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( ^ω^)冒険者たちのようです

299名無しさん:2024/10/10(木) 03:06:56 ID:Si4yTBmk0

(;  ω )(こっちの侵入が、感づかれていたのかお――!)

最下級妖魔と侮り甘く見ていた驕り、それが自分の中にあった。
だがその事への反省は、この場をどうにか切り抜けてからだ。

また次なる矢が降り注がれるかと思い身構えたが、それはなかった。
今度は、目の前から2〜3匹のゴブリンが一度に駆け出して来ていた。

(#'℃_°'#)「グオオォッ!」

木製の棍棒を持つ一匹は、傍目からもわかる程に明らかに巨躯。
恐らくは、これがリーダー格のような存在だろう。

狙う相手は、既に決まった。

(#^ω^)「ふおおぉッ!!」

巨躯のゴブリンは、一直線に自分の元まで来るとすぐさま棍棒を振り下ろした。
だが、避けるともせず、その腕ごと両断するつもりで、ブーンもまた剣を振り上げる。

(#'℃_°'#)「グ……ゥッ!」

だが、ブーンの一刀は棍棒の中ほどまで刃が食い込み、止められた。

並みのゴブリンの打ち込み程度であれば棍棒ごと叩き斬る自信はあったが、
他の倍はあろうかという体格のこのゴブリンは、ブーンの膂力を耐え凌いでみせた。

(;^ω^)「………っ!」

人並み以上の腕っ節の他に誇れるものはない、自分の打ち込み。
それが低級の妖魔、ゴブリン程度に防がれてしまったという事実。

つい先ほどまでのブーンの余裕は、もはや完全に打ち砕かれていた。

このまま剣が封じられてしまう事を恐れ、すぐに力を込めて剣を引く。
捻りを加えながら乱暴に引っ張ったが、棍棒を手放させる事は出来なかったようだ。


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