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【場】砂浜
1
:
ZAKI
:2015/01/01(木) 00:41:57
倉庫街の西、H湖の入口にほど近い砂浜地帯。
以前殺人事件が起きた『いわくつきの場所』だが、今は落ち着きを取り戻している。
シーズン中には海の家が栄え、沖では沈没船が静かに時を過ごす。
治安は悪くもなく、ランニングにやってくる一般人も多く見られるが、
『歩くスイカ』や『突然変異クラゲ』、『人を操る影』など不思議な情報も多く、
『黄金町のミステリースポット』と化しているきらいもある。
―┘ ┌┘
―┐ H湖 ┌┘ ┌┐ 住 宅 街
│ ┌┘ .┌ ..│... ‖
┐ │ ┌ ┌┘ ‖←メインストリート
│ │ ┌ │ ‖
┐ │ ┌ ┌.. 黄金原駅
│ └─┘┌― ┏ ━■■━ ━ ━
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛ ‖←ネオンストリート
│ └―┐黄金港.. 繁 華 街
└┐ ┌――┘ 倉庫街
─────┘ └◎―――――――――――
93
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/02/28(土) 23:35:14
>>92
「ーーー『コフィン・ネイル』」「恐ろしく邪悪なスタンドだった」
目を閉じて、あの夢の中での出来事を思い出す。
誰が感染しているのかも分からない、誰にも死の危険がひっそりと訪れる、悪夢のような一夜だった。
もし『フープル社』が夢の中に関係者を切り離していなければ、
彼女も自分も、こうしてここには立ってはいない。
それでも目が覚めて真っ先に彼女の姿を確認するまでは、安心できなかったが。
「しかし ぼくもそれなりにやるようになったとは思わないかい?」
「初めてのーーーとはいえ二回しか戦っていないけれどーーー『勝利』だ」
ウィルは目を開き、アウレアの方へと体を向け、両手を広げる。
常に控え目な彼にしては珍しい、謙遜せずに勝利を誇っている。
94
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/02/28(土) 23:41:46
>>93
「その通り。わたしってば、惚れ直しちゃったね」
真面目な声色だ。
実際、アウレアはあの局面で途中離脱だった。
クリアしたのは――仲間の協力はあったが――
そこにはウィルの力が少なからずあったはずだ。
、 、、 、
「さすが、わたしの恋人、だよ!」
そう言って、両手を広げたウィルに抱き付く。
頭のあたりに――身長が縮んでいればもっと下になるが――
いつもは感じない、柔らかい感覚を感じるが……無視する。
別に男だからウィルを好きになったわけでもない。
95
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/02/28(土) 23:58:57
>>94
「Thanks(ありがとう)」
「きみを含めたみんなの協力があってこそだけどね」
正直に言えば今でも、争いごとは苦手だ。
誰とでも手を取り合って、平和になれるならその方がいい。
けれど、避けられぬ戦いだと判断したなら。躊躇なく相手の行動力を奪い、再起不能にすることも厭わない。
その過程にも結果にも、一切の後悔はない。守りたいものがあるからだ。
「っと」
胸の中に飛び込んできたその対象を、笑顔で抱きしめ返す。自分の身体が変わりつつ
あるとはいえ、それでもやはり柔らかく、小さい体だ。
>「さすが、わたしの恋人、だよ!」
そんなアウレアの言葉を聞いて、ふと思い出す。
彼女が以前、とても日本的な、おくゆかしい言葉で愛を表現してくれたので、
大学の友人に、同じく日本的な表現で、愛を伝える言葉はあるだろうかと訊ねたのを。
アウレアの顎に手を当て、少し体から離して上を向かせる。
「それは少し違うね アウレア」
愛する少女の顔を見て、微笑んで。
「アウレアは、ぼくの嫁」
そして、軽く互いの唇を触れ合わせる。
96
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/03/01(日) 00:17:28
>>95
「! ……ん」
やはり慣れない――とアウレアは思う。
曲がりなりにも夜の街で仕事してきたアウレアなので、
それなりに男の機嫌をとってきた経験はある――が、
それは中身の伴ったものではなかった。だから、こういうときに戸惑ってしまう。
「……ウィル、また変な言葉覚えてきて」
一応、アウレアもその言葉の意味は分かっているつもりだ。
ある意味『日本的』な愛情表現だが……少しサブカル的にすぎる。
未来の嫁としてはウィルの交友関係が少し心配になってくるところだ。
将来、二次元に浮気されるようなことになったら……多分拗ねる。
「ウィルだって、わたしの婿だもんね。
……婿? 夫? ………まあいいか!」
照れ隠しするように、頭を押し付ける。
ともすれば、押し倒しかねないほどの強さだ。
97
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/03/01(日) 00:34:47
>>96
「昔は婉曲的に伝えていたのに 最近ではこうして宣言するのが『おくゆかしい』んだってね」
「何とも不思議な感覚だね・・・・・」
友人の冗談を真に受け、感慨深く頷く。
その冗談は、時としてダイバー家中に広まってしまうのだから、
アウレアはその間違った日本感を訂正するのに骨を折っていることだろう。
「おっと」
アウレアに体を押されて、思わず尻餅を付く。当然砂浜であるから、痛くはない。
だが、もし自分が男の身体であったなら、受け止め切れていたであろう。
一瞬だけ、それに思いを馳せた沈黙が訪れる。
「・・・・・・・・それでも」
「例えどんな身体になろうとも ぼくは『男』であり続けるよ」
「きみの事を愛している一人の男としてね」
「なにせ ぼくはきみの夫だから」
今度は額と額を合わせて、至近距離で囁いた。
「だから ぼくたちで倒そう」「『ルンクス』を」
98
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/03/01(日) 00:47:26
>>97
「……ッ」
ウィルを押し倒したアウレアの身体は、震えていた。
それは――もう、論理的な推測なんかではなかった。
『ヨハネスブルグ』の能力者が『相手をただ女にする』だけで済ませるはずがないとか、
そういえばあの時の女は妙にルンクスに協力的だったとか、そういったことはまるで無関係。
言うなれば、ただの『女の勘』だ。
ルンクスの言動、そしてウィルの変化。
愛を知る『女』だからこそ、その微妙な関係性に鋭敏に反応できる。
、、 、、 、、
ウィルは――ルンクスのものになりつつある。
そんな、荒唐無稽な、通常であれば思い至ることさえ
困難であろう可能性にも行き着けるほど鋭敏に、反応できてしまう。
ウィルはここ数日アウレアの様子がおかしかったことに気付いているはずだ。
街に出歩き、そして戻って来る。そして『足りない』と呟く。およそまともな精神状態ではなかった。
それは、彼女が本能的にこの危機的状況を察知していたからだ。
ウィルがとられる。精神も肉体も作り替えられ、自分の傍から離れる。
その最悪の結末が想定できるがゆえに、必死に事態の打開に動いていたのだ。
「それ……信じて良いんだよね」
顔を上げる。
その表情は、こう訴えていた――『まだ足りない』。
『足りていない』のだ。アウレアの中のピースが。
「この先、どんなことがあっても……
わたしは『今』のウィルを信じて良いんだよね」
99
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/03/01(日) 01:04:35
>>98
「・・・・・・・・・・」
震える彼女を、安心させるようにぎゅっと抱く。やはり、そうだったのか。
時折、どことなく何かに追い詰められているような悲壮感を漂わせていたのは。
そんな彼女を元気付けるように、こんな所へと連れ出したり、おどけるように勝利を誇ってみて。
返ってきた言葉も笑顔も、本物であるけれど、どこかおかしかった。
『自分が理解しかけていることを、彼女もまた理解しかけている』。
そういうことだったのだ。
自分は、自分だけに対しての攻撃や被害に関して、鈍い所がある。
けれどもアウレアが狙われ、逆の立場だったなら、敵意を剥き出しにしていただろう。
いや、彼女の場合はそれどころでは済んでいないのかもしれない。
>「それ……信じて良いんだよね」
>「この先、どんなことがあっても……
> わたしは『今』のウィルを信じて良いんだよね」
アウレアの縋るような問いかけに、笑みを消し、真剣な表情になる。
が、すぐに愛する人に笑顔を向けて、頷く。
「もちろんだよアウレア」「・・・ぼくを信じてくれ」
しかし言葉とは裏腹に、『スタンド能力』という超常的な力を前にして、
人間の意思がどれほど立ち向かえるのか、不安に思っている所もある。
けれど、決して『ルンクス』のものにならないという覚悟はある。
そのために、愛川たちに依頼したのだから。
100
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/03/01(日) 22:31:17
>>99
「……ありがとう」
そう言って、アウレアはまたウィルの身体に顔をうずめる。
彼女の表情は、見えない。
「それなら…………私は、立ち上がれる」
今の、その言葉が『真実』ならば。
アウレア=グラウコーピデという人間の、『足りない』ピースは。
「全部、『足りた』から」
今この時を以て埋まったも同然なのだから。
「だからウィルも、わたしを信じて」
そして、ウィルがアウレアの秘めたる思いを察していたのであれば……
『逆もまた然りである』というのも、ある種道理ではないだろうか?
つまり、ウィルの考えていることも、
『洗脳』の可能性を考え、最悪の場合は『自死』すら厭わないという決断を、
ある程度アウレアが把握しているということだが――。
「わたしは。この先何が起ころうと、どうなろうと――『今』のウィルの言葉を信じる。
……たとえウィルと戦うことになっても、ウィルを敵に回すことになっても」
そう言って、アウレアは立ち上がる。
その目には、既に迷いなどひとかけらも存在していなかった。
今この時を以て、アウレアの『足りない』ものは全て満たされた。
「必ず、わたしが『勝つ』」
それはつまり――彼女に弱点など一つもなくなったということだ。
「……たまにはアウレアちゃんも、頼れるトコの一つくらい
見せないといけないから……ね!」
手を、差し伸べる。
101
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/03/01(日) 22:58:08
>>100
>「それなら…………私は、立ち上がれる」
「・・・・・」
強い意志を携えて、立ち上がるアウレアを見上げる。
やはりと言うべきか、彼女に隠し事などできそうもないらしい。特にこういう大事な事は。
アウレアは、自分が『洗脳』されることも、そして戦うことになるかもしれないことも、予想している。
しかしそれを知ってなお、彼女は立ち向かう覚悟も決めている。
─────本当に、強い女性だ。
「その通りだよ」「少なくとも今ここにいるぼくは 紛れもなく
アウレア・グラウコーピデを愛する ウィリアム・ウィンストン・ダイバーだから」
こんな彼女だからこそ。
「ぼくは常にきみのことを信じているし」「頼りにもしている」
「だからアウレアがそう言ってくれるのであれば ぼくはこの先どんなことが起きようと
またこんな場所に 2人で来られる日が来ると思っているよ」
アウレアの差し出した手を掴み、己もまた腰をあげる。
別に自分一人の力でも、この砂浜で立ち上がることなどできるだろう。
けれどこの場合は、彼女の手を借りることに意味があるのだ。
102
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/03/01(日) 23:25:05
>>101
「よっ……とと」
軽くなっているだろうとはいえ、しかしながら少女の細腕だ。
ウィルを引き上げるのにも、大分苦労する程度でしかない。
しかし、そのことに意味がある。ウィルも、アウレアも分かっている。
「『来させる』さ」
世界を動かすのは『人の意志』だ。
そしてこの世で最も強い意志とは、『愛』を置いて他にない。
アウレアは、そのことを誰よりも実感している者の一人だ。
「絶対に、わたしが、わたしとウィルが、その未来を引き寄せる。
その為の力は――――『ある』」
拳を握りしめ、呟く。
重く、そしてしっかりと。
「……うー、さぶっ!」
照れ隠しなのか、そこまで言った後に大袈裟に身震いしてみせる。
夜の海辺は寒い。そこにこんな格好なのだから、寒いのもむべなるかな、である。
103
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/03/01(日) 23:50:10
>>102
アウレアの言葉に、深く頷く。
相手を塗り潰し、自分のいいように変えてしまうルンクスの能力は、決して愛などではない。
そんな風に一方的に望むものは、身勝手な醜い欲望だ。
「『ルンクス』に教えてやろう」「迂闊に近寄ろうものなら『毒の炎』がおまえを焦がし」
「本当の愛とはどういうものなのか 『愛の言語』を叩きつけてやると」
自分の首に巻きつけていた、オリエンタル模様のストールを外し、
アウレアの首に巻きつける。髪を挟まないように、そっと持ち上げながら。
「春が近づいているとはいえまだ冷えるね」「それではそろそろ帰ろうか?アウレア」
ポケットから、車のキーを取り出し訊ねる。
104
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/03/01(日) 23:58:50
>>103
「そだね。身体を冷やしたらいけないし……」
そう言って、ウィルの頬に顔を近づけ、
――そして顔を離す。
「……行こっか!」
にっこりと、無邪気な笑顔を浮かべ、ウィルの手を引く。
もう迷いはない。
『ラヴ・ランゲージ』は『愛』で強くなるスタンドだ。
そしてそれを操るアウレアの心には今、
かつてないほどに『愛』が満ち足りている。
つまり――――世界最強、ということだ。
105
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/03/02(月) 00:23:36
>>104
「─────」
頬に触れる、柔らかい感触。少しだけ、頬が赤くなる。
有り体に言って、キスは好きだ。お互いにとって、相手が特別であることを示しているようだから。
それが、彼女が自分の意思でしてくれたのなら、言うまでもないだろう。
手を引かれて、またその無邪気な顔に惹かれる。
本当に、今ではこの国に流されたことを幸福に思える。
例えそれが『ヨハネスブルグ』と戦うことになろうとも、
アウレア・グラウコーピデと出逢うことができたというそれだけで、他の何を差し引いても余りある。
「ああ・・・ともに行こう」
アウレアの横に並び、歩き出す。
この先は、夜の海のように暗く深い道なのかもそれない。それでも、月明かりがいずれ見える事を信じて。
106
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2015/03/20(金) 23:01:39
あの事件から随分と時間が経過した。
『圧倒的暴力』、『骸鎧の襲撃』、『満月の落下』――――
今のままではいけない。
己の『血統』に宿る『正義』、それを貫くためには――――
「えっほ」
「えっほ」
とりあえずランニングをすることにした。
上下スパッツにTシャツ短パン、普通のランナースタイルだ。
107
:
穂村公康『フー・シュニッケンズ』
:2015/03/20(金) 23:16:53
>>106
「オッさん何やってんの?超ウケる」
声をかけた
108
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2015/03/20(金) 23:21:24
>>107
「なんだ君は?
――――あぁ、あの時の!
これはどうも、お久しぶりだ」
足を止めて振り向いた。
「見ての通り、ランニングだよ。
何時、また月や何かが落ちてくるか解らないからな」
109
:
烙『クライムウェイヴ』
:2015/03/20(金) 23:21:40
>>106
走る先には敵の顔さ。
「あれっ」
何をしてるかって? 立ってるだけさ。
何をしにきたかって? 秘密。殺人鬼だからな。
110
:
烙『クライムウェイヴ』
:2015/03/20(金) 23:22:44
>>107
黒スーツで金ピアスの男が立ってるだけだよ。
別に海の向こうにマネキンっぽいものを放り投げたりはしていないよ。
111
:
穂村公康『フー・シュニッケンズ』
:2015/03/20(金) 23:29:52
>>108-109
パタムッ
遊んでいた携帯ゲーム機を折りたたむ。
こちらは素肌の上に着た虎柄のYシャツに細身のダウンを羽織った出で立ちだ。
「『月』…?
ああ、この間のアレな。大変だったわ。
気がついたら右腕チョン切れてベッドの上に寝てるわ。
チョンパしたのは俺だから自業自得っつー話なんだが。
入院中も右腕がひっつくまで固定されっぱだったから
暇つぶしもできねーわセンズリもこけねーし、うぜーのが四六時中小言言うわで」
112
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2015/03/20(金) 23:30:51
>>109
(烙)
「――――と、驚いたな」
「月が落ちてくるとは万に一つだった。
文字通り『杞憂』だからな」
『剣』と『盾』を発現しようとしてから、止める。
傍には別の少年がいる。何より、剣を振るうべき場面ではない。
「ハッキリ言おう。
あの夜の過ちは『酒』に溺れて買った喧嘩。
私の過失であり、一族の汚点だが、力づくで払拭する気はない。
それは、私の『正義』に反する行為だからな」
「『水に流そう』、だから私の前から消えてくれるか?
私が去っても良いのだが、背を向けるほどの『信用』はない」
額の汗を拭い、冷静な言葉で告げる。
酒に酔いつぶれた男の面影はない。
113
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2015/03/20(金) 23:37:31
>>111
(穂村)
スッ・ ・ ・
穂村の前に腕を差し出し、下がるように促す。
「それは災難だったな。
病院はコリゴリだろう、下がった方がいい。
目の前の男はスタンド使いだ。
不意を打たれて襲われた、それも恐ろしいことに……」
「何の躊躇もなく、損得の計算も感じなかった。
私を害してラッキーな場面でもなんでもなく、襲い掛かったのだ。
『信仰』や『欲望』で人を殺すより、よっぽどタチが悪い」
運動とは違う粘性の生ぬるい汗を流しながら、男の詳細を語り続ける。
114
:
烙『クライムウェイヴ』
:2015/03/20(金) 23:49:11
>>111
「左手じゃあダメなのか?」
ギャン ッ 『カカカカカカ―――ッ』
『骸骨』、かなり大爆笑。
特に意味はないよ。
>>112
-113
「ンンー?」
「つまり君は、酔っ払って人のクツにゲロをブチまいてだ、このへんを刺してアバラ骨を削っておいてだ、『水に流す』っていうわけだね?」
棚上げは好きさ。
出会って早々だから一言くらい挨拶を、と思ったがやっぱり止めた。
せいぜい嫌味ったらしく言ってやる。
「いやあ、実に心が広いことでオレは感激するよ。えーと、スゴいね?『正義』の『一族』?」
言葉尻もちゃんと引っ掴んでおこうな。
115
:
穂村公康『フー・シュニッケンズ』
:2015/03/21(土) 00:00:01
>>113
「ああ、そう。
『アゴ』のオッサンの言ってる事よくわかんねーし、
”あいわかった!じゃあね!”で帰れればそれはそれでラッキーなんだろーが、
流石にそれはダサくねーか?俺の好感度ダダ下がりだろ」
「それに」 バサッ
ゲーム機を砂浜の上に投げ捨てる。
「敵前逃亡したらウゼー奴に、ガミガミ言われちまうしな…
逃げるのが恥ずかしいってのもあるけど正直そっちの方が面倒くせーんすわ。
オッサン、俺のウゼー奴見たんだっけ?」
>>114
「へェ…」
烙の傍らに現れたガシャドクロを見、
「今考えるとスゲーダサいんだけどよ、
昔そーいう『ドクロ』がデカデカとプリントされたジャージ着てたわ。
なんか、こうホラアレよ。
テカテカとラメ入ったコンビニの前でたむろしてる若者が着てそーな奴」
「うわァ」
「自分で言っておいてちょっと恥ずかしいわ…」
116
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2015/03/21(土) 00:09:55
>>114
(烙)
「ああ、その通りだ」
「『水に流す』。何故なら、『血は水よりも濃い』。
過去の失態、過ち、後悔、そのいずれも『血』の前には些細なこと。
この『血』が流れる限り、私は『マイナス』を恐れない」
二度の敗北は開き直りの『胆力』を作った。
嫌味ったらしい反撃を、何処吹く風とばかりに受け流す。
>>115
(穂村)
「恐らく、見たようなないような。
――――生憎、アレは強いが『敵』ではない。
人肉を喰ったりとか、そういう解りやすい悪事は働いていない様子。
下手にヤブを突くのは、その“ウルサイの”も望まないだろう」
烙が発現したヴィジョンを見据え、緩く首を振る。
「向こうがやる気かもしれないが、それはそれだ」
117
:
烙『クライムウェイヴ』
:2015/03/21(土) 00:15:11
>>115
「あァ・・・うん」
なんかちょっと分かるのでテンションがちょっと下がった。
「・・・いや、でもドクロ自体はカッコいいじゃないか? こう・・・」「ラメがダメだなけで」
「ジャージと」
上げていこう。
そういえば今オレ、右目に黒い革製の眼帯してるんだけどどう? カッコいいよな。
>>116
>「ああ、その通りだ」
「マジかよ」
>「『水に流す』。何故なら、『血は水よりも濃い』。
> 過去の失態、過ち、後悔、そのいずれも『血』の前には些細なこと。
「ええ・・・」
> この『血』が流れる限り、私は『マイナス』を恐れない」
「あ・・・その、うん。そう・・・」
「わかったよ」『カカー』
「こっちも治ってるし、君見るまで忘れてたしな・・・」
「・・・」「もしかしてかなり良いとこの子・・・子って歳じゃないだろうが・・・なの?」
気になったから聞くだけである。
118
:
穂村公康『フー・シュニッケンズ』
:2015/03/21(土) 00:28:46
>>116
「なんだ、アレか。恋人同士みてーな感じか。
面倒くせェ」
嘆息を一つ、吐いた。
「もう1回言うけど、面倒くせェ」
>>117
「お友達によ、
”親父、今だから言えますけど親父が昔着てたジャージあれはないっす…”
って言われたりな」
ズギュンッ
傍らに龍の刺繍が入った黒色のカンフー服に身を纏った人型の像を発現。
現れるやいなや『烙』に対し構える。
『破ッッ!』
「こいつ『フー・シュニッケンズ』っつーんだけど、
世間話してる最中に襲われたらたまんねーから出すだけ出しとくわ」
『老師穂村!』
「こいつスゲーうぜーけど気にすんなよ。
ちなみにその眼帯はちょっと格好いいなーと思うぜ」
119
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2015/03/21(土) 00:36:37
>>117
(烙)
「有難いな、私もムダな『血』を流したくはない」
視線の強さはそのままに、安堵の息を漏らした。
烙が呆れているとは思っていない。敵対する理由がないと踏んだ、そう理解している。
遠慮がちな質問にも、眉一つ動かさずに答えてみせる。
「良いところの基準は解らんが、
フランスの生家には『三五〇年』近い歴史がある。
あの『革命』にも参加していたし、ナポレオンとも出会っている」
ここまで話した時点で思い直し、一旦言葉を止める。
「――――と、こういう話をしたいわけじゃあないか。
……そうだな、このまま別れるも無意味だろう。
寝てたかどーだかは知らんが、この前に『月』が落ちてきた。
何者かが人為的に落としたらしい、気をつけておけ」
>>118
(穂村)
「アホか、何でも恋愛に絡めるんじゃあない!」
穂村の太腿にローキックを喰らわせる。パス精CCC
「『歴史』、『人情』、何でも陳腐にしてくれる。
特にあれだ、目のキラキラしたヤツ!
我が国の契機を好き勝手してくれて、腹立たしい!」
120
:
烙『クライムウェイヴ』
:2015/03/21(土) 00:46:43
>>118
「眼帯を褒めてくれてありがとう」「いいだろ」
何やら嬉しそうだ。イラスト化のためにもこういう細かいところで稼いでおかねばならない。
「あー大丈夫だよ。別にそういう気はもう無いし・・・」
「喋るの?」 『カカー』
「なんかスゲー『ナントカ拳』とか使いそうだよね」「見た感じ」
>>119
「いわゆる『名家の子息』だな」「酔っ払ってたのに」
蒸し返す。
「ああ、『月』ね」
「ふーん・・・」
気をつけたところで何をどうできるというんだろう。
町中が混乱するなら死ぬ前に一人でもたくさん殺したいタイプだ。『クライムウェイヴ』はそういうちっぽけなことが出来る。
「・・・ひょっとして忠告? 今の」
「ああ、ごめん。慣れてなくて。ありがとう」
何を考えたかはとにかく、アドバイスをくれたんなら感謝しておくのが礼儀ってものだ。
121
:
穂村公康『フー・シュニッケンズ』
:2015/03/21(土) 00:57:25
>>119
バシュッ
放たれたローキックを寸前の所で、
割り入った『フー・シュニッケンズ』の脚が受け止めた。
『ソノ程度ノ蹴リヲ『老師穂村』ニ向ケルナド笑止千万!
技術ガマルデ感ラレナイ!我デ充分!』
「な」
「こいつウゼーだろ?」
>>120
「ところがどっこい、
本当に使うんだよその『なんとか拳』。
あー、なんつったけどアレ、お前がいつも言ってるあのエセ拳法」
『エセ拳法デハアリマセン!”スタン道拳”!
老師!敵対スルデアロウ人間ニ我ノ能力ヲ説明スルトハ!
貴方トイウお方ハ一体何ヲ考エテイルノデスカ!』
「あー、はいはい」
『ソレニ!老師!
退院シタラキチント稽古ヲスルと約束シタノニ!
老師トキタラ、毎日ブラブラスルカゲームをスルカで!』
「わーった。わーった」
聞き慣れているのか、スタンドの説教を軽く流す穂村。
122
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2015/03/21(土) 01:07:59
>>120
(烙)
「『酒』は平等だ。
誰だって酔い潰れたくなる時がある」
「そう、忠告だ。
憂さ晴らしをするつもりが、
トンでもない相手に手を出すかも知れないぞ」
ヒラリと片手を上げた。
別れの挨拶というよりは、片脚をスタンドに取られたバランス取りだ。
>>121
(穂村)
「と、とと、これなら心配なさそうだ」
砂でバランスを崩さないように、ケンケンでバランスを維持する。
振り払うように離してから、両足で着地する。
「意思があるスタンドとは珍しいな。
どういう理屈か解らんが、大変そうだな」
>ALL
「とにかく、そういうことだ。
町に何らかの危険がある、君を含めてね。
私は、そう何度も負けるつもりはない」
クルリと踵を返すと、町の方向へと走り去っていった。
123
:
烙『クライムウェイヴ』
:2015/03/21(土) 01:18:11
>>121
「スタン道拳」
予想外の名前だったのでちょっと止まった。
「なんか」
「苦労してそうだね」「どっちも」
性格の不一致か? いや、これはこれでバランスか?
「あ」「あー、『フー・シュニッケンズ』だっけ」「敵対しないってば」
誤解は解いておこう。一応ね。
>>122
「カッコよく決めてるけど君、酔っ払いだからな?」
水に流すが根には持つ。流しきれない部分はどうしてもあるものだよ。
「ああ、トンでもないのはちょくちょくいるよね」
「負け惜しみだが、退屈だけはしなくていいさ」
顔をしかめて返し、見送る。
>>穂村
「オレもそろそろ行くけど」
「君の、『フー・シュニッケンズ』のことを教えてもらったわけだし」
ギョ ン 『ガ ガ ィー〜 ン』
『甲冑』を傍らに発現、『骸骨』は相変わらずけたけた笑っている。
「オレの『クライムウェイヴ』のこともちょっとだけ教えておくよ。フェアだろ?」
つまり二体でひとつ。『鎧/骨』のスタンド。
ひとしきり笑うと、二体はしまう。
「それじゃね。『穂村老師』」「ゲームばっかりは体に悪いぞ」
からかい口調で去る。
124
:
穂村公康『フー・シュニッケンズ』
:2015/03/21(土) 01:24:25
>>122-123
「2体いんぜ2体。
うぃ、それじゃあまた機会があったらな」
二人の背中を見送った
携帯ゲーム機を拾い砂を払う。
「よし、そんじゃあ稽古しようぜ稽古。
スト4やろうぜスト4」 『老師!』
岐路へと付く。
125
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/26(木) 23:08:23
ここは砂浜にある公園。
「あいつ遅せーな」
「あ、言い忘れたわ。かっちゃん、今日来れないって」
「まじかー」
子供達がボールを蹴って遊んでいる。
126
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/26(木) 23:25:19
>>125
砂浜の公園にて…
近くのブランコに中等部の制服を着た少女が座っている。
「…あ、大丈夫だってば。
夕飯だって自分で作って食べてるし…
栄養バランス?そりゃ当然考えてるに決まってるでしょ」
スマホをとってゆっくりと語っている。家族への電話だ
「心配しないでよ、お母さん。
本当に、ここはいい街なんだよ。
友達もいっぱいできたんだ。
そのうち紹介するよ。」
そう言って全て終えたあとに…電話を切った
「あぁー。心配性すぎるってばお母さんにお父さんってば…」
ふと、ボールを蹴って遊んでいる子どもたちに目を向ける。
(…そういえばボール遊び…
あの時からずっとしてないかも)
7年前くらいから…なんて思いながらじっと見ている。
127
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/26(木) 23:29:46
>>126
「しかし2人でサッカーっつうのもな」
「3人でも微妙だと思うが」
「あ」
「おっま、どこ蹴って……ぎゃん!」
男の子が蹴ったボールが逸れ、それを取ろうとした女の子が転ぶ。
ボールは朱鷺宮の方に飛んできた。結構勢いがある。
128
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/26(木) 23:36:12
>>127
「ん…」
しばらく見ていると…自分の方へと勢い良く飛んでくるボールが…!
「このパターンは…もはや見切っている!!」
彼女は素早くスタンドを発現させた!
バシィッ!!
彼女のスタンド『フォートレス・アンダー・シージ』で弾かれたボールはそのままブランコの柵の方へ吹っ飛んでいき
「フヒヒヒ…!やはり私のスタンドは災いを払う力を…」
かっこ良く決めようと声を出したが…
カァーン!
カァーン!
ボールは柵の中で次々と弾かれて…
ボゴッ
「持ってい…ごあっ!?」
反射しながら、彼女の鳩尾に勢い良く突き刺さった!
「…げふっ…なんで…」
…結局彼女にぶつかったボールは跳ね返り、子どもたちの元へと戻っていく…
129
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/26(木) 23:41:51
>>128
「うおっ、なんだ今の」
「膝すりむいた……」
男の子が戻ってきたボールを受け止め、
女の子が涙目になりながら起き上がる。
「おい、立花、見たか今の?」
「お前は私が見てたと思うのか?
私の目が後頭部についてたんなら見てただろうな」
「あの姉ちゃんがボールを弾き返したんだよ」
「みぞおちに食らってるように見えるが?
いいからお前謝って来い」
130
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/26(木) 23:46:26
>>129
「うー…うー…
まさか…私のスタンドが…
威力を増幅させてしまうなど…」
ブツブツ言いながら軽くブランコから起き上がり、お腹を擦る。
「えっと…ボールごめんねー…
うっかり変な方向に飛ばしそうになっちゃって…」
スタンドを解除しようか…と思いながらも子どもたちに向けて頭を下げた。
(まさか小さい子供がスタンド使いなんて…ありえないかな…)
むしろまだ災難が襲ってくるんじゃないかと警戒してしまっているようである。
131
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/26(木) 23:54:22
>>130
「あの姉ちゃんスタンド使いなんじゃね? どう?
っていうか、よく聞こえなかったけど今スタンドとか言って痛ぇ」
「……もういいお前は黙ってろ」
女の子は、男の子に軽く蹴りを入れると、
小走りで朱鷺宮に向かってきた。
「いえ、ボールを蹴ったのはこっちですから悪いのはこちらです。
本当にすいません」
女の子は頭を下げて謝る。ポニーテールをくくったネコの飾りがひょこひょこ揺れた。
子供達は小学校の高学年くらいだろうか。
132
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 00:00:32
>>131
「スタンド…使い?」
目をまん丸くした。男の子に目線を一瞬向けた
(あの子がそうなのか…?)
少し警戒したが…
(いや、子供だから問題ないか…多分)
はぁ、と溜息をついてお腹を改めて擦った
「いえいえ…
ちゃんと受け止められたらよかったんだけどね。
私もまだまだ甘いわ…」
こっちも軽く頭を下げる。子供相手でもそれなりに丁寧な対応だ。
(やっぱり見えてるのかな…)
軽く男の子の方に自分のスタンドでVサインを送ってみる
133
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/27(金) 00:09:22
>>132
「お怪我は無い……ですよね?
すいません、バカなので許してやってください」
「誰がバカだよ」
「お前だよ」
女の子は低姿勢で謝る。ほんの少し怯えているようにも見える。
男の子はふてくされたような雰囲気だ。
『フォートレス・アンダー・シージ』のブイサインには特に反応した様子がない。
「で、どうなんだよ」
「……」
男の子が比較的小声で話しかけると、女の子は普通に朱鷺宮に聞こえない程度の小声で何か返事をしていた。
134
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 00:13:58
>>133
「え、まあ…
この通り平気平気。」
そう言って冷や汗かきながらポンポン自分のみぞおちを叩く
(さすがに…強がり過ぎかな。)
ちょっとまだ痛いけど、それでも大丈夫と言ってみせる。
「いやー、むしろそれくらい元気な方が…
私は好きだなぁー。」
「…」
ちらりと男の子を見てみたが…見えてる様子は見えない。
(気づかないふり…何てわけでもない…?
…何の話してるんだろ)
何か小言で女の子へと話してるのを見て、不思議そうな顔をする。
135
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/27(金) 00:25:41
>>134
「姉を早死にしそうなタイプとか言っておいて、
お前自身も長生きし無さそうなタイプだよな」
「うるせー」
話がまとまったらしい。
男の子は少し不機嫌そうで、女の子は呆れた様子だ。
「では、ご迷惑おかけしました」
「続きする?」
「しないし、それ以前に足を手当させてくれ」
女の子は近くのベンチに座って、すりむいて血が出た傷口から砂を取り除いている。
136
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 00:30:24
>>135
「…何の話だったんだろ」
涙音も呆れ顔で答える。
「いやいや、大丈夫。
迷惑とかではない。」
そう言って、女の子の様子を心配し始めた
「あーえっと…大丈夫かな?」
心配そうに擦りむいた部分を見つめる
137
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/27(金) 00:44:32
>>136
「あ、はい。大丈夫です」
「立花泣いてたじゃん」
「あれは……単なる肉体的な反応だ」
「つまり痛かったんだろ?」
「うるさいな」
男の子は手を頭に組んで、退屈そうに女の子をいじる。
女の子は大丈夫と言うが、砂をとるのが痛いのか、またも涙目になってきていた。
138
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 00:48:27
>>137
「…何だか見ててこっちまで辛くなってきたよ」
そう思った彼女は、
(…こうスタンド使いっぱなしだとさすがに怒られるかな?
まぁ…人助けだし)
「ちょっとじっとしててね。」
そう言って彼女はスタンドに女の子の身体についた砂を振り払わせる。
「ジーっとしててねー。動いたらもっと痛いよー」
普通の人間よりも丁寧で精密な作業だ。幾分か痛みも治まるかもしれない。
139
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/27(金) 00:54:22
>>138
「……!」
女の子は一瞬びくっとしたが、大人しく動かないでいた。
単に硬直しているだけにも見える。
「おおー、おもしれー」
男の子は砂が勝手にひょいひょい離れていくように見えるであろう風景を
興味深そうに見ている。
140
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 00:55:44
>>139
(…今の反応は?)
女の子のビクッとした反応を見て、不思議そうな顔になる。
「ごめん…痛かった?」
とりあえず探りを入れつつも砂を払わせていく。
141
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 00:56:42
>>140
(追加)
(あっちの子は見えてないっぽいし…
もしかして)
そう思いながらもとりあえず作業を進めていき
「はい!出来上がり」
とりあえず全部砂を払い終えた。
「どうだったかな?
私の腕前は」
142
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/27(金) 01:03:43
>>140-141
「あ、はい……痛く無かったです、ありがとうございます」
「結構血垂れてるな。靴下汚れちまうぞ。洗って来いよ」
「……ああ」
女の子はお礼を言い立ち上がると、水道の方へ歩いていく。
一方、男の子はこそっと朱鷺宮に話しかけてきた。
学習したのか、さきほどとは違い、女の子に聞こえないようなレベルの小声だ。
「お姉さんってやっぱりスタンド使いってやつなのか?」
143
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 01:06:28
>>142
「よし、よく頑張った!
後は…とりあえず消毒だね」
そう言って水道の方へ歩いて行く女の子を見送っていく
「うーん…」
しばらくその様子を眺めていたが…
男の子から小さな声で尋ねられる。
「……君には見えてる?
それとも…誰かから聞いたの?」
さっきまで反応がなかったのが気になるが…
一応聞いてみた。
144
:
灰羽先里『一般人』
:2015/03/27(金) 01:10:36
>>143
「俺は違うけど、うちの姉ちゃんが『スタンド使い』ってやつらしいんだけど。
それってどうやって手に入れるもんなの?」
小声で返してきた。
男の子は身内にスタンド使いがいるらしい。
遠くで女の子が水道を流す音が聞こえる。
145
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 01:14:59
>>144
「はぁ…あなたのお姉さんが…
どんな人?」
ちょっと興味がわいたようで…
逆に聞き返してきた。
「どうやって…か…」
その言葉を聞いて、とたんに真剣な顔になる。
「場合によっては『死んじゃう』らしいけど…
それでも聞きたい?」
その顔は脅しなどではない。
本気でそうだと彼に伝えている。
146
:
灰羽先里『一般人』
:2015/03/27(金) 01:21:10
>>145
「どうって、なんかアホっぽい感じ?
中学二年生なんだけどさ。お姉さんも中学生だよな?」
朱鷺宮の真剣そうな顔でそう言うと、
男の子は遠くの女の子のほうをチラッと見る。
「まじかー。死ぬって、やっぱりそういう系なんだな。
よくやるよな」
147
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 01:23:58
>>146
「中学二年生…
つまりだいたい同い年…かな?
私とおんなじ年かも。」
なんとなく年齢を数えてから答える。
「そういう系だよ。
その姉ちゃんを死ぬほど悲しませるくらいの覚悟がなきゃ無理だよ。きっと。」
彼が、チラリと遠くの女の子を見たのを確認する。
「あの子も…そうなの?」
核心めいたことを尋ねてみる。
148
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/27(金) 01:30:48
>>147
「そこまで覚悟したわりには使い方がなんかショボいっていうか、
くだんねーっていうか、俺が知らないだけかなあ……」
女の子は手が滑ったのか、血がついていたので洗ったのか、
ぐっしょり濡れた靴下を片手に困ったように眉毛を下げながら裸足に靴を履いて
こちらに歩いてくる。
「……これは口止めされてるから秘密だけど、そうだよ。
あいつのは実体化がどうとかで、俺も見せてもらえた」
小声であっさり秘密を漏らしてきた。小学生なんてこんなものか。
「ぐしょ濡れだ。なんかもう遊ぶ気分じゃあ無い……かっちゃんもいないし、今日はもう解散しないか?」
女の子が帰って来たので、男の子はすぐに離れる。
149
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 01:34:03
>>148
「…ま、平和なだけじゃないからね…
悪人なら平気で悪いことに使う。」
そう言って軽く脅しも込めてささやいた。
「実体化…見えてるスタンドってのもあるんだ…
結構興味深いね」
普通の人にも見えるスタンド…
以外に思いながら女の子の方を見た。
「あ、ああ、そうだね。
速くおうちに帰って、ちゃんと治療してもらったほうがいいと思うよ。」
ちょっと慌てた感じになってしまったが、気遣うように答える
150
:
立花『リンネ・ラジオ』『XTC』
:2015/03/27(金) 01:39:56
>>149
「しょうがねーな」
「すまんな。また明日、学校でな。
お姉さんも、色々気遣ってもらってありがとうございました」
女の子は靴をカポカポいわせながら公園を去っていく。
「俺も家でゲームでもするかなー。
じゃあなお姉さん」
男の子もボールを蹴りながら、別れを告げた。
151
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/03/27(金) 01:42:59
>>150
「ん、まぁがんばんなよ二人共。
帰り道また転んだりしないように。」
ちょっと年上風を吹かせながら答える。
「本当に切羽詰まった時…
その時じゃないとダメだよ、スタンドはね。」
聞こえたかは分からないが…
男の子に向けて軽く答える。
「んじゃねー。私も頑張りますカラー」
のんきな感じを見せながら見送っていった。
(…そういえば私って…
割とそういうこと考えてなかったかなぁ)
初めて『刺青屋』に行った時のことを思い起こしながら、
涙音も帰っていった。
152
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/28(土) 01:15:10
「さて…参ったッスね………」
「…まず、自分は 『落とし穴』 を掘った………」
「そして友人を呼んだ……」
「でも、友人達は揃って『ゴメン俺行けねえわ』『お前の事だし落とし穴でもあるんだろ』と伝えてきた……」
「そして……ここに未使用の落とし穴が残った……」
深さ1m弱、広さ50cm強。ヤシの葉と砂でカモフラ済み。
「……参ったッスね……」
どーするべこれ。
153
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/28(土) 22:49:11
>>152
「ほっ、ほっ、ほっ」
ここで一般芋ジャージ女性外人がエントリーだ。
どうやらジョギングしているようだが、彼女がこのままいけば、君にすら関わらず素通りだろう。
掘ったきりで使われないより、誰でもいいからハメたほうが苦労も報われるのではないかな……?
154
:
大田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/28(土) 23:45:48
>>153
彼女をおびき寄せたい。どうしようか。なにかしら手は無いか…?
…思い…付いた…!
「うわぁぁぁああぁあぁあぁぁぁぁ!」
海に向かって走り…
「ぁぁぁああぁぁぁあぁぁッ」
バッ シャァーン
「アアアアアア溺れるゥ────ッ!」
…浅瀬で溺れたフリをする
善意の女性は自分を助けようとして一直線にこちらに向かう。
その途中に落とし穴にドボン。自分は海から上がってそれを煽る。
…完璧な作戦だ…
「たッたッ助けってェ──!」
155
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/28(土) 23:59:18
>>154
なんて完璧な作戦なんだ……咄嗟の判断からその方法が出ることなんて、普通はないだろう。
これは太田垣という後世の天才策士、その才能の一端に過ぎない!
この作戦であれば確実に成功するはずだ!
もっとも、
「むっ」 「なんだあいつ……ほい」
『ビッカァ―――』
ハメようとした相手が『スタンド使い』じゃなかったらの話だがなァーッ!
女性の右手が『謎の紋章』を発現しながら突如『発光』したかと思うと、
君の服が謎の『引力』によって陸に引っ張られる!
そしてッ!この引力の先はァーッ!
『ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ』
156
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/29(日) 00:10:58
>>155
フフフこれこそ完璧な作戦……
「…なッ……何っ!!」
ズル ズル
「ヤメローッ!ヤメローッ!」
「助けないでェェー!」
「この俺を助けるなァーッ!!!」
ズササササァ―――――
ズボッ
「………あっ…」
157
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/29(日) 00:17:05
>>156
「あっ……」
『シュン』
――太田垣は――
ケツからずっぽり落とし穴にハマった……。
『策士策に溺れる』という言葉の体現者となり、永遠に黒歴史がベッドの上で蘇り続けるのだ。
そして出たいと思ってもケツからなので、
―金髪のスポーティな外人女性は考えることをやめた。
哀れみの目を持って優しげな微笑みを太田垣に向け、近づいてくる。
『うんうん、わかってる。お姉さん、わかってるから』。
そう、その目が語りかけてくるのだ……。
158
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/29(日) 00:26:42
>>157
「だッ………」
「誰なんだろうナー」
「こんな所に落とし穴仕掛けた奴はァー……」
落ち着け落ち着け、まだどうにかなる。まだ慌てるような時間じゃない。慌て、あわ、あわわわわ。
「…まったく、ヒドイ奴がいるモンッスね…」
「…そう…思いますよね……?」
…可能な限り、平然とした表情を装い、女性に右手を差し出す。
…しれっと誤魔化すのだ……何事もなかったかのように……
やべえメッチャ脇汗出て来た。服が濡れてなかったら一瞬でバレてたな……。
159
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/29(日) 00:34:04
>>158
「大丈夫、大丈夫だからね」
とても柔和で穏やかな声だ。慈愛の女神というのは、こういうものを言うのかもしれない。
彼女は左手で太田垣の背後を指さしながら、もう一方の手で優しく太田垣の手をにぎる。
「『スコップ』、1つ分しかないけど、手伝ってあげるから。
誰にも言わないであげるから、元気だしてね」
……ヴァイ・シェリフズの2015年で人に優しくした瞬間ランキングにおいて、
この出来事は3月にして堂々の第一位となった。
160
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/29(日) 00:43:43
>>159
「……うううううう………」
「うう、う……違うんです……」
女性の手を借り、穴から抜け出す。
「違うんです……」
ケツに付いた砂を払い落とす……
「ちがっ……違うんです…」
手で砂を掴み、穴に投げ込む…
「違うんです……………」
…憐れまれてなんてない。…そして泣いてなんかいない…
「…違………うっ……ううう……」
「ううううう……」
グスン
「…違うん…です……」
……みっともねー男である。
161
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/29(日) 00:48:10
>>160
「男の子でしょ、泣かない泣かない……」
サスサス
女性はあくまで太田垣の味方である。
涙を流す太田垣を見ても、それをみっともないと思わない。引いたりもしない。
ただ、優しく背中をさするだけだ。彼女の手の暖かさが太田垣の背中に伝わる。
「ほら、スコップつかお?手だと時間かかるから、ね?」
……ていうか幼稚園児レベルの扱いされている。その優しさは残酷であった。
162
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/29(日) 01:04:23
>>161
「…はい゛……」
震える手でスコップを受け取った。穴を埋めよう…
ポロッ
「あっ」
スコップが穴の中に落ちてしまった。
「ううう……うう…」
手を伸ばし、拾おうとして……
ズルッ
「うがァァァァァァァァァァァァァっ」
上半身から穴に落ちた。地面から足が出ている。
『犬神家の一族』で画像検索してみ?ちょうどそんな感じだから。
163
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/29(日) 01:16:58
>>162
「……えぇ……」
『一人逆シンクロナイズドスイミング』を始めた太田垣に、さすがの女性もドン引きする。
不幸に不幸の上塗り……ツヴァイ不幸……。
「ど、どうしようか……」
このまま再度『イエスタ・ベルリング・サーガ』で太田垣を引っ張り上げようとしてもいいのだが、
そうすると今度は太田垣のズボンがスポーンと空中に飛び出して情けない下半身が晒されてしまうことは明白。
「……しかたない」
「せーの!がんばれー!せーの!がんばれー!」
足の方を素直に引っ張ることにした。
なお、女性の踏ん張る際に押し出される砂が君の口に入る。パス精CCC
164
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/29(日) 01:35:10
>>163
うんとこしょ、どっこいしょ。それでもバカは抜けません
「うんがアアアアアアァァっ!!!」
〜15分後〜
抜けた。砂まみれの濡れネズミの少年が出て来た。耳たぶに蟹がぶら下がっている。痛そう。
「ハアーっ」
「ハアーッ ハアーッ ゲホッ ゲホゲホッ」
「おエっエエ」
「……うううう…うう…」
地面に座り込んでまた泣き出してしまったぞ。
丸まった背中が哀愁を誘う。
「……最近…… 何やってもうまくいかなくて
悪い結果が出続けてる訳じゃないんッスよ……でも、入念にやる程『裏目』に出て……」
「ううう……自分はそういうヤツなんス……何やっても中途半端で……自分に返ってくる…」
なんか語りだした。テキトーに相槌うっときゃ黙ると思う。
165
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/29(日) 01:48:33
>>164
砂と海水がその身体を汚し、哀れな姿になった少年。
それに対して親身になってやらない年長者など、誰も尊敬することは出来ないだろう。
太田垣が語り始める。彼の『人生』――
「うん、うん……(九分九厘『因果応報』だろこのガキ)」
彼の隣に座ってやり、優しく背中を撫で続ける女性。
その手が濡れようと砂にまみれようと、やめることはない。
傷ついたものを癒してやれるのは、『優しさ』なのだ。
「大丈夫だよ、そんなことないよ……
(そもそもどんな方法でもイタズラしたら報復されるに決まってんだろアホか)」
彼女は決して太田垣に『目を合わせようとしない』が、その優しさは太田垣に届いているはずだ……。
166
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/29(日) 02:10:15
>>165
ヴァイ女史の心の声のおっしゃる通り、まさしく『因果応報』である。
その辺をサッパリ分かってない所も、太田垣がバカである所以なのだ……
「ウッウッウッ」
「ゴメンナサイ…ゴメンナサイ…」
「ウエーン」
もはや人目を憚ることなく泣き始めた。
ヴァイの優しさとかなんかその辺のアレはいちおう太田垣に届いてるっぽい感じがする。
年上のおねーさんに慰められながら海辺で泣く少年。横では黒衣の『人ではない何か』がスコップで穴を掘っている。
さながら青春映画のワンシーンだ。美しいね。
167
:
ヴァイ『イエスタ・ベルリング・サーガ』
:2015/03/29(日) 02:25:38
>>166
大人の皆様、すみません。子どもはバカではないのです。
失敗を通じて成長していくだけなのです……。
……そしてしばらく経ち、穴も埋められて、陽も傾いて。
「もう大丈夫?」
さすがに泣き止んでいるころだろう。
人は出会い、互いに交差し、そして別れる。
それぞれはそれぞれの世界があり、戻る場所がある。
「立てる?
もう、こんなことはしないようにね?」
こんなイタズラ小僧を相手に、哀れみから友達になったりすれば、数ヶ月後に性懲りもなくイタズラされることは明白だ。
貴様はそのまま渇いてゆけ……。
とは言えないので、無難な方向に事態を収束させ、そそくさと帰る算段だ。
『優しい』と『現実的』は両立する。こと、女性の心理においてはな……。
168
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/03/29(日) 02:51:45
>>167
「…はい……ハイ…ありがとうございまス……」
ゆっくり立ち上がる少年の目には、なんか希望の光とかそういうヤツが灯っているようにも感じる
『更生』したようだ。…とりあえずこの瞬間は。
横で穴をほじくってたた謎のスタンドも、貝とか蟹とかがいっぱい獲って満足げである。食べるのだろうか。
「それじゃあ、ハイ………失礼しました……」
「…砂場で落とし穴はもう止めるッス……」
イタズラ小僧は、夕日を背にして帰って行った……
その後、このアホは『ヴァイとジョギングコース近辺で出会う』事は無かった…
…もしかしたら他の場所でイタズラされたかもしれないが、それは別の話である……
…あと、この3日後に湖畔近辺で『ロープトラップ』を仕掛けた奴がいたとの事だが、それも別の話……
169
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/03(金) 23:28:46
だんだんと暖かくなってきた黄金町。
それでもまだ肌寒い潮風が軽く吹き込んでくる砂浜…
「はぁー…日も長くなってきたなぁ」
冬の時間の終わりももうすぐと、何だか寂しい気分になっていた。
「どこもかしこもピリピリしてる気がする…
今はここでゆっくり落ち着きたいな…」
そう言って軽く砂浜の防波堤の上辺りで海の向こうを眺めている。
170
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/04(土) 23:02:16
>>169
「自殺?」
黄昏れる朱鷺宮の背後から、物騒な内容の声がかかった。
周囲に朱鷺宮の他にはいないので、問いかけている相手は朱鷺宮だろう。
「消波ブロックが折り重なっているところは海流ができていてどんどん下へ下へ引きずり込まれるみたいだから、
自殺する手段としてはけっこう優秀よね」
振り返るなら、そこには君と同じくらいの年代の少女がいる。
笑みを浮かべてはいるが、君に近寄ろうとしていない。
『お先にどうぞ』、と遠慮しているかのようだ。
もしかしたら、同じ学年ということで知っているかもしれない。
真ん中分けの茶色のロングストレートヘアと、人当たりのいい笑顔。
身長も体つきも貧相だが、その性格から彼女の近くでは笑顔が浮かぶ。
君が彼女を知っているなら、そういう人物のはずだ。
171
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/04(土) 23:10:13
>>170
「じっ…?」
突然背後から聞こえた物騒な内容の台詞。
「いきなりなんですか…
私はそんなつもりは…」
いきなりなんだと思って身体をのけぞらせてのぞき込む
「ん…あなたは確か…
嵐ノ宮さんですか?
クラスでしか会いませんからこういう所で会うのは珍しいですね。」
そう言って軽い口調で返事を返す。
彼女とは、友達とまでは行かないまでも
顔を合わせることはよくあった。
(変だなぁ、学校で見かけたときはこんな感じの台詞言ってた…っけ?)
何だか妙な気分になる。
172
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/04(土) 23:26:37
>>171
朱鷺宮の返事を聞き、小首を傾げる嵐ノ宮。
少しの間、波がぶつかって弾ける音だけが響いた後、
「朱鷺宮さんは、よくここに来るの?」
改めて朱鷺宮に質問した。妙な間だったが、会話を継続する気はあるようだ。
無難な話の入り方、とも言えるだろうか。少なくとも、先程よりかはマシのはずだ。
朱鷺宮に自殺する素振りがないと知ったからだろうか、嵐ノ宮は朱鷺宮の横に並び立つように近づいていく。
彼女の足跡を追随するように、一匹の『黒い水鳥』がひょこひょこと歩いている。
『……「コイツも」、じゃあねェーだろうな』
『黒鳥』は濁った汚い口調で独り言を発した。
『スタンド』だ、と朱鷺宮は瞬時に理解するだろう。
173
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/04(土) 23:33:05
>>172
「んー、よく来るわけではありませんが…
まぁ、暖かくなると時々こういう海を見たくなる時がありますから」
穏やかな口調で答える。暖かくなると言ってみたくなる場所。ということなんだろうか
(妙な間を開けてくるな…)
妙に気になったのか、様子を確認しようとすると
「…ん?」
黒い水鳥の姿を確認して、何気なくその鳥のいる場所を見つめる。
「え…あ…」
汚い口調で話し始めたその鳥…
(これ…スタンド…?)
すぐに『スタンド』だと直感した。
だが『視えている』かのように振る舞ってしまった以上…
自分も相手から気づかれる…とも思った。
174
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/04(土) 23:45:40
>>173
『……ハァー。マジかよ』
『黒鳥』を見て反応を見せてしまった朱鷺宮に対して、『黒鳥』はため息をつくのみだった。
攻撃的な素振りを見せるわけでもない。
『そうであると知って、めんどくさいなと思った』――そういう表情だ。
「寒いと海なんか近づきたくないもんね。
私も暖かくなってきてからここに来るようになったし」
嵐ノ宮はなんでもなさそうに話を続ける。
そうして彼女は君の隣に立ち、背筋を伸ばし始めた。
海風が彼女のロングヘアをなびかせる。もう4月だとしても、海独特の風は肌寒さを運んでくる。
175
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/04(土) 23:54:45
>>174
「え、ええ…
冬の海はほんとに冷たいですからね…
夏になったらここももっと人で賑わうと思いますけど…」
時折『黒鳥』を確認しながら返答を返す。
(…あれ、この鳥…
ほんとにこの人のスタンド…?)
なんにも気にせずに会話しているのを見て、
スタンド使いなのか?と逆に疑問が浮かんでくる。
「あの…見えて…ます?」
軽く鳥のいる場所を指さしてみる。
176
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 00:03:49
>>175
朱鷺宮は『黒鳥』を指さし、嵐ノ宮に訊いてみたが、
嵐ノ宮は特別な反応をするわけでもなく、ただ淡々と
「うん」
とだけ返した。
『黒鳥』はめんどくさそうな表情を見せ、再度ため息を吐いた。
やがて『黒鳥』も嵐ノ宮の横に陣取り、『黒鳥』自身の嘴をアスファルトに突き刺したかと思うと、
ぐるりと円を描き出した。アスファルト舗装の突き立てる様子には、アスファルト自身の抵抗は一切見られない。
『水にクチバシ突っ込んで遊んでます』なんて気軽さだ。
177
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 00:09:00
>>176
「ああ…スタンド使いですか…」
スタンド使いであることは驚かないが、
ここまで堂々とスタンドを出していることに、涙音は驚いていた。
「ん…?これは…」
鳥のスタンドが見せるその妙な動作を確認する。
まるで水の中にクチバシを突っ込むかのように抵抗なく、アスファルトにクチバシが潜り込むのだ。
「こういう能力…?」
この動作で、何かわかるだろうか…
もう少しじっくり見てみようかと考える。
(まさかいきなり襲ってくるなんて…
さすがにないよねぇ〜)
178
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 00:22:09
>>177
そうして嘴が円の終端に接すると、その円の大きさの『渦』が発生し始めた。
『渦』自体の力は大きさ相応で弱々しい。
『ぞぞぞ』と音は立てているが、波の音にかき消されてしまっているのが物悲しい。
『あらよっ』
ポーイ
『黒鳥』は再度嘴を突き込み、『渦』の中から『空き缶』を取り出した。
それを嘴を振って空中に飛ばしたかと思うと、
「せいやっ」
嵐ノ宮の見事なローキックによって、『空き缶』が水平線に向かってすっ飛んでいく。
力強いローキックだ。もちろん『空き缶』は大した飛距離も出ずに海面へ墜落するが、嵐ノ宮はスッキリした顔をしている。
再度、『黒鳥』は嘴を『渦』の中へ突き込む……。
179
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 00:26:14
>>178
「…目が回りそうですね…
なるほど…渦巻きを創りだすのが…能力ですか…」
見たままの印象で彼女のスタンドを予想した。
とはいえ、涙音には彼女のスタンドの本質はわかるはずもないが…
「んん?空き缶が…」
渦の中から現れたのは空き缶…そして
「お…すごい勢いでしたね、今の…
でもこれだと…ゴミ投棄みたいですね…」
少し残念そうに空き缶の飛んでいった先を見つめた。
渦の様子からは少しだけ目を離していたが…とりあえずもう一度確認する
(…さすがにじっと見てたら危ないかも…)
少し目が回ったのか、ちょっとだけ目を押さえる
180
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 00:33:48
>>179
「だから?」
『ゴミ投棄』みたいですね、という朱鷺宮に対して、嵐ノ宮は問い返した。
『黒鳥』はまたも『空き缶』を取り出し、それを空中に投げ、それを嵐ノ宮が蹴って飛ばす。
「ゴミ投棄とか、環境問題とか、そういう『道徳の時間』好きなの?」
再度『黒鳥』は嘴を『渦』に突き込み、『空き缶』を取り出し、
『そいっ……あ』
『空き缶』の狙いは逸れ、朱鷺宮へ飛んでくる。
181
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 00:41:03
>>180
「…いえ、別にそんなつもりはありませんよ。
まぁ、私はこれくらい気にしませんし」
そう言って普通に返す。
別にいい子ちゃんというわけではないようだ。
「まぁ、他の人に見られたらそう言われかねないですけどねえ」
ちょっと冗談めかして答えるが
ツルッと
空き缶の狙いがそれて朱鷺宮のもとへ飛んで行く。
「ん?」
どうしたのか…と顔を上げたところで
カコォンッ!
「あぐっ…」
空き缶が鳩尾にスカーンと命中した。
「ふ…う…
とりあえず平気ですよ」
威力が思ったより低かったためか、リカバリーも早かった
182
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 00:52:54
>>181
『ワリーな。
その無駄にデケー胸で弾くくらいできそうだと思ってたがよ』
『黒鳥』は全然悪びれないトーンで朱鷺宮に謝り、
バサバサと羽をはためかせる。
「それ、消波ブロックの中に落とせばいいよ。
外した奴はそうやって捨ててるから」
『黒鳥』の足元から『渦』が消え、それにちょっと遅れて『黒鳥』も立ち消えた。
この『缶蹴り』だけが目的だったのか、嵐ノ宮は気分よさそうに身体を捻って背骨を慣らす。
口調自体もどこか柔らかく聞こえる。
183
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 00:57:01
>>182
「うう…胸とか…
狙いがちょっと下じゃないですかこれ。
まぁ、そういう運命なのかもしれませんが…」
ブツブツ文句を言いながら鳩尾を撫でる。
「そうですか…
たしかにここだとバレにくいですね。」
ふうと、ため息を付いてから、空き缶をポイっと消波ブロックの隙間に落とす。
「にしても、スタンド…
口は悪いですけど能力はなかなかのものでしたね…」
渦の中から空き缶が出てきたこと…
さすがにこのことがどういうことなのかは涙音もわからなかったようである。
184
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 01:17:56
>>183
「『スタンド』なんて、みんなそれぞれ特徴があるもんでしょ」
何を言ってるの、と言う嵐ノ宮。
腰に手を当て、朱鷺宮を見下ろす。
「人種、性別、趣味、嗜好、恋愛、味覚。
そういう『多様性』のひとつだから、口が悪くてもいいの」
「例え友人が『同性愛者』だったとしても、それを汚いだとか変だとか思わず、
しっかり受け止めて友人でいること。『多様性』ってそういうことだから」
朱鷺宮に対して『説教』をする嵐ノ宮。
説いて教える、というのは何も坊さんだけがやることではないが、
彼女の家は寺とか神社とかに縁があると朱鷺宮は聞いたことがあるだろう。
185
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 01:22:43
>>184
「…確かに個性様々ですね」
言うまでもないことだった、と涙音自身も思い返した。
「確かに、色々と思うところがありますね…
友達のどんな部分でも受け止めるというのは一番大事なことでしょうね…」
どこか共感すら感じる嵐ノ宮の言葉。
まるで説法を解くかのような力強さも感じられる。
「…なかなか、あなたの言葉が響くものがあります」
ふと、彼女の家についての噂を思い返した。
神社や寺に縁があるという…この近くの神社かな?
と、軽く思い返した。
186
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 01:39:51
>>185
「学校の『道徳』よりも遥かに有意義でしょ?
アレは見かけだけ『多様性』を認めて固定観念を押し付けてるからね」
ふん、と口元を緩ませる嵐ノ宮。
「だから、自分がどんな運命にあっても卑屈にならずに前を向いて歩くことが大切。
足元を見て転けないように歩いていたって、突然前の方から何かが襲いかかってこないわけじゃない」
こういうものは実体験がなければ伴わないものだが、不思議と嵐ノ宮にはそれがあるように見えるだろう。
彼女はここのところ、学校を少しサボりがちだ。同じクラスなら朱鷺宮もそのことを知っているだろう。
寺などに縁がある、というのは噂話レベルだ。どこのどういうものに縁があるのかはわからないし、
真偽も定かではない。火のないところに煙は立たぬとはいうが、根も葉もないという言葉もあるのだ。
「朱鷺宮さんはそういうところあるから、ちゃんと前向いて歩きなよ」
とても気分が良さそうだ。
187
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 01:45:52
>>186
「うーむ、道徳の授業とかは
なかなかわかりづらいものですしね…」
これまた確かに、と答える。と言うか道徳の授業は嫌いなのかもしれない。
「卑屈にならずに…
たしかに最近は前を向くのがいいなと思えるようになりましたよ
…色々ありましてね」
同意するように答える。彼女の方も『サナトリウム』で5日間入院していた。
そういう話も噂で流れてくるだろう。
「あ、ありがとうございます。
何だか、褒められた…んでしょうかね」
何だか嬉しそうだ。
そうして、噂話レベルのことを思い返していて…ふと、思い出す。
「そう言えば、最近良く学校休むみたいですが…
何かあったんですか?」
彼女も5日間ほど休んでいた時があったのであまり人のことは言えないが…
なんとなく気になったのだろうか。質問してみる
188
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 09:07:51
>>187
「いや、全く褒めてないし。俯きがちに歩いてるところよく見るから、そういうの危ないよってだけ」
彼女から朱鷺宮へはアドバイスをしているだけだ。
最も、彼女の言う「俯きがちに歩いてるところ」というのは、
朱鷺宮の体質のせいでそうなっているところを見られただけなのだろうが……。
「学校を休んだ日は『探偵ごっこ』をしてる。それだけ。
卒業には問題ない範囲でしてるから、心配しなくていいよ」
「ごっこっていっても、身辺調査くらいなもんだけど」
朱鷺宮の質問に淡々と答える嵐ノ宮。
彼女の髪やスカートが海風に煽られてはためき、流される。風が出てきただろうか。
朱鷺宮はともかく、嵐ノ宮にはそれを気にする素振りはないようだ。
189
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 09:50:41
>>188
「…うつむきがちですか…
まぁその…落ち込んでるわけではないんですけどね…
さっきみたいになると心配ということなので…」
ちょっと申し訳無さそうな顔で答える。
先ほどの空き缶が鳩尾にぶつかっていくように
彼女はそういう妙な体質を持っていたのである。
「そうですか。ならば心配ありませんね
しかし…探偵ごっこですか…」
心配ない…のかは分からないがとりあえず理解できた。
(結構探偵…多いのかな?)
なんとなく、探偵が多いなぁと感じる涙音であった。
ちょっと風が出てきたので、涙音の髪の毛も顔の方に若干かかる。
「っと…身辺調査…
誰か調べているということですか?」
プライベートな話だろうなと思いつつも、何気なく聞いてみる。
自分のスカートも翻らないように片手で押さえている。
190
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 23:02:33
>>189
「高校生の人をちょっとね。
朱鷺宮さんには『一切関係ない』から」
にこり、と嵐ノ宮は朱鷺宮へ笑いかけた。
なんてことない、『断絶』の提示だ。
「お前に関係はない」としか言っていないが、その口ぶりには「追求するな」とはっきり意思表示が含められていた。
朱鷺宮には朱鷺宮の事情があるように、彼女にも彼女の事情がある。そういうことだろう。
「いい?悪気なくそういうことを聞いたとしても、不快に思う人はいるの。
プライベートのことを掘り下げようとするのは記者か探偵くらいなもの。
当然、本人にそういったことを聞くべきじゃあない」
くるり、嵐ノ宮は朱鷺宮に背を向ける。
だが、彼女の話は続く。
「私が機嫌悪い時だったら、たぶん今あなた、私から蹴り食らって消波ブロックに落ちてたから」
楽しそうなトーンのこの一言は、先ほどと同じように……クラス内の彼女からは感じたことのない『攻撃性』が含まれていた。
191
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/04/05(日) 23:21:04
>>190
「あー…はい…
わかりました。」
関係ない。まさしくその通りのことである。
それ以上の言及はさすがにまずいと、涙音も感じている。
「完全プライベートな話です…ものね。
嫌な気分にさせてしまってすいません…」
彼女の言葉を聞いて、申し訳ない気持ちが何となく湧いてくる。
彼女の普段とだいぶ違う様子を見ても…怒ってるなと感じるものである。
「蹴りは…喰らいたくないですね。
それ以上聞きません。」
スタンドでガードもできるが…
さすがにそういう理由で出せないとも考える。
(結構怒ってるのかな…
クラスでこんな風になってるの見たこと無いし…)
普段と違う雰囲気を見せているのを見て
内心涙音も不思議に感じているようだ。
192
:
嵐ノ宮 暁利『トワイライト・オペラ』
:2015/04/05(日) 23:53:24
>>191
「別に嫌な気分なんかじゃあないよ。
もしかして、『もしかして怒ってる?』なんて思ってる?」
微かな笑い声が嵐ノ宮から漏れる。
してやったり、なんて言い出しそうな得意げなニュアンスが感じられるだろう。
「朱鷺宮さんって『単純』だよね。
『国語』が苦手なタイプでしょ。作者の気持ち、わかる?」
朱鷺宮へのからかいは続く。
小馬鹿にしたようなことを言いながらも嵐ノ宮は朱鷺宮へ一歩近づき、
髪を梳く――いや、違う。朱鷺宮の頭を優しく撫でている。
「私は最初から、あなたに『説教』をしてるの。
もうちょっと他人のことを考えてみて。例えどんな相手だろうと、その人にはその人の人生がある。
『自分がこれをされたらどう思うか』とか、『こういうこと聞かれたらどう思うか』とか。
最初はちょっとだけでもいい。そうやって少しずつ他人に気配りできるようになろう」
今度はからかいではなく、慈しむような声。
彼女と朱鷺宮に、歳の差はない。自分の感じたことや体験したことを舌先三寸でこねくり回して、
それに対して反論させないように『誘導』している。スキンシップは人を安心させる効果があるためだ。
『私は助言を施しているんですよ』という体をとりながら、実際はからかっている。
朱鷺宮がこれに対してどう思うにせよ、彼女の撫で方は心地良ということには変わりない。
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