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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
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「にゃにゃっ!!」
「現場、アインハルト・ストラトス所持の該当デバイスより座標確認。捉えました」
「いくよバルディッシュっ!」
<Yes sir.>
裸身の雷神が振るう刃が、アインハルトの体に到達するまさにその瞬間。
振り下ろされるべき超刀は、直前で―――ぴたりと停止した。
「え……!?」
予想外の展開に、事態を飲み込めないアインハルト。
大剣形態のバルニフィカスは金色と赤色のバインドが幾重にも巻き付いて、空間に縫い止められていたのだ。
アースラ艦内で非常警報が発令された際、ティオは『異常事態』に遭遇中であることを即座に司令室へと報告していた。
その後、アインハルトのサポートに徹しながらも、最寄の魔導師であるシュテルとフェイトをこの場へ誘導。
大剣を止めた最後のバインドは、この場への到着が間に合わない2人が、ティオの誘導で遠距離から放ったものだった。
「助かった……んですね、私。ありがとうティオ、汚されずにすみました。
これからヴィヴィオさんに顔向けできるのも、みんなあなたのおかげです」
「にゃあ」
「あ……」
「にゃ?」
事態の経過をティオの記録で知ったアインハルトは、とりあえずキャンディと貞操を守りきれた安堵に胸をなでおろした。
そして改めて、ここにいるべきもう1人の存在を思い出す。
そういえば、目の前にあるのは、バイントで空間に縛り付けられたデバイスだけだ。
自分を攻撃したはずの少女の姿が見当たらないことに今更ながら気付いたアインハルトは、周囲を見渡した。
「あ、見つけたけど……大丈夫ですかこれ? それになにか髪の色が、青くなって……?」」
アインハルトの視線は、自分の真後ろの壁に向いていた。
振り下ろすべき大剣が予期せず急停止してしまった少女は、それでも高速の突進は止められず―――
アインハルトの脇をすり抜けて通路の壁に顔面から激突し、絆創膏全裸の格好でだらしなく気絶していたのだった。
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