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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
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【本スレ@エロパロ板】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第97話☆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237292660/l50
【エロパロ板全体の避難所】
エロパロ避難所
http://jbbs.livedoor.jp/movie/2964/
【クロスものはこちらに】
リリカルなのはクロスSS倉庫
ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/
(ここからクロススレの現行スレッドに飛べます)
【書き手さん向け:マナー】
読みやすいSSを書くために
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/
【参考資料】
・Nanoha Wiki
ttp://nanoha.julynet.jp/
(用語集・人物・魔法・時系列考察などさまざまな情報有)
・R&R
ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/data_strikers.html
ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/date_SSX.html
(キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)
☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html (旧)
ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/ (wiki)
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うおお! なんてことだ、前スレのURL貼るの忘れてた
前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1329645546/
|3゜;) 113スレ立てた時も同じようなことしてたな俺……
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新スレ乙です
ではさっそく 闇と時と本の旅人 第8話を投下します
今回はカリムさんのターン!アインスさんはちょっとおやすみ
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■ 8
顔なじみであるシスター・シャッハやクロノの友人であるヴェロッサも同席してのささやかな夕食会を済ませ、フェイトとアルフは客間に引っ込んだ。
クロノとアインスは、フェイトの免状発行に伴う事務処理の整理のため、カリムの執務室に再度赴いた。
教会で働くシスターたちも、クロノとアインスに丁寧に礼をし、応対している。
彼女たちも、まさか自分たちの敬愛する予見の騎士が、無垢な少年をつまみ食いしているなど思いもよらないことだろう。
やや緊張しながら、アインスに背中を押されてクロノはカリムの部屋のドアをくぐった。
「──クロノ・ハラオウン、参りました」
カリムは伝統的な羽ペンで、管理局およびミッドチルダ政府あての書簡をしたためている。
フェイトがミッドチルダへ住民登録をするための後見人としてギル・グレアムを、身元保証人としてカリム・グラシアの名前を署名する。
クラナガンへ戻ったら、仮住まいを置く予定の区の区役所へ登録手続きを行う。
さしあたって、フェイトとアルフは二人で部屋を取って暮らすことになる。それでも、ハラオウン家邸宅から歩いてすぐいける程度の距離にする予定だ。
9歳という年齢以上に大人びて、黙々と手続きをこなすフェイトの姿はクロノにはある意味衝撃的ではあった。
自分はともかく、普通の子供ならまだ遊びたい盛りだろうに、欲求をほとんど表に出さず、聞き分けのいい、社会的な思考を備えている。
生きていくために何をすればいいか、を、素直に理解し受け入れようとしている。
自分が9歳の頃でも、あそこまでおとなしくはしていなかったと思う、とクロノは回想した。
彼女を、放ってはおけない。
おそらく、乳児から幼児への感情形成の時点から、変わってしまっている。一般的な家庭であれば、赤ん坊が泣けば親や家族が世話をしてくれる。赤ん坊は、泣くこと以外に周囲への意思表現ができない。
しかし、フェイトはおそらくプレシアと使い魔リニスとの生活の中で、そういった人間が周囲にいないことを学習し、感情の発露が少ないように精神が形成されていった。
矯正、と表現してよいものか──ミッドチルダの一般社会における普通が、フェイトにとっては普通ではない。
フェイトに限らず、一般社会から隔絶されて生きた子供が、その後を生きていくというのは困難なことである。社会生活に馴染めず、結局は施設に逆戻りしたり、あるいは早死にしたり。
そういった事情もあり、里親となる人間が養子をとりやすいよう制度が組まれている。
フェイトの場合は、グレアムとは旧知の関係であるリンディが、いずれ養母となることを考えている。
クロノが持参したフェイトの経歴調書を机にしまい、カリムは羽ペンをていねいに筆立てにしまった。
「──フェイトさんのことは、とても哀しく痛ましい出来事だったと思うわ。ハラオウン提督も、フェイトさんのことを本当に心配してくれていると思います」
「はい」
もし、リンディがフェイトを養子として引き取るならクロノの義妹になるということだ。
もちろんまだフェイト本人には伝えていないし、リンディもはっきりクロノに話してはいないが、いずれそうするつもりだということはわかる。
「だから──ね?クロノ君、貴方にも、担当執務官としてだけでなく、一人の男として、フェイトさんを支えてほしいと思うの」
「僕が、その……男、として、ですか?」
「一方的に保護されるだけじゃあなくて、対等な関係がほしい──フェイトさんはその方が大切だと思っているところがあるみたい。
なりは子供だけど、でも心はずっと先を行っている。だから、親としての保護者だけじゃなく、そう──恋人が、必要なのよ」
思わず吹き出しこそしなかったが、息が詰まりそうになってクロノは顔がひきつるのを堪えた。
まさか面と向かって、恋人という単語を出されるとは思わなかった。それもアインスの前で。
エイミィがいなかっただけまだよかったかもしれない、彼女に聞かれていれば何を思われたか。
そういえば、アインスも、フェイトはきっとクロノに惚れると言っていた。その予想が当たっていたのか、それとも、カリムも同じことを考えたのか、ともかく、二人とも、フェイトがクロノに近づこうとしているのを感じ取ったということだ。
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「いや、しかし、でも……まだ裁判が決着していないんです、この状況で僕が彼女に近づきすぎては、問題が」
確かにクロノの心配はもっともである。
裁判において、不正に便宜を図ったととられかねないからだ。
弁護人役になった執務官としてできることは、必要な事務手続きのみである。
カリムはやわらかに微笑み、クロノの肩に手を置いた。
「もちろん、すぐにとは言わないわ。でも、フェイトさんの気持ちを、心に留めておいてほしいの。いずれそのときが来たら……ね?」
再び、カリムは惜しむようにクロノの前に跪き、抱きしめた。
さすがにクロノも、これほどたおやかに寄りかかられては無碍に突き放すことも出来ず、カリムのやわらかな抱き心地をしばし味わった。
アインスはクロノの背後で、逃げられないように立ち位置を調整しクロノを押さえている。
他の女と、クロノが触れ合っていることにどういう気持ちをいだいているのか、クロノには計り知れない。
頬を寄せてくるカリムに、クロノはわずかに身体をひくつかせた。やがて、そっと緊張を解き、カリムを受け入れる。それを確かめ、カリムは慈しむようにクロノに頬をあわせ、擦った。
アインスの激しく肉感的なスキンシップとはまた違う、淑やかで清楚な触れ合い。
彼女が、自分に見せている姿は、これまで見たことの無いものだった。
クロノがもう、そういった行為を受け入れる準備が出来ているとカリムはみなしている。クロノに、大人の男女として向かい合うことができる。
アインスに軽く背中を叩かれ、クロノは、今この場で求められている行動を考える。
カリムは既に必要な書類の作成を終え、あとは教会のシスターたちが住み込んでいる寄宿舎の消灯時間がくるまでは、しばしくつろぎの時間がある。
そのわずかなひとときを惜しむように、クロノと触れ合いたい。幼い頃からずっと見てきた、成長した彼の姿。
クロノにかけた言葉は、嘘ではない。
ある種のからかいというか、可愛がる感情はあったと思うが、久しぶりに会ったクロノに対し、男を意識したのは事実だ。
戒律の緩い聖王教会とはいえ、一般的な程度の慎みはすべきとされている。
やたらな淫蕩は避けるべきとされている。
もっとも、一般的な程度とはすなわち公衆の場では控えようという程度ではある。
やわらかく、ゆるめの弾力としっとりとした触感の白く澄んだカリムのもち肌が、クロノの頬を癒す。
アインスとはまた違う意味で、安心感を与えてくれる肌。
クロノが幼い頃、まだクライドが生きていた頃、当時の地位は正確なところは覚えていないがその頃カリムは既に教会に入っていた。
年齢は相応に上であるはずなのだが、こうして触れ合うとまるでそれを感じさせない、いつまでも純真無垢な少女のような雰囲気を持っている。
「ねえ、クロノ君──ひとの幸せは、抑圧からはけして生まれないと私は思うの。あれはだめ、これもだめ、そう言って禁止するだけじゃあ、息が詰まってしまう。
心を開いて、気持ちを通わせること、それが大切なのよ。そうすれば、おのずとなにをすべきか、なにをしてはいけないか、ないしはなにをしたくないかされたくないか、またしたいのか、そういうことがわかってくる。
──フェイトさんが本当に不幸なのはなぜかというと、その基準が、まわりのひとびとからずらされてしまったことなのよ。彼女だけじゃない、虐待を受けたり少年兵にされたりしている子供たちはね。
彼らは、自分ではそれがまわりと違うと気づけないし、自分が不幸だという自覚もない。だからこそ、こうすることが幸せだからと盲目的に押し付けてはいけないわ」
「──はい。よく、心得ておきます」
カリムの潤んだ瞳。
深い諭しと、言葉の裏腹の、縋りつく想い。
大人として、聖職者としての自分と、女としての自分のせめぎあい。
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フェイトのことを評すると同時に、カリム自身もまた、少なくない葛藤を抱える。
「クロノ君」
かすかに眉根を寄せ、何かを求めるような、甘えた表情。
1ヶ月前のクロノならわからなかったかもしれない。カリムが、女の表情を見せている。
「クロノ」
背後から、アインスも声をかける。こちらは、クロノを促すような口調。
「騎士カリム……」
「うん……」
昔は、そうだった。優しいお姉さんだった。互いの身分や立場を知らなかった。
今でも、そんな思い出に浸りたい。想い出は、切なさが心地いい。
そっと、ごく淡く触れる。
はかなく消えてしまいそうな触れ合いの距離。
胸と背中と、両方にやわらかさを感じながらの、微かな口付け。
高貴な、清楚な、慈悲深い姉。
汚してはならない、背徳。
惜しむように、ほんのわずか、カリムは顔を進めた。
クロノもすぐに受け入れ、唇を合わせる。
大人の女性。アインスとは別の、女。
キスをした。カリムとキスをした。キスをしている。
ただのシスターではない。聖王教会の中でも地位の高い予見の騎士として、人々の尊敬を集める人間。そんな彼女に、自分は何をしているのだろう。
求められたからといって、欲望に負けてはいけない──欲望?
これは、自分が望んだことか。カリムに対しても、どこかで欲望があったのか。
修道女を犯す妄想など、もしかしたらその手のビデオゲームなどではあるのかもしれないが、少なくともクロノは知らない。
カリムの腰にそっと手をやり、騎士服の甲冑の金属パーツを避けて、わき腹から胸へ手のひらを滑らせていく。
クロノの手つきを感じ取ろうとするようにカリムは身体を震わせる。手のひらが胸へ近づくにつれて、待ちきれないように切なく唇が絞られる。
「んっ──クロノ、くん──はぁはぁ、んちゅ……」
ついに声を漏らし、息を継いで再びカリムがクロノの唇に吸い付いた。
同時に、クロノも騎士服の上から、カリムの乳房をわし掴む。
眼前に、切なさを満たして瞑られるカリムの瞼がある。整えられた睫と、白いミルクのように澄んだ肌。
甘味さえ感じさせるほどの、カリムの唇、カリムの唾液。女の唾液とはこれほどまでに味わい深いもの。
そして、カリムの、厚い騎士服に守られた乳房──。
ひとしきり、肌の触れ合いを味わい、カリムは名残惜しそうに唇を離した。
潤んだ瞳と、きらめく透明な糸を垂らした唇。火照った頬が、白い肌を彩る。
「クロノ君……いけない女ね、私」
「いえ……」
クロノはまだ、こういった場面で言える気の利いた言葉を持ち合わせていない。
後ろからアインスにがっちり抱きかかえられ、身動きがとれず、逃げ出すことも目をそらすこともできない。
「ずっと、好きだった……。貴方が小さい頃から、ずっと、他の子達と違う儚さが貴方にはあったと思う。フェイトさんが貴方と出会ったことは運命かもしれない、クロノ君とフェイトさんはよく似ている──と思う。
私もね、クロノ君──騎士である前に一人の女よ。誰かを想い、心を焦がれさせることもある……」
今度は、クロノから。カリムの軽い身体を抱き寄せ、胸に抱える。
首元に頬を寄せ、やわらかな髪を触れ合わせながら、左胸に重ねて心臓の鼓動を感じ、そして右手で胸を優しく揉み続ける。
アインスの手ほどきで、クロノは乳房への愛撫もだいぶ慣れてきていた。
そんなクロノとカリムを、アインスはじっと黙って、見つめ続けている。
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翌日、学校から戻ってきたヴェロッサに会い、クロノたちはしばらく教会内でくつろぐことにした。
ヴェロッサも、一般の魔法学校ではなかなか古代ベルカ式を研究することができないので、レアスキルを生かした道として管理局に入ることを考えている。
ただ、もちろん魔法以外にも修了しなければならない単位は沢山あるので、やはり普通に進級していくのでは実際に入局できるのはもうしばらくかかる。
クロノがヴェロッサたちと団欒している間、カリムとアインスは二人で教会の裏山へ散策に出ていた。
市街地の外れへ向かう、旧街道があった周辺は古い集落が残り、ところどころに森林地帯もある。
舗装されていない、車も通らない土の道を歩き、初夏の緑の匂いにしばし懐かしさを覚える。
「──皮肉なものね、貴女とクロノ君が付き合っているなんて」
「意外ですか?」
「まさか。でも、私のプロフェーティン・シュリフテンにも出なかったし、所詮……辺境の出来事、としか、世間ではとらえられないのかもしれないわね。
クライド提督が亡くなられた事件──確かに当事者やその親族にとっては重大でも、次元世界全体から見てどうか。特定の人間の感情を、“預言者”は考慮しないから。
──クロノ君は、まだ──本当の貴女を知らない。そしてそれは、いずれ知ることになる──そのとき、彼がどんな選択肢を選ぶか──
彼は、違う?“過去の主たち”と──」
古式の金属ブーツが、腐葉土を含んだ柔らかい地面に足跡を残す。
「違うとは、何が」
「教会の言い伝えでは──、“人を喰らう邪悪極まりない魔導書”と」
立ち止まってカリムとの距離を離し、アインスはふっ、とため息をついて邪笑を漏らした。
銀の前髪に隠された表情に、薄紅色の唇が亀裂を入れる。
「そう、ですね。むしろ直感で気づいているかもしれませんよ、私に喰われる運命が遠からず待っていると」
アインスに応えるようにして、カリムも口元に手の甲を当て、目が笑っていない微笑みを見せる。普段の教会では、このような表情など絶対に出さない。
「もう喰っちゃった、でしょう?」
「真面目な話ですよ」
「──うん。クロノ君は、自分でも──自分がこれまで目指してきたものが本当に正しかったのかを確かめたいと思っているはず。
貴女は、その道標になればいい──」
「クライド艦長──クロノの父、クライド・ハラオウンの──彼は、私の──」
しばし立ち止まるアインスを見やり、カリムは振り返って、道端に立つ大きなセコイヤの幹を見上げた。
「この樹も大きくなったわ。貴女が確か──植えたのよね?主の、形見として」
「220年前のことです。まだ……」
「私も覚えているわ。貴女が姿をくらまして、しばらくの間は私が水を遣っていたもの」
森は夏の予感を迎え、虫たちが静かに鳴いている。
鳥たちは、暑さを避けてひと休みしている。
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PT事件の事後処理を進める間、アースラは本局で定期整備に入った。
リンディも、しばらくの間は本局勤務となる。
決裁を終えた書類の束をそろえてクリップでまとめてしまってから、ティーカップから緑茶を淹れて、角砂糖のビンを取り出す。
何粒入れようかと、シュガースプーンを手にしたまましばらく手を止める。
今朝は、もう何年ぶりか、前回の闇の書事件のときの夢を見てしまった。
夫を亡くした事件。リンディの夫、クライド・ハラオウンは、暴走した闇の書を破壊するために自身を犠牲にし、乗艦ごとアルカンシェルによって粒子の光と消えた。
クライドが指揮していた次元航行艦エスティアは、積んでいた闇の書によって制御を奪われ、増殖する闇の書の防衛プログラムに飲み込まれてしまった。
闇の書は、クライドだけでなく多くの乗組員を取り込み吸収し、その命を奪った。
リンディは、その様子を見ていた。
見ていたはずだ。
それと同時に、脳裏に焼きついて離れない光景がある。
旧ベルカ領の魔導師たちの言い伝えにある、闇の書が主を食い殺すという伝承。
制御を喪失したエスティアの中、クライドを陵辱する闇の書の管制人格。
黒い鳥のような翼を持ち、彫像のような白い肌に赤い刺青のような紋様を纏った、悪魔か、サキュバスのような姿をしていた。それが、エスティア乗員のみならず、クライドを、愛する夫を、リンディの目の前で犯した。
人間ではない存在に性行為を強要され、エスティアの乗組員たちは文字通り干からび、あるいは汁塗れになっていた。
防衛プログラムが伸ばす触手は、人間の性器を奥深くまで抉り、精巣や子宮を直接貪った。
子宮内に侵入した触手が卵巣を捕まえて卵子が吸い取られ、男はペニスを包み込んで尿道から侵入した管状の触手によって精子が搾り取られ、彼らはたとえ生き残っても、もう二度と子供を作れないだろう。
クライドもまた、闇の書の意思に抱き込まれ、寵絡されてしまった。最後に残っていた正気でどうにか、艦隊を指揮していたグレアム提督にアルカンシェルの発射を要請し、生き残った乗組員を脱出させた上で、エスティアごと自爆した。
目の前で、夫を奪われた。クライドは、その抵抗もむなしく、闇の書の意思によってその貞潔を散らされた。
仇敵であるはずの、闇の書。融合型デバイスのコアたるその管制人格、闇の書の意思。
彼女──デバイスであるはずの闇の書に性別があるのかはともかく──の姿は、確かに見ているはずだが、どうしても思い出せない。
まるで、トラウマから記憶が封じられてしまったかのように思い出せない。
「闇の書が……たとえ無人世界に封印したとしても、それは徒労になるかもしれない……
でも、だからといって私は……」
グレアムが計画しているのは、時間凍結魔法により闇の書のクロック速度を極端に低下させた状態で、プログラムの解析と無力化を行うというものである。
いかに闇の書が悪魔的な破壊力を持っていようとも所詮はデバイスである。デバイスはあくまでも機械、コンピュータであり、その動作は内蔵しているCPU、MPU(魔法演算装置)のスピードに依存する。
これにより、闇の書のシステムを内部から破壊することを目指す。
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ただしこの方法では、現在活動している闇の書が「闇の書の主」を迎えていた場合、その人間も同時に凍結され、永遠に目覚めないことを意味する。
闇の書の破壊という目的のために、はっきりと意図して人間を犠牲にしなくてはならないのだ。
管理局としてそのような作戦を承認することができるかといえばそれは非常に難しい問題である。
だからこそ、グレアムも今のところ正式な作戦案として統幕会議には提出せず、機動一課内でのみ検討させている、という形だ。
そして知ってしまった以上、リンディも半ばなし崩しに巻き込まれる形となる。
これをクロノにどう説明するか。アースラの整備が済めば、おそらく、再び第97管理外世界へ向けて出撃することになる。
正直なところ、クライドの殉職に対してクロノがどういう感情を抱いているかというのもリンディにとっては触れることが出来なかった部分である。
前回の闇の書事件のとき、クロノはまだ3歳だった。物心つく前で、記憶としてはほとんど無いかもしれない。
気がつけば、父がいつの間にかいなくなっていた。
リンディもクロノに対して事件の顛末を語ったことはない。あるいは、自分で管理局の資料を調べ、エスティア撃沈の原因を知っただろうか。
だとしても、少なくともクロノは今まで、父のことを引きずっているようなそぶりは見せていなかった。
強がっているのかもしれない、だとしても、クロノが執務官を目指し、同年代の子供たちとの付き合いも断って仕事にのみ打ち込んできたことには、何らかの感情が働いていたことは確かだ。
クロノが、自身の過去を振り切るためにも必要だ。このままでは、深層意識がねじれた、ゆがんだ大人になってしまう。
母親としてなすべきこと。そして、自分がクロノにどういう感情を抱いていたのか。
リンディは、時折、底の知れない寂しさと不安感を覚え始めていた。
クロノがいつか、遠いところへ行ってしまうかもしれない。
呼び出され、再びカリムの執務室を訪れたクロノは、奥の扉をくぐった先の応接室へ通された。
ここは一度も入ったことがない場所だ。
掛けているプレートを裏返してドアを閉め、誰も入ってこないようにする。
クロノもさすがにカリムのしぐさや表情を意識してしまい、アインスに対する後ろめたさを感じつつも、カリムの微笑みに誘われてついてきてしまた。
もっともアインスもそれはわかっていて、カリムにしばらく預けてやるといったところではある。
「会いたかったわ、クロノ君」
まるでうら若い乙女のよう。
脚を隠し、肌の露出の少ない騎士服を着ているカリムは、それが逆にクロノの興奮を誘う。
カリムはクロノをソファに座らせ、待ちきれないといった風にロングスカートを折りながらクロノの前に跪いた。
ちょうど、クロノの足の間に上半身を置き、股間の真正面に胸が迫る格好だ。
「騎士カリム」
「もう、ここではそんな敬いは要らないから……私も、ハラオウン執務官じゃなく、クロノ君に会いたいの。私は、騎士カリム、じゃなく、カリムお姉さん──でしょ?」
かすかな思い出。クライドに連れられて、一度か二度、教会に来たこともあったような気がする。
ヴェロッサと知り合ったのもその頃だった。教会に保護された孤児たちの世話をしていたカリムが、予見の騎士と称される類稀なレアスキルの持ち主であり、地位の高い人間だと知ったのはずっと後になってからだ。
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「ね、見せて。クロノ君が、どれくらい大きくなったか」
艶かしく視線を動かし、カリムは上目遣いでクロノを見上げた。
もはやクロノも、カリムが何を求めているのかはわかった。わかってしまった。このようなシチュエーションで、女が男に何を求めるのか。
何気ない言葉にさえ、互いにいやらしく相手を求める、求愛の気持ちがこもる。
言葉をつぐんで頷き、クロノはおずおずと、ズボンのボタンを外してファスナーを下ろした。
おいしいおやつを与えられた子供のように、カリムは開いたファスナーを広げ、こぼれ出るクロノのものを取り出そうとする。
細くなめらかなカリムの手指が、クロノのペニスにパンツ越しの絶妙な刺激を与え、みるみるうちに勃起させていく。
相手が聖職者であるという背徳感も相まって、半脱げのズボンから、完全に勃起したきれいなピンク色のペニスがそそり立った。
「わあ……とっても、きれいね。可愛い……むずむずしちゃうわ」
「カリム……さん」
「恥ずかしがらないで、ね?」
「あ……カリム、姉さん……」
気を紛らわそうとしたのか、アインスの顔が思い浮かんでしまった。
カリムは騎士服の胸元を開き、豊満な果実のような乳房を惜しげもなくあらわにした。アインスのものとはまた違う、はずむようなゆったりしたやわらかさ。
アインスの胸は大きさもさることながら張りが凄まじく、キログラム級の重さがありそうに見えながらも重力に逆らって乳首をぴんと立たせている。
カリムの乳房は、やわらかく垂れるが、その分、揉み心地がよさそうなきめ細かいさらさらの肌をしている。
じっと、ひくひくと震える亀頭の先端を見つめる。
やがて顔を上げ、カリムは微笑んだ。これからすることは、クロノが初めて知る性の技のひとつだ。
「それじゃあ、クロノ君……たっぷり、ご奉仕してあげるわね。私のおっぱいで、いっぱい感じてね……」
目の前の獲物にかぶりつくことを待ちわびて輝くカリムの瞳。これから、彼女の奉仕を受ける。
アインスにしてもらったことはなかった。初めてのことだ。
下を向いたカリムの唇から、透明でわずかに気泡を抱えた唾液の滴が、クロノの亀頭に落ちる。かすかな湿った触感にクロノは震える。
間髪を入れず、カリムは両手で乳房を抱え上げ、その胸の谷間にクロノのペニスを挟んだ。
きめ細かい、心地よい触り心地の肌。手で揉んだとき、とてもすべすべで気持ちよかった。
その肌が、その乳房が、今、自分の陰茎を扱いている。優しく、撫でるようにこする。やわらかで適度な摩擦を持つ肌が、しゅっ、しゅっと音を立て、クロノのペニスを扱き上げる。
やがて唾液がローションの役割を果たし、クロノ自身のカウパー液と混じって、カリムの乳房に、透明な粘液の膜が広がっていく。
ぬめるように滑り、澄んだ果実のような乳房が、淫らな肉の房へと姿を変えていく。
「ふ、ふあっ、くぅ、か、カリム姉さん……!」
「うふふっ、クロノ君ったら本当に可愛い……堪えなくたって、もっとよがっていいのよ?ほら、ほら。私のおっぱい、気持ちいいでしょう?
憧れのお姉さんに、胸でして貰って。おっぱいで、おちんちんをこすると気持ちいいのよ」
「は、はい……くっ、ああ」
ぬるり、と絞りだされるように谷間からペニスが跳ね上がり、勃起の勢いでカリムのあご下に亀頭が当たる。
顔に触れた。ペニスが、顔に触れた。くわえてくれることを期待したが、カリムはそのまま、亀頭に顔を撫で付けはじめた。
「か、カリムさんっ……そんなあ、あっ、だめですそんなこと……」
カリムの頬、唇、鼻筋。それらに、自身の先端から漏れ出る先走りが絡み付いていく。卑猥な、いやらしい男の汁が、清楚な淑女の顔を汚していく。
クロノの嘆願をよそに、カリムはまるで安寧に包まれるような表情で、クロノのペニスに頬ずりしていた。
こういうやり方もある。
ペニスを、顔に押し付ける。セックスにはいろんなやり方がある。ただ性器を交えるだけではない、互いに愛撫をするやり方はたくさんある。
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さらに乳房を寄せ上げ、立ち上がったペニスを捕まえて扱き落とす。引っ張られて尿道が開き、精巣内の高まった圧力が一気に上ってくる。
「く、あっ……」
「ふふ、出したい?私のおっぱいに扱かれて出しちゃう?カリムお姉さんにパイズリされてイッちゃう?ねえクロノ君」
「うあっ、う、ぱ、パイズリ……なんて……あっ、ねえ、さん、カリム、さん」
カリムの優しく、玉を転がすような可憐な声。まさに文字通り、乳房によって竿だけではなく玉も揉まれ、絶妙に刺激されている。
精嚢に溜め込まれた精液が、尿道を一気に駆け上がり飛び出すことを待ち望んでいる。
そしてカリムにも、早く見せてあげたい。クロノは、思いが浮かんだ。
成長した、大人の男になった自分を、子供を作れるようになった自分を、精液を出せるようになった自分を。
カリムに、見せたい。
かけたい。このまま、射精して、カリムの顔にかけたい。カリムに顔射したい。
粘る白濁が、カリムの顔を汚していく。
その光景を想像すると、もう我慢できない。
ソファに座った、不安定な体勢での射精。反射的に腰を突き出し、カリムの顔の真正面に、自身が迫っているのが見えた。
「きゃっ!」
短く、可愛らしい歓びの悲鳴を上げて、カリムはクロノの熱い精を受けた。
まず最初に飛び出した一滴が眉間から鼻筋へ伝い落ち、さらに瞼に白い塊が載る。濃い精液が涙に溶かされ、丸い頬を流れ落ち、粘る濡れ跡を引いていく。
オーガズムの中、クロノは腰を引かなかった。
自分に向かって顔を上げ、すべてを受け入れる祈りのような表情を見せたカリムに、射精し続けた。精液をかけ続けた。
自分がここまで、卑劣な行為をするとは思ってもみなかった。性欲に目覚めた男というのは、これほどまでに卑劣な行為をできるものなのか。
同時に、精液をかけられるということが、カリムにとっては快感だったんだということを理解しようとして、クロノの感情は少なからず混乱していた。
公衆で、全くの他人の女性に精液をかけるというようなことに及べば、間違いなく性犯罪である。
しかし今のカリムのように、女が恋人に求めれば、それは愛の営みの一形態だ。
幸せを押し付けてはいけない──カリムの言ったことは、こういう意味だったのだろうかとクロノは思案していた。フェイトにとって何が幸せかとは、彼女が求めたことでなければいけない。
クロノを含む周囲の他人があれこれ手をかけても、それはお節介にしかならない。
本当の幸せは彼女が自分自身で見つけなくてはならない。
そのために──、フェイトが求めるならば──応えるにしろ断るにしろ──クロノは、それを受け入れなくてはならない。
どれだけ、腰を張り続けていただろう。
もう十回以上、ペニスが引き攣った。そのたびに白濁を放ち続け、カリムの顔が、熱いスペルマに彩られていく。
うっとりと瞼を開け、潤んだ瞳でクロノを見上げる。
「はあ……すごい、まだ出てる……」
クロノの股間に向かって顔を上げ、ぴんと伸びたカリムののどの肌が、なめらかにラインを描いて、声を震わせる。
鎖骨の窪み、首筋のシルエット、胸へのなだらかな肌色のグラデーション。
それらすべてに、クロノの精液が流れ落ちていく。汚れた、男の欲情が、精となって放たれたのだ。
「はぁっ、はぁっ……、き、騎士……カリム……!」
「んっ、クロノ君、や、あんっ……んぐ、んっ、む、むううっ!んぅ!ん……!」
腰をソファに落とし、しっかりと座りなおしてから、やおらクロノはカリムの頭に両手を伸ばした。
やわらかな金髪と、髪の毛に包まれたあたたかい空気。カリムの体温であたためられ、カリムのフェロモンで匂いづけられた空気が、クロノの股間に吹き付け、そこから腹の上を伝ってクロノの鼻に届く。
教会で使う香水と、自分の精液の臭いが混じり、たまらない背徳感を醸し出す。
-
法悦からカリムが戻りきらないうちに、頭を捕まえ、そのまま自分の股間に引っ張り込む。
硬さを保ったままのペニスが、カリムの薄い桜の花びらのような唇をこじ開け、ねじ込んでいく。
完全にカリムの口を塞ぎ、頭を押さえ込んで、口腔の奥に硬く勃起した亀頭を侵入させる。
先端に当たる感触は、歯茎の裏ではなく喉の粘膜。噎せるようにカリムが頬をすぼめ、口端と鼻から息が漏れる。
海綿体へ血流を押し込み、震えるように膨張するペニスが尿道口を開き、カリムの喉をえぐる。さらに頭を後ろから押さえ込み、カリムの歯がクロノのペニスの根元に当たる。
入るところまで、無理やりペニスを押し込んでしまった。イラマチオからのディープスロートなら、主導する男の側に熟練が必要だ。
息が詰まり、呼吸困難になって涙をこぼれさせたカリムの瞼を見て、反射的にクロノが手の力を緩めたすきにカリムはクロノのペニスを吐き出し、そのまま床を這ってテーブルにつかまりながらうずくまり、激しく咳き込んだ。
咳とともに強く頭を振ったので、光沢を出して仕上げられたヒノキのデスクに、唾液と混じった精液がこぼれ、染みを作った。
しばらく咳き込みながら呼吸を整えたカリムが振り返ったとき、クロノは自分のやってしまったことに何も反応を返せず、呆然とソファにへたり込んでいた。
ハンカチで顔を拭き、クロノに向き直る。
カリムの表情には、もはや聖母のような慈愛はまったく消えうせていた。険しく眉間に皺を寄せ、クロノを睨みつける。さすがのクロノも一瞬で勃起が萎え、ズボンをなおすこともできずにだらしなくカリムに気圧される。
「ご、ごめんなさい……申し訳ありません!騎士カリム、僕は……」
我に返り、あわてて姿勢を正して頭を下げるクロノ。
聖王教会騎士という地位の高い人間に、このような不埒な行為を働いてしまった。男としてだけでなく、管理局執務官としてあるまじき行為だ。
おおやけになれば、不祥事として糾弾されることは免れない。
そんなクロノに、カリムは冷たく言葉をかける。
「面を上げて……。言ったでしょう、今の私は、騎士としてではなく、女として貴方に向かっている。貴方も、今は、私の可愛い弟……よ」
「は……」
「クロノ君。女の子に、こういうことをする……自分の、衝動、そして欲望を、素直に見つめることよ」
「申し訳ありません……」
「別に謝る必要は無いわ。ただ……」
「……っ!ば、罰なら受けます、僕は」
カリムは視線を鋭く保ったまま、唇を吊り上げて悪い笑みを浮かべた。
目をそらしてはいけない。カリムに、クロノは射抜かれた。
クロノの、涙で曇った深蒼の瞳に、右手を振り上げるカリムの姿が映った。
「……!」
乾いた音が響き、クロノは頭に衝撃を感じた。
続いて、頬にひりひりとする感触。カリムに、平手打ちを受けた。カリムに、頬をひっぱたかれた。
テレビドラマでも映画でも、女を怒らせてビンタを食らう男というのはすぐにイメージがわきやすい。自分がその当事者になってしまったという実感が、クロノに新たな嗜好を芽生えさせた。
-
どうにか顔を戻し、カリムを見つめる。
哀れんだ表情を見せたところで、それは謝る気持ちではない。ただ、被虐心が芽生えた。
「クロノ君」
再び、勢いをつけてカリムがクロノの頬を張る。
さらに左手でクロノの肩をつかみ、3発目が叩かれる。さすがにこれ以上は危ないとカリムも判断し止めたが、頬を赤く腫らしたクロノは、普段の理知的な顔が見る影もなく、だらしなく惚けてしまっていた。
「クロノ君のバカ……。私だって、本当に貴方のことが好きなのよ、貴方を傷つけるのは私だって辛いのよ」
「ごめんなさい……カリム姉さん……僕は、どうしようもない男だ……」
「自虐しないで。私は、クロノ君のことが好きなのよ。好きな相手だからこそよ」
抱きすくめられ、カリムの胸に収まり、クロノはすすり泣いた。
そのまま、しばらく、抱き合った。
ハンカチで拭き取ったが、それでも拭いきれない精液の臭いがカリムの唇に残っていた。
彼女を汚してしまったんだという思いが、クロノの胸を締め付ける。
フェラチオ、もしアインスにそれを誘われたら?アインスの胸で、ペニスを扱いてもらう想像、アインスの唇に咥えられる想像、アインスの顔に、精子をかける想像。
考えられない。考えたくない。
彼女にそんなことは……できない。
「ねえクロノ君……もう泣かないで、私は怒ってないから」
「はい……カリム姉さん……」
そのまま、項垂れるクロノをカリムはソファに押し倒した。胸元を開いた騎士服が、ふわりと広がってスカートの裾でクロノを覆う。
服を着たままのセックス。
カリムに導かれ、クロノは再び、彼女のなすがままに、男を差し出した。
清楚なロングスカートに隠された中で、ガーターベルトで吊られた下着の紐を解き、カリムはクロノのペニスを咥える。
ぬるりと、滑らかでスムーズな陰唇の動き。やわらかいままの自身がカリムの手指に揉まれ飲み込まれていく感触で、クロノは理解した。
優しかったカリムお姉さん。子供の頃、ヴェロッサや、他の孤児たちをかいがいしく世話してくれていた。
その影で、シスターたちや司教たちが噂していた。
あの騎士は、自分の権力を盾に、子供たちを食っている。子供たちを、慰み者にしている。
そんなことない、と思っていた。彼女は皆に分け隔てなく愛情を注いでくれたと思っていた。
確かに愛情だった。でも、それはあくまでも自分と相手との二人だけのもので、他人には理解されないものだった。
「カリム姉さん……、僕は、まだまだ……未熟だ、でも、いつか立派な男になりたい。いや、なる。ならなきゃいけないんだ」
「自分を追い込まないでね。辛いことがあっても、私がいつでも待っているって、忘れないで。心を預けられる人がいるというのはとても大切なことなのよ」
ソファに寝そべり、騎乗位の体位をとるカリムを見上げる。
結合部は騎士服のスカートで隠され、カリムの身体の動きにつれて、胸元からこぼれる乳房が弾むように揺れる。
「クロノ君、クロノ君は私のこと……好き?」
エイミィの顔が思い浮かぶ。アインスの顔、ヴェロッサの顔、教会に住み込んでいるシスターたち、教会に保護されている子供たち。
自分はいったい、何なのだろうか?
カリムもまた、恋人を求めている?アインスも、恋人を求めている?それとも、カリムは既に誰かと交際している?あるいは、教会内部の人間では交際をおおやけに出来ず、セックスフレンドどまり?
自分はもう、大人の男なんだ。その想いが、再び股間を立ち上げてくる。むくむくと膨張していくペニスが、カリムの膣を押し広げ、肉襞の感触をつかまえる。
「騎士カリム……ううんっ、カリム姉さん、ねえさん……!僕は、僕は姉さんのこと好き……」
-
腕を伸ばしてカリムを抱き寄せる。
上体をクロノに伏せ、開いた足をクロノの両側に置き、股を開いてクロノに覆いかぶさった姿勢になる。
後ろに向けて突き出された尻は、太ももの間の肉の襞をいっぱいに広げてクロノのペニスを膣口にくわえこみ、女としてシスターとして、信じられないほど淫らな体位だ。
股を広げてうつぶせに寝そべり、クロノを胸と腰の下に抱え込んでカリムはクロノの唇を奪う。
唾液にまだわずかに混じった塩辛い味は、おそらく自分の精液。
「カリム姉さん、あぁっ、ねえさん、すご……い……」
「ハーヴェイさんとはどれくらいシたの?もっと激しいこともしたんじゃないのかしら?」
ハーヴェイさん、という呼び方に一瞬戸惑うがすぐにアインスのことだとわかる。
クロノは言葉を詰まらせ、恥ずかしそうに顔を背けた。
「……僕は、まだ……わからないから、教えてほしいです。いっぱい……いじめてほしいです」
変なことに目覚めさせちゃったかしら、と内心舌を出しつつ、カリムはクロノの胸の上で身体を起こし、クロノの目の前に乳房を見せた。
腰と下腹を密着させた状態で、クロノの顔を手で押さえ、さらに頬を叩く。
クロノは全身を震えさせてソファの上で跳ね、カリムはクロノの鼻をつまんでこね回してから、喉元、肩、二の腕などに、平手を浴びせていった。
叩かれるたびに、クロノは涙交じりの嬌声を上げてよがる。
みるみるうちに、くわえ込んだ肉棒が腰の奥でとろけていくような感触をカリムは味わっていた。カウパー液の分泌量がこれまでになく多く、膣の中からあふれ出してしまうほどだ。
可愛いあの子は実はマゾヒストだったのか、と思いながら、カリムは上半身を起こし、クロノを責め続ける。バシッと大きな音がするようにクロノの胸を叩き、間髪いれずに乳首をつねる。クロノはついに声を吐いて悲鳴を上げた。
「ひぃあっ、ねっ、い、痛いっねえさんっ」
「うふふ、だらしないわねこれくらいで、ほんっとに可愛い。もっといじめたくなっちゃう」
乳首だけでなく、わきの下やのど元の肌も順番につねっていき、クロノの肌に、赤い痕が次々と刻まれていく。
「クロノ君、いけない子にはお仕置きよ。私にこんなにずっぷり入れちゃって、お姉さんの中で出したいんでしょ?こうやって私に甚振られると、気持ちいいんでしょう?
女の子に虐められて気持ちいいんでしょう?私だけじゃなく、エイミィさんや、ハーヴェイさん、それに、リーゼさんたちにも調教されたのよね!?」
「っ!く、くぅぁっ……ち、違います、ロッテは……」
「あら、なあに?名前で呼び合うほどの仲だったのかしら、ロッテさんとは。グレアム提督に報告しなくちゃいけないわね」
わざとらしく驚いてみせ、カリムは手をスカートの中に突っ込み、クロノの玉袋をひねり上げた。
ついにクロノは激しく腰を跳ねさせ、突き上げられたペニスがカリムの子宮に食い込む。
じわりと広がる愛液の快感をかみしめながら、カリムは満面の笑みを湛えて、もみじ色に紅潮したクロノの顔を、耳元から思い切りひっぱたいた。
小気味いい声でクロノが鳴き、同時にカリムの奥で熱がはじける。
クロノの射精。カリムの膣内での射精。とろけるような、互いの肉体がどこまでなのかの境目がわからなくなるようなほどに熱く、みずみずしい絶頂。
「あっ、あ、あぁっ……クロノ君の、熱い、たくさんでてるわ……ふあっ、く、いっ……いっ、くぅ……。はぁ……。あぁ……っ。
はぁ、ふぅ……──クロノ君、貴方、出したのよ、シスターの中に出しちゃったのよ。本当にいけない子だわ……お姉さんに、甘えて、甘やかされてるのをいいことに、こんなはれんちなことをして」
「ごっ、うぅぅ、うぁぅごめんなさぁい……カリムおねえさん、ごめんなさい……あぁぁ」
涙を流し、クロノは泣きながら射精し続けていた。
ひりひりする頬の感覚が、自分の自虐感情を慰めてくれる。カリムに折檻されることで、心が慰められる。
どうしようもない変態だ。こんな自分が、どうしてプレシアに説教できたのか。
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泣きはらすクロノをひとしきり見下ろし、カリムはゆっくりと腰を持ち上げ、膣からペニスを抜いた。
勃起が収まったクロノのペニスはだらりと股の間に垂れ下がり、粘液は乾きはじめている。
股間を拭き、ソファの上で両手両脚をだらしなく広げて仰向けになっているクロノをしばらく眺めてから、カリムはクロノの横に跪き、耳元にささやいた。
「今夜は、ロッサも呼ぶから。フェイトさんとアルフさんも、遊びたがっているでしょう。貴方は上手だから、きっとフェイトさんを喜ばせてあげられるわ。
クロノ君……私も久しぶりに、本気で気持ちよかったわよ?ロッサよりもずっと上手ね。さぞかし、ハーヴェイさんに鍛えられたんでしょう?」
フェイトと遊ぶ?遊ぶとは、夜遊びか。年端もいかない彼女に性の遊びを教えるのか。
ヴェロッサより上手とは、カリムはヴェロッサとセックスしたことがあるのか。自分は、彼女の何人目の相手なのだろう。
嫉妬?カリムは、少なくともずっと年上で交際経験も豊富で、それこそ数え切れない男と寝たことがあるだろう。そこへきて何を今さら、なのかもしれない。
それにそれをいうならアインスはどうだ。まさか、クライドの死後、ずっと彼氏を作らずにいたのか。
もしかしたら、リンディと結婚する前、クライドに告白したことがあったりしたら……。自分が挿入した膣に、今は亡き父も、自らの逸物を挿入し、射精したことがあるのかもしれない。
父の射精を受けた膣に、自分も挿入し、何度もピストンをした?
友人の射精を受けた膣に、自分も挿入し、射精した?
アインス、カリム。彼女たちにとって、自分、クロノ・ハラオウンという男はどれほどの意味と重みを持つのか?
とめどない思考の渦に巻かれながら、クロノの意識はゆっくりと沈んでいった。
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投下終了です
クロノくんMに目覚める!
そして性王教会の爛れた夜の予感
カリムさんとアインスさんがいったい何歳なのか気になるところではありますが
リンディさんもそろそろ動き始めるか!
ではー
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>>17
乙です
アインスさんとカリムさんにとことんまで性感帯開発されたり調教されそうですね、このクロノ
唾付けておかなかったリーゼ姉妹が歯軋りしてそうです
役割的に、Mになる:アインスさん&カリムさん、Sになる:フェイト、その中間:エイミィって感じになりそうですね
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GJ!
クロノ爆発しろwww
カリムさんが人外ってのは異種姦チックで気になるけどナw
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新スレ早々、GJです
何か最近のカリムさん、どの作品でもマジでエロいんですけどwwwwww
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>>1乙
そして>>17もGJ
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カリムさんは美貌と地位と立場を兼ね備えて最強に見える
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そして年齢不詳な点もミステリアスで良いよね
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新スレ早々GJです。
自分も、早速拙作を投稿させていただきます。
※注意
オリキャラ中心になります。
わずかに欝っぽい感じです。
それでも良い方は、是非ご覧になっていってください。
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「〜♪〜〜♪」
仄暗い部屋の中で、一人の女が鼻歌を歌っている。
もし街に足を踏み出せば、10人中10人が振り向くであろうその美貌は、光が少ない部屋の中でも陰ることはない。
頭を被っているブロンドはそれ自体が光を放っているように錯覚する。
着ているものは野暮ったい白衣であるが、それが魅力を損なうことはない。むしろ、わずかに着崩されている白衣は、背徳感を感じさせる小道具となっていた。
あらゆる「美」の要素をかき集めれば、この女が誕生するのだろう。この女に微笑みかけてもらうためならば殺人すらためらわないという者は、決して男だけにとどまらないに違いない。
もっとも、この笑顔が―――
自分の母親を解剖している時のものだと知らなければ、の話だろうが。
「あら、もういらしていたのですか?」
自分が来たことに気がついたのか、その女が振り向く。
笑顔はそのままに、わずかに上げられた眉が、驚きの感情を表していた。
「要件だけ伝えてくれ。それ以上は必要ない」
ぶっきらぼうにそれだけ言い放つと、目の前の女は残念そうな顔になる。
「残念です。せっかくお話をしようと思ったのですが」
その悲しそうに目を伏せる顔を見れば、9割の人間は、罪悪感を感じるだろう。
しかし、この女のことをよく知っている者からすれば、会話をするということは、同じ時間だけ拷問を受けていることと同義である。
返答はせず、ただ先を促す。女はもう一度悲しそうに眉をひそめた後、すぐ近くに置いてあった本を手にとった。
一目見て魔道書と分かる体裁である。
「実は、この本のことなのです」
研究者の部屋に魔道書が置いてあることはおかしなことではない。しかし、その魔道書は、それ自体が驚愕すべきものだった。
「……まさか、夜天の書か」
他の魔術師の技術を収集し、さらに研究をすすめることができるという、研究者としては実に理想的な魔道書である。自分も、どれほどこの本を欲したのかは知れない。
それほどの物を無造作に取り上げる様は、羨望を通り越し、嫉妬の念を起こすほどであった。
「まさかとは思うが…自慢するために呼んだのか」
この女の性格から言って、それだけはないだろうが、苛立ちがついこのような言葉を吐かせた。
そう、そのようなことは絶対にありえない。なぜならば、この女が悪意を持って行動することなどありえないのだから。
「まさかぁ〜、そんなわけないじゃないですか」
当然の返答であったが、それならばなぜ自分が招かれたのかが分からない。
たった一つ心当たりがあるとすれば、自分の技術の収集になるかもしれないが、それもまず無いだろう。
自分がこの女よりも進んでいることなど何一つない。
100年どころか、以後、この女以上の天才は現れないとすら言われるほどの才覚である。自分が比較できるようなレベルではない。
「ならば、一体何のために呼んだのだ」
こちらとて、決して暇な訳ではない。はぐらかされて時間を無駄に費やされるというのは、かなりストレスが溜まることだ。
しかし、次に口から出てきた言葉に、自分の苛立ちは全て消し飛んでしまった。
「この魔道書をですね〜、あなたに譲ろうかと思っているんですよ」
-
一瞬何を言われたのか理解ができなかった。
もし、自分がこの魔道書を手に入れたのなら、他人に見せびらかすことはあっても、譲るなどということは思い浮かびもしなかっただろう。
それほどの物なのだ。それにも関わらず、この女はなんの惜しげもなく手放すと言っている。
(正直なところ、正気を疑う……いや、今更だったか)
落ち着いて考えてみれば、この女の発言で驚くことなどない。なにせ何を言ってもおかしくないのだ。
それに、似たようなものを組み上げてしまったのかもしれない。女の才覚を考えれば、ありえる話である。
わざわざ自分である必要はないだろうが、恐らく、たまたま思いついたのだろう。
それならば、断る理由もない。むしろ願ってもないことである。
しかし、なぜか、差し出されたその魔道書を手に取ることは出来なかった。
理由は無い。強いて言うならば、差し出しているのが、目の前にいる女であるということだ。
この女は、悪意を持って行動することはない。だから、わざわざ被検体を虐待することもなければ、必要以上に苦しめることもない。
「研究したい」という明確な欲望も持っていない。だから、自分のように、強い熱意で研究に向かっていない。
しかし、この女は善意も持ち合わせていない。それどころか使命感も、責任感も存在しない。
要するに、研究する理由や意味が存在しない。そして、それらを必要ともしていない。
自分たちが、呼吸することの理由や意味について考えないように、この女も研究することに何の疑問も感じることはない。
この異常者の中では、「なぜ研究するのか」ではなく「なぜ研究しないのか」なのだ。
以前、この女が自分の父親を使ってキメラの研究をしている時、「お前にとっては、人間はモルモットなのだろうな」と皮肉ったことがある。
よく覚えている。
そう、実によく覚えている。その時の光景も、その時に聞いた言葉も。
(そんな訳ないじゃないですか。だって――
――人間はサル目で、モルモットはネズミ目ですよ)
その時まで、自分はこの女を狂人であると考えていたが、この瞬間、認識を改めることとなった。
この女は狂人ではない。
そもそも
人間として数えてはならない。
この女の中では、人も、モルモットも、ただ体の構造が異なるという、ただそれだけのことでしかないのだ。
感情を持ち合わせていないわけではない。
喜びもすれば、悲しみもする。人を好きになるということもあるだろう。
しかし、この女にとっては、人を好きになるということと、だからその人物で研究をしてはならないということが結びつかない。
感情と行動が、別次元で処理されてしまっているのだ。
だから、狂っているのではない。ずれていると言うべきだろう。
頭がおかしくなったのではなく、初めから別の世界の生物なのだ。
だからこそ、自分はこの女が恐ろしい
-
今回、差し出された魔術書にも、何が仕掛けられているのかは、想像がつかない。
ただ、そうしようと思いついただけで、致死性のウイルスを組み込むことだってありえるのだ。
「…何か仕掛けたのか?」
この女は決して隠すようなことはしない。そんなことをする理由がない。
案の定すぐに答えが返ってきた。なんの悪意もない笑顔のままで――
「ええ、認証プログラムの一部を壊して、必ず暴走するように改造したんです」
当然のように恐ろしいことを口走る。
事実、この女にしてみれば当然のことなのだろう。
ただ、思いついたことを実行しただけだ。そこには、何一つ悪意は込められていない。研究の過程で、実際にどのように起動するのかを確かめているだけ。
自分自身で行わないのは、すでに認証そのものが終わっているから、ただそれだけの理由に違いない。
「他にも、とりあえずいくつか弄ってみました。例えば防衛プログラムなんですけど―」
「すまない、自分では協力できないな。ほかの人物に頼んでくれ」
ようやく、それだけ言うことができた。女は、残念そうな顔をしながらも強制することは無かった。
単に、ほかの人間にしてもらえば良いというだけなのだろう。
男は、そのまま振り向きもせず部屋を出ていった。
廊下を歩きながら腕時計を見てみると、時間はわずかに5分しか経っていなかった。もっとも、個人的にはその10倍は時間が経っていたように感じていた。
恐らく…と廊下を歩きながら考える。
女は次の人物に、あの呪われた魔道書を渡すだろう。
実際のところ、あの女の本性に気がついている人間はあまり多くない。ゆえに、次に選ばれた者はうかうかと承諾してしまうに違いない。
被害がどれほどのものになるのか見当もつかない。
下手をすれば、今代に限らず後世までもその爪痕が残されるかもしれない。
この一帯が消滅してしまうことぐらいは覚悟しておいたほうが良いだろう。
そこまで考えると、自然とため息が出てきてしまった。
ただし、それはこれから生まれるであろう被害を悲しんでのものではなく――
(やれやれ、せっかくあそこまで仕上げた「発明品」を捨てていかなければならんとはな)
あくまで普通の人でなしとしてのため息であったが。
誰もいなくなった廊下は、ひたすら薄暗く、後に件の魔道書が「闇の書」と呼ばれることを暗示しているかのようであった。
-
以上です。
個人的に、このようなマッドサイエンティスト大好きです。
某ゲボックとか、某ルネ先生とか…。
Stsのドクターはちょっとマッドさが足りなかったよね、って友人に言ったらドン引きされました。
色々と駄目なのかもしれません。
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STSのドクターは全然マッドじゃないと思うよ。他人の作った玩具で遊んでるだけだし。
真にマッドを称するならこれくらいすべき、という意味ではいいマッド。
まあ、現実世界のマッドだってすごいのいっぱいいますよね……好奇心のためだけに当時の道徳も常識もかなぐり捨ててるダ・ビンチとか、月ロケットに人生すべて(と周辺の色んなもの)を捧げちゃったフォン・ブラウンとか。
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>>17
エロイエロイエローイ! ったく、なんつうエロさだ、パイズリ最高!!
あとカリムさんが不老疑惑でミステリアス爆発ですね、っつうか闇の書について知ってるとかなにこの黒幕臭。
エロさもいいけど話の展開も飽きさせない。
素晴らしい……
>>28
闇の書の呪いの発端か。
ちと苦言染みたものになりますが、個人的にはもうちょい古代っぽさとか欲しかった。
オリキャラの個性とかもただ狂っているのでなく、その狂気の発端がどこから来ているのか、もう少し匂わせるなり説明して欲しいです。
さて、と言いたい事を言ったところで自分も投下します。
なんか電波きたのでぶりぶり書いてみた。
プレシアさんメイン、オリキャラ登場、前後編、おまけ程度のエロ要素、タイトル『ある幸福の解答』
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ある幸福の解答 前編
「ただいまー」
ドアを開けて、帰宅を告げる一声を発する。
だが、返ってくる筈の声は来なかった。
訝るように、男は首をかしげた。
この時間ならば、お帰りなさい、の言葉と共にキスが迎えてくれる筈なのだが。
玄関で靴を脱いで家に上がり、居間に向かうと、謎が解けた。
「あ、ごめんなさいあなた、この子にお乳上げてたから」
と、ウェーブを描く黒髪を揺らし、妻が言う。
セーターを胸元までめくり上げ、ブラを外し、幼い赤子に母乳を与えている。
くしゃくしゃと乱れた金髪の産毛の、小さな小さな、可愛い天使。
二人の愛の結晶はようやく満腹になったのか、乳房から口を離した。
それを悟った妻は、背中を軽く叩いてげっぷをさせてやる。
その直後、既に赤子の意識は夢の中にあった。
食べて、寝て、すくすくと成長する我が子。
男の顔に思わず笑みが零れる。
「かわいいな」
「ええ、そうね」
続くように、妻もそう言って笑った。
怜悧な風情のある美貌をした彼女だが、柔らかく微笑んだ時の表情には、それとは違った美しさがあった。
こんな彼女の側面を、知る人間はそう多くあるまい。
そして、自分はそんな彼女の顔を、最も多く知る者だ。
二人が交際を始めたのは学生時代からだったが、麗しい美貌は微塵も衰える事がない、いや、それどころか若いときにも増して美しくなっている気がする。
当時、才色兼備で天才的な頭脳と類稀なる美しさを持っていた彼女は、学園のマドンナだった。
男のみならず、同性さえも羨望の眼差しで彼女を見ていた。
交際を申し込む際、まさかそれが受け入れられるなんて想像もつかなかった。
まさかそんな女性と結婚し、こうやって家庭を持つようになる事などもってのほかだ。
そんな事を想い、男は自分が満たされ、幸福である事を噛み締める。
「あなた、どうかしたの?」
「ん? いや、別に」
追憶に耽る数秒、意識が過去へ飛んでいた。
指摘されて、彼は視線を妻に向けて……気付いた。
眠りに落ちた我が子を抱えたまま、彼女は胸を晒したままだった。
大きい。
改めて見て、そう思う。
途轍もなく大きな二つの果実、しかも母乳を出すようになってから以前に増して巨大になった気がする。
むらむらと湧き上がる劣情に、抗う力も、その必要もなかった。
彼は背後に回るや、その柔らかく巨大な胸に手を回した。
「ひゃぁ!」
愛らしい声が悲鳴を奏でる。
だがそんな事はお構いなしに、彼は心地良い手中の塊を揉みしだき、うなじに軽く口付けを始めた。
長い黒髪から香る甘い芳香が堪らなかった。
胸を愛撫される快感と羞恥心に頬を赤くし、妻は困ったような苦笑を浮かべた。
「もう、いきなりなんだから……」
「良いだろ? この子も寝たし、それに、最近あまりしてない」
「……」
彼女の迷いは、ほんの数秒だった。
普段は思考を占める知性と理性も、愛する男と一緒にいる時は脆く儚い。
「待ってて、この子をベッドに寝かせるから」
「ああ」
そう言って離れる。
僅かな間とはいえ、その時間さえ惜しい。
共に寝室へ向かう。
ベッドへ腰掛けて待つ間、彼女は傍にしつらえたベビーベッドに子供を寝かせる。
振り返ってこちらを見た時、その目は既に母から女のものへ変わっていた。
「お待たせ」
ただ一言告げるだけの言葉だったが、熱を帯びて劣情の火に焼かれているとわかる声音だった。
付き合い始めた頃、彼女はまだ処女だった。
乙女の純潔を奪い、そして女としての媚態を仕込んだのは、この自分。
それを思うとぞくぞくする。
潤んだ眼差し、期待に満ちた甘い声、その全てが自分が与え、与えられるものだとは。
シャツのボタンを外しながら、手招きする。
「おいで」
いざないに、美しい妻はしなを作って歩み寄り、ベッドに膝をつく。
そしてすぐさま抱きついてきた。
「んぅッ」
重なる唇、乳房が押し付けられる柔らかい感触。
貪るように舌を絡め合い、互いの手が互いの服を剥ぎ取りにかかる。
-
露になっていく白い肌と、唇の合間から零れる悩ましい吐息。
体が熱い、息が熱い。
二人の体は情欲の炎に飲まれて燃え上がっていた。
セーターをめくり上げると、ブラに包まれた乳房が、ブルン、と揺れる。
すかさず邪魔な下着も脱がす。
薄明かりの部屋でも判る白磁の肌、ミルクの匂いが仄かに香った。
男に負けじと彼女の指先も彼の服を脱がした。
シャツを丁寧に、だが素早くボタンを外して、ベルトのバックルも、ファスナーも外していく。
下着に手を掛けると、屹立した熱い剛直が飛び出した。
既にそこは期待に満ち溢れ、血を集中させている。
美しい妻の顔に、恍惚としたものが宿った。
「そういえば……久しぶりだものね」
夫婦共働きの家庭だ。
お互いに仕事があり、同じ時間を過ごせない事も少なくない……いや、多々あると言うべきか。
子供が産まれてそれはなおの事増えた。
こうして肌を重ねるのも、いったいいつ以来だろうか。
久しく味わっていなかった夫の男を前に、彼女の中の淫らな欲望が煮え滾る。
そう実感するが早いか、そのままベッドに背を沈めて、仰向けに転がった。
長く、むっちりと肉付いて色気に満ちた脚を左右に開き、スカートをついと持ち上げた。
既にショーツを脱ぎ捨てていたそこには、湯気が立つのではないかと思うほど熱を帯びた秘所が、とろとろと蜜を流して彼を待っていた。
「ねえ、もう準備はいいから……」
切ない吐息を零しながら、妻が甘い声で誘う。
久しぶりの情交、これ以上我慢するのは限界らしい。
それは彼も同じだ。
言葉を返すのはおろか、頷く事もなく、ただお互いに求めるものを実行する。
艶かしい脚の間に体を滑り込ませると、自分自身を彼女の入り口に向けた。
触れる。
ぐちゅり、と湿った音がして、お互いの熱で体が震える。
だが止まりはしない。
そのまま一気に……腰を沈めた。
「ふぁあああああ!!!!」
彼女は背を仰け反らせ、汗に濡れた乳房を大きく揺すり、甲高い声を迸らせる。
一息で最奥まで突き入れられた肉竿との結合に、頭が真っ白になった。
ただの一撃で迎えた絶頂は、睦み合いの最初にもたらされるには、あまりにも深く、甘い。
そして、快楽の極みに達したのは彼も同じだった。
「ぐぅ、く……ぅああ」
法悦の吐息を我慢しきれず零しながら、ぶるぶると体を震わせて、愛する女の中へと注ぎ込む。
蜜に濡れた媚肉の締め付けを前に、彼は挿入しただけで絶頂を迎えた。
脈動する竿が、痙攣の度に何度も精液を吐き出し、その快感の残滓だけで頭が痺れるようだった。
「あ、なた……すごい、あついわ……すごい……ぁぁ」
ぎゅっ、と、首に腕を絡めて抱きつき、彼女は涙で潤んだ瞳で見上げる。
快楽に蕩けきった顔に浮かぶ、淫蕩さと、何より深く濃い愛おしさ。
彼もまた、優しい微笑を浮かべて妻を見下ろした。
「ああ、気持ち良いな……」
髪を撫でる。
ふわりとウェーブを描いた黒髪は、少し梳いただけでフェロモンのように、甘くかぐわしい、堪らない香りを広げる。
-
大きく柔らかい胸を触りながら、胸元からうなじまでキスをして、耳元に囁いた。
「可愛いよ、大好きだよ……俺の――」
彼女の名を、妻の名を。
「俺の、プレシア」
□
そこで、男は覚醒した。
目を開く、天井を見る。
煤けた、薄汚く汚れた灰色だった。
体を起こす。
五十過ぎの体が、軋むような鈍痛を関節のあちこちから発した。
顔に触れれば、渇いた肌に刻まれたしわが、一層増えたように感じる。
そして、自分の隣には誰もいない。
孤独だった。
あの全てが幸福に満たされた時から、長く残酷な歳月を経た現在とのギャップ。
夢に見た過去が幸せであればあるほど、それは極めつけの悪夢と言えた。
ふと、視線を枕元のスタンドへ移す。
できれば見たくはない、だが、見ずにはおけぬ。
スタンドの元にあるのは、写真立てだった。
そこに映された過去の光景。
黒髪の美女、プレシア・テスタロッサ。
そのプレシアに抱かれた金髪の赤子、アリシア。
そして彼女らの隣に立つ男――自分。
幸福そうに笑顔を浮かべる自分たち伴侶の姿から、この数年後、離婚に至るなどと誰が想像できようか。
きっかけがなんだったのか、それさえ忘却の彼方にある。
それほど、些細な事が発端だった。
共働きだったのも拍車を掛けたのだろう。
プレシアは研究者としても、魔導師としても超が付くほどの才媛だった、そんな彼女に対して自分が少なからぬコンプレックスを抱いていたのは事実である。
子育てと仕事の両立に励み、疲労するプレシアを、もう少し労わる度量があったのなら。
こんな未来は、現在はありえなかったのだろうか。
プレシアの研究が起こした事故でアリシアは死なず、妻も娘も、自分の傍に居てくれたのだろうか、笑ってくれていたのだろうか。
詮無い想像に駆られながら、男は壁掛けのカレンダーを見た。
七月五日。
またこの日が訪れた。
何度訪れたか判らない、一年で最悪の日。
だからあんな夢を見たのだろうか。
憂鬱な気分に満ちながら、男は立ち上がって支度を始めた。
窓の外を見る。
まるで今の心情を現すかのような、土砂降りの雨だった。
□
傘を差して出かけても、横殴りの風が叩きつける雨粒で足先や体の末端が濡れてしまう。
本来なら不快なところだが、特に気にもならなかった。
これから行く場所の憂鬱に比べれば、実に瑣末事だ。
-
駐車場から歩くこと数分、良く手入れされた芝の上に並ぶ長方形の石塊の間を行けば、目的のそれはあった。
墓標である。
プレシアとアリシア、妻子の名を刻んだ墓石が二つ。
ここは、母子二人が眠る場所。
だが、土中の棺の中身は空だ。
彼女らの亡骸は遥か虚数空間の闇に消え、永久に見つかる事はない。
空っぽの棺おけと、その上に置かれた墓石のみを見舞う墓参り。
二人の命日にそれぞれ行う、虚しい行いだった。
肉体はなくとも魂はここに眠ると、そう言い切れれば楽だったろう。
それは気休めに過ぎなかった。
彼には、とてもそうは思えない。
今でも妻の魂は、何処とも知れぬ冥府に落ちた娘を探し、どこかを彷徨っているのではないか。
そっと墓前に花を置き、詮無き思慮に耽る。
そんな男の心を現世に呼び戻したのは、視界の隅に映った金髪の女性の姿だった。
「あ……」
紅い瞳に動揺を見せて、女性が吐息を零す。
黒い執務官の制服に、肉感的な肢体を包んだ美女だった。
亡くした娘と瓜二つの、しかし決定的に違う別人。
彼女の事は知っていた。
プレシアの最期を管理局員に伝えられた時、事件の顛末と共に、アリシアを模して生み出された人造人間についても教えられた。
初めてその事を聞いたとき、彼は目の前が眩むのではないかと思える程の不快感を得た。
なんとおぞましい事なのだろうか。
亡くなった娘と瓜二つのクローンが、この世にあるなどと。
狂したプレシアならまだしも、彼は娘の代わりに複製人間を作ろうなどという発想を理解できなかった。
無論、その複製への愛情など。
ハラオウンと名乗る管理局員に、保護者にならないか、と促された時、彼は珍しく激昂してこれを断った。
哀れには思う、だがどうしても無理だ、失った者とそっくりの別人を愛せるほど、彼は聖人君子ではなかった。
できる事なら、永遠に会いたくないとさえ思う。
だが、顔を会わせるのは初めてではなかった。
命日に墓参りを欠かさない二人が出会う確率は、決して低くない。
「あ、あの……」
縋るような眼差しと声で、金髪の美女――アリシアの似姿が言葉に迷う。
彼女が何を求め欲しているか、判らないほど彼も愚鈍ではない。
まるで飼い主に捨てられた子猫のような眼差し。
血の繋がった肉親から蔑ろにされ続けた過去を持つ彼女は、失った温もりを求めていた。
悲しい、そして憐れに思う。
生み出したのも厭ったのも虐げたのも、全てはプレシアの妄執だ。
彼女には何一つとして、罪などないのに。
もしこれが自分の娘にさえ似ていなければ、抱き締めて優しい言葉の慰めを掛けてやりたい。
……だが、無理だ。
男はつい、と視線を彼女から外し、歩き出す。
何か声を掛けようと手を伸ばすのを知りながら、それを無視して去っていく。
「すまない」
雨音に混じり、聞こえるか聞こえないか、そんな声音で別れを残し。
一瞥もくれずに袖にした。
アリシアに似せて作られた少女を、アリシアの代わりに愛する、それはあまりに罪深かった。
もし彼女に優しくしてしまったら、自分は絶対に穢せない大切な何かを裏切る事になる、そう思えた。
背後から、押し殺したような嗚咽が聞こえる。
心に冷たい氷の刃が突き刺さるような痛みが、じわじわと染み渡っていく。
傷つけたくなどなかった、だが傷つけねばならなかった。
何故、こんなにも世界は不条理に満ちているのだろうか。
-
行き場のない嘆きと憤りを噛み締めながら、遠ざかる泣き声を聞きながら、男は去った。
その様を、居並ぶ墓碑の群だけが見ていた。
□
墓から仕事へ直接向かい、職場で彼は死にたい気分になった。
馴染み深い同僚の多くは、彼がどこへ何の為に行っていたか知っている。
向けられる眼差しに内包される憐憫の情の、なんとも居心地の悪い。
プレシアの元夫であるという事から来る好奇心が混じっていると解ればなおの事だ。
せめて周囲に当り散らすだけの狭量さがあれば、少しでも気は紛れたのだろうが。
彼はそんな事が出来るほど若くも元気でもなかった。
出切るのは、せめて波風を立てぬよう平素の振る舞いをするくらいの事だ。
だがデスクに腰掛けた時、男の元へ一人の女性職員が訪れる。
「あの、所長」
視線を向けると、若い女性職員が手に持った受話器を差し出した。
「お電話です、所長宛に」
「相手は?」
「それが……話せばわかる、とだけ」
「……解った、とりあえず代わろう」
訝りながらも、彼は受話器を受け取った。
まさかこの自分に悪戯電話などする、酔狂な人間がいるわけがない。
かといって名乗りもせず連絡をよこす者にも心当たりがなかった。
「はい、代わりましたが」
疑問を脳裏に残したまま、そう告げる。
謎は相手の一世でたちどころに氷解した。
『ご無沙汰しております、テスタロッサ氏。お元気ですか?』
一度聞けば忘れる事なかろう、男の声だった。
話していて気持ちの良い相手ではない、が、待ちわびた相手ではあった。
近くに人がいない事を確かめて、小声で応じる。
「こんなところに掛けて大丈夫なのか? あんた指名手配犯だろう、いちおう」
『ああ、その辺は手配済みさ。この番号も私の居所も、追跡できないよう措置はしてある、心配しないで結構だよ』
「そうか、なら良い。で? まさかただの茶飲み話というわけじゃないんだろう?」
『私は別にそれでも構わないんだがね』
「ふざけるな」
『ああ、そんな怒らないでくれたまえ。せっかちはいかんよ』
「あんたと下らないおしゃべりをする気はない」
『やれやれ、判ったよ。では用件だけ伝えよう』
「そうしてくれ」
『君のご所望の品の在り処が分った。私の娘の一人が探し当ててくれたよ、本局の情報から引き出してね』
「どこだ?」
『時空管理局本局、無限書庫の司書長が有しているらしい。彼の個人的な研究対象といて保管されているそうだ。もし何なら、確保のほうも私に頼むかね? うちの娘にそういうの得意な子がいる』
「……いや、いらん世話だ。後はなんとか自分の手でやってみる」
『そうかい、それは残念だ』
「とりあえず礼は言っておこう。感謝する」
『いやいや何、気にしないでくれたまえ。君の亡くなった奥方とは私も知らない仲じゃなかった。ああ、そういえば今日は彼女の命日だったかい? お悔やみを述べるべきだったかな』
「いらん。じゃあなスカリエッティ」
言うが早いか、彼は通話をオフにする。
強くボタンを押しすぎて、受話器が軋んでいた。
あまりに不躾な言い様を前に、怒りが沸点を通り越して冷気を帯びていた。
頭の芯に残る、冷たい怒りの波。
だが、同時に感じていたのは希望だった。
今まで探し続けていた、アレ、の在り処がようやく分ったのだから。
あの犯罪者は正直好きになれないが、有能さにかけては折り紙つきだ。
所在に偽りはなかろう。
問題は、それをどうやって得るかだ。
「無限書庫、か……」
深くデスクチェアに腰を沈めながら、男は視線を虚空に彷徨わせる。
一体どうやってアプローチをすべきか、考えることはあまりに多い。
今日の仕事の事など忘れ、彼は静かに思考を巡らせ始めた。
続く
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投下終了。
たぶんプレシアの旦那のことってあんま書く人いないよねー、みたいな感じで書いてみたり。
後編も近いうちに書き上げてみます。
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>>36
GJ後半期待シテイマス
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プレシアの旦那か…。
計算すると怖い事になりそうだが、少なくとも60にはなってるはずだな。
sts時間軸で、ユーノが司書長になっているとすると、この人が娘亡くしたのは最低でも32年前のはずだし。
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プレシアの旦那にしてアリシアぱぱキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
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プレシアの旦那というと中の人のリアル旦那の速水奨で脳内再生してしまうな
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て、事は、戦闘になったらフォームアップして超巨大合体とかするんだろうか。
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