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カオスロワ避難所スレ3

331開始せよ 世界大戦:2019/04/11(木) 11:41:36 ID:ape0A4TY0

二人とバイクがセルベリアに指定された防衛場所……そこはセルベリアの個人持ちのテントであった。

「着いたか、周りに他の狂信者の気配は……しないな?」
「「セルベリアおばさん!」」
「静かにしろ、さっさとテントの中に入れ」

よく見るとテントの周囲には狂信者は誰もいない。
セルベリアはわざと防衛拠点の配置を操作して、テントの周囲は切歌とレジーナ以外は置かないようにしたのだ。

「セルベリアおばさん、これはどういうつもりデスか?」
「さっきはすまなかった。どうしてもサイコマンを遠ざけるために離れる必要があった」
「サイコマンを? それはどうして?」
「奴は狂信者の仲間がやられていたにも関わらず、その襲撃者をあえて見逃した裏切り者の疑惑がある。
それどころか襲撃を受ける前にSATUGAIをサボって呑気に誕生日パーティーを開いていたという話もある」
「あのサイコマンがデスか!?」
「レジーナ、奴は西武ドームでの聖帝軍との戦いで救援に間に合わなかったと言っていたが、それも本当か怪しい。
わざと救援にいかなかったのかもしれない」
「そんな……」
「証拠となる奴のモブ狂信者は全滅しているし、奴が本当は何者かはわからんが、私はとても信用できん。
だから、防衛の仕事を言い訳におまえたちから別れさせる必要があった」

セルベリアはディーとドリスコルと同じくらい、サイコマンを信用していなかった。
理由は肝心な時に仕事をしないからである。
ちなみに草加サイドバッシャーは誕生日パーティーの辺りの一件は、パーティーの主役だけに知っていたが黙っておくことにした。
自分の正体がバレる上に、実際にサイコマンが仕事をサボっていたのは間違いではないからだ。

「でもそこまでして、どうして私たちをここに呼んだんデス?」
「まさか、私たちをこの場で直々に処刑するつもりじゃ……」
「勘違いするな。おまえたちは見る限り、ディーの息もゼロの息もかかっていない、信じられそうな狂信者仲間だからこそ呼んだんだ」

切歌は狂信者のエースにして、誰もが認める熱心なクラウザーさん信望者。
レジーナはカギ爪団出身だが、ゼロの怪しい術にはかかっていないクラウザーさん信望者。
二人のクラウザーさんへの愛は本物、本当に自らの意志でクラウザーさんに殉じようとしている。
これほど熱心かつ理性が残っている狂信者をセルベリアは亡くなった天子以外は知らない。
故に信頼することにした。

セルベリアは困惑の色を隠せない切歌とレジーナの前でディパックを開け、真っ二つになった魔理沙の死体を見せる。
まるでゼロにも見せてない、心の内臓を見せるように腹を割って全てを話すことにした。

「私が知る情報や疑念を全て話してやる。
だからおまえたちも知っていることを全て話せ」

セルベリアは二人と一機を射抜くような赤く真剣な瞳の視線を向けながら、情報共有を要求した。


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