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( ^ω^)冒険者たちのようです
300
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 03:07:35 ID:Si4yTBmk0
(#'℃_°'#)「……グワゥ……!」
ゴブリンの群れに紛れ、怯んだリーダー格が後退していくのが見えた。
ゴブリンというのは極めて気弱な種族だ、拠り所となる存在がいなくなれば、
その下っ端たちは士気が下がり、混乱を与える事が出来たかも知れない。
だが、今の好機を仕損じてしまったのは、いかにも痛い。
舌打ちしていたブーンの両側面からは、すでに手斧をもったゴブリンどもが迫っていた。
(#^ω^)「――来いお!」
弓矢による攻撃は怖かったが、味方がこれだけ近くに居れば撃てないかも知れない。
気迫を込めた言葉とは裏腹に、頭の中は意外と冷静に全体を見て動けている。
この土壇場に、集中力が最大限に高まっているのかも知れないな、と思った。
(#℃_°#)「キキッ!キーッ!」
もっとも近くの左方の一匹に向き直り、剣を構えてじりじりと距離を詰める。
数では勝っているものの、ブーンの気迫に気圧されてか、後退している。
小さな石斧と自分の持つ長剣では、一対一では端から勝負にならない。
それゆえ後退を余儀なくされる一匹へと距離を詰めるが、背後から迫っている
もう一匹の気配を、背中越しに肌で感じ取っていた。
二匹のゴブリンに前後を挟まれているのだ。一匹に隙を見せれば、もう一匹に付け込まれる。
だが、それに対抗する策はあった。
ゴブリンの身の丈ほどの長さを有する、長剣だからこそ成せる業が。
挟撃を真っ向から受け入れ、機を伺っていたのはブーンの方だ。
( ^ω^)(前後────)
(#℃_°#)「ゥ……ギキキィッ!!」
前方の一匹へと踏み込む素振りを見せた瞬間、背中に浴びせられるもう一匹の声。
一匹に気を取られたブーンの背後へ向けて、石斧を振りかざさんと飛び出している。
だが、まるで気にもくれず、ブーンはただ目の前の一匹に向き合い、深く腰を落とした。
( ^ω^)(────同時にッ!)
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