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【イベントC】永劫を超越せし異能都市【LV5】

1名も無き異能都市住民:2014/08/31(日) 00:34:34 ID:6j0R4hiw0
<<ルールとか>>
・ここは、各スレでなんらかのイベント・クエスト・戦闘が発生した場合に使います。
・雑談も可能ですが、日常の範囲で済むかどうかは各自で判断してください。
・クエストスレはA・B・Cの3つがあります。開いている場所ならどこでも使って構いません。
・逆に、使用中の場合は混乱の元になりますので、同じクエストスレで2つのクエストを進行させることはやめてください。
・クエストで使われている場所を、クエスト以外のスレで使うことは『構いません』。
 時間軸が異なる・平行世界である、など解釈は自由です。
・またクエストスレと他のなりきりスレに、同時に現れることは『構いません』。
 ただしそれによって起こり得る弊害は自力でなんとかしてください。
・GM役をあらかじめ決めておくとスムースにことが運ぶかもしれません。
・識別をしやすくするために、トリップをつけると幸せになれるかも。

前スレ
【イベントC】惑い集うは異能都市の宴【四軒目】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1330010239/

250レラ=バニッシュ / レラの暇がちな昼下がり:2017/03/28(火) 23:59:55 ID:jJ1k1Sfg0
>>249

『レラ、すけべ……?』
「お。おい! 何を教え込んでるんだ!」
思わずアウテリートの下から抜け出し、ビィと反対側のソファの縁から顔を出す。
因みに、レラの力では肩を押しても退かせそうになかったからである。かしこい。

「それに、別に見たかったからじゃない!
 お前のそれがデカすぎて邪魔なだけだ!」
普段自分のペースから下りないレラも、アウテリートと一緒に居る時だけは狂わせて。
声を荒げながらの様子は、慌てている様子が明らか。
「変なことを吹き込むな! 僕が怒られるんだぞ!?」

251アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/03/29(水) 00:31:37 ID:3Xd28DNY0
>>250
「ふん、私は大きすぎる訳じゃありませんわよ?"大きめ"ですわ、そんなに私の胸が気になりまして?貴方も結構立派なもんでしてよ?ビィ?レラは胸が好き、さんはい!」

怒られるのが嫌なら最初から自分でお世話をしなさいなとレラを叱るかのように言葉を投げ掛けると、またもやレラを反省させるために変なことを吹き込んで

「いいですこと?レラ、お世話を人に押し付けちゃいけませんのよ?こぉんなんに可愛らしいのに……っていうか貴方暇って言ってましたわね!?やっぱりどう考えても暇じゃないですわ!ビィ?レラのサボリ魔!さんはい!」

252レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/03/29(水) 01:00:44 ID:jJ1k1Sfg0
>>251

「わー! もういい!」
ビィを抱え込むと口を押え復唱させるのを阻止。
いつも以上の焦り様は、ビィへの悪影響を真に恐れているらしかった。
それでも、やはりというかアウテリートの真意は伝わらずに。一息つけばビィを手放しアウテリートに押し付ける。

「僕も押し付けられたんだがな。
 貴様が言ればビィも丁度暇をしないと思ってな。
 そんなに可愛いなら任せてやる。適任だろうが」
『レラ、さぼりま?』
不満そうな悪態を吐きながら呼吸を取り戻してソファにふんぞり返る。
長袖の裾を引かれても取り繕う気もないし、サボリ魔は訂正しないらしい。

253アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/03/29(水) 22:38:04 ID:3Xd28DNY0
>>252
「ビィに悪影響を与えたくないなら貴方もしっかりとしなさいな、開き直っちゃって…」

腰に手を当て、ため息混じりに言葉を溢せば視線はレラとビィを交互に捉えてしばらく思案
その後、時間を置いて再びため息混じりに仕方ありませんわとでも言うように頭を振ると大きな縦ロールが揺れた
アウテリートのシャンプーだろうか、良い香りが一瞬だけ鼻を掠める

「まぁいいでしょう!私ほどの完璧美少女となれば面倒見も素晴らしいのは当然、今日は私が二人の保護者でしてよ!おーほっほっほっほ!」

二人の保護者、ビィは勿論の事だが何故かレラもカウントされている

254レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/03/29(水) 23:34:42 ID:jJ1k1Sfg0
>>253

アウテリートの一挙手一投足を見つめる赤色の瞳。
黄色の髪をくゆらせる、黒いスカーフの少女栖狩ビィ。
小さな身体からわかる通り、まだ幼いらしく、外見だけならばレラと同じ程度。
尤も、ずれているのはレラの方で、むしろアウテリートと並ぶ程なのだが。
そんなレラは小さな腕を伸ばしテーブルの上に広がった小さな機械のパーツ群を掌で押しのけ、その奥のお菓子が乗った皿を手繰り寄せる。
指先でチョコレートを抓み口元に運びながら気だるそうにアウテリートを眺めていた。
「……お前、そういえば幾つだ」
ふと、何の気なしに尋ねる。
ビィもクッキーを手に取りながらレラとは反対側のソファの淵に身を寄せる。アウテリートのスペースを確保したようだ。

255アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/03/30(木) 00:25:57 ID:3Xd28DNY0
>>254
「私?私は花も恥じらう16歳ですわ!若い!可愛い!セクシー!三拍子揃った完璧錬金術士ですわね!」

スペースが空いたのを目にすると、厚意を素直に受け取り、空いたスペースに座る、ビィとレラに挟まれる形だがお嬢様なら喜んでいるだろう
間に座れば衣類や身体、髪から良い匂いがふわりと香り

「とは言え、お世話って何をすればいいのかしら?私こう見えてのお嬢様ですの、お世話される事に慣れていても、する方はあまり慣れてませんわ」

256レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/03/30(木) 01:08:44 ID:jJ1k1Sfg0
>>255

「は?」
半分だけ齧ったチョコレートの残りが手から落ちる。
胸元を転がり、太腿の間にできたロングTシャツのくぼみに落ちるまで動かず。
正直、同じくらいだと思ってた18歳。なんとも言えず口を噤む。
思わず横に座したアウテリートのつま先からロールの先までを眺め、ひざ元のチョコを拾い上げてから咳き込んだ。

その間にビィは席を立ち、キッチンの方へ向かっていく。
黄色いワンピースの背は大きく開いていて、そこからは光を取り込んでキラキラと輝く者が伸びていた。翅だ。
「僕に聞くな。
 お前が普段付き添いにしてもらってることでもやってやれ。……そういえば今日は居ないようだが」
基本的にメイド執事たちとは折り合いが悪いレラ。
彼ら無しでアウテリート単独で、というのに物珍しさを感じながら、どこか安心を覚えていた。
「アイツもアイツで色々と希薄だろうからな。その点も扱いは得意だろう?」
キッチンから三人分のコップとジュースのボトルを持ってくるビィを一瞥してから、横目でアウテリートを捉えた。

257アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/03/30(木) 21:45:11 ID:3Xd28DNY0
>>256
「なんですの?人をジロジロと……は、さては変なこと考えてますわね!?やっぱりそれが狙いだったんじゃありませんの!」

自分の身体を抱き締めるように腕を回し、レラに引いたように距離を置く、軽蔑の眼差しを向けてはいるが、なんだか眼がキラキラしているようで、そんなことをやっているとビィの背中がお嬢様の視界にはいる

「あらぁ?はね?妖精みたいなやつが生えてますわね?はねの生えた子が喜ぶようなお世話……うむむむ〜」

ビィが何者なのか、どうやって二人をお世話しようかと考えているお嬢様
そんなお嬢様をいつも取り巻いている召使い達がどこにいるかと言うと

レラハウス周辺に身を隠すかのように様子を見ていた
防衛システム的なものがあるのかはわからないが、間違いなくそこにいた

焦げ茶色の髪の少女のメイド長、木のマナで上弦が若い頃から兄妹で一緒にいた子だ

橙色に燃える髪に角を持つ執事、火のマナ
実際に髪は燃え移らぬ不思議な火で出来ており 、色んな意味で個性豊かなアウテリートのお付きの中でかなりの常識人だ

三人の鎧騎士、本来は上弦を討ち取り昇進を狙っていた三人組だがあまりにも弱すぎて所属していた組織からは忘れ去られるは半ば追放状態だはで散々である
でも何故か上弦の屋敷でアウテリートのボディガードとして雇ってもらってるよ!良かったね!
そして最後に人語を話す三頭の馬
真っ白で美しき鬣に角、見る者の心を奪う大きな翼、見た目は大変美しいが喋り方が非常に残念な白馬

他の二頭とは二回りほども体が大きく、爛々と光る真っ赤な眼は見るものを恐怖させ、まるで闇がそのまま馬の姿で現れたかのような、めっちゃ丁寧で腰の低い黒馬

暗闇でも光輝く体毛、まさに黄金の光をその身に纏い、全ての悪を瞬く間に浄化……出来そうな筋トレ趣味の金馬

この面々が草むらの中で息を潜めてレラハウスを見守っていた

258レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/03/30(木) 22:33:38 ID:jJ1k1Sfg0
>>257

「デカいな……」
多くを語ることはせず、アウテリートのおふざけに乗ることも無く。
ただ一言だけを返す口調は感慨深そうに。何処か恨めしさすら。
……単にレラが小さ過ぎるだけなのだが、勿論禁句。

テーブルの上には漆黒に輝く鋼鉄に覆われた小さな機械が置かれていた。
未だ完成品では無いらしく、回路部が剥き出しになっていて、パーツらしきものが大量に散らばっている。
ビィは三人分のコップとジュースのボトルをテーブルの隅に置くと、それらのパーツを慎重そうに手に取りテーブル脇の箱に収納していく。
そうしてテーブルが片づいてから、三人分のオレンジジュースを注いで回っていた。
レラは彼女から受け取る前に、優しく頭を撫でてやる。
その仕草はレラにとっては不自然さすら見受けられるような、慣れた手つき。
続いてアウテリートの前にも現れてコップを差し出すと微かな笑みを浮かべた。
表情には乏しいながらも、変化自体はしっかりと感じられる訳で、その笑みには人懐っこさすら。

「ん……?」
何かを感じ取ったのか、表情を曇らせるレラ。
背もたれに身体を預けた状態で大きく息を吸い込んだ。
次には逆に、ゆっくりと長い時間を掛けて息を吐き続けていく。
その20秒ほどの間……レラの瞳が不自然な煌きを見せて、その末にため息を吐いてソファの肘掛けに身を流れさせた。
特に何かが起こった訳では無いが、空気が震えたような感覚がアウテリートを襲うだろう。
ビィは的確にレラの方を見つめ、首を傾げていた。

259アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/03/31(金) 00:01:45 ID:3Xd28DNY0
>>258
「でかい?あ、やっぱり私の胸を見てますわね!あぁ〜やっぱりそう言う目で私を!?いけませんわ!私にはお父様が!……あらビィ、ありがとう…なんて親切な子なのかしら」

相変わらずそっち方面で騒ぐお嬢様だが、ビィが戻ってくるとスッと姿勢を整えカップを受け取り
ビィの頭を撫でるレラを目の当たりにすると、押し付けられたなど、なんだかんだ言っての仲良しなんだなと微笑ましく思い、嬉そうな表情のままカップに口をつける

「私も撫でてあげますわよぉ〜!ほら、よしよし!ん?レラ、何かありましたの?」

ビィの頭に手を伸ばしながら、レラが何かしていることを感じ取り、不思議そうに尋ねる

260レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/03/31(金) 00:46:51 ID:jJ1k1Sfg0
>>259

レラの周りの16歳と言えば、緑髪のツインテールがもう一人思い浮かぶ。
川堀アミルという彼女もよくちょっかいを掛けてくるレラの悩みの種の一つ。
「うるさい。何でもない」
アミルもまた、程々に大きかったことを思い出し、不貞腐れていた。

今、視線はレラハウスの庭へと向かっていた。
誰が整えたのか芝は丁寧に狩り揃えられていて、整備は行き届いている様子。
尤も、引き篭もりのレラと陽を嫌うゼオラが住人なので庭が使われた形跡は無く少々寂しい空間となっている。
「いや、特には……」
実は、先ほどの深呼吸で『周囲の状況を偵察していた。
身体を襲った揺さぶられるような感覚はレラのサイコパワーが人の感覚を働きかけた結果によるもの。
放出した『感覚』の戻り方で周囲を探った結果、メイドや執事、馬の存在に気付いたがためのため息。
しかも、たまたま庭に潜んでいた物陰を見つけてしまい、視ないふりをして視線を屋内に戻していく。
ビィとアウテリートのやり取りを見つめ、今度は安堵したような息を吐いでひじ掛けに仰向けに凭れた。
「……カーテン、閉めるか」

261アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/03/31(金) 23:16:24 ID:3Xd28DNY0
>>260
「あ、もしかしてレラ貴方…自分の体が小さいのがお悩みなんですの?」

アウテリート、この少女は人の気にしていることをズバリと言ってしまう、別に悪気があるわけではないのだ、アウテリートにとってはレラの体の小ささなど特に気にする事でも無いだけで……本人からしたら大問題だろうが

「今のレラだって可愛いですわよ!私が保証してあげましてよ!ほら!証拠に!チューしてあげましてよぉ〜!カーテンなんて閉めなくて良いですわ!見せつけてやるんですのよ!ほら、ビィもレラをおさえなさいな!」

ガシッとビィの頭を撫でていた手を素早くレラの頭に移し、しかも両手でしっかりとホールド
ん〜と声を出しながらわざとらしくゆっくりと顔を近付けていき、この少女…自分で自分を美少女と言えるほどの美少女である
そこらの女の子より群を抜いて可愛いのは事実だが、こんなとんでもないことをおっ始める困ったちゃんでもある

262レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/01(土) 00:03:30 ID:jJ1k1Sfg0
>>261

レラという少女は控えめに言っても小さい。
何故かどうしてか、物心ついた時から一切成長しなくなっていた。
ゼオラが細く、長い体型であることも災いして、何かと比べて辟易することも多い135cm。
現に、12歳であるビィ(141cm)と比べても見劣りする。年相応にみられることは決してないだろう。

元々、人前には出る方ではなく、四足の機械に乗ったまま外出することも多かったのだが、
最近では様々な事情から露出の機会も多くなり『この外見』を厄介に思っていたのは確かだった。
「あぁっ!?」
それだけに、アウテリートの発言は確信を突く物で。
思わず身を乗り出して牙を剥き、殴りかかろうとしたところ真正面から捉えられてしまう。
じたばたと抵抗するが、生粋のもやしなので相変わらず抑え込むのは容易。
「むがっ!? おいっ……おいっ? 冗談じゃないぞ!」
なんだか前にもこんなことがあったような。
触れたような触れてないのか、詳細は思い出したくもないがその時の感覚はなんとなく残っている。
顔を背け逃げようにも、手足は取られているので限界というものがあるだろう。
さらに、ビィはことの重要性を理解していないのか、二人をそわそわと見つめているだけ。

263アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/04/01(土) 22:55:02 ID:3Xd28DNY0
>>262
「ん〜!さぁさぁ!私の愛を受け取りなさいな〜♪逃げ場なんてありませんのよ?ほら、女の子同士だからノーカンだって前にも言いましたわよね?ハァ…ハァ…!」

アウテリートの顔が近付くにつれて、シャンプーの良い香りがレラを包み込み
お嬢様は抵抗できないレラに遠慮など一切する気など無く
外の召使いが止めてくれるかと思いきや、まさかの外でシートを敷いてお茶会を始めちゃっており
いよいよ、アウテリートの顔が、唇がレラと数センチ……そして次の瞬間

「チュ〜(はーと)」

なんと本当にレラにキスをしてしまった……と思いきや、なんだか感触がおかしい
柔らかいことは柔らかいがなんだか甘い、苺味だ

「んっふっふ〜!驚きました?レラも女の子ですわね〜!私は本気でしても良かったんですわよ?でもビィが見ているし……ね?」

レラの唇に触れていたのはアウテリートが手に持っていたお菓子…グミである
駄菓子屋によくあるアレだ
思えばアウテリートの父親もどこからともなくお菓子を取り出して来る人物だった
意味深な台詞を吐けば何度も見たハートエフェクトを発生させるウィンク

264レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/02(日) 00:28:48 ID:jJ1k1Sfg0
>>263

「ノーカンとかノーカンじゃないとかそういう問題じゃないだろ!?
 お前本気か? 本当に本気かっ!? うわあああぁぁっ!?」
言葉通り信じられないといった顔を浮かべ顔を引きつらせる。
逃れようとしながらも美少女が迫り見つめあうと頬が赤らみを帯び始め。
数センチを切ると観念したのか目を閉じて受け入れるような素振りすら。

「んっ……ん?」
直前まであれだけ抵抗していたのが嘘のように、可愛らしい声を漏らして静かに受け入れた。
……が、その違和感に気付くとそっと身を開けてネタばらしを目にすると顔の朱が一瞬で増して。
「お、お前っ……騙したなっ……!?」
気が動転しているのと恥ずかしさからか口が回らずに、頑張った結果精一杯の言葉で返す。

265アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/04/02(日) 10:41:23 ID:3Xd28DNY0
>>264
「おーほっほっほ!まぁまぁ!レラったら真っ赤でございますわねぇ♪なんて可愛いのかしら!ビィもほら、ちゅー!」

顔を真っ赤にして怒るレラをおちょくりながら、ビィにもグミをピタッとくっ付ける
チラっと流し目をレラに向けるとまた楽しそうにクスクス笑い

「うふふ、ほらビィ、レラ可愛いっと言ってごらんなさい!楽しいですわよ?」

現在お嬢様絶賛煽り中、しかし忘れてはならない……このお嬢様は誰も見ていなかったらマジでやっていた可能性があると言うことを

266レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/02(日) 16:46:49 ID:jJ1k1Sfg0
>>265

『んーっ……♪』
アウテリートに習うように唇を差し出して。
グミを受け取ると真っ赤な紅玉のような瞳を緩やかに曲げ、口元も楽し気な吐息を口ずさむ。

「お前は! いつもいつも……! ぐぬぬ……っ!」
全身で露わにした怒り堪えることに必死らしく。
ソファの上で涙を浮かべながらプルプルしているのはとてもかわいい。

『レラ、かわいい』
「……ッ!! アウテリート、貴様ぁ……!」
ビィの言葉も重なると悶えも重なって。
お嬢様を睨みつけながらビィに頭を撫でられている。

267アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/04/02(日) 23:27:20 ID:3Xd28DNY0
>>266
「あら〜!なんて良い光景なのでしょうか!たまりませんわね!まぁまぁそんなに怒っちゃ嫌ですわ〜♪」

まぁまぁと両手をチョロチョロ振ってレラをなだめるが、今の光景がアウテリートには眼復過ぎてついついにやけてしまう

「これで今日来た甲斐がありましたわ!そう!これがお世話なんですのね!可愛い子を可愛がり交流を育む……あぁなんて尊いのかしら!」

色々めちゃくちゃにした感じはあったが、暇な一日を吹っ飛ばすくらいの衝撃は与えられたのでは無いだろうか
アウテリートはうふうふ笑ったまま二人の様子を眺める

268レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/03(月) 00:08:37 ID:jJ1k1Sfg0
>>267

「貴様ァ……!!」
時間も立って興奮もドキドキも収まってきて。
怒りのみが後に残るとカラダを起こして。
普段からずっと怒っている分か、その迫力は小ささにそぐわないもの。

「そ・ん・な・ワ・ケ・が・あ・る・か!」
身の危険も顧みず飛びかかって来てアウテリートに掴みかかった!
上手く跳びつくことが出来ればそのままソファに押し倒して馬乗りになる! ビィはジュースを飲んでいる!
「もうガマンならん!
 貴様がビィの前だと言ったが、僕は容赦せんぞ!」
転生の悪辣さを覗かせて両手の指先を手鳴らしと言わんばかりに蠢かせながら一息ついて。

269アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/04/05(水) 00:01:22 ID:3Xd28DNY0
>>268
「あ、ちょっと!いやん、もう…強引ですわね?」

隙をつかれたお嬢様は簡単に押し倒されてしまうが意外と余裕タップリ
翡翠色の髪を広げわざとらしいクネクネした動きをしてからパチパチと目配せ
腰に手を当てながらめちゃくちゃ誘っているが怒り心頭レラには火に油である

「ビィ、見ちゃ駄目ですわ〜!まだ早いですわよ!レラがもう飢えた狼みたいになっちゃって!あぁ〜!これはいけませんわ〜♪」

なんだか嬉しそうではあるがビィにはまだまだ早い光景だと判断
どういう意味にせよ見てはいけないと念押し

270レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/07(金) 02:07:51 ID:jJ1k1Sfg0
>>269

「フフ……いままで、今日だけでなく!
 散々やってくれたなぁ……? 良い眺めだぞ、アウテリート」
国の秩序を取り締まる立場とはとてもじゃないが思えない笑み。
いつも以上に外道感あふれた表情で見下ろす様子はやけに充実して居るように見える。
それもそのはず。アウテリートにはなんだかんだ普段からやられっぱなしだったのだ。
仕返しのタイミングを前に、その中越姦に浸っているらしく勿体ぶってみたり。

「さぁて、そろそろ好きにさせてもらうと―――」
上から見下ろされることになるアウテリートの姿を十分に堪能したのか。
見せつけてた両方の指先を迷わず落とそうとした――――その瞬間のことであった。

『……ただいま』

自由の効かない耳にもドアが開いた音と、その後に聞こえた聞きなれたか弱い声が伝わるだろう。
傍らで二人の光景を眺めるビィと同じく、抑揚に乏しく声量の貧しいもの。
アウテリートにとっては聞きなれたダウナーボイスが、どんな感情を届けるのか。
『何、してるの……?』
「ぜ、ゼオラ……い、いや! 違うんだ、これは!」
レラにとっては恐怖でしかないらしく。衣服に掛かりかけた手w即座に跳ね上げて無実を示そうとする。
ただ、ゼオラの『先ほどまで微塵も感じられなかった気配』はレラの方へ一直線に……。

271アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/04/09(日) 00:36:07 ID:3Xd28DNY0
>>270
「んふふ…良いんですのよ遠慮しなくて!さぁ!貴方の爛れた愛を私にぶつけなさいな!受け止めてあげますわよ!」

押し倒されても余裕の表情、むしろ色っぽく誘っているようにも見えるが、上に乗られて身動きが取れないのも事実
レラが散々優越感に浸りながら自分を見下ろしてるのを見るとなんだかゾクゾクとしてきた
ついにレラがその手を衣服にかけて来た瞬間、アウテリートの脳内には小さなレラが何をする気なんだろうか?という好奇心が生まれたが、聞こえてきたダウナーな声、アウテリートにとっては可愛らしいとしか言えない声が聞こえる

「……あら?これって…………ニヤリッ」

すぐにレラが手を引っ込めて言い訳に口を震わせるのを見て、アウテリートはお嬢様特有の邪悪に満ちた、それでいて可愛らしいニヤニヤ小悪魔スマイルを浮かべて

「…うぅ……ぐすんっ……わ、私……レラ汚されてしまいましたわ……」

シュババッとスカートや胸元を自ら乱すと、よよよと泣き崩れる演技を行う
むしろ汚したのはアウテリートの方だが

272レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/11(火) 00:05:10 ID:jJ1k1Sfg0
>>271

足音は音もなく。けれど隠しようがない気配は一直線に。
それもまた一つの想いなのかもしれない。けれども向けられた側は焦るばかりで。
こういうとき、素直になれないのがレラの悪い所だったりする。
ゼオラと向き合えずに弁解の言葉を未だ口にするが、アウテリートの訴えにゼオラの表情がほんの僅かに眉を顰める。
彼女にとっての変化はそれで充分でることを知るレラだからこそ。猶更の言い訳が必要なもののアウテリートの行動に驚きを隠せないのか。
「えっ? えっ!?」
ただただの焦りと混乱で普段の聡明さは欠片もなくあたふたとするだけ。
アウテリートに対するツッコミよりも迫るゼオラの威圧が勝っているらしく。
最早目を合わせることもできずに、最後に頼っろうとして視線を向けたのは下に敷いたアウテリートで。

273アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/04/12(水) 00:27:15 ID:3Xd28DNY0
>>272
「……あら?……ん〜?」

最初は事を面白がって見ていたが、レラがあまりにもあたふたするもので、なんだか様子がおかしいのでは?とレラとゼオラの表情を交互に見比べて様子を探っていた
そんな折りにレラが自分に視線を向けてくる、助けを求めているのだろうか?
ゼオラが酷いことをするとは思えないが、事実レラはどうにも様子がおかしい
今のレラの姿を見てるとどうにもやるせない気持ちになってしまう、アウテリートは悪戯っ子ではあるが根は優しい子だ

「ふぅ……仕方ありませんわね……ゼオラ!
今のは冗談ですわ!ちょっと悪戯し過ぎて怒られていた所でしたの、変なことはしてませんわ!」

さっきまではわざと抵抗しなかったのか、簡単に起き上がると両手をパタパタ振りながら先程のは冗談で、何も変なことはしていない、だから怒らないでと弁明する。

274レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/17(月) 02:43:17 ID:jJ1k1Sfg0
>>273

音はない。しかし確実に近づいてくるのが解る。
意志を見せることのないゼオラだが、レラの怯えようを介してただならない感じが伝わってくる。
一方で、レラという人物は武器やマシンを持たない生身の状態ではほぼ脅威が無く。
最近、脳波を介した超能力を身に付けはしたがゼオラとの力の差が覆るようなものではないとわかるはず。
「うぐぅ」と小さく、切羽詰まったような声を上げたと思えばアウテリートにしがみ付き助けを求めて。
『? そう……』
ただの悪戯であると認識したゼオラの手が降りると周囲に張りつめていた緊張のような空気管がっふっと消え失せる。
それによって難を逃れたと判断すれば胸の中で安堵した溜息を吐くレラ。元々この状況を作ったのもアウテリートなのだが。

275アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/04/26(水) 01:11:12 ID:3Xd28DNY0
>>274
「全く…これに懲りたら傲慢ちきな態度は止めるんでしてよ?」

しがみつくレラの頭をなでなで、自分の事を棚にあげて何故かレラに注意の言葉を告げるが、表情だけは慈愛に満ちているのが腹立たしい、でも可愛い

「おほほほほ!今の私は母性の塊ですわね!さぁ!ビィもゼオラも私の所にいらっしゃいな!今なら私の優しい抱擁がプレゼントされましてよぉ♪」

レラを自分の大きめな胸に埋めさせながら、まだまだ貪欲にも二人の少女に手招き
ちなみにこのお嬢様、凄く良い匂いがする

276レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/04/27(木) 00:42:33 ID:bju5L4WA0
>>275

「誰が傲慢ちきな物か。僕の当然の権利だぞ」
アウテリートへの反論に一瞬で普段の雰囲気を取り戻す。
ただ、取り戻したのは雰囲気だけで身体はしがみ付いたまま胸に顔を埋めたまま喋るのでちょっとくすぐったい。

『ビィ、いく』
「ん……」
寡黙で細身な少女二人。
似通った顔つき、同じガラス玉のような瞳をしていても、纏う雰囲気だけは正反対。
口元を目一杯嬉しそうに歪めレラとの間に潜り込もうとするビィと、端の方からそっと身を寄せてくるゼオラ。

277アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/05/17(水) 01:24:37 ID:3Xd28DNY0
>>276
「おひょ〜!胸にレラ、お腹にビィ!そして傍らにはゼオラ!こ、これはたまりませんわ〜!もうみんな愛してあげちゃいますわ♪」

この中で一番大人っぽいのが恐らく、多分アウテリートだが、こう言う所はやべーやつである
でもやっぱり優しく三人を包み込む少女は母性に満ちていた

「んふふ〜、満足いくまで良いですわよ?このまま一緒に寝ちゃっても良いですわよ!おほほほほほ!」

色々と騒がしい出来事はあったが 、結果的にレラがアウテリートを呼び出した事は正解だっただろうか、それは四人だけが知っている

278レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/05/18(木) 23:10:16 ID:jMrRCTK60
>>277

「おい、僕の話を……ふん、まあいいだろう」
見た目三人ともランドセルを背負うのが似合うような歳に見えるが、
両端の二人はアウテリートより二歳も年上。しかもレラの方が激しい甘えっぷり。
レラの胸の下、二人のお腹に頭を寄せてはしゃぐビイを優しく撫でて受け止めながら、レラ自身もアウテリートに顔を擦り付ける。
そして、傍らのゼオラがそっと身を寄せてくる。目を向ければ見詰め返す瞳があった……。

279アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/06/14(水) 22:18:02 ID:3Xd28DNY0
>>278
「全く、レラが一番甘えんぼなんて、正直予想通りでしたけど実際に見るとなんとも言えませんわね……
貴方一応リーダーの立場ですのよね?」

そんなことは言ってもしっかりとレラの頭を撫でて甘やかしまくっているお嬢様がそこにいた

レラを母性で包んでいると、不意にゼオラも寄り添ってくるので、いつでもウェルカムと言うように視線を向ける
自分を見つめるゼオラの瞳に、お嬢様の角度によって色が異なる虹色の瞳が向き合う

280レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/06/15(木) 00:30:18 ID:jMrRCTK60
>>279

「フン……。
 今はビィの目もあるからな。この程度にしておいてやる」
指摘されると急に身体を逃してソファの反対側に凭れる。顔真っ赤。
撫でられた頭を手櫛で整え、アウテリートの感触を消し去ろうとしていた。

代わりにゼオラとビィが左右を挟み、幼さの強い瞳を向ける。
「『……♪』」

281アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/07/17(月) 19:42:10 ID:3Xd28DNY0
>>280
「あら、もういいんですの?まぁ、顔真っ赤にしちゃって……またいつでもしてあげてもいいんですのよ?二人っきりの時とか……ね?」

自分から離れるのを確認するともう満足なのかと質問をぶつけるが、顔を真っ赤にして髪を整えるレラを見た瞬間、また好きな時に相手をしてあげると告げる
そう、また相手をすると言った瞬間、ほんの一瞬だけ、アウテリートの表情が変わる
見る者によってはどう見えるか
獲物を狙う狩人か、妖艶な魅力を放つ魔性の存在か、そんな表情を一瞬だけ見せて

「はぁ〜ん、可愛い子が私をサンドイッチしてますわぁ〜!これは辛抱たまらん!ってやつですわよねぇ〜!!」

二つの瞳を向けられるお嬢様はもう、興奮収まらぬ感じで二人を抱き寄せる
気分はもうハーレムである

282レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/07/17(月) 23:02:19 ID:jMrRCTK60
>>281

手串の隙間から返事の為に視線を向ける。
その瞬間に垣間見えてしまった表情に背筋がしびれるような感覚を覚える。
「……一応、覚えておいてやる」
立ちすくむような数秒な間の後、徐に席を立ち。
アウテリートから遠ざかるようにわざわざソファを周りこんで隣の部屋へ逃げるように消えていく。
「程々に遊んだら帰るんだぞ」

抱き寄せられて両脇に抱え込まれる少女二人。
どこまでもよく似た二人は問題点もやはり同じ。
「『……?』」
何もしゃべらない。

283アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/07/18(火) 00:02:15 ID:3Xd28DNY0
>>282
「もう、わかってますわよ!自分から呼んだくせに……それよりも、あぁ〜!この二人の柔らかさと言ったらなんてことでしょう!抱き枕にして寝たいですわ〜!」

むーっと少しだけ不満気に頬を膨らませながらレラを見送る
見送った後はゼオラとビィの体温を味わう事を邪魔をするものなどいない静かな空間が出来上がる
最初はおーっほっほっほ!と笑い続けたアウテリートだが、二人とも口数が少ない事に気付く、または思い出すとどうしたものかと二人を交互に見て
その際でも肩に回した手をチョロチョロと腰に当てようと邪心はいっぱいである

284レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/07/18(火) 00:23:05 ID:jMrRCTK60
>>283

「『?』」
アウテリートの邪心には気づく素振りも見せず。
若しくは、気づいているのかもしれないが顔には出ずに。
左右から金と黄の双眸を見つめ上げられるばかりでいたが。
ふと、金目の少女ゼオラの方がこくりと首をもたげた。
「んぅ……」
と声のような吐息を漏らして、アウテリートに身を寄せてくる。

285アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/07/19(水) 00:32:27 ID:3Xd28DNY0
>>284
「もう少し…もう少しで可愛い女の子の細い腰に…ぬぅ…ッ!」

そろそろ腰に手を当てられる、そう邪悪な野望が成就する直前に突如として少女がもたれ掛かって来るものだから驚いた
静かな空間を壊さないよう極力声を下げての吐息混じりの声を上げてしまう
バレたか?怒られちゃう?そんなことを考えていたがどうやらそういう事では無いらしい

「あら?あらあら?ゼオラ?…もしかして寝ちゃいましたの?」

ビィとゼオラを交互に見るともたれ掛かって来たのはゼオラの方らしい、吐息混じりの可愛らしい声から察するに、寝てしまったのだろうか?それは聞いてみないとわからない
もし寝てたら起こさないように、起きていたなら聞こえるように、上手く声量を調整してビィとゼオラに問いかける

286ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/07/20(木) 21:49:02 ID:jMrRCTK60
>>285

「ん……ねむい」
すりすりと横から身を寄せてくるゼオラ。
闇夜を好むゼオラにとって今の時間は眠い時間。
同じようにビィも横並びで身を寄せてきて首を傾げる。
『ぜおら、ねむい?』

287アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/07/20(木) 22:51:47 ID:3Xd28DNY0
>>286
「あら、眠いんですの?じゃあほら、私が膝枕してあげますわ、お父様もお母様も、マナ達も私の膝枕でイチコロでしてよ?ほらほら、遠慮なさらずに!」

ミニスカートとニーハイの間に生まれた絶対領域!長めのニーハイと短いスカート!
膝枕をしたらなんと!仰向けなら後頭部!横向きなら頬で直接!お嬢様の白くて美しいスベスベなふとももに触れることが出来るぞ!

「ビィは大丈夫でして?二人とも小さいから同時でも私はよろしくてよ?」

288ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/07/21(金) 00:08:02 ID:jMrRCTK60
>>287

「ねる……」
アウテリートの手から離れると太腿に身体を預ける。
ミニスカートとニーハイの間の絶対領域に顔を起き、頬と太腿をすり合わせる。
見上げる表情は微かに安らいでいるように見えた。

『ビィ、ねむくない』
傍らの黄目の少女はテーブルのオレンジジュースのカップを持ち上げながらどこか自慢げに答えた。

289アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/07/23(日) 00:12:06 ID:3Xd28DNY0
>>288
「あ゛〜!ふとももにゼオラの頬の感触がたまりませんわ゛ぁ〜……っといけないいけない、お淑やかにお淑やかにっと」

普通は膝枕をされたほうがリアクションを取るとは思うが、ゼオラの反応の少なさをお嬢様は知っている
しかしそれを抜きにしても何故かお嬢様の方が逆に膝枕をすることに喜んでいた
垂れそうになった涎をずずっと吸い込み、もはや手遅れであるが精一杯取り繕いながらゼオラの頭、オデコよりに手を添えて安心して眠れるように撫でる

ゼオラを撫でながら自信満々のビィに視線を移し、くすくすと優しく笑いかける

「あらあら、ビィは大人なんですのね?」

別にゼオラを子供扱いしているわけでは無いが、ビィが何故か誇らしげなので褒めることに

290ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/07/23(日) 02:56:51 ID:jMrRCTK60
>>289

「うるさい」
アウテリートの一人はしゃぎようにs両目がパチリと空いて。
流石のゼオラも口を開き一言示して、またパチリ。
『ビィ、はやねはやおき』
その一方で褒められたビィは嬉しそうに頬を緩める。
ゼオラと違い、硬いながらも幾分か表情の変化はあるようで。

「子どもじゃないけど」
対照的に子ども扱い去れたと思ったのか、またパチリと開いた目がアウテリートを見詰めている……。

291アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/07/25(火) 01:26:57 ID:3Xd28DNY0
>>290
「そう、健康的な生活をしてビィも私の様なナイスバディになるんですのよ?」

表情の豊か(ゼオラ比)なビィにうんうん早寝早起きは大事だと同意を示しながら自分の様に成長してもらいたいと願うお嬢様

やはりと言うか、騒いでいるため膝枕中のゼオラに注意を受けてしまう
しかも子供扱いをしたと勘違いされてしまう始末

「もう、貴方が立派なレディだってわかっていますわよ…まぁ胸は私の方が立派ですけど!ほら、疲れているのでしょ?静かにするからもうお休みなさいな」

ゼオラは一人前のレディだと理解していると、勘違いを弁明、しかし一部自慢のようなおちょくりが入って
それに突っ込まれぬように、ゼオラの頭を撫で、オデコから優しく目蓋の上に掌を置く
お嬢様からは花の様なとても良い匂いがして、恐らくゼオラをリラックスさせるだろう
少なくともお嬢様に膝枕をしてもらったマナ達は皆一様に、一連の動作で心地よい微睡みに誘われる

292ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/08/01(火) 02:00:19 ID:jMrRCTK60
>>291

「ないすばでぃ?」
色々と疎そうなビィにはやはりというかわからなかったようで。
ぱちぱちと瞬きを繰り返しながらも首を傾げるばかりでいた。

微かな表情の変化、それは眉を顰める抗議のような目でいて。
それを見るに、きっと弁解の言葉にも納得していないのだろう。
「……うざっ」
胸の話をした途端にはたから見ても解るまでの不機嫌さを醸し出す。
ただ、手のひらで撫でるように優しく、瞼を覆えば目線が通ることもなくなり。
一見、変化を感じられることはなかったが、次第に呼吸の音が聞こえ始める。
普段は物音を何一つとして立てないゼオラが、安らいでいる証拠なのだろう。

293アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/10/14(土) 22:05:17 ID:8ypaOhOo0
>>292
「んふふ…可愛らしいこと…ゼオラ、ゆっくりとお休みなさいな」

やはりお嬢様、母親譲りなのかそれともマナ達と関わる内に培ったものなのか、安らぐ呼吸音に耳をすませて柔らかく微笑み
ビィに視線を移して人差し指を自身の口許に添える

「ナイスバディと言うのは私の事でしてよ?ちなみにレラのはどちらかと言えばマニアックなので一緒にしてはいけませんわよ?」

膝元のゼオラを起こさぬよう、静かにゆっくりとした口調でビィの疑問に答え
でも、この話はおしまいと付け加えてビィとゼオラの様子を見守る

294ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/10/15(日) 02:22:41 ID:hCYAXhNw0
>>293

眠りに入ったゼオラは呼吸音すら耳に届かない。
直接触れた太腿から、息づいている振動や微かな重みを感じ取ることはできる。
普段、無である少女の確かな存在がしっかりと伝わっている。

「レラ、まにあっく、ぅ……?」
今一ピンと来ていないような返しの言葉。
少し目線を落として咥えた人差し指を見つめながら、小さく唸る様子からもまた知らない単語だったことが伺える。
「かわひら、聞く」
ないすばでぃとまにあっく。おしまいと言われたので彼女も持ち越すことにした。
……この選択が後ほど(レラに)大きな波乱を生むことになるのだが、ビィがそれに気づくことは無さそうだった。

295アウテリート ◆6xc12amlNk:2017/10/15(日) 23:35:18 ID:8ypaOhOo0
>>294
「そうですわね、今度じっくり聞くんですのよ?可能であればレラも一緒にね?」
(…なんか楽しそうな事になりそうですわね)

心の中で若干邪悪な事を考えながら、ゼオラの頭を撫でながらビィが質問する事を後押し、きっとなんだか騒がしいことになってしまうだろうが、今はこの空間を楽しもう
まだまだ時間はある、この空間、空気はしばらくの間は続くだろう、アウテリートは今日ここに誘ってくれたレラに心の中で感謝するのだった

296ゼオラ=アドヴァルド & 栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/10/18(水) 01:28:01 ID:hCYAXhNw0
―――数時間後

「あぁ、身体が硬い……」
重々しく開くドア、それに似通った足取りで部屋へと戻ってきたレラ。
部屋へと逃げ籠ったはいいが、レラの私室にベッドやソファといった身体を休められるような物はない。
結局、作業用の椅子で仮眠を取ったのだが、それが良くなかったというのは起きてすぐに理解できた。
両手を上げ背筋を伸ばせば幼く瑞々しい身体に反して骨がはじける音が響き、淀んだうめき声まで。
なんとかソファまでたどり着けば崩れ落ち、突っ伏してまた呻く。
「アウテリートめ……」


さらに時間がたって。
また落ちくぼんでいたレラの意識が、玄関のノブが回る音で取り戻された。
ぱた、ぱた。足音が聞こえてくれば、その聞きなれたリズムに裂いた意識を緩めて迎え入れる。
ただ、いつもより踏む音が強く聞こえるのは、頭をソファに預けているからか。
違和感を覚えはしたが、悠長に構えていたレラ……が、違和感は間違いでなかったらしい。
揺り起こされて、目を開く。その先に映る河平という人間は予想通りだったが、顔つきが妙に硬い。
「レラ。あなた、ビィに何を吹き込んだのでしょう?」
「んぁ……?」
「先ほど、私に訪ねてきたのですが。
 不在の間、一緒に居てもらっていた間に、何をしていたのですか?」
首を前後に振られれば、流石に意識が鮮明になっていく。
が、どこまで行っても河平の質問を察することが出来ず、当然答えも見つからず押し黙るのみ。
ただ一点、読み取れたのは、河平の笑みは口こそ歪めど目は不動……すなわち、怒っている。
程なく、言外に突きつけられるプレッシャーに急かされた脳が、ただ一言「まずい」という結論を出した。
ビィと河平間のやり取りは想像できない。それこそが邪悪の根源だ。
すっぽかして眠り耽っていたとは口が裂けても言えない、それはビィと河平間のやり取りを肯定するハメになる。
レラとビィとの空白の時間。その埋め合わせをした『彼女』の影響が、河平のこの表情を作り出したのだと気づくには、そう時間は掛からなかった。
(アウテリートめ……!!)

297魁<さきがけ>:2018/04/28(土) 03:03:34 ID:4f1Ss7Xw0
ふと思い至り、女はかつての都市を訪れた。
何時訪れても其処は夜。夜で無くてはいけない区域。夜でなくては生きてはいけないこの体。
そう、彼女は永劫を生きる吸血鬼。
とはいえ、生きた年月は見た目相応、人と変わらぬ新参者。

月影の下、人気のない公園。
彼女はひとりブランコに座る。風紀風情は様になる。錆びた金属の奏でる音が心地よい。
過去を振り返り、脳裏に描かれる思い出。
止めどなく溢れるノスタルジイ。この小さな体には収まりきらないほどのジュブナイル。
学友は元気かしら?
ご近所さんは健在かしら?
今はただ――そんなことばかりを想起している。
出会いと別れを繰り返し、たまには足跡をたどってみる。
それもまた、歴史のひとつとして刻まれるのだろう。

「閑話休題(それはさておき)――」

今宵は風が、気持ち良いな、など。

298黒沢小百合:2018/04/30(月) 22:05:27 ID:ikac95mQ0
>>297

「懐かしい顔ですね。」

ふと、背後から声がかけられた。
完璧に仕立てられた黒いスーツ、夜風になびく長く艶やかな黒髪。
そして、切れ長の瞳を持つ長身の女。

都市機構の中枢を支える生きた歯車たる存在、黒沢小百合その人であった。

299:2018/06/14(木) 02:13:28 ID:4f1Ss7Xw0
>>298
「懐かしい、か。時間というのは残酷なモノ。
 過ぎ去った時は、新たな出会いに塗り潰されて消えていく
 経済成長に起因する都市開発は郷里の面影を排し、思い出は心の中にだけ残っていく
 それはあまりに辛すぎると思わない――小百合さん?」


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