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( ^ω^)Secret Gardenのようです
1
:
名無しさん
:2024/06/19(水) 22:31:20 ID:15xn.t.w0
7:40
(;^ω^)「ハァッ…ハァッ!」
僕は、珍しく寝坊をした。
いつもならば大通りで朝食をとり終えて、会社に着いている頃だ。
(;^ω^)(…仕方ない。近道するお。)
流れる汗を袖で拭い、足の向きを左斜めにクルッと変えて、また走る。
この道は小学校の通学路でもあるため、速度を緩めて小走りだ。
(;^ω^)(あれ…。あんなの、あったかおっ?) ハァッハァッ
小学校の左斜め向かいに、洋風の生垣が続いている。
231
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:37:55 ID:p.Pxe1zI0
_____
___
__
何の強みも無い僕だったけれど、趣味のスケッチが採用担当だったモナーさんの目に止まり、カーテンの製造販売会社の営業に就いてから早数年。
妻は実家で兄家族と共に、家具販売の仕事をしていた。
( ^ω^)「今日は、返す本があるのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ。もう準備してあるわ。」
休日にはバスに乗って、図書館へ行った。
坂の上の図書館は白く、ギリシアの建造物に似た形をしているので、僕達は大学時代に『神殿』と呼んでいた癖がしばらく直らなかった。
ξ゚ー゚)ξ「実は私、症状のある中では目が良い方なの。」
( ^ω^)Φ「そうなのかお。良かったお〜。」
そう言って妻は、拡大読書器を使い本を読む。それに疲れると、今度は別の本をオーディオブックで聴いていた。
僕は縁側でスケッチブックを開き、庭の花の絵を描いた。
知り合ってから、7年。
もう何年も一緒にいるからか、それともお互い慣れると口数が減るタイプなのか。
一度だけ喧嘩をした事はあったけれど、二人で過ごす日々は穏やかだった。
____________________________
232
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:39:24 ID:p.Pxe1zI0
_____
___
__
( ^ω^)「行ってくるお。本当に、大丈夫かお?」
ξ−⊿−)ξ「ええ。昼前には母も来るし。」
夏の暑さのせいか、妻は体調を崩して数日寝込んでいた。
( ^ω^)、「そうかお…。何かあったら電話してお。」
本当は看病したかったけれど、展示会で二県跨いで移動する上に、デザインカーテンの一部を僕も初めて担当した。
代役を頼むわけにもいかない。
ξ−⊿−)ξ「うん…。」
ξ゚⊿゚)ξ「…ねぇブーン。子供が欲しいわ。」
( ^ω^)「…分かったお。これが終われば連休になるから、帰ってからよく話そうお。」
( ^ω^)「行ってきます。」
233
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:41:43 ID:p.Pxe1zI0
_____
___
__
ガタタン ガタタン
(;^ω^)(セーフ!)
なんとか予定の電車に間に合った。
これから数駅で降りて、特急に乗り換えなければいけない。
( ^ω^)(…。)
( ^ω^)(忙しいからって、ちゃんと考える事を先延ばしにしていたお。)
( ^ω^)(ここ数日のツンは、寝ながらずっと僕の事を見ていたお。…きっと、言い出しにくかったんだお。聞いてあげれば良かったのに、可哀想な事をしたお。)
しばらく忙しくしていたから、寂しい思いをさせていたのだろう。
もしかしたら妻は、体調が良くなり次第、と考えているのかもしれない。
( ^ω^)(ツンは体調を崩す事も多いし、あまり無理はさせたくないお。)
( ^ω^)(里子について、もっと詳しく調べておくべきだったお。)
図書館に掲示されていたポスターを見てなんとなく知ってはいたが、僕たちにとって、求めるべき制度なのかもしれない。
( ^ω^)(…さてと、今から行くのは果物で有名な県だお。ご飯より食べやすいだろうから、お土産に買って帰るお。)
234
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:42:31 ID:p.Pxe1zI0
ξ; ⊿ )ξ
プルルルル
ξ; ⊿ )ξ∏「もしもし…お母さん?」
ξ; ⊿ )ξ∏「そう…少し遅くなるのね。うん。大丈夫。」
ξ; ⊿ )ξ
ξ; ⊿ )ξ「…あれ、寝てた?」
ξ; ⊿ )ξ「…ペットボトルのお水、空っぽ。」
ξ; ⊿ )ξ「汲みに行かなきゃ…。」
(( ξ; ⊿ )ξ
ξ ⊿ )ξ グラッ…
.
235
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:44:01 ID:p.Pxe1zI0
_____
___
__
( ^ω^)「お疲れ様でしたお。」
展示会も無事終わり、荷物を積んだトラックを見送った僕は、これから家まで帰る。
( ´∀`)ノシ「また会社でだモナ。」
( ^ω^)、「打ち上げに参加出来ずにすみませんお。連休後に、また会社で。」
そう言って僕は、他の社員より先に駅へと駆け出した。
_____
___
__
(*^ω^)(おっ!電車の時間までに余裕があるお!)
( ^ω^)(えーっと、お土産は…)
( ^ω^)(ツンが好きな白桃があるお!これにするお。)
プルルルル
( ^ω^)(お義母さんからだお。)
僕は、白桃の入った袋をガサガサと言わせながら、スマホを手に持った。
( ^ω^)∏「もしもし。」
( ^ω^)∏「はい。はい…」
( ^ω^)∏「………ぇ?」
.
236
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:45:19 ID:p.Pxe1zI0
_____
___
__
(;゜ω゜)「ハァッ…ハァッ!」
朝と同じ路線の電車に乗り、駅からはタクシーで、電話で指定された場所まで急いだ。
彼女が子供の頃から通っていたという、街で一番大きな病院だ。
案内された霊安室まで行くと、布にくるまった何かがあった。
J( ;ー;)し
僕はなぜ、とお義母さんに尋ねた。
.
237
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:46:29 ID:p.Pxe1zI0
(;゜ω゜)(…?)
ちゃんと息を吐き、口を動かして尋ねたはずなのに、自分の耳では聞こえない。
だからもっと大きい声になるように意識しながら、僕は何度も尋ねた。
それでも聞こえない。
だから僕は、お義父さんやお義兄さん、その奥さんにも尋ねた。
僕の声も聞こえないし、泣きながら口を動かすみんなの声も聞こえなかった。
.
238
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:47:37 ID:p.Pxe1zI0
( ゚ω゚)
後から来た医師の声だけが、頭に響いた。
妻は、子供の頃にかかったものと同じ病が再発していた。
だけど今度は、うんと質が悪かった。
それが僕に伝わらなかったのは、妻の希望だったらしい。
ここ数ヶ月の妻は、仕事に通っているフリをして実家で病と戦っていたのだ。
気力を失わせないように、医者や妻の家族はそれに付き合っていたのだという。
.
239
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:49:25 ID:p.Pxe1zI0
白い塊は、どこかの施設へと向かった。
これから、エンバーミングを施すのだそうだ。
それも、妻が予め決めていた事なのだと。
( ^ω^)
僕は、こんな場所に留まっている暇はない。
用事があるからだ。
僕は、早く家に帰らなくては。
風邪を引いて寝込んでいる妻に、桃を剥いてあげなくてはいけないのだから。
.
240
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:50:54 ID:p.Pxe1zI0
____________________________
_____
___
__
スーツを着て会社に行こうとした僕は、通夜の時から泊まりに来ていた両親に止められ、その足で葬儀場へと連れて行かれた。
( −ω−)
ガヤガヤと煩い会場の中、誰かが僕に話しかけている。
よく聞いてみれば、僕と妻の友人達だ。
結婚式の二次会に来てくれた時や、たまに会う時とは違う、元気の無い声だ。
( −ω−)
開始のアナウンスで、その足音達が去っていった。
241
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:52:49 ID:p.Pxe1zI0
お経が聞こえてお焼香の番が回ってきても、僕は折畳み椅子に触れている面積を減らすまいと、椅子の縁を両手で掴んでいた。
母が僕の肩に手を置き、お焼香を促そうとしたけれど、僕は強く目を閉じてそれに応じなかった。
やがて、花入れのアナウンスが聞こえた。
お義母さんが僕に顔を合わせるような位置から、話しかけてきた。
J( 'ー`)し「文高さん、お願いします。つかさを見てやってください。」
( −ω−)「…嫌ですお。」
J( 'ー`)し「お願いですから…」
( −ω−)「…いいえ。」
僕は首をふった。
すると床の方で、小さく二つ音が聞こえた。
.
242
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:54:21 ID:p.Pxe1zI0
J( ;ー;)し「見てやって、ください!!!!!!!!!」
涙混じりの絶叫が、会場中に響いた。
小さなどよめきが起きたものの、それまでの僕の態度を見ていた人達は何も言わず、見て見ぬふりをしているようだ。
お義母さん以外の妻の家族も、僕に同じように頼んだ。
両親や兄弟は、目を開けろと僕を怒鳴った。
( −ω−)「…嫌ですお。絶対に。」
.
243
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:55:36 ID:p.Pxe1zI0
「あの…お時間が…。」
司会の申し訳無さそうな声がして少しすると、参列客から先に花入れが始まったようだ。
お義母さんが土下座の体勢を崩さない気配がするその先で、誰かの会話が聞こえた。
「天使みたいね。」
「本当に。」
慰めのつもりだろうか?
全く嬉しくなどなかった。
僕は、天使なんて知らない。
僕が知っているのは、ただの人間の妻だ。
.
244
:
名無しさん
:2025/10/01(水) 23:57:17 ID:p.Pxe1zI0
_____________________________
あっという間に四十九日が過ぎた。
火葬場で焼かれたという妻の骨は、街の納骨堂に入れられた。
(( ^ω^)
ある日、職場から帰る途中にふと。
僕の頭に疑問が浮かんだ。
妻は、どこにいるのだろうか?
( ^ω^)(…。)
( ^ω^)(あっ、図書館かお!)
僕は手を打って、丁度近くで停まっていたバスに乗り込んだ。
245
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:00:25 ID:NMaIwULE0
( ^ω^)) キョロ…
( ^ω^)(あれ?居ないお…。)
図書館中を探した僕が窓の近くまで来て外を見ると、チョコレート色のコスモスが咲いていた。
Σ( ^ω^)(そうか。帰る途中に花畑でも見付けて、お昼寝しちゃったのかもしれないお!)
( ^ω^)(えーっと、場所は…。)
僕は図書館から出て、スマホで調べてみる事にした。
( ^ω^)∏ ))
(;^ω^)∏(…隣の町に近いお。畑ばかりだし、バスを乗り間違えちゃったのかお…?)
(;^ω^)「早く行かなくちゃ。涼しくなってきたけれど、日に当たりっぱなしは良くないお。」
ブロロロロ…
( ^ω^)「…いないお。」
246
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:02:03 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
( ^ω^)「今日も帰ってこないお。遅いお。」
( ^ω^))「…ツンとお義母さんは仲良しだから、つい話し込んでるんだお。夜も遅いし、今日はきっと泊まってくるんだお。」
僕は二の腕を組んで、頷いた。
___________________________
ひと月も過ぎると僕の頭には、妻が僕ではない男と、壁の縁さえ見えないような白い部屋で暮らしている姿が思い浮かんだ。
僕は愉快で、幸せな気持ちになった。
ある日その男と並んで歩く妻に会ったら、こう言ってやるのだ。
(*^ω^)「酷いお!僕というものがありながら!!」
もちろん僕の妻は、そんな不誠実な人じゃない。
妻が亡くなった事も、諸々の手続きで嫌という程突き付けられた。
だけどそれが、一番しっくりくるのだ。
.
247
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:02:37 ID:NMaIwULE0
_________________________
____________________
_______________
_________
_____
_____
_________
_______________
____________________
_________________________
_________________________
____________________
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_____
248
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:05:31 ID:NMaIwULE0
( ^ω^)φ
ζ(^ー^*ζ「星みたいですよね。白い花は儚げなイメージですが、紫の花芯のテッセンには格好良さがあって…。」
( ^ω^)φ「確かに、咲き方にも力強さがありますお。」
僕はデレさんと先日約束した通り、スケッチに来ている。
トレリス伝いに咲くテッセンは、空を見るように咲いている。
ζ(^ー^*ζ「内藤さん、こちらをどうぞ。この間しぃちゃんと作ったんです。」
小さな赤い蕾状の薔薇を使った、押し花の栞だった。
( ^ω^)「ありがとうございますお。参考書を並行で読む事が多いので、栞はいくつあっても助かりますお。」
ζ(^ー^*ζ「良かったです。しぃちゃんにも伝えておきますね。」
( ^ω^)「お願いしますお。」
ζ(゚、゚*ζ「本当は、モリンガ茶も作って一緒にお渡ししたかったのですが…。気候が合わな過ぎたのか、ショボンさんに庭で育ててもらっても、上手く育ちませんでした。」
ζ(゚、゚*ζ シュン…
(;^ω^)「えっ?もり…んが…?」
ζ(゚、゚*ζ「内藤さん、以前食生活が乱れると言っていたじゃないですか。」
ζ(゚、゚*ζ「ワサビノキ科のモリンガには90種以上の栄養素が含まれていて、生活習慣病の予防にもなるそうなんです。だけど、温かい気候の植物らしくて…。」
(;^ω^)「そこまでお気遣い頂きありがとうございますお。すみません…食生活は自分でちゃんと見直しますお…。」
249
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:06:34 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
( ^ω^)「それでは今日はこの辺で。ありがとうございましたお。」
ピンクと水色のポレモニウムが咲く入り口で、僕はいつものように挨拶をした。
ζ(゚ー゚*ζ「内藤さん。ショボンさんがまた新しい花の苗を植えてくれたんです。良かったらまた…」
(;^ω^)、「…ごめんなさい。制作に集中したいので、しばらくは来られませんお。」
ζ(゚、゚*ζ、「そうですか…。」
( ^ω^)
( ^ω^)「…どうしてですかお?」
((ζ(゚、゚*ζ「え…?」
250
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:08:08 ID:NMaIwULE0
( ^ω^)「ショボンさんも言っていましたお。デレさんが僕に懐いていると。」
( ^ω^)「僕はただ、短い間ここに出入りするだけの業者ですお。それなのになぜ…」
ζ(゚ー゚*ζ「…内藤さんは、素敵な人ですから。」
ζ(^ー^*ζ「しぃちゃんやドクオさんにだって、モテモテじゃないですか。」
( ^ω^)、「僕は…そんな…。」
ζ(゚ー゚*ζ「次はいつ…いらっしゃいますか?」
( ^ω^)「店舗用の仕事が少し立て込んで来たので、納品の時ですお。梅雨の頃でしょうか。」
ζ(゚ー゚*ζ「分かりました。よろしくお願いします。」
( ^ω^)「…よろしくお願いしますお。」
251
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:09:55 ID:NMaIwULE0
(;゜ω゜)「ハァッ…ハァッ!」
僕は家まで、全速力で走った。
(;゜ω゜)つ三|
夕焼けの明るさを頼りに、庭の物置きを開いて中を確認する。
(;゜ω゜)(お願いだお!見付かってお!!)
玄関、台所、入り口から収納のある場所を順に、全て探し回った。
(;゜ω゜)ハァハァ…
(;゜ω゜)「……無いお…」
最後の押し入れの前で、僕は座り込んだ。
252
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:11:54 ID:NMaIwULE0
僕が探していた物は、昔、妻に贈った日傘だ。
だけど本当は、もうずっと家に無い事は分かっていた。
妻と一度だけ喧嘩した日。
それは、妻の手元から日傘が離れた日の夜だ。
妻は、日中家の近くにいた体調が悪そうな子供に日傘を貸し与えたのだと言う。
僕は心配のあまり、『何も君が世話する必要は無いじゃないか。自分を優先しろ』と、気持ちのままに怒った。
ξ゚⊿゚)ξ「すぐ近くだったから大丈夫よ。良い子そうだったし、家も教えたからきっとそのうち返しに来るわ。」
そう呑気に返事をする妻に苛立って、僕は三日ほど妻とは口を聞かなかった。
それから今日まで、傘が返ってくる事はなかった。
だから、僕が今している事に全く意味が無いのは分かっていた。
253
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:13:24 ID:NMaIwULE0
日傘さえあれば。
僕は妻を強く鮮明に思い出し、気持ちをずっとこの家に留めておけるはずだ。
ドクオさんの庭の鮮やかさに浮き立ち、鼓動を早める事も無い。
僕は、別れ際にデレさんが淋しそうで悲しそうな不思議な顔をする度に、嬉しく思ってしまう気持ちに気付いてしまった。
嫌だ。
( ^ω^)「…そういえば、結婚式のドレスも無いお。」
元々お義母さんの物だったから、いつの間にか返していたのだろうか?
どちらにせよ、僕の目的は傘だった。
僕が渡したあの日からずっと妻が使っていた、日傘だった。
_____________________________
254
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:15:54 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
( ^ω^)「それではこれで、失礼しますお。」
( ^ω^)(ふぅ…。)
車の中で水筒を取り出し、ひと息つく。
隣の県への納品と、それとは別の店から依頼された見積もりの仕事を終えた僕は、これから街へと戻る。
僕が入社した頃の会社は、大手インテリア通販サイトの一角など、下受けのような仕事がメインだった。
それから年々街の個人店からの依頼の比率が増え、そこから一般客ラインにデザインを調整した物も自社サイトで販売する形へと変わっていった。
評判を聞き付けて、最近は街の外の店からの依頼も増えている。
僕は出張の際、市を越えると不安な気持ちになり、戻ると少しだけホッとする癖が未だに治らなかった。
( ^ω^)(そろそろ、速度を落とすお。)ブロロ…
小規模の工業地帯を抜け、川を越えると住宅街になる。
ふと、歩道を歩く老夫婦に目がいった。
手を繋ぐ理由は、足腰の悪いどちらかを支えるためなのだろうか?
それとも、心のままにそうするのだろうか。
( ^ω^)(…僕は…。)
妻が隣を歩いて、段々と増えていく皺にありがたみを感じる事も出来ずに、生きている。
____________________________
255
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:19:04 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
バタンッ
(;^ω^)つ□「よいしょっ…」ボフッ
僕はドクオさんの屋敷の入口に車を停め、台車に荷物を載せた。
そのままガラガラと、石畳を進む。
ζ(゚ー゚*ζ「本日はよろしくお願いします。」
( ^ω^)「よろしくお願いしますお。」
図書室のカーテンが、ようやく仕上がったのだ。
デレさんが屋敷のアプローチに立っていて、僕を案内してくれた。
ζ(゚、゚*ζ「…最近、朝に庭の前でお見かけしないので、心配していました。」
( ^ω^)、「…すみませんお。仕事が立て込んでいて、しばらく朝食を喫茶店でとっていたので…。」
ζ(゚ー゚*ζ、「そうですか。お疲れ様です。」
それは本当の事だ。
だけど僕の心の何処かに、デレさんと顔を合わせたくない気持ちがあった。
256
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:20:57 ID:NMaIwULE0
屋敷の中にいるドクオさんに挨拶をして、まずは図書室にカーテンを置かせてもらう事にした。
( ^ω^)「では車に専用の脚立を積んできたので、一度取りに戻りますお。」
ζ(^ワ^*ζ「よろしくお願いします。」
部屋の主のデレさんは、待ち切れないといった表情だ。
(;^ω^)(そこまで期待してもらえると、気に入ってもらえるか緊張するお…。)
( ^ω^)「…デレさんの今日の髪飾りの薔薇は、まさに真紅ですお。」
先程までデレさんの後ろを歩いていたので、気になっていたのだ。
デレさんは今日は髪を下ろしていて、前側から後ろに編み込まれた髪に、バレッタのようにいくつかの薔薇が並んで留められている。
ζ(^ー^*ζ「ドクオさんが、小さめに咲いたレッド・レオナルド・ダ・ヴィンチでハーフアップにしてくれました。」
( ^ω^)「その髪型、ハーフアップというんですかおー。」
( ^ω^)「では、脚立を持ってきますお。」
ζ(^ー^*ζ「よろしくお願いします。」
257
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:22:39 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
(;^ω^)∞ )) ガラガラ
石畳の道は小刻みな段差があり、台車で脚立を運ぶのには中々時間がかかる。
( ^ω^)∞「おっ?」
(*^ω^)∞「わー…。なんだか凄く、お洒落な花があるお。」
ζ(゚ー゚*ζ「アメイジンググレイ。最近人気のあるポピーだそうですよ。」
∑(;^ω^)「わあぁっ!?…びっくりしましたお…。」
デレさんが気配も無く後ろに居たので、僕は年甲斐もなく悲鳴を上げた。
258
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:24:35 ID:NMaIwULE0
ζ(^ー^*ζ「庭の色合いが、一気に青や紫に変わって驚きましたか?」
( ^ω^)σ「本当ですお。…あれ?奥の方に不思議な花がありますお。」
太い茎の先には、ボールのような真ん丸な紫色。
直立しているような、奇妙な見た目だ。
ζ(゚ー゚*ζ「アリウム・ギガンチウムです。花葱とも呼ばれているように、近くまで行くとネギのような香りがしますよ。」
(*^ω^)「なんだか、まち針みたいですお!」
ζ(^ー^*ζ「私には、小さいアドバルーンのように見えますね。」
( ^ω^)「おー、そういえば最近見ないですお。アドバルーン。」
259
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:27:05 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
( ^ω^)「さてと。取り付けの際は危ないので、申し訳ありませんが部屋の外で待っていてくださいお。」
( ^ω^)「出来れば、一気に見せたい気持ちもありますので…。」
ζ(^ー^*ζ「分かりました。では、後でドクオさんと一緒に見せて頂きますね。」
その言葉を聞いた途端、喉が傷んだ時のチリ、とするような痛みが僕の胸で起きた気がした。
( ^ω^)(…。)
僕は落ち着いて脚立に登り、レースカーテンを取り付けていった。
260
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:29:40 ID:NMaIwULE0
( ^ω^)つ|カチャ
( ^ω^)「もう入っても良いですお。」
僕はドアをゆっくり開けて、二人に声をかけた。
ζ(゚ー゚*ζ))「では…。」
('A`)))
ζ(゚A゚*ζ
('A`)
( ^ω^)…
(*^ω^)ゞ テレテレ
カーテンを見た二人が、姉弟のようにまったく同じ顔をして眺めているので、僕は思わず笑ってしまいそうになった。
261
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:35:41 ID:NMaIwULE0
これまでこの庭でスケッチした絵をもとに、機械で刺繍したレースカーテン。
フランシス バーネットに、デレさんが好きなジェーン・オースチンとノスタルジー。
ネモフィラにかすみ草、ルピナス。他にもいくつかの花で構成した。
注文を受けた後、遮光用にと先に取り付けておいた緑のベルベットカーテンは、まるで庭を囲う木々のようだ。
( ^ω^)「随分と時間がかかってしまい、申し訳ありませんでしたお。」
ζ(゚ワ゚*ζ「とても素敵です。ありがとうございますっ!」
デレさんは隅々までカーテンを観察しては、「わぁ」と声を上げている。
('A`))
ドクオさんは何も言わず、僕に向かって振り返り、小さなお辞儀をした。
(*^ω^)(気に入ってくれて良かったお。)
262
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:37:46 ID:NMaIwULE0
('A`)「…支払いを。」
ζ(゚ー゚*ζ「私はお茶の準備をしてきますね。」
( ^ω^)「ありがとうございますお。」
あらかじめ来る日が決まっているといつもこうだから、今日の一番最後の仕事をここに当てたのだ。
会社には定時扱いで、後で社用車だけ戻しに行くと伝えてある。
( ^ω^)「そうだ。お土産を持ってきましたお。」
そう言って、椅子に置かせてもらっていた紙袋をドクオさんに手渡した。
( ^ω^)「海苔ですお。」
( ^ω^)「僕は仕事で邸宅に行く事もあるのですが、そこの奥様が出してくれるおにぎりが美味しくて、海苔も凄くパリパリなので購入先を教えてもらったんですお。」
( ^ω^)「ドクオさんは和食もお好きとデレさんから聞きましたので、良かったら使ってくださいお。」
('A`)「…どうも。」
263
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:40:37 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
( ^ω^)、「…あの、ドクオさんは良いんですかお?」
ζ(゚ー゚*ζ「はい。仕事があるから二人でと。」
僕達は、いつものテーブルセットにやって来た。
周りには珍しい形の紫陽花が咲いていて、目の前には三角形のサンドケーキとティーセットが置かれている。
( ^ω^)「残念ですお…。」
( ^ω^)、「仕事も終わりましたし、最後くらいは一緒にお茶をしてお礼が言えたらと思っていたのですが…。」
店舗用の特殊な品とは違い、一般家庭のカーテンは依頼がない限り後日点検が無い。
屋敷に来る度に、ドクオさんとも短くではあるが会話をしていた。
何だか最近は僕にも慣れてきてくれた気がしていたので、名残惜しい気持ちがある。
( ^ω^)(…そうか。デレさんと会うのも今日でさい…)
ζ(^ー^*ζ「あ!ドクオさんが、またいつでもスケッチに来てくださいと言っていましたよ。何なら毎日でも、と。」
Σ(;^ω^)「えぇっ!?はっ、はいですお。」
(;^ω^)?
(;^ω^)???
やっぱり、ドクオさんは不思議な人だ。
264
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:43:54 ID:NMaIwULE0
ζ(゚ー゚*ζ「さて、そろそろお茶にしましょうか。」
そう言ってデレさんは、僕のティーカップにお茶を注いでくれた。
( ^ω^)「いつも申し訳ないですお。頂きますお。」
お茶が熱そうだったので、僕は先にケーキをフォークで小さく切り、口に運んだ。
(*^ω^))「…ちょっとショートケーキみたいですお。」モグモグ
上に粉糖のかかった生地の間には、ホイップクリームとラズベリージャムが挟まれている。
ここでスコーンにラズベリージャムを合わせて以来、このジャムを使ったお菓子を出してもらえると、僕は嬉しくなる。
https://imgur.com/a/Zjr6agn
ζ(^ー^*ζ「ヴィクトリアサンドイッチケーキです。パウンド生地なので、ショートケーキよりもだいぶ重めですね。」
ζ(゚ー゚*ζ「本当は浅くて丸いケーキ型を二枚用意して生地を焼くらしいのですが、流石に一般家庭のオーブンでは難しいので、小さめのクスエア型を使ったそうです。」
生地をスライスしてから何かを挟むのではなく、同じ厚さの生地を二枚焼いて重ねた、という事か。
(*^ω^))「そうでしたか。それでも一人前にはボリュームのあるサイズですお。」モグモグ
265
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:46:03 ID:NMaIwULE0
ζ(゚ー゚*ζ「ふふ…気付きませんか?内藤さん。」
( ^ω^)「え?」
ζ(゚ワ゚*ζつ「なんと、この場所に食べ物に見えるお花シリーズが隠れているんですよっ!」
Σ(;^ω^)「え!探してみても良いですかお?」
ζ(^ー^*ζ「どうぞ。」
行儀が悪いけれど、せっかくならその話題でお茶を楽しもうと思った僕は、席を立ち花に近付いた。
( ^ω^)σ「…これですかお?まるでスライスした苺を、星形に並べたように見えますお!」
ζ(゚ワ゚*ζ「当たりです!ひなまつりという品種の紫陽花ですよ。」
( ^ω^)「苺の季節は春だから…という繋がりでしょうか?」
ζ(゚ー゚*ζ「どうでしょう?でも、そうかもしれませんね。」
( ^ω^)「同じ品種の青いものは、とても個性的ですお。外側の赤が、輪郭線みたいですおー。」
266
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:47:16 ID:NMaIwULE0
( ^ω^)「そういえば、ここに来る途中にあった、水の張られたボウルに浮かんでいた紫陽花は何という品種ですかお?」
ζ(^ー^*ζ「『てまりてまり』ですね。」
(*^ω^)「確かに丸くて鞠っぽいですお。小さな花が集まって、おしくら饅頭してるみたいで可愛いですお〜。」
ζ(゚ー゚*ζ「やっぱり内藤さんは、小さめなお花が好きですね。」
(;^ω^)「そうですお。きっと、昔家族で植物園に出かけた時に、とんでもなく大きな薔薇を見たのが原因ですお。」
(;^ω^)「僕の顔ほどの赤い薔薇で茎も太くて、ゲームに出てきた人食い花みたいで怖かったんですお…。」
ζ(゚、゚*;ζ「庭の薔薇は中輪までなので、想像が付きませんね…。」
267
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:49:26 ID:NMaIwULE0
席に戻った僕達は、温度が程良くなった紅茶を飲むことにした。
( ^ω^)「ポットの中の茶葉がカラフルでしたが、何が入っているんですかお?」
ζ(゚ー゚*ζ「茶葉の他にはローズやマリーゴールド、コーンフラワーですね。フルーツの香り付けもしています。」
ζ(^ー^*ζ「ウェディングベルという、結婚式のフラワーシャワーをイメージしたフレーバーティーです。お庭の花を使ってブレンドしてみました。」
( ^ω^)「デレさんがブレンドを?凄いですお。」
( ^ω^))「頂きますお…。」コク
その紅茶からは、ほのかに桃の香りがした。
268
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:51:14 ID:NMaIwULE0
_____
___
__
( ^ω^)「…お借りしてしまって、すみませんお。」
ζ(゚ー゚*ζ「お気になさらないでください。来客用に用意してある物ですので。」
そろそろ帰ろうかという時に、ポツポツと雨が降り出してしまった。
僕の傘は車の中だったので、屋敷の傘をありがたく借りる事にした。
以前薔薇のスケッチをした時に、デレさんがさしていた大きな深緑色の雨傘だ。
( ^ω^)「ここに来る時はいつも晴れていたので、てっきり雨も降らないのかと思っていましたお。」
ζ(^ー^*ζ「ふふ。雨は降りますよ。…言われてみれば、内藤さんがいらっしゃる日は晴ればかりです。」
ζ(゚ー゚*ζ「入り口までお見送りしますね。」
(;^ω^)ノシ「いえ、ドレスが雨に濡れてしまいそうなので、大丈夫ですお。」
ζ(゚、゚*ζ「それは、全く影響しませんのに…。」
(;^ω^)「明日の朝に、すぐお返ししますお。」
ζ(゚、゚*ζ「そうですか…。」
269
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:52:56 ID:NMaIwULE0
ζ(゚ー゚*ζ「では内藤さん。こちらをどうぞ。」
( ^ω^)つ「…?ありがとうございますお。」
デレさんから手渡されたのは、小さな茶色の紙袋だった。
ζ(^ー^*ζ「中にはジャーマンカモミールのティーバッグが入っています。」
ζ(゚ー゚*ζ「りんごのような香りがするハーブティーです。リラックスや安眠効果があるので、就寝前にぜひ。ミルクティーで飲んでも美味しいですよ。」
( ^ω^)「ありがとうございますお。今夜早速試してみますお。」
ζ(^ー^*ζ「本日は、本当にお疲れ様でした。」
___________________________
270
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:54:19 ID:NMaIwULE0
( ^ω^)テクテク
深緑の傘を、眺めながら歩く。
( ^ω^)「…」
薔薇をスケッチする僕の横で、この傘を持って隣に座り、楽しそうにしているデレさん
僕は、それだけを思い出していた。
( ^ω^)「…。」
(#^ω^)
271
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:56:18 ID:NMaIwULE0
僕は、一回りや二回りも年の離れた相手と結婚したりそれを称賛するような人達を、心の中で嫌厭する癖があった。
平均寿命に男女差はあれど、順調に年を重ねたとしたら、年の差分はどちらかが一人になる。
それは年上側が、その間の事は知りませんと言っているのと同じようなものではないのだろうか?
…でもそれは、性格が悪く欲張りな僕のただの偏見で、当事者の間にはそれを物ともしない清い愛があるのかもしれない。
人が平均寿命ぴったりに死ぬわけではない事だって、嫌というほど分かっている。
だけどなんだか、僕が妻を亡くして一人で生きてきたこの二十年間を『そんなもの』と嘲笑われているようで、凄く、すごく嫌な気持ちになるのだ。
.
272
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 00:58:10 ID:NMaIwULE0
ζ(^ー^*ζ
僕は、デレさんが何者なのかを知らない。
だけど若い異性の姿をした彼女に特別な気持ちで惹かれる僕を、
醜く思いつつも、止められない僕がいる。
それは妻への裏切りであると、分かりながら。
.
273
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 01:00:07 ID:NMaIwULE0
( ^ω^)「…不思議な雨だお。」
雨は花には当たらず、葉や枝、土にだけ落ちている。
傘を閉じて思わず空を見上げたけれど、普段の雨と同じく空から降っている。
( ^ω^)「…君は雨に濡れちゃっても、平気なのかお?」
カプチーノ色のペチュニアの近くの葉に留まる、銅色の蛙に質問した。
( ^ω^)テクテク
(;^ω^))「お…。」
気付けばいつもの道から、逸れてしまっていたようだ。
目の前には立派なパーゴラがあり、その下にはアリウムがいくつも咲いている。
鋭い葉のエリンジウムと黒のビオラが、それに寄り添う。
( ^ω^)「…。」
僕はその中央で、足を止めた。
( ^ω^)(…静かだお。)
274
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 01:01:47 ID:NMaIwULE0
デレさんの笑顔は不思議だ。
その笑顔を思い出すと、迷子で不安な中、知っている道にやっと辿り着いた時のような。
そんなホッとした気持ちになる。
( ^ω^)「…。」
パーゴラを這うレイニーブルーが、僕を見下ろしている。
呆れているのだろうか。
それとも、睨んでいるのだろうか。
( ^ω^)「ツン、僕は…どうすれば良いんだお…。」
.
275
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 01:02:27 ID:NMaIwULE0
【 第五話 アリウムの雨 】
おわり
276
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 01:02:56 ID:NMaIwULE0
【登場人物】
J( 'ー`)し
つかさの母
277
:
名無しさん
:2025/10/02(木) 01:04:00 ID:NMaIwULE0
アリウム・ギガンチウムは花に詳しい人にはメジャーな花だと思いますが、初めて見た時の衝撃を共有したくて今回構成しました。
私の感想は「マップのピンが現実に刺さってる!」でしたが、実際に見た事がある方は、初見時どんな風に見えましたでしょうか。
モリンガ茶は、国産のパックを買ってホットで飲んだら美味しかったです。無印の冷蔵コーナーの缶のやつは不味かったです。
278
:
名無しさん
:2025/10/03(金) 07:05:58 ID:tDc6AWmg0
キテルー乙!
279
:
名無しさん
:2025/10/03(金) 18:13:10 ID:4tnQqTc.0
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今回の話もイイね、今後の展開が更に気になる
モリンガ茶探してみようかな
280
:
名無しさん
:2025/10/24(金) 21:35:52 ID:.mYv105s0
更新ずっと待ってた嬉しい!乙!
ツンとデレ、日傘をあげたのと雨傘を借りたので対比になってそうな描写が凄く好き。ケーキのイラストも暖かみがありながらボリューミーでお腹空く……。
クイズまだ分からないけど絶対正解してみせる。次の話もめちゃくちゃ楽しみ!
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