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女子高生コンクリ詰め殺人事件(ウィキペディア概要)

1名無しさん:2018/08/22(水) 10:21:06 ID:IgHbpu7U0
女子高生コンクリート詰め殺人事件(じょしこうせいコンクリートづめさつじんじけん)は
、1988年(昭和63年)11月から1989年(昭和64年)1月の間に発生した猥褻略取誘拐・監禁・
強姦・暴行・殺人・死体遺棄事件の通称である。

1988年11月25日夕方に埼玉県三郷市内の路上で被害者女子高生(事件当時17歳)が不良少年
グループに拉致され、約40日間にわたってグループのたまり場だった東京都足立区綾瀬の加
害者宅に監禁されて暴行・強姦を受け続け、1989年(昭和64年)1月4日に加害者グループか
ら集団リンチを受けて死亡、遺体をコンクリート詰めにされて東京都江東区内の東京湾埋立
地に遺棄された[判決 1]。1989年(平成元年)3月以降、別の強姦事件で逮捕された加害者少
年らが事件を自供したためにその全容が判明した[新聞 1][新聞 2]。

刑事裁判における事件番号は第一審・東京地方裁判所では平成1年(合わ)第72号[判決 1]、控
訴審・東京高等裁判所では平成2年(う)第1058号である[判決 2]。

この事件は、加害者が全て少年(未成年者)であったこと、犯罪内容が重大・悪質であった
こと、犯行期間も長期におよび、少女が監禁されていることに気づいていた周囲の人間も被
害者を救わなかったことなどから、社会に大きな衝撃を与えた。

2名無しさん:2018/08/22(水) 10:23:03 ID:IgHbpu7U0
綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件(ウィキペディア概要)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E5%AD%90%E9%AB%98%E7%94%9F%E3%82%B
3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E8%A9%B0%E3%82%81%E6%AE%BA%
E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

3名無しさん:2018/08/22(水) 10:26:04 ID:IgHbpu7U0
綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件(ウィキペディア内容)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E5%AD%90%E9%AB%98%E7%94%9F%E3%82%B
3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E8%A9%B0%E3%82%81%E6%AE%BA%
E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

加害者
本事件の刑事裁判で犯行への関与が認定され有罪判決を受けたのは以下、いずれ
も犯行当時少年の4名である。この4人は足立区内の同じ中学校出身の先輩・後輩
関係で、

被告人・少年A(犯行当時18歳)[判決 2]
足立区在住の無職[新聞 3]
第一審・東京地裁(1990年7月19日判決)にて懲役17年(求刑・無期懲役)[判決

1]、控訴審・東京高裁(1991年7月12日判決)にて懲役20年の判決を受け確定した
[判決 2]。
被告人・少年B(犯行当時17歳)[判決 2]
足立区在住の無職[新聞 3]。
第一審・東京地裁と控訴審・東京高裁にてそれぞれ「懲役5年以上10年以下の不定
期刑」(求刑・懲役13年)の判決を受け確定した[判決 1][判決 2]。出所後の200
4年に三郷市逮捕監禁致傷事件を起こして逮捕・起訴され、懲役4年の実刑判決が
確定した。
被告人・少年C(犯行当時15歳 - 16歳)[判決 2]
第一審・東京地裁で「懲役4年以上6年以下の不定期刑」(求刑・懲役5年以上10年
以下の不定期刑)[判決 1]、控訴審・東京高裁で「懲役5年以上9年以下の不定期
刑」の判決を受け確定した[判決 2]。
被告人・少年D(犯行当時16歳 - 17歳)[判決 2]
第一審・東京地裁で「懲役3年以上4年以下の不定期刑」(求刑・懲役5年以上10年
以下の不定期刑)[判決 1]、控訴審・東京高裁で「懲役5年以上7年以下の不定期
刑」の判決を受け確定した[判決 2]。
少年らの先輩には足立区を根城にしている暴力団の組員がおり、加害少年Aらはそ
の組の青年部組織を気取って「極青会」と名乗っていた[新聞 4]。Aらは暴力団の
花売りをしたり、町でひったくりを繰り返し、少女の監禁中にも十数件のひった
くりを重ねていたばかりか、別の婦女暴行事件も起こしていた[新聞 4]。

4名無しさん:2018/08/22(水) 10:33:26 ID:IgHbpu7U0
綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件(ウィキペディア 事件の経緯-1)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E5%AD%90%E9%AB%98%E7%94%9F%E3%82%B
3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E8%A9%B0%E3%82%81%E6%AE%BA%
E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

事件の経緯-1

以下、基本的に判決が認定してきた事実に基づき記載する(出典元の判例につい
ては#判決文参照)。

拉致・監禁と強姦・暴行
1988年11月25日夕方[判決 3]、AはCとともに通行人からひったくりをするか、若
い女性を狙って強姦しようとして、それぞれ原付バイクに乗って埼玉県三郷市内
を徘徊していた[判決 4]。その中で自転車でアルバイト先から帰宅途中の女子高
生(当時17歳、埼玉県立八潮南高等学校3年生)を見つけ[新聞 5]、CはAから「あ
の女を蹴飛ばしてこい」と指示を受けたため、女子高生もろとも自転車を蹴倒し
て側溝に転倒させた[判決 4]。Cがその場を離れた後、Aは何食わぬ顔で少女に近
づいて言葉巧みに「今、蹴飛ばしたの(C)は気違いだ。俺もさっきナイフで脅か
された。危ないから送ってやる」などと申し向けて少女を信用させて近くの倉庫
内へ連れ込み、一転して「自分はさっきのやつの仲間で、お前を狙っているヤク
ザだ。俺は幹部だから俺の言うことを聞けば命だけは助けてやる。セックスをさ
せろ」「声を上げたら殺すぞ」などと少女を脅迫して関係を迫り、同日午後9時
50分ころ、タクシーで少女をホテルへ連れ込み強姦した[判決 4]。

Aは同日午後11時頃、ホテルからかねて自分たちのたまり場になっていたCの家へ
電話し、Bに「狙っていた女を捕まえてセックスした」などと話したが、BがAに
対し「女を帰さないでください」などと言ったことからBと待ち合わせることと
した[判決 4]。AはB・Aとはぐれて帰宅していたC・BのところにいたDの3人が、連
れ立って約束の待合わせ場所へ赴き、少女を連れたA・B両名と合流した[判決 4]。
AはBらに対し「(少女を)ヤクザの話で脅かしているから、話を合わせろ」など
と言い含め、4人は少女を連れて翌26日午前零時半頃公園に移動した[判決 4]。そ
こでAはジュースを買いに行くという名目で、C・D及び少女のいる所からやや離れ
た自動販売機の置かれた場所付近にBと共に行き、Bに「あの女どうする」と尋ね
ると「さらっちゃいましょうよ」などと返されたことから少女を猥褻目的で略取
、監禁することとした[判決 4]。

4人は少女を拉致しつつ、その公園からCの自宅近くの別の公園に移動する間、Cは
A・B両名らの意を受けて少女を自室に監禁することを了承、Dもそれまでの成り行
きからAらの意図を了解し、4人は少女を猥褻目的で略取、監禁することについて
共謀した[判決 4]。Aが少女に対し「お前はヤクザに狙われている。仲間がお前の
家の前をうろうろしているから匿ってやる」などと嘘を申し向けて脅迫し、4人で
少女をCの自宅の2階の部屋(6畳)へ拉致し、同日からこの日から少女を殺害する
までの間監禁した[判決 4]。

5名無しさん:2018/08/22(水) 10:34:52 ID:IgHbpu7U0
綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件(ウィキペディア 事件の経緯-2)

事件の経緯-2

少女をCの自室に連れ込んだ後、4人は少女を交替で監視することとしたが、同月
28日頃の深夜、4人に加えて不良仲間の2人の少年(E・F)がCの居室にたむろして
いた[判決 4]。その際、Aは仲間たちに少女を輪姦させようと企て、Bら3人や、E
・Fらと共に代わる代わる覚醒剤を飲んで半狂乱になったように装って少女に襲い
かかり、必死に抵抗する少女の口や手足を押さえ付けて馬乗りになるなどの暴行
を加え、少女の着衣をはぎ取り、AがBら3人やE・Fにも裸になれと命じ、これを受
けてA・B両名以外の4人は着衣を脱ぎ捨て、E・F・Dの順に少女を強姦した[判決
4]。その際、Aは剃刀を持ち出して少女の陰毛を剃り、更にその陰部にマッチの軸
木を挿入して火をつけるなどの凌辱に及び、少女が熱がるのを見て仲間らで面白が
るなどした[判決 4]。

少女は当初、逃げ出そうとしたり、隙を見て自宅に電話しようとしたが、激しい
暴行に加え、少年らがヤクザ言葉を使っているのに怯えて抵抗を諦めた[新聞 6]。
また、最初に監禁された際にはAが仲間たちの前で「しばらくしたら帰してやる」
と話していたため、その言葉を信じた可能性もある[新聞 6]。

同年12月上旬頃、少女が逃走しようとした上に警察への通報を図ったことに腹を
立て、A・B・Cの3人が少女の顔面を拳で多数回にわたって殴り、Aが少女の足首に
ライターの火を押し付けて火傷を負わせるなどした[判決 4]。Aらはその後も、時
に別の不良仲間を加えるなどして、少女を全裸にしてディスコの曲に合わせて裸
踊りさせたり、自慰行為を強要したり、少女の顔にマジックペンで髭を描いて興
じたり、少女の陰部に鉄筋を挿入して何回も出し入れしたり、肛門にガラス瓶を
挿入するなどの異物挿入をしたり、少女にシンナーを吸引させてウイスキー、焼
酎などの酒を一気飲みするよう強要し、寒気の厳しい夜中、少女を半裸でベラン
ダに出して牛乳や水などを多量に飲ませ、たばこを2本一度にくわえさせて吸わせ
るなど度重なる暴行、凌辱を繰り返した[判決 4]。同月中旬から下旬頃、Aは少女
が失禁した尿を踏んだということを口実に、BやCが少女の顔などを拳で何度も殴
りつけ、少女の顔面が腫れ上がり変形したのを見て「でけえ顔になった」などと
言って笑った[判決 4]。その暴行の場にはAはいなかったが、翌日Cが「あんまり
面白いからAにも見てもらおう」などと言い、自慢気にAに少女の顔を見せた。Aは
その変わりように驚いたものの、これに触発されたように自らも少女を多数回殴
打し、少女の太もも、手などに揮発性の油を注ぎライターで点火し、火が消える
と更に同じような行為を繰り返して火傷を負わせた[判決 4]。この頃、少女は度
重なる暴行に耐えかねて「もう殺して」などと哀願することもあった[判決 4]。
Aらは同月中旬頃から、主にCの兄Gに少女の監視役をさせるようになったが、その
頃から少女は少量の食物しか与えられず、年末頃には牛乳をわずかに与えられる
程度になり、栄養失調とAらの度重なる暴行により心身ともに極度の衰弱状態に陥
り、食欲は減退して顔面は腫れ上がり、手足などの火傷は膿みただれて異臭を放
つなどし、階下のトイレへ行くことも困難で、終日監禁場所であるCの部屋で横た
わっていた[判決 4]。

6名無しさん:2018/08/22(水) 10:46:22 ID:IgHbpu7U0
殺害・死体遺棄-1

1989年(昭和64年)1月4日、Aは前日夜から早朝にかけて行った賭け麻
雀に大敗した後、Dの家に赴いたところ、B・C両名らがDと共に居合わ
せていた[判決 4]。。4人はそこでファミコンなどで遊んだが、麻雀に
負けた鬱憤を少女へのいじめによって晴らそうと考えたAは「久し振り
に、少女をいじめに行くか」などと言い出し、まずCとDを先にC宅へ行
かせ、若干遅れてBと共に自らもC宅へ赴いた[判決 4]。このように4人
は相前後して監禁場所のC宅に集まったが、少女はAらの暴行などによ
り、前述のように顔が変形するほどに腫れ上がり、手足などの一部は
焼け爛れて化膿し、栄養失調に陥り、極度の衰弱状態で横たわってい
た[判決 4]。

A・B・Cの3人は午前8時頃からCの部屋において、少女にBのようかんを
与えて「これは何だ」と問い、少女が「Bようかん」と答えると「なん
でBを呼び捨てにするんだ」などと因縁をつけて再び同様の質問をし、
「Bようかんさん」と答えると「なんでようかんにさんをつけるんだ」
などと詰め寄って少女へのリンチを開始した[判決 4]。3人で少女の顔
などを多数回拳で殴り、背を足で蹴るなどの暴行を加え、AとBが蝋燭
(Aがいじめの小道具に買い求めていた)に点火して少女の顔面に溶け
た蝋を垂らして顔一面を蝋で覆い尽くし、両瞼に火のついたままの短
くなった蝋燭を立てるなどして面白がったが、これに対して少女はほ
とんど反応を示さず、されるがままになっていた[判決 4]。その暴行
が始まった直後、DはGと共に隣室にいたが、この頃Aの指示を受けたC
に呼ばれて、部屋へ入りAら3人と合流した[判決 4]。Aは、衰弱して自
力で階下のトイレへ行くこともできない少女が飲料パックに排泄した
尿についてわざと「やばいよ、そんなものを飲んじゃあ」などと言い
、BやCらに対し、暗に少女にその尿を飲ませるよう示唆した[判決 4]。
これを受けてBやCらは、少女に「(尿を)飲め」と強く言い、パック
内の尿をストローで飲ませた[判決 4]。次いでBとCが少女の顔面を回
し蹴りし、少女が倒れると無理やり引き起こして、さらに蹴りつける
などしたところ、少女は何ら身を守ろうとせず、不意に転倒して室内
のステレオにぶつかり痙攣を起こすなどした[判決 4]。Aらは遅くとも
この頃までには、このまま暴行を加え続ければ少女が死亡するかも知
れないことを認識したが、その後もその危険を認識しながら、BとCが
転倒した少女に殴る蹴るなどの暴行を加えたのを始めとして、更に少
女に対して後述のような激しい暴行を加え続け、そのために少女は鼻
血を出し、崩れた火傷の傷から血膿が出て血が室内に飛び散るなど凄
惨な状況となった[判決 4]。

7名無しさん:2018/08/22(水) 10:47:45 ID:IgHbpu7U0
殺害・死体遺棄-2

Dは、素手では血で手が汚れると考え、ビニール袋で拳を覆い、ガムテ
ープでこれを留めた上、拳で少女の腹部や肩などを力任せに数十回殴
りつけ、Aらもこれに倣って拳をビニール袋で包み、次々に少女の顔、
腹部、太ももなどを拳で殴りつけて足蹴りするなどし、更に、Aが鉄
球を含む総重量約1.74kgのキックボクシング練習器の鉄製脚部を持ち
出し、その鉄球部分でゴルフスイングの要領で少女の太もも等を力任
せに多数回にわたり殴りつけ、Bらもこれに倣って代わる代わる少女の
太ももなどをその鉄球で数十回殴打し、Dは肩の高さから鉄球を少女の
腹部めがけて2、3回落下させた[判決 4]。Aは繰り返し揮発性油を少女
の太ももなどに注ぎ、ライターで火を点けるなどしたが、少女は最初
は手で火を消そうとする仕草をしたものの、やがてほとんど反応を示
すこともなくなり、ぐったりとして横たわったままになった[判決 4]。


これらの一連の暴行を当日の午前8時頃から10時頃まで、約2時間にわ
たって休みなく続けた結果、少女は重篤な傷害により、同日午後10時
ころまでの間に死亡した[判決 4]。

A・B・Cは翌5日、自分たちが出入りしていた暴力団関係者の経営する
花屋にいた際、Gから「少女の様子がおかしい」と電話で連絡を受けて
Cの居室へ赴き、少女が死亡したことを知ったが、犯行の発覚を恐れて
同日午後6時頃、Gと共謀して、少女の遺体を遺棄しようと企てた[判決
4]。遺体を毛布で包み、大型の旅行かばんに入れてガムテープを巻き
つけ、Aがかつての仕事先からトラックを借り出したり、セメントを貰
い受けて近くの建材店から砂やブロックを盗み出し、トラックで遺体
と、付近で取ってきたごみ入れ用のドラム缶をC宅前に運び、そこでコ
ンクリートを練り上げて遺体の入ったかばんをドラム缶に入れ、コン
クリートをドラム缶に流し込み、更にブロックや煉瓦を入れて固定し、
ドラム缶に黒色ビニール製ごみ袋を被せてガムテープで密閉した[判決
4]。その後A・B・Cの3人が同日午後8時頃、トラックでドラム缶を運び
[判決 4]、東京都江東区若洲の埋め立て地(現在の若洲海浜公園敷地
内)に遺棄した。

少女を自宅に監禁していたCの父親は12月初め、Cの部屋で奇声が聞こ
えたので注意しようと2階に上がった[新聞 7]。Cの父親は「うるさい
ぞ」と注意して部屋に入ろうとしたが中に入れてもらえず、その際に
女性の声がしたため「女の子が遊びに来ている」と思ったという[新聞
7]。12月末のある日には被害者少女とみられる女性が2階にいること
を知ったため[新聞 7]、両親は少女にドアの外から「食事をあげるか
ら出てきなさい」と説得して1階のリビングに降りて来させ[新聞 6]、
一緒に和室で夕食を摂り、その際に「家に帰りなさい」と注意したと
いう[新聞 6]。夕食にはCと仲間の少年も同席していたが、少女はほ
とんど話をしなかったという[新聞 5]。両親はその後「女の子が1人
だけ一階に残った隙に『帰りなさい』と声を掛け、玄関から送り出し
た」が、Cが間もなく逃走を知って追いかけ、連れ戻していた[新聞 6
]。Cらが両親から注意を受けたのはこの1度きりで[新聞 8]、少年ら
から常に激しい暴行を受けていたため、怯えきっていた少女はその後
、逃げ出したり助けを求めるそぶりさえできなかったとみられる[新
聞 6]。

8名無しさん:2018/08/22(水) 10:50:46 ID:IgHbpu7U0
捜査

同年(平成元年)3月29日、被害者の遺体が発見されたことから[判決 5]、事件が
発覚した。警視庁綾瀬警察署と同庁少年二課は、前年12月に発生した別の婦女暴
行事件及び、さらに別の婦女暴行1件・ひったくり20件の容疑で逮捕されていたA
・B両名を少年鑑別所で余罪について取り調べたところ、供述通り江東区若洲の埋
め立て地で発見したドラム缶の中から遺体を発見したため、翌30日に2人を殺人・
死体遺棄容疑で逮捕した[新聞 3]。遺体の衣服は少年らが監禁中に与えたものら
しく、失踪当時に着ていたものとは違った上[新聞 9]、腐敗が進んでおり、少女
の家族も身元を確認できなかったため、遺体の指紋を少女の所持品の指紋と照合
するなどして身元確認を進め[新聞 3]、少女と断定した[新聞 9]。少年二課と綾
瀬署は同日、犯行現場となった足立区綾瀬のC宅を現場検証し、この家に住む兄弟
ら少年3人(C・D・G)らが殺害に関与し、他2人の少年らが監禁・連れ去りに関与
しているとみて、この5人を取り調べる方針を決めた[新聞 9]。遺体が入ったコン
クリート詰めのドラム缶は重さ計305kgあり、2, 3人で持ち運べる重さではなかっ
たため、綾瀬署は多人数でワゴン車やトラックなどの車を用いて遺棄したとみて
捜査した[新聞 9]。近隣住民によれば、前年末頃まで夜中にバイクの音がしたり
、現場宅の2階で騒ぐ声が聞こえたりした[新聞 9]。玄関脇の電柱をよじ登って2
階の部屋に出入りする少年の姿や、ベランダに脚立が置いてあるのが目撃されて
おり、近所の主婦は「玄関を通らずに出入りしていて、両親も気づかなかったの
ではないか」と話していたため[新聞 9]、少年二課は少年らが、Cの家族の留守中
を狙って出入りしたり、電柱を伝って部屋を出入りすることで、Cの家族と顔を合
わせないようにしていたとみている[新聞 8]。

警視庁少年二課・綾瀬署は4月1日付で、A・B両名を東京地方検察庁に送検し、盗
みなどの容疑で少年院に収容されていた当時17歳の無職少年ら3人も犯行に加わっ
ていたとみて、3人の逮捕状を請求して取り調べ、うち1人を逮捕した[新聞 8]。


40日間も被害者を監禁した理由について、取り調べの中で少年らは「警察に捕ま
るのが怖かったから」としか供述しておらず、捜査員から「怖いだけなのか」と
聞かれると、少年の1人は「それ以外に理由があるんですか」と問い返したとい
う[新聞 6]。

警視庁少年二課・綾瀬署は6月5日、加害少年ら4人を、前年12月23日から4日間に
かけて深夜まで銀座・数寄屋橋交差点近くの路上で花を売らせていたとして、足
立区舎人3丁目在住の暴力団準構成員の男(当時43歳)を児童福祉法違反容疑で書
類送検した[新聞 10]。


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