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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
( ・∀・)モララーがまじめに逆転裁判するようです <第3法廷>
1
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/03/28(木) 01:44:05 ID:BdHZiIpY0
▼前スレ
→
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/-50
(1スレ目)
→
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/-50
(2スレ目)
▼モラ逆シリーズ過去作
第一部
( ・∀・)モララーが逆転裁判するようです
→
https://buntsundo.web.fc2.com/kouhaku_2016/novel/moraler_gyakuten_saiban-1.html
第二部(※逃亡)
( ・∀・)探偵モララーの事件譚のようです(※逃亡)
→
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1529909042/1-98
(※逃亡)
→
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1529909042/531-662
(※逃亡)
.
88
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:35:08 ID:uKzuLeqM0
\しん…。/
\………。/
( ´∀`)
( ´∀`) 「……」
( ´∀`) 「い、いまの……」
( ´∀`) 「今の異議は、いったいどなたが……?」
.
89
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:35:50 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「い……いまの異議、ダレだ!?」
(,,゚Д゚) 「傍聴席ヨシ、(#゚;;-゚)不在を確認!」
( ;・∀・) 「あ、ああ……そういや、初日もされたな、ナゾ異議……」
( ・∀・) 「でも、じゃあ、ダレが 」
.
90
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:36:13 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从∩ ハーイ
( ・∀・)
( ・∀・) 「 て 」
.
91
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:36:39 ID:uKzuLeqM0
( ;・∀・) 「テンチョーーーーーー!?」
\ざわざわ!/
\ガヤガヤ!/
\ザワザワ!/
( ´∀`) 「静粛に!」
( ;´∀`) 「 しょッ 証人!?」
( ;´∀`) 「ど、どうしたのですか!?」
.
92
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:10 ID:uKzuLeqM0
从;゚-从 「その〜〜、ちょっと 」
从 ゚∀从 「ア。 異議ッてのは、一度言ってみたかっただけなんだけどね。 ウン。」
( ´∀`) 「はぁ……。 それで?」
从 ゚∀从 「青いニイさんには悪いけど、サ」
从 ゚∀从 「ビロードくんにそいつァ、無理だぜ。」
( ;・∀・) 「え……えぇ……?」
从 ゚-从 「だってなァ、」
.
93
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:36 ID:uKzuLeqM0
\カンッ!/
( ´∀`) 「……いいでしょう」
( ´∀`) 「そこから先は、証言、してもらいましょうか」
ミ;,,゚Д゚彡 「……えぇ……?」
ミ;,,゚Д゚彡 「しょ、証人? その立証は俺が 」
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
.
94
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:37:59 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「よかったですね」
(,,゚Д゚) 「まッッッッたく、想定とは違う展開ですが、新しい証言ですよ」
(,,゚Д゚) 「判決を引き延ばす、当初の狙いは、果たされそうですね」
( ;・∀・) 「い、言ってる場合か〜?」
(,,゚Д゚) 「いや。 けっこうマジです」
(,,- -) 「なぜなら…」
.
95
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:38:27 ID:uKzuLeqM0
(,,- -) 「察するに、オーナーの新証言 」
(,,゚Д゚) 「あのフサギコが想定していない、証言だ」
>
>ミ;,,゚Д゚彡 「……えぇ……?」
>
>ミ;,,゚Д゚彡 「しょ、証人? その立証は俺が 」
>
.
96
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:39:21 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) !
(,,゚Д゚) 「モララーさん!」
(,,゚Д゚) 「この証言が、おそらくラストです!」
(,,゚Д゚) 「ここを切り返さなければ、今度こそ……オシマイです!」
.
97
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:39:55 ID:uKzuLeqM0
〜証言開始〜
〜ビロードの可能性〜
①从 ゚∀从 「つまりアレだ、ニイさんは、ビロードくんにも犯行ができたッて言いたいんだろ?」
②从 ゚∀从 「残念ながら、あいつはエクストくん達には、近づかなかった……だから、ムリだ」
③从 ゚-从 「ビロードくんが彼らに近づいたのは、たったの2回だけ…だ。」
④从 ゚∀从 「水の騒ぎがあった時と……割れたグラスの処理をしてる時」
⑤从 ゚ο从 「おっと、水を注いだ回数までは見てないぜ? ただ……」
⑥从 ゚∀从 「あいつは、オーダーを取ろうとすらしなかった。 ……自分から、近づかなかったのさ。」
.
98
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:40:36 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「……ふむう……」
( ´∀`) 「自分からは、近づかなかった、と。」
( ´∀`) 「では弁護人、尋問を 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 異議あり!! 」
( ;´∀`) 「!」
ミlli,,゚'Д゚彡 「け……検察側ッ! 尋問には、反対だッ!!」
( ;´∀`) 「 ふッ フサギコ検事!?」
.
99
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:41:00 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::Д彡 「……先ほど言ったように、」
ミ,,::Д彡 「すでに、事件の状況は、ハッキリした 」
ミ;,,゚Д゚彡 「 これ以上の尋問は、時間のムダだッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「裁判長も先ほどは、そう認めなさったではないかッ!!」
( ;´∀`) 「え? ええと……」
( ;´∀`) 「 ど、どうします? 弁護人。」
にア 「尋問する」
.
100
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:41:34 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「 そんなの、ひとつしかないぜ!」
(,,゚Д゚) 「じっさい、選択肢もひとつしかないですしね」
( ・∀・) 「尋問? するにキマッてんだろ!」
( ・∀・)σ 「あくまで、証人は、検察側の証人!」
( ・∀・)σ 「そして、ベンゴ側の主張が否定されている 」
( ・∀・) 「弁護側には、弁護側なりに反証する権利があるッ!」
( ・∀・)σ 「そうだろ、検事ィ!?」
.
101
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:42:00 ID:uKzuLeqM0
>
>ミ,,゚Д゚彡 「ふたつ。 もとより、ハンカチをプレゼントたらしめているのは、弁護側の証人だ」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「検察側には、検察側なりに反証する権利がある」
>
ミ;,,゚Д゚彡 「 グッ 」
ミlli,,゚'Д゚彡 「 ぐぬぬぬぬぬぬ ッッ……!!」
.
102
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:42:59 ID:uKzuLeqM0
〜尋問開始〜
〜ビロードの可能性〜
①从 ゚∀从 「つまりアレだ、ニイさんは、ビロードくんにも犯行ができたッて言いたいんだろ?」
( ;・∀・) 「え、えっと、」
( ;・∀・) 「そーゆーワケじゃあ……」
( ´∀`) 「ん? そういうワケじゃないのですか?」
( ・∀・) 「そういうワケです」
从 ゚∀从 「ビロードくんの弁護くらいはしないとね。 いちおう、雇い主だし。」
.
103
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:43:35 ID:uKzuLeqM0
②从 ゚∀从 「残念ながら、あいつはエクストくん達には、近づかなかった……だから、ムリだ」
( ・∀・) 「近づかなかった…?」
、、、
( ・∀・) 「でも確か、あの人は、エクスト達のカカリだったそうだけど」
从 ゚ο从 「あのさ、」
从 ゚∀从 「ゴミ捨ての当番だからって、自ら好き好んでゴミを捨てたがると思うか?」
( ;・∀・) 「ご、ゴミ……」
从 ゚-从 「カカリだからって、叶うなら、触れないに越したコトはなかったハズだね」
从 ゚∀从 「現に…」
.
104
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:43:59 ID:uKzuLeqM0
③从 ゚-从 「ビロードくんが彼らに近づいたのは、たったの2回だけ…だ。」
( ・∀・) 「2回?」
从 ゚∀从 「必要最低限だ」
从 ゚-从 「もし、ビロードくんが殺ろう、と思ってたなら……不自然だろ?」
从 ゚∀从 「その2回も、自ら近づいたワケですら、ない」
.
105
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:44:44 ID:uKzuLeqM0
④从 ゚∀从 「水の騒ぎがあった時と……割れたグラスの処理をしてる時」
( ・∀・) 「い、いや!」
( ・∀・) 「彼は、もっとそれ以上、エクストたちに接触したハズだ!」
( ・∀・)σ 「だいたい、だったら被害者に水を注いだのは……」
.
106
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:45:26 ID:uKzuLeqM0
⑤从 ゚ο从 「おっと、水を注いだ回数までは見てないぜ? ただ……」
( ・∀・) 「そういえば…」
( ・∀・) 「何度も言われているように、証人は、現場をよく見ていなかった」
( ・∀・)σ 「…どうして、接触したがってなかった、なんて言えるんだ!」
从 ゚∀从 「まず、その2回というのは、騒ぎによるものだった」
从 ゚∀从 「オレが、騒ぎにビンカンだったッてのも、何度も言われてるだろ?」
( ;・∀・) 「むう!」
( ;・∀・) 「だからって、自分の見てない間に接触していた可能性だって、あるだろ!」
( ・∀・) 「なんで、そう証言できるんだ!?」
从 ゚∀从 「モチロン、それなりの根拠は、ある」
.
107
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:45:53 ID:uKzuLeqM0
⑥从 ゚∀从 「あいつは、オーダーを取ろうとすらしなかった。 ……自分から、近づかなかったのさ。」
( ・∀・) 「お……オーダーを?」
从 ゚-从 「水の騒ぎも、グラスの処理も、水のおかわりも。」
从 ゚∀从 「すべて、能動的な対応じゃあ、ない」
.
108
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:46:25 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「ほかのスタッフに聞いたらわかるけど、サ」
从 ゚∀从 「基本的に、エクストくん達のオーダーは、」
从 ゚∀从 「ビロードくんが取ることになってるらしいのよね」
( ・∀・) 「えっと、なんで?」
从; ^从 「みんなが怖がるからに決まってるじゃん!」
.
109
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:47:17 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「まったく、カワイソウだぜ、あいつ。 貧乏くじを掴まされちまったわけだ」
从 ゚ο从 「でも……」
从 ゚-从 「そのカカリのビロードくんですら、オーダーを、とってなかった」
从 ゚-从 「それはつまり、彼はエクストくんたちに接触する意思すら、なかったワケで…」
从 ゚∀从 「そんなビロードくんが殺ったッて可能性……オレは、考えらんねえな」
.
110
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:47:43 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「ふむ……なるほど……」
( ´∀`) 「確かに、そうだとすると、可能性は低そうですな」
( ´∀`) 「カカリだというのに、彼らの対応を、投げ出していた」
、 、 、 、
( ´∀`) 「つまり、被告人の右に立つ機会すら、投げ出していた、……」
( ・∀・) 「……」
.
111
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:48:57 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……ここからの展開がどうなるかは、読めない」
( ・∀・) 「読めないが、わかることも、ある」
( ・∀・) 「いままでの、エクストやギコの抱いていた違和感 」
( ・∀・) 「それに、説明をつけることが、できる!」
( ・∀・)σ 「この、決定的なムジュンを、解き明かせば ッ!!」
にア どこ(
>>97
)になに(
>>22-27
)をつきつける?
>>112
.
112
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:49:24 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) ⑥に修羅場の伝票
113
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:49:44 ID:uKzuLeqM0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
114
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:50:18 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「……たしかに。」
( ・∀・) 「必要最低限……それも、受動的な理由でしか、近づかなかった、なら」
( ‐∀‐) 「まして、オーダーすら取らなかった、なら。」
( ・∀・) 「あの店員が犯行を……ッてのは、考えにくいわな」
从 ゚∀从 「だろう?」
(#・∀・)σ 「でもな、テンチョー!」
.
115
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:50:45 ID:uKzuLeqM0
、 、 、 、
(#・∀・)σ 「あの店員は、オーダーを、取ってるんだぜ!?」
(#・∀・) 「なんであんたが、そのことを知らねえんだよ!!」
♪追求〜追いつめられて(バリエーション)
→
https://www.youtube.com/watch?v=SGVp3Q1jrkE
.
116
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:51:13 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「……な……」
从;゚'Д从 「 なんだってええええええ!?!?」
\ガヤガヤ…!/
\ざわざわ…!/
( ;゜∀`) 「こ……これはいったい、どういうことですかッ!」
( ;´∀`) 「スタッフは確かに、オーダーを取っていた!」
( ;゜∀`) 「 どうして、シェフである証人が、それを知らないのですか!?」
.
117
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:51:40 ID:uKzuLeqM0
从;゚'∀从 「ちょっと待てッ!! そいつを見せろ!!」
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
从;゚'∀从 「 」
从;゚'∀从 「……オレ、こんなオーダー、通されてねえぞ!?」
( ・∀・) 「ッ!」
.
118
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:52:05 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ;,,゚Д゚彡 「 事件当時、現場ではさまざまな騒ぎがあった!」
ミ;,,゚Д゚彡 「オーダーを通し損ねる程度のこと、起こりうるハナシだ!」
ミ,,::Д彡 「あの臆病なスタッフなら、なおのことッ!」
( ´∀`) 「弁護人、そのへん、どうなのですかッ!」
( ´∀`) 「オーダーを通し損ねても、おかしくなかった……」
( ´∀`) 「この主張に、モンダイはありますか!?」
にア 「モンダイはある」
にア 「モンダイはない」
>>119
.
119
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:52:30 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) モンダイはある!
120
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:53:15 ID:uKzuLeqM0
( ‐∀・) 「モンダイ?」
(#・∀・) 「おおありだ、コンニャロー!」
( ・∀・)σ 「ベンゴ側は、検察側の主張を否定する証拠品を持っている!」
カンッ!
( ´∀`) 「よろしい…ならば、見せていただきましょう」
( ´∀`) 「オーダーを通し損ねるハズがない その証拠品は、なんですか!」
にア
>>22-27
>>121
.
121
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:53:49 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・)⊃ 「くらえ!」
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
( ・∀・) 「ちょっと待て!」
( ・∀・) 「たしか被害者が殺されたのは、14時20分頃のはずだろ!」
( ・∀・)σ 「解剖記録に、明確に、記されているッ!」
ミ;,,゚Д゚彡 「ッ!!」
.
122
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:54:26 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「そして、このオーダーが通されたのは、13時57分 」
(#・∀・) 「 20分もあれば、さすがにオーダーくらい、通すだろッ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 グサァ!
ミ;,,゚Д゚彡 「そのオーダー時刻が正しい証拠は、どこにある!?」
ミ,,::Д彡σ 「店員の記録ミスの可能性も 」
( ・∀・) 「
从;゚'Д从 「ンなわけあるかァ!!」
( ・∀・) 「…えっ?」
.
123
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:55:24 ID:uKzuLeqM0
从; ^从 「ウチは、POSシステムを採用してるんだ」
( ・∀・) 「ぽ、ぽすしすてむ?」
从;゚∀从 「オーダーと会計が連動するシステムだよ」
从; ^从 「注文を入力した時点で、POS端末から、印字される 」
从 ゚∀从 「 その印刷された伝票を見て、オレは、メシを作るんだ。」
( ・∀・) 「へ、へえ…」
从 ゚∀从 「オーナーとして断言してやる 」
从 ゚∀从σ 「この時刻に、一寸たりともズレはないぜ!?」
.
124
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:25 ID:uKzuLeqM0
\ざわざわ…/
\ガヤガヤ…/
ミ;,,゚Д゚彡 「ム……ムゥ……!」
ミ;,,::Д彡 「 だ だったら 」
ミ;,,゚Д゚彡 「 だったら、忘れていた、サボっていたケースはどうだ!?」
ミ,,::Д彡⊃ 「あの店員が仕事をサボっていたのは、お前が言い出したことだぜ!?」
>
>( ・∀・) 「一度修羅場になったあと、スタッフは、水を注げなかった!」
>
>( ・∀・)σ 「なぜなら 」
>
>( ・∀・)σ 「そのとき彼は、職務を放棄していたんだから!」
>
.
125
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:38 ID:DFslA69U0
やっぱそこだよな「頼んだらわりかしすぐに来た。」
126
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:56:58 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「それも通らねえんだよな、検事ィ!」
ミ,,::Д彡 「ナニ…?」
( ・∀・) 「サボってたから、オーダーを通せなかった?」
(#・∀・) 「 だったら、この証拠品には!」
(#・∀・)σ 「どう説明をつけるッ!」
にア
>>22-27
>>126
.
127
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 22:59:44 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・) 伝票!
\人/
( ) て) うぎゃわああああああああああああああああああああ
/⌒\
どかぁーーん!
\人/
) て(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)
/⌒\
(,,゚Д゚)bbb 「
>>125
ナイッッスウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」
128
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:09 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・)⊃ 「くらえッ!」
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
(#・∀・)σ 「俺らのオーダーは、しっかり通ってたんだぜ!?」
ミlli,,゚'Д゚彡 「ッ!!」
( ・∀・) 「しかも、」
.
129
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:32 ID:uKzuLeqM0
>
>( ><) 「お待たせしました、先にライス小です」
>
>( ;・∀・) 「げっ!先に来た!」
>
>( ;・∀・) 「これじゃあケチャップが来る前に冷めてしまう!」
>
( ・∀・)σ 「そのライスは、一瞬で、提供されたんだ!」
( ・∀・) 「15分も前の、それも先着のオーダーを通してないのは、ありえねえんだよ!!」
ミlli,,゚'Д゚彡 グサグサァ!
.
130
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:01:53 ID:uKzuLeqM0
( ´∀`) 「たしかに、20分以上も注文を通さないのは、ヒジョーに考えにくい……」
( ´∀`) 「 というより、考えられないことでありますッ!」
(,,゚Д゚) 「……そういえば、あの時……」
.
131
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:02:18 ID:uKzuLeqM0
>
>( ・∀・) 「そのときの伝票とか、あるのか?」
>
>刑事「ええ、もちろ」
>
>
>ミ,,゚Д゚彡 「異議ありッ!」
>
>
> \ざわッ…/
>
>( ;・∀・) 「!?」
>
>ミ,,゚Д゚彡 「おいおい、いつまで下らんことで、盛り上がるんだ」
>
>刑事「申し訳ありません」
>
.
132
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:02:40 ID:uKzuLeqM0
>
>( ;・∀・) 「…?」
>
>( ;・∀・) 「な……どうして、急に異議を挟んできた…?」
>
>(,,゚Д゚) 「それだけではありませんね」
>
>(,,゚Д゚) 「あいつの、今日はじめての、異議です」
> 、 、、 、 、
>(,,゚Д゚) 「下らんこと…に、一発目の、異議だ。」
>
(,,- -) 「あの異議は……」
(,,゚Д゚) 「 こうなることを恐れて、のことだった…んでしょうね」
( ・∀・) 「…!」
.
133
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:03:08 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「気づいていたのですよ、あの男…」
(,,゚Д゚) 「この、空白の20分 」
>
>< プ-゚) 「そういえば、結局注文したやつ、来なかったんだよな」
>
>< プ-゚) 「やっぱ、いろいろ騒がしかったからなのかな」
>
>( ・∀・) 「まあ、そうかもね」
>
>
>(,,゚Д゚) 「……なァんか引っかかるんですよねぇ……」
>
>( ・∀・) 「そうか?」
>
.
134
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:04:30 ID:uKzuLeqM0
(,,- -) 「注文が通されていない という、違和感 」
( ・∀・) 「!」
(,,゚Д゚) 「モララーさんッ!」
(,,゚Д゚) 「これは、あの店員をもう一度詰めないと、先に進めませんッ!」
(#・∀・) 「当ッたり前よお!」
.
135
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:04:57 ID:uKzuLeqM0
(#・∀・) バンッ!
(#・∀・) 「裁判長ッ!」
(#・∀・)σ 「あの店員を、もう一度、法廷へッ!!」
(#・∀・) 「ヤツの話を聞かねえと、判決は下せねえぜ!?」
ミ,,::Д彡⊃ 「異議ありッ!!」
ミ,,゚Д゚彡 「そうしたいのはヤマヤマだが、弁護人……」
ミ,,::ー彡∩ 「序審法廷も、もう最終日 」
ミ,,::ー彡∩ 「いまさら、彼を本法廷に呼び出すのは、 」
.
136
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:06:00 ID:uKzuLeqM0
从 ゚∀从 「え、ビロードくん?」
从 ゚∀从 「あいつなら、ここに来てるハズだぜ」
.
137
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:07:07 ID:uKzuLeqM0
ミ,,::ー彡∩
ミlli,,゚'Д゚彡 「にゃにぃ!?!?」 グサグサァ!
ミlli,,゚'Д゚彡 「なんで! どーーーしてッ!! 俺は呼んでな 」
从;゚∀从 「な、なんで、ッて…」
从;゚∀从 「オレが法廷デビューするから、お前も見にこいよ、つって……」
ミlli,,゚'Д゚彡 「!?!?」
.
138
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:07:33 ID:uKzuLeqM0
\カンッ!/
( ´∀`) 「フサギコ検事!」
( ´∀`) 「店員・ビロード氏に、証人としての入廷手続きをッ!」
ミ;,,::Д彡 「 ッ!! 」
( ´∀`) 「そして、本法廷は10分間の休憩を挟みます!」
( ´∀`) 「ビロード氏に、もう一度話を聞くのですッ!」
\ガヤガヤ…/
\ざわざわ…/
.
139
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:05 ID:uKzuLeqM0
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
140
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:34 ID:uKzuLeqM0
〜同日 午後0時13分〜
〜地方裁判所 被告人第3控え室〜
( ・∀・) 「まちがいないッ!!」
( ・∀・) 「真犯人は、あの男 ビロードだッ!!」
< フ;゚-) 「ミセリじゃあなかったのか!?」
(;*゚-゚) 「ミセリ以外に、毒を盛ることはできないんじゃないのか!?」
( ・∀・) 「あ、しぃさんいたんだ……じゃなくって!」
( ・∀・) 「時間がない、よく聞け!」
.
141
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:08:57 ID:uKzuLeqM0
( ‐∀‐) 「今回のトリックでもっとも重要なこと…」
( ・∀・) 「それはずばり、毒の媒体が、水であることだ!」
< フ;゚-) 「ど…どうして…?」
( ・∀・) 「いつか言ってただろ!」
> 、
>ミ,,゚Д゚彡σ 「毒のありかが水である以上、」
> 、 、 、 、、
>ミ,,゚Д゚彡σ 「配る前から毒を盛るのは、不可能だッ!」
>
.
142
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:09:17 ID:uKzuLeqM0
( ・∀・) 「店員が、配膳時点で毒を盛ることは、できねえ 」
( ‐∀‐) 「これがコーヒーだったら、ヤツに犯行は、不可能だ」
(,,゚Д゚) 「まず、飲み干されるのに、間違いなく時間がかかりますし」
(,,゚Д゚) 「そもそも、おかわりが要求されるかすら、怪しいわけだ」
( ・∀・) 「でも、お水だったら!」
( ・∀・) 「たとえ半分しか飲まれてなかったとしても、」
( ‐∀‐) 「おかわりを要求されなくても、しれっとおかわりを注げるんだ!」
.
143
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:09:43 ID:uKzuLeqM0
>
>ミセ::゚-゚)リ 「その時に、店員さんに、水を注いでもらったの」
>
>ミセ::゚-゚)リ 「トソンちゃんのも含めて、みんなの分を」
>
、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、、 、 、 、、 、 、
( ・∀・) 「そして、それはつまり、特定の人物にピンポイントで毒を盛れる、ということ!」
(*゚-゚) 「!」
( ・∀・) 「アイツは、確実に毒を盛るために、」
、 、、 、
( ・∀・) 「意地でも、コーヒーを出すわけには、いかなかったんだ!」
( ・∀・) 「だから、あんたらのコーヒーのオーダーを、通すワケにはいかなかった!」
< フ;゚-) 「な……なるほど……」
.
144
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:10:06 ID:uKzuLeqM0
(,,゚Д゚) 「そうと決まれば、モララーさん!」
(,,゚Д゚) 「法廷が再開されたら、あのヤローを、追い詰めるのです!」
(,,゚Д゚) 「事件を、 《逆転》 させてやりましょうッ!」
(#・∀・) 「ヨッシャ!!」
To Be Continued
.
145
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:10:57 ID:DFslA69U0
さてそううまくいくかな?
146
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:16:13 ID:uKzuLeqM0
【逆転ナイスボート】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1706861817/984
▲1日目 探偵パート(プロローグ)
1日目 探偵パート(前編)
1日目 探偵パート(中編)
1日目 探偵パート(後編)
1日目 法廷パート(前編)
1日目 法廷パート(中編)
1日目 法廷パート(後編)
2日目 探偵パート(前編)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1708565004/956
▲2日目 探偵パート(後編)
2日目 法廷パート(前編)
2日目 法廷パート(中編)
2日目 法廷パート(後編)
3日目 探偵パート
3日目 法廷パート(前編)
>>22-144
3日目 法廷パート(中編①)
147
:
名無しさん
:2024/03/30(土) 23:18:50 ID:uKzuLeqM0
ひとつだけ訂正
いままでこの話を「第一話」とか書いてたけど、実際今後二話三話と投下するかは未定
・この一話きりで完結としてモラ逆終了
・続きが浮かんだとしても別タイトルで投下
・何事もなくふつうに二話三話と投下
▲どれかになると思いますとだけ 作中には一話表記はおろかタイトルすら出してないし、まあまあ
148
:
名無しさん
:2024/03/31(日) 08:10:39 ID:v.ONmBb20
おつおつ
私は一向に構わん!
149
:
名無しさん
:2024/04/01(月) 01:28:44 ID:61ZcT9uw0
乙乙乙
150
:
名無しさん
:2024/04/02(火) 17:50:23 ID:ihkRCW520
乙です!
今更気づいたんだが1番最初の弁護士バッジのところ、いまだにこれがのまま通されているw
151
:
名無しさん
:2024/04/02(火) 18:15:19 ID:Eb1FgXYg0
みずぱら復活も考えて
152
:
名無しさん
:2024/04/03(水) 08:50:56 ID:fmWEvABY0
乙乙
ビロードきたきた!
毎回面白くて凄い
ぜひ続編欲しい!
153
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/04(木) 01:31:39 ID:CV5gIBRA0
次回ガチ安価飛ばすか悩んでます
とりあえず投下は4/4か4/5の20:00頃から予定 人いそうなら4/4に
154
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 19:13:26 ID:8Zu8ltxc0
>>153
まってるぞー!
155
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 19:49:46 ID:kMGyLkZg0
ガチ安価嬉しい
156
:
◆wPvTfIHSQ6
:2024/04/04(木) 20:14:05 ID:CV5gIBRA0
します、投下
157
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:15:42 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル①弁護士バッジ
弁護士バッジだ。
これが誰も俺のことを弁護士だと認めてくれない。
証拠品ファイル②ゴング
なりふりかまわずレスバトルを仕掛ける。
もうちょっと他に方法はなかったのかなッて思う。
.
158
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:16:02 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル③伝票
頼んだらわりかしすぐに来た。
ライス小 14:13 担当者ビロード
証拠品ファイル④クーポン
新春!アイスひとつ無料キャンペーン!
※一度の会計で1枚だけ使えます。
※3月30日以降ご来店時より有効。
証拠品ファイル⑤毒入りのグラス
致死量の毒とエクストの指紋が検出された。
トソンはこの水を飲んで絶命した。
卓上で横倒しになっている。
証拠品ファイル⑥割れたグラス
水の騒ぎで落ちて割れた。 毒物反応はなかった。
処理のため粉々にされており、指紋検出は不可。
.
159
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:16:58 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑦ミセリのスカーフ
カシミヤエルメスさんが依頼に来た時の忘れ物。
推定十万円也。
証拠品ファイル⑧上面図
当時の3人の位置関係がわかる。
《詳細》は
>>4-6
証拠品ファイル⑨濡れたソファー
エクストとミセリが座っていた。
トソンの水で濡れており、毒物反応あり。
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
.
160
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:17:32 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑪通話のキロク
エクストとでぃの通話のキロク。
3月22日の夕方ごろ。 《詳細》は
>>7-15
証拠品ファイル⑫展望台の半券
エクストとでぃが別れた展望台の半券。
去年12月30日のもの。
証拠品ファイル⑬トソンの解剖記録
3月29日の14時20分頃に
バイバイサル酸を経口摂取して中毒死。 《詳細》は
>>2
証拠品ファイル⑭バイバイサル酸
毒が入っていた小瓶。
エクストの右ポケットに入っていたが、指紋はない。
.
161
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:18:07 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑮修羅場の伝票
コーヒー(3)
いちごアイス(3) 13:57 担当者ビロード
証拠品ファイル⑯陳述書
ミセリとトソンが化粧室にいる間に、
エクストはビロードに、トソンの水のおかわりを要求した。
証拠品ファイル⑰エクストのハンカチ
エクストの青いハンカチ。 トソンからのプレゼント。 濡れている。
エクストの右ポケットに入っており、毒物反応が検出された。
証拠品ファイル⑱血のついた椅子の脚
昔ナイスボートで修羅場が起こった時に折れた椅子の脚。
エクストの血でにじんでいる。
.
162
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:18:27 ID:CV5gIBRA0
証拠品ファイル⑲ミセリのロケット
過去にナイスボートで修羅場があった日、女子トイレに捨てられた。
【 ミセ*^ー^)リ(^ー^< > 】
証拠品ファイル⑳ミセリの写真
12月27日 ナイスボートにて、
西園…ミセリが、伊…エクストを殺そうとした時の写真。 《詳細》は
>>3
証拠品ファイル(21)エクストのロケット
正月にミセリが、傷心のエクストへプレゼントした。
ミセリのロケットと一緒につくった。
【 ミセ*^ー^)リ (^ワ^トソン 】
証拠品ファイル(22)一般客の証言
事件当時、事件の一部始終以外におかしいものは
見ておらず、なにかしらのトラブルにも遭わなかった。
証拠品ファイル(23)ミセリの写真②
ナイスボートで撮られたミセリの後ろ姿。
首の後ろに手を回している様子が写っている。
.
163
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:18:56 ID:CV5gIBRA0
人物ファイル①モララー
( ・∀・)。 俺だ。
就活用に撮った写真だが、なかなか男前だ。
人物ファイル②ギコ
(,,゚Д゚)。 元法廷係官。
頭がよくキレるが基本的にゲス。
人物ファイル③しぃ
(*゚ー゚)。 元検察官。
身長一四〇を誇る驚愕のチビ女。
人物ファイル④フサギコ
ミ,,゚Д゚彡。 検察官。
エリートでトップ検事だがナルシスト。
.
164
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:19:19 ID:CV5gIBRA0
人物ファイル⑤刑事
所轄署の刑事。
世間の注目を集める殺人事件の場合、初動捜査はだいたい彼が担当している。
人物ファイル⑥ハエ
天の声だ!
地の文が存在しないこの作品における地の文ポジション。
人物ファイル⑦ビロード
( ><)。 ファミレスのアルバイト。
薬学部めざして浪人中。 修羅場グループのカカリ。
人物ファイル⑧トソン
(゚、゚トソン。 修羅場グループその1。
小物がどれも高価。 しとやかそう。
.
165
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:19:56 ID:CV5gIBRA0
人物ファイル⑨ミセリ
ミセ*゚-゚)リ。 修羅場グループその2。
召し物がどれも高価。 ばかっぽそう。
人物ファイル⑩エクスト
< プ-゚)。 修羅場グループその3。
過去にはもっと女がいた。 顔は確かに良い。
人物ファイル⑪ハインリッヒ
从 ゚∀从。 ファミレスのオーナーシェフ。
若くて勝ち気な女性。 ぱっと見は。 たぶん三十路すぎ。
人物ファイル⑫でぃ
(#゚;;-゚)。 元修羅場グループ。
おとなしい性格だがやっていることはドギツイ。
.
166
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:21:53 ID:CV5gIBRA0
〜同日 午後0時20分〜
〜地方裁判所 第3法廷〜
.
167
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:22:15 ID:CV5gIBRA0
\がやがや…/
\ざわざわ…/
/ ,! |
_ /_ f -、 ノ、.ノ-,
,:'"´ `゙ヽ />'、`ヾ
{ミ:、._ _.彡} ゙ヾ:、r '| |
ノ゙=========''ヽ ゙⌒ヽl_丿
|ゝ、.._ _..ノ|、 ー,ノt彳
,!、  ̄ ̄ ,.! `7 |'´
{{、` ー------一 ´,.}}/ー'
'!、ミ========彡!-' \__人_人从__人从/
|ヽ._` ー--一 ´_.ノ| _) (__
,. -= ゝ、  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ =- 、 ) カ ン ッ ! (
/,'::. i"_` ー---一 ´_゙i .:. ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ {:::. lミ゙======''彡l .::}../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|゙、ゞ::::..... ` ー-----一 ´ ....:::ツ , '|
.
168
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:22:43 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「では、審理を再開します」
( ´∀`) 「検事、例のスタッフはどうなりましたか!」
ミ,,::Д彡 「……」
ミ,,゚Д゚彡 「 問題ない。 証言をするのに、差し支えはない」
( ´∀`) 「では、証人。 証言台に立ってください」
.
169
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:23:10 ID:CV5gIBRA0
( ><)
( ´∀`) 「……証人」
( ´∀`) 「なぜ、ふたたび証言台に立たされているのか…」
( ´∀`) 「おわかりですかな?」
( ><) 「ええ、とてもよく」
.
170
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:24:06 ID:CV5gIBRA0
( ´∀`) 「現在、ベンゴ側は、」
( ´∀`) 「被告人以外に犯行が可能だった人物として、」
( ´∀`) 「証人……あなたがいる、と主張しております」
( ><) 「アレッ。 結局、ミセリさんではなかったのですね?」
( ><) 「……たいへんなんですねぇ、弁護士さんって。」
( ´∀`) 「…そのことについて、なにか言いたいことは、ありますかな?」
( ><) 「……」
.
171
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:24:36 ID:CV5gIBRA0
( ><) 「……なんだか。」
( ><) 「壮大なハナシになってるんですね」
、 、 、 、
( ><) 「僕の悪いクセが……まさか」
( ><) 「そのまま、殺人の濡れ衣につながっていた、なんて……」
\カンッ!/
( ´∀`) 「つまり、事実無根である……と。 かしこまりました」
( ´∀`) 「では、証人の言い分を、お聞かせください」
( ´∀`) 「 例の伝票に、かならず触れるように!」
( ><) 「かしこまりました」
.
172
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:24:57 ID:CV5gIBRA0
〜証言開始〜
〜悪いクセ〜
①( ><) 「弁護士さんも言ってたけど、実は僕、サボりグセがあるんですよ」
②( ><) 「オーダーは確かに承りましたが、あの人ら、メンドウだったじゃないすか」
③( ><) 「喧嘩をしたり、水をかけたり……いっつも、いっつも。」
④( ><) 「へたに注文の品を運ぶと、巻き込まれる気がした。 それが、メンドウだったんです」
⑤( ><) 「あの日、客がいつもより多かった。 それら捌いてから、通そうと思ってたんですよ」
( ><) 「まあ……そのまま、忘れちゃったわけですが」
.
173
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:25:21 ID:CV5gIBRA0
( ;´∀`) 「め、メンドウ…」
( ・∀・) 「…」
( ・∀・) 「なあ、こいつ、ほんとうに( ><)か?」
( ・∀・) 「……だいぶ、キモがすわってやがるぞ。」
(,,゚Д゚) 「隠す気あるんですかねーーああいうタイプって」
(,,゚Д゚) 「私が犯人です って言ってるようなものじゃないですか」
( ・∀・) 「……感情論で挑んだって、勝てやしないぜ」
( ・∀・)σ 「 片っ端から証拠で論破して、追い詰めるんだ!」
.
174
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:25:48 ID:CV5gIBRA0
〜尋問開始〜
〜悪いクセ〜
①( ><) 「弁護士さんも言ってたけど、実は僕、サボりグセがあるんですよ」
( ・∀・) 「サボりグセ?」
( ><) 「自己弁護するつもりじゃあ、ないッスけど」
( ><) 「別に、あながちオカシイことでもないでしょ?」
.
175
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:26:33 ID:CV5gIBRA0
( ><) 「世の学生バイトなんて、サボれるなら、確実にサボるもんですよ」
( ><) 「かくいう僕も、そのうちの一人で…」
( ><) 「この店、だいぶユルいんスよ。 オーナーがオーナーだし」
( ><) 「だから、ただでさえひどかったサボりグセが、もう、悪化しちゃって…」
( ・∀・) 「…」
(,,゚Д゚) 「雇い主がすぐそこにいる、というのに」
(,,゚Д゚) 「大したきもったまですね」
( ・∀・) 「これが……やつの、ほんとうの姿、なのか?」
.
176
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:27:34 ID:CV5gIBRA0
②( ><) 「オーダーは確かに承りましたが、あの人ら、メンドウだったじゃないすか」
( ・∀・) 「め、メンドウだと?」
( ><) 「おっと、今更そこは否定できないハズっすよ」
( ><) 「今までも、どんなことをしでかしてきたか、よくわかってるでしょ?」
( ・∀・) 「そ、それはわかっちゃいるが…」
( ><) 「あの日だって、そうです」
.
177
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:29:44 ID:CV5gIBRA0
③( ><) 「喧嘩をしたり、水をかけたり……いっつも、いっつも。」
( ・∀・) 「それは、いつものことじゃあなかったのか?」
( ><) 「いつものことだったら良いッて言うんです?」
( ><) 「なおさらタチが悪いこと、この上ない」
( ><) 「黙っていてもメンドウな連中なんです、」
( ><) 「なにがどうメンドウなのかは、もう、経験でハアク済みッスし」
( ><) 「できることなら、関わりたくなかった。 んで…」
.
178
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:30:11 ID:CV5gIBRA0
④( ><) 「へたに注文の品を運ぶと、巻き込まれる気がした。 それが、メンドウだったんです」
( ・∀・) 「今までも、その……巻き込まれてたの?」
( ・∀・) 「その、メンドウ、ってやつに」
( ><) 「そりゃあ、モチロン」
( ><) 「僕の靴がエクストさんと似てて、靴ドロボー事件の濡れ衣着せられたハナシ、知ってます?」
( ・∀・) 「………………」
(,,゚Д゚) 「知ってるんですか?」
( ・∀・) 「い、いや、知らないけど……」
( ・∀・) 「…………むちゃくちゃ、気になる…………」
.
179
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:30:57 ID:CV5gIBRA0
⑤( ><) 「あの日、客がいつもより多かった。 それら捌いてから、通そうと思ってたんですよ」
( ・∀・) 「それはまた、どうして?」
( ・∀・) 「サボってたんじゃあないの?」
( ><) 「棒立ちしてたら、さすがにバレるじゃないスか」
、 、
( ><) 「いかに、仕事してるふうを装えるか、が重要なんスよ」
( ;・∀・) 「…………まあ。」
( ><) 「そういえば、弁護士さんの助手さん? もバイト希望でしたっけ?」
( ><) 「おすすめは、雑貨棚の埃取りですよ。 厨房からじゃ見えないンです、あそこ」
( ;・∀・) 「あはは」
.
180
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:32:13 ID:CV5gIBRA0
( ;・∀・) 「……」
( ;・∀・) 「このままだと、せっかくのチャンスを、逃してしまう…!」
(*゚-゚) 「しかしだな、今の証言…」
(*゚-゚) 「スキなんて、あったか?」
( ・∀・) 「俺たちは、あの日、現場にいた」
( ・∀・) 「当時のことを思い出せば、あきらかに1つ、オカシイところがあるんだ…」
( ・∀・) 「えっ、しぃさんいたんだ?」
にア どこ(
>>172
)になに(
>>157-162
)をつきつける?
>>181
.
181
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:32:35 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) ⑤に防犯カメラ
182
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:32:55 ID:CV5gIBRA0
} ̄〉_,,-'、 ̄` ̄二 ̄}
r〜''´ _ィ-‐ー'| 二 一 |
`ァ=' 、''⌒ヽL__, = -‐i
/ ,zr /フ ,{二 = '´ ̄ヽ
ヽ二ニ、〉ーく、_,ィ 兀'⌒ヽ-'
/ ̄〉| |∠__,イ≦_,-、ノ
{ '´{,| ,!-'一゙'{__ 二}
>‐'´ ハ二ニ={- _ ニ,ヽ
∠ ,,ィ'⌒;´ f-=⌒! '┘ '´二}
| ./ | [] {, 彡 ィト、
f ‘ヽ L_ハ-{,_'/ヽ, `!
`ー'’ `ー'’
( ・∀・)σ
.
183
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:33:16 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「客が多かったから忙しかった?」
( ・∀・) 「そんなの、嘘だ!」
( ><) 「………………」
( ´∀`) 「それはそれは……そんなこと、証明できるのですか?」
( ´∀`) 「オーナーシェフも確か、多かった、とかなんとか…」
( ・∀・) 「だったら、俺らで判断しようぜ、裁判長」
( ´∀`) 「しかし、どうやって?」
.
184
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:33:37 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「防犯カメラをチェックすれば、一発だろ?」
( ・∀・)σ 「何人が、どんな頻度で来店したか…一発だ!」
証拠品ファイル⑩防犯カメラ
ナイスボートの出入り口にある唯一のカメラ。
なにも面白い情報のない、つまらないカメラ。
ミ,,゚Д゚彡 「………………たしかに。」
( ・∀・)σ 「…?」
ミ,,- -彡 「 あの日」
ミ,,- -彡 「一般的な観点でいえば、客は少なく、忙しいわけではなかった」
ミ,,- -彡 「オーダーを通し損ねる理由には、なりそうにもねえな」
.
185
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:34:08 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・) 「…!」
(,,゚Д゚) 「すんなりと、認めてきた…?」
( ><) 「……検事さん?」
ミ,,゚Д゚彡 「だが。」
ミ,,゚Д゚彡 「もとより、過疎な店だ」
ミ,,゚Д゚彡 「証人が多忙だと感じるのは、ナニもオカシイことではあるまい」
ミ,,゚Д゚彡σ 「その、防犯カメラの映像は…」
ミ,,::ー彡∩ 「 なんの証明にも、なりやしねえぜ。」
.
186
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:34:30 ID:CV5gIBRA0
( ><) 「…」
( ´∀`) 「 とのことですが、弁護人」
( ´∀`) 「異議は、あ 」
( ・∀・)σ 「異議あり!」
( ´∀`) 「 ったそうですね」
( ´∀`) 「ハイ弁護人、どうぞ」
.
187
:
名無しさん
:2024/04/04(木) 20:34:53 ID:CV5gIBRA0
( ・∀・)σ 「騙されねーぜ、フギサコ検事!」
( ・∀・) 「いま問われているのは、体感のハナシじゃあない!」
( ‐∀・) 「オーダーを通すのが、物理的にムリであったほどに、忙しかったわけでないのなら…」
( ・∀・) 「 いまの証言は、なんの説明にも、なりやしねえぜ!」
( ´∀`) 「……ふむう」
( ´∀`) 「ベンゴ側の異議を、認めましょう」
.
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