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o川*゚ー゚)oがんばれ!恋愛赤ちゃんどものようです(´<_` )

1 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 22:34:57 ID:9Z4bzz6Q0

扉|ヽ(´<_`*; )「兄者!! デートって何着たらいいんだ!? スーツか!? スーツに花束か!?」ドアバーン

( ´_ゝ`)ロ「プロポーズじゃないんだから、普通でいいよ普通で……。ていうか今キュートちゃ……」

⊂(´<_`#)「普通って何だ普通って! 普通の定義なんか人によって違うからこの世に普通なんてものは存在しなくて……。
       おいなに電話なんかしてるんだ! 貸せ! 切る! 俺の相談に乗れ!!」ガシッ

( ´_ゝ`)っロ「スマホ奪おうとすんな。今キュートちゃんと電話してるから」

⊂(´<_` )「キュ……」

(´<_`*; )「そういうことは早く言え!!!!!!!」

( ´_ゝ`)ロ「聞く耳を持たなかったのは弟者でしょ……」

(∩<_∩ )「あ〜〜〜〜絶対わめいてるとこ聞かれたクソダサいとこ聞かれた嫌われた失望された全てが終わったもう無理さようなら」

( ´_ゝ`)ロ「極端に病まないで。咄嗟にミュートにしたからキュートちゃんには聞かれてないよ。安心して」

(´<_` )「俺の兄、神かよ……。一生崇め奉るわ……。なに奉納したらいい?」

( ´_ゝ`)ロ「はいはい、キュートちゃんと電話するから部屋出てってねー」

(´<_` )「え……てか待って俺を差し置いて兄者がキュートと電話……? 兄者のこと許せなくなってきた……」

( ´_ゝ`)ロ「感情が忙しいなあ。もうミュート解除するから出てってねー」

34 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 22:56:38 ID:9Z4bzz6Q0

Ф( ´_ゝ`)Ф「……やっぱり俺も同行しようかな」

o川*゚ヮ゚)o「勝った!!!!!!」

(´<_`*)「光明!!!!!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「大喜びじゃん」

o川*゚ー゚)o「デートって、どこに行ったらいいの?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「行きたいところに行けばいいと思うけど……。うーん、カフェとかどう? 食事もできるしさ」

(´<_`*)「カフェか! いいな」

o川*゚ヮ゚)o「じゃあカフェ行こう! 出発出発!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「あの……待って」

(´<_` )「どうした?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「いや……、え? 何も違和感とか感じない?」

o川*゚ー゚)o「違和感……?」


o川*゚ー゚)o Ф( ´_ゝ`)Ф (´<_` )


Ф( ´_ゝ`)Ф「この並び順で歩くのはおかしいでしょ……俺を挟むな……」

35 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 22:57:28 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚ぺ)o「や、だって、弟者くんの隣は緊張しちゃうっていうか……」ゴニョゴニョ

Ф( ´_ゝ`)Ф「俺は緩衝材じゃないよ」

(´<_`*; )「一生に打てる心拍数は決まってるって説があるんだぞ!?
      こんなにかわいいキュートが隣にいたら俺は一生分の心拍をするぞ!! 今ここで!!! いいのか!?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「どんな脅し?」

o川;*゚д゚)o「かわーーーーーーーーーっっ!!!!?!?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「ついさっきあんなにしおらしかったのが嘘みたいにうるさいよ〜」

36 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 22:58:01 ID:9Z4bzz6Q0

Ф( ´_ゝ`)Ф「俺は少し後ろを歩くから、二人は並んで歩きな」

(´<_`;)「心拍の上限で死ねと!?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「そんなにすぐ上限こないから。ほら、手とかつないだら?」

o川;*゚д゚)o「手!!?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「仮とはいえ恋人なんだし」

(´<_`*; )「しかし、危険が……!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「君らだけなんだよね、手をつなぐのが危ないの」

37 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 22:58:47 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚-゚)o「た、たしかに、デートで手をつなぐのって恋人っぽい……」

(´<_`*; )「つ、つなぐか……?」

o川;*゚-゚)っ⊂(´<_`*; ) キュッ

⊂(´<_`*; )「熱ッッッつ!!!!!!!!!」

o川;*゚д゚)っ「冷っっった!!!!!!!!!」

⊂(´<_`*; )))「熱い熱い熱い熱い!!!!!」テクテク

(( o川;*゚д゚)っ「冷たい冷たい冷たい冷たい!!!!!」テクテク

Ф( ´_ゝ`)Ф「手をつないだまま歩いている……! 成長している!
        あとは大声で周囲に迷惑をかけない配慮ができたら完璧かな!」

38 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 22:59:24 ID:9Z4bzz6Q0

〜カフェ〜


(´<_`*; )「……」

o川;*゚-゚)o「……」

Ф( ´_ゝ`)Ф「……」

(´<_`*; )「……誤算だったな」

o川;*゚-゚)o「誤算だったね……。まさか……」


o川;*゚-゚)o「まさか、竹馬がデカすぎて兄者くんが入店できないなんて……!!」

(´<_`*; )「店員さん、デカすぎる竹馬見てすごい困った顔してたな……」


Ф( ´_ゝ`)Ф

(´<_`;)「竹馬を持った兄者が窓越しにこちらを見ている……」

o川;゚-゚)o「どことなく憂いを帯びた表情をしている……」

39 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:00:03 ID:9Z4bzz6Q0

Ф( ´_ゝ`)Ф「うーん……二人とも大丈夫かな……。注文はちゃんとできたみたいだけど」

Ф( ´_ゝ`)Ф「……注文くらいはできるか。俺、二人のことガチの赤ちゃんだと思ってるかもしれない。よくないな」

Ф( ´_ゝ`)Ф「……あ、注文したやつ来たみたい。いいなー、俺も食べたかったな」


o川;*゚ー゚)o(よ、よーし! 大人っぽく、ナイフとフォークを華麗に使って食べちゃおう!)

o川;*゚ー゚)o"(ナイフが右手だよね? ……あれ、なんか難しいな……)

Ф( ´_ゝ`)Ф

Ф( ´_ゝ`)Ф「あの子……ナイフとフォークでパフェを食ってる……!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「あれ? ということはつまり……」

"(´<_`;)「なんか食べにくいな……?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「弟者がスプーンでパンケーキ食ってる〜〜!!」

40 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:00:54 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚ー゚)o ???

??? (´<_`;)

Ф( ´_ゝ`)Ф「デートでテンパってるせいか全く気づいていないぞ……。これは俺がなんとかしなきゃ……」


(´<_`;)「……ん? なんか兄者がサイン出してる?」

o川;゚-゚)o「え、サイン?」

( ´_ゝ`)σ

∂( ´_ゝ`)

∂( ´_ゝ`)σ
 ミ   彡

(´<_`;)「なんだ……? 俺らを交互に指差して……」

o川;゚-゚)o「そのまま右手と左手をクロスさせている……?」

(´<_`;)(まさか……!)

o川;゚-゚)o(兄者くんが伝えたいのは……!)


o川;*゚-゚)o((食べさせ合えってこと……!!?))(´<_`*; )


∂( ´_ゝ`)σ「あ、たぶん伝わってないなこれ」

41 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:01:39 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚-゚)o(食べさせ合うって……アーンするってことだよね!?)

(´<_`*; )(死の気配……!! ……でも兄者の指示だし、間違いないはず……!!)

(´<_`*; )「ひ、ひとくち交換するか……?」

o川;*゚ー゚)o「う、うん! 交換しよっか!」

ー⊂(´<_`*; )「じゃあ、せーので交換するか」

o川;*゚ー゚)っー「うん! いくよ? せーの……!」


Ф( ´_ゝ`)Ф

Ф( ´_ゝ`)Ф「やっぱ伝わってない」

Ф( ´_ゝ`)Ф「アーンするのはいいんだけど、カトラリーが正しくないからな……。
        スプーンで抉り取ったパンケーキと、フォークに乗ったアイス……」

Ф( ´_ゝ`)Ф「弟者のスプーンが右手で、キュートちゃんのフォークが左手なのに、
        せーので食べさせ合ったから、かち合って食べづらそう」

Ф( ´_ゝ`)Ф「ただでさえカトラリーが間違ってるせいで食べづらいだろうに……。更にハードモード……」

42 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:02:47 ID:9Z4bzz6Q0

< アリガトウゴザイマシター

(´<_`*; )「……」

o川;*゚-゚)o「……」

Ф( ´_ゝ`)Ф「結局カトラリーが逆なの気づかないんかい」

(´<_`*; )「逆……?」

o川;゚-゚)o「えっ、もしかしてフォークが右手でナイフが左手なのが正しいの!?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「そうじゃないよ。そこに関しては合ってたよ。
        どうしてナイフとフォークでパフェを食べたことに違和感を覚えないんだ……」

o川;*゚-゚)o「あっ……! それでパフェが溶けるのが早かったんだ……!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「関係ないよ。たぶんキュートちゃんの体温で溶けてるよそれは」

(´<_`*; )「パンケーキも口の中ですぐに溶けると思った……!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「それはたぶん口どけのいいパンケーキだっただけじゃないかな」

43 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:03:26 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚ー゚)o「こ、この後ってどこに行ったらいいの?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「うーん、そうだな……。映画館……はダメだな。大声出して周囲の迷惑になるか。
        とりあえず適当にぶらぶら歩いてみる?」

(´<_`;)「そうだな。適当に歩……」

(´<_`*; )「食べさせ合い!!!!!!!!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「すごい時間差で発作くるじゃん」

(´<_`*; )(冷静に考えたら、間接キッ……!?!?!?)

(´<_`*; )「間接……間接!!!!!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「なに? 関節でも痛い?」

44 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:04:19 ID:9Z4bzz6Q0

o川;゚-゚)づ「弟者くん、関節痛!? 大丈夫?」ソッ

(´<_`*; )「ヒッ!!!!!? ザーーーーーーー!!!!!!!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「叫び声のクセが強い」

o川;゚-゚)づ「ヒザ……膝!? 膝が痛いの!?」サスサス

(´<_`*; )「ニーーーーーーーー!!!!!!!???」

o川;゚-゚)づ「ニー!? やっぱり膝が痛いんだね!?」サスサス

Ф( ´_ゝ`)Ф「クセの強い叫び声が偶然にも膝を表している」

45 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:04:54 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚д゚)∩ミ「ごっ……ごめん!! 勝手に膝撫でちゃって……!!」バッ

(´<_`*; )「い、いや、大丈夫だ。心配してくれてありがとう」

o川;*゚-゚)o(膝……撫でちゃった……!! ガッシリしてて男の人の膝って感じだったな……)ドキドキ

(´<_`*; )(膝を撫でられてしまった……!! しゃがんでまで撫でてくれて……優しい!)ドキドキ

Ф( ´_ゝ`)Ф「その照れ方、膝なこともあんまりないのよ。竹馬に引き続いて」

46 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:05:33 ID:9Z4bzz6Q0

Ф( ´_ゝ`)Ф「とりあえず歩くか〜。俺は後方腕組み彼氏ヅラしてるから、二人は前歩いてね」

o川*゚ー゚)o「竹馬を持ってるから腕組めなくない?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「それはそう」

(´<_`;)「彼氏ヅラ……!? 待て、仮とはいえキュートの彼氏は俺だぞ!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「俺相手に牽制いらないよ。ごめんね、言葉をもっと選ぶべきだったね」

o川;*゚ー゚)o「か、彼氏……うへへ、彼氏……!! ぐっへへへ……」

Ф( ´_ゝ`)Ф「弟者の彼氏ヅラが嬉しいのはわかるから、スケベオヤジみたいな笑い方はしないで」

47 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:06:14 ID:9Z4bzz6Q0

(( Ф( ´_ゝ`)Ф(適当に歩くとは言ったものの、目的地を決めないとな……)

(( Ф( ´_ゝ`)Ф(水族館とか動物園……はこの辺にないんだよなー。近場でいい場所は……)

(( Ф( ´_ゝ`)Ф(……いや、そもそも弟者とキュートのデートなんだから、
         俺が行き先を決めてばっかりじゃいけないよな)

(( Ф( ´_ゝ`)Ф(二人の成長のためにも、自分たちで行きたい場所を決めてもらおう!)

(( Ф( ´_ゝ`)Ф(よし……俺はひたすら見守るとするか)

48 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:06:53 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_`*; ) )) テクテク

(( o川;*゚-゚)o テクテク

(( Ф( ´_ゝ`)Ф テクテク

(´<_`*; ) )) テクテク

(( o川;*゚-゚)o テクテク

(( Ф( ´_ゝ`)Ф テクテク…


Ф( ´_ゝ`)Ф「ダメだ……こいつら、一生歩いてる!!」

Ф( ´_ゝ`)Ф「まずい……既に数時間歩き続けている……。
        15分くらい歩いたあたりで嫌な予感はしていたけど、二人の自主性に任せてしまった……」

Ф( ´_ゝ`)Ф「もう日が暮れ始めているし……ろくに会話もしていない……! 何だこのデート……」

49 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:08:00 ID:9Z4bzz6Q0

o川;゚-゚)o「……いたた」

(´<_`;)「……ん? どうした?」

o川;゚-゚)o「足が痛くて……」

Ф( ´_ゝ`)Ф「そっか、キュートちゃんハイヒールだから……」

(´<_`;)「どっ……どうする!? 救急車か!?」

Ф( ´_ゝ`)Ф「なんでもかんでも救急車を呼ぼうとするな」

⊂(´<_`;)「とりあえず、座れる場所に行こう! 歩けるか!?」ギュッ

o川;*゚-゚)っ「へぁ、う、うん、歩ける……!」

⊂(´<_`;)「どこか公園とか……」キョロキョロ

o川;*゚-゚)っ「ほぁ……ナ……手……!!
      (訳:ほぁぁ〜〜〜!!!! ナチュラルに手を握られちゃった!!!!!!!!!!)」

Ф( ´_ゝ`)Ф「訳が騒がしい」

50 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:08:43 ID:9Z4bzz6Q0

Ф( ´_ゝ`)Ф(弟者……成長したな……。すぐに照れては病んでたお前が……)ホロリ

⊂(´<_`;)「ベンチとか……」キョロキョロ

Ф( ´_ゝ`)Ф(安心しろ、弟者……。座れるところが見つからなかったら、俺がベンチになってやるからな……)

⊂(´<_`;)「あっ、向こうに公園がある! ベンチに座って休もう!」

Ф( ´_ゝ`)Ф(ああ、よかった。俺がベンチになるまでもなかったか……)

Ф( ´_ゝ`)Ф

Ф( ´_ゝ`)Ф(俺がベンチになるって何)

Ф( ´_ゝ`)Ф(なんか……変な思考になってたな。子どもの成長を喜ぶ親の気持ちになっていた)

Ф( ´_ゝ`)Ф

Ф( ´_ゝ`)Ф(弟の成長を喜ぶ兄の気持ちであってくれよ……。父性を身につけるには早いぞ、俺……)

51 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:09:38 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_`;)「平気か!? 靴擦れとかしていないか!?」

o川;*゚-゚)o「うん、平気。靴擦れはしてないよ。歩き疲れちゃっただけ」

(´<_`;)「す、すまない……。気づかずに歩いてて……」

o川;*゚-゚)o「ううん、私も何も言わずに歩いてたし……」

o川*゚ー゚)σ「……それにさ、見て」

(´<_` )「? ……あ」

Ф( ´_ゝ`)Ф

(´<_` )「……綺麗な夕焼けだ」

o川*゚ー゚)o「ここまで来たから一緒にこの景色を見られたって思ったらさ、
      むしろ足が痛くなってよかったかなー……なんて」

o川;*゚ー゚)o「へ、変なこと言ったね! ごめん……」

(´<_` )「……いや。俺も、一緒にこの景色を見られてよかった」

o川*゚ー゚)o「……そっか」

o川*^ー^)o「えへへ、そっか……!」

Ф( ´_ゝ`)Ф

Ф( ´_ゝ`)Ф「デカい竹馬を持つ俺込みの風景でいい雰囲気になるな」

52 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:10:21 ID:9Z4bzz6Q0

o川*゚ー゚)o「そろそろ帰ろうか?」

(´<_` )「ああ、足はもう平気か?」

o川*゚ー゚)o「うん! 休んだからもうすっかり平気……」

o川*゚ー゚)o「……じゃなくて、ちょっとまだ痛いかな……」

(´<_`;)「え、だ、大丈夫か!?」

o川;*゚ー゚)o「……そのー、手を貸してくれたら歩けるくらいの痛みっていうか……」

(´<_` )「手を……」

(´<_`*; )

o川;*゚ー゚)o


⊂(´<_`*; )

o川;*゚ー゚)っ


Ф( ´_ゝ`)Ф

Ф( ´_ゝ`)Ф「俺込みの風景にならないようポジションに気をつけてたら、めっちゃいい雰囲気じゃん……」

Ф( ´_ゝ`)Ф「二人とも成長したな……。これ、もう俺いなくてもいいんじゃない?」

53 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:11:04 ID:9Z4bzz6Q0

〜帰宅後〜


(∩<_∩ )「もうダメだ〜〜〜〜俺全部ダサかった無理だ俺じゃダメなんだ〜〜〜〜〜〜」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)「あ、あれー……おっかしいなー……?」

( ´_ゝ`)「なんか……振り出し……? すごくいい感じだったじゃん……あれぇ……?」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)「……これ、キュートちゃんの方はどうなってるんだ?」

( ´_ゝ`)「弟者がこうなってるってことは、キュートちゃんもなんか拗れているかもな……。
      同レベルの恋愛赤ちゃんだもんなぁ……」

54 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:11:53 ID:9Z4bzz6Q0

〜翌日〜


(∩<_∩ )「俺は……、俺では……」

( ´_ゝ`)「昨日からずっとこの調子だな……」

(( o川*゚ー゚)o

( ´_ゝ`)ノ「あ、キュートちゃんおはよー」

o川*゚ー゚)o「あっ、兄者くん。おは……」

ヽ(´<_`;)「あ……キュ、キュート……」

o川;*゚д゚)o「あ……」

o川;゚-゚)o「お……」

o (゚д゚;川o三「ワーーーーーー!!!!!」ダッ

ヽ(´<_`;)「……え」

( ´_ゝ`)「あー……やっぱりなんか拗れてんな……」

:(´<_`iii):「……お、俺は……やっぱり俺は……俺じゃ……俺は所詮……」ワナワナ

( ´_ゝ`)「こっちも更に拗れた気配するな」

55 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:12:46 ID:9Z4bzz6Q0

( ´_ゝ`)ノ「弟者ー落ち着きなー」

:(´<_`iii):「お、俺……おれ、俺俺俺俺俺俺俺……」

( ´_ゝ`)「オレオレ詐欺Lv.100みたいになってる。……うーん、これは一旦キュートちゃんが先かな」

(´<_`iii)「……?」

( ´_ゝ`)「俺が二人のカウンセリングをするとしよう。
      流れで始まったワンオペ育児だけど、最後まで面倒は見るよ」


.

56 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:13:41 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚ぺ)o

( ´_ゝ`)「あ、キュートちゃん見つけ……」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)「キュートちゃんの席になんか神社の骨組みみたいなのできてる」

o川*゚ー゚)o「ああ、兄者くん……。私の席、神社になるから……」

( ´_ゝ`)「思ってたより計画が進んでた。ほんと、嫌なことは嫌って言いなね……」

57 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:14:33 ID:9Z4bzz6Q0

( ´_ゝ`)「キュートちゃん、さっき下駄箱で会った時なんで逃げたの?」

o川;*゚-゚)o「う……それは……、その、弟者くんがいたから……」

( ´_ゝ`)「昨日あんなにいい雰囲気だったのに……。逃げることはなかったんじゃ……」

o川;゚-゚)o「……あの、ね。なんか、わかんなくなっちゃったっていうか……」

( ´_ゝ`)「わかんなくなった?」

o川;*゚-゚)o「うん……。弟者くんにすごく、その……なんていうか……ドキドキしちゃうんだけど」

( ´_ゝ`)「うん」

o川;゚-゚)o「相手が弟者くんだからドキドキしているのかどうかが……わからないっていうか……」

58 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:15:08 ID:9Z4bzz6Q0

( ´_ゝ`)「俺には、弟者だからこそドキドキしているように見えるけど。
      ていうか、弟者にしかドキドキしていなくない? 昨日のデートのこととか思い出してみなよ」

o川;*゚-゚)o「昨日のデート……」

o川;*゚д゚)o「食べさせ合っ……!!!!!!? 手をつないでもらっっっ…………!!!!!!!!
      景色エモ!!!!!!!!!!」

( ´_ゝ`)「数多の発作が今更きちゃった」

59 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:15:53 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚-゚)o「……私、恋愛に全然慣れてないし、男の子にも慣れてないから……。
      それでドキドキしてるだけなんじゃないかなって……」

o川;*゚-゚)o「例えば、兄者くんと仮の恋人になっていたとしたら、兄者くんにドキドキしていたのかもしれない」

( ´_ゝ`)「……」

o川;*゚-゚)o「だとしたら……弟者くんじゃなくてもいいのなら、
      それって弟者くんにすごく失礼っていうか……不誠実じゃない?
      仮とはいえ恋人なのに、別に弟者くんじゃなくてもいいなんて……」

o川;*゚-゚)o「昨日、家に帰ってからずっとそんなこと考えてて……それで今日、弟者くんの顔まともに見れなくて……」

( ´_ゝ`)「……キュートちゃん」

o川;* - )o「そうだ、さっき私、弟者くんから逃げちゃったんだった……。嫌なことしちゃったな……」

( ´_ゝ`)「キュートちゃん!」

o川;゚д゚)o「えっ!? は、はい!」

( ´_ゝ`)っ「握手しよう、俺と」

o川;゚-゚)o「あ、握手……?」

60 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:16:29 ID:9Z4bzz6Q0

( ´_ゝ`)っ「うん、握手」

o川;゚-゚)o「なんで?」

( ´_ゝ`)っ「いいから。ほら」

o川;゚-゚)づ「……?」キュッ

( ´_ゝ`)っ「どう?」

o川;゚-゚)っ「どうって……何が?」

( ´_ゝ`)っ「ドキドキする?」

o川*゚ー゚)っ「……あ」

o川*゚ー゚)っ「しない……」

( ´_ゝ`)「うん。じゃあ、そういうことなんじゃないのかな」

61 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:17:08 ID:9Z4bzz6Q0

o川*゚ー゚)o「……そっか」

( ´_ゝ`)「うん」

o川*゚ー゚)o「っ私! 弟者くんと話さなきゃ! さっきのこと謝りたいし、それに……」

( ´_ゝ`)「……あー、それはちょっと待ってもらってもいいかな?」

o川*゚ー゚)o「え?」

( ´_ゝ`)「先にキュートちゃんの方に来ちゃったからさ」

( ´_ゝ`)「弟者のカウンセリングがこれからなんだよね」

.

62 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:17:43 ID:9Z4bzz6Q0

:(´<_`iii):「オーレ……オレ……」

( ´_ゝ`)「マツケンサンバみたいになってる」

(´<_`iii)「あっ、兄者……」

( ´_ゝ`)「待たせたな弟者、カウンセリングの時間だ」

(´<_`;)「カウンセリング……?」

( ´_ゝ`)「弟者はさ、何に落ち込んでるの? 何が弟者の中で引っかかっている?」

63 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:18:32 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_`;)「……俺は」

(´<_`;)「俺は、たぶんキュートが好きなんだ」

( ´_ゝ`)「うん」

(´<_`;)「だけど俺とキュートの関係は、仮の恋人だろう?」

(´<_`;)「仮の関係だから、いつかは解消される。いつかキュートに好きな人ができたら、この関係は終わってしまう……!」

( ´_ゝ`)「……うん」

(´<_`;)「俺たちはあくまで恋愛の練習のために、仮の恋人関係になっただけに過ぎない。
      もし、この関係が終わったら……いや、終わるんだ。いつかは絶対に」

(´<_`;)「……俺は、その日が来るのが怖い。俺よりもいい人なんて、絶対にいるから」

( ´_ゝ`)「つまり弟者は『仮』の関係であることが引っかかっているんだね?」

(´<_`;)「……ああ」

( ´_ゝ`)「うん、じゃあ簡単なことだ。キュートちゃんと本当の恋人になればいい」

64 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:19:29 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_`;)「お前……簡単に言うけどな……! それが難しいから悩んでいるんだろ!」

( ´_ゝ`)「なんで難しいと思うの?」

(´<_`;)「そんなの、キュートは俺のことなんか何とも思っていないから……」

( ´_ゝ`)「それは、キュートちゃんにそう言われたの?」

(´<_`;)「……いや。でも、俺のことは恋愛の練習相手としか思っていないだろ……」

( ´_ゝ`)「それは弟者が、キュートちゃんの気持ちを勝手に決めてるだけでしょ?」

(´<_`;)「う……」

( ´_ゝ`)「じゃあ、確かめなきゃ始まらないでしょ。キュートちゃんの本当の気持ちをさ」

65 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:20:14 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_`;)「でも……本当の恋人になりたい、なんて言って断られたら……!」

( ´_ゝ`)「……」

(´<_`;)「フラれて、仮の恋人ですらいられなくなったとしたら……!」

( <_ ;)「……そんな恐ろしいこと、他にない……」

( ´_ゝ`)「……うん」

(´<_`;)「なあ兄者。人間たちって、こんな怖い思いをして恋人になるのか!?」

( ´_ゝ`)「そうだよ」

(´<_`;)「……そう、か」

( ´_ゝ`)「うん」

(´<_` )「そう、だよな……」

66 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:20:49 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_` )「……怖いのは、みんな同じなのか」

( ´_ゝ`)「同じだよ」

(´<_` )「……決心がついたよ、兄者。俺、キュートにきちんと気持ちを伝えてくる」

( ´_ゝ`)「俺の付き添いはいらない?」

ヾ(´<_` )「ああ、いらない! 行ってくる!」

( ´_ゝ`)ノシ「うん、頑張ってきなー」

67 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:21:30 ID:9Z4bzz6Q0


(´<_`*; )「キュート!!」

o川;*゚-゚)o「あ……弟者くん!!」

(´<_`*; )「……えっと、あのさ!」

o川;*゚д゚)o「待って! 私から話させて!」

(´<_`;)「えっ、あ、ああ。わかった」

o川;゚-゚)o「まず、さっきはごめんね? 逃げちゃって……。
      弟者くんとのことを色々考えてたらなんか、頭いっぱいになってわかんなくなっちゃって……」

(´<_`;)「俺とのこと?」

o川;゚-゚)o「うん。私たちって、仮の恋人でしょ?」

(´<_`;)「……ああ」

o川*゚ー゚)o「前にも言ったと思うけど、弟者くんに声をかけたのは、私と同じでみんなに神格化されてるからなんだ」

o川*゚ー゚)o「同じ立場の弟者くんとなら、対等に恋愛の練習ができるのかなって……」

68 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:22:04 ID:9Z4bzz6Q0

o川*゚ー゚)o「でもね、思ったの。別に弟者くんじゃないといけない、なんてことはないのかもって」

(´<_`;)「……」

o川*゚ー゚)o「例えば兄者くんと仮の恋人になっていたとしても、同じようにドキドキしたのかもしれない」

(´<_`;)「……っ! キュート!!」

o川;゚-゚)o「えっ?」

(´<_`;)「遮ってごめん……。先にキュートの話を最後まで聞くべきなのはわかってる。
       ……でも、それでも、今、俺の話を聞いてくれないか?」

o川*゚ー゚)o「……うん、わかった。話して?」

69 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:22:46 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_`*; )「……俺は」

(´<_`*; )「俺は! キュートと仮ではなく、本当の恋人になりたい!!」

o川;*゚д゚)o「どぇっ!!!!!?!?」

(´<_`*; )「わざわざしゃがんでまで膝を撫でてくれて、俺とのデートのためにオシャレして来てくれて……」

(´<_`;)「……せっかく可愛い靴で来てくれたのに、俺の気遣いは足りなかったけど、でも……」

o川;*゚-゚)o「……」

(´<_`*; )「それでも、俺の足りないところをフォローしてくれて、手をつなぎたいと甘えてくれて……」

o川;*゚-゚)o「……うん」

(´<_`*; )「……俺との仮の恋人が終わって、キュートが他の人と同じことをすると思ったら……それは嫌だと思った」

(´<_`*; )「だから、本当の恋人になりたいと、伝えたかった……。
       ……すまない、どうしてもフラれる前に言いたくて」

o川;゚-゚)o「……ん?」

(´<_`;)「キュートは、兄者と本当の恋人になりたいんだろう?」

o川;゚-゚)o「んんん!? 待って! 待って待って!!」

70 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:23:46 ID:9Z4bzz6Q0

o川;゚-゚)o「私の話す順番が間違ってたね。
      えっとね、私は兄者くんと本当の恋人になりたいわけじゃないよ」

(´<_`;)「……えっ?」

o川*゚ー゚)o「もしかしたら、兄者くんでもよかったのかもしれない。弟者くんに、仮の恋人になろうって言った時点では。
      兄者くんと仮の恋人になっていたら、私は兄者くんにドキドキしていたのかも」

(´<_`;)「……」


o川*゚д゚)o「……でも、それは仮定の話! 私が今! ドキドキするのは弟者くんだから! ……弟者くんだけ!!」

(´<_`*; )「へっ」

o川*゚д゚)o「私の手を引いて、ベンチを探してくれて、一緒に綺麗な夕焼けを見たのは、弟者くんだから!!」

o川;*゚ー゚)o「……だから、また手をつないで一緒に綺麗な景色とか、見たいなって……ちゃんと、本当の恋人になって……」

o川;*゚ー゚)o「そう言おうと思ってたんだけど……先、越されちゃったな……」

71 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:24:22 ID:9Z4bzz6Q0

(´<_`*; )「お」

(´<_`*; )「あ、あーーー待ってくれ、まだ頭が追いついてない……」

o川;*゚-゚)o「大丈夫、正直私も追いついてない……」

(´<_`*; )「……本当に、俺でいいのか?」

o川;*゚-゚)o「え?」

(´<_`*; )「……俺、すぐ落ち込むっていうか、病むし……」

o川*゚ー゚)o「じゃあ弟者くんが病んだときは、私が寄り添おうか」

(´<_`*; )「……すぐ叫ぶし、俺」

o川;*゚ー゚)o「叫ぶのは……私も身に覚えがあるなぁ」

72 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:25:19 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚ぺ)o「……弟者くんだってさ、本当に私でいいの?」

(´<_`*; )「え? 俺はキュートがいいが……」

o川;*゚ぺ)o「急にそういうこと言う……!!
      ……私、すぐ見栄張って身の丈に合わないことするよ?
      身長盛りたくて慣れないハイヒールでデートに行っちゃうし……」

(´<_` )「それは、オシャレして来てくれたんだろう?」

o川;*゚ぺ)o「そうだけど……身長を盛りたいあまりに竹馬に乗ってきちゃうんだよ? 完全に変な子でしょ?」

(´<_`;)「まあ、ハイヒールに竹馬は危ないから、安全な方法で来てほしいが……。
      正直、竹馬に乗って来たことを気にするよりも、キュートがオシャレして来てくれたことが嬉しかったからな……」

o川;*゚д゚)o「ぐぅ〜〜〜〜〜〜心臓!!!!!! 心の臓が!!!!!!!!」

73 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:25:57 ID:9Z4bzz6Q0

o川;*゚ぺ)o「……この通り、私もすぐに叫んじゃうんだけど」

(´<_`*; )「うん、俺にも身に覚えがあるな。叫ぶのは」

o川;*゚ー゚)o「……ふ、ふふ。んふふふ……」

(´<_`*)「はは……似たもの同士だな、俺たち」

o川*^ー^)o「うん、本当に……! 似たもの同士だ! 私たち!」

74 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:26:54 ID:9Z4bzz6Q0

o川*゚ー゚)o「すぐ叫んで、恋愛に慣れてなくて……あと、神格化されてるのも一緒!」

(´<_` )「本当に似てるな、俺たち」

o川*゚ー゚)o「私たち、恋愛初心者なんだから、二人でゆっくり慣れていったらいいよね」

(´<_` )「ああ、そうだな。これからは本番ってことで……」


⊂(´<_`*; )「……これから、本当の恋人として、よろしくお願いします」

o川;*゚ー゚)っ「えへへ、なんかむず痒いね……。こちらこそ、よろしくお願いします」


.

75 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:27:41 ID:9Z4bzz6Q0


壁|´_ゝ`)

壁|´_ゝ`)「よかったなぁ……!!」

壁|´_ゝ`)「よかったな、二人とも……よかった!」

壁|´_ゝ`)「これで俺はお役御免かな……。それはそれでなんか寂しいな……」

o川;*゚-゚)っ「あれっ、兄者くん!?」

⊂(´<_`*; )「兄者、来てたのかよ……。着いてこなくていいって言ったのに」

( ´_ゝ`)「ごめん、気になって来ちゃった。二人とも、おめでとう!」

o川*^ー^)っ「ありがとう! 兄者くんがいてくれたおかげだよ!」

⊂(´<_`*)「兄者には、感謝してもしきれないな」

( ´_ゝ`)「いやー、ワンオペ育児の甲斐があったよ」

⊂(´<_`;)「な、なんなんだ? ワンオペ育児って……」


.

76 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:28:18 ID:9Z4bzz6Q0








.

77 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:30:38 ID:9Z4bzz6Q0




o川;*゚д゚)o「兄者くん!! み、みみみんなの前で誓いのキスとか、む、無理すぎない!!!?」

(´<_`*; )「見守られながら、なんて爆発するが!!!?!? 結婚式が爆発オチになるが!!!!!!!??」

( ´_ゝ`)「……うん、じゃあ神社で挙式するとかさ。神前式は誓いのキスないから」

(´<_`;)「いや、でも俺たち神だからな……」

o川;゚-゚)o「そうだよね、神同士の結婚で神前式はなんかおかしい気がして……」

( ´_ゝ`)「まだ自分たちのこと神だと思ってる……。高校卒業して結構経つのに……」

o川;*゚-゚)o「……あ、高校時代の私の席で式を挙げれば問題ないかも……?」

( ´_ゝ`)「立派な神社ができてたもんね、キュートちゃんの席……。絶対もう撤去されてるよ」

o川;*゚-゚)o「あ、それか人前でキスする練習しておけば平気かな?」

(´<_`;)「それしかないな……」

( ´_ゝ`)「あ、嫌な予感」

o川;*゚-゚)o「兄者くん、見ててくれない?」

( ´_ゝ`)「やっぱり俺に白羽の矢が立った〜」

78 ◆e1jsmskFzQ:2024/04/29(月) 23:31:22 ID:9Z4bzz6Q0

( ´_ゝ`)「気まずくなるのでやめてください」

(´<_`;)「兄者に断られたら、往来でキスの練習をするしか……!!」

( ´_ゝ`)「なんでそう極端なのかなぁ。往来でキスはバカップルでしかないからやめなさい」

o川;*゚д゚)o「じゃあどうしたらいいのー!!」

( ´_ゝ`)「知らないよ……」

(´<_`;)「兄者! 俺たちを見捨てないでくれ!!」

( ´_ゝ`)「いや……自分たちでどうにかして……」

o川;*゚д゚)o「兄者くん!!!」

(´<_`;)「兄者!!!」

( ´_ゝ`)「頼むからもういい加減に自立してくれ〜〜」




o川*゚ー゚)oがんばれ!恋愛赤ちゃんどものようです(´<_` )

おしまい!

79名無しさん:2024/04/29(月) 23:36:01 ID:0qlYgj7E0
乙乙
ギャとキュンの塩梅が最高
いい兄者だな〜

80名無しさん:2024/04/30(火) 01:13:56 ID:aUCwx82E0
乙です

81名無しさん:2024/04/30(火) 22:55:38 ID:5aUvHg1s0
乙乙
身長盛りたいの分かる…

82名無しさん:2024/05/01(水) 19:48:24 ID:3UQHoQ8o0
可愛すぎてニヤニヤ止まらん
末永く仲良くしろください

83名無しさん:2024/05/07(火) 01:01:45 ID:wo6Fbmls0

キュートの「仮の恋人が別の人だったら」に対する答えがいいね


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