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ラジオスレ 23
335
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:06:20 ID:e9rdEgsg0
マゾヒスティック美少女探偵
336
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:11:55 ID:GhVDRhKs0
彼女は助手を馬用のムチでシバき倒して、満足げな笑みを浮かべた。
助手はどういうわけかボールギャグと目隠しを着けられて、両手を縛られて脚には鉄球を括りつけられていた。
「どう? 痛い? ねぇ……?」
シバいたほうもシバかれたほうも、頬が紅潮して、吐息が熱かった。
その姿をみた刑事は、本当に大丈夫なのか頭を抱えた。
337
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:17:45 ID:4kaXYBAY0
「えっと、名探偵の方ですよね?」
そう鞭で叩いている女の方に刑事は尋ねた。
彼女が主導権を持っている事を考慮して、彼女こそが探偵であり、くくり付けられているのが助手だろうと考えたからだ。
「いえ、違いますよ?この豚が名探偵です。この女はこうやって責められてい
る時に推理力が向上するんですよ、ねぇ?豚?」
そうやって、助手は再び女探偵を鞭で叩く。
338
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:19:40 ID:9R2a9ovUO
そっちかい!w
339
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:21:27 ID:6UPG5kv.0
「いかん、混乱してきた」
新米刑事である私(どちらかというとライトM)は頭を抱えた。
クッソ普通に紛れ込んだ部外者がやらかさないように記録を取っているのだが、冒頭からもう探偵と助手を間違えた。
とりあえず、このブリッジしまくりながらアヘアヘ言っているのが探偵なのだろう。
こんな奴に頼った時点で、日本の司法は終わってるし、ちょっと転属届けを出すべきな気がしてきた。
340
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:23:12 ID:e9rdEgsg0
微妙に独立スレ立てられるような様相を呈してきてるのやめていただきたい
341
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:25:12 ID:GhVDRhKs0
「ああ、と、探偵さん?」
彼女は話しかけると、突如四つん這いになり、僕の足元まで犬のように寄ってきた。
「こら、ペスやめなさい失礼でしょ?」
しかし彼女はやめる事なく、ムチでシバかれながらも僕の靴の臭いを嗅いだ。
「あら。あなたライトMなのですね?」と助手。見切られた。やべぇ。
342
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:26:45 ID:ncLvK9z20
やべぇ復活すんなwwww
343
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:31:30 ID:4kaXYBAY0
「おい、新米。彼女に資料を渡せ。」
刑事は僕にそう言った。僕は鞄から事件資料を取り出し犬になった彼女に渡そうとする。
「いえ、普通に渡すのではなく床に捨ておくようにしておいてください、人扱いする必要はありません、資料を読んでいる時はずっと頭を踏みつけて読ませてください。」
ライトMな僕にSな事をしろというのか!驚愕する僕。
「ぶーぶー、はぁはぁ、早く資料をください。」
344
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:32:46 ID:ncLvK9z20
いいぐあいに壊れてきましたな
345
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:34:01 ID:6UPG5kv.0
縋り付かれ、たまらず資料を落としてしまう。散らばった資料の数々を、探偵は口で拾い始めた。
「なるほど、謎はすべて解けまし「豚が、人間の言葉をいつ発していいと言いましたか」
助手のグーパンが飛んだ。ホントに助手と探偵なのかこいつら。
しかし彼らが本当に名探偵であることを、僕は痛感することになる。
ライトM(MURDERER)だった僕の手に、手錠がかかったことによって――
346
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:34:59 ID:ncLvK9z20
どんでん返しwwww
347
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:35:17 ID:GhVDRhKs0
>>350
348
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:36:35 ID:NAwMSOMQ0
すすす
349
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:37:38 ID:ncLvK9z20
チョコさいちゅう
350
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:40:23 ID:ncLvK9z20
創発ラジオ
351
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:43:29 ID:4kaXYBAY0
初めはいいものを作ろうと思ったのだ。
いいものを聞かせようと思った。
歴史に名を残そうと思った。
忘れられない程、楽しんでもらおうと思った。
一体、どこで間違えてしまったのか?
352
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:47:13 ID:6UPG5kv.0
結局は、何も作れなかった。ただ漫然と声だけを乗せ、中身のないまま走り続けた。
それでもいいと、思っていた。それでも楽しんでいてくれる人は確かにいる。それだけで、十分だと。
なのに、気が付いてしまった。気が付かなければ、ずっと幸せに気ままにラジオが出来ていたのに。
創発ラジオは、創作発表のラジオなのだと。創作に必要な支柱なくして、創発ラジオたりえないのだと。
そう、忘れてしまった大切なもの、その名は――――
353
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:52:04 ID:GhVDRhKs0
「お前が気づいたものは正しい、だが、お前が呼ぼうとした名は間違いだ。
それは目の前にいた。私が気づいたもの、その名を冠するもの。
「私は現象ではない。私は創作ではない。知っていたはずだ。私は、お前たちだ」
銀髪がたなめいた。私はあらためて、その名を呼んだ。
「ハルトシュラー」
354
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:52:46 ID:ncLvK9z20
きたか
355
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:58:57 ID:4kaXYBAY0
「何故、あなたが出てくるのですか?あなたを信じて私はここに来たというのに…」
私は叫ぶ。ハルトシュラーは無言のまま、私を見つめている。
「あなたを信じても誰も何も言ってくれない。私は誰かに見ていてほしくて始めたのに、誰かに聞いて欲しくて始めたのに…出来てしまったのはこんなものだ。」
弱音を吐く私をハルトシュラーは僕を静かに見つめている。その視線には怒りも憐れみもなく、ただ静かに視線を向けるだけだった。
「何か、何か言ってくださいよ、ハルトシュラー!!」
356
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 03:02:25 ID:6UPG5kv.0
「言ったであろう。私はお前だ、と――」
ゆっくりと、ハルトシュラーが口を開く。厳かに、それでもどこか優しさを孕んで。
「お前の望む言葉を吐くことは容易い。お前がそれを望むのなら、お前たちである私はその言葉を紡ごう」
そうとだけ言うと、ハルトシュラーは再びその口を閉ざした。閉ざしたのだ。
そのことこそが、示していた。本当に心から欲していたのは、枯渇のあまり今欲していた都合のいい甘い言葉などではないことを。
357
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 03:13:23 ID:GhVDRhKs0
「私は、お前たちの意欲だ。意志だ。そこに溜まる想像力の澱の中に生まれるものだ。私は、お前たちが紡ごうとするものだ」
再び語り始めた。
「全ての人間が宿す想像力、独創性、意欲。欲望、妄想。私はそこから生まれる。ある条件を持つ者たちによって」
ああ、そうだ、思い出してきた。その通りだ。
「私は創作を志すお前たちの意志。お前は覚えていた。意志があるから私と会えた。私は、お前の創作する意思であり、それこそが私を形作るもの。ありがとう、お前は私を覚えていた――」
358
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 03:20:32 ID:ncLvK9z20
おっちゅー
359
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/01/04(月) 03:24:48 ID:4kaXYBAY0
ありがとうございました
長丁場になりすぎた事はちょっと反省点なので次回いかします
またね!
360
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 10:14:16 ID:WX9DwzWc0
途中でくたばったけど乙
361
:
名無しさん@避難中
:2016/01/11(月) 17:24:34 ID:SvQoccyc0
先日のラジオです、一応創作物も同梱しときましたのでどうぞ!
http://www1.axfc.net/u/3598759
PASS:souhatu
362
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 15:24:38 ID:ptV2a7Dk0
突発ですが本日GW5行リレーラジオやります
17時開始予定です
363
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:02:30 ID:ptV2a7Dk0
ラジオ始まるよ!
http://std1.ladio.net:8000/souhatu.m3u
364
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:02:50 ID:hx8LVb2M0
にゃんと
365
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:04:26 ID:ptV2a7Dk0
テストもかねてるので聞こえてるかどうかの確認もお願いします(゜゜)(。。)ペコッ
366
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:06:32 ID:ptV2a7Dk0
かべつべ配信
http://gae.cavelis.net/live/iehoku
ラジオ配信
http://std1.ladio.net:8000/souhatu.m3u
367
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:07:51 ID:hx8LVb2M0
にゃっ。聞こえてます
368
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:09:58 ID:hx8LVb2M0
丁度いいですよ
369
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 17:14:06 ID:ptV2a7Dk0
安価
>>371
で
370
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:14:31 ID:hx8LVb2M0
魔女
371
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:31:06 ID:ptV2a7Dk0
【5行リレーラジオ】
1.安価でリスナーがお題を適当にふる
2.パーソナリティがそれに対して5行書く
3.次の人がその続きを書く
4.2ループで完結
5.新しいお題に
好きに書くが
>>372
でお題
372
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:31:32 ID:2hNN.3/c0
とりあえず、連休に帰省しないおっさん創発民が聞いてますよ宣言。
373
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:33:04 ID:hx8LVb2M0
wwww
374
:
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 17:33:38 ID:N1hkHLuk0
2046年。日本国において、1つの宣言がなされた。
『とりあえず、連休に帰省しないおっさん創発民が聞いてますよ宣言』
その宣言は、日本のみならず世界中を揺るがした。
まさかその宣言が、後に第三次世界大戦に繋がろうとは、この時想像できた者はいなかった。
宣言をした、連休に帰省しないおっさん創発民を除いて――
375
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 17:37:41 ID:ptV2a7Dk0
アメリカ合衆国大統領は言った。
「我々は失ったのだ、おっさんの帰省を!!」
涙ながらに演説する大統領の声に耳を傾ける愚民達。
「許してはならない。おっさんの帰省を奪ったものを!」
その声と共に、第三次世界大戦が勃発する。
376
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 17:43:57 ID:5X9ZaTKU0
「彼等は正しいんだ。それでいい」
「どういう事だ。結果として東西で火が上がった。また太平洋が戦場になったんだぞ」
「彼等は今の世界を維持しようとしている。だからアメリカは戦争に踏み切った。あの宣言をしたのは、その世界を打ち破るためなんだ」
「わからない。それが戦争を引き起こしてまですることだったのか」
「我々はアフリカを出で、そして世界に広まった。後ろを振り返ることなく。帰省は人類の本能にあらがう行為なんだ」
377
:
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 17:49:03 ID:N1hkHLuk0
軍曹の言う通り、『とりあえず、連休に帰省しないおっさん創発民が聞いてますよ宣言』は正しかった。
人は本能に従って、己の居場所に居るべきなのだ。
ただ生まれ故郷というだけでそこに戻るなど、非効率的で意味のない行為。
そうして第三次世界大戦は、最終局面へと至る。
そう、『疎開』という帰省を行なう者と、『戦場』という今の居場所にとどまろうとするものとの、衝突という形で。
378
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 17:52:21 ID:ptV2a7Dk0
「諦めるな…!」
おっさんの後ろで少年が言う。
「あなたには帰るべき場所があるんだから…。」
おっさんは首を振る。世界中で核の発射ボタンが押された。
既におっさんに帰る場所なんていうものは存在していない。だけど…
379
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:00:12 ID:5X9ZaTKU0
そして数十年の時が経ち、地も川も海も空も灼熱の炎に焼かれた跡だけが残されていた。
故郷という概念、戦場、疎開地という概念すらなくなった。
彼等はまた旅に出るだろう。
いまここに居る場所を新たな故郷とし、線引きが取り除かれた世界に再び広がっていく。
第二のグレートジャーニーの第一歩を踏みしめた彼は――
380
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:01:26 ID:2hNN.3/c0
http://dl1.getuploader.com/g/sousaku_2/1031/img110.jpg
381
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:03:00 ID:ptV2a7Dk0
次
【お題】安価
>>383
382
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:05:07 ID:5X9ZaTKU0
かそく
383
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:05:07 ID:raZO3gkw0
賢者
384
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:08:59 ID:5X9ZaTKU0
頭がぼーっとする。空虚な感覚。
時計を見ると数十分立っていた。
PCのモニタを切る。暗闇。私の気の抜けた顏がノングレアの画面にぼんやり映っている。
ああ、これか。このぼーっとした静かな感覚。
これなんて言ったっけ。そう、賢者タイムだ。
385
:
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 18:10:47 ID:N1hkHLuk0
賢者タイムというくらいだから、知能指数が向上しているかもしれない。
例えばこうして空虚な気持ちになっているのは、この世の真理を悟ってしまったからではないか。
この世界の理を知ってしまった空虚な気持ちを抱きながらも、何かに熱意を傾ける。
それが出来れば、この賢者の知能を持って何かを成し遂げられるのでは。
そう思い、私は長年気になっていた“アレ”について考えてみることにした――
386
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:14:51 ID:ptV2a7Dk0
何故、この世に下着というものがあるのだろうか?
真面目な話である。
上着というものがある、服を着ている。
とするならば、下着を着る意味とは何なのだろうか?
外見からは何も変わらない。なのに何故下着というものが?
387
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:19:10 ID:5X9ZaTKU0
たとえば私の今の状況を考えてみよう。きっちり上下でつけている。
次にその状況を掘り下げよう。胸が苦しい。
というわけでホックを外してみた。
楽になった、というわけではない。ただ胸が重力に従っただけだ。
その状態が楽か? 決してそうではなかった。
388
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:23:08 ID:bvt9S2Ws0
おっさん創発民が賢者タイムにノーブラノーパン大正義真理説に到達して世界大戦にハッテンしたということかと思ったらおっさんじゃなかった
389
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 18:24:12 ID:N1hkHLuk0
「なるほど下着には不自由と引き換えに楽を得る効果が……ん?」
そこでふと気になった。ぱんつとブラは、別のものである。当然だ、全くの別の存在である。
では、ぱんつとブラ、どちらが上でどちらが下か。100人がいれば100人がブラを上というだろう。
「つまりブラは上下着で、ぱんつは下下着……一方ジャケットはは上上着、ズボンは下上着……」
一体何が真の下着なのだ……? 実質上と下の数でいうと、ブラジャーはズボンと同じなのでは……???
390
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:34:39 ID:ptV2a7Dk0
「お兄ちゃん、なにしてるの?」
妹が入ってくる。ディスプレイに映った多数の下着を見て、妹が顔をしかめる。
「えっと、そういう趣味が…。」
そういって妹が部屋を出て行く。
「Nooooooooooo!」
391
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:35:34 ID:ptV2a7Dk0
次安価
>>393
392
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:36:02 ID:Ce5bvcXc0
エンジン
393
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:40:34 ID:hx8LVb2M0
手術フェチ
394
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:45:19 ID:ptV2a7Dk0
「メス」
そういって看護婦から渡されたメスを私は受け取る。
メスが肌にめり込み、血が漏れる。
この時、私は人が生きているという事を実感する。
ああ、私の腹から、赤い血が…。
395
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:50:23 ID:5X9ZaTKU0
血を拭き取る。黄色い脂肪の層が見え、また赤い血が滲む。
またメスを走らせる。
さくさく。小気味よい肉を裂く音。
思ったより出血は少ない。内臓が見えるまでまだ少しかかるだろう。私の助手が言った。
「あの、お魚を三枚おろしにするのにそんな緊張感要ります?」
396
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 18:53:09 ID:N1hkHLuk0
「そりゃあそうだよ。何せサンマだよ君ィ」
半魚人である自分からすれば、サンマなんて貴族のようなものである。
「サンマさんと同じ食卓に並べるとか、これに勝る喜びはないんだよ」
今宵は素晴らしい。何せサンマと同じ食卓に、自らの腹を並べる事ができる。
そして、腹を切開した自身の手術にも挑める。嗚呼、なんていい夜だ。
397
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:57:16 ID:bvt9S2Ws0
話題から匂い立つ創発民の年齢層
398
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 19:01:06 ID:ptV2a7Dk0
「ちなみにこれ何の手術なんです?」
看護婦が私に聞く。
「私はな、口でものを食べる事が出来ない。ゆえにものを食べる時はおなかを裂いて、そこにサンマさんを詰め込むんだ。」
「えっと、それが手術なんですか?」
「ああ、栄養摂取だね。」
399
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 19:08:07 ID:5X9ZaTKU0
私は自ら縫合しながら、ひくひくと動く自分の筋肉を眺めた。
内臓を傷つけるのはリスクを伴うが、こうしなければ生きてはいけない。
既に胃の中でサンマが消化されている。それを胃で包み、縫合してゆく。
腸がぐるぐる蠢いている。
アミノ酸が繊毛を通し、私の身体を駆け巡った。
400
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:10:54 ID:bvt9S2Ws0
頼むから胃瘻手術を学んで欲しい
401
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 19:13:55 ID:N1hkHLuk0
「ふう、縫合完了だ。後は失った血を補給するため輸血を行なう」
「輸血の時間まで入れると相当時間がかかりますし、栄養摂取も大変なんですね……」
「ああ。半魚人とはそういうものだ。陸で生きるというのは、本当に難しい」
「ところで、輸血が終わったらどうするのですか? 診察に行きますか?」
「いや、悪いがそんな暇はない。輸血が終わったら、今度は夕飯のためにもう一度腹を開かねば」
402
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 19:26:18 ID:ptV2a7Dk0
20時再開予定です
403
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:28:11 ID:bvt9S2Ws0
急に現れて青森さんとトークするハメにあう帰省しない創発民
404
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:38:05 ID:bvt9S2Ws0
魔剣ダインスレイブ…!!
405
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:54:17 ID:bvt9S2Ws0
文字書きでエロを書いたことない人間などいない
406
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:02:07 ID:ptV2a7Dk0
1.エドさん
2.青森さん
3.古時計屋
4.ソダさん
5.るーべんさん
>>406
安価
407
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:03:52 ID:ptV2a7Dk0
>>409
安価
408
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 20:04:10 ID:Ce5bvcXc0
殺意度高いな
409
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:07:09 ID:5zweHXDw0
年下の姉
410
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:07:13 ID:.Kd31yUk0
ちくわだいまょうじん
411
:
エド
:2016/05/03(火) 20:12:27 ID:tsxPZsZE0
私の姉は年下だ。何度も言うが年下だ。
周りからもどうしてかとはよく訊かれる。でも仕方ないだろう。
私だって実際、この姉の真実を知ったときには驚いたのだから。
さて、いい加減、だらだらと話すのも飽きてきたので、ぶっちゃけてしまうとしよう。
私をも驚かせた真実……それは、私の愛するこの年下の姉の正体がアンドロイドだったということだ。
412
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:16:47 ID:Ce5bvcXc0
次回予告しなきゃ >BGM
413
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 20:20:30 ID:5X9ZaTKU0
姉の頭皮を剥ぐ。頭蓋が見える。カルシウムとタンパク質で構成された本物の骨だ。
だけど、出血はほとんどない。
電動ノコギリで骨を裂いて、CPUのある部分に穴を開ける。
どろどろ赤黒い粘液がこぼれて、ひどい腐臭がした。
そろそろ姉の肉体も交換しないと。チップを引き抜いた。
414
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:24:47 ID:ptV2a7Dk0
「---ト…シ…ちゃん」
解体中の姉が片言で私の名前を呼ぶ。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん…すぐ治してあげるから…。」
私はそう囁くように言って作業を進める。
サイバーウィルスの駆除、その作業を迅速に求められている。
415
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 20:27:43 ID:N1hkHLuk0
あの夏の日、お姉ちゃんの時計は止まった。
私はまだ幼くて、お母さんから言われた言葉の意味を理解するのに、数年を要した程だ。
「おねえちゃんは、もう絶対、死なせないから……」
気がつけば、誰の目から見ても、お姉ちゃんが年下になるほどの月日が経った。
それでもまだ、私はお姉ちゃんを卒業することができずにいる。私の時計も、ずっと止まったままだった。
416
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 20:33:42 ID:Ce5bvcXc0
卒業しなければならない。それは重々承知している。
だが、それは治してからでもいいはずだ。もっとおねえちゃんを守っていていいはずだ。
……作業が終わった。「できたよ、お姉ちゃん」と声をかけようとしたとき。
「おねえちゃんは、ずっとトシちゃんのお姉ちゃんだからね」
「うん、わかってるよ、お姉ちゃん。」
417
:
エド
:2016/05/03(火) 20:37:35 ID:tsxPZsZE0
私の姉は年下だ。何度も言うが年下だ。
周りからもどうしてかとはよく訊かれる。でも仕方ないだろう。
私だって実際、この姉の真実を知ったときには驚いたのだから。
でも、だけど、それでも……大好きだよ、と、私はいつも心の中で呟き続ける。
「それじゃあ、汚れちゃったし……お風呂でも入ろっか」
418
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:40:44 ID:bvt9S2Ws0
二度目の開頭
419
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 20:49:53 ID:5X9ZaTKU0
風呂に入る姉の皮膚が崩れる。所詮は人の死体なのだ。
代わりの肉体を得るには数か月かかる。
培養した表皮とカルシウムの骨格を得るための時間は長すぎ
私が好きな姉。私が綺麗と思う姉。私が憧れる姉。
姉は変えられる。綺麗な姉に。私が憧れる人に。たとえば、あの人のように――
420
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:50:57 ID:Niwc5XPM0
グロイ方向性www
421
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:51:09 ID:Ce5bvcXc0
エンバーミングじゃねぇか!
422
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:52:17 ID:Ce5bvcXc0
トシちゃんのサイコパスっぷりが極まってきてる
423
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:54:19 ID:Niwc5XPM0
ヽ○ノ 姉「まあいいか!」
/
ノ)
424
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:54:37 ID:Ce5bvcXc0
姉お前か
425
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:56:36 ID:ptV2a7Dk0
あの人--それを思い浮かべようとすると思考がショートする。
(記憶に齟齬が発生したので修正を行います。)
--あれ、私、今何を考えていたんだっけ…。
「あ、お姉ちゃん。うん、お姉ちゃんを治さないと…。」
私はそう考え、姉を風呂から抱き上げて作業台へと持ち運ぶ。
426
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 20:58:28 ID:N1hkHLuk0
あの夏の日から、時計は止まり続けている。
私の時計も、お姉ちゃんの時計も。
「――――ト…シ…ちゃん」
もうずっと、この時を、抜け出せないでいる。
何度も、何度も、ただただ不毛なこの時間を、繰り返す。
427
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:00:28 ID:bvt9S2Ws0
手術と風呂漬け繰り返してたら腐るわなw
428
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:03:26 ID:Niwc5XPM0
すかいぷの音がw
429
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 21:04:11 ID:5X9ZaTKU0
通話切れた少々お待ちくださいwww
430
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:07:23 ID:Niwc5XPM0
麻雀のルールが分かんなくて…
431
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:08:52 ID:Niwc5XPM0
あおもりさんのいいね見た方が早そう
432
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 21:09:53 ID:Ce5bvcXc0
――調査ファイル:324928通称『トシとその姉』
当初は交通事故により、姉が全身サイボーグ化。義体医療が始まってから時期が浅かったため、本人の肉体の大半を流用。
その後、姉にサイバーウィルスが感染。時を同じくしてトシが発狂。以来、トシは執拗に姉の世話を続ける。
そして、この仕事はトシの病状に姉がどのような効果を与えているのかをひたすら病院で観察すること。
「いいのかね、これで……」
433
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 21:11:59 ID:ptV2a7Dk0
次の安価いくよー!
>>435
434
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:11:59 ID:bvt9S2Ws0
すごい!ちゃんとまとまってる!
435
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:13:04 ID:5r1UB0CIO
豆腐タクシー
436
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:13:17 ID:Niwc5XPM0
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
437
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:14:10 ID:Ce5bvcXc0
はい
438
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 21:23:26 ID:Ce5bvcXc0
「『豆腐タクシー』って、知ってる?」
知らないと答えたら、教えてもらった。
純白のクラウン。カイコガのエンブレム。ついたあだ名が「豆腐タクシー」というのだが、絹ごしということでいいのだろうか。
それにしてもカイコガのエンブレムとは縁起物と言う感じがしない。社長が群馬出身とかなのか。
「で、本題はその『豆腐タクシー』、すっごい噂があってね?」
439
:
エド
:2016/05/03(火) 21:25:27 ID:tsxPZsZE0
「なんと、運転手のメンタルがとんでもなく豆腐なんだって!」
「どゆこと?」
「ちょっと道を曲がり損ねただけで落ち込んで、ハンドルに頭ガンガンぶつけるくらいなんだって」
「どゆこと?」
「ちなみにそのときはエアーバッグ発動したらしい」
440
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:26:06 ID:Ce5bvcXc0
これはどう来るか
441
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 21:31:20 ID:5X9ZaTKU0
作動したエアーバッグは運転手の胸を強打した。
精神は豆腐だが肉体は鋼なので運転手は無事で、バットモービルが如きタクシーも無傷だ。
しかし、エサーバッグの作動自体が運転手にとって問題であった。
エアーバッグ=事故。
第二種免許に傷がつく。運転手にとってはそれが問題だった。
442
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:32:41 ID:tsxPZsZE0
>第二種免許に傷がつく。
ヽ○ノ 姉「まあいいか!」
/
ノ)
443
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:33:13 ID:Niwc5XPM0
鋼www
444
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:35:48 ID:Niwc5XPM0
タイピングすげえwww
445
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 21:38:23 ID:ptV2a7Dk0
「それで、メンタル豆腐な運転手さんはどうしたんです?」
「その度にショックで記憶喪失になるんだ。警察の人がどう事情聴取しても彼は覚えていない。アーカム病院にその度に送られるそうだよ。」
「豆腐メンタルですしね、でもそれじゃあ、その人はもう運転出来ないんじゃ…。」
「そこが恐ろしいんだよ、そのタクシーを別の人に渡るんだ…そうするとまたその運転手が同じ豆腐メンタルになるらしいんだ…。」
446
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:39:20 ID:Niwc5XPM0
ゴッサムかよwww
447
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 21:39:29 ID:ptV2a7Dk0
「それはなんていうか呪われたタクシーですね。」
448
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:41:38 ID:YuMK7YPY0
白のクラウンバッドモービルって一体
449
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 21:41:42 ID:N1hkHLuk0
「でも、普通そんなことになってたら客とも揉めて社会問題になるし、会社とも揉めて豆腐メンタル野郎はクビになるんじゃないの?」
だというのに、一体どうして未だに豆腐タクシーは走り続けているのだろうか。
「そりゃあ勿論、そんなことになっても、豆腐だけに絶対に木綿(揉めん)からだよ」
「豆腐の角に追突事故して死んでほしいと心底思ったんだけど」
「でも、こういう噂話が大豆き(大好き)なんでしょ?」とうふふと笑っていやがったので、とりあえず脛の辺りを蹴っ飛ばした。
450
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 21:43:07 ID:ptV2a7Dk0
安価
>>452
451
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:43:18 ID:YuMK7YPY0
歌丸も座布団くれるレベル
452
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:43:22 ID:Niwc5XPM0
ダジャレwww
453
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:43:50 ID:Ce5bvcXc0
感想が安価になるとはお天道様もおもうめぇ
454
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:44:03 ID:Niwc5XPM0
安価とかぶった
455
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 21:44:39 ID:ptV2a7Dk0
>>457
456
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:45:48 ID:Niwc5XPM0
巫女さん
457
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:47:21 ID:YuMK7YPY0
消えたタバコ
458
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:47:24 ID:5r1UB0CIO
漫湖(沖縄県)
459
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 21:50:46 ID:N1hkHLuk0
密室殺人の現場で、亀甲縛りになった探偵が床に這いつくばっている。
現在嵐で陸の孤島と化しているため、警察はまだこの洋館に来られない。
自称・難事件を次々と解決しているというマゾヒスト探偵が現場検証を行っていた。
「ふむ……煙草がありませんね。折角押し付けようと思っていたのに」
被害者は、パチンコと煙草をこよなく愛していいたはずである。当然、持ち歩いていたはずだというのに――
460
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:51:36 ID:Niwc5XPM0
ちょwwww探偵wwwwww
461
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:52:43 ID:Niwc5XPM0
これはもう絵師さんに描いてもらうしかないな!
462
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 21:52:57 ID:N1hkHLuk0
参考:マゾヒスティック美少女探偵
>>336-345
463
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 21:53:59 ID:ptV2a7Dk0
>>336-345
マゾヒスト探偵
464
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:54:54 ID:Ce5bvcXc0
サイコパスしかいねぇのかここは!
465
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:58:46 ID:YuMK7YPY0
タバコ最後吸っちゃって無くなったし雨降ってるし最悪だぜ
466
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 21:59:38 ID:Ce5bvcXc0
死体の所持品を検めた時にはどこにも見つからなかった。
そして今。部屋を探してもどこにもみつからない。
さて困った。「燃料不足」で鈍る頭を抱えて被害者の机の引き出しを開けてみると。
「葉巻?」
新品の葉巻だ。被害者は紙巻タバコを愛用していたはずだが……?
467
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:00:30 ID:Niwc5XPM0
ドラゴンボールはアニメは見てたけどマンガ自体はかなり後になって読んだな
468
:
エド
:2016/05/03(火) 22:02:51 ID:tsxPZsZE0
すると突然、黒髪を腰まで伸ばした女性がドアを開き、室内に入ってきた。
「それは私の葉巻だ」
「あ、あなたは伝説の〝室内花火探偵〟さん! 室内で花火をするという危険行為によってアドレナリンを高め……」
「そう、そして事件を解決する! よく知ってくれていたな!」
そして早速彼女は室内で蛇花火に火を付ける。すっげぇ地味だった。
469
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:03:30 ID:Ce5bvcXc0
この屋敷ダメ人間しかいねぇ!
470
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:03:49 ID:Niwc5XPM0
なんか新キャラきたwwwwww
471
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:06:18 ID:YuMK7YPY0
次はどんな探偵が出てくるんだ(ワクワク
472
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 22:06:56 ID:5X9ZaTKU0
「うわぁ」
俺はもくもく煙るベビ花火を剥為に自前の葉巻をくゆらせた。
あの煙の香りはただただ苦いだけだ。タバコの持つ甘さとは相反する。
棚から見つかったというドミニカ産の葉巻は本来は粉砂糖のような繊細な甘さがするが、それも台無しだろう。
肺ガン探偵と呼ばれる俺は、痰を床に吐き出してから、ヘビ花火を踏みつけた。
473
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:08:08 ID:Niwc5XPM0
ここから推理合戦ですね(白目
474
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:08:16 ID:Ce5bvcXc0
既に三人目の探偵。この館は探偵でスパロボでもやるつもりなのか
475
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:11:43 ID:YuMK7YPY0
五行五人リレーで新探偵登場シーンが三回って鬼畜過ぎる
476
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 22:12:41 ID:ptV2a7Dk0
「げぼぉ!!」
肺ガン探偵が吐き出す。ドM探偵に降り注ぐシャワー。
その汚臭、その臭いがドM探偵の思考にインスパイアを与える。
「全てわかりま「黙ってろ豚がぁ…!!!」」
殴られたドM探偵の口にはゲロの中から現れた煙草が口にくわえられていた。
477
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:13:49 ID:Ce5bvcXc0
1レスで現れ1れすで去る探偵
478
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 22:14:12 ID:ptV2a7Dk0
安価
>>479
479
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:14:49 ID:5r1UB0CIO
エクストリーム進化論
480
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 22:17:07 ID:ptV2a7Dk0
1.古時計屋
2.ソダさん
3.るーべんさん
4.青森さん
5.エドさん
481
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:21:47 ID:Niwc5XPM0
0時くらい?
482
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 22:23:16 ID:ptV2a7Dk0
「よいか、生物の進化は環境の変化によって行われる。寒い環境が続けば暖かい身体を作ろうとしたりな、しかしこれには大きな問題があってな。」
僕は寝台に全裸で拘束されて博士の演説を聴かされている。彼は悪の組織のマッドサイエンティストだと自己紹介をしていた。
「進化に時間がかかりすぎるのじゃよ。だがな、ここに進化を早める因子を埋め込む薬品を作り上げた、それを君に注入する。」
そうして博士は注射器を手にとって僕に注射した。僕の中に薬物が回る。
483
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 22:24:59 ID:ptV2a7Dk0
僕の身体に異変が起る、目がぐるぐると回る、声が聞こえる。誰かの声、目覚めよという声。
484
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 22:26:52 ID:N1hkHLuk0
「さあどうだ、この寒空の下全裸で拘束されて、君は進化出来たかな!?」
「めっっっちゃストレス感じる環境に適応するかのように、乳首からマイナスイオンが出始めた」
「思っていた進化と違う」
「あと、空しか見えないのが不便だったので、魚の目が視力2.0になった」
「大きな進化だけど思っていた進化と違う」
485
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:28:05 ID:Niwc5XPM0
魚の目wwwwww
486
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 22:31:36 ID:Ce5bvcXc0
「それは!こっちの!セリフだよ!」
どうなってる!?どうなってるんだちくしょう!冷静でいられるか!
「どうすんだよ魚の目に視力がついて!歩けねぇだろこれじゃあよ!」
「実験は失敗のようだな、残念だよ」
怪しいスイッチを持った手に力をこめるマッドサイエンティストに負けじと全身に力をこめる。
487
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 22:35:18 ID:5X9ZaTKU0
俺はなんとか歩こうとした。すかさず博士がスイッチを押す。
「ん? お? おお? あばばばば!!!」
低周波マッサージ機だ。
スイッチとはこれか。しかしなぜ。
「当然だろう。進化したての肉体はえてして貧弱なものだ。EMSで筋肉を刺激するのは基本だから」
488
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:36:24 ID:.Kd31yUk0
エクストリーム進化万能説
489
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:38:22 ID:Niwc5XPM0
進撃実写前篇はそこそこよかったけど後編の謎の種明かしに魅力がなかったって感じだったなー
490
:
エド
:2016/05/03(火) 22:38:39 ID:tsxPZsZE0
「あ、でも……指と指のおまたがこすれて気持ちいいじょ……」
「そうだろうそうだろう!」
「い、痛い! 痛いけど気持ちいい! あ、あはああああああん!」
「はーっはっはっはっはっは!」
こうしてボク、やまだつかさ(9歳・おんなのこ)は、マゾヒスティック美少女探偵として目覚めたのだった……。
491
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 22:39:14 ID:Ce5bvcXc0
あーあーあーあー繋がっちゃった……
492
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:39:46 ID:Niwc5XPM0
まてwwwwwwwwwww
493
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 22:42:57 ID:ptV2a7Dk0
1.ソダ
2.るーべん
3.青森
4.古時計屋
5.エド
494
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 22:50:58 ID:N1hkHLuk0
眼下にある見慣れた街に、今日もまた夜が来る。
こうして、今日も、何も解決しないまま日々が終わってしまった。
「……あーあ」
どれだけ事件を解決しても、この心は満たされない。
本当に解決しないといけない事件は、まだ、手がかりすらつかめていない。
「ここにいたんですか」
声をかけられる。
振り返ると、助手の少女が立っていた。
彼女と組んで、もう10年くらいの時が経つ。
「手に入りました――例の“組織”の情報が」
かつて、自分の人生を狂わせた黒いハーフパンツの組織。
彼らを追い込むことが、自分の悲願である。
「どうするの、つかさちゃん」
高層ビルで逆さ吊りにされているため、彼女の姿も天地逆に映っている。
その目は、普段のサディスティックなソレと違い、不安と心配の色が見え隠れしている。
自分と違い、本来彼女はただの少女であることを思うと、それも無理ないだろう。
「行くよ」
こうして逆さ吊りでいる時だけが、発狂マゾヒスティックにならずに済む時間。
体内に眠るエクストリーム血液が、全て頭に上ることで、発狂せずに冷静な思考をすることができる。
適度にマゾヒズムが刺激される高さである必要があるのだが。
「ここに来なくても、普通の日々が送れるなら、私は」
愛する街を、見下ろす。
何人もの犯罪者を、“マゾヒスティック美少女探偵”が捕まえた。
それでも――その“マゾヒスティック美少女探偵”を創りだした悪人たちは、まだ一人も捕まっていない。
「例えどれだけ危なくても」
この街を、守りたい。
もう、こんな変態探偵が生まれないように。
「……貴女は、無理して付き合わなくてもいいんだよ」
自分と違い、ただの人間である助手は、無理して付き合わなくてもよい。
彼女の責めが一番効くのだが、それでも一人で出来ないということはない。
「ううん。私だって」
そう言って、助手がロープをたぐり寄せる。
この宙吊りが終わった時、私は再び“マゾヒスティック美少女探偵”となる。
「……じゃあ、行こうか」
もうこんなことをしなくても、普通の少女・山田つかさで居られるように。
495
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:52:24 ID:Niwc5XPM0
wikiに追加しなきゃ(使命感
496
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:55:14 ID:.Kd31yUk0
わしじゃよ
497
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:57:36 ID:Niwc5XPM0
ベルセルクもな!
498
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 22:58:42 ID:Niwc5XPM0
主人公交代なジョジョを見習うべき
499
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:02:11 ID:Niwc5XPM0
くりむぞんwwww
500
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 23:02:50 ID:Ce5bvcXc0
「ただ、夜に行くのは危ないから、また明日ね」
夜は敵の世界。いくら私がマゾだと言っても、助手を積極的に危険な目に遭わせるわけにはいかない。
「うん、また明日」
朝が来るたびに不安に思ったことがあるだろうか。
夜が来るたびに次の朝に怯えることがあるだろうか。
私は毎日がそうだ。夜眠るときはこのように吊るされて。
移動する時には全身のどこかに常に痛みを加え続けて。
不用意に痛みを増やすと慣れが来てどんどん悪化していく。前はそのせいで数日寝込んだ。そして、起きた時はまだ正気でいられたことに安堵した。
さて、考え込んでいても仕方ない。苦悩することにさえ慣れてしまっては、街を守ることさえおぼつかなくなる。
勝負は明朝すぐ。目的地は敵の組織の総本部。駅前のデパートの、その全体。
501
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:03:47 ID:YuMK7YPY0
なつかしいな邪馬台国
502
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:09:36 ID:YuMK7YPY0
花火探偵と肺癌探偵の墓標が何処で出てくるか楽しみなんだが
503
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:14:34 ID:Niwc5XPM0
打ち切られて悲しかったのは太臓やな
その後にでたマンガことごとく微妙だったからよけいに
504
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:20:59 ID:Niwc5XPM0
おもしろさぜったいしゅぎ!
505
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 23:21:43 ID:5X9ZaTKU0
私はデパートの地下に居た。試食コーナーを巡って、デパ地下で有名なチーズケーキの列にならんだ。
周囲を見渡す。
私と同年代の女の子もまばらに居て、あとはおばちゃん。男性が数人。
有名なお店だ。
今日は半ばお仕事だけど、個人的な楽しみもある。
列が流れて私の番が来た。千二百円を払って、ホールのチーズケーキを買う。
いい匂いだ。
そのまま流れに沿って惣菜のコーナーに向かった。
一人、気になる男がいて、それを尾けていったら、中華料理のコーナーにいた。
506
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:21:45 ID:YuMK7YPY0
成田良悟は漫画原作向かないんだよ
時間軸入れ替えたりキャラ出しまくるからよほど再構成うまい奴じゃないとむり
507
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 23:31:45 ID:ptV2a7Dk0
-4-
遠くから男を目の中に仕込んだ望遠機能つきコンタクトレンズを使って観察する。
男の二の腕には注射の針の痕がいくつもあった。その様に少しばかりの興奮を覚えるのを抑えて、注意してみた。
男はケーキの袋を持って、デパート裏の扉の前にたつ。
そうすると男の立っている床が地鳴りをならした後、下におり始めた。
すぐさま新しい床が浮き出て誰も気付かずに元の風景へと戻る。
「あそこが、入り口か…。」
覗く私はどう入ろうか思案を巡らせる。燃料が足りない。何か簡易的に燃料になるものはないだろうか?
私は鞄の中を漁る。
「いえいえ、そんな事をする必要はありませんよ。」
そう私の後ろで声がしたと同時に首筋に電気が走る。
私の意識は衝撃と共に暗闇に落ちた。
508
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:32:52 ID:Niwc5XPM0
あれ少年誌じゃなかったら○ッキ描いてたんじゃないかと思う
509
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:36:32 ID:.Kd31yUk0
クシカツ
510
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:39:15 ID:YuMK7YPY0
ワンパンマンはジャンプ載ってたらおかしな方に捻じ曲げられたに違いない
511
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:39:59 ID:Niwc5XPM0
スポーツマンガがとっつきにくくてなー
512
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:42:27 ID:Niwc5XPM0
ふむふむ
513
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:46:19 ID:YuMK7YPY0
だがしかし読めよお
514
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:47:28 ID:YuMK7YPY0
今日俺が至高
515
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:48:59 ID:Niwc5XPM0
お茶ラストすこ
516
:
エド
:2016/05/03(火) 23:50:41 ID:tsxPZsZE0
そして気付けば私は、亀甲縛りでどこかに捕まっていた。
辺りの気温はとても冷たくて、まるで肌が凍りそう。
「さ、寒いっ! 寒いよぉっ! おしっこが近いよぉ……っ!」
そう実感した瞬間、私のマゾヒズムが一気に開眼した。
そして沢山の肉がつり下がっていることに気付き、ここがいわゆる冷凍室なのだということに一瞬で理解が及んだ。
だが、だからといってどうしようもない。自分は亀甲縛りでトイレが近く、冷気によって体力を奪われているのだ。
ええい、黒いハーフパンツの組織め。私をこのまま嬲り殺しにする気か。わたしは彼らを憎んだ。
すると、そのときである。
「やぁ、大丈夫かね探偵ちゃん!」
「あ、あなたは……!」
冷凍室の扉がバーンと開かれ、あの〝室内花火探偵〟が姿を現した!
手に持っている使用済みの花火を見るに、どうやら私を助けに来てくれたらしい。
「あの、室内花火探偵さん……どうしてあなたがここに?」
「君が単身このアジトに来るのを見てね……丁度私もそろそろ組織を壊滅させてやろうと思い、助力に来たのだよ」
「あ、ありがとうございます!」
「ちなみに尋ねておくが、君の推理力を増強させるためにも、ヒモは解かなくてもいいね!?」
「はい! そのままで構いません! むしろもっと、もっと愛のあるサディスティックな行為をお願いしますぅ!」
私は激しい身体のうずきを抑えられないままそう頼むと、室内花火探偵さんに引きずられながら冷凍室を脱出した。
「ボスの場所は分かるんですか?」
「ああ。さっき、地面に置くタイプの打ち上げ花火を手に持って暴れたことにより、推理が出来た。ボスは最上階にいる!」
「ありがちですね……はぁっ、ん……っ!」
こうして私達は数々の推理を繰り出し、迷路のような道をひた走り、階段を上り続けた。
道に迷ったときには敢えて私がおしっこを漏らし、室内花火探偵さんにドSな発言をしてもらうことで推理力を活性化させた。
そして遂に、遂に私達は辿り着いたのである! ボスの元へと!
すると……すると、そこにいたのは――――!
517
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:52:44 ID:Niwc5XPM0
wwww
518
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:53:37 ID:YuMK7YPY0
絶対冷凍室スプリンクラ大作動しておるw
519
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 23:55:51 ID:Niwc5XPM0
マガジン全然見てないな…
520
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 23:57:40 ID:N1hkHLuk0
「貴女は、あの時のマッドサイエンティストさん……」
マッドサイエンティストの前に、マゾヒスティック探偵が立つ。
ここで全てを終わらせる。
そう思い、近づいた時だった。
「私の名は、プロフェッサー・ナントカ」
花火探偵はマッドサイエンティストを警戒し、花火を両手に持っている。
私も、いつでも自分の指を折れるように、自身の指を握りしめた。
「かつて真の黒幕たる彼女に造られたアンドロイドだ」
アンドロイド。
その言葉で、少なからず同様が走る。
確かにオーバーテクノロジーの塊のような注射はされたが、よもやそこまでであるとは。
「彼女っていうのは誰!?」
室内花火探偵が、舌打ちしながら詰め寄った。
ここまで来て、よもや背後に別の誰かがいるだなんて。
「彼女の名は――――」
マッドサイエンティストの口から、黒幕の名が語られる。
持てる全ての花火を使い、室内花火探偵がマッドサイエンティストの体を爆破した。
「くそっ、ここにきて黒幕の調査とは……いや、まあ、探偵って本来そういう地道なものだけども」
ため息をつきながら口にされる愚痴も、まともに耳に入らなかった。
なにせ、調査の必要などなく、私はその名を知っている。
「どうして……」
だって、ずっと傍にいたから。
今日は、危ないから、嘘の集合場所を教えて置いてきてたから。
――その黒幕は、ずっと傍にいた、私の相棒だった。
521
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:01:48 ID:P3aQ8aro0
何処かで扉の軋む音がする
522
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:06:03 ID:ZDV3QSww0
テラフォちょっと風呂敷広げ過ぎた気はする
523
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:06:59 ID:ZDV3QSww0
中国勢が悪いw
524
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:11:42 ID:ZDV3QSww0
邦画洋画の技術格差は小畑健と松井優征の画力の差程度の話と思うのよな
あとは見せ方脚本の問題よー
525
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:12:26 ID:c5IEO//A0
すみません今日は何時までの放送ですか
526
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:12:42 ID:kV0Rnicg0
焦らしプレイ
527
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:14:35 ID:ZDV3QSww0
そのシーン覚えてないな…
528
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/04(水) 00:16:15 ID:uM1xaWow0
「どうして?そんな質問、意味があると思う?」
微笑む私の相棒。
「私にはね、変なパパがいたの。そう、今から十年くらい前に」
ゆっくりと、語り出した。
「研究者だなんて言われても、家に帰ってこない変なパパだという思いしかなかった。ママは私とパパを置いてどこかに行っちゃった」
微笑みを絶やさないまま、いかにも犯人らしい語りを続ける。
「パパはずっと研究を続けていた。呪いの車だなんて話を聞いたときは、一体何を考えているんだろうって思った。それで、そんなパパの最後の研究はエクストリーム進化。その因子を作るのに、パパは自分の命まで使っちゃってね。私の、家族の思い出は、つかさちゃんなの」
違う、これは微笑みではない。涙だ。彼女は今、涙を流している。
「ナントカに誰かを誘拐してくるように頼んだ時、つかさちゃんを連れてきたのは何の因果だろうって思った。でも、やめるわけにはいかなかった。そうするわけには、いかなかったの」
喘ぐような、苦悩するような呼吸。
「ねえ、つかさちゃん。私をどうする?あなたの仇は私なの。いったい、マゾヒスティック美少女探偵は、どうする?どんな結論を、犯人に下す?」
そんなの、決まってるじゃないか。
「許すに決まってるよ。だって、そんなの、一番のご褒美なんだもん」
室内花火探偵のとっておきの花火が、祝砲のようにビルの屋上を飾った。
529
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:17:12 ID:uM1xaWow0
もっと空白作って良かったな……
530
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:17:20 ID:ZDV3QSww0
シンゴジ予告ですら酷評されてんの理解できん
531
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:19:04 ID:ZDV3QSww0
うまいwwwwwww
532
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:19:18 ID:P3aQ8aro0
室内のポリシーを破ってまでww
533
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:24:29 ID:P3aQ8aro0
室内花火探偵のおとうさんとして認識してゆく
534
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:27:07 ID:ZDV3QSww0
こんどはお絵描きするのはどうだろう(提案
535
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/04(水) 00:27:13 ID:uM1xaWow0
土俵自体は私に特化していてやりやすかったです。土俵自体「は」
536
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:27:27 ID:ZDV3QSww0
おつかれさまー!
537
:
名無しさん@避難中
:2016/05/04(水) 00:27:33 ID:kV0Rnicg0
おつんこ
538
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/06(金) 01:13:01 ID:c/sgqB820
http://ww10.puny.jp/uploader/download/1462464750.zip
録音と作品のzipです
PASSはsouhatu
539
:
名無しさん@避難中
:2016/06/23(木) 22:42:53 ID:FxEK3XM20
ksks
540
:
名無しさん@避難中
:2016/06/24(金) 01:35:14 ID:BSWk4Kjw0
シュー
541
:
名無しさん@避難中
:2016/06/24(金) 08:30:15 ID:O7maiJH60
ぶべら
542
:
名無しさん@避難中
:2016/06/27(月) 23:07:51 ID:.LoonBQE0
ススス
543
:
名無しさん@避難中
:2016/12/21(水) 10:17:33 ID:3.Yicb5o0
ぬるぽ
544
:
名無しさん@避難中
:2016/12/21(水) 10:33:32 ID:CwGr32x.0
ガッ
545
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/03/17(日) 16:59:28 ID:yL09wkRw0
今週の土曜日に2年ぶりぐらいの創発リレーラジオやるよ!!!
面子は、古時計屋、ソダさん、青森さんの3名で22時開始予定
546
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/03/23(土) 21:43:24 ID:06eAeGFA0
てすと
547
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 21:44:32 ID:9r0U/PQA0
テスト
548
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:02:22 ID:dBT6yYcs0
全裸待機
549
:
◆OSaKadAteQ
:2019/03/23(土) 22:05:26 ID:EiEWzRLY0
てすと(ソダさんと呼ばれてるヤツ、このトリップでいくぞ)
550
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/03/23(土) 22:05:36 ID:Zr0Z1CXY0
今回はようつべでやるぞ!!
https://www.youtube.com/watch?v=10c2xcLlCBs
551
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/03/23(土) 22:08:09 ID:06eAeGFA0
始まってしまった
552
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:11:27 ID:dBT6yYcs0
加速
553
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:11:36 ID:D2Y04WZU0
kskst
554
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/03/23(土) 22:11:47 ID:Zr0Z1CXY0
安価
>>560
555
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:12:04 ID:9r0U/PQA0
古時計屋さんの声だけが大きい状態だねぃ。
556
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:12:15 ID:9r0U/PQA0
古時計屋さんの声だけが大きい状態だねぃ。
557
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:12:25 ID:dBT6yYcs0
ksk
558
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:12:55 ID:dBT6yYcs0
ごましお
559
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:13:34 ID:D2Y04WZU0
赤飯
560
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:13:43 ID:wzKUOr020
トンネル効果
561
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:14:13 ID:dBT6yYcs0
おおー!この感じ懐いw
562
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:15:17 ID:9r0U/PQA0
古時計屋さんの声しか聞こえないが、当方だけ?
563
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:15:27 ID:dBT6yYcs0
ごめんやっぱり古さん以外ほとんど聞こえないw
564
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:16:27 ID:dBT6yYcs0
青森さんやっぱ風呂だよな???
565
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:16:40 ID:dBT6yYcs0
絶対風呂だわ
566
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:17:30 ID:dBT6yYcs0
めっちゃおもろそうなのに聞こえなくて泣いてる
567
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:19:39 ID:9r0U/PQA0
放送事故はケジメ案件。イイネ?
568
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/03/23(土) 22:20:44 ID:06eAeGFA0
創発ではよくあること
569
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/03/23(土) 22:26:18 ID:Zr0Z1CXY0
https://www.youtube.com/watch?v=jWmI4pKEVqs
治ったかな?
570
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:28:50 ID:9r0U/PQA0
歌が…3人の歌が平等に聞こえるぅぅぅぅぅぅ!?
571
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:30:56 ID:9r0U/PQA0
たーのしーい 話題ーが すぽぽぽーん
572
:
◆OSaKadAteQ
:2019/03/23(土) 22:34:18 ID:EiEWzRLY0
「トンネル効果って知ってる?」
息を弾ませ、目を輝かせながら、妹が尋ねてくる。
好奇心旺盛なオトシゴロなのだろう。
真っ赤なランドセルを揺らし、走って帰っては何かを尋ねてくるのが我が家の日常だった。
「どこ覚えたの、そんな言葉」
スマホから目を離し、渋い表情を向けた。
父や母の帰りが遅いせいで、もうすっかり私が保護者ポジションだ。
確かに年の離れた妹に頼られるのは悪い気はしないが、時折こうしてよくわからないことを言われるので困る。
「河原に落ちてた本に書いてあったんだけど、雨でページが濡れてたせいか、ページが貼り付いてて解説ページが開けなくて」
「エロ本のノリでなんちゅーもんを捨ててンだ……」
そして何でそれを眺めようとしたんだ妹よ。
「そりゃあ、あれよ。ほら、なんってーのかな、年齢一桁のキッズ相手に説明となるとちょーっと難しいというか」
「本当に賢い人って言うのは、自分より程度の低い人間相手にも適切な語句で説明できるものなんだよお姉ちゃん」
「なんか言葉にトゲがない? 気のせい?」
一応私、頼ってもらってるお姉ちゃんだよね?
気になることを教えてくれる優しくて賢いお姉ちゃんポジションだよね???
「まあいいわ、よーく聞きなさい」
何とかここで分かりやすい説明をして、姉としての威厳を取り戻す。
さあ、耳の穴かっぽじってよーく聞きなさい。
「いい? トンネル効果っていうのは――――」
573
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:36:10 ID:dBT6yYcs0
www
574
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:36:28 ID:D2Y04WZU0
これはひどいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
575
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:36:39 ID:9r0U/PQA0
なんという投げっぱなしジャーマン、この試合は荒れるw
576
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:49:18 ID:dBT6yYcs0
楽しそうわあ
577
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:49:33 ID:dBT6yYcs0
誤字ってしまったw
578
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:50:36 ID:dBT6yYcs0
エロ創作とか慣れるまで自傷行為だよな
579
:
◆luBen/Wqmc
:2019/03/23(土) 22:52:18 ID:D2Y04WZU0
むしろ三人称しか怖くて書きにくい
580
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:55:33 ID:9r0U/PQA0
体に合わない酒は度数に関わらずに悪酔いするし、翌日に響くよねぇ。
581
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:56:12 ID:9r0U/PQA0
>>579
然り然り
582
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 22:57:57 ID:9r0U/PQA0
電気ブラン、関東じゃすぐに手に入るけどねぇ。
通販を使われては?
583
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:02:07 ID:D2Y04WZU0
時間確認してるー?
584
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:05:46 ID:D2Y04WZU0
あー忘却の彼方忘却の彼方
ff14の曲はいいよねぇ
585
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/03/23(土) 23:08:00 ID:Zr0Z1CXY0
「むかし、むかし、あるところ2人の人がいました。」
「え、何、昔話じゃないでしょ?これ量子力学だよ??」
そう突っ込む妹に、ぐっと堪えて私は答える。
「自分より程度の悪い人間に説明するときはね、例え話がわかりやすいの……。シュレディンガーの猫だって、説明がわかりやすいから有名なのよ。」
「へー。」
棒読みで目を細める妹。量子力学とか本当は私は知らない。
高校生だよ?
そもそも本当はトンネル効果って聞いて、ストックホルム症候群的なもの連想したのだ。
というか、妹よ……本当は、ある程度先に調べてから聞いてきてるね?
だって、あなたもスマホ、お父さんからもらってるよね?
それで調べることが出来ないわけじゃないよね?
なんで、私にそんなことを聞くの?
頭をフル回転させながら考える。
わからないと言うのは簡単だ。
そんな時、私のひきつった顔を見て、少し笑う妹の顔を見た。
そこで私は察する。
妹はわざと私が知らないことを聞いてきているのだ。
姉としての威厳を保ちたい私は、それらしいことを言って話をでっち上げるしかない。
「2人の人はお互いの手を合わせます。」
「うん。」
「お互いの手は触れ合うとそれ以上進むことが出来ません。これが私達の住む物理学の世界の話です。」
「う、うん。」
少し妹は困ったような顔をする。
あれ、もしかして私てきとうで微妙に合ってる答えを言っている?
よし、ここで話をたたみかける。
「ですが、量子力学ではなんかすごいパワーが働いて、掌と掌がすり抜けることがあります。」
言葉のIQが下がった気がするけど、まあ、いい。
こういう時には勘を働かせる。
考えろ、私。
妹は困った顔をしている。
そこに突破口があるはず……。
「ソコマデダ!!!」
E37太陽系にいるテール星人がやってきた。
私の部屋の扉を開けてやってくる。
「イケナイ、マチガッタ知識イケナイ。」
今は32世紀。
外宇宙からやってきた宇宙人だって、地球にいる世の中。
脳が2つある彼らは物知りで、間違った知識をひけらかす人間を取り締まる習性を持っている。
どこからともなくやってくる彼らは明確に、そして正しく、完璧に、説明して帰っていく。
「トンネル効果ヲ数式ニ現スト――」
まずい、威厳が保てなくなる。
なんとかして、この宇宙生物の口を止めなければ――
586
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:08:33 ID:dBT6yYcs0
おつ!
587
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:10:34 ID:dBT6yYcs0
これはwww
588
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:10:36 ID:9r0U/PQA0
これトンネル効果が最後のオチになる流れか。
589
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:11:04 ID:wzKUOr020
wwwwwwwwwwwww
590
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:14:14 ID:D2Y04WZU0
あ、それ楽しそう >即興一次
591
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:33:41 ID:wzKUOr020
話し手の組み合わせによって話題が違ってておもろい
飲み談義(青森さん+わし育さん)
漫画談義(わし育さん+古時計屋さん)
592
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/03/23(土) 23:35:09 ID:06eAeGFA0
「まった!」
私が逡巡していると、なんと妹のほうが先に口を開いた。
「まずそのホワイトボードをしまって!」
テール星人がどこからともなく取り出したホワイトボードを指差して、妹は言葉を続けた。
「まずさ、そんな難解な公式書かれても分からないわけ。私まだ小学生なの。基礎学力が小学生。オッケー?」
テール星人がホワイトボードを床に置く。いいぞ、このまま説明を続けられても私が困る。だって私の基礎学力も高校生程度だし。
「私が知りたいのはざっくりした説明でいいの。ざっくりこんな事が出来るんだー、程度でいいの! めんどくさい話はいや!」
妹が地団駄を踏んでテール星人に畳みかける。
いかな宇宙人も小さい子供には弱いのか、少し大人しくしている。ウルトラ警備隊はやく来い。
「シカシ、正シク理解スルニハ正シイ知識ガ」
「だから、正しい知識を理解するに至る基礎知識がいまの私には備わってないのよ。まだ学校で桁が多い分数の割り算を習ってるレベルなんだよ。数式なんて分かるわけないじゃん」
「言イタイ事ハ分カリマスケド、カト言ッテココデ間違ッタ知識ヲ覚エテモイケナイデショウ?」
「だから時期尚早だって話なの。好奇心故にお姉ちゃんに聞いてはみたけど本当に私自身がそれを理解できるとは私自身が思っていない。まずここいい? 故に私は単に子供特有の無垢な好奇心故に姉に尋ねたわけで、ここで大人がすべき事はざっくりとした分かりやすい例え話でいいの。お姉ちゃんに求めたのはそういうもので、そこでマジになるガチ勢はだからコミニュニティでよく嫌われるというかなんというか……」
私の妹はほんとに小学生か?
「分カリマシタ。ナラ化学ノ基本、実験デ示マショウ」
えっ、ほんとー? と妹が楽しそうな声を上げて、それに答えテール星人が立ち上がる。
「先ホド貴女ノ姉ガ言オウトシタノハ、コウイウ事デス」
テール星人が妹の手を取り、そして。
「デハ行キマショウ」
テール星人の足元から波紋が広がり、そして、妹と共に床をすり抜け消えて行った。
593
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:35:29 ID:dBT6yYcs0
なんかソダさんだけ声響いてない?
594
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:39:19 ID:dBT6yYcs0
泥試合だなぁwww
595
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:40:00 ID:wzKUOr020
青森さんのSSたしかに久々にみるぜ
596
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:41:56 ID:dBT6yYcs0
誤字でクソ笑ったのとかあったなぁ
597
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:42:28 ID:dBT6yYcs0
ほんまなつい
598
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:44:35 ID:dBT6yYcs0
タロさんw
599
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:44:51 ID:dBT6yYcs0
譲ちゃんとか
600
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:51:21 ID:D2Y04WZU0
青森、水。
601
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:54:14 ID:dBT6yYcs0
ハプニング感が楽しいよね
602
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:56:53 ID:dBT6yYcs0
わかる
603
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:57:30 ID:dBT6yYcs0
お嬢様旦那様wwwwww
604
:
◆OSaKadAteQ
:2019/03/23(土) 23:57:53 ID:EiEWzRLY0
「うおおおおおおおおおおすごおおおおおおおおおおおおおおおい!!」
妹が床をすり抜け、私が絶叫してから、25年の時が経った。
感動と興奮は10分ほどで薄れ、一切戻ってこないことに不安を覚えたのは1時間経ってからだ。
パニックになりながら、帰宅した母に説明すると、困ったような笑みを浮かべられた。
父親も、まともに取り合ってくれなかった。
それでも夕飯の時間を回ったくらいの時間には動揺が広がり、警察に電話していた。
テール星人の仕業だと言っても、二人共信じてくれなかった。
「いたのっ! テール星人は本当にいたの! そしてあの子をさらっていったの!!」
父に頬を叩かれた直後、何かが溢れ出してしまい、大声をあげて泣いた。
痛かったからではない。
引っ叩かれたあとに、優しく抱きとめられたせいだ。
二人は信じてくれないのだろうと、言葉ではなく心で理解することが出来た。
それが冷たさ故ではないことも、理解できてしまった。
だから、私は一人で戦うことを決めた。
気を使ってなのか、私の前では妹の話を控えるようになったのに、毎晩遅くまで妹の情報を探していた両親のためにも。
私はトンネル効果の勉強をするために、必死になって勉強した。
妹にちょっと小馬鹿にされる程度の学力しかなかった私が、二浪の末に一流大学に入ることができた。
それもすべて、両親の助力があったおかげだ。
二人は私が予備校に通うお金も出してくれたし、毎夜遅くまで勉強する私に、夜食を差し入れてくれた。
その想いに報いるためにも、そして妹を救出するためにも、なんとしてもトンネル効果及びテール星人について解き明かさねばならない。
「いたの……テール星人は、本当にいたのっ……!」
だが――20年近い研究を経ても、彼らの正体を掴むことは叶わなかった。
研究費は年々減り、学会でテール星人がトンネル効果により人間を拉致する話を熱弁したことで追放もされた。
両親は心労が祟り、数年前に他界した。
もう、夜遅くまで研究している私に、夜食が差し入れられることもない。
「うう……本当なのよォ……トンネル効果で……あの子が……」
もう、行き詰まった夜は、第三のビールを何缶も開け、便器に向かって涙と胃液をこぼすことしかできない。
どうして、あの日、テール星人と掌を合わせるあの子を黙って見てしまったのだろう。
どうして、あんなくだらない見栄を張ってしまい、「わからない」と言えなかったのだろう。
あの日言えなかった「わからない」を、もう言えない。もう止まれない。
なんとしても、トンネル効果とテール星人を解き明かし、妹を奪還しないといけない。
そうしないと、私の、人生は、無価値なものになってしまう。
「……ああ……どうして……どうして私じゃなかったの……」
あの子は、私なんかより、本当はずっと賢かったのに。
見栄を張って、頑張ってあの子より賢ぶってたけど、同じ年齢のときで比べたら、あの子の方がずっと賢かったのに。
さらわれたのが私なら、きっと、あの子がすべての謎を解き明かし、助けにきてくれたのに。
「あの子と違って、私では……」
もう、弱音が止められそうになかった。それでも私は、止まることができないのに。
605
:
名無しさん@避難中
:2019/03/23(土) 23:57:58 ID:dBT6yYcs0
ソダさんの敬語コント感あるなw
606
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 00:00:22 ID:ON/Xc00c0
突然高まるメッセージ(映画)臭w
607
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 00:01:38 ID:V/tRXhC60
キツイwww
608
:
色軍
:2019/03/24(日) 00:06:39 ID:V/tRXhC60
えっソダさん地元じゃなかったんか
609
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 00:08:12 ID:ON/Xc00c0
そういや「なろう」で強いのは毎日更新とかいうが、それも強制的に読者を抱き込むという行為なのだろうねぇ…
610
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/03/24(日) 00:32:12 ID:DmuF5dr60
――助けは来ない。
私は1人で戦い続けている。
――助けは来ない。
私は1人で証明しなければならない。
――助けは来ない。
私は妹を救わなければならない。
なんで私はこんなに頭が悪いのだろう。
トンネル効果のすべてを解き明かせば、きっと妹はそこにいるのに……。
伸ばした手の先に、誰もいない。
私の背中を押してくれる人もいない。
私は今日も空間ディスプレイを凝視するように見つめて、実験を続ける。
信仰は誰も救ってくれない。
神様なんて、ここにはいない。
数式と事実だけが、ここにある。
長い……長い月日が流れた。
私は自分の体に延命用のナノマシンを打ち込んで研究を続けた。
身だしなみにだって拘らず、恋人だって作らずにずっと研究を続けた。
それでも、何も起こらなかった。
ある日だった。
私の研究室を子供が訪れた。
それは本当に偶然で私の研究室の近くを通りかかり部屋に入ってきただけだった。
「ねえ、髪の長いおばさんは何をしている人なの?」
そう子供が尋ねる。
「何を……何をしていたんだっけ……。」
ふと、思う。
私は何をしているんだろうと?
――思い出せない。
私は何をしていたんだろうか?
ただずっとディスプレイに向かい続け、取り憑かれたように数式と実験に取り組んでいた。
でも、私は何の為に、こんなに研究に没頭し続けたのだろう。
「ねえ、おばさんは何してるの?」
興味深そうに子供は笑顔で私に尋ねる。
「そうねぇ、私は確か……」
答えないと……答えてあげないと……。
ああ、でも答えが喉から出ない。
頭に答えが思い浮かばない。
でも、それを答えないことは、なぜか悪いことの気がして、それだけはやってはいけないことの気がして……
「お嬢ちゃん、あなたには大切なものってある?」
そうしゃがんで私は子供に問いかける。
「お父さんでしょ?お母さんでしょ?それにね、新しく妹が出来るの!それが楽しみで、大切なものだと思うんだ!」
妹?
わたしにもそんなひとがいたような……。
子供に手を伸ばす。
「私はね、昔、意地をはっちゃってね。大切なものをなくしちゃったの……。だからね、それを取り戻そうと必死になって……。」
そこまで言って気付く。
ああ、そうだ。
私には妹が居た。
大切な……たった1人の妹……。
もうあれから、何十年経ったのだろうか?
ディスプレイで時間を見る。
今日は33世紀の3月5日。
私が妹を失った日からちょうど100年。
それを理解して、私は絶望した。
普通の人ならば、もう死んでいるかもしれない年数が経っていた。
――涙がこぼれた。
私の人生はなんていう無駄の上に成り立っているのだろう。
けれど――
それでも――
私は妹を取り戻すのだ。
「おばちゃん、トンネル効果って知ってる?」
そう子供が尋ねてきた。
その言葉に私は既視感を覚える。
「テレビでね、なんか番組で学者さんが難しいことを言ってたの……でも私にはよくわからなくて、ねえ、教えて!」
私は答える。
「トンネル効果って言うのはね――」
611
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 00:38:46 ID:V/tRXhC60
すごい
612
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 00:39:11 ID:V/tRXhC60
好き好き侍
613
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 00:39:30 ID:V/tRXhC60
いや本当に尊敬
614
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 00:41:34 ID:V/tRXhC60
分岐点だな、素晴らしい
615
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/03/24(日) 01:40:40 ID:KoUJp0Z60
「手のひらを出して」
彼女が私に手のひらを向ける。
私はそれにあわせて、言葉を続けた。
「いま、私とあなたの手のひらが触れ合ってるでしょう? それは押し合ってる。互いに触れ合ってる。でも、手のひらって、私たちに見えてるだけで、ほんとうは何もないの。すっかすかの真空なのよ。つまり、私達の手のひらは、本当は穴だらけの、虚空なもの」
それは、あの時、妹に言いたかったこと。
「押し合ってみて。手のひらは押し合ってる。でも細かくみると、私たちの手のひらが触れ合ってるところ、私たちの手のひらを構成してる分子、素粒子、それを構成してるエネルギー。それは隙間だらけの、すかすかな物なの」
女の子は不思議そうに、私の手のひらを押してきた。
「ほら、手のひらは押し合う。触れ合って、互いの温かさを感じている。でもそれはとても不思議な事なの。だって、私たちは真空で構成されているのよ? 私もあなたも、それを構成するものは、虚空で、物質はとてつもない距離を隔てて、粒子が虚空に点在し、そしてそれをエネルギーで繋ぎとめてる」
「なら、私たちは互いをすり抜けられるはず。だって私たちは虚空で出来ているんだもの。隙間だらけのもの。私たちは穴だらけ。私もあなたも、すかすかな空間の中に浮かぶ素粒子に過ぎない」
「ほら、押し合ってみて。私たちは虚空。空間に浮かぶ埃。私たちは隙間の塊。だから、私たちは本当は触れ合えない。互いにすり抜けて、互いを感じられない」
私はぐっ、と手を押す。
――少女の手のひらの温かさが伝わってくる。
「トンネル効果。それは一度は理解されたかに思われた。でも、その本質はぜんぜん違った。私たちが隙間と思っていたところ。実はたくさんの『空間』があった。私たちはそれが何もないという物だと思っていた。でも違ったの。そこには『真空』があった」
「次元は無数に存在し、私たちの宇宙に存在し、それは、少しの隙間もなく存在している。かつて11次元とされていた私たちの宇宙は、実は無数の次元で構成されている。私たちが知らない宇宙が存在する限り、私たちが知らない次元も、また存在することになる」
「この世に始まりはなく、また終わりもない。時間はランダムな方向に進み、私たちが一方通行と思っていたものは乱雑に広がり、私たちが空間と思っているものは整数にも虚数にも進む。宇宙は単純な広さで構成されてはいない」
「トンネル効果。それは特殊なものではないの。ただの、宇宙の、当たり前な物理現象。でもそれを理解するには宇宙を理解するしかない。それには――」
言葉を切り、私は少女の頭を撫で、もうお帰り、と告げた。
なんのことはない。
私がこれ以上、言葉を繋げるのが難しかったからだ。
あの日、テール星人は、本当の意味で、実験し、妹にトンネル効果を伝えたのだろう。それは、私たちが認識しえる宇宙をはるかに超えた、超多次元の世界のはずだ。それは言葉では伝えきれない。
私たちが認識する宇宙において、妹は認識できる存在ではなくなった。それを確信するまで、100年の月日を要した。
さぁ、妹に会いにこう。
それはもうすぐ訪れる。
生命維持機能を有した私の座。そのスイッチを私は――
616
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 01:45:24 ID:V/tRXhC60
いいですね。綺麗
617
:
名無しさん@避難中
:2019/03/24(日) 01:48:30 ID:ON/Xc00c0
乙。
皆、しり上がりに調子あげてきたねぇw
618
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/04/30(火) 23:12:38 ID:OI.FflnA0
いきなりですが明日ラジオやります
参加者は自分と
青森さん
ワシソダさん
秋水さんです
リレー小説の予定です
619
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/05/01(水) 21:03:14 ID:qUGv1ixY0
【創発リレーラジオ令和元日編】
配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=hZF6VVptOQY
ツイッター用タグ
#リ令小説ラジオ
620
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/05/01(水) 21:09:15 ID:qUGv1ixY0
ksk
621
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/05/01(水) 21:10:03 ID:c2xX.uz.0
お題
>>625
622
:
名無しさん@避難中
:2019/05/01(水) 21:10:59 ID:6.IJ4Jq60
ksk
623
:
名無しさん@避難中
:2019/05/01(水) 21:11:23 ID:6.IJ4Jq60
ksk
624
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/05/01(水) 21:12:17 ID:qUGv1ixY0
ksk
625
:
名無しさん@避難中
:2019/05/01(水) 21:12:25 ID:6.IJ4Jq60
スカラベ
626
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/05/01(水) 21:33:55 ID:c2xX.uz.0
彼の所作を見つめていた。
前足で不器用にそれを削り取って、前足より器用な後ろ足でかき集めて。
本当なら自分より大きな球になるそれは、まだ小汚いカスの集まりに過ぎなかった。
顔を近づけてみるが、不思議と異臭はしない。たい肥のような湿った臭いはするが、正体を知らなければ気になるほどでもない。というより、実際にこれはたい肥をそこに置いている。
臭いというのは様々な意味を持ち、悪臭がするというのなら、それは好ましくないもの、いい匂いならその逆だ。つまりこのたい肥はそんなに悪いものではない。
余談だが、人間が一番に悪臭と感じるものは人間の死体が腐った臭いらしい。つまり、死ぬような危険を知らせているのだ。
彼の作るカスの集まりは徐々に整えられ、球に近づいていく。集めているのが隣の農業学科からくすねてきた花子(牛の名前)の糞というのを除けば、もそもそと愛らしい動きとも見て取れる。
これがあの勇ましいカブトムシの仲間だ、と言われて信じる人がどれだけいるだろうか?
名前だけ聞けば、昔の映画に出てきたピラニアのように獰猛な肉食昆虫を思い浮かべるか、カードゲームが好きな奴なら太陽神か。
ほんとは彼らは太陽じゃなくて天の川を目印に活動しているから、どちらかと言えば彦星と織姫様か。糞まみれだけど。
糞球を整えた彼は、おなじみの逆立ちの姿でそれを押していく。
安全なところを探しているのだろう。
ゲージの中なのでどこも安全なのだけど。
フンコロガシは整えた糞球を丁寧に世話するという。彼はその種類だ。
ゲージの上から彼をのぞき込んで、私はほのかに香る花子の落とし物の臭いに鼻を引くつかせた。
部屋の扉が開く。農業学科の学生だ。
「おい、テメェ花子に何をした……?」
627
:
秋水
◆3C9TspRFnQ
:2019/05/01(水) 22:15:27 ID:OwPm64Mw0
「花子?そんなことは些末事だ‼」
彼は一刀両断に切り捨てた。
農業学科は色めき立つ。果たして花子の惨状とは、如何なるものであったか。
「些末事だと!?」
「それよりもだ、見たまえ」
彼は芝居じみた仕草で、足元を指し示す。心情的にはスポットライトが当たるところか。
その光の中央にあるのは、いわずもがな、糞玉である。
「糞じゃねぇか‼」
農業学科は益々、色めき立った。
花子とは農業学科の彼との関係は定かでない。
もしかしたら肉にされるのに、知らずに名前を着けているだけなのかも知れないし、
あるいは生まれたときからの腐れ縁で、桃の園で『種族は違えど死すときは同じ』と誓いを交わしたのかも知れない。
知れないし、知ったこっちゃない気もしてくるが、
ともかくフンコロガシが丹念至極に育て上げた糞玉とは比べるべくもないのだろう。
「ただの糞じゃねぇか!」
もう一度、断定した。
628
:
秋水
◆3C9TspRFnQ
:2019/05/01(水) 22:18:02 ID:OwPm64Mw0
しかし彼は農業学科の見立てに、濃縮還元した苦虫の汁を飲んだように顔をしかめる。
「違う、違うのだ!」
「何が違うってんだ!」
「このフンコロガシはギザのピラミッドの内部から採取されたものだ。
炭素年代測定法にかけたところ、糞の表層年代は8000年以上前」
「…つまりどういうことだってばよ?」
「エジプト文明成立以前より、この糞はこねられている可能性があるのだ!」
「な、なんだってーーーーー!?」
思わず地球が滅亡するといわれた時のあの集団のような反応をおり混ぜつつ、農業学科はたいそう驚いて見せた。
「嘘だろう、お前?」
「いや、それどころか、表層から内部への分析がまったく進んでいないのだ。
糞の密度がどんどん上がり、この研究室の設備の精度では追いつかない」
男二人、眉間に皺をよせ、フンコロガシの糞玉を見つめる。
それは果たして、糞であるのか。
あるいは――
629
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/05/01(水) 22:49:11 ID:qUGv1ixY0
フンコロガシの社会においてのオックスフォード大学はエジプトにある。
彼らが糞を転がし、太陽を模倣しようとしたことから人という下等種族に崇拝されフンコロガシヒエラルキーが最も高くなったからだ。
エジプト出身、それも古代のフンコロガシとなれば、それは神話の時代のフンコロガシである。
男二人、エチオピアフンコロガシ大学農業学科出身の学生二人は偉大なる先輩の神業かもしれないものを見つめる。
「こ、これが本当に神の御業だと言うのか?」
「そうだ、違いない。きっと彼こそが神なのだ。」
そう私は熱弁する。
神はせっせと糞を転がす。
神話の時代から現代の花子の糞までを何重ものミルフィーユを作ってきた。
数千年前の老人ではなく神。
それがおそらくはかのフンコロガシなのだ。
よく見れば背中が黄金に輝いているように見える。
「じゃあ、僕らは現虫神の降臨に立ち会ったのか?」
「ああ、人の社会には宗教というものがあるらしい。」
「宗教?なんだい、それは?」
「なんでも、過去にいた偶像を神聖視し、その神の教えに従って生きるのだとか……。」
「急に、なんでそんな話を……。」
「僕らもね、彼を神とした宗教を作るべきじゃないのか?そんなことを思うんだよ。」
そう思ったことをそのまま口にすると、彼は首を振った。
「いや、まだ、彼が神なのかどうか確証はないだろう?ただ偶然、神の糞を転がしたエジプト出身のフンコロガシってだけかもしれない。」
「わかった、じゃあ、簡単にそれを証明する方法がある。」
「それは?」
そう尋ねてくる彼に私は答える。
「彼に直接聞けばいいのだよ。」
そうせっせと神の糞を転がすフンコロガシに視線を送る。
「お、おい、どっちが話かけようか?」
彼は少し緊張した面持ちになる。
神かもしれないフンコロガシに、どう声をかけていいのか迷っているのだ。
仕方ないな……。
「私が声をかけよう。」
そう彼に言って私は歩を進める。
「あの――」
630
:
◆OSaKadAteQ
:2019/05/01(水) 23:10:42 ID:ekkYAB2A0
「あーゆーごっど?」
エチオピアの共用語はアムハラ語である。
当然、エチオピアフンコロガシ大学に通う生徒は、皆アムハラ語を口にしていた。
読者諸君に日本語のように見えているのは、単にこのSSが日本語吹き替え版だからである。
「あい、あむ、すちゅーでんと。あい、りすぺくちゅー」
とはいえ、神がアムハラ語を喋るとは限らない。
「英語は世界共通語」だとかなんとか聞いたことがあるし、英語で声をかける方が無難かと思った。
故に、慣れない英語でコミュニケーションを図るのだ。
「そー、あー、あいらぶゆー。あいあむ、しんぐ、ゆーあーごっど、べりーごっど」
だが如何せん、外国語の成績は芳しくない。
そもそも外国語の授業で選択しているメイン科目はスワヒリ語だ。
英語は第二選択科目で少し齧った程度だし、単位も余裕で落としている。
「あー、ないすちゅーみーちゅー。あい、あむ、かんどう、なう」
辿々しい英語で必死に声を掛け続ける。
花子の件でブチギレていた学生は、固唾をのんで見守っていた。
彼はロシア語とヒンズー語を履修していたことが祟り、この英語が自然かどうかの判別すらつけられない。
ただただ黙って事の成り行きを見守るだけだ。
「アムハラ語でおk」
――そんな二人に、電流が走る。
「しゃ、しゃべっ……!」
それは、紛れもなく、目の前の者から発された声。
透き通るようなその声は、神秘的であり、奇跡の産物のように思えた。
「貴方の熱意に負けました……貴方の話を聞きましょう」
花子にキレてた学生は、驚きと感動のあまり口をあんぐりと開けている。
そして私も、思わず叫んだ。
「うんこの方が喋っとるーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
631
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2019/05/01(水) 23:42:36 ID:c2xX.uz.0
「!!? え? ほえ!?」
「驚きすぎ」
ウンコは嗜めるように言う。
「誰しもスカラベのほうを神と思う。ですが、実際は神の使いですらない。いや、この世のすべては神の御心のまま。正確に言えば、私も本来の意味の神ではなく、その一部にすぎません」
ふわり、と糞球が宙に舞う。後ろ足が引っかかったままのフンコロガシが吊られたままバタバタしている。
ウンコボールは辺りを見回すように、それぞれの顔の前を通り、引っかかったフンコロガシを振り回した。
「私が誕生したのは八千年前、メソポタミアにて最初の文明が誕生した時でした。あなた方の測定方法による年代の特定は正しいと証言しましょう」
つまり、このウンコの神はエジプトより古くから存在するということか。
「……かつて、人類がおよそ文明と呼ぶものを持つ前、彼らがやってきました。そして、彼らの力により人類は文明を持ち、農耕をはじめ、種としての生活を一変させました。そう、あなた方は自らの生き方を変えたのです。自らではなく、環境を改変するという進化の方向を手にしました」
メソポタミア文明の事だろう。歴史は門外漢だが、それくらいは私でも知っている。
その地で、最初の文明が生まれ、農耕が発展し、人類は数千、数万規模での集団生活を可能とした。
「『彼ら』の力で、あなた方は王を持ち、社会システムを作り、集団での単位を制定し、軍を持ち、経済を持ちました。それらは『彼ら』があなた方に授けたものなのです」
ウンコは続けた。
「そして、私が誕生しました。八千年に及ぶ歴史の一部を記録するために、私は練り上げられてきた。それは『彼ら』が自らの行いを記録するために必要な事でした。そう、私は『彼ら』の情報媒体なのです。そして私に記録されているものは――」
そして、ウンコは私たちに見せた。
最古の文明の末路、後の文明がウンコを運ぶスカラベを神の使いと定めた経緯。
苛烈な神と人との歴史だ。
「力を持ったあなた方は、やがて驕り高ぶり、ついに『彼ら』に闘いを挑みました。あなた方は、神々からの解放を願ったのです。しかし、結果は無残たる物でした。彼我の力の差は大きく、あなた方の祖先は無残に焼き払われて行きました。このままでは、最古の文明とともに人類は滅んでいたでしょう」
しかし、と続ける。
「『彼ら』の中にも、あなた方に味方する者がいたのです。その者たちもまた、神々が人類を支配する構造から、あなた方を開放したがっていました。真に文明を持つ種として独立させたかった」
ウンコが私たちの頭の中に投影したイメージに、見覚えがあるものが見える。
「彼らの名は、古代シュメール人、それは、人類ではなく、はるか天から、自らを神と名乗り現れました」
632
:
秋水
◆3C9TspRFnQ
:2019/05/02(木) 00:19:50 ID:eWkWnQjY0
なんとう事だろう、ハムナプトラと思っていたらスターゲートだった。何を言っているか判らないと思うが、きっと糞展開というやつだろう。
男どもは顔を再び顔を見合わせて、かぐわしく匂いたつ神話の時代に思いを馳せる。
「…とりあえず昼はなに食べるべぇ」
「現実逃避はいけません」
容易にこの場をお開きにさせない糞玉。
「ああ、そうだなぁ…」
最初にフンコロガシを観察していた彼は、いよいよ面倒臭くなってきたものか、
「乾いた糞って燃料になるんだよな」
ポケットからジッポライターを取り出し、金属質の音をさせて蓋を開く。
慌てたのは糞玉だった。
「あー、いけませんニンゲン様、いけません」
「いや、物語のオチのひとつにさ、館物は燃やして終わらせろっていうじゃん?」
「それをすれば館どころか、この宇宙自体がどうなることやら」
「なかなか聞き捨てならないじゃないか?命乞いか?」
「純然たる事実です。私を燃やせば、内包したエントロピーが一斉に燃え上がり、この宇宙に潜在する熱量を奪い去るでしょう」
糞玉の宇宙レベルの自己紹介に、今度は男たちは天を仰いだ。といっても、熱心に信仰する神などいないのだが。
いや、糞玉の言うことを信じるのなら、神あるいはそれに等しい存在はシュメール人で、宇宙から来たらしいが。
「…で」
いい加減、話に着いてきていない農業学科は、腰を下ろし降参じみて肩をすくめた。
「お前さんは一体、何者なんだ?」
「シュメール人によってつくられた最臭兵器です。幾星霜の宇宙の可能性を織り込んだ、時間や空間にすら影響を及ぼす」
「そうか〜」
農業学科は心底どうでも良い風で、なんとも力なく言ったものだった。
633
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2019/05/02(木) 01:05:45 ID:Sf0SFnuk0
私達は、ちりとり箱にシュメール人によって作られた最臭兵器とやらを取って、ゴミ袋に詰めて捨てた。
「やめるのです。」だとか、「バチがあたりますよ」だとか、御高説をたれ始めたが、なんかめんどくさくなって捨てた。
なんで、あんなに私達は盛り上がっていたのだろう……。
古代エジプトの神秘の話をしてきたのに、うんこが話かけてくるという謎ムーブを仕掛けてきたから、脳みそが理解するのを拒否しはじめて、最後はなんていうか、どうでもよくなっ
た。
馬鹿な話とは馬鹿な話をしていると気づかないから面白いのだ。
花子の世話をして、私達は農業学科に帰っていく。
こうして、私達は宇宙を救ったのだった。
結合する夢。
氾濫する世界。
隔絶された宇宙。
世界は今も続いている。
私達もこれからを生きていく。
そうして、私はウンコボールと別れを告げたのだった。
私達の眼の前に白衣の医者が座っている。
彼女は日本という東方の国の名医で、私の親が呼び寄せたものだ。
「彼の病名は、ノウガスカラベニナールシンドロームです。この病気にかかったものは、自分がスカラベであると突然思い始めるようになります。それでいて、自分が人間であるという認
識も混ざっているので発言が支離滅裂になり、幻覚、幻聴をきたします。特に糞に対して強い関心を抱くようになり、それを神聖視する傾向にあるようです。」
何を言っているのだろうか?私は至って普通に人間でフンコロガシだ。おかしいところなど何処にもない。
「治療法はあるのでしょうか?」
「ありません。彼はその内、人間でもない、スカラベでもない新しい精神構造を持つ生物となるのでしょう……。」
「そうなるとどうなるのです?」
「廃人になります。自己を喪失した人間が行くところは、食事を取ることができなくなり点滴で栄養を補給し、糞尿を垂れ流す生物になりさがります。」
何を言っているのだろう?私は正常ではないか……。そりゃ、急に話しかけてくるウンコボールに遭遇はしたけれど、それぐらいしかおかしいところはない。
「それでも、私は息子を救いたい。どうにかして救う方法は無いのですか?」
そう言う親に女医は顔を神妙な面持ちで手を合わせる。
「医者としては、こういう話をするのは気がひけるのですが……。」
そう言って、医師は古い写真を取り出した。
「これは古代シュメール人が残した石碑の写真です。この石碑には楔形文字の下にスカラベの頭になった人間が描かれています。」
親はマジマジとした目でその写真を見る。
「古代シュメール人がいたメソポタミア文明では、スカラベは神聖視されていました。そしてスカラベに憑かれた人は太陽の化身として崇めたてられたいたそうです。」
「はぁ、それと息子にどんな関係があるのでしょうか?」
「この石碑に書かれている内容とノウガスカラベニナールシンドロームは症状がとても似ているのです。」
「では、もしかして治し方も……。」
「そうですね、古代シュメール人は人に憑いた神を神の世界へと返したらしいのです。」
「それはつまり?」
「古代シュメール人は脳がスカラベになった場合の治療法を確立していた可能性があるということですね。」
「そ、それで古代シュメール人はどうやってノウガスカラベニナールシンドロームの治療を行っていたのでしょうか?」
「石碑には、こう書かれています。スカラベに脳が囚われた人間を救うためには神の糞が必要だと……。」
「神の糞……ですか?」
「なんでも、それは全知全能の糞で、喋ることが出来るものだったのだというのです。」
「それはどこにあるんですか?」
「わかりません、ただ、わかっているのはただ一つ、神の使いであるスカラベが作り上げた数千年の糞が神となるのだそうです。」
「そんなものどうやって見つけろと……。」
「わかりません、ですが、それを見つければ、この症状を改善することが可能かもしれません。」
私はその話の半分も理解出来なかったが、1つだけ思い当たることがあった。
「喋る糞なら見たことがあるよ。」
医師も親も目を見開いた。
「なんだって!!!」
「どこで見たの?言いなさい。」
親たちは一斉に私に詰め寄る。
正直、やめて欲しい。
個人的にはいい思い出ではないのだ。
「大学の牛小屋で見たよ。五月蝿かったら捨てた。」
「何時!?何処に――!?」
私は仕方なく、捨てた場所を親と医師に伝えた。
634
:
◆OSaKadAteQ
:2019/05/02(木) 02:00:17 ID:1dvkc6CU0
全知全能の糞は、大学の畑に肥料としてばらまかれていた。
その話を聞いて母は真っ青になって倒れ、医者は私の顔面に唾を吐きかけた。
ムカついたのでグーで殴ったらすごい勢いで殴り返されて泣いた。
どうやら喋るウンコは凄い存在だったらしく、倒れ伏す私を怒りに任せて医者は蹴りつけてきた。
いや、お前、喋るつったってウンコだぞウンコ、お前はウンコを崇めるんか。
そう思うと何だかムカついてきて、思いっきり蹴り返した。
その蹴りは、一撃で医者を昏倒させる。
ろくに喧嘩なんてしたことないのに、何故かその動きは、体に染み付いているようだった。
痙攣し、口から泡を吹き、医者が糞尿を漏らす。
無意識の内にその糞尿を足で弄んでいたら、目を覚ました母が更に真っ青になって奇声を発しながら倒れた。
「……なんとか……神の糞を見つけられないものか……」
父に連れられ、大学の敷地にやってきたのは、その翌日のことだった。
母は真っ青になったうえに泣きすぎて声が枯れ大山のぶ代みたいな声になったので入院している。
私はというと、まるで事態を理解できなかったが、しかし父の言うことに従うつもりでここにいる。
何故だかあまり世間に受け入れられない私なんかを、大学にまで通わせてくれた。
そんな父を尊敬しているし、父が望んでいるなら、理解できずとも力になってやりたかった。
「よお、何やってんだよ」
何日も何日も、土をほじくり返した。
その土に混ざった喋るウンコを、後ろ足で分別し転がしていく。
そんなことを繰り返していたある日、不意に声をかけられた。
「なんだ、お前か」
花子の件でブチギレていた、あの農業学科の生徒だ。
他の大多数の者同様、彼も私を理解してはくれなかった。
しかし、他の大多数の者とは異なり、彼は理解できないなりに、私を受け入れてくれた。
今ではすっかり、唯一無二の親友である。
「見てわからないのか。集めているんだ、喋る糞を」
「ふぅん。自分で捨てたくせに、変なヤツだな」
ヤツの言うことは一理どころでなくある。
ビニール袋にぶち込んだのは私だし、折角だから肥料にでもしてやるかと言ったのも私だ。
父が喋る糞を求めていなければ、こんなことしていないだろう。
「そういうお前は、何をしているんだ」
「おいおい、見てわからないのか、変なヤツだな。デートだデート」
変なヤツはお前だろう。
そうは思っても言わなかった。
彼は病気なのだと聞く。
時折自分を牛だと思い込み、牛の花子と付き合っていると思いこんでいるそうだ。
そして牛の花子の方も、自分は人間であり彼の恋人だと思いこんでいるという。
可哀想なヤツだとは思うが、まあ、病気なのだ、あまりイジってやるものではない。
それに両想いなのは事実だ。そっとしておいてやろう。
まあ、学校で飼ってる牛と頻繁にヤッてるのはどうかと思うけど。
635
:
◆OSaKadAteQ
:2019/05/02(木) 02:00:48 ID:1dvkc6CU0
「ああ、そうだ、それなら良い所があるんだ」
「なんだよ、良い所って」
「ついてこれば分かるよ」
そう言って、二人(正確には、一人と一匹だが)を連れて、例の場所に行く。
土から掘り起こした貴重な喋るウンコの一部を転がしながら、だ。
例の場所についた時、喋るウンコはまあまあのサイズとなっていた。
「おおっ、なんだこれ」
「ブモォォォォォォォォォ」
二人(正確には、アホが一人と牛が一匹だが)が、感嘆の声を上げる。
例の場所――大樹の根本に、集めた喋るウンコを置く。
まだ父が望むほど大量の喋るウンコは集まっていない。
だが、一箇所に固めていたからだろうか。
その土の下で何かが急速的に育ち、今ではこうして立派な大樹になったのだ。
「神を自称する糞から生まれた生命の大樹。これをアダムと名付け、卒論テーマにでもしてみようかと思う」
「よりにもよって林檎が成ってるってのは、なんだか運命的なものを感じるな」
ケラケラと彼が笑う。
確かにな、なんて言いながら、林檎を一つもぎとった。
「……食うかい?」
「おいおい、大丈夫なのかよ、これ」
「さあね。知恵の実って言うくらいだし、色々賢くはなると思うよ。それが幸せかどうか分からないけどね」
父から聞かされた、医者の持説。
その意味は、正直あんまり分かっていない。
ただ、きっとこの林檎は、彼の病気を治してくれるのだろうと何故か直感できた。
まあ、自分が人間であり牛ではないと理解できるのは、頭が良くなったといえるだろう。
さすが知恵の実といったところか。
「なんだよー、こえーなー」
そう言いながらも、彼は林檎を受け取った。
彼の性格を考えると、遠からず林檎を口にしてしまう気がする。
食べたあとも正気を保ち、そして花子とも円満に別れてくれることを願う。
「つーかさ、お前は食わねえの?」
彼の疑問ももっともだ。
この大樹・アダムは、私がせっせと喋るウンコを運搬して作ったもの。
その果実を食べる権利は、私にこそあるだろう。
土地とか持ってる大学の権利? 知らん。
「……私は、いいかな」
きっと父は、私にあの知恵の実を食べさせたかったのだろう。
それは、分かる。
そしてきっと、その結果、何か私の世界が変わるであろうことも。
「いいのかよ、お前、俺と同じで馬鹿じゃん。頭よくした方がいいんじゃねーの?」
おそらく、この判断は、誰が見ても愚かなのだろう。
このままだと、不幸になる恐れすらある。だとしても。
「いいんだよ」
世間の皆は、今の私を馬鹿にして、仲間はずれにしてくる。
だけど、私は、それを受け入れるつもりなど更々なかった。
時折後ろ足でウンコを運搬する自分を、悪いと思ったことなどない。
それを馬鹿だと思ったことも、一度もない。だから。
「病気とか、バカなのかとか、私はどうだっていいんだよ。賢くなりたいとも思ってない」
それは、本心だ。
例え神であろうとも、その考えは覆せまい。
私の人生が馬鹿なものだとしても、それでいいじゃあないか。
「馬鹿な話とは馬鹿な話をしていると気づかないから面白いのだから」
636
:
◆OSaKadAteQ
:2019/05/02(木) 02:03:47 ID:1dvkc6CU0
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