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真空管アンプ 2
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前スレが全部埋まってしまいました。市販の現行真空管アンプ、懐かしい
昔の名機、真空管アンプキット、改造や修理、真空管やトランスなどの部
品の話題など、真空管や真空管アンプのことなら何でもこのスレで。
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RW−2さん、イメージ判りました。そういうことだったんですね。
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出力トランスにTANGO XE-60-5を使っている300Bプッシュプルアンプ(定電圧
電源付)ですが、上位機種であるFC-120-5が入手できたので、今夜載せ換えて
みます。
取り付けネジ寸法も、丸い端子盤の配置も大きさも全く同じなので、手間はか
からないと思います。FC-120-5もXE-60-5と同様にKNF巻線をオーバーオールNF
巻線として使えますし、CRなどの定数変更は全く不要だと思われます。ただし、
外形寸法が110mm x2だったのが125mm x2と一回り大きいです。幸か不幸か私の
アンプには載せられるスペースの余裕があったのです。
実売価格はXE-60-5が@¥34,380、FC-120-5が@¥59,870(ノグチトランス)な
ので、倍近い差があります。実際に、どの程度、音質差が出るのか、楽しみです。
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黄金のアンコールさん
タンゴ60Wとノグチは何Wでしょうか?
同じだったらまた判断が楽しみです。
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すんなり換装できました。やはり、FC-120-5の方が一枚上手です。同じTANGO
のトランスで、コアも同じもの(FC-120-5は、コアをダブルで使っている)で
すので音質傾向は似ているのですが、FC-120-5は、より鮮明できめ細かく音楽
をはずむように出す感じがします。
ただ、倍近い価格差を考えると、コストパフォーマンスはXE-60-5の方が良いよ
うに思います。現在、我が家ではFX-40-5が2A3プッシュプルで使用されており、
TANGOのZpp5KΩの出力トランス、FX-40-5、XE-60-5、FC-120-5が勢ぞろいして
います。
感覚的にクォリティを並べると、FC-120-5 > XE-60-5 >>> FX-40-5で、
FX-40-5とXE-60-5の差の方が大きく、XE-60-5とFC-120-5の差は価格差ほどで
もないということですが、私の300Bプッシュプルアンプの出力は25Wです。もっ
と大出力のアンプに実装したなら、あるいはXE-60-5、FC-120-5の差が大きいか
もしれません。
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実装や特性面でも、FX-40-5とXE-60-5、FC-120-5はかなり違います。
私の2A3プッシュプルと300Bプッシュプルは、信号増幅部分では前段の構成が
ほぼ同じです。どちらも、5〜6dBのNFBをかけているのですが、FX-40-5では
微分補正が必要ですが、XE-60-5、FC-120-5はKNF巻線をオーバーオール三次
巻線として使用した場合、全く微分補正は不要です。XE-60-5、FC-120-5の
方が圧倒的にNFBもかけやすいのです。これは、限られた測定器しか持たない
アマチュアには、大きなアドバンテージです。
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FX-40-5、XE-60-5、FC-120-5のスペックは、こちらで見られます。
ttp://noguchi-trans.co.jp/digitalcatalog/main/0810iso.pdf
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FC-120-5が@¥59,870(ノグチトランス)
これもTANGOだったんですね。
やっぱり出力おおきいほうが音が良いとのことですか。
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XE-60-5は60W/30Hz、FC-120-5は120W/30Hzです。低域のひずみ方は、許容出力
の大きなトランスの方が有利です。それと高域の伸びや挿入損失の少なさも、
FC-120-5の方が良いです。お金に余裕があれば、FC-120-5を使いたいですね。
もっと評価されていいトランスだと思います。でも、冷静に値段まで考えると
XE-60-5はとても良く出来たトランスであるということも断言できます。
1980年ごろまでは、TANGOのトランスは、タムラ、ラックス、サンスイのもの
に比べて二流品の扱いだったのですが、1980年代に開発されたXシリーズやXE
シリーズが発売になって、これら三社と肩を並べる、あるいは追い越したのか
も知れません。
手元に30年前のラックスのOY-36-5もありますが、個人的にはXE-60-5の方がず
っと音質が良いと思いますから、いまさら中古のラックスのトランスを買って
まで使おうという気にはなりません。
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自分は、タンゴの40Wから60Wのに換えて
余裕のあるぬけを感じたです。
WE421ppアンプ
ラックスは38Dをレストアしましたが、OUTPUTはそれほど良い感
ではなく
タンゴ808は昔の人はばかにしますが
その方が良かったように思います(KT88で使用)
でも808の新しくなったのは、イマイチなんか音が痛いというか
エージングかな?
エージングのなじみも結構あると思いました。
マグネクエストもなかなか良いトランスです。
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私も出力トランスにもエージングがあると感じます。エージング期間は普通
に使って半年から1年ほどです。
XE-20Sの旧TANGOのものとISOのものの比較で、中古の旧TANGOのものと新品の
ISOのものはかなり音質が違うと感じたのですが、ISOのものも1年ほど使った
ら、ほとんど区別が付かない感じに変化しました。
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黄金のアンコールさん
自分のも1年たって偉く音柔らかくなったといわれますから
アウトプットはそうなんだと思います。
なにが変わるのでしょうかね。。わかりませんが。
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先日、事務所のBGM用にCAVのアンプを購入しました。T-6と言うモデルです。
セレッションのスピーカーで鳴らしていますが、なかなかいい音で鳴っています。
値段の割りに、重量級で、フロントパネルも厚みが十分に有り、コネクター類も
満足のいくレベルです。
これからの中国製も侮れないなと思う次第です。
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昨年末上杉氏も逝去されたし、彼が設計しLUXトランスを用いた10年以上放置プレーの
6CA7/EL34PP(T)モノラルノラルを今年中に完成させないと逝けますまい。
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上杉氏が設計した6CA7/EL34PP(T)アンプというと、1985年ごろのステレオサウンド
に掲載されたオルソンアンプの出力段を6F6パラプッシュからEL34に換えた、オール
タムラのトランスのものを記憶していますが、これとは違いますか?
部品はほぼ集まっているのに手付かずというのは、もったいないです。私も人のこと
は言えません。アンプ5〜6セット分のトランス類とシャーシは手元にあるのですが、
作れずにいます。自分自身の余命を考えると、急がないと日が暮れてしまいます。
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違います。確か昭和56年秋位の週刊FM別冊に記載された
「誰にでも出来るシンプル化に徹した」NON-NFB EL34PPながら3結で出力10Wの
モノラルアンポでLUXのPT:9F220、CH:4605を2ケ、OPT:OY15-3.6KHPを使用した物で
ECC83/12AX7を1本で初段増幅及び位相反転しEL34で電力増幅するものです。
漏れはすでに雑誌発表後のだいぶ後に1ペア製作して実用していて
もう1セット分パーツが有りながらシャシー加工中にジグソーが壊れてそのまま放置して
いる物です。
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9F220 4605 OY15-3.6KHPが1ペアずつあれば、一昨年、私が作った定電圧電
源付き300Bプッシュプルがほとんど同じ回路で組めます。電源トランスは9F220
を参考に小変更してタンゴに特注したのです。これらラックスのトランスは、
いずれも今となっては貴重品になりました。
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前記モノラルアンポの2セット目のパーツ集めをしていた時既にLUX社はトランス類の販売を
停止していてCHの4605のみ雑誌の部品売買で、もヤフオクでも入手出来ず
秋葉の地下に有る某トランス販売店にLUX:4605同規格で4ヶ特注を依頼した所
門前払いを喰って、仕方なくTAMURAのA4003に変更していますが
TAMURAのA4003さえ昔の倍近い値段に上がってしまって
自身のプリアンポ用PTのストック品のタンゴST-30S、野口PM-P1、LUX:7F40等
本当に貴重品です。
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TAMURAのA-4003は、倍以上になっているのでは? 私がA-4004を買った時は、
確か実売で6千円台だったです。今は1万六千円以上します。手元に未使用の
F-2021、A-4004、PC-3007がそれぞれ一組ずつありますが、高くなりすぎて今
からこれらのトランスを新品で買って何か作ろうという気になれません。ここ
数年、購入したトランスがタンゴやソフトン、あるいはノグチや春日無線な
どのものになってしまうのは、これらのメーカーのものの方が明らかに割安
に感じるからです。
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自分も、田村の一発もんで(トロイダルトランスです)
大昔のブライトシリーズPR7908Sと言うのを持っています。
でも。。春日もよく使っていますが
電源なんかだと問題ないですよ。
田村はそうは、トランスが良いとはおもってませんがどうでしょうか。
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例えばLUXはPT、CH、OPT共市販品はデザインが異なり、その点TAMURAは
アモルフアスやパーマロイシリーズは総てデザインや端子の形状が統一されている...
山水や旧TANGOは良くしりませんが、TAMURAは取り付けビス穴以外の
端子部が小さくシャシー加工が他のメーカーに比べて比較的楽ですw。
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タンゴのU-808にしろ昔は3000円だったのに今では15000円也。
サンスイSW-15(30)は昔4000(5000)円。今のHW-15(40)は
17000(27000)円也。皆4〜5倍でトホホ。今じゃちょっと気が効いた
アンプ作ろうと思ったらトランス3ヶとチョークで軽く10万円は掛かりやんす。
以前OYトランスで6CA7のppを作りましたが今一つイメージに合わず
分解する前にタンゴのFW型に換えたらグンバツな音に変貌しやんした。
ラックスは柔らかい低音たっぷりにキラキラと拡散する高域ちゅう感じでしたが
タンゴはタイトな低域で全体に音ヌケが良く豪快にジャズ/ブルースを鳴らして
くれとります。
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タンゴ(ISO)もタムラも無形文化財みたいな職人が作ってるのではないかな?
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田村は、値段が高い。
自分は、オークションでしいれてですが。
その値段なら、マグネクエストは格好はあれですが
音は良いです。(抜けがよい)
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皆さん、考えている事だいたい同じなんですね。私が年末に手に入れたFC-120-5
は、未使用品をオークションで安く手に入れたものです。入札したものの、競合
して値段が上がっていくようなら止めようと思いましたが、入れたのは私のみで
落ちてしまったのです。
真空管も高くなりましたので、まともなアンプを作ろうと思うと10万円ではおさ
まらなくなっています。これじゃあ、新規に真空管アンプを作ろうとする人は居
ない。新規の自作ファンが育たないのです。
格安な中国製のアンプ(最近のやつは決してバカにできない性能を持っていて、
自作するより安かったりする)を買ったほうがいいということになってしまいま
す。
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黄金のアンコールさん
じぶんだと、まあ、、後の楽しみはどれくらいかと考えて。
最近は手持ち真空管のストックをみてセーブするのも、汗
FC-120-5はよかったんではないですかね。
一生モンで残る一品があれば、、なんて思うのです。
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>>一生モンで残る一品
拙者常用のイントラ直3シングルアンプはクラシック聴くために'92年に
造りやんした。オールタンゴトランス。冷陰極放電管&オイルコン整流。
その後も何回か球アンプを作製しやんしたが結局越えられず・・・。
'92年からは思考も技術も向上せず、むしろ廃退していったという現実。
WE300Bさえ梅雨の露となって消えました。
次回はジャズ/ロック用に50でシングルアンプ造ろうかと思ってますが、
球もトランスも高いので、手持ち品で42ppでお茶を濁そうかと(だはは)
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自分は、昔にもらったKT88シングルがあって
アウトプットあのタンゴ808でした。
これが地元ガレージのEL34とか4D32など比べてよい音だしてました。
回路なんですね。
真空管はGECがついてて、オーバーホールをやりたく見てもらったら
裏返した時に割ったとか。
(当時は自分はよくしらんかったです、今だったら怒っていたでしょうが)
お詫びに貰った中国製KT88はサイテー
KT90は結構よかったですが。
50や42は、良い音でそうですね。
小さくとも一生付き合えるアンプがほしい。
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>>一生モンで残る一品
私の場合は、一昨年に完成した定電圧電源付きの300BPPです。OPTがFC-120-5に
なってさらに良くなりました。そもそも、固定バイアスだし電源も複雑で調整箇
所も多いため、真空管アンプのことがわからない他人に譲り渡すような代物では
ありません。完全なる自分用です。
しかし、一年に一度、お正月に電圧やバイアスのチェックをしますが、極めて安
定したアンプです。
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拙者の直3シングルは定電流も定電圧も無し。で、キメは無帰還。調整箇所は
ハムバランサーのみ。シンコータンタルRにオイルコン。18年間故障無し。
ちゅうか、複雑なのは造れないだけでやんすが(だははは)
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黄金のアンコールさん、はじめまして
部品が集まると安心しちゃうんですよね。特にOPTの入手はなかなか大変なので手に入ると一安心
そうしているうちに躁状態が冷めちゃうんですよね。
私も作ろうとして手元に3セットのトランスと球があります。今年は是非1セットでも作りたい
ですね。
300B-PP UTCのトランス、245-S UTCのトランス、C3mーs クラングフィルムのトランス
どれもそんなにおおがかりなものでなく、後の2つは1Wくらいしか穫れないですね。
枕元で聴く小さいアンプが欲しいと思ったわけです。思ったりしたりはできないものですね。
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>複雑なのは造れないだけでやんすが・・・・・
RW-2さんの場合はその気になればいくらでも複雑な回路で作れるでしょうが、そうしないところが実にスマート。
完備した研究施設をもち大学の頭脳も拝借できるメーカーと違って我々が複雑怪奇な回路に挑戦すると大抵失敗する。
メーカーだってQUAD405の先例あり。
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なるべくシンプルに作ったほうが良いのは当然の事です。メーカーも、どの
ように使用されるかわからない、様々なユーザー向けに製品を供給するという
ことを考えると、シンプルで調整箇所がなるべく無いようなものの方が、故障
はしにくいし、後々のメンテナンスも楽になります。
QUAD然り、ウエスギ然り。これらメーカーのものは故障しにくいように作られ
ていますし、メンテナンスしやすいので修理も容易です。
ただ、我々アマチュアは、メーカーに出来ない冒険も出来るわけで。その冒険
が成功したときには、メーカー製品をただ買って使用するオーディオマニアよ
りも優越感に浸れます。
私が作った真空管を使った定電圧電源付きのアンプのようなものは、1台から
オーダーメイドする真空管アンプメーカーも製作はいやがるでしょうし、私も
他人に作ってやるのはいやです。あとあと、メンテナンスなどの面倒を見るの
が大変なのが目に見えているからです。
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ハーゲンさん
UTCの名トランスに名球、所有して見ているだけでも楽しいでしょうね。
ぜひ、完成させてください。最近は、普通はドライバー管などに良く使われる
MT球を使ってミニワッターと言われるアンプの製作が流行しています。しかし、
手軽に買える値段であったなら、間違いなく171Aや71A、245、45の方が粋です。
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黄金のアンコールさん
UTCのトランスは昔、武末先生が「こんな物があるのか!」と書いていたのが心に残っていました。
今はオークションでそんなに高価でなく買えますが、昔はとても買える値段ではありませんでした。
45は昔VT52-SトランスはLUX SSBというのを作ったことがあります。何かで読んだのですが、
プレートが300Bのように立体的な形をしているものより45のように平面のほうが音が良いのだ
(本当かいな?)とのことでした。と、すると平面型で2A3くらいの規格のEdなんかいいんじゃ
ないかとも思うのですが、非常に入手困難だしとんでもない値段がつきますよね。
C3mは電話用のペントードですが、シーメンスらしく黄色い帯が巻いてあってなおかつ安いの
で思わず買っちゃったわけです。
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>プレートが300Bのように立体的な形をしているものより45のように平面のほうが音が良い
迷信かも知れませんが私もそう思います。
45や71Aの方がH型2A3より音がいいと思いますし、300Bより’50の方が音がいいように思い
ます。2A3も初期の平面1枚プレートのやつはとても音がいいですし。
PX4フェチの友人は、PX4で一番音がいいのは、ニッケルプレートでプレートにフィンが無い
やつだといって、自作のアンプに挿し替えて聴かせてくれました。私も友人のアンプでは、
全くそのとおりだと感じました。例を挙げたものでは、直熱三極管はみんなプレートが平面
のもののほうが音が良いんですよ。でも、球が音を出すのではないから、適切な回路と実装
が一番大事なんですけどね。
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>>2A3も初期の平面1枚プレートのやつはとても音がいい
拙者も捕獲しとりやんすよ。戦前のマツダ(東芝製)。素晴らしい出来です。
プレートが平面だけではダメでフィラメントの接続が1工程のモノが宜しい。
その意味では45、2A3の1枚プレートが最良。300Bはパラもしくは中継出しで
やんす。
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昭和初期の電蓄の時代から真空管アンプビルダーだった故浅野勇氏は、その著書
「魅惑の真空管アンプ」で、『今、アマチュアにも入手できるようになったウエ
スターンの300Bなどは戦前の民生機用として全く販売されていなかったので、
アマチュアが300Bによるアンプを組んだという記事をみかけませんでしたが、
よしんば300Bが市場で入手し得たとしても’50アンプの人気は毫もこれによっ
て左右されることはなかったものと思われます。』と書いていますが、実際に
現時点で、両方のシングルアンプを作って比べてみて、全くそのとおりだと思
いますね。
300Bにこれだけ人気があるのは、300Bは完全に映画館などの業務用で使われて
いて市販されず、神格化されていたことと、直熱三極管にしては低電圧で大出
力が得られて実用性が高いこと、使いやすい特性なので、アマチュアがシング
ルアンプを組んでもいい音になりやすいということだと思います。
71Aなんてシングルで1W弱、45も2W程度、300Bなら6〜8W出ます。'50なんて500V
以上の電圧をかけて4.6Wしか出ないんですから。しかも、前段部の設計がまた面
倒くさいw。
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>>前段部の設計がまた面倒くさい
拙者の801Aは600V掛けて4Wでやんす。しかし歪率を無視すれば10W。
パワードライブの賜物だす。50もトランス励振がベストだと思っております。
タンゴのドライバー・トランスはNC-14ですが50の場合は1次:2次=1:1で
良いでしょね。801Aの場合は前述の通り1:0.5で使用しております。
ただ50アンプにするにゃ出力トランスを換装しなきゃなりません。機会を
うかがっててはおります。ところがトランスが高価なんだ(とほほ)
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そうか、VT-62の前身の'10と'50は言わば兄弟のようなもので、フィラメント
規格も同じですから、プレート供給電圧を600Vから540V程度に下げて、OPTの
インピーダンスを変更して前段回路を小変更すれば、VT62アンプを'50族が使
えるように出来ますね。
逆に、私のSG-50/’50アンプは、カソード抵抗を変更するだけで'10/VT25
が挿せそうです。やってみようかな。
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’50は、昔から使いにくいタマというイメージがあって、試したことはありません。
そんなに魅力的な音がするのですか! 300Bはなんといっても使いやすさですよね。それなりの
スピーカーでもドライブできる出力が取れるし、、、確かに以前は非常に入手困難でしたが、今
はサードパーティ製がいっぱいありますからね。
以前から「多極管は妥協の産物」とか「アメリカ製のアンプなんて所詮大味」とかいう先入観が
あって多極管アレルギーがあったのですが、実際聴いてみると多極管ってエッジが立った感じが
あってけっこう好きかも、、と思っています。
メーカー製のアンプもこれから少しづつ味わっていきたいと思います。
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811でアンプをつくると知り合いが言ってますが。
これの音はどうでしょうか??
後807もあるらしいですが、これは5極管で評判はいいみたいですね。
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811はイイ球でっせ。ppで4本並べたらカッコ良しです。ただオムツにキャップが
あるのでスッキリしない。バルブの形が801程美しくない。この辺は好みですけどね。
807が5極管。で、811と違って光らないから人気がない。昔はペン音と言われて42
同様忌み嫌われていた代表的な球でやんす。昔、選挙カーとか公民館等のPA装置は
はたいがい42か807です。これも元来は送信管ですやんす。ちゃんと造ればイイ音出す
んですよ。球がデカいから見栄えもします。電源安上がりでパワーもありますからね。
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オムツにキャップって・・・オムツったらけつか。頭はオツムか(がはは)
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RW-2 さん
ありがとう。本人に知らせてやります。
811はシングルでやるみたいですが。
42も前、木箱にはいった公民館でつかったような半ジャンク
1万くらいで購入しましたが、結構良くなっていました。
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811ではありませんが、今年は、SV811-3シングルアンプを何とか完成させたい
です。真空管、トランス、シャーシ、全部揃っていて、あとはやる気だけ。
SV-811-3は、まだ秋葉原ラジオデパート3Fのサンエイ電気に安く売ってるかな?
1970年代半ばの頃のこの店は、今思えばパラダイスだったですね。VT62が千円以下
で売られていたんですから。
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>>ラジオデパート3Fのサンエイ電気
ブルースターちゅう500V/100+100μFのケミコンが@500円とかね。
通路にゃEF86が200本くらい裸売りで並べられてたり。イイ時代でやんした。
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RW-2 さん、今年もよろしくお願いします。
> ブルースターちゅう500V/100+100μFのケミコンが@500円とかね。
私も買いました!
でもストックのままなんですが、実力はいかほどでしたでしょうか…?
ちなみに当時のU−808新品箱入説明書付のストックなんかもあります。
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>>実力はいかほどでしたでしょうか
小柄でシャーシー内蔵しやすかったので使ってみやんしたが、メーカー品との
差は感じませんでしたよ。いずれにしろ時間が経ったケミコンを使用する時ゃ
徐々に電圧を上げての鳴らし運転は必要でやんすね。
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連休中に秋葉原に行ってきました。F-2021、A-4004、PC-3007が使えるモノラルアンプ
用シャーシを見つけたので買いました。手持ちのシヅキSH-P 55uF/250VACという45Φ
の大型オイルフィルムコンデンサーを使える穴があいていたのも、購入の決め手になり
ました。
あと、国産松下の6FQ7が割と安く出ていたので10本ゲットしてきました。
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>黄金のアンコールさん
金メッキされたアンコールがあるんですね。こないだ初めて見ました。最近私も歳をとったせいか
金の輝きを見ると心が落ち着くようになってきました。前世はC国人なのかも知れません。
今日、初市で金色の招き猫を買ってしまいました。
私も来週あたりアキバ詣に行かねばと思っています。ロクタル管のソケットを買わなくては
いけないな(C3m用)ということです。どこかありそうなところってありますか?
やっぱメイドパーツショップなんてあるのかなぁ?
ご主人様ぁ、テレフンケンのアクティブフェーダーはいかがですか? な〜んてね。
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Cello Encore Line Gold 、Encore Power Goldこれらのアンプが私のハン
ドルネームの由来です。プリアンプは、Cello社創立10周年記念で50台限
定で生産されたものです。もう15年使い続けています。
私のは、イコライザーアンプ、プリアンプ、パワーアンプが揃って金メッキ
で、みんなに成金アンプとバカにされます。でも、普通の上品なアルミの銀色のも
の(今でもデザインだけは普通のやつの方が良いと思っています)と並べて試聴し
てみて、金色のものの方が音質が良かったから、こちらに決めました。
>ロクタル管のソケット
往年の米国製はアポロ電子でみました。C3m用ならぜひ、米国NOSのソケット
をお勧めしたいところです。現行中国かロシアで造られたものなら、クラシックコ
ンポーネンツにありました。
秋葉原には時々行くのですが、メイド喫茶にはまだ行った事がありません。普通の
喫茶店ならコーヒーを飲みに入るんですがね・・・・。
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横レス失礼します。
>メイド喫茶・・・・・
道で客引きしている彼女たちはどうしてああブスなのか?
あれならマクドナルドのお姉さんたちのほうが余程魅力的。
アキバを仕切っているヤクザたちは我々電気やを馬鹿にしている?
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むかし〇原、いま秋葉原?なんとなく江戸の時代を彷彿とさせますね。
さらに横レス失礼しました。
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1月10日(月)に開催された、横浜市青葉区にある(有)ソフトンでの自作アン
プ試聴会に参加してきました。参加された皆さんがベテランばかりで、出品ア
ンプも力作揃いなので、いつも勉強になります。
私は15KY8A CSPPアンプと、6C45Piラインアンプをエントリーしましたが、他
にもCSPPアンプがエントリーされており、試聴の結果、CSPPアンプに共通する
音質みたいなものを確認しました。CSPPアンプは、回路的にプッシュプルで磁
気合成を必要としませんし、シングルアンプを2段重ねたのと等価とみなせる
もので、普通のプッシュプルアンプとは大きく違います。
小音量で音崩れがないのはまさにシングルアンプ譲りで、音の前後感が出しや
すいのは差動アンプと共通しています。そしてシングルアンプや差動アンプに
ない押し出しのある力感も出せることが最大の長所だと思います。
また、必ずしも出力管に裸特性の良いものを必要とはしません。なぜ、マッキ
ントッシュの管球アンプが、この回路にこだわって設計されていたのかとか、
何十年間も音質的評価が高く人気があるかが、少しわかった気がしました。
ただし、欠点もあります。回路構成上50%のKNFがかかるので、多極管でもダ
ンピングファクターが大きくなるのと引き換えに、高いドライブ電圧が必要に
なります。ドライブ電圧は、出力が大きければ大きいほど必要になるので、大
出力であればあるほど、設計が難しくなります。また、専用の特殊な出力トラ
ンスが必要です。
自作する場合、アマチュアが手がけやすい簡便な2段アンプにしようと思うと、
10W〜15W程度のアンプであっても前段に500Vもの高電圧をかけることになり、
出力段と前段の電源部は別立てにせざるを得ず、複雑化は避けられません。
また、大出力を狙うアンプだと、強力なドライバー管を適切に動作させ、ブー
トストラップなどを使ってドライブ電圧を水増しするようなテクニックも必要
となるなど、自作するには初心者には手にあまります。
ttp://homepage3.nifty.com/softone/offmeet/2011meet.htm
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秋葉原のメイド喫茶はまだ隆盛なんですかね。日本橋のほうはかなり閉まって
「冥土喫茶」になりつつあります。ただ周辺の裏通りパーツ屋さんも道連れに
なってちょこちょこ閉まっていくのが痛い。(涙)
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黄金のアンコールさま
見た目じゃなくて音も違うのですか!確かにアルマイトの場合表層は絶縁されているわけだし、
金メッキすれば導体ですから高周波域でのアースの環境がだいぶ違うのでしょうか。
音が違うということも単に感覚的なものでなく物理的なことかも知れませんね。
クロスシャントPP!! たしかにマッキントッシュがBクラスなのにスチッチング歪みがない
のはCSPP回路とそれを実現したバイファイラー巻きトランスだということは昔から教わりました。
回路図をみてもどういう動作をするのかよくわからなかった思いでがあります。
電源の位置を変えるSEPPになるのですね。小音量でも音崩れがしないというのも面白いですね。
たしかラックスのMB3045とかMQ80もCSPPだったように思います。MB3045は
4つ巻き線のあるもので実は音も非常によいときいたことがあります。でも球の入手が困難なので
メンテに困ってしまいますね。
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プリアンプの金色のと銀色のやつは、中身もちょっと違ったみたいですよ。
おっしゃるとおり、ラックスのMB3045とかMQ80もCSPPです。こういったアンプを
アマチュアが設計し自作するのは、今までは出力トランスが無かったのでほとん
ど無理でした。
ですが、染谷電子からバイファイラ巻き管球CSPP用の出力トランスが発売になっ
たので、自作にチャレンジすることが出来るようになりました。非常に特性の
良いトランスです。
でも、マッキントッシュやラックスのように、マルチループのNFBをかける多段
アンプなんていう芸当は至難の業で、普通のアマチュアにはまず無理でしょうね。
MC275は3つ巻線のあるトリファイラ巻きの出力トランスを搭載していますし、
MB3045は4つ巻き線のあるクワドラファイラ巻きの出力トランス搭載です。
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>>413で、出力トランスにエージングがあるということを書きましたが、ある程度
理由らしきものがわかりました。新品のトランスは、含浸したワニスが完全に乾き
きっておらず、完全に乾燥するのに半年から一年くらいかかるそうです。そのため
に線間容量が変化するので、音質が変わるらしいです。トランスを製作する方から
お聞きして納得した次第です。
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>>乾燥するのに半年から一年くらいかかるそうです。そのために
>>線間容量が変化するので、音質が変わるらしいです
えっ、そうなんですか〜。電流にて巻線(エナメル線)の銅結晶の並びが
落ち着くから変わるのかと思ってやんした。エナメル線はもともと絶縁
されてますでしょ。線間を埋めるワニスの乾きなんか関係あるんでしょかね。
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>電流にて巻線(エナメル線)の銅結晶の並びが落ち着くから
私も、そう思っていました。ワニスも誘電体として見れば、線間容量が変わる
でしょうし、ワニスの硬度も変化するでしょうから、物理的な振動モードも変
わりますよね。
だから、エージングによる音の変化があるのじゃないかと思います。
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>>物理的な振動モードも変わる
なるほど。了解です。
やっちゃいけませんがSP繋がずに動作(音楽鳴らすと)させると安物トランス
からはギャンギャン音楽が聴こえやんすからね〜。
-
またもや、出力トランスを発注してしまいました。染谷電子のASTR-12という
容量50WのCSPP用トランスです。こいつは発売されて1年以上経っているはず
ですが、到着した物のシリアルナンバーを見ましたら、29,30なのです。つま
りお一人様2個ずつの購入だとして、おそらく買った人の延べ人数が私を含め
たった15人だということ。少ないですね。
そりゃ、そうだよな。このトランスはCSPP専用で普通のPPには流用できません。
CSPPは、初心者には荷が重過ぎる回路です。今までなぜ管球トランスメーカー
が、この手の出力トランスを製品化しなかったのかといえば、作れなかったか
らではなくて、需要が多くないからでしょう。逆に言えば、染谷電子さんは、
よくこんなOPTを発売したものだと、褒めてやりたいくらいです。そして、あ
るうちに買っておかないと、いつの間にか無くなってしまうということにも
なりかねません。
CSPPアンプに使える市販のOPTは限られます。現行品ではありませんが、旧タ
ンゴのCRD-5、CRD-8はULタップが丁度50%のところで出ているので、Bを左右
に分断して使えば使用できます。また、同様な理由でソフトンのPP用トランス
も改造すれば使えるようになりますが、改造はメーカーは一切の保障はしてく
れない。CSPPアンプを作りたい者にとって、バイファイラ巻きの専用トランス
であるASTR-12とASTR-20は貴重なOPTです。
普通のOPTもタンゴは大型のPPトランスはZpp-5Kのものだけになって、3.5Kは
絶滅、8Kは小型の機種だけになってしまいました。これも需要が少ないから
なんでしょう。
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「MC275(240)か、トライオードか?」で悩んでます。ヤフオクでもレプリカばかりだし、たまにオリジナルが出品されても値段が高いし。
トライオードーでKT88、300Bのモノアンプが発売されてますが、性能的にはどーなんでしょう?
トライオードもマッキンを研究して発売してると思うんですが、、、。今後の修理も含めてアドバイスを
お願いします。
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オリジナルの昔のマッキンを手に入れる場合には、メンテナンスその他の様々な
覚悟が必要です。もう、40〜50年も使われたものですから、あちこちガタが来て
いて当たり前です。また、それだけの期間が過ぎていますので、一台一台、みん
な音が違うと思ったほう良いです。
購入は、自分がメンテナンス出来る技術を持っているならば別ですが、ヤフオク
などは極力避けて、メンテナンスを外注でなく自前でやれる技術を持った店で買
った方が結局は得だと思います。
レプリカは新しい分、メンテナンスに対してはオールドのものより有利ですが、
音質はオリジナルとはかなり違うと思います。基板配線の上に採用されている前
段管が将来的に供給不安の少ないものに変えられていて、回路自体が違いますの
で。
トライオードのアンプは、私は未聴なので語る資格はありませんが、最近の中国
製のアンプは安い割りに音質が良いものがあり、特に、良いものは日本の代理店
がきちんと技術監修しているものに多いということを聞きます。結局は、ご自分
の耳で試聴して決めるしかないのではないでしょうか。
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現在、1S-1892や1S-2711タイプの金属ケース型Diって
入手出来ますでしょか。手持ちがなくなりつつありやんすので。
モールド型ならイッパイ持ってますが。
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あるとこにはあるのですが、当然、製造中止品なので高価格になってます。
なので、私はだいぶ前から安く手に入るUF4007とかUF5401を使うようにな
っています。
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やっぱり1N4007とかUF4007になってしまいますよね。安いし。@5円〜20円で買える。
昔は10D10とかね。だいぶお世話になりましたよ〜。
最近はガラス封入型もめっきり見なくなってしまいやんしたね。日立のU07Nも手持ち
残りわずかだす。
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>黄金のアンコールさん
50W用のCSPP用トランスですか! なんかすごい本格的ですね。どんなアンプになるのかとても
楽しみです。
>たけしさん
こうして「どれにしよう」と悩むのもオーディオの楽しみですね。
「真空管のアンプ」といってもとても幅がありますから聴いて気に入るかがなによりも大事です。
一方製品の物語性とか部品の物語にこだわるのも楽しいものです。
McIntoshはここでも少し話題になったちょっと特別な回路をつかって高性能を引き出しています。
自作の経験がある程度ないとふるいマシンを維持するのは少し難しいようにも思いますが、製品数
も多いのでちゃんとしたメンテをしてくれるお店もそれなりに多いと思います。
トライオードって中国製なのですか? それは知らなかった。拙宅でも中国製の機器として
オーラムカンタスのリボンツィータとiPodを使っていますが、(これを書いているMacBookも)
ちゃんとした製品です。
-
>ハーゲンさん
染谷電子ASTR-12を使うアンプは、6AR6という、もともとはレーダー用の真空管を使
う予定です。A級動作で20W位のものです。
マッキントッシュやラックスの真似をしても仕方が無いと言いますか、真似しようと
思ってもきちんとしたものが出来ないのがわかっているので、一般にあまり使われず
比較的価格が安く、それでいて潜在能力の高い出力管を採用し、オリジナルの回路で
挑戦します。完成はいつになるかわかりません。
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おおっ。6L6WGBをさらに堅牢にしたよな球でやんすね。小型ですが見るからに
重量感があります。A級動作といえど20Wのステレオ仕様となるとやはり電源
トランスは300mA級になりやんすね。
整流は5AR4ぢゃ足らんでしょうから5U4GBの出番でしょか。パワー管より整流管が
目立っちゃサマになりませんので難しいところだすね。
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6AR6がなぜポピュラーでないかというと、ピン接続が6L6族や6CA7などとは全
く違っていてそのままでは差し替えが出来ない。オーディオ用ではないため、
過去にで採用された有名アンプがない。同様にオーディオ用としての正式デ
ータが発表されていないことです。
しかし、軍用のレーダー装置に使われていただけあって、堅牢で見るからに
ほれぼれする造りです。6L6WGBよりも同じバイアスでなら6AR6の方がより電
流が流れますので特性は異なります。
整流管を使うなら、5U4GBよりも多く電流の取れる5AU4にしようか、と考えて
います。しかし、5V3.8Aとヒーター電流が多いので、電源トランスは特注に
なってしまう可能性が高いです。あと、拙作の300BPPと同じように、真空管
による定電圧電源を搭載してモノラルアンプ2台にしてしまおうか、というプ
ランも棄てていません。いずれにせよ、出力段よりもドライバー段の設計の
方がずっと難しいアンプになります。
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6L6!!
「球の音」っていうのがあるかどうかについては議論のあるところですが、6L6は昔から気になって
いる球です。ですからMc240もすごく興味があります。
オーディオリサーチの初期の製品でダイナコのST70を6L6PPに改造するキット(ST70−C3)
を持っているのでいつかは6L6と思っています。ドナーとなる安価なST70を探さなくては、、、
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>>6L6WGBよりも同じバイアスでなら6AR6の方がより電流が流れます
6L6GB、GCよりも電流が流れるのではやはり電源が大掛かりになりやんすね。
であれば音も6L6系とは違った趣になるでしょね。豪快なのか繊細なのか。
愉しみですね〜。前段は赤球でしょか。
>>6L6は昔から気になっている球
6L6系一族は種類が一番多いですからね。今では出力の大きい6L6GCが一番
人気というかポピュラーですが、小ぶりの6L6GAなどもシブいのでやんすよ。
ダイナコのST70には適合しませんが。6L6族はペントードの6F6系やEL34より
ホットな音のような気がしやんす。いつかウエストレックスのA10タイプを
造りたいと思っておりますが、いつのことになるやら。
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6L6WGBと6AR6は、プレート損失とSG耐圧はほぼ同じです。同じプレートで沢
山電流を流そうとすると損失オーバーになるので、バイアスを深くして同じ
くらいの電流で動作させるつもりです。
赤球というのは5692あたりのことを指すのでしょうが、普通のプッシュプル
ならば候補になっても、CSPPの場合には役不足なのです。CSPPでは、50%の
多大なKNFがかかるので、出力段の増幅率は出力管のgmによって変わりますが
1.4倍〜1.9倍と非常に少ないです。その代わり高いDFと低歪みが得られます。
5KΩのOPTの一次側で20Wの出力の時、発生する交流電圧は実効値で300Vを超え
ますが、出力段での増幅率が小さい分、最低でもドライバー段でこの電圧の6〜
7割程度を稼がないといけないわけです。
現実的なドライブ方法は、非常に増幅率の大きな五極管に大きなプレート負荷
で500〜600Vもの高電圧をかける方法がひとつ。出力段と同じ電圧でドライブし
ようとすれば、5687、7044、7119、6H30Pなどの強力なドライバー管を適切に使
って、ブートストラップをかける方法が考えられます。後者の方法で5692/6SN7
系では、ちょっとドライブ電圧が足りないかもしれません。
5687、7044、7119、6H30Pなどを使う場合でも、初段と直結にしてカソード電位
が高くなって実効プレート電圧が低下するとドライブが難しいです。ムラード型
にする場合でも、初段とドライバー段は、カップリングコンデンサで切り離す変
形型にするのが現実的です。
五極管を使って二段増幅にしてしまう場合でも、gmが低い6AU6系だとドライブは
出来ても、ゲインが少ないのでNFBをかけるマージンが無い(^^;)。なので、採
用できる球はgmの大きなものに限られます。
-
採用するOPTのASTR-12は、思ったほど高域が伸びているわけではないのですが、
減衰特性が素晴らしい。全くといっていいほどピークやディップがありません。
このようなOPTを最大限活かすのには、高域第一ポールを出力段にすることです。
つまり、ドライバー段までをなるべく広帯域にして出力段を一番狭くすることで
スタガ比を確保するようなアンプが最適だと思うのです。
そうすると、ドライバー管は5687、7044、7119、6H30Pのような低Rp球を採用する
ことになります。この手の設計手法は、普通のPPアンプであれば黒川達夫氏がやら
れていますが、マッキントッシュやラックスのCSPPアンプでは、初段を一番狭くし
た設計になっています。ここの違いで、マッキントッシュやラックスのアンプより
も音質的に優れた部分が出せたなら、アマチュアでも名機に比肩できるアンプが出
来るような気がします。
-
赤球というのは5693でやんす。以前300Bsや6550ppを造ったときはこれを使いました。
ガラス球6SJ7でも良いのですが、赤メタル5693を使えば自分をちょい主張しながらも
パワー管をより引き立てるという繊細微妙な働きをしてくれます。
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>繊細微妙な働き
たしかにそんな感じはします。
元々高信頼管のせいか、どうも同じRCAのメタル6SJ7やガラス球に比べて若干大人しいような気がしました。
もっとも自分のは中古球ですからヘタってただけかな。
-
5693は、5691や5692に比べてまだ安いですね。そうか、これを片ch2本使って
差動増幅しても、高信頼管だけを使ったカッコいいアンプが出来そうです。
二段アンプも増幅回路がシンプルな分、マッキントッシュやラックスのような
多段アンプにない良さがあるんです。15KY8A CSPPアンプがそういう構成です
が、現在、自作の2A3PPアンプ、3C33PPアンプを押しのけて、TANNOY STIRING
用のメインアンプの座に就いてしまっています。
-
>>TANNOY STIRLING
見るからにクラシック御用達と思いきや、パワーぶち込むとけっこうJAZZ
なんかもイケるんですよね。大きなタンノイより吹け上がりが宜しいのだす。
-
球アンプにもいろいろありますが腕のいいアマチュアの自作は別にして、小生が凄いと思うのは
「猫」アンプ。トランス類もすべて自社製品だそうですが回路は案外オーソドックスなものじゃ
ないかと思います。
輸入元の説明では負帰還は少なくて5dbぐらいだとか。出力管を厳選して複数本並列接続してイン
ピーダンスを下げているのがいいのか?だとすれば高級石アンプと似たような設計コンセプトかも
しれません。
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黄金のアンコールさんにはオフ会時に言いたい放題失礼致しました。
当方14GW8のCSPP(回路は他の方のコピー)にASTR-12を使用しています
このトランスは半年程度経過すると再生音が変化、低域の量感が変わり
全体に力感が増加する様に感じます。
欲張って回路変更したのが仇となり、数日前に修理完了したので書き込みもました。
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石井さん、(有)ソフトンでの試聴会では、有意義かつ楽しい時間を過ごせました。
やはりASTR-12も使っていくと音質が変わるのですね。アマチュアが製作したCSPP
アンプが3台も集まり、製作者からの話も聞けてとても参考になりました。有難うご
ざいました。
本日は仕事で名古屋へ出張しました。ついでに大須アメ横の小坂井電子で、6AR6CSPP
アンプ用のシャーシを買ってきました。400x250mm 天板は2mm厚アルミパネル、フ
レームは1.2mmの鉄製で型番はKS-400という小坂井電子のオリジナル品です。頑丈で
すし造りは良く、それでいて税込¥7000とリーズナブルな値段でした。実際に手にと
って見ると、このシャーシはコストパフォーマンスはとても高いです。小坂井電子の
HPでも見る事ができます。
-
染谷で購入した時りことを思い出しました、ASTR-12発売開始から一月後で初期製産10ペア
のラストとのこと、おそらく5-6ペアを製作して様子見から追加したのではと推測。
出来立てを購入したのならニスは半乾きに近く、そうであれば低域がでなかったのは
必然と考慮すると半年経過して激変したのが納得出来ます(推測ですが)
CSPPは4-5台試聴、どのアンプも昔に聞いたMC240のDNAを程度の差はあるものの
遺伝子を持っていると印象してます、聴いた中で最もMC240に近かったのは染谷の
webに作例として回路が紹介されている6L6GCでした、球が同じだから当然かも?
昨年は染谷に貸し出されてキャンペーンされていましたが今は詳細不明です。
-
染谷のwebに作例として回路が紹介されている6L6GC
ttp://www.za.ztv.ne.jp/kygbncjy/tubeamp/SOMEYA/6L6CSPP_SOMEYA.htm
これですね。実は、私の15KY8ACSPPアンプも、この作例から随分ヒントを貰って
います。
真空管アンプキットメーカーも、外見だけマッキントッシュに似せるようなもの
じゃなく、回路的にもマッキントッシュ型CSPPを搭載して、中身もマッキントッ
シュらしいものを出せばいいと思うんですけどね。そうすれば、もっとCSPPアン
プは一般化すると思うのですが。
-
マッキントッシュ復刻のC22R、MC275Rを所有しております。まずはプリ管の12ax7を最初に付いている
中国製からヴィンテージ管に交換しようと思います。お薦めは何が良いでしょうか?
いろいろご意見をうかがいたいので、よろしくお願いします。
-
プリの球変えは確かに音質は変わりますが、球を変えた場合は
フォノイコライザーの場合、規定の周波数特性にならない可能性が大きいのと、
ノイズが増える可能性が大きいです。
フラットアンプの場合は、歪みが増えたりノイズが増える可能性も大きいです。
以上の事を承知の上で球を交換して音質の変化を楽しむなら良いでしょう。
-
メーカーの強味は何百本とある球から選別、それにより性能を維持しています
少なくとも使用球の3-4倍から選別すれば可能かも知れません。
ノイズとか不具合が出ていない限り徒労に終わるかと思います。
それでもやるのであればEHの黒箱の金メッキピンは古いテレフォンケン(テレサOEM?)より
高調波歪みが聴感では少なかったと。
但し個人の主観です、当然他の意見はあるでしょう。
-
黄金のアンコールさん
お聞きしたいのですが。
ヒータチョークを使う記事をみました。
直点火で、やるとノイズもチョークでなくなると言うことでしょうか。
-
リップルノイズの点からみれば、パワーアンプの場合では、大型の直熱管でフ
ィラメント電流が大きい場合には、ヒーターチョークは有効だと思います。し
かし、傍熱管やフィラメント電流の少ない直熱管であれば、ヒーターチョーク
なしで抵抗で代用してもリップルは充分に低下しますので、不要だと思います。
そもそも傍熱管のパワーアンプでは交流点火が一般的で直流点火が必要な場合
というのはそれほど多くないでしょう。
傍熱管の場合でも、パワー管をプリアンプに使うような場合、ヒーターに大電
流を流さなければいけないのと、パワーアンプに比べプリアンプはノイズに敏
感なので、ヒーターチョークは残留ノイズ低減に有効です。
ヒーターチョークの欠点は、場所を食うこと、アンプ製作費用でコスト高にな
ること、だろうと思います。
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黄金のアンコールさん
おはようございます。
今、励磁の電源を作っていてEZ150の3段位のチョークインプット
です。
チョークのMaの関係かちょいハムが出るようなので、
ヒータチョークもやってみたいと思っています。
HPをまた参考にしようと思います。
ありがとうございました。
ラインアンプは良い感じですね。
EL34ラインアンプ製作プロジェクト
ttp://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/EL34lineamp.htm
-
レコードプレーヤーを持たず、デジタルなプレーヤー&ソフトオンリーで
黄金期のオーディオ(真空管では無いモデル)を使いつづけている人が
新しく真空管アンプを買うなんてのは有りでしょうか?
雰囲気を求めるには最高のアイテムだとは思うのですが・・・
やはりレコードプレーヤを中心としたシステムで本領を発揮するものなのかな〜
球への憧れは強いけど、デジタルなソフトではどうなんでしょうか?
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いや、デジタルなソフトだから管球アンプの方が良い場合もありますよ。
私の場合、アナログLPはソリッドステートアンプで聴く場合が多いですが、
昔のアナログ時代の復刻CDや、現代の新しい録音のものでも、管球アンプ
の方が音がアナログっぽくなるというか濃厚になって良いものもあります。
ソフト次第ですね。
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ジャンク屋さんで6000V用のコンデンサー発見。630V用と比較してこのデカさ。
ガラス(エポキシか)封入で重い。高電圧機械のアース接地用なんでしょか。
カップリングに使ってみようと思って購入。これだけデカいとアンテナ作用が怖い。
銅箔でも巻いてアース(シールド)取る必要があるでしょね。
matari.s35.xrea.com/cgi/img/img-box/img20110217044328.jpg
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昨日は、東京へ出張のついでにあとお茶の水まで行って、ディスクユニオンでLP
レコードを数枚仕入れた後、坂を歩いて下って秋葉原へ寄りました。@¥300で売ら
れていた6U8Aという真空管を見つけ12本も買ってしまいました。この球は単管でミ
ニアンプを組む事が出来るし、大型アンプの前段にも使えるので、いろいろと利用
価値が高いのです。
さらに、地元では売っていないDALEの抵抗や45mm径のブロックコンデンサのバンド
や、米国製の2L8Pの縦ラグを買いました。2L8Pのラグは、2箇所でネジ止めされるの
で1LのものよりもCRパーツが振動しにくくガッチリとりつけられる上に、ネジ穴の
間隔が48mmで、手持ちのA-4004というタムラのチョークコイルのネジと共締めでき
るので仕入れたのです。
アナログLPついでの情報ですが、真空管アンプキットの老舗であるオーディオ専科
から、1〜2ヶ月後にフォノイコライザー付きのプリアンプキットが発売されるらし
いです。フロントパネルには長方形のVUメーターが付くのだそうで、何やら伊藤
喜多男氏のプリアンプみたいなデザインなのかな、と想像しています。
-
>6U8Aという真空管
いいっすね。複合管ですのでアンプがコンパクトに仕上がりやんす。
6BL8ともども使いでがあります。ピン配置が違うので6AN8と差し替え出来ない
のがタマにキズですが。6AN8は高いし良いモノが入手難になりましたし。
拙者は6BL8≒のE80CF(SQ管)を良く使っております。出自はN○Kでやんす(だはは)
-
>デジタルなソフトだから管球アンプの方が良い場合も・・・・・
同感ですね。球=古い⇒アナログ向き、という図式は必ずしも通用しない
ように思います。
年季のいったマニアほど真空管アンプを高く評価するのは興味深い傾向です。
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MTパワー管や小型GT管のパワーアンプの前段なら短小の6U8や6BL8、6AN8でも
宜しいのですが、ちょっと丈の高い球にはチョット丈の高いSQ管が合うんですよ。
逆に6BQ5あたりとでは大きさの差があまりなく似合わない。こんな審美的感覚を
持って組み立てるのも球アンプの面白さでやんすね。300BをE80CF1本でドライブ
するシングルアンプを以前作りやんしたが球の見た目の対比も面白くナイスでやんした。
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前期高齢者様
6CA7とか6BQ5なんて言う方はお年寄り。今ぢゃEL34、EL84と言わなければ通じやせん。
間違ってもブイロクとかペケナナなんて言わないように(だははは)
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