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【イベントC】永劫を超越せし異能都市【LV5】

258レラ=バニッシュ&栖狩ビィ / レラの暇がちな昼下がり:2017/03/30(木) 22:33:38 ID:jJ1k1Sfg0
>>257

「デカいな……」
多くを語ることはせず、アウテリートのおふざけに乗ることも無く。
ただ一言だけを返す口調は感慨深そうに。何処か恨めしさすら。
……単にレラが小さ過ぎるだけなのだが、勿論禁句。

テーブルの上には漆黒に輝く鋼鉄に覆われた小さな機械が置かれていた。
未だ完成品では無いらしく、回路部が剥き出しになっていて、パーツらしきものが大量に散らばっている。
ビィは三人分のコップとジュースのボトルをテーブルの隅に置くと、それらのパーツを慎重そうに手に取りテーブル脇の箱に収納していく。
そうしてテーブルが片づいてから、三人分のオレンジジュースを注いで回っていた。
レラは彼女から受け取る前に、優しく頭を撫でてやる。
その仕草はレラにとっては不自然さすら見受けられるような、慣れた手つき。
続いてアウテリートの前にも現れてコップを差し出すと微かな笑みを浮かべた。
表情には乏しいながらも、変化自体はしっかりと感じられる訳で、その笑みには人懐っこさすら。

「ん……?」
何かを感じ取ったのか、表情を曇らせるレラ。
背もたれに身体を預けた状態で大きく息を吸い込んだ。
次には逆に、ゆっくりと長い時間を掛けて息を吐き続けていく。
その20秒ほどの間……レラの瞳が不自然な煌きを見せて、その末にため息を吐いてソファの肘掛けに身を流れさせた。
特に何かが起こった訳では無いが、空気が震えたような感覚がアウテリートを襲うだろう。
ビィは的確にレラの方を見つめ、首を傾げていた。


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