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熱心党の最後の砦

1松代@管理:2004/10/22(金) 10:51
УТП Зона2の本宮ひろ志マンガ休載問題は、南京事件問題から国家の安全保障に関する話題にまで発展し、別スレを立てるに値するとみなしたので、こちらに移動することとしました。

全くの蛇足ですが、言葉の正しさ的には「熱心党最後の砦」とするべきところを、あえて「熱心党の最後の砦」としています。

2松代@投稿移動:2004/10/22(金) 10:52
本宮ひろし氏の「国燃える」が休載のようです。
http://www.ch-sakura.jp/bbs_thread.php?ID=68803&GENRE=sougou
ソース元にも「『国が燃える』自体を有害図書として出版を自粛、回収するに値することを強く要求して参りました。」
とあり、まさに今回の事件は青少年の健全育成を名目に、言論弾圧を行った戦後初のケースといえます。
しかし集英社は情けない…。
公開討論でも何でもやって見せればいいものを、言論人としての気概が全く無いとしか思えません。
田中真紀子の長女の記事で発禁をくらい、裁判所に喧嘩を売った文春の方がまだマシですね。
ちなみに今回の騒動の黒幕の一人は松浦芳子杉並区議以下、「チャンネル桜」関係の議員だそうです。
http://d.hatena.ne.jp/claw/00010111
東京都の健全育成行政と何らかの関連があるのかもしれません。

3松代@投稿移動:2004/10/22(金) 10:56
>>2

今回の南京事件マンガ問題については、問題となった作品を読んでいないため、現段階ではきちんとしたコメントができないことをおわび申し上げます。ただ、執筆者と出版社が休載に同意した段階で、抗議した側は目的の多くを達していると考えられるため、部外者である我々が今からこの問題に取り組むのはいささか困難です。いいところ、ロビイングの際に雑談ついでの探りを入れられるかどうかというところですが、やれるだけのことはやっておこうかという気持ちもなくはないです。
ただ、決まってしまったことを責めたり悔いたりしても始まらないので、過ちを悔いるよりも、その悪影響を最小限に押さえることと、過ちを繰り返さないようにすることが重要なのではないかと思われます。
具体的には、速やかに連載を再開し、作品への干渉を拒否する体勢をつくるということです。
今回の抗議活動が極めて政治的なもので、いわば「見せしめ」として弱い部分を攻撃したのは明らかです。
要するに、南京事件を取り上げるとひどい目にあうという恫喝がひとつの目的であり、この部分は既に達成されてしまったといえます。
これは、歴史的事実関係に関する異議申し立てを最小限に留め、政治的に都合が悪いことと青少年への悪影響を理由として抗議したことにも、動機の不純さが現れています。つまり、虐殺という呼称が実体に即したものかどうかは論議の余地があるとしても、南京で日本軍による大規模な非人道的行為が存在したことは否定しようがなく、その点で争うのは不利だということがわかっているのです。
そこで考え出した抗議の根拠が、日本政府が虐殺の事実を認めていないのに、虐殺があったと認めるような発言をすることは、国益に反するからけしからんというものですね。
青少年への悪影響に至っては、本当に単なる言いがかりとしかいいようがなく、教科書にも記載されているような内容であるにも関わらず、マンガをつかまえて抗議するというのは、あまりにも身勝手というほかありません。
ただ、休載になったところで全てが終わったというワケでもなく、連載再開に向けた動きもあるようですから、汚名を返上する機会はあるでしょう。
また、厚かましいことに抗議した人々は「第三者を交えた再発防止委員会」の設置まで要求しているそうですから、この点についてはなんとか阻止しないと大変なことになるでしょう。
これは、1995年に文藝春秋社の「マルコポーロ」がユダヤ人団体の抗議を受け、廃刊に追い込まれた時のやり方を真似しているとも考えられ、対応を間違えると後々まで大きな影響を及ぼす「大惨事」に発展するかもしれません。
その他、過去には長編アニメ映画「FUTURE WAR 198X年」の内容が戦争を賛美するものとして、サヨクシミソが抗議したという事例もありますが、こっちは結末の一部手直しで劇場公開にこぎつけています。同様に、東映製作の「プライド・運命の瞬間」もサヨクシミソから抗議されましたが、公開中止には至りませんでした。
今回の動きは、これらサヨクシミソのやり口から学んだところが大きいといえ、やったことはやり返されるの法則が発動したといえましょう。
それにしても、情けないのは集英社ばかりではなく、作家自身や同業者も同様でしょう。
集英社の腰抜けぶりは論外という他ありませんが、本宮ひろ志は言論人として小林よしのり「未満」であることを露呈させたと言えるでしょうし、救援活動をするかしないかさえもはっきりと打ち出せない作家団体もだらしないというほかないでしょう。
そういえば、表現の自由を守ると標榜している他団体の某中核メンバーも、日記でだらしないことを書いていましたっけ。まぁ、集英社での仕事をしていた過去もあるし、色々といいにくいことがあるのはわかりますが、それならば黙っていればよいものです。不用意な言動は、はっきりいって「利敵行為」だと思うのですけどね。
いずれにしても、今回の事件で漫画界は大きな痛手を受けたといえましょうし、もしかしたらマンガを文化として認めさせようという動きにも、多大な悪影響を及ぼすかもしれません。

4松代投稿@管理移動:2004/10/22(金) 10:58
ちなみに、問題となった「マルコポーロ」の記事は、後に「ホンマもんのデタラメ」であることが判明しました。
まさか、本宮氏が作品で「ホンマもんのデタラメ情報」をつかってしまったとは思いたくないのですが、もしも抗議した側の指摘が当たっていたのなら、それは南京事件という厄介なテーマを取り扱ううえでの配慮をあまりにも欠いていたと言うほかありません。
森村誠一氏も「悪魔の飽食」で捏造写真をつかまされ、その汚名を返上するのに多大な労力を費やしましたが、問題は当事者自身がその労力を費やす覚悟を持っているかどうかです。
また、写真が捏造である、つまり「写真がフィクションである」事を理由に、フィクションであると表明しているマンガが抗議の対象となるのは、なかなかに興味ぶかい現象だと思います。
連載を速やかに再開し、作品への干渉を拒否するためにも、マンガ関係者の奮起に期待したいところですね。
参考
http://www.ss.iij4u.or.jp/~mitaka/hondana/hondana970824.htm
>「ガス室論争」について
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=153571
>プライド 運命の瞬間
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17246/index.html
> FUTURE WAR 198X年
それにしても、22年も前の映画だったんだね…

5鳥山投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:00
松代さん>
 正直に言うと、本宮の一件は馬鹿馬鹿しくて協力する気になりません。しかし、ある程度は協力をしないと、またキチ○イがのさばるきっかけを作るので反撃をせざるを得ません。作品に関しては該当個所しか読んでいませんが、頭山満風の大アジア主義的な発想から南京事件を批判しており、「漫画を読んでいると馬鹿になる」という誤った風評に確証を与えるような内容になっています。
 大アジア主義は、中国が大国だった頃の歴史的経緯、黄色人種という外見上の類似性からアジア人が一致協力して繁栄できるとする妄想で、頭山満ラインの九州系右翼と在野の日蓮信徒が振り回していましたが、「狂っている」としか言いようがありません。また、頭山は実際に宮崎滔天、犬養毅らと共に亡命中の孫文を支援していましたが、その後の両者の行動や発言を鑑みるに、「頭の病人同士が意気投合した」としか思えません。
 アジアカップの一件でも露呈しましたが、中国人は自分達に都合の悪い国際法規、マナーをことごとく無視する国民性で、法規精神は皆無に等しい輩の集まりです。これは戦前でも一緒でした。こういう人たちとは、どうやっても仲良くできません。ところが、大アジア主義的な右翼はこれを不思議に思わない(そもそも、自分達に法規精神がなく、テロ行為も辞さないと考えている)ので、平気で在日朝鮮人も「日本人認定」して右翼活動に参加していることを黙認します。
 要するに、「俺達は同じアジア人(黄色人種)じゃないか。仲良くしようよ」ということなんですが、「だったら約束は守れ」と言いたいですし、大体肌の色と約束を守るか守らないかに、どんな関係があるのか全く理解できません。
 そう言う次第で、今回の一件はカマヤンさんの作った流れに任せようと思っていたんですが、こっちはこっちで「日華事変(日中戦争)は盧溝橋事件をきっかけに始まった」という趣旨の電波歴史観を垂れ流しているので、〆切が終わったら南京事件に至るまでの簡単なメモランダムを作成します。これで桜チャンネル周辺の頭の弱い人達がおさまるとはとても思えませんが、この板を見ている人達には「南京事件」の何が問題なのかが理解できるようになるはずです。
 それにしても、右翼も左翼もキ○ガイばっかりで頭が痛いですね。ファンタジー世界の住人には、是非とも向精神薬を服用して現実認識能力を高めていただきたいと切に願います。

6松代投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:03
>>5

>鳥山さん
大アジア主義の件は、作者自身がどれだけ自覚的に主張として盛り込んでいるかどうかさえよくわからないうえ、今回の休載問題とは論点がいささかずれてしまいかねないため、ここではさておくとしても、なんらかのアクションを起こすか、あるいは活動者への支援を行う必要は認めざるをえないでしょう。
というのも、今回の騒動は来年のと議会議員選挙をにらんだ政治的な動きである可能性が高く、初動で失敗した分を取り返すことができなくとも、保守派のさらなる増長を封じ込めるための対抗活動が必要なことが明らかとなりつつあるのです。
自分はこの休載問題について、当初はあくまでも「漫画作家の自助努力によって解決すべき」と考えていたのですが、以下の要因が漫画作家の自主的な活動を封じ込めており、外部の人間が援助しないと保守派が好き放題に跳梁する危険性があります。
要因1:サヨクシミン活動者が過去に同様の表現規制活動を展開している
彼らにとって都合の良い主張が盛り込まれているからといって、過去に映画「プライド」の公開差し止め活動を展開した連中と手を組むのは、あまりにも場当たり的かつ党派的なやり方でしょう。そのため、サヨクシミン活動と距離が近すぎる現在の表現規制反対活動団体は、なかなか動きがとり辛い情況にあると考えられます。
また、過去の「プライド」公開差し止め活動に関しては、検索すれば簡単に情報を得ることができます。そのため、活動を展開するにあたっては、過去に「プライド」の公開差し止め活動と関わった人物を排除し、党派的な動機による言論封じ込めとは無縁の活動であることをアッピールしなければならないでしょう。
要因2:作品的価値と政治的重要性の混同が見受けられる
作品的な価値とは無関係に、こういう表現規制に対しては抵抗しなければならないハズなのですが、どうしてもそのことを理解できない人が漫画作家に多数存在している以上、なかなか動きがとり辛くなるのは避けられないと考えます。率直に言ってしまえば、自分自身も本宮氏の作品を「面白いとはこれっぽっちも思わない」し、また「編集部の自主的判断で連載打ち切りになったとしても当然の作品的完成度」だとは思います。だが、作品的完成度が低いからといって外部からの圧力に曝されている作家や作品を救援しなくてもよいというのは間違いで、斎藤医師ではないけど「下らないものこそ守られるべき」ではないかと思います。
この件については、既に規制反対団体の中核メンバーでさえ、日記で「本来の「本宮マンガ」として「南京虐殺」を描いていたら、ぐぅの音も出なかったのでは」などと、作品的完成度が高ければ抗議を受けなかったと言わんばかりの世迷い言を垂れ流した末、作品的完成度が低いから直接的な救援活動は行わないとのたまっているのですから、他のメンバーもだいたい想像はつくでしょう。また、このような有り様だからこそ、読者を始めとする「作家的利害から離れた人々による救援」が必要とされるのではないかと考えます。
また、問題をこじらせているのは、作画において「南京事件当時に現場で撮影されていない写真資料」を用いた可能性が非常に高いことで、完全なる作者の空想物としての作品と事実関係との関連性と、事実から作者が着想してイメージをふくらませた作品と事実関係との関連性をきちんと整理、言語化してから立論しないと、抗議した側の術中にオチる危険性が高いという点です。
とはいえ、部外者が関わるには危険度が高すぎるうえ、自分達の活動からはいささか離れた問題でもあり、正面から対抗活動を展開するのはためらいがあります。側面支援に徹することができるなら、多少でも援助させていただきたいところですが、さて抵抗活動の主体となる団体や個人は現れてくるのでしょうか?

7うなぎ投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:05
>>3

件の漫画の内容や、集英社の対応、歴史的事実云々はさておき
『「第三者を交えた再発防止委員会」の設置を求める』
と言った動きには、厳重に注意すべきでしょうね。
放置していると集英社だけに留まらない恐れもあります。
無論「抗議行為そのもの」は言論の自由の範疇ですから、尊重される
べき(同様に抗議への反論も尊重されるべき)モノだとは思いますが、
「再発防止委員会の設置」までいってしまうならば表現規制・表現弾圧
だと言われても仕方が無いと思います。

8鳥山投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:07
松代さん、うなぎさん>
 東条英機を好意的に描いた(というより描いちゃった)『プライド』の上映反対会をやった左翼連中と、今回の一件で組む気は全くありません。そして、彼らとタッグを組まないためには、南京事件に関する我々の見解を最初から明らかにする必要があります。お二人の言い分は理解できますが、この点を不問にして反対活動に参加をしたら、「お前らは俺達の言い分を認めたのに、何で協力しないのか? 自己批判せよ」という、毎度毎度おなじみの左翼的なやり口が待っているだけです。
 今、この時点で明確にしなければならないことは、日華事変(日中戦争)はファルケンハウゼンの戦争計画書に基づいて、中国軍が日本軍に対して攻撃を仕掛けたことが原因で起こったのであって、日本が仕掛けたものではない、という歴史的な事実を前提としなければ共闘するつもりはない、ということです。その上で、本宮のマンガがフィクションであるとするなら、話の筋は通ります。
 しかし、歴史的事実はどうでも良くて、ただマンガを守るために反対せよというのは、まったく筋の通らない話です。要するに、こういう意見を言ってる奴らは、歴史的な事実に政治的な事情で蓋を被せたがっているんです。児ポ法の時も、鋭利菊の一件で同じ現象が起きました。
 私が彼の話を忘れたと思ったら大間違いです。愚民化政策を批判する人間が、漫画家に都合の悪い情報は隠蔽して議員に伝えないと言うのは矛盾でしょう。まさに、特定集団の利益を追求するために、愚民化政策が行われているわけです。嘘をつくなとは言いませんが、嘘の整合性ぐらい持たせろよと思います。

9熱心な投稿者投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:09
>ファルケンハウゼンの戦争計画書に基づいて、中国軍が日本軍に対して攻撃を仕掛けたことが原因で
>起こったのであって、日本が仕掛けたものではない
ファルケンハウゼン指導の三個師団を蒋介石が投入したのは1937年8月。決定的な対立となったとされる
盧溝橋事件はそれより前の7月7日です。盧溝橋事件の原因は諸説ありますが、いずれにしても
ファルケンハウゼンのほうは日中戦争にいたる一連の過程においては二次的なものでしょう。
そもそも上海事変や日本の華北侵略、満州国成立等における対日感情の悪化がベースにあるのですから、
それを無視して一方的に仕掛けたのは中国というのは、ちょっと鳥山さんらしからぬ発言だと言わざるを
えません。
どうも鳥山さんの対中発言を見ていると個人的に中国人に含むところでもおありとしか思えないのですが。


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