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( ^ω^)冒険者たちのようです

7名無しさん:2024/08/19(月) 00:59:27 ID:28mrGroE0

酒や食事を提供しながら、各地方からの依頼も扱う冒険者宿だ。

ヴィップの街が今のように栄える前から、この場所に建てられたという。
それだけに歴史を感じさせるような風格もあり、一見して外観は小汚い。
だが、腕利きの冒険者達がよく立ち寄ると評判の、良質な冒険者宿として評判だった。

そんな事情も知らずか、若者は軒先の看板の前でつぶやいた。


( ^ω^)「キザったらしい名前だおね」


使い込まれた木扉を押して中に入ると、その瞬間に活気が流れ込んだ。
それぞれの卓ではまだ日も高いうちから酒盛りをしており、賑わいを見せている。
席につくのは冒険者ばかりで、古い木の臭いに混じり、一仕事を終えた彼らの体臭も鼻を突く。


(’e’)「らっしゃい」


店の主であろうか、体格の良い初老の男性は一瞥して、仕事の手を止める。

一見の客である事、容貌から冒険者である事。
それらの確認をまばたき数度の内に終えたようで、すぐに手元に視線を落とす。
エールグラスを磨きながら、酒盛りをしている冒険者達と会話を続けていた。


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