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( ^ω^)冒険者たちのようです
159
:
名無しさん
:2024/09/14(土) 02:26:08 ID:A6V2HoW60
「てめぇら二人で明日もう一回行ってこい!今度はこんなもんじゃねぇからな」
爪; -;)「いてて……」
野山などから調達してきた食料が、男の要求に満たないというのが暴力の理由だった。
こうして地面に転がされては、身体を煤や灰まみれにするのが、この少年の日常であり、
誰からともなく、"灰かぶりのフォックス"と呼ばれるようになっていた。
(;"ゞ)「ちぇっ、なんだよ……自分ばっかりいっぱい食ってるくせにさ」
フォックスとデルタはいつも二人で行動しており、生まれは違うが兄弟のように暮らしていた。
だが、貧しい家庭が口減らしの為に赤子や老人を捨てて行く事の多いこの場所においては、
フォックス達が本当にここで生まれたかどうかも、定かではなかった。
彼らは物心ついた時から、この貧しく弱った大人達と生活を共にしていた。
「……すまねぇなぁ、お前さんたちにこんな役目させちまってばかりでよう……」
それを良しとしない考えの者もいたが、この集落では他の大半は老人ばかり。
まだ若く力の強い髭面の強面は体格もよく、皆が彼の言いなりのようになっていた。
爪'-`)「いいよ。それより、これあげる」
「お前さん、これは……」
爪'-`)「じいちゃんも食ってないだろ。あとでこっそり食べて」
( "ゞ)「兄ちゃん、俺のは?」
爪'-`)「あるある。あいつが寝るまで我慢だぜ」
(*"ゞ)「やった、腹ペコだったんだ」
「ありがとうよ……フォックス、デルタ……」
住む家も無く、野山の野草や果実を摘んでそれを糧として生きる。
そんな彼らに衛生などは行き届く訳が無く、住み暮らす洞窟内では絶えず病死や餓死した者達の
糞尿などの悪臭が染み付き、それを嫌って、決して近隣の住民達も近づこうとはしない。
そして、フォックスとデルタもそれらを見て育ってきた。
彼らが貧民窟を抜けたのは、洞窟に刻まれた暦の上で、彼らが五歳を迎えた時である。
それは、冷たい風雨が吹き荒れる日だった。
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