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( ^ω^)冒険者たちのようです
297
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 03:05:45 ID:Si4yTBmk0
これまでは一本道だったが、どうやらこの先は道が枝分かれしている。
その先が部屋のようになっているとしたら、どこかで複数のゴブリンに遭遇してもおかしくない。
一匹一匹の固体は弱いといえど、武器を扱う知能もあるだけに、やはり油断は出来ない。
( ^ω^)(………東の、方からかお?)
次にどう動くべきかを思案している内に、ごそごそと聞こえる何かの物音に気づいた。
どうやら、複数のゴブリンが一部屋にまとまっていると考えて、相違なさそうだった。
( ^ω^)(上手く不意を突いてやれば……一網打尽に出来るかも知れないお)
ゆっくりと、音の聞こえた方へと歩を進めてゆく。
その先にあったのは、大人一人が通るのがやっとのような、一つの縦穴だ。
当然ながら、中の様子は伺えない。ここまでくれば日の光もほとんど届かず、
あとは暗くおぼろげな視界の中で剣を振るうしかない。
( ^ω^)(………初っ端から、打って出るかお?)
身を屈めながら、その縦穴へと身を潜り込ませてゆく。
ここにたどり着くまでに、自分という侵入者の存在には気づいていないはずだ。
事態を把握されるより前に、派手に暴れるもよし。
出来るだけ気づかれないように、一匹ずつ仕留めるのもよし。
そう考えている内に、縦穴の出口にたどり着いたようだ。
──そこは、思った以上の静けさだった。
中のゴブリンは寝てでもいるのだろうか、そうであればありがたいが。
一瞬気後れはしたが、思い切って部屋の中へと躍り出た。
ようやく動きやすい体勢になり、しっかりと両手で剣を握り締める。
まだ完全に洞窟の暗さに慣れていない眼を皿にして、辺りを見渡す。
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