したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

( ^ω^)冒険者たちのようです

96名無しさん:2024/09/01(日) 02:19:26 ID:9tBcNMXI0

この子の親なのか、血縁関係はわからない。
だが少年は男と共に暮らしていたから、ここにこうして生きている。
一人残されて、きっと亡骸の傍で涙したであろう少年の姿が浮かんだ。

言葉も満足に喋れないこの子にとっては、あまりにも過酷な現実。
無垢な表情を見ているこちらが、悲痛な面持ちを浮かべてしまう程に。

ツンがこの場で出来る事は、たった一つしかなかった。


ξ゚⊿゚)ξ「……主よ、聖ラウンジの神よ」

ξ-⊿-)ξ「その御許に、この魂をお導き下さい」

ξ-⊿-)ξ「守るべきものを置いて命の灯を絶やした彼の魂が、
     悔いを残して彷徨う事がありませんよう」

きっとこの場所で少年を護ってきたであろう、彼に祈りを手向ける。
相も変わらず主の声を聞く事はないが、もうそれを気にする必要もない。

今のツンが彼らに出来る事は、これしかない。
亡骸の前に跪き、しばしの時、手を合わせていた。
様子が変わったツンを見て、少年はきょとんとしているばかりだった。

生きる力のない幼子を残して、この世を去るという事。
親ならば、それがどれほど悔いを残すであろうかと、察するに余りある。

だから、せめて天上からこの子を見守ってくれているようにと、祈った。

どれほどの間祈りを捧げていただろうか。
やがて眼を開いた時、ツンの顔を恐る恐る覗きこんだ少年と目が合う。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板