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( ^ω^)冒険者たちのようです
318
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 03:22:56 ID:Si4yTBmk0
( ^ω^)(まさか……生きていたとは驚きだお)
亡骸を見つけて、息子の形見だけでも手に入れるつもりだったフランクリン夫妻。
その夫妻の愛息子は、今自分の前に居る───
2年の空白の歳月を経て、確かに生きながらえていたのだ。
体格から、年の頃は5〜6歳といったところだろうか、失踪した年齢とも重なる。
だが、明らかに飢えて栄養が足りていない貧相な体つきをしていた。
年齢にはおおよそ見合わないほどに、体格が伴わず小柄だ。
血走った眼。そして、獣のように吼え声で唸るその姿に、一目でピンと来た。
育てられたのだ───ゴブリンに。
そうでなければ、今こうして生きていられる訳などない。
ゴブリン達の子育てなど聞いた事もないが、さっきの言葉を話す個体のように
知恵を持ったゴブリンが居る群れでならば、存外あり得る話なのかも知れないと思った。
( ^ω^)「ロベルト! 助けに来たんだお、君を!」
ζ°ゝ) 「ウ、ガウウゥッ!」
( ^ω^)(正気を、失っているのかお?)
名前の呼びかけにも、応じる事はない。
その様子から、こちらに完全な敵意を向けているのが見て取れた。
育ての親を殺された事に、憎悪を燃やしているのだろうか。
だが、並のゴブリンと比べても体格のさほど変わらぬ、人間の子供。
もし襲い掛かってきても、相手にするのはたやすい。
問題は、彼を大人しく連れて帰る事が出来るのだろうかという事だ。
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