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( ^ω^)冒険者たちのようです
323
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 03:29:16 ID:Si4yTBmk0
* * *
彼の手を引き、洞窟の入り口を抜ける頃には、すっかり大人しくなっていた。
外はもうとっぷりと日が暮れ始めており、今からリュメに帰れば夜だろう。
今晩は一晩ゆっくりとリュメで休息し、明日の朝ヴィップに発とう。
そう思い、出てきた洞窟の方へと何気なく振り返ってみた。
(#℃_°#)「………」
すると、洞窟の入り口の真上に位置する茂みの奥に、一匹のゴブリンの姿があった。
敵意を向けるつもりはないのか、立ち尽くすブーン達を、ただ黙って見下ろしている。
さっきの戦闘から逃げおおせた、生き残りのゴブリンであろう。
沈みゆく夕日を背に、ゴブリンとブーンはしばし見つめ合っていた
それを傍目に、突如ロベルトが言葉を発する。
ζ・ゝ)「───ば、い」
彼もまた、茂みのゴブリンの視線に気づいていたようだった。
手を振りながら、人間流の別れの挨拶を岩場のゴブリンへと送った事に驚いた。
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