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【解決!?】金木犀春欄慢【宴会!?】

1ヨモギ茶:2011/04/19(火) 14:23:48
【妖幻卿金木犀】

そこは、妖怪と人間が共存し、共に暮らしているお伽草紙のような箱庭世界である

ずっと昔は人間と妖怪は敵同士でしかなかったが、今ではお互いにうちとけ。
幻想と現実がまじりあったような環境を作り出していた。

今宵は、何度目かはもう解らない4月の春。
金木犀はどこもかしこも、優しい桜の色で覆い尽くされ。空も柔らかいパステルカラーとなり、
毎度の恒例行事となっているようで、まさにピンク色の雲としかいいようがない桜の花々の下では。
住民達がこぞって甘酒の瓶やらしきものやらごちそうなど、花見の宴会の準備をしていた。

金木犀をいろどっている桜の木々の中には、まさしく桜の主、または妖怪桜としかいいようがないものがあり、
その中には、金木犀の春を司る少女が宿り。金木犀に毎年やってくる春の度に桜と共に目覚め、住民と共に宴を楽しむのだとか

「いやあっ・・・今年も、すんげー桜が咲いたよなあっ!!!」

風に舞い続ける花びらをかぶりつつある民家の一つ。
お伽タウンと呼ばれる村と幻の森の中間に位置する所。
窓の外でふりしきる花びらの雨をみつめながら、キータは嬉しそうに尻尾をふりながらいった。

毎年、この妖幻卿では春に桜が咲き誇り、宴会をするのは常識みたいなものになっており、
キータ達三人の住む家近くのお伽タウンに住む人々が、積極的に道具や食糧などをもちよって準備にとりかかっているのだ。

「さーて・・・こーしちゃいられないぜ!死ぃ無!雪牙!俺達も宴会の手伝いにいこう!って・・・おい、どーしたんだ?」

はやくいこう!とせかそうとしてふりかえったキータ。しかし、なにやら雪牙は浮かない顔をしてカレンダーをみつめており、
死ぃ無もまたなんか変じゃないの?といいたそうにしている・・・

「なあ・・・・キータ。なんだか変じゃねーのか?」
「え?なんでだよ・・・」
「だってさあ・・・。・・・・いまってまだ真冬時じゃねーの? どーして、いきなりこんな春まっさかりになっちまってんの?」
「えぇっ!!!?まだ真冬って、何言ってんだっ!!!;」

まだ真冬とはどういうことか、現に気温は心地いい程に暖かく、まんべんなく世界は春色に彩られているではないか
びっくりしているキータは雪牙にカレンダーを見せてもらった。
見た感じぺらっぺらの一枚の紙にひづけなどを描いただけのようだが、羽根が生え、付け根には人間の眼球がある。
妖怪化して命をもったその紙は、日付の変化とともに自動的に今を映し、決して嘘はつかない。

その。妖怪カレンダーにしるされていた日付。そして。現在の季節は―――――




2月1日(Or12月2日)。冬のもっとも寒いはずの時期である―――――――




=金木犀春欄慢=

13ヨモギ茶:2011/07/17(日) 13:06:25
広場方向にもくもくと立ち上っている煙・・・。
・・・きっと、あの場所が忍者さんたちの目指しているところなんだろう。
れぷらこーんに赤毛の人が襲われてるのをみつけたとき、おもわず茂みの中にかくれてしまった。

おずおずと茂みからでてみたら。忍者さんたちは丁度、そっちのほうにいこうと歩きだそうとしていた。

「ま・・・まってぇ!!」
蘭花「わきゃっ!?」

突然、蘭花の首元に勢いよく何かがぶつかった。蘭花はびっくりして後頭部の下にだきついたものを手で探る
煉賀達からみたその様子は、まるで彼女のおしゃれにピンク色のリボンが追加されたようである。

否、それはリボンではなく、れぷらこーんと同じ大きさをした羽根をもった女の子だった。

ミサキ「あ〜!妖精さんだ〜。」
煉賀「あんさん・・確か、ぽぷりはんってゆーたやろ?(´▽`)」
「う・・・うん・・・」

蘭花の首元から離れた女の子。ぽぷりは今にも泣きそうなおどおどとした様子で蘭花達に向き直った。

蘭花「あ・・・あの、その・・・そ、そんなおびえなくってもいいよ?
おねーちゃん、その、ぶつかられたの、おこってないよ?」

あんまりぷるぷると震えているので、
さきほどれぷらこーんのことだとも思ってしまった蘭花は両手をあわせながらごめんという。
けれど、ぽぷりは「ちがうの」といいたそうに、ぷるぷると首をふって否定した。

ぽぷり「あ・・・あのね?・・あのね?・・・おねーちゃんたち。・・・その。春のおねーちゃんたちんとこいくんだよね?
・・・あの・・・。・・・ぽぷりもね、・・・つ、つれていってほしいの・・・」
煉賀「ほう・・・。って。あら。ええんでっか?(´▽`;)」

あまりにもすんなりと一緒にきてくれるといった彼女に、正直煉賀はびっくりした。
だって、人間と遊ぶのが大好きで、なにを頼むにも「げーむ」の相手を先に求めてくるちぇりーぶろっさむふぇありーず。
ふぇありーず1のこわがりであるぽぷりも、それは例外ではないからだ。
だけど、煉賀がそういうと、ぽぷりはこくこくとうなずいた。

ビル「・・・どういうことかまだわからないけれど・・・。
・・・これで、異変を解決するのに必要な妖精が一人仲間にはいったんだよね?」
煉賀「そうゆうこっちゃ・・・。・・・なんでなんかはほんとわからへんけれど、
・・・っ。と、とにかく、あっちのほうへ急ぎまっか!!(´▽`;)」

再び、集合場所から煙があがった、
ちぇりーぶろっさむふぇありーずを一人仲間にひきいれた煉賀達は。集合場所である広場へと急ぐ。
はたして、げーむも求めずに仲間にはいることを求めたぽぷりの真意は?
今はまだ、わからない・・・ NEXT→キータ達サイド

14ヨモギ茶:2011/08/25(木) 18:35:43
誰も続きかいてくれない(´;ω;`)
自分にどうせえよゆうのさこの戦闘シーン!
でも、誰も書く様子ないんで仕方ないんで書きますよ○|Z

==================================

それは一瞬の出来事であった――――――。

キータ達が、少女と彼女の尻にしかれたカノカを救おうと動き出そうとした瞬間、
彼らのいる所が大きく光り輝き、その後赤い光がはじけ飛んだ。

「っ―――。・・・!」

目の前が真っ白になる程の光に思わず目を覆ったキータ達。一番最初に動き出したのはキータだった
何があったかわかんないけれど、おっちゃんと、ねーちゃん、どっちかがどーにかなっちまったらー!

最悪な事態を想定して走り出そうとしたけれど、その足はすぐに動きを止め。キータは驚きに目を見開いた

「っ――――  あっぶねえな・・・  まったく・・・!!」
「・・・・・・・っ・・・!?」

少女に襲い掛からんとした赤い光の正体―――。
それは、頭に丸い輪っかをもち、背中より鳥のような羽根をはやした褐色の肌の少年だった。
キータと同じように驚愕の表情を浮かべながら。【己を両腕で受け止めた】者をみる。
未だ、微かに光の破片をちらつかせているのからして、
自らの身体にエネルギーを纏い、矢のごとく突進をしかけたのであろう
だが、その衝撃で若干足を地面にめりこませてたが
【狐耳の中年は、それを自らの腕力で強引に受け止めてみせたのだ。】
彼の後ろにかばわれるように、しりもちをついた少女もまた、驚愕していた。

「おっ・・・おっちゃん!」

驚愕からたちなおったキータを先頭に、雪牙と死ぃ無がカノカ達の傍に駆けよる

「・・・・っ!!」

翼を勢いよく動かし、褐色の少年はカノカの二の腕から逃れ。さっと身構えて彼らを睨んだ。
―――纏っている衣装から、何か、手紙のようなものが落ちる――――・・・。

15ヨモギ茶:2011/08/25(木) 19:43:14
纏っている衣装からはらりと落ちた手紙らしきものに、いち早く気付いたのはキータ達だった。

「――ちょ、ちょっとまって!」

風のような速さで自分のそばまできて、そして、手紙をひろいあげた狐の子供に少年は再び驚愕した。
それを関係なく、キータはいそいそと手紙を広げる。
その間に、雪牙と死ぃ無は少年とカノカの間に入り込むように駆けこんだ。

「やっぱり・・・にーちゃんも!この手紙よんでたからきたんだろ!?。
それに、きっと、そこの鎌のねーちゃんも。仲間なんだろ!!だから、喧嘩やめてよ!!」

そういってキータは手紙の文章がかいている面を褐色の少年にずいっと出した。

本来は冬であるはずの金木犀の季節の異変。それを解決してほしいという知らせ。
其れを見せられた少年。話を空で聞いていたディアナ。危うく、味方だというのに倒されてしまう所だった少女。
そして、それを寸前で押しとどめたカノカの四人は。「あ・・・。」という感じで互いに顔を見合わせたのだった。


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