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( ^ω^)冒険者たちのようです
326
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 03:31:20 ID:Si4yTBmk0
その後のフランクリンの歓喜の様子は、凄まじいものだった。
夜分にも関わらず、近隣にも轟くほどの大声で、けたたましく妻を呼びつける。
( ;_/;)「マ……マディーッ! マディッ!」
ノ|| '_')「何ですか、あなたそんなに………って、え!?」
玄関口に立つ、少しばかり背丈の大きくなった愛息子の姿を目の当たりにした瞬間、
彼女もまた口を手で押さえて、溢れ出す言葉をどうにか抑えとめていたようだ。
言葉をかける間も挟ませず走り出すと、ロベルトの前に膝をつき、その身体を力強く抱きしめた。
ζ>_ゝ)「あうっ!」
ノ|| ;_;)「あぁ……ロベルトッ! 私達の、ロベルトなのね!?」
最初、暴れだすかとも思って待機していたが、意外にも母親に抱きとめられ、
その身をだらりと投げ出し、されるがままになっていた。
多少苦しそうではあるが、その表情にも次第に変化が見て取れる。
( ;_/;)「……まさか、まさか生きていてくれただなんてッ!」
目頭を押さえて、そこからも大粒の涙が伝うフランクリン。
その、両親ともが号泣している状況に釣られてか、あるいは───
ζ;_ゝ)「あ”ぁぁぁぁッ」
ついにはロベルトも泣き出し始めた、リュメの夜空。
フランクリン親子の泣き声の、三重奏が響き渡っていった。
生家に戻った事で、様々な記憶が蘇ったのだろう。
ロベルトは両親の事をやはり忘れてはいなかったようだ。
だが彼の涙には、もしかすると共に暮らしたゴブリン達の死を悼むものでもあるかも知れない。
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