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変身譚

168名無しさん:2022/02/12(土) 21:01:19
>>167の改訂です

願い箱

中学生の武流は、
水泳教室のインストラクターの実菜に恋心を抱いており、
思い切って告白してみたのだが、

「ごめんなさい、恋愛ごっこをやる程、暇じゃないの。」

武流が泣くのを堪えながら雑貨店の前を通りかかると、
店先に置いてある奇妙な置物に興味を抱き、
置物を手に取って触ってみると、店長らしき女性が現われ、
武流は慌てて置物を元の場所に置こうとすると、

「折角だから願い箱に願い事を書いた紙を入れても良いわよ。」

店長に勧められるまま用意された紙に、
「実菜より大きくなりたい。」と書いて箱に入れると、

「あなたの願い、叶うと良いわね。」

翌日、プールから出た武流に実菜が声をかけるが、

「武流君、背が高くなったかな。」
「そ、そうですか。」
「気のせいかな・・・どれだけ泳げるようになったか計測するわね。」

武流が勢い良くプールに飛び込むと、そのまま泳いでいくのだが、

「ちょっと速過ぎるわ・・・」

すると実菜の胸やお尻が小さくなり、
背丈が縮んできた事で水着が少し緩くなり始め、
急激に筋肉が落ちて腕や脚が細くなって、
筋肉だけでなく脂肪が落ちていく事で、
体つきが中性的なものへと変わっていく。

しばらくして武流がプールから上がってくるのだが、

「あれ君、実菜さんに・・・」

ふと鏡を見ると、張り出してきたばかりの肩はだいぶ広がって、
平らだった胸は厚みを増した胸板となり、
腕や脚は硬く引き締まった筋肉で太く逞しいものとなって、
少しきつく感じていた水着が、
布地が小さくなりながら競パンへと形を変えて、
緩くなっていた実菜の水着も子供用に変わっていった。

「ど、どうしよう。」
「ま、まさか・・・」

武流と実菜は姿だけでなく立場も交換してしまったようで、

「実菜ちゃん、泳げるようになったね。」
「きっと武流先生の指導がよろしいからでしょうね。」

慌てて実菜を連れて雑貨店へと向かうと、店長が、

「あら、願いが叶ったようね。」

武流が今すぐ自分と実菜を元に戻して欲しいと頼んでみるが、

「白い紙だから数日もすれば効力が消えるわよ。」
「だいたい実菜さんを子供にしてくれって頼んでないのに。」

実菜まで巻き込んでしまった事を気に揉んでいると、

「武流君はどうして大きくなりたかったのかな。」

武流は実菜が自分の告白を断ったのは、
自分をまだ子供だと思っているからで、
実菜と釣り合うだけの男になれば、
実菜が振り向いてくれると思ったからだと説明すると、
実菜はそっと抱き締め、

「もう少しあなたの気持ちを考えて上げれば良かったわ。」

数日後、武流と実菜はすっかり元に戻ったが、
武流がプールから上がると、

「ど、どうしました、実菜さん。」

すると武流の腹を触りながら、

「腹筋が硬くなっているみたいね。危うく見逃がすとこだった。」


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