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退魔教会『銀剣機関』
47
:
神夜
◆ZMOpGghC1k
:2020/07/30(木) 17:02:20 ID:m5cE4ZTc
>>46
「――ひあああっ、あああぁぁああああ゛あ゛あ゛あああぁああぁぁああぁあああ゛あ゛ああっ!!!!?!?」
全身を駆け巡る電流に、私の意識は覚醒した。
……性格には、覚醒させられた。
・快楽電流:▲「快楽値」+20
→現在快楽値:40(快楽レベル:2)
「はあ……はあ……はあ……」
意識を覚醒させられても、私はすぐに動くことができなかった。
全身が気だるく、重い。体力は戻っているのに、ひどく疲れたように感じられる。
(ここは、どこ……?)
どうやら、私はどこかの部屋に仰向けに寝かされているらしい。
だが、普通の部屋ではなかった。
壁や天井が赤かピンク色のグロテスクなもので作られている。
そのうえ、視界が薄っすらと桃色に染まっている。
(これは、まさか……瘴気濃度が、目に見えるほど濃いとでもいうの?)
そもそも、私はなぜこんな場所に倒れているのだろう……?
(そうだ私は……触手に犯されて……)
(犯されて、純潔を……)
嫌な記憶が脳裏を埋め尽くし、唇を噛みしめる。
(そうだ、それで気を失って……じゃあ、ここは?)
(男の……声?)
現状を理解できず戸惑う私に、声が聞こえてきた。
「あ、貴方方は……――っ!!?」
私の視界に入ったのは、二体の妖魔の姿。
私に何をしようというのか、その視線は私の身体に注がれていた。
(身体がなにか、おかしい……!)
気だるさが、まだ消えてくれない。
全身疼く上に、今までとは別の熱が体の内側を巡回している。
胸がズキズキと張ってる感じがするし、強い尿意を感じる。
そのうえ、全身が汗に濡れている。
(武器も、なくなっているか……まずいな)
行動:妖魔の姿を見て、立ち上がって素手でも戦う構えを作ろうとする。
乱数:3
体勢:仰向けに倒れて、悍ましい壁や天井の部屋に寝ている。
全身が疼いて、強い尿意を感じてしまう……。
精神:妖魔……それも鬼……かなり強い力を持っていると考えるべき……私の武器は、どこに?
【さい、あく……?】
【確かにちょっと違和感はありますが……まだ、感覚がしっかりと戻っていなくて……】
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