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【765・876】仮眠室・個室6号室【346・ML・315】
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>>520
――もらったわ。そこぉおぉっ！
……チィ…運のいい…
（状況的にどうかはともかくメンタル的にはもはや完全に相手を飲みにかかっている）
（プールサイドまで登りきり、動揺する芽衣子さんにずんずんと距離を詰めて）
（まるで手刀でも打ち込むような勢いで放った手は、すんでのところで彼女が足を滑らせてよろけたことにより空を切る）
（…ちなみに、狙った場所は明らかに彼女が握りしめていた自分の水着のトップスではなく）
（芽衣子さんがこちらに向けた背中の、中央。そう彼女の着ているトップスのあたり）
（頭の中では勝利条件が、すでに自分の水着を奪い返すことではなくこの屈辱を雪ぐこと即ち彼女も同じ目にあわせることになっていて）
（みなぎる殺気も吐き出す台詞も、なんだかまるでロボットアニメかなにかのワンシーンである）
さて、そろそろ決着をつけましょうか
…知らなかったかしら？私って負けず嫌いなのよ。ものすごく。ええ、ものすごく
さあ、これでおしまい…っっ！！
（後退する芽衣子さんに悠然と歩み寄って近づく）
（敢然とした勝負の意思を孕んだ笑み）
（パキポキと指を鳴らしてにじり寄る…ちなみに、おっぱい丸出し）
（…こうでさえなければあるいは緊張感もあるのかもしれないが）
（ともあれ、アイドル同士の水着剥ぎデスマッチなんて言うかなりアレなことに種目がいつの間にか変わっていて）
（ダン！と一歩、鋭く踏み込むと下から芽衣子さんの胸元をすくい上げるような軌道で指先が迫る）
（狙いは依然、彼女の着ている水着を剥ぎ取ること。さて、結果やいかに）
【では、今夜もよろしくお願いします】
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