硬貨は米ホワイトハウス通信局(White House Communications Agency)が製作したもので、米国旗と北朝鮮国旗を背景にトランプ氏と正恩氏の横顔が向き合う形で描かれている。正恩氏の顔の横には「最高指導者」という文字が記載され、さらに硬貨の上部には「平和会談」、下には「2018年」の文字が見られる。
「わびさび」、日本独自の世界観 完璧を求めず
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181130-46396621-bbc-int
わびさびだと言われる何かに積極的に関わると、3つのことが実現できる。その作品の制作にかかわった自然の力に気づき、自然の力を受け入れ、そして二元論(私たちは自分を取り巻く環境とは切り離された存在だとする考え方)から抜け出ることができるのだ。こうした経験を組み合わせると、ヒトは自分が自然界の一部だと思えるようになる。社会の仕組みに隔てられることなく、代わりに自然の時の移り変わりの中で自分は無力な存在なのだと。へこみやでこぼこは欠損ではなく、自然の創造物なのだと受け止めるようになる。わびさびの美的感覚によって私たちの目は日常に向かって開いた。普通のものを普通ではなく美しいものとして扱う方法を、わびさびによって日本人は得たのだと、小田部教授は言う。壊滅的な自然災害にほとんど定期的に襲われる日本では、物事をあるがままに受け入れるというのは、文化にとって大事なことだからだ。自然をただ単に危険で破滅的な力と位置付けるのではなく、わびさびの概念を使えば自然は美の源だと位置づけることができる。どれほど微小なものでも鑑賞の対象になる。わびさびを通じて自然は、色彩やデザインや文様のもととなり、刺激の源泉となり、対抗するのではなく協力するべき力となる。避けがたい死の受容自然においては死は避けがたい世界の一部なのだと受け入れることが、わびさびを本当に理解するための鍵となる。作家のアンドリュー・ジュニパー氏は著書「Wabi Sabi: The Japanese Art of Impermanence(わびさび――無常の日本芸術)」で、「わびさび」についてこう書いている。「あらゆる無常なるものに見て取れる、はかない極上の美に意識を集中させるため、死生観を妥協なく取り入れる」。自然の中にある模様は、それだけではただきれいなだけだが、無常と死への気づきを強調するはかないものだという文脈の中で理解すると、それは深遠なものとなる。完全性という欠陥実のところ、ラテン語の「perfectus」(完全)から来る「perfect」(完璧)という言葉は、欧米を中心に多くの社会で、不当なまでに持ち上げられてきた。完全で誤りがないことを優先させる完全性という理想は、基準値として達成不可能だというだけでなく、そもそも間違っている。道教では、完璧なものにはそれ以上の成長や発展はできないため、完璧はすなわち死に相当すると考えられている。私たちは完璧なモノを作り、完璧な状態を維持しようと努力する。しかし、あまりに完璧を重視するためかえって、そのモノの本来の目的を否定し、結果的に変化と成長の喜びを失ってしまう。もののはかなさを美しいと愛でる心は、抽象的に思えるかもしれないが、日本ではごくごく素朴な娯楽の中にもそれを見出すことができる。私たちは、でこぼこや傷を抱えて生きている。どれも、それまで経験してきたことの痕跡だ。消してしまうのは、人生がいかに複雑かを無視するのに等しい。不完全なものは不完全なままに保ち、壊れたものは直し、「欠陥があっても美しい」のではなく欠陥の中にこそ美しさを見出すよう学ぶことで、自然災害を乗り越え続ける日本の力は強くなる。
ジャパンタイムズが慰安婦の表記を再変更、社長と編集主幹は退任
>>英字新聞、ジャパンタイムズは20日、2018年11月に告知した慰安婦の英語表記変更について社内で検討した結果、再度表現を変更する、とのアナウンスメントを紙面に掲載した。変更により、慰安婦の被害性をより明確にした、元の表現に近いものとなる。徴用工については再変更は行わないとしている。同社の堤丈晴社長と18年の表記変更を主導した水野博泰編集主幹は25日付で退任する。
>>同紙の20日の告知では「論争の種となっている日本の戦時中の問題に関連する(18年11月の)変更後の表記は不適切だった。告知はジャパンタイムズの編集方針に関する批判と混乱を引き起こした」とし、その後、社内で議論を重ねてきた結果、慰安婦については「第2次世界大戦の前と戦時中、日本の軍隊の娼館システムの下で苦しんだ女性たち」とするとしている。
>>2018年11月の告知では、「今後、ジャパンタイムズは徴用工を「forced laborers(強制された労働者)」ではなく「戦時中の労働者(wartime laborers)」と表現する。慰安婦については「日本の軍隊に性行為の提供を強制された女性たち(women who were forced to provide sex for Japanese troops)」としてきた説明を変え、「意思に反してそうした者も含め、戦時中の娼館で日本兵に性行為を提供するために働いた女性たち(women who worked in wartime brothels, including those who did so against their will, to provide sex to Japanese soldiers)」との表現にする」とされていた。
ジャパンタイムズは、1月の全社会議で、堤社長と水野編集主幹が3月末で退任し、末松弥奈子会長が社長として4月から経営建て直しを図ると発表した。同時にリストラ策として30人の希望退職を募ることも通知された。
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00000058-reut-kr