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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ
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無限書庫に元スカリエッティ一味の戦闘機人ノーヴェが赴任してきた。
しかし短気で落ち着きがなく、司書との協調性も見られない。
本人が希望したようだが、なんでここに来たのかと周囲からの評判も悪い。
見兼ねた司書長ユーノが問い質す。やはり乱暴にあしらわれるが、その時うっかりノーヴェの胸を掴んでしまった。
するとノーヴェの胸の頂から白い液体が……。
なんと、スカリエッティのクローン胎児を宿してた影響か個人の体質か、彼女だけ母乳が出るようになってしまったのだ。
「なんでもシテやるから誰にも言うなよ!! 絶対だぞ!!」
…などという妄想はしたが、文才ないしノーヴェのキャラも忘れかけてるのでそこまでだったw
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>>140
……ノーヴェがトップレスだったのか、服越しでもわかるほど大量に射乳したのかどっちだ
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>>140
無重力に漂うミルクか……
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ミルキーはママの味
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>>140
ユ&Ⅸ『私達、結婚しました(出来ちゃった婚で)』
2人以外の周囲『!?』
司書達『イィヤッホォォォォオゥッ!!』(AA略
>>143
学生時代「パパの味」って言ったら結構な人数が吹き出したの思い出した
男子はともかくとして…おい腐女子共、何考えたんだ、お前らは
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ってなんでですかー
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>>141
Ⅸ「そーだよなんだか解んないけどオッパイ出るようになっちまったんだ!
恥ずかしいから目立たない裏方のココに来たんだよ!!」
ユ「そ…そうなんだ(確かに掴んだ時、妙に掌が湿ってるような気はしてたけど)」
自爆オチでしたwなんちゃって
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>>139
ノーヴェ男設定のSS、どっかで見た気がするな
しかし、あのナンバーズの中に男一人ってのはいろんな意味で大変だよなwww
……なんかこの設定使えそうな気がしてきた……
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よく男設定にされるのは8だけどな
正直博士も1人で12人の相手するよりも2人で11人捌いたほうがいいだろ
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六課の前衛組みに一人放り込まれたり
ナカジマ家に引き取られそうになる子もいたんですよ
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全員の性別を入れ替えると、女博士&12兄弟というものすごいことになる
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無限の欲望ジュリア・スカリエッティ(仮)「ふふふ・・・私の可愛い息子たち」
ナンバーズはショタからガチムチまで幅広く取り揃えております
息子のムスコも可愛がってあげるドクターとかなんというナニ
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悪の天才魔導師プレシウス・テスタロッサ
虐待される薄幸の美少年フェイトの秘密とは…
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スバルはティアナのどこを揉むのかkwsk
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>>153
何揉むって?そりゃナニに決まってんだろ
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ナンバーズに拿捕される、負傷したギンガ兄さん……
それを追うスバル
「兄さんを返せーっ!」
……あ、あれ? ゴッド……マーズ……?
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ドラえもんのあべこべ世界を思い出した
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>>154
スバル「ふむ 縮んじゃいないようだな」ニギニギ
>>155
ギンガ死ぬじゃねえかそれw
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「ちょ、キャロ!?ここ女湯だよ!?」
「でも10歳までは大丈夫だよ!そうだ、エリオちゃんも後で男湯行こうよ!!」(下心なし)
「えぇぇぇぇっ!?(///」
こうですね、分かりません
後、男女逆だとトーマとリリィの最初のシーンがヤバい事になるな
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男女入れ替えたら6課の女性(元男性)陣の貞操の危険が危い
医務室のシャマルお兄さん、無限書庫の眼鏡美人なユーノさん、
…高町家とか、海鳴の御曹司コンビとか(ry
男と男に育てられるショタなヴィヴィオ君…
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>>156
それだとショタユーノが短パン半裸で魔王玉投げてないか?
>>159
しかし男だと眼鏡キャラはだいたいどこでも不動の2番人気なのに、
女キャラの眼鏡っ娘の人気はイマイチらしい…。
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>>147
なろうにあったぞ
>>160
ユーノは「眼鏡を外したら美人」という眼鏡キャラの最終奥義が残っているから問題ない
stsでも眼鏡外したver.は美人度が半端なく上がってたし
そういやシャーリーやグリフィスが眼鏡外した絵ってあったっけ?
某ヒューマノイド・インターフェイスも使ってた奥義だというのに、なのはじゃあとはクアットロぐらいだ
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>102
懐かしいネタだなw
仏ほっとけ、神かまうな。合唱(−人−)
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>>159
先生!
ヴィータ副隊長のホッペとスバル君の鼻の頭には
是非バンソウコウを貼ってください!
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>>163
スバルの場合は「違和感仕事しろ」レベルだなw
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あまりにもショタショタし過ぎる気がするが>鼻の頭にバンソウコウ
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バリバリの前線要員だし、しっかり筋肉のついた好青年の方が個人的には好ましいな>スバル君
だがそんなアンちゃんと眼鏡かけた文系優男がコンビ組んでるとか周囲の妄想刺激度が危険すぎるか
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そして未来にはナイフを持ったレイプ目の少女を山中で拾うロリコンに……元からでした
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ムッキムキな漢トリオ
おホモ達になりたいんだ、から始まって…
スターライトブレイカー(物理)
トリプルブレイカー(物理)
赤黄白・・・何か脳裏に引っかかると思えばアンパンマンか…
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>>166
スバルがティアに「おじさん」と呼ばれてそうな気がした!
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皆さん、黒天です。一本投下していきます。
タイトルどおり陵辱要素満点です。
「くひひ、楽しい宴の始まりだよ、ミカヤちゃん」
「・・・気安く名前を呼ばないでくれ」
多くの下卑た笑みを浮かべた男達に取り囲まれ、ミカヤ・シェベルは歯噛みした。
この男達は天瞳流の道場生の中でも素行が悪い連中だった。
一部、暴力事件で道場を追い出された同門の者も居る。
おまけにこの連中を率いているのは、かつての兄弟子。
実力はミカヤに匹敵するが、性格が下劣でミカヤを襲って手込めにしようとして、激烈な死闘の末に返り討ちにあい、破門された。
いずれもミカヤに恨みを持つ彼らはどうやら復讐する機会をずっと窺っていたらしく、天瞳流抜刀居合の道場内で1人瞑想していた所を襲撃し、ミカヤを道場裏の倉庫に連れ込んだ。
如何にミカヤが凄腕の剣の遣い手といえども、多勢に無勢。
3人目を倒した所で組み伏せられ、痺れ薬を嗅がされ、こいつ等が普段根城にしているクラナガンの廃棄区画にある廃工場に連れ込まれてしまった。
相棒であるデバイスは取り上げられ、未だ自由が利かぬ体では抵抗する術は無い。
余裕の表情で見下ろしてくる男達の視線を受け、ミカヤは顔を強張らせた。
これから自分がどんな目に合わされるのか、大体、見当がつく。
「それじゃあ、ミカヤちゃんも自分の立場が理解できた所で、早速、俺達を楽しませて貰いましょうかね? そのエロエロな身体でね」
男達の1人がミカヤの鞄を漁り、天瞳流の道着を取り出し、ミカヤに突きつけてきた。
ニヤニヤと笑う男の意図を察し、着替え姿を見られる事に凄まじい羞恥を覚えながらミカヤは道着に袖を通していく。
当然、男達は道着姿のミカヤを鑑賞するだけで満足しない。
「とりあえず横になってくれるかなぁ?」
「か弱い乙女が倒れ込むみたいな感じでさあ・・・」
実に勝手な注文だった。怒鳴り散らしたい気分を鎮め、ミカヤは言われた通りに体を古びた絨毯が敷いてある床に横たえた。
「これから・・・どうするつもりだ? まさか寝転がして終わりじゃないだろう?」
「ふひひっ、当然だよな」
「そうそう抵抗する術を持たぬ女剣士を、ならず者が美味しく頂いちゃうのさ」
四方八方から、無数の手が伸びて我先にとミカヤの身体を這い回る。
手始めとばかりに道着の上からでも解る豊かな膨らみを乱暴に掴まれる。
「・・・いやー、実にけしからんおっぱいだな」
「本当だ、触り心地がいいぜ」
「あぐっ・・・うう、は、んあぁっ・・・」
服越しに乳房を乱暴に揉みしだかれ、ミカヤの唇から苦しそうな喘ぎが漏れた。
無論、それだけで終わらない。
別の男の手が道着の下―――袴に手をかけ、一気にズリ下ろす。
肉付きのいい尻をショーツ越しに掴み、無遠慮にこね回し、指を谷間に突き入れた。
「・・・む、胸とお尻を弄り回されて・・・ん、い、嫌ぁ・・・」
「着替える時に見たけど、結構、エロい下着付けてるんだな・・・紫の紐パンかぁ・・・」
男達が獣欲を滾らせ、ミカヤの道着を引き裂き、剥ぎ取ってゆく。
だが、ミカヤの剣士としての矜持を粉砕する為に全部は脱がせない。
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「うーん、いいよ、実にいい・・・強気な女剣士が絶望感に打ちのめされていく表情が堪能出来て・・・実に素晴らしいよ」
「そうだよ、これからずっと俺達の玩具になるんだからな」
「く・・・救い様の無い下衆共め、吐き気がする・・・」
悔しさに歯を食いしばり、男達を睨みつけるミカヤ。
だが、それも男達の興奮を煽る材料に過ぎない。
やがて男達は次々と滾る肉棒を取り出し、ミカヤの柔肌に擦りつける。
「ああ・・・いい香りだ、男を誘う香りって奴だな」
「や、止めて・・・お、お願いだから・・・擦り付けないで・・・あ、き、気持ち悪い・・・」
激しい嫌悪感にミカヤは身体を揺すり、悲痛な懇願を漏らす。
弱々しい抵抗が劣情を動かし、男達の興奮を加速させてしまう。
やがて兄弟子が男達に指示を下し、彼らはミカヤの腕を掴んで立ち上がらせた。
そして彼女の背中を突き飛ばす。ミカヤは何とか目の前にあった鉄柱に手を突いて、倒れ込む事は免れたが、兄弟子に尻を向ける格好になった。
「・・・いい眺めだな、ミカヤ」
「・・・く、うう・・・」
男達がミカヤの手首を鎖で鉄柱へきつく縛りつける。
兄弟子がショーツを掴んでずり下ろし、下半身を露出させる。
ショーツの下からは、白く形のいい尻が丸出しになった。
一瞬だけ羞恥の色を顔に出すが、またすぐにミカヤは無表情で俯いた。
「どうだ、恥ずかしい部分を晒されて・・・」
「別にこの程度、どうという事はない」
からかう様に兄弟子がミカヤの顔を覗きこんでも、ミカヤは微かに頬を染めながらも冷静な声音で返した。
「ぐひひ・・・意地を張ってせめてもの抵抗って奴かな、でも無駄なんだよ・・・」
「そうそう、すぐにヒイヒイ言わせてやるぜ」
男達の囃し立てる声に身体を震わせながらも、ミカヤは黙ったまま、兄弟子に向けて尻を突き出している。兄弟子からはヒクヒクと蠢く秘所と肛門が丸見えだ。
こもる様な笑いを漏らしながら兄弟子が窄んだ穴の入り口に指を這わせると、ミカヤの身体がピクピクと敏感に反応する。
しかしそれでも冷静な姿勢は崩さず、それ以上微動だにしない。
「さて・・・そろそろ入れさせて貰うか」
「・・・好きにするがいい、だが私は屈したりしない・・・!」
「では遠慮なくいかせて貰おう・・・」
勃起した肉棒をゆっくりとミカヤの内部に埋没させていく。
肉棒が溶けてしまうと錯覚する程にミカヤの中は熱い。
「んっ・・・んくっ、ふうぅ・・・はふぅ・・・」
声が出るのを必死に抑え様としているが、どうしても声が漏れ出てしまうらしい。
ミカヤの身体は小刻みに震え、肉棒が挿入されていく違和感に堪えている。
肉棒を半分くらいまで挿入した時、兄弟子は先端に何かが当たる感触に眉を顰めるが、すぐにソレについて得心し、嘲る様な笑みを浮かべた。
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「成る程、やはり処女だったか・・・まあ、お前の様な剣一筋の無骨な女に言い寄る男など、そうはいまい。身体の方は一級品でもな」
兄弟子の言葉に恥じ入る訳でもなく、ミカヤはただ俯き、男達の衆人環視の状況下で只管に堪え続ける。
「・・・ほう、流石にきついな・・・処女だけあって、お前の中はギュウギュウに俺の一物を締め付けてくるぞ」
「はぐっ・・・・・・あ、んぐっ・・・ん、くぅ・・・」
プチプチと膜が破けていく感触を感じながら、痛い程にキツク締め付けてくる淫壷の中を無理矢理に進んでいく。そして根元まで一気に突き刺すと、ミカヤは身体を反応させ、上半身を大きく仰け反らせた。
「さあ、これからたっぷりと開発してやるぞ、ミカヤ・・・」
「ん・・・はぐぅ・・・ぐ、うぐっ・・・はぁ、んん、うぅ・・・」
処女の上に殆ど濡れてもいない為に、非常に滑りは悪いが、兄弟子はお構い無しに肉棒を出し入れさせた。その度にミカヤは小さく呻くが、決して喘ぎを漏らさない。
「おお、凄いぜ・・・あのミカヤがあんなに咥えこんで・・・」
「悔しそうに堪える表情がもう溜まらん・・・後で俺達全員で可愛がってやる」
「そうだぜ、凛々しい女剣士を肉奴隷にしてやるぜ・・・」
痴態の一部始終をつぶさに観察され、ミカヤも流石に少しだけ羞恥に染まった表情を見せた。後ろから突き込みながらも兄弟子は、ミカヤのそんな表情を見逃さない。
「見られて感じているのか、とんだ変態女剣士だな・・・」
「んぐっ・・・ち、違う、私は興奮などして・・ない・・・!」
ギリギリと歯を食いしばり、ミカヤは必死に感情を押し殺している。
そんな彼女を追い詰める様に兄弟子は、後ろから尻を鷲掴み、左右に肉を押し広げてから思い切り腰をぶつけた。
「はぐっ・・・ぃ、んぐっ、ふ、ぐぅ・・・んぐ、ふぅ・・・」
「くくっ・・・痛いなら痛いと素直に言ったらどうだ?」
「こ、こんなもの・・・日頃の鍛錬に比べたら・・・」
脚の間から垂れ落ちる純血を見ても、ミカヤは決して弱音を吐かない。
だが、男達の視線を受け、羞恥と興奮に煽られ、ミカヤの肌が赤く色づいていく。
「こちらの口は正直だな、いやらしい汁を溢れさせて、もうグチョグチョだぞ」
兄弟子の指摘通り、処女だったとは思えない程、濡れている。
肉棒が出入りする度に卑猥な水音が鳴り、結合部では淫蜜が泡立っている。
「んっ・・・んん、は、んぐ、あふぅ・・・はあぁ、んあぁん・・・!!」
貫通したばかりの秘所が濡れ始めている事を指摘されても、ミカヤは何も答えない。
いや、もう答える余裕が無い。喘ぎ声が漏れるのは、最早止められないらしく肉棒で内部を抉られる度に、ミカヤの声が甲高く、男を誘う様に艶かしくなってくる。
「ん、はふぅ・・・あぁんっ、んふぁっ・・・い、嫌ぁ、私、犯されてる・・・」
「おぅ、これはたまらん、もう出るぞ、出してやる!!」
肉棒にネットリと絡みついて離さない淫肉のせいで、兄弟子に限界が訪れていた。
それを悟った彼も、射精に備え、より一層激しく腰を振る。
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「オラ、中にたっぷりとぶちまけてやる!! 熱く煮え滾った精液を注いでやる!! その澄ました顔を引き攣らせろ!!」
「ひぐぅ、んん・・・は、んぐあぁっ・・・あん、あはぁぁっ!!」
遠巻きに見ている男達にも、性器同士が擦れ会う卑猥な音がハッキリと聞こえる。
彼らは息を荒げ、もう言葉は出さず、ただミカヤの痴態を凝視している。
そして、その視線を感じながら兄弟子は、ミカヤの内部に大量の精液を吐き出した。
「はっ・・・あぁっ、んん・・・うぅ、あはひぃぃ・・・いぅん・・・!!」
ビクビクと身体を痙攣させ、ミカヤは大きく喘いだ。
荒々しく肉棒が出し入れされていた秘所は、破瓜の血で赤く染まり、入り口がパックリと開ききってしまっている。
「さて・・・本番はこれからだぞ」
兄弟子は笑い、ミカヤの手首から鎖を外し男達に目配せした。
それを受けて絶頂の余韻に悶えるミカヤに、男達は獣の様に一斉に襲いかかった。
「んぐっ・・・あ、あぁ・・・や、止めろ、あ、あぁぁ・・・!!」
うつ伏せに組み伏せられたミカヤの下に男の1人が陣取り、前の穴に滾る肉棒を一気に挿入する。更に別の男が後ろから尻穴に突き込む。
前後の穴に肉棒を挿入されて、ミカヤはこれ以上の侵入を拒む様に腰を引いて逃れ様と試みる。だが、それも虚しい足掻きだ。
「ひゃははっ!! あのインターミドルの常連の女剣士ミカヤ嬢も、こうやってチンポを突っ込まれると、こんなに大人しくなりやがる!!」
「おお・・・尻穴の具合も絶品だぜ、たっぷりと使い込んで慣らしてやるからな・・・」
「ん、あ、あぐぅ・・・ぬ、抜いて・・・お願い、抜いてぇ・・・ふぅ、あ、んふぅ、あぐっ・・・!」
苦しげに呻くミカヤを無視し、下から肉付きのいい美尻を掴んだ男は、腰を激しく律動させ、ミカヤを攻め立て始めた。
「あ、あぁん・・・い、嫌ぁ、う、動かないで・・・あ、んぐっ、だ、駄目ぇ・・・な、中をチンポで掻き回されてるぅ・・・あん、ん、はぁぁんっ!!」
「無理矢理犯されている癖に、随分と甘い声を出してよがってるじゃないか・・・!」
「う、んぐっ・・・は、お尻が広がる・・・こ、これ以上拡張させないで・・・あ、はぁ、んぐ、あふっ・・・あ、あぁん・・・あぁっ!!」
2つの穴に交互に抜き差しされ、ミカヤは男の上で、その肢体を淫らにくねらせる。
女特有の甘い匂いが広がり、男達を更なる興奮の境地に誘う。
「ほら、俺のチンポ、その綺麗な指で扱いてくれよ・・・」
「へへっ・・・俺のも頼むぜ」
2人の男がはちきれんばかりに膨張した肉棒をミカヤの眼前に突きつける。
激しく嬲られ、身体を火照らせ始めていたミカヤは、左右から突き出されて来た逞しい肉棒に両手を伸ばし、しっかりと握り締めていた。
「・・・ん、あふっ、んあぁっ・・・あ、熱い、ドクドクと脈打ってる・・・ん、あふぅ・・・」
そして指先に先走りの汁を絡めつつ、ミカヤは拙い動きながら、ゆっくりと肉棒を扱き始めた。先端から立ち昇る雄の匂いにミカヤの理性が揺さぶられ、崩されていく。
「おい、こっちの方も忘れるなよ!! 尻の穴を締め付けねえかっ!!」
尻穴を攻め立てる男が、ミカヤの上に圧し掛かったまま、衣服のはだけた胸元に手を伸ばす。サラシを乱暴に剥ぎ取り、豊かな乳房を露にする。
その存在を主張するかの様に、たわわに実った乳房を握りつぶさんばかりの勢いで強く鷲掴みにして、思うが侭に弄ぶ。
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「・・・くはっ、あぅ、んぐっ・・・つ、潰れる、だ、駄目ぇ・・・止めてくれぇ・・・あぁぁん!!」
「何言ってやがる、こんなに気持ちよくよがり狂ってるじゃねえか・・・こうやって乱暴にされるのがいいんだろ? ほらっ!! ほらっ!!」
甲高く甘い嬌声を漏らすミカヤを嘲笑いながら、男は鷲掴みにした乳房を我が物顔にこねくり回す。それに反応してミカヤの身体がビクビクと脈打つ。
「・・・あ、はぐっ、んん・・・弄り回さないで・・・んっ、んぐ、むっ、んん―――!?」
ミカヤの正面に立っていた男が唐突にミカヤの頭を掴み、その柔らかそうな唇を強引に割って、醜悪な肉塊を押し込んできた。突然の出来事に驚くミカヤだったが、成す術もなく、咥内を蹂躙されてしまう。
「んぐぅっ!!・・・んぉ、じゅぷ、くちゅる・・・くちゅ・・・んん、ぐっ・・・い、いきなりこんな汚らわしい物を・・・お、んぐぅぅ!!」
必死に吐き出しても直ぐにまた突き込まれ、肉棒で咥内を犯される。
喉奥まで突かれる度にミカヤは、苦悶の声を上げ、身体をビクビクと反応させて唇の端から唾液を溢れさせてしまう。
その様子を眺めながら前の穴を犯していた男も、下から激しく突き上げる。
「じゅぷっ・・・んご、んおぉぉぅ・・・は、あぁ、んん・・・じゅる、あむ、ん、はふっ・・・」
激しさを増す腰の動きと連動するかの様に、肉棒を扱く手の動きも自然と速く滑らかになっていく。手に纏わりついてくる様な肉棒の熱い感触を感じながらミカヤは自分の頭の中が底知れぬ快感に塗りつぶされていく感覚に陥った。
更に男達は何処からか取り出した瓶の中からローションをミカヤの体に垂らし、その白い柔肌に刷り込んでいく。不感症の女すらも発情させる媚薬入りのローションだ。
「!?・・・んふぅ・・・んん、じゅぷ、れろ、あむぅ・・・じゅっ、ちゅぷぅ・・・んむ・・・」
強制的に発情させられたミカヤは、咥内の肉棒に舌を這わせ、卑猥な水音を響かせて肉竿を舐めまわし、先走りの汁を啜っていた。
「じゅる・・・ん、はぁん・・・身体が勝手に・・・あ、んはぁん・・・はふぅ・・・ん、ちゅぱ・・」
「う、うおおぉぉ・・・に、肉襞が絡み付いて・・・こ、これはたまらん・・・」
「ん、うほぉ、肛門の方も急に締め付けが強く、チンポが千切られそうだ!」
自ら快感を貪り始めたミカヤの腰使いに、男達は情けない悲鳴を上げる。
一方、ミカヤも自らの淫らな変化に戸惑いつつも、最早、腰の動きは止められずに、いやらしく身体をくねらせる。
「はあっ・・・あんん、わ、私、自分から腰を動かしてるぅ・・・で、でも、気持ちいいのが止まらない、もっと、もっとぉ・・・オチンチンで突いてぇ・・・あぁん・・」
冷静で勇ましい女剣士だったミカヤの姿は見る影も無かった。
そこに居るのは、肉棒でよがり狂わされ、浅ましい快感に溺れる一匹の雌だった。
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「・・・お望み通りたっぷりと気持ちよくしてやるよ! ほら、しっかりとしゃぶれ!!」
「マンコも存分に突いてやるぞ、どうだ、いいだろう、いいだろう・・・ふひひっ!!」
「尻穴の具合もいいぜ、へへ・・・たまらんぜ、これはっ!!」
「おらおら、淫乱な女剣士様っ!! しっかりと扱いてくれよ」
「ドスケベな顔しやがって・・・ま、これだけエロエロな身体してりゃ当然か・・・」
男達の嘲りの言葉を受けながらも、ミカヤは身体を妖艶に色づかせ、身体を震わせ、腰を激しく振りたて、自分から口を開いて肉棒にむしゃぶりついた。
無論、両手も忙しなく動き、肉棒を扱きたてている。
「はひぃんっ!!・・・あ、はぁん、もっと奥まで突っ込んでぇ・・・中のお肉をゴリゴリと擦って、滅茶苦茶にして・・・んむっ、ちゅぱ・・・オチンチン、お汁、美味しい・・・」
その余りにもいやらしいミカヤの痴態に、男達の興奮は頂点に達し、射精する寸前となった彼らは一斉に腰を小刻みに振るわせた。
「あっ・・・んあぁぁ・・・んむ、ぐむ、ちゅぱ、れろ、はぶぅ・・・あ、ふあぁぁ―――!!」
精液を貪欲に搾り取ろうとする淫肉の蠕動に負けじとするかの様に、前の穴を犯していた男は、限界まで膨張した肉棒をミカヤの一番深い場所に捻じ込んだ。
「・・・ぐ、うう、だ、出すぞっ!!」
「行くぜ、マンコにたっぷりと出してやる・・・!!」
「ふっ・・・うお、へへっ、口の中にたっぷりと注ぎ込んでやるっ!!」
「もっと指でしっかり扱くんだよ、顔に出してやるからな・・・」
「俺もその綺麗な顔を穢してやるぜ・・・」
そして男達はそれぞれに呼吸を合わせ、ミカヤの身体の内外を大量の白濁液で染め上げ、徹底的に穢しつくす。熱さや粘りが異なる精液を前後の穴、咥内に注ぎ込まれ、そして両手に握り締めた肉棒から振りかけられ、ミカヤは疼く身体を戦慄かせた。
「んあぁぁっ・・・な、中でドクドクいってるぅ、熱いのが・・・わ、私もくる、きちゃうのお・・・あっ、あっ、んあああぁぁぁぁ―――――!!」
身体の奥深くまで流れ込んでくる精液の奔流を感じながら、ミカヤは身体をビクビクと激しく痙攣させ、絶頂に達した。
「おっ・・・くく、マンコの肉襞がまだチンポに絡みついてくるぜ」
「随分派手にイっちまったな、あのミカヤ・シェベルもこうなると淫乱な雌だな」
「はあはあ、俺を見下していたミカヤにぶっかけてやったぜ、くひひ・・・」
絶頂の余韻に浸るミカヤを見下ろし、男達は精液塗れの肢体を見下ろした。
そして瓶の中に残っていたローションをありったけ、彼女の身体に振り掛けた。
媚薬入りのローションのシャワーを浴びせられ、その数秒後には絶頂に達して一旦は沈静化していたミカヤの性感は、極限まで引き上げられていた。
「よし次は俺達だ、ミカヤちゃん、俺のチンポの面倒見てくれよ」
「まだまだ、これからたっぷり、男の味を教え込んでやるぜ」
「さーて、今度はどうして嬲ってやるかな・・・」
射精して一息ついた男達に代わって、次の一団が股間の一物を勃起させ、我先にとミカヤの瑞々しい肢体に群がった。
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「あ、んふあっ・・・んぐっ・・・ふぅぅ、あふぅ・・・くっ、あ、んああぁぁ―――――!!」
無理矢理に騎乗位の体勢を取らされたミカヤは、凶器と化した肉棒で容赦なく下から突き上げられ、実に悩ましい嬌声を響かせた。
肉棒の先端部が最奥部を突付く度にミカヤは、喉奥から卑猥な喘ぎ声を紡ぎ、微かに残っていた理性すらも、桁違いの快感の大波に呑まれていく。
「ほら、その綺麗なお口も使って奉仕してもらわないとなあ・・・早くしゃぶってくれよ」
男の1人が既に先端から先走りの汁を吹き出している、赤黒い肉棒をミカヤの眼前に突きつけた。その物凄い異臭を放つ肉塊にミカヤは蕩けた瞳を向けた。
「・・・あ、こ、この匂い、だ、駄目ぇ・・・我慢できない、むぅ、んむ・・・ちゅる、じゅる・・・」
そのまま一気に根元まで咥え込むと、まるで大好物を頬張る様に吸い上げる。
全身を紅潮させて身悶えながらミカヤは、肉棒を味わっている。
「ちゅぷちゅぷ・・・んちゅる、れろれろ、ぴちゃぴちゃ・・・あん・・・んむっ・・・」
「くお、こ、こいつ・・・自分からチンポ握ってきたぜ、本性は物凄い好き者だったわけだ・・・いいぞ、いいぞ、ぐへへっ!!」
男の言葉を聞き流して異臭を放つ肉棒をしゃぶり、扱きながら、ミカヤは男の腰の上で、快感で妖艶に色付いた全身を跳ねさせた。
「うおおっ!!・・・も、もう、これはたまらんっ!!」
その痴態に煽られた男が鼻息を荒げて、背後から襲いかかり、ミカヤの尻穴に自らの猛りきった一物を埋め込んだ。
「!!・・・あ、んあぁ、んぐぅ・・・お、お尻にぃ・・・入ってきた、あふぁん・・・ゴリゴリって抉られて・・・凄い、気持ちいいのぉ・・・」
不浄の穴に埋め込まれた異物の感触に、ミカヤは大きく仰け反る。
彼女の動きに合わせて豊かな乳房が挑発的に揺れた。
背後から尻穴を蹂躙していた男が、乳房を掴んで無茶苦茶に揉みしだく。
更に完全に固くしこった薄桃色の先端を摘み上げ、コリコリと弄り回す。
「・・・んん、んむぅ・・・あ、あぁん・・・お、おっぱいを苛められてるぅ・・・ん、はあっ・・・」
「へへっ・・・胸だけじゃないぜ、こっちも攻めてやるぜ!!」
勢いよく腰を突きあげる。まるで鉄の様な硬さの肉棒がミカヤの尻穴を蹂躙する。
ミカヤの口と前の穴を犯す男達も負けじと、肉棒を律動させた。
三つの穴を容赦なく犯され、ミカヤは狂った様に身悶え、卑猥な水音を立てて肉棒をしゃぶり、肉襞で肉棒を絞り上げて思う存分に快感を貪る。
「ぐっ・・・うお、おおぉぉ―――――――!!」
どんどん激しさを増していくミカヤの腰の動きに、下から突き上げていた男は限界を悟り、渾身の力を込めて肉棒を根元まで捻じ込み、奥で射精した。
「・・・あ、あはぁん・・・中に注ぎ込まれてるぅ・・・ぐむ、じゅぱっ・・・ぬぶ、んむ・・・」
自らの体内で暴れ狂う精液を感じながらミカヤは、肉棒にむしゃぶりつく。
想像を超えるミカヤの口淫の心地よさに、男は歯を食いしばって堪えようとする。
-
「ぐっ・・・舌がチンポを這いずり回って・・・お、うぉぉ、こ、これはたまらん・・・」
射精を堪える男に対し、ミカヤはわざと派手な音を立てて舐めしゃぶる。
とうとう射精を我慢できなくなった男は、衝動的にミカヤの頭を掴みと、腰を小刻みに震わせた。次の瞬間、ミカヤの咥内に大量の精を吐き出していた。
「んぶぅぅ・・・んっ、んむ・・・じゅるじゅる・・・ん、はぁむ、ん、ちゅぱっ・・・」
流れ込んでくる精液の勢いに臆せず、ミカヤはうっとりと目を細めて、白濁の濃厚な精液を美味しそうに飲み干していく。
「・・・ぐぉぉ、し、尻の締め付けが・・・ぉ、俺も駄目だ!! で、出るっ!!」
咥内と秘所の二箇所に射精されて、ミカヤの方も限界が迫っているのだろう。
締め付けがきつくなり、尻を犯す肉棒の射精を促し、それに応じて男はミカヤの腸内に白濁の樹液を解き放った。
「あは、んむぅ・・・お口にもオマンコにも、お尻にも出されてるぅ・・・ん、あぁんっ!!」
ビクビクと身体を波打たせ、ミカヤは再び絶頂に達した。
「あぁん・・・皆も、出してぇ、白くて濃いザーメン、遠慮なくぶっかけてぇ・・・」
「よし、俺も出してやる・・・その綺麗な顔を穢してやる・・・それっ!!」
ミカヤに手で扱かせていた男が射精した。
精液の飛沫が顔に降りかかり、舌を這わせ、舐め取る。
「お、俺もだ・・・その綺麗な髪に俺の樹液をぶっかけてやる!!」
「・・・お、俺のザーメンで染めてやるっ!!」
周りで順番待ちしていた男達も荒い息を付きながら、ギンギンに勃起した肉棒の先端をミカヤに向け、一斉に射精した。
「ん、はああぁぁぁ―――――・・・ああ、一杯、かかってる・・・凄い・・・」
全身に降り注ぐ白濁のシャワーを恍惚とした表情で受け止めるミカヤ。
白い肌や艶やかな黒髪にも卑猥な体液がベッタリとまとわりつき、実に淫靡な光景を作り出している。その余りにも淫らで美しいミカヤの痴態を目の当たりにした男達は、思わず、生唾を飲み込んだ。無論、股間の一物は雄雄しく天を向いている。
「・・・どうだ? ミカヤ、男のチンポの味を知った気分は? 随分、気持ちよさそうによがり狂っていたじゃないか」
「最悪だな・・・女を無理矢理に組み伏せて嬲る・・・最低の行い・・・あ、ひぁうっ!!」
「おやおや、軽く尻を撫でられただけで、可愛い声を上げるとは・・・」
「どうやら物足りないみたいだねえ・・・ミカヤちゃん」
下卑た笑みを浮かべる男達。
そんな彼らを制する様に兄弟子がミカヤの前に立ち、懐から瓶を取り出した。
瓶の蓋が開けられると、中からは紫色の小さな蛆が這い出してきた。
外の空気に触れた蛆は瞬く間に巨大化し、その身体から無数の触手が飛び出す。
-
「あ、あぁ・・・こ、こんな・・・い、嫌ああぁぁ―――――――!!」
触手の群れは、蛇の様にうねりながらミカヤの手足に絡みつく。
粘液に塗れた触手は忽ちの内にミカヤの自由を奪う。
豊かな乳房に巻きついた触手が揉み上げ、しこった先端にも細い触手が絡みつく。
太腿の内側を撫で上げたかと思えば、股間を焦らす様に擦ってくる。
「ふあぁ、んあぁぁ・・・お、おマンコにぃ・・・あ、ふあぁぁ・・・!!」
一際太い触手が花弁を掻き分けて秘所に侵入する。
触手はリズミカルに動き、その太さをも変えて淫肉を刺激してくる。
「す、凄いぜ・・・これは、たまらん・・・!!」
「凛々しい女剣士が触手に犯されてよがり狂ってやがる・・・!!」
「い、嫌あぁ・・・み、見ないでくれ、あぁん・・・お、お尻の穴までぇ、だ、駄目ぇ・・・止めてぇ・・・ふ、あ、あぁぁ・・・ひぐうぅ・・・」
下肢を閉じようとするミカヤだが、強制的に開脚させられてしまう。
その上、触手たちは菊門までも弄くりだした。
括約筋が無理矢理に抉じ開けられ、おぞましい触手が女剣士の肛門を抉る。
「あふっ・・・も、持ち上げないで・・・交互に動いて・・・お、お尻が裂ける・・・!!」
手足に巻きついた触手が動き、軽々と女剣士の身体を持ち上げた。
そして触手は容赦なく前後の穴を抉りまわす。
薄暗い廃屋の中で蠢く触手と、それに絡め取られて身悶える剣の乙女のいやらしさは底知れない。肉欲に満ちた男達の視線は、まるで針の様な鋭さでミカヤに突き刺さり、その羞恥が一層、彼女を激しくよがらせる。
「んくあぁ・・・ふぁん、んん、あふっ・・・前と後ろの穴を犯されて・・・気持ちよくなってる・・・駄目ぇ、感じちゃうのぉ・・・」
触手の動きが激しさを増し、ミカヤにより強烈な快感をもたらす。
流麗な黒髪を振り乱し、愉悦と羞恥の涙を幾筋も流しながら、女剣士は身体を弓なりに反らして悩ましく身悶える。
「そら・・・ミカヤ、俺のをぶち込んでやるぞっ!!」
「あ、んああぁぁ――――ふ、太い、オチンチンが入ってきたぁ、あふぅん・・・」
秘所に入っていた触手を押しのけ、兄弟子は自らの肉の剣を突き入れていく。
ゴリゴリと内部を抉られる感触に、女剣士は半ば白目を向きながら悶え狂う。
「くくくっ・・・どうだ、俺のチンポの味は?」
ピストンの速度を徐々に加速させながら、兄弟子はよがり乱れる肢体を見下ろした。
白く肉付きのいい尻の割れ目の奥から、黒光りする肉の剣が忙しなく出入りしている。
窄まった菊門は、おぞましい粘液で滑る触手がグチュグチュと蠢く。
-
「はうん、オチンチン凄い・・・い、嫌なのにぃ、こ、腰が、か、勝手に動いちゃぅぅ!!」
ミカヤの唇から紡がれたのは、浅ましい快感に溺れた嬌声だった。
天瞳流の剣士としての矜持、インターミドルでの戦い―――この場において、それらは意味を成さず、火照った女の身体は更なる肉欲を欲している。
「ふひぃぃ・・・あぁん、す、凄いのぉ・・・あむっ!? ん、んむっ・・・ちゅぱ、はむぅ・・・」
底知れぬ快感に喘ぐ女剣士の口に触手が入り込む。
喉奥まで突かれる刺激にミカヤが苦悶の喘ぎを漏らす。
やがて三つの穴を同時に攻め立てられ、女体がビクビクと断続的に痙攣し始め、時を置かずしてミカヤは絶頂に達した。
深々と肉棒の突き刺さった淫壷から蜜を滴らせ、ミカヤは絶頂に酔い痴れている。
「まだまだ、お前のいやらしい姿をよく見て貰えっ!!」
「あ、あむっ・・・ふ、あ、ああぁ・・・こ、こんな格好で犯されてるぅ・・・うむぅ・・・」
兄弟子の太い腕がミカヤの太腿を抱え上げた。
脚はM字に開脚され、蜜を垂れ流す結合部が丸見えだ。
鋼の様な固さの肉棒と、しなやかな弾力の触手―――異なる感触にミカヤの官能は最早、留まる所を知らなかった。この様子では再び絶頂に達するのも間もなくだろう。
恍惚の表情で舌を突き出すミカヤの淫壷を一際強く突き上げ、迸りを解き放った。
剣の修行で鍛えられた美しい肢体が震えた。
「あひぃぃ――――!! わ、私の中に・・・熱いミルク、注ぎこまれてるぅ・・・ま、またイク、イッちゃううぅぅ―――――!!」
深く肉の巨剣をくわえ込んだ花弁からも、収まりきれない白濁が溢れ出している。
蕩けた甲高い嬌声を漏らしながら、床に下ろされたミカヤは悩ましく身体を揺すった。
そんな彼女を本格的に嬲るべく、蛆はその先端に‘舌’の様な器官を形成した触手を伸ばし、その肢体をねじり上げ、絡み付いてくる。
その中の一本がスルスルとミカヤの唇に伸びた。
「あぅ、んぐっ・・も、もう許してぇ・・・お、お願い・・・んちゅ、じゅっ・・・あぅ、んむぅ!!」
縦横無尽に這い回る‘舌’が丹念に唇の裏側を舐めまわす。
更に股間にも触手は伸び、淫核に吸い付き、執拗に弄り回す。
その刺激に感じてしまい、ミカヤは歯を閉じられず、触手の侵入を許してしまった。
「んあぁっ・・・あぁん、じゅる、んぐ、じゅるぅ・・・駄目ぇ、お豆弄らないでぇ・・・」
触手の巧みな舌使いの前に、ミカヤの淫核は充血し、敏感さを増していく。
「んあぅ・・・か、硬い物がオマンコとお尻に押し付けられて・・・あぁん・・・」
溢れる淫蜜に塗れた触手が、ミカヤの割れ目を弄り、いやらしい音を響かせている。
口咥内を蹂躙する触手の匂いが、ミカヤの身体を快感に痺れさせる。
そんな快感に狂わされるミカヤの前後の穴に、触手はズリズリと入っていく。
「んじゅる・・・あむぅ、わ、私の穴、全部に入って・・・犯されてるぅ・・・あ、あぁん・・・」
両掌にも触手が乗ってくる。茫洋とした、底知れぬ快楽の海の中で、ミカヤは反射的に両手の触手を扱いた。唇、秘所、菊門でも触手が蠢いている。
無意識の内にミカヤは、快楽を貪ろうと腰を激しく振りたてていた。
豊かな乳房の間にも触手が入り込み、忙しなく動いている。
-
「あぁ・・・動いてぇ、熱くて濃いお汁、飲ませてぇ・・・はぁ、あむぅ・・・」
触手を扱いていた掌が、不意に迸りの予兆を感じ取った。
そしてミカヤの手が導くままに、触手は白く濁った体液をミカヤの顔面に吐き出した。
秘所に突き刺さっていた一本も突如、抜き出され、無駄な贅肉のない腹に白濁液をぶちまける。空いた秘所には交替の触手が間髪入れずに潜り込み、容赦なくミカヤの身体をズボズボと突き上げまくる。
「あ、んふうぅっ!! いいのぉ・・・もっと出して、一杯かけてぇっ!! 私をドロドロに
汚してくれっ!!・・・ん、んぐぅ・・・むぐ、ちゅる・・・・」
喉奥にまで突きこまれた触手の一本が、ビクビクと震え、咥内に白濁をぶちまけた。
それに呼応する様に、尻穴を犯していた触手も腸内に射精した。
「お、お尻の穴に・・・たくさん注ぎ込まれてるぅ・・・む、胸の間にある触手も・・・も、もう出そうなのぉ・・・あ、はあぁんっ!!」
ミカヤの胸の谷間で蠢いていた触手は、勢い良く白濁を放出した。
その後も触手は次々と交替して、ミカヤの身体中を弄くり回し、際限なく白濁の体液を打ち出していく。異臭を放つ下賎な体液に塗れ、ミカヤは陶然とした笑みを浮かべ、気持ちよさそうに肢体を震わせる。
「もう、すっかり堕ちたな、ミカヤ・・・穢れきって、何とも浅ましい姿だぞ」
「・・・あぁ、んむっ・・・だってぇ、気持ちいいんだ、あむぅ・・・」
愉快そうな兄弟子の言葉も大して気にも留めず、ミカヤは触手と戯れていた。
その後―――――
「あぁ、んふぅ・・・美味しいミルク、頂戴・・・はしたない姿、見てぇ・・・」
逞しく節くれだった触手を両手に握って、ミカヤはその先端をむしゃぶっている。
肉付きのいい丸い尻を振りたてながら、只管に触手をしゃぶり続ける。
大きく開いた股の間に、太い触手が突き刺さった。
「んむ、ちゅぱっ・・・ねえ、私を犯して・・・人間の男のオチンチン食べさせてぇ・・・」
回数を忘れる程に触手とまぐわい続け、ミカヤは飽きていた。
やがて蛆が寿命を向かえ、その触手諸共に朽ち果てても、ミカヤの疼きが収まる事は無かった。秘所に指を突っ込み、粘着質の水音を響かせる。
「ん、あふぁん・・・犯して、私のお口、オマンコ、お尻にぃ・・・太くて硬い、お肉の棒を突き込んでジュボジュボして、男が欲しい・・・」
肌に残っている触手の粘液をまさぐって、体中に伸ばしながら、ミカヤは卑猥な願望を口にし続ける。潤んで蕩けた、その瞳から理性の光を見出すことは出来ない。
「ふん・・・今のこいつは抱く気になれんな・・・」
やれやれと溜息をつく兄弟子だが、他の連中にとっては、そうでは無かったらしい。
「そうまで言うなら・・・お望みどおり、たっぷり気持ちよくしてやるよ」
「性奴隷として、ミカヤちゃんには頑張って貰わないとなあ・・・」
「エロエロなその身体をたっぷり汚してやるだす」
男達は、ギンギンに勃起した股間の一物をミカヤに見せ付ける。
その逞しさに生唾を飲み込んだミカヤは、うっとりとした表情で舌なめずりをする。
男達の1人が床に仰向けになり、残りの者達はミカヤの周りを取り囲む。
妖艶に輝く黒髪を揺らしながら、微塵の躊躇いも無くミカヤは、勃起した肉棒の上に腰を沈めていく。
-
「んふぅ・・・あぁ、いい・・・堅くて太い、奥まで届く、それにこっちは苦くてしょっぱい・・・強烈な匂い、むせ返る様な匂いがたまらない、あむ、んちゅ・・・」
騎乗位で肉棒を咥え込んだ女剣士は、悩ましげに腰をくねらせ、血管が浮き出る程に膨張した肉棒を口に含み、左右の手にも肉棒を握り込み、緩やかに扱く。
「あむっ・・・凄くいい匂いだ、嗅いでいるだけで身体が疼く・・・ちゅぶっ、んうぅ・・・」
大きく頬張った肉棒が音を立てて吸い上げられ、男達の喉から悦楽の声が漏れる。
両手に握った肉棒を激しく扱き、咥内に迎え入れた先端部を舌で舐り、秘所に引きずりこんだ肉竿を淫肉で締め上げる。両手、口、秘所―――四本の肉棒を一度に堪能する女剣士の目元が朱に染まり、淫らな色香を振りまく。
「うむっ・・・あん、先走りのお汁が出てきた、んっ・・・ちゅ、んちゅぱ、れろれろ・・・」
粘つく液体を啜り呑み下しながら、ミカヤはうっとりと眼を細めた。
淫乱その物の笑みを浮かべ、淫欲の虜となった女剣士は激しく腰をくねらせた。
音を立てて、ネットリと絡みつく様な淫肉が蠢く。
「んん・・・あぁん、いい、中でオチンチンが動いてるぅ・・・あぁ、んん・・・」
顔を蕩かせ、艶めいた唇を舐め上げ、ミカヤは快楽を無我夢中で貪る。
手首のスナップを利かせて肉棒を扱き、頬をすぼめ、舌を絡め、左右の肉棒も自在に攻め立てる。その刺激に反応して肉棒がビクビクと痙攣した。
「む、ちゅぱ・・・あ、んむっ・・・もっと奥まで突っ込んでぇ・・・わ、私もいっちゃいそう、何度でも相手してあげるからぁ・・ん、ちゅぱ、れろ、んん・・・」
尻を密着させ、擦り付けては浮かび上がらせ、淫蜜を飛び散らせながら腰を落とす。
ミカヤは何度も何度も淫らに火照った肢体を躍らせ、やがて限界に達した男達が一斉に白濁を発射した。新鮮で濃厚な精液の匂いに、ミカヤはうっとりとなる。
「んふっ、まだまだこれから・・・たっぷり、楽しませて貰うからな・・・あむっ・・・」
全身に白濁液のシャワーを浴びながら、淫蕩な笑みを浮かべたミカヤは再び肉棒を口に含む。その光景は余りにも淫らで、理性を吹っ飛ばされた男達が鼻息を荒げて、砂糖に群がる蟻の如くミカヤに殺到する。
勃起した肉棒を、ある者は張りのある肌に擦りつけ、また、ある者は艶やかな黒髪に絡め、片端からミカヤを穢そうとする。
「・・・あ、あぁん、そ、そんなに慌てなくても・・・ひあぁんっ!? お、お尻に入って来たぁ・・・ゴリゴリって削られるぅ・・・いい、滅茶苦茶にしてぇ」
四方八方から襲い来る肉棒。ミカヤの肢体に何十人もの男が群がり、容赦なく嬲る。
果てしない淫欲の宴は果てしなく続いた。
-
黒天です、一旦、ここで切ります。
とはいってもあとはエピローグみたいな物ですが。
とりあえずミカヤさんの陵辱エロが見たいという電波を発信したのは誰ですか。
正直に名乗り出なさい、あ、俺かもしんない。
急ピッチで書き上げた奴なので、文章に粗があるかもしれませんがご勘弁ください。
最低限のエロ成分はあると思います(多分)
それじゃバイトに行ってきます。
-
ミカヤきたああああ!!
まさかミカヤ陵辱がくるとは・・・黒天さんのSSでめしがうまい
いいぞもっとやれ!!
陵辱SSはもっと増えるべき
-
>>183
ミカヤさん凌辱……だと……。
ひょっとして初ミカヤさんではなかろうか? GJです。ストイック少女を堕とすって背徳的で良いよね!
ミカヤさんが廃車斬りでお世話になってるお礼にとオッチャン達にサービス
番長と取り巻き達のいけないレズ乱交
覇王流継承者として女としても負けてはいけないと、通り魔ついでに性的な意味でもストリートファイトするアインハルト
「健全な肉体は健全な性神(誤字にあらず)によって培われる」をモットーに、組手と乱交に励むミウラ達八神家道場門下生
武道にストイックな少女も良いけど、性の快楽に忠実なスポーツ少女もありじゃね?
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すみません上の安価は>>182で
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色を知ったら強くなるって誰かも言ってたからな
ミカヤさんの私服が意外と太股露出しててお世話になったのは内緒だ!
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Vの都市戦常連キャラの話は待ってたぜ・・・ミカヤさんって私服結構露出あるからな・・・
ヴィクターのはあったから、これで二人目か!
にしてもエロくて良かったよ・・・
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ミカヤー!! 巨乳剣士! オッパイ! オッパイ! ( ゚∀゚)o彡°
まったくシグナム姐さんといいディードといい巨乳剣士は最高だな。
まあそれはそうとシャマル分が足りないので供給します。
短編、エロ、シャマル、初心、棒役は読んでみてのオタノシミ……というかまあ、あれだ、俺のSSだからわかんだろ!?
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売れ残りと男娼の純愛で奇妙な話
「あ、シャマルさん今夜どうします?」
「ふぁい?」
唐突に声を掛けられ、ふわりとショートボブのブロンドヘアを揺らした白衣姿の美女、シャマルは首を傾げた。
場所は時空管理局本局、その内部に設けられた諸施設の一つ、食事やコーヒーを楽しめるカフェラウンジ。
そんな店内のボックス席に四人の女性が腰掛けていた。
シャマルを含む、本局の研修に集まった医務官たちである。
研修を受けた後の時間、うら若い女性の集団が寄り集まって楽しいおしゃべりに興じるのは至極当然の事であった。
話す内容も言わずもがな、だ。
「今夜って、どこかにお食事とかかしら」
「それもありますけど、ほら――ねえ?」
知り合いの女性医務官の何か含みのある言葉に、小首を傾げるシャマル。
他の女性たちに視線を向けると、彼女たちは何事か把握しているようだった。
「今日、合コンする予定があるんですよ。良ければシャマルさんも、って」
「ご、ごーこん!?」
その言葉に、シャマルは声を裏返して驚いた。
何度か咳をして息を整え、必死に動揺を隠した。
果たしてそんなシャマルの初心さをよそに、別の女性がからからと笑って声を挟む。
「もう、何言ってるのよ。シャマルさんだって彼氏とかいるかもしれないでしょ?」
と。
その言葉を聞いた瞬間、シャマルの頬が微かに引きつった。
意識的にそれを押さえられたのは奇跡的と言うより他に無い。
だがそんなシャマルに対して、恐るべき攻勢は続く。
「あ、そっか! すいませんシャマルさん、まずそれ聞かないとですよね。今彼氏とかいます?」
「え、あ、あの……それは……」
「シャマルさん美人だから絶対いるわよぉ。ね?」
「え、あ……う、うん」
「やっぱりー!」
三人の女性は、納得と共に憧憬と嫉妬とを内包した視線をシャマルに向けた。
輝く金髪、きめ細かい白い肌、制服を押し上げる素晴らしい肉付きをしたボディライン。
そして秀麗と評するよりない美貌。
これほどの麗人ならば、男などより取り見取りだろう。
同席している三人も決して醜貌などではないが、それでもシャマルを前にすれば圧倒的な差を前に霞む。
憧れと嫉妬とが同居した眼差しの集中に、シャマルは如何にも気まずそうな顔をした。
果たして、彼女たちの向ける羨望の眼差しに相応しいほど、シャマルが男性関係に恵まれているのか。
苦さを秘め隠した作り笑顔の底にある感情は、実に形容い難いものだった。
□
「で、私に相談しにきたわけ?」
紅茶のカップを傾けながら、麗しい美貌に微笑を宿し、妙齢の美女が問う。
広い執務室のデスクに腰掛けるのは、管理局本局所属の提督、レティ・ロウラン。
八神家の面々とはそれなりに付き合いの長い高官である。
そして彼女の元を訪れたのは、言うまでもない、
「はい……もう頼めるのはレティ提督しかいなくって」
恥ずかしそうに頬を染めたシャマルその人だった。
-
彼女の持ち込んだ悩みとやらを聞き、レティの口元には如何にも小娘を弄う愉悦が滲んでいる。
結婚をし、子供を生み育てたレティからすれば、シャマルの悩みというのはあまりにも初心が過ぎた。
「大仰ねぇ、あなただったら男なんて幾らでも選べるでしょうに。まさか、その年まで恋人の一人もいなくて処女です、だなんて。ふふ、かわいい事言うわねぇ」
「もう! こっちは真剣なんですよ!!」
顔をより一層紅く染め、手をぶんぶん振って腹を立てるシャマル。
そう、レティがさらりと口に出してみた通り――彼女の悩みとは男に関してだ。
より詳しく記述するならば、男がいない事について、か。
数百年の永きに渡る闇の書の活動と海鳴での生活、そして今に続く管理局での職務。
それら全ての時間を紐解いて、シャマルには異性との恋愛関係に至った経験が絶無である。
ちなみに同性との関係ももちろんない。
これほどの美貌と艶めく肉付いた身体を持ちながら、シャマルは完全に完璧なほど純潔であった。
いや、それどころかまともに手を握った事もないくらいの奥手だ。
だが彼女も曲りなりにも女である。
先日のカフェラウンジでの一件以来、何時まで経っても経験がない事に、一人の女として激しい危機感を抱くようになっていた。
だからこそ、こうしてレティの所まで赴いたのだ。
「で、頼みって何かしら? お見合い相手でも紹介して欲しい?」
「お、お見合い!? 違います、その、というか……まだ結婚とか早いと思うし」
「あら、じゃあ何かしら」
「えと……それは……」
レティの問い掛けに、シャマルは顔を真っ赤に染め抜いて俯く。
何事か、聞き取れないくらい小さな声でぶつぶつ言いながら指をもじもじと手元で弄くっている。
実に奥ゆかしく愛らしい、それでいて、待つ側からすれば呆れ帰るような反応だった。
ため息をつき、レティは頬杖をついて気長に言葉を待った。
答えは、五分ほど後にようやく訪れた。
「と、とにかく私は、ですね……しょ……しょ、しょ……」
「しょ?」
一拍、そして返答。
「しょ、処女を捨てたいんです!」
と。
耳からうなじまで真っ赤っかにしたシャマルは、限りなく恥ずかしいそのセリフを腹の底から吐き出した。
部屋の壁に木霊する残響、レティはぽかんとして、それから噴出した。
からからと笑われて、シャマルは、う〜、と涙目で抗議の眼差しを送る。
「ああ、ごめんなさい。あんまりおかしかったから」
「もう……これでも切実な悩みなんですからね。レティ提督のお知恵で、何かこう……ないですか?」
「何かって、どんなのかしら」
「す、すごいナンパテクとか? レティさんは、その……もう結婚なさってるから、そういうの知ってるかなって」
「そんな理由で私に聞きにきたの? それにしても、うーん、さすがにそれに心当たりはないわねぇ」
制服の胸元がはち切れそうなほど豊満な胸を押し上げるように腕を組み、レティは漫ろに視線を流して思索する。
真剣に考えているというよりは、何事か面白いアイディアはないかと悪戯を考えあぐねているようにも見えた。
実際、彼女はそんな事を考えているのだが。
それはシャマルの想像も出来ない事である。
「そうね、じゃあこういうのはどうかしら。陰間茶屋で買い物をする、ってのは」
「かげまぢゃや?」
レティの言葉、おそらくは隠語だろうか。
意味を理解できず、反芻するシャマル。
小首を傾げるシャマルに、麗しい提督はふっと妖艶に笑った。
そっと白い指先で紅いルージュを引いた唇をなぞり、甘く囁く。
「お・と・こ、よ。要するに男娼、お金を払って抱いてもらうの」
「だん、しょ……え、ちょ……ええ!? ななな、なにを言い出すんですかレティさん!?」
「あら? そう驚く事もないでしょ? 管理局には女の高官も多いから、ね。懐具合と身体の火照りを持て余している人間が、それを解消する術を見出すのは在る意味当然じゃないかしら」
ぎしり、とデスクチェアを軋ませながらレティは背もたれに身体を預け、脚を組む。
流し目を伴い微笑を浮かべるその様は、ただそれだけで凄まじい色気のある姿だった。
匂い立つ艶かしさからひしひしと伝わる、この人はまだ十分過ぎるほどに“女”であると。
母でも妻でもないその淫靡な雌性の発露に、思わずシャマルの頬が赤みを増す。
-
管理局の女性高官が男を買い漁るという話は、あってもおかしくないと思う、だがそれを切り出すという事はレティもまた、
「れ、レティ提督も、そ、その……男娼なんて、頼むんですか?」
「ふふ、皆まで言わせる気?」
「……すいません」
かしこまってしまうシャマルに、レティは含みの在る笑みを浮かべて言葉を連ねる。
それは人をからかって遊ぶチェシャ猫の甘い誘惑だった。
「もしどうしても処女を捨てたいって言うのなら、お勧めの子を紹介してあげるけれど――さあ、どうかしら?」
□
「うう……」
もじもじと、尻に伝わる柔らかすぎるベッドの感触に、シャマルは居心地悪そうに座りなおす。
落ち着いた色合いの私服に身を包む彼女が今居る場所は、八神家ではない。
やや華美が過ぎる内装、巨大な天蓋付きベッドが鎮座する室内。
そこはホテルの一室だった。
それも普通のホテルではない、会員制の特別な施設だ。
外面上は単なる寂れたレストランだが、ウェイターに符丁を告げると奥の隠し通路に案内される。
不倫関係の逢引、世間的に地位の高い人間が女を、または男を買う為に設けられた店。
まるで陳腐な三文小説に登場しそうな代物だ。
言うまでもなく、紹介したのはレティだった。
どうやらここは彼女をはじめとする管理局高官の女性陣の一部も愛用しているらしい。
「な、なんだか緊張……するわね」
頬をほんのり赤く染めて独り言を呟くシャマル。
彼女がこんな場所に来ている理由は、もちろん件の処女喪失の為だ。
なんだかんだと悩んだ挙句、シャマルは守り続けた……いや、捨てるに捨てられなかった純潔を放り投げる決心をつけた。
レティに頼んで男娼を買い、逢引の場所にこんな店を選んだ、という按配だ。
かの淫靡な提督が言うには“とても良い相手”を選んでくれたらしい。
その言葉を思い出し、シャマルの緊張はより一層高まる。
「どんな人、なのかしら……こんな仕事ですもの、きっとカッコいいわよね……え、ええ、エッチな事も、上手い……のよね……きききき、キスとか……」
ここに彼女の処女を散らしに来る男娼とは、一体どんな男なのか。
想像の翼をはばたかせ、シャマルは勝手に動揺し、さらにさらに顔を紅くして行く。
果たしてそんな時間がどれだけ過ぎただろうか。
それほど長くはなかっただろう、きっちり予定の時間五分前に、ドアをノックする音が響いた。
「ひゃ、ひゃい!?」
「すいません、ご予約を頂いた者なのですが。入ってもよろしいですか」
「あ……は、はい……どうぞ」
ドア一枚隔てた先から掛けられた声に、シャマルは相手に見えない事も忘れて、こくりと頷いて答えた。
ゆっくりと開く戸の向こうから、待ちかねた男は現れた。
(なんだか、聞いた事のあるような良い声ね……わ、背高いな……身体も結構がっしりしてる……それに顔も……顔……え?)
心中で相手の事を寸評し、シャマルはその顔を見て呆然とした。
声に聞き覚えがあると感じたのも道理だ。
訪れた男は、彼女の見知った者だった。
シャマルを見て、彼もまた目を丸くして驚く。
双方共に驚愕の中で、一体どちらが先に口を開いただろうか。
「ヴァイス、くん……?」
「シャマル先生……どうして」
シャマルと、そして予期せぬ来訪者たるヴァイスは同時に声を発した。
□
「あー、その……じゃあ失礼しますね」
「え、ええ……どうぞ」
幾許かの無言の時の中、呆然と見つめあい、だがいつまでもそうしてはおれず。
ヴァイスから切り出す形で言葉が交わされて、彼はシャマルの傍に腰掛けた。
そして沈黙。
沈黙、沈黙、沈黙。
たっぷり数分間、静寂のみがそこに鎮座する。
なんとも微妙な気まずい空気。
会話の口火を切ったのはシャマルだった。
「あ、えっと……その……聞いても、いいかな」
おそるおそる、ちらりと視線を横のヴァイスに向けて、問い掛ける。
-
何が聞きたいかは知れていた。
「あー……シャマル先生も知ってますよね、うちの妹の事は」
「ラグナちゃん、だったわよね。うん、少しは」
「まあ、公務員の安月給じゃあいつの目を治すのに大した治療を受けさせてやれなかったんで、副業を」
「そ、それで男娼なの?」
「レティ提督が口利きしてくれまして。高官の女性方には、金と欲求を持て余してる人が結構多いんで」
「ふーん……そうだったの……じゃ、じゃあレティ提督、とも、その……え、ええ、エッチしてたの?」
「まあ、そうですね。他にも色々、ミゼット議長とかも」
「へー。え……え……ええええ!?」
あまりに唐突かつ予想もできない人物の名前に、シャマルは声を上げて驚いた。
いや、というより驚くよりないだろう。
レティはともかくミゼット・クローベルのような高官……というか年齢の人間と関係しているとは。
しかしそれにしても、レティは何故ヴァイスをシャマルにあてがったのだろうか。
顔見知り同士では、どう考えても肉体関係など気後れするだろうに。
そんな事をシャマルがぼんやり考えていると、彼女の耳朶をヴァイスの声が打った。
「シャマル先生こそ、なんでこんな所に来たんです?」
「あ、その……それは……ええと……」
「今彼氏とかいないんですか? シャマル先生なら慌てなくても彼くらいまたすぐに」
「ち、ちがうの……だから、その……」
「ならなんです?」
「あ、う……」
顔を俯け、頬を真っ赤に染めてもごもごと上手く聞き取れない音量の声を呟くシャマル。
ヴァイスが、ん? と疑問符を投げ掛けると、彼女はゆっくり深呼吸して覚悟を決めた。
一秒、二秒、三秒……時間はたっぷり十秒経過。
そしてシャマルは、叫んだ。
「わ、わ……私処女なの! だ、だから処女捨てたいのよ!!」
と。
顔を真っ赤っかにして、切実なる魂の慟哭を赤裸々に。
ヴァイスはぽかんと間抜けな顔をしていた。
まあ当たり前だろう。
こんな風に男を買いに来るような女性というのは、十中八九が性欲を持て余している熟女である。
処女などまず来ないのが常識。
何より、シャマルほど成熟した女の色香に満ちた女性がまさか処女とは。
恥ずかしい事を暴露し、涙目でヴァイスを睨むシャマル。
だが顔を真っ赤にして目尻に涙を溜めている様は、凄みがあるとはとても言えず、むしろとても愛くるしかった。
そして呆れる。
「シャマル先生……そんな、無理に処女捨てなくたって良いんじゃないすか? ほら、かわいくてきれいだし、別にこんな事しなくてもきっと彼氏できますって。お金は返しますからなしにしましょうよ、こういうの」
やや興奮した呈の彼女を落ち着けようと、ヴァイスは宥めるように言った。
男として、見目麗しい女性と関係を、しかも自分が料金をもらってするなど願ってもない話ではある。
だがヴァイスはどちらかといえば人の好い性格をしていたし、それなりに見知った相手と行為に及ぶほど飢えてはいなかった。
何より、レティがわざわざ自分をシャマルにあてがった理由にも察しが付いてきていた。
おそらくは、このようにシャマルの事を諭す為に自分を指名したのだろう。
彼はその意図に沿うべくした――のだが。
「……か、に……て」
「え? 今何か言いました?」
「……に、して……」
「?」
俯いてぶつぶつと何事かを呟くシャマルに、首を傾げる。
返事は唐突で、強烈な感情を伴うものだった。
「しょ、しょ……処女だからってバカにして!!」
言葉と共に衝撃が訪れた。
-
シャマルがその身体を思い切りヴァイスにぶつけてきたのだ。
如何に線の細い女性の身体と言っても、いきなり座った状態でのしかかるように来られては、そのまま倒れるより他になかった。
高級ベッドとシャマルの身体、二つの柔らかい感触に挟まれてヴァイスは一瞬だけ息に詰まった。
ヴァイスの腰の上に、興奮した美女医が脚を開いて跨る。
涙目の彼女の瞳は、混乱していて、そして怒っていた。
それを認識したヴァイスは自分がとんでもない失敗をした事に気付く。
「彼氏なんて出来てたらとっくに作ってるわよ! いっつも仕事で忙しいし、出会いなんてないし……」
恨みがましくヴァイスを見下ろして腹の底に堪った不満を切々と零すシャマル。
そうだ、こんな風に思いつめている相手に対して安易な慰めや元気を出すように励ますのは、ある種逆効果なのだ。
むしろそんな事を言うのは相手のひがみを誘発し逆上させかねない。
今のシャマルとヴァイスのように。
「ちょ、シャマル先生!?」
「こ、こうなったら無理矢理……さ、させてもらうんだからね! 私はあなたの事買ったんだから、文句ないでしょ!」
言葉と共に白くしなやかな指先に、ぼぅ、と緑色の魔力陣が輝く。
何事かと思った瞬間には、ヴァイスの手首をバインドが絡め取った。
驚くのも束の間、彼の上に跨ったやや精神状態が興奮気味の美女は、その憤りと焦りのままに行動を開始する。
まず手始めに震える繊手がヴァイスの衣服を脱がし始めた。
がちゃがちゃとベルトのバックルを外し、ファスナーを下ろし、下着に手を掛け……
「ひ、ひゃぁひ!?」
酷く滑稽で愛らしい悲鳴が上がった。
原因は、ぼろん、と取り出されたヴァイスの男性器である。
どうやら初めて見る異性の性器に驚いたらしい。
顔を手で覆って、しかし興味はしっかりあるようで、指の隙間からまじまじと見ている。
頬は先ほどよりさらに赤くなっていた。
耳どころかうなじまで朱色である。
「そんな恥ずかしいなら止めれば……」
「うるさいわね! べ、べべ、別に恥ずかしくなんかないもん!」
いえ、どう見ても恥らっています。
そう言いたかったが、たぶん言っても無意味なのでヴァイスは止めた。
何より、股間に触れた冷たく滑らかな感触が無意味な思考を中断せしめたからだ。
「うわ……すごく、あつい……それにだんだん、おっきくなってる」
おそるおそると言った呈で、シャマルは初めて触れる男性器に興味津々と指を絡ませる。
幹やカリ首をおっかなびっくりなぞる動きは、とても技巧と呼べるものではない。
だが探るように不慣れな性器を弄くる感触がとてもこそばゆく、焦らされる心地が血の巡りを活性化させた。
ヴァイスの男性器は徐々に大きくなり、あっという間に硬くそそり立つ。
戦端から滲む先走りの液がぬめりを生み出し、水気を含んだ音が響き始めた。
「ねえ……これ、きもちいい?」
「そうですね。まあ初めてにしては」
「そ、そう……」
しばらくにちゃにちゃと音を立てながらヴァイスの得物を弄っていたシャマルだが、すっかり彼の準備が整ったと見てそっと指を離す。
そして彼女の指先は、己の衣服にゆっくりと伸びた。
「じゃあ、次は……えっと……ぬ、脱がないと、ダメ……よね」
震える声と指、頬を朱色に染めたシャマルはぎこちなくボタンをはずして行く。
男女交際がないという事は、言うまでもなく異性に肌を晒す経験などあるまい。
-
遅々と進まぬ恥じらいの脱衣はしかし、その奥ゆかしさがなんとも男心をそそる。
ヴァイスは生唾を飲んで白い柔肌が露になるのを見上げた。
「あ、あんまり見ないでよ……」
肌の上に這いずり回る彼の視線に、シャマルが恥ずかしそうに拗ねた声を絞り出す。
だがそれは無理な話というものだ。
目の前でこんな見目麗しい美女が衣服を剥いでいく姿に目を奪われない男などいない。
「そんなの無理ですよ。嫌だったら、もう止めにした方が良いと思いますけど?」
ため息交じりに、ヴァイスは辟易した風情の声を投げ掛けた。
そもそもこれから彼女が行おうとしているのは、肌を晒すとかそういう事よりもっと上の、過激な行為である。
その前に脱ぐ程度で恥らうのなら、最初からこんな事をしなければ良かった。
「……」
ヴァイスの言葉を受けて、シャマルが硬直した。
そのまま無言で、彼女はじっと身動きを止める。
一体どうしたのだろうか。
彼が首を傾げて様子を窺うこと数秒、状況に変化が訪れる。
急に手首が自由になったかと思えば、バインドが解除されていた。
そして視線の上では――ぽろぽろ泣いているシャマルの姿。
「ぅぅ……えぐ……ひっく……」
「え、ちょ、シャマル先生?」
ヴァイスは慌てて半身を起こし、泣き出したシャマルの肩に触れた。
細い肩は小刻みに震えていた。
見上げる、から、見下ろすになった視線。
間近で見る美貌は真っ赤に染まっていた。
「やっぱり……は、恥ずかしいし……わたしなんて、ずっと処女なのよぉ……バカぁ」
何がどう転がってバカなどと呼ばれねば分からない。
だがヴァイスにも分かる事があった。
どうにもこの彼氏いない歴=年齢の美女は、男を押し倒していざ事に及ぼうとしたのは良いが、結局へたれは克服出来なかったらしい。
つまりは自分で男に肌を晒すのに怖気づいてしまったようだ。
何という間抜けぶり。
だがヴァイスは失笑など浮かべなかった。
(この人ほんと――かわいいなぁ)
好き勝手に暴走して恥ずかしがり屋で見栄っ張り。
母性的でさえある風情や肉感的な肢体の色香からは想像できないシャマルの素の顔に、愛くるしさを覚えずにはいられない。
自然と引かれるように、ヴァイスの手はシャマルの頭を撫でていた。
最初はびくりと戦慄いた彼女だが、優しく髪を梳かれる心地良い感触に、次第にうっとりと目を細めて身をゆだねる。
まるで小動物のような仕草は、ある種子悪魔めいた魅力があった。
それを間近で見た瞬間、湧き上がる熱。
ヴァイスの奥、身体の芯から熱く熱く滾るものが生まれた。
脈動する感情のままに、いつの間にか身体は動いていた。
「え……んッ!」
柔らかな肢体を掻き抱き、鈴振るような声音を唇で塞ぐ。
触れ合ったそこは、豊熟とした彼女の身体同様に蕩けるような感触だった。
最初は呆然と硬直し、次にびくりと痙攣、異性に口付けされて驚いたのだろう――だが、それでも抵抗は訪れない。
肩を抱く逞しい腕と触れる逞しい胸板、キスの心地良い安堵感。
シャマルは自然と、全てをヴァイスに身を委ねていた。
ただ触れ合うばかりの愛撫と呼ぶにはあまりに簡素で、だがそれゆえに心を満たす行為。
終わりは始まりと同じく唐突だった。
そっとヴァイスが離れ、キスは終わりを告げる。
シャマルは魂を抜かれたかのように、ぼぅ、っと余韻に浸っていた。
「あの、シャマル先生?」
「ぁ……え!? ああ、うん……なに?」
「どうしますか」
「どう、って……」
「このまま、シますか」
「ぇ……あ、ああ……」
ヴァイスが何を問うているか、呆けた思考で一瞬理解できなかったが、脳が正常に事を把握するのにそう時間は掛からなかった。
-
彼はこう聞いているのだ、この先に進んで良いのか、と。
シャマルは戸惑った。
慌てふためき、頭に血が上ったまま無理矢理ヴァイスを襲ったはいいが、結局怖くて何も出来なかった。
でも今、少しだけ冷静になって、彼にキスされて……変わりつつある。
最初はただ見得で自分の純潔を投げ捨てたかったシャマルなのだが、初めて唇を優しく奪われて、間近からヴァイスに見つめられるこの瞬間に、どうにも心がときめいている。
まったく女心というものは不可思議にして、知性的な理解というものの埒外にあるものだ。
乙女にとってファーストキスというのはそれくらいとんでもない経験だったらしい。
逡巡は数分で、答えはか細く小さかった。
「う、うん……して、欲しい……私の、初めて……もらってくれる?」
蚊の鳴くような小さな声で、途切れ途切れの意思をシャマルは伝えた。
上目遣いに涙目で見つめる仕草と相まって、その愛くるしさは破壊的で壊滅的かつ不可避の衝撃となる。
気付いた時には彼女を押し倒していた。
柔らかなシーツの上に、それよりなお柔い女体を組み敷く。
「ん……んぅッ……!」
貪るように唇を重ね、ヴァイスの手が衣服を剥がしながら白い柔肌を撫で回した。
今まで何度も、何人も、数え切れない程の雌を悦ばせてきた男の手管。
そのなんと巧みな事か。
口内で敏感な粘膜を刺激する舌の快感、肌を優しくそして貪欲に攻め立てる愛撫、シャマルは自分が何をされているかも分からぬままその恍惚に飲み込まれていく。
あっという間に、邪魔な服は残らず剥ぎ取られており、ヴァイスもまた肌の触れ合いを阻害するものを脱ぎ去っていた。
触れ合う。
ほんの少し前腕や脚が絡まるだけで、肌同士の熱が心地良い。
さらにヴァイスの指先が本格的に愛撫を始めればなおさらだった。
「ひゃぁ! や……そん、な……ひぅ!」
甘く響くシャマルの嬌声。
彼の手がたわわな乳房を揉みしだき、つんと立った戦端の蕾を摘む。
乳輪の縁を焦らすようになぞりつつも、敏感な乳首を苛める事を忘れない。
舌先はうなじや耳を丹念に舐め上げた。
今まで性交渉の経験のないシャマルは、そんなところでまで快感を得られるという驚きに打ち震える。
女の体がどう感じるかという事に限っては、ヴァイスは彼女以上に熟知していた。
太く節くれ立った男の指はさながら繊細な彫り細工を作る職人のようにシャマルの肌を愛で、少しずつ胸や腰からその下へと滑り降りていく。
向かう場所は決まっていた。
うっすらと生える黄金の茂みの奥に浸入し、次の瞬間、小さな水音が荒い息遣いの中に溶けた。
「ふぁああ!!」
突然の強烈な刺激に、シャマルが珠の汗に濡れる肢体を跳ねさせる。
下半身から突き抜けた甘い電撃に、脳髄の奥底まで痺れたかのようだった。
豊かな胸の谷間から下に視線を向ければ、ヴァイスの手がしっかりと秘所に滑り込んでいる。
最も秘されるべき場所を彼にまさぐられて、極限の羞恥心にシャマルの頬は赤みを増した。
そこは既に濡れている。
そんな事を知られた、触れられた。
恥ずかしくてどうにかなってしまいそうで、それを認識している事が快感を増長させていた。
「シャマル先生の中、熱くてぬるぬるだ。ほら、分かりますか?」
「や、やだぁ……いっちゃ、やぁ……ん、はぁぅ!」
わざとらしく、ぐちゅぐちゅと音を立てて入り口の媚肉に浅く指を入れるヴァイス。
彼の意地悪な質問に首を振りながら、だがそれ以上に襲い来る未知数の快楽にシャマルはあられもなく喘いだ。
恥ずかしいのに感じる。
いや、違う。
恥ずかしいからこそ――感じるのだ。
ヴァイスは野生の獣が獲物の血臭を嗅ぎ分けるように、シャマルの奥底にマゾヒズムの芽がある事を見抜いていた。
だからこそ、こうやって彼女の羞恥心を刺激し、可愛がる。
膣口に指を戯れ程度に挿入しながら、きっちり陰核も親指で刺激する。
女の体で最も敏感な部分への刺激は慎重かつ、同時に念入りだ。
「ひゃぁぅ! そこ、だめぇ! ん……ぁああ! すご、い……感じ、すぎちゃうぅ……」
唇の端から唾液の筋を垂らし、涙目で悶え喘ぐシャマル。
甘く蕩けきった声は制止を呼びかけているが、その中に真実の拒絶の意思は欠片もなかった。
少しばかり深く指をねじ込んでやると、反応は実に劇的。
-
痙攣する程に女体は悦びに震えた。
「そんな事言って、先生のここ凄くよろこんでますよ? ほら、もうびちゃびちゃに濡れてる」
「やぁぁ……は、ずかしいの……いっちゃ、やだよぉ……」
「まだ恥ずかしがってるんですね。じゃあ、一回イって全部トばしておきましょうか」
「ぁ……え? なに、を……ひぁあうあああ!!」
シャマルがヴァイスの言葉の意味を理解するより先に、彼女の意識は真っ白にスパークした。
太い男の指が一際深くねじ込まれ、同時にクリトリスをこれ以上ないくらい強く押し潰したのだ。
絶頂は一瞬だった。
そして、深く深く体の芯を貫いて、思考というものを完全に焼き尽くす。
産まれて初めて異性に絶頂させられ、その快楽の深さにシャマルは忘我となる。
ぱくぱくと酸欠の魚のように口を開きながら、余韻に汗だくの肢体を震わせた。
「ぁぁ……は、ぁあ……」
とろん、と蕩けきった眼差しで虚空を見上げ、甘い吐息を零すシャマル。
快楽とはここまで甘美だったのかと、溶けかけの思考がぼんやりと思う。
湯だったように汗みずくの柔肌が荒い呼吸と共に、小刻みに震える。
余程絶頂の余韻が深いらしい、すっかり彼女の身体は脱力していた。
だが、呆けてばかりもいられなかった。
「……ぇ?」
脚を開かされ、何か熱いモノが秘所に、くちゅり、と触れた。
まるで焼けた鉄棒のように熱く硬い異物。
ぼんやりした思考の片隅でそれが何なのか分かる気がするのだが、脳が理解に追いつかない。
シャマルがそれを認識するより早く、ヴァイスの言葉が耳朶を打った。
「それじゃあ――入れますね」
「ぁ……? ぃ、ああッッ!!」
疑問符は一瞬で苦痛の絶叫になった。
淫蜜滴る秘裂に、熱く硬い肉竿が一気に挿入され、一瞬にしてシャマルは破瓜を迎えた。
たっぷりと湿り気に満ちていたとはいえ、処女膜を引き裂かれる痛みは消しようがない。
純潔を失う痛みに喜悦とはまったく正反対の涙が滲み、何か手掛かりを求めてシャマルのしやなかな指がシーツを掻く。
何度もシーツを掴んでは泳いだ手は、最終的にヴァイスの背中に回り、彼の広い背に爪を立てて掻き毟る。
それでもヴァイスは声一つ上げなかった。
苦痛に耐える事には陸士部隊の訓練で慣れていたというのもあるが、それだけではない、
「シャマル先生、大丈夫ですか?」
「ん……う、ん……なんとか」
「良かった。それにしても、シャマル先生の中……すごく気持ち良いですよ」
「や、やだ……そんな恥ずかしいこと……」
また顔を赤くして恥ずかしそうに視線を逸らすシャマル。
彼女の中はヴァイスが呻きを堪えなければならない程に素晴らしかった。
ただ単に締め付けがあるというだけではない、締め付けの緩急、そして肉ヒダの絡み付き具合が絶妙と言うよりない。
一度の挿入でも、呼吸や体の震えに呼応した収縮が肉棒へ焦らすような快感を与えてくる。
その快感はしかし、同時にどこか後ろめたかった。
貫く側の男としては一方的に快感を貪れるが、処女を喪失したばかりのシャマルはそうもいかない。
血が出そうなくらいヴァイスの背に爪を立て、唇を噛み締めて必死に痛みに耐えていた。
彼はそんなシャマルを、優しく撫でた。
さらさらと流れる彼女の金髪をゆっくりと、その一本一本の感触を確かめるように梳く。
幼子をあやすようなその愛撫に、シャマルは眼を細める。
「痛くはしませんから、力抜いてくださいね」
「……うん……あ、ひゃぁ……!」
痛みに苦しんでいた筈の吐息が、甘やかな響を奏でた。
-
シャマルと繋がったまま、ヴァイスの指と舌が再び柔肌を愛し始める。
首筋にキスされたかと思えば、たわわに実った乳房を入念に揉みしだかれる。
「ふぁ! ちくび、そんなに……したらぁ……ふにゃ!」
特に乳首を転がされた時は、一際甘く心地良い声音が零れた。
なので、責めはそこをたっぷりと重点的に。
素晴らしい柔らかさと大きさ、量感を持つ乳肉を掬い上げ、一方に吸い付き、もう一方は手で愛撫を続ける。
薄桃色の肉豆を摘み、軽く甘噛みし、同時に痛みを与えないよう慎重に腰を律動させた。
溢れた愛液が淫らな水音を奏で、敏感な胸を刺激されたシャマルの声がそこに伴奏を添える。
「やぁぁ……かんじゃ、だめ、だって、ん! もう……ヴァイス、くんのいぢわるぅ……」
カリッ、と乳首を絶妙の力加減で甘噛みされる度、涙目で講義するシャマル。
もちろん真の拒絶の意思など欠片もない。
痛みと快楽がないまぜになった未知の感覚に翻弄されているのだ。
口ではそんな事を言いながら、すらりと伸びた美しい脚は真意がそうであるとでも言うようにヴァイスの腰にがっしりと絡み付いていた。
完全に消し去れてはいないが大分痛みが和らいでいるようである。
ヴァイスは腰の動きをやや強め、彼女の膣を味わい始めた。
「……ッ」
乳首を口に含みながら、声を殺す。
極上の媚肉が竿を擦る快感に、幾人もの熟女たちと交わってきたヴァイスでさえも呻きが漏れそうだった。
思わず必要以上に強く胸に吸い付いて、それが過剰な快楽となってシャマルの脳髄を甘く焼き焦がす。
声すら出ない法悦に彼女がヴァイスに抱きつけば、呼応して膣壁が肉竿に絡みついた。
限界は呆気なく到達する。
「くッ、それじゃぁ……シャマル先生、そろそろ」
「え……? なに、を……ぁぁ……ふぁああ!」
突如として体内で爆ぜたナニか――熱。
ぎゅっと膣の奥まで貫いた陰茎の先から大量の熱いものが溢れている。
どくどくと注がれる白濁の脈動。
結合部から溢れ出る程に吐き出されたのは、ヴァイスの欲望そのものだ。
心地良くすらある射精の衝撃が、彼女の中をたっぷりと満たしていった。
「あ、ついの……でてる……すごぃ……」
痛みと快楽が融和し、形容詞難い満足感が意識を染め上げる。
蕩けきった眼差しで、いよいよ力尽きたシャマルは、そう言い残してベッドに倒れ込んだ。
□
「で、満足してくれました?」
ベッドの中、シャマルと同じシーツに包まったヴァイスが、彼女の背中を撫でながら囁いた。
数多の熟女たちを満足させてきた彼は、本来ならば一度の射精くらいで収まる性欲でないのだが、相手が処女であったという事もあって、今は後戯に務めている。
「うん……」
シャマルの声は小さく、そして弛緩し、蕩けきっていた。
女性は多くの場合、行為の最中に得られる強烈な快感よりも、こうして事の後にただ戯れるように肌を重ねて軽い愛撫をされる事を好むものだ。
-
その経験則通り、シャマルはヴァイスに撫でられながら、またたびを与えられた猫のように眼を細めて心地良さそうに身を寄せてくる。
しっとりと潤いのある柔肌に覆われた、柔らかい乳房や太股と触れるのはヴァイスもまた心地良い。
滑らかな髪を梳き、掻き上げて額にキスをしてやると、彼女もまたキスで応える。
やや食い足りない感があると思いもしたが、こうしてシャマルと触れ合う時間はそれはそれで実に悪くなかった。
だが彼のそんな認識は、次にシャマルの発した言葉を発端に崩壊していく。
「ねえ、ヴァイスくん」
「ん? なんですか?」
「私たち、エッチしちゃったんだね……」
「ああ、そうですね」
「じゃあ……ちゃんと責任取ってね?」
「………………え?」
意識が一瞬言葉の理解に追いつかなかった。
視線をシャマルの顔に向ける。
彼女はほんのり頬を染めて、恥ずかしそうに、そして愛おしそうにこちらを上目遣いで見上げていた。
ヤバイ。
本能がそう叫んで、理解が脳髄を凍らせる。
自分が女郎蜘蛛の巣に掛かったと細胞レベルで危機感が警鐘を鳴らしていた。
「いや、ちょ……せ、せきにん!? ま、待ってくださいシャマル先生、俺たち別にそんな」
「あら、乙女の純潔を奪っておいて逃れる気なのかしら。それとも……」
くすり、と子悪魔的な笑みを浮かべ、ぎゅっとくっついてくるシャマル。
柔らかで豊かな胸の圧迫、髪からふわりと漂う甘い香り。
すみれ色の美しい双眸に燃えているのは、悪意ならざる純粋な恋心。
「私じゃ、不満? 私の事嫌い?」
耳朶をくすぐるような甘い声と相まって、その問いかけは拒絶というものを粉砕する力を秘めていた。
「いえ……そ、そんな事は絶対に」
「じゃあ問題ないわよね♪ これからよろしくね、ヴァイスくん」
すりすりと胸板に頬ずりしてくるシャマルに、ヴァイスは何とも名状し難い、快楽めいた絶望感を味わった。
この人は生まれながらの女郎蜘蛛で、天然の小悪魔だと理解した。
つまり掴まってしまった自分にはどうやら逃げ道はないらしい。
そう理解して、彼の口から呆れたとも嘆息したとも取れる溜息が、短く零れた。
二人がその後どうなったかは、また別の話。
終幕
-
投下終了。
深刻なシャマル成分の補給を完了。
つーかあれですよもう、淫乱なシャマルさんは何回も書いたけど初心なシャマルさんはあまり書いたことないんじゃないかって事実に気付いて書いてみた。
うん、初心で耳年増なシャマルさんは正義だね?
-
>>199乙です!
確かにシャマさんは知識だけ仕入れてシグナムに実行させてるイメージでしたww
そういや中の人は初めての仕事が女郎蜘蛛だったような…
-
>>199
>うん、初心で耳年増なシャマルさんは正義だね?
1000%同意でGJです
個人的にシャマルさんは「かわいい」が似合う!
-
>>199
GJ。シャマルさんはほんと「かわいい」が似合う
だがひとつ言わせてくれ
軍事系医療従事者なら男性器の扱いは手馴れている方が自然ではないだろうか?
普段なら平然と処置してるけど、いざコトに及ぶときやそういうムードのときだけ別物の反応を示すというのは! これもまた別の正義ではないかと愚考する!
-
守護騎士三人って過去にそういう経験は夜伽とかであるかと思ってた
でも初心なシャマルさんもいいよね!
-
ゆずねぇで脳内再生、完全に無意識でできたw
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>>203
おっと、蒼の狼を忘れるなアッー
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>>203
ガジェットでも素手で破壊出来そうなガチムチ巨根な主に毎晩アッーーー!!されるザフィーラと
それを眼前で見せられる女性3人…
うん、ここはエロパロだ俺は何も間違った事言ってない!!
-
さて、0100に投下予定。
エロ 凌辱
ディエチ×暴走トーマ
タイトルは「弾ける本能と弾ける理性」
NGはコテハンでね。
-
さぁて全裸待機だヒャッホウ!
-
ぼぉっとする思考でディエチは考える。
― これで何度目の射精だろうか…… ―
一瞬の膨張の後、熱い精が膣内に放たれる。
ディエチのナカはこれまでに注ぎ込まれた精で満たされ、溢れ出したものは太ももを伝い、美しい足を汚す。
それだけの精を放ちながら、眼を紅くさせたトーマは、本能のままに性欲を弾けさせ、背後からディエチの形のいいお尻を掴み、鋼のごとく硬くさせたペ○スをディエチに打ち込む。
ディエチの臀部とトーマの腰がぶつかり合い、パンッパンッと乾いた音が室内に響き渡る。
尾骨から突き上げられる衝撃で頭を揺さぶられるのと、体が本能的に発する快感によって、ディエチの理性はさらに混濁していく。
「グゥゥゥゥッ」
野獣のような唸り声を挙げながら、トーマはジリジリとした動きでディエチの奥を楔を捻じり込もうとする。
「うぐぅぅぅっ」
子宮ごと骨盤を押し広げるような力に、ディエチは言葉にならない声を上げて耐える。
普通の人間であればすでに失神しているような状況であり、実際にディエチの前に襲われたアイシスは、三回目の絶頂で失神し、全身が弛緩してしまっている。
しかしディエチは戦闘機人であるため、常人よりも痛みなどに強くできている。その事がディエチにイキ地獄を味あわせる。
グニュッ…グボ……
「ガッ……」
これまでで経験したことのない感触に、ディエチは息を一気に掃出し、目を白黒させる。
繰り返される激しいピストンによってディエチの子宮口は緩くなってしまい、捻じ込まれる形でトーマの亀頭の侵入を許し、がっちりとカリを咥え込んでしまったのだ。
再び本能のままに腰を振り出したトーマの動きに合わせ、ディエチは頭を上下させる。
すでに理性など弾け飛び、トーマに与えられる悦楽をただ受け入れ、無意識に膣ごとトーマのペ○スを締め付け、さらに咥え込んだ子宮口でカリを扱く。
そして肉のぶつかる音と嬌声と狂気に満ちた時間がついに終わりを迎える。
ゴクンッ
カリが肥大し、子宮に直接流し込まれる精の熱さを感じながらディエチは意識を失った。
-
以上です。
思い浮かんだネタのうち、カットしやすい部分をまとめて、出来るだけ短く
しようと試みたんで、描写が判りづらかったなと投下してから後悔
-
いえいえGJです!
EC感染者は性欲も増大するって噂に聞きやしたが…あの女子率なら問題あるまいww
-
特定の病気の場合、生まれた環境によっては抗体をもっているケースがあるとか。
エクリプスウイルスは……どうなんだろう。親がキャリアで生き残れる程度の体質を持っているなら、抵抗力が強い子供が生まれる可能性は低くない?
……フッケバインの面々、繁殖実験されているとか?
-
エンゲージだしもしかしてリリィ達シュトロゼックって
契約者の嫁さん兼リアクターとして造られたとかだったりして
外見とかも契約者の好みに合わせて成長するとかいう機能持ちで
子供作れば生まれつきEC適正持ちの子が生まれる的な
-
>>210
台所で子宮口まで犯されるディエチはジャスティス
GJでした
ではホワイトデーということで、ホワイトデーssを投下させていただきます
・非エロですが微エロ会話が続きます
・登場人物にアホな方向でのキャラ崩壊あり
・タイトル「飴喰い子鬼」
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「トリック・アンド・トリート。お菓子を、お持ちでしょうか。
お菓子をお持ちなら、お気をつけください―――小悪魔に悪戯されてしまいますよ?」
「……は?」
突然の予想外の言葉に、フェイト・T・ハラオウンは困惑した。
声をかけた当の相手もフェイトのこの反応には少々期待外れな様子で、小首を傾げて思案顔になる。
「ふむ……決まり文句が伝わらないようですね。出自とする文化圏の壁は厚いようです。
やはり本来の97管理外世界出身であるナノハや、夜天の主に問うべきでしたか」
「えーっと……」
ひょっとしたら相手に非は無く、状況が理解できないのは自分の認識不足なのではないのだろうか。
状況を客観視するよりも先に自分の落ち度を疑う悪癖が、フェイトを自問に走らせる。
言い換えれば、外からの刺激を遮断して自分の殻に逃げ込み、軽く現実逃避した。
今は? ―――新暦68年3月。
多分ハロウィンの決まり文句だが、今はその時期ではないはずだ。
第一、言い回し自体が間違っている。
ここは? ―――次元航行艦・アースラの通路。
すべての作戦行動が終わった自由時間とはいえ、誰かにお菓子をねだられる関連性は無い。
悪戯されるからお菓子を持ち歩くな、という作戦通達も無かったはずだ。
でも、なのはに悪戯されるならば、とても素敵な体験かもしれないとは夢想する。いやいや、そんな話ではなく。
目の前に居るのは? ―――3ヶ月前は敵であり、今回の作戦において共闘した、事件の中心でもある存在の1人。
紫天の書の守護者。
『理』のマテリアル。
『星光の殲滅者』(シュテル・ザ・デストラクター)。
親友である高町なのはによく似た、けれどもやはり決定的に異なる、炎を纏うクールな紫紺の少女だ。
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「ええと……シュテル。言いたいことがちょっと私には分からなかったから、こっちから質問させてもらっていいかな?」
「『ひょっとして私のほうが間違っていたら』的な予防線を張る迂遠な言い回しをなさらずとも、正しいのはあなたですよ。
あなたにならば通じると思い、前説なしに話した私の落ち度です」
「なんだか『賢そうな犬だけど芸は出来ないんだ?でもアホ可愛いよね』的な方向にフォローされたみたいで複雑な気分だよ。
けれどなのはに似た顔に免じて、寛大な心でスルーしようと思うんだ。
でもそれを踏まえていつもよりちょっとだけ強気に聞かせてもらうと、思いっきり的外れな事言われたよね私?」
「はて? 時節も言い回しも間違えてはいませんよ。
私の落ち度は、今日あるべき管理外97世界でのイベントをあなたが知らず、話を振ってしまったというだけなのですから」
「うんごめん。一般常識に疎いことに自覚はあるからそれ以上すまし顔で責めないで。
なのはの顔で責められるとクセになりそう。違う、トラウマになりそうだから。
今日あるはずのイベントだよね、うん、すぐ思い出すから待ってて。
思い出すまで責めないでね、責めちゃダメだよ、本当にダメだからね?」
淡々と語るシュテルに対して、今にも尻を向けて四つん這いになりそうなテンションで話し続けるフェイト。
それでも感情の隆起とはうらはらに、頭の中では学校で学んだ3月のイベントを並べていく。
ひな祭り、お花見、卒業式、春休み―――けれども、どれも『今日』にはあてはまらない。
「あ……!?」
今日は、3月の14日。
そういえば1ヶ月前には、なのはや、はやてやアリサやすずかたちと、チョコを交換したイベントがあった。
つまり今日は、なのはに『私が贈り物だよ、舐めて!特にこのへんを重点的に!カムヒアプリーズ!』というべき決意の日。
ではなく。
すずかやアリサの手作りクッキーを、みんなで楽しもうと約束していた日。
激務で忘れていたが、1ヶ月前のチョコのお返しとしてクッキーやキャンディを交換し合うはずの日だ。
「思い当たったようですね」
「ホワイトデー。でも、あれは地球の、しかも日本だけのイベントって聞いたし。
そもそも1ヶ月前に居なかったあなたたちには無関係、だよね?
……それがさっきのキーワードと関係するの?」
「はい。私自身はそうでもないのですけれど。
レヴィが『飴をもらえる日』であることを知ってしまいまして」
「ああ、そっか。あの子相当あれを気に入ってくれたみたいだったね。ホントにうれしいよ」
やっと噛み合い始めた会話に平静さを取り戻し、フェイトは水色のキャンディを舐めていたレヴィを微笑ましく思い返す。
なのはとシュテルに同じく、自らの分身と言うには掛け離れた少女であるが、その出自ゆえに近しい感情は抱いている。
見ている側の胸を温かくする、無邪気な笑顔の持ち主だ。傍らで見ている分には、であるが。
「しかし1ヶ月前には存在すらしていなかった私達が、今回のイベントに参加できないと言って納得するはずもなく」
「うーん、確かに。タガが外れるとホントに危険な子だからね。
まだ非殺傷設定教えてないし、アースラの中でザンバー振り回されたら大惨事だよ。
あれ、でも……私の手持ちはもうないんだけど、アースラの中にキャンディは無かったの?」
「逆ですよ。その件でスタッフに話を聞くうちに、艦内に大量に『在る』ことを知ってしまったのです。
今、あの子は飴を求めて見境無く人を襲う魔物と化して、艦内を暴れまわっているのですよ」
合点がいった。
人情話や不測の事態にはとことん脆い豆腐メンタルだが、状況を把握できるならば解決への筋道を見つけるのは早い。
執務官志望の怜悧な思考回路が立ち上がり、シュテルからの情報収集にも本腰を入れる。
「ああ。それで冒頭の台詞が出てくるわけなんだ……で、襲われるってどんな風に?」
「無論、性的な意味で」
厳かに、しめやかに。
なんら表情を変えず、シュテルは答えた。
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「……え゛?」
「清純ぶりたい気持ちはわかりますが、時間が惜しいのでここは単刀直入にゆきましょう。
言い換えるならセクシュアル、エロス、えっちでいやらしい、おっぱいおっぱい、おひりはらめぇ。
いわゆる、舐めて吸って濡れてしっぽりトロ顔になる例のアレです」
「ちょ、ちょっと待ってよ、なのはの顔と声で表情一つ変えずそんなこと言わないで!
背筋がキモチヨクぞくぞくしてきて、知らなくていいと魂が叫ぶ心の中のパンドラの箱が今にも開きそうだから!」
「しかも間の悪いことにあの子は、仲間内でのちょっとした遊びで金髪に染めてオリジナルごっこをしている最中でした」
「っていうかそれは明らかに、あの子よりも私にとって大惨事だよっ!
なんでこの年齢で社会的にドロップアウト余裕のピンポイント自爆テロくらわなきゃいけないんだよ!」
つらつらと淀みなく説明を続ける紫紺の少女の肩をつかみ、強引に揺さぶるフェイト。
状況は思った以上に深刻―――というよりもすでに至近距離で全身拘束されて桜色の砲撃魔法がぶっぱなされた後と同じだ。
着弾すれば社会的な意味でオーバーキルである。
「はやく止めないと、明日からあなたの顔を見ただけで脳内エロスが妄想されて下半身が大惨事になるスタッフ続出ですね。
男女問わずに誘い惑わす魔性とは、その年にして罪作りなことです」
「あの子と私の行動を意図的に混同させないでってばっ!……ってあの子、女の人でも見境なくOKなわけ!?」
「そのあたりはオリジナルの業を引き継いだのでしょうね、我らの生まれゆえの抗い難い原罪とでも呼ぶべきですか。
私の火のごとき闘争心や、劫火のごとく包み込む王の庇護欲と同じように。
あの子は燠火のように燻る情欲に駆り立てられて、女性の尻穴まで責めるのでしょう。
……いえむしろ、責められてこそ悦ぶのかもしれませんけれど」
「時間ないんでしょ、お願い全方位にボケないでツッコミ追いつかないから!
だいたいなんでお菓子を奪うために、せ、せ、せ……その、えっちな方向に見境なく襲うんだよ。
いくら子供じみてるからって、絶対理屈に合わないじゃないか」
「そうですね、話を進めましょう。まずは事の起こりからです」
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――― 回想 ―――
「ねぇちょっと、見たシュテるん!?
今のヒト、あ〜んなにいっぱいキャンディあったのに、僕にはこれっぽっちしかくれなかったんだよっ!」
「お菓子は1日3個までというのが、王とユーリの立会いの下で取り決められた厳然たる律令です。
これに対して不服を唱えるのは紫天の主と闇統べる王、その両者に刃を向けることになりますよ」
アースラのスタッフから受け取ったキャンティーを見ながら、レヴィは、開口一番、恩知らずにもそんなことを言ってのけた。
ミッドにはもちろん、ホワイトデーなる習慣は存在しない。
レヴィが小耳に挟んだ管理外世界のイベントに付き合い、艦内のお菓子を振舞ってくれた親切なスタッフが居ただけだ。
キャンディは簡素だが手作りの包装で小分けにされており、作った者の心配りが感じられる贈り物である。
しかし『キャンディーがもらえる日!』と叫びまくった少女の期待と欲望を満たす量ではなく、おかんむりの様子だった。
ちなみに―――今のレヴィの髪は金色、纏うバリアジャケットの色は黒地に赤の縁取り。
黙っていれば、遠目にはまるっきりフェイトである。
自らの外見色彩を変調させる、魔力運用の基礎訓練を兼ねたシュテル発案の『オリジナルごっこ』の最中なのだ。
「違うってば。いくら僕でも、食べるのはユーリと王様の言うこと聞いて3個までだよ。
でもあんなにいっぱいあるんだから、1ヵ月後までとか1年後までとかの分もいっぺんにもらえていいと思わないかい!?」
「今のあなたのように皆が望めば、収拾がつかなくなるからですよ。それゆえの取り決め、すなわち法の制定です。
いい機会ですから、王やユーリの名を地に落とさぬためにも、我欲を抑えることを学びなさい」
「う〜。水色のまんまるのだけでも僕の臣下ってことで、全部僕のところに保護できないのかな。
あ、もちろん赤いのはシュテるんので、紫のは王様のだから、ひとりじめはしないよ?」
「聞き分けなさい。ここは我らの居た艶やかな闇の中と異なり、法と資本が治める世界です。
より以上を望むならば腕力での解決は許されず、飴の持ち主が納得しうる対価を支払わねばなりません」
「たいか……って?」
「管理・管理外を問わず、ほとんどの世界では貨幣がその役割を担っているようですが、当然、我らに手持ちはありません。
いずこかで労働を行い、対価としてまず貨幣を受け取って、飴と交換するか。
もしくは直に飴の持ち主と交渉して、その者の願望を満たす代わりに飴をもらうという契約を成すか。
つまりは……」
「あーもぅ、難し説明はいいからさ、どんなことすればいいのか手っ取り早く教えてよ。
僕にも出来て、すぐに・いっぱいもらえそうなヤツをさ!」
「そうですね、さしあたっては飴の持ち主の欲求を満たすことです。
貨幣経済の浸透した世界において、元手なく短時間で行え、かつ普遍的な要望のある対価の支払い。
単純に考えて、『性欲』を満たす事ですかね」
「せいよく?」
「実体化して間もない我らには無縁のものでしたが、これから先、関わらぬわけには行かぬものです。
いずれ通らねばならぬ道、この機会にあなたも学んでおきなさい。
幸いここに、性欲とその満たし方を理解するために某執務官(15歳)の部屋から失敬してきた書と道具があります。
ここで実践して飴の持ち主に施し、対価として受け取ればよいのですよ」
「だからもうちょっと……」
「わかりやすく言い換えましょう。それが出来れば飴がもらえます。
『目の前にいる飴の持ち主を、どんな手を使ってもいいから悦ばせなさい。全力全開で』ですね」
「さっすがシュテるん、わっかりやすい!」
「えっへん。もっと褒めてもいのですよ?
……では実践です。今からその身に成された事を、経験として刻みなさい」
それまで変わらぬすまし顔で語ってきたシュテルが薄く―――嗜虐の笑みを浮かべたように見えたのは気のせいか。
某執務官(15歳)秘蔵の指南書を片手に、荒縄や革ベルト、はては電動音を発する器具を手にしてレヴィへと向き直った。
―― 回想終了 ――
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「全部キミの仕業じゃないかあぁぁぁぁっ!!
だいたいレヴィに『法に従え』って言っといて、明らかにアウトな風俗業だけを勧めてるあたり確信的な愉快犯だろっ!」
「てへぺろ」
「無表情でそんなこと言っても可愛くない……あれ?
あざとく上目づかいで小首まで傾げて超かわいい、だと……じゃなくてっ!」
「まあ、私自身も、あの子があそこまで開花してしまうとは思いもしなかったわけでして。
今は金髪になっている性的小悪魔を解き放った責任を感じて、取り急ぎこうしてあなたのもとに参じたわけです」
「そうだね……と、とりあえずレヴィを止めないと。シュテル、あの子の行き先に心当たりはある?」
「レヴィは『飴を持つ者』を襲います。
普段は持ち歩く者など少数でしょうが、今日はあの子に付き合ったスタッフが飴を小分け包装にして各部署に配布したはず。
ゆえに相当な数が、アースラスタッフの手元にあるものと考えられます」
「うーん、アースラ艦内全域の可能性があるのか。
とりあえずすぐにリンディ提督に連絡して警戒網の作成と……」
「スタッフが我らの元を離れてから、私がレヴィの開発と仕込みを終えるまで、4時間といったところでしょうか。
すでに飴はアースラ全域に行き届いたと考えて間違いないでしょう。犠牲者が出ている可能性も否めません。
非常事態で全艦内モニターされたら、金髪の小悪魔が乱れ咲く様をノーカットで映像記録される危険性もありますよ?」
「だから女の子がしれっと仕込むだとか開発するとか言っちゃダメだから!
くぅぅぅぅっ、落ち着け、落ち着くんだ……もう絶望しかない時間差だけど、まだなにか起死回生の策があるはず……!」
「向かい合いましょう。自らの裸体が描き出す、禁断の桃源郷の現実と」
「ううっ……なんでこんなことに巻き込まれるんだよ……私の人生、生まれたときから波乱しかないよ……」
「それはお互い様ですね。まあ―――心滾る良き戦いや出会いがあれば、それでよいのですよ」
無責任なシュテルの言葉を受けながら、断腸の想いでフェイトはリンディへと通信で緊急事態を告げる。
自分の社会的な立場を危うくする可能性はあれど、やはり他人への危害は見過ごせない損な性分なのだ。
前代未聞の非常警報が敷かれる中、あれこれ言い合いながらも肩を並べて通路を駆け、2人は周囲を探る。
そしてついに―――その『痕跡』を発見した。
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「はっはっはっ。さあ、ショータイムだ。君が満足するまでた〜っぷりご奉仕してあげるよ、ハオー。
そして君のハートもポケットの中のまんまる水色も、ぜんぶ僕が褒美としてもらっていくっ!」
「例えヴィヴィオさんのもう1人のお母様だったとしても、渡すわけにはゆきません―――キャンディも、心も、貞操もッ!」
非常警報の鳴り響くアースラ艦内の通路で、互いに譲れない信条の下、刃と拳とが火花を散らす。
片や、欲望の枷から解き放たれた、獣。
いや、もとより枷は無く―――初めて覚えた血の味に酔い痴れて狩猟本能の赴くままに人を襲う、少女の形をした性的な災禍。
紫天の書の守護者。
『力』のマテリアル。
『雷刃の襲撃者』(レヴィ・ザ・スラッシャー)。
フェイトに良く似た、けれどもやはり決定的に異なる、本来は水色だが故あって今は金髪黒衣の少女だ。
そして片や、柔らかな碧銀の長髪と、中性的で端麗な容貌の女性。
特に目を惹くのは、右紺左青の虹彩異色―――古代ベルカにおける『覇王』の身体資質。
ハイディ・E・S・イングヴァルト。
そう名乗り仮面を着けて、連続傷害事件を引き起こした上で捕縛されてしまった痛い経歴を持つ、少々残念系なぼっち少女。
愛機アスティオンを従える、今は『大人モード』で成人女性姿の、アインハルト・ストラトスである。
その沈着かつ聡明な瞳は―――対峙する少女が、フェイトに似せたレヴィであることは見抜けていなかった。
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「今日はホワイトデー……ヴィヴィオさんに縁の管理外世界における、恋の重大イベントの日。
異世界に飛ばされ季節もズレたゆえに、奇しくも降って沸いた好機。
乗るしかありません、この愛のビッグウェーブ!
このキャンディは間接キスを狙ってこっそり舐め舐めした、ヴィヴィオさんオンリーの恋文なのです!!」
「にゃあ」
アインハルトがアースラ艦内で手に入れたキャンディーの色は、紺色。
彼女自身の右目と同じ色であり、ヴィヴィオのバリアジャケットのメインカラーだ。
ゆえにこのキャンディは、自分とヴィヴィオの恋の架け橋―――奪われるのは、2人の絆を断ち切られるに等しい。
傍らのティオも思いは同じであり、自分達の仲を応援してくれているはずだ。
「えーっと……『主人か、飼い犬か。相手がどちらを望むのか、それをまず見極めなさい』ってシュテルんは言ってたよなー。
まあハオーはどう見てもわんこのほうだよね、ねこ連れてるけど。
うん、間違いないな。いつもは威勢がいいけどいざとなったらヘタレな、臆病で受け身なわんこだ」
一方のレヴィは、鼻をひくつかせて肉食獣じみた五感で目の前の『獲物』の性情を読み取る。
そこに理論や理屈は無いが、だからこそ、その原始的とも呼べる直観は本質を見抜いた。
「例えヴィヴィオさんの母親に等しい人であろうとも、すべて守り通してみせましょう。
『覇王』ハイディ・E・S・イングヴァルトの名に懸けてッ!!」
「よし、決めたぞ。首輪つけていろんなところを思いっきり可愛がってあげて、ご褒美に水色ゲットだ。
大丈夫、シュテルんがいろんな道具を持たせてくれたから、アドリブなリクエストにも応えてあげられるからねっ!」
歪みない決意を燃料として、2人の闘志は天井知らずに燃え上がる。
拳を補佐するアスティオンと、大鎌状の魔力刃を形作るバルニフィカスに、一層の魔力が込められた。
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両者の得意とする間合いは、共にクロスレンジ―――繰り広げられる、技量と体術と精神の限りを尽くした近接戦闘。
「あはは。そこ、胸……とらえたっ!」
「―――くぅッ」
息詰まる拳打と斬撃の均衡が紙一重だけ傾き、アインハルトのバリアジャケットの胸部分がざっくりと斬り裂かれる。
とっさに露出した膨らみを片腕で覆うアインハルト―――その動きを予測し、胸を隠す腕を掴むレヴィ。
しかしその腕をさらにアインハルトの逆腕が掴み返し、そのまま肘を極めてひねりながらレヴィの体を床へと投げ落とす。
「おぉっ? と、と、とぉぅっ!」
「お母様、後でお詫びはいたしますから……今はお覚悟をッ!」
金髪を翻し、魔力での姿勢制御で猫のようにくるりと着地するレヴィ―――その着地点へと向き直り腰を沈めるアインハルト。
必勝にして必殺の構え。
着地直前の無防備なレヴィに振り下ろされるのは、防御すら許さぬ覇王流の象徴たる拳。
「覇王、断・空―――拳ッ! ……なぁ!?」
それが、空を切る―――のみならず、少女そのものを見失う。
アインハルトの視界から、金髪の少女が霞のように消失したのだ。
「にゃっ!」
「ふふふ。君が僕を捉えるなんて、百年とちょっとは早ーいっ! そしてぱんつ取ったぁっ!」
「え……? きゃッ!?」
ティオの誘導に従い視線を向けると、はるか後方にレヴィの姿。
同時に知覚される、下半身の最後の守りの喪失感。
反射的にアインハルトは、切り裂かれた胸を隠しバリアジャケットのミニスカートを抑える。
改めて視界に収めたレヴィのバリアジャケットが、まるで競泳水着のように覆う面積が少なく変容している。
スプライトフォーム。
覇王の拳が振り下ろされる寸前にモードチェンジを行い、フェイトのソニックに匹敵する速度で間合いから離脱。
同時にいかなる手段を用いたのか、アインハルトが身に着けていたバリアジャケットのショーツをも抜き取ったのだ。
「ふ〜ん、水色の縞々……なるほど、こういうのもありかっ。
いいなぁこれ。今度王様とユーリに頼んで、僕のぱんつもこれにしてもらうよ!」
「返して下さい! っていうかしげしげと眺めないで裏返さないで嗅がないでっ!!
それは古代ベルカ、オリヴィエとクラウスの時代より伝わる覇王血統の記憶に刻まれた勝負下着!
今宵は……今宵こそはこの異郷の地でヴィヴィオさんに披露すべきと、私の魂がシャウトしているのですッ!!」
「んー、でもそんなふうに両手で体を隠したままじゃ、僕の速さに追いつけるわけないだろ?
あきらめてご奉仕されなよ、おもいっきり悦ばせてあげるからさ。
別に、僕に奉仕されたあとで勝負しにいけばいいわけだし……あ、キャンディはご褒美としてもらうけどね。
ほらこの白い首輪とか、色的に君にすっごく似合いそうで可愛いじゃないか」
「何度でも宣言しますがこの貞操、捧げるつもりは毛頭ありません。
首輪を嵌められて屈服するなどと、覇王の名を汚す行為など受け入れられるはずがないッ!!」
無論ヴィヴィオに同じ事を望まれたなら、そんな歴史もプライドも1ミリ秒で投げ捨てる。
多分、歴代の覇王の血統者たちも納得してくれるはずだ。
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「ま、君のあとにももっとたくさんの人にご奉仕して、いっぱいご褒美もらわないといけないからね。
今から全速で勝負決めるよ、ハオー!
くらえ、シュテルんに教わった、スプライトよりもっともっと迅く動ける究極のフォームからの必・殺・技―――」
「く……ッ!!」
レヴィがバルニフィカスを構え、アインハルトへと突進した。
スプライトフォームの少女はすでに目で追えぬほど速いが、その体がさらなる魔力光に包まれる。
多くの戦闘経験を蓄積させた覇王血統の記憶が、全力の警鐘を鳴らす。
魔力のポテンシャルそのものが自分を上回るであろう少女の、本気の速度特化による全力攻撃。
たとえ体を隠す不利が無くても、アインハルトには反応すら出来ない可能性が高い。
レヴィのバリアジャケットが換装される。
かろうじて体を覆う程度だった表装が、さらに剥離して完全に素肌を晒す。
パージは胸や腰にまで及び―――薄い両胸の頂点と無毛の股間に、1枚ずつの絆創膏を残すのみの姿となった。
「轟雷爆滅・プラスターフォーム―――十文字斬りィィィッ!!」
全裸どころではない姿となったレヴィは、その迅さを維持したまま派手なアクションでバルニフィカスを振りかぶる。
バルニフィカスもまた、大鎌から大剣形態へと移行―――長く伸びた刀身が超スピードを乗せて斬り下ろされた。
一連の動作には微塵も容赦はなく、認識できないほどの超高速とその加速度を得て振り下ろされる大剣は、確かに必殺だった。
一連の動作には微塵も羞恥心はなく、大股を開いて大回転しながら斬りつけるその姿は、いろいろな意味で破滅的だった。
「……」
避けるには、迅すぎる。
受けるには、重すぎる。
受け流すには、鋭すぎる。
その一撃が今の技量では不可避であると悟った瞬間、走馬灯のように歴代覇王の記憶が蘇り―――ただ、静かに思う。
脱げば脱ぐほどに速くなる。
いかなる歴代の覇王にも、その発想は無かった、と。
※※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※
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「にゃにゃっ!!」
「現場、アインハルト・ストラトス所持の該当デバイスより座標確認。捉えました」
「いくよバルディッシュっ!」
<Yes sir.>
裸身の雷神が振るう刃が、アインハルトの体に到達するまさにその瞬間。
振り下ろされるべき超刀は、直前で―――ぴたりと停止した。
「え……!?」
予想外の展開に、事態を飲み込めないアインハルト。
大剣形態のバルニフィカスは金色と赤色のバインドが幾重にも巻き付いて、空間に縫い止められていたのだ。
アースラ艦内で非常警報が発令された際、ティオは『異常事態』に遭遇中であることを即座に司令室へと報告していた。
その後、アインハルトのサポートに徹しながらも、最寄の魔導師であるシュテルとフェイトをこの場へ誘導。
大剣を止めた最後のバインドは、この場への到着が間に合わない2人が、ティオの誘導で遠距離から放ったものだった。
「助かった……んですね、私。ありがとうティオ、汚されずにすみました。
これからヴィヴィオさんに顔向けできるのも、みんなあなたのおかげです」
「にゃあ」
「あ……」
「にゃ?」
事態の経過をティオの記録で知ったアインハルトは、とりあえずキャンディと貞操を守りきれた安堵に胸をなでおろした。
そして改めて、ここにいるべきもう1人の存在を思い出す。
そういえば、目の前にあるのは、バイントで空間に縛り付けられたデバイスだけだ。
自分を攻撃したはずの少女の姿が見当たらないことに今更ながら気付いたアインハルトは、周囲を見渡した。
「あ、見つけたけど……大丈夫ですかこれ? それになにか髪の色が、青くなって……?」」
アインハルトの視線は、自分の真後ろの壁に向いていた。
振り下ろすべき大剣が予期せず急停止してしまった少女は、それでも高速の突進は止められず―――
アインハルトの脇をすり抜けて通路の壁に顔面から激突し、絆創膏全裸の格好でだらしなく気絶していたのだった。
※※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※
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「確保ーっ! シュテル、映像記録に問題は無いよね? 無かったよね? あったら壊すよ? 物理的な意味でも」
「プラスターフォーム(絆創膏形態)に換装した瞬間に、色彩変調も解けて元の青髪に戻っていますね。
確保以前にスタッフらが襲われた形跡も無いですし、金髪子悪魔の裸身乱舞が永久保存される事態は避けられたようです。
……残念ながら」
アインハルトとレヴィの決着直後に通路になだれ込んだフェイトとシュテルは、まず気絶中のレヴィの身柄を拘束。
ついで誤解で混乱するアインハルトに『痴女じゃないよ! 貞淑だからね? 覚えておいて!』と状況の説明を行い。
そして一番の懸念事項だった、レヴィの行動の映像記録のチェックを終えたのだった。
アインハルトも急ぎの用件があるとかで、事態を把握した直後にはどこかに消えてしまっていた。
去り際の顔は、フェイトがときおり浮かべる、桃色に浮世離れした表情に似ていた。
ちなみにレヴィは裸身をフェイトのマントで包まれたうえで、なぜか近くに落ちていた首輪の鎖でぐるぐる巻きにされている。
ついでだからと、シュテルがポケットからとりだしたボールギャグで口も塞がれていた。
「ねね、シュテル? 今、一瞬目をそらしてサラっとなんか黒いこと言われたと思うんだけど気のせいかな?
そもそもなんでだよ、この絆創膏っ! 私と同じ体の子にこの格好教え込むのはさすがに悪意ありすぎだと思うんだ。
罰として、なのはの格好してツインテールになったキミをヌード撮影させてもらってもいいよね?
あと撮影に必要なことだから、腋とかつま先とかもクンカクンカさせてもらうよ?」
「そもそもソニックフォーム換装の発想自体、露出性癖がないと生まれないものだと思いますけれどね。
まあ、それはともかく。
問題のレヴィも回収されたことですし、これ以上の被害も無い様子ですから。
事態は一応の収束と言うことで、警戒態勢も解かれるようです」
「事態は解決しても、私に対する罪は、償わない限り消えないと思うんだ。
罰として、なのはの格好してツインテールになったキミをヌード撮影させてもらってもいいよね?
あと撮影に必要なことだから、この首輪とか口枷とかも使ってハアハアさせてもらうよ?
大切なことだから何回でも確認するからね?」
「……露出癖、被虐体質、弱者に対する嗜虐性。公僕を目指す者としては性癖に難ありですね。
世界の壁を隔てる前に、少し矯正して差し上げましょうか。
大丈夫。『同じ体』で、すでに経験済みですから。
どうすれば素直になるのかは―――あなた自身よりも、詳しいですよ?」
どこからか取り出した、事件のもうひとつの発端ともいえる某執務官(15歳)の秘蔵教本を学術書のごとく読み上げながら。
『理』の顕現たる少女は、妖艶に微笑んでみせた。
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以上でした
では、失礼します
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>>225
な ん だ こ の カ オ ス !
レヴィ暴走ギャグSSかと思えば、まさかのシュテフェ。その発想は無かったwww
GJです
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>>225
なにこれひどいwwwwwww
残念なハオーといい変態ばかりだwwwww GJwww
-
>>225
これは凄いこれは酷いGJwwwwww
でも時期が文中で明言されているにもかかわらず、何でかフェイトさんが大人バージョンで脳内再生されて困る俺
-
DOKI☆ヘンタイ淑女だらけのミッドチルダ!
いいぞもっとやれ!
性的に奔放な雷刃たんは一家に一人ほしい、いやほんとまじでがちに。
ともあれちょっくら投下する。
>>202
>>いざコトに及ぶときやそういうムードのときだけ別物の反応を示す
以上の言を受けて急遽書いてみた
前述のヴァイシャマの続きれす
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続・売れ残りと男娼の純愛で奇妙な話
ギュッ。
「ちょ! いたいですよ」
「あ、ごめんなさい……こ、これくらいで良いかしら?」
シュッシュッ。
「今度は少し弱いような」
「むぅ〜……む、むずかしいわね」
うむむ、と。
シャマルはそう呟いて眉根を寄せ、困り果てたという表情を作った。
額に掛かった髪をそっと指で掻き上げる。
手先が僅かに濡れている、汗ではない。
生臭い臭気を漂わせるそれは、いわゆる男性の我慢汁というやつだ。
発生源はシャマルの目の前にあるもの、ヴァイスの男性器。
状況、二人とも裸、ベッド。
以上の現状から論理的に導き出される解答=えっち。
「それじゃあ、これくらいでどう……かな?」
「ん、ああこれくらいで、できればもう少し柔らかく握って。手を休めないでください」
「うん」
言葉を交わしながら、ベッドに腰掛けたヴァイスの脚の間で、シャマルは一生懸命手を動かす。
恋人になった(無理矢理した)二人はまあよーするにこうやって、なんだ……チュッチュしてんだよ言わせんな恥ずかしい!
そして見目麗しいシャマルの、その白い指先が震えながら弄るのは、赤黒いグロテスクな男性器であった。
「うう……」
恥ずかしそうな呻きが彼女の口から漏れる。
まだ男のモノに鳴れていないのか、目尻に涙を溜めておっかなびっくりという呈だった。
「あの、シャマル先生」
「なに」
「別に無理しなくても」
「む、無理なんてしてないわよ!」
「ちょ! いたい!」
「あ、ごめんなさい……」
そう言いながらも彼女の手は禍々しい局部から離れていない。
何故そんなにもこだわるのか、原因は先ほど交わした会話にあった。
床の上でまだ情交に不慣れな彼女を、ヴァイスは熟練者らしくリードして愛撫し、夜の悦びへといざなう。
だが、まだ男の象徴を見慣れぬシャマルに彼はうっかり口を滑らせた。
『医務官なら見慣れてるんじゃないですか? 治療とか、裸になる事もありそうだし』
と。
彼女はのたまった。
『だって……治療でもそんな凝視しないっていうか、恥ずかしくて直視できないし……治療する相手も女の人が多かったし』
と。
そして彼は言ってしまった。
『そっちでも初心だったんですね』
『う、うぶじゃないもん! いいわよ、だったら私がデキる女だって教えてあげるわ!!』
と顔を真っ赤っかにして彼女は凄み、ヴァイスを押し倒し(以下略)こうなったというわけさ。
「あぅ……なんだか手疲れてきちゃった……ちょっと休んでもいい?」
「別に良いっすけど、そうすると萎えちゃうかも」
「ええ〜、じゃあどうしたら……」
「んー、じゃあ口とか」
「くくくく、くちぃ!?」
仰天したシャマルはぺたんと白く大きな尻を付き、たじろいだ。
ちなみに真っ裸なので、たゆん、と揺れる胸とか上から見下ろす視点で見る腰のくびれなんかが大変いやらしくヴァイスは眼福であったのはここだけの話である。
ともあれシャマルは仰天し、怖気づいていた。
眼前には雄雄しく屹立するペニスがある。
-
フェラチオ、つまり彼は口にして愛撫しろと言っているのだ。
正直に言えば抵抗感があった。
なにせ男性器とはつまり尿道口であり排泄器官なのだ、それを咥えろとは、ついこの間まで処女だったシャマルにはあまりに難易度が高い。
「あの、別にできなかったら無理しなくて良いですからね?」
ヴァイスはそう言って諭すのだが、しかしこれが逆効果だった。
子ども扱いされたりすると、どうにもこの見栄っ張りな医務官の女性はかちんとくる気質らしい。
「だ、大丈夫よ! これくらいよゆーなんだから」
そう言う割りには顔は真っ赤で手は震えていて話し方もぎこちなかった。
ともあれ彼女は勇気を振り絞り、ずずいと肉竿に顔を近づけた。
(うう……大きい、それに臭いも……でもああ言った以上、やらないとかっこわるいし……)
そっと幹を指で握り締め、ゆっくりと顔を寄せる。
余程自尊心、というか、女のプライドがあったのか。
えい、と心を決めて舌先を突き出した。
濡れた、赤く熱い舌でちろりと一舐め、亀頭をなぞる。
「……ッ」
押し殺した声が、ヴァイスの口から漏れた。
それだけで彼が快感を得ていると知れた。
もっとそれが聞きたいと、シャマルは自然に感じる。
ちゅっちゅ、と小さくついばむような口付けを、何度も先端に繰り返す。
だがそれでは刺激が足りないのか、あまり反応は芳しくなかった。
(こうなったら……えい!)
羞恥心を焦がしながらも、慎ましく開けた口をさらに開き、舌を差し出して赤黒い異物を口内へ挿入。
凄まじい臭気、熱、大きさ。
産まれて初めて口にする男性器は、お世辞にも心地良いものではなかった。
それでも、
「んッ……うぅ」
苦しげとも取れる、恍惚の呻きがヴァイスの口から零れた。
大きな異物を口に入れて涙目になった瞳で見上げれば、快感に耐えるヴァイスが吐く息を僅かに荒げていた。
(あ……ちゃんと気持ちよくできてるんだ)
口の中に含んだ彼自身にぎこちなく舌を這わせつつ、そんな事を思う。
夜伽ともなれば一方的に快楽を与えられる側だったのが、自分が与える側になる。
肉体ではなく、心を満たされるような心地。
(もっと……気持ちよくしてあげたい)
熱く胸の奥で脈動する想いに、何時しか嫌悪感も薄れていく。
シャマルは必死に首を上下させ、唇と舌とで肉棒を扱いた。
まだまだ性の技には疎い彼女だが、とにかく男性器は上下されれば射精する、程度の事は理解できていた。
尿道口からじわりと広がる塩味。
先走りの液が滲み始めた。
口に大きな肉竿を入れているだけでも大変だというのに、余計にむせそうになる。
目尻の端に溜まった涙がとうとう頬に伝い始めた。
-
それでも舌を這わせ、上下運動をして唇で幹を上下するのは止めないあたり、シャマルは一途だった。
「あんま、無理しなくても良いですよ」
気持ち良さそうに眉を寄せながら、ヴァイスが涙目のシャマルを見て言う。
案じられて余計に火が点いたのか彼女の奉仕は勢いを増した。
口内に肉棒を挿入した事で増えた唾液が、じゅぷじゅぷ、と淫らな水音を響かせ始める。
いやらしい音色、そして涙目の美女に奉仕されるという淫靡な光景に、ヴァイスの欲望もいよいよ昂ぶりを抑えきれなくなる。
「シャマル先生、そろそろ……ッ」
切羽詰ったような声。
だが物事に集中すると他の事に気が回らなくなるのか、奉仕に夢中になっていたシャマルには上手く聞き取れなかった。
ぶるり、とヴァイスの身体が戦慄く。
それが合図だったのか、とうとう彼の欲望が、熱くぬめる粘膜の刺激に屈し、爆ぜた。
「んッ……んぅぅ〜ッ!!」
突然口の中にぶち撒けられる大量の粘り気。
溢れる青臭い臭気。
びくびくと脈動する肉竿から、それは止め処なく溢れ出る。
口の中が一杯になって呼吸さえできない。
慌ててシャマルは顔を離すが、まだ衰えず射精は続いており、彼女の前髪から顔まで白濁が降り注いだ。
一体どれだけ吐き出したのか、胸元まで白い滴りが落ち、ようやく事は収まった。
「ん、ぷ……ヴァイスくん、だしすぎ……」
こくん、と幾らか飲み干し、そうできなかった分を唇から溢れさせ、シャマルが喘ぐ。
独特の臭気、何とも形容し難い味。
だが彼の悦びの証だと思えば、そこまで嫌悪感はなかった。
むしろ気持ち良く出来た証拠だと、愛おしさがある。
「大丈夫ですか? 途中で止めても良かったのに」
「だ、だって……ヴァイスくんにも、きもちよくなってほしかったから」
いつの間にかヴァイスがティッシュを何枚か取り出し、差し出してくれた。
ん、と頷きつつそれをもらい、付着した精液を拭う。
くしゅくしゅと顔を清めて顔を上げた時、シャマルはようやく気付いた。
自分を見下ろすヴァイスの視線が、どこか獣めいた凶暴性を帯びているのを。
スタイル抜群の美女が懸命に奉仕をし、さらにその顔にたっぷりと欲望の白濁をぶち撒ける。
男たるもの、これで興奮しないでいろというのが無理な話だ。
肉食獣を前にしたか弱いカモシカの心境。
ふつふつと湧き上がる恐怖感に、シャマルは後ろに下がろうとする。
「あ、え……ヴァイスくん? なんだか目が怖いんだけど」
「いえいえ、そんな事ありませんよ。まあともかくあれですあれ」
いつの間にか、正しく獣並の動きの速さでヴァイスの手がシャマルの肩を掴む。
身体が揺れたかと思ったら既に押し倒されていた。
ギラつく瞳の輝きと共に、ヴァイスは言った。
「お返しに、俺もシャマル先生を気持ちよくしてあげますから」
「え、あ、ちょ、ちょっとまって! そんな……ふぁああ!!」
そんなこんなで抗議の声は甘い喘ぎと代わり、結局なんだかんだで二人はどろどろの濃厚で愛情たっぷりの行為に耽っていったそうな。
めでたしめでたし。
終幕
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投下終了。
本番があると思った? 残念さやかちゃんでした!(チガウ
とにかくシャマルさんは正義なんです絶対なんですかわいいんですエロいんです。
ほんともうマジでシャマルさんの二次創作とか薄い本とかもっと増えようぜいやほんと切実に。
そんな心境を想いつつ保管庫コメでのたまったギンガやカリムの被虐陵辱ものを考える日々であった。
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>なのはの顔で責められるとクセになりそう。
>無論ヴィヴィオに同じ事を望まれたなら、そんな歴史もプライドも1ミリ秒で投げ捨てる。
フェイトさんと覇王、所々から駄目な匂いが漂ってくる・・・マジで嫁の貰い手あるかが心配だよ。
シャマルさん、エロ可愛い。俺の話の中では産業廃棄物生成してるのに・・・
それはさておき、おいどんも投下するでごわす。
ミカヤさんの陵辱エロの続き。
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天瞳流抜刀居合いの道場。
その道場に急な呼び出しを受け、門下生達は駆けつけた。
不思議な事にメンバーに女性の門人は1人も居なかった。
稽古が休みの日に呼び出された事に疑問を覚えながらも、彼らの1人が扉を開け、中に踏み込み、思わず息を呑んだ。
「やあ、皆、おはよう・・・」
道場の中心に立っているのはミカヤ・シェベル。
天瞳流の師範代であり、彼らにとって憧れの女剣士だ。
格好も普通の天瞳流の道着であり、これも見慣れた姿といえる。
違う所は、ミカヤの頬に薄っすらと赤みが差し、全身から何ともいえない妖艶な匂いを立ち昇らせている事である。
散々、慰み者にされていたミカヤの精神は、快楽を貪る牝に堕ちた。
唇から吐き出される息も微かに荒くなり始め、道着の下にさらしを付けていないのか、豊かな乳房の膨らみがはっきりと見て取れる。
何よりも薄桃色の先端は、布の上からでも解るほどにしこり、門下生達の熱い視線に晒されている。
「ふふっ・・・皆、真面目に修練しているな。そのご褒美として、私は身体を使って君達をもてなしたい・・・遠慮せずに私を貪ってくれ」
道着の布の上から豊かな膨らみに手をあて、熱い息を吐くミカヤの瞳は淫猥な牝の光に満ち溢れ、門下生達を幻惑していた。
「し、師範代・・・な、何を馬鹿な」
「冗談は止めて下さい、ミカヤ師範代」
動揺した門下生達が口々にそう言うが、既にミカヤの耳には届いていない。
「どうだい、バラバム、私の身体を味わってみたくはないかな?」
「・・・ど、どうなさったんですか」
バラバムと呼ばれた門下生――彼らの中でも少年といってもいい年頃――の門下生は、実に妖艶なミカヤの様子にただうろたえている。
淫らに唇を舐めながらミカヤは、その少年剣士の前に跪き、ズボンを下ろした。
そしてまだ勃起していない肉棒を口に含み、緩やかに愛撫し始めた。
「んくっ・・・んむ、ちゅぱ、どうだい、私の口は気持ちがいいかい?」
「あっ・・・ん、ふぅ、し、師範代・・・あ、あぁっ!!」
ピチャピチャという卑猥な音が道場内に響いていく。
他の門下生達も身を乗り出す様にして、ミカヤの痴態に眼を奪われていた。
「・・・ん、ちゅぱ、れろ、はぁむっ・・・いいよ、思い切り、濃い精液を出してくれ・・・」
口全体で包み込む様にしてミカヤは、肉棒を咥えこみ、軽やかに前後に動かした。
やがて少年剣士の腰がビクビクと震え、射精の予兆を感じ取ったミカヤは若く青臭い樹液を一滴もこぼすまいと口を窄めた。
「・・・ん、んむっ、ごく、んくっ・・・濃くて、美味しいぞ・・・むぅ、れろぉ・・・」
青臭い精を搾り取り、その味を堪能するかの様にミカヤは咥内でクチュクチュと掻き回した。唇の端から唾液と精液の混ざり合った液がボタボタと垂れ落ち、神聖な道着を汚していく。門下生の男達はゴクリと生唾を飲み込み、彼らの様子に官能を高めたミカヤは淫猥な娼婦の様に微笑む。
「あぁ、素敵ぃ・・・皆も、存分に私を貪ってくれ、あぁん・・・」
精液に塗れた手を差し出した瞬間、理性が吹き飛んだ門下生達は、一斉にミカヤの肢体に群がった。煮えたぎる獣欲を浴び、ミカヤは悦びに満ちた表情を浮かべた。
-
「・・・はぁ、ふうぅ、じ、実は僕、前からミカヤさんを犯したくて・・・」
「く、口でしてくれますか」
「ああ・・・いいよ、一杯、私を犯してくれ」
ミカヤは自らの袴に手をかけ、一気に脱ぎ捨てた。
スラリと長く白い脚が門下生達の眼を釘付けにする。
既に脚の付け根からは淫らな汁が垂れ落ち、秘所は門下生達の肉の棒を味わおうと甘い匂いを放って、いやらしく蠢いている。
「あぁ、んふぅ、入れてくれ、君達の肉の刀で私を貫いてくれ・・・んはぁんっ!!」
息を荒げた1人の門下生がミカヤの足の間に滑り込み、猛り狂った肉棒を濡れそぼる淫穴に突きいれた。挿入された刺激で軽く達したらしく、ミカヤは身体を震わせる。
「んん・・・んふぅ、あぁん・・・レオニード、君のは太くて長い、あぁん・・・」
「ミ、ミカヤ師範代、わ、私は師範代とこうして・・・あぁ、夢のようです」
門下生が腰を激しく動かす度に、結合部からは卑猥な水音を伴って淫蜜が泡立ち、プチュプチュと弾け跳ぶ。甘い喘ぎを漏らすミカヤの白い脚が門下生の腰に絡みつき、子宮の奥底まで肉棒を受け入れていく。
「はあぁ、もっと激しく、んふぅ・・・はあ、ん、ひぅん・・・いい、凄くいいのぉ・・・」
「師範代・・・ふぅ、はあぁ・・・・中で絡み付いて・・・」
自らも激しく腰を動かし、ミカヤは男の肉棒を味わう内に声が感極まってくる。
しっとりと汗が滲んだ身体が痙攣し始める。
「・・・いい、も、もうイク、いってしまう・・・ん、はぁ・・・ふあぁ――――!!」
絶頂に達したミカヤの声が弾け、肉壁が蠢き、少しでも多くの精を吸い出そうとするが、その間もなく、新たな肉塊が押し込まれてきた。
「あぁん・・・ま、また入ってきたぁ・・・凄い、あふぁぁ・・・いいのぉ・・・」
そしてミカヤの秘所だけでなく、蕩けきった嬌声を紡ぐ口にも肉棒は押し込まれる。
ピチャピチャと音を立て、ミカヤは咥内の肉棒に愛おしそうに舐めまわす。
やがて秘所と口を犯されるだけでは物足りなくなったのか、ミカヤは切なそうに喘ぎを漏らしながら、形のいい尻を振りたて始めた。
「あぁん・・・お尻にも、お尻にも欲しい・・・太くて、硬いオチンチン、君達のそれ、速くぶち込んでぇ、お願いっ!!」
ミカヤの淫らな声に、門下生達の股間の一物は、雄雄しく屹立した。
その様子を見て取ったミカヤの身体が狂喜した様に打ち震える。
やがて彼らの中の1人が尻たぶを押し開き、一気に押し込んだ。
「んぐぅぅ・・・あぁん、ふぅ・・・ちゅぷ、んむぅ・・・」
秘所よりも遥かに狭い菊門を肉棒で蹂躙される刺激に、ミカヤの凛々しい顔が歪む。
だが、菊門が引き裂かれる痛みすらも快感に変換されるらしく、唇から涎をダラダラと垂らしながら、その色香の塊と化した肢体をくねらせる。
「んん・・・あふぅ、お尻がゴリゴリと抉られて・・・もっと、一杯動いて、犯してぇ・・・」
切羽詰った喘ぎを漏らすミカヤの菊門の締りが一際強まった。
その刺激を受け、尻を犯していた男が雄叫びを挙げ、射精した。
-
「んふぁ・・・お、お尻の中に精液が・・・あ、んふぁ・・・注ぎ込まれてるぅ・・・」
引き攣ったミカヤの悲鳴が上がり、男達に押さえつけられた身体が激しく振動した。
秘所と口を犯していた門下生も限界を迎え、続けざまにミカヤも絶頂に達した。
更にミカヤを取り囲んで肉棒を扱いていた門下生達の何人かも絶頂を迎え、ミカヤの顔といわず、身体といわず、ありとあらゆる場所に精液が降りかかる。
「あはぁん・・・もう、こんなに一杯、素敵・・・んぐっ・・・」
全身を汚す精液を弄び、無意識の内に指で舐め取りながら、ミカヤは恍惚とした笑みを浮かべた。既にミカヤの肉欲は歯止めを失っていた。
「もっと、もっと私を犯してぇ・・・おっぱいもお尻も、お口もオマンコも・・・もう好きにしていいからぁ、あふぅ・・・ほら、ぶちこんで・・・」
蕩けきった嬌声を張り上げながらミカヤは、妖しく瞳を揺らめかせて門下生達を誘う。
それに煽られた門下生達は、肉欲を貪る獣に変貌し、ミカヤに襲い掛かった。
道場内に女の嬌声と、肉の絡み合う淫靡な音が響き渡った。
それから数時間後――――
「くくくっ・・・大人気だな、ミカヤ」
「あっ、ご主人様」
道場生達から思う存分に精を搾り取ったミカヤは、悠然とした足取りで道場に入ってきた兄弟子の姿を見て、精液がこびり付いた顔をほころばせた。
「もう身体中が精液で穢されているな、さて俺はお前の大きな胸で奉仕して貰おうか」
「はい、私のいやらしい胸でオチンチン扱かせてください」
従順な性奴隷となったミカヤは兄弟子の前に跪き、豊満な胸に勃起した肉棒を挟みこむと、谷間から覗く先端部に顔を近づけた。
「はあぁっ・・・凄い匂い・・・美味しそう、んむ、滑りをよくしますね。じゅぷ、れろ・・・」
咥内で反芻した唾液をたっぷりとミカヤは、ドロドロと胸の谷間に流し込んでいく。
ヌルヌルとした舌が伸びてきて、先端部をネットリと舐め上げてくる。
「んむっ・・・んん、れろ、はぁん・・ちゅぽ、んむ・・・」
頬を色っぽく上気させながら、ミカヤは舌先をチロチロと動かす。
乳房を両手で圧迫しながら本格的なパイズリが開始された。
肉棒が胸の谷間で揉み上げられる度に、胸の谷間から卑猥な音が奏でられる。
「んん、凄い・・・ヌルヌルしていて、凄く熱い・・・ドクドクと脈打って素敵・・・」
泡だった胸の谷間を恍惚とした瞳で見つめ、ミカヤは悩ましく身体をくねらせる。
熱い吐息を先端部に吹きかけながら、先走りと汗と唾液が混じり合った液を潤滑油にミカヤは豊満な乳房を使って、根元の部分から扱き上げてきた。
「はぁ・・・きてぇ、んん、ちゅぱ・・・私のおっぱいにかけてぇ・・・あぁん・・・」
「よし、出してやるぞ、胸をたっぷりと汚してやる」
その直後、胸の谷間で粘ついた白濁液が弾け、胸全体に飛び散る。
肉棒を胸の谷間に収めたまま、ミカヤは激しく身体を痙攣させた。
「んん・・・はふぅ、熱い、ザーメン、出されて、あぅ、イ、いっちゃうぅぅ―――――!!」
どうやら精液の匂いや熱さによって絶頂に達してしまったらしい。
ひとしきり絶頂の甘い喘ぎを漏らした後、ミカヤは脱力した。
乳房に包まれた肉棒を通して、ミカヤの心臓が早鐘の様に脈打っているのが解った。
-
「あぁっ・・・飲ませて下さい、臭くて濃厚なザーメン、味わいたい・・・」
顔中を欲情に蕩かせながらミカヤは甘えた声でねだってくる。
兄弟子は愉快そうに笑い、ミカヤの唇めがけて肉棒を突きこんでやった。
「ほら、望みどおりくれてやる、たっぷり味わえ」
「んぐっ!?・・・むぐ、ちゅぷ、れろ、はぁ・・・美味しい、んちゅ・・・れろ、ん、んん・・・」
咥内に突きこまれた肉棒に舌を伸ばし、ミカヤは鈴口に残った精液を吸いだした。
そして残らず吸い出すと、精液で白濁塗れになった乳房を濡れた瞳で見下ろしながら乳房の上下運動を再開した。胸の溝から粘ついた音が立つ。
「んはあぁ・・・また硬くなって、あぁん・・・素敵、んちゅ、ちゅぱ・・・れろ、ちゅう・・・」
肉棒が挟まれ、包まれ、擦られ、両側から圧迫される。
薄桃色の先端は硬く尖り、ミカヤが興奮している事を教えてくれる。
「もう一発欲しいか?」
「あぁん、はい、欲しいです・・・下さい、ご主人様の濃いミルク、飲ませてぇ・・」
肉棒を乳房の上方まで引き上げ、ミカヤは先端部を咥内に迎え入れてきた。
ジュルジュルと音を立て先端に舌を這わせ、射精を促してくる。
「それ・・・味わえよ」
兄弟子はミカヤの髪を引っ張り、咥内に欲望の滾りをぶちまけた。
喉を鳴らし、ミカヤは恍惚とした表情で最高級の美酒を味わう様に、粘度の高い精液を飲み下した。だが、それでも満足せず、ミカヤは再び肉棒にむしゃぶりついてくる。
「・・・んん、ちゅぶ・・・はぁむ、もっと下さい、あぁん・・・ちゅる、んぶ、れろぉ・・・」
精液塗れになった姿で、だらしなく道着を肌蹴け、ミカヤは男の一物を胸に挟み込み、夢中でしゃぶり続ける。その淫乱その物の姿に兄弟子は満足した様に頷いた。
これ以降、天瞳流の道場で師範代であるミカヤが主賓兼生贄を勤める、一部の男子門下生を対象とした秘密の宴が開かれる様になった。
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これにて終了でござる。
ミカヤさん、エロい。次は『黒の碑〜』を書き上げねば・・・
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