こうしたサイバー攻撃には、コンピューターセキュリティーの専門家が後に「DarkSeoul(ダークソウル)」と名付けたマルウエア(悪意あるソフト)が使われていた。ウイルス対策ソフトなどで知られるインターネットセキュリティー大手の米シマンテックが昨年発表した報告書によると、「ダークソウル」という名で知られるハッカー集団が、過去5年間に韓国を標的にしてきた複数の大規模な攻撃に関与しているという。 一部の専門家は、ソニーに対する攻撃で北朝鮮の関与には懐疑的な見方を示している。ただ、攻撃の手口は過去の「ダークソウル」によるものと似ている。 「ダークソウル」が北朝鮮の代わりに動く外部のハッカー集団なのか、北朝鮮軍内部のサイバー部隊なのかは分かっていない。 (原文:Ju-min Park and James Pearson、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)