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( ^ω^)冒険者たちのようです
32
:
名無しさん
:2024/08/20(火) 01:48:24 ID:j2EehhMU0
恐らくは自分に向けられているであろう負の感情の出所を冷静に整理しながら、
任されていた資料室の整理をひと休みするために、窓の外を眺めていた。
そこへ廊下の奥から、小さく靴音が響く。
黒の外套を体に巻いた、細身の魔術師。
すれ違いざまに、不意に視線を交わした。
( ・∀・)
”モララー=マクベイン”。
彼の多くを知る者は、この賢者の塔にはいないようだが、その名を知らぬ者もいない。
彼の持つ魔術論文の実績の数々は、今後の魔術の在り方に大きな変革をもたらした。
そのいずれもがショボンを唸らせるほどの斬新な切り口であり、革新的な発想。
独自の魔術の研究に余念が無く、それ以外の一切に興味を持たぬほどの男だった。
中でも光そのものを歪曲させ、対象を不可視にするという光魔術の応用においては、
未だ彼を置いて他に、大陸中で実践を成しえた者は居なかった。
ショボンをして、時に自らを苛む劣等感があるのは、彼の存在があるからだ。
真の天才とは、彼のような人物ではないだろうかとも。
ひたすらに魔術の道を究めるため、研究と実践に打ち込んできた。
その共通点においては同じ雰囲気を持つ二人であったが、言葉を交わす機会はなかった。
研究が忙しいというのも理由ではあるが、どこか相容れないものがある。
ショボンは、そんな印象も彼に持っていた。
(´・ω・`)「どうも」
( ・∀・)「ふむ、司書にでもやらせておけばいいものを……」
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