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( ^ω^)冒険者たちのようです
306
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 03:12:02 ID:Si4yTBmk0
あまりの驚きに思わず大声を上げたその時に、気づいた。
取り巻きのゴブリンがまだ威勢を失っていないのも、群れの長の存在からか。
先ほどの巨躯のゴブリンが助けを求めていたのは、このゴブリンに対してだったのだ。
(;^ω^)(完全に……さっきの奴がリーダーだと、思い込んでいたお)
見れば木のステッキのようなものしか持っていないが。
先ほどの巨体が力で群れを守る個体だとするならば、このゴブリンは知恵を持ち合わせ、
群れの頭脳として機能している特殊な個体なのであろうか。
だとすれば、まだ完全に集団の戦意を削げてはいない。
先ほどの巨体のゴブリンほどの脅威はないかに思えるが、何か策でもあるのかと勘繰った。
肥大化した後頭部以外はさほど他のゴブリンと体格差はないもの、警戒を強める。
石斧の攻撃を受けた右腕の痺れは、まだすぐには取れそうに無い。
窮地と言える状況を、今は左手一本で看破するしかなかった。
(;^ω^)(……あと4匹。落ち着くお……)
ブーンを負傷させて調子付いたか、ゴブリンらはブーンの周囲をぐるりと巡る。
少しずつその包囲を狭めつつあり、さながら集団で狩りをするかのような様相だ。
完全に四方を囲まれた状況にあって、左腕一本では満足な力が入らない。
さっきのような回転斬りを繰り出しても、掻い潜られれば反撃を受ける。
(;^ω^)(なら……本当のリーダー格がこいつと分かった以上、狙うは──)
(#℃_°;#)「キィッ!?」
完全に包囲の距離を詰められて袋叩きにされる前に、一直線に駆け出した。
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