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【場】砂浜
100
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/03/01(日) 22:31:17
>>99
「……ありがとう」
そう言って、アウレアはまたウィルの身体に顔をうずめる。
彼女の表情は、見えない。
「それなら…………私は、立ち上がれる」
今の、その言葉が『真実』ならば。
アウレア=グラウコーピデという人間の、『足りない』ピースは。
「全部、『足りた』から」
今この時を以て埋まったも同然なのだから。
「だからウィルも、わたしを信じて」
そして、ウィルがアウレアの秘めたる思いを察していたのであれば……
『逆もまた然りである』というのも、ある種道理ではないだろうか?
つまり、ウィルの考えていることも、
『洗脳』の可能性を考え、最悪の場合は『自死』すら厭わないという決断を、
ある程度アウレアが把握しているということだが――。
「わたしは。この先何が起ころうと、どうなろうと――『今』のウィルの言葉を信じる。
……たとえウィルと戦うことになっても、ウィルを敵に回すことになっても」
そう言って、アウレアは立ち上がる。
その目には、既に迷いなどひとかけらも存在していなかった。
今この時を以て、アウレアの『足りない』ものは全て満たされた。
「必ず、わたしが『勝つ』」
それはつまり――彼女に弱点など一つもなくなったということだ。
「……たまにはアウレアちゃんも、頼れるトコの一つくらい
見せないといけないから……ね!」
手を、差し伸べる。
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