちみち!びちっ!

「許して手押しポンプくん!あ!あ!だめ!手押しポンプさん!止めて!」

わずかな量だか確実にモモカの体は破裂に向かっている。

しゅこしゅこしゅこ!

ばつっ!ばつっ!みちっ!

「あ!あ!だめ!手押しポンプ様!手押しポンプ様ぁ!お許しを」

しゅこっ!

バァァァァアアアン!!

モモカの体がついに耐えきれず爆散した。
限界破裂のためかスキンもゲルも激しく飛び散った。
手首と手足の形は残っていたが、それ以外は原型を残さず散り散りである。

「手押しポンプくんの勝ち、だな」

139名無しさん:2017/04/14(金) 22:34:05 ID:HDy34LMw
バルーンハンティング(短編)

バルーンハンティングとはその名の通り、バルーン・アンドロイドを狩る競技である。
閉鎖された広いエリア内でバルーン達は破裂させられないように制限時間まで逃げ回る。
ハンターは人間の男性。ただし武器の類、バルーンを直接破裂させるような行為は禁じられている。ではどのようにして彼女達を破裂させるのか?

「はぁ、はぁ、あ!うそっ!行き止まり!?」

このバルーンは入り組んだ地形に逃げ込んだは良いが、行き止まりに当たってしまい、追い詰められたようだ。

「追い詰めたぞ、風船ちゃん…さぁいい事をしようね」

男性は全裸に手袋と膝当て、そしてウエストポーチのみの格好。変質者そのものだ。股間のものは大きく勃起し、我慢汁が少し出ている。

男性はバルーンを押し倒すと一気に挿入した。
前戯をしてる暇はない。

「あぐぅ!や、やめ!」

バルーンの悲鳴を無視し、男性はがむしゃらに出し入れを繰り返す。

ぐちゅぐちゅ!みしっ、ぎゅっ!ぎゅっ!

「あ!あ!イクぅ!イク!あ、あぁぁあん!破裂する!破裂しちゃううう!!!」

バルーンがビクンビクンと軽く痙攣する。どうやらイッてしまったようだ。

「う!あ!か、体が!中から、ふ、膨らむ!」

バルーンは男性と繋がったまま、むくむくと急激に膨らみ始める。急速な膨張に、バルーンのスキンはミシミシと嫌な音を発している。

「や、いや!は、破裂」

バァァアアアアアン!!!!

ぼとっ、びちゃ、びちゃっ

バルーンは耐えきれずに破裂してしまった。
周囲はバルーンだったものが飛び散り、男性の体にはゴムやらゲルやらがこびりついている。

この競技に参加するバルーン・アンドロイドは特殊な装置を体内に取り付けており、イクと限界破裂するようになっている。これがバルーンを破裂させる手段の1つである。

「ふぅ…すぐイク風船でよかった…さてポイントはと…」

男性がバルーンの残骸からキラキラと光る玉を手に取る。

「たったの10ポイントかよ!次だ次!」

男性はポイントを確認すると玉をポーチにしまい、次の風船を探しにその場を後にした。

破裂したバルーンは時間切れまで放置。
風船ですらないゴミには当然の待遇である。

140名無しさん:2017/04/14(金) 22:35:47 ID:HDy34LMw
シュチュだけ凝縮した短編

141名無しさん:2017/04/14(金) 22:37:11 ID:HDy34LMw
シュチュだけ凝縮した短編のほうが良いですかね

142名無しさん:2017/04/15(土) 16:15:00 ID:???
今までの全部好きなのでこのままで居てくれると嬉しいですが、ちょっと思いついたの書きたいなって時は短いの書かれるとかいかがですかね?

143名無しさん:2017/04/15(土) 18:56:10 ID:OYw7U9Wg
>>142
今後も長編は続けていきますが、性欲に負けたら短編で発散したいと思います

144名無しさん:2017/04/16(日) 09:24:21 ID:???
>>143
頑張ってください。とてもとても楽しみにしています。

145名無しさん:2017/04/17(月) 22:23:20 ID:BxBUsvtE
バルーンハンティング(短編2)

「あん!あん!あっ!あっ!あぁぁ!んん!」

ゲームも終盤である。
なんとか逃げ延びたこのバルーンも立ちバックを決められ、ここで終わってしまうだろう。
両腕を背中に押し付けられ、お腹と足だけで体を支えている。突かれるたびに張り詰めた胸がブルンブルンと揺れる。

「うっ、くそっ!おら!早くいけ!」

男性も限界のようだ。バルーンハンティングは男性有利のルールだがもちろん男性側にも敗北条件はある。

「いや!いや!あ!だめ!で、でも!あなたも限界なんでしょ!だったら…!」

バルーンは何を思ったか自ら腰を動かし始める。緩急をつけられペースを乱された男性のペニスは快楽に踊らされる。

「ぐっ!あ、やべっ!あああ!」

男性がぶるっと震え、動きが止まる。
それと同時に男性の手袋からブザー音が鳴り響く。
射精して達したことを感知する機能が手袋にはあるのだ。

「ふ、ふふ、私の勝ち、ルールはわかってるわよね?」

「くそー、イッたらバルーンへの干渉は禁止だろ!」

男性は動きを止め、腕を頭の後ろに組んだ。
それと同時に2人の背後にスーツを着込んだ男女2人がどこらともなく現れた。
女性は体の膨らみ方からバルーン・アンドロイドのようだ。

「ハンター番号3番、失格です。お疲れ様でした」

「控え室に案内しますので、ついて来てください」

「はいはい」

男性はスーツの二人組の指示に従い、バルーンに挿入されていたペニスをゆっくりと…

「ひぅ!あ、まっ、ぬ、ぬかない…」

抜いた。

「んんんん!」

抜けた拍子にバルーンはイッてしまったようだ。

「おっと」

「あらら、逃げますよ」

男性とスーツ達はそそくさとその場から立ち去った。

「あ!あ!う、うそ!かっ、勝ったのにぃいい!?」

バルーンに容赦なく空気が注入される。
大きく膨らんだお腹に押し上げられ、ばたつかせる足が地面につくことはなかった。

「は、破裂!破裂しちゃう!こ、こんなの!」

みしっ!びっ

「いやぁああああ!!」

パァァァァァアン!!!

四肢がバラバラと空中を舞い、同時にゲルとスキンが周囲に飛び散った。

「ポイントBの6でバルーンが自爆しました。ポイントは早い者勝ちです、ハンターの方はどうぞ」

スーツのバルーン・アンドロイドがピンマイクでアナウンスを流す。

「お仲間が破裂したのに冷静だねぇ」

「仲間?安物と一緒にしないでもらえます?」

「冷たいねぇ…」

スーツの男女に連れられ、ハンターの男性は闇の中に消えて行った。

146名無しさん:2017/04/17(月) 22:50:31 ID:BxBUsvtE
こんな目にあっているバルーン・アンドロイドが見たい!とかがあれば是非ご意見をください

147管理者権限削除:管理者権限削除
管理者権限削除

148名無しさん:2017/04/18(火) 21:48:02 ID:???
>>146
モモカちゃんに一山いくらの激安古着を着せて着衣破壊膨張プレイとかいかがですかね?

149名無しさん:2017/04/19(水) 01:41:52 ID:XZ1xN12c
「TRPG?フミコの?ふーん」

自分の残骸を片付けるモモカにフミコの話をしてみたが、反応はいまいちだった。

「バルーン・アンドロイド用らしいから、知り合いのバルーン・アンドロイドを呼ぼうと思ってるけど、良いかい?」

「まぁ構いませんけど、フミコも別に来て良いし。わたし、子供じゃないし!」

そういう事言うと子供っぽいんだよなぁ。

「あ、そうそう。バルーン・アンドロイド用で思い出した。下着とか服を買ってきたんだよ」

部屋の隅に置いておいた買い物袋はゲルで少し汚れていたが中身は無事だった。モモカに大きめの下着を何着か見せる。

「わー!どうしたのこれ!」

「この前行ったバルーン・アンドロイド用の服を売ってるお店で安売りしててね。あと、服もセール品をいくつか…セール品だからデザインイマイチなのしかないけどね」

「こんなに買ってきたの!?ありがとう!デザインは…えっと、あー部屋着にするね!」

素直な感想で助かる。だが、部屋着のために買ってきたわけではないのだ。

「着衣プレイ用だよ。破れたり壊れても良いように安いやつにしたんだ。いつもプレイする時は全裸だしな、モモカ」

「あ、なるほどぉ…」

モモカも理解してくれたようだ。
衣服と同時に体が弾け飛ぶのも良いものだ。

「うふ、お部屋の片付け、まだ良いよね?井上さんのおちんちん、やり足りないって顔してる」

着衣プレイを想像して興奮したのか、先程から全裸のモモカが体を揺らしながら動いていたのを見て興奮したのかわからないが、股間の僕はまだまだ元気そうだ。

「二回戦目、しよ?」

残骸の腕を持ちながらモモカが笑顔で提案する。
当然僕はその提案を飲んだ。

150名無しさん:2017/04/20(木) 21:20:12 ID:rO2Xvtns
「これより、クライアントからの依頼である衣服の耐久試験を行う。サンプルM、準備はいいかね」

「はい!着衣完了です!」

モモカことサンプルMは下着を着用し、上は赤い長袖のぴっちり縦セタ、下は黒の膝上レギンスだ。室内だが赤のヒールを履いている。
胸は頭と同じぐらい、お腹はバランスボール程度か。
胸の形がブラで少し圧迫され段になっており、その形がセーター越しからもはっきりとわかる。
セーターはお腹を包み隠しているが、お尻は隠せなかったようだ。

「うむ、標準サイズでの耐久力に問題ないな」

「あの」

「なにかね、サンプルM」

「今回の耐久試験は破裂有りですか?」

「いい質問だ。今回は衣服の耐久試験だから、君が破裂することは試験内容に含まれていないよ」

「ほっ」

「では試験を開始する」

開始の合図とともにエアコンプレッサーのスイッチを入れる。
ホースの先は当然モモカのお尻に繋がっているわけだが今回は服を着てるのでレギンスの腰あたりから侵入し、お尻の割れ目に沿って挿入されている。

「んっ!あ!締め付けられる!」

サンプルMの膨張に衣服が抵抗するため、サンプルMは少し苦しそうな表情を見せる。レギンスのゴムの締め付けによってお腹の綺麗なラインがくびれ始め、
胸もブラのカップからあふれ、歪んだ形になる。

「は、破裂しちゃう…」

ぶつっ、ぶつっ、ぶちぶち
と嫌な音がサンプルMから聞こえる。
服のゴムが切れ始めている。胸、腹、尻と大きさが目立つところは余裕のある設計のようだが、腕や脚の膨張にはあまり強くないらしい。レギンスはすでに縫い目がほつれ始めている。

151名無しさん:2017/04/20(木) 21:22:09 ID:rO2Xvtns
「サンプルM、状況を報告したまえ」

「く、苦しいです」

バツン!!

「ひうっ!?」

何かが弾けた。が、それはサンプルMではなく、レギンス側面の縫い目が膨張に耐え切れず千切れたようだ。レギンスはお腹周りのゴムだけが生き残り外側はモモカの太ももが露出し、前掛けのような状態になっている。セーターはまだ形を保っているが、胸の正面は伸びきって生地が少し透けており、隠れていたお腹が露出し、レギンスとスキンの境目が分かるまでになっている。

バツッ!

レギンスのゴムが限界を超え切れてしまった。サンプルMの足元にヒラヒラと落ちる。
ピンク色のパンティーが姿をみせる。すでにかなり伸びているが千切れそうな様子はない。

「はぁ、はぁ、お、お腹周りが楽になったかも…」

「レギンスの耐久力はCだな、さて…」

ヘソが見え始めたのでリミットアラームを挿し込む。

「あひっ!へ、ヘソって敏感だから、もっと優しく…」

「ふむ、まだイエローゾーンか。よし」

エアコンプレッサーの電源を落としサンプルMの膨張を止める。

「お、終わりですか?」

「何を言っとるのかね。これよりヒールの品質テストを開始する」

「ヒールのテスト?」

「ここから、あそこまで歩くだけだ。簡単だろ?」

サンプルMの立ち位置から壁まで3メートルほどだ。

「え?結構膨らんでるし…それにヒールだとバランスが…」

「このヒールは破裂寸前に満たないバルーン・アンドロイドの歩行を保証している!壊れることはない!バランスを崩して転んだ場合、君は不良品として即処分する!」

「処分?!」

「このボールペンで君の腹を突き刺してパーンだ!破裂した君は当然そのまま廃棄される、良いね?」

「そ、そんなぁ…」

152名無しさん:2017/04/20(木) 21:23:32 ID:rO2Xvtns
「開始!」

サンプルMは恐る恐る一歩を踏み出す。

みしっみしっ!
みち、みち

サンプルMのあらゆる場所から軋む音。破裂寸前ではないが、パンパンに膨らんでる上に服で締め付けられている。アラームの判定外のところでの破裂はありえるかもしれない。ヒールも足の膨らみで幅が少し大きくなっているように見える。

「うう、慎重に慎重に…」

お腹の揺れを両手で抑えながらゆっくり一歩ずつ進むサンプルM。なんとか3メートルを5分かけて歩き抜いた。

「つ、着きました!」

「よろしい、ヒールの耐久に問題はないな。空気の注入を再開!」

一息も入れずにエアコンプレッサーを再起動する。

「んぷぅ!」

セーターの縦ラインは胸や腹の部分が最初に比べ幅広くなり、所々裂け始めてきている。

びりっびっびっ

徐々に限界が近づく。

「あ、あ、あ、だめ!破裂しちゃう!」

バァァァアン!!

「キャア!」

サンプルMの悲鳴!しかし、それはセーターが縦に真っ二つに裂け飛んだ衝撃に驚いたものだった。
それまでセーターに押さえつけられていた胸と腹がバルルンと飛び出す。セーターはすでに貧相なジャケットのようになっている。
サンプルMのバストは伸縮性のあるブラでも収まらず、今にもこぼれ落ちそうなサイズだ。すでにビーチボールクラスを超えている。
お腹の大きさはバランスボールを超え、直径1.8メートルあるかないかぐらいのサイズだ。

「いいいいい!?空気が一気に入ってくるぅ!」

押さえつけるものがなくなり、空気のロスがなくなったのだろうか、膨らみが速まったようだ。

「あ!あ、だ、だめ!胸が苦しい!お腹じゃなくて!おっぱい!おっぱいが爆ぜちゃううう!」

ビー!ビー!ビー!

サンプルMの悲鳴に近い喘ぎ声とともにアラームが鳴る。

バンッ!

ブラが千切れ、サンプルMの胸がバルンバルンとダイナミックに揺れる。かろうじてブラで隠れていた乳首も露出し、かなり立っていたことがわかった。

「ストップ!よし、基準通りの耐久値だ!セーターとブラはランクAだな!」

アラームとエアコンプレッサーを止め、サンプルMが破裂するのを止める。

153名無しさん:2017/04/20(木) 21:24:33 ID:rO2Xvtns
「はぁ…はぁ…あ、危なかった…でも、締め付けがないから、まだ大丈夫かな…」

「サンプルM、ベッドまで来たまえ」

「え?ベッド?」

「衣服や下着が破壊された衝撃でボディに損傷がないかをチェックする」

「あ、はい。ゆっ、ゆっくりいきますね」

ヨチヨチとベッドに歩み寄るサンプルM。あまり激しく動くと危ないのか、ヒールで歩きにくいのか…。
大きく膨らんだ胸と腹が邪魔をして床が見れないのもあるだろう。

「よいしょ、よいしょ…」

「よし、ゆっくりベッドに登って…そうだその位置で止まりたまえ。少し足を開いて、そうそう」

「あれ?試験管?どこに?」

「そのまま、ゆっくり腰を下ろして、スクワットするみたいに、そう!」

「ん?これって」

「パンツはまだ残ってたか、ちょっと失礼」

パンツをずらしサンプルMのアソコを露出させる。

「んひ!?ちょ、ちょっと!」

「挿入!」

「んううううつつ!!?」

ずちゅっと、僕のペニスとサンプルMのアソコが合体する。不意を突かれたサンプルMは座り込んでしまい、さらに深くペニスが突き刺さる。
サンプルMが膨らむことで感じる変態風船であることは前回の実験で明らかだ。突然の挿入にも全く問題ない。

「し、試験管!?な、何を!?んっ!」

「締め付けがすごいな。試験に合格したバルーン・アンドロイドなら破裂寸前でも騎乗位が可能なはずだ。破裂すれば君が不良品だということになる」

そんなことを言いながら腰を動かしサンプルMを攻め立てる。騎乗位は男性から動くことはあまりないが、風船相手ならあまり苦ではない。

「んむっ!そんなぁ、あはっ!あ!あ!あぁん!気持ちいい!気持ちいいよぉ!」

サンプルMも本性を現し自ら腰を動かし始める。胸と腹が激しく揺れ、遠心力で千切れそうなほどだ。

みしっ!みちみちみち!ばつっ!

軋む音を無視し、激しく体を揺らすサンプルM。
こ、これは、たまらない!

「あ、あ、あ!ん!んんんんんん!!」
「で、出る!!」

ぶびゅっ!

2人で同時に果てた。ローションと精液がぶつかりあい、サンプルMのアソコから勢いよく吹き出す。

154名無しさん:2017/04/20(木) 21:25:25 ID:rO2Xvtns
「はぁ、はぁ、合格だ…サンプルM」

「んっ、ありがとう、ございます…これで、終わりですか?」

「いや、そのパンツがね。まだ計測できてないんだよ。かなりの耐久力だよ」

「確かに、すごい伸びてますけど苦しくないんですよ」

「ふむ…失礼するよ」

ちゅっぽん!

「あふぅ!」

モモカを持ち上げ、アソコからペニスを抜き、ベッドを降りる。

「とりあえずパンツが壊れるのを測定したいな、付き合ってくれるね?」

「え?良いですけど…どうやって」

エアコンプレッサーの電源を入れた。

「んひぃいい!?ちょちょちょ!何やってるんですか!破裂しちゃいますよ!私の破裂は試験に含まれてないって言ったじゃないですか!嘘ついたんですね!?」

「いやいや、パンツが壊れるのを見たいだけだよ。君が破裂するかしないかは関係ないんだよ。パンツが壊れたら止めるから」

「ず、ずるいいい!」

ばちっ、ばつん!ボン!

サンプルMの腕に残っていたセーターが弾け飛び、ブラの肩紐も千切れ、上半身は丸裸だ。

「あぷっ、は、破裂しゅる!破裂しちゃうのぉ!」

「警告、警告、このバルーンは間も無く破裂します」

リミットアラームがビープ音ではなく音声ガイドを流し始めた。

「ぱ、パンツ!パンツ壊れてぇ!破裂しちゃううう!!」

ミシミシミシミシ、ブッブッ、バツ、ミチッ!

「5秒前」

「ちょっとぉおお!?」

「4」

「いや!いや!待って!もうちょっと!ほら!パンツが破れそう!」

「3」

「あ!あ!だめよ!こんな!破裂はいや!」

「2」

「いや!壊れてぇ!破れてよぉ!じゃないと」

「1」

「私が破裂しちゃううううう!!!」

バァァアアアアアアアアン!!!

サンプルMは跡形もなく破裂した。
飛び散ったゲルとスキンの中には伸びきってはいるが形を残したピンクのパンツ。足首のスキンが少し残ったヒール、所々に犠牲になった衣服の破片が点在している。

「ふむ、このパンツはSクラスだな!安価なのに素晴らしい!サンプルM!次回も頼むよ!」

155名無しさん:2017/04/20(木) 23:54:09 ID:MC5oZQIU
>>146
横からですが、数日から長期間かけての擬似超多胎妊娠プレイなんていうのはありでしょうか?
お腹と胸中心の時間をかけて実生活の中での膨張で、わざわざ2人で外出したり電車に乗ったり、人目を集める羞恥プレイ的なのもありで。(もちろん最後は限界破裂で)

156名無しさん:2017/04/21(金) 07:39:36 ID:???
プレイの時いつもノリノリなモモカちゃんと井上さん好きだし、破裂前で素の反応が出ちゃうモモカちゃんめっちゃ好き

157名無しさん:2017/04/21(金) 21:25:57 ID:UxhoU9hc
あまりレスを消費するのもあれなのでツイッターアカウント作りました。たぶん更新した時とコメントあった時しか呟きません。バルーン・アンドロイドでたぶん引っかかります

158Random_English_Person:2017/04/24(月) 00:05:59 ID:vamKlcEs
Hi. I've been reading your story using Google's Translator. Your story is amazing an I hope to see more of it soon.

Are you going to be posting this story to the Twitter account you made?

こんにちは。私はGoogleの翻訳者を使ってあなたの話を読んできました。あなたの話はすばらしいです。私はすぐにそれをもっと見たいと思っています。

あなたはあなたが作ったTwitterアカウントにこのストーリーを投稿しようとしていますか?

159名無しさん:2017/04/24(月) 07:29:38 ID:???
>>158
Twitterアカウントはこの掲示板でストーリーを更新した時に呟く程度のものとして使う予定です。
なので、あなたはこの掲示板が更新されるのを待っていれば常に最新のストーリーを楽しむことができます。

160名無しさん:2017/04/24(月) 22:32:55 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(1)

盛り上がるサーカスのテント内、凶暴な肉食獣を操り芸をさせ、人が宙を舞い、奇跡のようなテクニックが人々を魅了している。
大掛かりな芸には準備が必要だが、お客を退屈させてはいけない。そこで登場するのがピエロだ。

このサーカスの華であるイリュージョンの前に、ステージ上に1人のピエロが箱を乗せた台車と共に登場した。カラフルなピエロ帽子の下には真っ赤なボブカットらしい髪、頭と同じ大きさの風船のような胸は乳首が隠れるような大きめの星とハートのシールが貼られているだけだ。お腹はかなり大きく、バランスボール程ある。大きなお尻はわかりにくいがエナメル的な赤いパンツに包まれている。お尻には尻尾のようにホースが生えていて、地面を引きずっている。手足は左右非対称になるように赤と白の手袋とハイサイソックスを履いている。
彼女の名前はキャンディ。バルーン・アンドロイドのピエロだ。

キャンディはまず、お客を驚かせようと箱から小さな風船を取り出し、全体に見えるようにアピールしてから針で突き刺した。

パァン

破裂する風船。しかし、あまり大きな音が出ず不満げなジェスチャーをするキャンディ。
今度は箱の中から一回り大きい、キャンディのあたまぐらの風船を取り出した。同じようにアピールしてから、針で風船を突き刺す。

パァァァアン

先ほどよりも大きい音になったが、まだまだ物足りないというアクションをするキャンディ。
今度は箱から萎んだ風船を取り出す、かなりの大きさだ、空気が入れば直径2メートルにはなるだろう。キャンディはさらに箱からホースを取り出し、風船に取り付ける。と、その時、キャンディは大きなくしゃみをして風船とホースを地面に落としてしまう。
気を取り直して、箱から自転車の空気入れを取り出すと、それをホースに取り付けた。が、そのホースの伸びている先は自分のお尻である。会場から笑い声が聞こえる。

シュッコシュツコシュッコ

何度かポンピングするも、当然バルーンは全く膨らまない。なぜか自分のお腹が膨らんでいることに気づいたキャンディ、お腹を撫でながら考えるも原因はわからない。と、何か閃いたジャスチャーをしたキャンディ。箱の止め金を手際よく外し、箱に入っていたものを観客に見せつける。中には中型のエアコンプレッサーが入っていた。キャンディは出力不足だと判断したようだ。

空気入れからホースを取り外し、エアコンプレッサーに繋げる。もちろんそのホースは自分に繋がっているのだが、キャンディは全く気づいていない。

勢いよくレバーを倒すキャンディ。勢いがよすぎてレバーが折れてしまう、それと同時にキャンディの体に大量の空気が注ぎ込まれる。

「きゃあ!わ!わ!?え?なにこれ!うそ!どうなってるの!?」

プクーッと自分の体が膨らんでいってること、レバーが折れてしまったことにキャンディは驚いて声を出してしまった。
声を出さないのはピエロの暗黙のルールだ。キャンディが悲鳴をあげたと言うことは予想外の事態が起きているのだと、観客は察する。

みしっ!みしっ、ボンッ

キャンディの体は見る見る膨らみ、お腹は身長よりも大きく、胸はバランスボール並みの大きさで、貼られていたシールが小さく見えるほどになっていた。お尻も胸よりやや小さい程度まで膨らんでいる。手足もパンパンに膨らみ手袋とハイサイソックスは裂けてしまっている。

「だれか!助けて!破裂しちゃう!破裂しちゃうう!!」

ミヂッ!ミヂッ!ミチミチ!

助けの声がテント内に響く、しかし助けは誰もこない。観客は事態が飲み込めず騒然としている。

「あ、あ、ああああああああ!!!!」

バァァアアアアアアアアン!!

キャンディの体はついに破裂した。
飛び散る手足、スキン、ゲル。しかし、宙にはキラキラと光沢のある紙吹雪が舞う。ライトアップの効果か少し幻想的でもあった。

「あだっ!キャハハハッ!うそっ!うそだよー!驚いた?キャハッ!驚いたでしょー!バルーン・アンドロイドだから平気だよー!へへ、でもね!これからもっとみんな驚くことが起きるから!楽しみにね!キャハハハ!!」

地面に落ちたキャンディの頭が賑やかに喋りだす。
観客が拍手をすると、すぐにライトは消された。
キャンディの出番はこれでおしまいだ。暗がりの中スタッフに頭を回収され終わると、奇術師にライトがあたりイリュージョンの開始を伝えた。

161名無しさん:2017/04/24(月) 22:33:56 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(2)

サーカスの公演は連日行われるが、当然休みの日もある。今日はそんな貴重な休みの日だ。鍛錬をするもの、体を休めるもの、団員の過ごし方はそれぞれだ。
バルーン・アンドロイドのキャンディにも休みは与えられている。ここでは皆平等だ。様々な経緯の団員が沢山いる、そのためかバルーン・アンドロイドだからとキャンディを虐めたりする輩は1人もいない。彼女のAIはやや狂っているが、問題なく団に溶け込んでいる。団長として彼女をスカウトしてよかった。色々と問題や悩みはあるけどね…

団員達は休日なのだが、団をまとめる身として私は事務に追われていた。資料の中身を確認しながら判子を押し、パソコンに向かって文字を打ち込んでいたらあっという間に夕方だ。これでも早く終わった方だ。外で夕飯でも食べに出るとするか。

コンコンコンコンコンコン

と適当なノックが私の部屋に響く。

「だーんちょーさーん?部屋にいるー?キャンディだよ!」

キャンディだ。休みの日に何の用だろうか。
軽く伸びをしてから、ドアを開けると、肌色の風船が目の前にいた。

「こ、こら!キャンディ!服はどうした!服は!裸で歩き回っちゃ、その、ダメだよ!」

「キャハハハ!裸じゃないよ!やだなー!帽子かぶってるしー!おっぱいのさきっちょもほらほら!」

乳首をギリギリ隠せる程度の大きさの星とハートのシールが確かに貼られていた。本当にそれだけだ。

「こ、こら!見せなくていい!あー、もう!入りなさい!みんな優しいけど、こういうのは、ほら、守らないと!大事なんだよ!」

「わーい!おじゃましまーす!」

私の了承が出ると同時に部屋のベッドにダイブし、ボヨンボヨンとお腹で弾むキャンディ。…パンツも履いていない。

「なんで裸なのかね…」

「ちぃちゃんがねー、ナイフ投げでギリギリせめすぎちゃってねー、キャンディパァアアアアアン!キャハハハハハ!」

ちぃちゃんとはナイフ使いの女の子で、他の団員にはチエと呼ばれている。キャンディとチエは特に仲が良い。

「キャンディ、お休みの日は破裂しないようにって言ったじゃないか!」

「バルーンは破裂してなんぼでしょー!パーンパーン!」

「キャンディ、君はペインモードがオフにならないんだ、痛いんだろう?なら…」

「痛いからいいのー!痛いから楽しいのー!だんちょーさんわかるー?キャンディ大人だからー、ねー!」

キャンディはこんな感じでハイな性格の上、ペインモードの切り替えが壊れてしまって常にオンになっている。キャンディの前の持ち主がオフ設定を消去し、殴ったり蹴ったり、最後には無理やり破裂させるなど乱暴に扱い、キャンディが怯えるのを楽しんでいたらしい。気づけばキャンディは狂って破裂や痛みを恐れなくなり、反応が悪いとのことで捨てられてしまった。そんなところを私に拾われたのだとキャンディは教えてくれた。悲壮感などはなく、笑いながらだ。私はその光景がとても悲しかった。

162名無しさん:2017/04/24(月) 22:35:08 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(3)

「それにーキャンディは破裂しないとーこの団にいられないからー、だから、破裂するのは、キャンディのアイデンティティ?そんなの?それだよ!」

狂っているが、頭は悪くない。こうなる前は優秀な子だったのだろう。
キャンディの破裂芸はインターミッションの中でも特に優秀で、最高の場つなぎだ。キャラや容姿、パフォーマンスのおかけでキャンディのファンもかなり多い。うちの団はキャンディだけで成り立っているわけではないが、大事な収入源だ。…複雑な気持ちではあるがね。

「キャンディねーみーんなの役に立つの!破裂して、破裂してー!役に立ってるでしょー?ねーねー!」

「うん、そうだね。キャンディはとても頑張り屋だ。役に立ってるとも」

「えへへー!うれしいなー!」

褒めてもらうためにここに来たのだろうか。普段から褒めているつもりだが、褒め足りなかったか。

「じゃあ、じゃあ!なんでなんで!だんちょーさんはー!へんだよねー、おかしいよー、なんでなんで?」

「何か聞きたいことがあるのかい?」

「なんでキャンディを団から追い出そうとしてるの」

空気が凍った。キャンディが壊れた人形のように顔を傾け私に迫る。怖い、こんな表情もできるのか…
どうして、そんなことを…

「役に立ってるのに?褒めてくれるのに?なんで?なんでどうして修理に出そうとしてるの?」

修理の話を誰かから聞いようだ。キャンディにはまだ話すなと団員には言っておいたのだが…チエからか。

「キャンディ、君は、壊れてるんだよ。今はまだ元気だけど…このままでは君は…」

「壊れてるから!壊れてるからみんな優しいの!壊れてるキャンディがみんな好きなの!知ってるもん!治しちゃったら、ふつーになったら、みんな、キャンディのこと!虐めるんでしょ!」

「そんなことはない!私が保証する!それにキャンディを追い出そうだなんて考えてない!」

「いいの!壊れたままで!ねぇ、お願い!修理にださないで!キャンディ一生のおねがい!」

ここまで引かないキャンディは珍しい。なんだかんだで言うことは聞いてくれていたのだが…

「キャンディ、私はね…」

「いいよ、キャンディ、こういうとき、どうするか、知ってるもん」

キャンディは言葉を遮り、私をベッドに押し倒した。

「キャンディ!何をするんだ!やめなさ…」

股間を強く握られ、言葉が止まる。握られてわかったが、私のペニスはギンギンに勃起していた。

「知ってるよ、知ってる知ってる!団員に女の子いっぱいるのに、おっぱいもおしりも大きい子いるのに!だんちょーさん紳士なのー!でもでも、キャンディを見る目は、誰も知らないけど、獣の目なの。うふふ、キャハハハ!だんちょーさんはー!私みたいな風船が好きー!変態さーん!キャハハハッ!ボッキ!ギンギンだもーん!すごいすごーい!」

言葉責めと一緒にいつの間にか服を剥かれ下半身が剥き出しになっていた。

「キャンディの体が目的でキャンディをひろったんでしょ?エッチなことしたくて、拾ったんだ!」

「ち、違うよキャンディ!それはごか」

強引な口づけ。舌を絡めつけ、クチュクチュといやらしい音が部屋に響く。

「ぷはっ、でも、それでいいよ、キャンディ、だんちょーさん好きだもん、だから…」

キャンディは私を押さえつけていた腹を持ち上げ、態勢を変える。馬乗りに近い形。これは…。

「うふっ、自分からは初めてかも、ん、んんんん!!!すごいっ!だんちょーさんのおっきいい!!」

キャンディは腰を落とし、私の勃起したペニスをアソコに差し込んだ。

「うっ、キャ、キャンディ!やめなさ…くっ!」

激しく腰を振るキャンディ、快楽に飲まれ声が出なかった。

163名無しさん:2017/04/24(月) 22:36:14 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(4)

「だんちょーさん!だんちょーさん!気持ちいい?ねぇ?気持ちいいでしょ?キャンディもだよ!ん!ん!ん!」

ゆっさゆっさと揺れる胸と腹、普段は見せないキャンディの艶めかしい表情、我慢できるはずがなかった。

「うくぅっ、す、すまん」

「いいよ!だんちょーさんの!受け止めるね!」

ドプッビュルっ

キャンディの中で出してしまった。量的にキャンディもローションを出したようだ。同時にイッたということか…

「きゃ、キャンディ…すまない」

「なんで謝るの?悪いのはキャンディだよ、悪い風船にはおしおきしなきゃ、んふ、はい、これ」

そう言って手渡されたのは私の万年筆だ。いつの間に。

「どうしろと言うのかね?」

「キャンディのお腹にぶすーっ!パーン!気持ちいい!おわり!はやくはやくぅ!」

「降りなさいキャンディ!私にはできない!」

「降りないよー、破裂しなきゃ、気持ちよくないでしょ?風船好きの人間はみんなそう、だんちょーさんもそう」

「そ、そんなことはない!破裂しなくても君は愛されて…うぐっ、キャっ、な、なにを…」

キャンディは突然私の首を絞め始めた。本気だ。本気で絞め殺そうとしている。

「ほら、キャンディ割らないと、だんちょーさんの頭が割れちゃうよ?ほら、ほら!」

「うっ、くぅ…きゃ、キャン…」

意識が朦朧とする。まずい、キャンディ、君は、君は!

ブスッ

「あはっ」

パァアアアアアアアアン!!

「んぎゃァアアア!!」

破裂音とキャンディの断末魔。
スキンやゲルが部屋中に散乱し、書きかけだった書類の山も吹き飛ばした。キャンディの下半身だけが私に跨っていた。

「きゃ、キャンディ!大丈夫かね!痛かっただろう!?」

「…うふ、キャハハハ!うそうそ!へーきへーき!普段からやってるのにぃ!死ぬわけないじゃんじゃん!痛いけどー死なないからねー!お得だよね!だんちょーさんってば、うっかりやさーん!キャハハハッ!」

ごろりと床に転がるキャンディの頭が普段のように明るく喋り出す。

「ねぇねぇ?どう?気持ちよかった?ね?だんちょーさんの役に立ったよ?毎日してもいいよ、だから、だからね?キャンディ、壊れてもいいよ?だから…」

なにも言わず、キャンディの頭を抱きしめる。
なんて可哀想な子なんだ…気づけてあげれなかった…

「あれ?だんちょーさん?泣いてる?ほら、笑って笑って!キャンディ生首だよ!風船だから体がパーンってなくなって首だけ!ね?ね?」

「すまない…すまない…」

「…へんなだんちょーさん」

164名無しさん:2017/04/24(月) 22:39:08 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(5.終)

「きれいな服ー!キャンディに似合ってないと思うけど!」

翌朝、団員を集めてキャンディの今後について話すことにした。
キャンディは普段のボロ着ではなく、チエがコーディネートした可愛らしいチェックのワンピースを着ている。団内でバルーン・アンドロイドでも着れる服を探してきたので、少々古臭いが。

「今日はみんなに話がある。いや、もう、すでにしていたが。みんなにだ」

「みんなー?どういうこと?」

団員が黙っている中、キャンディだけが私を囃し立てる。

「キャンディ、やはり君を修理に出す」

「へ?」

「昨日決めた。そうだ、昨日のことで決めた。キャンディ、大丈夫、今よりも良くなる。大丈夫だ」

「うそっ!うそうそうそ!うそつき!バカバカ!バカ!必要ないんでしょ!キャンディのこと、もうみんな飽きたんでしょ!だから捨てるの!がんばってもがんばっても!そうやって…」

パァァアン!

私は…キャンディの頰を打っていた。
団員達からは驚きの声。そうだ、これはタブーだ。暴力を受けて壊れてしまったキャンディのトラウマを回避するために皆避けてきたことだ。
それでも私はキャンディの頰を打つ必要があった。
状況が理解できず固まっていたキャンディも徐々に私に打たれた事実を理解し始めた。

「あ、あ、あぅ、うぅ…」

キャンディは普段の勢いを失い、目も焦点が合っていない。今にも泣き出しそうだ。

「キャンディ」

「ひうっ!」

キャンディの両肩を掴み、目と目を合わせる。
怯えるキャンディ、当然だ。しかしだ!

「ワガママを言わないでおくれ。それに誰も捨てるなんて言っていないよ」

「うっ、うう…?」

「そうだぞ!キャンディ!ここはお前の家だ!」
「キャンディがいなかったら誰が風船役やるんだい!」
「な、ナイフの練習で殺人しちゃうかも…」
「チエ、そりゃまずいだろ!」

団員が皆で励ますなか、チエが変にボケたため。どっと笑いが起きる。

「うぅ…あれ…なんで?」

「みんなお前が好きなんだよ、大事な家族なんだ。捨てるとか役立たずとか、そんなの誰も思っちゃいないよ。だからキャンディ、君が悲しいことを言うとみんな悲しくなってしまう」

「う、うう、ああああああん!!」

涙腺が決壊し、泣きじゃくるキャンディ。アンドロイドでも泣くということは聞いていたが、キャンディを見ていて疑心暗鬼だった。しかし、それも真実だと知ることができた。

「あのね!だんちょーさんが殴った時、すごく痛かったんだけど、でも、痛くなくて…でも、なんか、他のところが痛くて…こんなの知らなくて…わかんなくて…ごめんなさい…ごめんなさい…」

「良いんだよ、それで良い…大丈夫かい?修理に行けるね?」

キャンディをギュッと抱きしめる風船のような体なので優しく、それでも力強く。

「…うん、でも、わたし、みんなのこと忘れない?テレビでね、頭を治してもらったら記憶がなくなるって…だから、怖くて…」

「そういうこともあったのか…気づけなくてごめんよ。でも大丈夫。安心なさい…。田中さん!入ってください!キャンディは大丈夫ですから!修理について説明をお願いします!」

田中という男は信頼できる。初対面で私はそう思った。バルーン・アンドロイドに精通しており、コネクションも本物だ。何よりも熱意があった。彼ならきっとキャンディを良い方向に導いてくれる。また、皆でサーカスを始められる。私はそう信じている。

165名無しさん:2017/04/27(木) 00:02:15 ID:2ue9ZV4A
ピエロのキャンディ(エピローグ1)

1週間ほどでキャンディは修理から帰ってくることができた。恐れていた記憶の喪失などはなく、綺麗に元の状態に戻れたようだ。ペインモードの切り替えも治り、付属のリモコンでオンオフを操作できるようになったと喜んでいた。もちろんリモコンはオフにして机に閉まったがね。あと、変わったことが結構多い。

「キャンディー!逃げないでよー!ナイフ投げの練習できないよー!」

「ちいちゃん今までこんな小さい的に当てたことないでしょ!私で練習する前に壁で練習してよー!」

「本番に近い方が良いの!というか次の公演までに完成させたいから、大人しく破裂、じゃない!的になって!」

「やっぱり自信ないんじゃない!」

ドタバタと膨らんだ体を揺らして逃げ回るピエロ帽のキャンディ、それを追いかけ回すチエ。
キャンディの2つの大きな胸には的が水着のようにくくりつけらており、大きなお腹にもヘソが隠れるように的がついている。胸についてる的は一般的なビキニサイズだが、ヘソにあるのは小皿程度だ。チエの技術ではどうなるか目に見えている。

キャンディの口調がなんというか…普通になった。それと破裂したがらない性格に変わった。いや、もともとそういう性格だったのだろう。

「ほらほら、やめなさい。キャンディが嫌がってるだろ」

「うー…はーい。じゃあ壁でやって3回に1回当たるようになったら良い?」

「百発百中にしてね…」

ブーブー文句を言いながらもチエは練習場に戻っていった。

「団長さん助かりました…チエちゃんの気持ちもわかるんですけど、その、結果が見えてて…」

「まぁ…チエはあれでもナイフ投げは団内一だ。何とかなるさ。それでキャンディの方はどうかな?」

「うう、その、前のような演技は無理だと思います…自分で言うのもあれですけど、あれ、別人みたいで…」

申し訳なさそうに俯くキャンディ。やはり過激な演技はできなくなってしまったようだ。

「気にすることはない、しばらくはチエのパートナーとして頑張っておくれ。それに今は事務仕事も手伝って貰って助かっているよ。あまり破裂しないからボディ代も節約できてるしね」

頭が悪くはないと思っていたが、正気に戻ったキャンディのAIはかなり優秀なものだった。今では私よりも事務仕事の処理が速い。計算も速いので経理なんかも手伝っている。

「この団のためなら、私、何でもできます!ピ、ピエロも!そのうち!なんとか…なると、いいなぁ…」

一瞬跳ね上がった声もすぐに小さくなっていく。

「気長に待つさ。さて、私は溜まった書類をやっつけに行くよ。キャンディはチエの様子を…」

振り向いて部屋に戻ろうしたが、キャンディが恥ずかしそうな表情で私の袖を引っ張り食い止める。

「あー、溜まってるのかい?」

「ごめんなさい!この機能も治ったので、その、定期的に消費しないと…その…」

「わかってるよ。私の部屋で良いかな?」

「はい、お願いします…」

修理をしたら性欲ゲージたるものも治ったらしく、定期的に発散させなくてはいけなくなった。

166名無しさん:2017/04/27(木) 00:06:05 ID:2ue9ZV4A
ピエロのキャンディ(エピローグ2)

部屋に入り、すぐに鍵を閉めるとキャンディは身につけていた的を取り外し、そのまま私に抱きつきキスをする。

「んちゅ、ちゅ…ちゅぱ、ん…んう…」

優しいが官能的な音が口の中から聞こえる。
舌の絡めつけ方に強引さは無いが、テクニカルに絡みつく。

「んぷぁ…ぁぁ…団長さん…好き、好き好き!んっ!」

キャンディは普段こそ大人しいがエッチの時はとても積極的になる。キスを続けながら、私の股間を撫で回す。徐々にベルトを外し、キスが終わる頃には私の下半身は剥き出しになっていた。

「んっぷはっ、ん、団長さん、ここ、かき混ぜて…」

私の指を自分のアソコに入れておねだりをするキャンディ。それに応え、手マンでキャンディを攻める。

くちゅくちゅくちゅ、ぬっちゅぬっちゅ

「ふぁ…あ…んんっ…あ!んん…!」

指がキャンディの愛液で押し返される。正確にはローションらしい。

「いやらしい風船ちゃんだね。手マンでイッてしまうなんて…もう満足かな?」

「はぁ…はぁ…団長さんの欲しい…団長さんの大きいの…」

キャンディはベッドに座り、M字開脚でアソコを見せつけ私を誘う。当然パイパンである。

ゆっくりと破裂しないようにキャンディを抱きながら
キスをし、目を見つめながらアソコに私のペニスを挿入した。

「んぁ!あぁあっ!おっきいい!団長さんのおっきいいよぉ!」

キャンディは腹を撫でるよりも乳首が弱い、パンパンに張った胸の先についた突起物を割れない程度に吸いながら下で弾く。たまに甘噛みもすると喜ぶ。

「んんん!あ、あ、あ!いい…!いいです!とっても!」

正常位で互いに腰を動かし激しく絡み合う。

みしみしと風船が軋む音はするがキャンディはこれぐらいでは破裂しない。構わずストロークを続け、キャンディのアソコをかき回す。

「ああああ!団長さん!団長さん!!あ、あ、あ!あん!んんんっ!」

互いに動きが止まり、私の精液とキャンディのローションがキャンディの中で混ざる。

「ん…ん…あふっ…イッちゃった…」

「ふぅ…満足したかい?」

「ううん…」

まだ足りないと首を振るキャンディ。

「今日はすごいね…」

167名無しさん:2017/04/27(木) 00:07:39 ID:2ue9ZV4A
ピエロのキャンディ(エピローグ3.終)

「破裂しないと収まらないかもです…あ、でも、その前に1つ聞いていいですか?」

「なんだい?」

「団長さん、どうして私のエッチに付き合ってくれるんですか?膨体フェチでは無いと、昨日、副団長さんに教えてもらいました…」

「…太った女性が好きなんだよ。秘密だよ。君の風船たがパンパンに膨らんだ胸や腹や尻は私には刺激が強すぎた。良く理性を保ててたと思うよ」

「…それで私を見る目だけ…んっ!?」

話をしている隙にベッドの裏に隠してあったガスボンベのチューブをキャンディのアソコにしっかり挿し込む。
枕元のリモコンを押すとボンベから空気がキャンディに流れ込んだ。

「あ、あ、あ!膨らむ!破裂しちゃう!破裂しちゃう団長さん!」

仰向けでジタバタするも既に大きくなった胸と腹でキャンディは起き上がれない。腕もアソコには届かないだろう。

「最近はバルーン・アンドロイドも悪く無いと思ってきたよ。サイズが自由自在だからね」

「そ、そうですか?あ、あっ!こんなに…破裂しちゃう!破裂!破裂するぅ!」

みしっみしっと着実に破裂に向かうキャンディ。胸はバランスボールサイズに、腹は…天井に付きそうだ。

「ああん!お腹が、天井に、潰されて!パーンっていく!破裂していっちゃうう!!」

ギュッギュッ
みしっみしみしっ

少しの衝撃でキャンディは破裂するだろう。
このタイミングガスボンベを止め、チューブを、抜き取る。

チュポン

「ふぁあああ!?な、何するんですか?」

「これだけ張ってると、さぞかし締めつけもよいのだろう。試して見たくてね」

「え?あ…団長さんのサイズで?あ、待って、そんなの気持ちよすぎて…」

ギンギンで硬くなったペニスをギュッと締まったキャンディのアソコに無理やり挿しこもうとする。

ギュッギュッみしっ

「待って!あ!あふぁ…あっ!あっ!駄目!破裂するこんなの!破裂したくない!破裂したくないけど…」

ギチギチギチギチ

「イクゥうううううう!破裂してイクうううう!」

ずんっ!

パァァァアアアアアアン!!!

無理やりねじ込まれたことに体が耐え切れずキャンディは破裂してしまった。キャンディの体を構成していたあらゆるものが部屋中に飛び散っている。掃除が大変そうだ。

キャンディの頭は破裂と絶頂でトロンとしている。
さぞかし気持ちよかったのだろう。人間にはわからない感覚だが、キャンディが良いなら…

「…団長さん!団長さん!も、もう1回!今の!お願いします!」

やれやれ、ボディの消費は前と変わらないかましれないな…まぁキャンディが本当に望むなら、ボディぐらいいくらでも買ってあげるさ。私の性欲発散も兼ねているしね。何より、キャンディの笑顔、ようやく手に入れた本当の笑顔を守るために…

168名無しさん:2017/04/29(土) 05:37:20 ID:VUvEh8s2
日曜日、自分が呼んだとはいえ、4体のバルーン・アンドロイドが同じ部屋にいることに驚く。テーブルを囲んで談話してる様子はさながら女子会のようだ。そんな事を思いながらベッドの上でその様子を覗いている。

「初めまして、レナです。普段はメイド的な事をやってます」

「レナさん初めましてー、アオイです!アイドルやってます!風船役ばっかですけど」

「は、初めまして…ふ、フミコです。その、バルーン・アンドロイド用の…アイテムを売ってます、バルーンポップってお店なんですけど」

レナさんは非風船体型で赤いタンクトップに黒ジャケット、デニムのホットパンツとラフな格好。金髪のロングヘアーは外人のようだ。耳には前に会った時と同じく大きなレシーバーを装着している。
アオイちゃんも非風船体型で白のTシャツと赤いチェックのスカートで部屋着スタイル。今日はツインテールだ。2人とも細身だがバルーン・アンドロイドの特徴なのか細身の体にしては胸が大きく見える。
フミコは黒のニットに白のスカート、黒タイツ。
こちらは風船体型でパツパツだ。いや、ファッティタイプだからこれで普通なのか。長いはねっけのある黒髪と服装のせいで相変わらずオタク女子みたいな雰囲気だ。

「バルーンポップ!私!ネット通販でよく買ってます!バルーン・アンドロイドが店長さんだったんだ!バルーンスレイヤーくんがすごく良いです!」

アオイちゃんの部屋はバルーンポップの品で溢れかえっている。バルーンポップにとってはお得意様だろう。というかバルーンスレイヤーって30万ぐらいしたような…アイドル業でお金はいっぱいあるとは言っていたが…

「あ、バルーンスレイヤーを買ったアオイさんってご本人だったんだ…い、いつもお買い上げありがとうございます」

フミコのお店を軌道に乗せたのはアオイちゃんかもしれない。フミコの深々とした礼で何となくわかる。

「バルーンスレイヤーって何です?」

「バルーン・アンドロイドを無理矢理犯すマネキン戦車的な機械だよ。ストロークとポンピングが連動してるの」

レナさんの質問になぜかモモカが答える。そう言えばお店でコントロールしたり、通販で買おうとしたりで結構モモカもバルーンスレイヤーを気に入ってるな。モモカは破裂以外の乱暴なプレイは好まないと思っていたが、節度があれば別に良いのかもしれない。
モモカはいつも通りの風船体型でピンクのゆったりしたワンピースを着ている。

「なるほど…しかし、あんまり激しいと華鈴様に迷惑をかけてしまうし…」

「あれ?華鈴ちゃんと一緒なの?」

「結局華鈴様と一緒に住むことになったよ、華鈴様は…その、危なっかしい…」

「そうなんだ…」

察するに華鈴ちゃんはドジっ子か何からしい。足の怪我は治ったみたいで良かった。レナさんは性欲処理やら華鈴ちゃんのお世話で大変そうだが。

「フミコさん、てぃーあーるぴーじーって何ですか?あんまりよく分かってないで来ちゃったんですけど」

「バーストダンジョンはプレイヤーが風船人間、バルーンレイスとしてダンジョン最深部のお宝を求めて冒険するファンタジーです!ダンジョンはトラップだらけで、か弱いバルーンレイスは簡単に破裂しちゃうんですけど、バルーンレイスは3つのソウルがあって2回までは復活できるんです!なので、3回目はバルーン・アンドロイド本人が破裂して…」

フミコがすごい早口で説明を始める。彼女のAIはどうしてこうもオタクよりなのか…

「フミコ!長い長い!あとTRPGそのものの説明しなさいよ!」

「あう、ごめんなさい…」

モモカに叱られしょげるフミコ。この2人の関係も実はよく分かってない。モモカがしっかりして見えるのは貴重である。

「TRPGは簡単に言うと、決められたルールと会話で遊ぶゲームだよ。フミコの用意したセットだと簡単な駒もあるし、駒の気持ちになるって感じかな」

「なるほどー」

アオイちゃんにわかるよう説明をする。

「ところで、テーブルにあるダイスとか盤面とか駒はわかるんだけど…フミコのそのでかいトランクには何入ってるの?」

フミコが部屋に来てからずっと気になっていたがTRPGの道具を入れるには大きすぎるトランクがフミコの背中に置いてある。

「コスプレ用の衣装が入ってるんです、バルーン・アンドロイド用の」

「バルーンポップは服も扱っているのか、すごいなフミコさん」

雰囲気作りのためだろうか、悪くは無いと思う。
コスプレ衣装をよく分かってないレナさんが感心しているが、フミコの店はそういう店なのでコスプレ衣装も、恐らくは…

「とにかく始めましょうよ!演技の練習に良いかも!」

「じゃ、じゃあまず好きな職業を選んで…」

各々、フミコの説明と渡されたルールブックを読みながらキャラクターメイクが始まった。
人間の僕はしばらく暇だ。彼女達をどう料理するか、しっかりシュミレーションしておこう。

169名無しさん:2017/04/29(土) 21:51:44 ID:VUvEh8s2
1時間ほどで全員のキャラメイクが終わり、
各自、職業のコスチュームに着替え始める。誰も僕の存在を気にせずに服を脱ぎ始めたのはどうかと思う。
空気を入れてなかったフミコとレナさん、アオイちゃんにも空気が程よく注がれ、全員が風船体型になった。


「モモでーす!職業はプリースト、みんなを癒してあ、げ、る!」

モモカはプリーストだ。白いローブの上に青をベースとしたエプロンのようなものを着ている。金の十字架が刺繍されたそのエプロンは胸や腹を隠せず、あまり役割を果たしていない。頭には青と金のナース帽子的なものを被っている。

「回復役!ポーションタンク!パーティの必需品!地味だけど、私がこのメンバーの中心!」

「このゲーム、即死多いけど。いや即破裂ね」

回復役としては致命的な仕様である。
厳しい現実を伝えるとモモカは固まってしまった。

「え?フミコ?」

「ちゃ、ちゃんと活躍できるから…多分」

多分。

「はいはーい!アオです!ファイターやってます!魔物でもなんでも引き裂いて臓物千切り投げる覚悟です!」

物騒な発言はアオイちゃん。赤いビキニアーマーは露出が多く、風船体型丸出しだ。頭はツインテールを赤のリボンで留めている。

「こういうゲームは殴るのが強いんですよ!マネージャーが良く言ってます!」

「バルーンレイスは回避できないとほぼ破裂だからダイス頑張ってね」

「ん?がんばります!」

初心者向けなイメージのファイターだが、種族が噛み合ってない気がする。アオイちゃんのダイス運に期待しよう。

「フミ、です。シーフで鍵とかトラップ解除やります」

フミコはシーフ。フード付きの濃い緑のマントの下にはパツンパツン白のチューブトップ、ギチギチの黒のホットパンツだ。衣装がすでに悲鳴を上げているように見える。

「フミコがシーフ?その体で?」

モモカの疑問は最もだ。普通シーフは俊敏さが求められる。フミコはファッティタイプなので、残念ながらシーフらしさがない。見た目だけの話だが。

「ほ、ほら、手先が器用…大丈夫!ゲームだから!」

開発者だから、何とかするだろう。

「れ、レナ!ナイトだ!守るぞ!」

不慣れなロールはレナさんだ。1人だけ名前を弄らなくもファンタジーっぽいとのことでそのままでエントリー。風船体型が収まる鎧を身につけており、股や太ももあたりは黒のレギンス剥き出しだが、それ以外は装甲で守られている。頭はティアラを乗せているだけ。

「うわー、この鎧すごいですねー!本物ですか?」

アオイちゃんがレナさんのお腹の鎧をコンコンと叩く。金属的な音は出ていない。

「プラスチックです。流石に金属は破裂した時危ないから…」

「え、危ない?」

フミコの不穏な発言から考えるに、この鎧破裂と共に弾け飛ぶな。

「う、うう、なんか、恥ずかしいなぁ…」

レナさんが普段見せないような表情をしていて、そそるものがある。くっ殺せ…が似合いそうだ。

全員自己紹介が終わったところで、席に着く。
テーブル中央にはコマと盤面がセッティングされている。

「よし、みんな準備できたね。僕はこのゲームの進行役だ。ゲームマスター略してGM。話を始める前にこのゲームのルールだけど、ダンジョンから持ち帰ったアイテムの点数で評価する個人戦だ。1位の人にはメンバーを自由にできる権利が与えられる。
ただ君達は一人一人だと弱いから協力しないとすぐ破裂しちゃうよ。ルール上裏切りも可能だけど、タイミングには十分注意。さて、何人が破裂せずに生き残れるか…バーストダンジョン、開幕だ!」

170名無しさん:2017/04/30(日) 13:26:52 ID:nwqiTuzA
息抜きで短編です。
本編の続きも書いてますが、性欲に従います…

けじめ(1/3)

眼が覚めると、俺は暗がりの中にいた。
椅子に座らされてるようだが、腕は後ろで縛られ体には別の違和感がある。
体が張っている感覚?これまでの人生で体験したことがないものだ。

「おっはー神山、元、オーナー」

「体はどうかなー?」

赤い眼と青い眼が暗闇に現れる。アカメとアオメだ。
なんでこいつらが。

「ここはどこだ?ん、なんだこの声、変だぞ?」

「可愛い女の子の声選んでよかったねぇアオメ」

「大正解だねアカメ」

ボイスチェンジャーか?なんのために?

「神山ちゃんはさー、自分がどうなったか覚えてる?」

「ちゃん付けするな!えーっと、サツに捕まって、取調べ受けて、それで、ゲロって…んで、他の場所に移動ってなって…そうだ!そこでサツだと思ってた奴らが組織の連中でそのまま逃げだせたんだ!はははっ!助かったぜ!」

「本当に?」

「マジで助かったって思ってる?」

「なんだよ、現にこうやって生きてるだろ」

「アカメ、どうする?見せちゃう?」

「その方が早いか、アオメ」

意味深な会話をした双子は、
俺の座っている椅子を別の方向に移動させた。

「ライトー、オーン!」

アオメの声で部屋の明かりが点いた、眩しい!

「んぐっ、眩しいぞ…あ?なんだ鏡の前だったのか…?あ?なんだこのデブ…いや、顔は俺好みだな…ん?俺どこだ?…え…こいつ、俺と同じ反応して…椅子に座って腕を後ろで…な、なんだこれ…な、何したお前ら!!」

鏡に映ったのはハンサムな自分ではなく、太った女の姿だった。いや、パンパンに膨らんだ体は、そうだバルーン・アンドロイドだ!!

「いやね、神山ちゃんってば警察にゲロったからさ」

「組織が激おこでね?」

「いや、それより俺どうなってんの!?」

「蜂の巣になりましたー!はいこれ記念写真!」

アカメが俺に写真を見せつける。
その写真には…銃弾を体中に受けて血塗れで倒れる男…お、俺だ…

「し、死んでる…俺が死んでる…」

「そうそう!いやー死体隠す場所確保するまで一旦かくまえって、ここに来た時はびっくりしたよー!」

「んでんで、これいらないなら貰っていい?って言ったら組織の人が本当にくれちゃってさー」

「まっ、まって、待て待て…」

アカメとアオメは笑顔だがその奥の目は全く笑っていない。こいつら…悪巧みしてる時はいつもこんなだ…

「脳味噌は辛うじて無事だったからー、博士にお願いしてデータまるまる移動してー」

「バルーン・アンドロイドのAIにしてみましたー、結果的に安上がり?だったよね」

「そ、そんなことが…お、俺はバルーン・アンドロイドになったのか?」

脳の記憶をデータ化だと?そんな、できるのかそんなこと、だが自分が生き証人だ。…生きてるのか?

「そーそー、わかってもらえた?」

「ご名答ー、パチパチー」

雑な褒め方をされるとイラッとするな。

171名無しさん:2017/04/30(日) 13:28:23 ID:nwqiTuzA
けじめ(2/3)

「そ、そうか…お前らは俺を助けてくれたんだな…」

「ははは!んなわけないじゃーん!」

「へ?」

「虐めても罪悪感がわかないおもちゃが欲しかったんだよねーアカメ!」

「そゆこと」

どういうこと。

「神山お前、バルーン・アンドロイドを道具としか見てなかっただろ。近くにバルーン・アンドロイドの部下がいるのに」

「マグロっちもさ、顔は仏頂面だったけど傷ついてた思うよ。お前の態度、やり方」

アカメとアオメの声色が変わる。ドスの効いたヤクザのような…こいつら何なんだよ!

「な、なんだ!お前ら、当然だろ!バルーン・アンドロイドは人間が作った人間の道具だ!俺はうまく使ってやっただけだ!客もそれを求めていただろ!」

「ほうほう、自分の今の姿忘れてるねぇ」

「…あ」

「この特大ガスボンベのホースの先はどこに向いてるでしょーっか!」

アオメの方を向くと、身長ほどの高さがあるガスボンベがあった。ホースを目で追っていくと…俺の股に繋がっている。

「や、やめろ!お前ら何してるかわかってるのか!俺は…」

「「バルーン・アンドロイドでしょ」」

双子がハモって現実を突きつける。やめろ、俺は、違う!

「もち、ペインモードオンだからね」

「初破裂を楽しんでねー」

「やめてくれ!は、破裂なんかしたら死んじまう!」

「死なないって」

「死ぬほど痛いと思うけど、ね!」

アオメが勢いよくガスボンベのバルブを回す。
シューッという音が聞こえ、体の中にガスが…あ…

「あ、あ、ガスが!身体にふ、膨らむ!い、痛い!」

「うそうそー感じちゃってる癖に、お股濡れてるよん」

みしっみしっ

鏡に映る自分の体が前よりも大きくなっている。股は濡れてる感覚があるが…腹で見えない。

「んぎっ、やだ!は、破裂する!破裂はいやだ!」

「乳首立ってるじゃん?ほらほら」

「んひっ!あへっ!?や、やめ、すげー敏感だから…んん!」

アカメとアオメに乳首を弄られ頭が惚けるき、気持ち良い…

みしっ、みちっ!みしみし!

「ああああ!体が!体がぁ!風船みたいにぃ!」

「おっと、そろそろ離れますか」

「んだねー。神山ちゃん、離れて見てるからねー」

アカメとアオメが俺から離れ、2人でいちゃつき始めた。そんなことより、か、からだが、

びち、みしっ、みしっ…みしみしみし!

胸がでかすぎて、自分の姿は見えない。だが、腹も胸も限界で…あ、あ、あ

「は、破裂するぅうううう!!」


パァァァアアン!!!

172名無しさん:2017/04/30(日) 13:29:32 ID:nwqiTuzA
けじめ(3/3)

「カミヤマちゃーん?生きてるー?あー落ちたかー、仕方ないね」

「派手に飛び散ったねー。人間だったらどんな感じなんだろ」

「起きたらもっと良いことしようね、カミヤマちゃん」

「ふふふ、楽しみー」

アカメは苦悶の表情で転がるバルーン・アンドロイドの頭を抱きかかえ、部屋から出ていった。
アオメはガスボンベのバルブを閉め、部屋に飛び散ったゲルとスキンしかないことを確認し明かりを消して、アカメを追った。
心は体に支配される。神山もきっとバルーン・アンドロイドとして性格が矯正されるだろう。アカメとアオメの調教で普通の性格になるかは別の問題だが。
神山には第二の人生を謳歌してもらいたいものだ。

173名無しさん:2017/05/01(月) 20:02:57 ID:NOwHXZKk
バーストダンジョンは簡易的なマス目の盤面で行われる。
盤面はGMが好きに構築し、各マス目にモンスターやトラップ、宝物といったアクションカードを設定する。
アクションカードには1〜3の数値を必ず記載する。
プレイヤーが見る盤面には何も書かれないが、GMは写しでどこに何を設置したかを確認できる。
プレイヤーはダイスを1つ転がし、出目以内の数値で1マス以上自由に進むことができる。
進んだときに止まったマス目で余った出目による判定を行う。
基本的にアクションカードの数値以上の出目があれば良い結果になる。
シーフは判定の出目に+1されるので積極的に探索すべき職業だ。
モンスターに運悪くエンカウントした場合は戦闘になる。
踏んだプレイヤー以外はダイスを降って自分の位置から発生マスまでに足りる出目が出れば参戦できる。
戦闘ステータスは攻撃、回避の2つ。ナイトは回避失敗後に致命判定を行う。
致命判定を回避できれば回避成功扱いとなる。
回避失敗でそのプレイヤーは破裂、その戦闘は退場となる。
プリーストが先頭に残っていれば終了後に判定を行い、破裂したプレイヤーの残機を1つ戻せる。
ファイターは特に能力はないが攻撃力が高く戦闘時に有利だ。
残機がない状態でプレイヤーが破裂した場合は、バルーン・アンドロイド本人が破裂する。
そのプレイヤーはゲームオーバーとなる。破裂の方法は状況で変わる。
固まって行動するほうが比較的安全に移動できるが
ゲームは個人戦であるため、どこかしらで差をつけなければならない。
ダイスを降るまでは自由に他プレイヤーと交渉できるので宝物を譲って守って貰ったり、
裏切って他プレイヤーを不利にするなど、自由にロールして良い。
ゲームの終了は目標の宝を誰かが獲得するか、全員破裂するかである。
残機2つをうまく使って、自分が破裂しないように最後まで生き残るのが鍵。

「そんな訳でお宝目当てでダンジョンに入った4人の愚かなバルーンレイスは
入り口を閉ざされ、奥に進む以外の道を閉ざされました」

「言い方ひどくない?とりあえず、えいっ」

「あー、モモ!シーフの私が最初に転がした方が…」

フミの忠告を聞く前にモモはダイスを降ってしまった。
降る順番は1週毎に好きにして良いといったが、一度降ったらもう駄目だ。


「1」

「1ですね」

「1だ」

「あわわ…」

「モモ、好きなマスに一歩前進ね」

「え、え、これって…はい」

モモは強制的に1マス進む。


「えーっと、そこは判定1のトラップだな。回避失敗。
馬鹿なモモは不用意に一歩進んでトラップを踏んでしまった!床から飛び出すスパイク!
避ける暇もなく、スパイクは容赦なくモモの柔肌を貫いた!」


「ぎゃあぁ!?」

パァアアアアン!

演出用のゴム風船を割る。モモの残機が1つ減った。


「も、モモさぁああん!?」

「モモが爆発した!」

「1ターンで破裂しちゃう可能性あるんだ…」

モモ以外がモモの破裂に驚く。僕も正直驚いている。

「えーっと…モモの頭とか皮とか衣服とかが周囲に飛び散りましたが、
不思議な光と共にそれらが集まり、モモをもとの形に戻しました」


「…ただいま」

「おかえりなさい…」

「おかえり…」

「気をつけようね…」

「うん…」


このパーティ大丈夫だろうか…

174名無しさん:2017/05/02(火) 16:17:36 ID:UeurYewQ
「じゃ、じゃあ、シーフの私が先行するから、何かあったら守ってね」

「はーい」

「お願いします」

「よろしく、フミー」

各メンバーから同意を貰ったフミがダイスを転がす。

「6、幸先が良い…じゃあ、モモと同じ方向に4マス進んで判定2プラス1で3スタート」

「フミさん手馴れてるね!」

「シーフだからね…」

「このゲームだと6が出ても判定3が出る行動が安定なんだね」

「なるほど」

「出目と状況次第だけどね。フミは慎重に移動してあたりを探索すると、宝箱があったぞ。判定2の宝箱なので開けることもできたな。フミは金貨10枚と巨大化の秘薬を手に入れた」

「宝箱に金貨と巨大化の秘薬って言うのがあったよ、ふひひ、皆で分けよう」

金貨はこのゲームの勝利点になるアイテムだ。多く所持していると最終評価で優位に立てる。
巨大化の秘薬は…

「巨大化の秘薬と書かれた薬瓶の効果を知っているか判定するよ、ダイスを2個転がして6以上でその薬が何かを知っていることにするよ。

全員がダイスを転がして判定を行う。

「モモが5、出目悪いな…、フミとアオとレナは成功。なのでこのカード読んでいいよ」

3人に巨大化の秘薬の説明が書かれたカードを見せる。

「うわ、これやばいやつだ…」

「私いらない!」

「私も遠慮しとくよ…」

3人の反応に対し、モモは…

「じゃあ私が貰うね!なんか良くわからないけどきっとすごい効果があるのよ!」

誰かがモモに効果を教えても良いのだが、個人戦なので皆黙っている。

「あ、金貨は私が4でみんなに2あげるね」

「わーい!」

「ありがとう、フミ」

「金貨は半分にできないから、仕方ないか。ありがとうフミ」

フミがお手本になるようなプレイングをしてくれたのでアオとレナもどうすれば良いか分かっただろう。

175名無しさん:2017/05/02(火) 16:18:13 ID:UeurYewQ
「アオ行きます!」

アオがダイスを転がす。

「4だ。えーっと…アオイとして発言します、他キャラクターのいるマスを踏んだらどうなりますか?」

「はいはい。何も起きないよ。良くも悪くも」

「よし!じゃぁフミと同じマスまで進むよ!」

アオは序盤のムーブを理解したようだ。

「アオはフミの通った安全なルートを辿ってフミと合流したよ」

「じゃあ、特にやることないので次の人!」

「私だな、それ」

レナさんがダイスを転がす。出目は6。

「うーん、合流しても良いけど…3マス進んで、判定3かな」

「レナはフミの手前のエリアをを用心深く見回すと…なんと天井からゴブリンが降ってきたぞ!
 が、着地に失敗しこちらを見失っている、先制攻撃できるな」

「ここで倒さないと危ないか、攻撃する。不意打ちだし皆は呼ばないよ」

「ダイス2つを転がして攻撃判定どうぞ…まぁファンブル以外当たるね」

「ファンブル?えーっと、4と6で10だな」

「両方ゾロ目のことだね。攻撃成功、レナの槍がゴブリンの体を貫く」

「てやぁあ!」

攻撃成功と同時にレナが掛け声で場を演出する。

「レナ!?あ、ゴブリンがいたのか!」

「流石レナさん!」

「おお…」

「ゴブリンは不意を突かれ、何もできないまま絶命した。亡骸を物色すると金貨が1枚だけ手に入った」

「命に比べて安いものだが…貰っておこう」

レナのロールは普段とあまり変わらないような気がするが、
普段から華鈴ちゃんのナイトみたいなものだし違和感がないのはそのせいだろう。

それぞれ1巡し、感覚をつかめただろう。次からが本番だ。何度も余裕のあるマス目では進めないからね。
モモが残機1、他は残機2。残機の回復アイテムもあるし、スタートしては上々だろう。
モモは調子に乗りやすいので要注意。アオはまだわからない。フミとレナは安心して見ていられるな。

176名無しさん:2017/05/04(木) 17:26:27 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(1)

たかし君は今年小学四年生になったばかりの男の子です。
地方のとあるマンションで暮らしています。
運動も勉強もそこそこ、クラスにも馴染み、学校生活はとても充実してます。お父さんもお母さんも優しく、時には厳しいけれどもたかし君はご両親のことが大好きです。ご両親もたかし君に愛情をたっぷり注いでいます。しかし、たかし君には悩みがありました。
ご両親にも友達にも言えない悩みです。
今日はたかし君のお父さんとお母さんがお仕事で遅くなるため、たかし君は隣に住む親切なお姉さんのところにお邪魔してます。

「たかし君、味見お願いしてもいい?たかし君好みでいいよ」

「うん、…大丈夫、このままでおいしいよ」

「そう?ふふ、じゃあもう少しで出来上がるから居間で待っててね」

「わかった」

お姉さんはジーンズと白いTシャツの上に黄色のエプロンを着けています。胸は頭より少し小さい程度でとても大きく、お腹も3フィート風船より少し大きいぐらいに膨らんでいます。ジーンズも大きなお尻でパツパツです。髪は茶色のポニーテール、長さは首元ぐらい。パッチリとした目で健康的な可愛らしいお顔です。お姉さんは人間ではありません。バルーン・アンドロイドでした。
居間にいるたかし君はキッチンにいる風船お姉さんの動きに夢中です。些細な動作も仕草も、たかし君に刺激が強いものでした。たかし君の股間は勃起してます。しかし、たかし君はこれがなぜ起きるのかよく分かっていません。風船お姉さんを見るとドキドキして、おちんちんが硬くなって痛むのです。お母さんやクラスの女子を見てもこんなことにはなりません。
それがたかし君の悩みです。

「お待たせー、カレーライスだよー。私は食べれないけど多分おいしいよ」

たかし君の前に美味しそうなカレーライスが運ばれてきました。

「い、いただきます!」

先ほど味見はした時は美味しかったのですが、今はおちんちんが硬くなってズボンに擦れてしまい気が気でなくなってしまい、たかし君は味がよくわかりませんでした。

「おいしい?」

「おいしいよ!お母さんのに負けないぐらい」

「なら良かった。味覚かぁ、本とかで表現はよくみるんだけど、よく分からないんだよね」

少し残念そうな表情で風船お姉さんは話します。
風船お姉さんは図書館で司書をやっています。
とても優秀で図書館にある本を全て把握してるそうです。地域活動にも積極的に参加し地域の方からの信頼も厚いです。たかし君のご両親も風船お姉さんを信頼しており、こうして夜が遅くなる日はたかし君を預けて行く間柄です。

「ご、ごちそうさま!」

「はやいねぇ、お代わりいる?」

「だ、大丈夫!お、お風呂入ってくる!」

「はいはーい」

たかし君は風船お姉さんが空いたお皿を持ってキッチンに向かったのを確認して、お風呂場に駆け込みました。
たかし君は脱衣所で服を脱ぐ時は慎重に脱ぎましたが、パンツを脱ぐ時おちんちんの先っぽが擦れてしまいました。

「ふわっ、な、なにこれ…」

ギンギンに硬くなったおちんちんを擦ると気持ちいいのでは?たかし君は考えついてしまいした。

戸を閉め、お風呂場のバスチェアに座ってたかし君はおちんちんを左手で握り、シコシコと上下させました。

「んっ!くぅっ!あぐっ!?」

しかし、たかし君にはまだ刺激が強く声が漏れてしまいます。

「たかし君!?大丈夫!?」

声を聞いて風船お姉さんがお風呂場に駆けつけて来てしまいました。

177名無しさん:2017/05/04(木) 17:27:30 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(2)

ガラガラっと容赦なくお風呂場の戸が開かれます。
何も考えずにシコっていたたかし君は戸の方を向いていました。
風船お姉さんの目に勃起した子供のおちんちんとそれを握って感じているたかし君が映ってしまいました。

「あ…」

風船お姉さんもどういう状況かわかったようです。
たかし君はまだ小学四年生。風船お姉さんは性への目覚めがこんなにも早くから来るとは思っておらず、驚いています。
たかし君はオナニーを本能で行いました、しかし、人に見られると恥ずかしいということは理性で判断できました。
ましてや他人の家のお風呂場、見られたのは大好きな風船お姉さん。

「えっ、あ、あの、その!これは違くて…!おちんちんが勝手に!大きくなって、その…!」

たかし君のお顔は真っ赤です。

「う、うん…た、たかし君、もしかして…私の体を見て興奮してたの?」

風船お姉さんはまさかと思いながらも、優しくたかし君に問いかけます。

「……うん、シオリお姉ちゃんを見てると…おちんちんが大きくなって…」

たかし君は観念して素直に風船お姉さんに告白しました。風船お姉さんの名前はシオリと言うんだね。
図書館で働いてるからかな?

「お姉さん、ほら、まん丸だから…、
普通ならウエストが引き締まって、おっぱいとかお尻が大きい女の子が好きになるんじゃない?」

「ううん、シオリお姉ちゃんが良い!パンパンで大っきい、太ってるけど、太ってないの!
おっぱいもお腹もお尻も…うくっ」

困った顔のシオリお姉さんを見てたかし君のおちんちんはさらに硬くなりました。先っぽからは透明な粘液が出ています。
それを見てシオリお姉さんは悩みました。たかし君のためにこの場で手コキをして楽にしてあげるか、何事もなく出ていくか。
しかし、たかし君が膨体フェチの貴重な人材だとわかったシオリお姉さんは決心しました。。

「うん、わかった。たかし君、お姉さんお布団で待ってるから。体を洗って水気を拭いて裸で来てね」

そう言ってお姉さんはお風呂場から出て行きました。
たかし君はお姉さんが何を言っているのかわかりませんでしたが、ドキドキしながら急いで体を洗いました。おちんちんはできるだけ刺激しないように洗いました。シャワーで泡を流し、お風呂場を出てタオルで体を拭きます。おちんちんは勃起しっぱなしです。たかし君これから何が起きるのかはわかっていませんが、雰囲気で興奮しています。

178名無しさん:2017/05/04(木) 17:29:31 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(3)

たかし君が居間に戻ると、テーブルは片され、布団が敷かれていました。
布団の上には裸になったシオリお姉さんが正座していました。シオリお姉さんの横にはドレッシングの容器のようなものが置いてあります。

「お姉さん、今だけはたかし君の風船…単なる風船だから…たかし君、好きに使って良いよ?」

そう言いながらシオリお姉さんはドレッシングの容器からトロッとした液体を体にかけました。
シオリお姉さんの表情はとても艶かしく、普段見せるものとは別でした。
たかし君は我慢できずシオリお姉さんに抱きつきました。

たかし君はまず、シオリお姉さんの胸の谷間とお腹が接している場所におちんちんを入れました。
三か所の風船から刺激を早くもたかし君はイってしまいそうです。

ちゅっぷちゅっぷちゅっぷ

それでもたかし君頑張って腰をふりました。

「いきなりパイズリと腹ズリしちゃうなんて…エッチなたかし君」

そう言うとシオリお姉さんは胸をギュッと寄せたかし君のおちんちんを締め付けました。

じゅぷっじゅぷっじゅぷっ!

「あ、あうっ!うっ…ああああ!」

びゅる、とシオリお姉さんの谷間からたかし君の精液があふれ出しました。

「な、なにこれ…はぁ、はぁ…気持ちいいよ…シオリお姉ちゃん…」

「ふふ、風船で精通しちゃったのね…あら?まだ硬い…」

たかし君のおちんちんは1回の射精では力尽きませんでした。まだまだ硬さを保っています。
たかし君はおちんちんをシオリお姉さんのお腹に押し付けながら自分の頭よりも大きいおっぱいを吸い出しました。

ぎゅっぎゅっ
ちゅぱちゅぱちゅぱ…

「ん…上手よ…たかし君」

シオリお姉さんも感じてきたのでしょう。乳首がぷっくりと立ってきたようです

ちゅぷちゅぱちゅっちゅ
ぎゅっぎゅっ…ちゅるん!

「あん!」

シオリお姉さんが突如喘ぎ声を上げました。
たかし君が押し付けていたおちんちんがおへそに入ってしまったようです。
たかし君は突然の全方位の締め付けに驚きを隠せません。

「あ!あ!な、シオリお姉ちゃん!おちんちんが吸い付かれる!あ!」

「あん、んん…!たかし君…おへそ攻めなんて、本当に小学生?お姉さん、とっても気持ちいいわ…」

じゅぷじゅぷじゅぷ!

たかし君の腰が再び激しく動きます。性欲に脳が支配されているようです。気持ち良いことに対してとても貪欲です。

「ん…ふっ…んんん!」

シオリお姉さんがびくんびくんとちょっと震えました。敏感なところを責められちょっとイってしまったようです。

「で、でちゃう!さっきと同じの…んん!」

ぶちゅ

たかし君はシオリお姉さんのおへその中で射精しました。
じわじわと精液がおへそから漏れてきました。

「はぁ…はぁ…」

「ふぅ…ふぅ…たかし君、どう?おちんちん、落ち着いたかな?」

ちゅっぽん

「ん…うそ、まだおっきいの?すごいねぇたかし君」

「はぁ…もうだめ…」

たかし君はおちんちんを勃起させたまま仰向けになってしまいました。
小学4年生には少し早すぎたかもしれません。ですが、おちんちんだけは一人前まだまだ元気です。

179名無しさん:2017/05/04(木) 17:30:17 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(4)

「動けなくなっちゃった?じゃぁお姉さんサービスしちゃうぞ」

シオリお姉さんは仰向けのたかし君に馬乗りなって、勃起したおちんちんを自分のアソコにゆっくりと挿し込みました。

「ん?あれ?入ってる?」

こんなに立派でもやっぱり小学生、大人のシオリお姉さんには小さすぎたようです。

「んー…そうだ」

シオリお姉さんはそのまま立ち上がって、部屋の奥から身長ほどあるガスボンベを台車で運んできました。

「危ないから布団からは距離を離して…ホースは…届くね、ん、んん!」

シオリお姉さんはガスボンベに繋がったホースをお尻の穴に差し込みました。
抜けないことを確認して、シオリお姉さんはバルブを回して自分の体に空気を入れ始めました。


「んん…あはっ空気が入って体が張っちゃう…でも、これなら…」

膨らむお腹を支えながら、再び馬乗りになってたかし君のおちんちんを自分のアソコに挿し込みます。

じゅぷ…ちゅぷ…じゅぷ

「あああん!いい!子供のおちんちんで感じちゃう!」

シオリお姉さんは体を膨らませることでアソコの幅を狭め、たかし君のサイズでもキツキツになるようにしたのです。

「あ…だ、だめ、もうでないよ!はぁ…んん!だ、おちんちんが壊れちゃうよぉ」

「こんなにビンビンガチガチのおちんちんなのに?う、そ、つ、き。えいっえいっ!」

じゅっぷじゅっぷじゅうぷ

シオリお姉さんは何度も何度腰を上下させてたかし君のおちんちんとピストン運動をします。

みしっ、みちっ、みちち…
じゅっぷ!じゅっぷ!じゅっぷ!

シオリお姉さんの体はみるみる大きくなっています。
おっぱいは3フィート風船サイズ、お腹は直径2mはあるでしょうか。
腕や足もぱつぱつに膨らみ、上下するたびにみしみしと風船が破裂に向かっている嫌な音がしています。

たかし君はお腹に押しつぶされ、まともに声も上げれません。

「んぷ…ぷへ、し、シオリお姉ちゃん、破裂しちゃ…」

「たかし君が射精するまで割れないわよー、それ…ん!んんん!あぁん!」

じゅっぷ!じゅっぷ!じゅっぷ!

「んんん!!で、出るぅ!」

「あ、あ、私も、イッちゃう!子供ちんぽで!イッちゃうぅ!」

こぽっ…


シオリお姉さんのアソコから、少しだけ粘液が漏れました。
しかし、ほとんどがシオリお姉さんのものでした。
たかし君は本日3度目の射精、流石に量は少なかったみたいですね。

180名無しさん:2017/05/04(木) 17:31:15 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(5.終)

「はぁ…んん…も、もう…無理だよ…」

「んふ、お疲れ様、じゃぁ…空気止めるね…」

流石に疲れ果てた、たかし君に無理はできないと、シオリお姉さんはここで終わりにしようと思いました。
立ち上がってガスボンベを止めようとします。

「んしょ…ん…んん?抜けない?ちょ、ちょっとたかし君?まだおちんちん勃起してるの?!」

たかし君の強大な精力は体力を越えました。勃起したおちんちんがしっかりシオリお姉さんのアソコに嚙み合ってしまいました。

「あ、あ、んん!ぬ、抜けない!たかし君!ぬ、抜いて!止めないと本当に破裂しちゃう!」

「んん…!んん、んんん!?」

たかし君はお腹に押しつぶされそれどころではありません。

みしみしみしみし…みちっみじっ…みっぢ…

シオリお姉さんの体には容赦なく空気が注がれます。
パンパンに膨れ上がりもう破裂寸前です。

「あ、あ、だめ!破裂しちゃう!ああぁ!たかし君!こ、これが!
子供おちんぽに負けたエッチな風船の末路よ!目に焼き付けて!ああああ!破裂しちゃう!パァアアンって!
お部屋に私の体飛び散っちゃうぅ!!」

みぢみぢみぢ

「は、破裂するぅうううううう!!!」


パァアアアアアアアアアアアン!!!


シオリお姉さんは限界を超えて破裂してしまいました。
皮やゲル状の物体がそこら中に散乱し、辛うじて形の残った手足のパーツも萎んでしまっています。
ごろっとシオリお姉さんの生首がたかし君の顔の横に転がります。

「あ、あああ…ぼ、ぼく、シオリおねえちゃんを殺しちゃ…」

「大丈夫大丈夫…ふふ、アンドロイドだからね、ふふ、どう?おちんちんは落ち着いた?」

シオリお姉さんの生首が怖がるたかし君に優しく微笑みます。
シオリお姉さんはバルーン・アンドロイドなので破裂しても平気なのです。
たかし君のおちんちんも破裂のショックでようやく静まったようです。

「す…すごいね…シオリお姉ちゃん…」

「また遊んであげるね?おちんちんが我慢できなくなったらいつでも声をかけてね」

「う、うん…ありがとう」

「じゃぁ、すっきりしたところでお掃除しよっか。お父さんとお母さんが帰ってくる前にね。
あ、もちろんこの事は2人だけの秘密。誰かに言ったらもうしてあげないからね」

「わかった、約束するよ」

「うん、良い子だねたかし君。それじゃ…クローゼットに替えのボディあるから、私を運んでくれる?」

「うん」

たかし君はシオリお姉さんの体の虜になってしまいました。普通の性癖には戻れないかもしれません。
シオリお姉さんはたかし君に運ばれながら、私好みのおちんちんをどう育てようかと考えがいっぱいです。
たかし君はそんなお姉さんの考えも知る由もなく、これから先のあらたな性体験にワクワクしています。
2人の日常が変わることはないでしょう、ここは2人だけの世界、2人だけの秘密なのですから…

181名無しさん:2017/05/15(月) 00:19:38 ID:Lv5tkH8U
バルーン・アンドロイドの世界設定をピクシブに掲載しました。スレのど真ん中に書くような内容ではなかったので…
基本的にスレには最新版、ピクシブには修正した話と短編を掲載していきたいと思います。

‪ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8171202‬

182名無しさん:2017/05/19(金) 21:16:05 ID:rsYenZSo
短編「バルーンショップ」を投稿しました。
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8187603

短編はピクシブにあげていこうと思います。
過去掲載の短編もいずれ向こうにまとめていきます。

183名無しさん:2017/05/22(月) 22:15:19 ID:rmUwjS1c
短編「サーカスのアルバイト」を投稿しました。
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8200950

いつぞやのバーディーとキャンディが登場します。

184名無しさん:2017/05/30(火) 23:59:46 ID:25vrVaXQ
短編「ミルクタンクアオイちゃん」を投稿しました。
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8232837

アオイちゃんが主役です。

185レディーボーイ:2017/11/15(水) 15:42:25 ID:4n12s.4g
ああ....風船爆弾になりたい....
ムチムチぷよぷよの風船体型のふたなり型アンドロイドな風船爆弾....
豊満なお腹がつつむ危険この上ない爆発性の気体
アセチレンをおなか一杯つめこんで
むちむちフワフワに豊満さんしちゃった男娘が
フワフワに広がるスカートのドレスにつつまれてますます豊満に可愛らしく膨らんで
大空にうかぶのよ。スカートからはロープがつながれてフリフリのゴンドラが
つられてゴンドラに置かれたガスボンベが二本つまてれてペニスにつながれたホース
を通して、美しい男娘にアセチレンガスと酸素がもっとも危険な比率で
注入されるの。ボクはその男娘よ....
ボクの周辺に雷雲がまきおこり、ボクのまわりで空中放電がおきはじめたの
ああ....たまらない....ボクどうなっちゃうの?

186レディーボーイ:2017/11/15(水) 15:47:07 ID:4n12s.4g
ああ....風船爆弾になりたい....
でもアセチレンじゃ大空に浮かべないから...
しかたがないから危険性は1段低い水素にするわ
水素+酸素のパンパン男娘じゃ、爆弾にはなれないわね
せいぜいヒンデンブルグちゃん程度で、あまり華やかな最後は
飾れないけれど

187名無しさん:2018/04/18(水) 03:07:59 ID:.sHj0nrU
ある日、いつもの通りモモカとおしゃべりをするために井上の家を訪ねたアオイちゃん
一見すると、いつも通りの素振りで過ごしているのだが、モモカが一瞬流しでつけているテレビに気を取られたり、井上から時折くるLINEに返信しているスキをついてアオイちゃんの視線は井上家のリビングにあるウォークインクローゼットの様子を伺うのだった。

188名無しさん:2018/04/18(水) 03:12:47 ID:???
実は以前から井上、モモカとの3人で、あるいは井上が仕事の日に家にいるモモカと2人で街に(お忍びスタイルで)出かけているアオイちゃん。
そんなお出かけを重ねる折り、ある違和感に気づいた。
「大きなウォークインクローゼットがリビングにあるのにモモカはいつも自室やリビングのカラーボックスから服を出している。」

189名無しさん:2018/04/18(水) 07:51:44 ID:???
第一にアオイちゃんがモモカにスーパーバルーンボディを勧めた頃、あとでよく見たら気づいたのだが、ソファーの足元、テレビ裏、窓際etc.にリビングには相応しくないガスボンベの数々が転がっていたのだが、今日改めてみてみればそれらが一様に無くなっていた。アオイちゃんは井上宅の隣に住んでいるのでモモカがガスボンベで破裂するようなことがあれば分かるわけで、あのときのガスボンベをすべて消費するほどのガスを使っていたかと言われると、おおよそそんなに破裂していた記憶がない。とすればあのガスボンベの数々はどこに消えたのか。アオイちゃんは井上さんとモモカが自分の前で決して開かないウォークインクローゼットを疑っていた。

190名無しさん:2018/04/18(水) 07:55:18 ID:???
実はアオイちゃん、今日はそのためにいつもなら夕方、そろそろ仕事から帰る井上を出迎える準備をする頃合いを察して解散を言い出すところ、あえて言わずに井上宅のリビングに居座っていた。
モモカはモモカで、そんなアオイちゃんの企みを知らない、どころか・・・
「あ、いっけない!」
「うん?どったのモモカ?」
「井上さん帰ってくるから夕ご飯の準備しなきゃ。買い物行きたいんだけど、アオイちゃん買い物一緒に来る?」
チャンス!
「いいえ、買い物をしにいくような人の多いところで顔バレしちゃっても面倒ですので、今日は留守番をさせてくださいな。」
アオイちゃんは言ってモモカに『えー!普段買い物とか一緒に行ってるのに今日に限って?』と突っ込まれるのかと失言に冷や汗ものだったが・・・
「そっか、アオイちゃんアイドルでテレビ出てるもんね〜。」と気づいた様子はなかった。
買い物に出かけるモモカを玄関先とベランダから確実に見送ったアオイちゃん、井上宅のリビングに戻った。
「やれやれ普段のモモカ、もうすっかり同棲彼女か若奥様のそれよね…。」と嘆息気味につぶやきつつ「さて、と。」
これからいよいよ、と怪しい笑みを浮かべた。

191名無しさん:2018/04/18(水) 08:11:21 ID:???
アオイちゃんが意を決し、開かずのウォークインクローゼットの扉に手をかけ、観音式に開く扉を思いっきり開けると・・・
「わぁぁ・・・・・!」
比較的小さな風船用、自転車用空気入れ、エアコンプレッサーなどもあったが一番アオイちゃんの目に留まったものは・・・
「ヘリウムに酸素、窒素、二酸化炭素にすごい、こっちは亜酸化窒素に六フッ化硫黄って書いてある!」
毒性や可燃性のあるものこそなかったもののそれ以外で言えば全部あるんじゃないかと思えるほど数々のガスボンベが所狭しと並べられていた。
「モモカ良いなあ…私でもこんなに揃えたらギャラが全部無くなっちゃうよ。」
そう言いながら、数多くのガスボンベを前にアオイちゃんの右手は自らの少し湿り気を帯びはじめた股間に伸びていた。

192名無しさん:2018/04/18(水) 08:53:00 ID:???
ブルブルブル!
不意にアオイちゃんのスマホが震えた。
トリップしかけのアオイちゃんはそれにビックリしながら、おそるおそるスマホを見てみると・・・
モモカ:ごめん!今日17:00〜タイムセールあるのわすれてたよ…。ちょっと帰るの遅くなっても大丈夫?
・・・とあった。
アオイちゃんはやりかけた興奮を抑えつつ、平静を装って
アオイ:それじゃ帰ってるまでリビングの漫画でも読んでるね(^^)v
と返信した。
モモカ:分かった!帰る頃また連絡するね〜
と返信を貰った。モモカはこういうところが丁寧な性格なのかこういう返信をすればまず間違いなく帰るときに連絡が来る。モモカの口振りから察するに井上さんも帰ってくることはないだろう。結論・・・
「ちょ、ちょっとくらいガス使ってもモモカ怒らないよね…。」
もう誰にも止められない、テレビではお見せできないエロモードのアオイちゃんがそこにいた。

193名無しさん:2018/04/19(木) 04:15:38 ID:???
アオイちゃんはウォークインクローゼットに並ぶガスボンベのうち、以前モモカと2人で使った大型は灰色ガスボンベを引き出した。
それなりの重量物ではあるが、オナニーに全力を傾けているアオイちゃんにとっては円筒形で転がせば簡単に出せることは簡単に理解できた。その先までもう少しCPUの演算能力を割り振って欲しかったのだけれども。

194名無しさん:2018/04/19(木) 04:21:50 ID:???
もはや待ちきれないといった様子のアオイちゃん、ガスボンベにチューブが繋がっていないことに嘆息すると、ウォークインクローゼットから転がりだしていたエアステップポンプのホースを外すとガスボンベにそれを取り付けようとする・・・が、もともと接続が考慮されているものではないので全く繋ぐことができない。アオイちゃんはやきもきしながらリビングを見渡し、たまたま置いてあったガムテープで無理やりガスボンベとポンプの青色ホースを繋いだ。これでガスボンベ側の準備は整った。

195名無しさん:2018/04/19(木) 04:49:18 ID:???
青色ホースの先端に持ったアオイちゃんはこれまでの準備ですっかり潤いきった自らの股間に手を伸ばし、これからヘリウムガスを注ぎ込む穴を探す。
「今日は誰も見ていないし、こんなにビショビショになんだから、もう前でいいや…」
と、探しあてた前の穴にホースの先端を差し込んでいく。
「あぁっ・・・くぅ!」
ホースを差し込む刺激とこれから訪れる快感が相まって、アソコから滴るローションの量が増した。そうこうして、アオイちゃんはなんとかガスボンベと股間を繋ぎ終えた。
「えーっと、確かヘリウムガスのボンベは左だったよね…と、んしょ…」
アオイちゃんは、モモカとオナニーするときにモモカがさり気なく準備でしていることをすっ飛ばして、意気揚々にヘリウムガスボンベのコックを開いた。

196名無しさん:2018/04/19(木) 05:04:21 ID:???
バシュゥゥゥゥゥ!!!!!
突然にあがる大音と跳ね上がるホースに驚いた直後、100気圧を軽く越えるヘリウムガスがアオイちゃんの胎内めがけて一気に充填されはじめた。
「キャッ!?」
そうなるとアオイちゃんのお腹は爆発したかのように一気に膨らみだし、最早その制御はアオイちゃんの手に負えなくなっていた。
そう、モモカといてオナニーする場合、以前の経験からガスボンベの取扱いに慣れているモモカはボンベにレギュレーターとホースを繋いでからホースの先をアオイちゃんに渡していたのだが、今日の場合ボンベの繋ぎ方を知らないアオイちゃんが素人判断で繋いだため、ボンベの内気圧を胎内に直接うける形になってしまった。
人間の女性ならいくらお腹が膨らむようにしていたってのたうち回るだろうこのシチュエーション、だがそこはアオイちゃんも膨らむことに特化したバルーン・アンドロイドであることに変わりはなく、
「あっ…あっ…あっ…き、気持ちいい♪」
自らの少しモモカよりも控えめな乳房に手を添えて、この異常な膨腹オナニーにのめり込んでいった・・・・・。

197名無しさん:2018/05/07(月) 06:52:46 ID:???
実はアオイちゃん、今日はオナニーできるんじゃないか、と期待してたことに加えテレビなどでバルーンアンドロイドとしての仕事(要するに膨腹や破裂)が仕事のとき用のボディではなく、バルーンアンドロイドの風俗嬢(※モモカの前職)でよく使われる膨腹プレイ用ボディを使ってここに来ていた。というのも・・・
「いくら本気で…んっ…感じないと…んはぁ!乳首が立たない…ああぁぁ…ボディでも…うんっ…これだけお腹膨らませれば………」
アオイちゃんが呟いたようにボディの乳房のてっぺんはお腹にヘリウムガスが注入されるに従ってムクムクとアオイちゃんの快感度を示すかのように立ち上がり始めていた。
「これで乳輪の周り…うんっ…をっと……ふぁっ!?」

198名無しさん:2018/05/15(火) 03:32:18 ID:???
乳首から得た快感にボンベと繋がった膣口が弛緩したのか、アオイちゃんのアソコからはボンベに入ってた圧力ほぼそのままのヘリウムガスが減圧も、まして止められるものもなく子宮内に飛び込んでいき、アオイちゃん自身の興奮によって高まったCPU熱が身体全体に放熱されていることから、膨らんだ子宮内でヘリウムガスは温められ、注入されるガスと加熱により体積を増すガス、二重の拡張、増圧によってアオイちゃんの子宮からは本人のCPUがシャットダウンしかねないほどの快感が次々と襲いかかる中、アオイちゃんはすでに快感に身をよじることしか出来なくなっていた。時間はスーパーのタイムセールの時間をとっくに過ぎ、おそらくモモカも帰途についていることだろうが、快感しか捕らえることのなくなったアオイちゃんのCPUではそこに考えが至ることすら不可能になっていた。

199玲奈アントワネット:2018/09/17(月) 13:43:01 ID:KUVfniYw
ぼくはレディーボーイなの...
淑女少年な....男の娘って....ホント豊満なコばかりなの
女の娘には絶対にありえない 豊満さんばかりなの。
風船のようにふくらむおしりはそれこそぷわぷわ フトモモもふっわふわむっちむち
下半身の膨らみはもう超豊満
オナカも柔らかく可愛らしく膨らんでる...乳房はないけど胸はプックラ

優しく優雅に色っぽく膨らんだ
真っ白なフワフワムチムチもち肌につつまれた
マシュマロの柔らかさと風船の弾力をにあふれるカラダは
女の娘以上に脆美で膨美で豊満可憐でエロいのよ。

ぼくのお写真よ...... ://www.jpdo.com/sa01/281/img/1294.jpg

レディボーイのセクシーな膨らみを更に強調するのがフワムチボディを包んで
フワフワにパニエで華やかに膨んだ、フリルレース満載の可愛いスカートよ。
豊満なお腰をコルセットできりと締めると、スカートはブワッて広がって、大きくふくらむのよ...
おしりやフトモモのセクシーな膨らみを一層強調して, まるで風船のようなシルエットはたまらない。
今にもボーン!!って爆発しそう.....もう 、タマラナイわ。ご主人さまはこんな脆美で贅沢な
超絶豊満な色白ムチプヨ美少年を守ってあげたくなるそうよ。

風船というよりエアーシップかしら?  カラダはとうに女を通り越したエロさなのに
お顔は凛とした美少年の面影を漂わせていて.... まるで貴婦人のような高貴な風情
こんな美少年娘レディーボーイのぼくが
   「ああ....ご主人さまあああーーーボクはぼくは華とちりますうーーーー」  
手にもった短刀でお腹を突き.....ああお腹は破れて!!
   きゃああああーーーーーッツ あっれえー  ぱああーーーん!!!!
ぼくのカラダは引き裂かれ、その衝撃で火がでました。火はぼくのカラダを超豊満にしている
高圧の空気細胞でかこまれた脂肪細胞に引火.....ぼくのカラダは火の玉に...

   ボボーン!!!     チュドーン!!!

ああ大爆発!!!フリフリのスカートやパニエがズタズタに引き裂かれ、お腹やおしりやふともも
の断片とからみ合った残骸になって激しく飛び散ったの。あちこちで飛び散った残骸の肉片が炎上
してボンボン音たてて爆ぜ まるで飛行機の墜落現場のような無惨なありさまに....この破片をど
うつなぎあわせばあの絢爛豪華な豊満淑女少年レディーボーイのぼくになるというのでしょう。

200名無しさん:2019/05/24(金) 00:55:06 ID:???
タイムセールを戦い抜いたモモカが両手に食料と日用品の入った
大きな買い物袋を3つも手に提げて帰宅した。

「ただいま〜、アオイちゃん!遅くなってゴメンね〜」

「・・・・・・・・・・・・」

ふと、さっきも帰ることをメールしたのにアオイちゃんから返事が無かった。
余程読み始めた漫画に夢中になってるか、アイドルゆえの精神的な疲労から
充電モードに入っちゃってるのかなと考えつつ玄関から中に入る。

もしリビングで座ったまま充電モードになっていたらベッドで寝かせてあげよう
なんてことを考えつつリビングのドアを開け・・・られなかった。


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