120 : 名無しさん 2025/04/03(木) 14:53:40
2023年5月31日〜
13 : 名無しさん 2023/05/31(水) 23:37:37
>>亨進氏の父である文鮮明氏は、韓国で設立され、いまや世界中に信者を擁する保守的な宗教団体・旧統一教会の教祖だ。鮮明氏は自らを「再臨のキリスト」と名乗り、かの有名な「合同結婚式」を執り行ってきた。信者たちは、こうした儀式によって罪の赦しを受けることができると信じていたようだ。鮮明氏は同性愛を重大な罪ととらえてこれを非難し、同性愛者の男性を「汚い犬」と糾弾した。
鮮明氏はアメリカでの服役を経て(過去に脱税罪で18カ月間の実刑判決を受け、服役したことがある)保守系新聞社のワシントン・タイムズを創設。これを首都ワシントンでの権力拡大に利用した。このほかにも、ブッシュ家とも近しい関係にあった。2004年に上院のダークセン・ビルで行われた奇妙な戴冠式では、数十人の議員の前で自らを「神の権化」と呼んだ。
2012年に鮮明氏が他界すると、旧統一教会の資産や事業をめぐって後継者争いが勃発。「人類の真の母」と崇められる鮮明氏の妻の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏がトップの座に就くと、韓氏は息子の亨進氏を旧統一教会から追い出した。ハーバード大学神学大学院で学んだ亨進氏は、父が自らの意志で選んだ後継者は自分だと主張している。
裏切られたと感じた亨進氏は母親を「大淫婦バビロン」になぞらえて恨み、2013年にアメリカで別の教団を立ち上げた。やがてこの教団はアサルトライフル銃を崇める教団へと変化し、2017年には名称をRod of Iron Ministriesに変えてリブランディングを行った。教団が世間に知られるようになったのは2018年のこと。このとき亨進氏は、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射事件が起きたわずか数日後だというのに、信者が武器持参で教団の儀式に参加することを呼びかけたのだ。
教団の信者が金ピカの薬莢を束ねて作った王冠を戴く亨進氏は、AR-15こそが聖書に記された「鉄の杖」、すなわち神の意志を実行するための道具であると説く。このなんとも不可解な聖書の解釈は、「あなたは鉄の杖で彼らを打ち砕き、陶器のように粉々にする」という旧約聖書の『詩篇』や「主は鉄の杖で彼らを支配する」という新約聖書の『ヨハネによる黙示録』などに由来する。
>>「自分は神の代理人」
終末論を説く亨進氏は、天の王国が地上に建設される日は近いと予言する。新たな王国が建設されたあかつきには、武装した信者たちがこの国の統治を支援すると主張しているのだ。「イエス・キリストに仕える者たちは、自ら鉄の杖を使って家族や近隣の人々、国を守る責任を負っている」と、亨進氏は自著『Rod of Iron Kingdom(鉄の杖の王国)』の中で述べている。
亨進氏は、未来の王国の国王は自分(および子孫たち)であると考える。その国の名前は「United States of Cheon Il Guk(天一国合衆国)」、通称CIG。さらに亨進氏は、CIGの憲法なるものまで用意しており、「いまは存在しないものの、CIGは実在の主権国家である。CIGは、待ち望まれた『終わりのとき』の完成形を示す」と定義している。CIGの憲法はアメリカ合衆国憲法とよく似ているが、人工妊娠中絶と同性同士の結婚を禁止し、亨進氏を国王に定めている点は大きく異なる。
説教を行なっているときの亨進氏は、烈火のごとく激しくて攻撃的だ。AR-15を神の道具とみなす教団の指導者のイメージにいかにもふさわしい。
その一方で、会話をするときの亨進氏はもう少し穏やかだ。2021年にテネシー州郊外に建設された教団の保養所からビデオ会議アプリを介して本誌のインタビューに応じた亨進氏は、父親が再来のキリストであったのに対し、自分自身は神ではないと語る。むしろ、「世間でいうところのローマ教皇のような、神の代理人です」と明かした。亨進氏によると、サンクチュアリ教会の信者数は世界中でおよそ1万5000世帯にのぼるそうだ。
ドナルド・トランプ大統領とイーロン・マスク。
イーロン・マスクは、トランプ大統領の大型税制改革法「1つの大きく美しい法案(One big beautiful bill act)」を強く批判している。議会予算局によると、この法案はアメリカの財政赤字を2兆4000億ドル(約348兆円)増やしてしまう可能性があるという。著名な経済学者たちはこの法案について、以下のような意見を述べている。
イーロン・マスク(Elon Musk)は、ホワイトハウスで務めていたトランプ政権の「特別政府職員」という立場を退いた。そして現在は政権の外にいる立場から、共和党が推し進める歳出法案を激しく批判している。この法案は大統領の政策の中心となるものだ。
トランプ大統領が提案した税制法案「1つの大きく美しい法案(One big beautiful bill act)」は、2025年5月に下院を通過しており、今後数週間以内に上院で採決にかけられる見通しだ。この法案では特に年収10万7200ドル(約1553万円)未満の低所得労働者の税率が引き下げられ、チップや社会保障や残業にかかる税金が廃止されることになっている。
「その法案には、外国人投資家を震え上がらせるに違いない条項が含まれている。内国歳入法899条(Section 899)は、アメリカにとって『不公平』と判断される税金を課す国に対し、その国の企業がアメリカで得た収入に対して、財務省が最大20%の追加課税を行える仕組みになっている。
William Edwards
Daiju (高橋大就)
2020年6月5日 05:12
団結にこそ、力がある。
IN UNION THERE IS STRENGTH
今週繰り広げられた出来事[*警官の暴行によるジョージ・フロイド氏の死亡に端を発する抗議デモとそれに対する政府の対応]を、怒り、愕然としながら見ていた。「法の下での平等な正義」という言葉が、米国最高裁判所の切妻[*建物正面上部の三角形の部分]に刻まれている。これこそまさに、抗議者たちが正当に要求しているものだ。それは、健全で団結的な要求であり、私たち全員が支持できるべきものだ。私たちは、少数の無法者に気を取られてはならない。この抗議行動は、数万人もの良心的な人々によって形作られており、私たちが自身の価値観-人間としての価値観、国としての価値観-に従うことを求めているのだ。
I have watched this week’s unfolding events, angry and appalled. The words “Equal Justice Under Law” are carved in the pediment of the United States Supreme Court. This is precisely what protesters are rightly demanding. It is a wholesome and unifying demand—one that all of us should be able to get behind. We must not be distracted by a small number of lawbreakers. The protests are defined by tens of thousands of people of conscience who are insisting that we live up to our values—our values as people and our values as a nation.
50年ほど前に軍に入隊した時、私は、憲法を支持し守り抜くことを宣誓した。同じ宣誓を行った兵士達が、同胞たる国民の憲法上の権利を侵害することを命じられるなど、夢にも思わなかった-ましてやそれが、選挙で選ばれた最高司令官[*大統領のこと]のための、それも軍指導者たちが横に立ち並ぶ、奇妙な写真撮影を行うためとは。
When I joined the military, some 50 years ago, I swore an oath to support and defend the Constitution. Never did I dream that troops taking that same oath would be ordered under any circumstance to violate the Constitutional rights of their fellow citizens—much less to provide a bizarre photo op for the elected commander-in-chief, with military leadership standing alongside.
We must reject any thinking of our cities as a “battlespace” that our uniformed military is called upon to “dominate.” At home, we should use our military only when requested to do so, on very rare occasions, by state governors. Militarizing our response, as we witnessed in Washington, D.C., sets up a conflict—a false conflict—between the military and civilian society. It erodes the moral ground that ensures a trusted bond between men and women in uniform and the society they are sworn to protect, and of which they themselves are a part. Keeping public order rests with civilian state and local leaders who best understand their communities and are answerable to them.
ジェイムズ・マディソン[*第4代アメリカ大統領]は、フェデラリスト[*マディソン、アレクサンダー・ハミルトンらによって、アメリカ合衆国憲法の批准を推進するために書かれた85編の連作論文]の14番目の論文で、「わずかな軍隊とともに団結した、あるいはただ一人の兵士も持たずとも団結したアメリカは、戦闘準備万端の十万人の熟練兵がいながらも団結していないアメリカよりも、外国勢力にとって侵しがたいものとなる」と書いた。抗議に対応するのに軍事力を用いる必要はない。私たちに必要なのは、共通の目的の下で団結することだ。そして、それは、私たち全員が法の前では平等であることを保障することによって始まる。
James Madison wrote in Federalist 14 that “America united with a handful of troops, or without a single soldier, exhibits a more forbidding posture to foreign ambition than America disunited, with a hundred thousand veterans ready for combat.” We do not need to militarize our response to protests. We need to unite around a common purpose. And it starts by guaranteeing that all of us are equal before the law.
ノルマンディ上陸前、私たちの部隊は、軍当局から、「我々を打ち砕くためのナチスのスローガンは"Divide and Conquer"(分断し征服しろ)だが、それに対する我々アメリカ軍の答えは"In Union there is Strength"(団結にこそ、力がある)だ」と教えられた。私たちは、この団結により、この危機を克服しなければならない-政治家たちよりもよりよいやり方をできるという自信を持って。
Instructions given by the military departments to our troops before the Normandy invasion reminded soldiers that “The Nazi slogan for destroying us…was ‘Divide and Conquer.’ Our American answer is ‘In Union there is Strength.’” We must summon that unity to surmount this crisis—confident that we are better than our politics.
ドナルド・トランプは、私の生涯において、米国民を団結させようとしない-そのふりさえしない-、初めての大統領だ。その代わり、彼は私たちを分断しようとする。私たちが目撃しているのは、この3年間のこの意図的な努力の結果だ。この3年間の成熟した指導者の欠如の結果だ。私たちは、彼なしで、我々の市民社会に内在する力によって、団結することができる。この数日間が示したように、これは簡単なことではないだろう。しかし、私たちは、同胞の市民、私たちの約束を守るために血を流した過去の世代、そして私たちの子供たちのために、その責務がある。
Donald Trump is the first president in my lifetime who does not try to unite the American people—does not even pretend to try. Instead he tries to divide us. We are witnessing the consequences of three years of this deliberate effort. We are witnessing the consequences of three years without mature leadership. We can unite without him, drawing on the strengths inherent in our civil society. This will not be easy, as the past few days have shown, but we owe it to our fellow citizens; to past generations that bled to defend our promise; and to our children.
私たちは、この困難な時を克服し、私たちの目的と互いへの敬意を新たにして、より強くなることができる。パンデミックが示したのは、私たちのコミュニティの安全のために究極の犠牲を払うのは軍隊だけではないということだ。病院や、食料品店や、郵便局やその他で働くアメリカ人たちが、市民とこの国のために命をかけたのだ。ラファイエット広場[*デモ参加者が強制排除されたホワイトハウス前の公園]で見たような権力の濫用よりもよりよいやり方があることを私たちは知っている。私たちの憲法をあざわらう政府の人間は拒絶し、その責任を取らせなければいけない。同時に、団結に向かって努力する上で、私たちはリンカーンのいう「よりよき天使たち」[*リンカーンが大統領就任演説で、奴隷制度を巡る分断の危機に団結を訴えた際に用いた表現で、人間の本性にある善の部分のこと]を思い出し耳を傾けなければいけない。
We can come through this trying time stronger, and with a renewed sense of purpose and respect for one another. The pandemic has shown us that it is not only our troops who are willing to offer the ultimate sacrifice for the safety of the community. Americans in hospitals, grocery stores, post offices, and elsewhere have put their lives on the line in order to serve their fellow citizens and their country. We know that we are better than the abuse of executive authority that we witnessed in Lafayette Square. We must reject and hold accountable those in office who would make a mockery of our Constitution. At the same time, we must remember Lincoln’s “better angels,” and listen to them, as we work to unite.
新しい道をとることによってのみ-それは実際、私たちの建国の理想の道に戻ることであるのだが-、私たちは再び、国内でも海外でも賞賛され尊敬される国になることができるだろう。
Only by adopting a new path—which means, in truth, returning to the original path of our founding ideals—will we again be a country admired and respected at home and abroad."