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( ^ω^)冒険者たちのようです
308
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 03:14:18 ID:Si4yTBmk0
実際に見たことはなかったが、魔術師といえば、悪の代名詞のようなもの。
育った村では幼馴染達と、そんな風に役柄を決めてごっこ遊びをしていた。
無から有を生み出し、武器を持った人間であろうとも、いとも簡単に倒せてしまう術師。
その術を───まさか、ゴブリンのような下級妖魔が使いこなすというのか。
故郷での憧憬が一瞬思い浮かぶと、これが魔法である事として認識した。
暗所にあって唐突に眩い光を浴びせられ、前後不覚の状態で左に全身を投げ出す。
飛んだ先は岩場だったが、光の軌跡を逃れるために、一も二も無く飛び込んだ。
(; ω )「────だおぉぉっ!」
ほぼ、同時だった。
飛び出す瞬間、自分の立っていた位置を通り過ぎた光から、背中越しに強い熱を感じた。
光弾は影を引き連れながら、洞窟内部の闇を突き抜けてゆく。
一瞬の後、ブーンはしたたかに身体を岩場へと打ちつけ、全身の痛みに顔を歪めていた。
ほぼ無意識に素早く身を起こすと、追撃に備えて再び剣を手に取り、立ち上がる。
(# C_ ;#)「……ゴブッ…ギ……」
ブーンが身をかわした事で、その背後に居たであろうゴブリンの一匹が、光の矢に穿たれたようだ。
抑えている胸板には手指ほどの大きさの穴が開いて、一寸の間を置いて大量に血を噴き出した。
傷口を押さえながら力なく倒れるその姿を見ながら、背筋には冷たい汗が伝った。
もしあれを食らっていたら、自分もああなっていたのだ。
これほどの攻撃手段を持つ敵を前に、二の足を踏んでいる場合ではなかった。
魔法を唱えるためには、前もって何かしらの手順が必要なはずだと踏んだ。
(;^ω^)(さっきぶつぶつ唱えていたのが、必要な前準備なのかお?)
もしそうだとするならば、少しの時間も与えてはならない。
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