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エリーンちゃんとの愛の妄想を書き込むスレ 2ペロ目

1名無しさん:2014/09/12(金) 18:09:50 ID:qJ/hqs.Q
エリーンペロペロ

794名無しさん:2015/11/18(水) 18:50:55 ID:P5w4XIQI
何がエリーンカフェだよおぐぎぎぎ!!

795名無しさん:2015/11/19(木) 06:46:19 ID:hQ0DtnbI
その想いを文章にぶつけるんだ!!

796名無しさん:2015/11/23(月) 19:32:36 ID:brz8DnaU
裏メニューでエリーンちゃんの唾液入り紅茶とか出る感じのエリーンカフェ。
値段は万単位。

797名無しさん:2015/11/23(月) 22:41:35 ID:P5w4XIQI
なるほど、そういう方向性もあったんだ!おしっ紅茶!うん珈琲!エリーンちゃんのへそごまプリン!おほーーー!!

798名無しさん:2015/11/24(火) 17:12:34 ID:L/MujGCk
清々しいまでの変態(褒め言葉
エリーンカフェとか…力を入れるのはそこじゃないんだよなー

799名無しさん:2015/12/04(金) 18:39:53 ID:P5w4XIQI
書こうか悩んだけど欲望を抑えきれず…エリーンちゃんはぁはぁ…。

800名無しさん:2015/12/04(金) 18:40:26 ID:P5w4XIQI
〜エリーンカフェ上〜

最近オープンしたばかりのエリーンカフェ。メイドに扮したエリーンが接客をしてくれるんだとか。
アルボレアで人気の高い種族であるエリーンがおもてなしをしてくれるという事で評判は上々だ。
何でもカキ氷屋で成功を収めたベラード商団のリリア・エリーンが店の立ち上げに協力しているらしい。
メルムシュモン服を着てオシャレをした俺は髪型を整え、エリーンカフェに行ってみる事にした。

「おかえりなさいデス、ご主人様♪」店の扉を開けると早速可愛いエリーン達がお出迎えをしてくれた。
キツネ、ウサギ、イヌ…様々なエリーンがメイド服を身に纏ってせっせと働いている。可愛過ぎるよ!
みんな整った顔をしていて品があり、それでいてエリーンらしいお茶目な一面も垣間見れる。
これは相当訓練されたエリーンに違いない。リリア・エリーンの手腕によるものだろう。

店内には熱狂的なエリーンマニアのヒューマン達が幸せそうな表情でひとときのカフェタイムを満喫していた。
みんなエリーンに釘付けだ。仕草の一つ一つがいちいち可愛いのだ。それにとてもイイ匂いがする。
料理の匂いではなくエリーンの匂いだ。エリーンが目の前を通ると少し遅れてふわっと漂ってくる匂い。
シャンプーの匂いや年頃の女の子の匂いは勿論の事、しっぽやケモ耳から零れる独特の匂い。
それは何処か懐かしいお日様のような匂い!そこらのJKなどでは味わえないエリーン特有の匂い!スメル!!

メニューも祝祭名物のカキ氷に加え、アルボレアランチ、エリーンちゃんのパフェ、
メイドエリーンとァーィ♪エリーンちゃんのみっくすじゅーちゅ…という意味深なものまである。

アルボレアランチには何故かポポリの顔を模したライスが盛り付けられていたが、これには演出がある。
なんと客の目の前でエリーンがポポリライスにグーパンチをお見舞いするのだ。
エリーンの大きな拳でポポリライスの顔半分は見事に潰れてしまっている。
しかもこの上にエリーンがケチャップでデコレートする。見た目は完全に血まみれのズタボロポポリである。
一連の演出を終えると拍手をするヒューマン達。エリーンの大きな拳で潰されたポポリライスは美味しいらしい。

物は試しでみっくすじゅーちゅとやらを頼んでみる事にした。店は混雑していたが、対応は迅速且つ丁寧だ。
品を運んできたエリーンはなんとバナーに出ていたツインテールのイヌエリーンだった。
聞く所によるとこのカフェでNo.1のメイドエリーンらしい。やはりイヌという事もあって従順なのだろうか。

こちらも演出があり、目の前でエリーンがシェイカーを振ってその場で完成させてくれるらしい。。
シェイカーを振りながら、美味しくなる呪文を客と一緒に唱えるんだとか…。何処となく精霊の気を感じる。

イヌエリーン「行くデスよー!ショォ!」(シャカシャカ) 俺「え、え?…し、しょぉ」(シャ)
イヌエリーン「もっと大きな声出すデス!メェ!」(シャカシャカ) 俺「めぇ(恥」(シャカ)
イヌエリーン「ペー!」(シャカシャカ) 俺「…ぺー」(シャカシャッ) 
イヌエリーン「ルゥ!ヨゥ!ハァ!チャー!モゥ!」(シャカシャカ!!) 俺「るぅ、、よう。はぁ!ちゃあ!もおおおう!!」(カシャカッ!!!)
イヌエリーン「最後にー、ンフッフッフッフ♪」(シャッシャカシャッシャ) 俺「んふっふっふっふ♪」(シャッシャカシャッシャ)
イヌエリーン「ァーィ♪」 俺「ああーーーーい!!!いえーい!ほぉおーーーー!!!↑↑」

イヌエリーン「…完成デス。アルボレアで一番おいしいじゅーちゅが出来たデス!ァーィ♪」

最初は照れがあったものの、精霊の気にあてられたのか、途中から熱が入ってしまった。
他のヒューマン達からも熱い拍手が送られた。これで俺も紳士の一員になれたのだろうか。
呪文の詠唱で喉が渇いたので、みっくすじゅーちゅの入ったグラスを傾けて一気に飲み干す。

…う、うまい。フレッシュでディープで、それでいて何処か懐かしい…。
味もさる事ながら飲み終えた後に香る独特なフレーバー。エリーンのケモ耳やしっぽが鼻をくすぐるような感覚。
これはまさに!エリーンの味!…一体何をミックスしていると言うのだろうか。

801名無しさん:2015/12/09(水) 03:07:47 ID:x872xwnk
ポポリライスワロタw作風に欲望が溢れてるw

802名無しさん:2015/12/11(金) 00:15:58 ID:P5w4XIQI
アプデ後から赤ちゃんみたいなエリーンちゃんの笑い声が単独で聞こえる事があります…。
以前はガヤの中に幾つか紛れていたんだけど今回は単独でェッヘゥァみたいに聞こえる。エリーンちゃん…。

803名無しさん:2015/12/11(金) 13:33:34 ID:ONmU..eU
妖精の安息地でレズ婚をするエリーンちゃんが後を絶たないみたいですよ

804名無しさん:2015/12/11(金) 18:01:07 ID:P5w4XIQI
ユリーンネタは一つ書いたけど今後も出てくる予定で考えていたので、チャペルの実装は驚きました。
次でエリーンカフェネタはおしまいです。

805名無しさん:2015/12/11(金) 18:01:44 ID:P5w4XIQI
〜エリーンカフェ下〜

――気を良くした俺はエリーンちゃんのパフェも注文し、おいしく頂いた。
パフェを口に含んだ瞬間、まるでエリーンの太ももに顔を埋めたかのような、とても幸福な感覚に陥った。

「いってらっしゃいデス、ご主人様♪」十分満足した俺は会計を済まし、店を後にした。
…財布はすっからかんである。正直、、高くね?いや、値段分の価値はあるとは思うが…ぼったk。

などと思っていると、店の裏口辺りからガサガサと音が聞こえた。
ひょっとしたら仕事終わりのエリーンかもしれない。アフターに誘うチャンスだ。

鼻の下を伸ばしつつも店の裏口を覗いてみると、そこにはゴミ箱を漁る貧乏野良エリーンの姿があった。
頬はコケ、肌は浅黒く、ケモ耳が一部欠損している。飲食店の近くではよく見られる光景だが、
さっきまで可愛いエリーンと楽しい時間を過ごしてきた身としては水を差されたようで気分が悪い。

店から出た残飯や生ゴミを汚れた大きな手でむんずと掴み、次から次へと口の中に押し込んでいく。
痩せた太ももにハエが止まっても気にする事はない。今は目の前の食事が最優先のようだ。

はぁ…。嫌なものを見てしまった。俺は深くため息をついた。すると、貧乏野良エリーンがこちらに気づいた。
くぼんだ目をギョロギョロと動かしながらこちらを警戒している。それでいて咀嚼はやめようとしない。
コイツが店内にいる可愛いエリーンと同じ種族だなんて到底思えない。

貧乏野良エリーン「ン゛ンンン!ン゛ーー!!(モグモグ」

口をモグモグさせながら唸り声を上げてこちらを威嚇する貧乏野良エリーン。次の瞬間っ。――
貧乏野良エリーンは近くに落ちていた木の枝を拾ってこちらに向かって走ってきた。

スルリとかわす俺。メルムシュモン服が汚れたらどうするんだ。こっちは何もしてないだろうが。
攻撃をかわされた貧乏野良エリーンは勢い余って地面に突っ伏した。どんくさw

…ん、くんかくんか、、うっぷ!おえええ!くせぇ!コイツはくせぇぜ!!おえええ。
間違いなく貧乏野良エリーンの臭いだ。空気中にこびりつくようなとんでもない悪臭だ。
カフェでの上質なエリーンの残り香をいつまでも噛み締めていたかったのに…。

貧乏野良エリーン「…ングッ...ンガクック...グモッッグ..ン゛ンン!!」(ジタバタジタバタ)

悪臭漂う貧乏野良エリーンが地面に横たわって苦しんでいる。転んで痛かったわけでない。
食べていたものを喉に詰まらせてしまったみたいだ。あれだけ口に含んでおきながら大暴れをすれば当然だろう。
くぼんだ目を見開きギョロギョロさせている。眼球が飛び出そうで気持ちが悪い。
股をおっぴろげてビタンビタンと身体を跳ねさせて悶えている。ノーパンみたいだが、股は汚く真っ黒で色気もない。

いやー、これ以上関わると面倒な事になりそうなので俺はこの辺でお暇させて頂こう。
あーあ、興ざめだ。給料が入ったらまたエリーンカフェに行こう。そうしよう。ァーィ♪

――翌日、貧乏野良エリーンの遺体が路上で発見されたというニュースが飛び込んできた。
死因は窒息死。残飯や生ゴミを喉に詰まらせて死んだという。アイツだわ、あのまま死んだのか…。
ゴミを漁る貧乏野良エリーンなんて何処にでもいるので、ニュースにはならないと思ったんだが。
どうやらこの貧乏野良エリーンは近隣では有名なゴミ漁りの常習犯で、人を襲う事もあったらしい。

近隣住民は貧乏野良エリーンの死に手を叩いて喜んでいるんだとか。
拍手…か。エリーンカフェでの楽しいひとときの事を考えると何だか感慨深いものがある。
人生色々、エリーンも色々だなぁ…またみっくすじゅーちゅ飲みたいお><

おしまい。

806名無しさん:2015/12/12(土) 02:13:45 ID:NA6IQ39.
エレーン(最近、ずっと一緒に遊んでくれてたエルフさんが素っ気ない…何かしちゃったのかな?)

エレーン(今日は、回復が遅いってインサニが漏れたって怒られちゃった…エルフさん、何か嫌なことあったのかなぁ?いつもは怒らないのに)


エレーン(…もう一緒にダンジョンには行けないって言われちゃったなぁ。でも、またいつか仲良くしてくれるよね?きっと疲れてるんだ。
気分転換にヴェリカでお買い物しよっ!)

エレーン(あれ…エルフさんだ!そういえば、強化したいけど粉がないって言ってたなぁ。
ケルサイクいじめてた時の粉、残ってる。…渡したら、喜んでくれるかな?)


エレーン「あの、エルフさんっ!お久しぶりですね〜!」

エルフ「…はぁ」

エレーン「あのあの、これ、粉…使ってくださいっ!いっぱいあるので、おすそ分けです!
それで、あの、装備強くなったら…また、一緒に遊んでほしいんです…」

エルフ「あのねぇ、悪いんだけど…プリーン「エルフさん!お待たせデス!…あれ?そこのエレ()はどなたですかぁ?」

エルフ「…知らない子よ。行きましょう。」

プリーン「そうですよねぇ〜エルフさんがプリーストの劣化と組むわけないですもんねぇ〜♪」



エレーン(そっかぁ…そうだよね。私、プリーンさんみたいなバフも持ってないし、回復だって…)

エレーン(…ひとりぼっちになっちゃった。支援職なのに、支援する人がいないや。)


エレーン(これからは、がんばって回復します。バフも、漏らさずかけるよ。たくさん頑張るから、みんな、嫌な顔しないで…私もIDに連れて行って…エレ×なんて、言わないで。)



ファイター「そこのエレーン、あたしと組んでみない?」


今はファイターの姉御が相方です。
エレちゃんの時代が早くきますように
駄文長文すみませんでした、書いていいのかわからなかったけども

みんなエレちゃんと遊んであげてね!

807名無しさん:2015/12/12(土) 02:30:39 ID:onZ4LxdA
エレーンちゃんはハブらないよ!

だからおじさんの凰騎凱帝の大剣+15にいっぱいヒールしてね^^

808名無しさん:2015/12/12(土) 03:26:41 ID:zSTjVrZQ
エリーンカフェで盛り上げておきながらも安定の鬱展開
健気なエレーンちゃん可愛いよ ファイターさんからDVされなきゃいいけど

ところでオルカマンがエレーンちゃんをいやらしい目で見てるよ

809名無しさん:2015/12/12(土) 17:57:53 ID:P5w4XIQI
いいですね〜。最近、うちのエレーンは霊杖をつかないとろくに歩けなくなりましたよ。
涎垂らしながら「コッ…ゴァ!コッナ!コナー!ゴナァァ!!」って昼夜問わず大きな声を出すので困ってます。
名品粉を渡すと安心したように眠るんですが、ケルサイクが遺した傷痕は大きいです。

ところでカシュバルマンがエレーンちゃんをいやらしい目で見てますよ!

810名無しさん:2015/12/16(水) 19:11:36 ID:P5w4XIQI
エリーンちゃんの骨〜!ボーン!骨エリーン!ほねほねスーツぅぅう!おほーーーー!!

811名無しさん:2015/12/23(水) 18:46:15 ID:P5w4XIQI
新クラスのエリーンちゃんはウサ耳っぽいのにアホ毛がありますね、これは一体!ウサギじゃないのかな?おほーー!
ってことでクリスマスに因んでエリーンちゃんの可愛い戯れネタを投下します。

812名無しさん:2015/12/23(水) 18:47:04 ID:P5w4XIQI
〜エリーンのごっこ遊び 1〜

世間はクリスマスモードですっかり浮かれている。サンタ服やノエル服を着たエリーンがはしゃいでうるさい。
広場では蛍光のほねほねスーツを着たデブーンがお色気ポーズをとっていて気持ちが悪い。
ムチムチを通り越した贅肉だらけの太ももにだらしない三段腹。まるでグラのようだ。

骨のプリントがあるからといって決して痩せたわけじゃない事を自覚して欲しい。
むしろデブーンの贅肉によって骨のプリントが引き伸ばされ、せっかくの蛍光色が薄く見える。
無理矢理着たのか、太ももの内側が早くも破れ始めていた。ちょっと力んだらスーツが弾け飛びそうだ。

少しすると広場の焚き火にもう一匹、ほねほねスーツを着たおでこウサギエリーンが走ってきた。
白い息をハァハァと吐きながら焚き火にあたる。ほっぺたはりんごのように真っ赤になっている。
今ではすっかりほねりーんだが、このウサギエリーンは四六時中2012水着を着ている事で有名だった。
どうやらアバターは粗末な水着しか持っていなかったらしく、どんなに凍える日でも一張羅の水着だった。
だが、今年はほねほねスーツのおかげで幾分マシな冬を過ごせるだろう。ほんの僅かだろうが。

そんなほねりーんを良く思っていない連中がいた。サンタ服とノエル服のエリーンだ。
サンタエリーンとノエルエリーンは日常的にほねりーんの事をいじめていた。
人前で水着のパンツを下ろしたり、そのままどこかに隠したりして辱めていた。
水着だからと真冬でも川に突き落としたりもした。顔を強張らせて寒さに震えるほねりーんがとても愉快だった。

それがどうだ。デザインはどうであれ、今は最先端アバターを身に付けているではないか。
実に面白くない。水着しか持ってない貧乏クソエリーンのクセに。おでこの生え際が後退してきてるクセに。
生意気なほねりーんにはお仕置きが必要だ。サンタエリーンがニヤリとほくそ笑む。悪そうな顔だ。

焚き火にあたるほねりーんを見つけると、突き出たまあるいしっぽをむんずと掴み、強引に引っ張った。
ほねりーんは「ギョォォッ?!」と凄い声をあげる。よっぽど痛かったのかその場に倒れて身動きがとれない。
サンタエリーンは倒れているほねりーんの細いウサ耳を掴むと、薄暗い路地裏へと引きずっていった。

813名無しさん:2015/12/24(木) 02:18:21 ID:MKe/GYOo
ほねりーんがんばれえええ

814名無しさん:2015/12/24(木) 18:35:54 ID:P5w4XIQI
〜エリーンのごっこ遊び 2〜

――路地裏に入るとウサ耳を引っ張って壁際に無理矢理立たせ、大きな手で数回ビンタをかました。
りんごのように赤いほっぺたがますます赤く腫れ上がり、その様子を見てクスクスと笑う二匹の悪いエリーン。

路地裏に連れてきたのはリンチをする為だけではなかった。またもやニヤリとほくそ笑むサンタエリーン。
最近、エリーン達の間で流行っているごっこ遊びの実験台にしてやろうと考えていたのだ。
その遊びというのは"スタンごっこ"と呼ばれている行為で、故意にスタン状態を誘発させて遊ぶというものだ。
スタン状態になると一時的に幻覚を見たり、過去の記憶が蘇ったり、夢を見ているような感覚に陥るらしい。

普段、夢を見ないエリーン達にとってこの行為は手軽にそれらの疑似体験が出来るという事もあり、
話題が話題を呼んでちょっとしたブームになりつつあった。が、同時に問題も起き始めていた。
意識を失ったエリーンがそのまま無防備に倒れ、頭を打ったり口を切ったり前歯を折ったり…。
それだけならまだいい方で、脳に障害が残ったり死亡してしまうケースも多かった。
二匹の悪いエリーンも自ら体験してみたかったが、まずはほねりーんを使って大丈夫か試してみようと思った。

ほねりーんに大きく深呼吸をするように強要するノエルエリーン。サンタエリーンの腰巾着のクセに偉そうだ。
この二匹に詰め寄られてはほねりーんも屈するしかない。いつものようにいじめられるのだ。

ほねりーん「スーハースーハー」 ノエルエリーン「もっとしっかり深呼吸するデス!」ほねりーん「スゥーーハァァースゥーーハァァー」

深く息を吸い込むとほねりーんの胸囲が一回り大きくなる。プリントの肋骨部分も膨張する。
先程のデブーンとは違って華奢な身体にピタッと張り付いたスーツは何処か倒錯的だ。
息を吐き出すとシューッと萎んで元通りのぺたんこ胸に戻っていく。まさに胸式呼吸。

何度か深呼吸を繰り返すとほねりーんは頭がクラクラしてきたらしく、ウサ耳が"┐┌"のように折れ曲がる。
二匹の悪いエリーンはお互いに目を合わせてニヤリと笑う。そろそろ頃合いのようだ。

ノエルエリーン「息を止めるデス!」 ほねりーん「スッ...?!(゚ε゚)」サンタエリーン「せーの!」(ギュゥゥゥゥ)

サンタエリーンの大きな両手がほねりーんの小さな胸を強く圧迫する。驚いて身体を硬直させるほねりーん。
ギュゥゥっと胸を押し込むサンタエリーン。かなり力を入れてるらしく、歯を食いしばっている。
ほねりーんの胸はぺたんこだが柔らかく、肋骨のしなりがよくわかる。

(ゴ…ボギッ) ほねりーん「ッッコハッ!!」 サンタエリーン「フンス!フンス!」 ノエルエリーン「そろそろデス」

胸への圧迫が強すぎて肋骨が折れてしまったようだ。サンタエリーンは胸を押す事に夢中だったが、
ノエルエリーンが合図するとふわっと力を抜き、ほねりーんの胸から手を離した。

すると、ほねりーんは受身も取らずに勢い良く地面に突っ伏し、ガタガタと痙攣し始めた。
顔面を石畳に打ちつけたようで、2本の立派な前歯は見事に折れ、口からも鼻からも大量に出血していた。
生え際が後退し始めたおでこにも深い裂傷が広がっている。何針も縫うレベルの大怪我だ。
それでもほねりーんは痛みに苦しむわけでもなく、うつろな目で身体を痙攣させている。

一体、ほねりーんはどんな夢を見ているのだろうか。幼いあの頃の記憶を走馬灯のように見ているのだろうか。
その様子を黙って見つめる二匹の悪いエリーン。ゴクリと唾を飲み込む。

明らかに常軌を逸した事態。地面には意識を失い血まみれで痙攣を繰り返すほねりーんの姿。
まさかここまでの事が起きようとは。対象がほねりーんとはいえ、流石にやり過ぎてしまったのではないか。
二匹の悪いエリーン達の表情が徐々に険しくなっていく。

815名無しさん:2015/12/24(木) 19:30:38 ID:hjQGqNB6
続きあくしろよ

816名無しさん:2015/12/25(金) 18:57:33 ID:P5w4XIQI
〜エリーンのごっこ遊び END〜

ノエルエリーン「ぉ、ぉぃデス。」(トントン...) ほねりーん「……ァー…」(ガタガタガタガタガタ)

ムートンブーツを履いたノエルエリーンがつま先でほねりーんをつつくが、
小さくうわ言のような声を発しただけで大した反応は見せず、ひたすら痙攣を繰り返している。

サンタエリーン「…ショ…ショォ…。ショォ!ショォォォ!!」(ユサユサユサユサ) ほねりーん「…コッ…コボォ」(ガタガタガクガクガッタンガッタン)

いよいよ本気で不安になってきたサンタエリーンは血相を変えてほねりーんを揺さぶる。
この行為が良くなかったのか、ほねりーんの痙攣はますます大きくなり、口からは血と共に泡まで吹き出した。
相変わらず目はうつろだったが、瞳孔が開き始めていた。とても危険な状態だ。

ノエルエリーン「…に、にg…逃げるデス!」 サンタエリーン「ショォオ?!?!」ほねりーん「……」(ガッタガッタタタタ)

なんと、この場から逃げ出す事を提案するノエルエリーン。悪いエリーンだ。
日頃からいじめのリーダー的存在だったサンタエリーンは想定外の事態に取り乱し、言葉を忘れてしまっている。
いや、想定外ではない。こうなるかもしれないからほねりーんを実験台にしたのではないか。
想定外という便利な理由をつけ、自身の責任から逃げようとしているだけではないのか。

ノエルエリーン「ェ、エリーンちゃんは何も悪くないデデス!やったのはあんたデス!悪いのはあんたデス!」
サンタエリーン「?!ショ、ショォ〜チャ..チャチャーモルゥルゥショォ....メェー....ヘンメヘ....」

責任を押し付けるノエルエリーンと、パニック状態でわけのわからない事を言うサンタエリーン。
普段はオシャレをして、自分より弱いエリーンをいじめて粋がっていても、所詮はエリーン。この程度なのだ。

ノエルエリーン「エリーンちゃんは何も知らないデスから。さよならっデス!」(スタコラサッサー)
サンタエリーン「ヘンメヘ…メェ。。ミ...ミャア...」(...シビッ...シビビチチィィロロロロ...ツツツチロロォ)

とうとう逃げ出すノエルエリーン。救いようのないクソエリーンだ。
置いていかれたサンタエリーンはどうしていいかわからず、恐怖と不安でおしっこを漏らした。
ムチッとした太ももを伝って地面へと流れていくサンタエリーンのおしっこ。
サンタ服は元々スカートが短くておパンツ丸出しなので、お漏らしの事実を隠しようがない。

ほねりーんの血とサンタエリーンのおしっこが混じり、辺りに一層広がっていく。
地面に横たわるほねりーんにサンタエリーンのおしっこがまとわりつくと、痙攣で波が立った。
サンタエリーンは失禁による一時的な快楽に逃避しているようで、涎まで垂らしている。これはもうダメだ。

やがて、血とおしっこ溜まりの海には凪が訪れようとしていた。

ほねりーん「………」(ガクガクッガクッ...ビクビク...ビクンッ...ビクッ...ビッ………)

ほねりーんの痙攣が少しずつ収束していく。何度か小さく波を立て、その後ピタッと静かになった。

……。

罰ゲームで。興味本位で。遊び半分で。軽い気持ちでやってしまうごっこ遊び。
たかがエリーンのごっこ遊びだからといって侮ってはいけない。絶対にやってはいけない。

絶対にやってはいけない。

おしまい。

817名無しさん:2015/12/25(金) 18:58:17 ID:P5w4XIQI
クリスマスに続きを希望してくれるなんてありがたい限りです。
これでごっこ遊びネタはおしまいです。

818名無しさん:2015/12/26(土) 01:59:48 ID:R.dY/4Ho
ほねりーんてw失神ゲームはガチで危ないよ
ノエルエリーンは捕まえて個人的に胸を圧迫させてもらいますね

819名無しさん:2015/12/27(日) 17:37:47 ID:P5w4XIQI
エリーンちゃんはスタンごっこよりも復活したケルに夢中らしく「コナ!ゴナァッ!!」と奇声を発してケルを虐殺してます。
クリスマスは終わったけど、もう一つネタを書いたので投下します。

820名無しさん:2015/12/27(日) 17:39:32 ID:P5w4XIQI
〜続・干し芋クリスマス 上〜

未就学エリーンが暮らす貧乏集落にも冬が訪れ、今年も寒さに凍える日々を送っていた。
集落に住む何匹かの未就学エリーンは売りに出されたり、病死などで数が減った。
それでもキツネエリーンとイヌエリーンはしぶとく生き続け、無事にクリスマスを迎える事となった。
新聞紙を敷き詰めたダンボール箱の中で二匹は身を寄せ合い、ボロい毛布に包まって過ごしていた。

(ガッガラダッ)立て付けの悪い引き戸が開く。主人の帰宅だ。主人はあばら家の中に入ると深く息を吐いた。
家の中でも息が白く濁る。二匹は主人が帰宅してもダンボール箱から出ようとはしない。寒いのだ。

主人は古びた鞄から一つの小包を取り出すと、ダンボール箱の中で震える二匹に渡した。これはっ―
遂に来た!クリスマスプレゼントだ。我が家にもとうとうクリスマスがやってきたのだ。
喜びに打ち震えるキツネエリーンと、クリスマスが何なのかわからず、ただ寒さに震えるだけのイヌエリーン。

小包を乱暴に破こうとするが手が悴んでうまく動かず、痺れを切らしたキツネエリーンは小包に噛み付いた。
黄ばんだ前歯を剥き出しにして小包を噛み千切るキツネエリーン。鬼の形相だ。
主人は行儀の悪さを注意するが、まるで聞く耳を持たない。一年経っても相変わらずの性格だ。

破いた小包の中に入っていたのはパンダポポリのぬいぐるみだった。複雑な表情を浮かべるキツネエリーン。
ケーキなどのご馳走が入っているとでも思ったのだろうか。それにぬいぐるみは一つしかない。
主人は二人で仲良く遊ぶように言うと干した芋と柿を取りに軒先に出て行った。今年も干し芋クリスマスだ。

イヌエリーンは何故プレゼントが貰えたのか理解していなかったが、ぬいぐるみにはまんざらでもないようで、
寒さを忘れてダンボール箱から飛び出し、ぬいぐるみを抱っこしたり、手足を動かしたりして遊び始めた。

イヌエリーン「ポー..ポー!」「ミャァメェヨーゥ!」「ポー!ポー!」「キャハハハッ^^」 キツネエリーン「……。」

ぬいぐるみを動かしつつ声を当てておままごとをするイヌエリーン。とても可愛い。
今まではその辺に落ちてる石ころくらいしか遊ぶ物がなかったので、楽しくて仕方ないようだ。

(バッ!)―おままごとをするイヌエリーンからぬいぐるみを奪い取るキツネエリーン。

キツネエリーン「ンン!」(ダンッ)「ン゛!」(ドァン!)「ギョー!フンメ!!」(ブンブン!ベタンベタン)「ギィー!ギィー!」(ブギギィィ)

奪い取ったぬいぐるみを殴ったり床に叩きつけたり振り回したり水虫の足で踏みつけて痛め付けるキツネエリーン。
一体何が気に入らなかったというのだろうか。せっかくのプレゼントに対して酷い行いだ。

イヌエリーン「ペー(やめて」 キツネエリーン「メェ!(や!」 イヌエリーン「ペー(やめて」

イヌエリーンの制止の言葉は届かず、キツネエリーンは眉間に皺を寄せてこれでもかとぬいぐるみを痛め続ける。
今年もご馳走はなく、干し芋で貧乏で寒くて…やっと貰えたプレゼントはポポリぬいぐるみが一つ。
キツネエリーンのストレスの矛先はぬいぐるみに集中していた。当たれるものがそれしかなかった。
ぬいぐるみは早くも綿が潰れて偏りだし、ノクタニウムパンチを食らったクソパンダポポリのようになっている。

キツネエリーン「ンググィィ!ィーギィ!!」(ブチチッ...ビチッチチチ) イヌエリーン「ペ!ペーー!!」

まるで干し芋を噛み千切るようにぬいぐるみの頭に噛み付くキツネエリーン。首の縫合部がほつれ始める。
慌てたイヌエリーンがキツネエリーンを取り押さえようとするが、興奮したキツネエリーンを止められない。

821名無しさん:2015/12/28(月) 08:33:07 ID:LWoR8AaQ
続きあくしろよ

822名無しさん:2015/12/28(月) 16:37:58 ID:P5w4XIQI
〜続・干し芋クリスマス 下〜

イヌエリーン「ペー!」 キツネエリーン「チャーモ!!ンギョォ!!」(ダンッ) イヌエリーン「ォオワッ!!」(ズンッ!!ドガァタッテテ!)

しつこく迫るイヌエリーンに苛つき、思わず突き飛ばしてしまうキツネエリーン。
突き飛ばされてバランスを崩したイヌエリーンは食卓の角に頭をぶつけて倒れてしまった。凄い衝撃音だ。

その音にふと、我に返るキツネエリーン。手元には首から綿がはみ出たボロボロのぬいぐるみ。
食卓の傍には手足をピーンと突っ張ったまま横たわるイヌエリーンの姿があった。
出血はしていないようだが、ぼんやりと目を開けたままガタガタと痙攣している。脳に響いたみたいだ。

…やってしまった。自分はとんでもない事をしてしまった。過ちを自覚するキツネエリーン。
だが、どうすればいいかわからない。そもそも何がどうしてこうなったのかわからない。

キツネエリーン「…ェ..エゥエッ...ンチィ...ゥァアァァァン!ァア゛アゥン!ァン゙アァァ!ギョァァアン!!。・゚゚・o(>Д<)o・゚゚・。」

泣くしかなかった。ただ、その場に立ち尽くし大声で泣き喚く事しか出来なかった。
特徴的なアホ毛は萎れ、ケモ耳は垂れ下がり、乾燥でひび割れた頬を潤すように涙が流れた。

直後、異変に気づいた主人が息を切らして戻ってきた。白い息が短い間隔で吐き出されては消える。
主人は手に持っていた干し芋と干し柿を放り投げ、イヌエリーンに駆け寄った。
幸い、イヌエリーンはすぐに意識を取り戻し、後頭部に大きなたんこぶが出来たくらいで済んだ。

主人は泣き喚くキツネエリーンに一度平手打ちをした。ぴたっと泣き止むキツネエリーン。
"怒られる"、キツネエリーンはそう思った。だが、主人は何も言わなかった。
何も言わず、キツネエリーンをぎゅっと抱きしめた。とてもあたたかかった。

…その日の夕食はいつもより干し芋の枚数が多かった。干し柿も甘かった。おいしかった。
夕食を済ませるとイヌエリーンはダンボール箱に入り、すぐに眠った。大事をとっての事だろう。
キツネエリーンも同じダンボール箱に入ったが、襖一枚隔てた向こうにいる主人の事が気になって仕方がなかった。
だが、睡魔は次第にキツネエリーンをまどろみの世界へと誘い、次に目を開けた時には違う朝が訪れていた。

――今朝は一段と冷え込みが厳しい。イヌエリーンはしっぽを抱えるように身体を丸めて眠っている。
普段ならキツネエリーンよりも早起きして、外でおしっこをするのが日課なのだが。
ダンボール箱の脇には、歪ながらも愛嬌のある表情になったポポリぬいぐるみが置かれていた。
主人が夜なべして直したのだろう。途中で糸が足りなくなったのか、縫い目が粗くなっている。

キツネエリーンは上半身を起こすと、修繕されたぬいぐるみに気づきハッとした。
思わずぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。主人の匂いとぬくもりを感じた。

キツネエリーンが欲しかったものはケーキやプレゼントではなかった事にようやく気づいた。
一番欲しかったものはいつだってすぐ傍にあったのだ。そっと胸に手を当てるキツネエリーン。
冬の朝はこんなに寒いのに、心はポカポカしている。萎びたアホ毛に元気が戻っていく。

"イヌエリーンが起きたらごめんなさいしよう。そして、ご主人様にありがとうと言おう。"

キツネエリーンの心が育っていく。

823名無しさん:2015/12/29(火) 05:31:03 ID:e3FpqaQY
( ;ω;)イイハナシダナー
続きサンクス

824名無しさん:2015/12/29(火) 13:32:07 ID:ZWhHoZ.s
もういくつ寝るとお年玉セビリーンの季節ですね

825名無しさん:2015/12/29(火) 17:04:49 ID:P5w4XIQI
〜続・干し芋クリスマス エピローグ〜

ダンボール箱から飛び出たキツネエリーンは朝食を作る主人の元に駆け寄った。
モジモジしながら主人の方をチラチラと見るキツネエリーン。中々言い出せないようだ。
それでも主人は急かす事もなく腰を落とし、キツネエリーンと同じ目線で向かい合った。

キツネエリーン「……ァ、ァー…ァーィガォ..ァーィガトォ!//」

主人はとても嬉しそうに微笑み、キツネエリーンの頭を撫で、ぎゅっと抱きしめた。
キツネエリーンも嬉しかった。言えた。ちゃんと感謝の気持ちを言えた。心がポカポカする。
学校には行きたくないし、勉強も大嫌いだから敢えて避けてきた"言葉"というコミュニケーション。
それでも主人は日頃から基本会話をしつこく教えようとしてきた。今ようやく意味がわかった。

イヌエリーン「…ァーペー」

いつの間にか目を覚ましたイヌエリーンがこちらを見ている。キツネエリーンの胸が再びドキドキし始める。
キツネエリーンの背中を押す主人。今度はイヌエリーンと向き合う番だ。

キツネエリーン「…ミャァショォルゥル…ゥィゥィウィ」何かを言いかけて首を振るキツネエリーン。これでは意味がない。
これからの為に、これからの言葉でちゃんと言わなければいけないのだ。

キツネエリーン「…ゴェ,,ゴンメ...ミャァ...ゴメンェ!....ゴメンァ…サィ...ゴメンァサィ!!」
イヌエリーン「……?...ンー?....ペ……ァーィ♪ァーィァーィ♪」(ギュッ)

必死に言葉を紡ぎ、昨日の事を謝罪するキツネエリーン。
それに対して首を傾げつつも何とか意味を理解したイヌエリーンはァーィと元気良く答えると、
キツネエリーンにぎゅっと抱きついた。先程のキツネエリーンと主人の様子を見ていたのだろう。

キツネエリーンは勿論、イヌエリーンも嬉しかった。難しい事はわからないけど、嬉しかったのだ。
そんな二匹の様子を幸せそうな表情で眺める主人。今この瞬間、ようやく家族になれたと思った。

主人は心から誓った。これからもこの子達を守っていこうと。生活は苦しいけどがんばろうと。
さぁ、朝食にしよう。あたたかいスープを一緒に飲もう。ここからまた始めよう。
もっと働いて来年はケーキを買って、プレゼントも二つ用意して…悲しい思いをさせないように。
…その前にお年玉の準備もしておかないと。。

キツネエリーンは思った。自分勝手はもうやめようと。
守られるだけではなく、大好きなご主人様を支えられるような存在になろうと。まずはお勉強だ!
イヌエリーンと一緒ならきっと出来る。これからは仲良く生きていこうと。

イヌエリーンはみんなと一緒に暮らせるのならそれで良かった。貧乏でも干し芋でも良かった。
キツネエリーンの事もご主人様の事も大好きだった。


――イヌエリーンが亡くなったのは年明け早々の事だった。

完。

826名無しさん:2015/12/29(火) 17:18:34 ID:P5w4XIQI
これで年内のネタ投下は最後です。未就学エリーンのこの二匹が出てくるネタもこれでおしまいになります。
今年もこんな妄想に付き合ってくれてありがとうございました。またしばらく潜伏しようと思います。

お年玉セビリーンも可愛くていいですね。毎年15万金くらい貰える富豪エリーンと2金程度の一般家庭エリーン。
初詣にやってきたエリーン達はお年玉の金額を自慢し合い、ドヤ顔で一般家庭エリーンを見下す富豪エリーン。
たまりませんね。来年はエリーンちゃんの新クラスもあるみたいだし、妄想が捗りますね。

827名無しさん:2015/12/29(火) 20:02:23 ID:hQ0DtnbI
うわぁぁあ何故死んだぁああ!!
頭打ったから!?
これはないよぉお(´;ω;`)ブワッ

828名無しさん:2015/12/30(水) 04:12:21 ID:Q8LC3hKw
( ;ω;)イイハナシダナーと思ってたら最後死なせる鬼畜や

829名無しさん:2015/12/31(木) 02:32:17 ID:ORnziyfI
この二人のシリーズ好きだったのに…年末に鬼畜すぎる展開
頭打ったからだね すぐ寝たり起きなかったりしてるし
とりま今年も乙!楽しませてもらった できたら続きが欲しいかな

830名無しさん:2016/01/07(木) 19:21:39 ID:P5w4XIQI
ああけおめーーあああニンジャリーンちゃんおほおおおお!!!アホ毛おさげウサ耳おほおおおお!
ニンニンデス!シュッシュッシュデス!絶対かわいいいいあああ!すいとんの術で溺死!どとんの術で埋葬!

まさか自分もイヌエリーンが死んでしまうとは思ってなかったです。妄想が物語に引っ張られたって感じがしてます。
イヌエリーンの死後の妄想も浮かんでますけど、ひとまずこの二匹のシリーズはこれで完結です。自分もこの二匹が好きでした。

831名無しさん:2016/01/07(木) 19:51:15 ID:tgvL3vYo
(´・ω・`)自分で何言ってんねん
(´・ω・`)キャラが歩き出したってやつかな

832名無しさん:2016/01/07(木) 20:54:18 ID:IhX6R.lQ
忍者ヲリーンと忍者リパーンの立場が危うい

833名無しさん:2016/01/08(金) 01:56:04 ID:T4lwk5D.
ファイター実装でヤリーンが路頭に迷い、今度はヲリーンの番かな
ポニテ猫エリーン可愛過ぎでしょ
新しい髪型は全職で使えるんだよね?リパーンの時みたいに

834名無しさん:2016/01/14(木) 19:53:02 ID:P5w4XIQI
格闘服の裾がボロボロ!もっといろんな所がボロボロだったら!貧乏野良エリーンになったのに!布一枚羽織っただけのびんぼりーんおほーー!!

835名無しさん:2016/01/15(金) 14:26:50 ID:uPc3Phug
格闘服をご主人様に貰ったのか調子に乗ったエリーンが勝負デスとか言ってきたのでボコボコにした
鼻血ダラダラ流しながらゴベンダザイとかユルジデ...ユルジデ...とか煩いから服をビリビリに破いて黎明の島に放り出しといた

836名無しさん:2016/01/15(金) 17:28:26 ID:P5w4XIQI
おほー!それ最高です。ドヤ顔で勝負を挑んできたもののサンドバッグ状態になって命乞い。
ゲーム内でまだ格闘エリーンを見た事がないんですが、妄想が掻きたちますね。みんな島流しにされたのでしょうか。

837名無しさん:2016/01/16(土) 00:57:47 ID:J.Nc5B6U
>>835氏の書き込みに触発されて我慢出来なくなったので一つ書きました。
クソポポリが着てるのは見たんですが、エリーンちゃんの格闘服姿が中々拝めません。おパンツが見たいのに…。

838名無しさん:2016/01/16(土) 00:58:36 ID:J.Nc5B6U
〜格闘エリーンの顛末〜

ファイターの登場はアルボレア中を震撼させた。こんなに強いヒュマ♀が存在していたとは…。
盾も火力もこなせる万能なファイターはPvEでもPvPでも歓迎された。
それを見ていたヤリーンはシャウトしてパンツを見せ付けるが誰にも相手にされず、盾を地面に叩き付けた。

マイペースなヲリーンは戦闘態勢のままゆらゆらと揺れたり、「ハ!ホ!ヘ!ヤ!ヘ!」とガードを連打して遊んでいる。
シノビーンが登場したらヲリーンものんびりしていられないだろう。

そんな中、ファイターの強さに憧れたエリーンが格闘服を着て修行()していた。
見様見真似で「シュッ!シュッシュ!チッ!ゥン!チッ!ハッ!」と変な声を上げて拳を突き出している。
アルカイの卵を生で飲み込んだり、何故か突然「ェィドリアーィ♪」と叫んだりしている。
大した覚悟もなく、ファッション感覚でこの様にふざけた事をしてしまうのがエリーンなのだ。

修行を終えた格闘エリーンは、額の汗を拭うとニヤリとほくそ笑んだ。どうやら強くなったと勘違いしているようだ。
思い込みの力というのは行動を大胆にさせる。自身を信じて疑わないからだ。

格闘服が実装されてからはこのようなアホエリーンが増加しているらしく、問題も起き始めていた。
気が大きくなった格闘エリーンが至る所で喧嘩を売っているのだ。
片方だけ口角を上げ、人を見下したような表情で「勝負デス」などと言って相手を挑発するんだとか。

だが、所詮はエリーンのおままごと。大半の格闘エリーンはそのまま返り討ちにされた。
鼻血を流しながら土下座し、命乞いをするというのだから傑作だ。
額を地面に擦り付けて許しを請うが、世の中そんなに甘くない。先に喧嘩を売ったのは格闘エリーンなのだ。
ズタボロの格闘エリーンは自慢の格闘服すらビリビリに破かれ、島流しにされたそうだ。

今回の格闘エリーンも案の定返り討ちにされた。既に身包みは剥がされ、素っ裸になっている。
細い腕に薄い上半身。プニプニのお尻、太もも…修行が聞いて呆れる。ただのクソエリーンだ。

ただでさえ大きな顔は倍近く腫れ上がっている。瞼には大きな青タンが出来ており、鼻もへし折れている。
顎が外れ、ポカーンと口を開けたままダラダラと血を流している。前歯も数本やられているようだ。
マウスピースもヘッドギアも付けていなかったので、ご覧の有様だ。

「ゴェ...ゴーェァィ..ェッエッ..ゴェゴォ...ァィ...ァゥェヘ..ェゲヘ..ェェァェ..ァゥァェ..ヒッイ!..ゴォェ」
必死に命乞いをするが、顎が外れている為にうまく喋る事が出来ず、大きな手を合わせて許しを請う。
素っ裸でじゃがいものような顔のエリーンが手を合わせて泣きながら命乞いをしている。無様にも程がある。
何が格闘エリーンだ。この無様さにもまた腹が立ってくるというものだ。

その後、格闘エリーンはしっぽをギュッと掴まれて気絶した。実に容易い。
大人しくなった格闘エリーンはそのまま引きずられて何処かへ消えていった。
恐らく、この格闘エリーンも島流しにされるのだろう。害を成すクソエリーンはこうして処分されるのだ。

最近、某島には強いモンスターが生息するようになったという。
腕に自信のある冒険者ならば、そのような場所に行っても活躍出来るだろうが、格闘エリーンはド素人だ。
モンスターに踏み潰されるか、おもちゃにされるか、おやつにされるか…いずれにせよ死が待っている。

そして、わざわざその様子を見る為に島を訪れるマニアもいるらしい。
素っ裸でキズだらけのエリーンが、モンスターに追い掛け回されて死んでいく様がたまらなく愉快なんだとか。
過疎が懸念されるアルボレアだが、エリーンがいる限り、まだまだ楽しみは尽きそうにない。

おしまい。

839名無しさん:2016/01/16(土) 01:30:37 ID:tONA0sgE
(´・ω・`)そのマニアって君じゃないの

840名無しさん:2016/01/26(火) 22:23:51 ID:J.Nc5B6U
ニンニーンちゃん可愛いよおおほーーー!

841名無しさん:2016/03/09(水) 15:30:24 ID:JSybVeDU
わあああ!!待機中にァーィ...ンーフ,ンー...とかンッ!とか言う!バカみたい!かわいすぎる!死んだ!

842名無しさん:2016/03/09(水) 23:00:32 ID:JSybVeDU
〜エリーンレポート「くノ一見参」〜

とあるエリーン研究所でバイトを始めた。友人からはエリーンに深入りするのはやめておけとも言われたが。
バイトの面接ではやたらと身辺の事を訊かれて驚いたが、時給の高さに惹かれて早速初仕事となった。

ヴェリカの広場で待つ事数分…そろそろか。「ンッ!」「ァーィ...ンーフ.ンーッ」「ホッ!ヨッ!」「ウンッ!チッ!ハァー!」
声の正体が物凄い勢いでこちらへと近づいてくる。そう、今日はくノ一の実装日だ。
俺はくノ一なる存在を調査する為に派遣されたというわけだ。

そうこうしてる内に広場は例のくノ一によって埋め尽くされようとしていた。
わー、これは凄い。シノビーンだかクノリーンだか知らないが、とんでもない数のエリーンが広場に押し寄せる。
しかも、多くのエリーンが同じ髪型、同じような顔をしている。なんという量産型クノリーン。

急いでるのか、ペガサスやら馬やら鳥やらにまたがって狭い通路を全速力で駆け抜けていく。
中には騎乗ペットがメールで届いてる事に気付いていないのか、テッテッテと走ってるクノリーンもいた。
そんな鈍臭いクノリーンは言うまでもなく、馬やら鳥やらにはねられ、引きずられていく。

試しに焚き火を置くとわらわらとクノリーンが寄ってきた。街灯に群がる虫のようだ。
エリーン特有の乳臭さと獣臭さが入り混じった独特の臭いが漂ってくる。正直、クサい。

みんな同じ顔かと思ったら、よく見るととんでもないブスーンも混じっているじゃないか。
最新の髪型をしてるくせに顔が酷い。眼球が飛び出そうなくらい目が大きかったり、逆に糸目だったり、
出っ歯だったり、顎がしゃくれてたり、エラ張ってたり、豚みたいな鼻で泣きべそかいてるクノブスーンもいた。

そんなクノブスーンが一丁前に「ンッ!」とか「ァーィ..ンーフ.ンーッ//」とか言って媚びた真似をしてくる。
こちらに向かってピースなんかしてきやがる。かーっ、笑顔がキモい。主に歯茎がむき出しでキモい。
自意識過剰にも程がある。エリーンに深入りするなっていうのはこういう事か。実に腹が立つ。

なんだよ、クノイチーンだかニニーンだか知らないが、ただのウザいクソガキじゃないか。
わらわらと湧いてきやがって。こいつら忍ぶ気ゼロじゃないかよ。自己アピールが過ぎるぞ。
それにクノリーンは技名を叫ぶってきいてたから、利口で話のわかる奴かと思ってたのに、何がンッ!だよ。
やっぱりお金をかけて一から教育してやらないと利口で可愛いクノリーンには育たないという事か。

…ん?何か臭い。乳臭さでも獣臭さでもない。こ、これは…うんこの臭いだ!!
な、なんと!広場のど真ん中で堂々とうんこをしてるクノリーンがいた!こいつはくノ一ならぬ、くソ一だ!

突っ立ったまま目を見開き、前歯で下唇を噛んで思い切り力むクソイチーン。何がウンッ!チッ!だよ!そのものだよ!
急いでヴェリカまで来たもんだから、トイレに行く暇がなかったんだろう。だからってこんな所でするなよ!
片方だけぺろっと折れ曲がったウサ耳をワナワナと震わせ、サイコロ状のうんこをポテポテと排泄している。

うんこを出し終えるとホッとしたのか、今度はおしっこまでその場で垂れ流し始めた。
表情が緩んでいく様をまじまじと見つめる俺。流石にドン引きだ。
すると、そんな俺に気付いたのか、ウサ耳クソイチーンは俺に向かって「ンッ!」とピースしてきやがった。

このクソガキ!バイトだからって俺をナメてるんだろ!!一発引っ叩いてやる!…って、おわああ!!
ウサ耳クソイチーンに助長されたのか、気付けば焚き火の周りでも用を足し始めるクソイチーンが!
しかも、クソイチーンとは関係ないアホ面のヲリーンまでパンツを脱いで力み始めた。

もうこんな所にはいられない!くソ一なんて文字通り糞喰らえだ!あばよ!!

おしまい。

843名無しさん:2016/03/10(木) 12:16:10 ID:3n2UVcFw
汚い

844名無しさん:2016/03/10(木) 16:09:31 ID:GoK0i3NA
草生える
ほんとプリセットの奴そのままのくのいち居るわ

845名無しさん:2016/03/18(金) 02:40:15 ID:JSybVeDU
〜エリーンレポート「続・くノ一見参」〜

前回、バイトを途中で放り出した俺だが、今日もまたヴェリカでくソ一…くノ一の観察を行っている。
クビを覚悟で研究所に戻り、所員にあの日の事を洗いざらい話したわけだが、
所員は俺の報告に大変満足したようで、"次回も頼む"と肩まで叩かれてしまった。

しかし、ヴェリカにも空っ風が吹くようになってしまったか。寒くて仕方がない。
焚き火を置いてくノ一を観察しているが、これがまた酷い。とにかくうるさいのだ。

「ン!」「ンッ」「ァーィ..ンーフ,ンーッ//」「ンッ」「ァーィ..ンーフ,ンーッ//」「ン!」「ンッ」「ンッ」「ァーィ..ンーフ,ンーッ//」「ンッ!」

Ahhhhh!!うるさいうるさい!本当にうるさい!媚びへつらいやがって!本当に忍ぶ気ゼロなのな!お前ら!
お前ら9時間ずっとそうしてるつもりなのか?チャクラ玉が欲しいか?エレーン捕まえてイクラぶつけさせるか。
たまに「アッチデス!」とか教育済みのくノ一の声も聞こえてくるが、そんな事はどうでもいい!!

鼻にかかった声でンッ!とピースサイン!エリーンちゃん自慢のスマイルが炸裂ってか?アホか。
おにんにんだかエニーンだか知らないけどさ。バカの一つ覚えにも程があるってもんだ。
かと思ったら、顔を伏せて照れる素振りまでしてさ。途中でチラチラとこっちを見てるのも知ってるんだよ!
何がァーィンーフンーだよ。そうすれば可愛いって言って貰えるとでも思ってるのか?クソイチーンめ。

しかも可愛くないし。新しいメイクをしたけど、元々の顔がブスで結果的に酷い事になってるブスーンが多い。
とか思ってたら、焚き火の周りにおかめみたいな顔したクノブスーンがやってきた。
ちょこんと座ると、キティちゃんのリュックをこちらに見せ付けてニチャァと微笑んだ。キモすぎる。
くノ一服にリュックだけキティってのもなんかな…ボックスから出て嬉しかったんだろうけど。

リュックからメリサの愛情弁当を取り出すと「ニンニン」と呟き、九字を結ぶ。デカい手だな…。
パカッと蓋を開けると、中に入っていたのはパンプキンマフィンだった。
「チッ...」こいつ今舌打ちしたぞ!どうやらカボチャが好きではないようだな。贅沢者め。
クノブスーンはしかめっ面で立ち上がり、リュックを背負うと、マフィンを焚き火にくべて去っていった。

こいつ!!バイト生活の俺をナメてんのか!一発引っ叩いてやる!と思ったら、
焚き火からマフィンのイイ香りが…。うっ!……クソ!!…あちっ、あちちち…ほっ、よっ!っと。
…俺は焚き火に手を突っ込んでマフィンを回収した。多少焦げているが、むしろこの方がうまい。

モグモグ…うまい。俺はクノブスーンが捨てたマフィンを乞食してしまった。酷い自己嫌悪に陥る。
すると、身なりの汚いウサギエリーンがこちらに近づき、食べかけのマフィンを指差してきた。指が長い。
貧乏野良エリーンだ。くノ一の登場で影が薄くなっていたが、こんなエリーンもいるんだっけな。

臭いな…さっきまではマフィンのイイ香りが鼻をくすぐっていたというのに…。貧乏野良エリーン臭過ぎ。
流行のおさげウサギエリーンではなく、おでこウサギエリーンだが、おでこが広いというよりハゲている。
髪はベタベタで、残り少ない髪がおでこにベッタリとはり付き、まるで海岸にうちあげられたワカメのようだ。

こういう手合いには関わらない方がマシだ。俺はマフィンを地面に置き、焚き火から離れた。
野良に施しをしたと思われると、更に別の野良が湧いたり、あれこれ要求されたり、何かと面倒だからだ。
それに元々はクノブスーンが捨てていったマフィンだ。エリーンから始まり、エリーンに還るのだ。(意味不明

「ンッン!ン」「ン」「ン!」「ァーィ..ンーフ」「ン!」「ンーフ..ンー//」「ンッ」「ン!」「ソ!」「ァーィ..ンーフ.ンー//」「ン!ン!ン!」

って、うるせええええ!!やっぱりもうこんな所にはいられない!9時間ずっとそうしてろ!あばよ!!

おしまい。

846名無しさん:2016/03/22(火) 02:37:59 ID:GoK0i3NA
> 「ン!」「ンッ」「ァーィ..ンーフ,ンーッ//」「ンッ」「ァーィ..ンーフ,ンーッ//」「ン!」「ンッ」「ンッ」「ァーィ..ンーフ,ンーッ//」「ンッ!」


これほんとに鬱陶しいんだよなぁ

847名無しさん:2016/03/24(木) 08:38:18 ID:hQ0DtnbI
ほんとうるさいよね…開発め余計な事を…

848名無しさん:2016/03/27(日) 17:03:04 ID:vfjZNRWI
しょんべりーんが元気そうで何より
久しぶりに投下するですよ

849名無しさん:2016/03/27(日) 17:04:25 ID:vfjZNRWI
忍者ヲリーンとにんにーん

暗い夜の森の中を疾走するエリーンがいた。
黒い忍装束に黒笠、狐の面・・・忍者ヲリーンだ。
ある村の近くにアルゴンが集結しているとの情報が入ったため
主人の命により偵察任務に向かうところだった。
森の中頃に差し掛かった辺りで解り易過ぎる殺気を感じとっさに飛退いた。
カッ、カカカッ!!
地面にクナイが突き刺さる。
「むむむっ!このえりーんちゃんのクナイを避けるとはただものじゃありませんね!?」
声の主へと目を向けるとそこには派手な桃色の忍装束で着飾ったにんにーんがいた。
「このあたりにあやしいヤツがいるって聞いたからきてみればにんにーんちゃんのコスプレをしたヲリちゃ
ん()デスwwwきゃははははwww」
何がおかしいのか笑い転げるにんにーん。
典型的なあほりーんなのかもしれない。
「に、にんにーんちゃんがかっこよくて可愛いのは当然デスけど、忍装束着ても結局はただのコスプレデス
よwww」
忍者ヲリーンは構えを解き、にんにーんを無視してさっさと進むことにした。
「あっ!こら!待つデスよ!」
すぐさま進路をふさぐにんにーん。
「この先には行かせませんよ〜!」
手裏剣を構え襲い掛かるにんにーん。
「見切れるデスか〜?」
あほりーんだがよく訓練されたくノ一のようだ。
素早い身のこなしで一気に忍者ヲリーンとの間合いを詰めて来た。
「それそれそれ!」
並みの兵士ならかわし切れないような高速の剣さばきだ。
だが、忍者ヲリーンはひらひらと難なくかわしていく。
「むぅ〜ちょこまかと〜!」
だんだんとイライラを募らせていくにんにーん。
「なんで当たらないんデスか〜!><」
当然である、忍者ヲリーンが潜り抜けてきた修羅場の数は段違いなのだ。
格が違う。
「もうぅううう!!!これならぁああああ!!!」
にんにーんは全力で切りかかる!神速閃だ!
ガッ
「えっ?うひゃぁあああああ・・・ぶべっ!」
忍者ヲリーンは神速閃すらもさっとかわし、にんにーんに足を引っ掛けたのだ。
バランスを崩し顔から地面にすっころんだにんにーん。
「ふぇぇぇ」
鼻血を出し、泣きながら起き上がるにんにーん。
「何なんデスか!あなたはぁ!もう!!!ひっくひっく」
べそをかき、地団駄を踏みながら吠え立てるにんにーん。
ここまで来ると最早そこらにいるあほりーんと何も変わらない。
スッ
忍者ヲリーンの双刀の切っ先がにんにーんののど元へ向けられる
「っ・・・!」
視線を忍者ヲリーンへ移すにんにーん。
狐の面で表情は全くわからないがにんにーんへ向けられる強烈な殺気で背筋が凍りつきそうになる。
両足はガクガクと震え上がり、奥歯がカチカチと音を鳴らす。
心の奥底から湧き上がる言いようのない不安、恐怖。
忍者ヲリーンはやや呆れたように
「忍びの里の質も大分落ちたようデスね・・・」
と呟いた。
ハッとした表情でにんにーんが問いかける。
「忍びの里は王国内でも一部の者しか知らない非公認組織デス!なぜ貴女がそれを・・・!?」
忍者ヲリーンは静かに双刀をしまい
「さぁ」
とだけ言い残し森の中へと消えていった。
「あ・・・ああ・・・」
ぺたんとその場に崩れ落ちるにんにーん。
ジワァと股間に染みが広がり尿溜りが出来ていく。
「あの人はまさか・・・」
ポツンと取り残されたにんにーんを青白い光を放つ大きな月が照らしていた。


おしまい

850名無しさん:2016/03/27(日) 17:08:50 ID:vfjZNRWI
アサシンリパーンとにんにーん

アルゴンに蹂躙されたと思われる街道を駆け抜けるエリーンがいた。
真っ黒なアサシンスーツと黒ネコ耳カチューシャという意識の高い衣装に身を包んだリパーンだ。
主人からある村へとアルゴンが集結していると情報が入ったため偵察任務を命じられたのだ。
義勇兵だろうか街道のあちこちに死体が転がっていた。
「酷い有様デスわネ・・・」
パンピリーンであれば目を背けるかその場で嘔吐、失禁してもおかしくないような凄惨な光景だ。
「間に合えば良いデスけど・・・」
リパーンは少し思案する。
村へ向かうには今進んでいる街道か村の南部に広がる森を抜けていくことになる。
街道を進むのが最も早く到着するがアルゴンと鉢合わせする危険性も高い。
一方森は大回りしなければならないが身を隠すにはもってこいだ。
ただし、当然森の中にも危険は多い。
仮にアルゴンがいなかったとしても野獣や危険なモンスターも生息している。
「なるべくなら安全に行きたいところデスけど目立つわけにはいきませんものネ。」
意を決し森を抜けていくことにしたリパーン。
そしてしばらく森を進むと殺気を感じとっさに飛退いた。
シュルルルルッ!!
目の前を手裏剣が飛びぬけていった。
「むむむっ!このえりーんちゃんの手裏剣を避けるとはただものじゃありませんね!?」
声の主へと目を向けるとそこには派手な桃色の忍装束で着飾ったにんにーんがいた。
「このあたりにあやしいヤツがいるって聞いたからきてみれば・・・なんだか、ダンボールを被りそうなリー
パーちゃんですねwww」
全く忍ぶ気配もなくお腹を抱えながら笑い転げるにんにーん。
やはりアホの子なのだろう。
リパーンは少しムスっとした態度で答える。
「失礼な子デスわネ。私、変な無線も持ってなければ珍妙な少佐も知り合いにはいませんわ」
一体何のことだろうか・・・。
「まぁ良いデスわ。私、任務の途中デスの。失礼させてもらいマスわ。」
サラサラのショートヘアーを優雅にかき上げながら立ち去ろうとするリパーン。
ふわっと香るシャンプーの香りがたまらなく欲情を誘う。
まさに魔性のリパーンだ!お持ち帰りしたい!
「あっ!こら!待つデスよ!」
慌ててリパーンの進路をふさぐにんにーん。
「この先には行かせませんよ〜!」
手裏剣を構え襲い掛かるにんにーん。
「えいっ!えいっ!え〜いっ!」
陽気な掛け声とともに繰り出される高速の剣さばきを飛鎌ではじくリパーン
「ふふふ〜なかなかやるデスね〜」
自分の方が優位にいると感じたのか気の大きくなったにんにーん。
「見切れるデスか〜!?」
次々に繰り出される大技をかわし、はじいていくリパーン。
「これで止めデス!」
一気に詰め寄るにんにーん。
驚いたような表情のリパーンににんにーんが迫る。
その瞬間、リパーンが妖しい笑みを浮かべる。
ジャラジャラジャラジャラ!
ギュウウウウ
「ふぇ!?」
なんとリパーンの飛鎌の鎖がにんにーんを締め上げた。
「うっ・・・クッ・・・」
クスリと微笑を浮かべながらにんにーんに近寄るリパーン
「ふふ、残念でしたわネ」
にんにーんは吊るし上げられた状態で身動きが取れなくなってしまったが必死に身をよじり抜け出そうとす
る。
「くっ・・・この・・・」
リパーンはそっとにんにーんの頬に手を添え優しく撫でる。
そして妖しい笑みを浮かべながら
「よく見たらずいぶんと可愛らしい娘デスのネ・・・ふふふ」
このリパーン普段は主人一筋だがどうやらレズっ気もあるようだ。
頬を赤らめながら抵抗するにんにーん
「な、何を・・・!?」
リパーンのしなやかで柔らかい手がにんにーんのまっ平らな胸に触れる。
「ひぅ!」
身をよじるにんにーん
リパーンは小さな舌でにんにーんの首筋を舐める。
「うふふ・・・可愛いデスわぁ。お持ち帰りしたい」
そしてリパーンの手がにんにーんの下半身へと延びる。
「ま、待って!そ、そこは!」
にんにーんの褌の隙間からリパーンの指先が今まさに秘境へと触れようとした瞬間
ボンっ!
変わり身の術で鎖から抜け出したにんにーん
間一髪だった。残念だ・・・(´・ω・`)
「お、覚えてなさいデス!この破廉恥リーパー!!!」
にんにーんはチープな捨て台詞を残し物凄い勢いで逃げていった。
リパーンはにんにーんの逃げていったほうを見つめ
「ふぅ・・・残念でしたわ」
と少し大げさに肩をすくめた。
「さて・・・任務に戻りま・・・!?」
任務に戻ろうとしたリパーンは気がついてしまった。

この感じ・・・まさか・・・


おしまい

851名無しさん:2016/03/27(日) 23:41:12 ID:JSybVeDU
あああ〜いいよいいよ〜!!書きたくなっちゃうーーおほーー!!
忍ぶ気ゼロでピースサインしちゃうくらいだからアホに決まってるよぉ!
うちの子は9時間殴られ続けて完全に頭がイカれてしまい、涎垂らしてンーフーァーァー言ってます。

852名無しさん:2016/03/28(月) 22:27:56 ID:uevAa0X.
続き投下〜

忍者ヲリーンとアサシンリパーン〜邂逅〜

不自然な程静かな暗い森の中を動く影があった。
アルゴンが集結しているという村へと疾走する忍者ヲリーンだ。
途中、邪魔が入ったが蹴っ飛ばしてきた。
もう少しで村に着くというところでまたもや殺気を感じ足を止める。
今度は何か懐かしい気配だった。

ジャリ・・・ジャリ・・・

現れたのはいつかのアサシンリパーンだった。
「御機嫌よう。お久しぶりデスわネ」
やや緊張した面持ちながら笑みを浮かべ優雅に挨拶をするリパーン
そしてスッと静かに飛鎌を構える。
「あの時の・・・」
忍者ヲリーンも刀を構える。
ひゅぅううう
吹き抜けた風が合図だった。
ガキィン!キィン!
互いの刃がぶつかり合う音が木霊する。
「はっ!それっ!」
中距離からトリッキーな技を繰り出すリパーン。
「ふっ!やぁ!」
対して間合いを詰め多彩な技で応戦するヲリーン。
一進一退の攻防が続く
「はぁああ!」
ヲリーンはダッシュスラッシュで一気に間合いを詰めにかかった
とっさに飛退くリパーン、しかし、木の根に足を取られつまづきそうになる。
「キャっ!?」
それを見逃さなかったヲリーンはすぐさまリパーンの背後に回り込み、突きを放つ!
だが、外れた。
なんとリパーンは片方の飛鎌を頭上の木の枝に引っ掛け上空に避けたのだ。
「くっ、ふぅうう!」
互いに距離を取り、様子を伺う
先に仕掛けたのはリパーンだった
両方の飛鎌で左右から斬りつける、デスクリーブだ。
左右の鎖から衝撃を感じた。
「っ!」
リパーンは目を疑った。
右の飛鎌はヲリーンの刀によって木に打ち付けられ、左の飛鎌はヲリーンに受け止められていたのだ。
グイッ!
「えっ、きゃあああああ!」
飛鎌を引っ張られヲリーンの目の前に引きずりだされた。
目の前には冷たい輝きを放つヲリーンの刀・・・
「ひっ・・・」
ここまでか・・・
「マスター・・・申し訳ありませんでした。」
そっと目を閉じ覚悟を決めた瞬間、大地が揺れた。
村の方角を見ると炎が上がっている!
「まさか・・・アルゴンが!」
するとヲリーンが何かに気がつきとっさにリパーンを抱えて飛退いた。
ズズズズゥウン
「フォッ!フルッァアアアアッシュ」
理解できない声を上げて現れたのは巨大な体躯のアルゴン
「あれは・・・アカカラシュ!」
忍者ヲリーンは木の幹に突き刺さった自分の刀を引き抜き、飛鎌をリパーンに投げ返した。
「構えるデス」
一瞬、きょとんとしたリパーンだがすぐにいつもの妖しい笑みを浮かべて答える。
「ふふ、一時休戦デスわネ」
ぱっぱと服についた汚れを払い、優雅に構えるリパーン。
攻撃的な構えから仲間を守る構えに刀を持ち直すヲリーン。
「フゥウウ!フォオオオオオオァアアア!」
小さな二匹のエリーンに気がついたアカカラシュは獲物を見つけたと言わんばかりの声を上げる。
そして二人のエリーンは巨大なアルゴンへ戦いを挑んで行った。
「はぁああああああああああ!」
「たぁああああああああああ!」

その日、アルボレアの大地から一つの村が消えた。
村を襲ったのはアルゴンの大軍だった。
ヴァルキオン連合軍の調査によると指揮をしていたと思われるアカカラシュの死体が
すぐ近くの森の中で発見された。
しかし、誰がこのアカカラシュを倒したのかは不明のままだった・・・。


おしまい

853名無しさん:2016/03/28(月) 23:26:21 ID:vfjZNRWI
忍者ヲリーンとアサシンリパーンとにんにーん

派手な桃色の忍装束で着飾ったにんにーんが村で一番高い民家の屋根の上でふてくされていた。
「むーコスプレ忍者に蹴られるわ、リーパーにはエッチなことされるわで今日はえりーんちゃん厄日デス!」
口を尖がらせ人の家の屋根でいじいじいじいじしている。
とんだいじけリーンである。
「はぁ〜里にいた頃が懐かしいデスねぇ〜」
このにんにーん、あほの子のようだがれっきとしたくノ一の訓練を受けたエリーンである。
ポラ・エリーヌの一部の上層部の者しか知らない非公認組織『宮廷くノ一部隊』の筆頭頭なのだ。
「お師匠様の作ってくれたお団子、また食べたいデスねぇ〜^q^」
間違いなくあほの子だが。
ぐぅ〜〜〜〜
大きな腹の虫である。さすがアホリーン。
「んっ!今のはエリンちゃんのじゃないデスよ><」
誰も見ていないのに取り繕うあたりがエリーンらしい。
ふと村の外へ目を向けるにんにーん。
「ん?あれは・・・?」
見慣れない光が村の外の街道から移動してくる。
「!?あ、アルゴン!」
なんとアルゴンの大軍が今まさに村へと押し寄せようとしている!
「た、大変デス!え、援軍を!でも、もう間に合わない!あ、そうだ・・・!」
村にある鐘台へ急ぐにんにーん。
カンカンカンカンカン!
「アルゴンが来たデスよー!!!!」
カンカンカンカンカン!
「アルゴンが来たデスよー!!!!急いで避難するデスー!!!!」
村中に鐘の音が鳴り響き住民達が表へ出てきた。
力いっぱい叫ぶにんにーん
「東の街道からアルゴンがやって来てるデス!!!西の避難路から逃げるデス!!!」
住民達は急いで逃げ出す。
にんにーんは東の入り口へ駆け出していった。

東の門の目前までアルゴンが迫ってきていた。
とにかく急いで門を閉めるにんにーん。
ドゴン!ドゴン!
門を攻撃し始めるアルゴン軍、きっとこの門は長くはもたないだろう。
「お願いデス!早く来て!><」
非常用の信号弾を上空に打ち上げるにんにーん。
まだ住民達の避難が終わっていない、なんとか時間を稼がなくては。
にんにーんはある作戦にでることにした。
程なくして門が破られアルゴンの軍勢が侵入してきた。
その軍勢の前に一人たたずむにんにーん。
当然アルゴン軍はにんにーんを標的として捉えた。
にんにーんは牽制しつつ村の中央広場へとアルゴンを誘導する。
そして、最後の住民が避難したことを確認し村の入り口と出口へと続く橋を爆破した。
「!?」
広場には取り残されたアルゴン軍とにんにーんただ一人。
にんにーんは覚悟を決め、すーっと息を吐き手裏剣を身構え叫ぶ
「我こそはポラ・エリーヌ宮廷くノ一部隊筆頭頭なり!アルボレアの大地の平和を脅かす愚か者達め!
汝らに死を運ぶ我が四刃を恐れるのなら相手をいたす!かかって来るが良い!!!!」
そしてアルゴン達が一斉に襲ってくる!

「はぁあああああああああ!!!!」


つづく

854名無しさん:2016/03/29(火) 18:46:46 ID:JSybVeDU
筆頭頭とはやりおるな!私は忍者ヲリーンが好きですね。
ところで、くノ一をなんて呼べばいいか未だにわからないんだよね。
エニーン、クノリーン、クノイチーン、ニンニーン、シノビーン、ニンジャリーン、おにんにん…。

855名無しさん:2016/03/29(火) 19:23:07 ID:GNUmTziI
ジャリーンってよんでるなあ

856名無しさん:2016/03/29(火) 21:09:36 ID:/uQBav4s
クノイチでええやん

857名無しさん:2016/03/29(火) 22:59:39 ID:vfjZNRWI
うちのギルドではにんにんってよんでるなー
ボクはおにんにん派だけどw

858名無しさん:2016/03/29(火) 23:22:17 ID:vfjZNRWI
長すぎて書き込めないので不本意ながら分けて投下

忍者ヲリーンとアサシンリパーンとにんにーん2

アカカラシュとの戦闘を終え、村へと急ぐ忍者ヲリーンとアサシンリパーン
「はぁっ・・・はぁっ・・・村の人達っ・・・大丈夫かしら!?」
息を切らせ住民の安否を心配するリパーン
「わからない・・・けど、風に血の臭いがしない」
表情は良くわからないがヲリーンも心配そうだ。
門をくぐると村の中へと続く橋が破壊されていた。
「アルゴンの仕業かしら?」
ヲリーンは首を横に振る。
「いや、人為的に爆発させた後があるデス。」
よく見ると爆弾の破片が飛び散っていた。
「おかしいデスわネ・・・ここに来る途中、兵士らしき人達の死体がたくさんありましたわ。てっきり全滅したものと思っていましたけど・・・」
小さな村でも警備兵くらいはいる。
だがほとんどが訓練を受けていない民間兵である。
ましてや爆薬を扱えるようなものなど普通はいるはずもない。
「一人だけ心当たりがあるデス。」
ヲリーンは森の中で一人のにんにーんに会ったことを話した。
「まぁ!貴女も?私もその子に会いましたわ!」
リパーンは嬉しそうに手を合わせながらそう話した。
「ん、ということはその子はまだここに・・・?」
咄嗟に村の中央へと目を向ける二人
炎に包まれよく見えなかったが辺りには無数のアルゴンの死体があった。
壊れた橋を飛び越え広場へ走り出す二人。
そして、二人が見たものは

「そんな・・・」
「っ・・・」

無数のアルゴンの死体の山の中央に倒れているにんにーんの姿だった。
二人はすぐさま駆け寄った。
「ちょっと!しっかりなさい!」
リパーンはにんにーんを抱え上げて声をかける。
にんにーんはあちこち傷だらけでもはや虫の息だ。
右腕は折れ、おかしな方向を向いている。
腹部も切り裂かれ血がとめどなく溢れていた。
「う・・・あ・・・」
最早何も見えていないだろう瞳がわずかに揺れ、小さな声で
「あ、アカ・・・カラシュが・・・も、森へ・・・」
と森のほうを力なく指差す。
「大丈夫デスわ、アカカラシュは倒しました。」
優しくにんにーんの頭を撫でながら涙ながらに答えるリパーン
「よ、よか・・・った・・・デス。はぁ・・・た・・・たくさん・・・戦っ・・・たからお腹が・・・空いた・・・デスね。
し、師匠の・・・作ったお団・・・子が食べた・・・い・・・デス。」
無言のままにんにーんの手を握るヲリーン。
「エリ・・・ンちゃん・・・ちょと・・・疲れた・・・デス。お・・・おねん・・・ね・・・する・・・デ・・・」
ガクッっと事切れるにんにーん
「っ!ちょっと!ダメデスわ!!目をお開けなさい!」
ヲリーンはそっとにんにーんの目を閉じさせた。
「弱いから死ぬんデス・・・」
その物言いにリパーンはきっと睨みながら抗議する。
「ちょっと!そんな言い方って!」
ヲリーンを見上げると狐の面の向こうは悲しみに満ちているようだった。
「だけど・・・そんな人達をボクは救いたかったんだ・・・!」
きっと、泣いているのだろう。
「あ・・・」
リパーンもボロボロと涙をこぼす。
ヲリーンはそっとにんにーんの遺体を抱え上げ村の外にある丘へと歩き出す。
「ちょっと、どこへ?」
リパーンもついていく。
村を一望することが出来るところまで登るとヲリーンは穴を掘り始めた。
リパーンも何も言わずそれを手伝う。
そして、にんにーんの遺体を埋めて墓標代わりに手裏剣を立てた。

“アルボレアの英雄、ここに眠る”

ヲリーンは懐から何かの種を取り出し、墓の周りに埋めていった。
「それ・・・月光蓮の種?」
月光蓮とは主にポラ・エリーヌの精霊樹周辺やセレンの湖にしか生えない貴重な花である。
「エリーヌ様とセレン様の加護が宿る花デス。この子の魂はこの花に宿り、いつか再び還ってくるはずデス。」
そっとヲリーンを背中から抱きしめるリパーン。
「早く、平和を取り戻したいデスわネ・・・」
「うん・・・」

859名無しさん:2016/03/29(火) 23:23:07 ID:vfjZNRWI
忍者ヲリーンとアサシンリパーンとにんにーん2.5

ヴァルキオン連合軍はにんにーんの放った信号弾に気がつき、すぐさま部隊を派遣したが
部隊が到着した時には全てが終息した後だった。
調査団によると村は壊滅したが不幸中の幸いか人的被害はゼロだった。
村の住民の話によると見慣れない忍者の格好をしたエリーンが避難路を的確に指摘してくれたこと、
自分達が逃げる間アルゴンをひき付けていたこと等がわかった。
「なぁ兵隊さん、あのエリーンはどうなったんだ?俺たちあのエリーンのおかげで助かった。一言礼を言いたいんだ。」
「わかりません。私達が到着したときにはすでに誰もいなかったものですから・・・。」
住民の気持ちに応えたい兵士だったがアルゴンの死体以外を発見することが出来なかった以上答えることはできなかった。

季節は巡りポラ・エリーヌに陽気な声が木霊していた。
「こっちですよ〜!べーっだ!」
「ポポポ〜!待つっポ〜!」
新米のにんにーんがポポリ兵にちょっかいを出している。
まだまだ平和とは程遠いがここには穏やかな時間が流れているようだ。
今日もどこかでアルボレアの為に戦っている兵士がいる。

にんにーんの墓がある丘には色鮮やかな大輪の月光蓮の花が咲き乱れていた。
穏やかな風が花を揺らすとどこからかにんにーんの明るい声が聞こえたような気がした。


おしまい

860名無しさん:2016/03/29(火) 23:24:46 ID:vfjZNRWI
にんにーんのお話はこれでおしまいです。
強いのにあほの子っぽいにんにーん可愛い!

861名無しさん:2016/03/29(火) 23:37:15 ID:JSybVeDU
乙です!忍者ヲリーンとアサシンリパーンはイイコンビになりそうだ!
こういうちゃんとしたお話は自分には書けないのでイイ刺激になります。

本スレ的にもおにんにんっぽいよね。ジャリーンっていうのもあるんですね。
ランサーをヤリーンって呼ぶし、ならシュリーンでも良さそうだけど、自分はクノリーンかエニーンかな。

862名無しさん:2016/03/30(水) 15:47:09 ID:GoK0i3NA
アホの子がかっこいいところ見せるのすき

863名無しさん:2016/04/26(火) 18:20:04 ID:JSybVeDU
〜本家ピースリーン〜

アルボレアにも春が訪れた。咲き乱れる桜の下では今日もエリーンが元気に走り回っている。
三万匹湧いたとされるクノリーンは相変わらず「ンッ」とピースをしている。落ち着きのないガキだ。
制服を着た新入生のエリーンも「アァン♪」と甘ったるい声を出してダブルピースをキメている。将来はビッチだ。

そんな中、制服も持っておらず、クノリーンでもないただのエリーンは不服そうだ。
元々、ピースといえば「ァーィ!」なのだ。これぞエリーンの専売特許!多くのヒューマンが魅了されたはずだ。

草むしりをしただけで、服が自分のものになっただけで反射的に「ァーィ!」と、空高く大きなピースを掲げる。
たまに「ァーィ!」するタイミングでも、フェイントでユラユラするだけの事もあったりするのが奥深い。

どこか高台に立った時も「ァーィ!」と、ピースを掲げて勝利宣言。ここは自分の縄張りだと主張しているのだ。
その後、うっかり落ちて「オゥッ!」と、声を漏らす。どうやら足首を骨折してしまったようだ。
さっきまでの無邪気な笑顔とは対照的に、冷や汗をかいて痛みに震えている。調子に乗るからそうなるのだ。

負けず嫌いで自己中心的な性格のクソエリーンは、人ごみの中でもやたらと「ァーィ!」を連発する。
クノリーンに負けたくないのか、必死に「ァーィ!ァーィ!」とアピールをしている。
本家のピースはこっちなんだと、新参者のエリーンより自分の方が可愛いんだと言わんばかりに吼えている。

しかし、「ンッ」と「ァーィ!」では消費エネルギー量が違い過ぎる。
元気に「ァーィ!」出来たのは少しの間だけで、すぐに声が嗄れ、腕は上がらなくなった。

「ァ゛ィ..ァーヒ..」「ンッ」「ハァィ...」「ンッ」「ァー゛」「ンッ」「ンッ」「...ァ゛ー…」「ンッ」「ァーィ..ンーフ.ンー//」「ンッ」

クノリーンは疲れ知らずで、照れた仕草まで見せているが、本家ピースリーンはヘロヘロだ。
ケモ耳もしっぽもすっかり萎れてしまい、ベロを出しながらトボトボと去っていった。

―その後、本家ピースリーンはクノリーンのように「ンッ」とやってみようとしたが、出来なかった。
ピースをしようとすると、どうしても「ァーィ!」と言ってしまうのだ。
何が本家ピースリーンだ。もはや旧型エリーンと呼ぶのがふさわしい。

「ァーィ!」と言いたくないのにどうしても言ってしまう。
自分の長い指を見つめて悩む旧型エリーン。眉をハの字に曲げ、首をかしげている。

旧型エリーンの限界がそこにはあった…。

悔しかったら制服を買って、ダブルピースをキメるしかない。
今ならハローキティコラボの制服がガチャで入手可能なので、そちらを参照して欲しい。
尚、期限は明日(2016.04.27)のメンテ前までだ。ハローキティコラボの再販は予定されていない。急げ!

おしまい。

864名無しさん:2016/04/27(水) 19:51:26 ID:hQ0DtnbI
更新来てた、毎回乙であります!
光景が浮かぶようで思わず笑ってしまったw
旧型には旧型の可愛さがあるのよ!…と思いたい

865名無しさん:2016/05/11(水) 23:55:53 ID:JSybVeDU
〜声を失ったクノリーン〜

「ンッ」「ンッ」「ンッ」と、あれだけうるさかったクノリーンのピースだが、今ではすっかり静かになってしまった。
かろうじて「ァーィ..ンーフ,ンー」とは言えるようだが、ピースに関してはどうやっても声が出せない。

代わりに、きちんと教育を受けたクノリーンは「ピース!ウフフ〜♪」「ポーズ!ァファハハッッ♪」と笑っている。
先日までは「アッチデス」とかわけのわからない事を言っていたのに。

ピースをしようとすると反射的に「ァーィ!」と言ってしまう旧型エリーンはこの事態に大喜びだ。

声が出なくなってあたふたしているブスなクノリーンを見つけると、旧型エリーンはニチャァと微笑み、近づく。
旧型エリーンはクノリーンの目の前に立つと「ァーィ!ァーィ!ァーィ!ァーィァィァーィ!!ァー!ァーィ!!」と何度もしつこくピースをする。
更には「ァッヘィヒヘー!ンフフフフ!ォワァィ♪」と挑発までするようになった。クソエリーンめ。性根が腐っている。

旧型エリーンに馬鹿にされたクノリーンは顔を歪め、今にも泣きそうだ。酷く醜い顔で、確かにブスーンだ。
悔しくなったクノリーンはその場から逃げるようにシュタタタタと立ち去っていった。

以前はあれだけいたクノリーンもブームが去ったのか、みんな散り散りになってしまった。
里に帰った者、戦死した者、主人に捨てられ野良化した者、食い繋ぐ為に売春婦となった者…。
先程のブスなクノリーンも戦闘には参加せず、今は主人と一緒に古びた町営住宅で暮らしている。
立派に活躍しているクノリーンはほんの一握りのようだ。

野良化したクノリーンの中でもお転婆なタイプは、持ち前の俊敏さを活かして盗みを働くようになった。
最初は各々で盗みを繰り返していたが、今では野良クノリーン同士が徒党を組み、窃盗集団と化したらしい。
とは言いつつも、所詮はエリーンなので自己主張が強く、隠密とは思えないアホな行動も多いので、
さほどの脅威には至っておらず、一日に数匹程の泥棒野良クノリーンが捕獲されているようである。

――町営住宅に逃げ帰ったクノリーンはすぐさま主人に泣きつき、2016制服アバターをせがんだ。
ハリガネムシのようなネコしっぽをクネクネウニウニと動かし、可愛さをアピールをする。
制服さえあればダブルピースができるし「ァアン♪」と甘ったるい声で媚びる事ができるのだ。
キティコラボ制服?2015制服?そんな古着はもはや時代遅れ。2016制服こそ最先端アバターなのだ!!

しかし、町営住宅で暮らす主人にそんな金はない。日々のやりくりだけで精一杯だ。
ブームに乗っかってクノリーンとかいう新型のエリーンを飼ってはみたものの、
食っちゃ寝を繰り返すだけの金食い虫で、都合が悪くなるとピースして誤魔化そうとするので、
いい加減ストレスが溜まってきていた。そこにきてアバターが欲しいとか、ダブルピースがしたいとか…。

主人はゆっくり立ち上がると、不気味に動くクノリーンのしっぽを力強く掴み、持ち上げた。
「ンギョォオォァッ?!?!?!…ェベ...」突然の激痛にとんでもない声を上げ、舌を出して気絶した。
クノリーンの分際で警戒心がなさすぎる。これでくノ一だの隠密だの…笑わせる。

主人はクノリーンの粗末な服を全て脱がし素っ裸にすると、しっぽを掴んだまま町外れの雑木林まで運んだ。
その間、人とすれ違う事はあったが、主人を咎める者は誰もいなかった。こんな事は日常茶飯事だ。
中には「そのエリーンを売ってくれ」とか「売春させればいい」とか言ってくる者もいたが、
クノリーンの顔を見ると皆、主人の肩を叩いて同情するように頷いた。誰もが認めるブスーンなのだろう。

(ドササァッ!)素っ裸で雑木林に投げ捨てられるクノリーン。まだ舌を出したまま気絶している。
実に愚かなクノリーン。旧型に煽られたからと言って悔しがったり、アバターをせがむ必要などなかったのだ。

何故なら、クノリーンも「ァーィ!」と元気にピースをすればよかったのだ。エリーンなのだから。

おしまい。

866名無しさん:2016/06/02(木) 19:49:25 ID:JSybVeDU
〜空飛ぶエリーン〜

飛ばない豚はただの豚だと言わんばかりに実装された飛行ペット、パタパタこぶた。
アルボレアの広大なフィールドを自由に移動出来るのはとても楽しい。大空を手に入れるのは君だ!
しかし、同時に問題も起き始めていた…。

そう、落下事故だ。種族問わず事故は起きているのだが、数が多いエリーンによる事故はとても目立つ。
先日もクノリーン大量発生と宝探しイベントの影響で、多くのエリーンが死亡したという。

ヴェリカ上空ではおびただしい数のクノリーンがひしめき合い、空中大渋滞だ。
接触しようがお構いなしに進もうとする為、バランスを崩して落下するのだ。
わざと強くぶつかり、ライバルを蹴落とす悪いクノリーンもいた。反動で自ら落下してしまうアホもいたが。

パァンッ!と銃撃音のような、ガラスが割れたような衝撃音がそこかしこで響く。
これはクノリーン実装の余興などではない。上空から落下したエリーンが地面に打ち付けられた音だ。
現場は酷い有様だ。これが本当にエリーンなのか、と疑ってしまうくらい原型を留めていなかった。

旧型エリーンは「ニソニソとかwエリーンちゃんの方が可愛いデス!」などと言って意気揚々と踊っていたが、
上空から落下してきたクノリーンの下敷きになり、死亡してしまうケースもあった。
二匹共頭部が弾けて、旧型エリーンの胴体にクノリーンがめり込んでいた。

宝探しイベントでも、不慣れなエリーンが無理して飛行ペットに騎乗した為に操作がおぼつかず、
急上昇急降下を繰り返し、気分が悪くなって騎乗中に嘔吐したり、気を失って落下したり、
建物や崖に激突して死亡してしまう事もあった。

遠くまで行き過ぎてしまい、遭難しておうちに帰れなくなってしまったエリーンも多かった。。
今日もまた一匹の一般エリーンが調子にのって遠出した挙句、飛行ペットの期限切れで帰れなくなった。

何の戦闘力もない一般エリーンが凶悪なモンスター地帯をうろつき、「ァーェ!ァゥェー!ヘヨォ..!><」と泣いている。
平和な環境で育ってきた一般エリーンはモンスターへの恐怖で泣いているのではなく、
思うように動いてくれなかった飛行ペットに対しての苛立ちと、空腹で愚図っていた。
いつもなら日が暮れれば主人があたたかい食事を用意してくれていたのに。哀れなものである。

「フェー!暗い暗いは嫌いデス!エリーンちゃんを照らすデス!」「ンィー!お腹ペコペコなのに何でご飯がないんデス!」
「フカフカのベッドでおねんねしたいデス!フンス!」「エリーンちゃんはこんなに可愛いのに!ショォ!メェ!!」

とうとう癇癪を起こした。しっぽの毛を逆立てて地団駄を踏んでいる。
これには周辺のモンスターもドン引きで、手を出す気も失せてしまったらしい。

一丁前に喋れるクセに発言があまりに幼稚で馬鹿げている。
この調子では運良くモンスターから逃げ延びたとしても、長くは生きられないだろう。
平和ボケしたクソエリーンに現実を叩きつける良い機会だ。…しかし!

――数日後、一般エリーンの姿はとある集落にあった。
どうやらここは少数の貧乏野良エリーンが身を寄せ合って暮らしている集落のようで、
飢餓状態の一般エリーンを一時的に保護したみたいだった。

警戒心の強い貧乏野良エリーンがこのような行動をとるのは珍しい事だが、
コミュニティを築けている辺り、他の貧乏野良エリーンとは少し習性が違うようだ。
後にこの集落では一般エリーンが発端となって大きな事件が起きるが、それはまた別の話だ。

おしまい。

867名無しさん:2016/06/12(日) 02:24:15 ID:GoK0i3NA
> 二匹共頭部が弾けて、旧型エリーンの胴体にクノリーンがめり込んでいた。

なぜだかわからんけどすごい興奮する一文
別にグロ趣味とかじゃないけど

868名無しさん:2016/06/12(日) 03:48:37 ID:o5Hwb5CE
実際ひどい飛行機事故はそんな感じでめりこんでたりしたんだっけか…

869名無しさん:2016/06/17(金) 22:08:53 ID:JSybVeDU
〜雨のかっぱりーん〜

雨がシトシト、風はジメジメ、アルボレア。
わっ!ナメクジ!…じゃなかった、リスエリーン。
わっ!クサッ!…雨の日はやたらとクサい、イヌエリーン。

ケモ耳としっぽにカビが生えた貧乏キツネエリーンは身体中をボリボリと掻き毟っちゃってる。

最近ちょっとグレてきたウサギエリーンはバッドガールアバターを着て粋がっちゃう。
DQNのキャス♂に向かって「ヨゥ!バッボォィ!アッヘィヒヘー^^」なんて煽ったりしちゃう。
キレたキャス♂はウサ耳を掴むと何度も腹パンを食らわす!へそ出しルックだからダメージは絶大!
柄ストッキングもビリビリに破いて、ウサ耳には安全ピンを幾つも刺しちゃう。こっちの方がワルでROCK!!

獅子エリーンとドラリーンはいつも通りだけど、ヒツジエリーンは五月病から抜け出せずにグッタリしてる。

ネコエリーンは買ってもらったばかりのレインコートを着てはしゃいでる。
はしゃぎ過ぎて転んじゃったのか、太ももには絆創膏が貼ってある。
髪型はおかっぱ、着てる服はあまがっぱ。まさにかっぱりーん!

かっぱりーんは長靴を履いてるから水溜りもへっちゃら!ちゃぷちゃぷらんらん!(´・ω・`)
傘を差したらクルクルと回して周りに飛沫を散らす。必殺!かっぱりーんウォッシャー!

傘の柄の部分をお股に挟むと何だか気持ち良くなってきて、ヨダレを垂らしながらビクンビクン痙攣しちゃう。
天に昇るような快楽を経験したかっぱりーんは実際に空を飛んでみたくなっちゃう。
バサッと傘を広げると、高台から勢いよく飛び降りちゃう。

でも、飛べるわけがないし、傘はすぐに裏返って骨が折れちゃう。これじゃもう使い物にならない。
あまがっぱもめくれ上がって、中のショートパンツが丸見えになっちゃう。

そのまま地面に落下して、かっぱりーんは死んじゃった。

おしまい。

870名無しさん:2016/07/22(金) 10:43:48 ID:QKV./m3Q
久々に見にきたけどまだ書いてるのか
モチベすごいな
かっぱりーんウォッシャーてw
祝祭やってるとしょんべりーんを思い出すよ
気の利いた感想は言えないけど全部読んでるから新作も楽しみにしてるよ

871名無しさん:2016/07/24(日) 06:36:43 ID:2gq6LCjI
ビーチでグレーインナーの子を見かけたら優しくしてあげないとな

872名無しさん:2016/07/25(月) 01:58:26 ID:3M5aRhvY
最近はペースが落ちてますが、ポツポツと投稿させてもらってます。書きたいネタはあるのに書く時間がとれなくて。
こんな偏った妄想に付き合ってくれてありがとうございます。レスしづらい内容ばかりだと思うので、ただ読んで貰えるだけでも嬉しいです。

873名無しさん:2016/07/25(月) 02:00:44 ID:3M5aRhvY
〜真夏のきぐるみーん〜

いよいよ夏本番!今年も開催されたアルボレア祭りは大盛況?だ。
せっかくなら可愛い水着で祭りに参加したいものだが、ガチャの再販は何故かきぐるみ。
アルボレア祭りの報酬で水着の素材が手に入るが、どうにも手間がかかる。
TERA-POINTで粗末な水着が交換できたとはいえ、新規にはいささか厳しい状況だ。

その影響か、クソ暑いビーチにきぐるみで訪れる頭の悪いエリーンが多かった。通称きぐるみーんである。
砂浜をずんぐりむっくりの姿でモサモサモテモテとウロつくきぐるみーん。非常に暑苦しい。
手に入れたアバターを着たくなる気持ちはわかるが、この炎天下できぐるみは自殺行為である。

流石に大きな顔は露出しており、胴体だけきぐるみというのがほとんどだったが、
中には全身きぐるみという生粋のきぐるみーんもいた。

ビーチに来たらまずは砂遊びから入ると思うが、多くのきぐるみーんはこの段階で熱中症になり、倒れた。
そこら中できぐるみーんが砂を集めていたが、あれよあれよという間に砂に顔を突っ伏して動かなくなった。

砂遊びまでは何とか体力がもったきぐるみーんも、他のコンテンツの遊戯中にほとんどが倒れた。

フラフラしながらスイカ割りを始めるきぐるみーん。目隠しをしているとはいえ、異常なフラつきだ。
次第に手足がガタガタと痙攣を起こし始め、立っている事が出来ずに転倒し、樽に頭をぶつけて泡を吹いた。

時間が過ぎても水大砲から出てこないきぐるみーんもいた。
中の様子を見てみると、嘔吐した状態で意識を失っていた。新品のきぐるみがゲロまみれである。

あまりの暑さに耐え切れず、何故かきぐるみのまま海に飛び込むきぐるみーんもいた。
熱中症になるよりマシと思うかもしれないが、これも自殺行為である。

エリーンは泳ぎが得意とはいうが、きぐるみを着ていては話が別だ。
最初はプカプカと浮かんで「ァーィ♪」と心地良さそうな表情をしていたが、きぐるみが水分を吸うと状況は一変した。

身体がどんどん沈んでいく。必死にもがいて海面に浮上しようとするが、沈む…もがく程に沈んでいく。
きぐるみから気泡がポコポコと抜けていくと共に水分を吸って重くなっていく。

最初は海面をバシャバシャと賑わせていたきぐるみーんにも体力の限界が訪れ、海中に吸い込まれていく。
膨らませたほっぺたからポコォッと小さな気泡が吐き出され、数秒間、強く目を瞑った。
その後、うっすらと目を開けたかと思うと、薄暗い海底へと消えていった……。

……真夏にきぐるみ姿で外出するのは大変危険であるという事がおわかりいただけただろうか。

おしまい。

874名無しさん:2016/07/26(火) 17:11:31 ID:RZFD/YRc
新作乙!確かにきぐるみ再販謎だよね
新しい水着が控えてるみたいだけど
きぐるみーんがモサモサモテモテ走ってる姿可愛いよね
ビーチできぐるみーんを見かけたら砂に埋めてあげよう

875名無しさん:2016/07/26(火) 18:07:49 ID:hQ0DtnbI
文章上手いから更新が楽しみ
文才があって羨ましいよ!
…しかしほんと真夏に着ぐるみとか運営の頭煮えちゃってんの?

876名無しさん:2016/08/02(火) 19:44:08 ID:3M5aRhvY
ありがとうございます。語彙力がなくて同じような表現ばかりになってしまいますが、
同じような目に合うエリーンちゃんが好きなので、今後も同じようにやっていきます。

新しい水着がきましたけど、今回は明日で販売が終わるアルパカの話を書いてみました。

877名無しさん:2016/08/02(火) 19:53:30 ID:3M5aRhvY
〜オリバー&ダニエル 上〜

トップモデルを夢見てヴェリカにやってきたウサギエリーン。
だが、現実は厳しく…バイトと語学の勉強に追われる日々を送っていた。

そんな中、NKGWという人物から新飛行マウントの販促モデルをやらないかとの依頼が舞い込んできた。
二つ返事でOKするウサギエリーン。遂にやった。自分にもチャンスがやってきたのだ。

アルボレアは空前の飛行ブームであり、飛行マウントへの注目度はとても高い。
華麗に飛行マウントを乗りこなす様を見せ付ければ、トップモデルへの階段を一気に昇りつめるだろう。
いや、もはや階段など必要ないのだ。飛んでいけばいいのだから。飛ばないエリーンはただのエリーンだ。

一体、どんな撮影になるのだろう!きっと可愛いアバターを着せてもらえるのだろう。
カッコイイ飛行マウントに乗って大空を羽ばたくのだろう。ウサギエリーンは希望に満ち溢れていた。

――撮影当日。

呼び出された場所は小さなスタジオだった。クロマキー用の布が壁に貼り付けられている。
どうやらPVの撮影は既に終えているらしく、今日はバナーやガチャページ用の写真撮影をするようだ。

少し落胆の色を見せるウサギエリーンだったが、それでも表紙だ!気合いを入れて撮影に臨むしかない。

軽い挨拶の後、バサッと今日の衣装を手渡されるウサギエリーン。やった!可愛いアバターが着れる!
…と思いきや、アバターですらない、古びた皮装備だった。古着のようで所々傷んでいるし臭いもあった。

ウサギエリーン「…ショ、ショォ…コ、コレハ?」
撮影スタッフ「とろいなぁ。早く着替えろよ!スタジオ使える時間決まってんだからさ。ほら!」

たどたどしい口調で衣装について訊こうとしたが、撮影スタッフは聞く耳を持たない。
仕方なく着替えようとするが、更衣室が見当たらない。

ウサギエリーン「…ショ、ショォ…コーイツツ、コーイシツハ?ドコデス」
撮影スタッフ「は?wなに色気づいてんの?誰もお前の身体なんて見ねーよ。いいからあくしろよ」
ウサギエリーン「ァーィ//ンーフ,ンーッ///」
撮影スタッフ「そういうのいいから(真顔」

仕方なくスタジオの端っこで皮装備に着替えるウサギエリーン。撮影スタッフがニヤニヤしている。
大きな手で小さな胸を隠しつつ着替えていく。臭くてジメっとした皮装備に顔をしかめる。
だが、新飛行マウントに乗れる!夢と希望を抱いて大空へ羽ばたくんだ!意気込むウサギエリーン。

私服を稚拙ながらも丁寧に畳んでスタジオの端っこに置いていく。

撮影スタッフ「とろいなぁ!早くしろよ!こっちはもうスタンバってるんだよ!」

撮影スタッフの怒号が狭いスタジオに響き渡る。慌ててクロマキー布の前に走るウサギエリーン。
すると、そこには新飛行マウント…の実物ではなく、展示用の置物が一体置かれていた。

878名無しさん:2016/08/02(火) 19:58:27 ID:3M5aRhvY
〜オリバー&ダニエル 下〜

あ、アルパカ。どう見てもアルパカである。これが新飛行マウント。空を飛ぶアルパカ。あたまおかしい。

撮影スタッフ「それにしてもお前ちんちくりんだな。中途半端な髪の色しやがって。これでも被っとけ!」
ウサギエリーン「…ショォッ?!」(ぽふっ)

ウサギエリーンの頭にはとってつけたようにシルクハットが被せられていた。
ないよりはマシだが、皮装備と合っているとも言い難い。

オシャレはしたいがアバターは買えず、何かのきっかけでシルクハットだけ入手出来たから
とりあえず被っとこう的な、初心者エリーンにありがちなルックスである。トップモデルへの道は険しい。

撮影スタッフ「まだ何か違うなぁ。華がないのよ、お前には。これ背負っとけやwお出かけっぽいしw」
ウサギエリーン「ッショォ!」(がほっ)

今度はグレーのリュックを背負わされるウサギエリーン。変なコーデである。

撮影スタッフ「あと、ショォ!って言うのやめろ。ウザいから。ウザギエリーンwほら、早くそれにまたがって。」
ウサギエリーン「…ショ、ショォ…。」(モソモソ...モソッモソモソ)
撮影スタッフ「やめろって言ったろうが!」(ペチッ!)
ウサギエリーン「?!?!シ…ョーウ!!」

お尻を引っ叩かれるウサギエリーン。思わず「ショォ!」と言いそうになるが、我慢して「ョーウ!」に留まる。
展示用のアルパカにまたがると、すぐさま撮影がスタートした。


撮影スタッフ「何かこう、躍動感ある感じで。ケツ浮かしたりとかして。」(カシャカシャッ)
ウサギエリーン「シィ..ルゥ」(カシャッカシャッ)
撮影スタッフ「だめだめ、大空を飛んでる体でやれっつの。プロならこんなの基本だよ!」
ウサギエリーン「ンンーッ!!」(カシャカシャッ)「テイーー!」(カシャ)「ハァッ!」

クロマキー布の前で動きもしないアルパカにまたがり、ポーズをとるウサギエリーン。実に滑稽だ。

撮影スタッフ「はぁ…もういいわ。これで終わり。お疲れ。撤収。」
ウサギエリーン「ショ…モットデキル...デス」
撮影スタッフ「いや、もう時間も迫ってるし、お前じゃこれ以上やっても意味ないっしょ。どうせ合成するし。」

中々イイ画が撮れずにイラついた撮影スタッフは撮影を切り上げて撤収を開始した。

ウサギエリーン「…ショォ、オーチュカレサマデス...」
撮影スタッフ「だからショォ!っていうのやめろって言ってんだよ。クソウザギエリーンが!」(バズゥン!!)
ウサギエリーン「ショオオオッッ!!?!」(ドタァン!)

撮影スタッフにど突かれ、アルパカから転落するウサギエリーン。
背中を打ってしまったようで、息が出来ずに小さな口をパクパクさせている。苦しそうだ。

――こうしてウサギエリーンの初仕事は散々な形で終わった。
後日、オリバー&ダニエルとして発売された新飛行マウントは、歴代売上ワースト1を記録したという。

おしまい。

879名無しさん:2016/08/14(日) 04:23:45 ID:GoK0i3NA
あのクソ乗り物ガチャの裏でこういう経緯があったと思うと涙を禁じえない

880名無しさん:2016/08/30(火) 17:19:13 ID:vEZ37T4k
オチワロタw無料ガチャのペガサスもハリボテなんだろうね
エリーンがムスッとした顔で乗ってるしw

881名無しさん:2016/08/30(火) 20:19:48 ID:fSAc9MjQ
無料ガチャの体操服エリーン&ペガサスエリーン
インナーガチャの最高級下着エリーン&エロフ
……エリーンモデル業界の格差がここにある

882名無しさん:2016/09/19(月) 06:20:36 ID:wBaURr4g
ギンジスリーンの季節ですね

883名無しさん:2016/09/21(水) 20:10:38 ID:7oHd5KIE
以前書いた妄想が本スレにコピペされてるのを見ましたが、以前はあちこちのスレで書いていたので、
こういうのが苦手な方に不快な思いをさせてしまいました。反省してます。
そして今はこのスレにだけ投稿してますが、生温かく見守って頂けて本当に感謝してます。

相変わらずおかしな妄想ばかりですが、今回も一つ投稿させてください。
ジンギスリーンは今頃「ヘンメェ!メヘェ!」と奇声を上げながらジンギスカンを喰らってると思います。

884名無しさん:2016/09/21(水) 20:11:45 ID:7oHd5KIE
〜続・屁リーン〜

お尻ふりふり♪オナラぷりぷり♪プリーンの屁リーン。プロレベルになると臭いや音もコントロール出来る。
臭いはオナラを腸壁にどれだけ鋭くこすって噴射するかによって変わる。
音は肛門付近の締め具合によってコントロールする。フェリーエスケープや後方跳躍はガス爆発の力だ。

―ここはヴェリカの倉庫前。田舎から出てきたばかりの新兵エリーンが両手に荷物を抱えて倉庫整理をしている。
倉庫を拡張するお金がない上に、物の価値がわからないので、拾ったアイテムを処分出来ずにいるのだ。

(スッ...ッスーゥ..ツース...)屁リーンはヴェリカの倉庫前の人だかりに紛れるとすかしっ屁をする。とっても静か。
ハードスメルサイレントモードだ。そして、すかさず鼻をつまみ、横にいた田舎新兵エリーンの方を睨む。
臭いに気付いた周りの連中も屁リーンにならって田舎エリーンを睨む。オナラのなすりつけに成功だ。

節操も常識もない振る舞いをするのは、いつだって田舎から出てきたクソエリーンだ。
それに、屁リーンはセクシーなレパードガールアバターを着こなす超可愛いエリーンなので、
周りは屁リーンがすかしっ屁の真犯人であるとは思いもしない。全て計算通りなのだ。

プロの屁リーンからオナラの濡れ衣を着せられて、周りから罵声を浴びせられる田舎エリーン。

周りの連中「くっせ!マジくせぇ」「この野暮ったいエリーン、屁こきやがったぜ」「腸腐ってんじゃねぇか?」
田舎エリーン「…チ、チガァ、チガァデゲース、エリーチャジャナーデゲス(違うデスエリーンちゃんじゃないデス」
周りの連中「こいつは凄い訛りだww」「おいおいここはヴェリカだぜ、ちゃんと喋れよ田舎エリーン!」

村の自警団から晴れて連合の一員になった田舎エリーンだが、言葉はまだまだ苦手のようで酷く訛っている。
身に覚えのない事で罵られて、いたたまれなくなった田舎エリーンはその場から立ち去ろうとするが、
倉庫前のスロープでバランスを崩して転んでしまった。両手からこぼれた荷物が辺りに散らばる。

周りの連中「プークスクス!ゴミばっか持ってバカじゃねーの?」「くせぇ屁コキリーンはとっとと田舎に帰りな!」
濡れ衣屁コキリーン「…ゥゥ...ィチィー...チィー...ィッ..ィッ..チィィィ...(;>皿<;)」
周りの連中「こいつリスエリーンだぜww」「見ろよ、あのしっぽw」「ナメクジみたいでちょーきめぇww」

地面に突っ伏したまま歯を食いしばり、必死に泣く事を堪えてるが、黒目がちな瞳からは涙がポロポロと零れる。

"こんなはずじゃなかったのに。やっと掴んだ都会での働き口。お給料だって田舎とは比べ物にならない。
都会で頑張って故郷の妹たちに仕送りをして、学校に通って貰うんだ。そう決心したばかりだったのに。"

荷物を拾うと、肩を落としてトボトボと去っていく濡れ衣屁コキリーン。ナメクジしっぽが萎れている。
その様子をしたり顔で見つめる屁リーン。屁リーンは自分より弱いエリーンを貶めるのが大好きなのだ。

嬉しくなった屁リーンは広場をオナラのフェリーエスケープや後方跳躍で飛び跳ねる。
最後は魔力回復でくるりと回りながらオナラを同心円状に撒き散らす屁リーン。
勿論、臭いはコントロール済みなので、周りに気づかれる事はない。プロ屁リーンに抜かりはない。

お尻ふりふり♪オナラぷりぷり♪プリーンの屁リーン。

おしまい。

885名無しさん:2016/10/01(土) 23:25:23 ID:mMIW8nFI
JNGS001 JNGS002 JNGS003 〜 ……
これらのコードネームを与えられた羊エリーンの精鋭工作員(Lv28)は
今日も与えられた重要任務を達成し得意気に倉庫へと足を運ぶ
精鋭専用の倉庫スロットは既に新鮮な羊肉でパンパンだ……
祝祭が終われば多額の報酬が羊エリーン達に支払われる

というのは真っ赤な嘘であり、そのとき既に彼女達は用済みなのだった
エリーン肉で作られた密造ジンギスカンとして出荷されることになるだろう

886名無しさん:2016/10/19(水) 22:10:28 ID:7oHd5KIE
いいですね。ジンギスカンの味を知って狂乱状態のジンギスリーンを絞めた密造ジンギスカン。
その密造ジンギスカンを更にジンギスリーンに食べさせるというループ。究極のジンギスリーンが誕生しますね。

887名無しさん:2016/10/19(水) 22:12:17 ID:7oHd5KIE
〜最終屁器エリーン〜

屁リーンの存在に気付いてしまったとあるエリーン研究者。大発見である。
オナラで後方跳躍が出せる事に目をつけ、屁リーンの噴射力を兵器(屁器)として使う事を提案。
ベテランの屁リーンはうんこをピストルの弾丸のように飛ばす事が出来るらしいのだ。
中でもウサギ屁リーンのコロコロうんこはよく飛ぶのだとか。

だが、ベテランの屁リーンは自らのオナラスキルを軍事利用されるのがイヤでほとんどが断った。
集まったのは未熟な屁リーンばかりだったが、横一列に並んでお尻を突き出すように命じた。

ぷりぷりのお尻が横一列に並ぶ。何とも言えない光景だ。一匹ずつ、肛門に弾薬を詰め込んでいく。
オォゥだのショォだの言って痛がるものや、何故か頬を染めてアーィと喘ぐ変態屁リーンもいた。
弾薬を詰めれば屁リーン砲台の完成だ。

テストで弾薬を発射させたが、上手な屁リーンと下手な屁リーンがいた。
上手な屁リーンは10m程弾薬を飛ばす事が出来た。だが、臭いのコントロールをする余裕がないのか相当臭かった。
下手な屁リーンは弾薬をひり出すのが精一杯で、同時にうんこを漏らしてしまう事もあった。

お漏らしを危惧して事前に腸内洗浄を済ませた用意周到屁リーンもいたが、
肝心のオナラが出ず、顔を真っ赤にして力むが、最終的には脱肛して命を落としてしまった。

未熟な屁リーンでは役に立ちそうもない。やはり、ベテランの屁リーンでないと軍事利用は難しいだろう。

おしまい。

888名無しさん:2016/11/03(木) 23:07:17 ID:7oHd5KIE
〜淑女エリーン〜

ここはとある高級住宅街。小高い丘の上には一際大きなお屋敷が街を見下ろすかのようにそびえ立っている。
お屋敷の当主は代々この辺り一帯を治めてきた大地主であり、爵位のある貴族なのだとか。

そんな当主には養女が居た。ウサギエリーンである。

幼い頃に引き取られたウサギエリーンは英才教育を受けて育ってきた。
就学前から数々の習い事をこなし、淑女としての生き方を徹底的に叩き込まれてきた。
名門、うさぎぐみに入学した際には、その秀でた学力から神童と称される事もあった。

そんな彼女も今では当主代行としての責務を果たすまでに成長していた。
まだあどけなさは残るものの、カールしたロングヘアーと、毛並みの整ったウサ耳、まあるいしっぽ。
そして、フリルブラウスを着こなすその姿は、紛れもなく淑女エリーンと呼ぶにふさわしい気品を漂わせていた。

淑女エリーンの世話係を務めるのはこれまた優秀な侍女エリーン達であった。
侍女として貴人に仕える為だけに存在するのが侍女エリーンである。
また、このお屋敷ではクラシックタイプのメイド服の着用が義務付けられているようだ。

――昼下がり、仕事が一段落するとお屋敷の庭でお茶を楽しむのが日課になっていた。
庭は専門の庭師が毎日手入れをしているので、四季折々のお花が楽しめる。

綺麗なお花に囲まれ、静かな午後のひとときを過ごす。
眼下に広がる整然とした街並み。高級茶葉を使用した香り豊かなお茶。疲れを癒す甘いお菓子。
傍らには侍女エリーン達が凛とした佇まいで淑女エリーンを見守っている。

忙しい毎日だが、平和そのものだ。この世界に悪など存在するのだろうか。

近年、未就学エリーンや野良エリーンによる事件、事故が何かと問題視されているが、
淑女エリーンにはそんな下劣で下等なエリーンが存在する事自体、信じられなかった。

うさぎぐみ時代を含め、自分の周りにいたエリーンは皆育ちが良く、身分が高かった。
年に数回、エリーン主催のパーティーにも参加しているが、美しいドレスが似合う高貴なエリーンばかりだ。

鏡に映る自分は美しい。侍女エリーン達も整った顔立ちをしている。
教養があり、権力があり、富もある。そして、何より…愛されている。

貧しいエリーン?醜いエリーン?愚かなエリーン?低俗なエリーン?
…はて、何処吹く風である。エリーンは平和と調和を愛する種族だ。
その様に周りから忌み嫌われるような存在ではない。

聡明な淑女エリーンは考える。
未就学エリーン…野良エリーン…その様なエリーンなど、本当は存在しないのではないか。
誰かの妄想によって作られた創作なのではないか、と…。

淑女エリーンの明晰な頭脳が研ぎ澄まされていく。
だが、真理に近づけば近づく程、自らの存在を否定してしまうという事実に…彼女はまだ気付いていなかった。

おしまい。

889名無しさん:2016/11/03(木) 23:51:14 ID:1MlMFmFM
淑女エリーンちゃんが陵辱される薄い本お願いします
ポラエリの王女にもこれくらいの品格が欲しい
オバカはオバカで良いものだけど

890名無しさん:2016/11/04(金) 03:41:22 ID:6BuzaLRY
エリーンがぼっこぼこにされて殺される様な話が見たいなぁ。リョナ要素強めの。

891名無しさん:2016/11/04(金) 11:16:57 ID:hQ0DtnbI
前回の屁リーンとのギャップがww

892名無しさん:2016/11/04(金) 13:52:11 ID:NcDwfj8k
屁リーンの後にこんな話を持ってくるとは…メタ的な表現だね
それか引き取られたってことは淑女エリーンも元は野良なのかな
珍しく何も起きない話だったけど創作の中のエリーンがこちらに気付いたような展開にゾクっとした

893名無しさん:2016/11/10(木) 00:30:09 ID:7oHd5KIE
みんなエリーンちゃんとのほのぼのライフが好きなのかと思ってましたw
書きたい妄想は色々あるので、長い目で見て頂ければと思います。
今回はキングベアーが欲しくて興奮したので書いてみました。


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