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グラフィックボードについて
1
:
gaudi
:2007/05/13(日) 04:16:23
はじめまして
突然の書き込み失礼します。
現在premiere pro 2.0を使用して編集作業を行っています。
使用しているPCは、DELLのdimension9200という型で
徐々に映像編集用にカスタマイズして行こうと思っています。
それで、今色々調べているのがグラフィックボードについてなんですが、
adobeのサイトを調べると、色々とpremiere用に推奨しているボードがあるみたいなんですが
http://www.adobe.com/jp/products/premiere/search_result.html?manuSearchVar=1&modelSearchVar=0&supportSearchVar=0&brand=&dataFormat=&version=2.0&device=graphic&format=&x=28&y=7
実際、編集する上でどのような差が出てくるのでしょうか?
作業スピードがアップしたりするものなのでしょうか?
あと、キャプチャボードについても同様に、差が出るのでしょうか?
どなたかご存知の方、宜しくお願いします!
失礼します
2
:
高山カツヒコ(www.tepproject.com)
:2007/05/13(日) 12:16:54
グラフィックボードは、マルチディスプレイにしたり3Dの表示を早くしたりするのに使われます。
モニターを複数台使いたいのであれば、その機能を持ったグラフィックボードを使用すると良いでしょう。
通常の編集では、特に必要はありません。
キャプチャーは、キャメラからテープ上のデータをコピーしているだけです。
品質も速度も一切差はありません。
編集用のPCは、当然ですがCPUの速度が一番の肝で、それに加えてメモリーの増設と、スクラッチ用ハードディスクの高速化大型化の方に予算を注ぎます。
また、キャプチャー素材を多く取り扱うため、外付けハードディスクを増設して行くことになります。
3
:
高山カツヒコ(www.tepproject.com)
:2007/05/13(日) 12:26:28
グラフィックボード、キャプチャーボードとは別に、編集用のボードが存在します。
これは、非圧縮の映像データやHDTVサイズのデータなどの大型データを扱う時に、そのデコードを担ってプレビューの画面表示を早くし作業性を良くするために使われます。
以前はDV用でも存在しましたが、今はPCのCPU自体が早くなったので、特に必要なくなりました。
今でも、エフェクトをかけた時にプレビューの描画速度を落とさないために使われるボードもあるのですが、そのボードが対応しているエフェクトフィルター以外には効果ありませんし、通常の編集ではなくても済むものなので、特に推奨はしません。
4
:
gaudi
:2007/05/13(日) 13:16:16
高山様
大変分かり易いご説明ありがとうございます
ボード類を変えても、劇的な変化は望めないと言う事ですかね
ではHVX200のP2モードでDVCPRO HDで撮影した素材を編集する場合
これは確か現在premiereは対応していなかったと思いますが、
final cut pro や、edius pro、avid express等で、HD編集をする場合は何か違ってくるのでしょうか?
大きくて圧縮率の低い動画ファイルを扱う場合と言う事です。
あと、HDDについて
キャプチャ素材は外付けのHDDに保存でも問題はないのでしょうか?
肝心なのはスクラッチディスクを別に設けて、それを内臓IDE接続のドライブに保存する。
つまりキャプチャ素材を保存するディスクの転送速度はそれほど重要ではないと言う事でしょうか?
宜しくお願いします。
5
:
高山カツヒコ(www.tepproject.com)
:2007/05/13(日) 14:30:37
最終レンダリング速度に関しては、PCの速度と選択したコーディックエンジンに依存します。
今の編集ツールは皆処理の効率は練り込まれていますし、同じコーディックエンジンを使う以上は、編集ツールを変えてもレンダリング速度は変わりません。
編集作業上ではプレビューの再生能力が重要になりますが、作業中は軽い中間コーディックのプロキシでプロジェクト作業をして、レンダリングの時に元素材に差し替える事でほとんどどのツールでも問題なく作業できますし、劣化の少ない特別な編集用中間コーディックを使用してそれを編集するタイプのツールあります。
今までのPremiereProでDVCPRO HDを使用する時は、サードパーティー製のコーディックを使用する事で何通りかのやり方があります。
また、もうすぐ発売になるAdobe Premiere Pro CS3では、Adobe OnLocation CS3がバンドルされます。
Adobe OnLocation CS3は、以前はDV RACK HD2と言う名前で発売されていた製品で、ノートPCのHDDに直接キャメラから撮影データをキャプチャーできるツールで、DV、HDV、DVCPRO 50、DVCPRO HD形式をサポートしています。
http://www.adobe.com/jp/products/premiere/onlocation/
いずれにしてもHDTVはまだ登場したばかりで、個人でHDTVを撮影編集する環境はまだまだ黎明期ですので、DV感覚のスムーズな扱いができる機材は、それなりに高価になります。
HDTVの大きなデータをスムーズに扱うには、相応のハイスペックな環境を揃えなければ、DV並のスムーズな処理は望めません。
DVでは、現状の市販の外付けで充分です。
非圧縮やHDTVでは、RAIDを組んだりする必要も出てきます。
HDDは、映像フォーマットが必要とする転送速度に充分に足りてさえいれば、後は台数と容量です。
キャプチャーした素材置き場とレンダリング先を一台のHDDに一緒にして使ったら、ヘッドの往復で処理速度が著しく低下します。
一台が素材置き場、もう一台がレンダリング先ならば、スムーズにレンダリングが行われます。システム処理用のスクラッチディスクが別であれば、更に理想的です。
レンダリング、プロジェクト作業、共に、一台のHDDで読み書きが同時に行われないような振り分けが出来れば理想です。
いくら転送速度の速いHDDを使ったところで、ヘッドの往復による速度低下は免れませんし、PCのレンダリング速度以上に早くはなりません。
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