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( ^ω^)冒険者たちのようです
160
:
名無しさん
:2024/09/14(土) 02:26:29 ID:A6V2HoW60
ある日を境に、フォックス達の住む貧民窟には疫病が蔓延する。
不潔な身なりをしている抵抗力の弱い老人などから、たちどころに病魔に侵されていった。
ほとんどが高熱で動くことも出来ず、寒さにがちがちと歯を鳴らし、ただ命尽きるまでを耐えるばかり。
互いの顔も薄ぼんやりとしか見えない暗い洞窟の中には、苦しむ育ての親達の呻き声が木霊していた。
――「苦しい……助けてくれ、デルタや……」――
――「み、水を汲んできてくれ………フォックス」――
「お、おいお前ら……このジジイどもを、叩き、出せ……!」
救いを求めるしゃがれた声に、獣のような眼差しを向けて悪寒に悶える怖い大人。
糞尿の悪臭や獣臭さに死臭とが入り混じり、呼吸するのも憚られるほどだった。
まだ幼い少年二人に、そんな状況を変える力などなかった。
生き地獄の様な光景に怯える気弱な少年デルタは、目に涙を溜めて震えた。
悔しさに握りこぶしを震わす聡明な少年フォックスは、親達の死期を悟っていた。
やがて、フォックスがデルタに呟く。
爪 - )「もう……いやだ」
( "ゞ)「……うん」
それに相槌を打つデルタが、頷くとともに涙を零した。
食料も金も持たず、ましてや薄布一枚ほどの軽装の幼子。
それがこの場を離れたとて、人里まで辿り着ける保証など何一つなかった。
それでもフォックスは、この時決意していた。
「デルタ、逃げよう――ここから」
涙を拭ってフォックスの横顔を覗き込み、デルタはその意を汲んだ。
かくして、二人の幼子の逃避行が始まった。
「………うん」
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