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北朝鮮

109NAME:2014/06/07(土) 15:03:47
特に昨年、もう一つの肝いり事業の馬息嶺(マシンリョン)スキー場建設を「10年かかる工事を1年でやり遂げた」と宣伝し始めて以降、事業を急ピッチで成し遂げる「馬息嶺速度」というスローガンが用意され、金第1書記がさまざまな建設現場に足を運び、「速度」「速度」とあおっては早期完工を競わせてきた。 マンション崩壊事故では、セメントや鉄筋といった資材不足も指摘されているが、速さへの執着こそが手抜き・ずさん施工につながったことは明らかだ。つまり、崩壊事故の原因をつくった張本人は、金第1書記自身ということになる。 噂の広がりを防ぎきれない平壌中心部での大事故に対して、厳しい姿勢を示さなければ、市民の不満の矛先が金第1書記本人に向きかねなかったわけだ。 それにもかかわらず、金第1書記は事故公表2日後には、別の高層マンション建築現場を視察し、相も変わらず、「馬息嶺速度」をたたえながら、新たなマンション建設の早期完成にはっぱをかけた。「成果は僕のもの。事故は部下のせい」といわんばかりだ。

蹴っても落ちない救命いかだ

 北朝鮮がマンション崩壊を公表した5月18日、韓国中部の忠清南道(チュンチョンナムド)牙山(アサン)市で、建設中の7階建てビルが倒壊した。 ビルは20度以上傾いたため、撤去作業が行われていた。田んぼなどがあった地盤の弱い場所に建てられたもので、地盤沈下が原因とされる。そもそも、基礎工事で打ち込む鉄柱を10本少なくするなど、手抜き工事があったことが警察の調査で判明した。

高校生ら約300人の死者・行方不明者を出した4月のセウォル号沈没に続き、5月初めには、ソウルの地下鉄追突事故があった後だけに、韓国メディアは「あちこちにセウォル号」などと、希薄な安全意識に警鐘を鳴らした。 セウォル号事故では、ノーチェックだった過積載に加え、日本から中古船を購入した後に無理な客室の増築をしてバランスを失わせるなど、まさに、ずさんな改修・管理の“総合デパート”の様相を呈している。 北朝鮮の「速度戦」とはレベルが違うものの、韓国メディアは、事故の背景には「パルリ、パルリ(速く、速く)!」と速さと効率性ばかりを優先してきた社会の問題があると盛んに分析していた。

 それだけだろうか。セウォル号事故で、記者が気になって仕方なかったものがある。本来、高校生らを救っていたはずの救命いかだについてだ。 セウォル号には、海に落とせば、中からいかだが飛び出し、水没しても自動的にいかだが浮き上がるカプセル状の救命いかだが42個設置されていた。しかし、沈没でまともに機能した救命いかだは一つとしてなかった。 救助に駆け付けた海洋警察官がカプセルを足で蹴っている映像が報じられたが、海洋警察官は、器具がさび付き、外せなかったと韓国メディアに証言した。 しかも船体と同じ塗料がべったりと塗りたくられ、のりのように塗装が固まって張り付いていたとの乗客の証言もあった。 整備会社が全く検査していなかったことも明らかになった。船を日本から購入後、船体を塗り直した際にカプセルの可動部分まで、何の考えもなしに同じ塗料を塗り重ね、そもそもセウォル号として航行した直後から救命いかだが役に立たなかった可能性がある。

110NAME:2014/06/07(土) 15:06:23
南大門再生を手がけた「職人」の驚きの技

 このべったり固まった塗料を記者は韓国で度々目にしている。例えば、ソウルの高級住宅地のマンションの一つでは、廊下にあるガスなどの整備用の小窓の取っ手が廊下と同じ色のペンキがべったり塗られ、固まって動かなくなっていた。 室内には豪華な調度品が並び、日本の一般のマンションに比べ、見た目がきらびやかなだけに余計に目についた。 韓国の知人に指摘すると、「日本人は細かいことを気にしすぎだ」と一蹴された。だが、塗料べったりが命に関わっていたなら、話は別だ。

 塗料でいえば、08年に放火で全焼し、昨年、復元されたソウルの南大門(崇礼門)について、韓国の監査院が5月に再工事の必要性を指摘した。 原因は、認められていない化学塗料などを用いた手抜き工事によって塗装に亀裂が生じるなど、次々問題が明らかになったためだ。この問題では文化財庁長官が既に更迭されている。 韓国の国宝第1号に指定されたソウルの“顔”といえる最重要建築物にもかかわらず、伝統的な技法に未熟な「職人」が異なる技法で施工し、煩わしいからと、現在の規格の瓦を使って外観を台無しにしていた。 しかも、この職人は安い資材を使って浮かせた3億ウォン(約3千万円)を着服していたとして、監査院が警察に捜査を要請した。 国宝第1号の復元ともなれば、それこそ職人冥利に尽き、全身全霊を傾けようとするものではないか。これは日本の常識ではあっても、どうやら韓国の“常識”ではないようだ。

「運転技師さま」のプロ意識

 韓国では、最も敬われるのは教授や研究者、一部、政治家や記者といった「文人」たちだ。儒教の伝統からくる。職業の別にかかわらず、「職人」に一定の敬意が払われる日本との最も大きな文化的差異といっていい。 精密機器で世界を席巻するサムスンのように、韓国では、一部の企業エリートたちが高いプロ意識を持って仕事に打ち込んでいるのも事実だ。だが、末端の現場の「職人」たちの扱いは毛ほどに軽く、それに比例して職業意識が希薄な現場担当者が少なくないのが実情だ。 特に韓国経済は大企業に依存し過ぎ、中小企業が育たない構造的問題が以前から指摘され続けてきた。

 町工場のおっちゃんたちが国を支えているという自負を持つこともまれなら、大阪府東大阪市の有志たちのように、自分たちが誇りに思う技術で「人工衛星の一つでも宇宙に打ち上げてやろう」と発奮することも望みにくい。 老舗の料理店が育ちにくいこともよくいわれる。海外まで行って修行する有名料理人は存在する。半面、行列ができる人気料理店でも、稼いだカネで子供を有名大学にやってエリートにしようと考え、子供に跡を継がせることもなく、平気で店をたたんでしまう。 セウォル号事故後には、バスやタクシー運転手の安全意識にも目が向けられるようになった。だが、乗客を見捨てて逃げたセウォル号の船長らに憤ることはあっても、あくまで人ごとで、ソウルの街をびゅんびゅん暴走するバスやタクシーは一向に減りそうにない。

111NAME:2014/06/07(土) 15:07:45
一昔前、運転手に敬意が払われず、賃金などの待遇が改善されないとして、運転手を「運転技師さま」と呼ぼうという動きがあった。呼称が変わっても、乗客の命を預かっているという最低限の安全意識が根付かない限り、本末転倒だと思うが。 日本では、運転手は運転手、医者は医者、大工は大工、ペンキ屋はペンキ屋…と、呼称にかかわらず、心ある現場のプロたちは黙々と、与えられた仕事に最善を尽くすものではないか。

「職人」意識が死を招く社会

 再び戻って北朝鮮。この社会は、プロ意識を維持するには過酷過ぎるようだ。 マンション崩壊事故では、セメントや鉄筋などの資材を抜き取る行為の横行が事故を招いたとも指摘される。ヤミ市場で転売していたとみられる。 北朝鮮では、「苦難の行軍」と呼ばれ、200万人が餓死したともいわれる1990年代の大飢饉(ききん)以降、経済が破綻し、自分の職場の工場などから資材を持ち出し、ヤミ市で売り飛ばすことが蔓延(まんえん)。製造機械や資材が一切合切持ち去られ、がらんどうになった工場の存在も伝えられた。

 逆にヤミ市場の転売に走らず、職業意識を堅持して真面目に職場を守っていた人物が餓死してしまう事態は当たり前といえた。職業意識を持ち続けることが死を招くことになりかねなかった。職業倫理から賄賂を使わない住民が生き続けるのも難しい社会だ。 「職人」に対する扱いの低さは、南北ともに伝統文化からくるものだろうが、北朝鮮では、プロがプロとして誇りを持って生きることが許されない厳しい現実がある。

ひるがえって韓国。記者がソウル出張でよく利用するホテルの客室がある日、きれいに改装されていた。気分をよくしながら、ノートパソコンを開いて仕事を始めようとしたら、あるべきものがない。コンセントの差し込み口が一つもなかったのだ。 フロントに問い合わせると、ものの5分で差し込み口が新設され、その「速度戦」に舌を巻きもしたが。この種のずさん施工は「あちこち」に転がっている。

 セウォル号事故を受け、朴槿恵(パク・クネ)大統領は海洋警察など事故に関係したあらゆる機構の刷新を掲げている。だが、上層部の官僚たちの首をすげ替えても、現場の意識が変わらなければ、何の解決にもならない。 途方もない遠回りに見えても、「“現場”にプロ意識を」と国民一人ひとりに呼びかけ、職業に対する考え方の転換を促していく方向に社会が向かわないものだろうか。 歴史問題をめぐる“文人”くさい「空論」を振りかざすことなく、現場意識の改善について助力を求めるなら、喜んで協力を申し出る日本の「職人」たちは少なくないと思えるのだが。(外信部記者)

112NAME:2014/06/07(土) 16:53:16
拉致問題解決に向け、岸田外相「安倍首相の訪朝も視野」―中国メディア
配信日時:2014年6月3日 21時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=89099

2014年6月3日、岸田文雄外相は日本人拉致被害者らの再調査を約束した北朝鮮との政府間合意について、安倍晋三首相の北朝鮮訪問も視野に入れていることを明らかにした。中国新聞社が伝えた。 日本メディアによると、岸田外相は同日午前の参院外交防衛委員会で、民主党の白真勲氏への答弁で表明。「成果を上げるために最も効果的な対応、方法が何であるかを絶えず考えないといけない。訪朝についても考えていく」と語った。

また、岸田外相は北朝鮮が拉致問題再調査に向け設置する予定の特別調査委員会について「実効性のある調査が進むことがまず重要。拉致被害者家族も高齢化が進み、時間が限られている」と述べ、迅速な対応が求められると説明した。安倍首相の訪朝の時期については「現段階では不確定」としている。(翻訳・編集/AA)

113NAME:2014/06/09(月) 00:38:22
中山恭子氏、北の“策略”に警鐘
【北朝鮮拉致】元拉致担当相、中山恭子氏が語った再調査への「懸念」とは 特定失踪者家族は今…
2014.6.8 18:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140607/crm14060706110002-n1.htm

日朝両政府が合意した拉致被害者らの再調査に関し、先行きを危ぶむ声が上がっている。茨城県那珂市で6月1日に行われた集会で、元拉致問題担当相の中山恭子参院議員が再調査に潜む危険性を指摘した。被害者家族も不安な気持ちを抱えており、拉致問題進展への期待が高まる中、懸念も強まっている。

「見極めないと、大変なこと起きる」

 平成20年8月、日本と北朝鮮は拉致問題について調べる調査委員会を立ち上げ、迅速な調査を行うことで合意した。だが、当時の福田康夫首相の辞任表明を受け、北朝鮮は同年9月に調査委の立ち上げ延期を通告してきた。 当時、拉致担当相を務めていたのが中山氏だった。中山氏は今回の再調査合意について「安倍首相は父親の秘書をしていた時代から、拉致被害者家族と行動していた。家族の思いも分かっているはずなので、交渉に大いに期待している」としながらも、日本独自の制裁解除のタイミング、調査対象範囲の広さから懸念を示した。 制裁解除について、日本政府は北朝鮮が再調査のために設置する特別調査委員会の立ち上げ時に解除する方針だ。だが、中山氏は「委員会を立ち上げた報告と同時に制裁を解除するという『言葉対行動』という交渉はあまりにバランスがとれていない。委員会の立ち上げについては、しっかり見極めないと大変なことが起きてしまう」と話し、「行動対行動」で北朝鮮に対峙(たいじ)すべきだと訴えた。

さらに中山氏が心配するのが、委員会の調査対象の広さ。日朝両政府の合意文書には、「昭和20年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨・墓地、残留日本人、日本人配偶者、拉致被害者、行方不明者を含む全ての日本人」と記されている。 中山氏は「全ての日本人というのは範囲が広い。全て一括でできることは理想だが、範囲が広い方が北朝鮮に有利で調査しやすい」と指摘。調査がすべての問題について同時並行的に行うこととされている点についても、「大丈夫なのかと思う」と述べた。

「日本はのんきな国になった」

 集会には、田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で、家族会代表の飯塚繁雄さん(76)や横田めぐみさん=同(13)=の父、滋さん(81)、母、早紀江さん(78)が出席。再調査による拉致被害者の帰国に期待を寄せながらも、不安を口にした。 調査期間について菅義偉官房長官は5月30日の会見で、「1年を超えることはないだろう」と見通しを述べたが、飯塚さんは「だらだらとやっても仕方がない。『これはいつまで』『これはどうなった』と日本政府が細かくチェックを入れていかないといつの間にかほごにされてしまう恐れがある」と訴えた。 飯塚さんは5月21日に弟の進さんを失ったばかり。被害者を待つ家族が近年、相次いで亡くなっており、「国民が政府の尻をたたいてせかす必要がある」と呼びかけた。

早紀江さんは中山氏の講演に触れ、「中山先生の話は真実で、日本は(北朝鮮に)だまされ続けている。だからこそ、何の罪もない日本の青年たちが北朝鮮で暮らしている」と北朝鮮の不誠実さを批判。長い期間拉致問題を解決できない日本という国家に対しても、「日本はのんきな国になってしまった。なぜすぐに国民を取り返せないのか」と話した。

114NAME:2014/06/09(月) 00:38:58
「もう少し頑張って」

 一方、今回の再調査で調査の対象に入った拉致の可能性が排除できない特定失踪者の家族は期待を高め、再調査の行方を見つめている。特定失踪者の安否をめぐっては、これまで個別の被害者に関して北朝鮮に照会されたことはあったが、すべての特定失踪者が対象となるのは初めてだからだ。 今月4日、拉致問題を調べている「特定失踪者問題調査会」が北海道で実施した現地調査には失踪者の家族も参加し、行方不明になった当時の状況などを調べた。 昭和42年に北海道雄武(おうむ)町沖から3人の息子とともに出漁し行方不明になった紙谷(かみや)慶五郎さん=失踪当時(55)=の三女、北越優子さん(69)は4日に同町で開かれた集会で、再調査について「ニュースを聞いたときに、うれしくてテレビの前で声をあげて泣いた」と明かした。

43年に稚内市の自宅を出て行方不明になった斉藤裕さん=失踪当時(18)=の義姉、孝子さん(73)も「政治的な動きがなければ、個人の力では動かない。具体的な結果がほしい」と期待を込めた。 再調査の対象に含まれたことで、特定失踪者に対する国民の関心も高まっている。調査会の荒木和博代表は「拉致の全体像を国民に知らせ、理解が深まれば調査を良い方向に持っていく力になる。何人かを帰せば(拉致問題は)終わりだと北朝鮮に思わせないためにも、国民の理解が欠かせない」と話す。 現地調査で、調査会が運営する北朝鮮向け短波放送の収録を行った斉藤さんの姉、由美子さん(77)は斉藤さんに向け、こう呼びかけた。「もう少し、頑張ってください。みんな待っていますから」

115NAME:2014/06/10(火) 21:05:48
(8)朝鮮人は徴用工の給料まで奪っていった
2014.5.25 12:05
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140525/art14052512050002-n1.htm

今週の『アキとカズ』前半は終戦直後の「北朝鮮」が舞台です。後にアキとカズに塗炭の苦しみを味わわせる2人の独裁者、スターリンと金日成。「抗日戦の英雄」というウソのストーリーを“合作”し、北朝鮮というソ連のかいらい国家を作り上げます。 北朝鮮の地域は石炭、鉄鉱石などの資源に恵まれた土地で、日本時代には野口遵(したがう)の日本窒素や三井、三菱資本などがこぞって参入、鉱工業が盛んでした。日本が築いた資産は現在の価値で9兆円とも言われています。

 終戦後、ソ連と朝鮮人の共産主義者は、その資産をそっくり「居抜き」で奪い去ります。日本窒素の興南工場では朝鮮人徴用工のために会社が用意した給料、帰郷用の旅費まで別の朝鮮人が持ち逃げしました。 「徴用」と言えば、いまだに「強制連行され、タコ部屋で半殺しの目にあった」などという大ウソが喧伝(けんでん)されています。 だが、戦争に負けた混乱の最中に、きっちりと徴用工に対してカネを用意し、帰郷する旅費まで渡そうとした日本人の律義な態度をみれば、大ウソなのは自明です。同胞のカネを奪った朝鮮人のそれとでは、比べるまでもありません。

ソ連兵に連れ去られそうになった若奥さんと少女の身代わりになった遊郭の女のエピソードも、興南工場近くの松ヶ枝町遊郭で実際にあった話です。 日本人らしい「おとこ気」を感じます。トラックで連れて行かれる遊郭の女の立派な態度を見て、町の人たちは涙が止まりませんでした。遊郭の女に感謝の念がわき起こり、エピソードはたちまち町中に広まりました。ソ連兵に狙われたのは日本人「女性」だけではありません。記録によれば、大柄な女将校に、無理やり相手をさせられた日本人男性もいたそうです。

 いずれにせよ、戦後しばらくは、北朝鮮が韓国よりも経済的に優位に立てたのも、日本から強奪した豊富な資産のおかげでした。ところが、メンテナンスもロクにできないので、せっかくの素晴らしい設備は次第にダメになり、鉱山の採掘権なども支援の代わりにと、中国に次々と渡してしまうのです。(「アキとカズ」作者、喜多由浩)

116NAME:2014/06/14(土) 21:15:49
脱北者にも〝新世代〟の感…アラレちゃん似20歳、あっけらかんと語る「北朝鮮社会」と「脱出物語」
2014.6.14 12:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140615/waf14061507000001-n1.htm

安倍晋三首相(59)が5月29日、日本と北朝鮮による外務省局長級の政府間協議を受け、北朝鮮が全ての「拉致被害者」と拉致の可能性が排除できない「特定失踪者」について、全面的に調査すると約束したことを明らかにしました。 当時の小泉純一郎首相(72)が訪朝し、5人の拉致被害者の方々が帰国したのが12年前。その後、日朝間で再調査の約束がなされたのが6年前でしたが、北朝鮮側が約束を一方的に破り、全く進展していなかった拉致問題がようやく再び動き出しました。 これまでの日朝交渉では、個別の特定失踪者については取り上げていましたが、全体が対象となるのは初めてのことです。そのため、特定失踪者の家族らは6月7日、東京・新宿で署名活動を実施し、特定失踪者を含むすべての被害者救出を訴えました。 そんな中、欧米ではいま、1人の脱北者の若い女性に注目が集まっています。本来、エンターテインメントではないお話なので、本コラムで取り上げるべきではないのですが、この女性の活動手法や発言の数々が非常に“エンタメ”的であるうえ、いまどきの若者風の興味深い視点も盛り込まれているため、あえて本コラムでご紹介することにしました。

「和式だった北のトイレで恥…ウォシュレット快感。夢は」

 6月5日付米経済系ニュースサイト、ビジネスインサイダーが伝えていますが、2010年に北朝鮮からの脱出に成功し、現在、家族とともに韓国に住む20歳のジュ・ヤンさんです。彼女は6月4日、米出版大手のコンデナストが運営する人気のソーシャルニュースサイト「Reddit(レディット)」に、自身の過去や脱北に至る経緯を紹介するとともに、多くのユーザーからの質問に屈託(くったく)なく答えているのです。

 それによると、彼女は北朝鮮で15歳まで暮らし、倉庫で働く人々に手袋や靴下やタバコを売る仕事をしていましたが、北朝鮮の人々を支援する国際的なNGO(非営利組織)「北朝鮮に自由を」の尽力を得て、10年、先に脱北して韓国で暮らす両親を追って脱北に成功。翌11年、韓国で家族と無事再開を果たしました。韓国では脱北者の女性が出演し、過去を語る人気トーク番組「Now on my way to meet you(いま、あなたに会いに行く途中です)」にも出演したそうです。 ちなみに、この番組のことを3月に報じた英スカイニュース(電子版)によると、全脱北者の7割は女性で、女性の方が長旅となる脱北に成功する機会が多く、彼女たちは中国や東南アジアを経て、最終的に韓国にたどり着くといいます。

「父は溺死…妄想」「気づかぬフリ、密告」「指導者と韓国ホームレス、同じ…」

117NAME:2014/06/14(土) 21:24:20
さて、そんな女性脱北者のひとりであるヤンさんですが、ビジネスインサイダーの原稿が紹介している彼女の写真をみると、あの「Dr.スランプ」のアラレちゃんのような眼鏡をかけ、辛い過去を背負っているような印象はありません。むしろ、その明るさと屈託のなさからはアイドル的な要素すら感じられます。 さらに、その彼女がラディットで明かした質問の答えの数々がいかにもいまどきの若い女の子的な暗さゼロのけっこう面白い受け答えなのです。

電気なし当然…北朝鮮人を悩ませる「トイレの使い方」

 まず彼女は、両親が先に脱北した件について「北朝鮮ではマトモに電力が供給されていないので、(テレビなどで)天気予報を知ることが非常に難しいんです。そこで私たち家族は『父が(天候の急変によって)海で溺死したので、母と他の家族が父の遺体を探すため家を出た』という物語をつくったんです」と告白。 そして「私はひとり、家に残っていたのですが、家にやってきた秘密警察には、物語の筋書き通り『(これこれこういうわけで)家族と別れた(留守番)状態なんです』と答え、質問をはぐらかしました。私は近所の住民も秘密警察に利用されていることは知っていましたが、気づかないフリをして生活してきたんです」と、あけすけに説明します。

 また「今日的なテクノロジーがほとんど存在しない北朝鮮から、世界中の人々や情報とアクセスできるネット技術が普及した世界に居を移したことについてどう思うか」と問われ、こう答えました。 「まず最初に、タイムマシンに乗って(過去から)現代に到着したような気分になったわ。知らないことがたくさんあったけど、ひとつずつ勉強して覚えて…。ホントに楽しかった。最初はパソコンのキーを叩くことも新鮮で楽しかった。家族と暮らすようになって3年たつけど、まだ知らないことがあるわ」

「チマチョゴリ嫌い…理想は、白い結婚ドレス」「夢は、白い飯」

さらに「韓国に到着したとき、そこで暮らす大勢の人々の生活水準などについてどう思い、その(急激な)変化にどのようにして慣れようとしましたか」という問いには、驚きを交えこう明かしました。 「韓国に到着したとき、この国に住む人々は、北朝鮮では特別な日しか食べられない(高級な)食事を毎日食べていたわ」と明かし「北朝鮮ではまずいトウモロコシが主食で、(かつての最高指導者)金日成の誕生日といった特別な日には米のご飯が食べられるんだけど、そんな特別な日でも白い米のご飯が食べられない人がいたの。なのに韓国ではホームレスでも白い米のご飯を食べてるのよ!」。 そして「韓国の食べ物は凄くおいしいから、すぐに慣れたわよ」とも。

 一方「北朝鮮の結婚式って、どんなのですか?」との問いにはこう答えています。 「北朝鮮の女の子たちはホントにロマンスを楽しみたいと思っているの。北朝鮮では(結婚式では)伝統的な朝鮮スタイルの衣装を着るんだけど、最近は海外メディア(が流す情報)の影響で、(欧米のような)真っ白なウエディングドレスで結婚式に臨みたいと思ってる女の子も幾人かはいるわ。でもそれは無理なので、伝統的な衣装でより美しく見せるよう努力しているわ。あと、北朝鮮の結婚式は本来、新郎と新婦の家でそれぞれ1回ずつ計2回も行うんだけど、食べ物を買うためお金がたくさんかかる場合は、どちらかの家で1回だけ行うわ」

 北朝鮮の人々も海外メディアからの情報を知る機会があるようです…。 そして、ここからがユニークなのですが「韓国での生活で慣れるまでに最も苦労したことは何ですか。そして北朝鮮で言われてきたことが完全な嘘っぱちのプロパガンダだと知って、どれほどショックを受けましたか」との問いには「慣れて理解せねばならない多くの新たなカルチャー・ショックを経験したわ。エスカレーター、エレベーター、トイレ、(銀行などの)ATM、地下鉄に乗るためのカード型乗車券…。そして韓国では「コングリッシュ」(日本で言うところの和製英語のようなもの)が多用されているので、それに慣れねばならなかったわね」

「中国で洋式トイレ見て衝撃、ウォシュレットが顔に…。子供は金王朝を崇拝…」

118NAME:2014/06/14(土) 21:26:39
「トイレですか? 驚きました。北朝鮮のほとんどの地域には上下水道が通っていると思っていたので。(それとも)そうしたトイレは(首都)平壌にしかないんですか?」 「北朝鮮では、座って用を足す洋式トイレは見たことなかったわ。私はいつもしゃがんで用を足す和式トイレを使ってた。だから中国で初めて洋式トイレを見た時、どうしていいか分からず、便座の上にまたがって、しゃがんでしちゃったわよ。韓国に亡命するすべての脱北者が立ち寄らねばならない大韓民国国家情報院の聞き取り調査所では、脱北者に対し、洋式トイレの便座にはよじのぼってしゃがまないようにと指導するんだけど、多くの脱北者は結局、他のトイレを見たことがないから、またがっちゃうのよね。ハハハ。ウォシュレットを初めて使った脱北者は、みんな悲惨なことになったわよ。でもそのウォシュレットが今では私の家にもあるんだけど」

 さらに「北朝鮮の人々は、現在の最高指導者、金正恩や彼の父、祖父が実際、超人的なパワーも有していると信じていますか?」と問われ、こう言い放ちます。 「(北朝鮮で)聖書を信じているような少数派ならそう信じてると思うけど、そうしたことを信じているのはむしろ子供たちね。大人になったらそうした言い伝えが馬鹿げてるってことが分かるけど、子供の頃は、良い成績で卒業するためには、そうした言い伝えを暗記してテストで好成績を収めねばならないから。北朝鮮の人々は、金一族が(国内で徹底して)行ってきた思想教育が何の役にも立たないと不満を漏らしてるし、私もそう感じてる」と強く非難しました。

日本の「拉致被害者」や「特定失踪者」の方々が今後、帰国を果たし、ヤンさんのように北朝鮮での暮らしぶりをメディアで非難する日が来ることを日本国民は切に願っています。

119NAME:2014/06/16(月) 22:22:11
北朝鮮、核兵器8発保有か スウェーデンの研究所 
2014.6.16 19:49 [北朝鮮]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140616/erp14061619490002-n1.htm

 【ロンドン=内藤泰朗】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が16日に発表した世界の核軍備に関する最新報告書によると、北朝鮮は2014年1月現在で推定6〜8発の核兵器を保有している。

 ただ、弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭の小型化などの関連技術を開発したとする証拠は得られていないとして、実戦配備はしていないと分析している。 一方、世界の核保有総数(14年1月現在)は、米英仏中露5カ国が計1万6075発。ほかにインド、パキスタン、イスラエルがそれぞれ80−120発保有していると見積もっている。

120NAME:2014/06/21(土) 22:23:46
「大うそ“地上の楽園”移住も北の拉致」「平和ぼけでは解決できない」…救う会広島会長が訴える「戦後・日本」の問題
2014.6.21 18:00 (1/6ページ)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140621/waf14062118000002-n1.htm

日本人拉致被害者らの再調査をめぐる日朝両政府の合意では、北朝鮮がすべての日本人拉致被害者と「特定失踪者」などについて包括的に再調査すると約束した。拉致問題は実際に動くのか、国民の関心は期待感とともににわかに高まっている。「北朝鮮に拉致された日本人を救う会広島」の会長として長年、活動を継続してきた安藤宗光さん(59)に、これまでの活動を通して見えてきたことや、北朝鮮をめぐるさまざまな問題について聞いた。

 《インタビューは広島市内の産経新聞広島総局で行った。普段着姿の安藤さんはリラックスした様子で応じ、質問にも率直に答えてくれた》 −−安倍晋三首相が5月29日、北朝鮮が拉致被害者らに関して全面的調査をすると発表した。これについて思うことは

 驚いた。家族会の人たちの心情を思うと、今回の日朝合意に期待感を寄せるのはよく分かる。なにはともあれ、家族を帰してほしいという気持ちは当然だ。 だが、北朝鮮が誠実に約束を履行してくるかというと、やはり疑問がある。これまで、にべもなく約束をひっくり返してきた相手だから。1年で解決できればそれに越したことはないが、はっきりしないことがこれからいくつも出てくるだろう。両国の知恵比べになる。北朝鮮は特別調査委員会を設けて再調査するというが、日本は盲点を突かれないように気をつけなければいけない。

 −−交渉に当たって日本はどのような気構えが必要か

 拉致は国家犯罪でひどい人権侵害だ。犯罪を追及するのだから、日本は強気でいかなければ。

121NAME:2014/06/29(日) 13:33:18
「地上の楽園」の日本人妻たちは
日本人妻ら「地上の楽園」で監視下に 政治犯収容所送りも
2014.6.29 11:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140629/kor14062911100004-n1.htm

「『地上の楽園』との宣伝にだまされて行った彼女たちも被害者といえる」。北朝鮮に渡った在日朝鮮人や日本人妻の人権問題に取り組む団体の代表を務める山田文明・大阪経済大准教授はこう指摘する。 「北の港に着く前に、船からボロをまとった人たちを見た瞬間、来たのは間違いだったと後悔した」と振り返るのは、その後、脱北し、日本に帰国した70代の日本人妻だ。

 日本人妻らは、監視態勢下に置かれ、脱北者らによると、「資本主義思想を流布した」と言い掛かりを付けられ、政治犯収容所に送られた人も少なくなかった。 「日本に帰りたい」と漏らしただけで収容されたケースもあったという。

 平成9〜12年に3回、里帰り事業が実施され、計43人が一時帰国したが、体制に忠誠を誓う人だけが選ばれた。実施半年前から平壌に集められて徹底教育され、北朝鮮に戻った後も日本での行動を審査された。 家族の反対を押し切って北朝鮮に渡り、日本の親族と絶縁している日本人妻も多い。一方、脱北し、日本で暮らす人も数人いる。ただ、生活保護を除き、受け入れ態勢と呼べるものはない。帰国したものの、再び北に戻る人さえ現れた。 北朝鮮の民族登録では、日本国籍保持者は一般に「日本」に区分けされるが、子供をはじめ朝鮮籍扱いになるケースもかなりあると想定される。北朝鮮が今回どこまで調査範囲とするかも不透明だ。

山田氏は「日本側には現状のデータがなく、この人を帰せとは言えない」と北朝鮮の主導で進む調査を危ぶむ。 「都合のいい調査結果を開示し、見返りを求めてくるだろうが、横田めぐみさんら拉致被害者全員の帰国なしには譲歩すべきではない」と訴えている。(桜井紀雄)

122NAME:2014/06/30(月) 00:42:32
「全員取り戻す以外に解決はない」 古屋担当相、日朝協議控え決意
2014.6.29 21:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140629/kor14062921530009-n1.htm

北朝鮮による拉致被害者の早期奪還を目指す「北朝鮮人権侵害問題啓発集会」が29日、福岡市の市役所講堂で開かれ、拉致被害者家族や支援者、市民ら約500人が参加した。出席した古屋圭司拉致問題担当相は、被害者の安否再調査に関する日朝外務省局長級協議を7月1日に控え、「被害者全員を取り戻す以外に解決はない」と決意を語った。 九州の救う会でつくる「北朝鮮に拉致された日本人を救出する九州連絡協議会」が主催した。

幕引き許さぬ

 古屋氏は「胸突き八丁の大変な交渉となる。北朝鮮が適当なところで幕引きを図ろうとしても絶対に許さない。北朝鮮にとっても拉致問題解決が国際社会での尊厳につながる」と力説した。 また、29日早朝に北朝鮮が日本海に向けて複数の弾道ミサイルを発射した問題について、「協議前の節目での挑発行為は想定済みだ。日朝協議で厳しく抗議する」と述べた。 家族会の飯塚繁雄代表は「私たちは『結果が欲しいんだ』といつも言ってきたが、やっとここまで動いた。安倍政権なら解決してくれると信じている」と期待を示した。増元照明事務局長は「日朝交渉は今回が最後になるかもしれない。北朝鮮が中途半端な幕引きを図るなら、即、全面制裁を」と求めた。

古屋氏や家族ら参加者たちは集会後、福岡・天神の繁華街を1時間にわたりデモ行進した。「北朝鮮に経済制裁を」などと書いたのぼりやプラカードを手に、「拉致された日本人を奪還しよう」とシュプレヒコールを上げた。

3人は九州で拉致

 朝鮮半島に近く海岸線が複雑な九州・山口は、数多くの拉致事件の舞台となった。政府が認定した被害者17人のうち3人は九州で拉致され、拉致の可能性が排除できない特定失踪者も40人以上にのぼる。被害者の家族は高齢化が進んでおり、1日も早い帰国を待ち望んでいる。 「姉には人生の最後を日本で送ってもらいたいし、母にも会ってもらわないと困る。再調査を機に、北朝鮮が姉に危害を加える懸念も抱いているが、何とか奪還してほしい…」 鹿児島で拉致された増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟、増元照明さん(58)は29日の福岡市での支援集会で、思いを切々と訴えた。 るみ子さんは、交際していた市川修一さん=拉致当時(23)=とともに昭和53年8月、鹿児島県日置市の吹上浜で姿を消した。事件から36年が経ち、母親は80代後半になった。再会を果たす日まで残された時間は決して長いとはいえない。

市川修一さんの母のトミさんは平成20年11月に亡くなり、父の平さんも99歳になった。兄、健一さん(69)は「修一は家族と引き裂かれ、人生をめちゃくちゃに壊された。年内には何とか救出してほしい。小出しで帰国させられると他の家族は非常に辛いので、全員を救出してもらいたい」と語る。 昭和55年、スペイン留学中に拉致された熊本市出身の松木薫さん=拉致当時(26)=の姉で、熊本県菊陽町在住の斉藤文代さん(68)も29日の支援集会に参加し、「これ以上つらい思いをするのは耐えられない。1月に亡くなった母に、今年こそ良い報告をしたい」と涙を浮かべた。

 特定失踪者問題調査会が「北朝鮮に拉致された可能性がある」としている特定失踪者も、九州・山口には大勢いる。今回の再調査は、特定失踪者も対象に盛り込んだことで、家族の期待が高まっている。 昭和46年12月、鹿児島県大崎町の自宅から宮崎空港に車で向かう道中に失踪した園田一さん=失踪当時(53)=とトシ子さん=失踪当時(42)=夫妻も特定失踪者だ。現在96歳と84歳になるが、長女の前山利恵子さん(66)は「生きていると信じているが、今回の機会を逃したらもう2度と会えないと思う。『全面解決する』という安倍首相の言葉を信じ、祈るような気持ちで毎日を過ごしています」と語った。(田中一世、奥原慎平)

123NAME:2014/06/30(月) 20:07:23
「日本製品が来る」北の皮算用 日朝合意で利権獲得に動く秘密警察 中国製は下落?
2014.6.30 15:30 (1/3ページ)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140630/kor14063015300010-n1.htm

拉致被害者の再調査を決めた日朝合意を受け、北朝鮮国内で制裁解除を見越した動きが顕在化し始めた。「日本製品が来る」との噂が広がり、ヤミ市場にも影響が出だしたという。再調査を主導するとされる秘密警察、国家安全保衛部が新たな“対日利権”獲得に向けた動きを活発化させているとも指摘される。

 「朝日合意があったので元山(ウォンサン)に日本製品が再び入ってくるようになる」。中朝関係者らによると、貿易業者の間で最近、こんな情報が飛び交っているという。 日本海に面した港湾都市、元山は貨客船「万景峰(マンギョンボン)92」の母港で、日本から中古自動車や家電製品が大量輸入されていた際には活況を呈した。だが、北朝鮮船舶の入港や輸入を禁じた平成18年の日本の独自制裁によって大打撃を被った。

 日朝合意で日本側は万景峰92を除く、人道目的での船舶の入港禁止解除しか示していないが、北朝鮮側はさらなる制裁解除を見越して期待を先走らせているようだ。新義州(シニジュ)や会寧(フェリョン)、茂山(ムサン)といった中朝国境都市の密輸業者の間でも、日本製品の流入に備えて在庫を減らそうと、中国製品の価格を下げる動きがあるとも伝えられる。

124NAME:2014/07/04(金) 03:34:05
首相、対北経済制裁の一部解除へ
安倍首相、対北制裁の一部解除へ 「北にも進展への態勢できた」
2014.7.3 11:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140703/plc14070311020012-n1.htm

政府は3日午前、首相官邸で北朝鮮による日本人拉致問題に関する関係閣僚会議と国家安全保障会議(NSC)を開き、北朝鮮への独自制裁の一部を解除する方針を決めた。北朝鮮が拉致被害者らの安否を再調査するために設置する「特別調査委員会」が、党や軍など全機関を調査できる権限を持ち、実効性が認められると判断した。政府は4日、北朝鮮側からの再調査開始の通知を受けた上で閣議で正式決定する。 安倍晋三首相は3日午前、関係閣僚会議とNSC後、官邸で記者団に、調査委について「国家的な決断、意思決定ができるかつてない態勢ができたと判断した。行動対行動の原則に従い、日本が取ってきた一部の措置を解除したい」と表明。菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は記者会見で、調査委の最初の報告時期について「(北朝鮮が)今年の夏の終わりから秋の初めに行うのが望ましい」と述べた。 調査委は、金正恩(キムジョンウン)第1書記をトップとする国防委員会から北朝鮮の全機関を調査できる権限を付与される。拉致被害者の管理に関わる国家安全保衛部のほか、人民保安部、人民武力部、地方の人民委員会の関係者ら30人程度で構成され、地方にも支部を置く。

特別調査委の委員長は、ソ・テハ国防委安全担当参事兼国家安全保衛部副部長、副委員長にキム・ミョンチョル国家安全保衛部参事とパク・ヨンシク人民保安部局長が内定。「拉致被害者」「行方不明者」「日本人遺骨問題」「残留日本人・日本人配偶者」の4つの分科会が設置され、分科会の責任者が副委員長に再調査の結果を報告する。 日本側にも必要に応じて協力を求める。各分科会の進(しん)捗(ちょく)状況は随時、日本側に通報するとともに、再調査の透明性を確保するため、適切なタイミングで日本側の関係者を受け入れる用意もあるという。

 ただ、調査委には現在、横田めぐみさんら「死亡8人」とされた拉致被害者らを管理しているとされる労働党中枢機関の党組織指導部や、工作機関の統一戦線部は入っておらず、再調査の実効性が担保されるか疑わしい面もある。 一方、調査委の設置を受け、日本側が行う制裁解除の対象となるのは、人的往来の規制▽北朝鮮居住者らへの送金、現金持ち出しに関する届け出の規制▽人道目的の北朝鮮船籍船舶の入港禁止−の3項目。特に人的往来に関しては、北朝鮮籍者の入国禁止▽北朝鮮船籍船舶の乗組員らの上陸禁止▽日本国民の北朝鮮への渡航自粛−などの規制を解除する。

日朝両政府は今年3月、公式協議を約1年4カ月ぶりに再開。5月26日から28日にスウェーデン・ストックホルムで外務省局長級協議を開き、拉致問題を協議することを確認した。 これを受け、日本政府は5月29日に官邸で首相らをメンバーとする関係閣僚会議を開催。日本人拉致被害者の再調査実施と、それに伴う独自制裁の一部解除を決め、合意内容を発表した。 合意文書には、北朝鮮が日本人の遺骨・墓地、残留日本人、日本人配偶者、拉致被害者、特定失踪者ら全ての日本人に関する再調査を行うため、北朝鮮が特別調査委員会を設置することが盛り込まれた。これに対し、日本は3つの独自制裁を解除することを文書に明記した。

125NAME:2014/07/04(金) 20:39:39
首相「もう北には騙されないよ」
「全員帰国」首相の賭け 「だまされぬ」自信示す
2014.7.4 07:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140704/plc14070407550006-n1.htm

「これはスタートでしかない」。安倍晋三首相は3日、北朝鮮に対する制裁の一部解除を決めた関係閣僚会議後、厳しい表情で語った。拉致問題をめぐる日朝交渉は「再開と決裂」の繰り返しだった。拉致問題解決に意欲的な安倍政権に対し、北朝鮮は金正恩第1書記体制に完全に移行した。首相周辺は「今が拉致問題解決の最後のチャンス」とにらむ。それだけに、賭けに出た首相は外務省をはじめ政府関係者に入念な極秘協議を命じていた。

 ◆重ねた極秘協議

 4月12日、愛知県の中部国際空港。外務省の小野啓一・北東アジア課長は、通訳の部下1人を連れ、中国・大連行きの飛行機に乗り込んだ。大連行きの直行便は成田空港からも出ているが、マスコミの目を避けるために出発地を変えた。 拉致被害者の再調査をめぐり、小野氏は昨年末からベトナム・ハノイや中国・上海などで北朝鮮と極秘に協議を重ねていた。3月末に日朝局長級協議が1年4カ月ぶりに再開してからはほぼ毎週末、接触した。いずれも空港に張り込む報道陣をかいくぐってのことだった。極秘協議には金指導部に直結する国家安全保衛部の幹部とみられる人物が参加。「名乗らないが、保衛部の副部長クラスが出てきた」(外務省幹部)ことも、日本が真剣に交渉を続ける裏付けになった。

 ◆北が具体的要望

 複数の日本政府関係者によると、4月以降は、日本が独自に実施している経済制裁が主な議題になった。北朝鮮側は「包括的かつ全面的」な再調査を約束し、その見返りとして「これを解除してほしい」と具体的に要望してくるようになった。 小野氏が帰国するたび、斎木昭隆外務事務次官らが官邸に報告。首相が自ら北朝鮮の要望の可否を判断していった。この経緯を知る外務省幹部は「再調査実施は年明けの早い段階から既定路線となっていた。極秘協議は北朝鮮側との条件闘争だった」と振り返る。 北朝鮮は対中関係が悪化。「原油などの貿易量が激変」(政府筋)し、厳しい経済状況に置かれている。このため、日本側には新潟と北朝鮮・元山を結ぶ貨客船「万景峰92」の入港禁止の解除も強く求めてきた。北朝鮮側は万景峰92の入港再開も確実と踏み、5月初めには係留先の元山港から東北部の羅津港のドックに移された。

126NAME:2014/07/04(金) 20:41:39
ただ首相は今回、万景峰92の入港禁止の継続を命じた。「北朝鮮は金や物資を運ぶ万景峰にこだわるはずだ。被害者の帰還を図るカードとして、今は手放すわけにはいかない」。決して譲らなかったという。 首相は制裁の一部解除の決断について国内世論だけでなく、国際情勢もにらみながらタイミングを計ってきた。

 ◆制裁づくり指揮

 「日朝が動くのは7月に入ってからだ」。首相は集団的自衛権の行使容認をめぐる与党協議が佳境に入った先月中旬、政府関係者にそう語った。この関係者はとっさに3日からの中国の習近平国家主席の韓国公式訪問に、制裁解除の発表を「ぶつける気か」と受けとめたという。 中韓両国は、歴史認識問題などで足並みをそろえて日本を批判する姿勢を取っている。日朝交渉を前進させることで、両国の関係強化を牽制(けんせい)する意味もあるとみられている。 一方で、北朝鮮は過去に不誠実な対応を繰り返した“前科”がある。平成14年には横田めぐみさんら8人について「死亡」などと通告し、ずさんな死亡確認書を提出。16年にめぐみさんのものとして提出した「遺骨」も偽物だった。そんな北朝鮮への独自の制裁づくりを指揮したのはほかならぬ首相自身だった。

今も「拉致被害者の全員帰国」を掲げる首相。超党派の国会議員でつくる「拉致議連」の平沼赳夫会長は3日の記者会見で「政府がやっていることを応援したいが北朝鮮には随分だまされてきた」と懸念を示した。 そうした声に対し首相は周辺に自信を示した。「大丈夫。安倍政権が北朝鮮にだまされることはないよ」

127NAME:2014/07/08(火) 23:35:59
全拉致リスト、既に正恩氏の手に 東京基督教大学教授・西岡力
2014.7.8 03:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140708/kor14070803070001-n1.htm

日朝協議で、北朝鮮側は拉致問題などを調査する特別調査委員会の権限、構成、人事、活動について説明し、それを受けて日本政府は北朝鮮に科す制裁の一部を解除した。だが、北の説明を分析すると、そのような委員会では拉致問題の十分な調査は不可能だと言わざるを得ない。この点、マスコミの多くは日朝協議を進めたいと考える勢力に誤導されている。

 ≪調査委員会は欠陥だらけだ≫ 委員会の欠陥を指摘する。第1に権限である。「朝鮮の最高指導機関である国防委員会から、北朝鮮の全ての機関を調査することができ、必要に応じ参加関係機関及びその他の関係者をいつでも調査に動員することのできる特別な権限が付与される」とされている。しかし、国防委員会は国家機関であり、国家の上にある朝鮮労働党を指導する権限を持たない。国防委員会から付与された権限では、党中央委員会に所属する工作機関を調査に動員できないのだ。

 第2の問題。「委員会には国家安全保衛部、人民保安部、人民武力部、人民政権機関、その他の機関や関係者を含める」とされ、拉致を実行し、そこに被害者を管理している党の工作機関の名前がない。北朝鮮の党、政府、軍など全機関を検閲する権限を持つ党組織指導部も明示されていない。 第3に、「拉致被害者分科会」に保健省が入ったことは、新たに死亡診断書や病院カルテを偽造する布石になるかもしれない。

第4に「日本側からの資料等も参照しつつ、人民保安部の住民登録台帳の精査を含め、北朝鮮への入境の如何(いかん)、行方不明者の現状等について状況を確認する」とされた特定失踪者についてだ。党の工作機関が管理する大多数の拉致被害者は住民登録台帳に登録されていない。この調査だと、大半の特定失踪者は北朝鮮に存在しないとの回答が出て、事実上の特定失踪者切り捨てになりかねない。 もっとも、委員会の実態の議論はあまり意味がない。拉致被害者の調査はすでに終わっており、全被害者のリストは金正恩第1書記の手元にある。問題は金正恩氏が全被害者を返す決断を下しているかどうかだ。局長級の協議の結果を、安倍晋三首相自らが記者発表したのは、一つには金正恩氏に決断を迫るメッセージだった。

 ≪焦点は全被害者返す決断に≫ 北朝鮮は今回、「日本政府が認定している拉致被害者について改めて調査し、それぞれの被害者について入境からの経緯を調査し、確認する」と約束した。認定被害者は現在17人、うち5人は帰国したから残る被害者は12人だ。北朝鮮は横田めぐみさんら8人を「死亡」、曽我ミヨシさんら4人を「未入境」としているが、客観的根拠は何一つ示せていない。 認定被害者以外にも拉致被害者は必ず存在する。安倍政権が「認定の有無にかかわらず全ての被害者の安全確保及び即時帰国」を目標とするのはそのためだ。だが、現段階で金政権が全被害者の帰還を決断した証拠は全くない。

128NAME:2014/07/08(火) 23:36:50
彼らが2004年に「白紙に戻して再調査をした」として日本に伝えてきたのは、偽遺骨など、でたらめな内容だった。同年12月、政府も約50項目の疑問点・問題点を指摘して、「全く受け入れられない」と断じている(「北朝鮮から提示された情報・物証の精査結果」=平成16年12月24日)。 北朝鮮がそれらの疑問、問題にどう答えるのかが、今回の調査の核心だ。新たに「死亡」証拠を偽造して出してくる危険性も十分にある。安倍首相自身、幹事長代理だった04年12月、横田めぐみさんのものとされた遺骨から別人のDNAが検出されたとき、「これからは証拠を出せというと危険だ。生存者を返せというべきだ。彼らは生きている人の腕を折って、本物の遺骨を作ることすらやりかねない」と警告を発していた。

 ≪日本の確認能力甘くみるな≫ 日本の技術で遺骨を鑑定すれば死亡時期も特定できる。北朝鮮が1994年に死亡した被害者のものだとして、遺骨を返してきたとしよう。日本側の鑑定結果で死亡時期が2002年以降と判明すれば、北朝鮮がウソをついていることが明白となる。北朝鮮もそれを承知しており、高温で焼けば死亡時期は識別不能になるのではないかなどと、日本の技術に関する調査を数年前から行ってきた。

私は日本の専門機関関係者にわが国のDNA鑑定技術水準に関して尋ねたことがあり、日本警察が現在持っている技術は世界最高水準であることを知っている。 日本には被害者の生存を確認できる多くの情報もある。古屋圭司拉致問題担当相も5月22日の「第2回日朝首脳会談10周年談話」で「我が国は、安否不明の拉致被害者についての情報収集活動を一貫して強化してきました。…拉致被害者の存在を隠蔽(いんぺい)することで拉致問題の終息を図っても、日朝関係を取り返しのつかない状況に追い込むだけです」としている。 金政権には、日本のDNA鑑定能力と情報収集能力を甘く見たら取り返しのつかないことになると繰り返し警告しておきたい。(にしおか つとむ)

129NAME:2014/07/11(金) 19:34:04
条件は「めぐみさんとの面談」とし安易な安倍訪朝は避けよ
2014.7.11 16:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140711/kor14071116000005-n1.htm

日朝間で対話が再開し、小泉純一郎元首相に続いて安倍晋三首相の北朝鮮訪問が取り沙汰されている。 私には、日本政府が政治的にとても性急に動いているようにみえる。対北制裁の一部解除は北朝鮮側の対応のスピードをみて段階的に行うこともできたのに、人的・物的交流の基本的解除で譲歩したようだ。しかし日本がこれから“真実の刃”を握って対話を進めれば、情勢を主導できる。

 まず、安倍首相の訪朝を絶対に簡単には実現させないことだ。なぜなら北朝鮮は首領独裁なので、指導者個人の決心と行動を絶対視する習慣がある。恐らく北朝鮮は、日朝対話の究極の目標を安倍首相の訪朝に置いている。安倍首相は、横田めぐみさんとの面談、そして拉致被害者全員の送還を条件に訪朝する意思を明示すべきだ。そうすれば日本は会談の心理的な主導権を握ることができる。

 現在、平壌が活用できるカードは極めて限定的なものだ。 小泉純一郎元首相の訪朝のとき、金正日(キム・ジョンイル)総書記は日本の国交正常化資金100億ドルを当て込んで拉致事件を公式謝罪したが、すでにこのカードはなくなった。平壌は、小泉訪朝で「拉致解決カード」を使ってしまったのだ。衝撃的な解決法が残っているとすれば、日本の悲願である横田めぐみさんと他の生存者たちの送還だが、北朝鮮は“死亡”をすでに何度も明言している。 小泉訪朝のときと唯一異なるのは、今回は拉致再調査にとどまらず、遺骨収集・送還問題に調査を転換することができるという点だ。北朝鮮はこの政治的継続と余韻を狙い、国防委員会の特権による全国再調査という大々的な規模と“誠意”を演出しているのだ。

 韓国には「カラの荷車の方が音が大きい」ということわざがある。北朝鮮は全国に特別調査委員会の支部を設置するなどと騒いでいるが、日本側は、短剣のように小さくても鋭利なファクト(事実)を中心に対話を模索していくべきである。 首領の神格化や歴史歪曲(わいきょく)の虚偽宣伝を一貫して行ってきた北朝鮮は、客観的なファクトに体質的に弱い。小さな解決なしに大きな解決もないという原則の手順を守れば、北朝鮮は慌てるに違いない。 原則の手順とは、拉致問題を解決してこそ遺骨送還の主題へ移れるというような段階の設定を明確に規定することだ。 すなわち「前の丘を越えてこそ次の山も越えることができる」という認識を北朝鮮の政権に分からせなければならない。

そうしてこそ、遺骨を探そうと全国を徘徊(はいかい)する北朝鮮交渉チームの心理を初めから対話のテーブルに固定することが可能になり、(拉致を実行した)対南工作部署に交渉全体の責任を押し付けることもできる。 日本外務省の自画自賛は禁物だ。自らの成果を広報するため結果でなく過程を強調すると、後日、対話が失敗したとき、安倍政権に責任を押し付ける際の物証に使われてしまうだろう。

 心理戦の勝者こそ、対話の勝者である。北朝鮮は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と結託して、調査委の活動を誇大に喧伝(けんでん)し交渉を背後から圧迫しようとするのは明らかだ。 その対日心理戦を遮断する方法は、対話の成果だけでなく、難航している状況も日本国民にそっくりそのまま知らせることだ。 そうすれば北朝鮮は、自分たちの嘘がバレることを恐れ慎重になるだろう。そして、日本人特有の粘り強く緻密なペースに巻き込まれていくに違いない。

【プロフィル】張真晟(チャン・ジンソン) 北朝鮮・金日成総合大学卒。元朝鮮労働党統一戦線部(対南工作部門)幹部で2004年に脱北。北朝鮮の権力実態に詳しいウオッチャーとして注目されている。日本人拉致問題にも関心を寄せ、「救う会」のセミナーに参加し被害者家族との交流もある。 張氏が運営する北朝鮮情報サイト「NEW FOCUS」のコンテンツを精選して邦訳したメールマガジン「張真晟の北朝鮮コンフィデンシャル New Focus」(毎週金曜日)が発刊中です。発行は産経デジタル。詳しくはwww.mag2.com/m/0001619334.htmlへ。

130NAME:2014/07/12(土) 06:40:31
幹部が自転車出勤、北の深刻事情
政権幹部も徒歩出勤、北の原油不足深刻 限定解除、資金流れず
2014.7.11 09:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140711/kor14071109160001-n1.htm

拉致被害者らを調べる北朝鮮の特別調査委員会設置を受け、日本政府が対北制裁の一部を解除してから11日で1週間。北朝鮮の対日接近の背景には、国内の逼迫(ひっぱく)した経済事情があるとみられる。最近、日朝間を往来した関係者によると、現在、平壌では政権幹部や軍幹部までガソリン不足から車が使えなくなり、「徒歩や自転車で移動している」(日朝関係者)という。

 北朝鮮はこれまで原油を中国に依存してきた。中国の大慶油田に通じるパイプラインは1979年から稼働、年間30万〜50万トンが北朝鮮に送られてきた。中国の“禁輸措置”は年初からで、発端は親中派だった張成沢(チャン・ソンテク)氏が昨年末に粛清された事件とみられている。 もともと金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を信用していなかったとされる中国の習近平体制は、原油輸出でもすべて現金払いにしたという。 中国はこれまでにも核実験強行などへの不快感表明と政治的圧力の意味から、パイプラインを短期間閉めて原油を止めたケースはあるが、原油の禁輸措置が半年も続くのは異例だ。

こうした中、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は6日、貨客船「万景峰(マンギョンボン)」号に対して金日成(イルソン)主席の関心が高かった点を指摘し、「在日同胞らへの熱い愛と恩情は今日も変わることなく続いている」と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)への配慮を強調する記事を掲げた。 日朝関係者は「朝鮮総連に忠誠資金の提供を促すメッセージだ」とみるが、許宗萬(ホ・ジョンマン)議長ら執行部は即座の訪朝を見送っており、まとまった資金の獲得には至っていないようだ。

 北朝鮮は韓国への対話攻勢も同時に進めている。7日には、関係改善を呼びかける政府声明を出し、9月の仁川(インチョン)アジア大会に応援団を派遣すると表明。10日にも実務協議を15日ごろに開くことを提案した。韓国側は応援団を受け入れる意向は示したものの、米韓演習の中止も求める声明内容には難色を示している。 北朝鮮は一方で、4日に対南侵攻を想定した軍事訓練を実施。9日には再び短距離弾道ミサイルを日本海に発射した。ともに金第1書記が指揮したとされ、強硬姿勢も崩していない。 金正恩政権にとって経済改善につながる“突破口”は目下、対日交渉だけで、日本人に関する調査結果を盾に、さらなる制裁緩和など要求の水準を上げてくる可能性が高い。

131NAME:2014/07/13(日) 18:24:00
中国に裏切られた北…本格対立へ
「中国に裏切られた」北朝鮮 本格対立の様相
2014.7.13 12:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140713/chn14071312000001-n1.htm

中国の習近平国家主席(61)は7月初め、約300人の中国の政財界要人を連れてソウルを訪れ、中韓の蜜月ぶりを演出した。 韓国側との会談では北朝鮮の核放棄で連携を強化することを決定。長年の盟友である中国に裏切られる形となった北朝鮮は、日本海に向けてミサイル発射実験を行い、官製メディアで中国を暗に批判する記事を掲載するなど猛反発した。中国の朝鮮半島専門家は「中朝関係の修復はもはや難しい。これからは本格対立が始まるかもしれない」と話している。

「切り捨てるぞ」と警告

 習主席は平壌よりもソウルを先に訪れた初の中国最高指導者となった。中国外務省関係者によると、中国政府は今回の習主席訪韓を、最高レベルの外交行事と位置づけた。中国が韓国との関係を重視する背景には、米国が主導する中国包囲網の重要な一角である韓国を引き寄せたい思惑が指摘される。同時に、中国から支援を受けながらも最近、中国の意向を無視した行動をとり続ける北朝鮮に対し「切り捨てるぞ」と警告する意味もあるとみられる。 中国は胡錦濤政権まで、北朝鮮との関係を重要視する政策をとり続けた。北朝鮮が核実験をしても、ミサイルを発射しても、中国は口頭で抗議するだけで、援助をやめなかった。戦略的に北朝鮮を中国側に引き寄せる必要があったことが原因と指摘された。

しかし、習近平政権が発足した直後の2013年2月、習主席に近いとされる共産党幹部育成機関の新聞「学習時報」の副編集長が英紙、フィナンシャル・タイムズで「核問題で中国の脅威にもなる北朝鮮を切り捨てるべきだ」という内容の論文を発表し、大きな話題を呼んだ。共産党関係者によれば、論文は習主席の周辺の意向を反映しており、中国はその頃から対北政策の見直し作業を進め始めたという。

「兵糧攻め」も逆効果に

 習指導部が対北政策を見直すのは、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題で対立する日本を意識してのことだと指摘される。北朝鮮の核開発を放置すれば、将来的に日本も核兵器保有に向けて動き出す懸念は党内で強いという。 また、5月に上海で開かれた「アジア信頼醸成措置会議」(CICA)で習主席が「アジアの安全はアジアで解決できる」として「アジアの新安全保障観」を提唱したように、習政権はアジア太平洋地域から米国を排除し、中国を中心として軍事同盟を築きたい思惑がある。しかし、中国の盟友でありながら、協力的でない態度をとり続ける北朝鮮はいまや中国のこの構想にとってマイナスの存在になったという。

132NAME:2014/07/13(日) 18:25:10
特に、昨年12月に北朝鮮が親中派とされる張成沢(チャン・ソンテク)一派を粛清したあと、中朝間のパイプ役がなくなり、頻繁に行われていた要人往来も実質的に止まった。中国の北朝鮮に対する影響力はますます低下した。中国の政府関係者によると、中国は今年2月から北朝鮮に提供する石油の量を大幅に減らし、“兵糧攻め”の手段に出たが、北朝鮮側の態度をますます硬化させ、期待されていた効果がなかったという。 今回、習主席が国内外に見せた韓国重視の姿勢は、北朝鮮を孤立させる作戦の一環ともいわれる。しかし、北朝鮮は日本と接近するなど、中国に対抗しており、うまく行ったとはいえない。

正男氏担ぐシナリオも

 習主席が訪韓する前に、北朝鮮は日本海に向けたミサイル発射実験を行ったほか、労働新聞で「核開発の放棄は永遠に実現することのない荒唐無稽な犬の夢」との内容の記事を掲載した。習政権の政権スローガンは「中国の夢(の実現)」であるため、「犬の夢」とは、習政権への皮肉とも受け止められる。また、同じ労働新聞には「大国主義者たちの圧力もわれわれ人民を屈服させられない」との表現もあり、「中国」を「大国主義者」と暗に批判したものと指摘される。 中国政府は金正日(キム・ジョンイル)時代から、金正日氏の長男の正男(ジョンナム)氏(43)を保護下に置いている。北朝鮮が中国の言うことを聞かないなら、正男氏を担いで北朝鮮のトップにすげ替えるシナリオがあると言われている。 朝鮮半島問題専門家は、「打つ手がなくなれば、中国は北朝鮮の内政に本格介入することも考えられる。今それは、北朝鮮が最も警戒していることだ」と話している。(中国総局 やいた・あきお)

133NAME:2014/07/22(火) 21:19:13
北朝鮮成立の裏に潜む、大日本帝国の策略と満州ユダヤ国家建設計画とは?
「ムー」編集長・三上丈晴の【ムー的書籍探訪】 第10回.
http://tocana.jp/2014/05/post_4038_entry.html

人工衛星から撮影した夜のアジアにおいて、日本は、ひときわ輝いて見える。全国の都市部の明かりが、列島の輪郭をくっきりと浮かびあがらせている。対照的なのは朝鮮半島北部、すなわち北朝鮮である。国土のほとんどが闇に包まれており、周辺の中国や韓国に比べても、その差は歴然としている。 しかし、見方を変えるならば、北朝鮮には、それだけ人工的な建物が少ない。手つかずの自然が多く残っていることを意味する。歴史的、かつ考古学的な視点からいえば、いまだに多くの遺跡が調査されずにある。もっといえば、そこには歴史的な謎を解き明かす鍵ともいうべき遺物が存在し、ずっと封印されたままになっているのだ。

 皮肉にも、結果として北朝鮮という国家は、隠された秘宝の門番を担っている。事実上の一党独裁が扉の前に立ちふさがり、中に入ろうとする者を退けているのである。 では、いったい北朝鮮の大地には何が隠されているのか。おそらく戦前の日本は、その一端を知っていたに違いない。知っていたからこそ、旧日本軍は封印した。言葉を換えるならば、そもそも北朝鮮という国家を成立せしめたのは、大日本帝国だったのではないだろうか。

■金日成一族が踏襲した日本の習慣

 北朝鮮を建国したのは金日成である。彼は抗日パルチザンの英雄だ。旧日本軍の支配下にあった朝鮮半島を共産主義の名のもとに独立させるために戦った。いうなれば、大日本帝国は北朝鮮にとって宿敵であるのだが、ここに不可解な謎がひとつある。 瀬戸際外交を繰り返し、世界から孤立しているように見える北朝鮮だが、その状況を見るにつけ、年配の方は、かつての日本とそっくりだという。戦前の日本は天皇を頂点にして、大政翼賛会という挙国一致内閣だった。今日の北朝鮮は事実上、金日成一族が支配する一党独裁体制であり、構造的に大日本帝国と非常に似ている。

 単に似ているだけではない。金日成一族に関する限り、朝鮮民族の習慣から逸脱していることがある。名前だ。北朝鮮の元首である書記長は「金日成」、「金正日」、「金正恩」と続いてきた。ご覧になってわかるように、名前には「日」と「正」が代々、重複していることがわかる。親の名前から一字採っているのだ。日本では、ごくごく当たり前の習慣のひとつだが、長らく儒教文化にひたっていた朝鮮にあっては、絶対にありえないことなのだ。目上の人や親の名前にある字は絶対に使わない約束になっている。 宗教はアヘンだとまでいう共産主義国家ゆえ、儒教もまた重視すべきものではないというならわかるが、だからといって、宿敵である日本の習慣と同じことを国家元首たる金日成一族が踏襲しているというのは、非常に不可解である。

しかも、だ。重複している字は「日」と「正」である。まるで日本を正当化しているかのごとき暗号にも見える。考えてみれば、金正日は日本料理が好きで、日本人の料理人を呼び、かつ日本映画をよく見ていたともいう。 どうも日本人は戦後の日本を念頭に見てしまうため、北朝鮮を異質だと思ってしまいがちだが、戦前の大日本帝国を考えれば、むしろ共通点が少なくない。偶然だろうか。政治は大きな将棋のようなものである。ひょっとしたら、北朝鮮の成立の裏には大日本帝国の策略があったのではないだろうか。

 謎と解く鍵となるのは「満州」である。今はなき満州こそ、東北アジアにおける大日本帝国の生命線だった。今日の北朝鮮もまた、満州と隣接し、一部領土は重なっている。戦前の日本はこの満州に、なんとユダヤ人の国家を作ろうとしていた。オペレーションのコードネームは「フグ計画」という。 なぜ日本はフグ計画を立てたのか。その秘密は封印されている北朝鮮の遺跡にある。そこには日本とユダヤをつなぐ「秘宝」が眠っているのかもしれない。「ムー」5月号の総力特集「日本のメシア出現と満州ユダヤ国家建設計画」は、その謎に迫っている。ご興味のある方は、ぜひ手にとってみていただきたい。

134NAME:2014/11/05(水) 23:11:20
これが北朝鮮の「盗聴」実態 金丸氏「漏れちゃう」直後にノック、安倍氏「帰りましょう」に金正日氏は拉致を謝罪した
2014.11.5 11:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/141105/prm1411050002-n1.html

少し古い例になりますが、平成2年9月に自民党の金丸信元副総理、社会党の田辺誠副委員長らの「金丸訪朝団」が北朝鮮を訪問し、今の金正恩第1書記の祖父、金日成国家主席と会談しました。その金丸氏が帰国後、地元の親しい知人たちに打ち明けた話です。 「ずっと見張っているんだろう?」 金丸氏が空港からぴったり寄り添う“案内人”の北朝鮮担当者をからかうと、担当者は「友人の皆さんにそんなことはしない」と否定したそうです。

 しかし、宿舎に到着すると、金丸氏だけ特別待遇とばかり、他の訪朝団メンバーとはどんどん離れされていき、複数の部屋がつながったVIPルームに案内されました。 高級な家具や豪華な調度品で飾られた部屋は素晴らしく豪華な絨毯が敷き詰められ、一歩足を進めると「くるぶしまで沈み込むほど」だったといいます。

 案内人もひとまず部屋から出ていき、1人取り残された金丸氏。 ややあって、最高級絨毯をもじもじ踏みしめ、小さな声でこうつぶやいたそうです。 「漏れちゃうなあ。(お手洗いは)どこかわかんないし、ふかふかの絨毯のすみで、やっちゃおうかな…」 もちろん部屋の中は金丸氏1人。日本からの随行者も秘書もいません。 しばらくうろうろし続けた金丸氏がいよいよ部屋の片隅まで進んだ、その時…。 「コン、コン」 ノックとともにくだんの案内人が「先生、なにかご用はございますか」と訪ねてきたそうです。

さっそく「お手洗い」に案内してもらった金丸氏の顔に浮かんだのは、安堵(あんど)の表情ではなかったはずです。 金丸氏は後日、満足そうに、知人にこう話したそうです。 「ね。どんな小声で話してもわかるくらい、しっかり盗聴してたんだよ」 金丸氏は「タイムリミット」を「タイムメリット」と言い間違えるなどカタカナ語には弱く、最盛期はとぼけたというより、ボケた風を装って発言し、政局を操作するのを得意としたことで知られていました。 おそらく、世慣れない老人を装って盗聴の有無を確認すると同時に、監視しないと言い切った案内人をからかったのだと思われます。

 盗聴を前提として、わざと先方に聞かせ、交渉を有利に運んだとされるのが、平成14年に、当時の安倍晋三官房副長官が、小泉純一郎首相とともに電撃訪朝した「小泉訪朝」です。 会談で拉致問題を認め、謝罪しようとしない北朝鮮側に対し、安倍氏は宿舎で「謝罪がないなら、平壌宣言への調印は止めて帰りましょう」と大声をあげ、その直後の協議で、金正日総書記が謝罪しています。

安倍氏ら日本側が“期待”した通り、ウオッチャーから日本側の反応が即座に上げられたのでしょう。 北朝鮮ではありませんが、私も何年か前、ある国で不思議な現象に出くわしたことがあります。

 報道各社による同行記者団としてチェックインした高級ホテルでは全員が階もウイングもバラバラな部屋に通されたのはおくとしても、ホテルの有線電話で訪問国のトップや要人の名前を口に出すたびに、ブツブツという雑音が発生。「盗聴されているんですかね…」とジョークを言うと、その直後になぜか通話が切れたことも。携帯電話もトップの名前を口走ったとたんに相手の声が遠くなったこともありました。 また、別の国のホテルでは、カバンのなかのファイルが“外出”し、翌日フロントに声かけてから外出すると、机の上に置いてあるという怪現象も。時差ボケによる錯覚とは思えないのですが…。(政治部次長 佐々木美恵)

135NAME:2014/12/06(土) 14:34:47
アングル:ソニー攻撃疑われる北朝鮮、サイバー部隊は「精鋭集団」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%82%bd%e3%83%8b%e3%83%bc%e6%94%bb%e6%92%83%e7%96%91%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%80%81%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%90%e3%83%bc%e9%83%a8%e9%9a%8a%e3%81%af%e3%80%8c%e7%b2%be%e9%8b%ad%e9%9b%86%e5%9b%a3%e3%80%8d/ar-BBgn9Ts

[ソウル 5日 ロイター] - ソニーの映画子会社を狙ったサイバー攻撃で、一部で関与が疑われる北朝鮮。脱北者らによると、国内の貧困と国際社会からの孤立にもかかわらず、北朝鮮政府は「121局」と呼ばれる精鋭サイバー攻撃部隊にリソースを投入している。 先月にソニー・ピクチャーズに対して行われたサイバー攻撃について、ニューヨークに駐在する北朝鮮の外交官は自国の関与を否定。ただ、米国土安全保障当局筋は、北朝鮮の関与が疑われるとの見解を示している。

脱北者らの話によると、北朝鮮国内で最も才能にあふれたコンピューターの専門家で構成される「121局」は、軍の諜報機関である偵察総局の一部。北朝鮮政府による対外スパイ活動の一環として、国家的サイバー攻撃に関与しているという。 軍関係者やコンピューターセキュリティーの専門家は、北朝鮮が活動的なサイバー攻撃力を有していると指摘。攻撃の多くは依然として交戦状態にある韓国が対象だが、北朝鮮は朝鮮戦争で韓国側についた米国に対する敵意も隠そうとしていない。

2008年に韓国に脱北した元兵士のJang Se-yul氏によると、軍のハッカーたちは才能にあふれ、報酬面でも恵まれた立場にいる。Jang氏も学んだ自動化大学にはハッカー養成の特別な授業があり、早ければ17歳の時から特別に選ばれて訓練を受けるという。 ソウルでロイターの取材に応じたJang氏は、「121局」には約1800人が所属し、軍のエリートと考えられていると明かした。

同氏の知人の1人は「121局」のメンバーとして海外に滞在し、表向きは貿易会社の従業員として働いているという。またその知人と家族には、国から平壌市内に大きな住宅が与えられているのだという。 「誰も知らないことだが、彼の会社は普通に事業を行っている。だからこそ、彼がやっていることは恐ろしい。家族全員を地方から平壌に呼び寄せることができたように、サイバー専門家に対する報奨は非常に大きい。彼らは平壌では裕福だ」とJang氏は語った。

「121局」に所属するハッカーは、自動化大学で5年の教育を終えた卒業生の中から選ばれている 。 「彼らは厳選されたエリートだ」と語るのは、2004年に韓国に脱北したKim Heung-kwang氏。北朝鮮でコンピューターサイエンスの教授だった同氏は「(彼らにとっては)大変な名誉だ。北朝鮮ではホワイトカラーの仕事であり、人々は憧れを持っている」と話した。

<似たような手口>

136NAME:2014/12/06(土) 14:36:58
IT系ニュースサイト「Re/code」は3日、ソニー・ピクチャーズへの攻撃に北朝鮮が関与していた可能性があることをソニーが表明する見通しと報じた。ただ、ソニーの広報担当者は同サイトの情報について、何ら発表は行わないとしている。同社は4日、この件に関するコメントを差し控えた。 ソニー(6758.T)傘下のソニー・ピクチャーズは、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー作品 「ザ・インタビュー」を製作し、今月から公開する予定。これに対し北朝鮮は強く反発している。

韓国では昨年、銀行や放送局のパソコン3万台以上が今回と同様のサイバー攻撃を受けたが、専門家の間では北朝鮮が仕掛けたものとの見方が大勢だ。 その数カ月後には、韓国大統領府(青瓦台)のコンピューターもハッキングされ、青瓦台のホームページには「統一大統領、金正恩将軍様万歳」という文字が躍った。どちらのサイバー攻撃も特別に高度な手口ではないが、韓国当局は北朝鮮政府の関与を非難した。

こうしたサイバー攻撃には、コンピューターセキュリティーの専門家が後に「DarkSeoul(ダークソウル)」と名付けたマルウエア(悪意あるソフト)が使われていた。ウイルス対策ソフトなどで知られるインターネットセキュリティー大手の米シマンテックが昨年発表した報告書によると、「ダークソウル」という名で知られるハッカー集団が、過去5年間に韓国を標的にしてきた複数の大規模な攻撃に関与しているという。 一部の専門家は、ソニーに対する攻撃で北朝鮮の関与には懐疑的な見方を示している。ただ、攻撃の手口は過去の「ダークソウル」によるものと似ている。 「ダークソウル」が北朝鮮の代わりに動く外部のハッカー集団なのか、北朝鮮軍内部のサイバー部隊なのかは分かっていない。 (原文:Ju-min Park and James Pearson、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

137NAME:2015/02/13(金) 00:30:53
【宮嶋茂樹の直球&曲球】
「イスラム国」だけでない、「朝鮮半島」を忘れるな…「非道、卑劣な国家」に立ち向かってゆくときだ
2015.2.12 14:00更新
http://www.sankei.com/column/news/150212/clm1502120010-n1.html

なぜ、もっと怒らんのや日本人は。いつまでテロリストを野放しにしておくんや。後藤健二さんらが「殺害」されたらそれで終わりか? 「人間じゃない」…という言葉で思考停止したらアカン。「常に弱者の立場で、戦争でいつも犠牲になる女性、子供たちの視点で取材していた正義のジャーナリストの遺志を引き継いでいこう」。こんな美辞麗句で多くの若者も思考停止してしもうとるやないか。 テレビも全チャンネル、報道番組からワイドショーまで、後藤氏の業績を絶賛。氏の映像なんか、それこそ壊れたビデオデッキみたいに繰り返し、放送されとったが、絶賛する前に、その「功罪」もちゃんと検証したんか?

 朝鮮半島では、もっと多くの無辜(むこ)の同じ日本人が拉致され、今も過酷な環境下で殺されるかもしれん恐怖の毎日を送っているのも忘れたらアカン。自分の意思でイスラム国支配地域入りしたお方とは違い、無理やり袋かぶせられ、どつかれ、工作船で北朝鮮へ連れてこられたんやで。息子を「殺された」母として、(拉致されたままの)横田めぐみさんのご両親の苦しみはひとごとではないはずや。

連帯して、めぐみさん、そして、不当な出国禁止措置が続く加藤達也前産経新聞ソウル支局長のため、非道、卑劣な国家に立ち向かってゆくときやないか。世界中で「アイ・アム・ケンジ」プラカードを掲げる運動を推進しとった方々、次は「アイ・アム・メグミ」「アイ・アム・タツヤ」のプラカード掲げる運動を世界に広める番や。 やっぱりできんて? 反動右翼のレッテル貼った産経新聞記者と一緒にするなてか? 日本政府はたとえ、考え方の違うジャーナリストでも、全力を挙げてその救出にあたり、「殺害」されたと分かった翌朝には首相官邸に半旗の日の丸まで掲げて弔意を示したというのにな…。

 軍隊で平和は得られないやて? 平和的、非暴力の解決手段があるハズやて? そこまでいうんやったら、あのヨルダン人パイロットの遺族に憲法9条の精神とやらをぜひ説いてくれ。遺族が聞く耳持ってくれるんやったらな。

138NAME:2015/03/16(月) 03:27:21
「北朝鮮が拉致調査終了」 韓国紙、信ぴょう性不明
2015.3.15 22:38更新
http://www.sankei.com/world/news/150315/wor1503150044-n1.html

韓国紙、ソウル新聞は16日付早版で、北朝鮮が行ってきた日本人拉致被害者や日本人遺骨などに関する調査を事実上終え、日本政府との合意なしで一方的に「結果」を発表する可能性があると伝えた。信ぴょう性は不明。 同紙は東京発で、北朝鮮事情に詳しい消息筋の話として報じた。同紙によると、この消息筋は北朝鮮当局と類似の主張をしている。調査結果の内容や公表時期に関する日朝交渉が本格化するのを前に、北朝鮮に有利な環境をつくる意図で話した可能性がある。 消息筋は、調査結果に日本が納得しない場合は北朝鮮が単独で公表することもあり得るとの見通しを述べたという。(共同)

139NAME:2015/04/27(月) 15:22:42
拉致被害者家族らが大集会、救出訴え…首相出席
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%8b%89%e8%87%b4%e8%a2%ab%e5%ae%b3%e8%80%85%e5%ae%b6%e6%97%8f%e3%82%89%e3%81%8c%e5%a4%a7%e9%9b%86%e4%bc%9a%e3%80%81%e6%95%91%e5%87%ba%e8%a8%b4%e3%81%88%e2%80%a6%e9%a6%96%e7%9b%b8%e5%87%ba%e5%b8%ad/ar-BBiH4pr#page=2

北朝鮮による拉致被害者の救出を訴える「国民大集会」が26日、東京都内で開かれた。 冒頭、あいさつに立った安倍首相は「拉致問題を解決しなければ未来を描けないということを、北朝鮮に理解させていくことが大切。被害者の帰国なくして、拉致問題の解決はない」と決意を述べた。

約1800人(主催者発表)が集まり、被害者家族らが、昨年7月の北朝鮮による被害者らの再調査開始後も事態に変化が見られないことへの怒りを語った。横田めぐみさん(拉致当時13歳)の母、早紀江さん(79)は「(中学生のめぐみさんの)写真を見て、どんな50歳になったのかなと思いながら暮らしている。問題が解決され、日本全国の大きな喜びに変換させてほしい」と訴えた。

松本京子さん(同29歳)の兄、孟さん(68)は「妹を帰せと、当たり前のことを言っているだけ。連れ去られた家族の苦しみを一日でも早く癒やしたい、たったそれだけのことなのに、どうしてできないのか」と話し、世論の後押しを求めた。

140NAME:2015/05/29(金) 02:59:35
「なぜ進展しないのか」=拉致家族ら、不安と怒り―日朝合意発表1年
時事通信 5月28日(木)14時47分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150528-00000084-jij-soci

 北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査を行うと約束した「ストックホルム合意」の発表から29日で1年。再調査に関し具体的な動きが見られない中、拉致被害者や特定失踪者の家族は28日、「なぜ進展しないのか」「何年もこういうことの繰り返しだ」と口々に不安や怒りを訴えた。

 再調査を「千載一遇のチャンス」と歓迎していた拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(76)は「あれから1年もたつが、具体的な解決の兆しが全く見えないことに怒りを感じる」と憤る。「われわれが求めているのは調査結果の報告書ではなく、被害者の奪還だ。一刻も早く具体的な解決策を示し、被害者を返せと言いたい」と強調した。

 横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(79)は「あの国はもう何年もこういうことの繰り返し。去年も半分は期待したけれど、もう半分は『そう簡単にいくのかな』と思っていた」とため息。「自分の子どもと再会できず亡くなるほどむごいことはない。政府には、被害者が今も助けを待っていることを忘れないで交渉に当たってほしい」と求めた。

141NAME:2015/06/09(火) 22:32:58
【安倍政権考】
芥川龍之介「藪の中」を彷彿させる日朝交渉 「包括的調査」という曖昧合意で迷走は始まった…
2015.6.9 11:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/150609/prm1506090002-n1.html

ある男の刺殺体をめぐり、盗人の多襄丸(たじょうまる)、男の妻、そして巫女(みこ)の口を借りて語る男の霊の3つの証言が完全に食い違う-。芥川龍之介の小説「藪の中」は複数の異なった視点から同一事象を描く。実は安倍晋三政権の最大の課題、拉致問題をめぐる日朝交渉の実態をほうふつさせる。

ボタンの掛け違いでスタート

 昨年5月、スウェーデンのストックホルムで開かれた日朝外務省局長級協議。その際、合意した文書には拉致問題について「再調査する」との明確な文言はなかった。 代わりにあったのが「全ての日本人に関する調査を包括的かつ全面的に実施する」。日本側はこれを「再調査」と受け止めた。一方で、北朝鮮は日本政府認定の未帰国拉致被害者12人について、かつての金正日総書記による「8人死亡・4人未入国」の判断を尊重したまま、日本人配偶者・遺骨問題の調査にすり替えることが可能となった。合意文書にはこのような曖昧な表現があるため、政府内では当初から再調査の実効性に疑問符を付ける高官もいたが、外務省が押し切った。 杞憂(きゆう)で終わらなかった。「夏の終わりから秋の初め」とされていた初回の再調査報告はほごにされた。日朝交渉筋は「合意文書のボタンの掛け違いが、結果的に交渉を長期戦へと誘った」と振り返る。

ただ、政府には合意が「藪の中」ぐらい曖昧なものでも、応じなければならない理由があった。 「交渉窓口をこじ開けるのにどれだけ苦労したことか。これがダメになったら何年もかかる。そこが生命線だ」 政府高官が昨年10月上旬、日本政府担当者の平壌派遣を決断した理由を苦渋の表情を浮かべ周辺に漏らした。北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が昨年9月、特別調査委員会の初回報告を先送りした揚げ句、日本政府担当者の平壌派遣を突如、政府に打診。安倍晋三首相は成果が見込めない派遣の是非について決断を迫られ、結局、誘いに応じたのだった。

山谷担当相と官僚がバトル

 平壌派遣をめぐっては、拉致被害者家族会と山谷えり子拉致問題担当相が成果が得られないとして反対姿勢だったのに対し、官邸と外務省が前向きのまま膠着(こうちゃく)状態が続き、政府内で容認派と慎重派の軋轢(あつれき)を危惧する声が出た。 10月下旬の派遣までに菅義偉官房長官、山谷氏、岸田文雄外相、党幹部らがひざを交えて激論を繰り広げた。ある政府施設で行われた会合では、家族会の意向を踏まえた山谷氏が平壌派遣に改めて難色を示すと、外務官僚の1人が「山谷大臣が決めることではない!」と語気を強める緊迫した場面もあった。拉致問題の担当閣僚に猛然と反論する官僚の姿に参加者らは思わず目を丸くしたほどだ。結局、平壌派遣は外務省の強力な後押しで実現することになった。安倍首相も拉致問題を政権の「最重要課題」と位置付けている手前、無碍に断るわけにもいかなかった。日本政府は交渉継続という「成果」を得たが、北朝鮮のペースに飲み込まれることも余儀なくされた。

「あらゆる手段を尽くす」

 小説では刺殺した容疑者が誰なのか最後まで明らかにされない。読者は想像を膨らませるしかなく、もやもやした気分に支配される。同じように日朝交渉に期待していた拉致被害者家族の心も晴れない。 安倍首相は4月3日、家族会メンバーと官邸で面会し、自らも鼓舞するかのように「全ての拉致被害者が日本の地を踏むことができる結果を出すために、あらゆる手段を尽くす」と決意表明した。 今回の交渉が、日朝双方の視点で成り立った曖昧な合意でスタートしたものであっても、首相は「藪の中」から拉致被害者を救出する策を見つける努力を続けるしかない。(政治部 比護義則)

142NAME:2015/07/12(日) 02:32:56
中朝関係最悪 北朝鮮外相が北京4日滞在も中国側と接触なし
2015.07.11 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20150711_333861.html

李洙ヨン(リ・スヨン)北朝鮮外相が6月中旬、北京に4日間も滞在していたにもかかわらず、北京の北朝鮮大使館に閉じこもったままで、中国政府関係者と接触しなかったことが分かった。  北朝鮮では現在、「100年に1度の干ばつ」が続いており、中国外務省は「支援の用意がある」と発言。このため、李氏の北京入りは中国政府高官との会見のためとの見方もあったが、結局、両者の接触がなかったことで、「中朝関係が冷え込んでいる」ことを証明した形となった。

 中国メディアによると、李氏は18日に平壌を出て北京に到着。その後、市内中心部の北朝鮮大使館に滞在し、21日に北京国際空港からアフリカに向けて飛び立った。  李氏のアフリカ諸国歴訪は発表されており、北京が経由地であることは分かっていたものの、北京に4日間も滞在することから、その間、中国高官と会談するのではないかとの観測が流れていた。

 この間、韓国メディアの北京駐在記者が北朝鮮大使館前で張り込みをしていたものの、李氏は大使館から一歩も出なかったという。  米政府系報道機関「ボイス・オブ・アメリカ」によると、李氏は赤道ギニアなどを訪れ、北朝鮮が赤道ギニアから30億ドル規模の情報通信事業を受注したという。北朝鮮は、昨年も赤道ギニア・モンゴモ市のセキュリティシステム構築プロジェクトを請け負っている。両国は1969年に国交を樹立している。

 今回の外相の訪問目的が分かったことで、対中関係は冷え込んだままであることが浮き彫りにされた。  ところで、今年3月に平壌に赴任した中国の李進軍駐北朝鮮大使もいまだに金正恩第1書記と面会できていないが、前任の劉洪才大使は2010年3月初めに赴任したあと、1か月もたたないうちに当時の金正日(キム・ジョンイル)総書記と面会し晩餐をともにしていたことから、「中朝両国の対立は深刻で、関係は最悪」(北京の外交筋)との見方が広まっている。

143NAME:2015/07/26(日) 07:54:10
「韓国のビラきっかけに全面戦争も」 北朝鮮サイトが警告記事
2015.7.23 19:12更新
http://www.sankei.com/world/news/150723/wor1507230034-n1.html

北朝鮮の韓国向け宣伝ウェブサイト「わが民族同士」は23日、韓国の保守団体が南北軍事境界線付近で北朝鮮を非難するビラの散布を計画しているとして「ビラのせいで銃弾が飛び、全面戦争の大惨禍が起こりかねない」と警告する記事を掲載した。

 記事は朝鮮人民軍の前線部隊が、北朝鮮の体制を非難するビラの散布に対し既に無差別攻撃を警告していると指摘。「ビラを積んだ風船を飛ばす瞬間、全てが焦土化するだろう」と強調した。 聯合ニュースによると、韓国の保守団体は21日、南北軍事境界線に近い臨津閣から27日にビラ3万枚を北朝鮮側に飛ばす計画を明らかにした。(共同)

144NAME:2015/08/03(月) 23:24:49
【直球&曲球】
安保法制論議、拉致被害者救出には一言もない 葛城奈海
2015.6.25 11:00更新
http://www.sankei.com/column/news/150625/clm1506250007-n1.html

「少なくとも数人は帰ってくるのでは」と、日本中の期待を集めた日朝のストックホルム合意から丸1年がたった。結論は周知の通り、政府認定の拉致被害者、特定失踪者の誰ひとりとして帰国は実現していない。再調査のための特別調査委員会を設置したことを評価して、日本は制裁の一部を解除したが、またしても北朝鮮に弄された感は否めない。「最後のチャンス」と、すがるような思いで推移を注視していたご家族の落胆はいかばかりであろう。

 ここへきて、そのご家族の傷に塩をすり込むように思えてならないのが、安保法制論議だ。「切れ目のない法整備」を謳(うた)い、11もの法案を並べながら、拉致被害者救出に関しては与党も野党も一言もない。在外邦人の保護については当該国の同意が前提となっているが、北朝鮮が自衛隊による拉致被害者救出に同意するわけもない。

かつて安倍晋三首相は、「いざとなったら米国に頼むしかない」と語ったが、筆者が予備役ブルーリボンの会で活動を共にしている自衛隊の特殊部隊OBは、「対米協力と同じくらいの熱意を持って、自衛隊による拉致被害者救出を可能とする法的根拠を示せば、自衛隊はその準備に鋭意取り組むだろう」という。にもかかわらず自国民を守ることをいつまでも米国頼みにしていては、独立した国家として情けないではないか。現行法で自衛隊を使えないというなら、今こそ法整備の好機であろう。議員のブルーリボンバッジは、まやかしか。

 当会では北朝鮮工作員侵入・拉致シミュレーションを実施したことがあり、筆者はその被害者役を務めた。言葉巧みに注意を逸(そ)らされた隙に引き倒され、手足を縛られ、猿轡(さるぐつわ)をはめられ、麻袋をかぶせられた。全身砂だらけになり口の中には血の味がした。何の罪もない国民がある日突然このようにして連れ去られ、以後何十年も意に反した人生を異国で送っているという事実には、どう向き合うのか。 これからの危機に備えることはもちろん大事だが、既に現存する安全保障問題をこそ、まずは直視してもらいたいものである。

【プロフィル】葛城奈海 かつらぎ・なみ やおよろずの森代表、キャスター、俳優。昭和45年東京都出身。東京大農学部卒。TVドラマなどに出演。自然環境問題・安全保障問題に取り組む。予備役ブルーリボンの会広報部会長、林政審議会委員。近著(共著)に『国防女子が行く』(ビジネス社)。

145NAME:2015/08/22(土) 13:11:56
【北朝鮮砲撃】
朴大統領「断固として対応せよ」 北朝鮮の砲撃は2回、48時間内に施設撤去なければ「軍事行動」
2015.8.20 20:54更新
http://www.sankei.com/world/news/150820/wor1508200047-n1.html

【ソウル=藤本欣也】韓国軍は20日、北朝鮮軍がソウル北方約60キロの京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)付近に向けて、2回にわたり砲撃を加えたと発表した。韓国軍は、砲弾の発射地点とみられる北朝鮮領に向け155ミリ砲弾を約20発応射した。これに対する北朝鮮軍の攻撃はないが、韓国軍は最高レベルの警戒態勢を発令。軍事境界線をはさんで南北の軍事的緊張が高まっている。 1回目の砲撃は午後3時53分(日本時間同)で高射砲1発が発射された。2回目は同4時12分に76・2ミリの直射砲が数発発射された。砲弾は人家のない山中や、非武装地帯(DMZ)の韓国側に落ち、人的被害は出ていないという。北朝鮮の砲撃は、2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃以来。

 韓国軍は午後5時4分、軍事境界線の北側約500メートルの地点に向けて応射。政府は同6時、国家安全保障会議(NSC)を招集し、朴槿恵(パク・クネ)大統領が「北朝鮮の挑発には断固として対応せよ」と指示した。 一方、北朝鮮は午後5時前、対韓国政策を担う金養建(キム・ヤンゴン)・朝鮮労働党書記名義で板門店を通じ韓国大統領府に書簡を送付。韓国が今月再開した政治宣伝放送の中止を要求しながらも、「現在の事態を収拾し関係改善の出口を開くため努力する意思がある」と表明した。 北朝鮮は午後5時ごろにも、軍総参謀部名義で韓国国防省に通知文を送付した。政治宣伝放送の全設備を、20日午後5時から48時間以内に撤去しなければ「軍事的行動を開始する」と警告した。韓国側は「放送を続ける」としている。

非武装地帯(DMZ)の韓国側では今月4日、北朝鮮が埋設したとされる地雷が爆発し韓国軍の2人が負傷。韓国側は報復として拡声器を使った政治宣伝放送を11年ぶりに再開した。これに対し、北朝鮮側が拡声器を狙った射撃を行うと威嚇(いかく)していた。 政治宣伝放送とは、北朝鮮指導部の実態や失政、人権弾圧などを明らかにし、韓国の優越性を強調する内容を大音量で流して北朝鮮将兵や住民らの動揺を狙う心理戦の一環。北朝鮮側が強く反発している。

146NAME:2015/08/29(土) 16:51:58
【拉致再調査】「拉致被害者は生きている。北が真実隠蔽」元CIAマイケル・リー氏「崩壊見据え行動のとき」
2015年8月29日 15時34分
産経新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/10526797/

 米中央情報局(CIA)で長く北朝鮮の情報分析に携わり、亡命した多数の北朝鮮元幹部らへの尋問を担当してきたマイケル・リー氏(81)がこのほど産経新聞の取材に応じ、拉致被害者は「生きている」との認識を示した上で、北朝鮮は「犯罪を隠蔽(いんぺい)するため、真実を語らない」と指摘した。 リー氏は、拉致問題解決のためにも日米韓が強い同盟関係を築き、南北統一に向け具体的行動を起こす必要性を強調した。(桜井紀雄)

 --日本人拉致被害者の存在を知ったのは

 「(1987年の)大韓航空機爆破の実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員を尋問する中で、日本語を教えた女性(田口八重子さん)について聞いた。最近も賢姫氏自身から『田口さんは生きている』と聞かされた。私も(拉致被害者は)生きていると信じている」

■日本つなぎ留めに巧妙な時間稼ぎ

 --北朝鮮は拉致再調査の結果を示していない 「北朝鮮がやっているのは、日本をつなぎ留めるための巧妙な時間稼ぎだ。拉致問題を解決するには、自分たちの犯罪行為と秘密を暴露しなければならない」

 --2002年には、5人の被害者を帰国させた 「帰国して話しても自分たちに被害が及ばない人は帰した。対南工作に利用した人々は隠すしかなく『死亡した』と主張している。時間をかけて協議しても、体制が崩壊するまで真実を語ることはないだろう」

 --解決のためには 「00年以降、北朝鮮国内で1300人が公開処刑されたといわれ、亡命した元高官の証言でも内部は非常に不安定だ。(日米韓は)現体制の崩壊と南北統一を見据える必要がある。今がチャンスだ」

 --オバマ米政権は対北政策に積極的でない 「米国を動かしているのは大統領だけでなく、多くの戦略家がいる。最近、米の対北戦略が変わった。高官が『北の崩壊』を口にし、南北統一されれば、核問題も自然に解決するとみるようになってきた」

 --韓国内で統一を支持する世論が高まらない 「韓国では、親北左派勢力がはびこり、統一に対する政府の意志も弱い。韓国のこれまでの対北政策は、完全に失敗だ」

■サムライの最高の境地とは…

 --朴槿恵(パク・クネ)大統領は、統一に積極的なようだが 「『統一に協力する北朝鮮幹部は全員罪を問わない』といった幹部の動揺を誘い、北の住民が希望を持つメッセージを発信すべきだ。日本のサムライは刀を抜かずに相手を制することが最高の境地とされたそうだが、先制攻撃ではなく『先制宣言』が必要だ」

 --日本の役割は 「日本は集団的自衛権をめぐる法整備を進めているが、世界史的にみて非常によいこと。日米韓の三角同盟こそが大事。日本が強力になれば、韓国は米国に加え、強い友人がもう一人増えることになるはずだ」 「歴史問題など、互いに排他的感情を抱いていてはダメ。相互依存する時代へ転換しなければ。対北問題は、安倍晋三首相、朴大統領時代に解決してほしい」

【プロフィル】マイケル・リー氏 韓国忠清南道出身。1958年から在韓米軍で、脱北した元幹部・工作員の尋問を担当。74年、米国に移住し、76〜2000年に米中央情報局(CIA)で対北情報分析に当たる。米国籍で、アラスカ州在住。著書に『CIA要員 マイケル・リー』(韓国語)など。

147NAME:2015/09/06(日) 04:03:41
曽我ひとみさん「だまされ続けた北での24年」 支えだった時計手に母奪還訴え さいたまで拉致救出集会
2015.9.5 19:26更新
http://www.sankei.com/affairs/news/150905/afr1509050026-n1.html

北朝鮮による拉致被害者の早期救出を訴える集会が5日、さいたま市浦和区で開かれた。集会には昭和53年に北朝鮮に連れ去られ、平成14年に帰国した曽我ひとみさん(56)が出席し、一緒に拉致され、今も帰国を果たせていない母、ミヨシさん(83)=拉致当時(46)=ら被害者の帰国実現を訴えた。 「拉致されてから私は北朝鮮という国にだまされ続けてきた。日本という国は私一人など助けてはくれないだろうという失望の中で24年間生きてきた」

 集会で、曽我さんはそう北朝鮮での苦境を明かした。北朝鮮当局者から日本に帰す条件として、「朝鮮語が上手になったら」「結婚して家庭を持てば」「子供が生まれたら」と言われたが、約束がかなえられることはなかった。何人もの日本の政治家が北朝鮮に渡りながら、平成14年の日朝首脳会談まで、曽我さんら被害者の帰国を実現した政治家は誰もいなかった。

 北朝鮮で家庭を持って日々の生活に追われ、曽我さんはいつしか、帰国への思いが薄らいでいたという。そんな曽我さんを励まし続けたのはミヨシさんから贈られた腕時計だった。

北朝鮮でも肌身離さず大切にし、「この時計は母であり、私が何かくじけそうになると、しかったり励ましたりしてくれる宝物」と話す時計。曽我さんはその時計を手にし、「母にもう一度会いたいという願望があったからこそ帰国できたと思う」と話した。

 ミヨシさんについて、北朝鮮は「未入国」と説明し、今も帰国はかなっていない。「家族みんなと笑い声の絶えない楽しい生活を存分に味わってもらいたい」と曽我さんはミヨシさんが帰国した後の夢を語るが、「母の年齢を考えるとそんなに長くは待てない」と早期の帰国実現への協力を呼びかけた。

 集会では、北朝鮮で一時期ともに生活した横田めぐみさん(50)=同(13)=以外の日本人拉致被害者に関し、曽我さんは「日本人の男性がいるという話は聞いたことがあるが、詳しいことは聞いたことはない」と話した。

148NAME:2015/09/27(日) 15:01:08
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E6%8B%89%E8%87%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C
一方、1988年8月、ヨーロッパにおいて北朝鮮工作員・よど号ハイジャック事件犯人関係者に拉致された石岡亨(北海道札幌市出身)と松木薫(熊本県熊本市出身)それに有本恵子(兵庫県神戸市長田区出身)の消息を伝える石岡本人の手紙がポーランド経由で石岡の家族の元に届く。 この手紙によって行方が分からなくなっていた3名が北朝鮮にいることが判明した。しかし、松木については、その手紙に正確に住所が記されていなかったため、家族には時間が経ってから知らされた。石岡・有本家は日頃から北朝鮮とパイプがあることをアピールしていた日本社会党系の政治家に助けを求めることにした。石岡の家族は札幌市の日本社会党北海道連合にも相談したが、「本部に連絡をする。国交がない国なので口外しないように」と言われた。「国交がないから」という言葉は、それ以降も外務省や様々なところで言い訳に使われることとなる。

「社会民主党 (日本 1996-)#北朝鮮による日本人拉致事件への姿勢」も参照

一方、有本の両親は上京して自由民主党の政治家に助けを求めることを決め、1988年9月、東京都千代田区永田町の衆議院議員会館に自由民主党幹事長の安倍晋太郎を訪ねる。安倍は夫妻の訴えを聞き届け、当時秘書だった次男の安倍晋三に夫妻を外務省と警察庁に案内するよう命じ、夫妻はここに至って事の次第を外務省・警察庁に伝えることができた。以後有本夫妻は安倍父子に連絡するようになり、安倍父子はこの問題に取り組むことになるが、1989年6月、晋太郎は癌を発症し入院。幹事長も退任した。以後入退院を繰り返したが、1991年5月、晋太郎は他界した。後継者となった晋三は亡父の地盤を引き継ぎ、1993年、第40回衆議院議員総選挙に立候補し当選。以後国会議員としてこの問題に取り組むことになった。

149NAME:2015/09/28(月) 22:41:46
【月刊正論】
横田めぐみさんらは生きている! 救出に向け朝鮮総連解散新法を 西岡力(東京基督教大教授)(1/22ページ)
2015.9.27 07:00更新
http://www.sankei.com/politics/news/150921/plt1509210012-n1.html

※この記事は月刊正論10月号から転載しました。ご購入はこちらから。

 〈息をのむような激しい戦いが日朝間で今展開されている。多くの国民からすると、昨年10月、日本代表が平壌を訪問した後、膠着状態が続いているように見えるが、その実態はかなり違う。北朝鮮は今年7月はじめに、拉致を含む特別調査委員会の全ての調査結果を出すことを決めたという情報がある。 しかし、残念ながら今準備されているその内容は、日本が目指す全員一括帰国ではなく、2002年の8人死亡通告の焼き直しになる可能性が高いという。いまこそ、すべての力を結集して、全被害者を一括帰国させよ、それなしには金正恩政権の未来をなくすぞ、というオールジャパンの力を結集した毅然たる交渉が求められている〉 5月1日発売の本誌6月号で私は拉致問題の現状についてこう書いた。 本稿ではその後の展開を報告するとともに、救う会が独自に入手した昨年からの金正恩政権の内部の動きと拉致被害者の最新情報を、差し障りのない範囲でお知らせする。

150NAME:2015/10/03(土) 23:22:56
山谷拉致担当相「執念で結果出す」
15:32時事通信
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-151003X268.html

 山谷えり子拉致問題担当相は3日、川崎市内で開かれた拉致被害者家族を支援する集会であいさつし、被害者らの再調査を約束した北朝鮮の対応を「1年以上たってもいまだに誠実な報告がないのは誠に遺憾だ」と批判、「執念を持って結果を出していく」と述べ、進展に決意を示した。

151NAME:2016/01/07(木) 02:03:08
【北朝鮮核実験】
中国メディアが日本の核武装を牽制 「日本に絶好のチャンスを与える」「足りなかったのは口実だけ」
2016.1.6 19:08更新
http://www.sankei.com/world/news/160106/wor1601060099-n1.html

【北京=川越一】北朝鮮が水爆実験の実施を発表したことに乗じ、日本の軍国主義回帰の可能性を吹聴する一部中国メディアが6日、日本の核武装化を牽制(けんせい)した。 中国の大手ニュースサイト「新浪網」は同日、北朝鮮の水爆実験がもたらしかねないさまざまな影響について考察。その中で、「日本は早くから核兵器を発展させる野心と実力を有している。足りなかったのはその口実だけだった。北朝鮮の核実験実施は間違いなく、日本に絶好のチャンスを与える」と主張した。

 中国の傅聡軍縮大使は昨年10月、国連総会第1委員会(軍縮)で行った演説で、日本が保有する核物質が核弾頭千発以上に相当すると指摘。「日本の一部政治勢力は、国際政治で影響力を持ちたいなら核兵器を持つべきだと主張し、核開発を絶えず求めてきた」と述べ、日本国内の核武装論を批判した。 傅氏は「平和利用」を主張する日本側の反論に対しても、「政策決定があれば日本はごく短期間で核武装可能だ」と述べるなど、9月に集団的自衛権の限定的な行使容認を含む安全保障関連法を成立させた日本の“脅威”を、国際社会に印象づけようと画策した。

「韓国の状況も同様だ」と韓国の核武装化にも身構える同サイトは、「国際社会について言えば、北朝鮮の挙動はきっと、核兵器を発展させたいと思う国家に“モデル”としての効果を与える。彼らを刺激して北朝鮮と歩みを共にさせる」なとど、国際的な影響の波及にも言及。 その上で、「これは間違いなく、核不拡散条約を1枚の空文にさせ、全世界は再び黒い雲に覆われるだろう」と“予言”し、隣国がそろって核保有国となった場合、中国の戦略的安全環境が破壊されるとの懸念を示した。

152NAME:2016/01/07(木) 16:18:33
共産・志位委員長「中国、北朝鮮にリアルな危険ない」
2015.11.7 13:30更新
http://www.sankei.com/politics/news/151107/plt1511070011-n1.html

共産党の志位和夫委員長は7日のテレビ東京番組で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮と南シナ海で軍事的挑発を続ける中国について「北朝鮮、中国にリアルの危険があるのではなく、実際の危険は中東・アフリカにまで自衛隊が出て行き一緒に戦争をやることだ」と述べた。

 志位氏は、共産党が「戦争法」と呼ぶ安全保障関連法について「一番具体的な危険はIS(イスラム国)に対し米軍が軍事的行動をエスカレートさせ、日本が兵站で支援し、実体上は戦争に協力していくことだ」と強調。アフガニスタンに展開する米軍の治安部隊についても「実際は戦争だ」と指摘した。

 その上で、「実際の危険はアフガニスタンであり、ISであり、(自衛隊による)南スーダンのPKO(国連平和維持活動)の任務の拡大だ」と語り、中国や北朝鮮の軍事的脅威に言及することはなかった。

153NAME:2016/01/07(木) 16:20:14
【北朝鮮核実験】公明党の山口代表が共産党糾弾 「『北朝鮮は脅威ではない』との認識、妥当か問い返す」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e6%a0%b8%e5%ae%9f%e9%a8%93%e3%80%91%e5%85%ac%e6%98%8e%e5%85%9a%e3%81%ae%e5%b1%b1%e5%8f%a3%e4%bb%a3%e8%a1%a8%e3%81%8c%e5%85%b1%e7%94%a3%e5%85%9a%e7%b3%be%e5%bc%be-%e3%80%8c%e3%80%8e%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%af%e8%84%85%e5%a8%81%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%8f%e3%81%a8%e3%81%ae%e8%aa%8d%e8%ad%98%e3%80%81%e5%a6%a5%e5%bd%93%e3%81%8b%e5%95%8f%e3%81%84%e8%bf%94%e3%81%99%e3%80%8d/ar-AAgrY1s

公明党の山口那津男代表は7日午前の党会合で、北朝鮮を改めて非難する一方、共産党にも批判の矛先を向けた。「共産党は、かねて『北朝鮮は脅威ではない』と吹聴していたが、今の現実から見て妥当な認識なのか。改めて問い返さなければならない」と糾弾し、所属議員に「われわれは毅然(きぜん)たる対応を図っていこう」と呼びかけた。 共産党の志位和夫委員長は昨年11月7日のテレビ東京番組で、当時から核・ミサイル開発を進めていた北朝鮮について「リアルな危険があるのではない」と発言していた。

154NAME:2016/01/12(火) 22:22:13
【衆院予算委員会】
安倍首相マジ切れ! 民主議員「拉致を政治利用したのか」との質問に「私が言っていることが真実だとバッジをかけて言う」とも
2016.1.12 13:08更新
http://www.sankei.com/politics/news/160112/plt1601120061-n1.html

安倍晋三首相は12日午前の衆院予算委員会で、北朝鮮による日本人拉致問題をめぐり、民主党の緒方林太郎氏から「拉致を使ってのし上がったのか」と問われ、「議論する気すら起きない。そういう質問をすること自体、この問題を政治利用している」と切り捨てた。また、この問題を巡る自身の発言について「真実だ。バッジをかける。言っていることが違っていたら、国会議員を辞める」と覚悟を示した。

 首相は冒頭、北朝鮮の核実験が拉致問題に与える影響について「厳しい圧力をかけながら、対話の窓口を閉ざすことなく解決に向けて全力を尽くす」と述べた。 すると緒方氏は、拉致被害者の蓮池薫さんの兄、蓮池透さんによる著書『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)に「拉致問題はこれでもかというほど政治利用されてきた。その典型例は安倍首相だ」などとする一説があるとして、首相に認識を尋ねた。

首相は「いちいちコメントするつもりはない。家族会にもその本に強い批判がある。大切なことは北朝鮮に対して一致結束し、すべての被害者を奪還するために全力を尽くすことだ」と述べた。 緒方氏が「首相は拉致を使ってのしあがったのか」と重ねて質問すると、首相は「議論する気すら起きない。その質問をすること自体がこの問題を政治利用しているとしか思えない」と真っ向から否定した。 また、緒方氏は、本の中に、平成14年に拉致被害者5人が日本に帰国した際、官房副長官だった首相が5人の北朝鮮帰国を止めようとせず、5人が日本に残る意思が覆らないため結果的に日本に残るため尽力したとする趣旨の記述があることを紹介し、真偽をただした。

首相は「当時は5人の被害者を北朝鮮に戻すという流れだったが、私は断固として反対した。これをどう覆すか大変だった。他の拉致被害者本人に聞いてもらえればわかる」と否定した。 緒方氏が「蓮池氏がウソをついているのか」と続けると、首相は「誰かを落とすことは言いたくない。私が言っていることが真実だとバッジをかけて言う。違っていたら私は国会議員を辞める」と断言した。 さらに緒方氏は、一昨年の衆院選の新潟2区で、拉致被害者の親族が活動していたとして「政治利用ではないか」と迫った。 すると首相は「本の引用だけで独自の取材を全くせず、私の名誉を傷つけようとしている。極めて不愉快だ。何の意味があるのか。20年前、私たちが一生懸命拉致問題をやっていたときにあなたは何をしていたのか」と色をなした。

その上で「あなたが批判することが北朝鮮の思うつぼだ。そういう工作が今までもあったというのは事実だ。常にマスコミを2分し、国論を二分し、この問題で戦う力を落とそうとしてきたのが今までの歴史だ。大切なことは、すべての拉致被害者奪還のために、一致協力して全力を尽すことだ」と緒方氏を批判した。 最後に首相は「政治利用」との指摘に対し、「こんな質問で、大切な時間を使って答えるのは本当に残念だ。1人の方の本だけで誹謗中傷をするのは、少し無責任ではないか」と述べ、怒りがさめやらぬ様子だった。

155NAME:2016/01/12(火) 22:24:59
☆☆☆蓮池透氏「私は嘘は書いていません」 産経ニュースの記事にツイート
2016.1.12 17:25更新
http://www.sankei.com/politics/news/160112/plt1601120070-n1.html

拉致被害者の蓮池薫さんの兄、蓮池透氏は12日、産経ニュースの「【衆院予算委詳報】安倍首相『違ったら国会議員をやめます』『国論を二分しようとの策謀に引っかかってはだめ』 拉致問題をめぐり熱弁」の記事に対して、自身のツイッターで「私は決して嘘は書いていません」とコメントした。

【衆院予算委詳報】
安倍首相「違ったら国会議員をやめます」「国論を二分しようとの策謀に引っかかってはだめ」 拉致問題をめぐり熱弁
2016.1.12 13:55更新 (1/12ページ)
http://www.sankei.com/politics/news/160112/plt1601120064-n1.html

安倍晋三首相は12日の衆院予算委で、北朝鮮による拉致問題に関する民主党の緒方林太郎氏の批判に対し、「真実と違っていたら国会議員を辞める」などと強い口調で反論した。質疑の主なやり取りは以下の通り。

 【核実験】

 緒方林太郎氏「北朝鮮の核実験は言語道断。恐らく対応次第で拉致問題への影響も出てくる。いち早い、すべての被害者の帰国のために、日本の対応や独自制裁などについては、どうお考えか」 首相「北朝鮮による核実験は、わが国の安全に対する重大な脅威であり、これだけの挑発行為を行ったからには今まで通りとは決していかないことを北朝鮮に対して明確に示していくことが必要であります。新たな安保理決議に実効的な措置を盛り込むこと。そして、わが国独自の厳しい措置についても毅然かつ断固たる対応を行っていくこと。これが北朝鮮による核実験への、行動対行動の原則の下でのわが国の答えであります」

156NAME:2016/01/12(火) 22:30:25
「制裁に効果あるのか」 拉致問題で蓮池透さん
2015.8.6 20:43更新
http://www.sankei.com/affairs/news/150806/afr1508060033-n1.html

北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さんの兄、透さん(60)=東京都=と、北朝鮮報道を続けるアジアプレス大阪事務所の石丸次郎代表が6日、東京都内で対談し、蓮池さんは「経済制裁に効果があるなら被害者が帰ってきているはず。制裁して懲らしめたいなら被害者を救出してからだ」と、制裁強化に反対した。

 また、被害者全員の一括帰国を求めている日本政府の交渉方針について、「安倍晋三首相は、拉致問題がこうなれば解決だと定義してから北朝鮮と交渉すべきだ」と注文した。 蓮池さんは拉致被害者家族会の事務局長を務めたが、現在は制裁強化を訴える同会を退会している。 アジアプレスが主催した拉致問題セミナーの中で対談した。

157NAME:2016/01/13(水) 00:07:17
【北朝鮮拉致】
「横田めぐみさんは君が代を歌っていた」 金賢姫元工作員が明かした衝撃の新事実 母・早紀江さんの眼に涙があふれ…
2015.12.5 16:02更新
http://www.sankei.com/premium/news/151205/prm1512050029-n1.html

北朝鮮による拉致被害者の早期救出を訴える集会が11月28日、水戸市で開かれた。昭和52年11月に新潟市から北朝鮮工作員によって北朝鮮に連れ去られた横田めぐみさん(51)=拉致当時(13)=の両親らが参加。北朝鮮で祖国を思い、日本の国歌である「君が代」を歌っためぐみさんの様子が明かされた。拉致被害者らの再調査が始まってすでに1年が経過したが、被害者の帰国はいまだ実現せず、家族は「ふるさと」を熱唱し、一日も早い被害者の奪還を誓った。

「日本人なんだと自分に言い聞かせるように」

 めぐみさんの北朝鮮での生活の一端を明らかにしたのは、めぐみさんの母、早紀江さん(79)。平成22年に来日した大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫(キムヒョンヒ)元北朝鮮工作員から聞いた話として紹介した。 「軽井沢で金賢姫さんにお目にかかっていろいろお話を聞かせていただきました。招待所というところにめぐみはおかれていたのですが、そこに金賢姫さんがスクヒさんというめぐみが日本語を教えていた人と訪ねていったことがあるそうです」 スクヒというのは、めぐみさんが日本語や日本の生活習慣について教えていた金淑姫(キムスッキ)という女性工作員。金賢姫元工作員の同僚の女性だった。金賢姫元工作員の証言によれば、2人がめぐみさんに会いにいったのは1984(昭和59)年とされている。

「久しぶりに会うものですから、気まずくてみんなが黙りこくっているもので、『何か歌を歌いましょう』ということになって、『めぐみちゃんが歌を歌ってくれました』ということでした。その歌は何だったと思いますか?」。会場に早紀江さんは問いかけるように話し、「めぐみは一生懸命に君が代を歌ったと聞きました。『私は日本人なんだ』。それを自分に言い聞かせるために君が代を一生懸命高い声で歌ったのだと思います」と続けた。

こっそりと日本の歌を口に

 歌はめぐみさんと切り離せない存在として知られている。小学校6年のとき、卒業式の謝恩会でシューマンの合唱曲「流浪の民」を学年全員が歌った際には、歌が上手だっためぐみさんが担任のすすめでソプラノを独唱。その歌声はテープに収められ、家族が大切に持っている。 北朝鮮に拉致されてからも、歌はめぐみさんの心を慰めていた。拉致された翌年の1978(昭和53)年から一時期、一緒の招待所で暮らした曽我ひとみさん(56)は2人で外に出かけた際、日本の歌をこっそりと歌っていたことを明らかにしている。日本語を話したり、日本の歌を歌ったりしているのが北朝鮮当局に見つかれば、怒られることは分かっていた。それでも2人は故郷を思いながら、日本の歌を歌っていたのだ。

母の決意「必ず助けなければ」

 11月28日の集会の最後には、早紀江さんとめぐみさんの父、滋さん(83)、田口八重子さん(60)の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(77)が聴衆とともに、唱歌「ふるさと」を歌った。今も北朝鮮でとらわれの身となっている拉致被害者の境遇に心を寄せ、奪還を誓う聴衆たち。拉致から38年が過ぎてもいまだ帰国を果たせないめぐみさんを想像し、涙が出たのだろう。早紀江さんは歌いながら、時折、目をぬぐっていた。

 日本人なんだと自分に言い聞かせるようにめぐみさんが君が代を歌っていたことを紹介した後、早紀江さんはこう訴えた。「(拉致被害者)みんな、そのような思いで向こうで待っていると思っているのです。必ず助けなければなりません」。めぐみさんやほかの被害者奪還に込めた母の強い決意を聞き、会場には、いまだに被害者を返そうとしない北朝鮮に対する怒りが広がった。

158NAME:2016/04/10(日) 16:27:28
朝鮮大学校、在校生が激減…最盛期の4割に 総連陰り就職厳しく 北の兵器開発は学校ぐるみで支援
2016.4.10 11:30更新
http://www.sankei.com/politics/news/160410/plt1604100008-n1.html

在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の影響下にある朝鮮大学校(東京都小平市)在校生が最盛期の4割にあたる約600人に激減したことが9日、分かった。朝鮮総連関係者が明らかにした。核開発を主導した金正日総書記、金正恩第1書記父子を絶対視した偏向教育への反発が進む一方、卒業生や教授の一部は北朝鮮の兵器開発を後押しする朝鮮総連傘下の在日本朝鮮人科学技術協会(科協)に所属していることも判明。10日に入学式とともに、創立60周年の節目を迎える同大は組織強化を図る構えで、政府が動向監視を強めている。

 関係者によると、昭和31年に開校した朝鮮大学校は民族教育の最高学府と位置づけられ、朝鮮総連幹部職員や朝鮮学校教員を養成。当初、60人余りでスタートした在校生は平成に入ると1500人台まで増えた。

 ところが、核・ミサイルによる軍事的挑発を繰り返す北朝鮮への盲従を強いたり、総連の弱体化で傘下組織への就職が困難になったりしたことから受験生が激減。平成27年度の定員は1220人だったが、実際は約600人しか集まらなかった。教職員数も減少の一途をたどり、財政難が影響して平均月給は約10万円にまで減っている。

一方、科協の現・元幹部の多くは同大理工学部出身者で占められ、一部の現職教授も所属するなど大学ぐるみで支援。加えて、同大は在校生に対し、金一族への忠誠を誓う団体「在日本朝鮮青年同盟」への加入を義務づけて思想も厳しくチェックしている。16日に金日成主席の誕生日祝賀行事を行うほか、国際シンポジウムなど60周年記念行事を相次ぎ開催する予定で、思想教育を通じた締め付けを強化している。

 これに対し政府は2月、核実験と弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮への制裁として、科協に在籍歴のある元同大男性教員の訪朝後の再入国を原則禁止にして警戒を強化している。さらに警視庁公安部は同月、経営学部の元副学部長を詐欺容疑で逮捕。同副学部長は、北朝鮮の指示で韓国での工作を主導した疑いがあり、同大のスパイ活動の拠点化が懸念されている。東京地検は起訴猶予とした。 同大と朝鮮総連は産経新聞の取材に対し「内部事情は話せない」などとしている。

 朝鮮大学校 昭和31年に創設され、34年に現在の東京都小平市に移転。政治経済、文学歴史、理工など8学部や研究所を備える。文部科学省所管の大学ではなく東京都が認可する各種学校。張炳泰(チャン・ビョンテ)学長は、北朝鮮の国会議員にあたる最高人民会議代議員も兼ねる。

159NAME:2016/05/07(土) 19:37:57
【北朝鮮党大会】
金正恩氏「帝国主義の攻勢に、党と人民は単独で闘った」 制裁参加の中国を暗に非難、際立つ孤立
2016.5.7 18:52更新
http://www.sankei.com/world/news/160507/wor1605070053-n1.html

【ソウル=名村隆寛】平壌で開催中の朝鮮労働党大会には、北朝鮮と伝統的な友好関係にあった中国など主要国の代表団の参加は確認されていない。国際的孤立が深まるなか、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は6日の開会の演説で「単独で闘った」と述べ、対北制裁に加わった中国を暗に批判した。 「世界の社会主義体制が崩壊し、帝国主義連合勢力の攻勢がわが共和国に集中した前代未聞の試練の時期、わが党と人民は単独で立ち向かい、闘わざるを得なかった」。金第1書記は開会の辞でこう強調した。 「帝国主義者らは数十年にわたり、あらゆる封鎖と圧力、制裁により経済発展と生存の道すら全て阻んだ」とも指摘した。国連安全保障理事会の決議に従い、「帝国主義者」とする米国などと歩調を合わせ、対北制裁に踏み切った中国に苦言を呈した形だ。

1980年の前回党大会で、北朝鮮は中国共産党の李先念副主席(当時)ら118カ国の代表を招待した。今回の党大会には、中国共産党をはじめ、キューバやベトナム、ラオス、シリアなどの党や元首から祝電が寄せられ、金第1書記は国名を省きつつ、祝電に謝意を示した。ただ、「祝意」のみの大会が示す国際的な孤立感は否めない。 中国共産党は祝電で「中朝親善は両国の貴重な財産だ」と伝えたが、中国の制裁措置が北朝鮮経済を圧迫しているのが現実だ。開会の辞では、名指しはしなくとも、現状への不満が込められているようだ。

160NAME:2016/06/09(木) 16:44:20
【北朝鮮拉致】
横田めぐみさん両親の孫、ひ孫の写真が明らかに 2年前のモンゴルで面会時 有田芳生参院議員が公開
http://www.sankei.com/affairs/news/160609/afr1606090015-n1.html

有田芳生参院議員は9日、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(51)=拉致当時(13)=の父、滋さん(83)と母、早紀江さん(80)が2014年3月にめぐみさんの娘、キム・ウンギョンさん(28)らとモンゴルで面会した際の写真を公開した。

 写真はモンゴル迎賓館で撮影。めぐみさんの孫で、横田夫妻のひ孫に当たるウンギョンさんの娘=当時10カ月=も写っている。 一方、横田夫妻は有田氏から写真を見せられ、一部の週刊誌に掲載する写真だと説明されたと指摘。「孫との対面時、孫から写真を外に出さないでほしいと(要望され)約束していた」ため、どこにも提供していないとしている。

161NAME:2016/07/01(金) 23:27:13
イ・ヒョンソ : 北朝鮮からの脱出
TED 2015年8月4日(火)13時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20150804-00001694-ted

翻訳 まだ小さかったとき 自分の国は地球上で最高だと信じていました 「われらに羨むものなど何もない」 という歌を歌って育ちました とても誇らしい気分でした 学校では多くの時間を割いて 金日成の功績を学習しましたが 国外について学ぶ機会は殆どなく 単に 米国 韓国 日本は我々の 敵だと教えられました しばしば外の世界を想像しましたが この国に一生住むと思っていました しかし ある日を境に全てが変わりました

7歳のとき初めて公開処刑を目撃しました それでも私の生活は普通だと思っていました 当時 私の家族は貧しくなく 私自身は飢餓を経験していません

1995年のある日 母が手紙を持ち帰りました 同僚の妹からの手紙でした 書いてあったのは― “この手紙が届くころ我々家族5人は この世には いないことでしょう 最後に食べたのは2週間前でした 今は皆 床でただじっと横になり 衰弱しきって死を待つだけです”

本当にショックでした 初めて知ったのです 飢餓に苦しむ人が私の国にいるなんて その後すぐ ある駅を通りました 痛ましい姿を見ました 今でも記憶から拭い去れません それは息絶えた一人の女性でした 痩せ細った子供がその腕に抱かれたまま なす術もなく母親の顔を 覗きこんでいました 誰も助けようとはしませんでした 自分と家族を守るのに精一杯なのです

90年代半ば深刻な飢饉が北朝鮮を襲いました 最終的には百万人以上が死亡し 生き残った人の多くは飢えをしのぐため 草や 虫 木の皮を口にしました 停電も頻繁に起きるようになり 夜は真っ暗闇に包まれました 中国側の煌々とした灯りが見えました 私の家の川向こうは中国でした なぜ向こう側は明るいのに こちら側は暗いのか常に不思議でした これは 夜の北朝鮮をとらえた衛星写真です 隣国と比較して見ることができます

この川は鴨緑江(アムノッカン)です 北朝鮮と中国の 国境線になっています ご覧の通り川幅が狭い地点が数か所あり 北朝鮮の人々が密かに越境しようとします しかし多くは命を落とします 死体が流れていくのを何度か見ました 私が北朝鮮を脱出した経過を 詳しくは話せません とにかく何年も飢饉が続いた時期に 私は中国に住む遠戚の元に送られたのです 家族と離れて暮らすのは ほんの短い間だけだと思っていました まさか家族と再会するのに 14年も要するとは想像しませんでした

162NAME:2016/07/01(金) 23:27:46
家族から離れた子供が中国で 暮らすのは過酷なことでした どんな生活が脱北者を待ち受けているか 全く見当がつきませんでした しかし すぐ気づきました 生活は極めて過酷で なおかつ非常に危険なものでした なぜならば中国では脱北者は 不法移民として扱われるからです 常に恐怖と隣り合わせの生活でした 自分の身元が明らかになると 北朝鮮に送還されて恐ろしい運命が 待っているのでした

そんなある日 最も恐れていたことが 起こりました 私は中国の警察に捕えられ 尋問のため警察署に連行されたのです 私が北朝鮮人だと通報を受けた警察は 私の中国語能力をテストしました 膨大な質問を浴びせられ あまりの恐怖に 心臓が破裂しそうでした もし少しでも疑いがあれば拘束され 強制送還されたことでしょう もう おしまいだと思いました それでも全ての感情を何とか押さえて 質問に回答しました そして全ての質問が終了すると 係官の一人が言ったのです “この通報は誤りだ 彼女は北朝鮮人ではない” その結果 私は解放されました 奇跡でした

中国内の脱北者が亡命を求めて 外国の大使館に駆け込もうとします 多くは中国警察に拘束され 強制送還されます この写真の少女達は大変幸運でした 一旦 拘束されたものの 最終的には解放されました 国際社会の圧力が効いたのです この人々は運がありませんでした 毎年 中国では無数の北朝鮮人が拘束され 強制送還されています 送還後には拷問 投獄 さらには 公開処刑もありえます

出国できた私は本当に幸運でしたが 運に恵まれない人々も大勢います 悲しいことに北朝鮮人の身元をひた隠しながら 生き延びるだけで精一杯なのです 新しい言葉を覚え 仕事を得たとしても 一瞬にして全てが暗転しかねない人生です そこで身元を隠す生活を10年続けた果てに リスクを冒して韓国へ行く決心をしました またしても新しい生活を始めました

韓国の生活に慣れることは想像以上に 困難でした 韓国では英語が大変重要なので 3つ目の言語を学ぶことになりました 同時に大きなギャップの 存在にも気づきました 北と南のギャップです 同じ朝鮮民族なのに内面は 全く変わってしまいました 67年に及ぶ分断のせいです 私自身のアイデンティティに悩みました 韓国の人間なのか? 北朝鮮の人間なのか? どこの出身なのか? 自分は一体誰なのか? 突如として私には 誇るべき母国が消えてしまったのです

韓国での生活に 順応するのは大変でしたが 計画を立てました 大学受験のため勉強を始めたのです

新生活に慣れ始めたのも つかの間 衝撃的な電話がありました 北朝鮮当局が 私が家族宛にした送金を 突き止めたのです 私の家族は戒めに 自宅から人里離れた場所へ 連行されそうになりました もはや脱走しかありません 私は脱出プランを練り始めました

163NAME:2016/07/01(金) 23:28:23
北朝鮮の人々が 自由に辿り着くには 果てしなく長い旅を しなければなりません 韓国との国境を超えるのは 殆ど不可能です そこで皮肉にも私は中国へ戻り そこから北朝鮮との 国境へ向かいました 私の家族は中国語を話せないので 私の助けが必要でした 中国では3千キロ以上の距離を移動し やがて東南アジアに入りました バスの移動は1週間かかり 途中 何度も拘束されかけました 一度バスが止められて 中国の警察官が乗車してきました 全員の身分証明書を取り上げて 尋問を始めました 私の家族は中国語が話せないので 逮捕されてしまう と思いました 私の家族の番になったとき 私は咄嗟に立ち上がって言いました “この人たちは耳が不自由です 自分は付き添い人です” 警察官は疑わしげに私を見ましたが 幸運にも私の話を信じてくれました

やっとラオス国境まで 辿りついたのですが ラオスの国境警備兵に賄賂として 所持金のほぼ全てを払いました それなのに国境を通過したら 私の家族は逮捕され拘留されました 違法に国境を越えた というのです 罰金とさらに賄賂を払って 1ヶ月後にようやく解放されました ところが すぐに再拘留されました ラオスの首都でのことです

私の人生で最悪の瞬間でした 私は家族の自由のために あらゆることをしたのに あとほんの 少しというところで 拘留されてしまったのです 韓国大使館までは目と鼻の先でした 私は移民局と警察署の間を 何度も往復して 家族を釈放するために懸命でした しかし罰金や賄賂を払うための お金は底をついていました 全ての望みが絶たれました

そのとき男性が声を掛けてきました “どうかしましたか?”

とにかく驚きました 見ず知らずの人が わざわざ声を かけてくれたのです 私が たどたどしい英語と辞書を片手に 状況を説明すると男性はすかさず ATMに行って 私の家族と他に2人の北朝鮮人分の 保釈金を全て払ってくれたのです

私は心の底からお礼しながら尋ねました “どうして私を助けてくれるのですか?” 男性は答えました “あなたを助けるわけじゃない 北朝鮮の人々を助けているのです”

私の人生で象徴的な瞬間でした この見知らぬ親切な男性は 新たな希望の象徴です それこそ私たち北朝鮮人が 今最も欲していることです この男性が示した 差し伸べられる思いやり そして国際社会の支援 これらこそ 北朝鮮の人々が必要とする 希望の光なのです

長い道のりを経て私たち家族は 韓国で再び集うことが叶いました 自由を得ても私達の戦いは続きます 北朝鮮では多くの家族が離れ離れになり たとえ新たな国にたどり着いても 生活を始めるお金は殆ど あるいは全くありません 国際社会からの支援はとても有益で 教育や英語の習得 職業訓練などに役立ちます 私たちは北朝鮮内の人々と 外の世界を結ぶ 橋渡し役を担えます 私たちは北朝鮮にいる 家族と連絡を取り続けており 情報や資金を提供して 北朝鮮が内側から変革する 活動をしています

私は本当に幸運でした たくさんの支援と 励ましを頂きました 今度は私自身が北朝鮮の同胞を 国際社会の支援を受けながら 励まし続けたいと思います さらに多くの北朝鮮の人々が 世界中で活躍することを 私は確信しています きっとこのTEDの舞台でも

御清聴ありがとうございました (拍手)

164NAME:2016/07/01(金) 23:29:09
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。 ( translated by Ayako Oka , reviewed by Akira Kan ) 動画撮影日:2013年2月28日(木)

165NAME:2016/07/23(土) 00:08:19
【北朝鮮拉致】
横田めぐみさんは偶然に拉致されたのではない 見えてきた日本人拉致の全貌
2016.7.17 11:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/160717/prm1607170025-n1.html

166NAME:2016/09/21(水) 23:37:02
都内の朝鮮大学校「日米を壊滅できる力整える」 金正恩氏に手紙、在校生に決起指示
2016.9.20 06:38更新
http://www.sankei.com/politics/news/160920/plt1609200005-n1.html

朝鮮大学校(東京都小平市)が5月、日米壊滅を目指す手紙を北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に送っていたことが19日、分かった。朝大関係者が明らかにした。朝大の張炳泰(チャンビョンテ)学長が、朝鮮総連の許宗萬(ホジョンマン)議長から指示を受け、米国圧殺運動の展開を在校生に指示していたことも判明。手紙や指示には金委員長を称賛する文言があふれており、日本政府は朝大の反日・反米教育が加速化する可能性が高いとみて動向監視を強めている。

 関係者によると、手紙は5月28日、朝大で開かれた創立60周年記念行事で金委員長に送る忠誠文として読み上げられ、「大学内で米日帝国主義を壊滅できる力をより一層徹底的に整える」と明記。日米敵視教育を積極的に推し進める考えを表明した。 また、金委員長に対しては「資本主義の狂風が襲い掛かっても、平然とした態度でいられる度胸を育ててくれた」「くれぐれも体を大切に過ごされるようお祈り申し上げる」などと忠誠を示している。

 一方、張氏は7月下旬、都内で開催された総連幹部会議に出席。許氏は「米国の孤立圧殺を展開中だ。金正恩元帥さまを最高尊厳として推戴(すいたい)し、民族教育事業の革新を引き起こすため総決起しろ」と指示した。これを受け、張氏は許氏の指示を朝大の幹部会議を通じて在校生に伝達した。

さらに張氏は8月、朝大教育学部など3学部の在校生約60人を「短期研修」の名目で北朝鮮に派遣した。金委員長に対する崇拝の念を北朝鮮当局からの指導を通じて、醸成させることが目的とみられる。張氏は北朝鮮の国会議員にあたる最高人民会議代議員も兼務しており、今後も金委員長を偶像化する教育を推進するとみられる。 朝大は産経新聞の取材に対し、「担当者がいない」としている。

167NAME:2017/02/07(火) 21:11:56
朝鮮総連神奈川トップ解任 県の補助金支給条件「教科書に日本人拉致記述」容認で
2017.2.7 07:00更新
http://www.sankei.com/world/news/170207/wor1702070002-n1.html

在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の神奈川県本部(横浜市神奈川区)のトップ、李栄勲委員長が解任されていたことが6日、分かった。朝鮮学校に対する同県の学費補助金の支給をめぐる混乱の責任を問われたとみられる。学校側はこれまで、朝鮮総連の影響を否定してきたが、識者からは「朝鮮総連の影響下にあることの表れ」との見方が出ている。

 情報筋などによると、李氏は昨年12月半ばに突如職務停止となり、解任されたことが今回、判明した。朝鮮総連中央本部の了解を得ないまま、神奈川県から補助金の支給条件として要請された日本人拉致問題の教科書への記述を認めたことが主な理由とみられる。

 朝鮮学校教科書は北朝鮮本国の検閲のもと、全国一律に朝鮮総連傘下の教科書編(へん)纂(さん)委員会が編集。拉致問題の記述を盛り込んだ教科書の改訂を神奈川県が繰り返し要請しても一向に実現しなかったが、同県内の朝鮮学校5校を運営する学校法人「神奈川朝鮮学園」(横浜市)が昨年11月上旬、独自の教科書を今年度中に作成すると県に伝えた。だが、同学園は同月中旬に一転して「不可能になった」と県に通知した。

神奈川県は学園からの通知を受け、昨年4〜8月分に当たる約2100万円の補助金支給を留保。李氏は今年に入ってからも成人式などの公式行事に出席しておらず、李氏と交流のある県内の地方議員らは「年末から姿を見ていない」と話していた。朝鮮総連はこれまで、朝鮮学校との関係を認めておらず、県本部は委員長人事について産経新聞の取材に「担当者がいないので分からない」とした。

 朝鮮学校補助金をめぐっては、文部科学省が昨年3月、朝鮮総連の学校教育内容などに対する影響を指摘した上で、支出の再検討を促す通知を自治体に発出。神奈川県が支出を保留したほか、今年度の補助金を予算計上している18道府県の3分の1が例年3月に支給を決定しており、この人事は各自治体の判断に影響を与えそうだ。

 北朝鮮情勢に詳しい李(リ)英和(ヨンファ)関西大教授は「朝鮮総連にとって人員の供給源である朝鮮学校は組織の生命線。副教材であっても、北朝鮮本国の許可なしにできず、まして学校による独自の教科書作成を認めるわけにはいかない。今回の総連人事は、学校が総連の影響下にあることを裏付ける証拠だ」と話している。

168NAME:2017/02/08(水) 00:47:20
【衝撃事件の核心】
「慟哭、天に達す」朝鮮学園、全面敗訴に憤激 〝北朝鮮は暴力団〟と補助金打ち切り主導、橋下氏「きっちりルール作った」
2017.2.7 05:30更新
http://www.sankei.com/west/news/170207/wst1702070004-n1.html

「慟哭(どうこく)、天に達す」。全面敗訴に終わった判決の後、朝鮮学校の関係者は悔しさに声を震わせながら、用意したコメントを読み上げた。大阪府下で初中高級学校など10校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市東成区)が、補助金を打ち切った大阪府と大阪市に、その取り消しなどを求めた訴訟。4年以上にわたる審理の中で、学園側は「朝鮮学校だけを狙い撃ちにした差別的政策だ」と訴えてきたが、大阪地裁は1月26日の判決で一連の主張をことごとく退けた。かつて多くの日本人を拉致した北朝鮮を暴力団になぞらえ、補助金の見直しを主導した当時の行政トップ、橋下徹氏はツイッターで「きっちりとしたルールを作った」と妥当性を強調した。学園側は「子供たちの夢、未来はどうなるのか」と反発を強めており、闘争は控訴審に持ち込まれる見通しだ。

橋下氏の4要件

 「北朝鮮という国と暴力団というのは基本的には一緒だという風に思っていますから」 「暴力団が経営している学校に関して、助成とか打ってたら府民の皆さん、文句言わないですかね」 「不法なことをやっている北朝鮮という国家と学校が、どういう関係を有しているかについてはきちんと詳細に確認します」

 平成22年3月、府知事だった橋下氏は、北朝鮮や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と朝鮮学校との関係について、こんな問題提起を行い、朝鮮学校に補助金を交付してきた従来の方針を見直す意向を打ち出した。 時の民主党政権はその年の4月から、高校授業料無償化制度をスタートさせようとしていた。そんな中、中井洽(ひろし)拉致問題担当相(当時)が朝鮮学校を対象から外すよう川端達夫文部科学相(同)に要請していたことが明らかになり、朝鮮学校への公金投入のあり方が全国的にも議論になっていた。

首領さま、将軍さま…肖像画は「アイデンティティー」、しかも生徒が渡航し

169NAME:2017/02/12(日) 21:39:26
【今週の注目記事】
「慟哭、天に達す」朝鮮学園、全面敗訴に憤激 “北朝鮮は暴力団”と補助金打ち切り主導、橋下氏「きっちりルール作った」
2017.2.12 18:00更新
http://www.sankei.com/west/news/170212/wst1702120009-n1.html

「慟哭(どうこく)、天に達す」。全面敗訴に終わった判決の後、朝鮮学校の関係者は悔しさに声を震わせながら、用意したコメントを読み上げた。大阪府下で初中高級学校など10校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市東成区)が、補助金を打ち切った大阪府と大阪市に、その取り消しなどを求めた訴訟。4年以上にわたる審理の中で、学園側は「朝鮮学校だけを狙い撃ちにした差別的政策だ」と訴えてきたが、大阪地裁は1月26日の判決で一連の主張をことごとく退けた。かつて多くの日本人を拉致した北朝鮮を暴力団になぞらえ、補助金の見直しを主導した当時の行政トップ、橋下徹氏はツイッターで「きっちりとしたルールを作った」と妥当性を強調した。学園側は「子供たちの夢、未来はどうなるのか」と反発を強めており、闘争は控訴審に持ち込まれる見通しだ。

橋下氏の4要件

 「北朝鮮という国と暴力団というのは基本的には一緒だという風に思っていますから」 「暴力団が経営している学校に関して、助成とか打ってたら府民の皆さん、文句言わないですかね」 「不法なことをやっている北朝鮮という国家と学校が、どういう関係を有しているかについてはきちんと詳細に確認します」 平成22年3月、府知事だった橋下氏は、北朝鮮や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と朝鮮学校との関係について、こんな問題提起を行い、朝鮮学校に補助金を交付してきた従来の方針を見直す意向を打ち出した。

 時の民主党政権はその年の4月から、高校授業料無償化制度をスタートさせようとしていた。そんな中、中井洽(ひろし)拉致問題担当相(当時)が朝鮮学校を対象から外すよう川端達夫文部科学相(同)に要請していたことが明らかになり、朝鮮学校への公金投入のあり方が全国的にも議論になっていた。

首領さま、将軍さま…肖像画は「アイデンティティー」、しかも生徒が渡航し

170NAME:2017/02/15(水) 20:29:00
【金正男氏殺害】
超ナイスガイだったのに…マカオで正男氏と“まさかの遭遇” 「撮影OK」にびっくり 本紙特別記者
2017.2.15 11:13更新
http://www.sankei.com/world/news/170215/wor1702150031-n1.html

まさか…。ニュース速報にビックリした。超ナイスガイだったのに…。金正男氏には一度だけ会ったことがある。もう10年前になるが、2007年3月、マカオに遊びに行った。友人と繁華街であるセナド広場付近を歩いていると、金正男氏らしき人とバッタリ。「えっ? マジ?」と。引き返して再び凝視? すると彼はニコッと笑った。夫人らしき女性と子供ら…。彼らはコンピューター店に入ったり、ゆっくり街を散策したりしているようだった。

 意を決して直撃した。拙い英語で「金正男さんですか?」「写真を撮ってよいですか?」。こちらが興奮してカメラを構えると「フラッシュ、フラッシュ…」と。何と彼は快く応じてくれた。その頃、中国・北京で北朝鮮に関して6カ国協議をしていた。必死で「どう思うか?」と問いかけた。手を横に振っていなされたが、その対応はとても温和だった。

 彼がマカオ付近に出没しているとはウワサに聞いていたが、“まさかの遭遇”。まだ父・正日氏が存命だった。後継者問題がささやかれる中、自由諸国を知る正男氏が後を継いでくれたら…。そんな思いもした。わずか2、3分のシーンだが、いまだに鮮明な記憶が残る。(清水満)

171NAME:2017/02/15(水) 20:31:12
【金正男氏殺害】
兄は弟の「潜在的脅威」だった…祖父めぐりコンプレックスも 金一族に詳しい李相哲・龍谷大学教授
2017.2.15 11:02更新
http://www.sankei.com/west/news/170215/wst1702150042-n1.html

金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄で海外で静かに暮らしていた金正男氏が、なぜ今殺されたのか? 主に3つの理由が考えられる。 ひとつは、金委員長にとって正男氏は潜在的脅威であったこと。金正恩体制に対しては中国さえも懐疑的とされ、レジームチェンジが必要ではないかという声もあがっており、金委員長はこれを警戒していた。 非現実的ではあるが、金委員長が何らかの理由で権力の座から追われた場合、次の指導者として考えられるのは正男氏だった。金委員長にとって正男氏が心理的負担になっていたことは間違いない。 二つめは、金委員長の叔父で2013年12月に処刑された張成沢国防副委員長(当時)の「残党」粛清だ。正男氏は張氏夫妻から実の子供のようにかわいがられていた。 金委員長はこの5年間、大勢の幹部を粛清してきた。特に張氏と関係のあった者、政権に対し不平不満をいう者は容赦なく粛清した。金委員長の世襲、現政権に対し批判的な態度をとっていた人でこれまで生き残っていたのは正男氏ぐらいだった。自分の権威を示す上でも、排除する必要があったのだと思われる。

偶像崇拝を進ませる“切り札”祖父・金日成主席…スタイルをまねるからこそ

三つめは、正男に対するコンプレックスだ。金委員長の偶像化作業が進むなか、祖父の金日成主席のスタイルをまねる金委員長にとって、幼少期の正男氏が金日成の愛を独占していたことは耐えられない事実だった。正男氏と金日成が映った写真は全部回収されたといわれている。 いずれにせよ、金委員長の指示、もしくは黙認なしには、金一族を殺すことはできないと思う。 金委員長が正男氏の殺害を指示したのは最近なのか、ずっと前なのかはっきりしないが、北の工作員が殺害しようと思えば、そうしたチャンスは何度もあったはずだ。 あくまで推論だが、正男氏が最近、体制の逆鱗に触れるような行動(韓国への亡命など)を行おうとした可能性もある。

北朝鮮「秘密警察」が失敗…代わりに暗殺を実行した…

これも推論になるが、北朝鮮の秘密警察、国家安全保衛部のトップ、金元弘・国家安全保衛部長の最近の解任と関連があるのかもしれない。保衛部が正男氏殺害の指令を受けながら首尾を果たせず、忠誠競争がエスカレートして工作機関である偵察総局が実行に移したとのシナリオも考えられる。

 【プロフィル】李相哲(り・そうてつ) 龍谷大学社会学部教授。1959年、中国黒竜江省生まれ。両親は朝鮮半島出身。中国で新聞記者をへて87年に来日。上智大学大学院博士課程修了(新聞学博士)。韓国政府関係者や脱北した北朝鮮元高官とパイプを持ち、北朝鮮の政情分析に定評がある。著書に『金正日と金正恩の正体』(文春新書)、『朴槿恵の挑戦』(中央公論新社)。産経新聞に「秘録金正日」を連載した。

172NAME:2017/02/15(水) 20:34:02
【World面白】
北朝鮮の指導者みな太る…米国CIA分析「(残虐に撲殺した)犬の肉、スーパーフードの伝統」
2017.2.2 16:00更新
http://www.sankei.com/west/news/170202/wst1702020057-n1.html

韓国や中国、北朝鮮には未だに犬を食用として食べる文化が残っており、とりわけ韓国や北朝鮮は“犬は苦しめて殺した方が肉が美味くなる”との理由から、あえて残虐な殺し方によって食肉用に加工しており、欧米から非難の声が年々、高まっている。

そんななか、北朝鮮建国時からの最高指導者だった故・金日成(キム・イルソン)初代国家主席(1912年-94年)が生前“男らしさを保つことができる”と信じ、犬の肉を1日2回食べて肥満体になっていたことが米中央情報局(CIA)の1951年のファイルで明らかになり、欧米でちょっとした話題となっている。

■孫の金正恩氏も「スーパーフード」命名

 1月25日付の英紙デーリー・メール(電子版)などによると、先ごろ明らかになった1951年のCIAのファイルには、故・金日成氏が“犬の肉を食べると男らしさが維持される”という韓国での一般的な考え方に沿って、毎日朝晩の食事で犬の肉をどのように要求したかについての詳細な記述があったという。

さすがCIA「鶏肉を詰めた犬の肉…大好物、人民も肥満を噂し」

具体的には、彼が魚や野菜を嫌い、主食はお米とインドのキビを交ぜたご飯を食していたことや、「毎日、朝食と夕食に、大好物である鶏肉を詰めた犬の肉を食べたため、平壌(ピョンヤン)では人民たちが、それが原因で彼が肥満体になったと噂していた」といった興味深い事実が記されていたという。 さらに「金氏とスタッフたちとの関係は良好で、彼はさまざまな料理の調理法について議論したり、料理を実演するためキッチンに入ることもあった。彼の趣味は料理だった」との記述もあったという。 北朝鮮建国の父だった彼の大好物ということもあってか、北朝鮮では今も多くの人民が犬の肉を食しており、現在の最高指導者で彼の孫である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長はそれをスーパーフードと名付けた。

首領さま、将軍さま、指導者さまの大好物…人民こぞって犬を殴り殺して

そんなわけで、北朝鮮では犬の肉を伝統的な「スタミナ食」として宣伝し、犬の肉には鶏肉、牛肉、豚肉、アヒルより多くのビタミンが含まれているといわれている。 そして北朝鮮政府は、肉の味を良くするため、犬は撲殺せねばならず、焼いて食べる前に毛皮をはぎ取らねばならないと主張している。

173NAME:2017/02/17(金) 01:47:38
【金正男氏殺害】
「弟に殺される」と死の恐怖を語る 正恩氏「嫌いだ。除去せよ」と指示 マレーシア政府が身元断定 女2人を逮捕
2017.2.16 19:55更新
http://www.sankei.com/world/news/170216/wor1702160057-n1.html

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、正男氏が生前、マカオ在住の友人に「弟が私を殺そうとしている」と、正恩氏への恐怖を何度も口にしていたことが16日分かった。地元メディアが報じた。マレーシアのザヒド副首相は同日、北朝鮮の現地大使館も遺体を正男氏と確認したと発表した。警察は容疑者の女2人を逮捕、犯行に使われた毒物などを調べ死因の特定を急ぐ。

 正男氏は友人に「(正恩氏に続く)3代世襲を行うべきではない」とも話していた。韓国の情報機関、国家情報院が国会に、正恩氏が正男氏について「嫌いだ。除去しろ」と殺害を指示したと報告したことも判明。正恩氏を頂点とする統治体制の否定と受け取れる言動が怒りを買った可能性がある。ザヒド氏は正男氏の遺体について、全ての手続きを終了後、北朝鮮の大使館を通じて近親者に引き渡す意向も示した。(共同)

174NAME:2017/02/22(水) 02:33:27
小籔が北朝鮮ドキュメンタリーに大粒の涙 照れ隠しに「花粉症です」
http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%e5%b0%8f%e7%b1%94%e3%81%8c%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%83%89%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%81%ab%e5%a4%a7%e7%b2%92%e3%81%ae%e6%b6%99-%e7%85%a7%e3%82%8c%e9%9a%a0%e3%81%97%e3%81%ab%e3%80%8c%e8%8a%b1%e7%b2%89%e7%97%87%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%8d/ar-AAn9w6J?ocid=iehp#page=2

お笑い芸人の小籔千豊が21日、フジテレビ系「バイキング」で、“北朝鮮の真実”を描いたドキュメンタリー映画を見て大粒の涙を流した。 番組では、北朝鮮を描いたドキュメンタリー映画を特集。映画は、幼い女の子の生活に密着したものだが、ドキュメンタリーにも関わらず、台本が用意され、当局スタッフの指示に従う様子などが映し出されている。最後には女の子は涙を流しながらも、国を称える言葉を口にするシーンなども紹介された。

これを見終わった小籔は大粒の涙をポロポロこぼした。MCの坂上忍は「え?泣いてるの?」と驚きの表情を浮かべたが、小籔は恥ずかしかったのか「いえ、花粉症です」と照れ隠し。 だが、やはり胸を打たれたのか「ほんまに、めっちゃ可哀想だった」とはき出すようにコメント。「国がどうこうというのは別で、お釈迦さんの言葉で、生まれた所は選ばれへんという言葉があるけど、今のちびっ子もね…。うちの子もアホみたいにお菓子食って勉強もせんで寝てますわ。それから思ったらかわいそうだと…」と、目を潤ませながら語っていた。

175NAME:2017/07/15(土) 17:15:22
【エンタメよもやま話】
“貧しい北朝鮮”は大ウソ? 強気ミサイル発射のワケは…山岳に眠る「1100兆円」と、あの国の存在
2017.7.14 11:00更新
http://www.sankei.com/west/news/170714/wst1707140011-n1.html

国のお金はこうしたミサイルといった軍事力の増強に湯水のごとくつぎ込まれ、人民は飢えたままです。 恐ろしいことに、こうした“兵糧攻め”が今後、全く効力を発揮しなくなる可能性が高いというのです。そうなれば、北朝鮮がますます増長するのは火を見るより明らかですね。 しかし、なぜそんなことになってしまうのか?。

北朝鮮には何と、6兆ドル〜10兆ドル(約680兆円〜1132兆円)の資産価値を有する貴重な鉱物資源が眠っている ■「中国に次ぐ世界2位」「世界6位」量の鉱物資源…スマホ必須レアアースも

 そして彼のリポートによると、北朝鮮のマグネサイトの埋蔵量は何と中国に次いで世界第2位!。タングステンは世界第6位とのこと…。ちなみに北朝鮮では、鉱業が国内経済に占める割合はわずか14パーセントで、鉱山施設の平均稼働率は30パーセント以下。そして、こうした貴重な鉱物資源が眠っている山岳地帯は全く開発されておらず、現在、手つかずのまま…。

北朝鮮の経済規模は、韓国の約40分の1ですが、鉱物資源は韓国より遙かに豊富だといいます。2014年の鉄鉱石の生産量は、韓国が60万トンだったのに対し、北朝鮮はその約5・6倍の340万トンだったのです。そう考えると、6兆ドル〜10兆ドルという数字にも俄然(がぜん)、リアリティーが出てきます。

176NAME:2017/11/30(木) 00:21:29
【大韓航空機爆破30年】
実行犯の金賢姫元工作員インタビュー 「めぐみさんは金正日一家の秘密を知ってしまった」
2017.11.29 01:00更新
http://www.sankei.com/world/news/171129/wor1711290003-n1.html

【ソウル=桜井紀雄】乗客乗員115人を乗せた大韓航空機が1987年に爆破されたテロ事件から29日で30年となる。実行犯の金(キム)賢姫(ヒョンヒ)元工作員(55)が韓国国内で産経新聞のインタビューに応じた。金元工作員は拉致被害者の横田めぐみさん(53)について、生存情報を確認したとして「生きている」と強調。めぐみさんが金(キム)正日(ジョンイル)一家の日本語教師を務めるなど、金一家の秘密を知ったことが、北朝鮮が帰国させない最大の理由だとする見方を明らかにした。

 金元工作員は84年6月ごろ、同僚工作員の日本語教育係だっためぐみさんと一度面会したことがある。テロ事件前には、帰国した拉致被害者の蓮池祐木子さん(61)と写った妊娠しためぐみさんの写真を目にし、その後、韓国人拉致被害者の夫との間に女児を出産したと聞いたという。

 北朝鮮がめぐみさんの死亡を主張していることについては、工作員教育に関わったことに加え、「公開しては困る秘密を知ってしまったからだ」だとし、「一番は金正日一家との関わりだ」との見方を示した。めぐみさんは離婚後に一家の日本語教師を担っていたとの情報を得たともしているが、詳細は「分からない」という。金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長が幼少時に日本語を学んでいたことから、金一家の子供たちが対象だった可能性もある。

わずか13歳のめぐみさんを拉致した理由については、北朝鮮は当初、外国人を「金日成(イルソン)革命戦士」に教育し、工作に活用する目的だったが、欧州で失敗し、工作員教育係などに目的が変わったと説明した。

 米政府が北朝鮮をテロ支援国家に再指定したことに関連し、後ろ盾だった中国も現在、国連制裁に参加しており、経済的に「長くは維持できず、5年たてば変化をみせる」と予測。金委員長が核・ミサイル開発にこだわる理由は「米国と交渉し、平和協定を結んで在韓米軍を撤退させた後、韓国を(社会主義体制下に)赤化統一することが最終目的だ」と指摘した。

 北朝鮮に残された両親ら家族について、事件直後に平壌から追放され、死亡したと最近、脱北者から聞いたことも明らかにした。 金元工作員の長男は高校生、長女は中学生に成長。共に学校では第2外国語として日本語を習い、日本にハマっているという。長男は日本のゲームやアニメ映画「君の名は。」に夢中になり、「ただいま」や「ごちそうさま」と日本語であいさつする、と明らかにした。

177NAME:2017/12/16(土) 01:39:35
「米が約束破った」北朝鮮不満との報道 核実験停止巡り
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%8c%e7%b1%b3%e3%81%8c%e7%b4%84%e6%9d%9f%e7%a0%b4%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%80%8d%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e4%b8%8d%e6%ba%80%e3%81%a8%e3%81%ae%e5%a0%b1%e9%81%93-%e6%a0%b8%e5%ae%9f%e9%a8%93%e5%81%9c%e6%ad%a2%e5%b7%a1%e3%82%8a/ar-BBGL42r?ocid=iehp

米誌フォーリン・ポリシー(電子版)は13日、北朝鮮の当局者が、核実験やミサイル発射を60日間停止すれば米国との直接対話の道が開けるとの「約束」を、米国が破ったと不満を訴えていると報じた。

 元職を含む複数の米政府当局者の話として伝えた。ティラーソン米国務長官は12日、「前提条件なしで会う用意がある」と述べたが、北朝鮮側は対話への関心を失っているという。

 同誌によると、実験の60日間の一時停止は米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮政策特別代表が今秋、提案した。米国との直接対話の状況を作り出せると北朝鮮側に示唆したという。この提案は先月、米紙ワシントン・ポストも報じていた。

※小泉訪朝 拉致認める その際にも 米は約束破った

178NAME:2018/01/02(火) 00:27:37
少年少女も「薬物中毒」で「性びん乱」…退廃する北朝鮮社会
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180101/soc1801010002-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsTop
2018.1.1

北朝鮮の地方都市で今年2月、少年少女の暴走によるとんでもない騒動が持ち上がった。 咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋によれば、「2月5日、会寧(フェリョン)市のキム・ギソン第1中学校で、生徒の父母を集めた『大総会』が開かれた。これを主導したのは、薬物と不法映像物、売買春を取り締まる中央の特務機関である『620常務』。内容は、オルム(覚せい剤)を服用して性行為を行っている生徒らの非行問題で、とくに悪質と見られた生徒らの実名が公表された」という。

■このような問題は、以前にも起きている。

 2011年1月、清津(チョンジン)市の南江女子中学校で当局が取り締まりを行ったところ、16歳と17歳の生徒の相当数が覚せい剤の吸引道具を持っていたことがわかったのだ。 (参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」) 今年2月のケースも同様に深刻で、情報筋は「総会では、生徒の6人に1人が覚せい剤を服用している点が強調された。当局は子供でも容赦しない方針で、刑事処分が下されるらしい」と話していた。 一方、毎日新聞は8月、北朝鮮のエリート層などで薬物汚染が広範囲に広がり続けていることを示す内部文書を入手したと報じた。

文書は、昨年夏ごろに秘密警察の国家保衛省が平安南道(ピョンアンナムド)の中規模都市で開いた住民向け講演を記録したもので、同年5月までにこの都市と周辺地域の密売人500人を芋づる式に摘発したと説明。その中心には「党や司法機関で責任ある地位にいる家族や親族が多数いた」と明らかにしているという。

 北朝鮮における薬物汚染の実態は、久しく前から伝えられてきた。そこにエリートが関わっていることも周知の事実である。 (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち )

 こうした現状については金正恩党委員長も深刻にとらえているようで、再三にわたり取り締まり強化の方針を打ち出してきた。韓国の北朝鮮情報専門サイト、ニューフォーカスは9月、北の内部情報筋の話として次のような情報を伝えている。 「最近、当局は薬物取締に関する中央党の指示文を全国の企業所、人民班(町内会)、学校に通達した。指示文には、薬物の使用は社会主義の精神を弱める毒と同じであり、国家の指示に背き乱用した者について『内部の反逆者』として扱うと警告している」

 北朝鮮において、国家に対する「反逆者」は死刑もしくは政治犯収容所送りの対象になる。一般の刑事犯とは次元の違う重罰を受けるということだ。 しかしこの情報筋は、こうした指示の効果について疑問視している。

 「わが国においては、薬物を使用する人の数がますます増えている。とくにひどいのが保安員(警察官)だ。彼らは捜査で没収した薬物を上部に提出したり廃棄したりせず、自分たちで使っている。裁判官たちも同様だ。そんな状態で、どうやって薬物の乱用を根絶するのか。はっきり言って、わが国には『内部の反逆者』ばかりが暮らしているような状態だ」 おそらく来年もまた、こうした情報が次々に伝えられるはずだ。いくら軍事力の強化を図っても、足元の社会が退廃すれば体制は立ち行かないということを、金正恩氏はより強く認識すべきなのだ。 (参考記事:「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状)

179NAME:2018/01/04(木) 23:56:05
【大韓航空機爆破30年】
実行犯の金賢姫元工作員インタビュー 「めぐみさんは金正日一家の秘密を知ってしまった」
2017.11.29 01:00更新
http://www.sankei.com/world/news/171129/wor1711290003-n2.html

【ソウル=桜井紀雄】乗客乗員115人を乗せた大韓航空機が1987年に爆破されたテロ事件から29日で30年となる。実行犯の金(キム)賢姫(ヒョンヒ)元工作員(55)が韓国国内で産経新聞のインタビューに応じた。金元工作員は拉致被害者の横田めぐみさん(53)について、生存情報を確認したとして「生きている」と強調。めぐみさんが金(キム)正日(ジョンイル)一家の日本語教師を務めるなど、金一家の秘密を知ったことが、北朝鮮が帰国させない最大の理由だとする見方を明らかにした。

 金元工作員は84年6月ごろ、同僚工作員の日本語教育係だっためぐみさんと一度面会したことがある。テロ事件前には、帰国した拉致被害者の蓮池祐木子さん(61)と写った妊娠しためぐみさんの写真を目にし、その後、韓国人拉致被害者の夫との間に女児を出産したと聞いたという。

 北朝鮮がめぐみさんの死亡を主張していることについては、工作員教育に関わったことに加え、「公開しては困る秘密を知ってしまったからだ」だとし、「一番は金正日一家との関わりだ」との見方を示した。めぐみさんは離婚後に一家の日本語教師を担っていたとの情報を得たともしているが、詳細は「分からない」という。金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長が幼少時に日本語を学んでいたことから、金一家の子供たちが対象だった可能性もある。

わずか13歳のめぐみさんを拉致した理由については、北朝鮮は当初、外国人を「金日成(イルソン)革命戦士」に教育し、工作に活用する目的だったが、欧州で失敗し、工作員教育係などに目的が変わったと説明した。

 米政府が北朝鮮をテロ支援国家に再指定したことに関連し、後ろ盾だった中国も現在、国連制裁に参加しており、経済的に「長くは維持できず、5年たてば変化をみせる」と予測。金委員長が核・ミサイル開発にこだわる理由は「米国と交渉し、平和協定を結んで在韓米軍を撤退させた後、韓国を(社会主義体制下に)赤化統一することが最終目的だ」と指摘した。

 北朝鮮に残された両親ら家族について、事件直後に平壌から追放され、死亡したと最近、脱北者から聞いたことも明らかにした。

 金元工作員の長男は高校生、長女は中学生に成長。共に学校では第2外国語として日本語を習い、日本にハマっているという。長男は日本のゲームやアニメ映画「君の名は。」に夢中になり、「ただいま」や「ごちそうさま」と日本語であいさつする、と明らかにした。

180NAME:2018/01/04(木) 23:57:52
【めぐみへの手紙】
「思いがけない奇跡を」お正月のたび、思います 痛恨の思い、底知れぬ焦り
2018.1.3 10:00更新
http://www.sankei.com/life/news/180103/lif1801030004-n1.html

めぐみちゃん、こんにちは。いよいよ新しい年を迎えましたね。昨年の初め、「今年中に、すべての拉致被害者を救出していただきたい」と政府にお願いしながら、拉致問題が前に進まないまま1年間が過ぎてしまったことを、本当に切なく感じます。 世間がせわしない雰囲気に包まれた年の瀬、お父さんとお母さんも落ち着かない日々を送りました。めぐみちゃんがいた頃は、クリスマスや大みそかを家族みんなで、にぎやかに過ごし、すがすがしい気持ちでお正月を迎えたものです。

 クリスマスは小さなツリーを飾り、好きな飲み物を飲んで、楽しく食卓を囲みました。お母さんが焼いたチキンも並べて、お祝いしましたね。大みそかは除夜の鐘を聞きながら年を越しました。でも、めぐみちゃんが姿を消してから、寂しい年末になってしまった。 1年の終わりと、始まりを告げる鐘の音が響くたび、明るかったあなたを思い出し、大事なものが欠けているという現実を突きつけられます。

 いつになれば、あのころの楽しい日々を取り戻せるのか…。お父さんとお母さんにとって年末年始はとても辛(つら)い季節です。 めぐみちゃんは寒さに強い女の子でした。小さいころは冬になるとよく、のどを痛めましたが、成長するごとに頑丈になった。お父さんやお母さんと違ってスポーツもよくできた。バレエや水泳、バドミントン。体をよく鍛え、よく食べ、よく歌を歌い、拓也や哲也と一緒になって、にぎやかに、はしゃいでいました。

 日本は今、身を切るような寒さですが、北朝鮮の厳寒は、それと比べようのないものでしょう。その厳しさに耐え、毎日、救いを待っているめぐみちゃんたちを思うと、心配で心配で仕方がなくなります。 拉致されてあまりにも長い時がたち、身体が耐えられても、ひどく痛めつけられた心が耐えられるか。想像するだけで胸が苦しくなります。 それでも、あなたのことだから、「きっと大丈夫だ」と強く信じています。 クリスマスとお正月を迎えるたび心に思います。「拉致被害者と家族に思いがけない奇跡が与えられるのではないか」-。人の祈りは簡単に通じるものではありませんが、めぐみちゃんたちが一刻も早く祖国の土を踏み、日本国民をはじめ、世界中の人々が幸せに過ごせる日がやって来るよう、願ってやみません。

181NAME:2018/01/05(金) 00:00:00
めぐみちゃんが北朝鮮に拉致されてから、40年がたちました。昭和52年にあなたが姿を消し、理由さえ分からない地獄の20年間が過ぎ平成9年、北朝鮮にいることが分かってから、さらに20年が過ぎ去りました。 大切な子供たちが助けを待っていることを知りながら、これほど長い時間がかかってなお、国民を救うという当たり前の責務がなぜ果たされないのか。 怒りや悲しみはとうの昔に過ぎ去り、今はただただ、不思議に思うばかりです。

 お父さんは足腰が弱り、思うように話ができなくなりました。お母さんも体調を崩して声が出なくなり、大変な思いをしました。めぐみちゃんを追い続けた40年間、一瞬一瞬が死にものぐるいで深く考えることがありませんでしたが、振り返ると、想像を絶するとてつもない重荷を抱え、生きてきたことを実感します。

 昨年は本当に、いろいろなことがありました。北朝鮮は次々とミサイルを発射し、核実験を繰り返しました。軍事的緊張で破滅の予感が広がりました。「めぐみちゃんたちは一体、どうなってしまうのか」。不安にさいなまれ、眠れない日々が続きました。 お父さんもお母さんも80歳を超え、おじいちゃんとおばあちゃんになり、さらに重すぎる現実を突きつけられ、疲れ果てています。 それでも、思いがけず、米国のドナルド・トランプ大統領が国連でめぐみちゃんのことを語り、世界中に非道な国家犯罪の事実を知らしめてくださいました。来日された際には直接、家族会の皆様と思いを伝える機会もいただきました。

さまざまな動きの中で、「本当に良い風が吹いてきている」と、前向きに捉えています。 もちろん、拉致問題の解決は日本が自らの力で成し遂げなければなりません。被害者を救えなければ「国家の恥」です。世界中から侮られ、未来の子供たちに取り返しのつかない禍根を残すでしょう。お父さんもお母さんも、日本は本当にすばらしい国だと誇りに思っています。だから必ず、めぐみちゃんたちを救ってくださると信じています。

 年老いた拉致被害者と家族に残された時間はありません。昨年も、拉致問題の解決を心から願い、必死に闘ってきた方たちが数多く旅立たれていきました。 12月、増元るみ子さんのお母様の信子さん、曽我ひとみさんのご主人のジェンキンスさんが相次いで亡くなられました。大切な人々が次々と世を去るたび、痛恨の思いとともに、底知れぬ焦りを感じるのです。 でも、めぐみちゃん、知っていますか? 助けるまでに長い時間がかかってしまいましたが、日本全国の人々が拉致被害者のことを思って涙し、怒り、救出を誓い、声を上げて応援してくださっています。あなたの写真や、描いた絵が各地で展示され、街を歩くと、それを見たたくさんの方々から励ましをいただきます。

 お父さんとお母さんは信じていることがあります。北朝鮮に拉致されるという厳しく、辛(つら)すぎる試練の中で、被害者も家族も、大事な役目を神様から課せられているのだ、と。もう少しで日本に帰ることができると思います。最後の最後まで勇気と希望を持ち、あきらめずがんばっていてください。必ず助け出します。=随時掲載

182NAME:2018/02/11(日) 21:26:41
日本政府による「北朝鮮制裁」のひ弱な実態 制裁における「司令塔」すらいない
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%94%bf%e5%ba%9c%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%ef%bd%a2%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e5%88%b6%e8%a3%81%ef%bd%a3%e3%81%ae%e3%81%b2%e5%bc%b1%e3%81%aa%e5%ae%9f%e6%85%8b-%e5%88%b6%e8%a3%81%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%ef%bd%a2%e5%8f%b8%e4%bb%a4%e5%a1%94%ef%bd%a3%e3%81%99%e3%82%89%e3%81%84%e3%81%aa%e3%81%84/ar-BBIYLtm?ocid=iehp#page=2

いまだかつてないほどの強力な内容の経済制裁を受けている北朝鮮。それを北朝鮮はどう逃れ、また国連はどう取り締まっているのか。摘発に努力してきた専門家の苦闘がわかる本が出た。著者で、国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員の古川勝久氏に制裁の実効性などに聞いた。

「制裁には意味がない」と引いてしまうのは大間違いだ

 ――北朝鮮に対して国連安全保障理事会は、輸出入の禁止をはじめとする強力な制裁を科していますが、北朝鮮の核・ミサイル開発はほぼ完了したとの見方も出てきました。制裁は、実効性があるのでしょうか。

 制裁だけで北朝鮮に核・ミサイル計画を断念させるのは無理がある。本来、制裁は外交のためのツールだ。核・ミサイルにかかわるヒト・モノ・カネの動きを封じ込めて核・ミサイル増強のペースを抑えつつ、北朝鮮を交渉の場に引きずり出す。これが制裁の本来の目的だ。 過去の事例を見ると、核・ミサイルを放棄させるには、制裁を「外交的アプローチ」と組み合わせることが不可欠だ。さもなくば武力行使だ。たとえ北朝鮮の核・ミサイルを全廃に追い込めなくても、配備数を最小限に抑え込むことは、日本の安全保障上、死活的に重要だ。「制裁には意味がない」と引いてしまうのは大間違いだ。制裁を粘り強く着実に強化しないといけない。 ただ、日本と国益を共有する国は数少ない。制裁の現場は、各国の利害が衝突する国際政治のパワーゲーム最前線。「国連決議が採択されれば制裁は強化される」と幻想を抱いてはいけない。日本政府は、国連制裁の実効性を高めるべく自ら主導する必要がある。

 ――北朝鮮側の巧妙な制裁逃れに悔しい思いをされた経験も、赤裸々に書かれています。

 北朝鮮は、密輸や資金洗浄などを長年手掛けてきたプロ集団だ。他方、各国の取り締まり当局の担当者は2〜3年で交代する。これでは太刀打ちできない。各国で国連の窓口となる外務省と、貿易や金融等の制裁実務にかかわる関係省庁との連携も悪い。国家間の協力体制も不十分だ。 北朝鮮は法を破ってでも必死で制裁網を突破するが、取り締まる側は法を守りつつ制裁を履行しなければならないので、北朝鮮のスピードに追いつけない。たとえば、日本製品を北朝鮮へ密輸するネットワークの関係者を警察が把握していても、逮捕までに数年かかっている。

 ――本書には、北朝鮮への制裁に対する常任理事国の思惑をはじめ、制裁決議がうまく機能しない事例が紹介されています。

 安保理決議には、制裁違反者に対する渡航禁止や資産凍結など、強力な制裁措置が盛り込まれているが、各国が履行しなければ紙の上の文言にすぎない。 決議を曲解して制裁を骨抜きにする、制裁違反の証拠を突きつけられても認めようとしない国は数多い。このような国が安保理のメンバーにいる。たとえばロシア。制裁違反容疑のロシア企業について捜査協力を要請すると、「違反を示す確定的な証拠がなければ協力しない」と返してくる。先に有罪が確定していなければ、捜査には協力しないとの姿勢だ。 また、ほぼすべての国連加盟国で、決議履行のための国内法は未整備だ。日本もそうだ。ある日本人が海外で国連制裁に違反しても、日本国内にはそれを処罰する法律がなく、おとがめなしとなってしまった事例がある。切歯扼腕の思いで傍観せざるをえなかった。

183NAME:2018/02/11(日) 21:27:15
勝手に資産凍結の例外措置を作り出してしまった

 ――2015年3月、鳥取県境港沖に国連制裁対象の北朝鮮企業の貨物船が停泊しており、資産凍結の絶好の機会でした。安保理決議でこの船舶の資産凍結が義務づけられていたのに、日本政府は貨物検査を行っただけでした。

 貨物船は、荒天のため境港沖の美保湾に緊急入域していた。日本政府が人道的見地から許可した。湾は「内水」(政府が完全な管轄権を有する海域)だ。政府には決議に基づく制裁措置を適用する義務があった。しかし、「人道的見地に基づく緊急入域の場合、決議の資産凍結は適用されない」として、政府は貨物船を釈放した。 だが、決議には、そのような例外は認められていない。実は、そもそも日本には船舶の資産凍結をするための国内法がない。政府は、制裁履行に必要な国内法の整備を怠っていたのだ。今もまだ法律はない。日本政府が安保理決議を拡大解釈して、勝手に資産凍結の例外措置を作り出してしまった事態は、専門家パネル内でも大きな議論を巻き起こした。

 ――日本政府の立場には、ロシアや中国が反応していますね。

 皮肉にも、制裁の骨抜きを狙うロシアや中国が日本の立場を支持した。ロシアは、安保理の北朝鮮制裁委員会で日本支持すら表明した。これが圧力強化を声高に叫ぶ日本政府の実態だ。法執行の「抜け穴」を丁寧に埋める必要がある

 ――安倍晋三首相は「北朝鮮には圧力を」と繰り返し述べていますが、安倍首相と政府の行動にギャップがあるということですか。

 日本政府には制裁における「司令塔」がない。船舶・貨物検査では、ようやく内閣官房国家安全保障局が関係省庁を取りまとめるようになったが、法整備や国際協力には着手できていない。内閣官房に特別本部が必要だと思う。 法整備、貨物・船舶検査のオペレーション、国際協力等を統合しての、全関係省庁によるオールジャパン体制が不可欠だ。 決議の完全履行には、現行法の拡大解釈や改正ではもはや対応できない。「北朝鮮制裁法」を制定して、法執行の「抜け穴」を丁寧に埋める必要がある。

 ――国連の各国スタッフの能力の差を本書から感じました。大国のエゴでスタッフを就任させたり、そのスタッフの能力などもさまざまなようですね。

 ニューヨークの国連本部には、100人以上の優秀な日本人職員がいるが、日本政府の支援がなく、昇進できない。 他方、英仏は、国連安保理の主要ポストを押さえるべく、国家一丸となり人事戦略を進めている。たとえばフランス外務省は、法務省の職員をテロ対策の主要ポストに押し込む。5年後、本国に召喚し政府内で昇進させると、国連でより高位のポストに応募できるようになる。こうして、上位ポストの独占を図る。5年がかりの「オール・フランス」の人事戦略だ。 省庁間の縦割りが激しい日本では、想像もつかないアプローチだ。反省して、見習うべきだ。

184NAME:2018/03/25(日) 08:53:46
蓮池透さん、拉致問題で政府批判 「解決の意思あるのか」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%93%ae%e6%b1%a0%e9%80%8f%e3%81%95%e3%82%93%e3%80%81%e6%8b%89%e8%87%b4%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%a7%e6%94%bf%e5%ba%9c%e6%89%b9%e5%88%a4-%e3%80%8c%e8%a7%a3%e6%b1%ba%e3%81%ae%e6%84%8f%e6%80%9d%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b%e3%80%8d/ar-BBKDlPf?ocid=iehp

北朝鮮による拉致被害者蓮池薫さん(60)の兄で、家族会元事務局長の透さん(63)が24日、東京都内で開かれた新聞労連主催の記者研修会で講演し「拉致問題は安倍政権の最重要課題だと言うが、北朝鮮の脅威をあおっているだけで、本当に解決する意思があるとは思えない」と政府の姿勢を批判した。

 蓮池さんは政府の取り組みを「北朝鮮への制裁と拉致担当相の新設だけ。集会やコンサートなど啓発活動に意味があるのか」と疑問を呈し、「軍備増強や憲法改正に拉致問題を利用しているように見える」と述べた。

185NAME:2018/03/30(金) 04:06:36
飯塚繁雄さん「約束果たされる正念場」 拉致被害者救出、ラストチャンス
2018.3.29 23:52更新
http://www.sankei.com/world/news/180329/wor1803290044-n1.html

北朝鮮による拉致被害者家族会や救う会が29日に開いた緊急集会では、米国や韓国が北朝鮮とのトップ会談に乗り出そうとするなど国際情勢が急変する中、拉致問題が大きく進展することへの期待が高まった。一方、各国の思惑で拉致問題が交渉から「置き去り」にされる警戒感も交錯。「最後の機会を必ず生かしてほしい」。高齢化し、被害者との再会までの時間が限られる家族からは、政府と安倍晋三首相の決意を切望する声が上がった。(中村昌史)

 「今の状況は被害者救出への絶好の機会。家族はこれが最後だと強く覚悟している。このチャンスをものにできなければ大変なことになる」。家族会代表で田口八重子さん(62)=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(79)は思いを訴えた。 核実験や弾道ミサイル発射を強行し軍事的緊張を高めてきた北朝鮮は今年、融和ムードを演出。金正恩朝鮮労働党委員長は今月、非核化も示唆して米国に首脳会談を求め、トランプ大統領も応じる意向を示した。

家族にはトランプ大統領への期待がにじむ。昨年、国連総会で横田めぐみさん(53)=同(13)=を念頭に北朝鮮の拉致を指弾。訪日時は家族会と面会し、解決への尽力を約束してくれたからだ。飯塚さんは「政府、安倍首相にとって正念場であるのと同時にトランプ大統領にも『約束』を果たしていただく正念場」と話す。

 めぐみさんの弟、拓也さん(49)も「核・ミサイル問題だけでなく、拉致をはじめとした人権問題の解決なくして北朝鮮を容認しない態度を示してほしい」と力を込めた。 救う会の西岡力会長は、日米をはじめ各国が経済制裁を強め、米国が軍事的圧力もかけた結果、追い込まれた北朝鮮が対話に乗り出したとした上で「北朝鮮の嘘に二度とだまされてはならない」とくぎを刺す。

 集会で決議され安倍首相に手渡される要請文では「北朝鮮は圧力から逃れるため核放棄や拉致問題で譲歩するふりをして最後は嘘をついてきた」と指摘。米国も過去にテロ支援国家指定や経済制裁を解除したが、北朝鮮は政策を変えない歴史が繰り返されたと明記した。

被害者救出に向けて日本政府は何をすべきなのか。拓也さんは「北朝鮮にも拉致の解決は貧困を脱し、明るい未来を描く好機と理解させる必要がある」と語り、来月、ともに訪米する八重子さんの長男、飯塚耕一郎さん(41)も「安倍首相は北朝鮮に見返りを含めた準備があると伝え、トランプ大統領にも『被害者の一括帰国』が真の解決だと説明していただきたい」と話した。 「被害者と家族が再会できずに命が尽きる悲しみは、もう味わいたくない」。松木薫さん(64)=同(26)=の姉、斉藤文代さん(72)は亡くなった家族らを思いつつ、国民の後押しを呼びかけた。

186NAME:2018/03/31(土) 22:48:49
日本人拉致の演劇好評、ロンドン 観客に衝撃
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e6%8b%89%e8%87%b4%e3%81%ae%e6%bc%94%e5%8a%87%e5%a5%bd%e8%a9%95%e3%80%81%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%b3-%e8%a6%b3%e5%ae%a2%e3%81%ab%e8%a1%9d%e6%92%83/ar-AAviw6O?ocid=iehp

【ロンドン共同】北朝鮮による日本人拉致問題をテーマにした本格的な演劇「ザ・グレート・ウエーブ」が、ロンドンを代表する劇場「ナショナル・シアター」で上演され、評判を呼んでいる。演じるのはアジア系の俳優ばかりでせりふは英語。拉致問題を知らない英国人の観客らに衝撃と感動を与えている。4月14日まで。

 1979年の嵐の夜、17歳だったハナコさんが海岸で行方不明となり、北朝鮮に連行され、工作員に日本語を教える係になった。母親や姉が生存を信じ、政府に捜査を働き掛け続けるストーリーで、複数の拉致被害者の実話を基に再構成した。

187NAME:2018/04/27(金) 23:02:02
【南北首脳会談】
「日本のように戦って」会談見守る韓国人拉致被害者家族 未帰還者は400人超
2018.4.27 10:19更新
http://www.sankei.com/world/news/180427/wor1804270022-n1.html

【高(コ)陽(ヤン)(韓国北西部)=時吉達也】北朝鮮に拉致された肉親への思いを胸に、27日の南北首脳会談の行方を見守る家族が、韓国にもいる。「なぜわれわれの政府は、日本のように戦ってくれないのか」。南北関係改善に沸く韓国社会で、孤立を深めている。 「お父さんは、アメリカに出張に行っているの。クリスマスになったら帰ってくるから…」。父親の不在について尋ねるたび、母親は3歳の幼い長男にそう答えた。父が拉致被害者であることを、ファン・インチョルさんが親族からようやく聞かされたのは小学3年生の時だった。

 過激派「赤軍派」が日航機をハイジャックして平壌に向かった「よど号事件」の前年。1969年12月、北朝鮮のスパイが韓国国内便の大韓航空機をハイジャックし、乗員乗客50人が拉致された。国際社会の批判を受け、北朝鮮側は39人について帰還を認めたが、残る11人は「本人たちの希望で北朝鮮に残った」と送還を拒否。消息は現在も分かっていない。 当時32歳で、テレビ局に勤務していた父、ファン・ウォンさんも、その1人だった。ウォンさんは拉致された後、北側に繰り返し、公然と帰国を要求。「私の故郷 南側の海」の歌詞で始まる歌を歌い抗議した翌日、姿を消した-。帰還者からは、北朝鮮での様子をそう聞かされた。

かつては自発的に北朝鮮に渡る越北者も多数いた韓国社会。拉致被害者はしばしば同一視された。「人前で父の被害の話ができず、自分が何者なのか悩んだ」。被害者家族は北のスパイのように扱われることもあり、公にするのがためらわれた。 2000年代初頭から、父の帰還を求める活動を始め、有名無実化していた家族会を再結成した。被害者家族の交流で来日した際には、「政治、国民が解決に向け団結するのを目の当たりにした。日本が心底うらやましかった」と振り返る。

 韓国政府は今回の会談で、自国の拉致被害について言及するか明らかにしていない。インチョルさんは訴える。「『人権問題の解決』を金正恩(朝鮮労働党委員長)に言及させてこそ、誠意を持って会談に臨んでいるか確認できる。そうでなければ、いつも通りの『ショー』に終わる」

韓国での拉致被害は、1950年に勃発した朝鮮戦争中の民間人や捕虜となった軍人、朝鮮戦争後に拉致された漁業従事者や大韓航空機ハイジャック事件の被害者らに区分される。 朝鮮戦争中の拉致被害者は8万人を超えるとされる。また、2000年代に行われた韓国統一省の調査によると、戦後の拉致被害者は約3700人で、このうち未帰還者は400人を超える。 南北首脳会談に向け、複数の被害者団体は会談で韓国人拉致問題を扱うよう要求。朝鮮戦争拉致被害者家族協議会は25日に会見を開き、「非核化と同時に、北朝鮮の人権問題を解決してほしい」と訴えた。

188NAME:2018/04/29(日) 23:05:14
【北朝鮮拉致】めぐみさん弟ら訪米 「時間稼ぎ」許さぬ トランプ政権に訴え
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%90%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e6%8b%89%e8%87%b4%e3%80%91%e3%82%81%e3%81%90%e3%81%bf%e3%81%95%e3%82%93%e5%bc%9f%e3%82%89%e8%a8%aa%e7%b1%b3-%e3%80%8c%e6%99%82%e9%96%93%e7%a8%bc%e3%81%8e%e3%80%8d%e8%a8%b1%e3%81%95%e3%81%ac-%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%81%ab%e8%a8%b4%e3%81%88/ar-AAwuzpr?ocid=iehp#page=2

拉致被害者家族が30日から訪米し、被害者全員の即時一括帰国に向けて、米政府に協力を要請する。米朝首脳会談を前に、拉致の深刻な実情を政府高官らに訴える予定で、金正恩朝鮮労働党委員長との直接交渉に臨むトランプ米大統領に、拉致解決の重要性を改めて共有してもらうのが目的だ。

■  ■  ■ 

 訪米するのは、横田めぐみさんの弟で家族会事務局長の拓也さん(49)と田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さん(41)で、救う会や超党派拉致議連も同行。米首都ワシントンでトランプ政権高官らと面会するほか、ニューヨークで国連の各国代表部を訪問し、シンポジウムにも参加する。

 北朝鮮に長期間拘束され昨年、昏睡(こんすい)状態で帰国直後に死亡した米国人大学生のオットー・ワームビアさん=当時(22)=の親族とも意見を交わし、北朝鮮の過酷な人権侵害の解決を呼びかける予定。

 トランプ氏は今月、訪米した安倍晋三首相との首脳会談で、拉致問題を米朝首脳会談で北朝鮮側に提起することを約束し、「被害者が帰国できるよう最大限の努力をする」と明言した。一方、金氏は核・ミサイル実験の中止や核実験場廃棄を表明。27日に文在寅(ムンジェイン)大統領と行った南北首脳会談の共同宣言で「完全非核化」を打ち出し、「いつでも日本と対話を行う用意がある」と述べていたことも29日に明らかになった。

 トランプ氏は北朝鮮への厳しい姿勢を崩していないが、核・ミサイル問題に関心が集まる中で、家族らは拉致問題が「置き去り」にされることがないよう米国に強く要請する。

■  ■  ■ 

 トランプ政権発足後の家族訪米は昨年9月に続き2度目。拓也さんは前回、トランプ氏側近と面会し、被害者が40年間も捕らわれ、家族が高齢化して再会の時間的猶予がない過酷な現実を説明した。報告を受けたトランプ氏は直後の国連総会で北朝鮮を指弾し、同11月の訪日時にも家族会と面会して拉致解決への尽力を約束。家族はトランプ氏や米政権の後押しに強く期待しており、訪米で協力関係をより深めたい考えだ。

 拓也さんは北朝鮮の対話姿勢について、拉致問題に誠実に対応してこなかった歴史を挙げ「われわれの求めに具体的回答がない限り外交交渉を有利に運ぶ『時間稼ぎ』にしか受け取れない」と厳しく指摘。訪米について「強固な日米連携の中で、全被害者帰国の実現に向け家族自身の言葉で力の限り訴えたい」と語った。

189NAME:2018/05/04(金) 23:24:50
金賢姫が見た金正恩「彼は弱いから虚勢を張る」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%87%91%E8%B3%A2%E5%A7%AB%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%9F%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%81%A9%E3%80%8C%E5%BD%BC%E3%81%AF%E5%BC%B1%E3%81%84%E3%81%8B%E3%82%89%E8%99%9A%E5%8B%A2%E3%82%92%E5%BC%B5%E3%82%8B%E3%80%8D/ar-AAwEB8B?ocid=iehp#page=2

2017年11月、大韓航空機爆破事件(KAL機事件)発生から30年の節目を迎えた。55歳となった金賢姫元死刑囚は、今何を思うのか。当時から事件の取材を続けてきた黒田勝弘・産経新聞ソウル駐在客員論説委員が迫った。(「文藝春秋」2017年12月号)

◆ ◆ ◆

金 ご無沙汰しております。今日は、懐かしい写真を2枚持ってきました(と言ってバッグから取り出す)。 黒田 これは懐かしい(写真裏の日付は1990年6月20日)。金さんが事件から3年後、はじめて外国人記者団に向けて記者会見を行った日に撮影された写真ですね。こちらはマイクに向かって喋っている金さん。もう1枚のほうは、人差し指を立てて質問している私が写っていますね。あの日、「あなたは日本語が上手だと聞いているが、次の質問は日本語で答えてほしい」と私が韓国語でお願いすると、金さんは「あのォ」「それでですね」などと、実に自然でこなれた日本語を披露されました。

金 いやあ……そうでしたかねえ。 黒田 あの事件から今年(2017年)11月がちょうど30年ということで今回はインタビューを御願いしましたが、韓国語、日本語、どちらでやるかを事前にお尋ねしたところ「日本語でやりたい」と言っていただきました。相変らずお上手ですが、今も日本語の勉強はなさっているのですか。 金 いいえ。日本語を聞く機会は普段ありませんから、単語などは結構忘れちゃっていて。勉強というほどではありませんが、日本語の本を読むことはあります。村上春樹さんの小説は好きですね。

30年は本当に長かったです

黒田 しかし、こうして写真を見ると、金さんは当時、ふっくらとした顔でしたね。それが最近は、お痩せになったように見えます。これまで大変な気苦労やストレスがあったせいではないかと心配です。 金 大丈夫です。私は元々、太りにくい体質なのです。でも、ストレスがなかったと言えば、嘘になるかもしれません。 黒田 30年という歳月は、長かったですか。それとも、あっという間でしたか。 金 本当に長かったです。振り返れば、辛い出来事ばかりでしたから。かつての私は、自分が「革命戦士」だと信じていました。祖国を統一するため、テロの正当性を疑ったことはなかった。しかし、実際は、無辜の人々の命を奪ってしまっただけでした。その事実が消えることは決してありません。あの事件は一生背負っていかなければならない十字架だと思っています。

190NAME:2018/05/04(金) 23:25:58
“北の訛り”が出てきている

黒田 (逮捕後)韓国に連行された後、1カ月足らずですべてを告白しました。どの瞬間に「もう駄目だ」と思ったのですか。 金 最初は教育された通り日本人や中国人のふりをしていました。でもすぐにボロが出る。「日本で使っていたテレビのメーカーは?」と尋ねられて、「チンダルレ(北朝鮮のテレビメーカー。ツツジの意)」と答えたり、中国北部の黒竜江省出身と言っているのに、南部の広州の言葉でしゃべったり。 でも、告白した最大の理由は、韓国が、北で教えられていた国とまったく違ったからです。北では「南朝鮮の人々は酷い生活をしている」と頭に叩き込まれていました。ところが、韓国の人々は生活が豊かで言論や思想の自由が保証されていた。見るものすべてが新しかった。そして、確信したのです。金日成の教育は嘘だ。間違っている。私がやったことは祖国統一の助けになるどころか罪なき人民の命を犠牲にしてしまっただけなのだ、と。 黒田 すべてを告白すれば北に残してきた家族に危害が加えられてしまう、と心配にはなりませんでしたか。 金 もちろん心配でした。私のせいで、家族は追放され、殺されてしまうかもしれないとまで覚悟しました。外交官だった父、そして母、妹、弟……。 黒田 今、家族についての情報はあるのですか。 金 消息はまったくわかりません。でも、30年も経っていますから、両親は亡くなっているのではないでしょうか。生きていれば80歳を過ぎています。栄養状態が悪い北では長く生きられませんから……。

やはり家族は懐かしいし、会いたい

黒田 近頃とみに感じるのですが、北より韓国での生活が長くなったのに、言葉に“北の訛り”が強く出ている気がします。齢(とし)を取ると元に戻るんですかね。 金 今はもう自分を偽る必要が無くなって久しくなりましたから、自然と生まれ故郷の言葉が出ているのかもしれません。それに加えて現在、私が住んでいるところ(慶尚北道)の言葉が父の故郷(咸鏡道)のアクセントに似ていることも原因の一つかもしれないです。 黒田 家族に会いたいでしょうね。 金 現在の北に行きたいと思うことはないですが、やはり家族は懐かしいし、会いたい気持ちはあります。 10年ほど前、よく夢を見たんです。なぜか私はお葬式に出ている。誰のお葬式なのかは分からないのだけど、きっと父のお葬式――。夜中にビックリして起き、父のために祈りました。いつか、もし北の体制が滅んで、統一が成され、北と南を自由に行き来できるようになったら、昔家族と住んでいた平壌の街に行ってみたいと思います。

191NAME:2018/05/04(金) 23:27:06
早く死んで終わらせてほしい

黒田 法廷に立たされて1989年に一審で死刑判決を受けた時はどのような心境でしたか。 金 あまりにも大きな罪を犯しましたから、死刑への恐怖はありませんでした。「早く死んで終わらせてほしい」とばかり考えていました。  何よりも辛かったのは、法廷で遺族を間近に目撃して、彼らの悲しみの叫びを聞いた時でした。「私の息子を返せ」「私の夫を返せ」「一緒に死んでやる」……こんな私が生きていて良いはずがないと思っていました。 黒田 ところが、その翌年、盧泰愚(ノテウ)大統領の特別赦免(特赦)が出て、金さんの死刑執行は免除となりました。金さんはいわば「北の国家テロの生き証人」として生かされることになった。 金 再び生き返ることが嬉しくもあり、このまま生き残る自分が惨めでもあり、これから罪人として一生を過ごしていくことに暗澹たる思いがありました。 しかし、私に出来ることは何かを考えました。そして、1991年に『いま、私は女になりたい』(邦訳版は 『いま、女として─金賢姫全告白』 文藝春秋)という本を書き、印税はすべて遺族に差し上げることにしました。どうお詫びしても、いくらお金をあげても、解決できることではありませんが、私に出来るのはこれくらいしかありませんでしたから。 黒田 その後、遺族と接触はありましたか。 金 事件からちょうど10年後の1997年12月末に、はじめて直接遺族の皆さまとお会いしてお詫びを申し上げました。直接お会いするまでに10年という歳月がかかってしまったのです。 黒田 当時、金さんの“告白”によって、日本にも思わぬ余波がありました。著書をはじめ北朝鮮の実態についてさまざまな証言をしたことで、日本人拉致問題の真相の一端が明らかになったのです。特に、金さんに「日本人化教育」を施した李恩恵という存在が分かったことは極めて大きな出来事でした。李恩恵は、1978年に拉致された田口八重子さん(失踪当時22)だったからですね。 金 私は工作員として訓練を受けていた1981年から約1年間、李恩恵先生こと田口八重子さんと2人で生活していました。日本人としての立ち居振る舞いは、すべて田口さんから学びました。思い出もたくさんあります。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」などの流行歌を一緒に聴いたり、夜中に“自由主義”と言ってこっそり2人で招待所を抜け出し街に出かけたり……。 黒田 金さんの日本語の喋り方は、きっと田口さん譲りなのでしょう。

192NAME:2018/05/04(金) 23:27:37
横田めぐみさんが歌った「君が代」

金 実は、私は1984年頃、横田めぐみさん(失踪当時13)にも会っているんです。 黒田 そうでしたね。
金 会った当時は、彼女が日本人だということは分かっていたけれど、「横田めぐみ」という名前は知りませんでした。しかし、2006年に横田さんの夫・金英男(キムヨンナム)氏が記者会見を開いた際、横田さんの写真がニュースで取り上げられ、それを見た時に「会ったことのある人だ」と確信したのです。 黒田 どこで、横田さんに会ったのですか。 金 金淑姫(キムスクヒ)という同年代の工作員仲間の「日本人化教育」の先生が横田さんだったのです。1984年頃、もう淑姫は横田さんとは一緒に暮らしていませんでしたが、懐かしがって会いたがっていたので、私と淑姫は密かに横田さんの暮らす招待所に会いに行ったのです。久しぶりに会って気まずくて黙りこくっている淑姫を見て、横田さんが「歌を唄いましょう」と言ってくれました。彼女が歌ってくれたのは、「君が代」でした。 黒田 田口さんは1986年頃に交通事故で亡くなり、横田さんは1994年に自殺したと、北は発表しています。これをどう思いますか。 金 2人とも生きていると思います。2002年に小泉純一郎首相(当時)が訪朝して金正日総書記(当時)と会談し、5名の拉致被害者が帰国した時に、北は田口さん・横田さんを「死亡」としていたけれど、私は「嘘だ」と確信しました。田口さんも、横田さんも、死亡の時期や理由の辻褄がまったく合っていませんから。北の言葉は一切信用できません。 黒田 なぜ、北は2人を亡くなったことにしたいのでしょうか。 金 北は、金日成一族の秘密を知っている人は帰国させたくないのです。田口さんも横田さんも招待所で工作員の教員をやっていました。横田さんは金一族に日本語を教えていたと聞いたことがあります。国家の秘密を握った人だと認定されているのです。 黒田 2010年7月、民主党政権時代に日本政府の招待で初来日され、拉致被害者家族と面会していますね。 金 暑い夏の日でした。軽井沢にある鳩山由紀夫元首相の別荘で、拉致被害者の家族にお会いしました。横田さんのご両親や田口さんの息子さんの耕一郎さんたちと会い、一緒に料理を作り、本当の家族のようになりました。私に出来ることは、自分が知っている情報を伝えることと「希望を失わないで」と励ますことだけですが、心から彼らの力になりたいと思っています。 実は今年7月に行われた都議会議員選挙の前に「小池百合子東京都知事と拉致問題について対談ができないか」と彼女の事務所から申し入れがありました。 黒田 えっ、それは本当ですか? 金 こちらはOKでしたが、結局立ち消えになり、実現しませんでした。小池都知事も拉致問題には関心があるようです。私は日本人拉致問題の解決のためには、とにかく力になりたい。今後も、要請があればどんなことでも協力したいと考えています。

193NAME:2018/05/04(金) 23:28:09
突如出てきた“金賢姫ニセ者説”

黒田 事件以後、最も辛かった時期はいつですか。 金 2003年〜2008年の盧武鉉(ノムヒョン)政権時代は精神的にも生活的にも最悪の時期でした。 黒田 やはりそうですか。少し解説しておくと、1990年代に入り、いわゆる民主化によって韓国では「北の脅威論」が大きく後退しました。そして、北へ宥和的な「太陽政策」を掲げた金大中(キムデジュン)大統領(1998年〜2003年)の後を継いだ、左翼色の強い盧武鉉大統領の下では、これまでの保守政権下で起こった政治的出来事の評価をひっくり返す動きがおこります。

 KAL機事件や金賢姫さんも再検証の対象にされました。“親北”左派政権にとっては、都合の悪い存在ということですね。そこで「真実・和解のための過去史整理委員会」という政府機関を設置し、真相糾明と称し、KAL機事件の韓国政府謀略説や金賢姫ニセ者説などをさも意味ありげに取り上げたのです。韓国メディアもこれに便乗し、準国営のKBSをはじめテレビ3局は「KAL機事件の“謎”と“真相”」などと題する特集番組を競って放映し、まるで北朝鮮の意向を受けたような“金賢姫つぶし”キャンペーンをしましたね。

金 国情院(国家情報院)の調査員が「再調査に応じなさい」と何度も自宅を訪ねてきたり、「あなたの自宅に届くミルクには毒薬が入っているかもしれない」と脅迫されたり、当時、ソウルにあった自宅の住所が流出してテレビ局のクルーが毎日のように押し寄せてきたり……。私は、左派による保守派への攻撃材料として使われていたのです。 まともな暮らしは出来なくなり、ソウルを逃れ、夫の実家がある地方都市への引っ越しを余儀なくされました。“避難生活”はもう15年になろうとしています。 黒田 その後、李明博(イミョンバク)大統領(2008年〜2013年)、朴槿恵大統領(2013年〜2017年)と保守政権が続きましたが、状況は変わりましたか。 金 2008年、私は自分が受けた迫害の実態を嘆願書にして政府に送り、この身に起きた出来事を手記にしたためて発表しました。国情院の院長にも面会し、“ニセ者説”が意図的に流布されたことも認めさせましたが、結局、迫害の責任については有耶無耶(うやむや)にされてしまいました。

私は争点になり続ける運命なのです

黒田 今年、文在寅左派政権が誕生しました。彼は盧武鉉大統領の最側近でした。心配はありませんか。 金 さすがに“ニセ者説”の再燃はないでしょうが、文在寅政権の思想は、盧武鉉政権と根底で繋がっていると思いますから、盧武鉉政権による私に対する“工作”の事実は絶対に認めないでしょうね。左派と保守派の戦いは延々と続いていくでしょうが、私はその争点になり続ける運命なのです。 黒田 日常生活はどうですか。依然、不便でしょうね。 金 そうですね……。でも今は穏やかに暮らしていますし、子どもたちも無事大きく育ってくれました。 黒田 お子さんたちはいくつになりましたか。 金 上の男の子は高校2年生、下の女の子は中学3年生です。2人とも学校で第二外国語として日本語を勉強していて、たまに私が教えてあげたりもしています。思春期の子どもは本当によく食べるから、今の私は毎日、料理することで精いっぱい。食卓にお肉が並んでいないと、「食べる物がない」と言うんですよ(笑)。 黒田 非常に聞きにくいのですが、子どもたちは、お母さんが誰であるかということは知っていますか。 金 ――まだ知らないんです。今まであえて話してきませんでしたし、訊かれることもありませんでしたから。でも、時々北朝鮮の情勢について講演することもあるので、子どもたちは、薄々「お母さんは北に詳しいし、家族がいるのかな」と推察しているみたいです。 いつかは話さなければいけませんよね。でも、今は2人とも受験勉強が大変だし、2人が大学生になって落ち着いたら、すべてを明かそうと考えています。

194NAME:2018/05/06(日) 01:13:20
【激動・朝鮮半島】
韓国政府、北朝鮮非難ビラ散布を阻止 脱北者団体は「嘘の平和攻勢に酔っている」
2018.5.5 22:00更新
https://www.sankei.com/world/news/180505/wor1805050033-n1.html

【ソウル=桜井紀雄】韓国内の脱北者でつくる団体「自由北朝鮮運動連合」は5日、南北軍事境界線に近い京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市で、北朝鮮に向けて金正恩(キム・ジョンウン)体制を非難するビラを風船で飛ばそうとしたが、警察官約300人が出動し、阻止した。ビラ散布に反対する団体など約150人も集まり、一部が警察ともみ合う場面もあった。

 4月27日の南北首脳会談で合意した板門店(パンムンジョム)宣言には、5月1日から軍事境界線一帯でのビラ散布を含むあらゆる敵対行為を中止すると明記。韓国政府は脱北者団体に対し、ビラ散布は宣言に違反すると警告していた。

 団体側は「残忍な処刑や核・ミサイル挑発で世界を脅した金正恩が嘘の平和攻勢に出ると、韓国社会は平和の雰囲気に陶酔してしまった」と訴えた。阻止を予想し、3日未明に別の場所でビラ15万枚を既に散布したとも主張した。

195NAME:2018/05/06(日) 01:17:09
食料や「自由」を詰めて...今も北朝鮮へボトルを流す脱北者たち 韓国
2018年5月1日 22時11分
AFPBB News
http://news.livedoor.com/article/detail/14658186/

【AFP=時事】南北首脳会談を受けて韓国政府が1日、軍事境界線に設置された対北宣伝放送用の拡声器を撤去する中、北朝鮮からの亡命者たちはこの日、K-POPをダウンロードしたUSBメモリーやお米をボトルに詰め、北朝鮮に向けて海へと流した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領は先週、5月1日から武装地帯(DMZ)沿いでの「すべての敵対行為を完全に中止」することで合意。これには、拡声器による放送や風船による宣伝ビラ散布も含まれる。 その一方、北朝鮮で政治犯として収容された経験を持つ脱北者のチョン・グァンイル(Jung Gwang-il)さんら活動家たちは江華島(Ganghwa Island)で、潮の流れによって北へと運ばれることを願いながら、ボトルを海に投げ入れた。

 チョンさんは、北朝鮮の一般民衆から非常に必要とされる情報を奪うことで、韓国政府が北朝鮮の術中にはまっていると話す。 「金正恩が最も嫌うことは何か?」チョンさんは問いかける。「それは北朝鮮の人々が現実に気付くようになることだ」 チョンさんら脱北者たちは2年以上、1か月に2回の頻度で食料や現金、薬、メモリーカードを詰めたボトル数百本を海へ投げ込んできた。

 ボトルに詰めた品々が受け取られたかどうかを確かめる決定的な手段はない。しかし、韓国の沿岸警備隊が以前チョンさんに対して、北朝鮮の漁船が頻繁にボトルを回収していると話したという。 USBメモリーには映画や時事問題に関する番組、K-POPのミュージックビデオが入っている。動画に関しては、肌の露出度が高い服を着た女性ミュージシャンが登場するものをチョンさんが厳選している。

 チョンさんは「これが自由とは何かを示している」「韓国ではまったく問題ないが、北朝鮮では禁止される。これこそ私たちが見せたいものだ」と説明した。 2015年に実施された調査によると、脱北者の81%が、出国前にUSBメモリーで海外映画を見たことがあると答えたという。【翻訳編集】AFPBB News

196NAME:2018/05/06(日) 12:47:51
【北朝鮮拉致】拉致家族、全員救出へ「最後の訪米」に 米政府の意欲に手応え「天と地の差」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%90%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e6%8b%89%e8%87%b4%e3%80%91%e6%8b%89%e8%87%b4%e5%ae%b6%e6%97%8f%e3%80%81%e5%85%a8%e5%93%a1%e6%95%91%e5%87%ba%e3%81%b8%e3%80%8c%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e8%a8%aa%e7%b1%b3%e3%80%8d%e3%81%ab-%e7%b1%b3%e6%94%bf%e5%ba%9c%e3%81%ae%e6%84%8f%e6%ac%b2%e3%81%ab%e6%89%8b%e5%bf%9c%e3%81%88%e3%80%8c%e5%a4%a9%e3%81%a8%e5%9c%b0%e3%81%ae%e5%b7%ae%e3%80%8d/ar-AAwN2vv?ocid=iehp#page=2

【ワシントン=中村昌史】史上初の米朝首脳会談が近く開催される見込みとなり、拉致問題解決が重要な局面を迎える中で訪米した被害者家族は4日、米政府高官との面会などすべての日程を終えた。家族らは被害者帰国への尽力を公言するトランプ大統領のもと、拉致の重大性が浸透し、解決への意欲を伝えてきた米政府に期待を感じつつ、日本政府の主体的な取り組みを強く望んでいる。

 「拉致を解決する意思が米政府に広がっていた。これほど手応えを感じたのは初めてだ」。横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の弟、拓也さん(49)は振り返った。 トランプ氏側近で国家安全保障会議のポッティンジャー・アジア上級部長は4日の面談の冒頭、説明を待たずに「北朝鮮が根拠もなく死亡と主張する8人と、それ以外に多くの被害者がいる」と語りだし、「大統領から解決の指示を受けた。全員を救わなければならない」と熱意を示した。

 長年、訪米に同行してきた「救う会」の西岡力会長は「拉致が疑惑ではなく、現実の国家犯罪であることから説明しなければならなかった過去に比べ、おのずから解決を力強く約束してくる今の米政府は天と地ほどの差がある」と話す。 実際に、国務省や国防総省の幹部らも「拉致の解決は極めて重要」と口々に強調。被害者の帰国まで北朝鮮への厳しい経済制裁を継続し、米政府ぐるみで対応することを約束した。

 一方、核・ミサイル問題に関心が集まる中、トランプ氏がどのように拉致解決を迫るのか確実な見通しは立っていない。「全被害者の即時一括帰国」を望む家族らに対し、米側からは「全被害者」の定義や、日本が求める解決の具体的な道筋への質問も相次いだ。 田口八重子さん(62)=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(41)は「核やミサイルの問題と比べ、人の命がかかる拉致問題が軽んじられることがあってはいけない。数十人、数百人の拉致被害者の命を守れない国が、核・ミサイルから国民を守ることはできない」と訴える。

 平成13年に始まった家族会訪米。当初参加していた親世代は老いや病で参加できなくなり、被害者との再会まで限られた時間的猶予を突きつけられている。きょうだいや子の世代にあたる拓也さん、飯塚さんは「解決の最後のチャンス」にかけるすべての家族の思いも背に、訪米に臨んだ。 「全員の帰国を迫り続ける確固とした姿勢が求められる」。拓也さんは北朝鮮の誠実な対応を引き出す米国の圧力にも期待しつつ、「最後に拉致問題に責任を持つのは日本政府だ。今回を最後の訪米にしたい」と力を込めた。

197NAME:2018/05/07(月) 22:25:34
【激動・朝鮮半島】北、産経新聞などの報道持ち出し、安倍晋三首相批判「1億年たってもわが地を踏めぬ」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%90%e6%bf%80%e5%8b%95%e3%83%bb%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e3%80%91%e5%8c%97%e3%80%81%e7%94%a3%e7%b5%8c%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%aa%e3%81%a9%e3%81%ae%e5%a0%b1%e9%81%93%e6%8c%81%e3%81%a1%e5%87%ba%e3%81%97%e3%80%81%e5%ae%89%e5%80%8d%e6%99%8b%e4%b8%89%e9%a6%96%e7%9b%b8%e6%89%b9%e5%88%a4%e3%80%8c%ef%bc%91%e5%84%84%e5%b9%b4%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%82%82%e3%82%8f%e3%81%8c%e5%9c%b0%e3%82%92%e8%b8%8f%e3%82%81%e3%81%ac%e3%80%8d/ar-AAwSMp7?ocid=iehp#page=2

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は6日の論評で、安倍晋三政権が北朝鮮への制裁と圧力の維持を唱えながら、米韓を通じて日朝対話を模索していると批判し、「下心を捨てない限り、1億年たってもわれわれの神聖な地を踏めないだろう」と主張した。

 金正恩(キム・ジョンウン)党委員長は南北首脳会談で「いつでも日本と対話を行う用意がある」と述べたとされる。北朝鮮との対話の流れに乗り遅れると強調することで、最大限の圧力維持を米韓に働きかける安倍政権を牽制する狙いがあるとみられる。

 論評は「日本が蚊帳の外に置かれることはない」との安倍首相の発言を伝えた産経新聞などの報道を持ち出し、「日本の孤独な境遇は実に哀れだ」と主張。日本メディアが拉致問題などについて「わめき立てている」と非難し、「運命の分かれ道でいまいましく振る舞うなら、のけ者の境遇を免れない」とも警告した。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は6日、北朝鮮の核放棄まで制裁・圧迫を緩めず、人権問題を強調する米国の姿勢を批判し、「やっとのことで整えられた対話の雰囲気に冷や水を浴びせ、情勢を白紙に戻そうとする危険な試みだ」と牽制した。

 トランプ米大統領は、安倍氏の要請を受けて米朝首脳会談で日本人拉致問題を提起すると約束した。北朝鮮は米朝会談で拉致問題を含む人権問題を追及され、交渉のハードルが上がることに予防線を張った形だ。

198NAME:2018/05/16(水) 21:45:18
【激動・朝鮮半島】集団脱北は「韓国情報機関の指示」 女性従業員ら突然証言 韓国検察が捜査
2018/05/15 20:09
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%90%e6%bf%80%e5%8b%95%e3%83%bb%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e3%80%91%e9%9b%86%e5%9b%a3%e8%84%b1%e5%8c%97%e3%81%af%e3%80%8c%e9%9f%93%e5%9b%bd%e6%83%85%e5%a0%b1%e6%a9%9f%e9%96%a2%e3%81%ae%e6%8c%87%e7%a4%ba%e3%80%8d-%e5%a5%b3%e6%80%a7%e5%be%93%e6%a5%ad%e5%93%a1%e3%82%89%e7%aa%81%e7%84%b6%e8%a8%bc%e8%a8%80-%e9%9f%93%e5%9b%bd%e6%a4%9c%e5%af%9f%e3%81%8c%e6%8d%9c%e6%9f%bb/ar-AAxj1lF?ocid=iehp#page=2

【ソウル=桜井紀雄】中国の北朝鮮レストランの女性従業員12人が支配人男性とともに2016年4月に韓国に集団脱北した問題で、男性がテレビで韓国の情報機関、国家情報院に「指示された」と突如、証言し、検察は15日、国情院が強制的に連れ出した疑惑について捜査に着手したことを明らかにした。

 男性は、テレビ局のJTBCが10日に放映した番組の中で「国情院の職員から従業員を全員連れ出すよう指示された」とし、韓国行きを従業員らには告げなかったと主張した。元従業員の一人も経由地のマレーシアに着いて「韓国行きを初めて知った」と語った。

 これを受け、左派系弁護士団体が14日、朴槿恵(パク・クネ)前政権が「総選挙を有利に戦うため、国情院が企画したものだ」として、当時の国情院長や統一相を逮捕・監禁罪などで告発していた。

 韓国政府はこれまで「従業員らは自ら脱北を決心した」と説明してきた。従業員だった女性らは特例で韓国の大学に入学したとも伝えられていた。同番組は前政権に批判的な内容も少なくない。証言が脱北から2年もたち、南北首脳会談後に持ち上がった不自然さを指摘する声もある。

199NAME:2018/05/16(水) 21:47:12
【激動・朝鮮半島】
人権問題回避狙う北に口実 集団脱北女性らの送還要求
2018.5.15 21:09更新
http://www.sankei.com/world/news/180515/wor1805150058-n1.html

レストラン従業員の集団脱北は「拉致だ」と主張する北朝鮮にとって、6月の米朝首脳会談で人権問題を払いのける好都合のタイミングで韓国の朴槿恵前政権が企てたものだとする疑惑が浮上した。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は「積弊清算」と称して前政権の不正追及を進めており、南北融和の名目の下、北朝鮮につけ入られる恐れも拭えない。

 「政治に悪用しようと仕組まれた集団拉致事件の被害者も家族が待つ祖国の懐に直ちに送り帰すべきだ」。北朝鮮の立場を代弁する在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙、朝鮮新報は14日、南北が合意した離散家族再会行事に触れながらこう元従業員女性らの送還を主張した。

 これまで送還を再三求めてきた北朝鮮は1月の南北閣僚級会談でも離散家族再会の前提として送還を要求したという。女性らの送還が、北朝鮮が拘束中の韓国人6人を送り帰す交換条件にされる可能性も取り沙汰されるが、韓国政府関係者らは即答を避けている。

200NAME:2018/05/20(日) 00:00:43
北朝鮮の将校、民間人と共に亡命 南北首脳会談後初 韓国報道
2018/05/19 13:40
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%ae%e5%b0%86%e6%a0%a1%e3%80%81%e6%b0%91%e9%96%93%e4%ba%ba%e3%81%a8%e5%85%b1%e3%81%ab%e4%ba%a1%e5%91%bd-%e5%8d%97%e5%8c%97%e9%a6%96%e8%84%b3%e4%bc%9a%e8%ab%87%e5%be%8c%e5%88%9d-%e9%9f%93%e5%9b%bd%e5%a0%b1%e9%81%93/ar-AAxuBTm?ocid=iehp

【AFP=時事】北朝鮮軍の将校が19日、民間人と共に黄海(Yellow Sea)経由で韓国に亡命したと、韓国の聯合ニュース(Yonhap News)が政府筋の話として伝えた。 聯合ニュースによると、小型の船が北朝鮮との境界に近い白ニョン島(Baengnyeong Island)の北の沖合で発見された。船には北朝鮮軍の少佐と民間人が乗っており、2人とも亡命を希望したという。

 韓国海洋警察はこの件について関連当局が調査を行っているとしたが、詳しい情報は明かさなかった。 北朝鮮の軍人の亡命は2000年以降で14件目。ニュース専門局「YTN」によると、前回北朝鮮の将校が亡命したのは2008年だった。

 北朝鮮人が亡命したのは、韓国と北朝鮮の両首脳が朝鮮半島の非核化と永続的平和を追求することを約束した歴史的な南北首脳会談後では初めて。 これまでに北朝鮮人3万人以上が故郷から逃亡しているが、地雷や鉄条網で防御されている南北境界線を越えることはまれで、ほとんどの人は通過しやすい中国との国境を越えるという。

201NAME:2018/05/31(木) 00:08:31
朝鮮半島の"再属国化"を狙う習近平の誤算
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E3%81%AE%E5%86%8D%E5%B1%9E%E5%9B%BD%E5%8C%96%E3%82%92%E7%8B%99%E3%81%86%E7%BF%92%E8%BF%91%E5%B9%B3%E3%81%AE%E8%AA%A4%E7%AE%97/ar-AAxZO3K?ocid=iehp#page=2

開催が不透明な状況にある米朝首脳会談。混乱の背景について、著述家の宇山卓栄氏は「北朝鮮の後ろ盾として介入姿勢を強める中国を、アメリカが牽制したのだろう」とみる。その構図を読み解くには、123年ぶりに朝鮮半島の「属国化」を狙う習近平と、中国を利用しつつ干渉は避けたい金正恩という、両国の約2000年の歴史についての知識が必要だ――。

2000年に及ぶ隷属関係

5月24日、トランプ米大統領は突如、米朝首脳会談の中止を表明しました。それに先立つ22日、同大統領は金正恩・朝鮮労働党委員長が、習近平・中国国家主席と2回目の会談をしてから「態度が少し変わった。気に入らない」と発言しています。 27日、トランプ大統領は再び会談に応じると表明しました。会談の主導権はアメリカにあると、明確に示した格好です。24日の会談中止表明は、北朝鮮への介入を急激に進めつつある中国への、アメリカの牽制だったと考えられます。 漢の武帝が紀元前108年、楽浪郡を朝鮮に設置して以来、朝鮮半島は約2000年間、中国の属国でした。高麗(こうらい)王朝の前半に一時期、独立を維持したことがありましたが、朝鮮はその歴史のほとんどにおいて、中国に隷属させられていたのです。

日清戦争後の1895年、下関条約により、日本は清(しん)王朝に、朝鮮の独立を承認させます。日本は中国の朝鮮に対する属国支配の長い歴史を断ち切りました。それから123年の時を経た現在、中国は朝鮮半島を再び属国にしようとする野心を隠しません。

中国が目論む二つのステップ

中国は10年〜20年くらいの時間をかけて、朝鮮の再属国化を実現することを考えているようにみます。第1段階では、経済支援を通じ、北朝鮮を中国資本の傘下に組み入れます。北朝鮮の立場を強化したうえで、第2段階として、北朝鮮に南北朝鮮の連邦制統一を主導させます。韓国に文在寅政権のような左派政権が現れたことも、赤化統一の追い風になっています。 この二つの段階を経て、中国は朝鮮半島への支配を復権させることができます。普通に考えれば、妄想のように思えるかもしれませんが、中国はこういう妄想を実行する(実行した)国であることをよく認識しておかねばなりません。

2018年の3月に開催された全国人民代表大会(全人代)で、2期10年の国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正が承認され、習近平主席が独裁権を固めました。習主席は、いわゆる「習近平思想」を国の指針として憲法に盛り込み、中国の国益拡大を狙っています。中国の世界戦略は、これまでのフェーズとは全く違う段階に入っているのです。

202NAME:2018/05/31(木) 00:09:02
中国とむしろ距離を置いてきた歴代「金王朝」

とはいえ北朝鮮のほうは、簡単に中国の支配下に組み込まれる気はないようです。 中国は以前から、北朝鮮を中国資本の傘下に組み入れようと画策し、北朝鮮に「改革開放」を迫ってきました。金正恩委員長の父の金正日は、2000年5月の最初の電撃訪中以降、2011年までに合計8回、訪中しています。その度ごとに、江沢民や胡錦濤は上海の経済特区を金正日に見学させるなどして、共産主義体制を維持しながら資本主義的な市場開放を行うことは可能だと示し、北朝鮮も中国にならって改革開放路線を歩むべきと説得しました。

しかし、金正日はこれを拒否し続けました。表向きは、「経済の自由化は政治の自由化を求める危険な動きとなる」ということでしたが、実際には「中国の介入を受けるのがイヤだ」ということだったのでしょう。 金正恩も露骨に中国を嫌い、中国を「1000年の宿敵」と呼んでいました。これは前述のように、朝鮮が長年中国の属国であった歴史的経緯を踏まえての発言です(歴史的な事実に基づけば、「2000年の宿敵」と言わなければならないところですが)。さらに2013年には、親中派の代表格で、改革開放を推進しようとしていた叔父の張成沢(チャン・ソンテク)を処刑します。これ以降、北朝鮮と中国との関係は急速に冷え込みました。 そこへトランプ大統領が登場し、北朝鮮への圧力政策を進めたことで、北朝鮮は窮地に陥ります。中国はこれを好機と見なしました。北朝鮮のクビが絞まれば絞まるほど、中国の差し伸べる「救いの手」は高く売れるからです。

習近平と金正恩は何を話し合ったのか?

ところが、北朝鮮は簡単には中国の「救いの手」を握りませんでした。北朝鮮は韓国を仲介にして、アメリカへ抱き付いたのです。この抱き付き作戦が予想以上に効果を発揮し、3月8日、トランプ大統領は米朝首脳会談の開催を決めました。 この一連の動きに焦ったのが中国です。中国は、北朝鮮が窮すれば自分たちのところへ頭を下げに来るはずだとタカをくくっていましたが、見事に当てが外れました。3月と5月に、習主席は金正恩と2回にわたって会談。3月の会談は中国側が金正恩を招聘(しょうへい)したもので、5月の会談も中国側の招聘で行われたとみて間違いないと思います。中国は北朝鮮という暴れ馬の手綱を握ろうと必死なのです。

この2回の首脳会談で、中国は北朝鮮に譲歩し、北朝鮮に有利な合意が形成されたことでしょう。これは、アメリカと中国をてんびんにかける北朝鮮の二股外交です。中国が金正日時代から求めている改革開放路線は是認されたものの、「カネも出す、口も出す」とはいかず、「口も出す」部分について、中国は大幅に制約をかけられたとみるべきです。

よくありがちな「北朝鮮が中国に泣きついた」論では、実態を捉えることはできません。北朝鮮はわれわれが考える以上に、外交技術に長(た)けた国です(北朝鮮は、外交官だけは処刑しない)。貧弱な小国でありながら、これまでも、アメリカや中国などの大国に外交上伍(ご)してきました。転んでもタダでは起きないのです。韓国の文在寅政権などが扱える相手でないことだけは確かです。 ただ、トランプ大統領が首脳会談の中止を表明した5月24日以降は、北朝鮮もトランプ大統領にはかなわないと思ったことでしょう。

203NAME:2018/05/31(木) 00:11:55
金日成による朝鮮戦争後の「親中派」粛清

中国は北朝鮮との経済連携を進めていきさえすれば、いずれ北朝鮮を中国資本の傘下に収めることができるという長期的な戦略を描いているでしょうし、それを対アメリカの外交カードに利用することもできます。そこで、まずは北朝鮮と経済連携をすることを急いだのです。習主席は5月16日、北朝鮮の訪中使節団に対し、「金正恩委員長と2度も会い、両国の関係発展の共通の認識を持つことができた」と述べました。

しかし、過去に、中国は北朝鮮に痛い目に合わされています。1950年に勃発した朝鮮戦争で、中国は北朝鮮を支援しました。戦後、毛沢東は北朝鮮への影響力を強め、属国にしてしまおうともくろんでいましたが、失敗します。中国は北朝鮮内の「延安派」と呼ばれる親中派の一派と連携していましたが(延安は1930年代後半の中国共産党の本拠地)、金日成はスターリン批判(1956年)以降の中ソ対立の隙を突いて、延安派を速やかに処刑していきました。

1959年、毛沢東の大躍進政策に対する批判が巻き起こり、中国指導部で内部紛争が生じたとき(彭徳懐の失脚)、金日成は「延安派」を完全に根絶やしにしました。中国は混乱に巻き込まれている間に、北朝鮮支配の足場を失ってしまったのです。中国共産党の対北朝鮮政策は、このように失敗続きでした。

北朝鮮は金日成時代と同じように、中国を都合よく利用しつつ中国の影響力は断つという方法を、今後模索していくと思われます。今日の習政権が、経済連携を通じて北朝鮮という暴れ馬の手綱を完全に握ることができると考えているなら、大きなしっぺ返しを食らうでしょう。中国の「朝鮮属国化構想」を阻止するうえで最も大きな力を発揮するのは、アメリカではなく北朝鮮かもしれません。

「二股外交」はどこまで通用するか

もっとも、アメリカと中国の両方を利用しようとする北朝鮮の二股外交が、トランプ政権にどこまで通用するかはわかりません。 北朝鮮はこれまで、中国の支援を背景にアメリカに対して強気なアプローチを展開し、ペンス副大統領を罵倒までして揺さぶりをかけていました。ところが、トランプ大統領が突然会談中止を表明したことで、北朝鮮のこうしたアプローチはピシャリと退けられました。同時に、裏で策動していた中国の影響力も、一定のレベルで低下しました。

会談中止の発表直後、中国の「環球時報」は「信義にもとる行為」などという言葉を使って、トランプ大統領を批判する記事を掲載しました。一方で、同じ記事内では「アメリカが北朝鮮に対する軍事的圧力を高めないことを望む」と記され、中国のアメリカに対する屈服をうかがわせる内容となっています。

北朝鮮問題はその本質において、アメリカと中国の二大国の駆け引きであり、「米中冷戦」と呼ぶべき現在の危機構造の一部として存在しています。アメリカにとって、北朝鮮に譲歩することは、中国に譲歩することと同じなのです。「ドラゴンスレイヤー」と呼ばれる対中強硬派で占められたトランプ政権の中枢は、そのことを最もよく理解しています。
宇山卓栄(うやま・たくえい)

著作家。1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。おもな著書に、『世界一おもしろい世界史の授業』(KADOKAWA)、『経済を読み解くための宗教史』(KADOKAWA)、『世界史は99%、経済でつくられる』(育鵬社)、『「民族」で読み解く世界史』(日本実業出版社)などがある。(写真=AFP/時事通信フォト)

204NAME:2018/06/02(土) 02:10:01
【拉致から40年 救出への道筋】
米朝会談中止も「驚かず」 拉致家族、冷静に「時を待つ」 全員救出へ日本の“戦略”求める
2018.6.1 13:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/180601/prm1806010007-n1.html

朝鮮半島情勢が二転三転している。シンガポールで6月12日に開催予定だった米朝首脳会談だったが、米国のトランプ大統領は唐突に「中止」を発表した。ただ、その直後から会談実現に向け再調整の動きが活発化。北朝鮮の非核化や体制保証など双方の思惑が交錯し、駆け引きは熾烈(しれつ)だ。過去にも国際関係に翻弄され続けてきた拉致被害者家族は静かに交渉の行く末を見つめている。(社会部 中村昌史)

想定外にも「静かな心で」

 「これまでに色々なことがありすぎて…。何か起きても、驚かなくなってしまった」。横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(82)は悲しげに肩をすくめた。 5月24日夜、トランプ氏は北朝鮮が米国高官らを名指しして批判を繰り返している状況などをあげ、「会談実施は不適切」と首脳会談の中止を発表した。拉致被害者の帰国へ尽力を明言してきたトランプ氏。金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長と交渉すれば拉致問題の解決を迫ると約束していただけに、米朝首脳会談への期待は日に日に高まっていた。

ただ、会談中止にも家族らの受け止めは冷静だった。「すべての拉致被害者を帰国させるのが大前提。国際情勢が二転三転することは過去にも繰り返されてきた。短期的動きに惑わされず静かに推移を見守る」。早紀江さんは語る。昭和52年にめぐみさんが姿を消して20年後の平成9年、拉致の事実を知った。14年に北朝鮮は拉致を認めたが、めぐみさんを「死亡」とし偽の遺骨を提出した。被害者帰国へ交渉の雰囲気が高まり、そのたびにしぼんだ。

 「期待は何度も裏切られてきた。でも、後ろ向きになりすぎると、心が押しつぶされる。北朝鮮については『想定外』が起きて当たり前。いつも『真ん中』の心持ちで冷静に見て、時を待つつもりでいます」 今回は、過去に米国に揺さぶりをかけ、見返りを得てきた北朝鮮の思惑を切り捨てるようにトランプ氏が“ノー”を突きつけた形だが、早紀江さんに驚きはなかった。「熾烈(しれつ)な交渉の中で思惑があり、今後も各国の駆け引きや、さまざまな動きがあるはず」。早紀江さんは過去の歴史も振り返るように淡々と語った。

米国の対応に理解

 それぞれの家族も、動揺することなく情勢を見すえていた。家族会代表で田口八重子さん(62)=同(22)=の兄、飯塚繁雄さん(79)は5月25日、報道陣に「中身が伴わなければ中止、延期するということなら適正な判断では」と感想を話した。

飯塚さんは、北朝鮮が非核化などの外交上の約束をたびたびほごにしてきたことを念頭に「トランプ大統領がそういうことを察知したのでは」と推察した。一方、北朝鮮への制裁継続の重要性を挙げながら「事態が変われば会談が実現してほしい。米国が『拉致問題は日本政府と直接交渉しなさい』と言ってくれれば、日朝会談の大きなテーマになる」とも語った。 増元るみ子さん(64)=同(24)=の弟、照明さん(62)も「北朝鮮はあの手この手で揺さぶりをかけ、譲歩を引き出してきた。米国の対応は正しい選択。本音の話し合いが求められる状況になってきた」と受け止める。

米朝会談の先を見すえる

 実際に事態は変わりつつある。米国が中止を発表した直後、米朝首脳会談の再設定へ各国の動きが活発化。会談が実現すれば、拉致解決に向けた米国の「後押し」と、その後の動きにいよいよ関心が集まる。 5月の家族会訪米で、拉致問題への理解が深く浸透した米政府の状況に手応えを感じていためぐみさんの弟、拓也さん(49)は「米国は毅然(きぜん)とした姿勢を貫いていると評価したい」と話す。

 拓也さんは、米朝首脳会談の先に、拉致解決の進展があると考えている。「米朝の次に行われるであろう日朝間の交渉も含め、冷静に状況を見ていきたい」 5月28日には、政府側の呼びかけで安倍晋三首相と家族会が面会、首相は不透明となった朝鮮半島情勢について説明した。安倍首相は、トランプ氏に拉致解決への協力要請を改めて念押しするとしたうえで「最終的解決には日朝首脳会談が必要」との認識を家族らに伝えたという。

早紀江さんは被害者全員の救出を強く願いながら、こう語る。「最後は日本がいかに被害者を救出するかの戦略が求められる。国を挙げた解決への動きをさらに強めていただきたい」

205NAME:2018/06/11(月) 23:27:25
【米朝首脳会談】
金正恩氏、母は在日「開明」と「非情」が同居
2018.6.11 20:47更新
http://www.sankei.com/world/news/180611/wor1806110035-n1.html

1984年1月8日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男として出生。82、83年生まれ説もある。母の高英姫(コ・ヨンヒ)が大阪出身の在日朝鮮人だった事実は国内で公にされていない。 少年時代にスイスに留学し、資本主義に接した。バスケットボールに熱中し、日本の人気漫画「スラムダンク」なども愛読していたとされる。父が「『正恩は根っからの遊び人でダメだ』とあきれていた」と評したとする内部情報も流れたが、2人の兄は後継レースから脱落。2011年の父の死に伴い最高権力者の座に就いた。

 妻を公表しなかった父とは対照的に、李雪主(リ・ソルジュ)夫人を南北首脳会談などに同行させ外交面で「通常国家」であることを強調。識者は「形ばかりだが会議や裁判の手続きを重視し、先代に比べ開明的」とみる。

 一方、13年には叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑。昨年2月にはシンガポールの隣国、マレーシアで異母兄の正男(ジョンナム)氏を暗殺するなど体制の安定のため、なりふり構わない非情さを持ち合わせる。 たばこ好きとして知られ、 煙をくゆらせながら年配の幹部らに訓示を垂れる写真が朝鮮労働党機関紙「労働新聞」にたびたび掲載されている。(シンガポール 時吉達也)

206NAME:2018/06/15(金) 11:49:14
米朝首脳会談】「トランプ大統領は拉致被害者の帰国について明確に発言」「金正恩氏もはっきり返事した」 ポンペオ米国務長官が説明
2018/06/14 13:20
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e7%b1%b3%e6%9c%9d%e9%a6%96%e8%84%b3%e4%bc%9a%e8%ab%87%e3%80%91%e3%80%8c%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e3%81%af%e6%8b%89%e8%87%b4%e8%a2%ab%e5%ae%b3%e8%80%85%e3%81%ae%e5%b8%b0%e5%9b%bd%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e6%98%8e%e7%a2%ba%e3%81%ab%e7%99%ba%e8%a8%80%e3%80%8d%e3%80%8c%e9%87%91%e6%ad%a3%e6%81%a9%e6%b0%8f%e3%82%82%e3%81%af%e3%81%a3%e3%81%8d%e3%82%8a%e8%bf%94%e4%ba%8b%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%8d-%e3%83%9d%e3%83%b3%e3%83%9a%e3%82%aa%e7%b1%b3%e5%9b%bd%e5%8b%99%e9%95%b7%e5%ae%98%e3%81%8c%e8%aa%ac%e6%98%8e/ar-AAyCpoF?ocid=iehp

【ソウル=千葉倫之】河野太郎外相は14日午前、訪問先のソウルで米国のポンペオ国務長官、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と日米韓3カ国の外相会談を行った。ポンペオ氏は会談後の共同記者会見で、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談に関し、「大統領は拉致被害者の帰国について非常に明確に発言し、金氏もはっきり返事をした」と明かした。返事の内容には言及しなかった。

 日米韓外相会談ではポンペオ氏が米朝会談の詳しい内容を説明。3氏は、米朝会談で発出されたシンガポール共同声明を歓迎し、北朝鮮の非核化へ緊密に連携していく方針を確認した。 ポンペオ氏は会見で「北朝鮮が完全に非核化したということを示すまで制裁を解除することはない」と強調。非核化の方針で日米韓に相違はないと強調し、河野、康両氏も同意した。

 河野氏は会見で、北朝鮮との対話について「拉致を含めた問題解決につながる形で首脳会談が実現されればいい。その方向で調整が行われることになる」と述べた。具体的な日朝接触については「今の時点で直接のハイレベル対話を検討していることはない」とするにとどめた。 康氏は、トランプ氏が米朝協議中は米韓合同軍事演習を中止すると述べたことに関し「(外相会談で)踏み込んだ議論はなかった」と述べつつ、「韓米演習は軍当局で協議し、決める問題だ」と語った。

 河野氏は日米韓外相会談の後、ポンペオ、康両氏との個別会談も行った。午後には文在寅(ムン・ジェイン)大統領を表敬する。 米メディアによると、ポンペオ氏は日米韓外相会談に先立つ13日、記者団に対し、トランプ米大統領の1期目の任期(〜2021年1月)内に北朝鮮の非核化をおおむね達成したいとの考えを表明。北朝鮮との交渉が行き詰まった場合には米韓合同軍事演習を再開するとも述べた。会談でも非核化の時期について意見交換したとみられる。

207NAME:2018/06/17(日) 00:00:43
【北朝鮮拉致】
安倍晋三首相「金正恩委員長は決断を」 河野洋平氏の発言には「大変残念」 
http://www.sankei.com/politics/news/180616/plt1806160009-n1.html
2018.6.16 12:35更新

安倍晋三首相は16日午前、読売テレビ番組「ウェークアップ!ぷらす」で、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、「金正恩(朝鮮労働党)委員長が大きな決断をすることが求められる」と述べた。そのうえで「相互不信という殻を破って一歩踏み出し、解決したい。信頼関係を醸成していきたい」と語り、北朝鮮との交渉に意欲を見せた。

 首相は拉致問題は「(北朝鮮が)すべての拉致被害者を帰国させたときに初めて解決する」と強調。金氏との首脳会談に関し「やみくもに行うのではなく、拉致問題の解決に資する会談にしないといけない」と述べた。 首相は北朝鮮が完全な非核化を約束した米朝首脳会談を「非核化に向けて土台を作ることはできた」と評価し、金氏を「大きな決断ができる人物だ」とした。非核化への資金協力に関しては、費用を拠出する国際的枠組みを設ける可能性にも触れ「例えば、北朝鮮の核廃棄へ機構を作って進めることになる」と説明した。

 また、河野洋平元衆院議長が拉致問題より国交正常化や戦後賠償を優先すべきととれる発言をしていることに対しては「北朝鮮に大変なサービスをされている。そういう発言は交渉力をそぐ。私たちの大先輩で、大変残念だ」と述べた。 一方、9月の自民党総裁選への出馬を判断する時期について「東京近辺でセミの声がうるさいと感じられる状況になった頃」と説明した。「まだまだやるべきことがたくさんある」とも述べ、連続3選に意欲をにじませた。

208NAME:2018/06/17(日) 01:39:44
「米朝会談は金一族のため」「北は常識とは違う国」 脱北女性2人が前橋で証言
2018.6.15 13:47更新
http://www.sankei.com/world/news/180615/wor1806150025-n1.html

史上初の米朝首脳会談から2日後の14日、前橋市大手町の群馬県政会館で、「脱北者の話を聞く集会」(群馬拉致議連主催)が開かれた。韓国人の父、日本人の母という共通項を持ち、2002年に脱北した女性2人が北朝鮮での過酷な実態や脱北の経緯、独裁政権への怒りを語った。(前橋支局 吉原実)

 登壇したのは、荒川昌子さんと佐藤美子さん(ともに仮名)。 荒川さんは昭和27(1952)年、埼玉県出身。11歳のとき、父の強い意向で帰還船に乗り北へ渡った。当時の日本国内では、北朝鮮を「地上の楽園」と表現して疑わない人たちが多くいた。「楽園へ行く」と口にしていた父はすぐに亡くなった。

 「金日成時代は、なんとか食べ物があった。せっけんも塩も、配布された。金日成が亡くなり、この世がおかしくなると思った」 初めての脱北は失敗に終わる。中国へ向かうために川を渡っているところを捕らえられ、「牢屋」に連行された。金正恩朝鮮労働党委員長の父の金正日体制だった当時に脱北を試みる人が続出したため、連行先では「6畳の部屋に20人くらいいた」という。周辺で、毎日のように死体を目にしたことから「感覚がおかしくなった」と振り返る。

 2002年、中国国境にある流れの速い川の横断を再度試み脱北に成功。平成19(07)年にようやく日本の土を踏んだ。「脱北できたことがどれだけ幸せだったか、今でも考える」と語る。 佐藤さんは北朝鮮北東部の咸鏡北道で昭和46(1971)年に生まれた。父は在日韓国人1世として日本で生活し帰還船で北へ渡ったが、「亡くなるまで自分の選択を後悔していた」。

夫が韓国軍捕虜を捜索していたことから監視対象となった。父の影響もあって脱北を決意し、02年にシベリアに近い中国吉林省のキリスト教会で保護された。その後、脱北者を支援する「北朝鮮難民救援基金」の協力でタイへ渡航、11年に日本入国が許可され、現在は内装工事会社を経営している。

 北が「常識とは違う国」であると知ってほしいと願い、初めて自身の体験を口にした。12日の米朝首脳会談では「朝鮮半島の完全な非核化」で合意したが、佐藤さんは「私たちはそこ(北)に住んでいて出てきた者。現実をよく知っている。会談は本質的なことが語られたわけではない」と断じる。今後、複数回の会談を重ねても「金一族のための会談になってしまうのではないか」と危惧しているという。

 一方、4月27日に実現した南北首脳会談について、荒川さんは「とてもうれしかった。私の家族は今も北におり、会いたいし話したいことがたくさんある」と語り、「南と北は1つの民族。早く1つになってほしい」と訴えた。


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