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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第116話☆

1名無しさん@魔法少女:2013/05/31(金) 19:40:45 ID:UzKFPR1M
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。


『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1355324984/

784名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 01:36:06 ID:gsLIHOpk
何というか、ユーノは最後に全て見て知ってきた立場から色々語れそうな位置にいるんだよね
vividとかその辺の話は無理にせよ
取っといて後で使おうと思うと出すに出しにくいのかもしんない

785名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 16:09:04 ID:z9.pxN8E
昔はユーノくんとなのはさんくっつけるとユーノアンチに叩かれたけど、最近は逆に
「あんな女相手じゃユーノくんが可哀想だろ」って意見を良く見る。

786ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:14:59 ID:duaZwmjc
アルカディア氏の投下からしばらく経ったので自分も投下します

ユーノ×シュテル エロ

787ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:15:53 ID:duaZwmjc
シュテルのフェレット狩り

 乾いた金属の軋み、マガジンや機関部の擦れる音を微かに立てて、目の前にそれが突きつけられた。
 デバイスの鈍い金属光。
 携え、構えるのはその禍々しさに似つかわしくないほど細い、少女の矮躯だった。
 冷たいほどに微動だにしない表情の、乙女。
 高町なのはと同じ顔、シュテル・ザ・デストラクター。
 冷たいアスファルトの上に腰を付き、ユーノは自分が敗北した事をありありと思い知らされる。

「き、君は……」

 何故、その二の句を、少年は固唾と共に飲み込む。
 事件は全て終わった後、その平穏の時を破って突然彼女に襲われた。
 応戦の時は瞬く間に叩きのめされ、追い詰められてデバイスを突きつけられた。
 結界に封じられた中では助けも呼べない。
 ただ、分からない。
 一体どういう意図で自分が襲われたのか。
 そんな少年の胸裏を察しているのか、冷たい美貌の少女がぽつりと言葉を零す。

「そうですね」

 冷然と硬い声、だがその一声でようやくデバイスの切っ先は少年の顔から離れた。
 威圧的な眼差しでユーノを見下ろしたまま、シュテルは一歩詰め寄る。
 近づく細い体、眼差し、見慣れた筈のなのはの顔が、まるで別の印象で迫る。
 気圧されて後ろに下がるが、背中が壁にぶつかって止まった。
 ここは結界内のビルの屋上、逃げ道などない。

「此度の事情、話せば実に簡単な事なのですが、いささか語るに迷う事でもあります」

「何か、複雑な事情でもあるの……?」

「ええ」

 こくりと頷き、一度眼を閉じて――そっと開く。
 その瞬間、ユーノは背筋がぞくりとした。
 ただのその一刹那、瞬き一つで、少女の雰囲気が変わった。
 別に表情を変えたわけではない、顔には相変わらず感情表現に乏しい冷たい美貌が張り付いている。
 けれど、その瞳が、自分を見つめる澄んだ双眸だけが変わった。
 奥底に熱を帯び、燃えるように感情を滾らせているのが分かる。
 飲み込まれそうなくらい深い青。
 海より深く、天空よりなお果てしない。
 ユーノがその変化に戸惑って固まる中、シュテルは無造作に手の得物を離し、すっと跪いた。
 まるで子猫が地に脚を下ろしたように四つん這いになって、尻餅をついたユーノに近寄る。
 長いスカートの生地が両足の間にもたれかかる感触、目の前まで来る、少女の美貌。
 さらりと揺れた前髪から、甘い甘い香りが鼻腔をくすぐる。
 言葉を失い、硬直したままのユーノ。
 そんな少年に、乙女は静かに囁いた。

「一言で言えば、そう――思い出を」

 言って、突き出した唇が、触れる。
 口と口、柔らかなものが重なって、触れ合って。
 少年には初めての口付けだった。
 もちろん、少女にとっても。
 音もなく離れ、触れ合うだけの初めてのキスは終わる。
 目を見開いて驚愕するユーノの前で、またシュテルは変化していた。
 先ほどまでの鉄面皮が嘘のように、微笑んで。
 ただ口元を綻ばせて眉尻を下げただけの笑みは、今まで見たどんな表情よりも柔らかく優しかった。

「お、思い出……?」

 呆けたように震える口から出たのは、そんな問いかけ。
 先ほどシュテルの言った言葉を反芻する。
 頷いて、少女は肯定した。

「はい。最後にあなたを、私に刻んで頂きたく」

 絹擦れの音、細い指先がバリアジャケットの胸元を緩めていた。
 上着部分が床の上に落ちる。
 肌蹴た服の隙間から、薄い胸板がまばゆいほど白い肌を魅せつけて。
 体の芯を興奮という熱が貫くのを、ユーノは感じた。
 だが同時に、事の推移や彼女の意図を理解した冷静な部分がブレーキを掛ける。

「ちょ! いや……そんな事、いきなり……」

 狼狽した声で静止するユーノ。
 当たり前だ、ようするにシュテルのそれは求愛であり、求めているのは肉の繋がりに他ならない。
 まだ年端もいかない少年からすれば、応えるには性急すぎる。
 ユーノの反応に、シュテルは微かに眉尻を下げる。

788ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:16:38 ID:duaZwmjc
 それだけの変化だが、普段の能面の顔からして、彼女にとってはいたくショックを受けているのが窺い知れる。
 
「やはり、私では満足いただけませんか? どうしても私を気に入らないのであれば、大人しく消えますが」

「え? あ……満足できないとかそういうわけじゃ、ないんだけど……だってほら、こういうのは順序とか、さ……そういうのが」

「そうですか」

 こくんと頷き、シュテルは理解する。

「嫌でないのでしたら、させていただきます」

「ちょ、ええ!?」

 驚くユーノを前に、シュテルがぐいと細い体を押し付けてきた。
 オリジナル同様、どうにもこの少女は一度決めたら引く事を知らない性格らしい。
 強引に伸びた手が、ユーノの着衣をいそいそと脱がしに掛かる。
 驚き硬直するあまり、抵抗する事もできなかった。
 気づけばユーノの肌も、まだ肌寒い夜空の下でさらけ出される。
 細く白い指が、同じくらい細く白い肌を撫でた。
 少し冷たく、それでいてなめらかな感触に、背筋がぞくぞくする。
 
「は、んぅ」

 ちろちろと首筋を舐められ、ユーノは震えた。
 心地良い甘い痺れ。
 技巧も慣れもないシュテルの愛撫だが、献身と一途さはたっぷりと満ちている。
 いつしか少女の着衣のうち、上半身に纏っていたものが全て消えた。
 露わになった肢体に、ユーノの目が思わず見開く。
 細い肩、薄い胸、折れそうなほどの腰。
 穢れない肌は新雪を思わせた。
 まだ誰も手をつけていない、踏み荒らしていない、無垢の雪原。
 
「どうでしょう」

「ぁ……え?」

「殿方は、もっと肉付いている方が好いと聞きますが」

 ぺたり、と自分の薄い胸に触れて、シュテルが問う。
 少し目尻を下げた表情は、どこか自信なさげだ。
 年端もいかぬ少女なら当たり前だが、それでもやはり、他の娘に比べてシュテルの肉は薄いように感じられる。
 だがそれを補って余るほどに、白い肌はきめ細かく、薄桃色の蕾が可憐だった。
 ユーノは慌てて首を横に振る。

「い、いや! そんな……その……綺麗、だと思う。すごく」

 素直に自分の心の中を、飾らずに告げた。
 彼の言葉を受けて、シュテルは微笑む。
 鉄の冷たさ、普段周囲に与えている印象が嘘のように。

「ありがとうございます」

 伸ばされたその手が、ユーノの手に重なる。
 何をするのか、疑問に感じたのは一瞬、気づけば引き寄せられた手が、少女の胸に押し当てられていた。
 ほんのり冷たく、それでいて指を押し込めれば柔らかさと芯のぬくもりが伝わってくる。
 突然の事にわけも分からず硬直するユーノに、シュテルは囁きかけた。

「どうか、触ってください」

「ぇ……あ……うん」

 請われるまま、ユーノは頷いた。
 理性はまだ残っていたが、シュテルの柔らかな微笑みと肌の感触は、彼の心をどこまでも惑わす。

789ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:17:08 ID:duaZwmjc
 揉むほどの豊かさはないが、それでも女である、薄くも微かについた肉は柔軟で、乳首に触れればその肌がぶるりと震えた。

「あッ! んぅ……ッ」

 先端に触れると、甘いとろけるような声を上げて、シュテルの顔が歪む。
 苦痛のそれと似てはいるが、まるで逆。
 目尻を下げて喉の奥から吐息を漏らす顔は、悩ましいほど愛らしく、美しい。
 あの冷たい表情が、こうまでも艶めいたものに変わるのか。
 少女という存在の千変万化、計り知れないそれに触れて、ユーノ心は芯から痺れた。
 熱が、湧き上がる。
 もっとこの姿を見てみたい、そんな欲求が。
 いつしかおっかなびっくり触れていた手が、大胆に両手で覆いかぶさる。
 薄い胸を揉みしだき、先端に乳首を摘んで、抓って、弄る。
 愛撫の手が強まれば、変化はすぐに現れた。

「はぁ……んぅぅ! そう……もっと、強く……あんッ」

 目尻に涙さえ溜めて、シュテルの体が震える。
 その桜色の唇から溢れる吐息は、耳朶を蕩かすほど甘かった。
 こりこりと硬さと弾力を増す肉の豆。
 肌の柔らかさと裏腹に自己主張するその感触に、ユーノは我を忘れて没頭した。
 少年の意識を醒ましたのは、自分の下半身に生じたむず痒い刺激だった。

「わッ、ちょ」

 視線を下げると、シュテルの手が伸びてユーノの股ぐらに触れていた。
 既に、少年のそれは興奮の度合いに応じて硬く大きく変わっている。
 服越しにしっかりと彼の反応を確かめながら、シュテルはユーノ自身を撫で回した。

「おあいこです。私だけでは不公平です」

 火照った頬でそう告げて、シュテルはズボンの下で血の巡りを増し、大きくなっていく彼を指で掻く。
 もどかしいほどの刺激だが、経験などまるでない少年を感じさせるには十分だった。
 女の子のような顔を快感に歪ませ、声を噛み殺すユーノ。
 負けじと、彼もまたシュテルの乳房を刺激する。
 今まで以上に強く、乳首をぎゅうと抓る。
 
「んぅぅ! すごい……はぁんッ……あぁああッ」

 目尻に涙の雫を溜めながら、甘い刺激に恍惚とするシュテル。
 彼女も応えるようにユーノのペニスをぐりぐりと刺激する。
 そんな愛撫の時間がどれだけ経ったか。
 最初に限界を迎えたのはシュテルだった。

「もう……だめ、です」

 荒く肩で息をしながら、少女がそっと離れる。
 名残惜しげに胸から手を離し、ユーノが愛撫を中断されて寂しそうな顔をした。
 だがそんな少年の顔を、再び驚愕が彩る。
 彼の前で、シュテルはおずおずと立ち上がり、スカートの裾を掴んだ。
 黒い、なのはと同じ意匠でありながら、まるで別の印象を与えるバリアジャケット。
 その長い裾を、持ち上げる。
 すらりと伸びる白い華奢な脚、細い太ももの間を伝う透明な蜜、下着はぐっしょりと濡れていた。

「どう、ですか?」

「ど、どうって……」

 そんな事を尋ねられたところで、ユーノにはどう応えて良いものか分からなかった。
 ただ、呆然と魅入る。
 つんと漂う甘酸っぱい香り、汗の匂い、火照って赤みを増した肌の色。
 あまりに悩ましく、艶っぽい。

790ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:18:18 ID:duaZwmjc
 経験のないユーノでも分かるほどにシュテルの体は、出来上がっていた。

「分かりますか。すごく濡れてるんです、感じています……」

「うん……」

「あなたに、して欲しいのです」

「……」

 ごくりと唾を飲む。
 顔を上げ、彼女の顔を見た。
 切なそうに涙で潤んだ瞳がこちらを見下ろす。
 荒く白い息を吐きながら、肩を震わせて全てを曝け出す乙女、如何に彼女が尋常の人間でないとしても、羞恥心くらいはあるだろう。
 そんな少女の気持ちを無碍にする事はできなかったし、ユーノ自身、湧き上がる欲望に耐えられそうもなかった。
 ぷつん、音を立てて何かが切れる。
 ユーノの細い体が、シュテルの細い体を押し倒す。
 
「じゃ、じゃあ……本当に、いいの?」

 再三、意思をしっかりと確かめるように問う。
 返答は速やかだった。
 少女は言葉もなく頷く。
 ユーノはその返事を見てから、既に下着の用を成さなくなったショーツに触れた。
 ぐちゅぅ、と水音を立てる布、横にずらすと、綺麗なピンク色の割れ目が現れた。
 歳相応に無毛であり、微かに入り口を開けただけのそこは、見るからに経験に乏しいと分かる。
 湯気が立ちそうなほど熱く、しっとりと蜜で濡れた淫口。
 指先で少し触れてみると、やはり熱い。
 左右に広げる。
 いやらしい水音と匂い、熱。
 焦らされるような刺激に、少女が喘ぐ。

「は、はやく……」

「あ、うん」

 切なそうな声に言われて、ようやくユーノははっとする。
 いそいそと自分自身を取り出すと、既に少年のそれも硬くなっていた。
 皮を被った幼く小さななりだが、血の巡りを得て硬くなったそれは、十分に用を成すだろう。
 おずおずと、腰を下ろして、先を入り口に触れさせる。

「ここで良いのかな」

「もう少し、下……」

「うん」

 女体の構造に疎いユーノが、硬くなった先端で位置を探り、そんな彼をシュテルが手を添えて誘導する。
 入り口を軽く擦られ、その快感で白い肌が微かに震えた。
 二本の細い脚の間に体を割りこませて、少年はようやくその場所を探り当てる。
 そして、ゆっくりと腰を沈めていった。
 狭く、熱く、湿った、壷の中へと。
 
「はぁ……ぁああ……ひぅう」

 今まで以上に切羽詰まった息遣いがシュテルの喉から零れた。
 しかし、そんな声さえも、響きは甘い。
 一方で、きつい膣内の締め付けは痛いほど気持ちよかった。
 産まれて初めて味わう女の味に、ユーノは総身が震えるほど感じる。
 もっと、もっと、前へ進み、奥へと進む。
 締める肉穴にいつしか被っていた皮がつるんと剥けてしまい、より敏感に晒された亀頭が熱いヒダに包まれる。

「く、すごい……ぅぁッ」

 ユーノもまた快感に喘ぐ声を上げて、ずんと腰を突き上げた。
 奥の奥まで、とうとう二人の体が繋がる。
 幼く未成熟な肉と肉が、結合する。

791ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:19:28 ID:duaZwmjc
 しばらくの間、二人はただ息遣いだけをして止まった。
 片や快感、片や苦痛、それぞれに違うものに支配されて。
 先に沈黙を破ったのはシュテルだった。

「ぁ……んっ……ど、どう、ですか」

 不安そうな眼差しが問い掛ける。

「え?」

「私の体……気持ち良い、ですか?」

 涙で潤んだ瞳が、そう重ねて問うた。
 初めて男を受け入れ、無論だが、処女膜を突き破られて、痛い筈だ。
 それでも彼女の意中を占めたのはその不安だけだった。
 痛ましいほど可憐で慎ましいその想いに、ユーノの胸が締めあげられる。
 少年は何度も首を立てに振って頷いた。

「うん。すごく、気持ち良いよ……すごく」

「良かった」

 ユーノの答えを聞いて、シュテルが笑う。
 澄み切った泉に咲く蓮よりなお清らかで美しい笑顔だった。
 だが、やおら腰に絡みついた二本の細い脚は、その清楚さを裏切る艶を帯びていた。

「では、動いてください。味わってください、私を」

 甘い吐息で囁き、誘う。
 ごくりと唾を飲んで、ユーノはまた頷いた。
 後はもう思慮も何もなく、求めるままに求め、動いた。
 腰を振り、少女の奥まで自分自身を突き入れて。
 朱色混じりの愛液を滴らせ、二人の繋がった場所が淫猥な音を立てる。
 硬い竿の感触に、少女の唇が悲痛な声を漏らした。
 
「ひぃッ……はッ……あ、ふぅあああ! ぁあああ!!」

 初めて男を受け入れた膣の中を、硬くなったペニスで掻き回され、突き回される。
 当たり前だが痛い。
 しかし、それ以上に心地良く、幸せだった。
 彼の反応の全てが、自分で感じている事を示しているからだ。
 それに比べれば、破瓜の痛みなど何ほどのものでもない。
 何度も何度も、前後しては突き、こすり上げる肉棒の感触。
 だが、腰に絡めた脚と秘部だけでは、繋がりが足りなかった、寂しかった。

「あの……」

「なに?」

「手を……」

 消え入りそうなか細い声で、シュテルがそっと手を差し出す。
 薄闇の中でくっきりと見える、白い指。
 繊細な手を差し出しながら、彼女は求める。

「手を、握ってくれませんか……」

 恥じらいを含んだ言葉で、シュテルが求めた。
 その請いは、可憐なほど儚い羞恥心を含んでいた。
 今まで大胆に自分に迫りながら、むしろ手を繋ぐほうが恥ずかしいとばかりに。
 そのアンバランスさに、なんとも愛おしさを込み上げる。
 ユーノは黙って頷き、自分の手をそっと少女の手に重ねあわせた。

792ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:20:15 ID:duaZwmjc
 握ると、細さが分かる。
 
「あぁ……」

 嬉しそうな吐息と共に握り返す五指。
 凄まじい戦闘力に比べて、繊細な指の力はあくまで歳相応の少女のものだった。
 ユーノは応えるように、ぐっと力を込めて握り返す。
 そして動いた。
 スカートの裾を悩ましくまくった脚の間に体を乗せて、突いて、抉って、掻き回す。
 その度に快感が走り、相手に苦痛と悦びを与える。
 
「あぁッ……くぅぅ……ふぁああ!」

「ん……ふぅ……すごい、きもちいいよ」

「うれしい……もっと……もっと動いて、ください」

 乱れた呼吸の合間に言葉を交わしながら、汗と涙で濡れた顔で二人は動く。
 衝動に任せて求め合うだけの行為。
 そこには技巧も無ければ繊細さもなく、荒削りな中にはしかし、炎のように燃え上がる熱情が在った。
 限界はあまりに呆気なく訪れる。
 そもそも少年に取って初めての女体、初めての性交、我慢しろと言うのが無理な話だ。
 ぶるりと身震いした瞬間、腰が跳ねた。
 奥からこみ上げてくる甘い快感に痺れ、どっと溢れる。

「くッ……ぅああ……で、でるッ」

 涙目になって、体の芯から震え上がるユーノ。
 精巣に溜め込んだものが、尿道を駆け抜けて少女の中にぶち撒けられた。
 凄まじい粘り気の白濁がどろどろとシュテルの中に吐き出され、彼女の奥まで注がれて、穢す、穢し尽くす。
 痛みと熱に打ちのめされながら、それでも少女の顔は陶酔に似たものを浮かべていた。

「はぁ……すごい……あつい」

 まだ名残惜しそうに内部で射精し、震える肉棒の感触。
 自分の中に一生消えない彼を刻み込んだ喜悦に、シュテルの紅潮した顔が綻び、笑みを作る。
 貫く彼の硬さ、しっかりとこの手を握り返す指の感触。
 たとえこの先どんな事があろうと、この悦びと幸福だけは絶対に消えはしない。
 そっと目を瞑り、シュテルは想う。
 
「うれしい……」

 呟いて、少女はしばしの時、余韻を噛み締めた。



「これで、良いですね」

 シュ、と絹擦れの音を立て、服の胸元を正す。
 情事の名残から小一時間経ち、二人はそれぞれ体を清めると、居住まいを正した。
 少なくともこれで見た目の上では元に戻った。
 帰れば、もう少し念入りに体を洗うべきだろうが。

「あ、あの……」

 そんな中で、ユーノが声を掛ける。
 だが声を掛けてから、どう続ければ良いか分からなくなる。
 さっきまでは白い裸身を忘我して貪ってはいたが、冷静になれば、あまりに今日の出来事が鮮烈すぎて。
 どうすれば良いか分からないのだろう。
 そんな少年に、いつもの鉄面皮に戻ったシュテルが視線を向ける。

「お気になさらず。今日の事は、そう、野良犬にでも噛まれたと想ってください」

「野良犬って、そんな……」

 やや卑下の交じる物言いに、ユーノは言葉に詰まる。
 シュテルはもしかして、この日の事は一晩限りの過ちにするつもりなのだろうか。
 彼女の想いに応える決心もまだ付いてはいないが、しかし、そんな風に自分の気持ちを投げ捨てるつもりならば、ユーノも心が痛い。
 だが、それは杞憂だった。
 ユーノの内心を見透かしたように、ふっとシュテルの表情が変わった。
 鉄面皮の能面から、また笑顔に――今度は猫のように悪戯っぽく。

「ですがご安心を。いずれ……何時になるかは分かりませんが。きっちりと責任を取って、あなたをいただきに参りますので」

「い、いただきにって……ええッ!?」

 不敵なほどの微笑を浴びせて、まるで宣戦布告をするようにそう告げる少女に、ユーノは目を白黒させて驚愕するのだった。
 楚々と金色に輝く月だけが、そんな結界の二人を見下ろしていた。





 余談であるが、成長したシュテルがユーノを巡ってなのはと凄まじい死闘を演じる事になるのは、これより十年ほど後になる。
 ミッドチルダにおいて火の七日間と呼ばれた超砲撃戦が起こるまで、まだ日は遠い。

終幕

793ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/28(木) 18:21:28 ID:duaZwmjc
投下終了

ところで大人シュテルのイメージってどんなのがいいのだろう
自分は髪型は変えずに成長して貧乳だといいかな、とか思ってるんだけど

794名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 19:25:12 ID:3/8qOrYU
ふぅ……ロングのストレートとかどうよ

795名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 20:46:26 ID:PLLQtkRI
確かになのはさんよりは小柄で貧乳なイメージはあるな

796名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 21:36:40 ID:VIKzrbZo
シガーさん、GJです!
ユノシュテ最高(^w^)

797名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 23:02:18 ID:Wu5qUxrw
確かになのはよりスレンダーなイメージがある

798名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 23:19:37 ID:CYzx2h6o
体つきはなのはさんと互角で髪型は三つ編みでメガネっ娘とか

799名無しさん@魔法少女:2013/11/28(木) 23:38:26 ID:ONSWwVwI
シュテルは食が細くて体つきも細くなりがちなイメージがある
なのはさんとシュテルを並べると
光竜と闇竜を思い出してしまう

800名無しさん@魔法少女:2013/11/29(金) 00:23:57 ID:fJkDX6r6
>>793
いい、ユノシュテをありがとうございますGJ
確かに成長したシュテルはなのはよりスレンダー気味な印象はありますね、お約束として

>>余談であるが、成長したシュテルがユーノを巡ってなのはと凄まじい死闘を演じる事になるのは、これより十年ほど後になる。
>>ミッドチルダにおいて火の七日間と呼ばれた超砲撃戦が起こるまで、まだ日は遠い。

是非ともこの辺の件もギャク補正イグニッションドライブ全開でみたいですね。ドラマCDではシュテルぼこられたけど、こっちでは早々に負けないとは思うしね
・・・・・・そういえばこのスレ、昔はギャグも多かったけど今では廃れてますよな、悲しいかぎりです

801名無しさん@魔法少女:2013/11/29(金) 14:35:13 ID:krKaJiEs
「シュテルvsなのは」の超砲撃戦、うわー見たい。
跡は見事な更地になるんだろうな。

802名無しさん@魔法少女:2013/11/29(金) 20:27:28 ID:8ep3onGM
ユーノを他の全く知らない女に取られたなのはさんも見てみたいがね

803名無しさん@魔法少女:2013/11/29(金) 22:39:04 ID:Xoun58uc
BLはおっさんホモもけっこうあるけど、百合は30代以上の物はロリババァ系以外一切見たこと無い。

804名無しさん@魔法少女:2013/11/30(土) 00:36:36 ID:h26Wb3KQ
ユーノ
「じゃあなのはもシュテルもこの二穴バイブつき貞操帯を装着して戦うこと」

805名無しさん@魔法少女:2013/11/30(土) 00:38:26 ID:r.3hCXjk
リンディさんでいくつか無かったっけ?
レティさんとか桃子さんとか

806名無しさん@魔法少女:2013/11/30(土) 03:54:38 ID:9gqugnpQ
>>804
それだとキャットファイトになるんじゃ......

808ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:30:41 ID:dPL8.51w
あんま前回の投下から時間経ってないんだけど、なんか書けちゃったので投下します

なのは×ヴィヴィオ×フェイトでふたレズ

809ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:31:22 ID:dPL8.51w
なのは×ヴィヴィオ×フェイト 親子3Pレズ

 
 ぴちゃぴちゃと、淫猥な水音が響く。
 うららかな日の差す平日の午後、場所はダイニングキッチン。
 だがそこで行われている行為は調理とはかけ離れたものだった。

「あぁ……良い、すごく……気持ち良いよ……フェイトママ」

 甘い声を上げて悶え、恍惚と顔を歪ませるのはブロンドの少女だ。
 左右で違うオッドアイの瞳を爛々と輝かせる、高町ヴィヴィオ。
 それも体つきは普段のそれではない、年不相応に発育した、魔法で変化させた大人の肉体。
 変化はもう一点あった。
 スカートの裾を持ち上げて股ぐらからそそり立つ凶悪なシルエット。
 太い幹、エラの張ったカリ首、紛れも無いペニスである。
 もちろん、これも魔法で作り上げたものだ。
 そんな巨大な肉棒に跪いて奉仕するのは、ヴィヴィオと同じブロンドの美女。
 真紅の瞳を涙で潤ませながら口と豊かな乳房でパイズリする、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、ヴィヴィオの義母の一人。
 白く柔らかい乳房の間に硬い肉棒を挟み、上下に扱きあげては亀頭にちろちろと舌を這わせる。
 上目遣いの眼差しと相まって、嗜虐的な快楽をそそる事このうえない。
 義理とはいえ親子でこのような行為に及ぶ背徳が、ヴィヴィオの背筋を甘い電気を伴って駆け上る。

「ヴィヴィオ……だめだよ、こんな……なのはが帰ってきたら」

 奉仕し、目に陶酔の色を浮かばせながらも、フェイトは諭すように言葉を零す。
 ふたなり化する魔法を覚えたヴィヴィオとこんな風に、淫事に耽るようになってから、かれこれ一ヶ月ほどになる。
 そしてそんな二人の関係は、当たり前だがなのはには秘密にしていた。
 世間には隠しているが、フェイトはそもそもなのはと恋人関係にあるからだ。
 偶然なのはとの行為を録画したハメ撮り動画を見られ、なし崩し的にヴィヴィオとの関係も持ってしまったフェイトは、あまり強くヴィヴィオに当たれない。
 そんな義母を見下ろしながら、少女は淫靡な笑みを浮かべる。

「そんな事言って。フェイトママもあたしのおちんちんを挿れられるの期待してるでしょ? フェイトママったら、いつもすごく可愛い声でよがるもんね」

「そ、そんな事……いわなでぇ」

 ヴィヴィオの言葉責めに、フェイトは涙目で訴えかける。
 だが真実、体の芯はとっくに期待で火が点いて煮えていた。
 瑞々しい太ももの間にはとろとろと蜜が垂れて、早く犯して欲しいとばかりに疼いている。
 母の痴態に興奮を増したのか、先走りの量も増え、ヴィヴィオは小刻みに震えた。
 瞬間、パッと白濁の飛沫が散る。

「ああぁ……んッ」

 恍惚の吐息を零し、射精の快感に打ち震えるヴィヴィオ。
 何度味わっても、この精液が尿道から溢れる感覚は堪らない、一度覚えたら病みつきになってしまう。
 ましてやフェイトのパイズリはなのは相手に仕込まれただけあって、その上手さときたら折り紙つきだ。
 頭の芯まで甘くふやけるような心地。
 それは奉仕していたフェイトも同じで、谷間と顔にぶち撒けられた精液の熱、そして匂いに、くらくらと酔っていた。
 熱の篭った目で硬い肉棒を見つめながら、先端についた精液を舐めとる。

「はぁ……ヴィヴィオのザーメン、すごい……熱くてドロドロだぁ」

 こくんこくんと飲み込み、その味と喉の奥を過ぎる感覚に陶酔するフェイト。
 二人は共に快楽を味わって、だから気付かなかった。
 玄関のドアが開く音、背後に迫る足音と気配に。
 意識を覚醒させたのは、声がかかってようやくだ。

「ヴィヴィオ、フェイトちゃん?」

 振り向いた。
 そこには、声の主が立っていた。
 栗色の髪をした彼女が、高町なのはが。

810ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:32:38 ID:dPL8.51w
 ヴィヴィオもフェイトもそれを認識した瞬間、顔色を失った。
 
「な、なのはママ……」

「なのは……ま、待って……こ、これは違うの……ッ」

 違う、とは口から出たが、一体何が違うのか。
 全ては今在る光景の通りである。
 果たして恋人と娘の浮気を前にして、なのははしばしの間沈黙し、ただその姿を見つめていた。
 だが、唐突に表情が変わる。
 それは紛れも無く笑みだった。

「へえ、そうなんだ。ふぅん。最近フェイトちゃん、妙だなぁって思ってたけど。まさかヴィヴィオと浮気してたなんて」

「ぁ、う……」

 率直な言葉に、喘ぐフェイト。
 だが、容赦なく鋭い眼差しが彼女を射抜く。

「これは二人共――オシオキだよね」

 宣告の言葉が、ぽつりと告げられて。
 反応する暇など与えられなかった。
 なのはの手で魔力光が輝き、そして予備動作皆無の魔力弾が放たれた。
 脳天に直撃するまでゼロコンマ数秒、正に一瞬でフェイトとヴィヴィオの意識は刈り取られた。
 

 
「ん……あれ……」

 それからどれだけ経ったか。
 フェイトは目蓋の上から目を刺激する白い光に意識を覚醒させる。
 気づけば、背中には柔らかいシーツの感触、おそらくベッドだろう。
 天井に釣られた蛍光灯の白い光。
 見紛う筈もない、いつもなのはと使っている寝室だ。
 そして、さらに気付く出来事の数々。
 まず着衣は全て剥ぎ取られ、素肌を剥き出しにされている事。
 手を後ろで縛られている事。
 聴覚を刺激する――甘い絶叫。

「あぁああ! だめ……やぁ……ゆる、してぇ……なのはママぁ……だめぇえ!」

 聞き慣れた筈のヴィヴィオの嬌声はしかし、いつもとまるで違った。
 フェイトを抱く時の嗜虐的で支配的な声とはまるで違う、責められる側の声だった。
 目を見開き、息を呑む。
 果たして、すぐそこに二人は居た。
 椅子の上、そう、椅子と言ってもフェイトとのプレイ用にしつらえた拘束具付きの椅子、その上に腰掛けさせられ、手足を皮ベルトで締められたヴィヴィオ。
 豊かに変化した肢体を震わせ、喘ぎ、涙するその姿。
 股間から生えた極太のペニスを根本から縛り上げられ、ご丁寧に尿道に栓までされて完全に射精を封じられている。
 そんな処置をした状態で、たっぷりローションを絡めたオナホールで扱きまくられているのだ。
 ぐちゅぐちゅと音を立てて乱暴に上下に動く肉厚のシリコン、だがそうして生み出される快感は同時に地獄でもある。
 縛られ栓されたペニスでは決して射精する事ができない、その上で何度も何度も快楽を刻み込むのだから、達する事のできないもどかしさは凄まじいだろう。
 娘にそんな責め苦を与えながら、なのはは薄く笑みを浮かべていた。
 
「何言ってるの? 勝手にフェイトママに手を出してたんだから、きちんとオシオキしなきゃいけないでしょ? ね?」

 普段の優しい笑みではない、妖しく、嗜虐的な、冷たい微笑。

811ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:34:19 ID:dPL8.51w
 まったくオナホ責めする手は緩めず、なのははさらにヴィヴィオの乳房に顔を寄せて、ぴんと立った乳首を口に含む。
 ちゅうちゅうと音を立てて吸いながら、さらに歯を立てて甘咬み、こりこりとその弾力を確かめる。
 
「ひぃい! ぃぎッ」

 あまりの快感に、ヴィヴィオの腰が浮く。
 だが四肢をベルトで締めあげられているので逃げる事もできない。
 椅子がぎしぎしと軋みながら、ただ体が微かに揺れて。
 長いブロンドを振り乱しながら、ヴィヴィオは涙を浮かべて快楽地獄を味合わされた。

「ゆるして……ゆるしてぇ……おちんちん、イカせてぇ! こん、なのぉ……おかしくなっちゃうよぉ……ちんぽイキたいよぉッ」

 だらしなく舌を出し、唾液の筋を垂らした顔で喘ぎ、悶えるヴィヴィオ。
 先走りばかり出る肉棒は、肝心の精液を出せずに苦しげだ。
 なのははヴィヴィオの言葉など微塵も斟酌する事なく、ただただ冷淡に手を上下させてオナホを動かす。
 そうしながら、ついと視線をフェイトに向けた。

「どうフェイトちゃん? フェイトちゃんは、ヴィヴィオとこんな風にエッチした?」

「ぇ」

 突然自分に話題を振られ、フェイトは息を呑む。
 どう答えれば良いのか、ただ自分に突き刺さるなのはの眼差しが冷たく鋭く、口は震えながら声を零した。
 
「わ、私は……その」

「してないの?」

「……」

 沈黙はそのまま肯定の意味になる。
 なのはは得心した様子で頷く。

「そっか、じゃあどういう風にエッチしてたの?」

「そ、その……」

「答えて」

 短くはっきりとした言葉。
 有無を言わさぬ命令だった。
 フェイトは抗う事も出来ず、従うしかない。

「い、いつも……ヴィヴィオの、お、おちんちんで、犯されて……」

「へぇ」

 フェイトの言葉に、なのはが動いた。
 ヴィヴィオのペニスから、唐突に乱暴にオナホを引き抜き、勃起したままのそれを放置して立ち上がる。

812ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:35:45 ID:dPL8.51w
 そして悠然とゆっくり歩いて、今度はフェイトの居るベッドまで来た。
 しゃなりと腰を折り、ベッドの上を四つん這いに進むなのは。
 その姿はまるで獲物を狩る肉食獣だった。
 両手を後ろで縛られたフェイトには逃げる事もできない。
 ただその鋭い眼差しに射られたまま、目の前までなのはに迫られる。

「じゃあフェイトちゃんは、いつも私にされてるみたいに、ヴィヴィオのおちんちんでおまんこ犯されたり、フェラしたりパイズリしたりしてたんだ」

「ぁ……その」

「そうでしょ?」

「……ぅ、うん」

 頷くしかなかった、概ねその通りなのだ。
 なのはももちろんその事は薄々承知だっただろう。
 だが、いよいよフェイトの口を割らせて事実を確認し、その瞳には嫉妬の炎が爛々と燃え輝く。
 
「どういういきさつかは聞かないけど、それって浮気だよねフェイトちゃん」

「なのは……あの……ごめんなさい」

「いいよ。もう過ぎた事だしね」

 でも、と言いながら、なのはは手をするりと伸ばす。
 手はフェイトの胸を掴んだ。
 白く豊かな、柔らかい乳房。
 なのはは加減する事なく、容赦ない力で指を沈めた。

「浮気のオシオキはしなきゃね」

「ぃいいッ!?」

 冷たい声と熱い悲鳴。
 ぎりぎりと指が乳房に沈み、締め上げる痛みにフェイトの目尻に涙が浮かぶ。
 だがなのはは揉むだけで飽きたらず、敏感な乳首を摘んで捻り上げた。
 ぎりぎりと、まるで千切ってしまいそうな勢いで指を捻らせて。
 掛け値なしの痛みにフェイトが喘ぐ。

「い、いたいッ……ぁああ……なのは、ゆるして」

「だめ」

 短くそっけない言葉を切り返しながら、なのははさらにもう一方の手でも乳房を掴んだ。
 そして揉みしだき、抓り、苦痛を与える。
  
「フェイトちゃんは私のものなのに、勝手にヴィヴィオとセックスするなんて、これはきちんと躾けないといけないよ」

「ぁぁ……だめ、なのはぁ……ゆるして……ゆるしてぇ」

 妖しい笑みを浮かべるなのは、涙を滲ませて許しを乞うフェイト。
 なのははギリギリと胸を責めながら、舌を伸ばしてフェイトの口を塞ぐ。

「んぅぅ……」

 口の中に入り込む舌、絡められる快感。
 痛みと快感の二重奏に体の芯には火が点いて、フェイトは従順に応えてなのはの舌に自分の舌を這わせる。
 今まで幾度と無く調教されてきた手筈通りに、彼女の反応は迅速だった。
 いやらしい粘着質な音を響かせながら、濃厚なディープキスを交わすなのはとフェイト。
 体を寄せた時、フェイトの下腹部に何か熱いものが当たった。
 
「ぅあ……」

 唇の合間から、感嘆の吐息が溢れる。
 それはなのはの股間から生えた、巨大なペニスだった。
 ヴィヴィオと同じふたなり化の魔法、だがサイズは段違いに大きい。
 子供の腕ほどあるのではないかという凄まじい太さと、反り返った幹、エラの張った凶悪なカリ。
 その先端がゆるりとフェイトの内ももを撫でながら、ぴたりと狙いを定める。

「あ、ちょ……なのは、まって」

 何をされるか分かった瞬間、恐怖に凍えた声が出る。
 だがそんなものは無視して、なのはは腰を突き出した。
 まだ十分に濡れていない粘膜を、凄まじいサイズの肉棒が無理矢理にこじ開けて侵入する。
 如何になのはとのセックスに慣れているフェイトといえど、こんな化け物じみたものを準備もせずに挿入するのはかなりの苦痛を伴った。
 
「ぁあ……ひぃ……がッ……いた、あぁ……」

 目尻に涙を浮かべて苦痛に喘ぐフェイト。
 体をのけぞらせた拍子に、後ろで縛られた手首も締められて痛みが増す。

813ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:36:17 ID:dPL8.51w
 膣を無理やり広げる太く硬い感触、おまけに、それはさらに突き進んで子宮口まで小突いてきた。

「はぁああ!」

 開発されたポルチオ性感を刺激され、目の前で甘く白い火花が散る。
 痛みと快感の板挟みで掻き回される脳髄。
 瑞々しいむっちりと肉付いた太ももをバタつかせ、フェイトはベッドの上で体を跳ねさせた。
 その痴態を見下ろしながら、なのははきゅうきゅうと肉棒を締め上げる膣壁の感触、そして相手を責める嗜虐の陶酔に顔を赤く染めた。

「痛い? 気持ち良い? 両方かな。フェイトちゃんいぢめられて感じるマゾだもんね。どうしよう、これじゃオシオキにならないかな」

「ぁあがッ! な、なのはぁ……だめ……もっと、ゆっくり……ひぃい! いたッ、くるしいよ……」

 涙目で首を横に振りながら、必死に懇願するフェイト。
 その細い腰を手でがっしりとホールドしたまま、なのはは勝手に腰を上下に振りたくる。
 ズンッ、ズンッ、腰が振られるごとに襲い来る衝撃。
 いつもはもっと慣れるまでゆっくりしてくれるけれど、今日は容赦がない。
 苦しい圧迫感に涙を零しながら喘ぐフェイト。
 なのはは相手の身も心も支配する愉悦に、唇の端を釣り上げる。

「反省してる?」

「……うん……うん」

「もう勝手に浮気しない?」

「しない……しないよぉ」

「そっか」

 たっぷりといぢわるに責めながら、そこでようやくなのはの声音が柔らかさを帯びた。
 腰の動きを止めて、なのははフェイトの髪をそっと撫でる。

「それなら許してあげても良いかな」

「ほ、ほんと……?」

「その代わりちゃんと言いつけは守らなきゃだめだよ?」

 涙で潤んだ目で見上げると、なのはの顔は優しく笑っていた。
 さきほどの嫉妬に燃え上がる笑みではない、いつもの笑顔。
 その表情に、フェイトはさらに涙を零す。

「ご、ごめんなさい……なのはぁ」

「よしよし、いい子だね。わかれば良いんだよフェイトちゃん」

 ちゅ、と額にキスして、涙するフェイトをあやすなのは。
 どうやらもう怒りは引いたらしい。
 安堵するフェイトは泣いて喜んだ。
 だが一方で、そんな母たちを見つめるヴィヴィオはしかし、未だに苦しげな顔をしている。
 
「ぅぅ……」

 先ほどから射精できずに、勃起したままの肉棒がじんじんと苦しい。
 母たちの痴態を見て余計に興奮したのに、拘束された手足は動かせず、ペニスも硬いままだ。
 もちろん、そんな娘の様子もなのはは承知だった。
 ちらりと横目でヴィヴィオを見て、また悪戯っぽい笑みを浮かべる。

「どうヴィヴィオ? ヴィヴィオも約束できる?」

「や、やくそく……?」

「もう勝手にフェイトママとエッチしないって、誓えるなら、ちゃんと射精させてあげても良いけど」

「うん……うん、うん! や、やくそくするよ……だから……は、はやくださせて……ださせて!」

 ぎしぎしと拘束具を軋ませて必死に懇願するヴィヴィオ。
 そんな娘の姿に、なのはは嗜虐心を刺激されたのか、頬を紅潮させてうっとりと魅入る。

814ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:37:05 ID:dPL8.51w
 唇の端を吊り上げて笑いながら、告げた言葉はサディズムに染まっていた。

「出すって、何をかなぁ。なのはママわかんないや。きちんと、言葉にして、言って」

 細めた目が、炯々と輝く。
 相手を屈服させて、従える悦びに満ちた眼差し。
 支配される心地に背筋をぞくぞくさせながら、ヴィヴィオは欲望のままに口走った。

「せ、せぇし……精子! ザーメン! おちんちん汁! だしたいのぉ……しゃせぇ……しゃせぇさせてッ」

 涙と唾液で顔をぐしゃぐしゃにしながら叫ぶその声に、なのはは艶然と笑う。

「ふふ、女の子の癖にそんなに射精したの? ヴィヴィオったらヘンタイさんだね。でも、あんまり我慢させるのもかわいそうだし。良いかな」

 ぱちんと指を鳴らす。
 その合図で、ヴィヴィオを拘束していたベルトが解除された、どうやら魔法でロックされていたらしい。
 とは言っても、完全に自由になったわけではなく、自由になったのは両足だけ。
 手は未だに腰の後ろでバンドで繋がれている、ただ、椅子からは放たれたので立ち上がる事はできた。
 ふらふらと立ち上がり、虚ろな視線を彷徨わせるヴィヴィオ。
 そんな娘に、なのはは組み伏せていたフェイトの体を持ち上げて、ぐるりと反転して見せつけた。

「ほら、ヴィヴィオ、見える? フェイトママのお尻だよ」

「ひゃ! な、なのは……?」

「ここ、使った事あるかな」

「〜ッ!」

 なのはの言葉に、フェイトは彼女が何をしようとしているか悟った。
 余裕たっぷりに笑いながら、その手で豊かな白い肉をわし掴む。
 指が埋まるほど柔らかく大きな尻たぶ、それを左右に割ると、肉棒を挿入された膣口からアナルまで丸見えになる。
 ぱっくりと開き、物欲しそうに収縮を繰り返す、すぼまった穴。
 今までなのはの調教で何度も何度も犯されてきた場所だった。

「フェイトママったら、私の太いの挿れられて可愛い声で鳴くんだよ。きっとヴィヴィオのも気に入るから、ね? ほら、おいで」

 甘く誘う声、食虫花の香りに惑わされる蝶のように、ヴィヴィオはゆっくり震える脚で近づいてきた。
 縛られて射精を禁止されたふたなりペニスは、先走りとローションを涙のように垂らして、その先を揺らし、フェイトの豊かで柔らかい尻に寄せる。
 深い谷間に、ぬちょりと音を立てて触れる。
 熱く硬い感触に、フェイトの背筋が戦慄いた。

「おしり……フェイトママの、おしり……」

 うわ言のようにつぶやくヴィヴィオ、射精の欲求に溺れる瞳は、既に正気の光はない。
 フェイトの心に、期待と恐怖がないまぜになって湧き上がる。

「ま、まってなのは……こんな……私、こわいよ……こんな……だめ、お尻は」

「だめじゃない、でしょ? ヴィヴィオ苦しそうなんだから、楽にしてあげないと」

 にっこりと優しげに、だが嗜虐的に笑うなのは。
 尻肉を左右に割りながら、甘い声がついに命じた。

「ヴィヴィオ、挿れて」

 ぽつりと言われた瞬間、ヴィヴィオはこくりと頷いた、一気に腰を前へ突き出した。
 狭い癖にぬめる穴の中に、太く熱い竿がみちみちと沈み込む。
 その快楽、蕩けるような甘い電気が全身に流れ、二人の顔は歪む。

「ひぃッ! あぁあああ! はっぁああ! フェイト、ママぁ……フェイトママのおしり、すごいよぉ! きついのに、ぬるぬるでぇへぇえ!!」

「はひぃいいい!! ヴィヴィオ、だめ……そんな太いおちんちん、おしりに……んふぁあああ! 中で、ゴリゴリって、なのはのチンポと擦れちゃぅうう!!」

 輝くブロンドの髪を振り乱し、母と娘、二人の雌が狂い咲く。
 豊かな乳房をたぷたぷと揺らしながら、すっかり蕩けきった顔でヴィヴィオは腰を振り、また同じように甘く喘ぐフェイトも被虐の陶酔に沈んでいた。
 尻肉に腰がぶつかっては、弾けるような水音を嬌声と共に奏でる、淫らな音色。
 体重ごと前後する動き、それも体を格闘技で鍛えたヴィヴィオの動きで、ベッドのスプリングが乾いた悲鳴を上げて軋む。

815ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:37:37 ID:dPL8.51w
 その都度、なのはの肉棒とフェイトの蜜壺の結合部もまた、ぐちゃぐちゃと愛液を掻き混ぜられて泡を立てるのだ。
 良く締まる膣壁の蠢く感触に、なのはの顔も快楽に歪み、息遣いが荒くなった。
 体を押し付け合うと、フェイトの乳房と重なった自分の乳房、こりこり刺激し合う乳首から甘い電気が走る。
 もっと、もっと激しく……快楽を求める体は下から突き上げて、がっしりと掴んだ尻肉を揺すって動かす。
 
「なの、はぁ! なのは……すごいひぃ……お、おかしくなっちゃうよ……ふたりのチンポおほぉお! かた、くて……おくまでくるのぉお!」

 両手を後ろで縛られたまま、だらしない顔で喘ぎ、悶え、鳴き、乱れるフェイト。
 そこに怜悧な執務官んとしての姿も、優しい母としての姿もない、在るのはただ被虐の悦に狂うただの雌だ。
 その姿に愛おしさをこみ上げられながら、なのはは一層強い力で下から突き上げる。
 子宮口にめり込む亀頭、双方に生まれる壊滅的な快感。
 体の芯から頭のてっぺんまで、全身に広がる甘い余韻。

「あ、はぁああ!」

「フェイトちゃん、かわいいよ……あぁ……もう、私もイキそう……」

「ま、ママぁ……ヴィヴィオもイキたいよ……出したいよぉ!」

 じきに訪れる射精の予感に、恍惚の顔のなのは。
 だが未だに栓をされたままで解放されないヴィヴィオは、狂ったように腰を振りたくり、必死にフェイトの尻に腰をぶつけまくっている。
 その姿に、なのはは薄く笑った。

「イクときは一緒、だよ。ほら、フェイトちゃん、出すよ。私とヴィヴィオのオチンポ汁……受け取って!」

 叫びが木霊し、なのはが渾身の力で腰を叩きつけ、奥の奥まで肉棒をねじ込む。
 同時にヴィヴィオの硬い剛直もぎっちりと根本まで挿入された。
 最初に達したのは、フェイトだった。
 二本の極太ペニスで奥まで犯され、びくんと背筋が仰け反り、全身が硬直する。

「ひぃいッ、あはぁああああ!!!」

 ぶるぶると震える柔肌、豊かな乳房と尻。
 収縮する媚肉の締め付けに、今度はなのはの限界が訪れる。
 引きつった息遣いを上げる声にならない声、尿道を駆け上ったどろどろの粘液がぶち撒けられる。
 
「ぃひぃああああ! でる……でるよッ、フェイトちゃんの中に、いっぱい……ザーメンッ」

 射精の快感に甘い声で喘ぐなのは、酔いしれる彼女の精神は緩み、ヴィヴィオの拘束が解除された。
 バインド魔法の応用で作られた根本を縛る紐、尿道にねじ込んだ栓が淡雪のように溶けて消える。
 最後に絶頂に導かれたヴィヴィオの快楽は、我慢をさせられ続けた分、二人のそれを遥かに上回るものだった。
 
「〜〜ぃぃッ!!! はぁああッ、おほおおぉぉぉおおッッ!!!」

 少女と想えぬほど、野太い、肺の底から息を吐き出す喘ぐが轟く。
 巨乳をだぷだぷっと揺らしながら、ヴィヴィオは腰を痙攣させて射精した、それこそ、精神まで汚染されそうなくらい。
 フェイトのアナルにぶち撒けられる青臭い白濁。
 結合部から泡を立てて溢れ出る精子は底なしのように後から後から飛び出す。
 普通なら一瞬で終わる絶頂の感覚が、いつまでも名残惜しいとばかりに続き、ヴィヴィオはその快楽に顔をくしゃくしゃに溶かしていた。

「あぁぁ〜……しゅごい……でるよ……まら、でりゅ……ちんちんから子種汁とまんないよぉ……おぉほぉおお」

 ぶるり、ぶるり、と体を小刻みに震わす度、まだまだ溢れる射精の快感に恍惚へ沈んでいくヴィヴィオ。
 直腸にぶち撒けられるドロドロの精液の熱に、フェイトもさっきから甘い声を上げて痙攣していた。
 汗だくの白い肌が触れ合い、三人の三つの体が溶け合うような、気持ちの良さ。
 ブロンドの髪をしっとりと肌に貼り付けて、淡く紅潮した顔で絶頂とマゾヒズムに燃える、ヴィヴィオとフェイト。
 その二人を見上げながら、なのはもまた、嬉しそうに淫靡な笑みを浮かべた。

「あはッ♪ 二人とも、すっごくエッチだね。私も興奮しておちんちん硬いまんまだよ……ねえヴィヴィオ、もっともっとフェイトママのお尻に入れてみる? ドピュドピュしちゃう?」

 下から伸ばした手で豊かな尻たぶを揉みしだき、その中に埋まったヴィヴィオの肉棒を刺激する。
 一度の射精くらいで満足していない極太のペニスは、未だに硬く、その刺激で少女は喘ぎを上げて身震いした。

816ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:39:41 ID:dPL8.51w
 涙に潤んだオッドアイが、欲望にギラつく。

「ぁぁ……ぅん……したい、もっと……フェイトママのお尻マンコにザー汁だしたいよぉ」

 一度、抜けそうなくらいに引き、たっぷりストロークをつけて振りたくる、パチンッと肉と肉のぶつかる小気味良い音が響いた。

「はぁああ!!」

 フェイトの甘い声、なのはの顔に愉悦が滲む。

「うん。じゃあ、今日は二人でいっぱいフェイトママを犯してあげようね」

「な、なのはぁ……ぁぁ……なの、はぁ……」

 嬲られる事でマゾ心を刺激されたフェイトが、蕩けきった顔、蕩けきった瞳でなのはを見下ろす。
 顔を引き寄せ、唇を奪う。
 舌を絡めたディープキスで、より深い快楽地獄に導く。
 唾液の橋を作りながら顔を離し、なのはは囁いた。

「これから親子仲良く、ね。後でフェイトちゃんにもおちんちん生やさせてあげるよ、もっともっと気持よくして、頭の中おまんことチンポの事しか考えられなくしてあげるから」

 奈落の底から響くような、人の心を堕落させる声で告げて。
 なのはは再びフェイトを犯す。
 ヴィヴィオと共に、何度も何度も、フェイトの脳髄の底まで刻みこむように。
 その日、三人は体力の限りにまぐわいに溺れた。


終幕

817ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/11/30(土) 20:41:25 ID:dPL8.51w
投下終了

やっぱふたレズは良いのうッ

818名無しさん@魔法少女:2013/11/30(土) 22:17:37 ID:ojdgZC8I
GJです!
イきたくて狂うヴィヴィオ大好き

819名無しさん@魔法少女:2013/12/01(日) 00:35:21 ID:6sCryZeU
>>817
ふう…GJ!

820さざみー ◆RW8lf3FtFY:2013/12/07(土) 20:21:47 ID:mnQQ89a6
|・)こそー。レスが進んでいないのですが、投下してよい物でしょうか……。

821さざみー ◆RW8lf3FtFY:2013/12/07(土) 20:35:07 ID:mnQQ89a6
貧乳ハンターはやて、脅威の洗濯板3本勝負!!



プロローグ



「ふう、ごちそうさまです」
「おそまつさま。お茶を入れよっか」
「あ、はやてちゃん。今日はリインがいれるです」

 かなり高価なデスクの上に置かれた庶民的な小さいお弁当箱が2つ空になる。
 忙しい時空管理局の仕事とはいえ、ご飯ぐらいはゆっくりと食べたいものだと急須にお湯を入れるリインを見ながらはやては思う。
 リインから湯飲みを受け取ったはやては、お茶を少しだけ口に含むとにっこりと微笑む。

「お茶入れるの上手くなったなぁ、リイン」
「えへへ、練習しましたから」

 かつては常時手のひらサイズだったリインフォースⅡも、歳を経て人間サイズになる術を覚えた。大きなサイズになれるようになってから、リインは色々なことに挑戦している。家事もそのひとつだ。
 子供の成長を見守るようにうれしく思う反面、微妙にさびしく思うのもまた、親心だろうか。

「なあ、リイン」
「なんですか、はやてちゃん」
「思うんや……」

 ふと窓の外を見る。
 春の暖かな日差しに目を細めながら、はやてはポツリと思いの丈をつぶやく。

「小さいおっぱいってのも、ええと思わないか?」
「とうとう脳が腐る病気になりましたか、はやてちゃん」

 そんなはやてに、リインはイイ笑顔のまま答える。

「いや、思うんや。なのはちゃんとフェイトちゃんのおっぱいを育てた身としてはな、新たな小さいおっぱいを育ててみるのも悪くないと」
「二人ともはやてちゃんに育てられたんじゃないって言うと思いますよ」
「それは二人の思い違いや。おっぱいマイスターを名乗る身としてはな、あの二人のサイズは誇っていいと思うんや」
「社会的な地位がある身なんだから、くだらない事を誇らないでください」
「そうそう、おっぱいマイスターとしての地位がある身や。うんうん、やっぱ思い立ったが吉日、それ以外は凶日や。新たなおっぱいを捜しにいくで、リイン」

 言うが早いが、はやての足元に転移用の魔法陣が発生する。
 はやての膨大な魔力が周囲の空気をかき乱し、部屋の中に嵐を起こす。無駄に大量に溜まっていた書類とか栄養ドリンクのビンとかサプリメントの空箱が吹き飛び、木の葉のように舞い上がる。
 その嵐に翻弄されながら、リインは笑顔を崩さず敬愛する主に呼びかけた。

「それはいいから、仕事しろ」

 ちなみに、二人の目の下には深いクマがあったのだが、それはとりあえずスルーしておこう。

822さざみー ◆RW8lf3FtFY:2013/12/07(土) 20:35:59 ID:mnQQ89a6
一番勝負! 戦慄! 驚愕! 竜の巫女!! 正直、ForseよりSTSの頃の方が大きく見えるよね


「つーわけで、やってきました辺境地区や」
「誰に解説してるんですか」

 どこから取り出したのかほっかむりをしてマイクを持つはやてに、後ろに控えたリインは凍りついた笑みのままツッコミを入れる。
 もっとも、はやてはそんなリインの言葉など聞こえないかのように左手にマイクを持ったまま、右手で点を指差す。

「ここには貧乳オブ貧乳なる神秘の少女が存在するという噂が、調査隊の事務所に飛びこんだんや」
「どこにあるんですか、そんな犯罪者の巣窟」
「そこで、おっぱいマイスターたる私が出動する事態になったんや」

 ごそごそと茂みをかき分け身を潜めるはやての前方に、白い靄に包まれた空間が出現する。

「そして、調査隊の前に神秘の泉が現れたんや、リイン隊員」
「えっと、地元の交番の連絡先は……っと」

823さざみー ◆RW8lf3FtFY:2013/12/07(土) 20:36:52 ID:mnQQ89a6
「ふうっ……」

 人肌より少しだけ熱いお湯に全身を浸し、少女は小さくため息をつく。
 小柄な少女だ。彼女の名前はキャロ・ル・ルシエ。辺境警備隊に所属する竜召喚士だ。
 熱い湯に暖められた頬がほんのりと赤く上気し、華奢な少女の姿になまめかしさを与える。肩口で切りそろえられた桜色の髪も湯気に湿り、うなじに張り付き白い肌の彩となる。
 乳白色の中の見えない湯を小さな手のひらですくい上げながら、キャロは全身を弛緩させた。

「いいお湯……」

 辺境生活が長く、野外生活が得意なキャロといえどもやはり年頃の女の子だ。身だしなみにはそれなり以上に気を使う。
 そういった意味では、今回の任務でつかうキャンプのそばにあったこの温泉はありがたかった。湯量が豊富なここなら、何時でもお風呂に入れる。

「温泉かぁ……」

 キャロは温泉が好きだ。つらい幼少期を送った少女にとって、温泉は楽しかった大切な思い出を思い出させてくれる。
 たとえば、機動六課……あの時はフェイトさんやなのはさんの故郷に……。

「そういえば、エリオくんのいる男湯に突入しちゃったんだっけ……」

 幼き日、無邪気だった自分がやってしまったうっかりだ。機動六課時代に知り合った大切なお友達、エリオ・モンディアルの事を思い浮かべる。
 あの時、私の姿を見てエリオは真っ赤になっていたっけ。あの頃は無邪気だったな……。
 さすがにもうあんな事は出来ないけど……。

「でも、またエリオと一緒に入りたいな……」

 ふとぼんやりと小さく呟き……そして、自分が口にした事に思わず驚いてしまう。

824さざみー ◆RW8lf3FtFY:2013/12/07(土) 20:37:40 ID:mnQQ89a6
「なななな、私何を言ってるんだろう。そ、そ、それにエリオくんをよ、よ、よびすてに!」

 先ほどの色っぽさなどどこに飛んだのか、キャロはバシャバシャと温泉の中を転げまわる。その華奢な容姿もあいまって、そんなキャロは実年齢よりもずっと幼く見えた。
 というか、今日に限って私はなんてことを!? 

「おちつけー、おちつけー私。そ、そうそう。この間の休みにも……」

 ぜえはあ深呼吸をしながら、先日のお休みでの旅行を思い出す。
 あの時も温泉があった。そうそう、ルーテシアと会って……。
 底まで思い出し、ふとあのときのエリオを思い出す。年下の女の子に囲まれていたのは、まあ仕方ないけど……。

「エリオくんの視線……」

 男の子だから仕方ないのかもしれないけど、エリオの視線は確かにルーテシアの胸に向かって……。そうえば、最近エリオがフェイトさんを見るときも、時々視線が胸に行く気が……。
 女性特有の鋭い感が、エリオの視線の先を性格に読み込んでいた……半分は被害妄想というか、劣等感からの勘違いなのだけど……。

「むー」

 ぶくぶくと顔を半分湯につけながら、キャロはむくれる。
 自分だってそれなりにちゃんと育ってるんだ育ってるはずなんだ。

「エリオくんも、おっぱいが大きいほうがいいのかな……」

 ふと、手のひらを自分の胸に当てる。
 育ってる。育ってると自分で言い聞かせながらも、その実9歳の頃からほとんど変わってない薄い胸がそこにあった。
 相応……というには若干華奢すぎるが、腰は細くなり、女性特有の括れが生まれつつある。でも、胸だけは育ってる気がしない。

「大きくならないかなぁ……」

 ふと、自分の胸をつかんでみる。薄い、薄い胸だと思いながらもう少しだけ触れてみる。その指先が、少女の敏感な桜色の突起に触れる。
 その瞬間、キャロの全身に電気のような痺れが走る。

「んっ……」

 今のは……?
 なれない感触、だけど決して不快でない感触に少女の体が増える得る。
 いけないことだ。
 そう思いながらも、今の感触が忘れられない。
 少女はもう一度、だけど先ほどよりも少しだけ強く胸の先に触れる。

「あっ……」

 また、全身がしびれる。
 こうなると止まらない。またあの感触が味わいたい。赤い髪の少年のことを思い出しながら少女はさらに自分の胸に御触れる。
 指先がうごめくたびに、少女の背中に電気にも似た痺れが走る。

「ぁんっ、あ……んっ、エ……リオくん……」

 愛しい……と言うには近すぎる気になる少年の姿が脳裏に過ぎる。彼の名前を口にすると、背中を流れる電気がひときわ大きくなる。

「んあっ、あっ、らめ、こんなの、だめだよ……エリオくん」

 流れる電気の正体が気持ちいものだと感じると、さらに止まらなくなる。胸を触れる手の動きがさらに早く、激しいものになる。
 白濁した湯の底で、空いている手が無意識のうちに足と足の間へと伸びる。

「んなっ!」

 入れたわけではない。広げたわけでもない。ただ割れ目に沿ってなぞっただけ。
 それだけなのに、今までとは比べ物にならない痺れが少女の体を蝕む。

「はぁ、ハァ……あっ、あああっ、あっ、エリオく……ん、エリぉ……」

 止めなきゃいけない。怖い。
 でも、この胸に触れる手が赤い髪の少年のものなら、この足の間をなでる手が彼の手なら。
 その想像が少女の体をさらに熱くさせる。おなかの下がぎゅっと熱くなる。

「ダメ、ああんっ、だめ、だめだめ……くる、なんかくる、エリオ……」

 まだ撫でるだけ、優しく触れるだけ。それでも秘所から熱い何かが流れ出て、湯の中に溶け込む。
 その感覚が、さらに少女を壊し溶かしてゆく。
 最後に呟いた少年の名前が、少女の無垢な体を上り詰めさせた。

「ああ、ぁあああああっ!」

 少女の体は一際激しく痙攣させると、体を弛緩させ岩に背を預けた。

「私……」

 少女にも性知識はある。
 今まで一度もやったことは無かったけど、今の行為がどういう行為かはわかる。
 それが、どういう意味か……お腹の下は、お湯とは比べ物にならないほど熱く、疼きは収まりそうに無い。

825さざみー ◆RW8lf3FtFY:2013/12/07(土) 20:38:52 ID:mnQQ89a6
 魔導師は便利だ。道具が無くても視力聴力を強化できる。
 樹が付かれない距離からでも、隣にいるかのように状況が見えた。

「ええもんみさせてもらったわぁ……」

 ハードワークの連続で彼女も溜まっていたのだろう。キャロに当てられ、はやての頬もまた赤く上気し、下着の奥の熟れた双丘の先端は尖り、下着が少しだけ湿っている。
 とはいえ、妙齢の女性が絶対にやってはいけない、脂ぎった50過ぎの中年男性にこそ似合いそうな表情がすべてを台無しにしていた。
 今の彼女は、どう見ても危ない人だ。

「そっか。キャロも悩んでいたんやな……あの胸に……」

 それなら、そう相談してくれれば良かったのに。
 ここで肌を脱ぐのが、年上の仕事じゃないのか。

「なあ、リイン」

 かなり邪な笑みを浮かべたはやてが後ろを振り向く。
 そこにあったのは、暗い空間と赤い肉の塊だった。

「へっ?」

 それが巨大な獣の口だと理解するのに僅かな時間がかかった。
 それが致命的な失敗だった。

 ぱくっ。

 はやての体が、膝より先を残してその口の中に納まる。
 ぶっちゃけて言うと、食われたのだ。

「ちょ、これはユーノくんの役やぁ!」

 まぁ、こんな意味不明なことを言える余裕がある辺り、本気で食われているわけではない。
 飴玉兼甘噛みレベルだ。

「ご苦労様です、フリード」

 リインの言葉に、はやてを食った竜……キャロの使役竜であるフリードがウィンクで答える。
 何のことはない。覗きに興じる犯罪者っぽい主を止めるため、リインが旧知の竜に連絡を取ったのだ。

「離れたところで局に強制送還しますから、丁度いい場所まで運搬をお願いしますね」

 その言葉に白い竜はうなづくと、リインの後ろに付いて森の奥に消えていった。

「いや、かみかみしないでー。ああっ、んん、いまちょっと濡れていて……んっ、そこをなめちゃだめぇ……! そこまないでフリー……んっ!」

 竜の口で色っぽいのかどうか分からない悲鳴が響いたが、幸いそれはフリードの耳以外に届くことは無かった。






 かくして、一番勝負の決着は付かなかった。
 だが、まだ二戦、まだ二戦あるかもしれないのだ。負けるなはやて、頑張れはやて。
 とりあえず、仕事は速く片付けたほうがいいぞ。


 おわれ

826さざみー ◆RW8lf3FtFY:2013/12/07(土) 20:39:27 ID:mnQQ89a6
というわけで、掲示板汚し失礼しました。
|・)ノシ

827名無しさん@魔法少女:2013/12/07(土) 21:08:23 ID:VCdsiJuQ
>>826
吹いたwwwwwwwwwww久々にギャグSSをありがとうございます!
是非とも二戦目、三戦目も見てみたいです、頑張ってください!

828名無しさん@魔法少女:2013/12/07(土) 23:37:54 ID:uU5VvAU6
おもしろい!

いいねいいねこういうの キャロちゃんかわわわ
続きみたいです

829名無しさん@魔法少女:2013/12/08(日) 03:02:45 ID:CMHvUdrk
あと2戦
身内のヴィータを除いて考えるとチンクとアイシスかな?

830名無しさん@魔法少女:2013/12/08(日) 11:39:55 ID:x.9FnzRA
奇をてらってヴィヴィオorアインハルトの可能性も微レ存?
「変身魔法は未来と=ではないんや!!」

831ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:51:44 ID:rOdavHOg
いいもん見してもらった

自分はエロ投下します
シグナム×アインス しぐあい でSMったりふたなったりする

832ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:52:24 ID:rOdavHOg
しぐ×あい! 番外編 いぢわる


 闇の書事件を経て管理局に恭順したヴォルケンリッターは、いわば嘱託魔導師に類するものに近い立場にある。
 古代ベルカ時代に生まれた千古の技と武器を持つ彼女たちの需要は高く、ある時は全員共に、ある時は個々の騎士たちが様々な現場に出動を要請される。
 本局の指令を受けて守護騎士たちに適した現場、また出動のインターバルやスケジュールを管理するのは本局所属の人事担当、レティ・ロウラン提督だ。
 リンディ提督とも往年の知己であり、ヴォルケンの事情に理解のある彼女は、普通の局員にするのと同じように別け隔てなく接してくれる良き人だった。
 時には任務を終えた守護騎士たちを食事や酒席に誘う事もある。
 もちろん、ヴィータにアルコールを勧める事はないが。
 その日、レティの誘いを受けたのはシグナムだった。
 ミッドチルダに在るレティ行きつけのバーで、肴と共に酒盃を交わす。
 酒好きで知られるだけあってかなりの量を飲んでも顔にでないレティに、数杯で頬を赤く染めだしたシグナムは内心で舌を巻いていた。
 
「ねえシグナム」

 一体何杯目のグラスを空にした頃だったか、その日の任務について諸々の話をし終えて、しばし沈黙の時を味わっていた頃、ふとレティが名を呼んだ。
 さしもの彼女もほんのり頬を紅潮させて、細めた切れ長の瞳が妙に艶っぽい輝きを孕む。
 一体何を、シグナムが問うより先に、レティの言葉が騎士を打ち据えた。

「あなた、もしかしてリインフォースとデキてる?」

「……なッ」

 問いかけられた言葉のあまりに不躾で確信を突いた内容に、シグナムの喉から引きつった息が溢れた。
 その反応だけで、問うた言葉の真偽は明らかだったろう、韜晦する暇さえなかったシグナムは、数秒と掛からず真実を晒してしまう。
 誰にも打ち明けた事はないリインフォースとの秘事を。
 言葉もなく視線を泳がせるシグナムを、悪戯っぽく妖艶な笑みでレティは見つめた。

「あら、その様子じゃ図星みたいね」

「れ、レティ提督……い、一体、いつから」

 震える声でシグナムが言う。
 普段は凛然とした名だたる騎士の、心底から動揺する姿を見て、レティはくつくつと笑った。
 まるで童女のような純真さと遊女の悩ましさが混在するような笑みだった。
 騎士としては一流のシグナムも、こと“女”である事に関しては、この美女に敵わないようだ。
 
「ここ最近よ。なんだかあなたとリインフォース、仲良くなったというか、すごく打ち解け合った感じが強くなったような気がして。それで、もしかしてって、ね?」

「ぅ……」

 首を傾げて疑問符を囁くレティに、シグナムは言葉にもならない吐息を零すしかない。
 その美貌は今や、酒気ではなく羞恥心によって真っ赤に染まっていた。
 絶対に誰にも漏らさぬよう、守護騎士はもちろんはやてにさえ秘密にしていた関係が露見したのだから、当たり前である。
 
「レティ提督、この事は皆には」

「もちろん。誰にも言わないわよ」

 でもね、と言いながら、レティの目が輝く。

「少しくらい、教えてくれでも良いんじゃない? ねえ? あなたたちの事、ほんの少しで良いから」

「……」

 どこか子供めいた好奇心に輝く瞳で見つめられ、シグナムは言葉に詰まって閉口する。
 なんともまあ、もったいぶった物言いだが、要するにレティのそれは年頃の女子高生が友人の恋愛事情を詮索する幼稚な好奇心そのままである。
 管理局の有能で信頼も厚い高官であり、一人の貞淑な妻や母でもあるレティ、だがその芯の部分にはこういう茶目っ気が在ると一体何人の人が知っているだろうか。
 今まで知らなかったレティの顔に驚きと呆れを感じながら、今更この熟女の言葉責めから逃れる事は出来ないとも理解している。
 ちらと視線で周囲を仰ぐとバーテンとの距離も離れているし他の客に話を聞かれる事もなさそうだ、幸いにも、いや……レティの事なのだから最初からそれを意識して席を選んだのだろう。
 仕方なく、シグナムは一息ついて覚悟を決めた。

「す、少しで良いのでしたら……まあ」

「ありがと♪」

 眼をきらきらと輝かせたレティの顔に、シグナムは真っ赤になって恥ずかしそうに俯く。
 まさかこんな事を人に語る日が来ようとは。
 レティの質問は二人の関係のいきさつから始まり、さらにはもっと踏み込んだ場所、夜の営みに関してまで聞いてきた。
 シグナムに取っては人生始まって以来の恥ずかしい一時だったと言える。

833ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:53:16 ID:rOdavHOg
 切々と語られる秘事に耳を傾けながら、最初は嬉しげだったレティの顔が、次第に訝しげに変わっていく。
 ある程度聞いたところで、一息ついて黙るシグナム、そんな彼女の顔を見ながらレティは頬杖をついて眺める。
 
「ふぅん。なるほど、ね」

「ま、満足しましたか……」

「ええ、まあ」

 からんッ、と澄んだ音を立てて、グラスの氷を揺らし、レティは何か含みの在る笑みを浮かべる。
 そして告げられた言葉に、またシグナムの顔は赤くなった。

「意外と純粋、なのね。もっと色々進んだ事してるかと想ったのだけど」

「す、進んだ? と言いますと」

「いえ、あなた達道具とか使ってないのかなー、って」

「道具!?」

 シグナムの声が、ひそやかなれど裏返る。
 道具? その手の行為に? 体こそ豊満だが色ごとにはさほど精通していないシグナムにはあまり考えられない事だった。
 騎士の反応に、再び嗜虐心とも好奇心とも取れるレティの笑みが深まった。

「ええ。そうよ、道具。知らないの?」

「あまり、その手の事については……れ、レティ提督はどうなのですか」

「私? 私は、ね……」

 グラスを片手に、ふっと笑う人妻の提督。
 ただ微笑一つ取っても、その奥にある妖艶さは隠し切れない。
 それまでの経験に思いを馳せて、宙を泳ぐ視線が、悩ましく潤む。

「夫婦生活も長いとね、刺激がないとつまらなくなっちゃうのよ。だから、私も色々と夫と冒険してみたの」

「い、いろいろ……ですか」

「ええ。気になる?」

 首を傾げて、問い掛けるレティ。
 同性ながら、その仕草と視線に心臓がどきりとする。
 アルコールで血の巡りも良くなっていたし、何より、レティの言葉に煽られて体の温度も上がっていた。
 道具。
 夜の秘事に用いる品々への好奇心。
 ここまで来たら、聞かずにはいられなかった。

「その……よろしければ、聞かせていただきたいです」

「ふふ、良いわよ」

 含み笑いと共に、そっとレティの紅い唇が耳元に寄る。
 そして、人妻が語る赤裸々な淫行の数々がシグナムを赤面させた。
 道具を使った様々な……淫らで背徳的な諸々、騎士の顔が見る間に赤みを増した。
 
「どう? 少しは参考になったかしら」

「い、いえ……その……」

 改めて顔を離したレティの顔をまじまじと見つめながら、シグナムはぱくぱく口を開いて言葉を失う。
 この目の前の美女が、人妻が、母親が、提督が、さきほど語った淫猥な行為に身を染めるという事実。
 そして、羞恥心と共に好奇心も、さらに湧き上がる。

834ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:54:05 ID:rOdavHOg
 刺激的な行為、淫靡な道具を使った快楽とは……どれほどのものなのか。

「レティ提督」

「何かしら」

「そ、その……できれば……もう少し、お話を」

 シグナムの赤面とその申し出に、レティは笑う。
 妖しく、美しく。

「もちろん、良いわよ」



 明かりを薄く落とした部屋、白いベッドシーツの上で絡み合う二つの女体。
 
「はぁ……んッ……ふぅ」

 悩ましい、甘く溶けた吐息を零しながら、身をよじるのは白銀の髪を乱す美女だった。
 リインフォース、夜天の書の融合騎。
 普段は大人しく清楚な彼女が、今は床の上であられもなく喘いでいた。
 胸の上までまくりあげられたセーター、黒い生地から零れ出るたわわな白い柔肉の果実。
 豊満な乳房に、上から覆いかぶさって、同じくらい大きな胸が押し付けられている。
 胸と胸を重ねながらリインフォースの唇を貪るのは、烈火の将、シグナムだった。
 二人の秘め事、時折こうして色に溺れては欲に爛れる。
 
「あぁ……将ぉ」

 甘い声を上げながら、目を細めたリインフォースが、物欲しそうな視線で見上げる。
 柔らかく大きな胸を押し付けながら、何度も舌を絡ませ合ううちに、すっかり出来上がっていたようだ。
 ミニスカートの裾から伸びるむちむちと肉付いた太腿の内側は、既に一筋の淫液が垂れて甘酸っぱい匂いを放っている。
 そんなリインフォースを見下ろしながら、シグナムも体の芯にじわじわと熱が疼く。
 いつもならこのまま彼女の服を剥いて、濡れた秘所を触れ合わせて何度も快楽を貪るのだが。
 この晩は、違った。
 迷うような、悩むような顔で、シグナムはリインフォースから視線を横に逸らし、ベッドサイドに乗せたカバンを見る。
 脳裏を駆けるのは、昨日レティから教えられた事、そして彼女から借りた――品々。
 頬を染め、潤んだ瞳で自分を見つめるリインフォースの姿に、心はすぐに決心をする。
 伸ばした手をカバンの中に入れて、シグナムは何かを取り出した。
 リインフォースが疑問に思う暇もなく、将は彼女の両手を掴む。

「ぇ……あの、将? なにを……ちょ」

 語尾が驚きに裏返る。
 リインフォースの白い手首が、頭上、ベッドのパイプ式ヘッドボードに縄で縛り上げられたのだ。
 聞きかじっただけの知識であったが、縛るだけなら要訣は単純、間違えようがない。
 思いの外に上手く出来てシグナムは安堵するが、突然拘束されたリインフォースは驚きに身を強張らせる。
 
「将、なぜこんな……い、痛い」

「いや、その……」

 抗議するリインフォースに、しかし、シグナムは言葉に詰まる。

835ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:55:31 ID:rOdavHOg
 不安がる彼女の姿に罪悪感を覚えつつも、胸の内に何か言葉にし難い疼きが生まれていた。
 肌蹴た柔肌の白さ、腕を縛られる姿、自分を見上げる真紅の眼差し。
 脳裏に浮かぶのはレティから聞いた事の数々。
 それを、実行する、リインフォースに。
 考えるだけで血が熱くなった。
 沸き立つ体と同じく、思考回路もまた、淫蕩な欲望に駆られて。
 
「今日は、いつもと違う趣向で――な?」

 言葉を囁く。
 手はカバンの中に伸びていた。
 ごそごそと、指に当たるシリコンやあれこれの感触を掻き分けながら、取り出すのは淫具の中でもとりわけ小さなもの。
 丸い、卵のような楕円形のプラスチックだった。
 尻から伸びるコードの先には電池を入れたケースが在り、そこにON-OFFスイッチも併設されている。
 ピンクローター、そういう名前の大人のオモチャだ。
 シグナムは慣れない手つきでスイッチを入れて、ローターを起動する。
 電源を入れられたそれは、ヴゥゥ、と鈍い振動音を立てて動き出す。
 それが何なのか、何のためのものなのか、まるで分からないリインフォースは不安の眼差しで見つめる。
 だがシグナムは重々承知の上で、期待に目を輝かせて、そっとローターを動かした。
 つぅ、と触れる、彼女の豊かな乳房に。

「あんッ」

 驚きの声が、リインフォースの唇から零れた。
 内部に詰め込んだモーターを駆動し、高速で振動するローターの刺激、それが柔らかな胸の谷間で触れる。
 未知のむず痒いような心地に、くすぐったそうな顔をするリインフォース。
 シグナムは反応をつぶさに観察しながら、指先を少しずつずらしていく。
 谷間から、ゆっくり上に、肌をなぞりながら、ピンク色の突起へ向けて。
 粟立つ乳輪の縁に、ローターが触れる。
 その瞬間、リインフォースの体がびくんと跳ねた。

「ひゃぁ!」

 指でも舌でもない、振動するプラスチックによる愛撫。
 生まれて初めて味わう刺激で喚起される快感に、リインフォースは驚き混じりの甘い声を上げる。
 シグナムはそのまま円を描くように、乳輪の周りをローターでなぞった。
 焦らすような刺激に、じわじわと這い上がる快感。
 縛られた手を震わせて、リインフォースは悶える。

「しょ、将……これは、一体……んッ、やぁ……」

「どうだ、気持ち良いか?」

「そんな、事……」

 恥ずかしそうに視線を逸らすリインフォース。
 だが、既に白い肌の上には点々と汗が滲み出していた。
 本当に、分かりやすい体をしている。
 それまで乳輪ばかり触れていた愛撫を、唐突に切り替えて、シグナムは乳首の突起にローターを押し付けた。
 硬くなった乳頭に触れる振動、その快感は、乳輪にされていた刺激とは桁違いだった。

836ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:56:34 ID:rOdavHOg
 ぶるりと柔らかい体が震え上がり、喜悦の声も一層高らかに響く。

「はぁんっ! ぁああッ……将、やめ……んッ!」

 涙目で訴える言葉を聞きながら、しかしシグナムはむしろ逆に、ぐりぐりと乳首にローターを押し付けた。
 甘い声の音階を高めて、濡れた瞳を震わすリインフォースの痴態、その悩ましさ。
 興奮に将の息も弾んでいく。
 左の胸を責めてから、今度は狙いを右の胸に移す。
 同じように乳輪の縁から触って、乳首に触れて、押し付ける。
 やはり反応は素晴らしかった。
 
「はぁッ、ひぃ……や、やだ……将、これ……こんな、はぁん!」

 目尻に涙の雫を溜めて喘ぐ媚態。
 沸き立つ嗜虐心のまま、シグナムは囁いた。

「良い反応だ。相変わらず乳首は感じやすいんだな」

「そんな、こと……」

「嘘を言うな」

「はぅん!」

 言葉と共に、ぷっくり膨らんだ左の乳首を口に含んで、軽く歯を当てた。
 口の中でカリッと甘咬みすると、反応は劇的だった。
 体をびくんと跳ねさせて、湿った声を上げて鳴くリインフォース。
 なんとも耳に心地良い淫蕩な響きを聞きながら、肌の味を舌で確かめる。
 硬くなった乳首を口の中で、歯と舌でコロコロと転がしてやる。
 よほど感じるのか、リインフォースはもう太腿に透明な蜜を垂らしていた。
 ちゅうちゅうと胸を吸いながら、シグナムは空いた手でその太腿をなぞる。
 ニーソックスに包まれた、むちむちと肉感に満ちる太腿。
 その上に、上に、指を滑らせて行き、スカートの裾の中へと。
 触れたショーツのクロッチ部分は、ぐちゅり、と湿ったいやらしい音を立てた。
 
「なんだ、もうびしょ濡れだな」

「ぁぅ……」

 わざと言葉にして言うと、リインフォースの顔が羞恥で真っ赤に染まった。
 その仕草にゾクゾクしながら、シグナムはローターを手放して、今度はショーツを脱がせに掛かった。
 脚をよじって抵抗しようとするが、快感に翻弄されたリインフォースの力は弱く、まともな抵抗にならない。
 あっという間に、脚の間から下着が剥ぎ取られた。
 太腿を掴んで左右に開かせれば、ぱっくりと開いた桃色の粘膜が、愛液で湿っている。

「準備は万端だな、すっかり湿っている」

「ゆ、言うな……言わないで……ッ」

 羞恥の極みとばかりに、真っ赤になった顔を横に逸らすリインフォース。
 彼女は知らない、そういう反応こそがシグナムを余計に興奮させてしまう。
 シグナムは再び手を伸ばし、カバンの中から道具を漁った。
 次に出てきたのは、細長い棒状の形をしたものだった。
 ぶつぶつと節くれだった表面の突起は、粘膜を刺激する為のもの。
 素材は軟質なシリコン製で、傷つけないように配慮されている。

837ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:57:59 ID:rOdavHOg
 内部にモーターを仕込んでいない、張り型、ディルド。
 その細い先を、入り口に向ける。
 だがすぐには挿入しなかった、今度もまた焦らすように膣口の周りをつぅと撫でまわす。
 
「ひッ……あぅ」

 陰唇を弄られ、くちゅくちゅと愛液を混ぜられ、リインフォースは頬を赤く染めて悶える。
 そうして焦らせば焦らすほど、入り口の粘膜はひくひくといやらしく蠢いて、もっと激しい刺激を求める。
 愛液も量を増して、瑞々しい張りの在る太腿の内側を濡らして。
 シグナムは唇の端を吊り上げて笑った。

「ハハッ、まったくいやらしいな、どんどん濡れてくるぞ。そんなに挿れて欲しいか?」

「ち、ちがう! そんな事は……あぁあああ!」

 悲鳴のような喘ぎ声が溢れた。
 リインフォースの否定の言葉を、さらに否定するように、ディルドが一気に膣の中に挿入されたのだ。
 乱暴に粘膜を掻き分けるシリコンの細い感触に、刻みつけられる快感。
 震えるリインフォースの語尾は明らかに甘く湿っていた。
 さらに追撃とばかりに、シグナムは手首を捻って抉り込む。

「ひぅん!」

 声と共に、無駄な贅肉のない下腹部と腰がくねる。
 繊細で敏感。
 リインフォースの体はこちらの加える責めに応じて、その一つ一つに様々な反応を示す。
 もっと色んな顔を、姿を見たい、シグナムはどきどきと興奮に体を熱くしながら、責める手をより激しくした。
 手首を捻り、ディルドで膣を内側から擦り上げる。
 ぐちゅぐちゅと粘膜が泡を立てて溢れて、いやらしい匂いをまき散らした。
 甘い声が耳朶を打つ。

「ぁああ……やぁ……ひぃッ!」

「どうだ? 気持ち良いか? こんなに濡れて、溢れて。気持ち良いだろ?」

「や、やだ……ちがう……こんなの」

 シグナムの問い掛ける言葉に、恥ずかしそうに顔を横に振るリインフォース。
 その質問に頷いてしまえば、淫ら自分まで肯定してしまう事になる、変態的な道具の数々で責められるのを受け入れてしまいそうになる。
 だから、否定したのだろう。
 しかしむしろ、その反応こそシグナムの責めを余計に加速させるのだ。
 体はとっくに反応している癖に、認めようとしない心を折ってやりたくなる、苛めたくなる。
 
「まだ認めないのか。仕方ないな、じゃあ……もっと色々使わないとな」

 また、手が伸びてカバンの道具を漁った。
 今度は一つだけではない、色々なものをまとめて引きずりだした。
 膣に挿入しているのと同じような、細い棒状の物体。
 ただ形状が少し違う、こちらは小さなボールを連結したようなものだった。
 それに、シグナムはもう一つの何か、液体の入ったボトルの中身をかける。
 ドロドロとした粘着質な液体をまぶし、その先を太腿の間に。

「しょ、将……何を」

 恐怖に震えた声が問い掛ける。

838ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:58:52 ID:rOdavHOg
 シグナムは嗜虐的に笑いながら、優しく囁きかけた。

「力を抜け。でないと裂ける、かもしれない」

「ひッ!」

 触れた瞬間、リインフォースが引きつった声を出した。
 当たり前だろう、なにせそこは、今まで誰にも触れられた事のない場所だった。
 膣から少し後ろに逸れた場所に在る、すぼまった穴、不浄の菊座、アナル。
 当たり前の話だが、性器とはまったく勝手の違う、排泄の為の器官だ。
 粘り気のあるローションをまぶしてあるとは言っても、やはりきつい。
 細い専用のアナルビーズでも、初めての挿入は狭く、抵抗が強く。
 ゆっくりと挿入しながら、ローションを慣らすように軽くひねる。
 前後二つの穴を抉られる感触に、リインフォースの体がびくびくと痙攣した。

「や、やだぁ……やめ……将、こんな……そんな、ところ……だめぇ」

 懇願するリインフォースだが、その声は決して痛みだけに染まっているものではなかった。
 甘く、溶けている。
 今まで何度も彼女を抱いてその声を聞いてきたシグナムには分かった。
 どうやら、思った以上にリインフォースの体は【そちら】の道に向いているらしい。
 試しに、アナルビーズを挿入する傍らで、膣のディルドを強く捻ってみる。
 反応は明らかだった。

「ふにゃぁ!」

 蕩けるような声を上げて、大きく震え上がる豊かな体。
 ぷるぷると乳房を揺らしながら、表情は半ば弛緩していた。
 唇の端から唾液の筋を垂らして、瞳を潤ませる表情は、まるで発情期の雌だ。
 
「アナルももう感じているのか、本当にいやらしいな。この変態め」

「やだ……ちがう……ちがうちがう!」

「どこが、違う?」

「あああんッ!!」

 ずんっ、と強く奥まで一気に二つの棒をねじ込んだ。
 その快感に喘ぎ、甘い声を上げて身をよじるリインフォース。
 もう明らかだ、彼女は縛られ、道具で責められる背徳と快感にすっかり体を悦ばせている。
 シグナムは息を荒く弾ませながら膣のディルドを乱暴に引き抜く。
 そして今度はさらに太いものを取り出した。
 同じくシリコンで出来た棒は、今までのものよりずっと太く、いかめしい形状をしていた。
 膣に挿入する為の棒とは別に、クリトリスを刺激する為の二股部分まで在るのだ。
 太いグリップ部分に電池とモーターを内蔵した玩具、一般的にはバイブと言われている。
 スイッチを入れれば、ぐねぐねと音を立てて動き出す。
 もちろん、シグナムはそれをリインフォースの膣口に挿入するのを迷わなかった。
 すっかり慣らされた入り口は、太いバイブをぬるりと受け入れた。

「あぁ……ああ、あぁぁあ」

 ぎゅっと足の指を曲げて全身を硬直させながら、中に入ってくるバイブの大きさと動きに恍惚の声が上がる。
 奥まで入ると、二股に分かれた部分の小さな一端が、クリトリスに押し付けられる。
 女の性感帯の中でもとりわけ敏感な場所へに刺激、言うまでもなく、リインフォースの体は過剰な快楽でぶるぶると震えた。

「はぁッ! これ……だめぇ……クリトリス、そんな……ふぁん!」

「だから、何がだめなんだ? これだけ感じておいて。一回イッて素直になるんだな」

「ひぃいッ!」

 ごりぃ、とねじ込まれる、バイブとアナルビーズ。

839ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:00:35 ID:rOdavHOg
 前後二つの穴に強く押し込まれる淫らな玩具が、薄い肉の壁越しにリインフォースの性感をさいなむ。
 奥まで入り込み、電動モーターの動きで中を掻き混ぜるバイブの刺激、不慣れな直腸を広げる未知の感覚、陰核への責め。
 こんなにも激しく淫らな愛撫は、今まで味わった事がなかった。
 
「はぁ……だめ……もう、こんなぁ……」

 瞳をすっかり涙で潤ませて、リインフォースは感極まった声を上げる。
 激しく苛烈な責めを前に、彼女の豊満な体が長く耐えられるわけがなかった。
 体の芯を貫く、甘く熱い衝撃。
 背筋を駆け抜けたそれが、脳髄を焼きつくす。

「はぁ……あぁぁ……ああああッ!!」

 びくん、びくんと跳ねて、何度も小刻みに震えて痙攣する白い裸身。
 汗の雫で濡れた体が幾度も快感の波にさらわれて、絶頂の快楽に染まる。
 その様を見て取って、ようやくシグナムは膣のバイブをぬるりと抜き去った。
 
「将……もう……」

 涙で潤んだ瞳で見つめて、何か訴えかけようとするリインフォース。
 だがそんな彼女の前で、シグナムはバイブにたっぷり付いた愛液を、ぺろりと一舐めした。
 まるで獲物を前にした獰猛な獣が、舌なめずりするように。

「将……?」

 荒くなった息の合間に、問い掛ける。
 だがそんなリインフォースの言葉など気にせず、シグナムは手を伸ばした。
 そう、新しい玩具を求めて、だ。
 次に取ったのはまたバイブだった、ただし形状がさらにごつごつと突起やイボを備えて、余計に淫猥で変態的な形状をしている。
 その先を、リインフォースの入り口に、湯気が立ちそうなくらい熱くなったそこに、向ける。

「ま、まって……だめ、私は今イッたばっかり……だから、ひぃいいいいいい!!」

 甘い絶叫がたちまち木霊する。
 先ほど達したばかりの体に、再び刻み込まれる、過剰な快感。
 ぐねぐねと複雑に動くシリコンの玩具が、膣の粘膜と陰核の突起をこれでもかと掻き混ぜ、押し潰し。
 快楽責めされるリインフォースの姿を見ながら、シグナムは今まで味わった事のない嗜虐の悦に燃えていた。
 白い柔肌と震わせ、甘い声で泣きながら魅せられる痴態の数々が、新しい悦びを開拓する。
 好奇心に駆られるまま、さらに道具を並べて、リインフォースを見下ろす。
 一つ一つの反応を楽しみながら、シグナムは次々と道具を持ち替えて、淫らな遊戯に耽った。



「いかんな……これは」

 ようやく我に返って、烈火の将はそう呟いた。
 目に前には、実にあられもない姿になったリインフォースが、倒れている。
 手には縛られて出来た縄の跡がありありと赤く残り、周囲には彼女の愛液で湿った様々な形のバイブやローター、連結ビーズが転がっている。
 どれもたっぷりねじ込んで挿入したので、いやらしい蜜の匂いが汗の香りと混じって、濃密なフェロモンのように立ち込める。

840ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:01:34 ID:rOdavHOg
 リインフォースもまた、何度も何度も絶頂させられて、すっかり白い肌を淡く紅潮させ、汗の雫で全身を濡らし、虚ろな目ではぁはぁと荒く息をしている。
 そこまで責め抜いてから、ようやくシグナムは冷静になったのだ。
 使える道具全てを駆使してリインフォースを辱め、嗜虐の悦に浸って。
 あらゆる恥辱を与えられて、膣もアナルも犯し抜かれたリインフォースを前に、さすがにシグナムも罪悪感を覚えた。
 
「リ、リインフォース? 大丈夫か? いや……その、すまん……少しやり過ぎたというか、その」

 ここまでやっておいて、今更何を言うのか。
 謝罪の言葉も上手く浮かばず、シグナムは歯切れの悪い呟きを零す。
 だがそんな彼女を見上げるリインフォースの真紅の双眸が、悩ましく細められた。

「ぁぅ……しょぉ……だめ……こん、なの……」

 喘ぎ疲れ、覇気のなくなった弱々しい声音、だがそれが余計に淫蕩で甘い残響を生んで。
 たっぷり汗で濡れて上気した肌、乱れた銀色の髪が幾筋か頬に張り付いた様など、堪らない色香が匂う。
 そんなリインフォースが、ゆるゆると下から手を伸ばしてシグナムの首に絡ませる。
 近づいた顔が、唇が、蕩けた表情で囁いた。

「道具は、もう……やだ……ちゃんと、将が……将がして……おかしてぇ」

 甘えた声で求め、欲する。
 膝を擦り寄らせて脚を開き、何度も掻き回して陵辱された桃色の花弁をひくつかせて。
 ごくりと唾を飲み、その痴態の誘惑にシグナムは胸を高鳴らせた。
 体の芯が熱い。
 想えば、リインフォースを責めるばかりで、自分の体はちっとも満たしていなかった。
 そそくさと服を脱ぎ、将の淫らに肉付いた裸身が露わになる。
 汗ばみ、内腿はしっとりと滲んだ愛液でもう濡れていた。
 指先を下腹部より下、茂みのある方へ向けて、ひたと据えて。
 恍惚に満ちた吐息と共にシグナムの指の先から、魔力の燐光が瞬いた。
 
「そうだな。ちゃんと私が、私ので――犯してやる」

 ぶるりと体を震わせ、シグナムの体が揺れた。
 彼女の下半身、恥毛の間から何かが伸びて大きくなる。
 リインフォースにとってそれは見慣れないシルエットだったが、知らないものではなかった。
 ごつごつと硬く、節くれた、血管の浮いた幹とカリ首、赤黒い肉の塊――男性器。
 男のペニスが、シグナムから生える。
 
「しょ、将……それは」

「以前体が男になった時があったろ、それの応用だ。これなら、きちんと私が直に犯せるから、なッ!」

「ひぃいああぁッ!!」

 言うや否や、シグナムはリインフォースのむちむちと肉感に満ちた太腿を割り、一気に挿入した。
 濡れた秘芯に太く熱い肉棒を挿入されて、甘い叫びが木霊する。
 その声はとうに甘く霞んで、喜悦の響きに染まっていた。
 ぐちゅう、と泡を立てて溢れる蜜、肉と肉、粘膜と粘膜が擦れる淫猥な水音。
 さらにそこへ汗ばんだ肌と肌がぶつかる音が加わる。
 ベッドのスプリングを軋ませながら、シグナムの鍛えた足腰が快楽を求めて前後して、二人の喘ぎが木霊した。
 
「んッ! くぅ……これは……やはり、凄いな……お前の中、熱い」

 目尻に涙さえ浮かべながら、腰を動かす度に肉棒にしゃぶりつく肉ヒダの感触、シグナムは甘く蕩けた声を零しながら身震いした。
 何度も絶頂させられてすっかり快楽に溺れていたリインフォースの反応はさらに激しい。
 シグナムが腰を反らせて奥を突く度、子宮口を抉られる凄まじい快感に銀髪を振り乱し、爆乳をたぷたぷと弾ませながら、全身で乱れる。
 
「しょぉッ……将の、ちんちんすごいひぃッ!! あぁああ、おく……あんッ! そこ……そこもっとついてぇッ……かきまわして!」

 とろんと目尻を下げて、涙で潤んだ瞳は理性のたがを失って、貫かれる雌の悦びに燃えていた。

841ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:02:50 ID:rOdavHOg
 甲高いソプラノの喘ぎを上げながら、シーツを掴んだ白い豊かな裸身が何度も跳ねて。
 絶頂寸前の媚肉が締まると、それを抉るシグナムにも凄まじい快感が走る。
 肉棒から腰、脊髄から脳天まで駆け上る甘い電撃。
 桜色の髪と乳房を揺らしながら、まるで溺れる者が水面を掻くように、必死の勢いでリインフォースの腰を掴んで、体ごとぶつかって挿入する。
 二人の美女が豊かな胸を弾ませながら正常位で性行為に没頭する様は、理性や倫理を超克した得も言われぬエロスに満ちていた。
 切なげな吐息が交じり合い、汗と愛液の溶けたつんと甘酸っぱい匂いの立ち込める室内は、むせ返るような有り様だ。
 何度も何度も、貫通して叩きつけ、抉り、扱かれ、子宮口に硬い自分自身をぶつけるシグナム。
 最初に限界を迎えたのは、まだ一度も達していない彼女だった。

「くぅ……もう、だめだ……でるッッ」

 ぶる、と大きく体が震えた後、解放の時が来た。
 体の奥から込み上げた快楽がそのまま尿道を通り、一気にリインフォースの奥まで流れてぶち撒けられる。
 シグナムの体が腰から肩から痙攣し、小刻みな動きに呼応して溢れる白濁。
 二人の結合部からごぽごぽと泡と音を立てながら零れた精液が青臭い匂いを放つ。
 長々と射精の快感に打ちひしがれ、言葉にならない呻きと吐息を吐くシグナム。
 硬直する彼女が体を強張らせ、強すぎる力で亀頭を奥に押し付ける。
 その感触に、リインフォースの限界も呆気なく崩壊した。

「ひぃいッ……はッ、ぅあああ……はぁあああ!!」

 いったい今日何度目になるか分からない、蕩けた嬌声、体を嬲る快楽の奔流。
 汗の雫を散らしながら、ぶるっ、ぶるっ、と痙攣するリインフォースの豊かな白い裸身。
 膣奥まで注がれる精液の熱と硬い肉竿の感触は、シリコンの道具よりなお激しく深い快楽に彼女を突き落とした。
 リインフォースの極上の体を相手に、しかも最初の射精なだけあって、シグナムの射精は長かった。
 たっぷり数秒間は痙攣しながらどろどろの精液を奥の奥まで注ぎ込む。
 その濃さと量は、子宮に匂いが染み付くのではないかと思うほど。
 射精が続く間、硬い肉棒の震えは余さずリインフォースの粘膜を刺激して、絶頂の快感を高める。
 あまりに激しく甘い絶頂の感覚に、やがて意識さえ霞んでいくリインフォースは、とうとうくたりとベッドの上に倒れる。

「はぁ……はぁ……ぁぁ」

 連続した快感に力なく天井を彷徨う視線、茫洋とした美貌は汗に濡れて。
 久しぶりに味わった射精の余韻に、シグナムも一息ついて、彼女の上に全身を預けた。
 二人の柔らかい極上の乳房と乳房が重なりあって、ひしゃげていやらしく歪む。
 額と額、頬と頬とが近づいて、吐息まで重なった。

「しょう……」

 震える唇が、微かな残響で呼ぶ。
 甘えるような声音に、何を求められているか察するのは容易だった。
 シグナムは頷きも答えもせず、唇を重ねて要望に応えた。
 白いシーツの上を泳いでいた手が触れ合い、指を絡ませながら、ぎゅっと握り合う。
 余韻を味わってただ触れ合っていただけのキスが、いつしか舌を激しく求め合うものに変わるまで、そう時間は掛からなかった。



「で、どうだった」

 開口一番、レティの問いかけに言葉にシグナムは顔色を失う。
 もちろん周囲に人は居なかったが、場所は管理局の次元航空艦の廊下だ、誰かに聞かれでもしたらいよいよ恥じらいの極みである。
 頬を赤く染めながら、シグナムは一歩距離を詰めて、小声で言う。

「あ、あまりこんなところで言わないでください……」

「あら、大丈夫よ。今の時間はみんなブリッジだし」

「そういう問題ではなく」

「まあまあ。で、どうなの? 感想は」

「……」

 追求の言葉に、閉口して余計真っ赤に染まるシグナム。

842ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:04:07 ID:rOdavHOg
 その反応だけで十分答えにはなっている。
 
「うふふ、どうやらまんざらでもないみたいね。良かったわ」

「え、ええ……まあ」

 うんうん、と納得して頷くレティ。
 シグナムとしては、思い返せば自分のした行為の恥ずかしさを改めて考えてしまう。
 だがそんな将を前に、レティは再び、悪戯好きのチェシャ猫みたいな笑みを浮かべた。

「ねえシグナム。どうせならまた使ってみる? 今度は縛りも教えてあげて良いわよ」

「し、縛り!?」

「ええ」

 言葉と共に、レティはタイとブラウスのボタンを緩めた。
 すると、彼女の白い柔肌が現れる。
 服の下では、肌に食い込む幾重もの縄と結び目が在った。
 恍惚の顔で、人妻は囁く。

「ちょうど今日、夫にされてる最中なのよ。知りたかったら縛り方、教えてあげるけど」

 甘い誘惑、毒蛇の牙のようにじわじわと広がる、どす黒い何か。
 シグナムはその言葉に、同じ事をリインフォースにする想像をしてしまう。
 あの白い肌に、柔らかい体に、縄を食い込ませて拘束する、その心地を。

「……」

 しばらく黙ってレティの言葉を反芻したシグナムは、考えぬいた末に――――――首を縦に振って頷いた。


終幕

843ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:05:11 ID:rOdavHOg
投下終了


あー、やっぱふたなり好きだわー!!

844名無しさん@魔法少女:2013/12/11(水) 12:27:20 ID:yka1qQds
>>843
ふう……GJ

845名無しさん@魔法少女:2013/12/19(木) 10:44:10 ID:Pf56TIcA
もうすぐクリスマスか…
男キャラが少ないこの作品だとクリスマスを男と2人っきりで過ごそうとする女達によって
壮絶な男の取り合いが行われてそうだな

846名無しさん@魔法少女:2013/12/19(木) 12:08:21 ID:36VpneEw
「え、みんなで集まってパーティーだよ?」
「え、クリスマスって、みんなで集まって楽しくおしゃべりする日だよね」
「そやで、私らは子供もようけおるし」

てか、ヴィヴィオやエリオやキャロやヴォルケン'zとかいるからなぁ
普通に三人娘はクリスマスに対して子持ち主婦感覚な気がする

847名無しさん@魔法少女:2013/12/19(木) 16:00:23 ID:C2dp9G36
女って結構女同士でわいわい盛り上がったりするし
家族ポジの相手がいたりすると>>846みたいになると思う
相手を探すのに必死になるのは男の方になりそう

848名無しさん@魔法少女:2013/12/20(金) 10:01:39 ID:bEM6YPac
というか上のシグアイの話見て思ったんだけど、女に一物生えさせる魔法あって、それで子供が出来るとかだったら
男の存在意義ないよね。
アインス「主や将のオチンポ突っ込まれて・・・私、幸せですぅ!!」って感じで。

849名無しさん@魔法少女:2013/12/20(金) 10:24:30 ID:OZu1CJ/w
エリオ&ザフィ >>846のパーティーに参加
ユーノ 仕事 or 書庫のメンバーとパーティー
クロノ 家族で(ry or 「今年も帰れなかったorz」

案外男キャラでも二人きりとかそういうのは無さそうな感じがある

850ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:44:50 ID:4Ru717Ow
投下します
>793 の続き
シュテルとなのはさんがフェレットさんを奪い合ったりする話 エロ

851ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:45:42 ID:4Ru717Ow
なのはとシュテルのフェレット狩り 前編


 ―証言者その1―

 火の七日間? はい、自分も参加してました。その通り、結界組です。二人の魔導師の模擬戦でしたっけ、決闘? の閉鎖結界を維持する為に駆り出されまして。
 事情はよく知らないんですよ、本局勤務で突然呼び出し食らって。
 とにかく人が足りないからお前も来いって上から言われたんです。
 自分は三日目から四日目に参加してましたね。
 後からあれが一週間も掛けて続いた戦いだなんて知って驚きましたよ。
 戦ってた当人たちはインターバルを置きながらぶっ通しでやってたんでしょ? ほんと信じらんないですよねぇ。
 世の中には凄い魔導師がいるもんですよ、とても自分じゃまねできない。



 ―証言者その2―

 やー、もうっべーんすよ! まじで! べー、まじっべーっしたよあれ、まじ、激やば。
 死ぬかとおもったんすからね、まじ、ドまじで。
 こっちがばばばぁー! ってビーム来るじゃないっすか、そしたらあっちのほうもどぅばばばばー! ってビーム出すんすよ。
 でぶつかってもんのすげえ炸裂して、結界張ってるこっちが死ぬんじゃねえのってなるんすよ。
 すげえのがぶわぁあああ! どがあああん! って! まじもうやっべえの、まじ。
 いやでもめっちゃおもしろかったっすよ、俺一度なのはさん生で見たかったんすよ! 生で見るとやっぱすげえかわいいのね!
 あ、でも相手の子もすげえかわいかったんすわ、ああ、でも似てたなぁ、なのはさんに。あの二人って親戚? 同じ世界出身?
 や、よくわかんねっすけど、でもおもしろかったっすよ。二回目は勘弁っすけどね!



 ―証言者その3―

 はっ。私は一日目と七日目に参加しておりました。周辺警備と戦況観察になります。
 あのような作戦に参加できた事は武装局員冥利に尽きるものであります。
 高起動による空中戦、互いの軌道を読み合い、探り、誘い、惑わしながら背後を奪おうと十重二十重に旋回する様はさながら、二匹の野獣が牙を立て合いながら転げ落ちるようでした。
 その最中でさえ誘導弾と砲撃による攻撃の手を一切休めない制御能力。
 七日目最後の戦闘に至るまで、初日からの集中力はまったく切れていないようにさえ見受けました。
 あの凄まじいまでの勝利への執念……果たして何があのお二方を駆り立てたのか。
 感嘆するよりありません。
 超絶の砲撃と見ているだけで神経の磨り減るようなマニューバの乱舞、極大の集束砲撃の衝突で蒸発する雲海。
 ええ……そうです、持てる限りの手を尽くした結果、戦いは……



「はぁ……はぁ」

「ふぅ……ふぅ」

 荒く肩で息をしながら、睨み合う乙女が、二人。
 片やツインテール、片やセミロング。
 バリアジャケットの色まで逆。
 体の肉付きも豊満と貞淑の正反対であるが、顔立ちは同じ。
 超A級の魔導師同士、一週間の長きに渡って死闘を演じてきた。
 結界内にある建造物から自然物から、あらゆるものは砲撃と射撃誘導弾による熱で焼け砕け、さながら黙示録の有り様だ。
 最後に放った集束砲撃によって穿たれた巨大クレーターの中央で、二人は仁王立ちして対峙する。
 既に空戦を行うにも、射撃魔法をするにも魔力は枯渇していた。
 残るはただ二つの肉体と強靭な意思のみ。
 細い手が、力を込めて握りしめられる。
 戦意に燃える瞳が、一層ギラついた輝きを見せた時、動く。
 二人に少女がまるで互いに示し合わせたように、同時に駆け出す。
 振りかぶる腕、突進した勢いのままに前へと突出される。
 二人の影が重なった瞬間、互いの顔面に打ち込まれる大振りのパンチ。 
 鈍く音が響いて、ぐらりと体が傾く。
 まるで糸を切られたマリオネットとなって、これもまた同時に二人の乙女は大地に倒れ伏した。
 ボクシングの試合ならばレフェリーがカウントを取るだろう。
 だが、どれだけの時が過ぎても双方が起き上がる事はなかった。
 精魂尽き果て、全てを出し切った死闘の結果――勝敗は決することなく終わった。
 それがなのはとシュテルの決闘の幕切れである。



「というわけで」

「決着はつきませんでした」

 司書長室にずかずかと入ってきた二人の乙女は、開口一番にそう言った。

852ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:46:22 ID:4Ru717Ow
 同じ声音、同じ顔、だが髪型も体型も、バリアジャケットの色も違う。
 なのはとシュテル、オリジナルとそのコピーの少女たち。
 激戦を終えた二人はあちこちに包帯を巻き、煤けたバリアジャケットのままだった。
 治療班の処置が終わったらそのまま待つ事もなくここへ来たのだろう。
 司書長室の執務机に腰掛けた青年、ユーノ・スクライアの顔には、呆れとも感嘆ともつかぬ表情が張り付いていた。

「そ、そう、なんだ」

 かろうじて絞り出せたのは、そんな益体もないセリフである。
 彼の反応に、二人の乙女の顔にはありありと激情が燃え上がった。

「どうするのユーノ君!」

「こうなった以上あなたに決めてもらうしかありません」

 なのはは声を荒らげ、シュテルは静かながらも威圧感の篭った声で、各々詰め寄ってユーノに問いただす。
 果たして、この二人はいかなる故あって戦ったのか、その結果求めるものは何なのか、ユーノに何を問いただすのか。
 答えはあまりにバカバカしくそして切羽詰まったものだった。

「そんな事言われても……ぼ、僕には、どう答えて良いのか…………どちらを恋人にするか、なんて」

 怯えたような声音で呟くユーノ。
 そう、これは要するに、単なる乙女同士の恋争いに他ならなかった。
 何年もの歳月を経てこちらの世界に再び訪れたシュテル・ザ・デストラクター、彼女が求めたのは破壊でも死闘でもなくただ一人の青年の心。
 だがしかし、同じ想いを抱くのは彼女ばかりでなく、オリジナルであるなのはは既にユーノとの関係を築いていた。
 言葉を交わしたところでどうこう解決する問題ではない、後は全力全開の戦いだった。
 結果として、勝負が付かなかった事だけが大いなる誤算ではあったが。

「もう! ユーノ君は私のものなんだから手を出さないでよ!」

 ぐい、と強引にユーノの手を取って抱き寄せ、なのはが叫ぶ。
 だが負けじとシュテルも反対の手を取って、ひし、と抱きつき、鋭く細めた眼光で睨みつけた。

「何を言うのです。それを言うならば、お互いに純潔を捧げあった私こそふさわしい筈ですよ」

 爆弾発言の投下である。
 なのはの顔がみるみる赤く怒りに染まった。

「な、な……純潔!? ゆ、ユーノ君、ほんとなの!? 私より前に? この子とエッチしてたの!?」

「え、いや、その……それは」

 視線を泳がせて言葉に詰まるユーノ。
 その狼狽する反応から、シュテルの言葉の真偽は明らかだった。
 なのはの屈辱の表情を勝ち誇った目で見ながら、シュテルは嘲るような笑みを浮かべる。

「ええ、十年前に。今思い出しても胸焦がれるような素晴らしい一時でしたね」

 うっとりとした表情で、遠い眼差しが追想に耽る。
 なのははぎりぎりと歯を軋ませて怒り、反撃に出た。

「ふ、ふーんだ! 初めての一回だけでしょ! わ、私なんて……今はいつでもユーノ君とエッチしてるもん!」

「なん……ですって?」

 今度はシュテルの顔が歪み、なのははありありと勝利者の悦びを笑顔に湛える。

「私たち付き合ってるの! だ、だからいつもエッチしてるんだから! ユーノ君はそんなぺったんこより私のおっきなおっぱいが大好きなんだからね!」

 言いながら、これでもかと豊満に実った乳房にユーノの腕を押し付けるなのは。
 対するシュテルト言えば、彼女の胸は見ているこちらが悲しくなるほど平坦だった。
 押し付けるものなどない。
 ぐぬぬ、と、普段のクールぶりが嘘のように歯噛みするシュテル。
 だがそこで負けを認めるほど諦めの良い彼女ではない。

「に、肉付きが全てなど……愚かな事です。私だって色々勉強しました、彼を満足させるのに不足はありません」

「なんですって?」

「文句がおありで?」

 バチバチッと火花を散らせて視線をぶつけあう両者。

853ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:47:26 ID:4Ru717Ow
 二人の間に挟まれたユーノはたまったものではない。
 だが対峙の時間はさほど続きはしなかった、結局二人共、そんな事で雌雄を決せるとは思っていなかったのだろう。

「じゃあ、こういうのはどう。明日から一週間かけてもう一度勝負するの」

「また模擬戦ですか」

「ううん。違うよ。今度の判定はユーノ君にしてもらうの」

「え……」

 二人の視線がふっと自分に向けられ、ユーノが射すくめられる。
 じっと注がれる、二人のつぶらな瞳。
 普段なら可愛いと思うところだが、今や気迫に満ちた眼光を前にそんなゆとりはない。
 なのはとシュテルはユーノを見つめながら、それぞれに言葉を交わした。

「月曜から水曜までの三日間が私、木曜から土曜までの三日間がそっち、それでどう?」

「良いでしょう。最後の日曜に決めるのですね?」

「そうだよ」

 ユーノ本人は無視して次々と勝手に話を進める二人。
 だがそこに割って入るほどの度胸は彼にもなかった。
 ただ、おずおずと尋ねる。

「あの……それってどういう」

 何を、するつもりなのか。
 それだけが気になった。
 すると二人の乙女の顔に、微笑が浮かぶ。
 愛らしくも恐ろしい、恋と愛に猛る女の笑みだ。

「安心して」

「すぐに分かりますよ」

 と。
 そして次の日から、勝負は始まった。



 ―先攻 なのは―

 ユーノが家に帰った時、既に鍵は開いていた。
 訝りながらドアを開けた瞬間、彼は突如として見知った質量に押し倒される。

「ユーノ君おかえり!!!!」

「うわあ!?」

 どん、と前からぶつかって伸し掛かる、柔らかな感触、甘い香り。
 相手が誰かは、いまさら問うまでもないだろう。
 
「な、なのは……」

 そういえば、事前に勝負の為と言われて合鍵を渡したのを思い出す。

854ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:48:15 ID:4Ru717Ow
 つまりは、もう既に始まっているのだろうか。

「あの……なのは、一体何を」

「何って、決まってるでしょ? 今日から三日は私がユーノ君のお嫁さんだよ?」

「お嫁さん!?」

「そ。どっちが良いか、きちんと決めてもらわないと。ね?」

 目を細めて、艶っぽくウインクするなのは。
 そこで、ようやく気付く。
 彼女の格好は、とても扇情的だと言う事に。
 豊満な肢体を覆うのは、フリルのついたエプロンただ一つ。
 ばんっ、と張り出した乳房、尻。
 むちむちと肉の詰まった太腿のラインが堪らないほどエロティックだった。
 仕事疲れが一気に吹き飛ぶような心地で、ユーノの中の劣情が否応なく高まる。

「なのは、いくらなんでもここでは」

「そう? ユーノ君の体は、正直みたいだけどなぁ」

「うわ!」

 ぐいぐい膝を股間に押し当てられる、硬くなったものを刺激されてユーノは思わず悲鳴を上げた。
 彼の反応を楽しみながら、なのははそっと顔を寄せる。

「ユーノ君」

「ん……」

 重なる唇、舌が割って入り込み、ぬめりと共に快感が生まれる。
 押し付けられる太腿や豊かな乳房の柔らかさが、どうしようもないほど男の欲望を駆り立てた。
 いつしかユーノも自分からなのはの腰を抱いて、キスを求めて。
 唾液を交じり合わせる水音が静かな玄関に響く。

「はぁ……ん……ユーノくんッ」

「なのは……いつもより、積極的だね」

「だ、だって……負けたくないもん」

 潤んだ瞳で、恥ずかしそうに、悔しそうに、拗ねたように、呟くなのは。
 思わず胸の鼓動がどきりと高鳴る。
 普段は大人しくて優しくて落ち着いたなのは、だけれど、ユーノとの色恋となれば、年相応のただの女の子になって、どこか子供っぽくなって。
 そんな姿がたまらなく愛らしい。
 押し付けられる二つの柔らかい果実の感触に、心も体もすっかり熱に浮かされた。
 手は自然となのはの腰に、肉付きの良い脚に触れて、掴んで、抱いていた。
 
「なのは、脚上げて」

「……うん」

 硬く大きくなったそれを出し、なのはの脚を持ち上げて、入り口を探る。
 教導官として鍛えた太腿の引き締まった、それでいてむっちりと肉の詰まった内腿を撫でつつ、上へ、奥へ。
 愛液で既に湿った入り口に触れると、熱い粘膜の感触に背筋が震えた。
 背中をドアに預けた状態で、なのはの脚から尻に手を回し、ぐっと持ち上げて自分の腰に押せる。
 触れ合った熱い秘部と秘部が、まるで溶けたバターにナイフを刺すように、何の抵抗もなく繋がる。
 熱い彼女の中に入り込み、ユーノは身震いするほどの快感に打ちのめされた。
 
「ぁああ……ユーノくん!」

 肩にしがみつき、ユーノの手で豊満な尻を支えられたなのはが全体重を預ける。
 ずん、と伸し掛かる重みと、堪らない豊満な体の柔らかさ。
 薄布一枚挟んで押し付けられる乳房の感触が快感を煽る。
 背中を扉に預けたまま、ユーノは腰を上下に振り、なのはの奥へ己を突き立てる。
 なのはの体重がたっぷり掛かった結合は、突き上げるたびに粘膜同士が過剰なほど擦れ合い、そうして生まれる快感は予想以上だった。
 粘着質な水音、ドアの軋み、重なる息遣いが玄関に反響していった。
 淫らな音色によって精神まで昂り、屹立するものの硬さも増した。
 
「なのは……なのはッ……凄い、いつもより締まるよ」

 苦しげにすら聞こえる呻きを上げて、ユーノは快感に打ち震える。
 仕事の疲れはとうに消し飛んで、燃え盛る熱情のままに腰を突き上げてなのはを貪る。
 しがみつく体の柔らかさと熱さ、そして肉棒を締め上げる膣壁のうねりが快感を募らせて。
 限界まで上り詰めるのに、そう時間は掛からなかった。
 ぶるっ、と肩が震えて、次に腰から沸き上がる熱が奥まで注がれる。
 溢れた白濁が下に落ちては濃密な性臭を漂わせた。

「あはぁ……ユーノくんの、あったかぁい……」

 なのはの、恍惚と濡れた甘い声。
 射精の快感とその余韻で、ふっとユーノの体から力が抜ける。

855ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:49:13 ID:4Ru717Ow
 あわや倒れるかとおもいきや、その前になのはの足がいつの間にか床について支えていた。
 体を離すと、自然に結合が解けて、なのはの中からユーノが抜けた。
 濃厚な精液と愛液の交じり合った汁が糸を引いて、まだ未練がましく名残を残す。
 彼女の顔に蠱惑的とも呼べる笑みが浮かんだ。
 
「ユーノくん……次は、ほら。こっちから、しよ」

 ぺたんと床に手をついたなのはが、尻を向けて甘い声で誘った。
 むちむちと肉の詰まった、堪らなくいやらしい雌の尻。
 精液と愛液を太腿まで垂らした入り口が蠢いて、そのピンク色の粘膜にさらなる悦びを求めている。
 その奔放であられもない様に、呆れるどころか、若いユーノの体も同じく反応していた。
 一回の射精で満足などせず、既に股間では再び硬さを取り戻した男性器が鎌首をもたげていた。
 玄関という、本来行為をすべきでない場所で、二度目に挑む。
 羞恥心を刺激される事にどこか背徳的な快感を覚えながら、ユーノ手はなのはの細腰に添えられていた。

「じゃあ、挿れるよ」

「きゃふぅ!」

 後ろから獣のように挿入し、繋がる。
 なのはの鼻にかかった甘い喘ぎ声が再び響く。
 先ほどとはまた違った締め付けと感触、快楽がユーノの神経を走り抜ける。
 目の前には、これ以上ないほどの艶姿。
 後れ毛の散るうなじから脊椎の突起を連ねた背中、腰、そこからたっぷり肉を乗せて盛り上がる尻のライン。
 なのはは細いので、床に手を突いて這うと脇下から下乳の膨らみまで見える。
 そんな彼女を、後ろから思うままに腰を振って犯すという興奮。
 否応なく快感は高まった。
 腰を突き出し、引き抜き、またストロークを付けて突き上げる。
 体を動かすたびにぶつかる肉と肉の触れる音が、ぱちん、ぱちん、と響いて。
 神経を焼く快感に、ユーノはこれでもかと必死に腰を動かした。

「くぅ……なのは、締め付け凄いよ……」

「ゆ、ユーノくんのおちんちんも……あはぁ! す、すごいよ……かたくて、おっきい……ふぁああ! いいよ、もっと……もっと突いて! 掻き回して! なのはの中めちゃくちゃにしてぇ!」

 栗色の髪を振り乱し、奥の奥まで肉棒を叩き込まれる恍惚によがるなのは。
 弾むほど豊かな尻に力いっぱい腰を叩きつけ、狭く締まる媚肉、ぶつぶつと並ぶヒダの感触に陶然と霞む思考。
 二人を今駆り立てるものは、理性や理屈ではない、一片の不純物もない愛欲のみ。
 荒く息を吐き散らし、玄関の空気を熱く変じながら、獣の格好でひたすらにまじわる男と女。
 司書長や教導官という肩書を捨てた、ただの男と女だ。
 細い腰、白い肌、そこに跡が残りそうなくらい力を込めて手で掴んで、固定して、ユーノは全身からぶつかるようになのはを抉る。
 今まで何度も彼女をこうして貫いてきたが、こんな刺激的なプレイは初めてで、いつも以上に感じている。
 二度目の射精の感覚が訪れるまで、掛かった時間は如何ほどのものだったか。
 腰から走った震えが背筋を通して脳髄まで至る。
 甘い快感に痺れに陶酔を感じながら、ユーノは抗う術もなく飲み込まれる。

「ぅぁあッ」

 意味も成さぬくぐもった声を上げて、青年の美しい顔が快楽に歪む。

856ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:50:18 ID:4Ru717Ow
 溢れる喜悦と熱、青臭い匂いを零しながらぶち撒けられる精液。
 なのはの粘膜に染み付くのではないかと思うほどに濃厚な白濁が、注がれては溢れ、そしてまた注がれる。
 
「あぁ……でてる、でてるよ……ユーノくんの精子、あつぅい……」

 なのはの甘い喘ぎ、理性をかなぐり捨てたその声音の響きは、どこまでも淫蕩だった。
 彼女を内側からたっぷり穢して、ユーノは体を支える力を失ってぺたりと尻もちをつく。
 二度にも渡って、それもろくに休息もとらずに激しいセックスに挑んだのだ、無理もあるまい。
 ましてや普段無限書庫に篭って作業しているインドア派には、いささかきつい運動だ。
 だがしかし、対するなのはと言えば、ばりばりの現役教導官である。
 体力の有り余る彼女が、ユーノと同じ体力かと言えば、むろん答えは決まっている。

「もう、ダウンするにはまだ早いよユーノ君」

 どこか酷薄な響きさえ湛えた声で告げながら、ゆっくり立ち上がったなのはが尻を突いて座るユーノに歩み寄る。
 うっすら汗を滲ませた白い肌を紅潮させ、裸エプロン姿のなのはが、悠然と近づいて。
 爛々と輝く瞳はまるで獲物を狩る猟犬のようだった。
 自分がどうなるのか、その眼光に射られたユーノはおぼろげに悟り、背筋を震わせた。

「ちょ、なのは、待って僕は」

「だぁめ♪」

「うわぁあ!」

 喜色を滲ませた声でなのはに宣告さるのと同時に、彼女の体がユーノの上に跨った。
 まだ硬さを失わない肉棒を、見事に自分の秘裂に迎え入れて、馬乗りに結合。
 濡れた蜜壺に再び捉えられた快感に、ユーノは驚きと絶望の声を上げる。
 二度も連続で射精した上に、三度目に合体だ。
 過剰な快感の酷使に苛まれるのは、たまったものではない。
 だがなのはは、そんな彼を一層激しく媚肉で締め上げながら、下腹に手を添えて体を支え、上下に扱き始めた。

「あぁん♪ ユーノくんの、すごぉい……二回も出してまだ硬いよ……どう? きもちいい? 私のおまんこ、きもちいい?」

 甘い声で尋ねながら、涙と唾液で濡れて汚れた顔を歪ませ、喘ぐなのは。
 無論、彼女の蜜壺に包まれる快感は素晴らしい。
 だが連続して絶頂した体に刻まれる過剰な快感に、ユーノは苦悶の表情をする。

「ちょ、まってなのは……くぅ……こんな、少し、休ませて……」

 涙目になるユーノだが、見下ろすなのはの顔には陶然とした笑みが浮かんでいた。
 普段は絶対に見せない、彼女の一面。
 ユーノと愛し合う時だけ見せる、女の相。

「そんなのやだ」

 どこか子供っぽい声でそう告げて、なのはは自分の中にある硬い感触を、下腹の上から手で撫でて愛おしげに震える。

「もっともっと、ユーノくんと繋がっていたいもん……それに、手を抜いたら負けちゃうかもしれないし……ユーノくん取られるなんて絶対だめなんだから」

「な、なのは……そんな……くぅ!」

 ぎゅう、と、媚肉がさらに強く絡みついてきた。
 何年にも渡って現役の前線魔導師として鍛えてきた下半身のインナーマッスルが、ユーノ自身を締め上げる。
 さらにその締め付けのまま、なのははその豊かな肢体を上下に揺すって扱き上げる。

857ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:51:28 ID:4Ru717Ow
 くびれた腰、むちむちとした尻と太腿、たっぷり肉を乗せた乳房が淫らに激しく揺れ動く。
 下から間近で見上げるその姿は、どうしようもないほどにエロティックだった。

「あはぁッ……ユーノくんの、また硬くなったよ……はぅん! いいよ……私の中でもっと気持ちよくなって……んっ! もっといっぱいザーメンぶちまけてぇ!」

「なの、はッ」

 たぷたぷと巨乳を揺らしながら、騎乗位で乱れるなのは。
 苦悶に染まっていたユーノの顔も、いつしか流されるように快楽に染まっていた。
 ただ貪られるだけでなく、自分からも下から動いて突き上げて。
 サイドテールに結った髪が振り乱されるたび、甘い香りが汗と交じり合い、媚香と化して嗅覚をくすぐる。
 白い肌に汗が浮かぶ様、エプロンに窮屈そうに包まれた乳房と、乳首の膨らみが持ち上げる生地の陰影が視覚から性欲をそそらせる。
 玄関先の廊下であろうと、もう構うことはなかった、向かいの家に音が聞こえようと構うものか。
 なのはもユーノもただ性欲と愛に狂って、ひたすらに相手を求めた。
 淫ら腰を振って身をくねらせるなのは、そんな彼女を、渾身の力で突き上げるユーノ。
 フローリングを軋ませながら乱れる男と女。
 いつしか誘われるようにユーノの手は伸びて、縦横無尽に揺れる乳房の果実を掴んだ。
 ぴったりと汗で濡れた肌に張り付いたエプロンの生地、その薄布一枚越しに触れても、なお指が沈み込むほどに柔らかい、乳肉の感触。
 揉んで、捏ねて、持ち上げて、ぴんと尖った乳首を摘む。
 なのはの声がさらなる喜悦にトーンを上げた甘い声で答えた。

「あはぁん! いいよ……きもち、いい……おっぱい、触って……揉んでぇ……乳首、いじってぇ!」

 腰をいやらしくくねらせて振り、ユーノの肉棒を膣で咀嚼しながら、乳房を弄られる快感に涙を零すなのは。
 豊かな胸を弄ると、感度の良い体はそれに反応して締め付けを変える。
 これほどの美貌と淫らな肢体、その全てを余さず供され貪る甘美な味わい。
 陶然と昂るユーノ快楽と興奮は、三度目の結合でありながら、さらに高まって、その旨味を増していった。
 一体なのはが何度目に腰を振り下ろした時だろうか、高まりきった射精の欲求は、呆気ないほどぷつりと忍耐の限度を超えた。

「ぅうう……ぁあああ!」

 叫びのような震える呻き声が響くと共に、ユーノの体がびくんと硬直する。
 粘度も濃さも変わらない大量の精液が、尿道を駆け上って溢れ、吐き出され、溢れる。
 どくどくと注がれる熱に、なのはも呼応するように膣肉を収縮して絶頂した。
 なにせユーノの出す精液ときたら、まるで溶けたチーズのようにドロドロだ、そんなものを子宮口に叩き込まれれば、開発された性感帯が絶頂を我慢できるわけがない。

「ふぁああッ……しゅごぃひいッ……でてる……ユーノくんのドロドロのせぇし……一番奥まできてるよぉ……子宮のお口、直接かかってるぅッ」

 涙で潤んだ瞳をすっかり蕩かせて、唾液まで垂らしたいやらしい顔でアクメの快楽に打ち震えるなのは。
 びくん、びくん、と痙攣するたび、繋がった場所から愛液と精液の濃く混ざり合った汁が飛沫を上げて溢れる。
 二人の流した諸々の体液で、もはや玄関と廊下は凄まじい有り様だ。
 しかし、そんな事を嘆く理性など既に遠く、たっぷり快楽に堕落した二人の体は、とうとう脱力してその場に伏した。
 体の上に伸し掛かるなのはの体の重みと柔らかさ、甘い香りが余韻をさらに甘く染める。

「はぁ……はぁ……」

 体力を疲弊し、快感に染まった心地で吐き出す荒い呼吸。
 頭の芯まで染まる恍惚に、思考は霞む。
 だがそんな風に薄らいだ思慮の中で、ふと思う。
 初日からこんな様で、残りの二日間は一体どうなるのだろうか、と。


 そんなユーノの懸念に過たず、なのはと過ごす三日間はひたすらに甘く爛れた凄まじい日々になった。
 もちろんだが、さらにその先の三日間は、シュテルが待ち構えているわけだが。


続く

858ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:52:28 ID:4Ru717Ow
投下終了

果たして年内に終わるか

859名無しさん@魔法少女:2013/12/21(土) 23:58:48 ID:shQmQrEQ
GJっす!
シュテルのターンは果たしてどんな様相になるか……

860名無しさん@魔法少女:2013/12/22(日) 02:56:45 ID:goWZbnAs
GJ!
完全にスイッチが入っちゃったなのはさんはやはりエロいなぁ
そしてこのなのはさんにおっぱいで完全に負けているハンデがあるシュテるんはどういう攻勢に出るのか…

861名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 00:31:08 ID:E8g1fjik
一生懸命寄せてコスろうとする仕草が良いんだろうがッ!!

862名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 00:40:35 ID:OrG0aAIQ
>>858
ふう……GJ

863名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 01:20:58 ID:jpn7az9M
シュテル
「後攻の利を活かしましょう。ナノハが使わなかったアナルで迎え入れれば逆転は充分に可能です。
 おまけに二度目の純潔を捧げられてインパクトは二倍……いえ、それどころか相乗効果。
 ……別に胸が使えないのは悔しくないのですよ? 相手に合わせずに持ち味を活かすのが戦いと言うものです。
 胸に付く脂肪だけが戦力の差でないことを、オリジナルに教え込んでやるのです。
 奉仕する心と得られる快楽の追求が重要。そこに胸の大きさは関係ありません」

ユーリ
「なんかシュテルの部屋から話し声が聞こえます。来客ですか?」

レヴィ
「根をつめると、シュテるんてば周りが見えなくなっちゃうんだよねー。
 昨日はお風呂場で自分でローション使ってお尻開発してたし。
 手伝って舐めてあげようかーって聞いたら顔面つかまれてヒートエンドされたけど」

ディアーチェ
「たわけが! ユーリにろくでもないことをサラッと吹き込む出ない。
 それに他人の恋路に踏み込むものではないぞ。我らにできることは、シュテルの尻穴の仕上がりを待つことだけだからな」

864名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 07:13:27 ID:yb6GJzvo
何だか「食べ比べセット」みたいで凄い魅力的だな
なのシュテもいいけど、フェイレヴィやはやディアも美味しそう

865名無しさん@魔法少女:2013/12/27(金) 11:54:37 ID:fKU6ABYg
成長レヴィはフェイトと同等くらいに実ってそうなイメージ

866名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 00:36:20 ID:FhbEsp5E
フェイト→される方が好き
レヴィ→する方が好き
こんなイメージ

867名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 01:19:28 ID:o6SDM9H.
自分は逆に
フェイトさん→してあげる方がすき
レヴィたん→してもらうのが好き
だなぁ。

868名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 10:21:40 ID:13LpGjmU
シュテルは貧乳レヴィは巨乳 なぜこんなイメージがついてしまうのか!ww

869名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 16:23:54 ID:AFe.nWCk
はやて→踏むのが好き
ディアーチェ→踏まれるのが好き
ここだけははっきりわかんだよね

870名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 22:47:53 ID:zTrxMUUc
けどなのはとシュテルはどっちも奉仕好きなイメージ。ふしぎ!

871名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 23:02:29 ID:IhreFqRQ
僕ははやてに踏まれるのが好きです

872ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:03:28 ID:G1xKUvDk
続きいくよん

873ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:04:47 ID:G1xKUvDk
なのはとシュテルのフェレット狩り 中編


 ―後攻 シュテル―

 その日、ユーノは一日の始まりから帰宅するまで、戦々恐々の心情だった。
 なにせ昨夜のなのはときたら、翌日からはシュテルの番だという事で、名残を惜しむかの如く夜っぴて延々とユーノを貪り狂ったのだ。
 豊満な肢体を余さず駆使してユーノを奮い立たせ、精を絞りに絞って……もちろん味わった快楽も素晴らしかったが、昼の仕事を想えば後悔は隠せない。
 そして、今日からはシュテルとの三日間が待ち受けている。
 勝負事となれば負けず嫌いの相が見える彼女の事だ、果たして家に帰ればどんな風に激しく求められるか。
 不安とも期待ともつかぬ心地のままの帰路はあっという間に終わり、遂にドアノブに手をかけるところまで来た。
 ユーノは胸の鼓動を感じながら、ゆっくりと戸を開ける。
 すると、過たず彼女はそこで待っていた。

「お帰りなさいませ」

 丁寧に三つ指を突き、正座したまま礼をして出迎える淑女の姿。
 顔を上げると、ショートカットの美貌が微かな微笑を湛えていた。
 割烹着を着た姿と相まって、シュテルは凄まじく所帯染みていたが、奥ゆかしいなんとも言えない愛らしさと品があった。
 
「え、あ……その、ただいま」

 なのはのような過激な出迎えに備えていただけにその落差への驚きがあり、ユーノは半ば拍子抜けしながら、同時にシュテルの姿にドキドキして歯切れの悪い言葉を返す。
 彼女の纏う白い割烹着、慎ましい起伏の体、そこはかとない新妻めいた雰囲気がある。
 そういえば、鼻腔をくすぐる香りまで所帯染みたものだった。
 実に美味しそうな、和の香り。

「シュテル、この匂いって」

「はい。食事の用意はできています。すぐに食事にしますか?」

「そ、そうだね、じゃあ」

「はい。では」

 ユーノのカバンを受け取り、脱いだ靴を揃えるシュテル。
 その所作のなんとも品のある振る舞いを横目で眺めつつ、ユーノは居間へ向かった。
 テーブルに腰掛ければ、そそくさと準備を整えたシュテルが膳に食事を盛ってやってきた。
 鼻腔をくすぐる夕餉の香り。
 味噌汁、焼き鮭、ほうれん草のお浸し、漬物、湯豆腐。
 実に素朴なメニューで、仕事で疲れた体には嬉しい限りだった。
 厚い身の鮭は味も焼き加減も抜群、味噌汁も良くだしが取れていた。
 箸の進みは自然と速くなり、ユーノは満足そうに咀嚼する。

「どうでしょう。お口に合えば良いのですが」

「うん。美味しいよ、凄く美味しい。君って、こんなに料理が出来たんだね、少し驚いたよ」

「出来たというよりは、出来るようになった、と言うべきでしょうね」

「そうなの?」

「はい。この日のために、色々と勉強しておりましたので」

 そう言いながら、ふっと笑うシュテル。
 クールな彼女の見せる微笑は、なんとも涼しげで、愛らしかった。
 普段の硬質な雰囲気が嘘のように、少女らしい姿。
 空になった湯のみにそそくさとお茶を注ぎ足すなどの配慮は、年季の入った古女房さながらである。
 その献身ぶりに、ユーノは恥ずかしさとむず痒さの半ばする嬉しさを感じずにいられない。
 これが、シュテルの見せる“勝負”なのだろうか。
 なのはに比べれば随分とやり方が大人しいのは、やはり彼女たちはまったく別の人格である証左なのかもしれない。
 ぼんやりとそんな事を考えながら食事をしていると、あっという間に全ての食器を空にしてしまっている事に気付く。
 空腹だったのもあるが、料理が美味しいのも大きかった。

「ごちそうさま。美味しかったよ」

「ありがとうございます。では、次はお風呂になさいますか」

「もう用意してあるの?」

「ええ。すぐに入れますよ」

「じゃあ先に入らせてもらおうかな」

「どうぞ。後は私が片付けておきますので」

 食器を台所に片すシュテルを残し、ユーノは一人脱衣所に向かう。
 服を脱いで浴室に入れば、そこはいつもよりずっと綺麗だった、おそらくは帰宅する前に掃除しておいてくれたのだろう。

874ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:05:34 ID:G1xKUvDk
 夕食から入浴まで、どこまでも至れり尽くせりだった。
 眼鏡を外した顔にシャワーの湯を浴びながら、ゆっくりと長い髪も手櫛で梳いて、彼は何日かぶりに安らかな時間を過ごす。
 ――無論、それは一時の事に過ぎなかったわけだが。  

「失礼します」

 突如としてその言葉と共に、脱衣所から声が届き、そしてドアが唐突に開け放たれる。
 ユーノは風呂いすに腰掛けたまま呆然と目を見開いた。
 そこに居たのは、見紛うはずもなく、シュテル・ザ・デストラクターその人だった。
 先ほどの割烹着姿から打って変わり、今度は細い肢体にタオル一枚を巻きつけただけの姿である。
 白い肌と細めた瞳の輝きが、ユーノの目を惹きつける。
 彼は慌てて股間を隠して狼狽した。

「な、なな、なに!?」

「なにと申されましても、お背中を流しに来たのですが」

「そ、そんなの一人でできるよ!」

「いえ。今日より三日は私があなたの妻のようなものなのですから、きっちり全てお世話させていただきます」

 それ以上の反駁や拒絶は許さない、とでも言いたげなほど断固たる口調で言うや、シュテルはそそくさとユーノの背後に回った。
 白く細い、しなやかな指が、青年の背中にぴたりと触れる。
 ぞくりとした。
 陶器のようにすべらかでほのかに冷たい感触、それが背中の表面を撫で回す。
 
「シュ、シュテル……」

「良いから、任せてください」

 するりと背中から正面に回った手が、スポンジを取り、その上にボディソープを絞る。
 泡立てたスポンジがユーノの背中をゆっくりと撫で始めた。
 その力加減は見事なもので、強すぎずも弱すぎずもなく、的確にユーノの背なを洗っていく。
 だがしかし、当たり前だがそれだけで終わらせるシュテルではなかった。
 するするとタオルが脱がされ、浴室の床の上に落ちる。
 そしてスポンジを自分の体に触れさせた彼女は、石鹸の泡の付いた体を、ぐっとユーノの体に押し付けた。

「ちょッ!」

「どう、ですか?」

 驚愕するユーノの耳元に、甘く問いかけの声が囁く。
 薄い胸、ほんの少しの膨らみの柔らかさ、二つの蕾がこりこりと触れてくる。
 その感触は上に、下に、左右に揺れ動き、彼の体を洗っていく。
 ぞわぞわするような快感に、ユーノはどうしようもなく反応してしまった。
 血の巡りが増した下腹部で男性自身が硬くなっていく。
 彼の反応をつぶさに観察していたシュテルがそれを見逃すわけもなく、伸ばされた指が、ひやりと幹に触れた。

「もう硬くなっていますね……嬉しいです、私の体でも反応してくれるのですね」

「シュ、シュテル……あの」

「待ちわびていました、この時を一日千秋」

 感極まったように陶然とした恍惚の声音、背後を見やれば、シュテルは頬を赤く染めながら目をうっとりと細めていた。
 想えば、こんな風に触れ合うのは、十年前のあの時に互いに純潔を失った時以来である。

875ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:06:40 ID:G1xKUvDk
 シュテルの指使いは大胆かつ繊細に動き、幹を優しく扱き上げて刺激しながら、もちろん背中にも薄い胸をこすりつけるのを忘れない。
 ぴったりと体を寄せられると、腰には細い太腿までくっついてきた。
 なめらかな肌の感触が、なんとも神経を昂らせる。
 焦らすような刺激に、ユーノの肉棒は既に硬くなり、先の三日間になのはに絞られた事など忘れたようだった。

「シュテル……じょ、上手だね」

 上下運動とひねるような動作で手淫する手管に、ユーノはぞくぞくと背筋を痺れさせながら呻く。
 シュテルとしたのはあの時の一回こっきり、それにしては彼女の愛撫の手管は見事だった。
 問いかけに、少女は妖しいほどの微笑で応える。

「あなたの為に、色々と本を読んで勉強していました。ご安心ください、他の男性との経験はありません、この体は全てあなたのためだけのものですよ?」

「そう、なんだ……」

 自分に全てを捧げるような口ぶり、いや、実際に彼女は全てをユーノに差し出すつもりなのだろう。
 改めてそう言われると、この美しい少女を自分のものに出来るという満足感が沸き上がってくる。
 全霊をかけて愛されるという恥ずかしさと嬉しさが込み上げる。
 ぬるぬると泡立つ中で押し付けられる乳首の感触に、快感は高まって、そろそろ限界が近づいてきた。
 だが、まるでそれを察したかのように、シュテルの手はそっと彼から離れた。

「シュテル?」

「だめですよ、こんなところで達しては」

 不安げに問いかけるユーノを、まるで弄うような口ぶりで遮り、シュテルは手をシャワーに伸ばす。
 迸る熱いお湯が、二人の体からさっと泡を洗い流した。
 後ろで彼女が立ち上がる気配があり、ユーノは思わず振り向く。
 そして、息を呑んだ。

「出すなら、ここに……あなたの熱い全てを吐き出して、ください……ね?」

 立ち上がったシュテルが、今や何も隠すもののない裸身を晒し、そっと指で花芯を開いて、甘い声を零す。
 白い肌はうっすら紅潮し、冷たい氷蒼色の瞳は熱く潤んでいた。
 その体を、ユーノは綺麗だと想った。
 肉付きはなのはと比べるべくもなく貧相だった。
 薄い胸、細い腰、尻も脚も全て薄い。
 だが同時にその体は無駄がなく、すっきりと引き締まった全身は、長距離陸上選手のそれに似た美しさがあった。
 小さな胸の頂上で期待に膨らんだ乳首や、うっすら開いた秘所のくすみもないピンク色、太腿を伝う愛液の雫まで甘酸っぱい匂いを放ってユーノを誘っている。
 ごくりと唾を飲み込み、ユーノはシュテルの美しさと可憐さ、淫らさに息を呑む。
 もう我慢しきれないほど、彼の下腹部で男の象徴は血の巡りを増していた。

「寒いし、湯船でしようか」

 ぽつりとそんな言葉を呟く。
 一瞬その意味を反芻したシュテルが、こくりと頷く。
 先に湯船に入ったのはユーノで、彼女はその上に乗ってきた。
 正面から向かい合う形で、座るように、結合する。
 すっかり濡れていたとは言え、十年ぶりの挿入はやはりきつかった。
 狭い粘膜の肉穴を、ユーノ自身が押し広げ、貫く。

「あぁ……んッ……はぁああ!!」

 硬く大きくなったものに内側から抉られ、涙を流して喘ぐシュテル。

876ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:07:27 ID:G1xKUvDk
 だがその声と反応に、かつて見た痛みの相は薄い。
 甘く蕩けた中にあるのは、紛れも無い喜悦だった。
 ユーノの上に、体重の全てが掛かって細い体が伸し掛かる。
 がっしりと腰の裏で組まれるしなやかな脚。
 肩に手をかけたシュテルが、ぐっと体を押しこみ、結合は完了する。

「は、入りました……全部……あぁぁ……凄い、硬くて……おおきい、です」

 目尻に涙を溜めて、自分を貫くユーノを感じ取るシュテル。
 普段の冷静で物静かな姿から想像できないような、愛らしく艶を孕んだ顔に、ユーノも背筋がぞくぞくするような悦びを感じた。
 ぐっと抱きしめると、腰の細さや胸の薄さがこれ以上ないほど伝わる。
 締め付ける膣の感触が、甘い痺れを喚起して。
 ねっとりと絡みつくようななのはのそれと、まったく違う快感。
 ユーノは恍惚に、息を漏らして陶然とする。

「どう、ですか……私の中、きもちいいですか?」

「うん。凄く良いよ、気持ち良い」

「ナノハと、どっちが良いですか……」

「……」

 その問いかけには、さすがにユーノは閉口した。
 正直に言えば、まるで差が付けられない。
 どちらもどちらで、違った快感と良さがあるのだから。
 彼の無言の姿に、シュテルは珍しく拗ねたような顔をする。

「やはり、胸が大きい方が良いですか?」

「そ、そんな事ないよ……んッ」

 慌てて否定するユーノの口を、シュテルが塞いだ。
 唇と唇を触れ合わせて、ゆっくりとキスをする。
 甘い口づけを交わし、濡れた瞳を細めて彼女が見つめる。

「なら、証明させていただきます」

「証明?」

「私の体でも、あなたを魅了できると」
 
 言葉と共に、湯船が揺れ、波が散り、シュテルの細い体が跳ねた。
 細く引き締まった脚と腰が、ユーノの上で上下に揺さぶられる。
 結合した部分では、否応なく膣壁が彼自身を強く扱き上げた。
 その快感に、ユーノは背筋を貫く電撃を感じた。

「くッ! 凄い……そ、そんな締め付けたら……ぅあ……」

「はぁッ……あぁああ! ど、どうですか? 良い、ですか? あんッ! 私、で……気持よく、なってぇッ」

 短い栗色の髪を振り乱し、湯船の中で幾度も体を上下させてユーノを扱き立てるシュテル。

877ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:08:16 ID:G1xKUvDk
 生まれる快感は強く、彼はその心地に震え上がる。
 しがみつく細い腰、押し付けられる小さな胸、硬くなった乳首が擦れてさらに快感を増す。
 触れ合う肌は湯船よりなお熱かった。
 まるで彼女の生み出す炎のように、猛るほど燃えあがるように。
 沸き立つ快感のまま、すぐに果ては訪れた。
 ぶるりと身震い一つ、後は怒涛の如く内部に吐き出される白濁が、余さず白に染め上げる。

「あぁああ!! で、でてる……でています……あなたの、精が……こん、なに……ふぁああッ」

 甘い声を上げて、涙の膜を張った瞳で恍惚と喘ぎ、打ち震えるシュテル。
 ユーノが奥の奥まで挿しこんだ性器から子種を吐き出す熱と勢いで、彼女もまた絶頂に至ったのだろう。
 細く引き締まった体が、さらに強く痙攣して震える。
 万力のようにユーノを締め上げる四肢、だがそれは痛みからは遠く、あくまでも細い手足の柔らかが包み込む。
 薄い胸の上に顔を預けながら、ユーノは体が芯から溶け出すような快感に飲み込まれた。
 なのはを抱き慣れた彼に取って、シュテルの体はどこまでも新鮮だった。
 同じ遺伝子構造を持つ者でありながら、こうまでも違うものなのか。
 ただただその神秘に驚き、そして恍惚の余韻に沈む。

「はぁ……はぁ……」

 荒く肩で息をして、呼吸を整えるユーノ。
 だが対する相手と言えば、まだまだ余力を残して、抱きつく力を強くした。

「あまりここで続けると、のぼせてしまいますね。一度出ましょう、寝床も準備は整っています」

 甘い声が、そう耳元で囁く。
 ユーノに出来た事と言えば、ただ頷く事だけだった。



 他の家事と同じく、ベッドメイキングもきっちりと整っていた。
 寝室のベッドはシーツをぴしりと揃えられ、綺麗に家主を待っていた。
 もちろん、これから起きる事を考えればあまり意味はないかもしれないが。
 体を拭いたユーノの前で、シュテルは既にバスローブを脱ぎ捨て、再び一切の邪魔を捨て去った裸身を晒す。
 床の上に仰向けで寝そべり、手を広げて。
 秘所を見せるのは恥ずかしいのか、脚だけ組んで隠す。

「どうぞ……お好きなように」

 火照って赤らんだ顔に、さらに羞恥心の赤みを差して、甘い声が囁いた。
 先ほどの激しい痴態が嘘のような可憐さだった。

878ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:09:17 ID:G1xKUvDk
 先日、なのはが悋気を燃やして迫ったのとはまるで違う反応。
 ユーノは唾を飲み、ゆっくりとベッドの上に膝をつく。

「じゃ、じゃあ……するね?」

 おそるおそる、手を伸ばして、脚を開かせる。
 先ほど自分が犯した場所、ぱっくり花開いた入り口は、綺麗なピンク色の内から白濁と愛液を溢れさせていた。
 余さず全てを見られ、シュテルは恥ずかしそうに手で顔を隠す。

「綺麗、だよ」

 そんな姿に、思わず言葉が溢れた。
 上から下まで、全てを舐めまわすように見回す。
 なめらかな白い肌、薄い胸、腰、尻、そして秘所から太腿まで。
 綺麗だ、心底そう思う。
 無駄な贅肉のない肢体も、可憐な美貌も恥じらいも、その全てが。
 なのはの酷使も先ほどの射精も忘れて、ユーノの下半身では彼自身が再び硬くいきり立っていた。
 開かせた脚の間に体を割りこませ、先端を入り口へと向ける。
 触れたそこの熱さに身震いし、それでも停滞する事はなく、その先に待ち受けている快感に総身を震わせ。
 くちゅり、と僅かに挿入が始まり、だがすぐにその音は、もっと鈍く粘着質な音に変わっていき、同時に二人の体に甘い痺れを走らせた。

「くッ、ふぅ……」

 きつい締め付けに陶然とするユーノ、シュテルトいえば、その反応はもっと劇的だ。

「あぁああ! すご、いひぃッ……太いの、がぁ……ふぁあ!」

 目尻から涙を零しながら、細い体をぶるぶると痙攣させて甘い声を迸らせるシュテル。
 シーツの上を泳ぎ、掻き毟る指、汗に濡れた肌が挿入の刺激に応じて小刻みに動く。
 そんな様子を見下ろしながら、しかしユーノの意中は肉棒を締め上げる膣壁の感触にほとんど持って行かれていた。
 満遍なく様々な方向から圧迫するような、媚肉がもたらす快感。
 頭の芯が甘く煮立つような心地。
 ユーノは忘我の様で、必死に腰を前後してその快楽を貪る。
 ベッドが二人分の体重と動きに、悲鳴よろしくスプリングを軋ませて鳴いた。
 ふとその時、体重を支える為にシーツについていた手に、何かが触れる。
 指だ。
 白く細い、シュテルの指。
 気がつけば、自分を熱く見上げる視線が在った。
 涙で潤んだ青い双眸、澄んだ輝きは磨きぬかれた宝玉を思わせる。
 そんな目を細め、少女は請い願う。

「あの……て、手を」

「え?」

「に、握って……ください」

 甘い、鼻にかかった霞んだ声。
 繋がりを求めて差し出された指が、微かに震えている。

879ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:10:01 ID:G1xKUvDk
 思わずどきりと心臓を高鳴らせながら、ユーノはその手に自分自身のそれを重ねあわせた。
 正面から握り合い、力を込めて絡め合う。
 初めて彼女を抱いた時と同じように、その指の力は見かけ通り、ただの女の子のか弱さだった。
 魔法を使わなければ、彼女はこうもか細いのか。
 そんな風に思うほど、可愛いと感じてしまう。
 両手を重ねて握り合う、同時にユーノの腰にしなやかな二本の脚がぎゅっと絡みついてきた。
 自然と、その動きで余計に深く挿入され、快感が高まり、痺れるような甘さが突き抜けた。
 深い結合を求めて組み付く脚、弾むように前後して抉る腰の動きが、加速度的に行為を激しくしていく。
 
「シュ、テル……締め付け、凄いよ……ぅあッ……僕そろそろ」

 近づく限界に、ユーノの腰は一層速く、そして規則的に突き出される。
 奥まで抉る肉棒の攻めに、シュテルは必死に彼の手と体にしがみつきながら、甘い声を溢れさせた。
 
「は、はいッ……私も、もう……イキそう、ですッ……いっしょに……いっしょにイカせてッ!」

 短い栗色の髪を振り乱し、普段の冷静さなどかなぐり捨てた声を上げるシュテル。
 ユーノの動きに合わせて自分からも腰をくねらせて彼を求め、快感を高め合う。
 突き出し、抉り、貫き、擦り上げ、昂ぶり。
 二人の動きは徐々に呼応していく。
 だが、強い締め付けにユーノは自分が先に達するのではないか、と薄々感じ始めた。
 二人一緒に。
 そのためには、もっとシュテルに快感を与えなければいけない。
 だが手は塞がれていて――ならば、できることは一つ。
 なのはに比べればボリュームは比べるべくもないが、その綺麗なピンクの蕾の艶は変わらない、小さな蕾に口を寄せる。
 口に含んだ瞬間、ユーノは僅かに歯を立てて、乳首を甘咬みした。

「んひゃぁあああ!!」

 とびきり甘い声を上げて、シュテルの体がびくんと跳ね上がった。
 やはり同じ体の構造をしているのか、性感帯の場所も同じなのだろうか。
 なのはも大好きな左の乳首への甘咬み、一気に快感は深まって、絶頂はあっけなく訪れた。
 びくびくと震えて痙攣するシュテルの体、その強烈な締め付けに、ユーノも同時に体の芯から溢れる開放感に酔いしれる。
 腰が数度震えて、シュテルの中に再びたっぷりと熱く濁った白色がぶち撒けられて、彼女を奥から染め上げる。
 つんと漂う青臭い性臭、饐えた匂いが室内に満ちる。
 
「はぁ……ぁぁ……はぁんッ」

 一緒に絶頂に達した快感と喜び、満足感、シュテルが恍惚の吐息を零しながら、ユーノの手をより強く握る。
 見上げる瞳、涙の甘い膜を張った眼差しが、愛おしげに。

「すき……だいすきぃ」

 そっと顔を寄せてくる彼女に、ユーノは意図を察して、無言で唇を合わせる。
 甘いキスが快感と陶酔を一層深めて、余韻を味わう。
 舌を絡めながら体ごとすり寄ると、前面から触れるなめらかな肌の感触が再び熱情を煽る。
 体の芯の熱で、ユーノはまた自分自身が硬くなっていくのを感じた。

880ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:12:25 ID:G1xKUvDk
 顔を離せば、唾液の橋がねっとりと二人を繋ぐ。

「もっと……もっと、して……ください……犯して、めちゃくちゃにして」

 息を弾ませながら、蕩けるような声音で求めるシュテル。
 拒める理由など、どこにもない。
 ユーノはただ黙って頷き、さらに彼女を貪った。
 何度も、何度も。


 そんな二人の情事は、三日間休む事なく続いた。


 そして運命の七日目が訪れる。


続く

881ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:13:42 ID:G1xKUvDk
投下終了

>>863 見て思ったけどアナルいくのも悪くないなって

882名無しさん@魔法少女:2013/12/29(日) 01:08:45 ID:.s3mPVXs
心の底からGJ! シュテるんエロ可愛くて最高です。

883名無しさん@魔法少女:2013/12/29(日) 08:26:54 ID:ehgSPEkk
GJ
御奉仕純情シュテルだと……!
次はアナル勝負だと……!




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